2/23 本日の戦略-ドル高が継続するか、米新規失業保険申請件数に注目-
おはようございます。昨日はサッカーのオリンピック予選を見ていたので、本日は少々眠いです。結果4-0で勝ってくれたのでよかったです。
■変化率から見た前日の通貨の強弱
ユーロ>ドル>豪ドル>NZドル>円>ポンド
※ ">" の左側の通貨が右側の通貨より強いことを示しています。
■本日の見通し
昨日は格付け機関フィッチがギリシャを「C」に2段階格下げし、「債務交換は、制限的デフォルトにつながる」とコメントしたことから、ギリシャの銀行の資本増強で更なる資金が必要(ベニゼロス財務相は基金が500億ユーロに達する可能性があると示唆している)との見方で金融株が売られ、ユーロが一時下落しました。市場は全体的にリスク・オフのセンチメントとなっていると思われ、これがドル買いにつながっていると見ていますが、2/7の日銀の金融政策決定会合以来の円売りの流れは変わらず、リスク・オンでも円が売られるというこれまでにはなかなか見られなかった動きとなっています。昨日、ドル/円が80円を回復したのは、上記のリスク・オンからのドル買いに加えて、3/12-13で開催される日銀金融政策決定会合で更なる緩和が実施されるとの期待感も出ていると思われます。昨日は高値80.40円と昨年8/4の政府日銀が介入を実施した80.22円を上に抜けたことで、一応の達成感も出ると見られますので、80円が維持できるかに注目しています。これまでのところ「押し目待ちの押し目なし」となっていますが、21日移動平均線からは短期的な調整の目処と考えられる+3%を超えてきていることで、調整は出やすいと思います。本日は22:30に発表される米新規失業保険申請件数が経済指標では注目となりますが、このところの雇用の堅調さが示されるようであれば、ドル買い継続となりそうです。
一方、リスク・オン(特に欧州での)のときに買われるポンドは昨日の英中銀金融政策議事録で、ポーゼン、マイルズと2人の委員が資産買い入れプログラムの額を750億ポンドと主張していたことが判明し、市場の予想よりも緩和に積極的と見られたこともあり、ポンドは主要通貨に対して弱含みました。ただ、ギリシャの懸念が継続している限りは、ポンドの下値も限られるものと思います。
ユーロではオランダのデ・ヤーへル財務相が「ギリシャが改革を実行できるとは依然確信していない」と発言するなどギリシャの問題が根深いことを示しているようです。このため、4月のギリシャ総選挙以降も市場に楽観的な見方が出るかは疑問が残ります。また、本日は18:00に独IFO景気動向指数が発表されることから、センチメントが悪化しているとユーロ売りにつながると思われます。
■ギリシャを巡る重要なイベント(新たに加えたところは赤字)
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豪ドルは、リスク・オフのため、弱含みが続いていますが、ここにきてラッド外相が辞任、同氏が労働党党首にふさわしいと発言、労働党は27日に党首選を実施することになりました。本邦と同じように与党の中で政局となったことで、不透明感から市場が豪ドルを敬遠しているものとみられます。短期的には売られやすいと思いますが、G7の主要なところが緩和政策をとっていることで過剰流動性の行き場がなくなると、必然的に豪ドル、NYドルなどに動いていくと思いますので、中国の大幅な減速がなければ、中長期では上昇するものと思います。
■AUDJPY 日足(一目均衡表、ストキャスティクス)
source:uedaharlowfx
豪ドル/円は2/20に目先の高値86.35円をつけ、小幅調整中のようです。MACDではデッドクロスしていないことで、上昇トレンドが継続していると見られ、一目均衡表(日足)では転換線の84.55円がサポートとして機能しているようです。仮に転換線を下抜けても、昨年12/15の安値の76.98円と前出高値の86.35円を100%としたフィボナッチの38.2%押しが82.76円に位置しており、基準線の82.98円とともにサポートとなると思います。
■主要通貨の短期のトレンド
USDJPY
年初高値更新、21日移動平均線からの乖離が3.319%
EURJPY
年初高値更新、21日移動平均線からの乖離が3.931%
GBPJPY
5日移動平均線(125.64円)がサポート
AUDJPY
5日移動平均線(85.19円)がサポート
NZDJPY
5日移動平均線(66.33円)がサポート
CADJPY
21日移動平均線からの乖離が3.187%
ZARJPY
年初高値更新
NOKJPY
年初高値更新、21日移動平均線からの乖離が5.42%
MXNJPY
21日移動平均線からの乖離が3.023%
HKDJPY
年初高値更新、21日移動平均線からの乖離が3.357%
SGDJPY
年初高値更新、21日移動平均線からの乖離が3.016%
EURUSD
一目均衡表(日足)の雲の上抜け
■変動率からの予想レンジ 07:28→NYクローズ
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■前日のサマリー
昨日も円売りの流れが続き、日本時間午後にはドル/円が昨年8/4の政府・日銀による介入以来となる1ドル=80円を回復、NY時間には80.40円をつけました。クローズにかけてもそのまま80円台前半を維持しました。
ユーロは、ギリシャへの懸念が上値お思くする中で、ロンドン時間に格付け機関フィッチがギリシャの格付けを「CCC」から2段階引き下げ「C」とし、「債務交換は、制限的デフォルトにつながる」とコメント、これを受け、ギリシャの銀行株が債務交換後に資本増強が必要なるとの見方から10%以上下落、フランス、スペイン、ドイツの金融株も下落したことで、一時ユーロ/ドルは1.3212ドルをつけました。しかし、NY時間帯に欧州の決済機関LCHクリアネットがアイルランド債取引の追加証拠金率を25%から15%に引き下げたことから、ユーロ/ドルが1.3267ドルまで反発して1.3250ドル近辺でクローズ、ユーロ/円はドル/円の上昇に連れる格好で、朝方の105.50円近辺から106.40円近辺でクローズしました。
豪ドルはギリシャへの懸念がくすぶるなかで、ラッド外相が辞任したことも加わり、売りが先行、豪ドル/米ドルではロンド時間序盤の1.0680ドル台近辺からNY時間には1.0604ドルまで下落、豪ドル/円は東京時間朝方の84.75円近辺からNY時間には85.58円まで上昇しました。
ポンドは、公表された英中銀の金融政策委員会議事録でポーゼン委員、マイルズ委員が750億ポンドの資産買い入れプログラムの増額を主張したことがわかると、ハト派との見方からポンドが売られ、ポンド/ドルは発表前の1.5810ドル近辺から1.5695ドル、ポンド/円は126.40円近辺から125.85円へと下落、その後も軟調推移となり、NY時間にはポンド/ドルが1.5648ドル、ポンド/円が125.60円まで一時下落、安値圏のままクローズしました。
クローズはドル/円が80.26円、ユーロ/ドルが1.3246ドル、ユーロ/円は106.36円。
■株価(bloomberg.co.jp)
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■金利(bloomberg.co.jp)
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■コモディティ価格
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■本日の指標発表(FXミュージアムより)
2/23(木)
・ 17:15 スイス 1月 消費者物価指数(CPI)
・ 18:00 ドイツ 2月 IFO企業景況感指数
・ 18:30 南ア 1月 卸売物価指数(PPI)
・ 22:30 米国 前週分 新規失業保険申請件数
・ 00:00 米国 12月 住宅価格指数
・ 00:00 米国 10-12月期 四半期住宅価格指数
・ 02:30 カナダ カーニー・カナダ中銀(BOC)総裁講演
・ 03:00 米国 米財務省7年債入札(290億ドル)
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