山内 俊哉



  • 金融ビッグバンの目玉「外為法」改正により、 外貨保証金取引のカバー取引で外為業務に従事。 ファンダメンタルズ、テクニカルで外為を予測。
    日経CNBC「朝エクスプレス」為替電話レポートに出演中
    日本FP協会会員(AFP)
    NPO法人日本テクニカルアナリスト協会認定会員


    【出演経験】
    テレビ東京「オープニング・ベル、為替コーナー」
    ブルームバーグTV


    ご意見・ご感想はこちらまでお願いします。

Disclaimer

  • 当レポートの著作権は、上田ハーロー株式会社に帰属します。許可無く記載内容の複製、転載等を行うことは出来ません。
    また、情報の内容については万全を期しておりますがその内容を保証するものではなく、これらの情報によって生じたいかなる損害についても弊社および本情報提供者は一切の責任を負いません。
    また、掲載事項は、外国為替及び投資に関する情報の提供を目的としたものであり、勧誘を目的としたものではありません。
    投資にあたっての最終判断はお客様ご自身でお願いいたします。

    取引開始にあたってはリスク・取引内容などを十分ご確認の上、ご自身の判断にてお取引ください。
    外貨保証金取引は元本・収益を保証するものではなく、為替や金利の変動等により損失が生じることがあります。
    また、お客様が預託した保証金以上のお取引が可能なため、為替相場や金利の変動等により預託した保証金以上の損失が生じる可能性があります。
    当社が提示する為替レートおよびスワップポイントは売値と買値に差額があります。
    取引手数料は無料(ただし現受渡しは10ポイント)、必要保証金は、外貨アクティブ:取引の額(想定元本)の4%、外貨リザーブ:取引の額(想定元本)の30%、法人200:取引の額(想定元本)の0.5%、法人100:取引の額(想定元本)の1%。必要保証金額は一定ではなく為替レートにより変動します。
    ポジション形成時のレバレッジは外貨アクティブで最大25倍、外貨リザーブは最大約3.3倍、法人200で最大200倍、法人100で最大100倍です。

    上田ハーロー株式会社
    金融商品取引業者登録番号:関東財務局長(金商)第249号
    〒101-0041 東京都千代田区神田須田町1-1 神田須田町スクエアビル5階
    TEL:03-5207-8639
    加入協会:(社)金融先物取引業協会 会員番号第1505号

« 2012年1月 | メイン | 2012年3月 »

2012年2月29日 (水)

2/29 本日の戦略-調整は終わったのか、ECBオペ、バーナンキ議会証言が材料-

おはようございます。昨日は夜中の2時ころ、携帯の緊急地震速報で目覚めました。幸いにも地震がなかったのでよかったです。

■変化率から見た前日の通貨の強弱
ポンド>ユーロ>円>豪ドル>ドル>NZドル
※ ">" の左側の通貨が右側の通貨より強いことを示しています。

■本日の見通し
本日19:15にはECBが第2回目の3年物の資金供給オペ(LTRO)を実施します。市場は4000億ユーロ~5000億ユーロを見込んでいます。結果についての市場の見方は割れていて、第1回のオペがユーロ周縁国の国債下落防止に役立ったことを踏まえての
①額が予想通りもしくはそれ以上であれば、ユーロ周縁国の国債安定化に寄与する(ユーロ買い要因)
②額が予想以下であれば、ユーロ周縁国の国債購入意欲が減退した(ユーロ売り要因)
と見る一方で、
①額が予想以下であれば、金融機関が資金を必要としていない、逼迫していない(ユーロ買い要因)
②額が予想通りもしくはそれ以上であれば、金融機関が資金を必要としている、逼迫している(ユーロ売り要因)
と全く逆の考え方もあります。個人的には前者を支持していますが、蓋を開けてみなければどちらに動くか分からないというのが本音です。

一方、ドル/円やクロス円の調整はたった1日で終わったのかという疑問は残ります。チャート上では引き続き5日移動平均線がそれぞれの通貨ペアのサポートとなっていますが、こちらも日々切り上がっていることで、ドル/円など少数の通貨は一時的ではありますが、5日移動平均線を下抜けているものもあります。本日行われるバーナンキ米FRB議長の議会証言次第では、今後の米景気減速への警戒から、景気見通しについて慎重な見方を示す可能性も高く、ドル売りにつながった場合には、ドル/円は調整とみますが、クロス円については底堅く推移するのではないかとみられます。

■ギリシャを巡る重要なイベント(新たに加えたところは赤字)

日付 イベント
2/22 民間債権者と交渉開始
2/23 ギリシャでCAC法案可決
2/24 ギリシャ債務交換の正式提示
新発債の最終期限は2042年。新発債のクーポンは以下、13-15年:2%、16-20年:3%、21年償還:3.65%、22年以降:4.3%
2/25-26 G20財務相・中央銀行総裁会合(メキシコ)
欧州の防火壁見直しがIMF資金枠増強に不可欠(G20声明)
2/27 ドイツでギリシャ第2次支援策に対する法案可決(496対90)
2/29 フィンランド、オランダでギリシャ第2次支援策に対する法案採決
3/1-2 EU首脳会合
3/8 民間債権者の募集締切
3/8以降 CAC発動、CDSトリガー(?)
3/12 ギリシャ債務交換
3/20 ギリシャ債償還(145億ユーロ)



■EURJPY 日足(一目均衡表、ストキャスティクス、フィボナッチ) EURJPY source:uedaharlowfx
ユーロ/円は1/16の安値の97.04円から1/26の高値の102.19円までの上昇幅の5.15円をほぼ2倍した上げ幅を2/1の安値の99.24円から2/27の高値の109.92円で達成しました。1/16を起点としてエリオット波動を形成中であれば、現在は第3波ということになり、通常では1.618倍近辺の上昇になるのですが、エクステンション(拡大)しているようです。2.382倍まで上昇するとすると111.43円近辺がターゲットとなり、昨年10/31の高値の111.51円近辺とも符合します。調整の目安としては昨年12/2の高値の105.64円となります。

■主要通貨の短期のトレンド
USDJPY  5日移動平均線(80.48円)がサポートなるか
EURJPY  5日移動平均線(107.74円)がサポート
GBPJPY  5日移動平均線(127.20円)がサポート
AUDJPY  ストキャスティクス(スロー)がデッドクロス、ただし、5日移動平均線(86.22円)がサポート
NZDJPY  5日移動平均線(67.26円)がサポート
CADJPY  5日移動平均線(80.59円)がサポート
ZARJPY  年初来高値更新
NOKJPY  5日移動平均線(14.33円)がサポート
MXNJPY  5日移動平均線(6.21円)がサポートなるか
HKDJPY  5日移動平均線(10.35円)がサポートなるか
SGDJPY  5日移動平均線(64.10円)がサポート
EURUSD  チャートの形悪い

■変動率からの予想レンジ 07:38→NYクローズ

Ccy 予想レンジ
USDJPY 80.23 ~ 80.85
EURJPY 107.69 ~ 109.06
GBPJPY 127.43 ~ 128.77
AUDJPY 86.18 ~ 87.25
NZDJPY 67.06 ~ 67.92
CADJPY 80.46 ~ 81.30
ZARJPY 10.64 ~ 10.82
NOKJPY 14.34 ~ 14.56
MXNJPY 6.19 ~ 6.28
HKDJPY 10.32 ~ 10.41
SGDJPY 63.99 ~ 64.68
EURUSD 1.3395 ~ 1.3522

■前日のサマリー
昨日は朝方もリスク回避からのポジション調整の動きが先行し、ドル/円は一時80.02円まで下落しましたが、中国への緩和期待などもあり、アジアの株価が上昇すると、リスク・オンの動きからロンドン時間にはドル/円が80.78円まで上昇、NY時間に発表された米耐久財受注が前月比-4.0%と市場予想より大幅に下振れ、S&P/ケースシラー住宅価格指数も前月比-3.99%と下振れしていたことが嫌気され80.37円まで下落しましたが、CB消費者信頼感指数が70.8と予想の63.0から大幅に上振れしていたことで80.71円まで上昇、80円台ミドル近辺でクローズしました。

ユーロは弱含みから対ドルではロンドン時間にかけてじりじりと1.3452ドルまで上昇、対円ではドル/円の下落から107.30円まで連れ安となりましたが、ロンドン時間にかけて108.46円まで上昇、ロンドン時間にはそれぞれ1.3463ドル、108.74円まで上昇しました。その後、NY時間にはアイルランド首相がEU財政協定の批准の是非問う国民投票を実施へと発言したことから、ユーロが売られそれぞれ1.3389ドル、107.83円まで下落しました。クローズにかけてはNYダウが13,000ドルを回復したことや本日実施されるECBの第2回3年物の資金供給オペへの期待から、ユーロが買い戻されそれぞれ1.3471ドル、108.42円まで上昇し、このレベルでクローズしました。

この日一番強かったのはポンドで、リスク・オフの流れとなったこと、EU財政協定でのリスクが出たが、ユーロへのネガティブな材料が出ると、ユーロ/ポンドではポンドが買われやすいこと、英中銀副総裁が景気強くなった際に刺激策を徐々に解除する準備必要と発言したことなどが要因としてあげられます。このような動きのときは、豪ドル、NZドルが弱含みとなるのが債券の傾向のようです。
クローズはドル/円が80.44円、ユーロ/ドルが1.3455ドル、ユーロ/円は108.25円。

■株価(bloomberg.co.jp)

Index 引値 前日比
日経225 9722.52 88.59
FTSE100(英) 5927.91 12.36
DAX(独) 6887.63 38.03
NYダウ(米) 13005.12 23.61
S&P500(米) 1372.18 4.59
NASDAQ(米) 2986.76 20.60

■金利(bloomberg.co.jp)

Country 利回り 前日比
米10年債 1.94 0.02
日本10年債 0.967 -0.008
英10年債 2.01 -0.02
独10年債 1.80 -0.03

■コモディティ価格

Commodities 引値 前日比
NY金(期近) 1788.40 13.50
NY原油(期近) 106.55 -2.01

■本日の指標発表(FXミュージアムより)
2/29(水)
・ 08:50 日本 1月 鉱工業生産速報値
・ 09:00 NZ 2月 NBNZ企業信頼感
・ 09:01 英国 2月 GFK消費者信頼感調査
09:30 豪 1月 小売売上高
・ 09:30 豪 10-12月期 四半期民間設備投資
・ 14:00 日本 1月 新設住宅着工戸数
・ 15:00 南ア 1月 マネーサプライM3
・ 16:00 ドイツ 1月 輸入物価指数
・ 16:45 フランス 1月 消費支出
・ 17:00 スイス 2月 KOF景気先行指数
17:55 ドイツ 2月 失業者数
・ 17:55 ドイツ 2月 失業率
・ 18:30 英国 1月 消費者信用残高
・ 18:30 英国 1月 マネーサプライM4
・ 19:00 ユーロ圏 1月 消費者物価指数(HICP)改定値
・ 19:00 日本 外国為替平衡操作の実施状況(介入実績)
19:15 ユーロ圏 欧州中央銀行(ECB)3年物資金供給オペ(LTRO)
・ 19:30 ユーロ圏 ドイツ国債入札
・ 21:00 米国 MBA住宅ローン申請指数
22:30 米国 10-12月期 四半期実質国内総生産(GDP)改定値
・ 23:30 米国 フィッシャー米ダラス連銀総裁講演
・ 23:45 米国 2月 シカゴ購買部協会景気指数
00:00 米国 バーナンキ米連邦準備理事会(FRB)議長議会証言
・ 03:00 米国 プロッサー米フィラデルフィア連銀総裁講演
・ 03:30 英国 ウィールMPC委員講演
・ 04:00 米国 米地区連銀経済報告(ベージュブック)

ピボットポイントなどは山内俊哉のココに注目!もご覧ください

2012年2月28日 (火)

2/28 本日の戦略-調整は継続するのか-

おはようございます。今日はことさら寒いですね。ラニーニャ現象が原因だとか。早く暖かくなって欲しいです。

■変化率から見た前日の通貨の強弱
円>NZドル>豪ドル>ドル>ポンド>ユーロ
※ ">" の左側の通貨が右側の通貨より強いことを示しています。

■本日の見通し
昨日はクロス円などがストップロスを巻き込んで上昇した後は一転して全般的に調整ムードとなりました。短期的には買われ過ぎていたこともあり、調整入りはおかしくなく、G20財務相・中央銀行総裁会合の声明で目先の材料が出尽くしたといえそうです。ギリシャ関連では、ドイツ議会が第2次支援を可決、本日のフィンランド議会、月末予定のオランダ議会(要注意)、未定のイタリア議会の承認が得られるかが一つの焦点となります。また、朝方には格付け機関S&Pがギリシャを「CC」から「SD((選択的債務不履行)」に引き下げたと発表しています。また、ユンケル・ユーログループ議長は「ユーロ圏財務相は、現在進められているギリシャ債務交換および、ギリシャ当局が確約した第2次支援の前提条件について実施の進捗状況を確認する」と発言していることから、あまり楽観的にはなれませんので、ユーロの高値追いは禁物ではないかと思います。

本日もドル/円やクロス円の調整が継続するかということになりますが、昨日のロウソク足の形が前日(週末)の高値を上抜けているものの、上に影(ヒゲ)の長いロウソク足となり、比較的大きな陰線となっています。このため、本日も調整が続きやすいと見られ、まずはこれまでの上昇トレンドを支えてきた5日移動平均線が維持されるかということになり、次に一目均衡表(日足)の転換線がサポートと目されます。これを下抜いても、基準線などいくつかのサポートもあること、市場の悲観的な見方が長続きしないことを考えると、押し目完了後に反発すると思います。そういう意味では、本日の米耐久財受注やS&P/ケースシラー住宅価格指数、CB消費者信頼感指数の内容には注目です。

■ギリシャを巡る重要なイベント(新たに加えたところは赤字)

日付 イベント
2/22 民間債権者と交渉開始
2/23 ギリシャでCAC法案可決
2/24 ギリシャ債務交換の正式提示
新発債の最終期限は2042年。新発債のクーポンは以下、13-15年:2%、16-20年:3%、21年償還:3.65%、22年以降:4.3%
2/25-26 G20財務相・中央銀行総裁会合(メキシコ)
欧州の防火壁見直しがIMF資金枠増強に不可欠(G20声明)
2/27 ドイツでギリシャ第2次支援策に対する法案可決(496対90)
2/28 フィンランドでギリシャ第2次支援策に対する法案採決
3/1-2 EU首脳会合
3/8 民間債権者の募集締切
3/8以降 CAC発動、CDSトリガー(?)
3/12 ギリシャ債務交換
3/20 ギリシャ債償還(145億ユーロ)



■USDJPY 週足(一目均衡表、MACD、フィボナッチ) USDJPY source:uedaharlowfx
ドル/円は昨日81.67円まで上昇しましたが、その後下落し、週足の一目均衡表の雲の中に入ってきました。雲の下限の79.55円は2/1の安値の76.02円と2/27の高値の81.67円を100%としたフィボナッチ38.2%にあたる79.51円とほぼ同じとなります。このため、ここでサポートされた場合には、再び雲の上に抜け出て上昇継続となる可能性は高く、逆に個々も割り込んでしまうと、今回の雲の上抜けがダマシとなります。一方、遅行線が雲の下限に到達しているため、遅行線が雲に押さえられる可能性もあります。

■主要通貨の短期のトレンド
USDJPY  5日移動平均線(80.33円)がサポート
EURJPY  5日移動平均線(107.18円)がサポート
GBPJPY  5日移動平均線(126.77円)がサポート
AUDJPY  5日移動平均線(85.90円)がサポート
NZDJPY  5日移動平均線(67.08円)がサポート
CADJPY  5日移動平均線(80.43円)がサポート
ZARJPY  5日移動平均線(10.45円)がサポート
NOKJPY  5日移動平均線(14.24円)がサポート
MXNJPY  5日移動平均線(6.20円)がサポートなるか
HKDJPY  5日移動平均線(10.33円)がサポート
SGDJPY  5日移動平均線(63.92円)がサポート
EURUSD  チャートの形悪い

■変動率からの予想レンジ 07:51→NYクローズ

Ccy 予想レンジ
USDJPY 80.36 ~ 80.98
EURJPY 107.38 ~ 108.73
GBPJPY 126.98 ~ 128.32
AUDJPY 86.24 ~ 87.31
NZDJPY 67.45 ~ 68.30
CADJPY 80.30 ~ 81.14
ZARJPY 10.56 ~ 10.74
NOKJPY 14.27 ~ 14.48
MXNJPY 6.18 ~ 6.27
HKDJPY 10.33 ~ 10.42
SGDJPY 63.88 ~ 64.56
EURUSD 1.3334 ~ 1.3464

■前日のサマリー
昨日は本邦個人投資家のロスカットなどのフローに加え、25-26日にメキシコで開催されていたG20財務相・中央銀行総裁会合で、IMFの資金枠増強の検討について、欧州のファイアウォール見直しに左右されるとの声明を発表、周小川・国人民銀行総裁の「中国は国際通貨基金(IMF)資金枠増強で役割を果たす」との発言から、円が主要通貨に対して全面安となり、ドル/円は81.67円、ユーロ/円は109.92円、ポンド/円は129.74円、豪ドル/円は87.47円、NZドル/円は68.31円までストップロスを巻き込み一時上昇しました。しかしながら、一旦罪状出尽くしとなったことや欧州の株価が下落したことで、利益確定の売りなどで円を買い戻す動きが強まり、NY時間序盤には米系の売りなどから、ドル/円が80.13円、ユーロ/円が107.20円、ポンド/円が126.95円、豪ドル/円が85.62円、NZドル/円が66.82円まで下落、その後、ドイツが第2次ギリシャ支援を賛成496対反対90で可決したものの、市場の予想通りであり材料視されませんでした。一方、格付け機関S&PがEFSF債の格付け見通しを「ネガティブ」に変更したことやECBのノボトニー氏が「(ユーロ圏は)緩やかなリセッションに」と発言したことなどからユーロやクロス円が全般的に重く推移しました。


クローズはドル/円が80.58円、ユーロ/ドルが1.3395ドル、ユーロ/円は107.95円。

■株価(bloomberg.co.jp)

Index 引値 前日比
日経225 9633.93 -13.45
FTSE100(英) 5915.55 -19.58
DAX(独) 6849.60 -14.83
NYダウ(米) 12981.51 -1.44
S&P500(米) 1367.59 1.85
NASDAQ(米) 2966.16 2.41

■金利(bloomberg.co.jp)

Country 利回り 前日比
米10年債 1.93 -0.05
日本10年債 0.975 -0.003
英10年債 2.03 -0.04
独10年債 1.83 -0.05

■コモディティ価格

Commodities 引値 前日比
NY金(期近) 1774.90 -1.50
NY原油(期近) 108.56 -1.21

■本日の指標発表(FXミュージアムより)
2/28(火)
・ 08:50 日本 1月 小売業販売額
・ 08:50 日本 1月 大型小売店(既存店)販売額
・ 16:00 ドイツ 3月 GFK消費者信頼感調査
・ 18:30 南ア 10-12月期 四半期国内総生産(GDP)
・ 19:00 ユーロ圏 2月 消費者信頼感(確定値)
・ 19:00 ユーロ圏 ノボトニー・オーストリア中銀総裁講演
・ 19:00 ユーロ圏 イタリア国債入札
・ 21:00 南ア 1月 貿易収支
・ 22:00 ドイツ 2月 消費者物価指数(CPI)速報値
22:30 米国 1月 耐久財受注
・ 22:30 カナダ 12月 月次国内総生産(GDP)
23:00 米国 12月 ケース・シラー米住宅価格指数
・ 00:00 米国 2月 消費者信頼感指数(コンファレンス・ボード)
・ 00:00 米国 2月 リッチモンド連銀製造業指数
・ 00:00 米国 デューク米連邦準備理事会(FRB)理事儀化証言
・ 06:10 英国 タッカー・イングランド銀行(BOE)副総裁講演

ピボットポイントなどは山内俊哉のココに注目!もご覧ください

2012年2月27日 (月)

2/27 本日の戦略-21日移動平均線乖離率からは調整があってもおかしくない-

おはようございます。昨日から表の色を変更しています。これは私のバイオリズムから見た色彩心理学でのお勧めの色だそうです(個人的なゲン担ぎです)。よろしくお願いします。

■変化率から見た前日の通貨の強弱
ユーロ>NZドル>豪ドル>ポンド>円>ドル
※ ">" の左側の通貨が右側の通貨より強いことを示しています。

■本日の見通し
25-26日にメキシコで開催されていたG20財務相・中央銀行総裁会合はIMFの資金枠増強の検討について、欧州のファイアウォール見直しに左右されるとの声明を発表しました。これは市場の予想通りの内容であったものの、中国人民銀行総裁「中国は国際通貨基金(IMF)資金枠増強で役割を果たす」の発言を受け、売りのストップロスを巻き込んで81円66銭まで一時ドルが上昇しています。ユーロ/円も昨年10月31日以来となる109円92銭まで上昇しています。この流れはしばらく続くと思いますが、ドル/円は約1カ月上昇が続き、値幅も約5円と短期的にスピードが速いと感じられることから、G20までユーロにとっての好材料を消化して、一時的に材料出尽くし感から小幅な調整が入る可能性があると思っています。本日はイタリア、ドイツ、フランスで国債入札が予定されていること、ドイツ議会でギリシャ支援を巡っての採決が実施されるものの、これらはポジティブな方向に出るとみられていることから、内容が良いにもかかわらず、ユーロが上昇しなければ上値が重くなると思います。

週末はドル/円とクロス円が大幅に上昇したことから、21日移動平均線からの乖離率が+3%を超えている(中には+5%を超えているものもある)通貨ペアが多数あります。そのため、市場の過熱感は高まっていると思われ、ここからも調整が出やすいといえそうです。一方で、豪ドルやNZドルが他のクロス円に比べて上昇が鈍いように見えますが、これは、これまで欧州の危機に対して、ユーロやポンドから豪ドルやNZドルへ資金が流出していたのが、債務危機の懸念が後退していることにより、ユーロやポンドに資金が巻き戻されている可能性があることや、ギリシャ債の債務減免(ヘアカット)による損失確定(既に積立金を積んでいると思われるが)のために欧州の金融機関などのレパトリ(資金還流)の可能性も否定できません。このため、しばらく、これらの通貨は対ドル、対円についても上値が重くなることが予想されます。

一方、原油は指標となるWTIが1バーレル=109ドル台へと上昇してきています。原油上昇時にはユーロや資源国通貨が上昇しやすいのですが、上記理由により資源国の上値が重くなっています。このため、原油高はユーロやポンドにとってはプラス材料となりますが、豪ドルやNZドルにはそれほど支援にはならない見込みです。ただ、このまま原油高が継続すると米国の消費に与える影響が大きくなりますので、中期的に米国の景気が悪化していく可能性が高くなり、QE3の期待が浮上してくる可能性があり、米景気の悪化が新たなリスク要因となるかもしれません。

豪は先ほど行われた豪労働党党首選挙でギラード首相がラッド元外相を71対31で破り勝利しました。あくまでの内的な話であり、為替相場への影響も限定的となっているようです。

■ギリシャを巡る重要なイベント(新たに加えたところは赤字)

日付 イベント
2/22 民間債権者と交渉開始
2/23 ギリシャでCAC法案可決
2/24 ギリシャ債務交換の正式提示
新発債の最終期限は2042年。新発債のクーポンは以下、13-15年:2%、16-20年:3%、21年償還:3.65%、22年以降:4.3%
2/25-26 G20財務相・中央銀行総裁会合(メキシコ)
欧州の防火壁見直しがIMF資金枠増強に不可欠(G20声明)
2/27 ドイツでギリシャ第2次支援策に対する法案採決
3/1-2 EU首脳会合
3/8 民間債権者の募集締切
3/8以降 CAC発動、CDSトリガー(?)
3/12 ギリシャ債務交換
3/20 ギリシャ債償還(145億ユーロ)



■NZDUSD 日足(一目均衡表、ストキャスティクス、フィボナッチ)NZDUSD source:uedaharlowfx
NZドル/円は2/16の安値の0.8244ドルと2/20の高値0.8427ドルの間で約1カ月間のレンジの動きとなっています。一目均衡表(日足)の転換線がかろうじてサポートとして機能しているように見えます。基準線が切り上がってきていることや遅行線が日々線(ロウソク足)に接近していることから、どちらかといえばレンジを下抜ける可能性が高いと思います。下抜けした場合には、昨年12/15の安値の0.7460ドルと前出高値の0.8427ドルを100%としたフィボナッチ38.2%押しの0.8057ドル近辺まで下落するものと思います。

■主要通貨の短期のトレンド
USDJPY  年初来高値更新中、21日移動平均線からの乖離が4.098%
EURJPY  年初来高値更新中、21日移動平均線からの乖離が6.06%
GBPJPY  年初来高値更新中、21日移動平均線からの乖離が4.77%
AUDJPY  年初来高値更新中、21日移動平均線からの乖離が3.969%
NZDJPY  年初来高値更新中、21日移動平均線からの乖離が4.534%
CADJPY  年初来高値更新中、21日移動平均線からの乖離が3.91%
ZARJPY  年初来高値更新中、21日移動平均線からの乖離が5.47%
NOKJPY  年初来高値更新中、21日移動平均線からの乖離が7.341%
MXNJPY  年初来高値更新中、21日移動平均線からの乖離が6.05%
HKDJPY  年初来高値更新中、21日移動平均線からの乖離が4.262%
SGDJPY  年初来高値更新中、21日移動平均線からの乖離が3.973%
EURUSD  年初来高値更新

■変動率からの予想レンジ 07:43→NYクローズ

Ccy 予想レンジ
USDJPY 80.96 ~ 81.54
EURJPY 108.68 ~ 109.96
GBPJPY 128.49 ~ 129.74
AUDJPY 86.42 ~ 87.44
NZDJPY 67.52 ~ 68.33
CADJPY 80.87 ~ 81.64
ZARJPY 10.60 ~ 10.78
NOKJPY 14.48 ~ 14.68
MXNJPY 6.23 ~ 6.32
HKDJPY 10.43 ~ 10.52
SGDJPY 64.38 ~ 65.01
EURUSD 1.3394 ~ 1.3523

■前日のサマリー
昨日はロンドン時間に発表された独IFO景況感指数が109.6と市場予想(108.8)を上回ったことで欧州の株価(DAXを除く)が上昇、リスク・オンの動きからドルが売られ、ドル/円は一時80.05円まで下落しましたが、NY時間では米新規失業保険申請件数が35.1万件と小幅良かったことで80.31円まで回復ものの、米7年債入札が堅調な結果となったことで、利回りが低下して、一時79.86円までドルが下落しました。

ユーロは、IFO景況感指数が良かったことからユーロ/ドルが1.3343ドルと昨年12月半ば以来の水準へ上昇し、ユーロ/円も106.87円まで上昇しました。その後、欧州の決済機関のLCHクリアネットがスペイン、イタリア、ベルギー債の担保価額割引率を引き上げたことで、一時弱含みましたが、米長期金利が低下したこともあり、ユーロ/ドルは1.3379ドル、ユーロ/円は107.02円まで上昇しました。

ポンドや豪ドル、NZドルは昨日はリスク・オンで全般的のドル売りとなったことで、対ドル、対円で上昇しました。
クローズはドル/円が79.97円、ユーロ/ドルが1.3370ドル、ユーロ/円は106.94円。

■株価(bloomberg.co.jp)

Index 引値 前日比
日経225 9647.38 51.81
FTSE100(英) 5935.13 -2.76
DAX(独) 6864.43 54.97
NYダウ(米) 12982.95 -1.74
S&P500(米) 1365.74 2.28
NASDAQ(米) 2963.75 6.77

■金利(bloomberg.co.jp)

Country 利回り 前日比
米10年債 1.98 -0.02
日本10年債 0.978 0.000
英10年債 2.07 -0.03
独10年債 1.88 0.00

■コモディティ価格

Commodities 引値 前日比
NY金(期近) 1776.40 -9.90
NY原油(期近) 109.77 1.94

■本日の指標発表(FXミュージアムより)
2/27(月)
・ 16:45 フランス 1月 卸売物価指数(PPI)
・ 18:00 ユーロ圏 1月 マネーサプライM3
19:00 ユーロ圏 イタリア国債入札
・ 19:30 ユーロ圏 ドイツ国債入札
・ 22:45 ユーロ圏 プラート欧州中央銀行(ECB)理事講演
・ 23:00 ユーロ圏 フランス国債入札
・ 00:00 米国 1月 住宅販売保留指数
・ 02:30 ユーロ圏 アスムッセンECB理事講演

ピボットポイントなどは山内俊哉のココに注目!もご覧ください

2012年2月26日 (日)

2/27の週の見通し -リスク・オン継続へ、円は週足一目均衡表の雲を上抜け-

こんばんは。今日はAndroidアプリのToyCameraを試そうと思って、俯瞰できるところを探したのですが、近くにはなかなかなくて残念しました。今度、写したら掲載します。

■日、週、月、年データ Rate ※表をクリックすると拡大します。

■今週の見通し
先週は20日に開催されたユーロ圏財務相会合でギリシャの第2次支援が承認された(日本時間21日正午過ぎ)ことから、ギリシャに対する懸念が後退したものの、格付け機関フィッチがギリシャの格付けを2段階引き下げ「C」とし、「債務交換は、制限的デフォルトにつながる」としたものの、独IFO景況感指数が市場予想を上回ったことやギリシャ政府が集団行動条項(CAC)を承認したことや週末にはギリシャが債券保有者に債務交換を正式提案したことでユーロの買い戻しが続き、ポンドを含む欧州通貨が大幅上昇、円は民主党の円高対策チームが「日銀は一段の金融緩和が必要になることもあり得る」、「為替介入、政府の意志として必要なら実施すべき」などとコメントしたことから3月の日銀金融決定会合でも追加緩和がなされるとのみかたも加わり、主要通貨に対して大幅に売られました。25・26日にメキシコで開催されているG20財務相・中央銀行総裁会合は欧州が自前の資金を積み増すことなどで対策を強化することを条件に、IMFの資金増額を4月の次回会合で合意を目指すことで一致、共同声明に明記する方向となっているようです。このため、目先は期待感からのユーロの底堅い動きにつながると思いますが、3月1-2のEU首脳会合が焦点となりそうです。

【ドル/円】
例年2月下旬は本邦企業のレパトリから円高になりやすくなりますが、今年は2/7の日銀金融政策決定会合でデフレ脱却を表明して以来、円売りの流れが継続しています。市場は、日本の貿易赤字が継続するとの見方などやユーロの債務危機に対する懸念が和らいだことや日、英が追加緩和を行い、米が低金利が長期間続くことを示唆しているうえに、ECBも今後も政策金利の引き下げや追加緩和の可能性が高いことから、株価が堅調に推移する可能性が高いことで、円がファンディング通貨(資金調達通貨)とされていると思われます。このため、ギリシャ問題などで欧米の金融機関が窮地に陥るなどのリスク局面がない限りでは、円が買われる可能性は低く、ドル/円もチャート上のテクニカルポイントとなる一目均衡表(週足)の雲の上に抜け出てきたことで、82~84円を目指すものと思われますた。ただ、短期的には上昇スピードが速いこともあり、調整が出てくる可能性があります。

【ユーロ】
ギリシャ議会はCACを承認、民間債券保有者(合計額面は約2060億ユーロ)にたいする債務交換を正式に提案しました。提案内容は、新発債の最終期限は2042年。新発債のクーポンは以下、13-15年:2%、16-20年:3%、21年償還:3.65%、22年以降:4.3%となっています。IIFのダラーラ専務理事は楽観的な見方を示していますが、3/8の期限までにどれだけ交換に応じるのかの参加率は気になります。また、CACが発動されたときにCDSトリガーとなる可能性も未だに残っていることから、市場はかなり楽観的になっているとみられることで注意が必要だと思います。ただ、今週29日(水)には2回目の長期のリファイナンス・オペが実施されることから、この規模(金額)に注目が集まり、前回は規模が多かったことが最初は好感され、のちに下落要因となりましたが、今回は規模が大きくなるほどユーロにポジティブな要因と見られます。

【ポンド】
英国は先週発表されたMPC議事録で2人の委員が資産買い入れプログラムの額を750億ポンドと主張したことから、一時主要通貨に対して弱含む場面が見られましたが、週末にはユーロが買い戻されたことで、ポンドも大幅に上昇しました。あす発表される製造業PMIなどが市場予想を上回って回復傾向が見られるようであればポンドの短期的な上昇要因となると見られます。また、ユーロ圏に対する懸念が低下してくるようだと、ポンドから欧州通貨などへ流れていた資金の逆流が起こってくるとみられることで、上昇が継続しやすいと思います。

【豪ドル】
豪ドルは市場がリスク・オンになってもユーロに比べて上昇は鈍い状態となりました。これは対ユーロ、対ポンドで豪ドルが売られたことが主な要因と見られます。ユーロの懸念が続いていた状態で、豪ドルへ資金が流入してきた流れの巻き戻しと見られます。このため、ユーロの債務危機の懸念が後退した場合には、これらの通貨に対して豪ドル売りが継続するとみられる一方で、ドルや円に対しては運用通貨としての魅力は健在であることから、底堅い動きが予想されます。特に先週、スティーブンス豪準備銀行(RBA)総裁が議会証言で3月の金融政策でも利下げの可能性が低いことを証言していますし、雇用は強いことからも急いで利下げをする必要がないからです。

■今週の予想レンジ

Ccy Low(下)   High(上)
ドル/円 79.50 84.50
ユーロ/ドル 1.3050 1.3780
ユーロ/円 107.10 111.50
ポンド/円 127.30 131.20
豪ドル/円 84.60 88.00
NZドル/円 66.60 68.90
南アランド/円 10.40 11.30

■注目イベント
2/27(月)
・ 06:45 NZ 1月 貿易収支
・ 16:45 フランス 1月 卸売物価指数(PPI)
・ 18:00 ユーロ圏 1月 マネーサプライM3
・ 00:00 米国 1月 住宅販売保留指数
2/28(火)
・ 08:50 日本 1月 小売業販売額
・ 08:50 日本 1月 大型小売店(既存店)販売額
・ 16:00 ドイツ 3月 GFK消費者信頼感調査
・ 18:30 南ア 10-12月期 四半期国内総生産(GDP)
・ 19:00 ユーロ圏 2月 消費者信頼感(確定値)
・ 21:00 南ア 1月 貿易収支
・ 22:00 ドイツ 2月 消費者物価指数(CPI)速報値
22:30 米国 1月 耐久財受注
・ 22:30 カナダ 12月 月次国内総生産(GDP)
23:00 米国 12月 ケース・シラー米住宅価格指数
・ 00:00 米国 2月 消費者信頼感指数(コンファレンス・ボード)
・ 00:00 米国 2月 リッチモンド連銀製造業指数
2/29(水)
・ 06:45 NZ 1月 住宅建設許可件数
・ 08:50 日本 1月 鉱工業生産速報値
・ 09:00 NZ 2月 NBNZ企業信頼感
・ 09:01 英国 2月 GFK消費者信頼感調査
09:30 豪 1月 小売売上高
・ 09:30 豪 10-12月期 四半期民間設備投資
・ 14:00 日本 1月 新設住宅着工戸数
・ 15:00 南ア 1月 マネーサプライM3
・ 16:00 ドイツ 1月 輸入物価指数
・ 16:45 フランス 1月 消費支出
・ 17:00 スイス 2月 KOF景気先行指数
17:55 ドイツ 2月 失業者数
・ 17:55 ドイツ 2月 失業率
・ 18:30 英国 1月 消費者信用残高
・ 18:30 英国 1月 マネーサプライM4
・ 18:30 英国 1月 マネーサプライM4
・ 19:00 ユーロ圏 1月 消費者物価指数(HICP)改定値
・ 19:00 日本 外国為替平衡操作の実施状況(介入実績)
・ 21:00 米国 MBA住宅ローン申請指数
22:30 米国 10-12月期 四半期実質国内総生産(GDP)改定値
・ 23:45 米国 2月 シカゴ購買部協会景気指数
・ 04:00 米国 米地区連銀経済報告(ベージュブック)
3/1(木)
・ 09:30 豪 1月 住宅建設許可件数
・ 09:30 豪 10-12月期 四半期民間設備投資
・ 15:45 スイス 10-12月期 四半期国内総生産(GDP)
・ 17:30 スイス 2月 SVME購買部協会景気指数
・ 18:00 ユーロ圏 2月 製造業購買担当者景気指数(PMI)改定値
・ 18:30 英国 2月 製造業購買担当者景気指数(PMI)
・ 19:00 ユーロ圏 2月 消費者物価指数(HICP)速報値
・ 19:00 ユーロ圏 1月 失業率
・ 22:30 カナダ 10-12月期 四半期経常収支
・ 22:30 カナダ 1月 鉱工業製品価格
・ 22:30 カナダ 1月 原料価格指数
・ 22:30 米国 1月 個人所得
・ 22:30 米国 1月 個人消費支出(PCE)
・ 22:30 米国 1月 個人消費支出(PCEコア・デフレーター、食品・エネルギー除く)
・ 22:30 米国 前週分 新規失業保険申請件数
・ 00:00 米国 1月 建設支出
00:00 米国 2月 ISM製造業景況指数
3/2(金)
・ 08:30 日本 1月 有効求人倍率
・ 08:30 日本 1月 失業率
・ 08:30 日本 1月 全世帯家計調査・消費支出
・ 08:30 日本 2月 東京都区部消費者物価指数(CPI、生鮮食料品除く)
・ 08:30 日本 1月 全国消費者物価指数(CPI)
・ 08:30 日本 1月 全国消費者物価指数(CPI、生鮮食料品除く)
・ 08:50 日本 2月 マネタリーベース
16:00 ドイツ 1月 小売売上高指数
・ 19:00 ユーロ圏 1月 卸売物価指数(PPI) 前月比
・ 22:30 カナダ 12月 月次国内総生産(GDP)
・ 22:30 カナダ 10-12月期 四半期国内総生産(GDP)
経済指標の詳細はFXmuseumのFXカレンダーを参照してください。

2012年2月25日 (土)

シカゴ通貨先物非商業ポジション(2/21現在)

こんにちは。昨夜から頭痛がひどくて、本日が土曜日でよかったです。今はだいぶ良くなりました。

24日に発表された21日現在のシカゴIMMの非商業(投機)ポジションでは、ドルが132.8億ドルの買い超しとほとんど変わらず、円は2,157.1億円の買い超し(ドルでは27.1億ドルの売り超し)に減少、ユーロは177.7億ユーロの売り超し(ドルでは235.1億ドルの買い超し)に減少となりました。また、豪ドルは74.7億豪ドルの買い超し(ドルでは79.6憶ドルの売り超し)、NZドルは24.2億NZドルの買い超し(ドルでは20.2億ドルの売り超し)でほとんど変わりませんでした。

ポジション報告の21日(火)はユーロ圏財務相会合でギリシャの第2次支援が承認され、ギリシャとIIF(国際金融協会)との間でギリシャ債の53.5%の額面削減で合意されたものの、当初の反応は限定的で、ユーロのショートポジションはそれほど減少していませんが、週後半にかけてギリシャの懸念は残るものの、ギリシャは債券保有者に債務交換を正式提案(合計額面は約2060億ユーロ)を行ったことから、市場には安心感も出てユーロが大幅上昇したことで、ユーロのショートポジションは11~12万コントラクトのショートに減少しているものと見られますが、まだショートは残っていますので、来週以降もユーロ圏の債務問題への懸念が後退するようであればショートポジションの解消からユーロが一段高となると思われます。一方、円のロングも1.1万コントラクト減少しましたが、週末の上昇で円がショートになった可能性があります。また、民主党の円高対策チームが「日銀は一段の金融緩和が必要になることもありうる」、「為替介入は政府の意思として必要なら実施すべき」と発言していることもあり、メキシコで開催されるG20財務相・中央銀行総裁会合で、非難されなければ円売りが継続する可能性があります。

■シカゴIMM非商業ポジション

項目 Net(ネット) Dif(増減) Long(買) Short(売) All(総取組)
JPY 17,257 -12,202 62,062 44,805 106,867
EUR -142,159 6,482 29,369 171,528 200,897
GBP -31,350 9,249 27,617 58,967 86,584
CHF -19,846 -3,983 7,900 27,746 35,646
CAD 14,112 4,546 47,784 33,672 81,456
AUD 74,700 959 92,233 17,533 109,766
NZD 24,211 341 29,422 5,211 34,633
MXN 17,257 -12,202 62,062 44,805 106,867
source:CFTC

【USD】 USD source:CFTC

ドルは13,578コントラクトのロング減少の13,650コントラクトのロングとなりました。
※ドルのポジションは円、ユーロをはじめ、メキシコペソまでを合計して算出しています。レートはFRBのメジャーカレンシーインデックスを使用しています。

【JPY】 JPY source:CFTC

円は12,202コントラクトのロング減少の17,257コントラクトのロングとなりました。

【EUR】 EUR source:CFTC

ユーロは6,482コントラクトのショート減少の142,159コントラクトのショートとなりました。

【GBP】 GBP source:CFTC

ポンドは9,249コントラクトのショート減少の31,350コントラクトのショートとなりました。

【AUD】 AUD source:CFTC

豪ドルは959コントラクトのロング増加の74,700コントラクトのロングとなりました。

【NZD】 NZD source:CFTC

NZドルは341コントラクトのロング増加の24,211コントラクトのロングとなりました。

【CAD】 CAD source:CFTC

カナダドルは4,546コントラクトのロング増加の14,112コントラクトのロングとなりました。

【CHF】 CHF source:CFTC

スイスフランは3,983コントラクトのショート増加の19,846コントラクトのショートとなりました。

【MXN】 MXN source:CFTC

メキシコペソは8,186コントラクトのロング増加の49,425コントラクトのロングとなりました。


2012年2月24日 (金)

2/24 本日の戦略-週末のG20では、ユーロ支援への結論は出ない見込み-

おはようございます。週末ですね。本日もよろしくお願いします。

■変化率から見た前日の通貨の強弱
ユーロ>NZドル>豪ドル>ポンド>円>ドル
※ ">" の左側の通貨が右側の通貨より強いことを示しています。

■本日の見通し
昨日はギリシャ議会が集団行動条項(CAC)を承認しました。投票に先立ちベニゼロス・ギリシャ財務相は「ギリシャはこの国債交換によってこれまでとは異なる国になる」、「債務交換によってCDSの決済につながるかどうか懸念していない」と発言しています。民間債権者の一部が自発的に国債交換に応じなく、CACが発動された場合についてはCDSの決済につながる可能性が依然として残っていると思われることから、ドイツなど議会で承認が必要な国の動向とともにリスクが残っていることになります。昨日のユーロの動きはこれらをあまり意識していないものと思われますので、ユーロが一本調子で上昇していくことは考えにくいと思っています。

本日から開催されるG20財務相・中央銀行総裁会合では、ユーロ支援が議題に上っていますが、IMFを通じた5000億ドルの欧州向け支援についての決定は見送られるものと思います。これは、3/1-2にEU首脳会合が予定されていることから、ここで欧州安定化メカニズム(ESM)などの施策を見極めてから4/20のG20で再度協議されることと思います。このため、この週末で何らかのコミットが出る可能性は低く、相場が動く要因にはならない見込みです。

本日朝方、スティーブンス豪準備銀行総裁が、「政策は当面、ほぼ適切」「インフレは目標に合致」「成長はトレンドに近いと予想」「懸念は完全に払しょくされていない」などと発言、これを受けて前回会合の議事録等を受けて利下げ観測が出ていた豪ドルが買われる動きとなっています。欧州の状況によりますが、新規雇用者数などが増加している豪の利下げは少なくとも3月にはなくなったと思われます。このため、リスク志向が続いている間は、豪ドルに資金が向かいやすくなり、対ドル、対円での上昇は継続するのではないでしょうか。

本日は、米新築住宅着工件数の発表が予定されています。先に発表された米中古住宅販売件数は増加していたものの、販売価格が低下していたことを考えると、ディスカウントして在庫調整を行ったと見てもよいのかもしれません。ただ、住宅関連の指標が改善傾向を続けていけば、米の低金利の時間軸が前倒しの期待が出ることが考えられるため、結果が良ければ一時的にドル買いになるものと思われます。その後の地区連銀理事らの講演内容(ハト派が多い)には注意です。
■ギリシャを巡る重要なイベント(新たに加えたところは赤字)

日付 イベント
2/22 民間債権者と交渉開始
2/23 ギリシャでCAC法案可決
2/24 ギリシャ債の債務交換手続き開始の可能性(ギリシャ関係筋)
2/24-26 G20財務相・中央銀行総裁会合(メキシコ)
IMFのリソースに対し合意は通り(カナダ当局者)
2/27 ドイツでギリシャ第2次支援策に対する法案採決
2/27 ギリシャ債務交換の告示
3/1-2 EU首脳会合
3/8 民間債権者の募集締切
3/8以降 CAC発動、CDSトリガー(?)
3/12 ギリシャ債務交換
3/20 ギリシャ債償還(145億ユーロ)

■主要通貨の短期のトレンド
USDJPY  5日移動平均線(79.81円)がサポート
EURJPY  年初高値更新、21日移動平均線からの乖離が4.254%
GBPJPY  5日移動平均線(125.89円)がサポート
AUDJPY  5日移動平均線(85.36円)がサポート
NZDJPY  5日移動平均線(66.56円)がサポート
CADJPY  5日移動平均線(80.05円)がサポート
ZARJPY  年初高値更新、21日移動平均線からの乖離が3.173%
NOKJPY  年初高値更新、21日移動平均線からの乖離が5.36%
MXNJPY  5日移動平均線(6.20円)がサポート
HKDJPY  5日移動平均線(10.26円)がサポート
SGDJPY  5日移動平均線(63.51円)がサポート
EURUSD  一目均衡表(日足)の遅行線が雲の下から中へ

■変動率からの予想レンジ 09:06→NYクローズ

Ccy 予想レンジ
USDJPY 79.77 ~ 80.32
EURJPY 106.44 ~ 107.63
GBPJPY 125.47 ~ 126.59
AUDJPY 85.29 ~ 86.31
NZDJPY 66.56 ~ 67.35
CADJPY 79.86 ~ 80.60
ZARJPY 10.33 ~ 10.50
NOKJPY 14.15 ~ 14.34
MXNJPY 6.17 ~ 6.26
HKDJPY 10.26 ~ 10.34
SGDJPY 63.50 ~ 64.11
EURUSD 1.3309 ~ 1.3441

■前日のサマリー
昨日はロンドン時間に発表された独IFO景況感指数が109.6と市場予想(108.8)を上回ったことで欧州の株価(DAXを除く)が上昇、リスク・オンの動きからドルが売られ、ドル/円は一時80.05円まで下落しましたが、NY時間では米新規失業保険申請件数が35.1万件と小幅良かったことで80.31円まで回復ものの、米7年債入札が堅調な結果となったことで、利回りが低下して、一時79.86円までドルが下落しました。

ユーロは、IFO景況感指数が良かったことからユーロ/ドルが1.3343ドルと昨年12月半ば以来の水準へ上昇し、ユーロ/円も106.87円まで上昇しました。その後、欧州の決済機関のLCHクリアネットがスペイン、イタリア、ベルギー債の担保価額割引率を引き上げたことで、一時弱含みましたが、米長期金利が低下したこともあり、ユーロ/ドルは1.3379ドル、ユーロ/円は107.02円まで上昇しました。

ポンドや豪ドル、NZドルは昨日はリスク・オンで全般的のドル売りとなったことで、対ドル、対円で上昇しました。
クローズはドル/円が79.97円、ユーロ/ドルが1.3370ドル、ユーロ/円は106.94円。

■株価(bloomberg.co.jp)

Index 引値 前日比
日経225 9595.57 41.57
FTSE100(英) 5937.89 21.34
DAX(独) 6809.46 -34.41
NYダウ(米) 12984.69 46.02
S&P500(米) 1363.46 5.80
NASDAQ(米) 2956.98 23.81

■金利(bloomberg.co.jp)

Country 利回り 前日比
米10年債 2.00 -0.01
日本10年債 0.978 0.000
英10年債 2.10 -0.01
独10年債 1.88 -0.01

■コモディティ価格

Commodities 引値 前日比
NY金(期近) 1786.30 15.00
NY原油(期近) 107.83 1.55

■本日の指標発表(FXミュージアムより)
2/24(金)
・ 08:50 日本 1月 企業向けサービス価格指数
・ 16:00 ドイツ 10-12月期 国内総生産改定値(GDP)
・ 16:45 フランス 2月 消費者信頼感指数
・ 17:45 ユーロ圏 バイトマン独連銀総裁講演
・ 18:00 ユーロ圏 ノボトニー・オーストリア中銀総裁講演
・ 18:30 英国 10-12月期 四半期国内総生産改定値(GDP)
・ 19:00 ユーロ圏 イタリア国債入札
・ 23:45 カナダ カーニー・カナダ中銀(BOC)総裁講演
・ 23:55 米国 2月 ミシガン大学消費者態度指数確報値
00:00 米国 1月 新築住宅販売件数
・ 00:45 米国 ウィリアムズ米サンフランシスコ連銀総裁講演
・ 01:35 米国 ブラード米セントルイス連銀総裁講演
・ 03:30 米国 ダドリー米ニューヨーク連銀総裁講演
・ 03:30 米国 プロッサー米フィラデルフィア連銀総裁講演

ピボットポイントなどは山内俊哉のココに注目!もご覧ください

2012年2月23日 (木)

2/23 本日の戦略-ドル高が継続するか、米新規失業保険申請件数に注目-

おはようございます。昨日はサッカーのオリンピック予選を見ていたので、本日は少々眠いです。結果4-0で勝ってくれたのでよかったです。

■変化率から見た前日の通貨の強弱
ユーロ>ドル>豪ドル>NZドル>円>ポンド
※ ">" の左側の通貨が右側の通貨より強いことを示しています。

■本日の見通し
昨日は格付け機関フィッチがギリシャを「C」に2段階格下げし、「債務交換は、制限的デフォルトにつながる」とコメントしたことから、ギリシャの銀行の資本増強で更なる資金が必要(ベニゼロス財務相は基金が500億ユーロに達する可能性があると示唆している)との見方で金融株が売られ、ユーロが一時下落しました。市場は全体的にリスク・オフのセンチメントとなっていると思われ、これがドル買いにつながっていると見ていますが、2/7の日銀の金融政策決定会合以来の円売りの流れは変わらず、リスク・オンでも円が売られるというこれまでにはなかなか見られなかった動きとなっています。昨日、ドル/円が80円を回復したのは、上記のリスク・オンからのドル買いに加えて、3/12-13で開催される日銀金融政策決定会合で更なる緩和が実施されるとの期待感も出ていると思われます。昨日は高値80.40円と昨年8/4の政府日銀が介入を実施した80.22円を上に抜けたことで、一応の達成感も出ると見られますので、80円が維持できるかに注目しています。これまでのところ「押し目待ちの押し目なし」となっていますが、21日移動平均線からは短期的な調整の目処と考えられる+3%を超えてきていることで、調整は出やすいと思います。本日は22:30に発表される米新規失業保険申請件数が経済指標では注目となりますが、このところの雇用の堅調さが示されるようであれば、ドル買い継続となりそうです。

一方、リスク・オン(特に欧州での)のときに買われるポンドは昨日の英中銀金融政策議事録で、ポーゼン、マイルズと2人の委員が資産買い入れプログラムの額を750億ポンドと主張していたことが判明し、市場の予想よりも緩和に積極的と見られたこともあり、ポンドは主要通貨に対して弱含みました。ただ、ギリシャの懸念が継続している限りは、ポンドの下値も限られるものと思います。

ユーロではオランダのデ・ヤーへル財務相が「ギリシャが改革を実行できるとは依然確信していない」と発言するなどギリシャの問題が根深いことを示しているようです。このため、4月のギリシャ総選挙以降も市場に楽観的な見方が出るかは疑問が残ります。また、本日は18:00に独IFO景気動向指数が発表されることから、センチメントが悪化しているとユーロ売りにつながると思われます。
■ギリシャを巡る重要なイベント(新たに加えたところは赤字)

日付 イベント
2/22 民間債権者と交渉開始
2/23 ギリシャでCAC法案採決
2/24-25 G20財務相・中央銀行総裁会合(メキシコ)
2/27 ドイツでギリシャ第2次支援策に対する法案採決
2/27 ギリシャ債務交換の告示
3/1-2 EU首脳会合
3/8 民間債権者の募集締切
3/8以降 CAC発動、CDSトリガー(?)
3/12 ギリシャ債務交換
3/20 ギリシャ債償還(145億ユーロ)



豪ドルは、リスク・オフのため、弱含みが続いていますが、ここにきてラッド外相が辞任、同氏が労働党党首にふさわしいと発言、労働党は27日に党首選を実施することになりました。本邦と同じように与党の中で政局となったことで、不透明感から市場が豪ドルを敬遠しているものとみられます。短期的には売られやすいと思いますが、G7の主要なところが緩和政策をとっていることで過剰流動性の行き場がなくなると、必然的に豪ドル、NYドルなどに動いていくと思いますので、中国の大幅な減速がなければ、中長期では上昇するものと思います。

■AUDJPY 日足(一目均衡表、ストキャスティクス) AUDJPY source:uedaharlowfx
豪ドル/円は2/20に目先の高値86.35円をつけ、小幅調整中のようです。MACDではデッドクロスしていないことで、上昇トレンドが継続していると見られ、一目均衡表(日足)では転換線の84.55円がサポートとして機能しているようです。仮に転換線を下抜けても、昨年12/15の安値の76.98円と前出高値の86.35円を100%としたフィボナッチの38.2%押しが82.76円に位置しており、基準線の82.98円とともにサポートとなると思います。

■主要通貨の短期のトレンド
USDJPY  年初高値更新、21日移動平均線からの乖離が3.319%
EURJPY  年初高値更新、21日移動平均線からの乖離が3.931%
GBPJPY  5日移動平均線(125.64円)がサポート
AUDJPY  5日移動平均線(85.19円)がサポート
NZDJPY  5日移動平均線(66.33円)がサポート
CADJPY  21日移動平均線からの乖離が3.187%
ZARJPY  年初高値更新
NOKJPY  年初高値更新、21日移動平均線からの乖離が5.42%
MXNJPY  21日移動平均線からの乖離が3.023%
HKDJPY  年初高値更新、21日移動平均線からの乖離が3.357%
SGDJPY  年初高値更新、21日移動平均線からの乖離が3.016%
EURUSD  一目均衡表(日足)の雲の上抜け

■変動率からの予想レンジ 07:28→NYクローズ

Ccy 予想レンジ
USDJPY 80.08 ~ 80.65
EURJPY 105.87 ~ 107.07
GBPJPY 125.34 ~ 126.50
AUDJPY 84.97 ~ 85.98
NZDJPY 66.26 ~ 67.05
CADJPY 79.99 ~ 80.74
ZARJPY 10.27 ~ 10.44
NOKJPY 14.11 ~ 14.29
MXNJPY 6.18 ~ 6.27
HKDJPY 10.30 ~ 10.39
SGDJPY 63.54 ~ 64.16
EURUSD 1.3184 ~ 1.3313

■前日のサマリー
昨日も円売りの流れが続き、日本時間午後にはドル/円が昨年8/4の政府・日銀による介入以来となる1ドル=80円を回復、NY時間には80.40円をつけました。クローズにかけてもそのまま80円台前半を維持しました。

ユーロは、ギリシャへの懸念が上値お思くする中で、ロンドン時間に格付け機関フィッチがギリシャの格付けを「CCC」から2段階引き下げ「C」とし、「債務交換は、制限的デフォルトにつながる」とコメント、これを受け、ギリシャの銀行株が債務交換後に資本増強が必要なるとの見方から10%以上下落、フランス、スペイン、ドイツの金融株も下落したことで、一時ユーロ/ドルは1.3212ドルをつけました。しかし、NY時間帯に欧州の決済機関LCHクリアネットがアイルランド債取引の追加証拠金率を25%から15%に引き下げたことから、ユーロ/ドルが1.3267ドルまで反発して1.3250ドル近辺でクローズ、ユーロ/円はドル/円の上昇に連れる格好で、朝方の105.50円近辺から106.40円近辺でクローズしました。

豪ドルはギリシャへの懸念がくすぶるなかで、ラッド外相が辞任したことも加わり、売りが先行、豪ドル/米ドルではロンド時間序盤の1.0680ドル台近辺からNY時間には1.0604ドルまで下落、豪ドル/円は東京時間朝方の84.75円近辺からNY時間には85.58円まで上昇しました。

ポンドは、公表された英中銀の金融政策委員会議事録でポーゼン委員、マイルズ委員が750億ポンドの資産買い入れプログラムの増額を主張したことがわかると、ハト派との見方からポンドが売られ、ポンド/ドルは発表前の1.5810ドル近辺から1.5695ドル、ポンド/円は126.40円近辺から125.85円へと下落、その後も軟調推移となり、NY時間にはポンド/ドルが1.5648ドル、ポンド/円が125.60円まで一時下落、安値圏のままクローズしました。
クローズはドル/円が80.26円、ユーロ/ドルが1.3246ドル、ユーロ/円は106.36円。

■株価(bloomberg.co.jp)

Index 引値 前日比
日経225 9554.00 90.98
FTSE100(英) 5916.55 -11.65
DAX(独) 6843.87 -64.31
NYダウ(米) 12938.67 -27.02
S&P500(米) 1357.66 -4.55
NASDAQ(米) 2933.17 -15.40

■金利(bloomberg.co.jp)

Country 利回り 前日比
米10年債 2.00 -0.06
日本10年債 0.978 0.016
英10年債 2.10 -0.11
独10年債 1.89 -0.09

■コモディティ価格

Commodities 引値 前日比
NY金(期近) 1771.30 12.80
NY原油(期近) 106.28 0.03

■本日の指標発表(FXミュージアムより)
2/23(木)
・ 17:15 スイス 1月 消費者物価指数(CPI)
18:00 ドイツ 2月 IFO企業景況感指数
・ 18:30 南ア 1月 卸売物価指数(PPI)
22:30 米国 前週分 新規失業保険申請件数
・ 00:00 米国 12月 住宅価格指数
・ 00:00 米国 10-12月期 四半期住宅価格指数
・ 02:30 カナダ カーニー・カナダ中銀(BOC)総裁講演
・ 03:00 米国 米財務省7年債入札(290億ドル)

ピボットポイントなどは山内俊哉のココに注目!もご覧ください

2012年2月22日 (水)

2/22 本日の戦略-ギリシャのリスクは次の段階へ-

おはようございます。寒さが少し緩んで、少しずつ春が近づいているようです。今年は伊豆の河津桜の開花も遅いそうで、桜まつりの人出も少ないとの話でした。桜が待ち遠しいですね。

■変化率から見た前日の通貨の強弱
ドル>ユーロ>円>ポンド>NZドル>豪ドル
※ ">" の左側の通貨が右側の通貨より強いことを示しています。

■本日の見通し
ギリシャについては、ギリシャとIIF(国際金融協会)との間で53.5%の額面削減で合意されました。予定ではこの案が本日から民間債権者に提示される予定で、どの程度の債権者がこれに応じるのかのリスクがあります(締切は3/8)。民間債権者が自発的に減免に応じてくれれば問題はありませんが、参加者が少ない場合にはCAC(集団行動条項)も検討されていることから、これが実施された場合にはCDSのトリガーをヒット(いわゆるデフォルトによる保険金の支払いが発生する)ことになり、CDSの引き受けをしている金融機関がダメージを被る可能性が高く、金融株主導で株価が下落するリスクが高まります。このため、支援が決まってもユーロなどが上昇していかない要因となっています。また、IMFの資金増強が今週末に開催されるG20財務相・中央銀行総裁会合(メキシコ)で合意される可能性が低くなっていることで、3/1-2のEU首脳会合までは市場の不安心理が継続することになりそうで、ユーロやクロス円の上値は重くなりそうです。

■ギリシャを巡る重要なイベント

日付 イベント
2/22 民間債権者と交渉開始
2/22-25 ギリシャでCAC法案可決(?)
2/24-25 G20財務相・中央銀行総裁会合(メキシコ)
3/1-2 EU首脳会合
3/8 民間債権者の募集締切
3/8以降 CAC発動、CDSトリガー(?)
3/20 ギリシャ債償還(145億ユーロ)



一方、ギリシャ以外の要因として気をつけておきたいのは、原油価格の上昇です。イランへの懸念とともに指標となるWTIは昨日1バーレル=105.84ドル(クローズ)まで上昇しています。原油価格の上昇は米国の消費に影響が強く出ることから、原油価格がさらに上昇するようであれば、ドル安の要因となりやすいといえます。一方、原油価格はユーロと相関が比較的高いことで、ユーロの上昇要因となる可能性があります。

昨日のほとんどのクロス円のチャートは形が良くなくなりました。21日移動平均線からの乖離が3%を超えていたこともあり、調整との見方をしていますが、短期的には5日移動平均線のサポートを維持できるかに注目しています(下記の■主要通貨の短期トレンド対象通貨)。ここを下に抜けると、一目均衡表(日足)の転換線、基準線あたりまでの調整はあるかもしれません。

■GBPJPY 日足(一目均衡表、ストキャスティクス) GBPJPY source:uedaharlowfx
ポンド/円は昨日は年初来高値を更新できず、上にヒゲの長い陰線となりました。足許では5日移動平均線の125.10円がサポートとなりますが、ストキャスティクス(スロー)もデッドクロスしていることから、調整が先行すると思います。この場合、1/13の安値の117.29円と2/20の高値の126.83円を100%としたフィボナッチの23.6%押しとなる124.58円か一目均衡表(日足)の転換線となる124.25円近辺が目標となると思います。

■主要通貨の短期のトレンド
USDJPY  5日移動平均線(79.23円)がサポート
EURJPY  21日移動平均線からの乖離が3.329%
GBPJPY  5日移動平均線(125.10円)がサポート
AUDJPY  5日移動平均線(84.89円)がサポート
NZDJPY  21日移動平均線からの乖離が3.276%
CADJPY  5日移動平均線(79.48円)がサポート
ZARJPY  5日移動平均線(10.19円)がサポート
NOKJPY  21日移動平均線からの乖離が4.235%
MXNJPY  5日移動平均線(6.15円)がサポート
HKDJPY  5日移動平均線(10.19円)がサポート
SGDJPY  5日移動平均線(62.93円)がサポート
EURUSD  一目均衡表(日足)の雲の上抜けトライ中

■変動率からの予想レンジ 08:04→NYクローズ

Ccy 予想レンジ
USDJPY 79.52 ~ 80.06
EURJPY 105.00 ~ 106.21
GBPJPY 125.34 ~ 126.50
AUDJPY 84.59 ~ 85.60
NZDJPY 66.17 ~ 66.97
CADJPY 79.66 ~ 80.43
ZARJPY 10.19 ~ 10.35
NOKJPY 13.90 ~ 14.08
MXNJPY 6.16 ~ 6.25
HKDJPY 10.22 ~ 10.30
SGDJPY 63.15 ~ 63.77
EURUSD 1.3167 ~ 1.3302

■前日のサマリー
昨日は市場が注目していたユーロ圏財務相会合が長時間にわたったことから、これを嫌気したユーロ売りに、ユーロ/ドルは一時1.3186ドル、ユーロ/円も105.15円まで下落しましたが、ギリシャ支援で合意に達したとのヘッドラインを受け、ユーロ/ドルは1.3293ドル、ユーロ/円は105.97円へ急上昇しましたが、一旦の材料出尽くし感とG20がIMFへの増資で遅れるとの関係筋の話しをダウ・ジョーンズのヘッドラインが伝えたことなどから、ロンドン時間にはユーロ/ドルが1.3199ドル、ユーロ/円が105.13円まで再び下落しました。その後は、NYダウが一時13,000ドルを超えたことなどでユーロ/ドルが1.3276ドル、ユーロ/円が105.89円まで上昇したものの、ギリシャの債務削減には懐疑的な見方が強く、ユーロ/ドルが1.3230ドル近辺、ユーロ/円が105.50円近辺でクローズしました。

豪ドルは、公表された2/7(火)の豪準備銀行(RBA)議事録で「更なる金融緩和余地が見られる」「為替レートは12月上旬から上昇している」「最近のインフレ指標は、インフレが現在、中銀の目標の中心部分にあることを立証した」と、今後の需要の低下によっては緩和の可能性があることを示唆していたことから豪ドルが主要通貨に対して売られ、豪ドル/米ドルで1.0710ドル近辺から1.0698ドル、豪ドル/円で85.35円近辺から85.18円まで下落(既に朝方から下落をしていたこともあり、公表後の値幅は限定的だった)したものの、その後は、ギリシャ支援の決定などもあり、リスクセンチメントに基づき、ユーロと似たような動きとなりました。その他のクロス円も似たような動きとなりました。

ドル/円はユーロ圏財務相会合が長引いたことで懸念の溜まりとともに79.81円まで一時買われる場面が見られ、ギリシャ支援が決定すると79.56円まで下落しました。しかし、リスク選好の局面では円が売られ、ロンドン時間には79.85円まで上昇したものの、80円手前では上値が重く、79円台後半での推移となりました。
クローズはドル/円が79.70円、ユーロ/ドルが1.3229ドル、ユーロ/円は105.49円。

■株価(bloomberg.co.jp)

Index 引値 前日比
日経225 9463.02 -22.07
FTSE100(英) 5928.20 -17.05
DAX(独) 6908.18 -40.07
NYダウ(米) 12965.69 15.82
S&P500(米) 1362.21 0.98
NASDAQ(米) 2948.57 -3.21

■金利(bloomberg.co.jp)

Country 利回り 前日比
米10年債 2.06 0.06
日本10年債 0.962 0.013
英10年債 2.22 -0.01
独10年債 1.98 0.02

■コモディティ価格

Commodities 引値 前日比
NY金(期近) 1758.50 32.60
NY原油(期近) 105.84 2.60

■本日の指標発表(FXミュージアムより)
2/22(水)
・ 15:30 フランス 1月 消費者物価指数(CPI)
・ 17:00 南ア 1月 消費者物価指数(CPI)
・ 18:00 ユーロ圏 2月 製造業購買担当者景気指数速報値(PMI)
・ 18:00 ユーロ圏 2月 サービス部門購買担当者景気指数速報値(PMI)
・ 18:30 英国 英中銀金融政策委員会(MPC)議事要旨
・ 19:00 ユーロ圏 12月 製造業新規受注
・ 19:30 ユーロ圏 ドイツ国債入札
・ 21:00 米国 MBA住宅ローン申請指数
00:00 米国 1月 中古住宅販売件数
・ 03:00 米国 米財務省5年債入札(350億ドル)

ピボットポイントなどは山内俊哉のココに注目!もご覧ください

2012年2月21日 (火)

2/21 本日の戦略-ユーロ圏財務相会合承認待ち-

おはようございます。ユーロ圏財務相会談が長引いていますね。しかし、この段に及んでも民間債権者に更なる債務減免を求めるという信じられないような話ですね。

■変化率から見た前日の通貨の強弱
NZドル>ユーロ>豪ドル>ポンド>ドル>円
※ ">" の左側の通貨が右側の通貨より強いことを示しています。

■本日の見通し
昨日の23:30に開催されたユーロ圏財務相会合は2020年までにギリシャの対GDP債務比率を123-124%に削減する方策で合意(ユーロ当局者)の見込みです。ただ、これを達成するためには民間債権者に一段の債務減免を求める協議を行っているとの話があり、ECBが保有しているギリシャ国債の利益放棄問題が引き続き争点になっている模様です。本日これまでは会合の時間が長引いていることによるリスクからユーロのポジションをクローズする動きが出ているようです。ギリシャ支援が承認されたとしても、民間債権者が公的部門の痛みを伴わずに更に債務の減免を受け入れるとは考えにくく、債務交換の参加者が少なくなった場合はCACの適用、CDSの発動による金融機関の混乱の可能性もあります。なんとか合意に至れば、懸念後退との見方から、ユーロやポンドが買われると思いますが、長引いたり、更に決定が先送りされるようであれば、リスク回避からドルと円が買われることになります。足許ではやはりユーロ圏財務相会合の結果を待つしかありません。

一方、本日は9:30に豪準備銀行の金融政策についての議事録が発表されます。今月7日(火)の委員会では大方の市場に反して政策金利を現行の4.25%に据え置きました。その後発表された四半期の金融政策については豪経済やインフレ見通しに対して弱気な内容となっていたことから、議事録の内容がタカ派的であれば豪ドルが買われることになると思います。

ドル/円は昨日のテクニカルで書きました週足一目均衡表の雲の下限の79.71円を引値では上抜けることができていません。ただ、安値も79.36円と79円台を維持していることから、80円の射程圏内にいることは間違いありません。ドル売りオーダーが79.90円から80.00円にかけて多数あるとも言われており、これをこなせるかが目先の焦点です。

■EURJPY 日足(一目均衡表、ストキャスティクス) EURJPY source:uedaharlowfx
ユーロ/円は実勢レートが一目均衡表(日足)の雲の上に抜け出ていて、転換線が基準線の上、遅行線が日々線の上と「三役好転」の状態です。目先の抵抗と見られる遅行線に対する雲の上限の106.13円を上に抜けることができれば、昨年10/17の高値の107.66円をまずは目指していくものと思います。

■主要通貨の短期のトレンド
USDJPY  年初来高値更新中、ただし十字線出現
EURJPY  21日移動平均線から3.526%乖離している
GBPJPY  21日移動平均線から3.406%乖離している
AUDJPY  21日移動平均線から3.453%乖離している
NZDJPY  21日移動平均線から4.181%乖離している
CADJPY  21日移動平均線から3.407%乖離している
ZARJPY  21日移動平均線から3.333%乖離している
NOKJPY  21日移動平均線から4.929%乖離している
MXNJPY  21日移動平均線から3.922%乖離している
HKDJPY  年初来高値更新中、ただし十字線出現
SGDJPY  21日移動平均線から3.024%乖離している
EURUSD  一目均衡表(日足)の雲の上抜けトライ中

■変動率からの予想レンジ 07:29→NYクローズ

Ccy 予想レンジ
USDJPY 79.42 ~ 79.96
EURJPY 104.94 ~ 106.15
GBPJPY 125.76 ~ 126.90
AUDJPY 85.24 ~ 86.25
NZDJPY 66.56 ~ 67.36
CADJPY 79.80 ~ 80.58
ZARJPY 10.26 ~ 10.43
NOKJPY 13.95 ~ 14.13
MXNJPY 6.20 ~ 6.29
HKDJPY 10.21 ~ 10.29
SGDJPY 63.29 ~ 63.90
EURUSD 1.3177 ~ 1.3312

■前日のサマリー
昨日は週末に20日(月)の財務相会合でギリシャ第2次支援が承認される可能性が高まったことや中国が18日(土)に預金準備率を0.5%引き下げたことなどを受け、リスク選好ムードが強い中でオープン、クロス円が上昇する中、ドル/円は79.88円、ユーロ/円は105.73円、ポンド/円は126.83円、豪ドル/円は86.35円、NZドル/円は67.31円と年初来高値を軒並み更新しました。しかし、買いが一巡すると、利益確定の売りなどから上値が重くなり、ロンドン時間にはドル/円は79.36円、ユーロ/円は104.66円まで下落しました。その後、ベニゼロス・イタリア財務相は「ギリシャは全ての条件を満たした」「不透明な長い時期が今日終わる」などと発言したことから、ユーロを買い戻す動きとなり、ユーロ/ドルは1.3183ドルから、NY時間には1.3277ドルまで上昇、ユーロ/円は前出の104.66円から105.58円まで上昇しました。NY時間はプレジデンツデーで休場だったことや23:30から始まったユーロ圏財務相会合が長引いたことで、結果待ちから取引が手控えられ、ドル/円は79円台ミドルから後半、ユーロ/ドルは1.32ドル台前半、ユーロ/円は105円台前半で推移しました。
クローズはドル/円が79.52円、ユーロ/ドルが1.3152ドル、ユーロ/円は104.56円。

■株価(bloomberg.co.jp)

Index 引値 前日比
日経225 9485.09 100.92
FTSE100(英) 5945.25 40.18
DAX(独) 6948.25 100.22
NYダウ(米) 12949.87 -
S&P500(米) 1361.23 -
NASDAQ(米) 2951.78 -

■金利(bloomberg.co.jp)

Country 利回り 前日比
米10年債 2.00 0.02
日本10年債 0.949 0.001
英10年債 2.22 0.04
独10年債 1.96 0.04

■コモディティ価格

Commodities 引値 前日比
NY金(期近) 1725.90 -
NY原油(期近) 103.24 -

■本日の指標発表(FXミュージアムより)
2/21(火)
・ 09:30 豪 豪準備銀行(RBA)金融政策会合議事要旨公表
・ 11:30 豪 スティーブンス豪準備銀行(中央銀行)総裁パネルディスカッションに参加
・ 13:30 日本 12月 全産業活動指数
・ 16:00 スイス 1月 貿易収支
18:30 ユーロ圏 スペイン国債入札
・ 22:30 カナダ 12月 小売売上高
・ 22:30 カナダ 12月 小売売上高(除自動車)
・ 22:30 カナダ 12月 卸売売上高
00:00 ユーロ圏 2月 消費者信頼感(速報値)
・ 03:00 米国 米財務省2年債入札(350億ドル)
・ 04:30 英国 ビーン・イングランド銀行(BOE)副総裁講演

ピボットポイントなどは山内俊哉のココに注目!もご覧ください

2012年2月20日 (月)

2/20 本日の戦略-ギリシャ支援承認はほぼ確実だが-

おはようございます。イランが英、仏への原油の輸出をストップすると発表しました。ただ、全体に占める輸出量は僅かですのでイラン、英仏にとっても影響は限られると思います。イランにしても、ギリシャやイタリアへの輸出をストップして外貨が獲得できなるなるリスクを避けたのではないかと思います。

■変化率から見た前日の通貨の強弱
ユーロ>ポンド>NZドル>豪ドル>ドル>円
※ ">" の左側の通貨が右側の通貨より強いことを示しています。

■本日の見通し
いよいよ本日23:30から開催されるユーロ圏財務相会合ではオランダなど一部への妥協が求められるものの、ギリシャ第2次支援は承認がされる見通しとなっています。市場はこれを好感してリスク選好になっていて、特にこれまで売られていた欧州の通貨(ユーロ、ポンド)が買われる動きとなりました。また、米国では給与減税の延長が民主・共和両党で合意され、法案が上下院ともに通貨、18日には中国の預金準備率が0.5%引き下げたことから、市場は楽観的になりやすくなっています。特にユーロはシカゴの通貨先物(IMM)でショートのポジションが溜まっていたこともあり、これを巻き戻す動きが続くと主要通貨に対してユーロが買われることになりそうです。チャート上でも一目均衡表(日足)の雲の上限が1.3245ドルにあり、これを上抜けた場合には、昨年10/27高値の1.4245ドルと本年1/13安値の1.2625ドルを100%としたフィボナッチ50%戻しの1.3435ドル近辺まで上昇するものと思います。

豪ドルは朝方から中国の預金準備率が0.5%引き下げたことを好感して買いが先行しています。今回の措置で約3,900億元が民間に貸し出すことが可能となることや今後も中国の緩和傾向が続くと見られることから、豪ドルにはプラスの材料となると思われます。

ただ、本日朝方の上昇は一部ストップロスを巻き込んだものとみられることから、短期的には行きすぎた可能性があります。ロンドン・NY時間(本日米国は休場だが重要な日であることを鑑みれば、トレーダーは出勤すると思います)で、朝方の高値を上に抜けられなければ、明日のロウソク足の形にもよりますが、短期的な調整に入る可能性もあります。また、ギリシャの債務交換については債務交換の集団行動条項(CAC)法案をギリシャが準備しているとの報道があり、民間債権者が自発的に交換に応じなければCACが発動されることになり、発動はCDSのトリガーになることから、CDSを保有している金融機関が痛手を被る可能性があり、これが金融株の下落につながった場合には、リスク回避の動きが一時的に出るものと思われます。

■USDJPY 週足(一目均衡表、MACD) USDJPY source:uedaharlowfx
ドル/円の週足です。週足では、一目均衡表の雲の下限となる79.71円を本日上抜けてきましたが、週の引値で超えられるかと、雲の上限が80.93円にあることから、これを超えると中期的にも上昇トレンドとなります。MACDでもデッドクロスせずに、MACD(黄色線)とトリガー(水色)が乖離してきていることで上昇余地が出ています。ただ、遅行線に対する雲の上限が87.61円にあるため、一挙に上昇するのは難しいと思われます。

■主要通貨の短期のトレンド
USDJPY  一目均衡表(週足)の雲の下限(79.71円)をトライ
EURJPY  一目均衡表(日足)の雲の下から中へ
GBPJPY  年初来高値更新中
AUDJPY  年初来高値更新中
NZDJPY  年初来高値更新中
CADJPY  年初来高値更新中
ZARJPY  年初来高値更新中
NOKJPY  年初来高値更新中
MXNJPY  年初来高値更新中
HKDJPY  年初来高値更新中
SGDJPY  年初来高値更新中
EURUSD  一目均衡表(日足)の雲の下から中へ雲の加減(1.3245ドル)を試すか

■変動率からの予想レンジ 08:13→NYクローズ

Ccy 予想レンジ
USDJPY 79.34 ~ 79.89
EURJPY 104.07 ~ 105.29
GBPJPY 125.44 ~ 126.60
AUDJPY 84.82 ~ 85.82
NZDJPY 65.91 ~ 66.70
CADJPY 79.53 ~ 80.30
ZARJPY 10.18 ~ 10.35
NOKJPY 13.85 ~ 14.04
MXNJPY 6.18 ~ 6.27
HKDJPY 10.22 ~ 10.31
SGDJPY 62.98 ~ 63.59
EURUSD 1.3089 ~ 1.3224

■前日のサマリー
週末は、ギリシャの第2次救済が20日(月)のユーロ圏財務相会合で条件付きながら承認されるとの見方に市場が楽観的になったことから、ドルと円が売られる流れが継続しました。また、米上下院ともに給与減税の12年末までの延長で合意、法案が可決したこともリスク選好ムードを高めました。ドル/円は一時79.62円まで上昇し昨年10/31の介入以来の高値を更新、ユーロ/ドルはNY時間に1.3198ドルまで上昇、ユーロ/ドルも104.66円まで上昇しましたが、クローズにかけては上げ幅を縮小しました。一方、豪ドルはリスク選好にもかかわらず上げ幅が小幅にと留まりました。
クローズはドル/円が79.52円、ユーロ/ドルが1.3152ドル、ユーロ/円は104.56円。

■株価(bloomberg.co.jp)

Index 引値 前日比
日経225 9384.17 146.07
FTSE100(英) 5905.07 19.69
DAX(独) 6848.03 96.07
NYダウ(米) 12949.87 45.79
S&P500(米) 1361.23 3.19
NASDAQ(米) 2951.78 -8.07

■金利(bloomberg.co.jp)

Country 利回り 前日比
米10年債 2.00 0.02
日本10年債 0.949 0.001
英10年債 2.18 0.05
独10年債 1.92 0.03

■コモディティ価格

Commodities 引値 前日比
NY金(期近) 1725.90 -2.50
NY原油(期近) 103.24 0.93

■本日の指標発表(FXミュージアムより)
2/20(月)
・ 00:00 米市場休場(プレジデンツデー)
・ 00:00 カナダ市場休場
・ 06:45 NZ 10-12月期 四半期卸売物価指数(PPI)
・ 08:50 日本 1月 貿易統計(通関ベース)
・ 09:01 英国 2月 ライトムーブ住宅価格
・ 14:00 日本 12月 景気一致指数(CI)改定値
・ 14:00 日本 12月 景気先行指数(CI)改定値
・ 16:45 フランス 2月 企業景況感指数
23:30 ユーロ圏 ユーロ圏財務相会合
・ 02:30 ユーロ圏 欧州中央銀行(ECB)のプラート専務理事講演

ピボットポイントなどは山内俊哉のココに注目!もご覧ください

2012年2月19日 (日)

2/20の週の見通し -ギリシャ支援大詰め、円売りは続きそう-

こんばんは。前々から気になっていたレモングラス(ハーブ)を買ってきて飲んでみました。

■日、週、月、年データ Rate ※表をクリックすると拡大します。

■今週の見通し
先週は日本銀行が13-14日に行った金融政策決定会合で、中期的な物価目標として、消費者物価の前年比上昇率で当面は1%を目途とするとし、それが見通せるようになるまで、実質的なゼロ金利政策と金融資産の買入れ等の措置により、強力に金融緩和を推進していくとした。その上で、資産買入等の基金を55兆円程度から65兆円程度に10兆円程度増額すると発表したこと、ギリシャの第2次支援が20日のユーロ圏財務相会合で承認される可能性がかなり高まったことから、市場がリスク志向となり、円が週を通して主要通貨に対して売られ全面安となりました。週末には以下のヘッドラインが出ています。
独伊・ギリシャ首相:第2次ギリシャ救済を協議、ギリシャ問題の解決で自信を表明
ECBギリシャ国債の交換を完了している。  - 関係者
ECBの債務交換、各中銀の投資資産は除外  - 関係者
ECBのギリシャ債交換、他の債権者を「劣後化」 - CDS決済の可能性
ギリシャ政府、債務交換の集団行動条項法案を準備  - 関係者
(ギリシャ政府は、債務交換に応じない債権保有者に参加を強制する条項の導入を検討している。)

市場では20日(月)日本時間23:30分から開始されるユーロ圏財務相会合でギリシャ第2次支援は条件付きの妥協で合意するとの見方が多くなっています。ギリシャ支援の柱としてはEUとIMFからの1300億ユーロの支援、民間債権者による1000億ユーロの債権放棄(債務交換)となります。条件付きにしろ、支援が承認されれば3月20日のギリシャ債償還でのデフォルトが回避できることになり、当面のリスクが後退することになるため、ドルと円を中心に売られると思いますが、逆にギリシャ支援での材料出尽くしになる可能性もあります。 【ドル/円】
ドル/円は昨年10/31の高値のを上抜けました。チャートで見ると一目均衡表の週足の雲の下限(79.71円)まで迫ってきました。先週の日銀の金融政策決定会合以降、円売りが進んでいることから、リスク先行の局面となった場合には、ドルと円が売られる流れとなりますが、米10年債利回りが2.0%と上昇していることや週末に減税法案の延長が上下院で可決されたことで、米景気の回復傾向が続くのとの見方から、ドルが円に対して買われやすくなると見られますので、80円超えを試しに行くと思います。

【ユーロ】
ギリシャの第2次支援が20日のユーロ圏財務相会合で決定された場合には、溜まっているユーロのショートポジションの巻き戻しからユーロの上昇が継続すると思われます。ただ、支援の決定内容での条件や支援が一部にとどまった場合にはリスクが継続することになります。また、CAC(強制的な債務交換)が導入された場合、格付け会社がデフォルト認定をする可能性があることやこれによりCDS(クレジット・デフォルト・スワップ)が発動される可能性もあります。このため、市場は明日のユーロ財務相会合とその後の格付け会社等の動きに注目しています。

【ポンド】
英国は15日に発表された中銀(BOE)のインフレレポートで11月のレポートから2年先のインフレ率が+1.27%から+1.8%に、3年先のインフレ率が+1.5%から+1.9%へそれぞれ引き上げられたようです(数値は今週公表される金融政策委員会議事録で明らかにされる予定です)。また、週末に発表された小売売上高が市場予想を上回る前月比+0.9%となったことで、今月決定した金融緩和策を当面の間続けると見られます。このため、500億ポンドの追加緩和後に売り込まれたポンドが先週のリスク志向で買い戻されたことから、議事録でインフレ率の見通しが上方修正されていた場合には対円などを中心にポンド買いが続くものと見られます。

【豪ドル】
豪ドルは先週発表された失業率が5.1%、新規雇用者数が46,300人と大幅に増加、住宅ローン件数も増加していて、豪経済が好調なことが見て取れます。ただ、週末にはギリシャ第2次支援の決定が近いとの見方からこれまでユーロやポンドから豪ドルへシフトしていた資金の巻き戻しなどとみられるポジション調整も出てきたように見えます。この流れが続くのであれば、豪ドルの円以外での調整も続く可能性があります。ただ、18日に中国が景気悪化を理由に預金準備率を0.5%引き下げたことから、これが豪ドルの支援材料になるかに注目です。

■今週の予想レンジ

Ccy Low(下)   High(上)
ドル/円 78.30 80.24
ユーロ/ドル 1.3050 1.3320
ユーロ/円 102.30 106.10
ポンド/円 123.50 129.30
豪ドル/円 83.70 87.70
NZドル/円 63.90 68.80
南アランド/円 9.95 11.10

■注目イベント
2/20(月)
・ 06:45 NZ 10-12月期 四半期卸売物価指数(PPI)
・ 08:50 日本 1月 貿易統計(通関ベース)
・ 09:01 英国 2月 ライトムーブ住宅価格
・ 14:00 日本 12月 景気一致指数(CI)改定値
・ 14:00 日本 12月 景気先行指数(CI)改定値
・ 16:45 フランス 2月 企業景況感指数
2/21(火)
・ 09:30 豪 豪準備銀行(RBA)金融政策会合議事要旨公表
・ 13:30 日本 12月 全産業活動指数
・ 16:00 スイス 1月 貿易収支
・ 22:30 カナダ 12月 小売売上高
・ 22:30 カナダ 12月 小売売上高(除自動車)
・ 22:30 カナダ 12月 卸売売上高
・ 00:00 ユーロ 2月 消費者信頼感(速報値)
2/22(水)
・ 15:30 フランス 1月 消費者物価指数(CPI)
・ 17:00 南ア 1月 消費者物価指数(CPI)
・ 18:00 ユーロ 2月 製造業購買担当者景気指数速報値(PMI)
・ 18:00 ユーロ 2月 サービス部門購買担当者景気指数速報値(PMI)
・ 18:30 英国 英中銀金融政策委員会(MPC)議事要旨
・ 19:00 ユーロ 12月 製造業新規受注
・ 21:00 米国 MBA住宅ローン申請指数
00:00 米国 1月 中古住宅販売件数
2/23(木)
・ 17:15 スイス 1月 消費者物価指数(CPI)
18:00 ドイツ 2月 IFO企業景況感指数
・ 18:30 南ア 1月 卸売物価指数(PPI)
22:30 米国 前週分 新規失業保険申請件数
・ 00:00 米国 12月 住宅価格指数
・ 00:00 米国 10-12月期 四半期住宅価格指数
2/24(金)
・ 08:50 日本 1月 企業向けサービス価格指数
・ 16:00 ドイツ 10-12月期 国内総生産改定値(GDP)
・ 16:45 フランス 2月 消費者信頼感指数
・ 18:30 英国 10-12月期 四半期国内総生産改定値(GDP)
・ 23:55 米国 2月 ミシガン大学消費者態度指数確報値
00:00 米国 1月 新築住宅販売件数
経済指標の詳細はFXmuseumのFXカレンダーを参照してください。

2012年2月18日 (土)

シカゴ通貨先物非商業ポジション(2/14現在)

こんにちは。円が80円手前まで下落してきました。いよいよ来週は80円トライでしょうか。

17日に発表された14日現在のシカゴIMMの非商業(投機)ポジションでは、ドルが134.0億ドルの買い超しに大幅増加、円は3,682.4億円の買い超し(ドルでは47.0億ドルの売り超し)に半減、ユーロは185.8億ユーロの売り超し(ドルでは244.0億ドルの買い超し)に増加となりました。また、豪ドルは73.7億豪ドルの買い超し(ドルでは78.8憶ドルの売り超し)に減少、NZドルは23.9億NZドルの買い超し(ドルでは19.9億ドルの売り超し)でほとんど変わりませんでした。

ポジション報告の14日(火)は日銀が金融政策会合で、「当面、(物価)上昇率1%を目指す」と表現を変更したことに加え、国債買い入れなどを行う基金を55兆円から65兆円へ10兆円増加したため、基金増額を予想していなかった市場は円を売る動きを行ったことから、円のロングポジションの減少、円のショートポジションの増加となりました。週末には20日(月)のユーロ圏財務相会合でギリシャ支援が承認される可能性が高まったことでさらに円が下落していることから、円のポジションはわずかなロングか、ほぼフラットになったと思われます。市場では円売りのセンチメントが強いこともあり、2011/5/31以来のネットショートへの転換とともにドル/円での80円乗せも視野に入っています。一方、ユーロはギリシャ支援への不透明感から、わずかにユーロのショートが増加しましたが、週末にかけてはショートポジションも少し解消されたと思います。20日のユーロ圏財務相会合でギリシャ支援が決定された場合、ショートポジションの解消が続くと思いますので、ユーロ/ドルは1.32ドルを回復し1.33~35ドルへ上昇すると思います。あと目立った所ではスイスフランのショートポジションが大幅に増加しています。

■シカゴIMM非商業ポジション

項目 Net(ネット) Dif(増減) Long(買) Short(売) All(総取組)
JPY 29,459 -25,712 64,096 34,637 98,733
EUR -148,641 -8,048 26,774 175,415 202,189
GBP -40,599 -7,477 29,309 69,908 99,217
CHF -15,863 -6,068 8,663 24,526 33,189
CAD 9,566 7,382 38,465 28,899 67,364
AUD 73,741 -1,354 93,866 20,125 113,991
NZD 23,870 535 29,202 5,332 34,534
MXN 29,459 -25,712 64,096 34,637 98,733
source:CFTC

【USD】 USD source:CFTC

ドルは33,610コントラクトのロング増加の27,228コントラクトのロングとなりました。
※ドルのポジションは円、ユーロをはじめ、メキシコペソまでを合計して算出しています。レートはFRBのメジャーカレンシーインデックスを使用しています。

【JPY】 JPY source:CFTC

円は25,712コントラクトのロング減少の29,459コントラクトのロングとなりました。

【EUR】 EUR source:CFTC

ユーロは8,048コントラクトのショート増加の148,641コントラクトのショートとなりました。

【CAD】 CAD source:CFTC

カナダドルは7,382コントラクトのロング増加の9,566コントラクトのロングとなりました。

【NZD】 NZD source:CFTC

NZドルは535コントラクトのロング増加の23,870コントラクトのロングとなりました。

他のIMM通貨先物のポジション動向は上田ハーローレポートのシカゴIMM非商業ポジションを参照してください。(20日更新)

2012年2月17日 (金)

2/17 本日の戦略-リスク・オンは継続するか-

おはようございます。週末です。今週末もまたギリシャ発のニュースに注目しなければなりませんね。本日は畠山氏のリアルトレードのセミナーです。これだけギリシャの不確定要因で動く相場となっていますので、かなりやりにくいのでは?と思ってしまいます。ご健闘をお祈りします。

■変化率から見た前日の通貨の強弱
ポンド>豪ドル>ユーロ>NZドル>ドル>円
※ ">" の左側の通貨が右側の通貨より強いことを示しています。

■本日の見通し
ギリシャ支援に関しては、20日の財務相会合で承認される可能性が高まりました。ユーロ圏登録者は「(ギリシャ第2次支援の合意に)ほぼ達している」「善愛を覆すような提案を誰かがしない限り、20日に承認されるはず」と発言していますが、フィンランドの政府筋は、4月の選挙後まで一部実施を延期し、財政改革への取り組みを確実にする案を検討していることを明らかにしています。サマラスND党首は「確実性はないが、慎重ながらも楽観的な美香をしている。ギリシャ行うべきことを行った」と発言しています。これらを総合すると、20日の財務相会合では、3月20日のギリシャ債券の償還でデフォルトに至らない支援を行い、4月の選挙を待って、財政緊縮案がコミットできたところで残りの支援を実施するというのが順当な見方と思います。市場は支援実施について、慎重な見方をしていると見られる(ユーロ/ドルで1.3159ドルまでの上昇に留まったため)ことから、20日の承認内容によっては市場がリスク・オン、リスク・オフどちらにも動く可能性があります。

ドル/円は昨日も上昇を続け79円に迫るところまで来ています。チャートでは1/25の高値の78.29円でサポートされている上に、200日移動平均線(78.01円)がサポートと見ていることから、これを割り込む水準がこないと先に80円を試しに行く可能性が高まります。本日は米国の消費者物価指数の発表が予定されていることもあり、食糧費・エネルギーを除くコアの物価指数が上昇していた場合には、昨日のバーナンキ米FRB議長の「米景気回復は苛立たしいほど遅い」という発言があったものの、ドルが上昇すると思われます。

市場全体としては、何度も書いています通り、リスク・オンかリスク・オフかで買われる通貨のグループ、売られる通貨のグループが決まってきています。個人的な見解ですが、現時点のリスク・オンで売られる通貨、買われるの順番を下記に示しておきたいと思います(リスク・オフのときは逆になります)。

・売られやすい通貨
1.円 2.ドル 

・買われやすい通貨
3.ポンド 4.ユーロ 5.新興国通貨(南アランドなど) 6.資源国通貨(豪ドル、NZドルなど)

■NZDUSD 日足(移動平均線、ストキャスティクス) NZDUSD source:uedaharlowfx
NZドル/米ドルは21日移動平均線がサポートとなり上昇が継続しています。21日移動平均線からの乖離率も1.08%と乖離が縮小されてきています。このため、2/15の高値を上に抜けると2011/8/31の高値の0.8569ドルを目指していく可能性が高まります。エリオット波動を形成していると考えると2011/11/25の安値の0.7371ドルと2011/12/08の高値の0.7876ドルの値幅に1.618を乗じて、2011/12/15の安値に加えた0.8277ドルがターニングポイントとなる可能性があることで、揉み合いに移行していることからも注意したいところです。

■主要通貨の短期のトレンド
USDJPY  年初来高値更新
EURJPY  一目均衡表(日足)の雲の上へ
GBPJPY  年初来高値更新
AUDJPY  21日移動平均線からの乖離が3.114%
NZDJPY  21日移動平均線からの乖離が3.098%
CADJPY  年初来高値更新
ZARJPY  一目均衡表(日足)の転換線(10.10円)がサポートとなるか
NOKJPY  21日移動平均線からの乖離が3.624%
MXNJPY  一目均衡表(日足)の転換線(6.07円)がサポート
HKDJPY  年初来高値更新
SGDJPY  年初来高値更新
EURUSD  一目均衡表(日足)の基準線(1.2972ドル)でサポート

■変動率からの予想レンジ 08:51→NYクローズ

Ccy 予想レンジ
USDJPY 78.72 ~ 79.24
EURJPY 103.11 ~ 104.33
GBPJPY 124.26 ~ 125.39
AUDJPY 84.47 ~ 85.47
NZDJPY 65.41 ~ 66.19
CADJPY 78.86 ~ 79.61
ZARJPY 10.04 ~ 10.20
NOKJPY 13.68 ~ 13.86
MXNJPY 6.09 ~ 6.18
HKDJPY 10.12 ~ 10.20
SGDJPY 62.35 ~ 62.93
EURUSD 1.3061 ~ 1.3199

■前日のサマリー
昨日は東京時間に発表された豪の失業率、新規雇用者数の内容が良かったことで、豪ドルが上昇したものの、アジアの株価が軟調に推移したこともあり、リスク回避の動きからクロス円が全般的に下落する流れとなりましたが、欧米の時間帯ではギリシャ支援が20日のユーロ圏財務相会合で承認されるとのヘッドラインでリスク志向となったことで、ドルと円が売られクロス円は大幅に上昇しました。

ユーロは20日のユーロ財務相会合でのギリシャ支援承認が危ぶまれていたところに、ギリシャ政府筋から「ギリシャと国際支援機関、支援に必要な3億2500万ユーロの歳出削減の具体策で合意」「防衛費・公務員給与・政府運営費の削減で実現へ」、ユーロ圏からは「ユーロ財務相、20日にギリシャ第2次支援を承認する見込み」、ドイツの新聞からは「ECBのギリシャ債務交換、週末に完了する見込み」「ユーロ圏の中銀、保有するギリシャ国債を新発債に交換」など、ユーロの取ってポジティブな内容が多数重なったことから、ユーロ/ドルは1.2975ドルから1.3159ドル、ユーロ/円は102.22円から103.83円まで上昇し、高値圏でクローズしました。

豪ドルは朝方発表された1月の失業率が5.1%(予想5.3%)、新規雇用者数は46,300人増(予想10,000人増)となり、フルタイム、パートタイムともに上昇をしていたことで、豪ドル/米ドルが1.0680ドル近辺から1.0733ドル、豪ドル/円が83.70円近辺から84.22円まで上昇しましたが、アジア株の軟調推移でロンドン時間には豪ドル/米ドルが1.0645ドル、豪ドル/円が83.54円まで下落しました。NY時間にはギリシャのニュースでリスク志向となり、豪ドル/米ドルは1.0773ドル、豪ドル/円は84.98円まで一時上昇、高値圏でクローズしました。他のクロス円もロンドン・NY時間帯は同じ材料で同じような動きとなりました。

ドル/円はロンドン時間序盤までは78円台ミドル近辺で小動きとなっていましたが、実需の買いが持ちこまれた(午前のロンドン・フィキシングでとの噂あり)ことから、78.83円まで上昇、米新規失業保険申請件数が34.8万件に改善していたことや住宅着工件数が69.9万件と予想よりよかったことなどを背景にドルが買われ、一時78.94円まで上昇、78円台後半でクローズしました。
クローズはドル/円が78.90円、ユーロ/ドルが1.3124ドル、ユーロ/円は103.60円。

■株価(bloomberg.co.jp)

Index 引値 前日比
日経225 9238.10 -22.24
FTSE100(英) 5885.38 -6.78
DAX(独) 6751.96 -5.98
NYダウ(米) 12904.08 123.13
S&P500(米) 1358.04 14.81
NASDAQ(米) 2959.85 44.02

■金利(bloomberg.co.jp)

Country 利回り 前日比
米10年債 1.98 0.06
日本10年債 0.948 -0.018
英10年債 2.13 0.06
独10年債 1.89 0.03

■コモディティ価格

Commodities 引値 前日比
NY金(期近) 1728.40 0.30
NY原油(期近) 102.31 0.51

■本日の指標発表(FXミュージアムより)
2/17(金)
・ 08:50 日本 日銀・金融政策決定会合議事要旨
・ 13:30 日本 白川方明日銀総裁講演
・ 16:00 ドイツ 1月 生産者物価指数(PPI)
・ 18:00 ユーロ圏 12月 経常収支
・ 18:30 英国 1月 小売売上高指数
・ 19:00 ユーロ圏 12月 建設支出
・ 21:00 カナダ 1月 消費者物価指数(CPI)
・ 21:00 カナダ 1月 消費者物価指数(CPIコア)
・ 21:30 ユーロ圏 クノット・オランダ中銀総裁講演
22:30 米国 1月 消費者物価指数(CPI)
・ 22:30 米国 1月 消費者物価指数(CPIコア指数)
・ 22:30 カナダ 1月 景気先行指数
00:00 米国 1月 景気先行指標総合指数
・ 04:00 英国 ポーゼン英中銀金融政策委員会(MPC)委員講演

ピボットポイントなどは山内俊哉のココに注目!もご覧ください

2012年2月16日 (木)

2/16 本日の戦略-ギリシャ支援不透明、20日決定ならサプライズか-

おはようございます。本日は天気図の日とラジオで言っていました。かなり昔のことですが、ラジオ第2の気象通報を聞いて天気図を書いていたころがあったのを思い出しました。

■変化率から見た前日の通貨の強弱
豪ドル>ポンド>ドル>円>NZドル>ユーロ
※ ">" の左側の通貨が右側の通貨より強いことを示しています。

■本日の見通し
昨日のEU財務局当局者のギリシャ支援の延期発言は、ギリシャが総選挙を4月に控えていることから、以前から燻っていた「選挙後に財政緊縮策を反故にされる」という懸念を払しょくするために、ギリシャの総選挙後に改めてコミットさせるということではないかと思います。延期と言っても同当局者は「依然、デフォルトは回避の模様」とも発言していますので、ザイベルト独財務相報道官が「ドイツは、ギリシャが支払い不能になるとは諦めていない」と発言していることやドイツの新聞が「ユーロ圏はギリシャへつなぎ融資を検討」と報じていることを考えると、3月20日のギリシャ国債償還(145億ユーロ)については、つなぎ融資を実施して回避しながら、ギリシャに緊縮財政を実行させることを確約して第2次支援を決定と、最終決定まではまた先延ばしにする可能性が高そうです。ユンケル・ユーログループ議長は「20日に決定を下せると確認」と発言、ベニゼロス・ギリシャ財務相はユーログループ人書簡を送付、「20日の決定望む、ギリシャ第2次支援が承認されると確信」と発言しています。もし、20日(月)のユーロ圏財務相会合で決定されればサプライズとなり、ユーロが買われると思いますが、市場はこの可能性が低いと見ているため、ユーロの弱含みが継続し、1.31ドル台から1.32ドル台は売られやすい状況と思います。

昨日は市場が注目していた米FOMC議事録が公表されました。内容は「一部は景気腰折れやインフレ鈍化で追加購入を示唆」「他のメンバーは景気・物価次第追加購入も」「少数派追加証券購入が正当化される公算」との内容でした。特に目新しいことはなかったため、更なる追加緩和の可能性を予想していた一部市場の思惑と異なり、発表後にはドルは買われました。ドル/円は昨日のブログに書きました通り、円売りのセンチメントが継続していますので、リスク回避局面でのドル買い、円買いとなったとしても、ドルの方が強いことから、77円台後半から78円台前半では底堅く推移すると思います。

先ほど発表がありました豪の失業率は5.1%(予想5.3%)、新規雇用者数は46,300人増(予想10,000人増)に比べてかなり良い内容となりました。一方、前月の新規雇用者数は29,300人減から35,600人減に下方修正されました。新規雇用者数の内訳はフルタイムが12,300人増、パートタイムが34,000人増とどちらも増加しています。今回の強い雇用を受け、3月の利下げの可能性はほぼなくなったと見ています。一方、朝方にはロウ豪準備銀行副総裁が「長期の豪ドル高が一部企業に打撃与えている」などと発言していることから、今後は口先介入に近いものが出てくる可能性があります。ただ、米、英、日が追加緩和や長期の低金利政策をとり、これに欧州も参入してくる可能性が高いことから、必然的に豪ドルなどが志向されることになりやすため、押し目があれば買われると思います。

■AUDUSD 日足(一目均衡表、ストキャスティクス) AUDUSD source:uedaharlowfx
豪ドル/米ドルは足許では一目均衡表(日足)の転換線がレジスタンスとなって上昇を阻んでいます。このまま転換線がレジスタンスとして機能すると、2/8の高値の1.0844ドルが当面の天井となる可能性が高まります。この場合、基準線(1.0538ドル)がサポートとみられます。一方、21日移動平均線からの乖離率を見ると、1%も乖離していない状態なので、レジスタンを上に抜けてくると2/8の高値の1.0844ドルがターゲットとなりそうです。

■主要通貨の短期のトレンド
USDJPY  ストキャスティックス(スロー)がデッドクロスしたが
EURJPY  一目均衡表(日足)の雲の中を推移
GBPJPY  ロウソク足で寄引同時線(攻防の分岐)出現
AUDJPY  ロウソク足で寄引同時線(買いの弱体)出現
NZDJPY  ロウソク足で上影陰線(先安暗示)出現
CADJPY  ロウソク足で上影陰線(先安暗示)出現
ZARJPY  一目均衡表(日足)の転換線(10.06円)がサポートとなるか
NOKJPY  一目均衡表(日足)の遅行線が雲上限でレジスタンス
MXNJPY  ロウソク足で上影陰線(先安暗示)出現
HKDJPY  ストキャスティックス(スロー)がデッドクロスしたが
SGDJPY  ロウソク足で上影陰線(先安暗示)出現
EURUSD  21日移動平均線を下抜け

■変動率からの予想レンジ 08:35→NYクローズ

Ccy 予想レンジ
USDJPY 78.24 ~ 78.74
EURJPY 102.00 ~ 103.17
GBPJPY 122.64 ~ 123.70
AUDJPY 83.52 ~ 84.49
NZDJPY 65.03 ~ 65.78
CADJPY 78.13 ~ 78.85
ZARJPY 9.98 ~ 10.14
NOKJPY 13.47 ~ 13.65
MXNJPY 6.02 ~ 6.11
HKDJPY 10.06 ~ 10.14
SGDJPY 61.83 ~ 62.40
EURUSD 1.3002 ~ 1.3138

■前日のサマリー
昨日の東京時間には中国人民銀行総裁が「BRICS諸国はEU危機解決支援に前向き、中銀・政府ファンドを通じて支援可能」と前向きな発言を行ったことから、市場に安心感が出て、ユーロ/ドルは1.3109ドルからロンドン時間には1.3191ドル、ユーロ/円も102.87円からロンドン時間には103.49円へと上昇しました。しかしながら、EU筋から「ユーロ圏財務当局は、ギリシャ支援の一部、あるいは全ての延期を検討」と発言したことで、市場が失望し、NY時間にはユーロ/ドルが1.3044ドル、ユーロ/円が102.19円まで下落、ユーロ圏臨時財務相会合はユンケル・ユーログループ議長が「ギリシャ支援を巡る必要な決定を20日(月)に行うと確信している」と発言したことなどから、ユーロ/ドルは一時1.31ドルを回復、ユーロ/円も102.64円まで上昇したものの、戻りは限定的となりました。

ドル/円は朝方は5・10日にあたったこともあり、輸入企業のドル買いなどから一時78.67円まで上昇しましたが、その後は78円台ミドルを挟んでの小動きとなりました。NY時間に入って、NY連銀製造業景気指数が下振れしたことやギリシャ支援の不透明感が増したこと、NYダウのマイナス幅が一時100ドルを超えたことから、78.18円まで下落しましたが、クローズにかけてはユンケル議長の発言(上記)を受け、78円台ミドル手前に窓してクローズしました。

豪ドル/円、NZドル/円、ポンド/円などクロス円については、アジア時間に中国人民銀行の発言を受け上昇した分をNY時間に吐き出してクローズしました。
クローズはドル/円が78.42円、ユーロ/ドルが1.3061ドル、ユーロ/円は102.46円。

■株価(bloomberg.co.jp)

Index 引値 前日比
日経225 9260.34 208.27
FTSE100(英) 5892.16 -7.71
DAX(独) 6757.94 29.75
NYダウ(米) 12780.95 -97.33
S&P500(米) 1343.23 -7.27
NASDAQ(米) 2915.83 -16.00

■金利(bloomberg.co.jp)

Country 利回り 前日比
米10年債 1.93 -0.01
日本10年債 0.966 0.000
英10年債 2.08 -0.01
独10年債 1.86 -0.04

■コモディティ価格

Commodities 引値 前日比
NY金(期近) 1728.10 10.40
NY原油(期近) 101.80 1.06

■本日の指標発表(FXミュージアムより)
2/16(木)
09:30 豪 1月 新規雇用者数
09:30 豪 1月 失業率
・ 18:00 ユーロ圏 欧州中央銀行(ECB)月報
・ 18:30 ユーロ圏 スペイン国債入札
・ 22:30 カナダ 12月 対カナダ証券投資額
・ 22:30 カナダ 12月 製造業出荷
・ 22:30 米国 1月 卸売物価指数(PPI)
・ 22:30 米国 1月 卸売物価指数(PPIコア指数、食品・エネルギー除く)
22:30 米国 1月 住宅着工件数
22:30 米国 1月 建設許可件数
・ 22:30 米国 前週分 新規失業保険申請件数
23:00 米国 バーナンキ米連邦準備理事会(FRB)議長講演
・ 00:00 米国 2月 フィラデルフィア連銀製造業景気指数

ピボットポイントなどは山内俊哉のココに注目!もご覧ください

2012年2月15日 (水)

2/15 本日の戦略-ファンダメンタルズ要因からもしばらく円安か-

おはようございます。プロ野球のキャンプも大詰めを迎えているようですね。あまり野球には興味がないので、申し訳ないのですが、こういったニュースが話題となっている間は平和ということですね。

■変化率から見た前日の通貨の強弱
ドル>NZドル>豪ドル>ユーロ>ポンド>円
※ ">" の左側の通貨が右側の通貨より強いことを示しています。

■本日の見通し
ユーロ圏財務相会合が電話会議に変更されたことで、ギリシャ支援が本日決まる可能性は低く、次回会合の20日に持ち越されることになりそうです。ユンケル・ユーログループ議長は「テクニカルな作業が必要」との認識を示していますが、バイトマン独連銀総裁は「ギリシャの債務削減への公的部門の参加を拒否」との見解を示しているため、今後予定されている民間債権者との債務交換交渉にも影響を与える可能性があり、ギリシャ第2次支援には不透明感が付きまといます。本日朝にはS&Pがポルトガルの金融機関7行の格付けを引き下げ、見通しを「ネガティブ」としています。このため、本日発表される仏、独、ユーロ圏のGDP速報値が下振れするようだと、チャート的にも直近での主要なサポートを切れてきているため、ユーロが対ドルでは一段と下落する可能性があります。

ドル/円は1/25日以来となる78円台へ上昇、高値を78.54円まで伸ばし、昨年10/31の本邦政府・日銀の介入以来のレンジの78.30円を上に抜けました。今後も円安の流れが続くかは、昨日に日銀が行った10兆円の緩和策の効果がいつまで続くのかということがあります。これまで本邦初の材料としては①2011年の貿易収支が31年ぶりに赤字になった。②経常収支が2010年台半ばに赤字に転落する可能性。③先週発表された10-12月のGDP速報値が年率換算で-2.3%と下振れが示されたこと。④日銀がインフレ目標を明確にしたこと。が上げられると思います。①~③については、東日本大震災、タイの洪水と一時的な要因もありますが、構造的な問題のため今後も続くと思われます。④については、文言の変更に留まっていると見られるため、冷静に見た場合には、ドル/円が80円を超えて円安に向かうというのはここ数カ月では難しいと思います。

昨日格付け機関ムーディーズにより、見通しが「ネガティブ」に変更された英国は、本日、失業率と失業保険申請件数の発表が予定されています。また、中銀からは四半期インフレレポートとキング中銀総裁の記者会見が予定されています。英中銀は今月の金融政策委員会で500億ポンドの追加緩和を決めていることから、景気見通しやインフレ見通しが下方修正された場合には、ポンドの一段安につながる可能性が高いと思います。ポンド/ドルのチャートは下落を示しているように見えます。ポンド/円は逆に上昇の可能性があり、まちまちとなっています。

■GBPUSD 日足(一目均衡表、MACD) GBPUSD source:uedaharlowfx
ポンド/ドルはサポートとみられていた一目均衡表(日足)の雲の中に入ってきたことで、2/8の高値の1.5926ドルが当面の天井となったように思えます。また、遅行線も薄いながら雲の下に抜け出てきました。MACDでもデッドクロスしていることから、調整が続くものと思います。次のサポートとなる基準線の1.5579ドルを下に抜けると、雲の下限となる1.54ドル台を目指すと思います。

■主要通貨の短期のトレンド
USDJPY  レンジ上限78.30円を上抜け
EURJPY  一目均衡表(日足)の転換線(101.44円)がサポート
GBPJPY  一目均衡表(日足)の雲を上抜け
AUDJPY  年初来高値更新
NZDJPY  年初来高値更新
CADJPY  年初来高値更新
ZARJPY  一目均衡表(日足)の転換線(10.03円)がサポートか
NOKJPY  一目均衡表(日足)の雲を上抜け
MXNJPY  年初来高値更新
HKDJPY  一目均衡表(日足)の雲を上抜け
SGDJPY  一目均衡表(日足)の転換線(61.57円)がサポート
EURUSD  一目均衡表(日足)の転換線(1.3173ドル)がサポートか

■変動率からの予想レンジ 08:13→NYクローズ

Ccy 予想レンジ
USDJPY 78.23 ~ 78.73
EURJPY 102.54 ~ 103.67
GBPJPY 122.64 ~ 123.68
AUDJPY 83.46 ~ 84.41
NZDJPY 65.10 ~ 65.83
CADJPY 78.20 ~ 78.91
ZARJPY 10.08 ~ 10.25
NOKJPY 13.59 ~ 13.76
MXNJPY 6.08 ~ 6.17
HKDJPY 10.06 ~ 10.14
SGDJPY 61.83 ~ 62.39
EURUSD 1.3075 ~ 1.3208

■前日のサマリー
昨日は久しぶりにドル/円が大きく(といっても1円ほどですが)動きました。まず、日銀の金融政策の表現を「物価安定の理解」から改め「1%をめどとする」に明確にしました(内容は変わらず)。更に、資産買い入れ枠を10兆円増加することを発表、今回は文言の変更のみに留まると見ていた市場は円売りで反応しました。また、NY時間には発表された米小売売上高が市場予想より下振れし、NYダウが一時下落したことやギリシャの新民主主義党のサマラス党首が財政緊縮策への署名がまだとのヘッドライン、ユンケル・ユーログループ議長が「ギリシャは、まだ政治指導者の誓約書を提出していない」などと発言、本日予定されていたユーロ圏財務相会合が伝ワン会議に変更されたため、リスク回避の動きでドルが買われたことも重なり、ドル/円は78円台前半のストップロスを巻き込んで78.54円まで上昇し、そのまま高値圏でクローズしました。このため、ユーロ/円、豪ドル/円などのクロス円も上昇となりました。

一方、ユーロはイタリア3年債の入札が順調だったことや独ZEW景況感調査がプラスを回復したことで、ロンドン時間にはユーロ/ドルが1.3216ドル、ユーロ/円が103.12円まで上昇しました。しかし、NY時間に入るとユンケル・ユーログループ議長の発言(上記参照)を受け、ギリシャ支援合意に対しての懸念が浮上したことに加え、バイトマン独連銀総裁が「ギリシャの債務削減への中央銀行の参加を拒否」と発言したことから、ユーロ/ドルは1.3080ドルへと下落しましたが、ユーロ/円は102.62円までの下落に留まりました。クローズにかけてはサマラス党首が署名とのヘッドラインもあり、安値からは戻しました。

NY市場では、米小売の弱い内容やギリシャ支援に対しての進展に懸念が出たため、リスクを回避するドル買いの動きにつながり、ドルストレートは下落、豪ドル/米ドルは一時1.0627ドル、NZドル/米ドルは0.8274ドル、ポンド/ドルは1.5643ドルまで下落する場面が見られました。
クローズはドル/円が78.42円、ユーロ/ドルが1.3131ドル、ユーロ/円は102.98円。

■株価(bloomberg.co.jp)

Index 引値 前日比
日経225 9052.07 52.89
FTSE100(英) 5899.87 -5.83
DAX(独) 6728.19 -10.28
NYダウ(米) 12878.28 4.24
S&P500(米) 1350.50 -1.27
NASDAQ(米) 2931.83 0.44

■金利(bloomberg.co.jp)

Country 利回り 前日比
米10年債 1.94 -0.04
日本10年債 0.966 -0.016
英10年債 2.09 -0.03
独10年債 1.90 -0.03

■コモディティ価格

Commodities 引値 前日比
NY金(期近) 1717.70 -7.20
NY原油(期近) 100.74 -0.17

■本日の指標発表(FXミュージアムより)
2/15(水)
・ 14:00 日本 金融経済月報(基本的見解)
15:30 フランス 10-12月期 国内総生産(GDP)速報値
16:00 ドイツ 10-12月期 国内総生産(GDP)速報値
・ 18:30 英国 1月 失業保険申請件数
・ 18:30 英国 1月 失業率
・ 19:00 ユーロ圏 10-12月期 四半期域内総生産(GDP)速報値
・ 19:00 ユーロ圏 12月 貿易収支
19:30 英国 英中銀イングランド銀行インフレリポート
・ 19:30 英国 キング・イングランド銀行(BOE)総裁記者会見
・ 20:00 南ア 12月 小売売上高
・ 21:00 米国 MBA住宅ローン申請指数
22:30 米国 2月 ニューヨーク連銀製造業景気指数
・ 23:00 米国 12月 対米証券投資
・ 23:15 米国 1月 鉱工業生産
・ 23:15 米国 1月 設備稼働率
・ 23:15 米国 フィッシャー米ダラス連銀総裁講演
・ 00:00 米国 2月 NAHB住宅市場指数
04:00 米国 米連邦公開市場委員会(FOMC)議事要旨
・ 未定 ユーロ圏 ユーロ圏財務相電話会議

ピボットポイントなどは山内俊哉のココに注目!もご覧ください

2012年2月14日 (火)

2/14 本日の戦略-ユーロ圏格下げの影響で、ギリシャ支援決定でもユーロの上値は重そう-

※14:45分まで掲載していました、変化率から見た前日の通貨の強弱が間違っていました。お詫びして訂正させていただきます。

おはようございます。何かで読んだのですが、現代人は冬では3度気温が低いと寒さを感じるそうです。今年の寒さがこたえるのは、温暖化や都市のヒートアイランド現象で暖かくなっているせいでしょうか。単なる年のせいだったりして。

■変化率から見た前日の通貨の強弱
NZドル>豪ドル>円>ポンド>ドル>ユーロ
※ ">" の左側の通貨が右側の通貨より強いことを示しています。

■本日の見通し
本日8時くらいに格付け機関ムーディーズがイタリア、スペイン、ポルトガル、マルタ、スロバキア、スロベニアの6カ国を格下げ、見通しを「ネガティブ」としました。また、英国も格付けは据え置かれたものの、見通しは「ネガティブ」とされました。発表直後にはCTA(商品投資顧問)系のユーロやポンド売りがみられたようで、豪ドルやNZドルも連れ安となりました。ギリシャについても緊縮の誓約書を15日までに提出しなければならないことや民間債権者との債務交換についても合意しなければなりません。明日のユーロ圏財務相会合では支援を決定するとの見方が強く残っているものの、予断を許さない状況には変化がなく、周辺では格付け機関の格下げが行われていることで、支援が合意されたとしてもユーロの上値は重くなりそうです。また、19:00に予定されているイタリア国債の入札なども内容が悪ければユーロ売り要因とされそうです。

ドル/円は本日の日銀金融政策決定会合と15:30に開始される白川日銀総裁の記者会見が注目されると思います。今回は特に、日銀の定めている物価目標に対する文言に変更がある(内容には変更がない)ものと思われ、会合も長引くのではないかと思います。また、円高対策として政治的な圧力が高まっていることを考慮すると、追加緩和の期待を多少は持たれていると見られることから、変更がなかった場合には反動からの多少のドル売り(円買い)が出るものと思います。一方、米国では小売売上高の発表が予定されていて、前月比で+0.8%、自動車を除く部分でも+0.5%が予想されています。内容が良ければクロス円(ユーロとポンドは鈍くなると思うが)の上昇につながりやすいでしょう。

その他としては、18:30に英消費者物価指数が発表されます。英では明日に中銀のインフレレポートが公表されますが、消費者物価指数(前年比)が4%(予想は3.6%)を割り込んでくるようだと、更なる追加緩和への期待も高まることからポンドが売られやすくなると思います。ムーディーズによる見通しの変更もこれに拍車をかける可能性があります。

■EURUSD 日足(一目均衡表、ストキャスティックス) EURUSD source:uedaharlowfx
ユーロ/ドルは1/27の高値の1.3233ドルを上抜けて2/9に1.3319ドルまで上昇しましたが、ロウソク足とストキャスティクスを見ると、価格は上昇しているが、ストキャスティクスは低下しているというダイバージェンスの状態となっています。このパータンは下落につながる確率が高いといえます。現在、一目均衡表(日足)の転換線近辺へと下落していて、ここを下抜けすると、基準線と雲の下限の重なっている1.2970ドル近辺までの調整があると思います。

■主要通貨の短期のトレンド
USDJPY  一目均衡表(日足)の雲の上限(77.56円)がサポートか
EURJPY  ストキャスティクス(スロー)がデッドクロス
GBPJPY  一目均衡表(日足)の雲の上限(122.80円)がレジスタンス
AUDJPY  5日移動平均線(83.19円)がサポート
NZDJPY  年初来高値更新
CADJPY  ストキャスティクス(スロー)がデッドクロス
ZARJPY  一目均衡表(日足)の転換線(9.96円)がサポートか
NOKJPY  一目均衡表(日足)の雲上限(13.59円)がレジスタンスだが
MXNJPY  5日移動平均線(6.04円)がサポート
HKDJPY  一目均衡表(日足)の雲の上から中へ
SGDJPY  一目均衡表(日足)の転換線(61.37円)がサポートか
EURUSD  一目均衡表(日足)の転換線(1.3173ドル)がサポートか

■変動率からの予想レンジ 08:15→NYクローズ

Ccy 予想レンジ
USDJPY 77.38 ~ 77.83
EURJPY 101.81 ~ 102.95
GBPJPY 121.87 ~ 122.88
AUDJPY 82.86 ~ 83.79
NZDJPY 64.39 ~ 65.09
CADJPY 77.27 ~ 77.95
ZARJPY 9.99 ~ 10.15
NOKJPY 13.47 ~ 13.63
MXNJPY 6.04 ~ 6.13
HKDJPY 9.94 ~ 10.01
SGDJPY 61.57 ~ 62.10
EURUSD 1.3123 ~ 1.3262

■前日のサマリー
昨日は日本時間朝方から始まったギリシャの緊縮財政案の採決が199対74で可決されたことから、市場の懸念が後退してユーロが買い戻される展開となり、ユーロ/ドルは朝方の1.3205ドル近辺からロンドン時間には1.3284ドルまで上昇、ユーロ/円は102.20円近辺から同じくロンドン時間には103.18円まで上昇しました。しかし、イタリアの大手金融ウニクレディトがギリシャ債での評価損失の噂で取引停止となったほか、格付け機関S&Pがスペインの金融機関15行の格付けを引き下げたことからユーロが売られ、クローズ間際にはユーロ/ドルが1.3186ドル、ユーロ/円が102.30円近辺まで売られました。

ドル/円は77円台後半で小動きを続けていましたが、NY時間帯にイタリア大手金融機関ウニクレディトへの懸念からのリスク回避の動きで77.50円のストップロスをつけて、一時77.40円まで下落しましたが、クローズにかけては米2年債の利回りが回復したこともあり、77.64円まで戻して77.60円近辺でクローズしました。
クローズはドル/円が77.56円、ユーロ/ドルが1.3183ドル、ユーロ/円は102.28円。

■株価(bloomberg.co.jp)

Index 引値 前日比
日経225 8999.18 52.01
FTSE100(英) 5905.70 53.31
DAX(独) 6738.47 45.51
NYダウ(米) 12874.04 72.81
S&P500(米) 1351.77 9.13
NASDAQ(米) 2931.39 27.51

■金利(bloomberg.co.jp)

Country 利回り 前日比
米10年債 1.97 -0.01
日本10年債 0.982 0.003
英10年債 2.12 0.01
独10年債 1.93 0.02

■コモディティ価格

Commodities 引値 前日比
NY金(期近) 1724.90 -0.40
NY原油(期近) 100.91 2.24

■本日の指標発表(FXミュージアムより)
2/14(火)
・ 09:01 英国 1月 英王立公認不動産鑑定士協会(RICS)住宅価格指数
・ 09:30 豪 1月 NAB企業景況感指数
・ 11:45 米国 ウィリアムズ米サンフランシスコ連銀総裁講演
・ 00:00 日本 日銀金融政策決定会合
・ 13:30 日本 12月 鉱工業生産確報値
・ 15:30 日本 白川方明日銀総裁定例記者会見
・ 16:45 フランス 10-12月期 非農業部門雇用者速報値
18:30 英国 1月 消費者物価指数(CPI)
・ 18:30 英国 1月 小売物価指数(RPI)
・ 18:30 ユーロ圏 スペイン国債入札
・ 19:00 ユーロ圏 12月 鉱工業生産
・ 19:00 ユーロ圏 2月 ZEW景況感調査
19:00 ドイツ 2月 ZEW景況感調査
19:00 ユーロ圏 イタリア国債入札
・ 22:30 米国 1月 輸入物価指数
・ 22:30 米国 1月 輸出物価指数
22:30 米国 1月 小売売上高
・ 22:45 米国 プロッサー米フィラデルフィア連銀総裁講演
・ 00:00 米国 12月 企業在庫
・ 00:00 米国 ガイトナー米財務長官上院財政委員会証言

ピボットポイントなどは山内俊哉のココに注目!もご覧ください

2012年2月13日 (月)

2/13 本日の戦略-ギリシャ採決可決、しかしハードルはまだ高い-

おはようございます。昨日はNHKオンデマンドの「見逃し」パックを購入して半日くらいいろいろな番組を見ていました。中でも光速を超えたニュートリノの発見にまつわる番組は、アインシュタインの相対性理論を覆す可能性があることで、発表に至るまでの科学者の苦悩と慎重な検証にには驚きました。

■変化率から見た前日の通貨の強弱
ドル>円>ポンド>ユーロ>NZドル>豪ドル
※ ">" の左側の通貨が右側の通貨より強いことを示しています。

■本日の見通し
日本時間朝方から開始されたギリシャ議会の採決では賛成199票、反対74票で可決されたことから、足許の懸念が後退したと看做され、ユーロ/ドルは1.3260ドル、ユーロ/円は102.92円まで上昇しましたが、15日のユーロ圏財務相会合で第2次支援が決定するまでは予断が許さない状況が続くことから、さらに積極的にユーロを買い進む動きにはつながらず、上値が重い状況となっています。本日はイタリア、ドイツ、フランスの国債入札が予定されていますので、ギリシャの採決を受けて入札が順調に行われると見ていますが、もし不調となった場合には、ユーロへのリスクが再び高まることになります。

ドル/円は、8:50に発表された本邦10-12月期GDP速報値は年率換算で2.3%の減速が示されたものの、積極的な円売りにはつながっていません。円については明日の日銀の金融政策決定会合では、デフレ脱却のための物価目標の文言修正程度に留まるとみられるため、更に円を売る動きにはつながらないと思います。

豪ドルは、先ほど発表された豪住宅ローンでは前月比が2.3%へ上振れしていたものの、ギリシャの可決で先行して上昇していたため、影響は限定的となり、ほとんど反応は見られません。週前半はギリシャ問題16日の失業率などの発表を待つ展開が予想されますが、ギリシャ支援については、ギリシャ、ユーロ圏双方ともギリシャの離脱や債務不履行を望んでいないため、ギリギリのところで決定されると見られることから、豪ドルなどは買われやすいと思います。

■NZDJPY 日足(一目均衡表、ストキャスティックス) NZDJPY source:uedaharlowfx
NZドル/円は昨年12/20に一目均衡表(日足)の転換線を上に抜けて以来、一時的に割り込むことはあっても直ぐに同線を回復した場合にはサポートが継続し現在に至っています。このため、同線の63.71円が引き続きサポートとなると見られます。ただ、チャート上では2/9の高値のあと、2/10に上昇幅と同程度の下落をしたことで、短期的な調整に入った可能性も否定できません。1/26の高値の63.80円と前出の転換線を割り込むとその可能性は高く、この場合はまず、基準線の62.35円近辺まで下落するとみられます。一方では2/9の高値の64.85円を上抜ける可能性もあり、この場合は昨年9/1の高値の65.75円近辺まで上昇すると思います。

■主要通貨の短期のトレンド
USDJPY  一目均衡表(日足)の雲の上限(77.56円)がサポートか
EURJPY  1/26の高値の(102.19円)がサポートとなるか
GBPJPY  一目均衡表(日足)の雲の上限(122.94円)がレジスタンス
AUDJPY  一目均衡表(日足)の転換線(82.21円)がサポートか
NZDJPY  一目均衡表(日足)の転換線(63.64円)がサポートか
CADJPY  一目均衡表(日足)の転換線(76.39円)がサポートか
ZARJPY  一目均衡表(日足)の転換線(9.96円)がサポートか
NOKJPY  一目均衡表(日足)のち光線が雲の下限に接近
MXNJPY  一目均衡表(日足)の転換線(5.59円)がサポートか
HKDJPY  一目均衡表(日足)の雲の上限(9.97円)がサポートか
SGDJPY  一目均衡表(日足)の転換線(61.37円)がサポートか
EURUSD  一目均衡表(日足)の転換線(1.3173ドル)がサポートか

■変動率からの予想レンジ 08:43→NYクローズ

Ccy 予想レンジ
USDJPY 77.49 ~ 77.94
EURJPY 101.97 ~ 103.11
GBPJPY 121.96 ~ 122.96
AUDJPY 82.52 ~ 83.43
NZDJPY 63.95 ~ 64.64
CADJPY 77.23 ~ 77.91
ZARJPY 9.95 ~ 10.11
NOKJPY 13.44 ~ 13.60
MXNJPY 6.01 ~ 6.09
HKDJPY 9.98 ~ 10.05
SGDJPY 61.38 ~ 61.90
EURUSD 1.3129 ~ 1.3271

■前日のサマリー
週末は、9日のユンケル・ユーログループ議長のギリシャ支援決定の保留から、市場はユーロのポジション調整が先行し、9:30に発表された豪準備銀行(RBA)の四半期金融政策報告で、豪インフレ率、成長見通しがともに引き下げられたことから、豪も調整となり、資源国通貨などが軒並み調整となりました。また、ロンドン・NY時間にはギリシャの強制等指導者がパパデモス政権の不支持を表明、閣僚が辞任したことや格付け機関S&Pがイタリアの銀行34行の格付けを引き下げたこともリスク要因となり、週末ということもあり、ポジション調整が終日続いて状態となりました。

このため、全般的にはドルと円が買われる動きとなり、米10年債利回りの低下から、ドル/円は77.55円、ユーロ/円は102.21円、ポンド/円は122.04円、豪ドル/円は82.64円、NZドル/円は64.12円、南アランド/円は9.96円まで一時下落しました。一方、ユーロ/ドルは1.3156ドル、ポンド/ドルは1.5729ドル、豪ドル/米ドルは1.0640ドル、NZドル/米ドルは0.8248ドルまで一時下落しました。

クローズにかけてはギリシャ閣僚が緊縮財政案を承認したことから小幅戻しました。
クローズはドル/円が77.67円、ユーロ/ドルが1.3189ドル、ユーロ/円は102.43円。

■株価(bloomberg.co.jp)

Index 引値 前日比
日経225 8947.17 -55.07
FTSE100(英) 5852.39 -43.08
DAX(独) 6692.96 -95.84
NYダウ(米) 12801.23 -89.23
S&P500(米) 1342.64 -9.31
NASDAQ(米) 2903.88 -23.35

■金利(bloomberg.co.jp)

Country 利回り 前日比
米10年債 1.99 -0.05
日本10年債 0.979 -0.009
英10年債 2.11 -0.11
独10年債 1.90 -0.11

■コモディティ価格

Commodities 引値 前日比
NY金(期近) 1725.30 -5.90
NY原油(期近) 98.67 -1.17

■本日の指標発表(FXミュージアムより)
2/13(月)
08:50 日本 10-12月期 四半期実質国内総生産(GDP)速報値
・ 08:50 日本 12月 第三次産業活動指数
・ 09:30 豪 12月 住宅ローン件数
・ 16:00 ドイツ 1月 卸売物価指数(WPI)
・ 17:15 スイス 1月 生産者輸入価格
19:00 ユーロ圏 イタリア国債入札
・ 19:15 ユーロ圏 ドイツ国債入札
・ 23:00 ユーロ圏 フランス国債入札

ピボットポイントなどは山内俊哉のココに注目!もご覧ください

2012年2月12日 (日)

2/13の週の見通し -ギリシャ支援継続なら、ユーロ諸国のGDPの注目-

こんばんは。

■日、週、月、年データ Rate ※表をクリックすると拡大します。

■今週の見通し
今週はギリシャの第2次支援が大詰めを迎える可能性があります。これまでのギリシャの第2次支援を巡るユーロ圏の動きを振り返るため、下記の表を作成しました。

日付 内容
2011/7/21 ユーロ圏はギリシャ第2次支援を決定
EFSFとIMFが2014年半ばまでに1090億ユーロを融資する
ユーロ圏各国はギリシャ各銀行の資本を増強するため合計200億ユーロを拠出する
2011/10/26 国際金融協会(IIF)はギリシャ債の額面50%減免に同意
2011/11/6 パパンドレウ首相辞任表明
2011/12/11 パパデモス新首相就任
2012/1~ ギリシャと国際金融協会(IIF)の債務交換交渉継続
2012/1/28 国際金融協会(IIF)はギリシャ30年物新発債で平均で最低3.6%の表面金利を受け入れる用意があることを示唆
2012/2/9 緊縮策「与党大筋合意」年金給付削減は難航
ユーロ圏財務相会合ではギリシャ第2次支援の結論持ち越し
2012/2/10 国民正統派運動(LAOS)に所属する閣僚・副大臣6人は辞表を提出(議席数15)
2012/2/12 ギリシャ議会採決(承認?)
2012/2/13~ 民間債権者へ正式提案、参加応募
ECBやユーロ圏中央銀行が保有するギリシャ国債の取り扱い決定?
2012/2/15 ユーロ圏臨時財務相会合(ギリシャ支援決定?)
2012/3/20 ギリシャ国債145億ユーロ償還



【ドル/円】
週末には、豪四半期金融政策の発表を受け、豪ドルに調整が入ったほか、ギリシャの第2次支援に対する不透明感から、リスク回避の動きとなりドルと円が買われましたが、ドル/円は13-14に開催される日銀の金融政策決定会合で追加緩和の期待が浮上していることもあり、ドルに対しては弱含みが続き、77円台後半での動きとなりました。週明けの日銀金融政策決定会合ではデフレ脱却に向けて日銀が掲げている今の物価の目標を分かりやすく示すための方法について、議論を始める見込みです。ただ、日銀内には慎重な見方もあることや現時点でも「消費者物価の伸びが、2%以下のプラスの領域で、1%程度」という物価水準が展望できるまでとしていることから、内容に新鮮味がなければ円がさらに下落することは考えにくいと思っています。また、13日(月)に発表される10-12月期GDPのマイナスが市場予想より悪化した場合には、円が売られることになりそうです。

【ユーロ】
ギリシャの第2次支援が15日のユーロ圏臨時財務相会合で決定されるかが最大の焦点となりそうですが、経済指標でも14日には独ZEW景況感調査、15日にフランス、ドイツ、ユーロ圏などGDP速報値の発表が予定されています。ドイツの景況感悪化やユーロ圏諸国のGDPが市場予想以上に悪化した場合にはユーロ下落の要因となると思いますが、15日に開催されるユーロ圏臨時財務相会合でギリシャ第2次支援が決定された場合には3月に大量償還を迎えるギリシャへの不安が一時的に後退(4月にはギリシャの総選挙が予定されている)するとみられるため、ユーロの買い戻しにつながると思います。

【ポンド】
英国では9日の金融政策委員会では資産買い入れプログラムを500億ポンド追加し3,250億ポンドとしました。声明では「インフレ率が中期的に2%の目標を下回る恐れがある」としています。15日(水)に中銀のインフレレポートが公表され、見通しについてはこれにより明らかになると思いますが、内容によってはさらなる追加緩和の可能性も出てくると思われることから、ポンドの上昇には限りがあるのではないかと思います。ただ、先週後半は9日の追加緩和期待からポンドが先行して下落していたうえ、ポンドもドルや円と同じようにファンディング通貨(資金調達通貨)の一つになっているため、リスク回避の局面ではポンドが買われるようになっています。このため、ギリシャ支援が決まった場合でもポンドの上昇は限定的になると見られます。

【豪ドル】
10日に発表された豪準備銀行(RBA)の四半期金融政策報告は2012年のインフレ率を、従来の3.25%から3%に引き下げ、2012年のGDP成長率を、従来の4%から3.5%に引き下げと短期的な経済成長とインフレの見通しを下方修正し、必要時にはさらに利下げ する余地があるとの認識を示しました。このため、豪ドルは調整となりましたが、15日(水)のユーロ圏財務相会合でのギリシャ支援が決まれば調整が一服すると思われます。また、16日(木)の雇用者数が焦点となると思います。先月大幅に減少した雇用者数(内訳はパートタイムの減少が多く、フルタイムは増加した)が増加するようであれば、、3月利下げの可能性が後退するとみられ、豪ドルの戻りにつながると思いますが、逆に減少するようであれば調整色を強めるものと思います。

■今週の予想レンジ

Ccy Low(下)   High(上)
ドル/円 76.50 78.30
ユーロ/ドル 1.3050 1.3350
ユーロ/円 100.40 103.50
ポンド/円 121.30 123.40
豪ドル/円 81.40 83.90
NZドル/円 62.90 65.70
南アランド/円 9.80 10.25

■注目イベント
2/13(月)
08:50 日本 10-12月期 四半期実質国内総生産(GDP)速報値
・ 08:50 日本 12月 第三次産業活動指数
・ 09:30 豪 12月 住宅ローン件数
・ 16:00 ドイツ 1月 卸売物価指数(WPI)
・ 17:15 スイス 1月 生産者輸入価格
2/14(火)
・ 09:01 英国 1月 英王立公認不動産鑑定士協会(RICS)住宅価格指数
・ 09:30 豪 1月 NAB企業景況感指数
・ 未定 日本 日銀金融政策決定会合
・ 13:30 日本 12月 鉱工業生産確報値
・ 16:45 フランス 10-12月期 非農業部門雇用者速報値
18:30 英国 1月 消費者物価指数(CPI)
・ 18:30 英国 1月 小売物価指数(RPI)
・ 19:00 ユーロ圏 12月 鉱工業生産
・ 19:00 ユーロ圏 2月 ZEW景況感調査
19:00 ドイツ 2月 ZEW景況感調査
・ 22:30 米国 1月 輸入物価指数
・ 22:30 米国 1月 輸出物価指数
22:30 米国 1月 小売売上高
・ 00:00 米国 12月 企業在庫
2/15(水)
・ 06:45 NZ 10-12月期 四半期小売売上高指数
・ 14:00 日本 金融経済月報(基本的見解)
15:30 フランス 10-12月期 国内総生産(GDP)速報値
16:00 ドイツ 10-12月期 国内総生産(GDP)速報値
・ 18:30 英国 1月 失業保険申請件数
・ 18:30 英国 1月 失業率
・ 19:00 ユーロ圏 10-12月期 四半期域内総生産(GDP)速報値
・ 19:00 ユーロ圏 12月 貿易収支
19:30 英国 英中銀イングランド銀行インフレリポート
・ 20:00 南ア 12月 小売売上高
・ 21:00 米国 MBA住宅ローン申請指数
22:30 米国 2月 ニューヨーク連銀製造業景気指数
・ 23:00 米国 12月 対米証券投資
・ 23:15 米国 1月 鉱工業生産
・ 23:15 米国 1月 設備稼働率
・ 00:00 米国 2月 NAHB住宅市場指数
04:00 米国 米連邦公開市場委員会(FOMC)議事要旨
2/16(木)
09:30 豪 1月 新規雇用者数
・ 09:30 豪 1月 失業率
・ 18:00 ユーロ圏 欧州中央銀行(ECB)月報
・ 22:30 カナダ 12月 対カナダ証券投資額
・ 22:30 カナダ 12月 製造業出荷
・ 22:30 米国 1月 卸売物価指数(PPI)
・ 22:30 米国 1月 卸売物価指数(PPIコア指数、食品・エネルギー除く)
22:30 米国 1月 住宅着工件数
・ 22:30 米国 1月 建設許可件数
・ 22:30 米国 前週分 新規失業保険申請件数
・ 00:00 米国 2月 フィラデルフィア連銀製造業景気指数
2/17(金)
・ 08:50 日本 日銀・金融政策決定会合議事要旨
・ 16:00 ドイツ 1月 生産者物価指数(PPI)
・ 18:00 ユーロ圏 12月 経常収支
・ 18:30 英国 1月 小売売上高指数
・ 19:00 ユーロ圏 12月 建設支出
・ 21:00 カナダ 1月 消費者物価指数(CPI)
・ 21:00 カナダ 1月 消費者物価指数(CPIコア)
22:30 米国 1月 消費者物価指数(CPI)
・ 22:30 米国 1月 消費者物価指数(CPIコア指数)
・ 22:30 カナダ 1月 景気先行指数
00:00 米国 1月 景気先行指標総合指数
経済指標の詳細はFXmuseumのFXカレンダーを参照してください。

2012年2月11日 (土)

シカゴ通貨先物非商業ポジション(2/7現在)

こんばんは。昨日は国会答弁で安住財務相が「75.63円で指示、78.20円で終了」と介入の手の内を明かしたようです。介入に至った経緯やタイミングなどではないのがまだ救いですが、科医卒なような気がしますね。

10日に発表された7日現在のシカゴIMMの非商業(投機)ポジションでは、ドルが73.2億ドルの買い超しに2週連続の大幅減少、円は6,896.4億円の買い超し(ドルでは89.9億ドルの売り超し)に減少、ユーロは175.7億ユーロの売り超し(ドルでは233.0億ドルの買い超し)に大幅減少となりました。また、豪ドルは75.1億豪ドルの買い超し(ドルでは81.1憶ドルの売り超し)に減少、NZドルは23.3億NZドルの買い超し(ドルでは19.5億ドルの売り超し)に大幅増加となりました。

引き続きギリシャの第2次支援が焦点となり、週初にはユーロが売られる場面がみられましたが、ポジションの報告日の火曜日(7日)には「国際的な救済を受けるために必要な財政・構造改革の措置を列挙した文書の最終版で作業」とギリシャ政府から発表があったことから、市場が楽観的な見方になり、ユーロはもとより豪ドルやNZドルなども買われたことで、ドルのネットロングが減少していますが、ギリシャに対する不透明感が払しょくできなことから、ユーロのショーとはそれほど減少していません。また、豪ドルは豪準備銀行が政策金利を据え置いたもののネットロングはやや減少、一方、NZドルはショートが約5,000コントラクトと大幅に解消(ネットではロングが8,500コントラクト増加)したことで、2011年8月2日以来の水準へと増加しています。このため、ロングがたまっている豪ドル、NZドルはリスク回避となるとロングポジションの解消が進むと思われ、昨日はポジションの解消がでたものと思われます。この週末はギリシャ議会での採決、週明け15日(水)にはユーロ圏財務相会合が予定されていることから、ギリシャ第2次支援へ向けての進展がリスク選好につながればユーロのショートポジションの解消、豪ドル、NZドルなどのロングが積み増しされると思いますが、逆の場合には、豪ドル、NZドルのロングの解消が続くと思いますが、ユーロについてはすでにショートポジションがたまっていることもあり、これまで解消されている約3万コントラクト程度が積み増されるのではないかと思います。

■シカゴIMM非商業ポジション

項目 Net(ネット) Dif(増減) Long(買) Short(売) All(総取組)
JPY 55,171 -1,498 84,847 29,676 114,523
EUR -140,593 16,953 32,128 172,721 204,849
GBP -33,122 -6,908 28,161 61,283 89,444
CHF -9,795 1,427 8,331 18,126 26,457
CAD 2,184 21,593 37,065 34,881 71,946
AUD 75,095 -2,949 94,332 19,237 113,569
NZD 23,335 8,538 28,201 4,866 33,067
MXN 55,171 -1,498 84,847 29,676 114,523
source:CFTC

【USD】 USD source:CFTC

ドルは49,782コントラクトのショート増加の6,382コントラクトのショートとなりました。
※ドルのポジションは円、ユーロをはじめ、メキシコペソまでを合計して算出しています。レートはFRBのメジャーカレンシーインデックスを使用しています。

【JPY】 JPY source:CFTC

円は1,498コントラクトのロング減少の55,171コントラクトのロングとなりました。

【EUR】 EUR source:CFTC

ユーロは16,953コントラクトのショート減少の140,593コントラクトのショートとなりました。

【CAD】 CAD source:CFTC

カナダドルは21,593コントラクトのロング増加の2,184コントラクトのロングとなりました。

【NZD】 NZD source:CFTC

NZドルは8,538コントラクトのロング増加の23,335コントラクトのロングとなりました。

他のIMM通貨先物のポジション動向は上田ハーローレポートのシカゴIMM非商業ポジションを参照してください。(13日更新)

2012年2月10日 (金)

2/10 本日の戦略-円は3日連続で主要通貨で下落、週末調整あるか-

おはようございます。最近月の入りがちょうど出勤の時間と重なり、西の空にはっきりと見えます。空気が澄んでいるせいか月がきれいです。

■変化率から見た前日の通貨の強弱
ユーロ>ドル>ポンド>NZドル>豪ドル>円
※ ">" の左側の通貨が右側の通貨より強いことを示しています。

■本日の見通し
昨日はギリシャの連立与党がトロイカ(EU/IMF/ECB)が第2次支援の条件としていた緊縮策を受け入れたとの報道とドラギECB総裁の発言では慎重ながらも明るい表現が入っていたことから、楽観的な見方が広がり、ユーロやクロス円が上昇しています。レーン欧州委員会委員は「ギリシャ議会と法案の動向待ってユーロ圏は決定へ」と発言、ユンケル・ユーログループ議長は「いくつかの要素について議論する必要がある」「15日の会合で最終決定を保証することはできない」と発言しています。ただ、市場ではギリシャのデフォルトはないとの見方が強いことから、15日の会合まではユーロが底堅く推移すると思われます。また、チャート上でもMACDがゴールデンクロスしてきたこともあり、週足の一目均衡表の基準線の1.3586ドル近辺まではあるかもしれません。

ドル/円は米新規失業保険申請件数がよかったこと(米労働省は特殊な要因はなかったとしています)、米10年債利回りが上昇したことなどを背景に77.73円まで上昇し、日足での一目均衡表の雲の上に抜け出ました。また、遅行線も同様に雲の上に出ました。次週13-14日の日銀金融政策決定会合までは追加緩和政策への期待もあり、円が売られやすい状況が続く可能性があります。チャートでも週足の一目均衡表の転換線と基準線を上に抜けたことから、昨年10月31日の介入以来のレンジの上限となる78円25-30円を試しに行くものと思います。

豪ドル/円、NZドル/円はリスク回避の目的でユーロから豪ドル、NZドルに向かっていた資金が逆流するかどうかに注目です。先ほど発表された豪中銀の四半期金融報告では、成長率、インフレ予想を下方修正しています。このため、今週7日(火)に政策金利を据置いた豪中銀も3月もしくは4月に0.25%の利下げをしてくるとの見方が浮上してきているものと思われます。チャート上でも21日移動平均線のからの乖離率が豪ドル/円で3.015%、NZドル/円が3.091%と、調整に入ってもおかしくない水準へと上昇しています。

■AUDJPY 日足(エンベロープ、ストキャスティックス) AUDJPY source:uedaharlowfx
豪ドル/円は本年に入ってから21日移動平均線にサポートされて上昇、21日移動平均線から上方に3%離れた水準に達すると、少し調整するといった動きになっています。ストキャスティックス(スロー)でも%Kスロー、%Dスローが80を超えて推移していて、デッドクロスする可能性が高いことから、クロスした場合には21日移動平均線81.48円近辺まで調整が入る可能性が高いと思います。

■主要通貨の短期のトレンド
USDJPY  一目均衡表(日足)の雲を上抜け
EURJPY  年初来高値更新中
GBPJPY  年初来高値更新中
AUDJPY  年初来高値更新中
NZDJPY  年初来高値更新中
CADJPY  年初来高値更新中
ZARJPY  5日移動平均線(10.14円)がサポート
NOKJPY  年初来高値更新中
MXNJPY  年初来高値更新中
HKDJPY  一目均衡表(日足)の雲を上抜け
SGDJPY  年初来高値更新中
EURUSD  年初来高値更新中

■変動率からの予想レンジ 08:42→NYクローズ

Ccy 予想レンジ
USDJPY 77.46 ~ 77.91
EURJPY 102.71 ~ 103.85
GBPJPY 122.38 ~ 123.40
AUDJPY 83.39 ~ 84.29
NZDJPY 64.49 ~ 65.17
CADJPY 77.78 ~ 78.46
ZARJPY 10.14 ~ 10.29
NOKJPY 13.41 ~ 13.58
MXNJPY 6.06 ~ 6.15
HKDJPY 9.96 ~ 10.03
SGDJPY 62.02 ~ 62.52
EURUSD 1.3224 ~ 1.3366

■前日のサマリー
昨日もユーロが主役となりました。注目のギリシャ問題では、「ギリシャが緊縮策で合意」との英FTのヘッドラインを受けユーロが上昇、22:30から始まったドラギECB総裁の記者会見で「大幅な下向きのリスクは、もはや見えない」などと見通しに対しては慎重さは残したものの、やや楽観的な見方も示され、3月のECB理事会では政策金利に変更がないとみなされたこともユーロの支援材料となり、ユーロ/ドルはNY序盤の安値の1.3235ドルから1.3322ドルまで上昇、ユーロ/円も102.15円から103.28円まで上昇し、ユーロ/ドルは1.32ドル台後半、ユーロ/円はそのままのレベルでクローズしました。

ドル/円は77円台前半で底堅く推移していましたが、22:30に発表された米新規失業保険申請件数が35.8万件と前回よりも減少し、雇用の緩やかな改善傾向を示唆していると看做されたことからドルが買われ、更に米10年債利回りが2.07%台へ上昇したことやギリシャが緊縮策で合意したとのニュースからリスク選好の流れとなったため、77.73円まで上昇して、このレベルでクローズしました。

ポンドは、英中銀金融政策委員会で資産買い入れプログラムを3250億ポンドと500億ポンドの増額を発表したものの、市場では既に織り込んでいたため、発表後はポンドの買い戻しとなりました。しかしながら、ギリシャが緊縮策で合意とのヘッドラインを受け、ユーロ/ポンドでユーロが買われた(ポンドが売られた)ことから、対ドルでは上昇分を吐き出してクローズ。対円ではドル/円の上昇に支えられ123円手前でクローズしました。その他のクロス円はリスク選好の動きで堅調に推移しました。
クローズはドル/円が77.64円、ユーロ/ドルが1.3283ドル、ユーロ/円は103.16円。

■株価(bloomberg.co.jp)

Index 引値 前日比
日経225 9002.24 -13.35
FTSE100(英) 5895.47 19.54
DAX(独) 6788.80 40.04
NYダウ(米) 12890.46 6.51
S&P500(米) 1351.95 1.99
NASDAQ(米) 2927.23 11.37

■金利(bloomberg.co.jp)

Country 利回り 前日比
米10年債 2.04 0.02
日本10年債 0.988 -0.004
英10年債 2.22 0.03
独10年債 2.01 0.03

■コモディティ価格

Commodities 引値 前日比
NY金(期近) 1741.20 9.90
NY原油(期近) 99.84 1.13

■本日の指標発表(FXミュージアムより)
2/10(金)
・ 08:50 日本 1月 国内企業物価指数
・ 09:30 豪 豪準備銀行(RBA)金融政策に関する四半期報告
・ 16:00 ドイツ 1月 消費者物価指数(CPI、改定値)
・ 16:45 フランス 12月 鉱工業生産指数
・ 16:45 フランス 12月 経常収支
・ 17:15 スイス 1月 消費者物価指数(CPI)
・ 18:30 英国 1月 卸売物価指数(食品、エネルギー除くコアPPI)
・ 22:30 カナダ 12月 貿易収支
・ 22:30 米国 12月 貿易収支
23:55 米国 2月 ミシガン大学消費者態度指数速報値
02:30 米国 バーナンキ米連邦準備理事会(FRB)議長講演
・ 02:50 米国 ピアナルト米クリーブランド連銀総裁講演
・ 04:00 米国 1月 月次財政収支

ピボットポイントなどは山内俊哉のココに注目!もご覧ください

2012年2月 9日 (木)

2/9 本日の戦略-ギリシャは大詰め、緩やかながら円安継続か-

おはようございます。昨日、自宅に「シベリア」というお菓子(羊羹をカステラで挟んだもの)が置いてありました。ロシアが発祥のお菓子ではないことは何かの番組を見て知った記憶がありましたが、由来を忘れていたので、調べてみると諸説があるようです。形が永久凍土に似ているという説、シベリア鉄道の線路という説、ロシア出兵にちなんだものという説があるそうです。

■変化率から見た前日の通貨の強弱
ユーロ>ドル>豪ドル>NZドル>ポンド>円
※ ">" の左側の通貨が右側の通貨より強いことを示しています。

■本日の見通し
本日は日本時間の22時にギリシャの党首会談、午前2時にユーロ圏財務相会合(ラガルドIMF専務理事も出席)、来週にドイツで議会採決を準備と合意に近付いている兆候が見えます。ただ、ギリシャ政党指導者は年金引き下げ回避で代替案を提出とのニュースもあり、第2次支援の条件の一つとなっている年金の引き下げに対して、ギリシャ側は回避したいとの思惑があるようで、民主主義党(ND)のサマラス党首は国営テレビで「解決すべき問題が依然として残っている」と語っているようです。ぎりぎりまで討議が続くものと思われますが、合意は既に織り込まれていると見られることで、合意内容次第では、失望からユーロが売られる可能性もあります。

また、本日は英中銀、ECBの理事会が予定されています。英中銀では、500億ポンドか750億ポンドの国債買い入れプログラムの増額が予想されています。ブルームバーグのエコノミスト調査では50人中35人が500億ポンドの増額を予想していることから、750億ポンドの増額となったときはもう一段ポンドが売られると思います。500億ポンドは既に織り込まれていると思われます。この他にも金融政策発表前に製造業生産高や鉱工業生産、貿易収支の発表が予定されているため、これらが悪ければポンドが売られる可能性も高いと思います。一方のECBでは今回政策金利の変更はないと予想していますが、先々に関しては財政規律を厳格に守っていくと考えると、リセッション入りする可能性もあることから、いずれ追加緩和を行わなければならくなると思います。そういった意味でも22時30分のドラギECB総裁の記者会見は注目され、ハト派的な発言があれば、ユーロ売りにつながりやすくなります。

ドル/円は引き続きレンジの中の動きを予想していますが、76円台後半で底堅い動きをしていることや日銀による追加緩和期待に加えギリシャ問題が合意に近付いているという楽観的な見方もあることから、以前の76.50円から78.30円のレンジに戻ったと見ています。

■GBPJPY 日足(一目均衡表、ストキャスティックス) GBPJPY source:uedaharlowfx
ポンド/円は昨年11/25に119.37円の安値をつけた後、12/22に122.75円まで上昇、1/13に117.29円まで下落したあとに昨日122.83円まで上昇しました。1/13の安値を中心に、122円台後半でチャートがシンメトリーに近い形となっていることから、119円台前半までの調整があって、その後反発するという動きになるかもしれません。123円台に乗せた場合には、上昇に弾みがつくと思われますので、122円台後半から117.29円まで下落した幅の約5.5円を加えた128円台前半まで上昇する可能性があります。

■主要通貨の短期のトレンド
USDJPY  21日移動平均線を上抜け、ただし一目均衡表(日足)の基準線(77.16円)がレジスタンス
EURJPY  一目均衡表(日足)の雲(101.19円)がサポート
GBPJPY  一目均衡表(日足)の転換線(121.21円)がサポート
AUDJPY  年初来高値更新
NZDJPY  年初来高値更新
CADJPY  1/26の高値の77.58円を上抜け
ZARJPY  年初来高値更新
NOKJPY  年初来高値更新
MXNJPY  年初来高値更新
HKDJPY  21日移動平均線を上抜け、ただし一目均衡表(日足)の基準線(9.92円)がレジスタンス
SGDJPY  年初来高値更新
EURUSD  年初来高値更新

■変動率からの予想レンジ 08:50→NYクローズ

Ccy 予想レンジ
USDJPY 76.83 ~ 77.25
EURJPY 101.70 ~ 102.79
GBPJPY 121.42 ~ 122.39
AUDJPY 82.84 ~ 83.72
NZDJPY 64.00 ~ 64.68
CADJPY 77.04 ~ 77.70
ZARJPY 10.10 ~ 10.26
NOKJPY 13.31 ~ 13.47
MXNJPY 6.00 ~ 6.07
HKDJPY 9.88 ~ 9.95
SGDJPY 61.61 ~ 62.10
EURUSD 1.3199 ~ 1.3339

■前日のサマリー
昨日もギリシャのヘッドラインが相場を動かす要因となりましたが、ユーロ/ドルは1.3221ドル~1.3289ドル、ユーロ/円は101.68円~102.44円までのレンジに留まり方向感は出ませんでした。ただ、延期となっていたユーロ圏財務相会合が9日午後6時にブリュッセルで開催されることになり、一時楽観的な見方につながった模様です。またドイツ与党幹部がギリシャ救済で来週にも議会採決を準備と発言したことも合意が近いとの期待を抱かせたようです。

ドル/円は76.71円~77.19円のレンジとなりました。安住財務相が昨年11月の覆面介入、単独介入としては効果あったと発言したことや日銀が次回金融政策決定会合(2/13-14)で追加緩和検討とロイターが報じたことなどから、76円台後半を維持しました。ただ、77円台前半では引き続き上値が重い状態となっています。ウイリアムズ・サンフランシスコ連銀総裁は「景気が勢いを失ったり、インフレ率が2%を大きく下回る状態が続く場合は、追加の政策緩和が必要になるかもしれない」「MBS購入プログラムの再開が景気を押し上げる最善の方法になると考えられる」と発言していますが、目新しい内容ではないため、特に材料視はされませんでした。

その他の通貨では、ポンドが本日の金融政策での追加緩和の可能性から、主要通貨に対して下落、ポンド/円では121.41円と小幅にとどまったものの、ポンド/ドルは一時1.5797ドル(高値は1.5926ドル)まで下落しました。豪ドル、NZドルは引き続き堅調に推移しました。
クローズはドル/円が77.01円、ユーロ/ドルが1.3257ドル、ユーロ/円は102.14円。

■株価(bloomberg.co.jp)

Index 引値 前日比
日経225 9015.59 98.07
FTSE100(英) 5875.93 -14.33
DAX(独) 6748.76 -5.44
NYダウ(米) 12883.95 5.75
S&P500(米) 1349.96 2.91
NASDAQ(米) 2915.86 11.78

■金利(bloomberg.co.jp)

Country 利回り 前日比
米10年債 1.98 0.01
日本10年債 0.992 0.018
英10年債 2.19 -0.03
独10年債 1.98 0.02

■コモディティ価格

Commodities 引値 前日比
NY金(期近) 1731.30 -17.10
NY原油(期近) 98.71 0.30

■本日の指標発表(FXミュージアムより)
2/9(木)
・ 08:50 日本 1月 マネーストックM2 前年同月比
・ 08:50 日本 12月 機械受注 前月比
・ 14:00 日本 1月 消費者態度指数・一般世帯
・ 15:45 スイス 1月 スイスSECO消費者信頼感指数
・ 18:30 英国 12月 鉱工業生産指数 前月比
・ 18:30 英国 12月 製造業生産指数 前月比
18:30 英国 12月 貿易収支
21:00 英国 イングランド銀行(BOE、英中央銀行)金利発表
21:45 ユーロ圏 欧州中央銀行(ECB)政策金利
・ 22:30 カナダ 12月 新築住宅価格指数 前月比
22:30 ユーロ圏 ドラギECB総裁記者会見
・ 22:30 米国 前週分 新規失業保険申請件数
・ 00:00 米国 12月 卸売在庫 前月比
・ 03:00 米国 米財務省30年債入札(160億ドル)
02:00 ユーロ圏 ユーロ圏財務相会合(ブリュッセル)

ピボットポイントなどは山内俊哉のココに注目!もご覧ください

2012年2月 8日 (水)

2/8 本日の戦略-本日もギリシャ-

おはようございます。昨日は携帯電話(スマートフォン)を家に忘れてしまい不便でした。

■変化率から見た前日の通貨の強弱
ユーロ>豪ドル>ポンド>NZドル>ドル>円
※ ">" の左側の通貨が右側の通貨より強いことを示しています。

■本日の見通し
ギリシャのヘッドラインで振り回される相場が続いています。昨日もギリシャ政府筋から「救済策に関する合意文書の草案を策定中、7日に開かれる政治指導者会合で討議される」との発言が出たと思ったら「討議は8日(水)に延期」とされ、いつもの「延期」パターンでいささか食傷気味になっています。狼少年のウソに駆けつける村人になった気分です。結局、本日討議が開かれるのか、12日(日)に債務交換協議に対しての投票が実施(これも怪しいものです)されるのかが目先の焦点になると思います。一方、本日予定されていたユーロ圏財務相会合も延期(当初の6日予定からは2回目の延期)となりました。また、公的部門の関与として「ECBはギリシャ債の交換で損失を引き受けないだろう」とウォールストリートジャーナルは報じています。

ギリシャを巡っては、クルス欧州委員会副委員長はギリシャのユーロ離脱の可能性を示唆していますし、ジョイブレ独財務相は1300億ユーロ規模の第2次ギリシャ救済策を増額することに反対しています。メルケル独首相はギリシャをユーロから追い出すことにかかわるつもりはないと発言していますが、財政規律以外(例えばユーロ共同債の発行)には依然として反対しています。このため、延期による時間稼ぎができなくなったときや民間を含む合意事項の歯車の一つでも狂った場合にはユーロの大幅な下落につながる可能性があります。

豪ドルは大方の市場が予想していた利下げを見送ったことから、サプライズなり上昇しました。豪準備銀行(RBA)の声明をみる限り、欧州のリスクはあるものの、3月の利下げの可能性についてもそれほど積極的ではないように受け取れます。このため、豪ドルは堅調な推移を続ける可能性が高いと思います。リスク要因としては中国の減速となりますが、これまでのところ購買担当者指数(PMI)は改善傾向が見られることから、サプライズ的なリスク回避が起こらなければ堅調推移が続くと思います。

■EURJPY 日足(一目均衡表、移動平均線、ストキャスティックス) EURJPY source:uedaharlowfx
ユーロ/円は伊一目均衡表(日足)で転換線を上に抜け、実勢レートも雲の下から中に入ってきました。1/26の高値の102.19円と昨年11/25の安値の102.49円が目先のレジスタンスとなりますので、これを上に抜けられれば遅行線が雲とぶつかる104円台後半から105円台前半まで上昇する可能性があります。ストキャスティックス(スロー)をみると%Kスローが58.5に位置していることから、上昇余地はあるといえます。

■主要通貨の短期のトレンド
USDJPY  21日移動平均線(76.81円)がレジスタンス
EURJPY  一目均衡表(日足)の遅行線が日々線を上抜け、雲の下から中へ
GBPJPY  1/25の高値の122.03円を上抜け
AUDJPY  1/26高値の82.84円を上抜け
NZDJPY  年初来高値更新
CADJPY  一目均衡表(日足)の転換線(76.67円)がサポート
ZARJPY  一目均衡表(日足)の転換線(10.02円)がサポート
NOKJPY  1/26の高値の13.32円と面合わせ
MXNJPY  年初来高値更新
HKDJPY  21日移動平均線(9.87円)がレジスタンス
SGDJPY  一目均衡表(日足)の雲(上限61.27円)がサポート
EURUSD  一目均衡表(日足)の雲の中を推移

■変動率からの予想レンジ 08:36→NYクローズ

Ccy 予想レンジ
USDJPY 76.55 ~ 76.95
EURJPY 101.30 ~ 102.40
GBPJPY 121.58 ~ 122.52
AUDJPY 82.60 ~ 83.48
NZDJPY 63.87 ~ 64.55
CADJPY 76.88 ~ 77.54
ZARJPY 10.06 ~ 10.21
NOKJPY 13.23 ~ 13.39
MXNJPY 6.00 ~ 6.07
HKDJPY 9.84 ~ 9.91
SGDJPY 61.43 ~ 61.91
EURUSD 1.3199 ~ 1.3342

■前日のサマリー
昨日は豪準備銀行(RBA)が政策金利を4.25%のまま据え置きとし、声明では「企業の信用需要は若干の増加」「当面、現在の政策は適切と判断」「欧州のリスクは依然として下向き」「委員会は経済と財政の状況に関する情報を注視し続け、必要に応じてキャッシュレートが持続可能な成長と低いインフレを促進するよう調整する」との内容も後押しとなり、豪ドル/円は82.20円近辺から82.87円、豪ドル/米ドルは1.0710ドル近辺から1.0807ドルまで上昇、クロス円もこれにつられて上昇しましたが、クロス円の上昇は一時的となりました。

ロンドン時間には、ユンケル議長が「ギリシャ向け特別融資勘定設定は検討する価値がある」名とと発言したことで、1.31ドル台後半だったユーロ/ドルはNY時間序盤に1.3096ドル、ユーロ/円は100.60円へと下落しました。しかし、23:35ころギリシャから「国際的な救済を受けるために必要な財政・構造改革の措置を列挙した文書の最終版で作業とのニュースが伝わるとユーロ/ドルはストップロスをつけて1.3270ドル、ユーロ/円も101.98円まで上昇、クロス円も上昇しました。

一方、バーナンキ米FRB議長の上院予算委員会での議会証言では、「米製造業の回復に勇気付けられている、広範な回復につながった」「失業率は、緩やかに低下する可能性が高い」「米国経済は、さらに数年間にわたり回復へ」「QEは、投資家に妥当なリスクテークを促す」インフレ率は、今後2年にわたり2%以下で推移へ」などと発言したものの、2日の会員の議会証言と内容に変化がなかったことで、特に材料視はされませんでしたが、ドル/円は財務省が公表した10-12月期の為替介入の詳細データで、本邦政府・日銀が覆面介入を行っていたとのことから、介入に対する警戒で76円台後半では底堅く推移、ギリシャへのポジティブなニュースから一時76.97円まで上昇する場面が見られました。
クローズはドル/円が76.73円、ユーロ/ドルが1.3257ドル、ユーロ/円は101.75円。

■株価(bloomberg.co.jp)

Index 引値 前日比
日経225 8917.52 -11.68
FTSE100(英) 5890.26 -1.94
DAX(独) 6754.20 -10.63
NYダウ(米) 12878.20 33.07
S&P500(米) 1347.05 2.72
NASDAQ(米) 2904.08 2.09

■金利(bloomberg.co.jp)

Country 利回り 前日比
米10年債 1.98 0.07
日本10年債 0.974 0.007
英10年債 2.22 0.06
独10年債 1.96 0.08

■コモディティ価格

Commodities 引値 前日比
NY金(期近) 1748.40 23.50
NY原油(期近) 98.41 1.50

■本日の指標発表(FXミュージアムより)
2/8(水)
・ 08:50 日本 12月 国際収支-経常収支
・ 08:50 日本 12月 国際収支-貿易収支
・ 14:00 日本 1月 景気ウオッチャー調査-現状判断DI
・ 15:45 スイス 1月 失業率
・ 16:00 ドイツ 12月 経常収支
16:00 ドイツ 12月 貿易収支
・ 16:45 フランス 12月 財政収支
・ 19:15 ユーロ圏 ドイツ国債入札
・ 22:15 カナダ 1月 住宅着工件数
・ 00:40 米国 ウィリアムズ米サンフランシスコ連銀総裁講演

ピボットポイントなどは山内俊哉のココに注目!もご覧ください

2012年2月 7日 (火)

2/7 本日の戦略-ギリシャ、バーナンキ議会証言に注目-

おはようございます。本日は雨です。今使っている傘は、そこそこ雨が降ると雨漏りしますのでそろそろ買い替えないといけませんな。

■変化率から見た前日の通貨の強弱
ポンド>円>ドル>ユーロ>NZドル>豪ドル
※ ">" の左側の通貨が右側の通貨より強いことを示しています。

■本日の見通し
昨日もギリシャの債務交換および第2次支援でのヘッドラインに振り回される展開となりました。本来は昨日実施されるはずだった、ギリシャの政治指導者の会合が本日に延期されたことで、本日が大きな山を迎える可能性があります。メルケル独首相とサルコジ仏大統領は、ギリシャ債務用の特別勘定設定を提案するなど、依然として合意に至るか不透明ですが、ベニゼロス・ギリシャ財務相は「トロイカとの交渉継続、ギリシャと国民に強い圧力、ユーロ内での位置を保つために大きな犠牲必要」「ギリシャはユーロと欧州に留まること選択」などと発言していることも合意に至るのではないかとの期待感へつながっているように思われます。昨日の発言内容からは公的部門の関与についての内容がなかったことで、ECBなどがどこまで関与するかという問題もありますが、合意に至ればひとまずユーロが買われると思います。

本日はこの後12時30分に豪準備銀行(RBA)から金融政策が発表されます。市場の予想は0.25%の利下げとなっています。個人的には、前回発表された雇用者数変化で29.3万人の減少となったものの、非常勤雇用者が53,700人減少したものの、常勤雇用者数は24,500人の増加となっていること、トリム消費者物価指数前期比で2.6%となっているため、見送る可能性が高いと思っています。もし、見送られた場合でも3月に利下げを行ってくると見られるため、豪ドルの上昇は一時的になるのではないかと思います。また、24時のバーナンキ議長の上院予算委員会での議会証言では、米経済や雇用に対する慎重な見方が示されると思われますので、先週末の米国雇用統計で期待値が高まった、米の利上げ時期の前打をしなどの可能性は打ち消されると思いますので、ドルは売られやすくなるものと思います。

その他では、ヨーダン・スイス中銀副総裁の発言が予定されていますので、このところ対ユーロでは1.20近辺で高止まりしていることから、牽制発言等を行った場合には、ユーロの戻りにつながる可能性があります。また、チャート上ではユーロ/円、NZドル/円がNR7に該当しています。方向は不明ですが、大きく動いてくる可能性があります。

■USDJPY 日足(一目均衡表、移動平均線、ストキャスティックス) USDJPY source:uedaharlowfx
ドル/円は2/1の安値の76.02円から切り返し、ネックラインとなる1/17の安値の76.55円を上に抜けましたが、昨日の高値が21日移動平均線で止められています。同線がレジスタンスとなった場合には前出安値の76円を割り込む可能性が高く、10/31の安値の75.58円が視野に入ってくると思います。

■主要通貨の短期のトレンド
USDJPY  21日移動平均線(76.81円)がレジスタンス
EURJPY  一目均衡表(日足)の転換線(100.72円)がレジスタンス
GBPJPY  一目均衡表(日足)の雲がレジスタンス
AUDJPY  1/26高値の82.84円をトライか
NZDJPY  5日移動平均線(63.51円)がサポート
CADJPY  一目均衡表(日足)の雲がサポート
ZARJPY  5日移動平均線(9.95円)がサポート
NOKJPY  5日移動平均線(13.09円)がサポート
MXNJPY  年初来高値更新
HKDJPY  21日移動平均線(9.87円)がレジスタンス
SGDJPY  一目均衡表(日足)の雲がサポート
EURUSD  一目均衡表(日足)の雲の中を推移

■変動率からの予想レンジ 09:08→NYクローズ

Ccy 予想レンジ
USDJPY 76.34 ~ 76.74
EURJPY 100.01 ~ 101.06
GBPJPY 120.64 ~ 121.57
AUDJPY 81.71 ~ 82.56
NZDJPY 63.54 ~ 64.21
CADJPY 76.51 ~ 77.19
ZARJPY 10.03 ~ 10.18
NOKJPY 13.06 ~ 13.22
MXNJPY 5.98 ~ 6.05
HKDJPY 9.81 ~ 9.87
SGDJPY 61.09 ~ 61.55
EURUSD 1.3067 ~ 1.3206

■前日のサマリー
昨日はギリシャの債務交換および第2次支援を巡る発言などから振り回される展開となりました。まず、早朝のシドニー・ウエリントン市場では、ギリシャが週末までに合意に至らなかったことを嫌気したユーロ売りに、ユーロ/ドルは1.31ドルを割り込む水準からスタートしました。ロンドン時間には「ギリシャに関して、デッドラインはすでに過ぎた」とのEU関係筋からの発言が出ると1.3030ドル、ユーロ/円は99.86円まで一時下落、その後、欧州委員会がギリシャのユーロ離脱計画に取り組んでいないとのニュースや合意は「手の届くところに」などのヘッドラインのあり、NY時間にはユーロ/ドルが1.3142ドル、ユーロ/円が100.61円まで戻す場面が見られました。

ドルは様子見気分が強い中で、東京時間の午後には一時76.80円まで上昇する場面が見られましたが、ロンドン時間にはリスク回避からの円買い、NY時間にはドル売りの流れからじりじりと76.52円まで下落、76円台ミドル近辺でクローズしました。

クロス円も総じて様子見気分が強く方向感が出ずレンジの動きとなりました。
クローズはドル/円が76.53円、ユーロ/ドルが1.3127ドル、ユーロ/円は100.48円。

■株価(bloomberg.co.jp)

Index 引値 前日比
日経225 8929.20 97.27
FTSE100(英) 5892.20 -8.87
DAX(独) 6764.83 -1.84
NYダウ(米) 12845.13 -17.10
S&P500(米) 1344.33 -0.57
NASDAQ(米) 2901.99 -3.67

■金利(bloomberg.co.jp)

Country 利回り 前日比
米10年債 1.90 -0.02
日本10年債 0.967 0.018
英10年債 2.16 -0.02
独10年債 1.88 -0.05

■コモディティ価格

Commodities 引値 前日比
NY金(期近) 1724.90 -15.40
NY原油(期近) 96.91 -0.93

■本日の指標発表(FXミュージアムより)
2/7(火)
・ 09:01 英国 1月 英小売連合(BRC)小売売上高調査
・ 09:30 豪 12月 NAB企業景況感指数
・ 12:30 豪 豪準備銀行(中央銀行)、政策金利発表
・ 14:00 日本 12月 景気一致指数(CI)速報値
・ 14:00 日本 12月 景気先行指数(CI)速報値
・ 16:45 フランス 12月 貿易収支
20:00 ドイツ 12月 鉱工業生産
・ 22:30 カナダ 12月 住宅建設許可件数
00:00 米国 バーナンキ米連邦準備理事会(FRB)議長議会証言
・ 03:00 米国 米財務省3年債入札(320億ドル)
・ 05:00 米国 12月 消費者信用残高

ピボットポイントなどは山内俊哉のココに注目!もご覧ください

2012年2月 6日 (月)

2/6 本日の戦略-材料少ないがギリシャ懸念からクロス円の上値は重そう-

おはようございます。本日は急ぎの用件が入ってしまい、チャート分析は省略させていただきました。ご了承お願いします。

■変化率から見た前日の通貨の強弱
豪ドル>NZドル>ポンド>ユーロ>ドル>円
※ ">" の左側の通貨が右側の通貨より強いことを示しています。

■本日の見通し
週末もギリシャの債務交換の合意に関する新しい事項は決まりませんでした。このため、米雇用統計が市場予想を大幅に上回る結果となったものの、週明けの東京市場ではクロス円が弱含みの推移となっています。内訳をみますと政府部門が1.4万人の減少となった以外では、製造業が5.0万人に増加、娯楽宿泊も4.4万人に増加とほとんどすべての業種で増加しています。ただ、情報、金融では低下しています。米雇用はこれで5カ月連続で増加していること、失業率も8.3%まで低下していることや週平均労働時間が34.5時間となっているものの、時間当たり賃金は前月比+0.2%と増加していて、米景気が回復を続けていることが見て取れます。ただ、強い内容にもかかわらず、27週以上職のない全失業者に対する割合が40%超と依然として高い割合であることから、好調に見える米雇用統計の内容ながら、FRBによる低金利の金融政策には当面変化がないものとみられ、ドル安傾向は継続すると思います。

一方、ユーロはギリシャの債務交換での合意が公的部門の関与まで拡大していることから、ECBが保有債の活用を検討中としていますが、今週9日の理事会とドラギECB総裁の発言に注目が集まるものと思います。メルケル独首相は「ギリシャへのこれ以上の救済は望ましくない」と発言していることなど、ギリシャの先行きに関してはなお不透明な状態が続いてます。仮に合意が成立した場合でも、公的部門の関与が含まれる公算が高いことから、どれくらいの関与かを市場が見極めることになると思われ、合意によるユーロの上昇は一時的になると思われます。

先ほど、9:30に豪の小売売上高が発表され、前月比で-0.1%と市場予想の0.2%を下回りました。一方、同時に発表されたANZ求人広告件数の前月比では、6.0%と雇用が好調のような状況が伺われます。豪は明日RBA(豪準備銀行)による金融政策の発表が予定されていて、一部では0.25%利下げの可能性も取りざたされていることから、明日の発表を前にポジション調整が出やすく、上値も限られる可能性があります。豪ドル/円は1/26の高値の82.84円が目先の抵抗となっていることから、これを超えられないと再び80円台ミドルまでの調整に入ると思います。

■主要通貨の短期のトレンド
USDJPY  ストキャスティクス(スロー)がゴールデンクロス継続
EURJPY  一目均衡表(日足)の転換線(100.72円)上抜けトライ
GBPJPY  一目均衡表(日足)の転換線(120.76円)がレジスタンスか
AUDJPY  1/26高値の82.84円をトライか
NZDJPY  年初来高値更新中
CADJPY  一目均衡表(日足)の雲を上抜け
ZARJPY  年初来高値更新中
NOKJPY  一目均衡表(日足)の雲の下から中へ
MXNJPY  1/26の高値の6.01円を上抜け
HKDJPY  ストキャスティクス(スロー)がゴールデンクロス継続
SGDJPY  一目均衡表(日足)の雲を上抜け
EURUSD  一目均衡表(日足)の雲の中を推移

■変動率からの予想レンジ 09:11→NYクローズ

Ccy 予想レンジ
USDJPY 76.39 ~ 76.80
EURJPY 100.19 ~ 101.25
GBPJPY 120.63 ~ 121.56
AUDJPY 82.12 ~ 82.99
NZDJPY 63.72 ~ 64.40
CADJPY 76.74 ~ 77.42
ZARJPY 10.10 ~ 10.25
NOKJPY 13.13 ~ 13.29
MXNJPY 6.01 ~ 6.08
HKDJPY 9.84 ~ 9.91
SGDJPY 61.46 ~ 61.93
EURUSD 1.3084 ~ 1.3226

■前日のサマリー
週末は米雇用統計待ちでドル/円は東京時間、ロンドン時間帯とも様子見気分が強く小動きを続けていましたが、発表された非農業部門雇用者数が24.3万人増加と、市場予想の14万人増加を大幅に上回ったことから、米の追加緩和観測が後退、2014年後半の利上げ時期についても前倒しされる可能性も出てきたことで、ドル/円は76.74円まで一時上昇し、クローズにかけても76円台後半を維持しました。

ユーロはギリシャの債務交換の合意が進まない中で、ロンドン時間には欧州株が上昇したことから、ユーロ/ドルは1.3186ドル、ユーロ/円は100.53円まで上昇しました。その後、6日の予定されていたユーロ圏財務相会合の延期の報が入り弱含む場面が見られましたが、米雇用統計の好調な結果からユーロ/ドルは1.3206ドル、ユーロ/円は100.89円まで上昇しました。しかし、パパデモス・ギリシャ首相が辞任を示唆したとの報が伝わるとユーロ/ドルは1.3066ドル、ユーロ/円は100.16円まで下落、これが否定されるとそれぞれ1.3165ドル、100.81円まで戻してクローズしました。

週末も米経済指標の好調な結果と、欧米での低金利が続くとの背景から、豪ドル、NZドル、南アランドなどの資源国通貨が軒並み上昇しました。
クローズはドル/円が76.57円、ユーロ/ドルが1.3148ドル、ユーロ/円は100.67円。

■株価(bloomberg.co.jp)

Index 引値 前日比
日経225 8831.93 -44.89
FTSE100(英) 5901.07 105.00
DAX(独) 6766.67 111.04
NYダウ(米) 12862.23 156.82
S&P500(米) 1344.90 19.36
NASDAQ(米) 2905.66 45.98

■金利(bloomberg.co.jp)

Country 利回り 前日比
米10年債 1.92 0.10
日本10年債 0.949 -0.006
英10年債 2.18 0.09
独10年債 1.93 0.08

■コモディティ価格

Commodities 引値 前日比
NY金(期近) 1740.30 -19.00
NY原油(期近) 97.84 1.48

■本日の指標発表(FXミュージアムより)
2/6(月)
・ 09:30 豪 12月 小売売上高
・ 20:00 ドイツ 12月 製造業新規受注
・ 22:55 米国 ブラード米セントルイス連銀総裁講演
・ 23:00 ユーロ圏 フランス国債入札
・ 00:00 カナダ 1月 Ivey購買部協会指数
・ 02:00 ユーロ圏 ファンロンパイ欧州連合(EU)大統領講演
・ 02:15 米国 フィッシャー米ダラス連銀総裁講演

ピボットポイントなどは山内俊哉のココに注目!もご覧ください

2012年2月 5日 (日)

2/6の週の見通し -IMFの円高に対する協議の影響は未知数-

こんばんは。本日は高齢の図書館通いです。いつ行っても人が多いです。このところ寒い日が続いていたので、歩いていると今日は暑く感じました。

■日、週、月、年データ Rate ※表をクリックすると拡大します。

■今週の見通し
先週もギリシャと民間債権者の債務交換の進捗が不透明となったことが嫌気され、リスク回避のが先行し、ドル買いと円買いとなったことから、2/1にはユーロ/円が99.24円、ポンド/円は119.59、円豪ドル/円は80.56円まで一時下落しましたが、中国や欧州のPMI(購買担当者景気指数)が市場予想より良かったことに加え、週末には米雇用統計が市場予想より約10万件多い24.3万件、失業率が8.3%となり、市場に楽観的な見方が広がり、米株価が堅調に推移したことから、ドルと円が売られることになり、クローズにかけてドル/円が76.73円、ユーロ/円が100.84円、豪ドル/円が82.60円、NZドル/円が64.16円まで一時上昇し、高値圏でクローズしました。

【ドル/円】
先週末に発表された米国の雇用統計が予想より良かったことに加え、ISM非製造業景気指数が56.8と市場予想から上振れしたこともあり、米国の追加緩和第3弾(QE3)の実施時期の後退、先の米FOMCで示された2014年後半までと示された低金利の引き上げが前倒しされる可能性があるとの期待感が出ていることで、週初はリスク先行での円売りにつながりやすいと思います。また、「IMF代表団、来週訪日して欧州債務危機や円高が日本経済に与える影響について日本の当局者らと協議する」とIMFアジア・太平洋局長が発言したことで、日銀の追加緩和への期待などが高まった場合には円が売られる可能性があり、すときゃスティクス(スロー)でもゴールデンクロスしていることから、76円を割り込むよりも77円を超える可能性出ていると思います。

【ユーロ】
ギリシャ政府と民間債権者の債務交換はこの週末にも合意に至りませんでした。ベニゼロス・ギリシャ財務相は、「トロイカとの協議で、多くの問題が解決した」「民間の関与は今ではプロセスのもっとも簡単な部分」と発言しています。また、「ユーロ圏財務相はギリシャ問題を議論するため8日(水)に会合するだろう」とも発言しています。一方、メルケル独首相は「ギリシャへのこれ以上の救済は望まない」、ユーロ圏の「AAA」格付けの4カ国はギリシャ向け支援拡大を協議せずと発言するなど、不透明感は続いています。公的部門の関与に関心が集まっているECBは「ギリシャ救済で保有債の活用を検討中」と発言しています。ECBの選択肢は①ECBが保有するギリシャ債を購入価格でEFSFに売ることを可能にする②ユーロ圏の中央銀行に対して、ポートフォリオに保有するギリシャ債での利益放棄もしくは損失の受け入れを求める③ECB自身が保有しているギリシャ債の利益放棄もしくは損失の受け入れなどの選択肢を検討していると見られます。公的部門を含めた合意の場合は、ファーストアクションはユーロ買いとなると思われますが、公的部門の影響が大きくなるとみなした場合には、ユーロは売られやすくなります。また、9日(木)にはECB理事会が予定されていて、今回は政策金利、金融政策に変更がないとの予想ですが、ドラギECB総裁の発言には注意が必要です。

【ポンド】
英国は先週発表された製造業PMIが52.1、非製造業PMIが56.0と市場予想より上振れしていることに加え、製造業PMIが景気の良し悪しの分岐点の50を回復してきたことから、9日(木)の金融政策の発表では、資産買い入れプログラムの現状維持となる可能性があります。英国では15日(水)にインフレレポートの発表を控えていることで、これを確認しての追加緩和という可能性が残ります。市場は750億ポンドまたは500億ポンドの追加緩和増額を予想していることから、見送られた場合にはポンドの戻りにつながると思います。この他にも鉱工業生産指数、製造業生産指数、貿易収支の発表が予定されていますが、9日に集中しているため、金融政策が最大の注目となります。

【豪ドル】
VIX指数(下のグラフを参照)をみると、ギリシャの債務交換の合意までが長引いているものの、欧米の低金利政策により株価が底固くしっかりした動きとなっていることから、豪ドル、NZドルなどの資源国通貨が相対的に上昇しています。豪ドル/米ドルは高値を1.0792ドル、NZドル/米ドルは0.8877ドルまで上昇、チャート上でも買われすぎの位置まで上昇しています。豪は7日(火)に金融政策の発表が予定されていて、市場は0.25%の利下げの可能性も一部には出ていることから、新規雇用者数以外(新規雇用者数が大幅に減少したもののパートタイムが減少でフルタイムは増加していた)では、経済指標も好調に近いことから、声明で利下げの可能性が後退した場合には、豪ドルの一段高につながる可能性が高まります。

■VIX(投資家心理指数) VIX source:CBOE,uedaharlowfx
※表をクリックすると拡大します。

■今週の予想レンジ

Ccy Low(下)   High(上)
ドル/円 76.00 77.30
ユーロ/ドル 1.2940 1.3240
ユーロ/円 99.40 102.20
ポンド/円 119.60 122.80
豪ドル/円 80.50 83.70
NZドル/円 63.00 64.70
南アランド/円 9.75 10.80

■注目イベント
2/6(月)
09:30 豪 12月 小売売上高
・ 20:00 ドイツ 12月 製造業新規受注
・ 00:00 カナダ 1月 Ivey購買部協会指数
2/7(火)
・ 09:01 英国 1月 英小売連合(BRC)小売売上高調査
・ 09:30 豪 12月 NAB企業景況感指数
12:30 豪 豪準備銀行(RBA)政策金利発表
・ 14:00 日本 12月 景気一致指数(CI)速報値
・ 14:00 日本 12月 景気先行指数(CI)速報値
・ 16:45 フランス 12月 貿易収支
・ 20:00 ドイツ 12月 鉱工業生産
・ 22:30 カナダ 12月 住宅建設許可件数
・ 05:00 米国 12月 消費者信用残高
2/8(水)
・ 08:50 日本 12月 国際収支・経常収支
08:50 日本 12月 国際収支・貿易収支
・ 15:45 スイス 1月 失業率
・ 16:00 ドイツ 12月 経常収支
16:00 ドイツ 12月 貿易収支
・ 16:45 フランス 12月 財政収支
・ 22:15 カナダ 1月 住宅着工件数
2/9(木)
・ 06:45 nzd 10-12月期 四半期失業率
・ 08:50 日本 1月 マネーストックM2
・ 08:50 日本 12月 機械受注
・ 14:00 日本 1月 消費者態度指数・一般世帯
・ 15:45 スイス 1月 スイスSECO消費者信頼感指数
・ 18:30 英国 12月 鉱工業生産指数
・ 18:30 英国 12月 製造業生産指数
・ 18:30 英国 12月 貿易収支
21:00 英国 イングランド銀行(BOE)金利発表
21:45 ユーロ圏 欧州中央銀行(ECB)政策金利
・ 22:30 カナダ 12月 新築住宅価格指数
・ 22:30 米国 前週分 新規失業保険申請件数
・ 00:00 米国 12月 卸売在庫
2/10(金)
・ 08:50 日本 1月 国内企業物価指数
・ 08:50 日本 1月 国内企業物価指数
・ 16:00 ドイツ 1月 消費者物価指数(CPI)改定値
・ 16:45 フランス 12月 鉱工業生産指数 前月比
・ 16:45 フランス 12月 経常収支
17:15 スイス 1月 消費者物価指数(CPI)
・ 18:30 英国 1月 卸売物価指数(食品、エネルギー除くコアPPI)
・ 22:30 カナダ 12月 貿易収支
・ 22:30 米国 12月 貿易収支
23:55 米国 2月 ミシガン大学消費者態度指数速報値
・ 04:00 米国 1月 月次財政収支
経済指標の詳細はFXmuseumのFXカレンダーを参照してください。

2012年2月 4日 (土)

シカゴ通貨先物非商業ポジション(1/31現在)

こんにちは。本日はいい天気でしたね。

3日に発表された31日現在のシカゴIMMの非商業(投機)ポジションでは、ドルが110.7億ドルの買い超しに大幅減少、円は7,083.6億円の買い超し(ドルでは92.9億ドルの売り超し)に大幅増加、ユーロは196.9億ユーロの売り超し(ドルでは257.6億ドルの買い超し)に大幅減少となりました。また、豪ドルは78.0億豪ドルの買い超し(ドルでは82.8憶ドルの売り超し)に増加、NZドルは14.8億NZドルの買い超し(ドルでは12.2億ドルの売り超し)に増加となりました。

25日の米FOMC以降、ドル売りが市場のコンセンサスとなったこともあり、シカゴ通貨先物でもドル売りが進みました。このため、ネットでのドルのロングポジションが大幅に減少しています。円では、1.5円程度円高が進み、ネットの円ロングは1.2万コントラクト(1コントラクト=1250万円)の増加となっています。内訳をみると新たにロングが構築されたのが1.5万コントラクト、ショートが構築されたのが0.3万コントラクトで、ドル売りは投機筋が主導しているようです。一方のユーロは1.3万コントラクト(1コントラクト=12.5万ユーロ)ショートが減少しているものの、50セントしかユーロ高になっていないことから、先週の逆行現象(ユーロが上昇したがユーロのショートも増加した)と同じように投機筋ではなく実需のユーロ売りが継続しているとみられます。昨日の好調な米雇用統計を受け、ドル売り戦地面とが反転するか、FRBの政策が変わらないことでのドル売りが継続するのかでポジション状況は変わってきますが、豪ドルは2011年4月26日以来の水準となる7.8万コントラクト(過去最高は2011年4月5日の90,938コントラクト)、NZドルは2011年9月13日以来の水準となる1.5万コントラクト(過去最高は2007年7月24日の27,844コントラクト)までロングがたまってきていることもあり、ネガティブセンチメントへ市場が傾いた場合にはこれらが一気に解消される場合があります。

■シカゴIMM非商業ポジション

項目 Net(ネット) Dif(増減) Long(買) Short(売) All(総取組)
JPY 56,669 12,302 81,054 24,385 105,439
EUR -157,546 13,801 31,906 189,452 221,358
GBP -26,214 5,147 23,698 49,912 73,610
CHF -11,222 1,292 6,477 17,699 24,176
CAD -19,409 -500 30,140 49,549 79,689
AUD 78,044 8,558 97,471 19,427 116,898
NZD 14,797 1,865 25,330 10,533 35,863
MXN 56,669 12,302 81,054 24,385 105,439
source:CFTC

【USD】 USD source:CFTC

ドルは56,528コントラクトのロング減少の43,400コントラクトのロングとなりました。
※ドルのポジションは円、ユーロをはじめ、メキシコペソまでを合計して算出しています。レートはFRBのメジャーカレンシーインデックスを使用しています。

【JPY】 JPY source:CFTC

円は12,302コントラクトのロング増加の56,669コントラクトのロングとなりました。

【EUR】 EUR source:CFTC

ユーロは13,801コントラクトのショート減少の157,546コントラクトのショートとなりました。

【CAD】 CAD source:CFTC

カナダドルは500コントラクトのショート増加の19,409コントラクトのショートとなりました。

【NZD】 NZD source:CFTC

NZドルは1,865コントラクトのロング増加の14,797コントラクトのロングとなりました。

他のIMM通貨先物のポジション動向は上田ハーローレポートのシカゴIMM非商業ポジションを参照してください。(6日更新)

2012年2月 3日 (金)

2/3 本日の戦略-米雇用統計よりも市場はギリシャ注目か-

おはようございます。本日は節分です。イワシと恵方巻きという組み合わせが数年続いていますが、本日は外出なので逃れられそうです。

■変化率から見た前日の通貨の強弱
豪ドル>NZドル>ユーロ>ポンド>円>ドル
※ ">" の左側の通貨が右側の通貨より強いことを示しています。

■本日の見通し
本日は、毎月第一金曜日の米国雇用統計です。ただ、今回の雇用統計はドルに与える影響が軽微になるのではないかと予想しています。下の3つのパターンで考えてみました。
①市場予想よりよかった場
このケースでは、通常だと米景気回復傾向の継続から、米金利上昇期待につながりドルが買われると思いますが、先般の米FOMCで2014年後半という時期が明示されていること、昨日のバーナンキ米FRB議長の議会証言で同議長が米経済に対して慎重な見方をしていることなどから、利上げ期待にはつながらず、株価が上昇するため、リスク志向となりドル売りにつながるとと思います。
②市場予想通りだった場合
このケースは、市場に与える影響が限られるため、手掛かりがなく、その後に発表される米非製造業ISMを待つことになり、小動きにとどまるものと思います。
③市場予想より悪かった場合
このケースでは、慎重な見方をしているバーナンキ米FRB議長によるQE3(量的緩和第3弾)への期待が高まる可能性があるため、ドルが売られやすいと思います。

一方、ギリシャ問題は相変わらずヘッドラインが飛び交いますが、独中首脳会談では期待の中国は支援の方法、具体的な額を示しませんでした。このため、公的部門としてECBが債務の減免に応じるのかが焦点となると思います。ただ、ベニゼロス・ギリシャ財務相は「残っている争点の一つ」と発言しているため、他にもまだ争点があるのか、どんな争点があるのかが見えてこないため、どういった形で合意が証明されるのかかなり不透明です。合意された場合には一時的にユーロが買われ、対ドルは1.33ドル超え、対円では101円を一時超えると思います。ただ、合意に至らなければ期限が近づいてくるため、今週の週末もこの問題が最大の焦点となりそうです。また、本日はドイツ、オランダ、ルクセンブルグ、フィンランドの財務相会合が開かれます。ドイツは強硬の筆頭ですが、オランダ、ルクセンブルグもこれまでの発言内容からはそれなりに強硬な国なので、発言内容で波乱がある可能性があります。

本日はUSDJPY、GBPUSD、AUDJPY、CADJPY、HKDJPY、SGDJPY、NZDUSDがNR7(過去7日間で一番値動きが小さかった日)に該当しています。米国雇用統計や非製造業ISM、ギリシャ問題などで大きく動く可能性があります。その中でもNZDUSDは21日移動平均線からの乖離率が3.348%に達していることから、いつ反転下落してもおかしくないといえます。

■NOKJPY 日足(一目均衡表、ストキャスティックス) Blog20120203_01 source:uedaharlowfx
ノルウェークローネ/円を取り上げてみました。1/13および16日に12.62円の安値をつけてから上昇し一目均衡表(日足)の雲の中に一時入り(1/26の高値13.32円)、現在は雲の下に抜けています。現時点では調整(基準線でサポートされているため)と見えますが、基準線を下に抜けてしまうと、雲の上抜けを2回失敗(12/7と1/26)したことになり、下落トレンドが継続するものとみられます。この場合は前出の安値の12.62を試すものと思われます。

■主要通貨の短期のトレンド
USDJPY  ストキャスティクス(スロー)がゴールデンクロスしたが
EURJPY  一目均衡表(日足)の転換線(100.64円)がレジスタンス
GBPJPY  一目均衡表(日足)の転換線(120.76円)がレジスタンス
AUDJPY  一目均衡表(日足)の基準線(80.47円)がサポート
NZDJPY  一目均衡表(日足)の転換線(62.86円)がサポート
CADJPY  21日移動平均線(76.05円)がサポートとなるか
ZARJPY  1/26の高値9.94円を上抜け
NOKJPY  一目均衡表(日足)の転換線(13.12円)がレジスタンス
MXNJPY  一目均衡表(日足)の転換線(5.90円)がレジスタンス
HKDJPY  昨日は下げ止まったが
SGDJPY  一目均衡表(日足)の基準線(60.47円)がサポートとなるか
EURUSD  一目均衡表(日足)の雲の中に入ったが

■変動率からの予想レンジ 08:15→NYクローズ

Ccy 予想レンジ
USDJPY 76.00 ~ 76.39
EURJPY 99.63 ~ 100.70
GBPJPY 119.96 ~ 120.87
AUDJPY 81.22 ~ 82.04
NZDJPY 63.21 ~ 63.85
CADJPY 75.92 ~ 76.56
ZARJPY 9.87 ~ 10.01
NOKJPY 12.99 ~ 13.15
MXNJPY 5.89 ~ 5.96
HKDJPY 9.77 ~ 9.83
SGDJPY 60.90 ~ 61.35
EURUSD 1.3073 ~ 1.3217

■前日のサマリー
昨日も市場の関心はギリシャの債務交換の進捗に向けられ、ヘッドラインが飛び交う中でレンジの動きとなりました。ロンドン時間には、中国の温家宝首相が「中国、欧州危機対策への関与検討」と発言したことから、対ドルで1.3122ドルまで下落していたユーロは1.3198ドル、99.86円まで下落していたユーロ/円は100.32円まで上昇しました。しかし、「欧州はまず先に宿題をしなければならない。そうすれば、中国はユーロ安定のために役割を果たす用意があると発言した」とのメルケル独首相の発言を受け、上昇分を打ち消し、更にユンケル議長が「ギリシャのPSIの協議は極めて困難」「1月30日に合意した措置はまだ大幅に不十分」と発言したことから、NY市場序盤にユーロ/ドルは1.3085ドル、ユーロ/円は99.63円へと下落しました。その後、ベニゼロス・ギリシャ財務相が「ギリシャのPSI協議に残っている争点の一つは、公的セクターの参加である」と発言したことから、市場から悲観的な見方が後退してユーロ/ドルは1.3178ドル、ユーロ/円は100.42円まで一時反発日て各々1.3145ドル、100.20円近辺でクローズしました。

ドル/円はギリシャの債務交換への懸念が高まったところで76.05円までドル安が進みましたが、76円を割り込むまでには至りませんでした。バーナンキ米FRB議長の議会証言では「支出、生産、雇用に一部改善の兆しも、先行きは不透明」などと発言しましたが、市場が予想していた委譲には悲観的な内容が含まれていず、これまで通り慎重な見方を継続していることが示されたため、市場の反応は限定的となりましたが、クローズにかけては76.24円まで一時戻す場面がみられました。

昨日も引き続き豪ドル、NZドルが上昇しました。豪ドルは上振れした貿易黒字を好感して一時1.0755ドルと年初来高値を更新しました。また、NZドルも比較的リスクの少ない通貨として志向されており、対ドルでは0.8368ドルとこちらも年初来高値を更新しました。そのほかには南アランドも選好されているようで、1/26の高値の9.94円を上抜けするなど、一部通貨のリスク選好が続いているようです。
クローズはドル/円が76.18円、ユーロ/ドルが1.3140ドル、ユーロ/円は100.15円。

■株価(bloomberg.co.jp)

Index 引値 前日比
日経225 8876.82 67.03
FTSE100(英) 5796.07 5.35
DAX(独) 6655.63 38.99
NYダウ(米) 12705.41 -11.05
S&P500(米) 1325.54 1.45
NASDAQ(米) 2859.68 11.41

■金利(bloomberg.co.jp)

Country 利回り 前日比
米10年債 1.82 -0.01
日本10年債 0.955 -0.005
英10年債 2.09 0.04
独10年債 1.85 0.00

■コモディティ価格

Commodities 引値 前日比
NY金(期近) 1756.80 9.70
NY原油(期近) 96.36 -1.25

■本日の指標発表(FXミュージアムより)
2/3(金)
・ 18:00 ユーロ圏 コスタ・ポルトガル中銀総裁講演
・ 18:00 ユーロ圏 1月 サービス部門購買担当者景気指数改定値(PMI)
・ 18:30 英国 1月 サービス部門購買担当者景気指数(PMI)
19:00 ユーロ圏 12月 小売売上高
・ 21:00 カナダ 1月 新規雇用者数
・ 21:00 カナダ 1月 失業率
22:30 米国 1月 非農業部門雇用者数変化
22:30 米国 1月 失業率
00:00 米国 1月 ISM非製造業景況指数(総合)
・ 00:00 米国 12月 製造業新規受注

ピボットポイントなどは山内俊哉のココに注目!もご覧ください

2012年2月 2日 (木)

2/2 本日の戦略-バーナンキの証言次第で76円割れも-

こんばんは。朝アップしていたと思ったら、アップできていなかったようです。ご指摘いただきました方、誠にありがとうございます。

■変化率から見た前日の通貨の強弱
豪ドル>NZドル>ユーロ>ポンド>円>ドル
※ ">" の左側の通貨が右側の通貨より強いことを示しています。

■本日の見通し
豪ドル、NZドルの対ドルでの堅調推移が継続しています。これは、米の低金利状態が2014年後半まで続くとの見通しが示されたこと、英やユーロ圏でも追加緩和や利下げの可能性が燻っているため、過剰流動性の行き先として比較的金利が高く、リスクの低いこれらの国に向かっていると思われます。また、ギラード豪首相も豪ドルが今後数年間高止まりするだろうとの見解を示したことも上昇の要因となったようです。欧米の株価の動きと豪ドルは比較的相関性が高いと見られることから、リスク要因としては株価が急落する場面ということになります。ただ、NZドル/豪ドルは21日移動平均線からの乖離率が昨日のクローズレベルで3.515%に達していることもあり、調整入りするリスクが伴っていると言えそうです。

ギリシャの債務交換はIIFが民間債権者との債務減免は最終合意に近付いており、週内決着する見込みとの認識を示しています。ベニゼロス・ギリシャ財務相は実質の減免幅が70%を和回っているとの見通しをしめし、2/13までに議会の承認を取らなければなりません。引き続き綱渡りの状態が続きます。このため、昨日は一時1.32ドルを回復したユーロ/ドル、100円台後半まで上昇したユーロ/円もここからは上値が重くなるのではないかと思います。

ドル/円は昨日76.03円まで下落しました。安住財務相は昨日、本日と円高けん制発言を行っていますが、市場では米財務省の為替報告での本邦政府・日銀の介入への牽制があるため、実弾介入には早急に踏み込みにくいとの見方が強いため、本日のバーナンキ米FRB議長の下院での議会証言などを受け、ドル安センチメントが続けは76円を割り込んでくると思います。ただ、75円台では日銀によるレートチェックなども行われる可能性があり、状況によっては荒い値動きになるかもしれません。

■ZARJPY 日足(一目均衡表、ストキャスティックス) ZARJPY source:uedaharlowfx
南アランド/円は1/26の9.94円の高値をつけ調整となりましたが、一目均衡表(日足)の遅行線が雲に支えられ、雲を上抜けてきました。また、実勢レートは距離があるものの基準線で支えられました。このため、上昇が継続する可能性が高いと思いますが、前出高値の9.94円を上に抜けられなければ、ダブル天井を形成する可能性もあります。昨年10/31の高値の10.15円が一目均衡表(週足)の10.13円とほぼ同値であるため、この近辺までと思われます。

■主要通貨の短期のトレンド
USDJPY  76円割れトライ中
EURJPY  21日移動平均線(99.30円)がサポートとなるか
GBPJPY  一目均衡表(日足)の基準線(119.70円)がサポート
AUDJPY  一目均衡表(日足)の基準線(80.47円)がサポート
NZDJPY  一目均衡表(日足)の転換線(62.77円)がサポート
CADJPY  21日移動平均線(75.94円)がサポートとなるか
ZARJPY  一目均衡表(日足)の遅行線が雲を上抜け
NOKJPY  一目均衡表(日足)の基準線(12.97円)がサポート
MXNJPY  一目均衡表(日足)の転換線(5.90円)がレジスタンス
HKDJPY  年初来安値更新
SGDJPY  一目均衡表(日足)の基準線(60.47円)がサポートとなるか
EURUSD  一目均衡表(日足)の雲がレジスタンス

■変動率からの予想レンジ 08:18→NYクローズ

Ccy 予想レンジ
USDJPY 75.97 ~ 76.37
EURJPY 99.76 ~ 100.83
GBPJPY 120.18 ~ 121.12
AUDJPY 81.19 ~ 82.04
NZDJPY 63.15 ~ 63.82
CADJPY 75.96 ~ 76.62
ZARJPY 9.81 ~ 9.95
NOKJPY 13.04 ~ 13.20
MXNJPY 5.85 ~ 5.92
HKDJPY 9.76 ~ 9.82
SGDJPY 60.68 ~ 61.15
EURUSD 1.3093 ~ 1.3239

■前日のサマリー
昨日はギリシャの債務交換を巡る不透明感からロンドン時間序盤にはユーロが下値を試す展開となり、ユーロ/ドルが1.3026ドル、ユーロ/円が99.25円まで下落しましたが、ドイツ、ユーロ圏などの製造業PMI(購買担当者景気指数)が宇和ブレしていたことや独の国債入札が好調だったことやポルトガルの短期債の入札が無難にこなされ、調達コストも低下したことで、ユーロ/ドルはストップロスを巻き込んで1.3152ドル、ユーロ/円も100.05円まで上昇しました。NY時間にはギリシャの債務交換協議、合意まで数時間と米メディアが報じたことで、ユーロ/ドルが1.3218ドル、ユーロ/円が100.70円まで上昇しましたが、IIFが合意まで数日かかるとコメントしたことから上げ幅を縮小してクローズしました。

ドル/円はユーロの堅調推移から、NY時間に一時76.03円まで下落して、昨年10月末の本邦政府・日銀による介入後のドルの安値を更新して76円割れを試しましたが、失敗したことで一時76.35円まで戻したものの、戻りは鈍く再び76.20円近辺へと下落しています。

この日も上昇は豪ドル、NZドルなど資源国通貨と新興国通貨でした。豪ドルはギラード首相が「豪ドルは今後数年間、比較的高水準に留まるだろう」と発言するなど、過剰流動性は豪ドルに向かいやすくなっていると思います。豪ドル/米ドルは昨年10/27以来の1.0738ドル、NYドル/米ドルは昨年9/9以来の0.8355ドルまで上昇しました。
クローズはドル/円が76.16円、ユーロ/ドルが1.3157ドル、ユーロ/円は100.25円。

■株価(bloomberg.co.jp)

Index 引値 前日比
日経225 8809.79 7.28
FTSE100(英) 5790.72 109.11
DAX(独) 6616.64 157.73
NYダウ(米) 12716.46 83.55
S&P500(米) 1324.09 11.68
NASDAQ(米) 2848.27 34.43

■金利(bloomberg.co.jp)

Country 利回り 前日比
米10年債 1.83 0.03
日本10年債 0.960 -0.007
英10年債 2.05 0.08
独10年債 1.85 0.06

■コモディティ価格

Commodities 引値 前日比
NY金(期近) 1747.10 9.30
NY原油(期近) 97.61 -0.87

■本日の指標発表(FXミュージアムより)
2/2(木)
09:30 豪 12月 貿易収支
・ 09:30 豪 12月 住宅建設許可件数
・ 16:00 スイス 12月 貿易収支
・ 18:30 ユーロ圏 スペイン国債入札
・ 19:00 ユーロ圏 12月 卸売物価指数(PPI)
・ 19:00 ユーロ圏 フランス国債入札
・ 21:30 米国 1月 チャレンジャー人員削減数
・ 22:30 米国 10-12月期 四半期非農業部門労働生産性・速報値
22:30 米国 前週分 新規失業保険申請件数
・ 23:00 米国 エバンズ米シカゴ連銀総裁講演
・ 23:00 英国 ポーゼン英中銀金融政策委員会(MPC)委員講演
00:00 米国 バーナンキ米連邦準備理事会(FRB)議長下院議会証言

ピボットポイントなどは山内俊哉のココに注目!もご覧ください

2012年2月 1日 (水)

2/1 本日の戦略-いくつかの通貨ペアは短期トレンドが下落へ転じたかも-

おはようございます。長女の通う中学校でインフルエンザにより学級閉鎖となりました。長女のクラスではないく、幸い長女も罹っていません。

■変化率から見た前日の通貨の強弱
円>ドル>ポンド>豪ドル>NZドル>ユーロ
※ ">" の左側の通貨が右側の通貨より強いことを示しています。

■本日の見通し
昨日も不透明なギリシャの債務交換の結果待ちで、ユーロが動く展開となりました。ベニロゼス・ギリシャ財務相は「民間債権者の損失率を70%超とする案が討議されている」と発言、関係筋は「早ければ2月1日(水)に合意の可能性」「全般的には公的部門の貢献が必要」と発言、ECBのノボトニー氏は「ギリシャがユーロ圏に残るか確信できない」と発言しています。また、ベニロゼス・ギリシャ財務相は「第2次救済は2月5日までにまとめる必要」と発言、2月6日にユーロ圏財務相が会合する予定となっていて、また今週末に山を迎えそうな状況となってきました。ポイントとしては①ECBが債務減免をどうするのか、②民間債権者が70%超の損失を受け入れるかということになります。本日はメルケル独首相が中国を訪問する予定ですので、中国からのユーロにとってよい、サプライズな発言があった場合には、ユーロの上昇につながると思います。一方、バイトマン独連銀総裁の講演が予定されているため、ECBの債務減免に反対する発言を行った場合には、ユーロが売られることとなると思います。

本日は2つの注目度の高い経済指標の発表が予定されています。1つは、米ADP雇用調査、もうひとつは米ISM製造業景気指数です。ADPは急遽計算会社(民間)の指標で、米雇用統計との相関はそれほど高くありませんが、傾向をみることができるため、雇用の伸びの低下傾向が示されればNYダウの下落から、リスク回避の動き(ドル買いと円買い)が出やすくなるものと思います。

昨日堅調に推移した豪ドル、NZドルですが、本日10時発表の中国製造業PMIに注目です。これが前回の50.3より悪く、景気の良い悪いの判断基準となる50を下回った場合には、豪ドル、NZドルは売られやすくなると思います。

■NZDJPY 日足(一目均衡表、ストキャスティックス) NZDJPY source:uedaharlowfx
NZドル/円は昨年12/15の58.24円の安値をつけてからきれいに上昇トレンドとなっています。1/26に63.80円の高値をつけて調整に入っていると思われるものの、一昨日、昨日と一目均衡表(日足)の転換線の62.61円でサポートされました。大きなサポートは基準線の61.67円とみられますので、転換線のレベルから反発し、1/26の高値を上に抜けると、昨年9/1の高値の65.75円近辺までの上昇の可能性が高くなると思います。

■主要通貨の短期のトレンド
USDJPY  年初来安値更新
EURJPY  一目均衡表(日足)の基準線(99.61円)がサポートとなるか
GBPJPY  一目均衡表(日足)の基準線(120.16円)がサポート
AUDJPY  一目均衡表(日足)の基準線(80.47円)がサポート
NZDJPY  一目均衡表(日足)の基準線(62.61円)がサポート
CADJPY  21日移動平均線(75.92円)がサポートとなるか
ZARJPY  一目均衡表(日足)の基準線(9.63円)がサポートとなるか
NOKJPY  一目均衡表(日足)の雲がレジスタンス
MXNJPY  一目均衡表(日足)の転換線を下抜け
HKDJPY  年初来安値更新
SGDJPY  一目均衡表(日足)の基準線(60.47円)がサポートとなるか
EURUSD  一目均衡表(日足)の雲がレジスタンス

■変動率からの予想レンジ 08:21→NYクローズ

Ccy 予想レンジ
USDJPY 76.04 ~ 76.46
EURJPY 99.23 ~ 100.29
GBPJPY 119.71 ~ 120.61
AUDJPY 80.62 ~ 81.43
NZDJPY 62.77 ~ 63.40
CADJPY 75.73 ~ 76.39
ZARJPY 9.67 ~ 9.80
NOKJPY 12.91 ~ 13.07
MXNJPY 5.79 ~ 5.85
HKDJPY 9.77 ~ 9.83
SGDJPY 60.38 ~ 60.84
EURUSD 1.3017 ~ 1.3158

■前日のサマリー
昨日はアジアの株価が反発したことなどから豪ドル、NZドルが上昇、ユーロ圏周縁国の対独国債スプレッドがタイトニング(縮小)する中で、ロンドン時間に豪ドル/円は81.52円、NZドル/円は63.29円まで上昇しましたが、米経済指標を受け、NYダウが下落すると上げ幅を縮小してクローズしました。ただ、全般的にリスク回避的な動きの中では、対ドル、対円ともに両通貨は上昇してクローズしています。

ユーロ/円はギリシャの債務交換の進展が見られない中で、「ギリシャの債務交換が週末までに進展する」とのパパデモス・ギリシャ首相の発言が手掛かりとなり、ユーロ圏周縁国の対独国債利回りがタイトニングしたことなどから欧州の株価が上昇し、リスクオンの流れで、ロンドン時間にユーロ/ドルは1.3213ドル、ユーロ/円は100.88円まで上昇しました。しかし、「ギリシャがユーロ圏に残れるか確信できない」とノボトニー氏が発言したことや米経済指標の悪化傾向からNYダウが下落したことで、リスクオフの流れとなり、NY時間にユーロ/ドルは1.3042ドル、ユーロ/円は99.55円まで下落し、クローズにかけては切り返したものの、安値圏でのクローズとなりました。

ドル/円はロンドン時間に78.42円まで上昇する場面が見られましたが、発表された米シカゴPMIが60.2に低下(前回62.2)、米コンファレンスボード消費者信頼感指数は61.4に低下(前回64.8)したことなどからNYダウが下落し、NY時間には昨年10月31日の介入以来の安値となる76.14円まで下落しました。
クローズはドル/円が76.16円、ユーロ/ドルが1.3041ドル、ユーロ/円は99.54円。

■株価(bloomberg.co.jp)

Index 引値 前日比
日経225 8802.51 9.46
FTSE100(英) 5681.61 10.52
DAX(独) 6458.91 14.46
NYダウ(米) 12632.91 -20.81
S&P500(米) 1312.41 -0.60
NASDAQ(米) 2813.84 1.90

■金利(bloomberg.co.jp)

Country 利回り 前日比
米10年債 1.84 -0.05
日本10年債 0.967 0.004
英10年債 1.99 -0.08
独10年債 1.79 -0.07

■コモディティ価格

Commodities 引値 前日比
NY金(期近) 1734.40 -1.00
NY原油(期近) 98.78 -0.78

■本日の指標発表(FXミュージアムより)
2/1(水)
・ 09:30 豪 10-12月期 四半期住宅価格指数
・ 10:30 日本 12月 毎月勤労統計調査-現金給与総額
・ 16:00 英国 1月 ネーションワイド住宅価格
・ 17:15 スイス 12月 実質小売売上高
・ 17:30 スイス 1月 SVME購買部協会景気指数
・ 18:00 ユーロ圏 1月 製造業購買担当者景気指数改定値(PMI)
・ 18:30 英国 1月 製造業購買担当者景気指数(PMI)
・ 19:00 ユーロ圏 1月 消費者物価指数(HICP)
・ 19:15 ユーロ圏 ドイツ国債入札
19:30 ユーロ圏 ポルトガル国債入札
22:15 米国 1月 ADP雇用統計
・ 00:00 米国 12月 建設支出
00:00 米国 1月 ISM製造業景況指数
・ 01:20 バイトマン独連銀総裁講演

ピボットポイントなどは山内俊哉のココに注目!もご覧ください

リンク

  • ■新取引システムUHFX Proリリース!!


    ■ドル円など主要通貨のスプレッド縮小



    Follow walker0053 on Twitter

2012年5月

    1 2 3 4 5
6 7 8 9 10 11 12
13 14 15 16 17 18 19
20 21 22 23 24 25 26
27 28 29 30 31    

投票

Book

  • FXの達人としてご紹介いただきました。



    毎日の検索で環境貢献
    このパーツから
    Powered by