山内 俊哉



  • 金融ビッグバンの目玉「外為法」改正により、 外貨保証金取引のカバー取引で外為業務に従事。 ファンダメンタルズ、テクニカルで外為を予測。
    日経CNBC「朝エクスプレス」為替電話レポートに出演中
    日本FP協会会員(AFP)
    NPO法人日本テクニカルアナリスト協会認定会員


    【出演経験】
    テレビ東京「オープニング・ベル、為替コーナー」
    ブルームバーグTV


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2012年1月 9日 (月)

1/9 本日の戦略-ユーロは一段の下落のリスクが伴う-

おはようございます。本日は成人の日ですね。昨日は晴れ着を着た人たちを多く見かけました。次世代を担う人たちに期待です。

■変化率から見た前日の通貨の強弱
円>NZドル>ドル>豪ドル>ポンド>ユーロ
※ ">" の左側の通貨が右側の通貨より強いことを示しています。

■本日の見通し
本日も朝方からユーロが下値を試し、週初のシドニー・ウエリントン市場(FX取引開始前)にユーロ/円は97.28円まで下落しました。現在(11時過ぎ)は97.60円近辺まで戻しています。本日はドイツの国債入札(19:15)、サルコジ仏大統領・メルケル独首相の仏独首脳会談(21:30)が予定されています。仏独首脳会談では金融取引税が話し合われるとの見方も出ていますが、フランスは同税の導入には積極的な立場をとっており、EUでの合意を待たずに単独で導入する意向を示していることから、会談の内容によっては仏の金融機関にはマイナスの要因となり、ユーロの下落につながる可能性が高まります。このところ連日の安値を更新しているユーロに下げ止まりの気配が感じられませんし、チャートでもダウントレンドが継続していることが示されています。

ユーロの下落が続く限り、豪ドル、ポンドなどのドルストレート、クロス円ともに弱含みが続くものと思われます。イランが第2の核施設でウラン濃縮を始める方針を明らかにしたことから、今月30日に開催されるEU財務相会合でのイラン禁輸制裁が合意される可能性がたまり、対抗措置としてのイランのホルムズ海峡閉鎖に踏み切ると原油高から豪ドルなどの資源国の通貨は底固く推移すると思われますし、原油高はドル安要因でもありますので、ユーロなども下げ止まる可能性があります(まだ先の話ではありますが)。

■NZDJPY 日足(一目均衡表、ストキャスティックス) NZDJPY source:uedaharlowfx
NZドル/円は一目均衡表(日足)の遅行線が日々線(ロウソク足)の下を推移して、実勢レートも雲の中にあります。サポートとみられる雲の下限が59.91円、21日移動平均線が59.80円、基準線が59.64円にありますので、いずれかで下げ止まる可能性がありますが、11/24の安値の57.03円と12/15の安値の58.24円を結んだトレンドラインの59.60円近辺を下抜けると前出安値の58.24円を試しに行くと思います。

■本日のテクニカルでの注目点(矢印はトレンドの方向を予想しています)

■変動率からの予想レンジ 09:55→NYクローズ

Ccy予想レンジ
USDJPY76.76 ~ 77.12
EURJPY97.35 ~ 98.17
GBPJPY118.24 ~ 119.12
AUDJPY78.26 ~ 79.04
NZDJPY59.76 ~ 60.39
CADJPY74.54 ~ 75.13
ZARJPY9.32 ~ 9.48
NOKJPY12.67 ~ 12.82
MXNJPY5.56 ~ 5.63
HKDJPY9.87 ~ 9.93
SGDJPY59.21 ~ 59.63
EURUSD1.2648 ~ 1.2770

■前日のサマリー
週末は米雇用統計が非農業部門雇用者数で20万人増加、失業率で0.2ポイント改善の8.5%と雇用の改善が示される内容となりました。前回失業率の低下要因となった労働参加率の減少は今回の統計では見られず、非農業部門雇用者数の増加がそのまま失業率の改善に結びつきました。これを受けてドル/円は77.34円まで上昇しましたが、前日のADP雇用調査である程度は織り込まれていたことに加え、ダドリーNY連銀総裁が「一段の緩和政策の検討を続けることは適切」と発言したことから、米10年債利回りが低下、ドル売りとなり、クローズにかけてリスク回避の動きから76.97円まで下落してクローズしました。

ユーロはこの日も弱い材料が継続、イタリアの10年債利回りが再び7%を超えたこと、格付け機関フィッチがハンガリー(ユーロ導入国ではない)の格付けをジャンク級に格下げ、見通しも「ネガティブ」としたことなどから反発のきっかけがつかめず、ユーロ/ドルは1.2696ドル、ユーロ/円は97.92円まで下落しました。ドルストレート、クロス円もリスク回避の動きから、全般的に下落しました。
クローズはドル/円が76.96円、ユーロ/ドルが1.2720ドル、ユーロ/円は97.89円。

■株価(bloomberg.co.jp)

Index 引値 前日比
日経225 8390.35 -98.36
FTSE100(英) 5649.68 25.42
DAX(独) 6057.92 -38.07
NYダウ(米) 12359.92 -55.78
S&P500(米) 1277.81 -3.25
NASDAQ(米) 2674.22 4.36

■金利(bloomberg.co.jp)

Country 利回り 前日比
米10年債 1.96 -0.04
日本10年債 0.981 -0.004
英10年債 2.01 -0.04
独10年債 1.85 -0.01

■本日の指標発表(FXミュージアムより)
1/9(月)
・ 06:45 NZ 11月 貿易収支
09:30 豪 11月 小売売上高
・ 15:45 スイス 12月 失業率
・ 16:00 ドイツ 11月 経常収支
16:00 ドイツ 11月 貿易収支
・ 16:45 フランス 11月 貿易収支
・ 17:15 スイス 11月 実質小売売上高
19:15 ドイツ 国債入札
・ 20:00 ドイツ 11月 鉱工業生産
21:30 ユーロ圏 仏独首脳会談
・ 22:30 カナダ 11月 住宅建設許可件数
・ 02:40 米国 ロックハート米アトランタ連銀総裁講演
・ 05:00 米国 11月 消費者信用残高

ピボットポイントなどは山内俊哉のココに注目!もご覧ください

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