山内 俊哉



  • 金融ビッグバンの目玉「外為法」改正により、 外貨保証金取引のカバー取引で外為業務に従事。 ファンダメンタルズ、テクニカルで外為を予測。
    日経CNBC「朝エクスプレス」為替電話レポートに出演中
    日本FP協会会員(AFP)
    NPO法人日本テクニカルアナリスト協会認定会員


    【出演経験】
    テレビ東京「オープニング・ベル、為替コーナー」
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2012年5月22日 (火)

5/22 本日の戦略-明日のEUサミットが目先の焦点-

おはようございます。本日はスカイツリーの開業日ですがあいにくの雨模様です。600M以上あると雨の日は上部は見えないですね。いずれは登ってみたいと思っています。

■変化率から見た前日の通貨の強弱
NZドル>豪ドル>ユーロ>ポンド>ドル>円
※ ">" の左側の通貨が右側の通貨より強いことを示しています。

■本日の見通し
チャート上ではユーロ/円、南アランド/円、ノルウェークローネ/円がこれまで抵抗として機能してきていた5日移動平均線をようやく上回りました。市場は23日のEUサミットを前に、ユーロ共同債に対して期待を持っていると見られ、リスクセンチメントがやや後退し、NY原油が反発したことで、資源国通貨の買い戻しにつながったようです。本日は米中古住宅販売、リッチモンド連銀製造業指数の発表が予定されていますが、それ以外では目立った材料がないことから、明日への期待感が残っている間はクロス円が底堅く推移するものとみられます。ただ、多くのクロス円の通貨ペアは下落トレンドを形成している5日移動平均線まで距離があることから、5日移動平均線を上に抜けられないと、下落トレンドが継続することを意味します。

明日のEUサミットについては、オランド仏大統領をはじめ、ドイツを除くEU諸国はユーロ共同債の発行を望むと思いますが、メルケル独首相は仏大統領と意見の相違の可能性を否定せずと発言しています。ドイツはユーロ共同債の発行がユーロ圏の財政規律の緩みにつながると警戒しているため、両者がある見よる可能性は低いと見られ、何も決定できないときもしくは、ギリシャに対する厳しい見方が出た場合にはユーロが反落し、資源国通貨も再び下落するものと思われます。明日の本邦日銀の金融政策会合の結果次第では、円買いにつながるリスクもあり、クロス円が大きく下落する可能性も否定できません。

ポンドは本日は、英消費者物価指数の発表が予定されています。市場予想は前年比3.1%、前回は3.5%でした。市場予想よりも物価が低く抑えられた場合には、追加緩和実施の可能性が高まるため、ポンドが売られることになると思います。

■GBPJPY 日足(一目均衡表、MACD) GBPJPY source:uedaharlowfx
ポンド/円は5/17に大きく下落し、一目均衡表(日足)の雲を下抜けした後、雲の中に戻ることができません。5/18には1/13の安値の117.290円と3/21の高値の133.463円を100%としたフィボナッチ50%押しの125.27円を割り込む124.646円まで一時下落したものの、現時点ではフィボナッチ50%を回復しています。ただ、雲の下限となる126.972円がレジスタンスとして存在し、4/16の安値の127.102円もレジスタンスとして機能すると見られるため、このレベルから再度下値を試しに行く可能性があると思います。

■本日のテクニカルでの注目点(矢印はトレンドの方向を予想しています)
USDJPY  5日移動平均線(79.606)がレジスタンス
EURJPY  5日移動平均線(101.476)を上抜け
GBPJPY  5日移動平均線(126.340)がレジスタンス
AUDJPY  5日移動平均線(78.778)がレジスタンス
NZDJPY  5日移動平均線(60.761)がレジスタンス
CADJPY  5日移動平均線(78.341)がレジスタンス
ZARJPY  5日移動平均線(9.543)を上抜け
NOKJPY  5日移動平均線(13.289)を上抜け
MXNJPY  5日移動平均線(5.728)を上抜け
HKDJPY  5日移動平均線(10.215)がレジスタンス
SGDJPY  5日移動平均線(62.691)がレジスタンス
EURUSD  5日移動平均線(1.27451)がサポート

■変動率からの予想レンジ 07:32→NYクローズ

Ccy予想レンジ
USDJPY79.00 ~ 79.55
EURJPY101.02 ~ 102.02
GBPJPY124.84 ~ 125.97
AUDJPY77.96 ~ 78.94
NZDJPY60.10 ~ 60.90
CADJPY77.39 ~ 78.29
ZARJPY9.51 ~ 9.67
NOKJPY13.23 ~ 13.40
MXNJPY5.70 ~ 5.80
HKDJPY10.15 ~ 10.23
SGDJPY62.12 ~ 62.68
EURUSD1.2764 ~ 1.2853

■前日のサマリー
昨日の東京時間は朝方にドル/円が79.10円近辺、ユーロ/円が100.85円近辺、ユーロ/ドルが1.2750ドル近辺まで下落する場面が見られましたが、23日に臨時開催されるEUサミットへの期待などからユーロが買われ、ユーロ/ドルが1.28119ドル、ユーロ/円が101.42円まで上昇しました。アジアの株価が堅調に推移していため、ロンドン時間に入ると、ドル/円は79.443円、ユーロ/円は101.567円まで上昇しましたが、アトランタ連銀総裁が「深刻な景気悪化は追加金融緩和の検討を正当化」などと発言したことでドルが売られました。また、眼たらしい材料がないこともユーロの戻りに鈍くして、欧州の株価が上げ幅を縮小すると、ユーロ/ドルは1.27249ドル、ユーロ/円は100.94円まで下落しましたが、ツィプラス急進左派連合党首が「ギリシャがユーロ圏を離脱することになればあユーロ圏を破壊することになるだろう」「同党が政権を樹立しても同国がユーロ圏を離脱しなければならないとは意味しない」と発言、これを受けてクローズにかけてはユーロ/ドルが1.28244ドル、ユーロ/円が101.696円まで上昇しましたが、ドル/円は蚊帳の外で79円台前半で小動きのままでした。

昨日の主な変動要因
①アトランタ連銀総裁:深刻な景気悪化派追加量的緩和の検討を正当化⇒ ドル売り
②ショイブレ財務相:ギリシャをユーロ圏に残留させる取り組みが成功するようあらゆる措置を取る方針だ⇒ ユーロ買い
③ツィプラス急進左派連合党首:6/17の再選挙後に政権を樹立しても同国がユーロ圏を離脱しなければならいとは意味しない⇒ 反応限定的
④オランド仏大統領:23日のEU首脳会議ではすべての措置が協議される。共同債についても議論望む⇒ ユーロ買い

クローズはドル/円が79.286円、ユーロ/ドルが1.28136ドル、ユーロ/円は101.609円。

■株価(bloomberg.co.jp)

Index 引値 前日比
日経225 8633.89 22.58
FTSE100(英) 5304.48 36.86
DAX(独) 6331.04 59.82
NYダウ(米) 12504.48 135.10
S&P500(米) 1315.99 20.77
NASDAQ(米) 2847.21 68.42

■金利(bloomberg.co.jp)

Country 利回り 前日比
米10年債 1.74 0.02
日本10年債 0.859 0.029
英10年債 1.84 0.02
独10年債 1.43 0.01

■コモディティ価格

Commodities 引値 前日比
NY金(期近) 1588.70 -3.20
NY原油(期近) 92.57 1.09

■本日の指標発表(FXミュージアムより)
5/22(火)
17:30 英国 4月 消費者物価指数(CPI)
・ 17:30 英国 4月 小売物価指数(RPI)
・ 19:15 米国 ロックハート米アトランタ連銀総裁講演
・ 23:00 ユーロ圏 5月 消費者信頼感(速報値)
・ 23:00 米国 5月 リッチモンド連銀製造業指数
23:00 米国 4月 中古住宅販売件数
・ 01:00 ユーロ圏 ノボトニー・オーストリア中銀総裁講演
・ 02:00 米国 米財務省2年債入札(350億ドル)

ピボットポイントなどは山内俊哉のココに注目!もご覧ください

2012年5月21日 (月)

5/18 本日の戦略-EUR戻り基調もリスク多く、戻り限られるか-

おはようございます。皆様は本日朝の日食はご覧になられましたか? 今は日食がおこる仕組みが分かっていますが、仕組みが分かっていない時代はさぞ怖かったでしょうね。

■変化率から見た前日の通貨の強弱
ユーロ>円>ポンド>ドル>豪ドル>NZドル
※ ">" の左側の通貨が右側の通貨より強いことを示しています。

■本日の見通し
週末はユーロに買い戻しが入ったものの、豪の長期金利が低下したことから、豪ドルは大きく売られました。豪ドルには中国能勢町懸念も重しとなっていることから、6/5の金融政策での0.25%の政策金利の引き下げがあるかもしれません。NZドルも下落を続けており、主要通貨の中ではオセアニアの通貨の弱含みが続いています。特に欧州通貨に対しては下落が続いているようで、ユーロへの懸念からの手持ち資金の確保なども豪ドルやNZドルからの資金流出につながっていると見られますが、シカゴのIMMポジションからは、投機筋のポジションがほぼフラットとなっているため、今後は豪ドルやNZドルの下値が堅くなる可能性があります。

週末のG8を控えてユーロはショートカバーが先行しました。本日これまでの動きを見ていますと、G8の声明を受けてもそれほどユーロにポジティブな内容ではなかったことが伺われます。ユーロに関してはギリシャの急進左派連合のツィプラス党首が「(再選挙を国際公約を守ってユーロ圏に残留するかそれとも離脱するかの選択肢と位置付けることは)人騒がせなことであり、野蛮なプロパガンダのキャンペーンである」と発言しています。ギリシャの世論調査では、ギリシャ民主主義党(ND)が急進左派連合を上回っているものと、急進左派連合がNDを上回っているものが半々となっています。今後も選挙に向けての世論調査や欧州サイドからの緊縮財政厳守などの圧力がかかってくるものと思います。6月の再選挙は今月の総選挙より、むしろリスクが高いものと思われ、短期的な反発を見せているユーロですが、選挙が近付くにつれユーロは再び重くなるものと思います。

■EURJPY 日足(一目均衡表、MACD) EURJPY source:uedaharlowfx
ユーロ/円は1/16の安値の97.040円と3/21の高値の111.416円を100%としたフィボナッチ23.6%押しとなる100.383円を一時下抜ける100.209円をつけましたが反発しました。一目均衡表(日足)では強い下降トレンドが続いていると見られることから、転換線の102.072円か基準線の104.100円がレジスタンスとなると見られます。MACDもまだゴールデンクロスには遠いことから、戻りが押さえられた場合には2/1の安値の99.24円近辺まで下落する可能性があります。

■本日のテクニカルでの注目点(矢印はトレンドの方向を予想しています)
USDJPY  5日移動平均線(79.712)がレジスタンス
EURJPY  5日移動平均線(101.624)がレジスタンス
GBPJPY  5日移動平均線(126.923)がレジスタンス
AUDJPY  5日移動平均線(78.958)がレジスタンス
NZDJPY  5日移動平均線(61.028)がレジスタンス
CADJPY  5日移動平均線(78.664)がレジスタンス
ZARJPY  5日移動平均線(9.563)がレジスタンス
NOKJPY  5日移動平均線(13.311)がレジスタンス
MXNJPY  5日移動平均線(5.733)がレジスタンス
HKDJPY  日足一目均衡表雲下限(10.229)下抜け
SGDJPY  5日移動平均線(62.886)がレジスタンス
EURUSD  5日移動平均線(1.27464)を上抜け

■変動率からの予想レンジ 07:59→NYクローズ

Ccy 予想レンジ
USDJPY 78.74 ~ 79.30
EURJPY 100.39 ~ 101.37
GBPJPY 124.33 ~ 125.46
AUDJPY 77.10 ~ 78.05
NZDJPY 59.22 ~ 59.98
CADJPY 76.79 ~ 77.69
ZARJPY 9.37 ~ 9.53
NOKJPY 13.14 ~ 13.31
MXNJPY 5.65 ~ 5.75
HKDJPY 10.13 ~ 10.21
SGDJPY 61.64 ~ 62.20
EURUSD 1.2728 ~ 1.2816

■前日のサマリー
週末の東京時間は手掛かり難から、ドル/円は79円台前半からミドル手前、ユーロ/円は100円台後半、ユーロ/ドルは1.26ドル台後半から1.27ドル近辺での小動きとなりました。ロンドン時間序盤には欧州勢のユーロ売りなどで、ユーロ/ドルが1.2655ドルまで下落すると、ドル/円は79.198円、ユーロ/円は100.209円まで連れ安となりました。その後はリアルマネー系の買い戻しなどがでたことで、ドル/円は79.44円、ユーロ/円は101.00円、ユーロ/ドルは1.2710ドル近辺まで上昇しました。NY時間にはギリシャ筋の話として、メルケル独首相がユーロに対する国民投票をギリシャに提案との報が流れ、それが否定されるとユーロの買い戻しにつながり、ユーロ/ドルは1.27936ドル、ユーロ/円は101.095円まで上昇しましたが、ドル/円は78.998円まで下落してクローズしました。

週末の主な変動要因
①安住財務相:当局と氏は為替市場の動向を一層の緊張を持って注視、適宜適切に対応⇒ 反応限定的
クローズはドル/円が79.025円、ユーロ/ドルが1.27773ドル、ユーロ/円は100.960円。

■株価(bloomberg.co.jp)

Index 引値 前日比
日経225 8611.31 -265.28
FTSE100(英) 5267.62 -70.76
DAX(独) 6271.22 -37.74
NYダウ(米) 12369.38 -73.11
S&P500(米) 1295.22 -9.64
NASDAQ(米) 2778.79 -34.90

■金利(bloomberg.co.jp)

Country 利回り 前日比
米10年債 1.70 -0.06
日本10年債 0.830 -0.020
英10年債 1.83 -0.04
独10年債 1.41 -0.06

■コモディティ価格

Commodities 引値 前日比
NY金(期近) 1574.90 38.30
NY原油(期近) 92.56 -0.25

■本日の指標発表(FXミュージアムより)
5/21(月)
・ 08:01 英国 5月 ライトムーブ住宅価格
・ 13:30 日本 3月 全産業活動指数
・ 14:00 日本 3月 景気先行指数(CI)改定値
・ 14:00 日本 3月 景気一致指数(CI)改定値
・ 14:45 スイス 4月 スイスSECO消費者信頼感指数
・ 16:00 ユーロ圏 アスムッセン欧州中央銀行(ECB)理事講演
・ 18:00 ユーロ圏 3月 建設支出
・ 18:15 米国 ロックハート米アトランタ連銀総裁講演

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2012年5月20日 (日)

5/21の週の見通し -23日のEUサミットに注目か-

こんばんは。明日は金環日食ですね。NHKの気象情報の南さんに明日の天気を晴れにしてほしいとのお願いをNHKのアナウンサーがしていましたが、NHKラジオの関西ホットラインだけは、南さんの頭(だいぶ髪の毛が後退している)の前を隠して「金環日食」にしたらどうかと言っていました。さすが関西ですね。

■今週の見通し
【先週の振り返り】
《月》ギリシャの組閣失敗やJPモルガン・チェースの損失への懸念からユーロ売り主導で、ドル/円が79.915円、ユーロ/ドルが1.28838ドル、ユーロ/円が1.3019円でオープン、本邦実需のドル買いや日経225平均株価の上昇などから、ドル/円は80.12円、ユーロ/円は103.364円、ユーロ/ドルが1.29040ドルまで上昇しましたが続かず、リスク回避の円買い、ドル買いから徐々にユーロが下落、ロンドン時間には発表されたユーロ圏の鉱工業生産が市場予想を下回ったことから、ドル/円は一時80.180円まで上昇する場面が見られましたが、ジョイブレ財務相の「ギリシャの状況はかなり厳しい」などとの発言から、NY時間にはドル/円が79.675円、ユーロ/ドルが1.28248ドル、ユーロ/円が102.221円まで下落しました。その後、ギリシャ大統領が15日も連立協議を継続と発言したことや、急進左派連合も会合に参加するとの内容だったことでNYダウが下げ幅を縮小すると、ドル/円は79.87円、ユーロ/ドルは1.2857ドル、ユーロ/円は102.684円まで反発する場面も見られましたが、クローズにかけて格付け機関ムーディーズがイタリアの銀行26行の格付けを引き下げ、見通しを「ネガティブ」としたことから、ユーロは下落してクローズしました。
《火》ギリシャの政権樹立協議を見極めたいとの思惑から、アジアの株価が下落したものの、円買い、ドル買いは長く続かず、ドル/円は79.82円~79.94円、ユーロ/円は102.25円~102.57円、ユーロ/ドルは1.2814ドル~1.2837ドルの狭いレンジの動きとなりました。ロンドン時間帯に入ると発表された独1-3月期GDPが市場予想を上回る前年比1.7%の成長となったことから、やや懸念が後退してユーロ/ドルが1.28687ドル、ユーロ/円が102.872円まで上昇、ドル/円も79.90円近辺での推移となりました。18:00に発表された独ZEW景況感調査が市場予想を下回る10.8と悪化したものの、同時に発表されたユーロ圏1-3月GDPが0.0%と市場予想より良かったことやギリシャ、ポルトガルの1-3月期GDPも市場予想よりは悪くなかったことでユーロの下げも限定的となりました。NY時間に入ると、発表されたNY連銀製造業計指数が市場予想より上ブレする17.09となり、小売売上高と消費者物価指数は市場予想通りとなったことでドルが買われ、ドル/円は80.05円近辺まで上昇しました。その後、ギリシャ連立樹立協議が決裂とのヘッドラインが出るとユーロ/ドルは1.27214ドル、ユーロ/円は102.030円まで下落、ドルが買われてドル/円は一時80.330円まで上昇しました。
《水》ギリシャの連立政権樹立が決裂し、再選挙が確実となったことから、朝方発表された本邦の機械受注には反応せず、リスク回避からのドル買いとなったことでドル/円は80.439円、ユーロ/円は102.371円まで上昇、ユーロ/ドルは1.27ドル台前半での推移となりました。その後は、ユーロが弱含みで推移し、ロンドン時間に入ると、ユーロ圏周縁国の国債利回りが上昇、対独スプレッドが拡大したことで、ユーロ/ドルが1.26803、ユーロ/円が101.915円までえらく、ドル/円も80.29円まで下落しました。その後は、ドルの買われ過ぎに対する調整から、ユーロ/ドルが1.2742ドル、ユーロ/円が102.40円近辺まで反発しました。NY時間には発表された米住宅着工件数が年率換算で71.7万戸と市場予想を大幅に上回り、前月も上方修正されたことから、ドル/円が80.547円、ユーロ/円が102.706円まで上昇、ユーロ/ドルも1.27584ドルまで上昇しました。しかし、ECBの関係者が「資本増強を行なっていないギリシャの一部銀行に対する金融政策オペを停止へ」と発言したことから、ユーロ/ドルが1.26865ドル、ユーロ/円が102.02円まで下落しました。しかし、ECBが「ギリシャの銀行への支援を続ける」「一部のギリシャの銀行は、緊急の流動性支援に移行した」 と発表したことでユーロの買い戻しとなり、ユーロ/ドルは1.2755ドルまで戻しましたが、公表されたFOMC議事録は「メンバーは、緩慢な景気拡大への下振れリスクがあり、追加緩和策が必要になる可能性があると認識している」との内容が含まれていたことで、ドル/円は80.190円、ユーロ/円は102.02円まで下落、ユーロ/ドルは1.2701ドルまで下落しました。
《木》本邦1-3月期GDPが前期比年率で4.1%となったことで一時円が買われたものの、総じて影響は限定的となりました。このため、ドル/円は80円材前半、ユーロ/円は102円台前半での狭いレンジの推移、ユーロ/ドルは1.27ドル台前半からミドル手前までの一時上昇しましたが上値は重くなりました。ロンドン時間にはスペイン国債の入札が24.9億ユーロと25億ユーロの目標に対してほぼ達成されたものの、スペインの銀行バンキアから顧客が10億ユーロ以上の預金を引き出したとの地元紙の報道やスペイン地元紙がムーディーズによるスペイン銀行最大21行の格下げを報じたことなどから弱含みに推移し、ユーロ/ドルが1.26667ドル、ユーロ/円が101.603円まで下落しました。NY時間に入ると、米新規失業保険申請件数が37万件と予想より悪化していたこと、フィラデルフィア連銀製造業景気指数が-5.3と市場予想を大幅に下回ったことからドルが下落、ドル/円は79.137円、ユーロ/円は100.552円まで下落しました。ユーロ/ドルは1.27368ドルまで上昇。クローズにかけてはユーロが再び弱含みで推移し、ムーディーズはスペインの16行を1-3段階格下げしました。このため、ユーロ/ドルは1.26868ドル、ユーロ/円は100.60円近辺まで下落しました。
《金》週末は目立った材料がない中で、東京時間午後にはドル/円が79.460円まで上昇しましたが、ロンドン時間に入ると欧州勢がリスク回避の動きを強めたため、ユーロ/円が100.290円、ユーロ/ドルが1.26416ドルまで下落しました。その後、スペインの空売り規制復活のうわさなどやG8に対する期待感、週末によるポジション調整などからユーロが買い戻され、NY時間終盤にはユーロ/ドルが1.27936ドル、ユーロ/円は101.095円まで上昇、ドル/円は78.998円まで下落しました。ドル/円が79.025円、ユーロ/ドルが1.27774ドル、ユーロ/円が100.960円でクローズしました。

■日、週、月、年データ Rate ※表をクリックすると拡大します。



【全体】
週末に開催されたG8では「ギリシャがユーロにとどまることが望ましい」との認識を共有したものの、同時にユーロ離脱の場合に備えて準備をしていることも示唆しました。経済に関する首脳声明で「成長と雇用の促進がわれわれの必須の責務」とし、欧州が引き続き緊縮策を進める一方で、低迷する経済にとって必要な成長促進策と両立させることが重要との認識を示していますが、市場の懸念が払しょくできていません。むしろギリシャの世論調査の結果で新民主主義党(ND)が支持を伸ばしていることが好感されたものと思いますので、ややユーロの買い戻しが先行するのではないかと思います。

【ドル/円】
ドル/円は週末に一時79円を割り込み78.998円まで下落しました。今週は22-23日に日銀金融政策決定会合が予定されていることから、円高対策としての追加緩和に期待がかかっています。ただ、先月27日に10兆円の資産買い入れ基金の追加、ETFを2000億円、J-REITを100億円増額することを決定していることから、このタイミングで新たな追加策が発表される可能性は低いと思います。米著名なアドバイザリーレポートでは今回の金融政策会合では、現状を維持するとの内容を発表したことで一時円高が進んだ経緯もあり、現状維持で、白川日銀総裁の記者会見でも同じような内容だった場合には、一段の円買いにつながり、77.90円近辺まで下落する可能性があります。。

【ユーロ】
ユーロはギリシャの再選挙が告示され、6月17日の投票日までは世論調査に一喜一憂することになりそうです。また、スペイン、イタリアの国債利回りも上昇していることから、ギリシャとともに注意が必要となります。メルケル独首相とオランド仏大統領の会談では「成長についてもぜひ話し合いたい。23日のEU首脳会議で協議し、6月末までに合意を目指したい」とメルケル独首相が歩み寄りを示したことで、同首脳会談に注目が集まります。ユーロ圏では22日に消費者信頼感指数、23日に製造業新規受注、24日に独IFO企業景況感指数、製造業・サービス業PMIの発表が予定されていることから、景況感が悪化した場合にはユーロが売られやすくなるとみられますが、ギリシャなどではユーロを引き出す動き(現金化)が活発となっていることで、ユーロは戻りが主導すると思います。ただし、戻りは鈍くなるのではないかと思っています。

【ポンド】
ポンドは英中銀のインフレレポートで、短期的なインフレ見通しを上方修正したものの、中期的なインフレ見通しを向こう2年間のインフレ率は約1.6%へ下方修正、経済成長については2.7%近辺に回復しているとの見方を示したものの、3か月前から0.3%下方修正したことでポンドも円、ドルに対しては大幅に下落しました。現時点では追加緩和の可能性は低いものの、これまで避難通貨として高止まりしていたことから、ポジションの解消と投機的なポンド売りが持ち込まれたもののと思います。ユーロ圏のリスクが継続する場合には、ポンドの下落圧力は継続すると思います。

【豪ドル・NZドル】
豪ドル、NZドルの下落が止まりません。21日移動平均線からの乖離率も週末のクローズベースでAUDJPYが-4.806%、AUDUSDが-3.383%、NZDJPYが-6.324%、NZDUSDが-4.923%となっています。ユーロに対する懸念が継続し、株価の下落や政界景気の減速懸念が継続する場合には資源国通貨に対する下落圧力が継続すると見られます。豪ドル、NZドルともにシカゴ通貨先物のポジションはほぼフラットになっているため、ショート(売り超し)に転換する可能性も十分にあり、一段安になる可能性があります。リスク回避傾向が改善すれば多少の戻りにつながるかもしれません。

■今週の予想レンジ

Ccy Low(下) High(上)
ドル/円 78.00 80.60
ユーロ/ドル 1.2640 1.3090
ユーロ/円 99.20 102.30
ポンド/円 122.70 126.80
豪ドル/円 76.50 79.00
NZドル/円 58.20 61.50
南アランド/円 9.20 9.60

■注目イベント
5/21(月)
・ 08:01 英国 5月 ライトムーブ住宅価格
・ 13:30 日本 3月 全産業活動指数
・ 14:00 日本 3月 景気先行指数(CI)改定値
・ 14:00 日本 3月 景気一致指数(CI)改定値
・ 14:45 スイス 4月 スイスSECO消費者信頼感指数
・ 18:00 ユーロ圏 3月 建設支出
5/22(火)
17:30 英国 4月 消費者物価指数(CPI)
・ 17:30 英国 4月 小売物価指数(RPI)
・ 23:00 ユーロ圏 5月 消費者信頼感(速報値)
・ 23:00 米国 5月 リッチモンド連銀製造業指数
・ 23:00 米国 4月 中古住宅販売件数
5/23(水)
08:50 日本 4月 貿易統計(通関ベース)
00:00 日本 日銀金融政策決定会合
・ 17:00 ユーロ圏 3月 経常収支
・ 17:00 南ア 4月 消費者物価指数(CPI)
17:30 英国 英中銀金融政策委員会(MPC)議事要旨
・ 17:30 英国 4月 小売売上高指数
・ 18:00 ユーロ圏 3月 製造業新規受注
・ 20:00 米国 MBA住宅ローン申請指数
・ 21:30 カナダ 4月 景気先行指数
・ 21:30 カナダ 3月 小売売上高
・ 23:00 米国 3月 住宅価格指数
・ 23:00 米国 1-3月期 四半期住宅価格指数
23:00 米国 4月 新築住宅販売件数
5/24(木)
・ 07:45 NZ 4月 貿易収支
・ 14:00 日本 金融経済月報(基本的見解)
15:00 ドイツ 1-3月期 国内総生産(GDP)改定値
・ 15:00 スイス 4月 貿易収支
・ 15:45 フランス 5月 企業景況感指数
17:00 ドイツ 5月 IFO企業景況感指数
17:00 ユーロ圏 5月 製造業購買担当者景気指数(PMI)速報値
・ 17:00 ユーロ圏 5月 サービス部門購買担当者景気指数(PMI)速報値
・ 17:30 英国 1-3月期 四半期国内総生産(GDP)改定値
・ 未定 南ア 南アフリカ準備銀行(中央銀行)政策金利
21:30 米国 4月 耐久財受注
・ 21:30 米国 4月 耐久財受注・輸送用機器除く
21:30 米国 前週分 新規失業保険申請件数
5/25(金)
・ 08:30 日本 4月 全国消費者物価指数(CPI)
・ 08:30 日本 4月 全国消費者物価指数(生鮮食料品除く)
・ 08:30 日本 5月 東京都区部消費者物価指数(生鮮食料品除く)
・ 15:00 ドイツ 6月 GFK消費者信頼感調査
・ 15:45 フランス 5月 消費者信頼感指数
・ 22:55 米国 5月 ミシガン大学消費者態度指数確報値
経済指標の詳細はFXmuseumのFXカレンダーを参照してください。

2012年5月19日 (土)

シカゴ通貨先物非商業ポジション(5/15現在)

こんにちは。これから歯のクリーニングに行ってきます。

18日に発表された15日現在のシカゴIMMの非商業(投機)ポジションでは、ドルが277.9億ドルの買超しに大幅増加、円は4289.4億円の売超し(ドルでは53.5億ドルの買超し)に減少、ユーロは217.3億ユーロの売超し(ドルでは276.6億ドルの買超し)に大幅増加となりました。また、豪ドルは4.7億豪ドルの買超し(ドルでは4.7憶ドルの売超し)に減少、NZドルは2.6億NZドルの買超し(ドルでは2.0億ドルの売超し)に減少しました。

円はショート(売り持ち)ポジションは5週連続の減少となりました。ただ、ロング(買い持ち)の増加は小幅増、ショートも小幅減にとどまっています。ギリシャの再選挙が決まったことで、リスクの懸念も高まっていますが、ボラティリティが低下していたこともあり、取引が低迷していると思われます。次週21-22日の日銀金融政策決定会合で追加緩和が実施されない場合は、ショートポジションの解消が進み円高に向かう可能性があります。
ユーロはネットのシートポジションが173,869コントラクトとなり、1/24時点の171,347コントラクトを抜き、ショートポジションの最高を更新しています。ギリシャやスペインに対する懸念は継続するとみられ、ギリシャの再選挙が実施される6/17までは、更なるショートポジションの積み増しとなる可能性も高いと思われます。
豪ドルは1/31の78,201コントラクトから今週は4,734コントラクトへと減少しています。為替レートは1.0615ドルから0.99339ドルまで下落と豪ドルのロングポジションの解消が大幅に進み、ほぼフラットの状態となっています。NZドルも2/21の24,211コントラクトから今週の2,597コントラクトへと大幅に減少、為替レートも0.8335ドルから0.76879ドルへと下落しています。ユーロへの懸念、中国の景気減速懸念などでポジションの解消が進んでいますので、これらが続いていることから、ロングからショートへ転換することが十分に起こりえると思います。

■シカゴIMM非商業ポジション

項目 Net(ネット) Dif(増減) Long(買) Short(売) All(総取組)
JPY -34,315 6,778 17,455 51,770 69,225
EUR -173,869 -29,885 38,475 212,344 250,819
GBP 25,021 -318 57,471 32,450 89,921
CHF -26,694 -10,200 6,127 32,821 38,948
CAD 51,005 -9,090 66,286 15,281 81,567
AUD 4,734 -20,370 51,066 46,332 97,398
NZD 2,597 -3,627 9,124 6,527 15,651
MXN 14,445 -22,483 35,857 21,412 57,269
BRL -776 225 14,370 15,146 29,516
source:CFTC

【USD】 USD source:CFTC

ドルは89,195コントラクトのロング増加の137,076コントラクトのロングとなりました。
※ドルのポジションは円、ユーロをはじめ、メキシコペソまでを合計して算出しています。レートはFRBのメジャーカレンシーインデックスを使用しています。

【JPY】JPY source:CFTC

円は6,778コントラクトのショート減少の34,315コントラクトのショートとなりました。

【EUR】EUR source:CFTC

ユーロは29,885コントラクトのショート増加の173,869コントラクトのショートとなりました。

【GBP】GBP source:CFTC

ポンドは318コントラクトのロング減少の25,021コントラクトのロングとなりました。

【AUD】 AUD source:CFTC

豪ドルは20,370コントラクトのロング減少の4,734コントラクトのロングとなりました。

【NZD】NZD source:CFTC

NZドルは3,627コントラクトのロング減少の2,597コントラクトのロングとなりました。

【CAD】CAD source:CFTC

カナダドルは9,090コントラクトのロング減少の51,005コントラクトのロングとなりました。

【CHF】CHF source:CFTC

スイスフランは10,200コントラクトのショート増加の26,694コントラクトのショートとなりました。

【MXN】MXN source:CFTC

メキシコペソは22,483コントラクトのロング減少の14,445コントラクトのロングとなりました。

2012年5月18日 (金)

5/18 本日の戦略-本日は材料少なくG8期待も出るか-

おはようございます。昨夜は天気予報通り雷雨でしたね。雷雨よりは耳元の蚊に悩まされてあまり眠れませんでした。

■変化率から見た前日の通貨の強弱
円>ドル>NZドル>ユーロ>豪ドル>ポンド
※ ">" の左側の通貨が右側の通貨より強いことを示しています。

■本日の見通し
昨日の円高は米フィラデルフィア連銀製造業景気指数が大幅に下振れ(予想10.0に対して-5.8)したこともありますが、本邦1-3月期GDPが前期比年率で4.1%となったこと、米の著名なアドバイザリーレポートで次週21-22日の日銀金融政策決定会合で金融政策を据え置く(追加緩和は実施しない)との記載があった(推測)との要因もあると見られます。本日からG8サミットが開催されますので、ユーロ圏支援の問題なども話し合われると見られます。G8でユーロ圏の支援に前向きな方向となれば、リスク回避の動きも一服する可能性がありますが、来月にはギリシャの再選挙が控えているため、市場が楽観的にはなりにくいと思います。こうした中でメルケル独首相、ショイブレ独財務相の講演が予定されていることからこれまでのギリシャに対する発言内容に変化があるかも注目です。引き続き円とドルが買われやすい環境には変化がないものとみられます。

ポンドは昨日大きく下落しました。リアルマネー警戒の売りも見られたようです。ユーロ圏のリスクの影響は英国にも及ぶことや、相対的に他の通貨と比べても、ドルと円に対しては下落幅が小さかったこともあると思います。昨日の下落でポンドドルは一目均衡表(日足)の雲の下に一気に抜け出てしまいましたので、調整が続く可能性が出てきたと思います。また、クロス円もリスク回避状態が続くと下落幅が大きくなります。こうした強いトレンドのときはストキャスティックスやRSIなどのオシレーター系のテクニカル指標は当てになりません。

■USDJPY 日足(一目均衡表、MACD、フィボナッチ) USDJPY source:uedaharlowfx
米ドル/円は一目均衡表(日足)の基準線の80.455円がレジスタンスとなり、そこから下落sh千恵雲の下に抜けだしました。現在は2/1の安値の76.02円と3/15の高値の84.170円を100%としたフィボナッチ61.8%押しとなる79.055円がサポートとなりました。一方、これまで雲がサポートとなっていた遅行線は雲の中に入り、雲の下限79.330円がサポートとなっています。遅行線が雲の下に抜け出た場合は、下落トレンドが継続し、前出のフィボナッチ76.4%となる77.85円近辺まで下落するものと思います。

■本日のテクニカルでの注目点(矢印はトレンドの方向を予想しています)
USDJPY  日足一目均衡表雲下限(80.095)下抜け
EURJPY  5日移動平均線(102.080)がレジスタンス
GBPJPY  5日移動平均線(127.610)がレジスタンス
AUDJPY  5日移動平均線(79.437)がレジスタンス
NZDJPY  5日移動平均線(60.464)がレジスタンス
CADJPY  5日移動平均線(79.184)がレジスタンス
ZARJPY  5日移動平均線(9.642)がレジスタンス
NOKJPY  5日移動平均線(13.392)がレジスタンス
MXNJPY  5日移動平均線(5.765)がレジスタンス
HKDJPY  日足一目均衡表雲下限(10.295)下抜け
SGDJPY  5日移動平均線(63.253)がレジスタンス
EURUSD  5日移動平均線(1.27741)がレジスタンス

■変動率からの予想レンジ 08:57→NYクローズ

Ccy 予想レンジ
USDJPY 78.97 ~ 79.55
EURJPY 100.10 ~ 101.08
GBPJPY 124.51 ~ 125.68
AUDJPY 77.77 ~ 78.71
NZDJPY 59.99 ~ 60.74
CADJPY 77.21 ~ 78.11
ZARJPY 9.39 ~ 9.54
NOKJPY 13.12 ~ 13.29
MXNJPY 5.64 ~ 5.73
HKDJPY 10.14 ~ 10.22
SGDJPY 61.97 ~ 62.53
EURUSD 1.2646 ~ 1.2730

■前日のサマリー
昨日の東京時間帯は発表された本邦1-3月期GDPが前期比年率で4.1%となったことで一時円が買われたものの、総じて影響は限定的となりました。このため、ドル/円は80円材前半、ユーロ/円は102円台前半での狭いレンジの推移、ユーロ/ドルは1.27ドル台前半からミドル手前までの一時上昇しましたが上値は重くなりました。ロンドン時間にはスペイン国債の入札が24.9億ユーロと25億ユーロの目標に対してほぼ達成されたものの、スペインの銀行バンキアから顧客が10億ユーロ以上の預金を引き出したとの地元紙の報道やスペイン地元紙がムーディーズによるスペイン銀行最大21行の格下げを報じたことなどから弱含みに推移し、ユーロ/ドルが1.26667ドル、ユーロ/円が101.603円まで下落しました。NY時間に入ると、米新規失業保険申請件数が37万件と予想より悪化していたこと、フィラデルフィア連銀製造業景気指数が-5.3と市場予想を大幅に下回ったことからドルが下落、ドル/円は79.137円、ユーロ/円は100.552円まで下落しました。ユーロ/ドルは1.27368ドルまで上昇。クローズにかけてはユーロが再び弱含みで推移し、ムーディーズはスペインの16行を1-3段階格下げしました。このため、ユーロ/ドルは1.26868ドル、ユーロ/円は100.60円近辺まで下落しました。

昨日の主な変動要因
①本邦1-3月期GDP前期比年率4.1%(予想3.5%)⇒ 円買い僅か
②スペイン国債入札24.9億ユーロ(目標25億ユーロ)⇒ ユーロ小幅買い
③スペイン:バンキアの顧客が9日以来10億ユーロの預金行き出し⇒ ユーロ売り
④スペイン地元紙:ムーディーズ最大21行の格下げ報道⇒ ユーロ売り
⑤フィラデルフィア連銀指数-5.8(予想10.0)⇒ ドル売り
⑥NYダウ下落、米国債利回り低下⇒ ドル売り
クローズはドル/円が79.249円、ユーロ/ドルが1.26953ドル、ユーロ/円は100.654円。

■株価(bloomberg.co.jp)

Index 引値 前日比
日経225 8876.59 75.42
FTSE100(英) 5338.38 -66.87
DAX(独) 6308.96 -75.30
NYダウ(米) 12442.49 -156.06
S&P500(米) 1304.86 -19.94
NASDAQ(米) 2813.69 -60.35

■金利(bloomberg.co.jp)

Country 利回り 前日比
米10年債 1.70 -0.06
日本10年債 0.850 0.016
英10年債 1.83 -0.04
独10年債 1.41 -0.06

■コモディティ価格

Commodities 引値 前日比
NY金(期近) 1574.90 38.30
NY原油(期近) 92.56 -0.25

■本日の指標発表(FXミュージアムより)
5/18(金)
・ 15:00 ドイツ 4月 生産者物価指数(PPI)
・ 18:00 ユーロ圏 ゴンザレス・パラモ欧州中央銀行(ECB)理事講演
21:00 ユーロ圏 メルケル独首相講演
21:00 ユーロ圏 ショイブレ独財務相講演
・ 21:30 カナダ 4月 消費者物価指数(CPI)
・ 21:30 カナダ 4月 消費者物価指数(CPIコア)
・ G8首脳会議(19日まで)

ピボットポイントなどは山内俊哉のココに注目!もご覧ください

2012年5月17日 (木)

5/17 本日の戦略-ギリシャ債選挙6/17決定でひとまず材料でたか-

おはようございます。本日もよろしくお願いします。

■変化率から見た前日の通貨の強弱
ドル>豪ドル>ユーロ>円>ポンド>NZドル
※ ">" の左側の通貨が右側の通貨より強いことを示しています。

■本日の見通し
朝方に発表された本邦1-3月のGDPは前期比年率4.1%と市場予想の3.5%よりは良い内容となりました。既に今週前半にはシンクタンクから最大5.0%の成長との予想も出ていたことで、市場の反応は限定的となっています。ユーロ圏への懸念が続いていることもあり、主要通貨に対してドルが買われている状況が続いていますが、昨日のFOMC議事録では米国の失業率の低下は段階的になると見ていること、半数のメンバーが2014年末までの低金利が適切であるとの見解を示していること、複数のメンバーが条件付きながら追加緩和が必要であるとの見解を示したことなどで、リスクが後退した場合にはドルが売られやすくなると思います。ドル/円はチャート上ではMACDがゴールデンクロスしていて、一目均衡表(日足)でも遅行線が雲にサポートされ、実勢レートも雲の中に入ってきたことで、81.70円近辺までの戻りにつながる可能性が出てきました。

ギリシャは6月17日(日)に選挙を実施することのなりました。これにより、次回選挙まではギリシャ内の世論調査などに一喜一憂することになりそうです。ギリシャ国民がユーロ離脱を望む、望まないにかかわらず、急進左派政権が第1党となった場合には、市場はユーロ離脱を想定した行動を取ると思われますので、ユーロが売られると思いますが、これまででも相当ユーロのショートポジションが溜まっていると見られるため、選挙が近づく6月中旬まではユーロが下げ渋る可能性があります。一方のポンドは失業率が4.9%、失業保険申請件数が13,700人の減少と改善しています。ただ、インフレレポートでは、インフレ率が2年で2%を下回ると予想、景気見通しは2月と比べ弱くなったとの内容だったことから、追加緩和の余地が生まれたと見られます。このため、足元ではリスク回避からポンドが買われやすい状況と思いますが、中長期ではポンドが下落するものと見ています。

昨日もNZドルが主要通貨に対して一番弱い通貨になりました。これで3日連続となりました。また、移動平均線乖離率もクローズベースでNZDJPYで-4.652%、NZDUSDで-4.512%となっています。豪ドルも下落が続いていますので、繰り返しになりますが、ユーロ圏への懸念が継続している限りは、多少の戻りがあると思いますが、反転するまでには至らないと思います。チャート上では21日移動平均線を上抜けたときになるのではないかと思います。

■NZDUSD 日足(一目均衡表、MACD) NZDJPY source:uedaharlowfx
NZドル/米ドルは下落トレンドが継続し、昨年12/15の安値の0.74600ドルが射程に入ってきました。上記にも書きましたが21日移動平均線からの乖離率が-4%を超えてきています。昨年12/15のときはどう乖離率が-1.55%だったことから、行きすぎていると判断することはできますので多少の戻りはあると見られますが、現時点では一目均衡表(日足)の転換線となる0.78197ドル近辺とみられます。ただ、強い下落トレンドとなっていることでまだ下落余地はあると思われます。

■本日のテクニカルでの注目点(矢印はトレンドの方向を予想しています)
USDJPY  21日移動平均線(80.420)がレジスタンスとなるか
EURJPY  5日移動平均線(102.621)がレジスタンス
GBPJPY  5日移動平均線(128.379)がレジスタンス
AUDJPY  5日移動平均線(79.876)がレジスタンス
NZDJPY  5日移動平均線(62.042)がレジスタンス
CADJPY  5日移動平均線(79.588)がレジスタンス
ZARJPY  5日移動平均線(9.733)がレジスタンス
NOKJPY  5日移動平均線(13.470)がレジスタンス
MXNJPY  5日移動平均線(5.803)がレジスタンス
HKDJPY  21日移動平均線(10.327)がレジスタンスとなるか
SGDJPY  5日移動平均線(63.573)がレジスタンス
EURUSD  5日移動平均線(1.28215)がレジスタンス

■変動率からの予想レンジ 07:49→NYクローズ

Ccy予想レンジ
USDJPY80.08 ~ 80.63
EURJPY101.61 ~ 102.57
GBPJPY127.22 ~ 128.35
AUDJPY79.06 ~ 80.00
NZDJPY60.90 ~ 61.65
CADJPY78.89 ~ 79.79
ZARJPY9.54 ~ 9.70
NOKJPY13.33 ~ 13.49
MXNJPY5.75 ~ 5.85
HKDJPY10.28 ~ 10.36
SGDJPY63.02 ~ 63.56
EURUSD1.2663 ~ 1.2748

■前日のサマリー
昨日の東京時間帯はギリシャの連立政権樹立が決裂し、再選挙が確実となったことから、朝方発表された本邦の機械受注には反応せず、リスク回避からのドル買いとなったことでドル/円は80.439円、ユーロ/円は102.371円まで上昇、ユーロ/ドルは1.27ドル台前半での推移となりました。その後は、ユーロが弱含みで推移し、ロンドン時間に入ると、ユーロ圏周縁国の国債利回りが上昇、対独スプレッドが拡大したことで、ユーロ/ドルが1.26803、ユーロ/円が101.915円までえらく、ドル/円も80.29円まで下落しました。その後は、ドルの買われ過ぎに対する調整から、ユーロ/ドルが1.2742ドル、ユーロ/円が102.40円近辺まで反発しました。NY時間には発表された米住宅着工件数が年率換算で71.7万戸と市場予想を大幅に上回り、前月も上方修正されたことから、ドル/円が80.547円、ユーロ/円が102.706円まで上昇、ユーロ/ドルも1.27584ドルまで上昇しました。しかし、ECBの関係者が「資本増強を行なっていないギリシャの一部銀行に対する金融政策オペを停止へ」と発言したことから、ユーロ/ドルが1.26865ドル、ユーロ/円が102.02円まで下落しました。しかし、ECBが「ギリシャの銀行への支援を続ける」「一部のギリシャの銀行は、緊急の流動性支援に移行した」 と発表したことでユーロの買い戻しとなり、ユーロ/ドルは1.2755ドルまで戻しましたが、公表されたFOMC議事録は「メンバーは、緩慢な景気拡大への下振れリスクがあり、追加緩和策が必要になる可能性があると認識している」との内容が含まれていたことで、ドル/円は80.190円、ユーロ/円は102.02円まで下落、ユーロ/ドルは1.2701ドルまで下落しました。

昨日の主な変動要因
①本邦機械受注前月比ー2.8%(予想-3.5%)⇒ アジア株下落からドル買い
②英失業率4.9%、失業保険申請件数1.37万人減(予想5.0%、5千人増)⇒ ポンド売り買い交錯
③英インフレレポートインフレ率、景気見通しとも下方修正⇒ ポンド売り
④米住宅着工件数71.7万件(予想68.5万件)⇒ ドル買い
⑤ECB:ギリシャの銀行の一部への金融政策オペを中止⇒ ユーロ売り
⑥ECB:ギリシャの銀行への支援続ける⇒ ユーロ買い

クローズはドル/円が80.309円、ユーロ/ドルが1.27129ドル、ユーロ/円は102.118円。

■株価(bloomberg.co.jp)

Index 引値 前日比
日経225 8801.17 -99.57
FTSE100(英) 5405.25 -32.37
DAX(独) 6384.26 -16.80
NYダウ(米) 12598.55 -33.45
S&P500(米) 1324.80 -5.86
NASDAQ(米) 2874.04 -19.72

■金利(bloomberg.co.jp)

Country 利回り 前日比
米10年債 1.76 -0.01
日本10年債 0.834 -0.020
英10年債 1.88 -0.02
独10年債 1.47 0.00

■コモディティ価格

Commodities 引値 前日比
NY金(期近) 1536.60 -20.50
NY原油(期近) 92.81 -1.17

■本日の指標発表(FXミュージアムより)
5/17(木)
・ 08:50 日本 1-3月期 四半期実質国内総生産(GDP)速報値
・ 13:30 日本 3月 鉱工業生産確報値
・ 21:30 カナダ 3月 対カナダ証券投資額
・ 21:30 カナダ 3月 卸売売上高
21:30 米国 前週分 新規失業保険申請件数
23:00 米国 5月 フィラデルフィア連銀製造業景気指数
・ 23:00 米国 4月 景気先行指標総合指数
・ 01:35 米国 ブラード米セントルイス連銀総裁講演

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2012年5月16日 (水)

5/16 本日の戦略-資源国、新興国通貨は売られ過ぎの水準だが-

おはようございます。熱中症対策には暑さに強い身体を作るのが有効のようで、それにはきつめの運動を30分以上行って運動の後に牛乳やヨーグルトなどの乳製品を取ることだそうです。ただ、週4日異常は実施しないと難しいようです。

■変化率から見た前日の通貨の強弱
ドル>豪ドル>円>ポンド>ユーロ>NZドル
※ ">" の左側の通貨が右側の通貨より強いことを示しています。

■本日の見通し
ギリシャは政権樹立の失敗し、再選挙を行うことが決定されました。本日にも再選挙に向けた準備が本格化するものと思います。緊縮策の是非が争点となり、事実上のユーロ圏残留を問う選挙となりそうです。このため、市場では次回選挙が実施されると見られる6月10日もしくは17日まではスペインやイタリアの金融機関へのリスク、ユーロ周縁国の国債利回りの上昇などのユーロに対する懸念が続くものと見られ、ユーロは対ドルで1/13につけた1.26250ドル、対円で2/1につけた99.240円を試しに行くものとみられます。

ユーロ圏の懸念から株価が下落していることもあり、資源国や新興国通貨の下落が続いています。昨日も書きましたが、EURJPY、AUDJPY、AUDUSD、NZDJPY、NZDUSD、ZARJPY、MXNJPY、NOKJPYが21日移動平均線から-3%以上乖離しています。これらの通貨は売られ過ぎの水準へと入っていると見られますが、ユーロの懸念が後退しないと、センチメントの改善にはつながらないため、下落圧力が当面継続することになりそうです。

ポンドは、欧州の通貨の中では、リスク回避通貨としての位置づけとなっています。このため、ユーロへの懸念が継続していある間はポンドに上昇圧力がかかるものと思います。ただ、対象通貨はユーロ圏および資源国、新興国通貨となります。ドルや円に対しては弱含みとなると思います。本日は英国で雇用関連の統計(失業率、失業保険申請件)と英中銀が四半期ごとのインフレレポートが公表されます。景気見通しなどの引き下げがあれば追加緩和期待が高まるものとみられ、ポンドが売られる可能性もありますが、逃避通貨となっているため、下値も限定的と思われます。

■AUDUSD 日足(一目均衡表、MACD) source:uedaharlowfx
豪ドル/米ドルは一目均衡表(日足)で実勢レートが雲の下、遅行線が実勢レートの下、転換線が基準線の下と典型的な下落トレンドとなっています。現在は昨年12/15の安値の0.98610ドルがサポートとなっていますので、ここで止められなかった場合には、昨年11/23の安値の0.96640ドル近辺まで下落する可能性があります。MACDでも下落トレンドが継続していることが示されていますが、そろそろ売られ過ぎの水準に近いことが示されていますので、MACDのゴールデンクロスを待ちたいところです。

■本日のテクニカルでの注目点(矢印はトレンドの方向を予想しています)
USDJPY  5日移動平均線(79.887)を上抜け
EURJPY  5日移動平均線(102.783)がレジスタンス
GBPJPY  5日移動平均線(128.502)がレジスタンス
AUDJPY  5日移動平均線(79.955)がレジスタンス
NZDJPY  5日移動平均線(62.250)がレジスタンス
CADJPY  5日移動平均線(79.604)がレジスタンス
ZARJPY  5日移動平均線(9.794)がレジスタンス
NOKJPY  5日移動平均線(13.324)がレジスタンス
MXNJPY  5日移動平均線(5.814)がレジスタンス
HKDJPY  5日移動平均線(10.254)を上抜け
SGDJPY  5日移動平均線(63.678)がレジスタンス
EURUSD  5日移動平均線(1.29193)がレジスタンス

■変動率からの予想レンジ 08:12→NYクローズ

Ccy 予想レンジ
USDJPY 79.90 ~ 80.47
EURJPY 101.49 ~ 102.46
GBPJPY 127.62 ~ 128.77
AUDJPY 79.08 ~ 80.01
NZDJPY 61.16 ~ 61.92
CADJPY 79.12 ~ 80.03
ZARJPY 9.53 ~ 9.69
NOKJPY 13.25 ~ 13.41
MXNJPY 5.71 ~ 5.80
HKDJPY 10.26 ~ 10.34
SGDJPY 63.23 ~ 63.78
EURUSD 1.2676 ~ 1.2763

■前日のサマリー
昨日の東京時間帯はギリシャの政権樹立協議を見たいとの思惑から、アジアの株価が下落したものの、円買い、ドル買いは長く続きませんでした。このため、ドル/円は79.82円~79.94円、ユーロ/円は102.25円~102.57円、ユーロ/ドルは1.2814ドル~1.2837ドルの狭いレンジの動きとなりました。ロンドン時間帯に入ると発表された独1-3月期GDPが市場予想を上回る前年比1.7%の成長となったことから、やや懸念が後退してユーロ/ドルが1.28687ドル、ユーロ/円が102.872円まで上昇、ドル/円も79.90円近辺での推移となりました。18:00に発表された独ZEW景況感調査が市場予想を下回る10.8と悪化したものの、同時に発表されたユーロ圏1-3月GDPが0.0%と市場予想より良かったことやギリシャ、ポルトガルの1-3月期GDPも市場予想よりは悪くなかったことでユーロの下げも限定的となりました。NY時間に入ると、発表されたNY連銀製造業計指数が市場予想より上ブレする17.09となり、小売売上高と消費者物価指数は市場予想通りとなったことでドルが買われ、ドル/円は80.05円近辺まで上昇しました。その後、ギリシャ連立樹立協議が決裂とのヘッドラインが出るとユーロ/ドルは1.27214ドル、ユーロ/円は102.030円まで下落、ドルが買われてドル/円は一時80.330円まで上昇しました。

昨日の主な変動要因
①ドイツ1-3月期GDP前年比1.7%(予想0.9%)⇒ ユーロ買い
②ドイツZEW景況感調査10.8(予想10.9)⇒ ユーロ売り
③ギリシャ連立政権協議決裂、再選挙⇒ ユーロ売り
④NY連銀製造業景気指数17.09(予想9.25)⇒ ドル買い
⑤NAHB住宅市場指数29(予想26)⇒ ドル買い
クローズはドル/円が80.160円、ユーロ/ドルが1.27265ドル、ユーロ/円は102.038円。

■株価(bloomberg.co.jp)

Index 引値 前日比
日経225 8900.74 -73.10
FTSE100(英) 5437.62 -27.90
DAX(独) 6401.06 -50.91
NYダウ(米) 12632.00 -63.35
S&P500(米) 1330.66 -7.69
NASDAQ(米) 2893.76 -8.82

■金利(bloomberg.co.jp)

Country 利回り 前日比
米10年債 1.77 0.00
日本10年債 0.854 0.004
英10年債 1.89 0.02
独10年債 1.47 0.01

■コモディティ価格

Commodities 引値 前日比
NY金(期近) 1557.10 -3.90
NY原油(期近) 93.98 -0.80

■本日の指標発表(FXミュージアムより)
5/16(水)
・ 08:50 日本 3月 機械受注
・ 08:50 日本 3月 第三次産業活動指数
17:30 英国 4月 失業保険申請件数
17:30 英国 4月 失業率
・ 18:00 ユーロ圏 4月 消費者物価指数(HICP)改定値
・ 18:00 ユーロ圏 3月 貿易収支
18:30 英国 英中銀インフレリポート
・ 20:00 米国 MBA住宅ローン申請指数
・ 20:00 南ア 3月 小売売上高
・ 21:30 カナダ 3月 製造業出荷
21:30 米国 4月 住宅着工件数
21:30 米国 4月 建設許可件数
・ 22:15 米国 4月 鉱工業生産
・ 22:15 米国 4月 設備稼働率
・ 01:30 米国 ブラード米セントルイス連銀総裁講演
03:00 米国 米連邦公開市場委員会(FOMC)議事要旨

ピボットポイントなどは山内俊哉のココに注目!もご覧ください

2012年5月15日 (火)

5/15 本日の戦略-ギリシャ政権樹立は難しそう-

おはようございます。朝ラジオを聞いていましたら、天気予報で「雨が降ったり、降らなかったり」といっていました。NHKのスポーツニュースの相撲でも「勝ちっぱなし」という表現を使うようになっています。ちょっと違和感を持っています。

■変化率から見た前日の通貨の強弱
ポンド>円>ドル>豪ドル>ユーロ>NZドル
※ ">" の左側の通貨が右側の通貨より強いことを示しています。

■本日の見通し
ギリシャの政権樹立の協議が不調に終わったことや格付け機関ムーディーズがイタリア26行の銀行を格下げ、ユーロ圏周縁国の国債利回りが上昇など、ユーロにとっての売り材料が続いています。これを受けて株価が下落していることから、豪ドルなどの資源国、南アランドなどの新興国通貨は下落、ドルと円とポンドが買われています。本日もパプリアス大統領が極右政党を除いてテクノクラート政府の樹立を目指す会合を日本時間20時から開催しますが、急進左派連合はこれを拒否といった報道も既になされているため、まとまる公算は小さく、ギリシャが総選挙に向けて進む可能性が高くなっています。総選挙となった場合にユーロ圏離脱を問う選挙になったときにはユーロには一段のリスクが加わり、ユーロ安となる可能性が高まると同時に、資源国や新興国通貨が売られやすくなるものと思います。

また、ユーロ圏では15時にドイツ1-3月期GDP、18時にはユーロ圏1-3月期GDPの発表が予定されています。また、同時にドイツZEW景況感調査の発表も行われます。これらが悪い場合にはお欧州の株価が下落すると見られるため、リスク回避の動きでのドル、円、ポンドの買いが継続すると思われます。

豪ドルは、このあと10時30分に豪準備銀行(RBA)金融政策の議事録が公表されます。月初に0.5%政策金利を引き下げが豪準備銀行の議事録が更にハト派的(利下げを示唆する)内容となった場合には、豪ドルはさらに売られることになると思います。ただ、21日移動平均線からの乖離率(引値ベース)を見ると、豪ドル/円で-3.771%、豪ドル/米ドルで-3.018%と売られ過ぎている水準へと入ってきました。チャートでは5日移動平均線が戻りのレジスタンスとして機能し続けていますので、これを上抜けられると一つの戻りのシグナルと捉える事ができそうです。しかしながら強い下落トレンドなので、MACDなどしっかりとしたシグナルを待って仕掛けるべきと思います。

■GBPUSD 日足(一目均衡表、MACD) GBPUSD source:uedaharlowfx
ポンド/ドルは一目均衡表(日足)の基準線でサポートされています。3/12の安値の1.5606ドル、4/5の安値の1.58033ドルと安値を順調に切り上げてきていますので、ここがサポートとなった場合には4/30の高値の1.62995ドルを上抜けていくものと思います。週足でも一目均衡表の雲の上を推移していることやMACDも上昇トレンドの継続を示していることから、昨年8月の高値の1.66160ドル近辺を目指していく可能性があります。

■本日のテクニカルでの注目点(矢印はトレンドの方向を予想しています)
USDJPY  5日移動平均線(79.825)を下抜け
EURJPY  5日移動平均線(103.144)がレジスタンス
GBPJPY  5日移動平均線(128.663)がレジスタンス
AUDJPY  5日移動平均線(80.187)がレジスタンス
NZDJPY  5日移動平均線(62.499)がレジスタンス
CADJPY  5日移動平均線(79.678)がレジスタンス
ZARJPY  5日移動平均線(9.888)がレジスタンス
NOKJPY  5日移動平均線(13.576)がレジスタンス
MXNJPY  5日移動平均線(5.764)がレジスタンス
HKDJPY  5日移動平均線(10.248)がレジスタンス
SGDJPY  5日移動平均線(63.715)がレジスタンス
EURUSD  5日移動平均線(1.29193)がレジスタンス

■変動率からの予想レンジ 08:11→NYクローズ

Ccy 予想レンジ
USDJPY 79.56 ~ 80.12
EURJPY 101.78 ~ 102.77
GBPJPY 127.83 ~ 129.01
AUDJPY 78.90 ~ 79.84
NZDJPY 61.48 ~ 62.26
CADJPY 79.05 ~ 79.96
ZARJPY 9.61 ~ 9.77
NOKJPY 13.35 ~ 13.50
MXNJPY 5.72 ~ 5.82
HKDJPY 10.22 ~ 10.30
SGDJPY 63.13 ~ 63.69
EURUSD 1.2768 ~ 1.2855

■前日のサマリー
昨日の東京時間帯は週末のギリシャの組閣失敗やJPモルガン・チェースの損失への懸念からユーロ売り主導で、ドル/円が79.915円、ユーロ/ドルが1.28838ドル、ユーロ/円が1-3.019円でオープン、本邦実需のドル買いや日経225平均株価の上昇などから、ドル/円は80.12円、ユーロ/円は103.364円、ユーロ/ドルが1.29040ドルまで上昇しましたが続かず、リスク回避の円買い、ドル買いから徐々にユーロが下落、ロンドン時間には発表されたユーロ圏の鉱工業生産が市場予想を下回ったことから、ドル/円は一時80.180円まで上昇する場面が見られましたが、ジョイブレ財務相の「ギリシャの状況はかなり厳しい」などとの発言から、NY時間にはドル/円が79.675円、ユーロ/ドルが1.28248ドル、ユーロ/円が102.221円まで下落しました。その後、ギリシャ大統領が15日も連立協議を継続と発言したことや、急進左派連合も会合に参加するとの内容だったことでNYダウが下げ幅を縮小すると、ドル/円は79.87円、ユーロ/ドルは1.2857ドル、ユーロ/円は102.684円まで反発する場面も見られましたが、クローズにかけて格付け機関ムーディーズがイタリアの銀行26行の格付けを引き下げ、見通しを「ネガティブ」としたことから、ユーロは下落してクローズしました。

昨日の主な変動要因
①中国預金準備率18日から0.5%引き下げ(12日発表)⇒ 影響限定的
②ユーロ圏鉱工業生産前月比-0.3%(予想0.4%)⇒ ユーロ売り
③独最大州議会選挙でキリスト教民主同盟(メルケル首相)が社会民主党に大敗⇒ ユーロ売り圧力
④ムーディーズ「ギリシャは総選挙後、ユーロ離脱のリスクが上昇」⇒ ユーロ売り
⑤ムーディーズ:イタリアの銀行26行を格下げ、見通し「ネガティブ」⇒ ユーロ売り
クローズはドル/円が79.818円、ユーロ/ドルが1.28198ドル、ユーロ/円は102.352円。

■株価(bloomberg.co.jp)

Index 引値 前日比
日経225 8973.84 20.53
FTSE100(英) 5465.52 -110.00
DAX(独) 6451.97 -127.96
NYダウ(米) 12695.35 -125.25
S&P500(米) 1338.35 -15.04
NASDAQ(米) 2902.58 -31.24

■金利(bloomberg.co.jp)

Country 利回り 前日比
米10年債 1.76 -0.07
日本10年債 0.850 -0.003
英10年債 1.88 -0.09
独10年債 1.46 -0.06

■コモディティ価格

Commodities 引値 前日比
NY金(期近) 1561.00 -11.00
NY原油(期近) 94.78 -1.35

■本日の指標発表(FXミュージアムより)
5/15(火)
・ 10:30 豪準備銀行(中央銀行)金融政策会合議事要旨公表
・ 14:00 日本 4月 消費者態度指数一般世帯
・ 14:30 フランス 4月 消費者物価指数(CPI)
14:30 フランス 1-3月期GDP速報値
15:00 ドイツ 1-3月期GDP速報値
・ 15:45 フランス 1-3月期 非農業部門雇用者速報値
・ 17:30 英国 3月 貿易収支
・ 18:00 ユーロ圏 1-3月期GDP速報値
・ 18:00 ユーロ圏 5月 ZEW景況感調査
18:00 ドイツ 5月 ZEW景況感調査(期待指数)
・ 21:30 米国 4月 消費者物価指数(CPI)
21:30 米国 4月 消費者物価指数(CPIコア指数)
21:30 米国 5月 NY連銀製造業景気指数
21:30 米国 4月 小売売上高
・ 22:00 米国 3月 対米証券投資(短期債除く)
・ 22:30 デューク米連邦準備理事会(FRB)理事講演
・ 23:00 米国 3月 企業在庫
・ 23:00 米国 5月 NAHB住宅市場指数

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2012年5月14日 (月)

5/14 本日の戦略-スペイン金融機関にリスク残る-

おはようございます。今年中1になった長男は水泳部に入ることになりました。親は泳げないのですが、小さいころからスイミングスクールに入れていたこともあり、水泳に決めたようです。早ければ今月中にもプールに入るみたいです。

■変化率から見た前日の通貨の強弱
ドル>円>ユーロ>NZドル>ポンド>豪ドル
※ ">" の左側の通貨が右側の通貨より強いことを示しています。

■本日の見通し
ギリシャの第3党全ギリシャ社会主義運動(PASOK)が組閣に失敗したことで再選挙の可能性が高まっています。本日も日本時間19時以降にパプリアス大統領が各党首と会談する予定ですが、第2党の急進左派連合のツィプラス党首は参加しない意向であり、第1党と第3党と穏健派の少数政党で連立政権樹立ができるかどうかです。ただ、穏健派は第2党の政権参加を条件としていることで、会談が不調に終わる可能性も高く、6月10日か17日の再選挙は不可避との見方が強いと見られます。このため、ユーロは買いにくいものとみられ、ひとまずユーロ/ドル、ユーロ/円ともに戻していますが、戻りも限定的になるのではないかとみられます。また、高止まりしているスペイン国債の利回りも気になりますし、週末に決定した300億ユーロの引当金積み増しも抱える不良債権に対して額が少なすぎるとの見方が強いため、依然としてユーロにリスクが残ることになります。サポートとみられていたユーロ/ドルの1.29ドルを割り込んだため、こうしたリスクが顕在化した場合にはユーロの下落が継続することになりそうです。

ドル/円はリスク回避からのドル買いで本日これまでは80円を回復しています。日銀の国債買い入れが今年の年末までに92兆円程度になるとの見通しで流通している氏への83兆選を上回るもようとの報道がありましたが、これも円売りの材料の一つにはなっているのではないかと思います。一方では、今週17日に発表される本邦1-3月期のGDPが前期比年率で1.9%~5.0%といずれの民間シンクタンクもプラス成長を予想しています。こちらは潜在的な円買い材料と見なされますが、市場のリスク・オフのセンチメントと合わさった場合には79円を割り込む可能性があります。また、米国のFOMC議事録でQE3が議論された場合などはドル売りに反応すると見られるため、ドルが下落しやすい可能性もあり、戻りのレジスタンスとみられる一目均衡表(週足)の雲の上限の80.55円を上抜けられないようであれば下落に注意です。

豪ドルは、12日中国人民銀行が発表した預金準備率の0.5%引き下げ(18日実施)にもかかわらず、上値が重い状態が続いています。原油価格などが1バーレル=100ドルを割り込んで推移していることや世界的に株価が軟調な動きとなっていること、6月の利下げも視野に入ってきていることなどが豪ドルを重くしていると見られます。リスク・オフのセンチメントが改善すれば豪ドルの反発の足がかりになると見られますが、ユーロ圏への懸念が残っている現時点では豪ドルの重さが継続すると見られます。

■EURUSD 日足(一目均衡表、MACD) EURUSD source:uedaharlowfx
ユーロ/ドルは三角保合い(1/13の安値の1.26250ドルと4/16の安値の1.29944ドルのサポートライン、2/24の高値の1.34850ドルと5/1の高値の1.32824ドルのレジスタンスライン)を下抜けしています。このため、トレンドは下方向とみられ、1/13の安値の1.26250ドルを目指す展開と思われます。ただ、その手前に前出の安値の1.26250ドルと高値の1.34850ドルを100%としたフィボナッチ76.4%押しとなる1.28137ドル近辺でサポートされる可能性もあります。

■本日のテクニカルでの注目点(矢印はトレンドの方向を予想しています)
USDJPY  5日移動平均線(79.837)がサポートとなるか
EURJPY  5日移動平均線(103.523)がレジスタンス
GBPJPY  5日移動平均線(128.839)がレジスタンス
AUDJPY  5日移動平均線(80.577)がレジスタンス
NZDJPY  5日移動平均線(62.798)がレジスタンス
CADJPY  5日移動平均線(79.876)上抜け
ZARJPY  5日移動平均線(9.993)がレジスタンス
NOKJPY  5日移動平均線(13.639)がレジスタンス
MXNJPY  5日移動平均線(5.901)がレジスタンス
HKDJPY  5日移動平均線(10.250)がサポートとなるか
SGDJPY  5日移動平均線(63.849)がレジスタンス
EURUSD  5日移動平均線(1.29649)がレジスタンス

■変動率からの予想レンジ 08:19→NYクローズ

Ccy予想レンジ
USDJPY79.68 ~ 80.23
EURJPY102.69 ~ 103.68
GBPJPY127.84 ~ 129.02
AUDJPY79.54 ~ 80.51
NZDJPY62.08 ~ 62.87
CADJPY79.44 ~ 80.36
ZARJPY9.78 ~ 9.94
NOKJPY13.56 ~ 13.72
MXNJPY5.82 ~ 5.91
HKDJPY10.25 ~ 10.33
SGDJPY63.52 ~ 64.08
EURUSD1.2867 ~ 1.2956

■前日のサマリー
週末の東京時間帯はアジアの株価が下落したことから、ドル/円は朝方の80円手前からロンドン時間序盤には79.729円、ユーロ/ドルは1.2945ドル近辺から1.29054ドル、ユーロ/円は103.45円近辺から102.971円まで下落しました。その後、サマラスND党首が組閣に対して楽観的な見通しを発言したことから、ユーロ/ドルが1.29552ドル、ユーロ/円が103.578円まで上昇、ドル/円も79.989円近辺まで連れ高となりましたが、スペインの銀行への300億ユーロの引当金追加を義務付けるとデギンドス経済相が発表したことで、リスク回避の動きとなり、NY時間序盤にはユーロ/ドルは1.2920ドル、ユーロ/円は103.17円、ドル/円は79.80円まで下落しました。しかし、ミシガン大消費者信頼感指数が市場予想を上回る77.8となったことから、ドル/円が79.98円、ユーロ/ドルが1.29570ドル、ユーロ/円が103.585円まで一時上昇しましたが、ベニゼロス全ギリシャ社会民主運動党首が組閣に失敗したと伝わるとリスク回避の動きからユーロ/ドルが1.2916ドル、ユーロ/円が103.20円まで下落、ドル/円は79.90-95円での動きとなりました。

週末の主な変動要因
①中国消費者物価指数前年比3.4%(予想3.4%)⇒ 影響なし
②中国鉱工業生産前年比9.3%(予想12.2%)⇒ 豪ドル小幅売り
③スペイン政府、銀行に引当金を300億ユーロ積み増すこと義務付け⇒ ユーロ売り
④ミシガン大消費者信頼感指数77.8(予想76.0)⇒ ドル買い
⑤ギリシャ社会主義運動(PASOK)党組閣を断然⇒ ユーロ売り

クローズはドル/円が79.933円、ユーロ/ドルが1.29162ドル、ユーロ/円は103.237円。

■株価(bloomberg.co.jp)

Index 引値 前日比
日経225 8953.31 -56.34
FTSE100(英) 5575.52 31.57
DAX(独) 6579.93 61.93
NYダウ(米) 12820.60 -34.44
S&P500(米) 1353.39 -4.60
NASDAQ(米) 2933.82 0.18

■金利(bloomberg.co.jp)

Country 利回り 前日比
米10年債 1.84 -0.03
日本10年債 0.853 -0.015
英10年債 1.96 -0.02
独10年債 1.51 -0.02

■コモディティ価格

Commodities 引値 前日比
NY金(期近) 1572.00 -11.50
NY原油(期近) 96.13 -0.95

■本日の指標発表(FXミュージアムより)
5/14(月)
・ 10:30 豪 3月 住宅ローン件数
・ 15:00 ドイツ 4月 卸売物価指数(WPI)
・ 15:45 フランス 3月 経常収支
・ 16:15 スイス 4月 生産者輸入価格
・ 18:00 ユーロ圏 3月 鉱工業生産

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2012年5月13日 (日)

5/14の週の見通し -ギリシャ再選挙の可能性高まり、リスク継続-

こんばんは。本日は久しぶりに合計で9km位歩きました。

■今週の見通し
【先週の振り返り】
《月》週末に行われた仏大統領選挙の決選投票でオランド氏が勝利(サルコジ大統領が敗北宣言)したこと、ギリシャの総選挙で連立与党が過半数を獲得できない情勢となったことで、ユーロに対する懸念が先行し、ユーロ/ドルが1.30189ドル、ユーロ/円が103.837円と窓(ギャップ)をあけてオープン、その後もロスカットなどの売りでユーロ/ドルが1.29543ドル、ユーロ/円が103.217円まで下落しました。ドル/円は79.742円でオープン、79.636円まで一時下落しました。ドル/円は連休明けでの仲値に向けてのドル買いなどで79.972円まで戻る場面が見られましたが、ロンドン時間に入ると、ドイツの3月製造業受注指数が市場予想を上回ったことやスペイン政府がバンキア(銀行)へ70億ユーロの資本注入と関係筋の話として伝わったことなどからリアルマネー系やファンドのユーロ買いでNY時間にはユーロ/ドルが1.30651ドル、ユーロ/円が104.435円まで上昇、ドル/円も79.989円を一時付けました。クローズにかけてはギリシャの新民主主義党(ND)サマラス党首「組閣はできなかった」と早々と組閣を断然したことから、ユーロの上値が重くなり、ユーロ/ドルが1.3050ドル近辺、ユーロ/円は104円台前半、ドル/円は79円台後半でクローズしました。
《火》目立った材料がなない中でドルが買われ、10時過ぎにはドル/円が80.072円、ユーロ/円が104.427円まで上昇しましたが10:30に発表された豪貿易収支が市場予想以上の赤字となる15.87億豪ドルとなったことやギリシャの連立政権組閣に対する懸念から再選挙の可能性も浮上していることが嫌気されたもののドイツの鉱工業生産指数が前月比で2.8%増となったことから、ユーロ/ドルが1.30373ドルまで戻す場面が見られましたが、急進左派政党指導者が「ギリシャの総選挙以降、ギリシャ救済に関するEU/IMFの合意は無価値になった」と発言したため、ユーロ/ドルが1.29823ドル、ユーロ/円が103.524円、ドル/円は79.75円近辺まで下落しました。
《水》アジア時間から株価が下落したこともあり、リスク回避の流れが続き、円とドルが買われ、資源国通貨が売られる動きとなりました。このため、ドル/円は79.935円からロンドン時間に79.431円まで下落しました。またギリシャを巡るユーロ圏のリスクとしてショイブレ独財務相が「ギリシャにユーロ残留を構成することはできない」などと発言したことから、ユーロ/円は103.955円からNY時間には102.758円へと下落、ユーロ/ドルは1.30058ドルから1.29112ドルへと下落しました。EFSFがギリシャへ52億ユーロの融資を実施とのニュースからクローズにかけてはドル/円が79.735円、ユーロ/ドルが1.29702ドル、ユーロ/円が103.417円まで一時戻したものの戻りも続きませんでした。
《木》朝方に発表された豪の失業率が4.9%へ大幅に改善、新規雇用者数が1.55万件の増加となったため、市場にはサプライズとなり、豪ドル/円が80.10円近辺から80.585円、豪ドル/米ドルが1.0055ドル近辺から1.1096ドルまで上昇しました。それ以外のドル/円は79.60円から79.77円、ユーロ/円は103.01円から103.34円、ユーロ/ドルは1.2930ドル近辺から1.2967ドルでのレンジの動きとなりました。ロンドン時間では英中銀が政策金利、資産買い入れプログラムともに据え置いたことから、ユーロが1.29245ドルまで下落しましたが、イタリアのウニクレディトの1-3月期の決算がよかったことから反発、欧州の株価が反発したこともあり、リスク・オフの巻き戻しからNY時間にはユーロ/ドルが1.29782ドル、ユーロ/円が103.764円まで上昇しました。ドル/円は米新規失業保険申請件数が36.7万件と市場予想より良かったことや五十嵐福財務大臣が「投機的な目に余る動きには介入もあり得る」「為替の急激な変化は問題であり、注意深く見る必要」と発言したことなどからクローズ間際には80.011円まで上昇しました。
《金》アジアの株価の下落から15時過ぎにはユーロ/ドルが1.29054ドル、ユーロ/円は102.971円まで下落、ドル/円も16時過ぎに79.729円まで下落しましたが、欧州の株価が下げ幅を縮小したことでロンドン時間にはドル/円が79.987円、ユーロ/ドルが1.29552ドル、ユーロ/円が103.578円まで戻しましたが、デギンドス・スペイン財務相が「スペインの銀行は追加で300億ユーロを引き当てへ」と発言したことから、ユーロ圏への懸念が高まったため、NY時間序盤にはドル/円は79.796円、ユーロ/ドルは1.29191ドル、ユーロ/円は103.167円まで下落しましたが、ミシガン大消費者信頼感指数が市場予想を上回ったことで、ドル/円は79.989円、ユーロ/ドルが1.29570ドル、ユーロ/円が103.585円まで上昇しました。クローズにかけてはギリシャのPASOKが組閣に知っぱしたことやJPモルガンの格付けをフィッチが格下げしたことから、リスク回避からドル/円が79.933円、ユーロ/ドルが1.29162ドル、ユーロ/円が103.237円でクローズしました。

■日、週、月、年データ Rate ※表をクリックすると拡大します。



【全体】
注目しているギリシャの連立政権樹立は第3党までが協議を行いましたが、いずれの党も政権樹立ができず、パプリアス大統領が最終的な話し合いを行っていますが、第2党の急進左派連合は、緊縮先に反対しているため、連立を拒否する構えを崩していません。このため、再選挙になれば第2党の急進左派連合が過半数を獲得する可能性が高いため、協議がまとまらなかった場合には、ユーロ圏のリスクが高まることになります。リスク回避が継続すると思われることから、円とドルが買われやすい状況が続き、ドル/円でも円高圧力が継続することになりそうです。

【ドル/円】
ドル/円は80円を一時回復するものの、80円を維持することができません。市場がユーロに対する懸念からリスク回避の動きを強めているため、上記にも書きましたが、相対的にドルと円が買われやすい状況が続いています。今週は米消費者物価指数、NY連銀製造業景気指数、米小売売上高(15日)、米住宅着工件数、米鉱工業生産(16日)、米フィラデルフィア連銀製造業景気指数(17日)と重要な指標が発表されるため、これらの内容が悪い場合はドルが売られることになりそうです。また、格付け機関フィッチがJPモルガン・チェースの格付けを引き下げたこともドルを重くすると見られます。仮に79円割れとなった場合に、本邦政府・日銀からのけん制発言などが出なかった場合には、さらに円高が進む可能性があります。戻りは週足一目均衡表の雲の上限となる80.55円近辺で止められる可能性があります。

【ユーロ】
ユーロはギリシャが再選挙になるかどうかの問題とスペインの銀行強化策が11日に発表され、返済が滞っていない正常な債権も含めて、国内銀行全体で合わせて300億ユーロの引当金の積み増しを求めました。市場ではスペイン国債の利回りが高止まりしていることから、スペインにリスクが飛び火すると、さらにユーロ圏に対する懸念が高まると思われるため、ユーロ/ドルはこれまでサポートされている1.29ドルを割り込んで、1/13の安値の1.26250ドルまで、ユーロ/円は2/1の安値の99.240円まで下落する可能性があります。

【ポンド】
ポンドはユーロへの懸念が高まる中で、ポンドへ資金が逃避していると見られます。このため、EUR/GBPでみると5/11に2008年11月以来の水準となる0.79949ドルまで一時ユーロ安が進みました。英国は2期連続でGDPがマイナス成長となっていることやユーロ圏もリセッション入りする可能性が高いものの、前述したとおり、資金の動きからポンドは円、ドルに次ぐ強い通貨となっています。これは豪州からの資金還流にも支えられていることからも裏付けられています。今週は貿易収支(15日)、失業率、失業保険申請件数、インフレレポート(16日)が予定されていることから、インフレレポートで利下げの可能性を示した場合にはポンド売りにつながる可能性があります。また、23日に公表される11日の英中銀金融政策委員会の議事録にも注目が集まると思います。

【豪ドル・NZドル】
豪ドル、NZドルは12日夜に中国人民銀行(中央銀行)は預金準備率を18日から0.5%引き下げることを発表していますので、両国にとってはプラス材料と見なされますが、預金準備率引き下げの効果が出るまでは時間がかかるとみられることや市場がユーロに対して懸念を持っていること、米JPモルガン・チェースが格下げされたことから、株価が弱含みとなるとみられるため、豪ドルへの下落圧力は継続すると見られます。このため、豪ドル/円は79円、NZドル/円は61円を割り込む可能性があります。

■今週の予想レンジ

Ccy Low(下) High(上)
ドル/円 78.30 80.60
ユーロ/ドル 1.2820 1.3110
ユーロ/円 100.40 104.50
ポンド/円 126.10 129.50
豪ドル/円 78.90 81.70
NZドル/円 61.80 63.10
南アランド/円 9.45 10.20

■注目イベント
5/14(月)
・ 07:45 NZ 1-3月期 四半期小売売上高指数
・ 08:50 日本 4月 国内企業物価指数
・ 10:30 豪 3月 住宅ローン件数
・ 15:00 ドイツ 4月 卸売物価指数(WPI)
・ 15:45 フランス 3月 経常収支
・ 16:15 スイス 4月 生産者輸入価格
・ 18:00 ユーロ圏 3月 鉱工業生産
5/15(火)
・ 10:30 豪 豪準備銀行(中央銀行)金融政策会合議事要旨公表
・ 14:00 日本 4月 消費者態度指数一般世帯
・ 14:30 フランス 4月 消費者物価指数(CPI)
14:30 フランス 1-3月期 国内総生産(GDP)速報値
15:00 ドイツ 1-3月期 国内総生産(GDP)速報値
・ 15:45 フランス 1-3月期 非農業部門雇用者速報値
・ 17:30 英国 3月 貿易収支
・ 18:00 ユーロ圏 1-3月期 四半期域内総生産(GDP)速報値
・ 18:00 ユーロ圏 5月 ZEW景況感調査
18:00 ドイツ 5月 ZEW景況感調査(期待指数)
・ 21:30 米国 4月 消費者物価指数(CPI)
21:30 米国 4月 消費者物価指数(CPIコア指数)
21:30 米国 5月 NY連銀製造業景気指数
21:30 米国 4月 小売売上高
・ 22:00 米国 3月 対米証券投資(短期債除く)
・ 23:00 米国 3月 企業在庫
・ 23:00 米国 5月 NAHB住宅市場指数
5/16(水)
・ 08:50 日本 3月 機械受注
・ 08:50 日本 3月 第三次産業活動指数
17:30 英国 4月 失業保険申請件数
17:30 英国 4月 失業率
・ 18:00 ユーロ圏 4月 消費者物価指数(HICP)改定値
・ 18:00 ユーロ圏 3月 貿易収支
18:30 英国 英中銀インフレリポート
・ 20:00 米国 MBA住宅ローン申請指数
・ 20:00 南ア 3月 小売売上高
・ 21:30 カナダ 3月 製造業出荷
21:30 米国 4月 住宅着工件数
21:30 米国 4月 建設許可件数
・ 22:15 米国 4月 鉱工業生産
・ 22:15 米国 4月 設備稼働率
・ 03:00 米国 米連邦公開市場委員会(FOMC)議事要旨
5/17(木)
・ 07:45 NZ 1-3月期 四半期卸売物価指数(PPI)
・ 08:50 日本 1-3月期 四半期実質国内総生産(GDP)速報値
・ 13:30 日本 3月 鉱工業生産確報値
・ 21:30 カナダ 3月 対カナダ証券投資額
・ 21:30 カナダ 3月 卸売売上高
21:30 米国 前週分 新規失業保険申請件数
23:00 米国 5月 フィラデルフィア連銀製造業景気指数
・ 23:00 米国 4月 景気先行指標総合指数
5/18(金)
・ 15:00 ドイツ 4月 生産者物価指数(PPI)
・ 21:30 カナダ 4月 消費者物価指数(CPI)
・ 21:30 カナダ 4月 消費者物価指数(CPIコア)
・ 00:00
経済指標の詳細はFXmuseumのFXカレンダーを参照してください。

2012年5月12日 (土)

シカゴ通貨先物非商業ポジション(5/8現在)

こんにちは。北海道の北見市などで積雪があったそうです。13日にかけて5cm~15cmの積雪が予報されているそうで、日本も広いですね。

11日に発表された8日現在のシカゴIMMの非商業(投機)ポジションでは、ドルが190.8億ドルの買超しに大幅増加、円は5136.6億円の売超し(ドルでは64.3億ドルの買超し)に減少、ユーロは180.0億ユーロの売超し(ドルでは234.0億ドルの買超し)に大幅増加となりました。また、豪ドルは25.1億豪ドルの買超し(ドルでは25.4憶ドルの売超し)に半減、NZドルは6.2億NZドルの買超し(ドルでは4.9億ドルの売超し)に減少しました。

円はショート(売り)ポジションは4週連続の減少となりました。ギリシャの選挙結果を受け、ユーロに対してのリスクが高まったことを背景に、リスク回避から円を買う動きにつながりましたが、内訳ではロングが約2,000コントラクトの増加、ショートは7,000コントラクトの減少となっています。ドル/円の80円割れでは本邦政府・日銀による介入警戒感あるため、ショートポジションの解消には進みにくいと思います。
ユーロはネットショートで約3.7万コントラクトの増加となり、2/14以来の水準となりました。ギリシャやスペインの銀行への懸念の高まりからユーロ売りが増加しています。ただ、これだけのロング増加にもかかわらず、ユーロが下げ止まっているのは投機のポジションとは違いレパトリなど実需のユーロ買いがユーロを下支えしているものと見られ、この動きはあ続く可能性があります。
ポジション動向で大きな動きがあったのは豪ドルです。前回1日のポジション報告日からロングポジションはほぼ半減の2.5万コントラクトのネットロングになりました。予想外の0.5%の利下げが行われたほか、ユーロに対する懸念からの景気減速懸念で資源需要の減退から下落が続いています。過去をみるとリーマンショック以降の2008/9/16にショートに転換したこともあることから、利下げ観測が継続していることで、ショートに転換する可能性もあります。

■シカゴIMM非商業ポジション

項目 Net(ネット) Dif(増減) Long(買) Short(売) All(総取組)
JPY -41,093 9,080 16,369 57,462 73,831
EUR -143,984 -36,994 36,022 180,006 216,028
GBP 25,339 8,846 59,697 34,358 94,055
CHF -16,494 -2,183 4,980 21,474 26,454
CAD 60,095 -10,128 69,914 9,819 79,733
AUD 25,104 -27,176 72,145 47,041 119,186
NZD 6,224 -1,801 11,688 5,464 17,152
MXN 36,928 -5,117 53,380 16,452 69,832
BRL -1,001 -95 13,700 14,701 28,401
source:CFTC

【USD】 USD source:CFTC

ドルは65,473コントラクトのロング増加の47,881コントラクトのロングとなりました。
※ドルのポジションは円、ユーロをはじめ、メキシコペソまでを合計して算出しています。レートはFRBのメジャーカレンシーインデックスを使用しています。

【JPY】 JPY source:CFTC

円は9,080コントラクトのショート減少の41,093コントラクトのショートとなりました。

【EUR】 EUR source:CFTC

ユーロは36,994コントラクトのショート増加の143,984コントラクトのショートとなりました。

【GBP】 GBP source:CFTC

ポンドは8,846コントラクトのロング増加の25,339コントラクトのロングとなりました。

【AUD】 AUD source:CFTC

豪ドルは27,176コントラクトのロング減少の25,104コントラクトのロングとなりました。

【NZD】 NZD source:CFTC

NZドルは1,801コントラクトのロング減少の6,224コントラクトのロングとなりました。

【CAD】 CAD source:CFTC

カナダドルは10,128コントラクトのロング減少の60,095コントラクトのロングとなりました。

【CHF】 CHF source:CFTC

スイスフランは2,183コントラクトのショート増加の16,494コントラクトのショートとなりました。

【MXN】 MXN source:CFTC

メキシコペソは5,117コントラクトのロング減少の36,928コントラクトのロングとなりました。

2012年5月11日 (金)

5/11 本日の戦略-豪ドルには逆風続きそう-

おはようございます。昨日も関東各地で雹が降りましたね。今年は気象異常が多いような気がします。

■変化率から見た前日の通貨の強弱
豪ドル>NZドル>ポンド>ユーロ>ドル>円
※ ">" の左側の通貨が右側の通貨より強いことを示しています。

■本日の見通し
昨日の豪の雇用関連指数は市場予想に反して新規雇用者数が増加しました。ただ、内容を見ていますとフルタイムが10,500人の減少、パートタイムが26,000人増加と好ましくはない状況とみられます。また、発表された中国の貿易収支では輸入の鈍化が目立っていることもあり、資源需要の減少などの懸念があるため、豪ドルの戻りは限られたものになる可能性があります。本日14:30に発表される中国の鉱工業生産や小売売上高が減少するようであれば、豪の景気減速からの追加利下げへの連想とつながるため、ドルドルの一段の下げの要因となると見られます。繰り返しとなりますが、豪ドル/円は昨年12/15の安値の76.980円近辺までの下押しがあるかもしれません。

ドル/円は五十嵐副財務大臣による牽制発言が昨日ありましたが、市場の反応は発言とほぼ同時ではなく、発言から約1時間後でした。このときドルがじょうしょうしたため、後付け材料にされた可能性が高く、本邦要人(副大臣クラス)からの牽制発言はいまのところあまり効果がないように見られます。このため、ドル/円には下落圧力が継続していると見られるため、本日22:55に発表されるミシガン大消費者信頼感指数が低下するようであればドルが売られると思われます。ただ、株価の大幅な下落がなければドルの79円割れの可能性は低と思います。

ユーロはギリシャ第3党の全ギリシャ社会主義運動(PASOK)と民主左派が歩み寄りを見せたことで、連立政権樹立の可能性が出てきました。ただ、急進左派連合は10日に発表された最新の世論調査で新民主主義党(ND)を上回ったことから、再選挙に持ち込まれる可能性もあり、ユーロ圏からはギリシャの離脱をほのめかす発言もちらほら出てきています。このため、ユーロの上値の重さが継続するものと思われますが、市場には1.29ドルの買いオーダーが多数あるとの噂もあり、ギリシャに端を発した危機でもユーロが下げ渋る場面が何度も見られていることから、大幅な下落に発がならないものと思います。

■ZARJPY 日足(一目均衡表、MACD) ZARJPY source:uedaharlowfx
南アランド/円は4/11の安値の9.991円を下抜けし9.866円まで安値を更新しました。一目均衡表(日足)の遅行線も雲を下抜けていることから下落トレンドが継続しているものと見られます。11/24の安値の8.970円と3/19の高値の11.061円を100%としたフィボナッチの61.8%押しが9.767円に位置しており、ここを下抜けてしまうと76.4%押しとなる9.463円まで下落する可能性があります。戻りは転換線の10.154円が最初のレジスタンスとなります。

■本日のテクニカルでの注目点(矢印はトレンドの方向を予想しています)
USDJPY  5日移動平均線(79.811)上抜け
EURJPY  5日移動平均線(103.760)がレジスタンス
GBPJPY  5日移動平均線(128.941)上抜け
AUDJPY  5日移動平均線(80.798)がレジスタンス
NZDJPY  5日移動平均線(62.980)がレジスタンス
CADJPY  5日移動平均線(79.920)がレジスタンス
ZARJPY  5日移動平均線(10.058)がレジスタンス
NOKJPY  5日移動平均線(13.666)がレジスタンス
MXNJPY  5日移動平均線(5.937)がレジスタンス
HKDJPY  5日移動平均線(10.248)上抜け
SGDJPY  5日移動平均線(63.911)がレジスタンス
EURUSD  5日移動平均線(1.29985)がレジスタンス

■変動率からの予想レンジ 08:06→NYクローズ

Ccy 予想レンジ
USDJPY 79.67 ~ 80.23
EURJPY 102.83 ~ 103.84
GBPJPY 128.44 ~ 129.65
AUDJPY 79.99 ~ 80.99
NZDJPY 62.27 ~ 63.08
CADJPY 79.29 ~ 80.19
ZARJPY 9.85 ~ 10.01
NOKJPY 13.52 ~ 13.68
MXNJPY 5.83 ~ 5.92
HKDJPY 10.23 ~ 10.32
SGDJPY 63.61 ~ 64.18
EURUSD 1.2883 ~ 1.2974

■前日のサマリー
昨日は朝方に発表された豪の失業率が4.9%へ大幅に改善、新規雇用者数が1.55万件の増加となったため、市場にはサプライズとなり、豪ドル/円が80.10円近辺から80.585円、豪ドル/米ドルが1.0055ドル近辺から1.1096ドルまで上昇しました。それ以外のドル/円は79.60円から79.77円、ユーロ/円は103.01円から103.34円、ユーロ/ドルは1.2930ドル近辺から1.2967ドルでのレンジの動きとなりました。ロンドン時間では英中銀が政策金利、資産買い入れプログラムともに据え置いたことから、ユーロが1.29245ドルまで下落しましたが、イタリアのウニクレディトの1-3月期の決算がよかったことから反発、欧州の株価が反発したこともあり、リスク・オフの巻き戻しからNY時間にはユーロ/ドルが1.29782ドル、ユーロ/円が103.764円まで上昇しました。ドル/円は米新規失業保険申請件数が36.7万件と市場予想より良かったことや五十嵐福財務大臣が「投機的な目に余る動きには介入もあり得る」「為替の急激な変化は問題であり、注意深く見る必要」と発言したことなどからクローズ間際には80.011円まで上昇しました。

昨日の主な変動要因
①豪失業率4.9%、新規雇用者数1.55万人増(予想失業率5.3%、新規雇用者数0.5万人減)⇒ 豪ドル買い
②英中銀、政策金利(0.5%)、資産買い入れプログラム(3250億ポンド)据置⇒ ポンド買い
③五十嵐福財務相「投機的な目に余る動きには介入もあり得る」「為替の急激な変化は問題であり、注意深く見る必要」⇒ 円売り
④米新規失業保険申請件数36.7万件(予想36.9万件)⇒ ドル買い
⑤ギリシャ社会主義運動(PASOK)党と「民主左派」が条件付きながら連立の可能性⇒ ユーロ買い
クローズはドル/円が79.911円、ユーロ/ドルが1.29321ドル、ユーロ/円は103.360円。

■株価(bloomberg.co.jp)

Index 引値 前日比
日経225 9009.65 -35.41
FTSE100(英) 5543.95 13.90
DAX(独) 6518.00 42.69
NYダウ(米) 12855.04 19.98
S&P500(米) 1357.99 3.41
NASDAQ(米) 2933.64 -1.07

■金利(bloomberg.co.jp)

Country 利回り 前日比
米10年債 1.87 0.01
日本10年債 0.868 0.011
英10年債 1.98 0.08
独10年債 1.54 0.02

■コモディティ価格

Commodities 引値 前日比
NY金(期近) 1595.50 1.30
NY原油(期近) 97.08 0.27

■本日の指標発表(FXミュージアムより)
5/11(金)
・ 08:50 日本 4月 マネーストックM2
10:30 中国 消費者物価指数
・ 10:30 中国 卸売物価指数
14:30 中国 鉱工業生産
14:30 中国 小売売上高
・ 15:00 ドイツ 4月 消費者物価指数(CPI、改定値)
・ 17:30 英国 4月 卸売物価指数(食品、エネルギー除く)
・ 21:30 カナダ 4月 失業率
・ 21:30 カナダ 4月 新規雇用者数
・ 21:30 米国 4月 卸売物価指数(PPI)
・ 21:30 米国 4月 卸売物価指数(食品・エネルギー除く)
・ 22:15 米国 フィッシャー米ダラス連銀総裁講演
22:55 米国 5月 ミシガン大学消費者態度指数速報値

ピボットポイントなどは山内俊哉のココに注目!もご覧ください

2012年5月10日 (木)

5/10 本日の戦略-ギリシャが落ち着くまでリスク警戒が継続か-

おはようございます。本日もよろしくお願いします。

■変化率から見た前日の通貨の強弱
円>ドル>ポンド>NZドル>ユーロ>豪ドル
※ ">" の左側の通貨が右側の通貨より強いことを示しています。

■本日の見通し
ギリシャの連立政権は混迷を続けています。昨日も第2党の急進左派連合のツィプラス党首が連立政権樹立を断然と発表、第3党の全ギリシャ社会主義党のベニゼロス党首が連立協議を始める予定です。財政再建を巡る隔たりが大きいことから、政権が樹立できず来月半ばに総選挙が実施される可能性が高くなってきました。ジョイブレ独財務相はギリシャがユーロ圏を離脱する場合には残留を強制することができないと発言、次の選挙でギリシャ国民がユーロ圏の離脱を選択した場合の地ならしをしているとも取れます。一方、スペインの金融機関バンキアはラホイ首相が「バンキアの新経営陣は現状を把握する必要がある」「政府は金融の安定確保に有益なあらゆる措置を講じる」と発言、スペイン中銀も「公的資金の利用検討を、資産整理計画の策定を要請した」「スペインの銀行業界再編基金(FROB)がバンキアの株式の45%を取得した」と発表していますが、スペイン債が下落を続けていることもユーロの重しとなっているようです。このため、ユーロ/円は100円割れ、ユーロ/ドルは1.29ドルを割り込む可能性があります。

ドル/円はリスク回避の動きが継続、株価の下落から円が買われやすくなっています。ドルもわ買われ安いため、クロス円が昨日は大幅に下落しました。本日発表された国際収支では貿易収支が42億円の黒字と予想の428億円の赤字からは良い内容となったことも、円が買われやすい状況が続くとみられます。ただ、円高のスピードが速いようであれば本邦政府・日銀から円高けん制発言も出ることが考えられ、しばらくは79-81円でのレンジの動きとなると思います。

豪ドルはこのあと10時30分に失業率と新規雇用者数が発表されます。先に発表されたANZ求人広告件数は3.1%減、前月も0.7%増へ下方修正(修正前派1.0%増)されています。このため、予想の5000人減よりは大きくなる可能性があり、豪要人からは更なる豪ドルの下落もしくは利下げを期待する発言が聞かれているため、悪化しているようであれば豪ドル/円の78円割れや豪ドル/米ドルの1.0ドル割れとなる可能性があります。

■AUDJPY 日足(一目均衡表、MACD) AUDJPY source:uedaharlowfx
豪ドル/円は一目均衡表(日足)の昨日80円を割り込み79.719円まで一時下落しました。昨年12/20の高値の80.470円を下に抜けてきたため、昨年12/15の安値となる76.980円まで下落する可能性が出てきました。MACDもトリガーから下放れ、昨年11/24のレベルまで低下してきていることから、ゴールデンクロスすれば反発する可能性が出てきますが、目先は強い下落トレンドが継続しているようです。

■本日のテクニカルでの注目点(矢印はトレンドの方向を予想しています)
USDJPY  5日移動平均線(79.863)がレジスタンス
EURJPY  5日移動平均線(104.176)がレジスタンス
GBPJPY  5日移動平均線(129.075)がレジスタンス
AUDJPY  5日移動平均線(81.143)がレジスタンス
NZDJPY  5日移動平均線(63.254)がレジスタンス
CADJPY  5日移動平均線(80.193)がレジスタンス
ZARJPY  5日移動平均線(9.916)がレジスタンス
NOKJPY  5日移動平均線(13.733)がレジスタンス
MXNJPY  5日移動平均線(5.987)がレジスタンス
HKDJPY  5日移動平均線(10.256)がレジスタンス
SGDJPY  5日移動平均線(64.018)がレジスタンス
EURUSD  5日移動平均線(1.30419)がレジスタンス

■変動率からの予想レンジ 08:44→NYクローズ

Ccy 予想レンジ
USDJPY 79.34 ~ 79.93
EURJPY 102.35 ~ 103.40
GBPJPY 127.77 ~ 129.02
AUDJPY 79.41 ~ 80.42
NZDJPY 61.90 ~ 62.74
CADJPY 78.91 ~ 79.86
ZARJPY 9.84 ~ 10.01
NOKJPY 13.52 ~ 13.69
MXNJPY 5.80 ~ 5.90
HKDJPY 10.19 ~ 10.28
SGDJPY 63.23 ~ 63.82
EURUSD 1.2875 ~ 1.2967

■前日のサマリー
昨日はアジア時間から株価が下落したこともあり、リスク回避の流れが続き、円とドルが買われ、資源国通貨が売られる動きとなりました。このため、ドル/円は朝方につけた79.935円からロンドン時間に79.431円まで下落しました。またギリシャを巡るユーロ圏のリスクとしてショイブレ独財務相が「ギリシャにユーロ残留を構成することはできない」、ウォールストリートジャーナルの「ユーロ諸国がギリシャ支援延期の可能性を協議」との報道などから、ユーロ/円は同じく103.955円からNY時間には102.758円へと下落、ユーロ/ドルは1.30058ドルからNY時間には1.29112ドルへと下落しました。EFSFがギリシャへ52億ユーロの融資を実施とのニュースからクローズにかけてはドル/円が79.735円、ユーロ/ドルが1.29702ドル、ユーロ/円が103.417円まで一時戻したものの戻りも続きませんでした。

昨日の主な変動要因
①ギラード豪首相「財政の黒字転換で中銀に最大限の利下げ余地」⇒ 豪ドル売り
②ショイブレ独財務相「ギリシャがユーロ圏へ留まらないと決めた場合、われわれが残留を強制することはできない」⇒ ユーロ売り
③EFSFギリシャへの52億ユーロの融資実施を確認⇒ ユーロ買い
④急進左派連合ツィプラス党首「連立政権の樹立を残念」⇒ ユーロ売り
クローズはドル/円が79.615円、ユーロ/ドルが1.29259ドル、ユーロ/円は102.930円。

■株価(bloomberg.co.jp)

Index 引値 前日比
日経225 9045.06 -136.59
FTSE100(英) 5530.05 -24.50
DAX(独) 6475.31 30.57
NYダウ(米) 12835.06 -97.03
S&P500(米) 1354.58 -9.14
NASDAQ(米) 2934.71 -11.56

■金利(bloomberg.co.jp)

Country 利回り 前日比
米10年債 1.82 -0.02
日本10年債 0.857 -0.015
英10年債 1.90 -0.03
独10年債 1.52 -0.02

■コモディティ価格

Commodities 引値 前日比
NY金(期近) 1594.20 -10.30
NY原油(期近) 96.81 -0.20

■本日の指標発表(FXミュージアムより)
5/10(木)
・ 08:50 日本 3月 国際収支経常収支
08:50 日本 3月 国際収支貿易収支
10:30 豪 4月 新規雇用者数
10:30 豪 4月 失業率
・ 14:00 日本 4月 景気ウオッチャー調査-現状判断DI
・ 15:45 フランス 3月 鉱工業生産指数
・ 15:45 フランス 3月 財政収支
・ 17:00 ユーロ圏 欧州中央銀行(ECB)月報
・ 17:30 英国 3月 鉱工業生産指数
・ 17:30 英国 3月 製造業生産指数
・ 17:30 英国 3月 貿易収支
20:00 英国 イングランド銀行(BOE)金利発表
・ 21:30 カナダ 3月 新築住宅価格指数
・ 21:30 カナダ 3月 貿易収支
・ 21:30 米国 4月 輸入物価指数
・ 21:30 米国 4月 輸出物価指数
21:30 米国 3月 貿易収支
・ 21:30 米国 新規失業保険申請件数
22:30 バーナンキ米連邦準備理事会(FRB)議長講演
・ 02:00 米財務省30年債入札(160億ドル)
・ 02:20 コチャラコタ米ミネアポリス連銀総裁講演
・ 03:00 米国 4月 月次財政収支

ピボットポイントなどは山内俊哉のココに注目!もご覧ください

2012年5月 9日 (水)

5/9 本日の戦略-ギリシャ政治リスクが残り、資源国通貨安継続-

おはようございます。本日もよろしくお願いします。

■変化率から見た前日の通貨の強弱
円>ドル>ポンド>ユーロ>豪ドル>NZドル
※ ">" の左側の通貨が右側の通貨より強いことを示しています。

■本日の見通し
ギリシャ総選挙以降、何度目かのギリシャ発によるユーロ懸念が浮上しています。このままでは3日間の間に連立政権が樹立できない可能性があり、6月の総選挙の可能性も出てきています。第2党の急進左派連合はEU・IMFとの支援合意は無効と主張していますが、アムッセン理事は「ギリシャがユーロ圏に残るつもりなら再交渉は不可」と発言していることもあり、ギリシャの選択肢は支援合意を受け入れるかユーロ圏からの離脱というぎりぎりの選択になる可能性があります。もし、再選挙ということになれば、ユーロ離脱のリスクが高まるものと思われ、ユーロと資源国、新興国通貨が売られ、円、ドル、ポンドの順番で買われるものと思います。このため、本邦政府・日銀が円高に対するけん制を行わないと、足元では77円台まで円高が進むことになるのではないかと思います。

豪ドルは、昨日発表された貿易収支での赤字が拡大したこともあり、明日の雇用関連指数の悪化や追加利下げ観測で下落トレンドが続いています。特に対欧州通貨ユーロ/豪ドルやポンド/豪ドルでは下落トレンドが続いており、これらはレパトリではないかとみられます。リスク・オフからの株価も下落傾向となっているため、しばらく豪ドル安が続くものとみられます。反転があるとすれば、ユーロ圏へのリスク懸念の後退、もしくは豪準備銀行(RBA)の利下げスタンスの変更と思いますが、どちらも可能性は低いと見られます。豪ドル/円は昨年12/15の安値の76.980円近辺までの下押しがあるかもしれません。

■NZDJPY 日足(一目均衡表、MACD) NZDJPY source:uedaharlowfx
NZドル/円は3/12に69.114円の高値をつけてから下落トレンドが継続し、一目均衡表(日足)の遅行線が雲を下抜けしています。また、MACDもシグナルから下放れているため、下落はしばらく継続しそうです。下落目処ですが、昨年11/24の安値の57.030円と前出高値の69.114円を100%としたフィボナッチ61.8%押しとなる61.65円近辺か、76.4%押しの59.81円近辺と思われます。また、戻った場合には遅行線の雲の下限となる63.57円を超えられるかどうかだと思います。

■本日のテクニカルでの注目点(矢印はトレンドの方向を予想しています)
USDJPY  5日移動平均線(79.963)がレジスタンス
EURJPY  5日移動平均線(104.676)がレジスタンス
GBPJPY  5日移動平均線(129.352)がレジスタンス
AUDJPY  5日移動平均線(81.693)がレジスタンス
NZDJPY  5日移動平均線(63.761)がレジスタンス
CADJPY  5日移動平均線(80.554)がレジスタンス
ZARJPY  5日移動平均線(10.217)がレジスタンス
NOKJPY  5日移動平均線(13.798)がレジスタンス
MXNJPY  5日移動平均線(5.924)がレジスタンス
HKDJPY  5日移動平均線(10.270)がレジスタンス
SGDJPY  5日移動平均線(64.238)がレジスタンス
EURUSD  5日移動平均線(1.30876)がレジスタンス

■変動率からの予想レンジ 08:57→NYクローズ

Ccy予想レンジ
USDJPY79.57 ~ 80.16
EURJPY103.27 ~ 104.33
GBPJPY128.40 ~ 129.65
AUDJPY80.23 ~ 81.24
NZDJPY62.40 ~ 63.24
CADJPY79.46 ~ 80.41
ZARJPY10.00 ~ 10.17
NOKJPY13.59 ~ 13.76
MXNJPY5.88 ~ 5.98
HKDJPY10.22 ~ 10.31
SGDJPY63.72 ~ 64.30
EURUSD1.2953 ~ 1.3046

■前日のサマリー
昨日は東京時間に目立った材料がなかったものの、一時ドルが買われ、10時過ぎにはドル/円が80.072円、ユーロ/円が104.427円まで上昇、ユーロ/ドルは1.3065ドル近辺から下落となりました。10:30に発表された豪貿易収支が市場予想以上の赤字となる15.87億豪ドルとなったことで豪ドルが売られたこともあり、リスク回避の動きから円が買われました。ロンドン時間に入ると、ギリシャの連立政権組閣に対する懸念から再選挙の可能性も浮上していることが嫌気されリスク回避の動きとなり、ユーロ/ドルは1.30ドル近辺、ユーロ/円は103.75円近辺まで下落、ドル/円は79.707円まで下落しました。19:00に発表されたドイツの鉱工業生産指数が前月比で2.8%増となったことから、ユーロ/ドルが1.30373ドルまで戻す場面が見られましたが、急進左派政党指導者が「ギリシャの総選挙以降、ギリシャ救済に関するEU/IMFの合意は無価値になった」と発言したため、リスク回避からNY時間にはユーロ/ドルが1.29823ドル、ユーロ/円が103.524円、ドル/円は79.75円近辺まで下落しました。その後、サマラスND党首が「少数政権を容認する用意がある」と発言したことから、ユーロ/ドルが1.30424ドル、ユーロ/円が104.064円まで戻す場面が見られましたが、ドル円は79円台後半での狭いレンジの動きとなりました。

昨日の主な変動要因
①豪貿易収支15.87億豪ドルの赤字(予想13億豪ドルの赤字)⇒ 豪ドル売り
②独鉱工業生産前月比2.8%(予想0.8%)⇒ ユーロ買い
③ギリシャ債選挙の可能性⇒ ユーロ売り
④サマラス党首「少数政権を容認する用意がある」⇒ ユーロ買い

クローズはドル/円が79.847円、ユーロ/ドルが1.30025ドル、ユーロ/円は103.841円。

■株価(bloomberg.co.jp)

Index 引値 前日比
日経225 9181.65 62.51
FTSE100(英) 5554.55 -100.51
DAX(独) 6444.74 -124.74
NYダウ(米) 12932.09 -76.44
S&P500(米) 1363.72 -5.86
NASDAQ(米) 2946.27 -11.49

■金利(bloomberg.co.jp)

Country 利回り 前日比
米10年債 1.84 -0.03
日本10年債 0.872 0.011
英10年債 1.93 -0.07
独10年債 1.54 -0.06

■コモディティ価格

Commodities 引値 前日比
NY金(期近) 1604.50 -34.60
NY原油(期近) 97.01 -0.93

■本日の指標発表(FXミュージアムより)
5/9(水)
・ 08:01 英国 4月 英小売連合(BRC)小売売上高調査
・ 08:50 日本 4月 外貨準備高
・ 14:00 日本 3月 景気一致指数(CI)速報値
・ 14:00 日本 3月 景気先行指数(CI)速報値
・ 15:00 ドイツ 3月 経常収支
15:00 ドイツ 3月 貿易収支
・ 15:45 フランス 3月 貿易収支
・ 16:30 ユーロ圏 コンスタンシオ欧州中央銀行(ECB)副総裁講演
・ 20:00 米国 MBA住宅ローン申請指数
21:15 ユーロ圏 バイトマン独連銀総裁講演
・ 23:00 米国 3月 卸売在庫
・ 23:00 米国 コチャラコタ米ミネアポリス連銀総裁講演
・ 23:45 米国 ピアナルト米クリーブランド連銀総裁講演
・ 01:00 米国 プロッサー米フィラデルフィア連銀総裁講演
・ 02:00 米国 米財務省10年債入札(240億ドル)

ピボットポイントなどは山内俊哉のココに注目!もご覧ください

2012年5月 8日 (火)

5/8 本日の戦略-ギリシャ政権樹立に不安残るがひとまず様子見か-

おはようございます。宣伝で恐縮ですが、当社でも昨日からドル円など主要通貨のスプレッドを縮小しました。是非ご利用ください。

■変化率から見た前日の通貨の強弱
ポンド>豪ドル>ドル>NZドル>円>ユーロ
※ ">" の左側の通貨が右側の通貨より強いことを示しています。

■本日の見通し
ユーロ圏への懸念が根強いものの、市場はその中でもプラス材料を探しているように見えます。シカゴIMMポジションを見てもショートが溜まったままであることから、新たにショートを積み増す動きが鈍いのではないかとも見られます。年初来安値の1.26250ドルをつけた1/13時点では15.5万のネットショートで、戻り過程の中で17.1万まで増加したことから、1.27~1.28ドル近辺まで下落しないと、根っこのユーロショートが解消されない可能性があります。ギリシャは第1党のサマラス党首が早々と連立政権の樹立を断念したことや第2党(急進左派連合)のツィプラス党首での連立政権樹立も難しい(本日20時にパプリアス大統領と会談)ことから、選挙法の規定に基づき第3党でも連立政権が樹立できなければ、大統領令で再選挙となる可能性もあり、15日に迫っている4.3億ユーロの外国法準拠の国債償還にも影響が出てくるものとみられます。また、米大手銀行では18カ月以内にギリシャがユーロ圏を離脱する確率を50~75%に引き上げています。このため、急激な下落の可能性は低いものの、ユーロの上値が重い状態は続くと思います。

ドル/円はリスク回避の動きからやや円高になったもの、昨日の日銀金融政策決定会合議事要旨では「物価1%早期に実現し結果出すことが重要」としています。このため、今後も追加緩和を実施していくものとみられ、短期的なリスク回避局面での円高の可能性もありますが、中長期では円が売られていくものと思います。投資家心理を表すVIX指数も18.94へと上昇してきていることもあり、しばらくはリスク回避の動きが出やすいと思いますので、ドルと円が買われやすい状況の中では79-81円でのレンジの動きとなると思います。

豪ドルは昨日発表された小売売上高、住宅建設許可が市場予想を上回ったことから、下げ止まりましたが、同時に発表されたANZ求人広告件数は-3.1%となりました。このため、今週木曜日に発表される豪の失業率、新規雇用者数は悪化の可能性があり、また、ユーロ圏をはじめとする世界経済の懸念から、資源価格も下落しているため、豪ドルは買いにくくなっています。足元では本日発表される豪貿易収支となりますが、市場予想の13億豪ドルの赤字より赤字額が多ければ単純に豪ドル売りになると思います。

■GBPJPY 日足(一目均衡表、MACD) GBPJPY source:uedaharlowfx
ポンド/円は一目均衡表(日足)の雲の中を推移しています。1/13の安値の117.290円と4/16の安値の127.102円を結んだサポートラインと3/21の高値の133.462円と4/25の高値の131.805円を結んだレジスタンスラインとの間での保合いとなっています。一目均衡表(日足)の雲がサポートとみられることや転換線が基準線を上抜けた(基準線の切り下がりによるため、それほど協力なシグナルではない)ことで、底堅い動きをする可能性があります。サポートは前出トレンドラインの128.34円近辺となります。

■本日のテクニカルでの注目点(矢印はトレンドの方向を予想しています)
USDJPY  5日移動平均線(80.007)レジスタンス
EURJPY  5日移動平均線(105.105)レジスタンス
GBPJPY  5日移動平均線(129.523)レジスタンス
AUDJPY  5日移動平均線(82.073)レジスタンス
NZDJPY  5日移動平均線(62.443)レジスタンス
CADJPY  日足一目均衡表の雲の下から中へ
ZARJPY  5日移動平均線(10.260)レジスタンス
NOKJPY  5日移動平均線(13.857)レジスタンス
MXNJPY  5日移動平均線(6.092)レジスタンス
HKDJPY  5日移動平均線(10.277)レジスタンス
SGDJPY  5日移動平均線(64.391)レジスタンス
EURUSD  5日移動平均線(1.31337)レジスタンス

■変動率からの予想レンジ 07:38→NYクローズ

Ccy 予想レンジ
USDJPY 79.57 ~ 80.20
EURJPY 103.66 ~ 104.74
GBPJPY 128.69 ~ 129.97
AUDJPY 80.85 ~ 81.88
NZDJPY 62.98 ~ 63.83
CADJPY 79.93 ~ 80.91
ZARJPY 10.14 ~ 10.31
NOKJPY 13.66 ~ 13.83
MXNJPY 5.98 ~ 6.08
HKDJPY 10.22 ~ 10.31
SGDJPY 63.78 ~ 64.39
EURUSD 1.3000 ~ 1.3093

■前日のサマリー
昨日は週末に行われた仏大統領選挙の決選投票でオランド氏が勝利(サルコジ大統領が敗北宣言)したこと、ギリシャの総選挙で連立与党が過半数を獲得できない情勢となったことで、ユーロに対する懸念が先行し、ユーロ/ドルが1.30189ドル、ユーロ/円が103.837円と窓(ギャップ)をあけてオープン、その後もロスカットなどの売りでユーロ/ドルが1.29543ドル、ユーロ/円が103.217円まで下落しました。ドル/円は79.742円でオープン、79.636円まで一時下落しました。ドル/円は連休明けでの仲値に向けてのドル買いなどで79.972円まで戻る場面が見られましたが、9:55の仲値が終わると79.75円近辺へと下落しました。ロンドン時間に入ると、ドイツの3月製造業受注指数が市場予想を上回ったことやスペイン政府がバンキア(銀行)へ70億ユーロの資本注入と関係筋の話として伝わったことなどからリアルマネー系やファンドのユーロ買いでNY時間にはユーロ/ドルが1.30651ドル、ユーロ/円が104.435円まで上昇、ドル/円も79.989円を一時付けました。クローズにかけてはギリシャの新民主主義党(ND)サマラス党首「組閣はできなかった」と早々と組閣を断然したことから、ユーロの上値が重くなり、ユーロ/ドルが1.3050ドル近辺、ユーロ/円は104円台前半、ドル/円は79円台後半でクローズしました。

昨日の主な変動要因
①仏大統領決選投票でオランド氏勝利⇒ ユーロ売り、クロス円売り
②豪小売売上高前月比0.9%(予想0.2%)⇒ 豪ドル買い
③独製造業受注前月比2.2%(予想0.5%)⇒ ユーロ買い
④ギリシャ新民主主義党(ND)サマラス党首「組閣はできなかった、組閣の責務をパプリアス大統領付託」⇒ 反応は限定的
クローズはドル/円が79.880円、ユーロ/ドルが1.30477ドル、ユーロ/円は104.248円。

■株価(bloomberg.co.jp)

Index 引値 前日比
日経225 9119.14 -261.11
FTSE100(英) 5655.06 -111.49
DAX(独) 6569.48 8.01
NYダウ(米) 13008.53 -29.74
S&P500(米) 1369.58 0.48
NASDAQ(米) 2957.76 1.42

■金利(bloomberg.co.jp)

Country 利回り 前日比
米10年債 1.87 -0.01
日本10年債 0.861 -0.031
英10年債 2.00 0.01
独10年債 1.60 0.02

■コモディティ価格

Commodities 引値 前日比
NY金(期近) 1639.10 -6.10
NY原油(期近) 97.94 -0.55

■本日の指標発表(FXミュージアムより)
5/8(火)
・ 08:01 英国 4月 英王立公認不動産鑑定士協会(RICS)住宅価格指数
10:30 豪 3月 貿易収支
・ 14:45 スイス 4月 スイスSECO消費者信頼感指数
17:45 米国 ダドリーNY連銀総裁講演
・ 19:00 ドイツ 3月 鉱工業生産
・ 20:30 ユーロ圏 クーレ欧州中央銀行(ECB)理事講演
・ 21:15 カナダ 4月 住宅着工件数
21:30 ユーロ圏 ドラギECB総裁講演
・ 21:30 ユーロ圏 プラートECB理事講演
・ 01:45 米国 フィッシャー米ダラス連銀総裁講演
・ 02:00 米国 米財務省3年債入札(320億ドル)
・ 02:30 ユーロ圏 ホノハン・アイルランド中銀総裁講演

ピボットポイントなどは山内俊哉のココに注目!もご覧ください

2012年5月 7日 (月)

5/7 本日の戦略-資源国通貨への逆風は続きそう-

おはようございます。フランスの選挙結果は予想通りでしたが、ギリシャの選挙結果はかなり厳しいものになりそうです。経済がグローバル化しているだけに、他国の選挙結果が日本に与える影響も無視できなくなっているのが恐ろしいです。

■変化率から見た前日の通貨の強弱
円>ドル>ポンド>ユーロ>NZドル>豪ドル
※ ">" の左側の通貨が右側の通貨より強いことを示しています。

■本日の見通し
本日早朝に、フランス大統領決選投票がオランド氏の勝利(サルコジ大統領が敗北宣言)、ギリシャ総選挙ではギリシャ新民主主義党(ND)と全ギリシャ社会主義運動(PASOK)のいずれも単独で過半数に達しない見通しとなったことから、ユーロに対する懸念などからリスク回避の動きとなり、資源国通貨を中心に下落してスタートしました。ギリシャに関しては何らかの連立政権が樹立すると思われますが、財政再建に反対する政党が得票数を伸ばしていることで、足元に迫っている外国法準拠の国債償還に対する対応が注目されます。元本部分は4億3,000万ユーロ、償還日は5/15日。償還が行われなかった場合には、ギリシャのユーロ離脱を含めて自体が混乱することが予想されます。この場合はユーロの下落。

先週も資源国通貨が弱含みとなり、本日もユーロ圏の選挙結果ながら資源国通貨が連れ安となっています。先ほど発表された豪の小売売上高、住宅建設許可件数はともに市場予想を上回っています。ただ、豪政府としては豪ドル高が容認できないことや豪準備銀行(RBA)がインフレ見通しを引き下げていることなどから、今週発表される豪の貿易収支や雇用関連指数などでの悪化が示されると豪ドルは上値が重く推移するものと思います。対ドルでのパリティ(1豪ドル=1米ドル)割れも視野に入っていますし、対円での年初来安値78.10(1/9)を下抜けてくる可能性も否定できません。

ドル/円はユーロへの懸念、米国の景気(特に雇用関連)に陰りが出てきたことから、市場全体がリスク回避のセンチメントになっていると見られます。このため、ドル/円の通貨ペアでは方向感が出にくいものと思いますし、質への逃避からは米国債が買われるとみられるため、ドルが円に対して弱含みにつながりやすいと見られます。ただ、これ以上の円高が進んだ場合の本邦政府・日銀からの牽制発言が出てくることも考えられるため、急激な円高にはなりにくいと思います。しばらくはドルの上値が重い状態が続くのではないでしょうか。一目均衡表(週足)の雲の上限の80.55円近辺がレジスタンスと思います。

■EURJPY 日足(一目均衡表、MACD) EURJPY source:uedaharlowfx
ユーロ/円は一目均衡表(日足)の雲の下に抜け出ています。遅行線も雲の下限が103.480円を下に抜ける可能性があり、MACDでも下落を示しているようです。足元では1/16の安値の97.040円と3/21の高値の111.416円を結んだフィボナッチ61.8%押しとなる102.537円近辺で下げ止まるかに注目となります。ここを下抜けてしまうと昨年10/4の安値の100.740円近辺が次のターゲットとなります。

■本日のテクニカルでの注目点(矢印はトレンドの方向を予想しています)
USDJPY  日足一目均衡表の雲(80.095)下抜け
EURJPY  日足一目均衡表の雲(104.978)下抜け
GBPJPY  5日移動平均線(129.565)レジスタンス
AUDJPY  5日移動平均線(82.425)レジスタンス
NZDJPY  5日移動平均線(63.448)レジスタンス
CADJPY  日足一目均衡表の雲(80.305)下抜け
ZARJPY  日足一目均衡表の雲(10.316)下抜け
NOKJPY  日足一目均衡表の雲下限(13.729)サポートなるか
MXNJPY  5日移動平均線(6.105)レジスタンス
HKDJPY  5日移動平均線(10.276)レジスタンス
SGDJPY  5日移動平均線(64.097)レジスタンス
EURUSD  日足一目均衡表の雲(1.31615)下抜け

■変動率からの予想レンジ 09:31→NYクローズ

Ccy 予想レンジ
USDJPY 79.47 ~ 80.11
EURJPY 103.80 ~ 104.89
GBPJPY 128.27 ~ 129.57
AUDJPY 80.62 ~ 81.64
NZDJPY 62.95 ~ 63.81
ZARJPY 10.10 ~ 10.27
NOKJPY 13.68 ~ 13.85
MXNJPY 5.99 ~ 6.09
HKDJPY 10.23 ~ 10.32
SGDJPY 63.78 ~ 64.40
EURUSD 1.3035 ~ 1.3129

■前日のサマリー
週末は豪準備銀行(RBA)が公表した金融政策の議事録で12-13年の豪成長見通しとインフレ見通しを引き下げたことで、豪ドルが売られましたが、米雇用統計を控えて主要通貨は小動きとなり、ドル/円は80.14円~80.30円近辺、ユーロ/ドルは1.3144ドル~1.3162ドル、ユーロ/円は105.34円~105.51円での狭いレンジとなりました。ロンドン時間には発表された独サービス業PMI確定値が前回値より悪かったことで、ユーロ/ドルが1.3121ドル、ユーロ/円が105.21円まで一時下落しました。NY時間には米雇用統計発表直前にドルが売られドル/円は80円近辺へ下落しましたが、米非農業部門雇用者数が11.5万人増加(予想は16万人増加)、失業率が6.1%(予想は6.2%)と発表されると、直後にはドル/円が80.384円まで急激に戻しましたが、労働力人口の減少による失業率の改善との見方から、ドルが徐々に売られ、ドル/円はクローズにかけて78.80円近辺へと下落、ユーロ/ドルはドルの下落から一時1.31771ドルまで上昇しましたが、クローズにかけてはNYダウ下落からのリスク回避の動きで1.3080ドル近辺へと下落、ユーロ/円も米雇用統計後に105.543円まで上昇したものの、クローズにかけてはクロス円の下落となり、104.420円まで大幅に下落しました。

週末の主な変動要因
①豪準備銀行声明「12-13年の成長見通し引き下げ」⇒ 豪ドル売り
②米非農業部門雇用者数11.5万人増(予想16万人増)⇒ ドル売り ③米失業率6.1%(予想6.2%)⇒ ヘッドラインはドル買い
④米株価下落⇒ クロス円売り
クローズはドル/円が79.803円、ユーロ/ドルが1.30845ドル、ユーロ/円は104.420円。

■株価(bloomberg.co.jp)

Index 引値 前日比
日経225 9380.25 29.30
FTSE100(英) 5655.06 -111.49
DAX(独) 6561.47 -132.97
NYダウ(米) 13038.27 -168.32
S&P500(米) 1369.10 -22.47
NASDAQ(米) 2956.34 -67.96

■金利(bloomberg.co.jp)

Country 利回り 前日比
米10年債 1.88 -0.05
日本10年債 0.892 -
英10年債 1.99 -0.04
独10年債 1.58 -0.03

■コモディティ価格

Commodities 引値 前日比
NY金(期近) 1645.20 10.40
NY原油(期近) 98.49 -4.05

■本日の指標発表(FXミュージアムより)
5/7(月)
・ 00:00 英国市場休場(アーリーメイバンクホリデー)
・ 10:30 豪 3月 住宅建設許可件数
・ 10:30 豪 4月 NAB企業景況感指数
10:30 豪 3月 小売売上高
・ 14:45 スイス 4月 失業率
・ 16:15 スイス 4月 消費者物価指数(CPI)
・ 19:00 ドイツ 3月 製造業新規受注
・ 21:30 カナダ 3月 住宅建設許可件数
・ 04:00 米国 3月 消費者信用残高

ピボットポイントなどは山内俊哉のココに注目!もご覧ください

2012年5月 6日 (日)

5/7の週の見通し -米雇用減速懸念でリスク継続か-

こんばんは。本日は夏のような雷雨にびっくりするとともにつくばでの竜巻の被害はまるで日本ではないようにみえました。被害にあわれた方にはお見舞いをもうしあげます。

■今週の見通し
【先週の振り返り】
《月》週初はドル/円が80.311円、ユーロ/ドルが1.32378ドル、ユーロ/円が106.351円でオープン、スペイン1-3月期GDPが前期比-0.3%となり、格付け期間S&PがサンタンデールやBBVAなど11の銀行の格付けを引き下げたことから、ユーロ/ドルが1.32080ドルまで下落、シカゴPMIが市場予想を下回る56.2となったことで、ドル/円は2/24以来の80円割れとなり、ドル/円は79.742円、ユーロ/円は105.457円まで一時下落しました。
《火》豪準備銀行(RBA)が市場予想以上の0.5%の利下げに踏み買ったことやスワン豪財務相が「「豪中銀の利下げを歓迎、豪中銀利下げは規律ある財政政策で可能になった」と発言、豪ドル/円は82.45円、豪ドル/米ドルは1.0320ドル近辺へと下落、ロンドン時間序盤にはドル/円が79.643円、ユーロ/円が105.53円まで下落しましたが、NY時間に発表された米供給管理協会(ISM)製造業景況指数が市場予想を上回ったことで、ドル/円は80.294円、ユーロ/円は106.071円まで反発、1.32824ドルまで上昇していたユーロ/ドルは1.32043ドルまで下落しました。
《水》ロンドン時間にロシア系からのドル買いとの噂でドル/円は80.604円まで上昇しましたが、イタリアなどの製造業PMIが軒並み悪化していたことに加え、イタリアやドイツの失業率も悪化していたことで、ユーロが下落、NY時間に発表されたADP雇用調査が市場予想を下回る11.9万人増となったことでドルとクロス円が下落し、ドル/円は80.059円、ユーロ/円は105.112円、ユーロ/ドルも1.3122ドルまで下落しました。
《木》早朝に発表されたNZの失業率が市場予想から大幅に悪化したことで、NZドルが下落、豪ドルもつれ安となりました。ロンドン時間序盤には欧州の株価が上昇したこともあり、ユーロ/ドルが1.3160ドル、ユーロ/円が105.709円まで上昇しました。発表された米新規失業保険申請件数が改善を示したことからドル/円は80.545円、ユーロ/円が106.115円まで上昇、ユーロ/ドルは1.30952ドルまで下落しましたが、ドラギECB総裁の記者会見では利下げを示唆する内容が含まれていなかったため、ストップロスを巻き込んでユーロ/ドルは1.3178ドルまで上昇、発表された非製造業ISMが悪化していたことから、ドル/円は80.245円、ユーロ/円は105.408円、ユーロ/ドルは1.3145ドルまで下落しました。
《金》米雇用統計待ちで各通貨ともに小動きとなりましたが、週末にフランス大統領決選投票、ギリシャ総選挙を控えるユーロは上値が重くなりました。発表された米雇用統計は非農業部門雇用者数が11.5万人増と市場予想を下回ったものの、失業率は8.1%に改善を示しました。発表直前にドル/円は80円を割り込みましたが、発表後はドル買いとなり80.40円近辺、ユーロ/円も105.55円近辺へ上昇しました。しかし、NY株価が下落幅を拡大したことなどから、リスク・オフとなり、ドル/円は79.793円、ユーロ/円は104.401円、ユーロ/ドルは1.30799ドルまで下落しました。

■日、週、月、年データ Rate ※表をクリックすると拡大します。



【全体】
先週発表された米国の雇用統計は、失業率が改善しているものの、これは労働力人口の低下によるもので、非農業部門雇用者数は11.5万人の増加にとどまり、前月分は15.4万人増に上方修正されたものの、雇用が減速していることが示されました。これにより、リスク回避の動きが強まり円とドルが上昇、資源国通貨が下落しました。ユーロ圏には本日のフランス大統領選挙(決選投票)、ギリシャ総選挙でのリスクが残っていることや米国の経済指標の悪化から市場のリスク許容度が低下していることで、クロス円の下落は継続しそうです。また、本邦は連休明けであり、本邦輸出企業のドル売りが持ち込まれた場合には、ドル/円での79円割れの可能性もあります。一方、本邦政府、日銀による円高けん制発言などが見られた場合は、ドル/円とクロス円の下げ止まりとなる可能性があります。

【ドル/円】
チャートでは週足の一目均衡表の雲の中しっかり入っています。MACDでもデッドクロスしているため、雲の下限の78.20円近辺でサポートされないと、長期間の下落につながる可能性も出てきています。特に78円台や77円台に円高が進んだ場合には、本邦輸出企業がパニック的なドル売りを進めてくることも考えられるため、円高が一気に進むことも考えられます。ただ、10日木曜日には本邦の国際収支(貿易収支)の発表が予定されているため、ここでの赤字が予想以上の場合は、円高傾向に修正が入る可能性があります。

【ユーロ】
まずは、本日実施されていますフランス大統領選挙の決選投票ですが、世論調査などではオランド氏の優勢が報道されているため、市場はある程度これを織り込んでいます。オランド氏が勝利した場合には、実際の政権運営を見極めたいとの見方から、市場のユーロに対するリスク継続と見られるため、ユーロの戻りも鈍くなると思います。仮にサルコジ仏大統領が当選したときはユーロの反発につながると思います。次にギリシャの総選挙ですが、本日の読売新聞朝刊によりますと、国会前広場で10人にインタビューしたところ、現連立政権に投票すると答えた人は誰もいなかったとのことでしたので、連立政権が過半数を獲得すると見られますが、リスクが残る状態です。このため、選挙結果いかんでは、月曜朝からユーロが下落する可能性あります。選挙以外では目立った材料がないことから、ドル主導の展開でユーロが変動すると思います。

【ポンド】
先週発表された製造業PMIが50.5、サービス業PMIが53.3と悪化していることもあり、対ドルは1.62969ドルをつけて反落、対円では2週連続の下落となりました。1-3月期のGDPがマイナス成長となったことから(定義により異なりますが)リセッション入りと見られているため、追加緩和を主張する金融政策委員もいることから、10日(木)の英中銀(BOE)金融政策委員会には注目です。金融政策の変更はないと見られますが、追加緩和を主張する委員が増えているようだと、ポンド売りの要因となると見られます。変更がない場合には声明も発表されませんので、この場合は23日(水)の議事録が注目されることとなります。経済指標は9日(水)の小売売上高にもよりますが、リスク回避が継続するなかでは、円、ドルに対しては弱含みとなりそうですが、ポンド自体は他の通貨に比べると下落率は小さくなると思います。

【豪ドル・NZドル】
豪ドルは豪準備銀行が予想以上の利下げを行ったことや米国の経済指標が弱かったことから、資源に対する徐陽への懸念が継続し下落が続いています。NZドルも失業率が予想外に悪化していたこともあり、これまでの底堅さが失われています。豪は7日(月)に小売売上高、8日(火)に貿易収支、10日(木)には失業率、新規雇用者数の発表が予定されています。これらの経済指標が悪化していた場合には6月の利下げも連想されるため、豪ドルが売られる可能性は高くなります。また、NZドルも連れ安となると見られます。欧州のリスク継続と世界的な景気への懸念のどちらからでも株価が下落すれば、豪ドル、NZドル安が継続することになりそうです。

■今週の予想レンジ

Ccy Low(下)   High(上)
ドル/円 78.30 80.60
ユーロ/ドル 1.2990 1.3250
ユーロ/円 103.50 106.40
ポンド/円 127.10 130.50
豪ドル/円 78.90 83.40
NZドル/円 61.90 65.60
南アランド/円 9.80 10.35

■注目イベント
5/7(月)
・ 10:30 豪 3月 住宅建設許可件数
・ 10:30 豪 4月 NAB企業景況感指数
・ 10:30 豪 3月 小売売上高
・ 14:45 スイス 4月 失業率
・ 16:15 スイス 4月 消費者物価指数(CPI)
・ 19:00 ドイツ 3月 製造業新規受注
・ 21:30 カナダ 3月 住宅建設許可件数
・ 04:00 米国 3月 消費者信用残高
5/8(火)
・ 08:01 英国 4月 英王立公認不動産鑑定士協会(RICS)住宅価格指数
10:30 豪 3月 貿易収支
・ 14:45 スイス 4月 スイスSECO消費者信頼感指数
・ 19:00 ドイツ 3月 鉱工業生産
・ 21:15 カナダ 4月 住宅着工件数
5/9(水)
・ 08:01 英国 4月 英小売連合(BRC)小売売上高調査
・ 08:50 日本 4月 外貨準備高
・ 14:00 日本 3月 景気一致指数(CI)速報値
・ 14:00 日本 3月 景気先行指数(CI)速報値
・ 15:00 ドイツ 3月 経常収支
15:00 ドイツ 3月 貿易収支
・ 15:45 フランス 3月 貿易収支
・ 20:00 米国 MBA住宅ローン申請指数
・ 23:00 米国 3月 卸売在庫
5/10(木)
・ 08:50 日本 3月 国際収支経常収支
08:50 日本 3月 国際収支貿易収支
10:30 豪 4月 新規雇用者数
10:30 豪 4月 失業率
・ 14:00 日本 4月 景気ウオッチャー調査-現状判断DI
・ 15:45 フランス 3月 鉱工業生産指数
・ 15:45 フランス 3月 財政収支
・ 17:00 ユーロ圏 欧州中央銀行(ECB)月報
・ 17:30 英国 3月 鉱工業生産指数
・ 17:30 英国 3月 製造業生産指数
・ 17:30 英国 3月 貿易収支
20:00 英国 イングランド銀行(BOE)金利発表
・ 21:30 カナダ 3月 新築住宅価格指数
・ 21:30 カナダ 3月 貿易収支
・ 21:30 米国 4月 輸入物価指数
・ 21:30 米国 4月 輸出物価指数
21:30 米国 3月 貿易収支
・ 21:30 米国 新規失業保険申請件数
・ 03:00 米国 4月 月次財政収支
5/11(金)
・ 08:50 日本 4月 マネーストックM2
・ 15:00 ドイツ 4月 消費者物価指数(CPI、改定値)
・ 17:30 英国 4月 卸売物価指数(食品、エネルギー除く)
・ 21:30 カナダ 4月 失業率
・ 21:30 カナダ 4月 新規雇用者数
・ 21:30 米国 4月 卸売物価指数(PPI)
・ 21:30 米国 4月 卸売物価指数(食品・エネルギー除く)
22:55 米国 5月 ミシガン大学消費者態度指数速報値
経済指標の詳細はFXmuseumのFXカレンダーを参照してください。

2012年5月 5日 (土)

シカゴ通貨先物非商業ポジション(5/2現在)

こんばんは。本日は長男とその友達を連れて若洲海浜公園へ行ってきました。天気が良くてかなりの人出で、公園内が一時断水するなどでした。

4日に発表された1日現在のシカゴIMMの非商業(投機)ポジションでは、ドルが110.3億ドルの買超しに大幅減少、円は6271.6億円の売超し(ドルでは78.3億ドルの買超し)に減少ユーロは133.7億ユーロの売超し(ドルでは177.0億ドルの買超し)に減少となりました。また、豪ドルは52.3億豪ドルの買超し(ドルでは54.0憶ドルの売超し)に増加、NZドルは8.0億NZドルの買超し(ドルでは6.5億ドルの売超し)に減少しました。

円はショート(売り)ポジションは3週連続で微減となりました。ただ、ネットのショートでは50万コントラクトが残っていたため、昨日の米雇用統計の結果を見て、ショートポジションの解消は進んだものと思われます。また、ロングポジションも増加したとみられるため、円高の余地はそれほどあるとは思えません。
ユーロは2週連続でネットのショートポジションが減少しました。ただ、ショートポジションはネットで10万コントラクト以上残っているため、ユーロの下落余地は大きくないと思います。
ポンドはネットでロングに転換して2週間となりました。1.6万コントラクトのロングは昨年5月10日以来で約1年ぶりとなります。2011年のポンドのロングポジションの最高値は2/15の52,572コントラクトでしたので、まだロングポジションが積み上がる可能性があります。

■シカゴIMM非商業ポジション

項目 Net(ネット) Dif(増減) Long(買) Short(売) All(総取組)
JPY -50,173 5,730 14,110 64,283 78,393
EUR -106,990 6,377 34,957 141,947 176,904
GBP 16,493 8,957 53,121 36,628 89,749
CHF -14,311 2,330 5,692 20,003 25,695
CAD 70,223 25,999 84,458 14,235 98,693
AUD 52,280 6,239 88,649 36,369 125,018
NZD 8,025 -1,461 12,155 4,130 16,285
MXN 42,045 1,837 57,907 15,862 73,769
BRL -906 -1,666 13,597 14,503 28,100
source:CFTC

【USD】 USDsource:CFTC

ドルは56,008コントラクトのショート増加の17,592コントラクトのショートとなりました。
※ドルのポジションは円、ユーロをはじめ、メキシコペソまでを合計して算出しています。レートはFRBのメジャーカレンシーインデックスを使用しています。

【JPY】 JPY source:CFTC

円は5,730コントラクトのショート減少の50,173コントラクトのショートとなりました。

【EUR】 EUR source:CFTC

ユーロは6,377コントラクトのショート減少の106,990コントラクトのショートとなりました。

【GBP】 GBP source:CFTC

ポンドは8,957コントラクトのロング増加の16,493コントラクトのロングとなりました。

【AUD】 AUD source:CFTC

豪ドルは6,239コントラクトのロング増加の52,280コントラクトのロングとなりました。

【NZD】 NZD source:CFTC

NZドルは1,461コントラクトのロング減少の8,025コントラクトのロングとなりました。

【CAD】 CAD source:CFTC

カナダドルは25,999コントラクトのロング増加の70,223コントラクトのロングとなりました。

【CHF】 CHF source:CFTC

スイスフランは2,330コントラクトのショート減少の14,311コントラクトのショートとなりました。

【MXN】 MXN source:CFTC

メキシコペソは1,837コントラクトのロング増加の42,045コントラクトのロングとなりました。

2012年5月 4日 (金)

5/4 本日の戦略-米雇用統計はヘッドラインでだけでなく、前月の修正にも注目-

おはようございます。本日も関東地方は雨です。ニュースでは記録的な大雨とのことですね。そういえば、金魚は全滅してしまいました。

■変化率から見た前日の通貨の強弱
ドル>ユーロ>円>ポンド>豪ドル>NZドル
※ ">" の左側の通貨が右側の通貨より強いことを示しています。

■本日の見通し
本日は注目の米雇用統計です。非農業部門雇用者数は、事前の市場予想平均値では16万人増となっていますが、市場はどちらかというと悪い方向で見ていますので、予想と同程度もしくは良い場合にはドル高となると思います。
《予想する上での他の指標》
ADP雇用調査(5/2) 11.9万人増加(前回20.9万人増)
ISM製造業雇用指数(5/1) 57.3(前回56.1)
ISM非製造業雇用指数(5/3) 54.2(前回56.7)
シカゴPMI雇用指数(4/30) 58.7(前回56.3)
新規失業保険申請件数4週平均(4/14) 375,500人
失業保険継続受給者数4週平均(4/14) 3,315,250人

特に新規失業保険申請件数は4月に入ってから増加の傾向が出ていることから、市場が弱気の予想となっていると思います。前月が12万人の増加と市場予想の6割程度にとどまったものの、今回の発表で上方修正される可能性もあります。21:30のヘッドラインだけではなく、その後の動きにも注意をしたほうがよさそうです。

一方で、ユーロもこの週末にフランス大統領選挙の決選投票とギリシャの総選挙が予定されています。フランス大統領選挙は社会党のオランド氏が優勢で、昨日行われた討論は互角との見方でサルコジ大統領が優位な点は見いだせなかったとの意見が多く聞かれています。両氏の財政に関する政策が大きく異なるため、オランド氏が勝利した場合にはユーロに対する懸念が出ると思いますが、就任後の政策を見極めたいとの見方も強いことから、大きな波乱はないと思われます。むしろリスクはギリシャの総選挙で、最大与党の全ギリシャ社会主義運動(PASOK)と新民主主義党(ND)が過半数を獲得すると見られますが、ギリシャ国民は相次ぐ緊縮財政で不満が高まっていることから、過半数を獲得できないリスクも存在します。ベニゼロスPASOK党首は、ギリシャがユーロにとどまれる保証はないと英紙ガーディアンのインタビューに答えるなど、選挙結果についてはなお不透明で、再びギリシャがかく乱要因となるかもしれません。ただ、市場はあまりギリシャの選挙結果には関心を持っていないようです。

■USDJPY 日足(一目均衡表、MACD、フィボナッチファン) USDJPY source:uedaharlowfx
ドル/円は一目均衡表(日足)の雲を一時下抜けたものの、雲の中に入り、現在は雲の下限でかろうじて支えられています。MACDもデッドクロスしているため、再び雲の下に抜け出た場合には下落につながるものと思われます。この場合、足元では2/1の安値の76.020円と3/15の高値の84.170円を100%としたフィボナッチ61.8%押しの79.120円近辺が目標となると思います。一方、雲のサポートが効いた場合には、3/15の前出高値から5/1の安値の79.643円を結んだフィボナッチファンの38.2%戻しとなる81.16円近辺が戻りめどとなります。

■本日のテクニカルでの注目点(矢印はトレンドの方向を予想しています)
USDJPY  日足一目均衡表の雲下限(80.095)がサポートとなるか
EURJPY  21日移動平均線(106.460)がレジスタンス
GBPJPY  5日移動平均線(129.901)がレジスタンス
AUDJPY  5日移動平均線(82.995)がレジスタンス
NZDJPY  5日移動平均線(65.113)がレジスタンス
CADJPY  5日移動平均線(81.231)がレジスタンス
ZARJPY  日足一目均衡表の雲下限(10.281)がサポートとなるか
NOKJPY  5日移動平均線(13.940)がレジスタンス
MXNJPY  5日移動平均線(6.131)がレジスタンス
HKDJPY  日足一目均衡表の雲下限(10.295)がサポートとなるか
SGDJPY  5日移動平均線(64.632)がレジスタンス
EURUSD  日足一目均衡表の雲下限(1.31805)がサポートとなるか

■変動率からの予想レンジ 07:42→NYクローズ

Ccy 予想レンジ
USDJPY 79.82 ~ 80.47
EURJPY 104.79 ~ 105.92
GBPJPY 128.97 ~ 130.30
AUDJPY 81.66 ~ 82.70
NZDJPY 63.58 ~ 64.45
CADJPY 80.56 ~ 81.55
ZARJPY 10.23 ~ 10.40
NOKJPY 13.84 ~ 14.01
MXNJPY 6.07 ~ 6.17
HKDJPY 10.26 ~ 10.35
SGDJPY 64.07 ~ 64.70
EURUSD 1.3097 ~ 1.3192

■前日のサマリー
昨日は早朝に発表されたNZの失業率が市場予想から大幅に悪化した6.7%となったことから、NZドルは下落、主要通貨に対して一番弱くなりました。この影響もあり、豪ドル/円は82.80円近辺から82.45円近辺まで一時下落する場面が見られました。ドル/円は80円台前半、ユーロ/円は105円台見ドル手前でじりじりと下値を切り上げる展開、ユーロ/ドルは1.3165ドル近辺から1.3135ドル近辺へじりじりと下落しました。ロンドン時間に入ると、欧州の株価が上昇したこともあり、ユーロ/ドルは1.3160ドル近辺ユーロ/円は105.709円へ上昇、ドル/円も80.30円近辺まで連れ高となりました。その後、ECB理事会を前にドラギECB総裁の会見で利下げの可能性が示唆されるとの見方から、ユーロは上値が重くなり、NY時間序盤に発表された米新規失業保険申請件数が36.5万件と市場予想の37.7万件から改善を示すと、ドル/円は80.545円、ユーロ/円は106.115円まで上昇した一方、ユーロ/ドルはストップロスを巻き込んで1.30952ドルまで下落しました。しかし、ドラギECB総裁の発言内容には利下げを示唆する内容は含まれていなかったことでユーロ/ドルは1.31782ドルまで急反発しました。23時には米ISM非製造業が市場予想を下回る53.3だったことからドルが売られ、ドル/円は80.245円、ユーロ/円は105.60円近辺へと下落しました。クローズにかけてはNYダウが下落していたこともあり、リスク回避の様相で、ドル/円は80.156円、ユーロ/円は105.408円、ユーロ/ドルは1.3145ドルまで下落しました。

前日の主な変動要因
①NZ失業率6.7%(予想6.3%)⇒ NZドル売り
②英サービス業PMI53.3(予想54.1)⇒ ポンド売り ③S&P「公的債務が増加し続け改革が進まなければ、日本の格付けを引き下げる可能性がある」⇒ 円売り
④ECB政策金利据え置き⇒ 反応なし
⑤ドラギECB総裁「ユーロ圏経済は段階的に回復へ、インフレ率は今年2%上回る状況続く公算」⇒ ユーロ買い
⑥米ISM非製造業53.5(予想55.4)⇒ ドル売り
クローズはドル/円が80.169円、ユーロ/ドルが1.31488ドル、ユーロ/円は105.441円。

■株価(bloomberg.co.jp)

Index 引値 前日比
日経225 9380.25 -
FTSE100(英) 5766.55 8.44
DAX(独) 6694.44 -16.33
NYダウ(米) 13206.59 -61.98
S&P500(米) 1391.57 -10.74
NASDAQ(米) 3024.30 -35.55

■金利(bloomberg.co.jp)

Country 利回り 前日比
米10年債 1.93 0.00
日本10年債 0.892 -
英10年債 2.04 -0.01
独10年債 1.61 0.00

■コモディティ価格

Commodities 引値 前日比
NY金(期近) 1634.80 -19.20
NY原油(期近) 102.54 -2.68

■本日の指標発表(FXミュージアムより)
5/4(金)
・ 10:30 豪 豪準備銀行(RBA)金融政策に関する四半期報告
・ 16:15 スイス 3月スイス小売売上高
・ 17:00 ユーロ圏 4月 サービス部門購買担当者景気指数(PMI)改定値
18:00 ユーロ圏 3月 小売売上高
21:30 米国 4月 非農業部門雇用者数変化
21:30 米国 4月 失業率
・ 23:00 カナダ 4月 Ivey購買部協会指数
・ 00:25 米国 ウィリアムズ米サンフランシスコ連銀総裁講演
・ 00:30 米国 エバンズ米シカゴ連銀総裁講演

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2012年5月 3日 (木)

5/3 本日の戦略-ドラギECB総裁発言と英選挙に注目-

おはようございます。昨日からの雨で関東地方には注意報が出ているようです。出かけるかたはお気をつけて。

■変化率から見た前日の通貨の強弱
ドル>豪ドル>円>ポンド>NZドル>ユーロ
※ ">" の左側の通貨が右側の通貨より強いことを示しています。

■本日の見通し
昨日は欧州の経済指標(ドイツ失業率、イタリア失業率、ユーロ圏失業率)が軒並み弱かったこと、購買担当者景況感指数(PMI)も低下していたことで、ユーロに対する懸念と、ドイツの2年債、5年債、10年債、30年債の利回りが過去最低を更新(ドイツの国債が買われている)したことで、本日のECB理事会で早期の利下げまたは利下げ余地に言及するのではないかとの期待感が出ているようです。このため、市場は本日のECB理事会(20:45)、およびドラギECB総裁の定例記者会見(21:45)に注目しています。30日に発表されたユーロ圏CPI速報値は前年比2.6%と高止まりし、ドイツ出身の理事がインフレに警戒を示していることから、今理事会での利下げの可能性はないと見られますので、その後の記者会見のほうが注目度は高くなります。早期利下げの可能性に言及した場合には、ユーロ/ドルで1.31ドル、ユーロ/円は105円を割り込むと思います。チャートもユーロ/ドルは一目均衡表(日足)の雲の中に入ったため、下落を示していると見られます。

ドル/円は昨日のADP雇用調査の内容が悪かったにも関わらず、80円を割り込みませんでした。ADP雇用調査と非農業部門雇用者数の相関は低いことから、本日の米新規失業保険申請件数(統計のには含まれません)と明日の労働省発表の雇用統計を待ちたいとの気持ちが強いと見られます。市場はリスク・オフ、リスク・オンという2つの材料で動いているため、ドルと円はの強弱が出にくくなっていることや日米2年債の利回りで計算したドル/円のフェアバリュー近傍にドル/円の為替レートがあることから、米国の金利が動くような材料が出てこないとしばらくはレンジの中での動きになると思います。

豪ドルについては、昨日発表された中国4月HSBC製造業PMIが49.3に上昇したものの、リスク・オフの局面では豪ドルも売られやすくなっています。次週から小売売上高や失業率など重要な経済指標の発表が予定されているため、下振れした場合には一段の豪ドル安となる可能性があります。また、ポンドは主要通貨の中でリスク・オフの局面では比較的下落幅が押さえられる状況です。本日はロンドン市長選挙、イングランド、スコットランド、ウェールズの地方選挙が予定されていることもあり、連立与党が敗北するようだと、これまで保ってきた財政規律の乱れにつながる可能性があり、ポンド安につながると思われます。

■NZDUSD 日足(一目均衡表、MACD、チャネルライン) NZDUSD source:uedaharlowfx
NZドル/米ドルは0.85ドルと0.8310ドルのレンジの中で推移していましたが、朝方の失業率の発表により、レンジを下抜ける可能性が高くなっています。一目均衡表(日足)の基準線も下向きとなっていることやMACDもデッドクロスしたことから下落が継続する可能性が高いと思います。目先のターゲットは昨年12/15の安値の0.7460ドルと2/29の高値の0.84690ドルを100%としたフィボナッチ61.8%押しとなる0.78447ドル近辺となるのではないかと思われます。

■本日のテクニカルでの注目点(矢印はトレンドの方向を予想しています)
USDJPY  日足一目均衡表の雲の下から中へ、5日移動平均線(80.259)がレジスタンス
EURJPY  21日移動平均線(106.598)がレジスタンス
GBPJPY  5日移動平均線(130.171)がレジスタンス
AUDJPY  5日移動平均線(83.359)がレジスタンス
NZDJPY  日足一目均衡表の雲下(64.982)抜け
CADJPY  5日移動平均線(81.462)がレジスタンス
ZARJPY  5日移動平均線(10.305)を上抜き
NOKJPY  5日移動平均線(13.97)がレジスタンス
MXNJPY  21日移動平均線(6.127)がレジスタンス
HKDJPY  5日移動平均線(10.311)がレジスタンス
SGDJPY  5日移動平均線(64.797)がレジスタンス
EURUSD  日足一目均衡表の雲の上から中へ

■変動率からの予想レンジ 08:25→NYクローズ

Ccy 予想レンジ
USDJPY 79.75 ~ 80.45
EURJPY 104.76 ~ 105.90
GBPJPY 129.04 ~ 130.39
AUDJPY 82.14 ~ 83.19
NZDJPY 64.44 ~ 65.31
CADJPY 80.66 ~ 81.68
ZARJPY 10.24 ~ 10.41
NOKJPY 13.83 ~ 14.01
MXNJPY 6.10 ~ 6.20
HKDJPY 10.25 ~ 10.35
SGDJPY 64.27 ~ 64.93
EURUSD 1.3100 ~ 1.3199

■前日のサマリー
昨日の東京時間は目立った材料がなかったことから、仲値にかけてのドル買いでドル/円は80.25円近辺、ユーロ/円も106.20円近辺まで上昇、ユーロ/ドルは1.3210ドル近辺まで下落しました。その後は欧州、米国の材料待ちで小動きとなりました。ロンドン時間には、ドル/円はロシアからの買いの噂などで一時80.604円まで上昇しましたが、発表されたイタリアの製造業PMIが市場予想を下回ったことやドイツの失業率、失業者数の悪化、ユーロ圏製造業PMIの改定値が下振れ、イタリアの失業率の悪化と軒並みのユーロ圏の悪い材料から、ユーロ/ドルは1.32ドル、ユーロ/円は106円を割り込んだことから、ドル/円も80円台前半へと下落しました。NY時間に入ると発表されたADP雇用調査が市場予想を大幅に下回る11.9万人増にとどまったことで、ドル/円は80.059円、ユーロ/円は105.112円、ユーロ/円は1.31224ドルまで下落してこの日の安値を付けました。クローズにかけてはNYダウが下げ幅を祝したこともあり、下値からはやや戻してクローズしました。

前日の主な変動要因
①イタリア製造業PMI43.8(予想47.1)⇒ ユーロ売り
②ドイツ失業率6.8%、失業者数1.9万人増(予想6.7%、1.0人減)%⇒ ユーロ売り
③米ADP雇用調査11.9万人増(予想17万人増)⇒ ドル売り
④NYダウ下げ幅縮小⇒ クロス円下げ止まり
クローズはドル/円が80.118円、ユーロ/ドルが1.31545ドル、ユーロ/円は105.428円。

■株価(bloomberg.co.jp)

Index 引値 前日比
日経225 9380.25 29.30
FTSE100(英) 5758.11 -54.12
DAX(独) 6710.77 -50.42
NYダウ(米) 13268.57 -10.75
S&P500(米) 1402.31 -3.51
NASDAQ(米) 3059.85 9.41

■金利(bloomberg.co.jp)

Country 利回り 前日比
米10年債 1.93 -0.02
日本10年債 0.892 0.011
英10年債 2.05 -0.05
独10年債 1.61 -0.05

■コモディティ価格

Commodities 引値 前日比
NY金(期近) 1654.00 -8.40
NY原油(期近) 105.22 -0.94

■本日の指標発表(FXミュージアムより)
5/3(木)
・ 17:30 英国 4月 サービス部門購買担当者景気指数(PMI)
・ 17:30 英国 4月 ネーションワイド住宅価格
・ 17:30 ユーロ圏 スペイン国債入札
・ 18:00 ユーロ圏 3月 卸売物価指数(PPI)
・ 18:00 ユーロ圏 フランス国債入札
・ 20:30 米国 4月 チャレンジャー人員削減数
20:45 ユーロ圏 欧州中央銀行(ECB)政策金利
・ 21:30 米国 1-3月期 四半期非農業部門労働生産性・速報値
21:30 米国 新規失業保険申請件数
21:30 ユーロ圏 ドラギECB総裁定例記者会見
23:00 米国 4月 ISM非製造業景況指数(総合)
・ 00:00 米国 ウィリアムズ米サンフランシスコ連銀総裁講演
・ 02:00 米国 ロックハート米アトランタ連銀総裁講演
・ 02:30 米国 プロッサー米フィラデルフィア連銀総裁講演

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2012年5月 2日 (水)

5/2 本日の戦略-ユーロ圏失業率と米ADPには注意-

こんにちは。昨日から急に天気も悪くなり、GW後半の天候が気になります。特に予定はないのですが、近所に出かけるにしても天気がいいに超したことはありません。そういえば、家の前の田んぼの田植えも始まっていて、カエルもうるさくなってきました。

■変化率から見た前日の通貨の強弱
ドル>ユーロ>ポンド>円>NZドル>豪ドル
※ ">" の左側の通貨が右側の通貨より強いことを示しています。

■本日の見通し
昨日は米供給管理協会(ISM)製造業景況指数がよかったことからドルが反発しましたが、本日は21:15に民間給与計算会社ADPによる雇用調査が発表されます。市場予想は17万人と前回に比べ3.9万人の減少(前回は20.9万人)となっています。今週は特に米国雇用統計に対する関心が高まっているため、相関性が低いものの、前哨戦とされるADPが下振れするようであれば、ドル売りにつながりやすいと思われます。ただ、市場ではGW中の本邦企業からのドル買いオーダーが79.50円からまとまっていると言われていることから、本日中の79.50円割れの可能性は低いと見ています。

一方、ユーロはドルの弱含みから上昇していましたが、1.33ドル台に到達することができず、1.32ドル台前半へと下落してきています。明日のECB理事会では政策金利の変更等はないと見られることから、米国の経済指標の強弱によって動きが左右されると思います。ただ、本日はユーロ圏の失業率が発表されるため、失業率が過去最高の10.8%を更新するようであれば、ユーロに対する懸念が出やすくなり、1.32ドルを割り込む可能性があると思います。

豪ドルは昨日の豪準備銀行(RBA)の予想外の利下げから弱含みとなっていますが、3月に0.25%、今月0.25%の利下げを行ったと考えれば、利下げをするとしても年後半になるのではないかとみられることや、RBAは2008年9月に3.00%まで利下げを実施しましたが、リーマンショックのときもリセッションには陥らなかったことなどを考えると、多少の下落はあるとは思いますが、欧州の不安要因が和らぎ、米国の景気が回復傾向となった場合には、戻りにつながるものと思います。

■AUDUSD 日足(一目均衡表、MACD) AUDUSD source:uedaharlowfx
豪ドル/米ドルは一目均衡表(日足)の雲の下限の1.05404ドルが戻りの抵抗となっていることから、4/11の安値となる1.02255ドル近辺まで下落する可能性がありますが、切り下がってきた基準線を転換線が上に抜ける(ゴールデンクロス)する可能性があることやMACDでは緩やかながら上昇を示していることで、遅行線が雲の中に入っていくようであれば、戻りにつながりやすいと思われます。

■主要通貨の短期のトレンド
USDJPY  日足一目均衡表の雲下限(80.095)がレジスタンス
EURJPY  日足一目均衡表の転換線(106.724)がレジスタンス
GBPJPY  21日移動平均線(129.971)がレジスタンス
AUDJPY  5日移動平均線(83.643)がレジスタンス
NZDJPY  日足一目均衡表の雲下限(64.952)サポートなるか
CADJPY  5日移動平均線(81.759)がレジスタンス
ZARJPY  21日移動平均線(10.311)がレジスタンス
NOKJPY  5日移動平均線(14.024)がレジスタンス
MXNJPY  日足一目均衡表の雲の下から中へ(回復)
HKDJPY  日足一目均衡表の雲下限(10.295)がレジスタンス
SGDJPY  21日移動平均線(64.887)がレジスタンス
EURUSD  日足一目均衡表の雲上限(1.32190)がサポート

■変動率からの予想レンジ 09:28→NYクローズ

Ccy 予想レンジ
USDJPY 79.65 ~ 80.38
EURJPY 105.27 ~ 106.45
GBPJPY 129.08 ~ 130.46
AUDJPY 82.05 ~ 83.12
NZDJPY 64.72 ~ 65.60
CADJPY 80.62 ~ 81.66
ZARJPY 10.21 ~ 10.38
NOKJPY 13.87 ~ 14.05
MXNJPY 6.10 ~ 6.21
HKDJPY 10.24 ~ 10.34
SGDJPY 64.39 ~ 65.07
EURUSD 1.3180 ~ 1.3279

■前日のサマリー
昨日は豪準備銀行(RBA)が市場予想の0.25%に対して、0.5%と予想外の利下げを行ったことやスワン財務相が「豪中銀の利下げを歓迎、豪中銀利下げは規律ある財政政策で可能になった、2つのスピードがある豪経済は通貨高で打撃」などと発言したこともあり、豪ドルは対円で83円近辺から82.45円近辺、対ドルで1.04ドル近辺から1.0330ドル近辺へとそれぞれ下落しました。豪ドルの下落に連れ、ロンドン時間序盤にはドル/円が79.643円、ユーロ/円が105.531円まで下落する場面が見られました。ユーロ/ドルはドルの弱含みもあり、ロンドン時間には1.32768ドルまで上昇しました。その後、英製造業PMIが市場予想より下振れしたこともありポンドが下落すると、ユーロも小幅に売られました。NY時間では発表された米供給管理協会(ISM)製造業景気指数が54.8と市場予想を上回ったことでドル買いとなり、ドル/円は79.75円近辺から80.294円まで、ユーロ/円も105.85円近辺から106.071円まで上昇、ユーロ/ドルは1.32824ドルから1.32043ドルまで下落しました。クローズにかけてはドル/円、ユーロ円はやや上げ幅を縮小、ユーロ/ドルは1.3245ドル近辺まで戻しました。

昨日の主な変動要因
①豪準備銀行(RBA)0.5%の利下げ(予想外)⇒豪ドル売り
②英4月製造業PMI50.5(予想51.5)⇒ ポンド売り
③米4月ISM景況指数54.8(予想53.0)⇒ ドル買い
クローズはドル/円が80.064円、ユーロ/ドルが1.32331ドル、ユーロ/円は105.989円。

■株価(bloomberg.co.jp)

Index 引値 前日比
日経225 9350.95 -169.94
FTSE100(英) 5812.23 74.45
DAX(独) 6761.19 -40.13
NYダウ(米) 13279.32 65.69
S&P500(米) 1405.82 7.91
NASDAQ(米) 3050.44 4.08

■金利(bloomberg.co.jp)

Country 利回り 前日比
米10年債 1.94 0.03
日本10年債 0.881 -0.016
英10年債 2.09 -0.02
独10年債 1.66 -

■コモディティ価格

Commodities 引値 前日比
NY金(期近) 1662.40 -1.80
NY原油(期近) 106.16 1.29

■本日の指標発表(FXミュージアムより)
5/2(水)
・ 10:30 日本 3月 毎月勤労統計調査-現金給与総額
・ 16:15 スイス 3月 実質小売売上高
・ 16:30 スイス 4月 SVME購買部協会景気指数
16:55 ドイツ 4月 失業者数
16:55 ドイツ 4月 失業率
・ 17:00 ユーロ圏 4月 製造業購買担当者景気指数(PMI)改定値
・ 17:30 英国 3月 消費者信用残高
・ 17:30 英国 3月 マネーサプライM4
・ 18:00 ユーロ圏 3月 失業率
・ 20:00 米国 MBA住宅ローン申請指数
・ 21:00 米国 タルーロ米連邦準備理事会(FRB)理事講演
21:15 米国 4月 ADP雇用統計
・ 23:00 米国 3月 製造業新規受注
・ 01:30 米国 ラッカー米リッチモンド連銀総裁講演

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2012年5月 1日 (火)

5/1 本日の戦略-米ISM悪ければ円高継続と思われる-

おはようございます。本日から5月ですね。子供通う中学校では創立記念日ということで、本日は休みだそうです。今週だけを取ってみると、明日だけ登校すればいいのでしょうが、土曜日に授業をやって連休にしてくれた方がよかったのではないかと考えてしまいます。

■変化率から見た前日の通貨の強弱
円>ドル>ユーロ>ポンド>豪ドル>NZドル
※ ">" の左側の通貨が右側の通貨より強いことを示しています。

■本日の見通し
本日は豪ドル関連で重要な指標が2つ発表されます。1つは10:00に発表される中国製造業PMIで、予想は53.6となっていますが、これが50を割り込むような下振れとなると、豪ドルの下落が鮮明となりそうです。この場合は影響は豪ドルに留まらず、ユーロなど主要通貨も下落、円が買われる流れとなると思います。もう1つは13:30に発表される豪準備銀行(RBA)の金融政策会合です。既に発表されている1-3月期消費者物価指数からは、今回0.25%の引き下げが行われるのは必須との見方ですし、一部では0.50%の利下げの可能性を唱える人もいます。3月、4月でいつ利下げを行ってもおかしくない環境だっただけに、今回の利下げは市場は完全に織り込んでいるものと思いますので、0.25%の利下げに留まり、声明が中立(利下げに距離を置く)物となった場合には、豪ドルの反転となると思います。逆に利下げの可能性が示唆された場合には、目先のサポートとみられる81.65円近辺までの下落があってもおかしくないと見ています。

ユーロはドルの弱含みから、S&Pが先週行ったスペインの格下げ、昨日行ったスペインの金融機関11行の格下げなどへの反応(ユーロの下落)が長時間続きません。現在は米国から発表される経済指標の弱い面が注目されているためと思われますが、こうした動きが落ち着けばユーロの弱さに注目されると思います。特に今週は政治的な要因(フランス、ギリシャの選挙)が予定されているため、週末にかけてはリスク回避の動きが出やすいものと思います。

ドル/円は2/24以来の80円割れとなりました。皮肉にも日銀が金融政策会合で追加緩和を行った日の翌日であり、円高の要因は米国側にあるものの、本邦の追加緩和の効果が低いことが見て取れます。一部市場では、ドル/円が80円以上で追加緩和を実施したということは、80円割れの円高を容認しないとの日銀の意思の表れではないかとの見方をしていたようですが、本邦政府からも円高を警戒する発言が見られていないため、本日発表される米供給管理協会(ISM)製造業景気指数や週末に発表される雇用統計などが下振れした場合には、76円台までの円高が進む可能性が十分ありえます。

■GBPUSD 日足(一目均衡表、MACD) GBPUSD source:uedaharlowfx
ポンド/ドルは昨日も年初来高値を1.62969ドルまで上昇しました。チャートでは上昇トレンドが継続しているようですが、MACDでは2/7以来の0.97へ達していることから、買われ過ぎに近い状態にあるのではないかとみられます。このため、短期的な支持線となっている転換線の1.61552ドルを下回ってくるようでしたら、4/2の高値の1.60608ドル近辺まで調整で下落してくる可能性があると思っています。

■主要通貨の短期のトレンド
USDJPY  日足一目均衡表の雲下限(80.095)下抜け
EURJPY  21日移動平均線(106.951)レジスタンス
GBPJPY  21日移動平均線(130.084)下抜け、日足一目均衡表の雲の上から中へ
AUDJPY  日足一目均衡表の雲下限(83.704)下抜け
NZDJPY  日足一目均衡表の雲下限(64.827)サポートなるか
CADJPY  日足一目均衡表の雲下限(79.880)サポートなるか
ZARJPY  日足一目均衡表の雲下限(10.201)サポートなるか
NOKJPY  日足一目均衡表の雲下限(13.635)サポートなるか
MXNJPY  日足一目均衡表の雲下限(6.105)下抜け
HKDJPY  日足一目均衡表の雲下限(10.295)下抜け
SGDJPY  21日移動平均線(64.919)レジスタンス
EURUSD  日足一目均衡表の雲上限(1.32140)サポート

■変動率からの予想レンジ 07:58→NYクローズ

Ccy 予想レンジ
USDJPY 79.36 ~ 80.11
EURJPY 104.90 ~ 106.11
GBPJPY 128.72 ~ 130.14
AUDJPY 82.56 ~ 83.63
NZDJPY 64.75 ~ 65.65
CADJPY 80.23 ~ 81.26
ZARJPY 10.12 ~ 10.29
NOKJPY 13.82 ~ 14.00
MXNJPY 6.03 ~ 6.14
HKDJPY 10.20 ~ 10.31
SGDJPY 64.10 ~ 64.79
EURUSD 1.3183 ~ 1.3282

■前日のサマリー
昨日は本邦が昭和の日で休場となる中、手掛かりがない中で週末の流れを引き継ぎ、ドルがじりじりと売られ、ドル/円は朝方の80.379円~80.10円近辺、ユーロ/円は106.425円~106.05円近辺まで下落、ユーロ/ドルは1.32296ドルから1.32658ドルまで上昇しました。ロンドン時間に入ると、発表されたスペイン1-3月期GDPが前期比で0.3%の減となり、2009年以来のリセッションとなったことから、ユーロに対する懸念が出て、更に格付け機関S&PがサンタンデールやBBVAなどスペインの11の銀行の格付けを引き下げたことから、ユーロ/ドルは1.32080ドルまで下落しました。NY時間に入ると発表された個人所得は0.4%と市場予想を上回ったものの、個人消費支出が0.3%と市場予想を下回り、こちらに反応してドルが下落、さらにシカゴPMIが市場予想を下回る56.2となったことから、ドル/円は2/24以来の80円割れとなり、ストップロスをつけて79.742円まで下落、ユーロ/円も105.457円まで下落しました。ユーロ/ドルは1.32434ドルまで上昇。クロス円も豪ドル/円が82.982円、ポンド/円が129.368円と軒並み連れ安となりました。クローズにかけても戻りが鈍く、ドル/円は80円割れ、ユーロ/円も105円台後半となりました。

昨日の主な変動要因
①スペイン1-3月期GDP前期比-0.3%⇒ユーロ売り
②S&P、スペインの銀行11行格下げ⇒ ユーロ売り
③個人消費支出+0.3%(予想+0.4%)⇒ ドル小幅売り
④シカゴ購買部協会景気指数PMI56.2(予想60.5)⇒ ドル売り
⑤ダラス連銀活動指数-3.4(予想8.0)⇒ ドル売り
クローズはドル/円が79.795円、ユーロ/ドルが1.32349ドル、ユーロ/円は105.638円。

■株価(bloomberg.co.jp)

Index 引値 前日比
日経225 9520.89 -40.94
FTSE100(英) 5737.78 -39.33
DAX(独) 6761.19 -40.13
NYダウ(米) 13213.63 -14.68
S&P500(米) 1397.91 -5.45
NASDAQ(米) 3046.36 -22.84

■金利(bloomberg.co.jp)

Country 利回り 前日比
米10年債 1.91 -0.02
日本10年債 0.897 -
英10年債 2.11 -0.01
独10年債 1.66 -0.04

■コモディティ価格

Commodities 引値 前日比
NY金(期近) 1664.20 -0.60
NY原油(期近) 104.87 -0.06

■本日の指標発表(FXミュージアムより)
5/1(火)
・ 00:00 中国、香港、シンガポール、韓国市場休場(労働節)
・ 00:00 フランス、ドイツ市場休場(レーバーデー)
10:00 中国 造業購買担当者景気指数(PMI)
・ 10:30 豪 1-3月期 四半期住宅価格指数
13:30 豪 豪準備銀行(中央銀行)政策金利発表
・ 17:30 英国 4月 製造業購買担当者景気指数(PMI)
・ 22:30 米国 コチャラコタ米ミネアポリス連銀総裁講演
・ 23:00 米国 3月 建設支出
23:00 米国 4月 ISM製造業景況指数
・ 00:00 米国 ウィリアムズ米サンフランシスコ連銀総裁講演
・ 00:30 米国 カーニー・カナダ中銀(BOC)総裁講演
・ 01:30 米国 エバンズ米シカゴ連銀総裁講演
・ 01:30 米国 ロックハート米アトランタ連銀総裁講
・ 04:00 米国 プロッサー米フィラデルフィア連銀総裁講演

ピボットポイントなどは山内俊哉のココに注目!もご覧ください

2012年4月30日 (月)

4/30の週の見通し -明日を前に豪ドルのポジション調整先行か-

おはようございます。本日はGW前半の最終日ですね。皆様はどちらかに出かけられましたか。

■変化率から見た前日の通貨の強弱
NZドル>円>豪ドル>ポンド>ユーロ>ドル
※ ">" の左側の通貨が右側の通貨より強いことを示しています。

■本日の見通し
本日は本邦が昭和の日の振り替え休日、中国が労働節で休場となり、アジアの参加者が限られることから、欧州勢の参入まではあまり動かないものと思います。欧州ではスペインの1-3月期の失業率が24.4%と1996年以降で最悪の水準となっていることや金曜日の早朝に格付機関S&Pがスペインの格付けを「BBB+」に2段階引き下げたため、ユーロに対するネガティブな見方は継続されると思います。週末には仏大統領選挙(決選投票)、ギリシャ総選挙を控えていて、ギリシャでは2大政党に対する国民の支持が低下しているため、「負担緩和」を訴え始めています。このため、2大政党が過半数を得られないもしくは、過半数を得られたとしてもギリシャの財政再建に黄信号がともった場合には、危機再燃の可能性が伴うことになり、ユーロの上値が押さえられるものと思われ、ユーロ/ドルの1.33ドル乗せは厳しいのではないかと思います。

市場では先週末に発表された米1-3月のGDPが弱かったこともあり、全般にはドル売りの流れとなっていますが、ユーロにも懸念が残り、豪ドルは明日の豪準備銀行(RBA)の金融政策で0.25%の利下げがほぼ確実視されていることもあり、ポンドと円が選好されているものと思います。ポンドは昨年10/31の高値の1.61630ドルを上に抜けていることもあり、英国の弱い1-3月期のGDPは無視されているようでし、円も日銀の金融政策決定会合での追加緩和も市場のマインドを変化させるまでには至りませんでした。円は80円を割り込んできたときの本邦政府日銀による介入姿勢(本気度)が見られるかどうかも注目となります。足元では、本日予定されている野田首相とオバマ米大統領の日米首脳会談で円高に対する話も出るかどうかに注目しています。

上記で少し触れましたが、明日の豪準備銀行(RBA)による利下げの可能性が高いものの、市場は利下げ幅が0.50%になる可能性や声明がハト派(追加利下げを示唆する)可能性を予想していることから、ポジション調整が出やすい日と思います。特に欧米の株価が下落した場合にはこの傾向が顕著になるのではないでしょうか。

■EURUSD 日足(一目均衡表、MACD、トレンドライン) EURUSD source:uedaharlowfx
ユーロ/ドルは2/24の高値の1.34850ドルと3/27の高値の1.33841ドルを結んだトレンド(レジスタンス)ラインと2/16の1.29740ドルと3/15の安値の1.30030ドルを結んだトレンド(サポート)ラインの間で保合いとなり、一目均衡表(日足)の雲に支えられ、上抜けを試す展開となっています。レジスタンスは1.3285ドル近辺となります。ここで止められ、雲の中に入ってきた場合には、雲の下限とサポートラインの重なる1.30550ドル近辺まで下落するものと思われます。

■本日のテクニカルでの注目点(矢印はトレンドの方向を予想しています)
USDJPY  日足一目均衡表の雲下限(80.095)がサポートなるか
EURJPY  21日移動平均線(107.184)がレジスタンス
GBPJPY  21日移動平均線(130.197)がサポートとなるか
AUDJPY  日足一目均衡表の雲下限(83.704)がサポートなるか
NZDJPY  日足一目均衡表の雲下限(64.827)がサポート
CADJPY  21日移動平均線(80.920)がサポートとなるか
ZARJPY  21日移動平均線(10.357)がレジスタンス
NOKJPY  21日移動平均線(14.124)がレジスタンス
MXNJPY  日足一目均衡表の雲下限(6.105)がサポート
HKDJPY  日足一目均衡表の雲下限(10.295)がサポートなるか
SGDJPY  21日移動平均線(64.984)下抜け
EURUSD  日足一目均衡表の雲上限(1.31960)がサポート

■変動率からの予想レンジ 07:36→NYクローズ

Ccy 予想レンジ
USDJPY 79.89 ~ 80.66
EURJPY 105.62 ~ 106.87
GBPJPY 129.81 ~ 131.25
AUDJPY 83.40 ~ 84.50
NZDJPY 65.51 ~ 66.43
CADJPY 81.33 ~ 82.37
ZARJPY 10.26 ~ 10.44
NOKJPY 13.91 ~ 14.09
MXNJPY 6.11 ~ 6.22
HKDJPY 10.29 ~ 10.39
SGDJPY 64.50 ~ 65.21
EURUSD 1.3186 ~ 1.3287

■週末のサマリー
本邦日銀の金融政策決定会合で、「資産買い入れ等の基金を65兆円程度から70兆円程度へ5兆円増額」「長期国債の買い入れを10兆円程度増額する」「ETFの買い入れを2000億円程度、J-REITの買い入れを100億円程度増額する」「買い入れ対象とする長期国債の残存期間を『1年以上2年以下』から『1年以上3年以下』に円兆する」「社債についても長期国債同様に買い入れ対象の残存期間を延長する」としたことで発表直後は失望から、ドル/円は80.478円、ユーロ/円は106.251円まで下落しましたが、日経225平均株価が上昇したことでドル/円は81.434円、ユーロ/円は107.469円へと急反発しました。ロンドン時間には早朝にS&Pがスペインの格付けを2段階引き下げたことを受け、スペインの株価が下落したことで、ユーロ/ドルが1.31572ドル、ユーロ/円が106.154円まで下落しましたが、イタリア国債入札後に市場センチメントが改善し、米1-3月期GDPが前期比年率で2.2%となると、ドル/円はストップロスを巻き込んで80.298円まで下落、ユーロ/ドルは1.32692ドル、ユーロ/円は106.926円まで上昇しました。

週末の主な変動要因
①日銀金融政策決定会合で基金5兆円増額、長期国債買い入れ10兆円程度、残存期間を3年以内に、ETF2000億円、J-REIT100億円⇒ 直後に円買い、その後円売り
②スペイン失業率24.4%⇒ ユーロ売り
③イタリア国債入札目標上限62億5000万ユーロに対し59億5000万ユーロ発行⇒ ユーロ買い
④米1-3月期GDP前期比年率2.2%⇒ ドル売り ⑤ミシガン大消費者信頼感指数確定値76.4(速報75.7)⇒ドル小幅買い
クローズはドル/円が80.347円、ユーロ/ドルが1.32400ドル、ユーロ/円は106.393円。

■株価(bloomberg.co.jp)

Index 引値 前日比
日経225 9520.89 -40.94
FTSE100(英) 5777.11 28.39
DAX(独) 6801.32 61.42
NYダウ(米) 13228.31 23.69
S&P500(米) 1403.36 3.38
NASDAQ(米) 3069.20 18.59

■金利(bloomberg.co.jp)

Country 利回り 前日比
米10年債 1.94 0.00
日本10年債 0.897 -0.020
英10年債 2.12 0.03
独10年債 1.70 0.02

■コモディティ価格

Commodities 引値 前日比
NY金(期近) 1664.80 4.30
NY原油(期近) 104.93 0.38

■本日の指標発表(FXミュージアムより)
4/30(月)
・ 07:45 NZ 3月 住宅建設許可件数
・ 07:45 NZ 3月 貿易収支
・ 10:00 NZ 4月 NBNZ企業信頼感
・ 15:00 南ア 3月 マネーサプライM3
・ 17:00 ユーロ圏 3月 マネーサプライM3
・ 18:00 ユーロ圏 4月 消費者物価指数(HICP)速報値
・ 21:00 南ア 3月 貿易収支
・ 21:30 カナダ 2月 月次国内総生産(GDP)
・ 21:30 カナダ 3月 鉱工業製品価格
・ 21:30 カナダ 3月 原料価格指数
・ 21:30 米国 3月 個人所得
21:30 米国 3月 個人消費支出(PCE)
・ 22:45 米国 4月 シカゴ購買部協会景気指数
・ 01:00 ユーロ圏 ユンケル・ルクセンブルク首相(ユーログループ議長)講演

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2012年4月29日 (日)

4/30の週の見通し -リスク回避が続けばドル円80円割れも-

こんばんは。本日長男が春日部の藤まつりに行って、金魚をすくってきたので、今日から金魚がいます。

■今週の見通し
【先週の振り返り】
《月》週初はドル/円が81.578円、ユーロ/ドルが1.31890ドル、ユーロ/円が107.597円でオープン、22日に行われた仏大統領選挙でサルコジ大統領とオランド候補の決選投票となったことやオランダの内閣が総辞職したことからユーロに対する懸念からリスク回避の動きとなり、ドル/円が80.974円、ユーロ/ドルが1.31040ドル、ユーロ/円が106.315円まで一時下落しました。
《火》は豪1-3月消費者物価指数が前年比で1.6%となったことから、豪の利下げの可能性が高まったとして、豪ドルが下落、これに連れ、ドル/円は80.863円、ユーロ/円は106.306円まで下落、ユーロ/ドルは1.31ドル台で小動きとなりました。その後、スペインの国債入札が無難にこなされたことや米アップルの1-3月期の決算を受け、株価が上昇したことなどからドル/円は81.395円、ユーロ/ドルは1.32168ドル、ユーロ/円は107.400円まで上昇しました。
《水》25日は米FOMCを控えていたこともあり、ドル/円は81.550円から81.068円、ユーロ/ドルは1.3206ドルから1.31849ドル、ユーロ/円は107.631円から107.098円まで下落しました。ロンドン時間序盤にユーロ圏の株価が上昇してユーロ/ドルが1.32349ドルまで一時上昇しましたが、FOMCの声明で「米経済、緩やかな成長後、加速」「労働市場は改善」などと見通しが引き上げられたことから、ドル/円が81.686円、ユーロ/円が107.634円まで上昇、ユーロ/ドルは1.31729ドルまで下落しましたが、バーナンキ米FRB議長が「必要に応じて追加措置の用意がある」と発言したことから、ドル/円は81.30円近辺、ユーロ/円は107.45円近辺まで下落、ユーロ/ドルは1.32325ドルまで上昇しました。
《木》木曜日は早朝にNZ準備銀行(RBNZ)が政策金利を2.50%に据え置いたことで、NZドルが上昇しましたが影響は限定的となりました。ロンドン時間に入り、欧州の株価が上昇し、ユーロ/ドルが1.32620ドル、ユーロ/円が107.596円まで上昇しましたが、欧州の株価が下落に転じたことやダウ・ジョーンズが関係者の話として「日銀の追加緩和に大きな変更はない模様」と報じたことで、ドル/円は80.665円、ユーロ/ドルは1.31977ドル、ユーロ/円は106.474円まで下落しましたが、NY時間に13年の緊縮財政の合意が近いと報じられたことでユーロ/ドルは1.32531ドルまで上昇しましたが、オランダ政府が否定したことで1.3221ドルまで下落、その後、時事通信社が「日銀の追加緩和は5~10兆円」と報じたことからドル/円は81.023円、ユーロ/円は107.267円まで上昇しました。
《金》本邦日銀の金融政策決定会合で、「資産買い入れ等の基金を65兆円程度から70兆円程度へ5兆円増額」「長期国債の買い入れを10兆円程度増額する」「ETFの買い入れを2000億円程度、J-REITの買い入れを100億円程度増額する」「買い入れ対象とする長期国債の残存期間を『1年以上2年以下』から『1年以上3年以下』に円兆する」「社債についても長期国債同様に買い入れ対象の残存期間を延長する」としたことで発表直後は失望から、ドル/円は80.478円、ユーロ/円は106.251円まで下落しましたが、日経225平均株価が上昇したことでドル/円は81.434円、ユーロ/円は107.469円へと急反発しました。ロンドン時間には早朝にS&Pがスペインの格付けを2段階引き下げたことを受け、スペインの株価が下落したことで、ユーロ/ドルが1.31572ドル、ユーロ/円が106.154円まで下落しましたが、イタリア国債入札後に市場センチメントが改善し、米1-3月期GDPが前期比年率で2.2%となると、ドル/円はストップロスを巻き込んで80.298円まで下落、ユーロ/ドルは1.32692ドル、ユーロ/円は106.926円まで上昇しました。クローズはドル/円が80.347円、ユーロ/ドルが1.32400ドル、ユーロ/円は106.393円となりました。

■日、週、月、年データ Rate ※表をクリックすると拡大します。



【全体】
日米の金融政策ではドル/円の方向感が出ませんでしたが、米1-3月期のGDPが前期比年率で2.2%と前期の3.0%を下回ったことで、市場の関心が米国の雇用統計と、米国経済に移ってきたものと思われます。こうした中で今週は月初で注目となる経済指標が多数発表されます。これらの経済指標が市場予想を下回るようであれば、リスク回避の動きが強まることで、円高の流れとなると見られます。また、米の経済指標が悪化した場合には、米10年債利回りが低下してドルが売られやすい状況が続く可能性があります。

【ドル/円】
ドル/円は引値が週足の一目均衡表の雲の中に入りました。1日発表の米供給管理協会(ISM)の製造業景気指数が悪化している場合には、ドル安につながりやすくなりますし、週末に発表される米国の雇用統計も暖冬の影響から低下することが予想されていますので、市場予想より下振れした場合にはドル/円の80円割れの可能性が高まります。ただ、日銀の追加緩和の状況は続くことが予想されるうえ、本邦輸出企業のドル売り圧力がそれほど強くないとみられることで、投機筋の仕掛けて的なドル売りが持ち込まれなければ、ドル/円は76円から84円のフィボナッチ61.8%押しとなる79円台前半までの下落の可能性があると思います。

【ユーロ】
ユーロにはスペインをはじめとして不安材料が多く残っていますが、市場は米国の経済指標の下振れに反応して、ユーロは底堅く推移しています。今週3日に開かれるECB理事会では、政策金利等が据え置かれるものと思われ、ユーロへの影響は限定的となりそうです。ただ、6日の日曜日にはギリシャの総選挙と、フランス大統領選挙の決選投票を控えていることから、週末にかけてリスクが高まるとみられ、ユーロの上値が押さえられると思います。このため、ユーロ/ドルの1.33ドル台は重く感じられるとともに、売られやすいと見られます。ただ、シカゴのIMMポジションではユーロのショートポジションが溜まっていることから、よほどの懸念が出てこないとユーロの下値も堅いとみられるため、引き続き1.30ドルとの間でのレンジの動きとなると思います。

【ポンド】
先週発表された英1-3月期のGDPは前期比-0.2%となり、金融危機以来の2度目のリセッションに陥ったものの、ポンドは主要通貨に対して上昇しています。7月に開催されるオリンピック期待もあると思いますが、施設等は90%以上完成していて、鉱工業生産などが今後後退することが予想されるため、中期的にはポンドは下落に転じると思います。足元では5/3(木)に地方選挙がおこなわれることから、ここで現政権が敗退するようであれば、財政緊縮の継続に黄信号となることも考えられることや英中銀による追加緩和の可能性もあることから、ポンドも上値が重くなりそうです。

【豪ドル・NZドル】
豪ドルは発表された1-3月期の消費者物価指数が前年比で1.6%に低下していたこともあり、5/1(火)の金融政策会合では0.25%の利下げが確実視されています。市場では一部0.5%の利下げも予想されていることから、ポイントは5/1の中国の製造業PMIとRBAの声明の内容と思われます。ただ、利下げが視野に入ってから約2ヵ月間豪ドルが売られていることやユーロやポンドに対しても売られていることから、よほどの弱い声明の内容にならない限りは豪ドルの下値は限定されるのではないかと思います。一方、NZドルは住宅建設許可件数や貿易収支の発表が4/30(月)に予定されているため、これらの内容がよくなかったり、中国のPMIが下振れしていた場合には、下落が継続するものと思います。

■今週の予想レンジ

Ccy Low(下)   High(上)
ドル/円 79.20 81.90
ユーロ/ドル 1.3130 1.3380
ユーロ/円 104.70 108.30
ポンド/円 130.20 133.40
豪ドル/円 81.90 85.00
NZドル/円 64.80 66.60
南アランド/円 10.20 10.45

■注目イベント
4/30(月)
・ 07:45 NZ 3月 住宅建設許可件数
・ 07:45 NZ 3月 貿易収支
・ 10:00 NZ 4月 NBNZ企業信頼感
・ 15:00 南ア 3月 マネーサプライM3
・ 17:00 ユーロ圏 3月 マネーサプライM3
・ 18:00 ユーロ圏 4月 消費者物価指数(HICP)速報値
・ 21:00 南ア 3月 貿易収支
・ 21:30 カナダ 2月 月次国内総生産(GDP)
・ 21:30 カナダ 3月 鉱工業製品価格
・ 21:30 カナダ 3月 原料価格指数
・ 21:30 米国 3月 個人所得
21:30 米国 3月 個人消費支出(PCE)
・ 22:45 米国 4月 シカゴ購買部協会景気指数
5/1(火)
・ 10:30 豪 1-3月期 四半期住宅価格指数
13:30 豪 豪準備銀行(中央銀行)政策金利発表
・ 17:30 英国 4月 製造業購買担当者景気指数(PMI)
・ 23:00 米国 3月 建設支出
23:00 米国 4月 ISM製造業景況指数
5/2(水)
・ 08:50 日本 4月 マネタリーベース
・ 10:30 日本 3月 毎月勤労統計調査-現金給与総額
・ 16:15 スイス 3月 実質小売売上高
・ 16:30 スイス 4月 SVME購買部協会景気指数
16:55 ドイツ 4月 失業者数
16:55 ドイツ 4月 失業率
・ 17:00 ユーロ圏 4月 製造業購買担当者景気指数(PMI)改定値
・ 17:30 英国 3月 消費者信用残高
・ 17:30 英国 3月 マネーサプライM4
・ 18:00 ユーロ圏 3月 失業率
・ 20:00 米国 MBA住宅ローン申請指数
21:15 米国 4月 ADP雇用統計
・ 23:00 米国 3月 製造業新規受注
5/3(木)
・ 07:45 NZ 1-3月期 四半期失業率
・ 17:30 英国 4月 サービス部門購買担当者景気指数(PMI)
・ 17:30 英国 4月 ネーションワイド住宅価格
・ 18:00 ユーロ圏 3月 卸売物価指数(PPI)
・ 20:30 米国 4月 チャレンジャー人員削減数
20:45 ユーロ圏 欧州中央銀行(ECB)政策金利
・ 21:30 米国 1-3月期 四半期非農業部門労働生産性・速報値
21:30 米国 新規失業保険申請件数
23:00 米国 4月 ISM非製造業景況指数(総合)
5/4(金)
・ 17:00 ユーロ圏 4月 サービス部門購買担当者景気指数(PMI)改定値
18:00 ユーロ圏 3月 小売売上高
21:30 米国 4月 非農業部門雇用者数変化
21:30 米国 4月 失業率
・ 23:00 カナダ 4月 Ivey購買部協会指数
経済指標の詳細はFXmuseumのFXカレンダーを参照してください。

2012年4月28日 (土)

シカゴ通貨先物非商業ポジション(4/24現在)

こんばんは。本日からGWですね。私はいつもと変わらぬ土曜日です。

27日に発表された24日現在のシカゴIMMの非商業(投機)ポジションでは、ドルが173.0億ドルの買超しに減少、円は6987.9億円の売超し(ドルでは86.0億ドルの買超し)に減少ユーロは141.7億ユーロの売超し(ドルでは187.0億ドルの買超し)に減少となりました。また、豪ドルは46.0億豪ドルの買超し(ドルでは47.5憶ドルの売超し)に減少、NZドルは9.5億NZドルの買超し(ドルでは7.7億ドルの売超し)に減少しました。

円は米国のFOMC、本邦日銀の金融政策決定会合を控えていたこともあり、前の週に比べロングがロング(買い)が約4,000コントラクト、ショート(売り)が約6,000コントラクトとともに減少、ネットでは2,000コントラクトの減少となったものの、ショートポジションはまだ高水準にあると見られます。週末は米1-3月GDPが下振れしたこともあり、4日の米雇用統計を前に、ポジション解消の動きが出ると円の上昇(ドルの下落)につながると思います。
ユーロは3週間ぶりにネットのショートが減少しました。ただ、S&Pがスペインの格付けを「BBB+」へ2ノッチ引き下げたことや週末に発表されたスペインの失業率が24.4%へ悪化したことで、ユーロにとってはネガティブな材料がでていますが、ユーロ/ドルではユーロの上昇となっています。ユーロのショートポジション(ネットではない)が約15万コントラクトとまだ高水準であることから、新たにショートが積み上がりにくい状況と思われます。ロングも約3.5万コントラクトでこれ以上の減少余地がないとみられるため、ユーロの下落も限られるのではないかと思います。
豪ドルはネットロングが微減にとどまりました。ポジション報告日の24日は豪1-3月の消費者物価指数が前年比で1.6%と豪準備銀行(RBA)の定めるインフレターゲットの下限の2%を下回り、5/1(火)の金融政策会合で0.25%の利下げがほぼ確実(一部では0.50%の利下げを指摘する人もいる)となったものの、2月の下旬から約2万コントラクトのロングが減少していることで、減少にはつながらなかったようです。次週の金融政策とその後のRBAの声明次第では約8万コントラクトあるロングの解消につながる可能性もあるため、一段の豪ドル下落につながる可能性があります。

■シカゴIMM非商業ポジション

項目 Net(ネット) Dif(増減) Long(買) Short(売) All(総取組)
JPY -55,903 1,900 12,669 68,572 81,241
EUR -113,367 4,758 36,289 149,656 185,945
GBP 7,536 20,587 47,435 39,899 87,334
CHF -16,641 -2,879 4,312 20,953 25,265
CAD 44,224 6,196 63,028 18,804 81,832
AUD 46,041 -2,380 80,597 34,556 115,153
NZD 9,486 -2,453 13,984 4,498 18,482
MXN 40,208 -5,893 58,544 18,336 76,880
BRL 760 -1,370 15,277 14,517 29,794
source:CFTC

【USD】 USD source:CFTC

ドルは19,836コントラクトのロング減少の38,416コントラクトのロングとなりました。
※ドルのポジションは円、ユーロをはじめ、メキシコペソまでを合計して算出しています。レートはFRBのメジャーカレンシーインデックスを使用しています。

【JPY】 JPY source:CFTC

円は1,900コントラクトのショート減少の55,903コントラクトのショートとなりました。

【EUR】 EUR source:CFTC

ユーロは4,758コントラクトのショート減少の113,367コントラクトのショートとなりました。

【GBP】 GBP source:CFTC

ポンドは20,587コントラクトのロング増加の7,536コントラクトのロングとなりました。

【AUD】 AUD source:CFTC

豪ドルは2,380コントラクトのロング減少の46,041コントラクトのロングとなりました。

【NZD】 NZD source:CFTC

NZドルは2,453コントラクトのロング減少の9,486コントラクトのロングとなりました。

【CAD】 CAD source:CFTC

カナダドルは6,196コントラクトのロング増加の44,224コントラクトのロングとなりました。

【CHF】 CHF source:CFTC

スイスフランは2,879コントラクトのショート増加の16,641コントラクトのショートとなりました。

【MXN】 MXN source:CFTC

メキシコペソは5,893コントラクトのロング減少の40,208コントラクトのロングとなりました。

2012年4月27日 (金)

4/27 本日の戦略-サプライズがない限り、追加緩和の影響は限定的か-

おはようございます。明日から9連協の方も多いと思います。GW中は月初でイベントも多いことから、毎年為替市場はよく動いているような記憶があります。備えあれば憂いなしともいいますので、思惑と逆に動いたときの対策は立てておいてください。

■変化率から見た前日の通貨の強弱
円>豪ドル>NZドル>ポンド>ユーロ>ドル
※ ">" の左側の通貨が右側の通貨より強いことを示しています。

■本日の見通し
本日は月末ということもあり、本邦輸入企業からのドル買いが先行する可能性が高く、NYダウも上昇していることから、ひとまずリスク・オンの動きとなると思います。ただ、最大の焦点は日銀の金融政策決定会合での追加緩和の規模になっています。追加緩和自体は実施との見方が非常に高く、市場もほぼ100%といっていいくらい織り込んでいますので、為替市場や株式市場への影響を考えると、実施をしないという日銀の選択肢はほぼ無いと思います。ただ、メンバーは慎重なことから、基金の規模を「5兆円増額」「国債の残存期間を3年以内」とするぎりぎりのラインを選択するのではないかと思います。こうなった場合には、市場は材料出尽くしで一度下落する可能性が高いと思いますが、追加緩和の方向性は変わらないとの見方で、ドル/円の下げは一時的に留まるものと思います。

もう一つの注目点は、米1-3月期GDPになります。前期比年率では2.5%の成長が予想されています。暖冬効果が寄与したものと考えられ、4-6月期に向けては低下していくことが予想されるため、余程の強い内容でないとドル買いにはつながりにくいと思います。本邦輸出企業もGWにかけては売りオーダーを置きっぱなしにして置くとも見られるため、ドル/円の82円台は引き続く重いと見られます。

ポンドは、昨日ウィール委員が英経済のリセッションと緩和策の拡大に向けた議論が高まっていると指摘し、ポンドの一時的な下落を誘いました。先に発表された英中銀の議事録では最もハト派とみられていたポーゼン氏が維持賛成に回り、マイルズ氏だけが資産買い入れプログラムの増額を主張していただけに、5月以降の金融政策には注目となりそうです。本日はタッカー英中銀副総裁の講演が予定されているため、同氏も同じような発言となった場合にはポンドの下落につながると思います。チャートから見てもポンドは買われ過ぎているように見えます。

ユーロは朝方にS&Pがスペインの格付けを「BBB+」に引き下げました。ただ、これによる影響は一時的になっていますが、本日はイタリア国債入札が予定されていることから、これまでは目標額とほぼ同じとなっている入札が不調となったときにはユーロ売りにつながると思います。ただ、本日は米GDPが弱ければユーロが買われる流れとなると思います。

■ZARJPY 日足(一目均衡表、MACD) ZARJPY source:uedaharlowfx
南アランド/円は4/11の安値の9.981円からの戻りが3/19の高値11.061円の半値となる10.524円の手前の10.491円で止められています。一目均衡表(日足)の雲の中を推移していることから、明確な方向感はないものの、基準線が下向きとなっているため、雲の下限となる10.201円近辺まで下落する可能性があると思います。ただ、遅行線は雲の上を推移していることや、遅行線と雲の距離が離れているため、大きな下落にはつながらないと思います。

■主要通貨の短期のトレンド
USDJPY  21日移動平均線(81.496)がレジスタンス
EURJPY  21日移動平均線(107.340)がレジスタンス
GBPJPY  21日移動平均線(130.241)がサポートとなるか
AUDJPY  日足一目均衡表の雲下限(83.704)サポートとなるか
NZDJPY  21日移動平均線(66.635)がレジスタンス
CADJPY  21日移動平均線(81.959)がサポートとなるか
ZARJPY  21日移動平均線(10.370)下抜け
NOKJPY  21日移動平均線(14.139)下抜け
MXNJPY  日足一目均衡表の雲下限(6.105)下抜け
HKDJPY  21日移動平均線(10.465)がレジスタンス
SGDJPY  21日移動平均線(65.010)がサポートとなるか
EURUSD  日足一目均衡表の雲上限(1.31870)サポートとなるか

■変動率からの予想レンジ 08:30→NYクローズ

Ccy 予想レンジ
USDJPY 80.52 ~ 81.27
EURJPY 106.26 ~ 107.51
GBPJPY 130.17 ~ 131.62
AUDJPY 83.39 ~ 84.51
NZDJPY 65.39 ~ 66.31
CADJPY 81.63 ~ 82.67
ZARJPY 10.27 ~ 10.45
NOKJPY 13.97 ~ 14.16
MXNJPY 6.05 ~ 6.15
HKDJPY 10.35 ~ 10.45
SGDJPY 64.83 ~ 65.53
EURUSD 1.3163 ~ 1.3263

■前日のサマリー
昨日は早朝にNZ準備銀行(RBNZ)が政策金利を0.25%に据置、声明では「国内経済は回復の兆しを示している」「住宅市場の活動は増加し続けている」としたことで、一時NZドルが買われました。ドル/円は特に材料のない中で81.414円から81.12円近辺、ユーロ/円は107.638円~107.30円近辺へと小幅下落、ユーロ/ドルは1.3220ドル近辺から1.3240ドル近辺での小動きとなりました。ロンドン時間序盤には欧州の株価が上昇したこともあり、ユーロ/ドルは1.32620ドル、ユーロ/円は107.596ドルまで上昇しましたが、ユーロ圏の業況判断指数、経済信頼感指数などが市場予想より下振れしたことで、NY時間序盤にはユーロ/ドルが1.31977ドル、ユーロ/円が106.474円まで下落しました。ドル/円は新規失業保険申請件数が市場予想より悪化していたこと、日銀の追加緩和に大きな変更はないと関係者の話としてダウ・ジョーンズが報道したこともあり、80.665円まで下落しました。その後はオランダの13年緊縮財政の合意が近いとのヘッドラインなどから、ユーロ/ドルが1.32531ドルまで急反発したものの、オランダの財務大臣がこれを否定したため、ユーロは上下に荒い動きとなりました。ドル/円は時事通信の「10兆円規模の増額」や日経新聞電子版の基金規模が「5兆円~10兆円」、国債の「残存期間2年以内」「残存期間3年以内」への変更が検討されているとのヘッドラインに81.023円、ユーロ/円は107.276円に上昇しました。

昨日の主な変動要因
①NZ準備銀行(中銀)政策金利2.50%据置⇒NZドル買い
②ユーロ圏業況判断指数-0.52(予想-0.30)⇒ ユーロ売り
③ウィールMPC委員「英経済がリセッション入りし、緩和区のさらなる拡大に向けた議論が高まっている」⇒ ポンド売り
④米新規失業保険申請件数38.8万件(予想37.5万件)⇒ ドル売り
⑤米中古住宅販売成約前月比4.1%(予想1.0%)⇒ 小幅ドル買い
⑥時事通信「増額幅を10兆円する可能性もある」⇒ 円売り(ドル買い)
⑦S&P、スペイン格付を「BBB+」に引き下げ(引け後)⇒ ユーロ売り クローズはドル/円が80.970円、ユーロ/ドルが1.32156ドル、ユーロ/円は107.034円。

■株価(bloomberg.co.jp)

Index 引値 前日比
日経225 9561.83 0.82
FTSE100(英) 5748.72 29.83
DAX(独) 6739.90 35.40
NYダウ(米) 13204.62 113.90
S&P500(米) 1399.98 9.29
NASDAQ(米) 3050.61 20.98

■金利(bloomberg.co.jp)

Country 利回り 前日比
米10年債 1.94 -0.05
日本10年債 0.917 -0.006
英10年債 2.10 -0.04
独10年債 1.68 -0.06

■コモディティ価格

Commodities 引値 前日比
NY金(期近) 1660.50 18.20
NY原油(期近) 104.55 0.43

■本日の指標発表(FXミュージアムより)
4/27(金)
・ 00:00 南ア 市場休場(フリーダムデー)
未定 日本 日銀金融政策決定会合
・ 14:00 日本 3月 新設住宅着工戸数
・ 15:00 ドイツ 5月 GFK消費者信頼感調査
・ 15:00 ドイツ 3月 輸入物価指数
・ 15:00 日本 経済・物価情勢の展望
・ 15:45 フランス 3月 卸売物価指数(PPI)
・ 15:45 フランス 3月 消費支出
・ 16:00 スイス 4月 KOF景気先行指数
・ 16:40 英国 タッカー・イングランド銀行(BOE)副総裁講演
18:00 ユーロ圏 イタリア国債入札
・ 19:00 日本 外国為替平衡操作の実施状況(介入実績)
・ 19:50 ユーロ圏 コンスタンシオ欧州中央銀行(ECB)副総裁講演
・ 21:10 カナダ カーニー・カナダ中銀(BOC)総裁講演
21:30 米国 1-3月期 四半期実質国内総生産(GDP)速報値
・ 22:55 米国 4月 ミシガン大学消費者態度指数確報値

ピボットポイントなどは山内俊哉のココに注目!もご覧ください

2012年4月26日 (木)

4/26 本日の戦略-FOMCこなして新たな材料待ちか-

おはようございます。本日もよろしくお願いします。

■変化率から見た前日の通貨の強弱
豪ドル>ユーロ>ポンド>ドル>NZドル>円
※ ">" の左側の通貨が右側の通貨より強いことを示しています。

■本日の見通し
昨日の米FOMCでは、ドル/円がレンジを抜け出すには至りませんでした。市場はバーナンキ米FRB議長の発言からややドル売りとなっていますが、主要通貨では明確な方向感は出ていません。ドル/円の焦点は明日の日銀金融政策決定会合とみられますが、既に予想に基づいて動いていると見られるため、5兆円の基金の増額のみですと、市場の失望につながる可能性があります。ただ、うがった見方をすると、ほとんどの人が金融政策後にドル/円ではドルが下落すると予想しているため、思ったほど下がらなければ逆に上昇すると思われます。

昨日が小幅なレンジに留まったことで、本日はユーロ/ドル(2日連続)、ユーロ/円、豪ドル/円、NZドル/円、ドル/スイスフラン(2日連続)、南アランド/円、メキシコペソ/円(2日連続)、豪ドル/米ドル、NZドル/米ドル(2日連続)でNR7となっています。過去7日間で最も動き名少なかった日ですので、本日は動いてくる可能性が高いと思います。特に2日連続で出現している通貨ペアには要注意です。引き続き本邦輸出がドルの頭を押さえていると思われますので、クロス円の上昇の鈍いと思われますので、リスクは下向きではないかと予想しています。

本日朝方にNZ準備銀行(RBNZ)は政策金利を現行の2.5%に据え置きました。声明では「インフレは銀行の目標の範囲の中心付近にとどまると予想」「為替レートが変化なく高い水準でとどまれば、中銀は金融政策の見通しを再査定する必要がある」「国内経済は回復の兆しを示している」「住宅市場の活動は増加し続けている」としています。今後の経済指標にもよりますが、NZには利上げの期待が残っているため、豪ドルと比べて底堅い動きになると思われますが、チャートでは下落の可能性を示しています(下記参照)。ポンドは弱いGDPだったものの、ドル売り、円売りとなったことで底堅い動きを継続する可能性が高いと思います。

■NZDJPY 日足(一目均衡表、MACD)
NZDJPY
source:uedaharlowfx

NZドル/円は一目均衡表(日足)の雲の中を推移しています。また、基準線が下向きとなっていること、遅行線が日々線(ロウソク足)の下を推移していることから足元では下落するように見えます。MACDもゴールデンクロスも近づいているものの、このパターンからもう一段下落する可能性もありますので、現在サポートとみられる雲の下限の64.827を下抜けした場合には、昨年11/21の安値の57.030円と3/19の高値の69.114円を100%とした50%押しの63.071円近辺を目指すものと思います。

■主要通貨の短期のトレンド
USDJPY  21日移動平均線(81.856)がレジスタンス
EURJPY  日足一目均衡表の基準線(108.018)がレジスタンス
GBPJPY  21日移動平均線(130.271)がサポート
AUDJPY  21日移動平均線(84.384)がレジスタンス
NZDJPY  21日移動平均線(66.718)がレジスタンス
CADJPY  日足一目均衡表の基準線を上抜け
ZARJPY  21日移動平均線(10.389)を上抜け
NOKJPY  21日移動平均線(14.154)を上抜け
MXNJPY  日足一目均衡表の雲下限(6.059)がサポート
HKDJPY  21日移動平均線(10.476)がレジスタンス
SGDJPY  21日移動平均線(65.041)がサポート
EURUSD  21日移動平均線(1.31731)がサポート

■変動率からの予想レンジ 08:27→NYクローズ

Ccy予想レンジ
USDJPY80.89 ~ 81.65
EURJPY106.75 ~ 107.99
GBPJPY130.61 ~ 132.08
AUDJPY83.48 ~ 84.60
NZDJPY65.57 ~ 66.47
CADJPY82.10 ~ 83.15
ZARJPY10.36 ~ 10.54
NOKJPY14.09 ~ 14.28
MXNJPY6.08 ~ 6.18
HKDJPY10.40 ~ 10.50
SGDJPY64.97 ~ 65.68
EURUSD1.3159 ~ 1.3259

■前日のサマリー
昨日は豪、NZが休場だったこともあり、東京時間は動きに乏しいながら、ドル/円は81.550円、ユーロ/円は107.631円まで上昇しました。ロンドン時間に入ると、英1-3月期GDPが市場予想を下回る前期比-0.2%となったことから、ポンド/円が130.517ドル、ポンド/ドルが1.60799ドルまで下落する場面が見られました。ユーロはドイツ30年債の入札で目標額の30億ユーロに対して27.5億ユーロとなったことでドイツ国債のが下落、周縁国との国債スプレッドが縮小したことやドイツ政府が2012および2013円のGDP成長見通しをしたこともあり、ユーロ/ドルが1.32349ドルへと上昇、ドル/円も81.068円まで下落、ユーロ/円は107.098円まで連れ安となりました。NY時間に入り米耐久財受注が下振れしていたことなどでドルが一時弱含むましたが、仏大統領候補のオランド氏が「フランスはユーロ条約を批准しない」と発言したことなどからユーロが下落、米FOMCでは政策金利が据え置かれ、2014年遅くまで金利を据え置く方針が確認されたものの、失業率見通しや経済成長見通しを引き上げたことからドル買いとなり、ドル/円は81.686円、ユーロ/円は107.634円へ上昇する一方、ユーロ/ドルは1.31729ドルへ下落しました。しかし、バーナンキ米FRB議長が「我々は一段の措置に動く用意ある」などと発言したことで、ドル売りに転じ、ドル/円は81.30円近辺、ユーロ/ドルは1.32325ドルまで上昇後1.32ドル台前、ユーロ/円は107.45円近辺でクローズしました。

昨日の主な変動要因
①英1-3月期GDP速報値前期比-0.2%(予想0.1%)⇒ポンド売り
②ドイツ政府筋「GDPは2013年に1.6%、2012年は0.7%」⇒ ユーロ買い
③米耐久財受注前月比-4.2%(予想-1.7%)⇒ ドル売り
④オランド氏「フランスはユーロ条約を批准しない」⇒ ユーロ売り
⑤FOMC声明「国際金融情勢により景気見通しに顕著な下振れリスク、景気は緩やかに回復した後ペースを徐々に加速」⇒ 小幅なドル買い
⑥FOMC予想「12年第4四半期の失業率は7.8%-8.0%、13年の実質GDPは2.7%-3.1%増(上方修正)⇒ ドル買い
⑦バーナンキ米FRB議長「われわれは一段の措置に動く用意ある」⇒ ドル売り

クローズはドル/円が81.323円、ユーロ/ドルが1.32130ドル、ユーロ/円は107.493円。

■株価(bloomberg.co.jp)

Index 引値 前日比
日経225 9561.01 92.97
FTSE100(英) 5718.89 9.40
DAX(独) 6704.50 114.09
NYダウ(米) 13090.72 89.16
S&P500(米) 1390.69 18.72
NASDAQ(米) 3029.63 68.03

■金利(bloomberg.co.jp)

Country 利回り 前日比
米10年債 1.98 0.01
日本10年債 0.923 -0.010
英10年債 2.14 0.05
独10年債 1.74 0.04

■コモディティ価格

Commodities 引値 前日比
NY金(期近) 1642.30 -1.50
NY原油(期近) 104.12 0.57

■本日の指標発表(FXミュージアムより)
4/26(木)
・ 13:30 日本 2月 全産業活動指数
・ 16:00 ユーロ圏 ドラギ欧州中央銀行(ECB)総裁講演
・ 16:30 南ア 3月 卸売物価指数(PPI)
・ 18:00 ユーロ圏 4月 消費者信頼感(確定値)
18:00 ユーロ圏 イタリア国債入札
・ 21:00 ドイツ 4月 消費者物価指数(CPI)速報値
21:30 米国 前週分 新規失業保険申請件数
23:00 米国 3月 中古住宅販売件数
・ 23:00 米国 3月 住宅販売保留指数
・ 02:00 米国 米財務省7年債入札(290億ドル)

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2012年4月25日 (水)

4/25 本日の戦略-FOMC後はドル高か-

おはようございます。予定はありませんが、GWのバスツアーのサイトを見ていました。出発地を地元とした場合、長野(上高地など)が多数で、一部都内と秩父、栃木でした。長野が任期があるのでしょうか。

■変化率から見た前日の通貨の強弱
ユーロ>ポンド>ドル>豪ドル>NZドル>円
※ ">" の左側の通貨が右側の通貨より強いことを示しています。

■本日の見通し
本日は米FOMCです。市場予想は政策金利の据え置きでは一致しているものの、QE3期待と利上げ時期の前倒しのメンバー増加からのタカ派になるとの見方に分かれています。FRB自体は2014年遅くまで低金利を維持するとの声明に変化はないと思われますが、内容がタカ派的とされた場合にはドルが主要通貨に対して上昇するものと思われます。日程は日本時間で金融政策発表(1:30)、経済・政策金利見通し(3:00)、バーナンキ米FRB議長定例記者会見(3:15)にとなっています。個人的には米10年債利回りが2%を割り込んでいることもあり、市場がややハト派色となっていると見られますので、ドル高リスクはあると思いますが、ドル/円は27日の日銀金融政策発表を前に82円台では上値が押さえられると見ています。

豪ドルは5月1日(火)の豪準備銀行(RBA)の政策会合ではほぼ確実に政策金利を0.25%引き下げてくると見られます。四半期の消費者物価指数が前年比で大幅に低下していることから、利下げへの地ならしは終わったと見ています。市場は昨日までで0.25%の利下げはほぼ織り込んだと見られるため、実際に利下げが行われた場合には材料が出尽くしとなるものと思います。RBAが更なる弱い景気見通しなどを示さなければ、豪ドルの反発につながるものと思います。目先の焦点は豪ドル/円では一目均衡表(日足)の雲の83.61円近辺でサポートされれば反発の可能性は高くなります。

ユーロはスペイン、オランダ、イタリア国債の入札は目標調達額に対してスペイン、オランダが届かなかったものの、無難にこなしたことで1.31ドル台を維持しています。昨日はショイブレ独財務相がIMFからのユーロ共同債発行の呼び掛けに対して拒否を行っていることなどの不安要因も残っていますので、ユーロの1.32ドル台も重く感じます。本日の米FOMC次第では1.32ドルに乗せてくる可能性もありますが、タカ派的な内容となり、ドル買いが強まった場合には、1.31ドルを割り込んでくるものと思います。

■AUDJPY 日足(一目均衡表、MACD) AUDJPY source:uedaharlowfx
豪ドル/円は上記でも少し触れましたが、現在は一目均衡表(日足)の雲の下限にサポートされながら、雲の中を推移して、方向感のない状態が続いています。戻りは21日移動平均線の84.377円、基準線の85.307円がレジスタンスとなります。また、雲を下抜けした場合には、昨年12/15の安値の76.98円と3/10高値の88.628円を100%としたフィボナッチ61.8%押しの81.441円近辺まで下落すると思われます。

■主要通貨の短期のトレンド
USDJPY  21日移動平均線(81.673)レジスタンス
EURJPY  21日移動平均線(107.651)レジスタンス
GBPJPY  21日移動平均線(130.327)サポートとなるか
AUDJPY  日足一目均衡表の雲下限(83.364)サポートとなるか
NZDJPY  21日移動平均線(66.818)レジスタンス
CADJPY  21日移動平均線(82.038)上抜け
ZARJPY  21日移動平均線(10.410)レジスタンス
NOKJPY  21日移動平均線(14.171)レジスタンス
MXNJPY  日足一目均衡表の雲下限(6.085)サポートとなるか
HKDJPY  21日移動平均線(10.487)レジスタンス
SGDJPY  21日移動平均線(65.076)上抜け
EURUSD  21日移動平均線(1.31777)上抜け

■変動率からの予想レンジ 08:41→NYクローズ

Ccy 予想レンジ
USDJPY 80.87 ~ 81.62
EURJPY 106.53 ~ 107.81
GBPJPY 130.41 ~ 131.89
AUDJPY 83.16 ~ 84.30
NZDJPY 65.55 ~ 66.47
CADJPY 81.76 ~ 82.82
ZARJPY 10.30 ~ 10.48
NOKJPY 14.05 ~ 14.25
MXNJPY 6.08 ~ 6.18
HKDJPY 10.40 ~ 10.50
SGDJPY 64.83 ~ 65.54
EURUSD 1.3137 ~ 1.3243

■前日のサマリー
昨日の東京時間帯は豪1-3月期消費者物価指数が前年比1.6%と豪準備銀行(RBA)がターゲットしている2.0%-3.0%を下回り、財務相も「抑制されたインフレが豪中銀の利下げ余地を生んでいる」と発言したことから、豪ドル売りとなり、豪ドル/円は82.852円、豪ドル/米ドルは1.02475ドルまで下落しました。ドル/円は80.863円、ユーロ/円は106.306円まで連れ安となりました。ロンドン時間には日銀が買い入れ対象の国債の残存期間を延長する可能性があるとのヘッドラインに円売りとなり、ドル/円は81.255円、ユーロ/円は107.075円などクロス円は全般的に上昇、その後、スペイン債が目標上限の20億ユーロに対して19億ユーロ、オランダ国債が目標上限の25億ユーロに対して20億ユーロの発行に留まったことでユーロ/ドルが、イタリアは25億ユーロ発行とほぼ目標額だったことと無難にこなしたことから、NY時間にはS&P/ケースシラーが市場予想から下振れしていたこともあり、ドルが売られ、ユーロ/ドルは1.32168ドルまで上昇しました。クローズにかけては米リッチモンド連銀製造業景気指数が予想より大幅に上振れしていたことや新築住宅販売が予想より良かったことでドル買いとなり、さらに米アップルの1-3月期決算は予想を上回り、NYダウが上昇したことから、ドル/円は81.395ドル、ユーロ/円は107.382ドルまで上昇、ユーロ/ドルは1.31797ドルまで下落しました。

昨日の主な変動要因
①豪1-3月消費者物価指数前年比1.6%(予想2.2%)⇒豪ドル売り
②イタリア・ゼロクーポン債入札25億ユーロ発行⇒ ユーロ買い
③ショイブレ独財務相「ユーロ共同債発行を否定」⇒ ユーロ売り
④米新築住宅販売32.8万戸(予想31.9万戸)⇒ ドル買い
⑤米リッチモンド連銀製造業指数14(予想6)⇒ ドル買い
クローズはドル/円が81.291円、ユーロ/ドルが1.31934ドル、ユーロ/円は107.268円。

■株価(bloomberg.co.jp)

Index 引値 前日比
日経225 9468.04 -74.13
FTSE100(英) 5709.49 43.92
DAX(独) 6590.41 67.41
NYダウ(米) 13001.56 74.39
S&P500(米) 1371.97 5.03
NASDAQ(米) 2961.60 -8.85

■金利(bloomberg.co.jp)

Country 利回り 前日比
米10年債 1.97 0.04
日本10年債 0.933 0.013
英10年債 2.09 -0.03
独10年債 1.70 0.05

■コモディティ価格

Commodities 引値 前日比
NY金(期近) 1643.80 11.20
NY原油(期近) 103.55 0.44

■本日の指標発表(FXミュージアムより)
4/24(火)
・ 08:50 日本 3月 企業向けサービス価格指数
10:30 豪 1-3月期 四半期消費者物価(CPI)
・ 15:00 スイス 3月 貿易収支
・ 15:45 フランス 4月 消費者信頼感指数
17:30 ユーロ圏 スペイン国債入札
・ 18:00 ユーロ圏 2月 製造業新規受注
18:00 ユーロ圏 イタリア国債入札
・ 21:30 カナダ 2月 小売売上高
22:00 米国 2月 ケース・シラー米住宅価格指数
・ 23:00 米国 4月 消費者信頼感指数(コンファレンス・ボード)
・ 23:00 米国 2月 住宅価格指数
・ 23:00 米国 4月 リッチモンド連銀製造業指数
・ 23:00 米国 3月 新築住宅販売件数
・ 02:00 ユーロ圏 コスタ・ポルトガル中銀総裁講演
・ 02:00 米国 米財務省2年債入札(350億ドル)
・ 04:30 カナダ カーニー・カナダ中銀(BOC)総裁議会証言

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2012年4月24日 (火)

4/24 本日の戦略-欧州の政治的リスク重なる-

おはようございます。長男は本日から中学のオリエンテーションのため1泊2日の日程で茨城県の青少年センターみたいなところに行きました。宿泊は館内とテントの選択肢があったそうですが、テントを選択したようです。寒そうです。

■変化率から見た前日の通貨の強弱
円>ドル>ポンド>ユーロ>NZドル>豪ドル
※ ">" の左側の通貨が右側の通貨より強いことを示しています。

■本日の見通し
本日は5月1日の豪準備銀行(RBA)金融政策会合で利下げが実施されるかの判断材料となる消費者物価指数の発表が10:30に予定されています。これまでに発表された指標を見てみますと、輸入物価指数は前期比-7.0%(前回-1.5%)、輸入物価指数は前期比-1.2%(前回2.5%)、生産者物価指数は前年比1.4%(前回2.9%)といずれも低下していることから、本日発表される消費者物価指数も低下していると見られます。RBAのインフレターゲットは前年比で2.0%-3.0%であることから、下限の2.0%を下回っていた場合には、利下げが実施される公算が大きくなることから、豪ドルの低下傾向は続くと思いますが、豪ドル/米ドルは2月末、豪ドル/円は3月下旬から下落が続いていることで、この材料が出たところで一旦は反発する可能性があると思います。戻り目処としては豪ドル/米ドルで1.4250ドル、豪ドル/円で85.50円近辺までと思います。

ユーロはオランダの自由民主党(VVD)とキリスト教民主勢力(CDA)の連立政権に閣外協力していた自由党(PVV)が財政再建に反対を続けたため、内閣総辞職を女王に表明し、総選挙が避けられない状態となり、格付け機関ムーディーズは連立政権崩壊は格付けにマイナスと「AAA」格を失う可能性を示唆しています。総選挙は9月(早ければ6月との話もあります)になる見込みです。フランスでも野党のオランド氏が現職のサルコジ大統領より指示が高かった(5月6日)に決選投票ことから、両国の財政再建路線に黄信号が点ったことで、本日17:30および18:00に実施されるスペインとイタリアの国債入札が低調となるようであれば、欧州の危機がクローズアップされることになり、ユーロが下落するものと思います。ただ、このところのユーロを見ていますと悪い材料には反応せず、ドイツのよい経済指標に素直に反応しているため、このレベルでのユーロ買いはリスクが高いのではないかと思います。

ドル/円はリスク回避の動きとなったことから、一時81円を割り込む場面が見られましたが、27日の日銀の金融政策会合を控えていることもあり、81円割れはさすがに買われたようです。本日はケースシラー住宅価格指数や新築住宅販売などの住宅関連指標の発表も予定されていますので、これらが下振れするようであれば、米の株価の続落となり、リスク回避からのドル買いにつながりやすいと思います。ただ、明日の米FOMC等も控えていることから、80.50円~82.00円のレンジが継続しそうです。

■GBPJPY 日足(一目均衡表、MACD) GBPJPY source:uedaharlowfx
ポンド/円は4/16に127.102円の安値をつけたときに一目均衡表(日足)の雲でサポートされ、そのまま雲の上を推移しています。転換線、基準線を上に抜け出ていることやMACDがゴールデンクロスしていることで上昇が継続する可能性が高いと思われ、3/21の高値の133.463円を目指していくものと思います。

■主要通貨の短期のトレンド
USDJPY  5日移動平均線(81.259)を下抜け、日足一目均衡表の雲の中へ
EURJPY  5日移動平均線(106.870)を下抜け、日足一目均衡表の雲の中へ
GBPJPY  5日移動平均線(130.440)がサポートとなるか
AUDJPY  5日移動平均線(106.870)を下抜け、日足一目均衡表の雲下限(83.362)がサポートとなるか
NZDJPY  5日移動平均線(66.317)を下抜け
CADJPY  日足一目均衡表の雲上限(81.775)サポートとなるか
ZARJPY  5日移動平均線(10.331)を下抜け
NOKJPY  5日移動平均線(14.120)を下抜け
MXNJPY  日足一目均衡表の雲下限(6.085)サポートとなるか
HKDJPY  5日移動平均線(10.436)を下抜け
SGDJPY  5日移動平均線(65.010)がサポートとなるか
EURUSD  5日移動平均線(1.31502)がサポートとなるか

■変動率からの予想レンジ 08:02→NYクローズ

Ccy 予想レンジ
USDJPY 80.74 ~ 81.50
EURJPY 106.03 ~ 107.31
GBPJPY 130.11 ~ 131.61
AUDJPY 83.06 ~ 84.20
NZDJPY 65.49 ~ 66.42
CADJPY 81.27 ~ 82.33
ZARJPY 10.22 ~ 10.40
NOKJPY 14.02 ~ 14.22
MXNJPY 6.06 ~ 6.17
HKDJPY 10.38 ~ 10.48
SGDJPY 64.66 ~ 65.37
EURUSD 1.3096 ~ 1.3202

■前日のサマリー
昨日の東京時間帯は豪1-4月期生産者物価指数が低下していたことやアジアの株価が下落したことでリスク回避の動きとなり、ドル/円は81.60円近辺から81円台前半へと下落、ユーロ/ドルも1.32ドルを維持できず1.31ドル台後半へと下落、ユーロ/円も107円台後半から107円近辺まで下落しました。発表された中国HSBC製造業PMIは前回値を上回っていたものの、6カ月連続で景気の分岐点となる50を下回っていたことから、反発への手掛かりにはなりませんでした。この局面で大きく下落したのが豪ドルで、84.70円近辺から84円割れへと下落しました。ロンドン時間に入ると、発表された独製造業PMI速報値やユーロ圏製造業PMIの速報値が市場予想を下回ったことなどもあり欧州の株価が下落、リスク回避が継続して円が一番買われ、ドルも買われたことで、ドル/円は80.974円まで下落しました。NY時間に入るとオランダ内閣が総辞職をしたことから、ユーロ圏への財政規律に対する懸念などからユーロが売られ、ユーロ/ドルは1.3104ドル、ユーロ/円は106.315円まで下落しましたが、クローズにかけてはNYダウが下げ幅を縮小したことから、ドル/円は81.20円近辺、ユーロ/ドルは1.3160ドル近辺、ユーロ/円は106.80円近辺まで戻してクローズしました。

昨日の主な変動要因
①豪1-3月生産者物価指数前期比-0.3%(前回+0.3%)⇒豪ドル売り
②中国HSBC製造業PMI49.1(前回483)⇒ 豪ドル買い
③独製造業PMI速報値46.3(予想49.0)⇒ ユーロ売り
④オランダ内閣総辞職⇒ ユーロ売り
クローズはドル/円が81.166円、ユーロ/ドルが1.31520ドル、ユーロ/円は106.766円。

■株価(bloomberg.co.jp)

Index 引値 前日比
日経225 9542.17 -19.19
FTSE100(英) 5665.57 -106.58
DAX(独) 6523.00 -227.12
NYダウ(米) 12927.17 -102.09
S&P500(米) 1366.94 -11.59
NASDAQ(米) 2970.45 -30.00

■金利(bloomberg.co.jp)

Country 利回り 前日比
米10年債 1.94 -0.03
日本10年債 0.920 -0.019
英10年債 2.12 -0.05
独10年債 1.64 -0.06

■コモディティ価格

Commodities 引値 前日比
NY金(期近) 1632.60 -10.20
NY原油(期近) 103.11 -0.06

■本日の指標発表(FXミュージアムより)
4/24(火)
・ 08:50 日本 3月 企業向けサービス価格指数
10:30 豪 1-3月期 四半期消費者物価(CPI)
・ 15:00 スイス 3月 貿易収支
・ 15:45 フランス 4月 消費者信頼感指数
17:30 ユーロ圏 スペイン国債入札
・ 18:00 ユーロ圏 2月 製造業新規受注
18:00 ユーロ圏 イタリア国債入札
・ 21:30 カナダ 2月 小売売上高
22:00 米国 2月 ケース・シラー米住宅価格指数
・ 23:00 米国 4月 消費者信頼感指数(コンファレンス・ボード)
・ 23:00 米国 2月 住宅価格指数
・ 23:00 米国 4月 リッチモンド連銀製造業指数
・ 23:00 米国 3月 新築住宅販売件数
・ 02:00 ユーロ圏 コスタ・ポルトガル中銀総裁講演
・ 02:00 米国 米財務省2年債入札(350億ドル)
・ 04:30 カナダ カーニー・カナダ中銀(BOC)総裁議会証言

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2012年4月23日 (月)

4/23 本日の戦略-仏大統領選を受けたフランス国債入札に注目-

おはようございます。ここ2日間ほど肌寒い日が続きますね。今夏の電力不足がまた少しずつ話題に上ってきていますが、冷夏もこまるものの猛暑も嫌ですね。

■変化率から見た前日の通貨の強弱
ユーロ>NZドル>ポンド>豪ドル>円>ドル
※ ">" の左側の通貨が右側の通貨より強いことを示しています。

■本日の見通し
週末のG20財務相・中央銀行総裁会議での4300億ドルのIMFへの追加拠出が承認されたものの、フランスの大統領選挙は緊縮財政反対のオランド氏がトップ、サルコジ大統領が2位での決選投票となったことから、ユーロに対する懸念で1.31ドル台後半からスタートしましたが、市場の反応も限定的となっています。本日は22時にフランス国債の入札を控えていることから、これを嫌気して入札が不調もしくは調達コストが上昇ということになれば、ユーロに対する懸念が復活し、ユーロが下落するものと思われます。また、17時にはユーロ圏の製造業、サービス業のPMI(購買担当者景気指数)が発表されるため、景況感の低下もユーロ売りの要因となると見られます。

ドル/円は81円台での狭いレンジが継続しています。今週末には日銀の金融政策決定会合が予定されているため、円が買い悪状況ではあるものの、本邦のGWを前にして本邦輸出のドル売りオーダーなどがドルの上値を押さえると見られることから、ドル/円はレンジの動きから抜け出せないものと思います。本日は米国の経済指標の発表もなく、明日の米FOMC(発表は水曜日の未明)を前に大きくポジションを傾けにくいこともあります。

■EURJPY 日足(一目均衡表、MACD) EURJPY source:uedaharlowfx
ユーロ/円はMACDがゴールデンクロスしています。一目均衡表(日足)でも一時、雲の中に入ったものの、雲のの上限にサポートされる形で基準線の手前まで上昇してきました。このまま基準線の108.018円を上に抜けた場合には、3/21の高値の111.416円~4/16の安値の104.619円までを100%としたフィボナッチ61.8%戻しとなる108.811円近辺が目先のターゲットとなると思います。その上は2/17の高値の109.920円。

■主要通貨の短期のトレンド
USDJPY  21日移動平均線(81.805)がレジスタンス
EURJPY  21日移動平均線(107.932)がレジスタンス
GBPJPY  5日移動平均線(129.818)がサポート
AUDJPY  21日移動平均線(84.800)がレジスタンス
NZDJPY  21日移動平均線(66.986)がレジスタンス
CADJPY  日足一目均衡表の基準線(82.545)がレジスタンス
ZARJPY  21日移動平均線(10.452)がレジスタンス
NOKJPY  21日移動平均線(14.20)がサポート
MXNJPY  5日移動平均線(6.119)がサポート
HKDJPY  21日移動平均線(10.504)がレジスタンス
SGDJPY  21日移動平均線(65.121)がサポート
EURUSD  21日移動平均線、日足一目均衡表の雲上抜け

■変動率からの予想レンジ 07:19→NYクローズ

Ccy 予想レンジ
USDJPY 81.04 ~ 81.83
EURJPY 106.98 ~ 108.29
GBPJPY 130.66 ~ 132.20
AUDJPY 83.89 ~ 85.07
NZDJPY 66.11 ~ 67.07
CADJPY 81.48 ~ 82.58
ZARJPY 10.31 ~ 10.49
NOKJPY 14.13 ~ 14.34
MXNJPY 6.14 ~ 6.25
HKDJPY 10.43 ~ 10.54
SGDJPY 64.86 ~ 65.60
EURUSD 1.3166 ~ 1.3274

■前日のサマリー
週末の東京時間帯は材料がなく小動きとなり、ドル/円は81円台ミドルから後半、ユーロ/ドルは1.31ドル台前半、ユーロ/円は107円台前半での小動きとなりました。豪ドルは1-3月期の輸出入物価指数がともに予想より低下していたことから、豪ドルが弱含みでの推移となりました。ロンドン時間に入ると、発表された独IFO景気動向指数が上振れすると、ユーロが買われて対ドルで1.3206ドル、ユーロ/円が107.96円まで上昇、ドル/円もリスク・オンから81.772円まで上昇しました。NY時間にはG20財務相・中央銀行総裁会議で4000億ドルを超えるIMFへの追加拠出を承認とのヘッドラインが流れたこともあり、ユーロ/ドルが1.32237ドル、ユーロ/円が108円ちょうどまで上昇しましたが、その後は目立った材料がなく、G20で4300億ドルの追加拠出がコミットされたものの、反応は限定的となりました。クローズにかけては米株価が上げ幅を縮小したことや10年債利回りが低下したことで、ドル/円が81円台ミドルまで下落する一方で、ユーロ/ドルは1.32ドル台前半、ユーロ/円は107円台後半で底堅く推移しました。

週末の主な変動要因
①独IFO景気動向指数109.9(予想109.5)⇒ユーロ買い
②G20で4000億ドルを超えるIMF追加拠出を承認のヘッドライン⇒ ユーロ買い
③G20、4300億ドルのIMF追加拠出をコミット⇒ 反応なし
④米株価上げ幅縮小、10年債利回り低下⇒ ドル売り
クローズはドル/円が81.491円、ユーロ/ドルが1.32222ドル、ユーロ/円は107.738円。

■株価(bloomberg.co.jp)

Index 引値 前日比
日経225 9561.36 -27.02
FTSE100(英) 5772.15 27.60
DAX(独) 6750.12 78.90
NYダウ(米) 13029.26 65.16
S&P500(米) 1378.53 1.61
NASDAQ(米) 3000.45 -7.11

■金利(bloomberg.co.jp)

Country 利回り 前日比
米10年債 1.96 0.00
日本10年債 0.939 -0.001
英10年債 2.17 0.02
独10年債 1.71 0.02

■コモディティ価格

Commodities 引値 前日比
NY金(期近) 1642.80 1.40
NY原油(期近) 103.05 0.78

■本日の指標発表(FXミュージアムより)
4/23(月)
・ 10:30 豪 1-3月期 四半期卸売物価指数(PPI)
・ 14:00 日本 2月 景気一致指数(CI)改定値
・ 14:00 日本 2月 景気先行指数(CI)改定値
・ 15:45 フランス 4月 企業景況感指数
・ 17:00 ユーロ圏 4月 製造業購買担当者景気指数(PMI)速報値
・ 17:00 ユーロ圏 4月 サービス部門購買担当者景気指数(PMI)速報値
・ 18:30 ユーロ圏 ドイツ国債入札
・ 21:30 カナダ 2月 卸売売上高
22:00 ユーロ圏 フランス国債入札
・ 00:45 ユーロ圏 バイトマン独連銀総裁講演

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2012年4月22日 (日)

4/23の週の見通し -日米金融政策での波乱はあるか-

こんばんは。朱鷺のヒナが36年ぶりに自然界で生まれたようです。巣立ちまでにはまだいくつかの壁を越えなければならないようですが、無事に成長してほしいですね。

■今週の見通し
【先週の振り返り】
週初はドル/円が80.90円近辺、ユーロ/ドルが1.3060ドル近辺、ユーロ/円が105.70円近辺でオープン、スペインへの懸念が継続したことで、ユーロ/ドルが1.29944ドル、ユーロ/円が104.468円まで一時下落しましたが、米小売売上高前月比が+0.8%となったことから切り返しました。翌火曜日には豪準備銀行(RBA)の議事録で「需要の伸び鈍化の結果として一段と緩やかなインフレが予想されるなら、金融政策を更に緩和する理由になりえる」との内容だったことから、豪ドルが弱含みに推移しましたが、スペインの短期債の入札で目標額の30億ユーロを超える31.8億ユーロとなったことから、リスク・オンの動きとなりユーロ/ドルが1.31680ドル、ユーロ/円が106.291円まで上昇、ドル/円も80.75円連れ高となりました。水曜日には西村日銀総裁が「必要に応じて追加手段を講じるとの姿勢は極めて明確」と発言、ドル/円は81.553円まで上昇しました。ユーロはイタリアが2013年財政赤字目標を対GDP0.1%から0.5%に引き上げたことで、ユーロ圏に対する懸念が出てユーロ/ドルは1.30562ドル、ユーロ/円は106.154円まで下落しました。木曜日には本邦貿易収支(通関ベース)で赤字額が縮小していたことから81.148円まで下落したものの、季節調整済みでは赤字額が拡大していたことですぐに反発しました。注目されていたスペインの10年債、フランス国債の入札が無難にこなされたものの、フランス国債の格下げのうわさが出て、ドル買いとなったため、ドル/円は81.734円まで上昇しました。その後、フランス格下げのうわさが否定されるとユーロは反発しました。週末は、白川日銀総裁が「日本は依然として非常に積極的な緩和策を必要としている」との発言を行い、27日の日銀金融政策会合での追加緩和がほぼ確実となったことで、円が売られる一方、独IFOが改善を示したこと、G20財務相・中央銀行総裁会合でIMFの融資能力拡大に向け4300億ドル超の追加拠出を表明したことから、リスク・オンとなりユーロ/ドルは1.32237ドル、ユーロ/円は107.990円まで上昇、ドル/円はロンドン時間に81.772円まで上昇しましたが、クローズにかけて重くなり、81.491円でクローズ、ユーロ/ドルは1.32232ドル、ユーロ/円は107.744円となりました。

■日、週、月、年データ Rate ※表をクリックすると拡大します。



【全体】
今週は、日米の金融政策の発表が予定さていることから、市場の注目となると思いますが、米国のFOMCは6月に終了するツイスト・オペレーションを前に特に政策の変更はないと思われますが、バーナンキ米FRB議長の記者会見で追加緩和を示唆する発言が出た場合にはドルが売られると思われます。日銀の追加緩和の実施は市場が織り込んでいて、国債などの資産を買い入れるための基金を現状の65兆円規模から5兆円となった場合には、市場は失望すると思われます。一方、基金を10兆円、同時に購入する国債の満期までの残存期間を現状の「2年」から「5年以下」に拡大した場合には、円売りが継続すると見られます。ユーロはG20財務相・中央銀行総裁会議でIMFの融資能力拡大に向け4300億ドル超の追加拠出を表明したことから、市場のユーロに対するセンチメントが改善したとみられることで、ユーロのショートポジションが解消に向かうことが考えられ、ユーロが買われやすくなると思います。

【ドル/円】
ドル/円は週足の一目均衡表の雲の中に一時入ったものの、上限の80.595円を維持してクローズしました。また、上記にも書きましたが、白川総裁、西村副総裁がそろって追加緩和を示唆する発言をしていることから、27日の金融政策決定会合では、ほぼ間違いなく追加緩和が実施されると市場は見ています。ただ、緩和することはすでに織り込まれていることから、市場は規模に注目しています。基金が5兆円程度であれば失望のため円が買われるとみられ、リスクはむしろ円高にあると思います。それまでは24-25日に開催される米国のFOMCとなります。FOMCのポイントは2つで、1つは四半期に一度のFF金利動向や利上げ時期に関する見通しの内容、もう1つは追加緩和の示唆があるかどうかです。

【ユーロ】
先週はスペインの国債入札で無事通過したことや週末に開催されたG20財務相・中央銀行総裁会合でIMFへの追加拠出が決まったことで、ユーロへの懸念は日つまず後退したと見られます。本日開催されているフランスの大統領選挙でサルコジ大統領が最大野党の社会党のオランド候補に苦戦を強いられており、仮にオランド候補が大統領になった場合には、財政規律を強化する条約も見直す考えを示していることから、フランス国債の格下げリスクが浮上することも考えられます。ただ、第1回投票では過半数をどの候補も獲得するのは難しいと考えられており、5月6日の決選投票となった場合には、ユーロの一本調子の上昇にはなりにくいと思います。

【ポンド】
先週は公表されたMPC議事録で最もハト派とみられていたポーゼン委員が追加緩和の主張を撤回したことで、追加緩和の支持が1人に減ったこと、小売売上高が予想以上に好調だったことなどから主要通貨に対して上昇しました。チャートでも年初来高値を更新したことや、ロンドンオリンピックまであと100日も切って、オリンピック景気への期待も継続するとみられることから、底堅い動きとなると見られます。

【豪ドル・NZドル】
豪ドルはは「需要の伸び鈍化の結果として一段と緩やかなインフレが予想されるなら、金融政策を更に緩和する理由になりえる」との豪準備銀行の議事録を受けて、24日の1-3月期消費者物価指数が注目されます。市場予想は前年比で2.2%とインフレターゲットの2-3%には入っているものの、前回の3.1%からは低下していることから、予想通りであれば、豪ドルは売られやすくなるとみています。また、NZドルも発表された消費者物価指数から利上げの可能性が遠のいたことから、5月には入って発表される中国の経済指標にも警戒感が出やすいことから、オセアニア通貨の上値が重くなることが予想されます。

■今週の予想レンジ

Ccy Low(下)   High(上)
ドル/円 80.60 82.30
ユーロ/ドル 1.3110 1.3340
ユーロ/円 106.30 108.80
ポンド/円 128.30 133.60
豪ドル/円 83.40 85.60
NZドル/円 65.40 67.30
南アランド/円 10.20 10.60

■注目イベント
4/23(月)
・ 10:30 豪 1-3月期 四半期卸売物価指数(PPI)
・ 14:00 日本 2月 景気一致指数(CI)改定値
・ 14:00 日本 2月 景気先行指数(CI)改定値
・ 15:45 フランス 4月 企業景況感指数
・ 17:00 ユーロ圏 4月 製造業購買担当者景気指数(PMI)速報値
・ 17:00 ユーロ圏 4月 サービス部門購買担当者景気指数(PMI)速報値
・ 21:30 カナダ 2月 卸売売上高
4/24(火)
・ 08:50 日本 3月 企業向けサービス価格指数
10:30 豪 1-3月期 四半期消費者物価(CPI)
・ 15:00 スイス 3月 貿易収支
・ 15:45 フランス 4月 消費者信頼感指数
・ 18:00 ユーロ圏 2月 製造業新規受注
・ 21:30 カナダ 2月 小売売上高
22:00 米国 2月 ケース・シラー米住宅価格指数
・ 23:00 米国 4月 消費者信頼感指数(コンファレンス・ボード)
・ 23:00 米国 2月 住宅価格指数
・ 23:00 米国 4月 リッチモンド連銀製造業指数
・ 23:00 米国 3月 新築住宅販売件数
4/25(水)
・ 17:30 英国 1-3月期 四半期国内総生産(GDP)速報値
・ 20:00 米国 MBA住宅ローン申請指数 前週比
21:30 米国 3月 耐久財受注
・ 21:30 米国 3月 耐久財受注・輸送用機器除く
01:30 米国 米連邦公開市場委員会(FOMC)
4/26(木)
06:00 NZ ニュージーランド準備銀行(RBNZ)政策金利
・ 13:30 日本 2月 全産業活動指数
・ 16:30 南ア 3月 卸売物価指数(PPI)
・ 18:00 ユーロ圏 4月 消費者信頼感(確定値)
・ 21:00 ドイツ 4月 消費者物価指数(CPI)速報値
21:30 米国 前週分 新規失業保険申請件数
23:00 米国 3月 中古住宅販売件数
・ 23:00 米国 3月 住宅販売保留指数
4/27(金)
・ 08:01 英国 4月 GFK消費者信頼感調査
08:30 日本 3月 全国消費者物価指数(CPI)
・ 08:30 日本 3月 失業率
・ 08:30 日本 3月 有効求人倍率
・ 08:30 日本 3月 全世帯家計調査消費支出
・ 08:50 日本 3月 鉱工業生産速報値
・ 08:50 日本 3月 小売業販売額
・ 08:50 日本 3月 大型小売店(既存店)販売額
未定 日本 日銀金融政策決定会合
・ 14:00 日本 3月 新設住宅着工戸数
・ 15:00 ドイツ 5月 GFK消費者信頼感調査
・ 15:00 ドイツ 3月 輸入物価指数
・ 15:45 フランス 3月 卸売物価指数(PPI)
・ 15:45 フランス 3月 消費支出
・ 16:00 スイス 4月 KOF景気先行指数
・ 21:30 米国 1-3月期 四半期実質国内総生産(GDP)速報値
・ 22:55 米国 4月 ミシガン大学消費者態度指数確報値
経済指標の詳細はFXmuseumのFXカレンダーを参照してください。

2012年4月21日 (土)

シカゴ通貨先物非商業ポジション(4/17現在)

こんばんは。本日はリビングのシーリングライトをLEDに変えました。これで少しは省エネにも貢献できると思います。

20日に発表された17日現在のシカゴIMMの非商業(投機)ポジションでは、ドルが198.8億ドルの買超しに減少、円は7225.4億円の売超し(ドルでは89.4億ドルの買超し)に減少ユーロは147.7億ユーロの売超し(ドルでは193.8億ドルの買超し)に増加となりました。また、豪ドルは48.4億豪ドルの買超し(ドルでは50.3憶ドルの売超し)に増加、NZドルは11.9億NZドルの買超し(ドルでは9.8億ドルの売超し)に増加しました。

円のネットショートポジションは円高の圧力が緩和、月曜日のNY時間帯からリスク・オンの動きに変わったこともあり、内訳では円のショート(売り超し)が減少しました。このため、ネットポジションでも減少につながりっています。ただ、依然として6万コントラクト近いショートが残っているため、ポジション解消による円高リスクの可能性はあります。次週の米FOMCと日銀の金融政策決定会合次第では円ショートポジション解消の動きにつながるものと思われます。
ユーロは報告日の火曜日には、スペイン短期債の入札が調達目標を上回ったことで懸念が少し後退したものの、19日の木曜日に10年債の入札が控えていたこともあり、ネットのショートが118万コントラクトまで増加しました。懸念されていた10年債の入札も無難にこなしたことやG20財務相・中央銀行総裁会議で「IMFとともに危機の予防と解決のためにIMFの資金基盤を拡大するとの合意に達した」との声明がでたことから、センチメントも変化が見られると思われるため、ユーロのショートポジションは解消の動きにつながるのではないでしょうか。
豪ドルはネットではロングが増加しています。報告日の火曜日には豪準備銀行(RBA)の議事録が公表され、24日の消費者物価指数次第では利下げの可能性が示されたものの、市場はこれをすでに織り込んだ動きを見せていたため、足元ではリスク・オンからの5月の金融政策発表に向けて、ロングポジションが形成されやすいと思われます。ただ、豪準備銀行の金融政策とその後の声明次第ではロングポジション解消の動きが続く可能性があります。

■シカゴIMM非商業ポジション

項目 Net(ネット) Dif(増減) Long(買) Short(売) All(総取組)
JPY -57,803 8,281 16,917 74,720 91,637
EUR -118,125 -16,761 40,310 158,435 198,745
GBP -13,051 5,733 33,221 46,272 79,493
CHF -13,762 -3,843 6,040 19,802 25,842
CAD 38,028 10,061 58,319 20,291 78,610
AUD 48,421 8,992 83,830 35,409 119,239
NZD 11,939 4,769 16,999 5,060 22,059
MXN 46,101 -22,499 63,848 17,747 81,595
BRL 2,130 2,130 15,816 13,686 29,502
source:CFTC

【USD】 USD source:CFTC

ドルは5,267コントラクトのロング増加の58,252コントラクトのロングとなりました。
※ドルのポジションは円、ユーロをはじめ、メキシコペソまでを合計して算出しています。レートはFRBのメジャーカレンシーインデックスを使用しています。

【JPY】 JPY source:CFTC

円は8,281コントラクトのショート減少の57,803コントラクトのショートとなりました。

【EUR】 EUR source:CFTC

ユーロは16,761コントラクトのショート増加の118,125コントラクトのショートとなりました。

【GBP】 GBP source:CFTC

ポンドは5,733コントラクトのショート減少の13,051コントラクトのショートとなりました。

【AUD】 AUD source:CFTC

豪ドルは8,992コントラクトのロング増加の48,421コントラクトのロングとなりました。

【NZD】 NZD source:CFTC

NZドルは4,769コントラクトのロング増加の11,939コントラクトのロングとなりました。

【CAD】 CAD source:CFTC

カナダドルは10,061コントラクトのロング増加の38,028コントラクトのロングとなりました。

【CHF】 CHF source:CFTC

スイスフランは3,843コントラクトのショート増加の13,762コントラクトのショートとなりました。

【MXN】 MXN source:CFTC

メキシコペソは22,499コントラクトのロング減少の46,101コントラクトのロングとなりました。

2012年4月20日 (金)

4/20 本日の戦略-27日の日銀追加緩和は織り込み済み?-

おはようございます。中学に入学した長男が志望していたクラブに申込にいったところ、顧問の先生から「このクラブは内申がよくないから考えたほうがよい」と言われて再考しているようです。

■変化率から見た前日の通貨の強弱
ポンド>ユーロ>ドル>豪ドル>NZドル>円
※ ">" の左側の通貨が右側の通貨より強いことを示しています。

■本日の見通し
このところの株価の軟調推移から、豪ドルとNZドルが2日連続で弱い通貨となっています。NZも消費者物価が前年比1.6%と抑えられていたこともあり、中国の景気減速懸念やグローバルでの景気後退懸念が資源需要の低下を連想させ、豪においては次週24日に発表される消費者物価次第では豪準備銀行(RBA)が政策金利を引き下げるとの期待が続いており、豪ドルを買いにくくしている要因とみられます。このため、足元ではポジション調整としての戻りの可能性はあるものの、市場が楽観的になり、株価が上昇していく局面にならない限りは反転上昇につながる動きに繋がらない思います。

一方、ユーロ圏には懸念が残っていにもかかわらず、ユーロは一目均衡表(日足)の雲の下限の1.30550ドルでは底堅く、ポンド/ドルは年初来高値を更新しています。ドル/円も底堅いことから、ユーロ/円、ポンド/円は上昇となっています。ただ、短期的には主要通貨では2日連続で強い通貨(上昇している通貨)となっているため、週末に開催されるG20財務相・中央銀行総裁会議の内容が失望につながるようだと、ユーロが下落する可能性が高くなります。この場合は、ポンドも連れ安となると見られますが、ユーロ/ポンドも年初来安値を更新(ユーロ安)となっていることから、ポンドの下落は小幅にとどまるものと思います。本日は17:30に小売売上高の発表が予定されていて、前回の-0.8%(前月比)から改善の0.4%の予想となっていますので、ここから下振れした場合にはポンド売りにつながるものと思います。

ドル/円は朝方の白川日銀総裁の「日本は依然として非常に積極的な緩和策を必要としている」との発言から、27日の金融政策決定会合での日本の追加緩和に海外勢を中心に関心が集まっているものと思います。市場がどこまで期待して織り込んでいるかにもよりますが、足元での円買いはしにくくなっていると思います。このため、リスク回避局面ではドルが買われるものの、円は買われにくいことから、クロス円の下落幅は小さくなると思います。ただ、白川日銀総裁の発言にもかかわらず、82円台に乗せられなかったことで上値の重さが感じられると、27日の期待が剥がれた場合には円買いに傾く可能性が高くなります。

■USDJPY 日足(一目均衡表、MACD) USDJPY source:uedaharlowfx
ドル/円は一目均衡表(日足)の雲で3日連続支えられています。MACDは両線が接近してきていて、ゴールデンクロスする可能性が高くなっていますが、雲のサポートは縁のところであり、いつ雲の中に入ってきてもおかしくない状態です。このため、MACDがゴールデンクロスするのを待って参入するのがいいのではないかと思います。ただ、一目均衡表(日足)の基準線が82.191円に位置していることや、遅行線に対する日々線(ロウソク足)が82円近辺へと下がってくることから、ドル/円の上値も重そうに見えます。しばらくは雲の下限の80円と上限の82円あたりで、レンジの動きとなると思います。

■主要通貨の短期のトレンド
USDJPY  21日移動平均線(81.854)がレジスタンス
EURJPY  日足一目均衡表の雲上限(106.750)がサポート
GBPJPY  21日移動平均線(130.323)を上抜け
AUDJPY  21日移動平均線(84.854)を上抜け
NZDJPY  21日移動平均線(66.992)がレジスタンス
CADJPY  日足一目均衡表の基準線(82.545)がレジスタンス
ZARJPY  21日移動平均線(10.465)がレジスタンス
NOKJPY  21日移動平均線(14.200)がレジスタンス
MXNJPY  日足一目均衡表の雲下限(6.085)がサポート
HKDJPY  21日移動平均線(10.509)がレジスタンス
SGDJPY  21日移動平均線を上抜け(僅か)
EURUSD  日足一目均衡表の雲下限(1.30550)がサポートとなるか

■変動率からの予想レンジ 08:55→NYクローズ

Ccy 予想レンジ
USDJPY 81.12 ~ 81.93
EURJPY 106.40 ~ 107.72
GBPJPY 130.08 ~ 131.64
AUDJPY 83.57 ~ 84.77
NZDJPY 65.81 ~ 66.79
CADJPY 81.28 ~ 82.39
ZARJPY 10.25 ~ 10.44
NOKJPY 14.05 ~ 14.25
MXNJPY 6.08 ~ 6.18
HKDJPY 10.42 ~ 10.53
SGDJPY 64.73 ~ 65.48
EURUSD 1.3077 ~ 1.3184

■前日のサマリー
昨日は本邦貿易収支(通関ベース)で赤字額が縮小していたことから81.148円まで下落したものの、季節調整済みでは赤字額が拡大していたことですぐに反発しました。ロンドン時間ではスペイン、フランスの国債入札が無難にこなされたものの、フランス国債の格下げのうわさが出てユーロが売られると、ドル/円は81.734円まで上昇しました。しかし、米新規失業保険申請件数が38.6万件に悪化、米中住宅販売も448万戸に減少していたことから、ドル/円は81.377円まで下落しましたが、白川日銀総裁がワシントンで「このところの円下落は日銀の金融緩和が主因ではないとし、日本は依然として非常に積極的な緩和策を必要としている」と発言したこともあり、81円台後半でクローズしました。

ユーロは1.31ドル台前半で小幅な動きとなっていましたが、ロンドン時間に実施されたスペインの国債入札は目標上限の25億ユーロを上回る25.4億ユーロの発行となり、フランスの国債入札も目標の79.73億ユーロの発行となったことから、ユーロ/ドルは1.31643ドル、ユーロ/円は107.327円まで上昇しました。しかし、フランスの格下げのうわさが出て、ユーロ/ドルは1.30691ドル、ユーロ/円は106.510円へ急反落となりました。仏当局者が格下げのうわさを否定したことから、ユーロ/ドルは1.31ドル台前半、ユーロ/円も107円台前半へ戻してクローズしました。

昨日の主な変動要因
①本邦3月貿易収支826億円の赤字(予想2232億円の赤字)⇒小幅な円買い
②スペイン国債入札目標上限25億ユーロを超える⇒ ユーロ買い
③フランス格下げの噂、および否定⇒ ユーロ上下
④新規失業保険申請件数38.6万件(予想37万件)⇒ ドル売り
⑤米中古住宅販売448万戸(予想462万戸)⇒ ドル売り
⑥白川日銀総裁「強力に金融緩和していく」⇒円売り
クローズはドル/円が81.585円、ユーロ/ドルが1.31341ドル、ユーロ/円は107.175円。

■株価(bloomberg.co.jp)

Index 引値 前日比
日経225 9667.26 202.55
FTSE100(英) 5745.29 -21.66
DAX(独) 6732.03 -68.97
NYダウ(米) 13032.75 -82.79
S&P500(米) 1385.14 -5.64
NASDAQ(米) 3031.45 -11.37

■金利(bloomberg.co.jp)

Country 利回り 前日比
米10年債 1.97 -0.01
日本10年債 0.940 -0.001
英10年債 2.15 0.02
独10年債 1.69 -0.03

■コモディティ価格

Commodities 引値 前日比
NY金(期近) 1641.40 1.80
NY原油(期近) 102.27 -0.40

■本日の指標発表(FXミュージアムより)
4/20(金)
10:30 豪 1-3月期 四半期輸出物価指数
10:30 豪 1-3月期 四半期輸入物価指数
・ 15:00 ドイツ 3月 生産者物価指数(PPI)
17:00 ドイツ 4月 IFO企業景況感指数
・ 17:30 英国 3月 小売売上高指数
・ 21:30 カナダ 3月 景気先行指数
・ 21:30 カナダ 3月 消費者物価指数(CPI)
・ 21:30 カナダ 3月 消費者物価指数(CPIコア)
・ 01:45 ユーロ圏 アスムッセン欧州中央銀行(ECB)理事講演

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2012年4月19日 (木)

4/19 本日の戦略-ユーロへの懸念は続くと見られる-

おはようございます。シリアの停戦合意も1日もたず、大規模な砲撃が起こっているようですね。国連PKO部隊の先遣隊も到着しているようですので、自体が収拾に向かうことを望んでいます。

■変化率から見た前日の通貨の強弱
ポンド>ドル>ユーロ>豪ドル>円>NZドル
※ ">" の左側の通貨が右側の通貨より強いことを示しています。

■本日の見通し
昨日は英国の5日の金融政策委員会の議事録が公表され、ポーゼン委員が追加緩和の主張を撤回したことやタッカー英中銀副総裁が「国内のインフレ率が不快なほど高く、2月のインフレレポートの見通しほど速やかには低下しない可能性が高い」とインフレ警戒色が強くなっていたことから、これを受けてポンドが買われました。ポンドについては財政削減が予定通り実施されていけば、「AAA」格付けも維持される可能性が高いことから、ユーロ圏での不安が継続する中では、ポンドが買われやすいと見られますので、対ドル、対円でも底堅い動きなると思います。ただ、ユーロの懸念が続いていることから、上値は限られるものと思います。

豪ドルは昨日、欧米の株価が下落したことで豪ドルも下落しています。焦点は来週24日の1-3月期消費者物価指数となりますが、市場はほぼ5月の利下げの実施があると見ていることから、少々のポジティブな材料が出ても上昇しにくい環境にあると見られます。本日のスペイン債やフランス債の入札が予定されているため、これらの結果で株価が続落するようであれば豪ドルの下落が続くと見られます。

ドル/円は81円台でレンジの動きとなっています。本日朝方に発表された3月の貿易収支(通関ベース)は826億円の赤字(予想は2232億円の赤字)に留まったことから、一時買われる場面も見られましたが、西村副総裁の発言から27日の金融政策決定会合での追加緩和期待も高まったものと思います。このため、当面は80円を下回る可能性がないと見ています。

■NZDUSD 日足(一目均衡表、MACD) NZDUSD source:uedaharlowfx
NZドル/米ドルは一目均衡表(日足)の雲の中を推移、MACDも方向感がありません。サポートは一目均衡表(日足)の雲の下限の0.8121ドル、レジスタンスは同上限の0.82225ドルとなります。週足の一目均衡表では転換線が1カ月以上レジスタンスとなっているため、どちらかというと下に抜ける可能性が高いと見ています。

■主要通貨の短期のトレンド
USDJPY  5日移動平均線(80.838)がサポート
EURJPY  5日移動平均線(106.142)がサポート
GBPJPY  21日移動平均線(130.390)がレジスタンス
AUDJPY  日足一目均衡表の雲下限(83.055)がサポート
NZDJPY  日足一目均衡表の雲上限(66.483)がレジスタンス
CADJPY  日足一目均衡表の雲上限(81.653)がサポートとなるか
ZARJPY  5日移動平均線(10.220)がサポート
NOKJPY  日足一目均衡表の雲上限(14.160)がレジスタンス
MXNJPY  日足一目均衡表の雲下限(6.050)がサポートとなるか
HKDJPY  5日移動平均線(10.384)がサポート
SGDJPY  日足一目均衡表の雲上限(64.323)がサポート
EURUSD  日足一目均衡表の雲下限(1.30550)がサポートとなるか

■変動率からの予想レンジ 08:52→NYクローズ

Ccy 予想レンジ
USDJPY 80.77 ~ 81.58
EURJPY 105.83 ~ 107.13
GBPJPY 129.28 ~ 130.81
AUDJPY 83.40 ~ 84.61
NZDJPY 65.67 ~ 66.65
CADJPY 81.27 ~ 82.38
ZARJPY 10.22 ~ 10.41
NOKJPY 13.98 ~ 14.19
MXNJPY 6.06 ~ 6.17
HKDJPY 10.38 ~ 10.49
SGDJPY 64.50 ~ 65.25
EURUSD 1.3062 ~ 1.3168

■前日のサマリー
昨日は朝方もリスク・オンの動きが継続し、西村日銀副総裁が「必要に応じて追加手段を講じるとの姿勢は極めて明確」と発言したこともあり、ドル/円は朝方の80.85円近辺からロンドン時間には81.553円まで上昇しました。その後は目立った材料がない中で、イタリアが2013年財政赤字目標を対GDP0.1%から0.5%に引き上げたことで、ユーロ圏に対する懸念が出て81.205円まで一時下落し、このレベルで揉み合いのままクローズしました。

ユーロも朝方にはリスク・オンが継続し、ユーロ/ドルが1.3120ドル近辺から1.31399ドル、ユーロ/円が106.10円近辺から106.870円まで城主しました。ロンドン時間に入るとバイトマン独連銀総裁が「ECBの債券プログラムに限りがあるのは明白」と発言したことから、ユーロが下落、イタリアが財政赤字目標を引き上げたことで、ユーロ/ドルは1.30562ドル、ユーロ/円は106.154円まで下落しました。その後は、米の著名なレポートがスペインの危機回避の緊急対応プランがあるとの言った内容との噂があり、ユーロがストップロスを巻き込んで1.31363ドル、ユーロ/円が106.75円近辺まで上昇しましたが、方向感がなくユーロ/ドルが1.31ドル台前半、ユーロ/円が106円台後半でクローズしました。

昨日の主な変動要因
①西村日銀副総裁「必要に応じて追加手段を講じるとの姿勢は極めて明確」⇒円売り
②英MPC議事録「8対1で資産買い入れプログラムの現状維持を決定」⇒ ポンド買われる
③イタリア「2013年財政赤字目標を対GDP0.1%から0.5%へ引き上げ」⇒ ユーロ売られる

クローズはドル/円が81.230円、ユーロ/ドルが1.31197ドル、ユーロ/円は106.596円。

■株価(bloomberg.co.jp)

Index 引値 前日比
日経225 9667.26 202.55
FTSE100(英) 5745.29 -21.66
DAX(独) 6732.03 -68.97
NYダウ(米) 13032.75 -82.79
S&P500(米) 1385.14 -5.64
NASDAQ(米) 3031.45 -11.37

■金利(bloomberg.co.jp)

Country 利回り 前日比
米10年債 1.98 -0.02
日本10年債 0.941 0.008
英10年債 2.13 0.04
独10年債 1.72 -0.03

■コモディティ価格

Commodities 引値 前日比
NY金(期近) 1639.60 -11.50
NY原油(期近) 102.67 -1.53

■本日の指標発表(FXミュージアムより)
4/19(木)
08:50 日本 3月 貿易統計(通関ベース)
17:30 ユーロ圏 スペイン国債入札
18:00 ユーロ圏 フランス国債入札
・ 20:00 米国 バンク・オブ・アメリカ(BOA)第1四半期決算発表
・ 20:15 米国 モルガン・スタンレー第1四半期決算
・ 21:30 米国 前週分 新規失業保険申請件数
23:00 米国 4月 フィラデルフィア連銀製造業景気指数
23:00 米国 3月 中古住宅販売件数
・ 23:00 米国 3月 景気先行指標総合指数
・ 23:00 ユーロ圏 4月 消費者信頼感(速報値)
・ 00:30 ユーロ圏 プラート欧州中央銀行(ECB)理事講演
・ 02:00 英国 ポーゼン英中銀金融政策委員会(MPC)委員講演
・ 03:30 ユーロ圏 アスムッセン欧州中央銀行(ECB)理事講演

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2012年4月18日 (水)

4/18 本日の戦略-材料少ない日だが、リスクイベント前のポジション調整か-

おはようございます。昨日は雷と雨がすごかったようですが、全く気がつきませんでした。

■変化率から見た前日の通貨の強弱
豪ドル>ポンド>NZドル>ドル>ユーロ>円
※ ">" の左側の通貨が右側の通貨より強いことを示しています。

■本日の見通し
昨日は注目されていたスペイン国債の入札が無難にこなされたことやIMFが成長予想を引き上げたことなど明るい話題が重なりました。このため、欧米の株価が上昇、為替もリスク・オンとなり、ドルと円が売られています。株価と相関性の高い豪ドルが主要通貨の中では一番の上昇となっています。ただ、市場では明日のフランスと、スペインの国債(10年債)入札に注目しているため、ユーロは戻りが押さえられています。本日は主要な経済指標の発表がなく、アジア時間帯ではリスク・オン継続と思われますが、欧米の時間帯では、昨日株価が大幅に上昇していることを考えると、新たにポジティブな材料が出てこないと明日の国債入札などのリスクイベントを前にした利益確定の売りなどが出やすく、上値が押さえられるものと思います。

円については、明日通関ベースの貿易統計の発表が予定されていて、市場の予想では22,32億円の赤字への転落が見込まれています。このため、クロス円は底堅く推移するものとみられます。一方、英国では17:30に失業率、失業保険申請件数の発表が予定されています。若干の改善が見込まれているため、予想からかなり悪化しないとポンドの堅調さは維持されると思います。

■AUDUSD 日足(一目均衡表、MACD) AUDUSD source:uedaharlowfx
豪ドル/米ドルは一目均衡表(日足)の雲の下を推移していますが、遅行線は雲の中を推移していることから、遅行線の雲の下限となる1.03525ドルではサポートされる可能性があり、MACDでもゴールデンクロスしていることから、基準線の1.04305ドルを上抜けてくるようであれば、雲の上限となる1.06100ドル近辺まで戻す可能性があります。ただ、現在は三役逆転(転換線が基準線の下、実勢レートが雲の下、遅行線がロウソク足の下)の状態にあるため、基準線や雲で押さえられると4/11の安値の1.02255ドルを目指すものと思います。

■主要通貨の短期のトレンド
USDJPY  日足一目均衡表の雲(80.813)上抜けしたが
EURJPY  日足一目均衡表の雲(106.158)上抜けしたが
GBPJPY  日足一目均衡表の雲上限(127.063)がサポート
AUDJPY  日足一目均衡表の雲下限(83.055)がサポート
NZDJPY  5日移動平均線(66.373)がレジスタンス
CADJPY  5日移動平均線(80.960)を上抜け
ZARJPY  5日移動平均線(10.167)を上抜け
NOKJPY  5日移動平均線(13.961)がサポート
MXNJPY  日足一目均衡表の雲上限(6.025)がサポート
HKDJPY  日足一目均衡表の雲(10.393)上抜けしたが
SGDJPY  日足一目均衡表の雲上限(64.208)がサポート
EURUSD  日足一目均衡表の雲下限(1.30550)がサポートとなるか

■変動率からの予想レンジ 08:47→NYクローズ

Ccy 予想レンジ
USDJPY 80.35 ~ 81.14
EURJPY 105.29 ~ 106.61
GBPJPY 127.81 ~ 129.30
AUDJPY 83.22 ~ 84.42
NZDJPY 65.78 ~ 66.76
CADJPY 80.93 ~ 82.03
ZARJPY 10.20 ~ 10.39
NOKJPY 13.92 ~ 14.12
MXNJPY 6.06 ~ 6.17
HKDJPY 10.33 ~ 10.44
SGDJPY 64.27 ~ 65.01
EURUSD 1.3068 ~ 1.3175

■前日のサマリー
昨日は豪準備銀行(RBA)の議事録待ちで小動きとなりました。公表された議事録は「需要の伸び鈍化の結果として一段と緩やかなインフレが予想されるなら、金融政策を更に緩和する理由になりえる」との内容だったものの、3日の声明と変化がなく、発表後の豪ドルの動きは限定的となりました。ドル/円は朝方の80.332円の安値からミドル近辺まで上昇、ユーロ/ドルは1.31ドル台前半、ユーロ/円は105円台ミドル近辺でスペイン国債入札待ちとなりました。ロンドン時間に入ると、サルコジ仏大統領が「ユーロ相場の下落はよいニュース」と発言したことで、ユーロ/ドルが1.30890ドル、ユーロ/円は105.279円まで一時下落しましたが、スペイン国債の入札が目標上限の30億ユーロを超える31.8億ユーロだったことに加え、独ZEW景況感調査が23.4と市場予想を上回ったことからユーロ/ドルが1.31680ドル、ユーロ/円が106.291円まで上昇、ドル/円も80.75円まで連れ高となりました。NY時間には米住宅着工件数が65.4万戸と市場予想を下回ったことで、ドル/円は80.52円、ユーロ/円も105.67円まで下落し、ユーロ/ドルも1.3104ドルまで連れ安となりましたが、IMFが2012年の世界経済の成長予想を3.3%から3.5%に引き上げたことで、リスク・オンとなり、円が主要通貨に対して売られ、ドル/円は80.919円、ユーロ/円は106.28円まで上昇しましたが、ユーロ/ドルは1.31ドル台ミドル近辺に留まりました。

昨日の主な変動要因
①豪準備銀行議事録公表⇒豪ドル小幅売られる
②スペイン国債入札目標額超える⇒ ユーロ買われる
③独ZEW景況感調査23.4(予想19.0)⇒ ユーロ買われる
④米住宅着工件数65.4万戸(予想70.5万戸)⇒ ドル売られる
⑤IMF2012年、2013年の成長予想上方修正⇒ リスクオンからドルと円売られる
⑥カナダ中銀利上げを示唆⇒ カナダドル買われる
クローズはドル/円が80.820円、ユーロ/ドルが1.31237ドル、ユーロ/円は106.080円。

■株価(bloomberg.co.jp)

Index 引値 前日比
日経225 9464.71 -5.93
FTSE100(英) 5766.95 100.67
DAX(独) 6801.00 175.81
NYダウ(米) 13115.54 194.13
S&P500(米) 1390.78 21.21
NASDAQ(米) 3042.82 54.42

■金利(bloomberg.co.jp)

Country 利回り 前日比
米10年債 2.00 0.02
日本10年債 0.933 -0.007
英10年債 2.09 0.07
独10年債 1.75 0.03

■コモディティ価格

Commodities 引値 前日比
NY金(期近) 1651.10 1.40
NY原油(期近) 104.20 1.27

■本日の指標発表(FXミュージアムより)
4/17(火)
10:30 豪 豪準備銀行(中央銀行)金融政策会合議事要旨公表
・ 13:30 日本 2月 鉱工業生産確報値
・ 14:00 日本 3月 消費者態度指数一般世帯
・ 17:30 ユーロ圏 スペイン国債入札
・ 17:30 英国 3月 消費者物価指数(CPI)
・ 17:30 英国 3月 小売物価指数(RPI)
・ 18:00 ユーロ圏 3月 消費者物価指数(改定値)
・ 18:00 ユーロ圏 4月 ZEW景況感調査
18:00 ドイツ 4月 ZEW景況感調査(期待指数)
・ 19:30 米国 バンク・オブ・ニューヨーク・メロン第1四半期決算
・ 20:00 ユーロ圏 ゴンザレス・パラモ欧州中央銀行(ECB)理事講演
・ 21:00 米国 ゴールドマン・サックス第1四半期決算
・ 21:30 カナダ 2月 製造業出荷
21:30 米国 3月 住宅着工件数
・ 21:30 米国 3月 建設許可件数
21:30 ユーロ圏 ドラギ欧州中央銀行(ECB)総裁講演
・ 22:00 カナダ カナダ銀行政策金利
22:15 米国 3月 鉱工業生産
・ 22:15 米国 3月 設備稼働率
・ 03:00 ユーロ圏 ゴンザレス・パラモ欧州中央銀行(ECB)理事講演

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2012年4月17日 (火)

4/17 本日の戦略-スペイン債入札不調なら、ユーロは一段と下落へ-

おはようございます。NHKオンデマンドでNHK特集のMEGAQUAKE1,2をこの土日で視ました。巨大地震がなぜ発生したのか、巨大津波がなぜ発生したのかの謎が少しずつ解明されてきているようです。近年ではGPSを使った観測もあることを知りましたが、過去の発生の周期の研究も必要ですね。

■変化率から見た前日の通貨の強弱
円>ユーロ>ポンド>豪ドル>NZドル>ドル
※ ">" の左側の通貨が右側の通貨より強いことを示しています。

■本日の見通し
昨日は、ロンドン時間までがリスク・オフ、NY時間ではリスク・オンと流れが変わりました。ただ、株価は上昇しているものの、スペインに対する懸念が残っていることで、DAXやFT、NYダウは上昇しているものの、米国債やドイツ国債などが買われていることで、相対的に円が買われやすい地合いとなっていると見られます。ラホイ首相は「赤字削減しなければ資金調達できない」とも発言しており、今後もスペインへの懸念が続くようであれば、円買いとドル買いにつながりやすいと思われますが、米10年債利回りが低く押さえらるようだとドル/円ではドルの弱含みが継続して、チャート上でも2/1の安値の76.02円と3/15の高値の84.17を100%としたフィボナッチ50%押しの80.10円近辺を下抜けしてしまうと79円台前半まで下落するものとみられます。こうした意味では本日21:30の米住宅着工件数などが悪化した場合には要注意となります。

本日はこの後10:30に豪準備銀行(RBA)の金融政策の議事録が発表されます。声明の内容はハト派色であったことから、議事録でもこの傾向となると思われ、雇用の指標を受けた豪への楽観的に見方が変更されるかどうかに注目です。ただ、昨日は格付け会社のコメントがあったものの、NYダウが上昇しているにもかかわらず、上昇が鈍かったことで、本日の内容をある程度織り込んでいるものとみられますので、余程5月の会合で利下げを実施するような内容にならない限りは、影響は限定されるのではないかとみています。

ユーロは上記に書きました通りスペインに対する懸念が続いていることもあり、本日17:00のスペイン債の入札、18:00の独ZEW景況感調査、21:30のドラギECB総裁の講演内容に注目が集まりそうです。昨日はECBが国債購入を5週連続で見送ったことが明らかになっているため、ECBが国債購入を実施するためのハードルが高くなっていることが想像に難くなく、ECBの関与がなく、スペインに対する懸念が後退するには時間がかかると見られるため、ユーロの戻り余地が限られているのではないかとみられます。

■GBPUSD 日足(一目均衡表、MACD) GBPUSD source:uedaharlowfx
ポンド/ドルは2/8の高値1.59260ドル、2/29の高値1.59910ドル、4/2の高値1.60608ドルと徐々に高値を切り上げています。一方、安値も1/25の1.5529ドル、3/12の1.5610ドルと切り上げています。現在は一目均衡表(日足)の雲がサポートとなっています。高値は約1カ月のサイクルで更新していることから、5月の上旬ころに高値を更新する可能性もあります。ただ、基準線と雲が接近していることで、ここを下抜けてしまうと、雲の下限となる1.5600ドル近辺まで下落する可能性があります。

■主要通貨の短期のトレンド
USDJPY  日足一目均衡表の雲の上から中へ
EURJPY  日足一目均衡表の雲上限(106.030)レジスタンス
GBPJPY  日足一目均衡表の雲上限(126.798)サポートなるか
AUDJPY  日足一目均衡表の雲下限(83.055)サポートなるか
NZDJPY  日足一目均衡表の雲の上から中へ
CADJPY  日足一目均衡表の雲の上から中へ
ZARJPY  日足一目均衡表の雲下限(10.135)レジスタンス
NOKJPY  5日移動平均線(13.926)を上抜け、ただし僅か
MXNJPY  日足一目均衡表の雲下限(5.99)サポートなるか
HKDJPY  日足一目均衡表の雲の上から中へ
SGDJPY  日足一目均衡表の雲上限(64.145)サポートなるか
EURUSD  日足一目均衡表の雲下限(1.30550)がサポートとなるか

■変動率からの予想レンジ 08:32→NYクローズ

Ccy 予想レンジ
USDJPY 79.89 ~ 80.69
EURJPY 104.85 ~ 106.16
GBPJPY 126.92 ~ 128.40
AUDJPY 82.47 ~ 83.64
NZDJPY 65.33 ~ 66.28
CADJPY 79.74 ~ 80.80
ZARJPY 9.99 ~ 10.16
NOKJPY 13.85 ~ 14.05
MXNJPY 5.98 ~ 6.08
HKDJPY 10.27 ~ 10.38
SGDJPY 63.94 ~ 64.68
EURUSD 1.3083 ~ 1.3194

■前日のサマリー
昨日は週末からのユーロ圏に対する懸念が継続し、ドル/円は80.90円近辺、ユーロ/ドルは1.3060ドル近辺、ユーロ/円は105.70円近辺でオープンしましたが、ユーロ/ドルが1.3010ドル、ユーロ/円が105.30円近辺へと下落すると、東京15時過ぎにはドル/円も80.463円まで下落、ロンドン時間にはスペイン国債の利回りが上昇したこともあり、ユーロ/ドルが1.29944ドル、ユーロ/円が104.468円まで下落しました。NY時間に入ると発表された米小売売上高が前月比+0.8%と市場予想より上振れ、同時に発表されたNY連銀製造業景気指数が6.56と市場予想より悪化と強弱ミックスとなりましたが、NYダウが小売売上高を好感して上昇したこともあり、市場はドル買いで反応し80.831円まで上昇しました。しかし、NAHB住宅市場指数が25と市場予想を下回ったことで、ドル/円はストップロスを巻き込んで80.298円まで下落、ユーロ/円が104.619円まで連れ安となりました。クローズにかけては、格付け機関フィッチが「イタリアの格付けの変更はない」、ムーディーズは「フランスの格付けを近く変更する予定はない」とそれぞれコメントしたことでユーロ買いとなり、ユーロ/ドルが1.31468ドル、ユーロ/円は105.778円まで上昇しました。

昨日の主な変動要因
①米小売売上高前月比+0.8%(予想+0.3%)⇒ドル買い
②NY連銀製造業景気指数6.56(市場予想18.0)⇒ ドル弱含み
③NAHB住宅市場指数25(予想28)⇒ ドル売り
④フィッチ「イタリア格付け変更はない」⇒ ユーロ買い
⑤ムーディーズ「フランス格付けを近く変更する予定はない」⇒ ユーロ買い
クローズはドル/円が80.373円、ユーロ/ドルが1.31385ドル、ユーロ/円は105.634円。

■株価(bloomberg.co.jp)

Index 引値 前日比
日経225 9470.64 -167.35
FTSE100(英) 5666.28 14.49
DAX(独) 6625.19 41.29
NYダウ(米) 12921.41 71.82
S&P500(米) 1369.57 -0.69
NASDAQ(米) 2988.40 -22.93

■金利(bloomberg.co.jp)

Country 利回り 前日比
米10年債 1.98 0.00
日本10年債 0.940 -0.007
英10年債 2.03 -0.01
独10年債 1.72 -0.02

■コモディティ価格

Commodities 引値 前日比
NY金(期近) 1649.70 -10.50
NY原油(期近) 102.93 0.10

■本日の指標発表(FXミュージアムより)
4/17(火)
10:30 豪 豪準備銀行(中央銀行)金融政策会合議事要旨公表
・ 13:30 日本 2月 鉱工業生産確報値
・ 14:00 日本 3月 消費者態度指数一般世帯
・ 17:30 ユーロ圏 スペイン国債入札
・ 17:30 英国 3月 消費者物価指数(CPI)
・ 17:30 英国 3月 小売物価指数(RPI)
・ 18:00 ユーロ圏 3月 消費者物価指数(改定値)
・ 18:00 ユーロ圏 4月 ZEW景況感調査
18:00 ドイツ 4月 ZEW景況感調査(期待指数)
・ 21:00 米国 ゴールドマン・サックス第1四半期決算
・ 21:30 カナダ 2月 製造業出荷
21:30 米国 3月 住宅着工件数
・ 21:30 米国 3月 建設許可件数
21:30 ユーロ圏 ドラギ欧州中央銀行(ECB)総裁講演
・ 22:00 カナダ カナダ銀行政策金利
22:15 米国 3月 鉱工業生産
・ 22:15 米国 3月 設備稼働率
・ 03:00 ユーロ圏 ゴンザレス・パラモ欧州中央銀行(ECB)理事講演

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2012年4月16日 (月)

4/16 本日の戦略-NY連銀製造業景気指数の下振れに注意か-

おはようございます。本日朝は少し肌寒いと思ったらまだ4月でしたね。今年も近所の公園の桜を眺めただけで終わりました。

■変化率から見た前日の通貨の強弱
ドル>円>NZドル>豪ドル>ポンド>ユーロ
※ ">" の左側の通貨が右側の通貨より強いことを示しています。

■本日の見通し
週末に中国が発表した人民元のか変動幅拡大(0.5%⇒1.0%)は直ぐに市場に影響が出てくるとは思いませんが、今後、中国の景気が悪化した際には為替レートの変動でも対処できるという選択肢を広げたものとみられます。このため、為替相場への影響は今後のを見ていく必要があると思っています。

市場は現在、どちらかというとスペインへの懸念からリスク・オフとなっているようです。ドル/円でも以前のように日銀の追加緩和期待からの円ショートを積み上げる動きも少なくなってきているように見えます(IMMの円ショートの残は依然として高水準)。このため、4/27の日銀金融政策決定会合で追加緩和が決定されたとしても、基金等の規模が5兆円増加ならばあまりインパクトはないと見られるため、円高圧力が継続するものと思います。特にユーロ/円やポンド/円、豪ドル/円等のクロス円に派その傾向が強く出るのではないかと思います。

週末はスペインへの懸念が高まったようであり、この懸念が今後も続くのかが焦点となります。スペインは本年7月と10月に国債の大量償還を控えているため、ここへの懸念が出ているものとみられます。一方で、国内銀行は不良債権を抱えており、スペインの銀行のうはECBからの資金供給が2276億ユーロと1月の1520億ユーロから大幅に上昇しています。今月初旬に発表されたユーロ圏の失業率が上昇していたことに加え、スペインでは若年層を中心に深刻な失業を招いていることから、財政健全化ができないのではないかとの懸念もあります。こうした懸念がスペインの株価を押し下げ、ユーロ安を招いていますが、昨年12月と本年2月にECBで実施された3年物の資金供給オペの資金でのスペイン債の購入も限度があり、そろそろ資金も尽きると考えられるため、ECBによるスペイン債購入などの手段が出てこないとしばらくはユーロが下落しやすい環境が継続すると思います。本日は18:00にユーロ圏の貿易収支の発表が予定されていますが、こちらが悪化すると、リスク・オフの動きも継続しやすいと思います。

■EURUSD 日足(一目均衡表、MACD) EURUSD source:uedaharlowfx
ユーロ/ドルは安値が1.29310(1/25)、1.29740(2/16)、1.30030(3/15)、1.30330(4/9)と切り上げる一方で、高値が1.34850(2/24)、1.33841(3/27)と切り下げて三角保合いとなっています。一目均衡表(日足)では、引値であるものの、雲の下限の1.30550がサポートとして機能しているようです。遅行線が雲の中を推移しているものの、どちらかというと下に抜ける可能性が高いことから、実勢レートの雲下抜けに伴い、下落トレンドに入る可能性があります。この場合の下値目処ですが、本年1/13の安値の1.26250ドルから2/24の高値の1.34850を100%としたフィボナッチの61.8%押しの1.2950ドル近辺と思われます。

■主要通貨の短期のトレンド
USDJPY  5日移動平均線(80.942)がレジスタンス
EURJPY  日足一目均衡表の雲の上から中へ
GBPJPY  5日移動平均線(128.642)を下抜け
AUDJPY  5日移動平均線(83.642)がサポートとなるか
NZDJPY  5日移動平均線(66.441)がサポートとなるか
CADJPY  日足一目均衡表の雲上限(80.783)がサポートとなるか
ZARJPY  日足一目均衡表の雲下限(10.135)がサポートとなるか
NOKJPY  5日移動平均線(13.947)がサポートとなるか
MXNJPY  5日移動平均線(6.136)がレジスタンス
HKDJPY  5日移動平均線(10.393)を上抜け
SGDJPY  5日移動平均線(64.380)がサポートとなるか
EURUSD  日足一目均衡表の雲下限(1.30550)がサポートとなるか

■変動率からの予想レンジ 07:53→NYクローズ

Ccy 予想レンジ
USDJPY 80.41 ~ 81.22
EURJPY 105.00 ~ 106.30
GBPJPY 127.33 ~ 128.82
AUDJPY 83.17 ~ 84.35
NZDJPY 66.03 ~ 66.99
CADJPY 80.33 ~ 81.40
ZARJPY 10.08 ~ 10.25
NOKJPY 13.86 ~ 14.06
MXNJPY 6.06 ~ 6.16
HKDJPY 10.36 ~ 10.47
SGDJPY 64.41 ~ 65.14
EURUSD 1.3021 ~ 1.3129

■前日のサマリー
週末は朝方には仲値の不足観測や午前11時に発表される中国1-3月期GDPへの期待が高まったこともあり、ドル/円は80.90円近辺から81.185円まで上昇しましたが、結果が8.1%と予想の8.4%(一時9.0%まで期待が出ていた)を下回ったことで、失望から豪ドルをはじめとしてクロス円などが大きく下落たことを受け、ロンドン時間にはドル/円は80.838円まで下落しました。その後、81円台を回復したものの、ミシガン大消費者信頼感指数が75.7と市場予想を下回ったことでドル売りとなり、NYクローズ間際には80.828円まで下落しました。

ユーロは中国GDPへの楽観的な期待から1.31ドル台後半で推移し、一時1.32002ドルをつけたものの、中国GDPが期待外れだったことやスペイン株の下落、クノット・オランダ中銀総裁のスペイン債を購入する理由ないとの発言、スペインとドイツの国債スプレッドが拡大したことなどを受けて、NY時間には1.30692ドルまで下落、ユーロ/円も東京朝方の107.087円~1円以上の下落の105.723円を一時付け、このまま安値圏でクローズしました。

週末の主な変動要因
①北朝鮮人工衛星(ミサイル)の打ち上げおよび失敗⇒ほとんど影響なし
②中国1-3月実質GDP8.1%(予想8.4%)⇒ 豪ドルなど下落
③クノット・オランダ中銀総裁「スペイン債を購入する十分な理由見当たらない」⇒ ユーロ下落
④米ミシガン大消費者信頼感指数速報値75.7(予想76.2)⇒ ドル売られる
クローズはドル/円が80.884円、ユーロ/ドルが1.30737ドル、ユーロ/円は105.755円。

■株価(bloomberg.co.jp)

Index 引値 前日比
日経225 9637.99 113.20
FTSE100(英) 5651.79 -58.67
DAX(独) 6583.90 -159.34
NYダウ(米) 12849.59 -136.99
S&P500(米) 1370.26 -17.31
NASDAQ(米) 3011.33 -44.22

■金利(bloomberg.co.jp)

Country 利回り 前日比
米10年債 1.98 -0.07
日本10年債 0.947 -0.004
英10年債 2.04 -0.04
独10年債 1.73 -0.05

■コモディティ価格

Commodities 引値 前日比
NY金(期近) 1660.20 -20.40
NY原油(期近) 102.83 -0.81

■本日の指標発表(FXミュージアムより)
4/16(月)
・ 08:01 英国 4月 ライトムーブ住宅価格
・ 16:15 スイス 3月 生産者輸入価格
・ 18:00 ユーロ圏 2月 貿易収支
・ 21:30 カナダ 2月 対カナダ証券投資額
21:30 米国 4月 NY連銀製造業景気指数
21:30 米国 3月 小売売上高
・ 22:00 米国 2月 対米証券投資(短期債除く)
・ 23:00 米国 2月 企業在庫
・ 23:00 米国 4月 NAHB住宅市場指数
・ 01:30 ユーロ圏 ノボトニー・オーストリア中銀総裁講演
・ 01:30 米国 ピアナルト米クリーブランド連銀総裁講演
・ 04:30 米国 ブラード米セントルイス連銀総裁講演

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2012年4月15日 (日)

4/16の週の見通し -ユーロ圏は懸念を緩和できるか-

こんばんは。本日は新三郷のららぽーとのIKEAに用事があり、久しぶりに行ってきました。吉川美南駅ができていたこともあり、道路もかなり整備されていてびっくりしました。

■今週の見通し
【先週の振り返り】
イースター・マンデーで市場参加者が少ない中で本邦の経常収支が黒字となったことから、ドル/円は81.19円まで下落しましたが、さらに円を買う向きは少なく、NY時間に日経新聞電子版が4月末に追加緩和の可能性と報じたことから81.68円まで上昇しました。翌火曜日には日銀の金融政策決定会合で前回資産買い入れ等の基金の増額を主張した宮尾審議委員が撤回し全員一致で現状維持が決まったことから、追加緩和を当て込んでいた海外勢の一部のファンドなどの失望売りから、ドル/円は3/7以来となる80.65円まで下落しました。翌水曜日にはロンドン時間に80.57円まで一時下落したものの、クーレECB理事からECBによるスペイン国債購入再開の可能性が示唆されたことから欧米の株価が反発し、ドル/円は81.12円まで上昇、木曜日もロンドン時間に81.13円まで上昇したものの、米新規失業保険申請件数が38万件と悪化したことで80.74円まで下落、週末は米ミシガン大消費者信頼感指数速報値が75.5と悪化したことから、81円台を維持できず80.90円近辺でクローズしました。

ユーロは月曜日の朝方にリスク回避の動きからユーロ/ドルで1.3033ドルまで下落、その後もポルトガルの銀行への資金供給が過去最高となったことなどで上値が重くなりましたが、NY株価の下げ幅が縮小したことで1.3133ドルまで上昇しましたが、翌火曜日には1.3145ドルの高値を付けた後はドイツと周縁国の国債利回り格差が広がったことなどで、NY時間には1.3054ドルまで下落しました。水曜日にはクーレECB理事からECBによるスペイン国債購入再開の可能性が示唆されたことユーロが反発したものの、1.3157ドルまでで上値の重さが感じられました。木曜日にはイタリア国債の入札で落札利回りが上昇したものの、入札自体は無難にこなされたことで、じりじりと上昇し1.3213ドルまで上昇しましたが、週末はスペイン銀行の3月のECBからの資金供給額2276億ユーロと増加したこと、イタリアの銀行株が一時取引停止となったことなどでドイツ国債と周縁国の国債利回りスプレッドが拡大したことでクローズにかけては1.3080ドル近辺まで下落しました。

豪ドルは12日の豪雇用関連の経済指標発表では、失業率が5.2%に改善、新規雇用者数が4.4万人増加となり、市場予想からは大幅な増加となったことに加え、中国の新規人民元建て融資が1.1兆元と市場予想を大幅に上回っていたことなどから、豪ドル/米ドルで水曜日の1.0225ドルの安値から反発し、1.0447ドルまで上昇しましたが、週末はユーロ圏の悪い材料や米国のミシガン大消費者信頼感指数が下振れしたことからリスク回避となり1.03690ドル近辺でクローズしました。

■日、週、月、年データ Rate ※表をクリックすると拡大します。



【全体】
先週は、市場が日銀の追加緩和や中国の1-3月期のGDPに期待が集まりましたが、期待に反した結果となりました。このため、週末にはユーロ圏のリスクが意識され、方向感が定まりにくい中でリスク・オフの流れでクローズしています。クノット・オランダ中銀総裁はECBがスペイン国債を購入する十分な理由は見当たらないと発言していることもあり、今週もユーロ圏への懸念が継続するものと思います。また、中国は人民元の変動幅を基準値の上下0.5%から1%に拡大、16日(月)から実施すると発表しています。これにより中国が人民元が下落し、上海総合株価が上昇すれば、リスク・オンの動きにつながる可能性があります。また、19・20日にG20財務相・中央銀行総裁会合が開催されますので、ユーロ圏がEFSFとESMで合計8000億ユーロで合意したことを受けて、IMFの資金基盤の増強をコミットするかどうかに注目集まり、仮に見送った場合にはユーロ圏に対する懸念が高まる可能性があります。

【ドル/円】
ドル/円はリスク回避から3/7以来の80円台に突入しましたが、80.50円のオプション防戦買いなどにより、同レベルは割らず、81円台に戻したものの、81円台でも上値の重さが感じられ小動きとなっています。今週はNY連銀製造業景気指数やNAHB住宅市場指数をはじめとして住宅着工件数、中古住宅販売件数、フィラデルフィア連銀製造業景気指数の発表が予定されているものの、方向性を決めるほど強力な経済指標ではないことから、ユーロ圏への懸念からリスク・オフの動きが継続した場合には、米国債が買われやすく、米国債利回りの低下圧力が継続し、その結果、円高になりやすいとみられます。チャートでは、一目均衡表(日足)では遅行線が日々線(ろうそく足)の下に抜け出ていることで実勢レートが雲で支えられるかに注目したいと思います。また、週足の一目均衡表の雲の上限に接近していることで、ここが支えられないと78円を目指すものと思われます。

【ユーロ】
ユーロはスペインに対する懸念がクーレECB理事がECBによるスペイン国債買い入れの可能性を示唆したものの、クノット・オランダ中銀総裁は、「スペイン債を購入する十分な理由は見当たらない」と発言したことやスペインの銀行のECBから資金供給額が2276億ユーロとなったことでも嫌気されています。このため、ユーロの懸念が継続するものと思われるため、ユーロの上値の重さが継続するものと思います。このため、17日(火)の独ZEW景況感調査、19日(木)の消費者信頼感、20日(金)の独IFO景気動向指数の結果が悪ければユーロ/ドルでの1.30ドル割れとなると思われます。ただ、シカゴのIMMポジションのユーロショート(売超)は再び増加していることから、更なる下落要因が出てこないと、一目均衡表(日足)の雲の下限となる1.3055ドル近辺でサポートされる可能性があります。

【ポンド】
ポンドはユーロ圏の懸念から週末は週初から上昇した分をほぼ吐き出してクローズしています。格付け機関S&Pは英国の「AAA」を確認した、見通しも「安定的」としましたが、成長率については2015年まで毎年1.6%程度にとどまるとしています。このS&Pの決定を受けて、ユーロに対する懸念が継続してもポンドがユーロに引きずられて下落しても、下落率はユーロよりも低く抑えられるものと思われることやユーロからポンドに資金が向かいやすくなると思われることで、ユーロ/ポンドでポンドが買われるのではないかと思われます。ただ、17日(火)には消費者物価指数、18日(水)には失業率、失業保険申請件数、20日(金)には小売売上高の発表が予定されていることから、これらの指標が悪化した場合には、ドルや円に対しては弱含みとなると思います。

【豪ドル・NZドル】
豪ドルは12日に発表された雇用関連指標が市場予想に反して大幅に良かったことから、5月の利下げ観測が後退したことやユーロの懸念から、ユーロ/豪ドル、ポンド/豪ドルなどの豪ドル売りポジションの巻き戻しなどから、週後半には上昇に転じました。ただ、19日(木)には豪準備銀行(RBA)の議事録が公表されることや30日(金)には、4半期輸出入物価の発表が予定されているため、物価指数が低下しているようだと消費者物価指数の低下も連想され、更に5月の金融政策決定会合で利下げの可能性が高まる(今月の声明から)ことで、豪ドルの戻りも限られると思います。NZドルは19日(木)に1-3月期消費者ぶっぱ指数の発表が予定されていることから、こちらが予想通り前期比0.6%となった場合には、NZドルは引き続きしっかりした動きになると思われます。

■今週の予想レンジ

Ccy Low(下)   High(上)
ドル/円 79.40 81.60
ユーロ/ドル 1.2910 1.3210
ユーロ/円 104.10 108.60
ポンド/円 125.80 130.80
豪ドル/円 81.70 85.50
NZドル/円 65.60 67.30
南アランド/円 9.90 10.30

■注目イベント
4/16(月)
・ 08:01 英国 4月 ライトムーブ住宅価格
・ 16:15 スイス 3月 生産者輸入価格
・ 18:00 ユーロ圏 2月 貿易収支
・ 21:30 カナダ 2月 対カナダ証券投資額
21:30 米国 4月 ニューヨーク連銀製造業景気指数
21:30 米国 3月 小売売上高
・ 22:00 米国 2月 対米証券投資(短期債除く)
・ 23:00 米国 2月 企業在庫
・ 23:00 米国 4月 NAHB住宅市場指数
4/17(火)
10:30 豪 豪準備銀行(中央銀行)金融政策会合議事要旨公表
・ 13:30 日本 2月 鉱工業生産確報値
・ 14:00 日本 3月 消費者態度指数一般世帯
・ 17:30 英国 3月 消費者物価指数(CPI)
・ 17:30 英国 3月 小売物価指数(RPI)
・ 18:00 ユーロ圏 3月 消費者物価指数(改定値)
・ 18:00 ユーロ圏 4月 ZEW景況感調査
18:00 ドイツ 4月 ZEW景況感調査(期待指数)
・ 21:30 カナダ 2月 製造業出荷
21:30 米国 3月 住宅着工件数
・ 21:30 米国 3月 建設許可件数
・ 22:00 カナダ カナダ銀行政策金利
22:15 米国 3月 鉱工業生産
・ 22:15 米国 3月 設備稼働率
4/18(水)
・ 17:00 ユーロ圏 2月 経常収支
・ 17:00 南ア 3月 消費者物価指数(CPI)
・ 17:30 英国 英中銀金融政策委員会(MPC)議事要旨
・ 17:30 英国 3月 失業保険申請件数
・ 17:30 英国 3月 失業率
・ 18:00 ユーロ圏 2月 建設支出
・ 20:00 米国 MBA住宅ローン申請指数
・ 20:00 南ア 2月 小売売上高
4/19(木)
・ 07:45 NZ 1-3月期 四半期消費者物価(CPI)
08:50 日本 3月 貿易統計(通関ベース)
・ 21:30 米国 前週分 新規失業保険申請件数
23:00 米国 4月 フィラデルフィア連銀製造業景気指数
23:00 米国 3月 中古住宅販売件数
・ 23:00 米国 3月 景気先行指標総合指数
・ 23:00 ユーロ圏 4月 消費者信頼感(速報値)
4/20(金)
・ 08:50 日本 2月 第三次産業活動指数
・ 10:30 豪 1-3月期 四半期輸出物価指数
・ 10:30 豪 1-3月期 四半期輸入物価指数
・ 15:00 ドイツ 3月 生産者物価指数(PPI)
17:00 ドイツ 4月 IFO企業景況感指数
・ 17:30 英国 3月 小売売上高指数
・ 21:30 カナダ 3月 景気先行指数
・ 21:30 カナダ 3月 消費者物価指数(CPI)
・ 21:30 カナダ 3月 消費者物価指数(CPIコア)
経済指標の詳細はFXmuseumのFXカレンダーを参照してください。

2012年4月14日 (土)

シカゴ通貨先物非商業ポジション(4/10現在)

こんにちは。北朝鮮は今回の人工衛星(ミサイル発射)の失敗を認めたので個人的はかなり驚きました。失敗に対する予防線がはってあったのか、別の理由があるのか興味深いです。

13日に発表された10日現在のシカゴIMMの非商業(投機)ポジションでは、ドルが200.1億ドルの買超しに増加、円は8260.5億円の売超し(ドルでは102.4億ドルの買超し)に増加、ユーロは126.7億ユーロの売超し(ドルでは165.7億ドルの買超し)に増加となりました。また、豪ドルは39.4億豪ドルの買超し(ドルでは40.4憶ドルの売超し)に減少、NZドルは7.2億NZドルの買超し(ドルでは5.8億ドルの売超し)に増加しました。

円のネットショートポジションは円高が進んだものの僅かに増加しています。内訳では円のロング(買い超し)とショート(売り超し)が3週連続で増加、ネットポジションは依然として6.5万コントラクトを上回っています。4/27の日銀金融政策決定会合での追加緩和期待が円ショート増加の要因と思われますが、8万を超えている円ショートポジションを巻き戻す動きが出た場合には、あっさり80円を割り込んでくると思いますし、さらに円ショートが増加する余地も少ないとみられることから、ポジション状況からは円安にもなりにくいとみられます。
ユーロはスペインへの懸念が高まったことで、ネットではショートが100万コントラクトを再び超えてきています。ユーロのネットショートは1/24に171.347コントラクトまで増加していることから、増加余地はまだあるとみられ、ユーロ圏の懸念が続くようであれば、一度解消されたユーロ売りのポジションが再構築されるものと思います。
豪ドルは内訳でみるとロングが4週連続で増加、ショートは3週連続で増加していて、ネットでは3週連続でロングポジションが減少しています。豪の新規雇用者数が増加していたこともあり、4月の利下げ観測もやや後退しているものの、中国の1-3月期GDPが8.1%にとどまったことで、まだロングポジションが解消される可能性はあります。

■シカゴIMM非商業ポジション

項目 Net(ネット) Dif(増減) Long(買) Short(売) All(総取組)
JPY -66,084 -976 16,097 82,181 98,278
EUR -101,364 -21,884 39,253 140,617 179,870
GBP -18,784 -9,977 29,777 48,561 78,338
CHF -9,919 4,757 6,548 16,467 23,015
CAD 27,967 -1,520 47,992 20,025 68,017
AUD 39,429 -9,890 79,806 40,377 120,183
NZD 7,170 1,324 15,433 8,263 23,696
MXN 68,600 -15,903 84,600 16,000 100,600
source:CFTC

【USD】 USD source:CFTC

ドルは54,069コントラクトのロング増加の52,985コントラクトのロングとなりました。
※ドルのポジションは円、ユーロをはじめ、メキシコペソまでを合計して算出しています。レートはFRBのメジャーカレンシーインデックスを使用しています。

【JPY】 JPY source:CFTC

円は976コントラクトのショート増加の66,084コントラクトのショートとなりました。

【EUR】 EUR source:CFTC

ユーロは21,884コントラクトのショート増加の101,364コントラクトのショートとなりました。

【GBP】 GBP source:CFTC

ポンドは9,977コントラクトのショート増加の18,784コントラクトのショートとなりました。

【AUD】 AUD source:CFTC

豪ドルは9,890コントラクトのロング減少の39,429コントラクトのロングとなりました。

【NZD】 NZD source:CFTC

NZドルは1,324コントラクトのロング増加の7,170コントラクトのロングとなりました。

【CAD】 CAD source:CFTC

カナダドルは1,520コントラクトのロング減少の27,967コントラクトのロングとなりました。

【CHF】 CHF source:CFTC

スイスフランは4,757コントラクトのショート減少の9,919コントラクトのショートとなりました。

【MXN】 MXN source:CFTC

メキシコペソは15,903コントラクトのロング減少の68,600コントラクトのロングとなりました。

2012年4月12日 (木)

4/12 本日の戦略-米新規失業保険申請件数に注目か-

おはようございます。昨日の雨で近くの公園の桜も少し散っていました。今週末まで何とか持って欲しいです。

■変化率から見た前日の通貨の強弱
豪ドル>NZドル>ポンド>ユーロ>ドル>円
※ ">" の左側の通貨が右側の通貨より強いことを示しています。

■本日の見通し
昨日は2つの要因で、懸念の後退が見られたことから、ドルと円が売られ、豪ドル、NZドルなどの反発が強かった日となりました。要因の一つはスペイン支援のためのECBによるスペイン国債買い入れの可能性、もうひとつは米アルミ大手アルコアの企業決算が黒字だったということです。本日から16日までは北朝鮮が事実上のミサイル発射実験を実施する予定であることから、極東の地政学リスクの観点から、円を積極的に買いにくくしていると見られ、ドル/円は昨日の安の80.572を下に抜けていくには材料が不足していると見られます。ただ、本日発表される米新規失業保険申請件数や貿易収支の内容が悪ければ、株価の下落からのリスク回避で80.50円を下抜けてくる可能性が高いと思います。

ユーロは昨日のクーレECB理事の発言を受けた後の本日のイタリア国債の入札に注目したいと思います。これまでECBから2回のLTROが実施されていますが、ECBがスペイン支援のため、国債買い支えを実施するとなると、足元はともかくとして、中長期ではユーロに対する懸念が高まるものと思われます。また、パパデモス首相はギリシャの総選挙を5月6日に実施と発表しています。ギリシャでは緊縮財政に不満が高まっていることもあり、選挙が近づいてくるに従い、ユーロに対する懸念が再燃してくる可能性が高いと思います。

このところのクロス円の下落(円高)で、豪ドル/円、南アランド/円、ノルウェークローネン/円、メキシコペソ/円の4通貨ペアが21日移動平均線から-3%以上の乖離となっています。特に南アランドは-5.719%(クローズベース)に達していることから、短期的には売られ過ぎの水準と思われます。スローストキャスティックスでも10を割り込んでいますので、ゴールデンクロスした場合には戻りが期待できると思われます。ただ、一目均衡表(日足)では雲の下に抜け出ているので、10.50円近辺までの戻りに留まるものと思います。

■AUDJPY 日足(一目均衡表、MACD) AUDJPY source:uedaharlowfx
豪ドル/円は3/19の高値の88.628円から下落が続き一目均衡表(日足)の下に抜け出たものの、昨日は雲の中に戻りました。このまま雲の中に戻っていけるようであれば、昨日の安値の82.495円が目先の底となる可能性があります。上記にも一部書きましたが、21日移動平均線からの乖離が-3.145%に達していることも短期的には売られ過ぎていると見られるため、反発の可能性があるといえそうです。戻りは基準線と雲の上限が重なる85.53円近辺になるのではないかと思います。

■主要通貨の短期のトレンド
USDJPY  5日移動平均線(81.370)がレジスタンス
EURJPY  5日移動平均線(106.519)がレジスタンス
GBPJPY  5日移動平均線(129.144)がレジスタンス
AUDJPY  日足一目均衡表の雲の下から中へ、ただし5日移動平均線(83.753)がレジスタンス
NZDJPY  5日移動平均線(66.522)がレジスタンス
CADJPY  日足一目均衡表の雲上限(80.298)がサポートとなるか
ZARJPY  日足一目均衡表の雲下限(10.105)がレジスタンス
NOKJPY  5日移動平均線(14.006)がレジスタンス
MXNJPY  5日移動平均線(6.201)がレジスタンス
HKDJPY  5日移動平均線(10.446)がレジスタンス
SGDJPY  5日移動平均線(64.527)がレジスタンス
EURUSD  日足一目均衡表の雲の下限(1.30550)がサポート

■変動率からの予想レンジ 08:36→NYクローズ

Ccy 予想レンジ
USDJPY 80.36 ~ 81.22
EURJPY 105.23 ~ 106.52
GBPJPY 127.73 ~ 129.28
AUDJPY 82.54 ~ 83.68
NZDJPY 65.55 ~ 66.50
CADJPY 79.84 ~ 80.93
ZARJPY 9.96 ~ 10.13
NOKJPY 13.78 ~ 13.98
MXNJPY 6.05 ~ 6.15
HKDJPY 10.32 ~ 10.44
SGDJPY 63.83 ~ 64.56
EURUSD 1.3051 ~ 1.3158

■前日のサマリー
昨日は朝方に発表された米アルコアの決算発表が赤字の市場予想に反し黒字となったことから、リスク回避の動きに落ち着きが見られ、80円台ミドルから夕方には80.944円までえ上昇しましたが、ロンドン時間にはユーロに対する懸念から一時80.572円までドルが下落しました。その後、クーレECB理事からECBによるスペイン国債購入再開の可能性が示唆されたこともあり、ユーロ圏のリスクが後退したことから、NY時間には一時81.110円までドルが上昇しました。しかしながら、81円台が重くクローズにかけては80円後半まで下落しました。

ユーロは、朝方に対ドルで1.30655ドル、対円で105.450円の安値をつけた後、懸念の後退からじりじりと上昇、ロンドン時間にはドイツの国債入札で応札額が目標額を下回ったことを背景にユーロ/ドルが1.3130ドル近辺から1.3090ドル近辺、ユーロ/円が106.15円近辺から105.70円近辺にそれぞれ下落しました。その後、クーレECB理事によるスペイン国債購入再開の可能性の示唆で、NY時間にはユーロ/ドルが1.31528ドル、ユーロ/円が106.670円まで上昇しました。クローズにかけては欧州系ファンドなどのユーロ売りが見られたことから、それぞれ1.3110ドル、106.00円近辺でクローズしました。

昨日の主な変動要因
①クレーECB理事「スペイン支援で国債購入再開が可能」⇒ ユーロ買い
②米輸入物価指数前月比+1.3%(予想0.8%)⇒ ドル小幅買われる
③NYダウ上昇してオープン⇒ ドル売り、円売り
④米ベージュブック「緩やかなペースで拡大した地区が増えた」⇒ 反応は限定的
クローズはドル/円が80.840円、ユーロ/ドルが1.31060ドル、ユーロ/円は105.966円。

■株価(bloomberg.co.jp)

Index 引値 前日比
日経225 9458.74 -79.28
FTSE100(英) 5634.74 39.19
DAX(独) 6674.73 68.30
NYダウ(米) 12805.39 89.46
S&P500(米) 1368.71 10.12
NASDAQ(米) 3016.46 25.24

■金利(bloomberg.co.jp)

Country 利回り 前日比
米10年債 2.04 0.05
日本10年債 0.951 -0.004
英10年債 2.05 0.04
独10年債 1.78 0.05

■コモディティ価格

Commodities 引値 前日比
NY金(期近) 1660.30 -0.40
NY原油(期近) 1102.70 1.68

■本日の指標発表(FXミュージアムより)
4/12(木)
10:30 豪 3月 新規雇用者数
10:30 豪 3月 失業率
・ 14:30 フランス 3月 消費者物価指数(CPI)
・ 15:45 フランス 2月 経常収支
・ 17:00 ユーロ圏 欧州中央銀行(ECB)月報
17:30 英国 2月 貿易収支
・ 18:00 ユーロ圏 2月 鉱工業生産
18:00 ユーロ圏 イタリア国債入札
・ 20:00 ユーロ圏 アスムッセンECB理事講演
・ 20:15 米国 ダドリー米ニューヨーク連銀総裁講演
・ 21:30 カナダ 2月 新築住宅価格指数
・ 21:30 カナダ 2月 貿易収支
・ 21:30 米国 2月 貿易収支
21:30 米国 3月 卸売物価指数(PPI)
・ 21:30 米国 3月 卸売物価指数(PPIコア指数、食品・エネルギー除く)
21:30 米国 前週分 新規失業保険申請件数
・ 22:00 ユーロ圏 プラートECB理事講演
・ 22:00 ユーロ圏 オルファニデス・キプロス中銀総裁講演
・ 22:00 ユーロ圏 ロックハート米アトランタ連銀総裁講演
・ 00:45 ユーロ圏 コスタ・ポルトガル中銀総裁講演
・ 01:30 米国 プロッサー米フィラデルフィア連銀総裁講演
・ 02:00 米国 米財務省30年債入札(130億ドル)
・ 02:00 米国 コチャラコタ米ミネアポリス連銀総裁講演
・ 03:00 英国 ポーゼン英中銀金融政策委員会(MPC)委員講演
・ 04:00 米国 ラスキンFRB理事講演
・ 05:01 米国 グーグル第1四半期決算

ピボットポイントなどは山内俊哉のココに注目!もご覧ください

2012年4月11日 (水)

4/11 本日の戦略-クロス円の重さから、ドル円も重さが伺われる-

こんにちは。本日はブログの更新が夕方となってしまいました。すみません。チャートも割愛させていただいています。明日からは通常通りに午前中にアップできると思います。

■変化率から見た前日の通貨の強弱
円>ドル>ユーロ>ポンド>豪ドル>NZドル
※ ">" の左側の通貨が右側の通貨より強いことを示しています。

■本日の見通し
昨日は海外勢の一部が日銀の金融政策決定会合での追加緩和に期待していただけに、宮尾審議委員が追加緩和の提案をひっこめ、全会一致で現状維持されたことで円高に傾きました。日経新聞電子版で「日銀、追加緩和の時期探る 基金増額、月末の公算」と報じられていた通り、4/27の日銀による「経済・物価情勢の展望」が公表されるタイミングで追加緩和が実施されるかも未定ですが、ひとまず、追加緩和期待が剥げたことで、しばらくは円を売りにくい環境が続くと思われ、米長期金利の低下と今週から米企業の決算発表が続くことから、株価が下落すればドル/円ではドルが売られやすくなり、チャートでも週足の一目均衡表の雲の上から中に入ってくることから、テクニカル的にもドルが売られやすくなると思います。日足の2/1の安値の76.020円から3/15の高値の84.170円を100%としたフィボナッチからは50%押しの80.095円、61.8%押しの79.134円が見えてきます。

ユーロは、昨日にイタリア政府がGDP成長見通しを-0.4%から引き下げ-1.3%~-1.5%としたことで、南欧への懸念が再燃しています。今月開催されるG20財務相・中央銀行総裁会合でIMFの融資枠強化の具体案が決まるかどうかは微妙な段階であり、欧州安定メカニズム(ESM)が8,000億ユーロ(真水が5,000億ユーロ)では、G20の合意は得られない可能性が高いと思っています。このため、ドイツと周縁国の国債スプレッドが拡大するようであれば、ユーロは一段安になると思われます。ただ、米10年債利回りが低下していることもあり、ドルへも米雇用統計後はどちらかというと逆風となっていると見られることから、ドルに対しては仮に1.30ドル割れがあったとしても、それほど長くは続かない思います。

豪ドルはリスク回避局面から弱くなっています。昨日も主要通貨の中ではNZドルに続いて弱い通貨となりました。本日発表された住宅ローンは前月が上方修正、今月も市場予想よりよい内容となりましたが、数字自体はマイナスです。最大の焦点は明日の豪の失業率および新規雇用者数になります。豪ドル高からの製造業への打撃と、雇用者数減少が懸念されているだけに、2カ月連続の減少となった場合には、5月利下げの可能性が高くなることから、豪ドルも主要通貨に対して売られやすくなるものと思います。

■主要通貨の短期のトレンド
USDJPY  5日移動平均線(81.690)がレジスタンス
EURJPY  日足一目均衡表の雲の上から中へ
GBPJPY  5日移動平均線(129.622)がレジスタンス
AUDJPY  日足一目均衡表の雲の下へ
NZDJPY  日足一目均衡表の雲の上から中へ
CADJPY  日足一目均衡表の雲の上から中へ(僅か)
ZARJPY  日足一目均衡表の雲の下へ
NOKJPY  日足一目均衡表の雲の上から中へ
MXNJPY  日足一目均衡表の雲の上から中へ
HKDJPY  5日移動平均線(10.487)がレジスタンス
SGDJPY  5日移動平均線(64.768)がレジスタンス
EURUSD  日足一目均衡表の雲の下限(1.30550)がサポートとなるか

■変動率からの予想レンジ 8:46→NYクローズ

Ccy 予想レンジ
USDJPY 80.16 ~ 81.02
EURJPY 104.76 ~ 106.02
GBPJPY 127.04 ~ 128.57
AUDJPY 81.95 ~ 83.06
NZDJPY 65.12 ~ 66.06
CADJPY 79.59 ~ 80.66
ZARJPY 9.95 ~ 10.12
NOKJPY 13.74 ~ 13.94
MXNJPY 6.03 ~ 6.13
HKDJPY 10.30 ~ 10.41
SGDJPY 63.44 ~ 64.16
EURUSD 1.3023 ~ 1.3129

■前日のサマリー
昨日は本邦の日銀金融政策会合で海外勢を中心に追加緩和期待が強かったことや5・10日ということもあり、ドル/円は81.855円まで上昇する場面が見られましたが、日銀の政策会合は現状一致で据え置きとなり、前回増額を主張した宮尾委員が取り下げたことから、市場では追加緩和後退と受け止め、発表後から円買いが進みました。ロンドン時間に入ると、イタリアやスペインの株価が急落し、イタリアとドイツの国債利回りスプレッドが拡大したことから、リスク回避からのドルと円が買われる動きとなり、ドル/円は81.055まで下落、ユーロ/ドルは朝方の高値の1.31429ドルから1.30589ドルまで下落しました。その後はユーロ/ドルでユーロの買い戻しが見られ、1.31369ドルまで上昇する場面が見られましたが、NYダウが大幅下落となり、米10年債利回りが2%を割り込むと、再びリスク回避の動きでユーロ/ドルは1.30573ドルまで下落、クローズにかけては1.3080ドル近辺まで戻しました。ドル/円はNY時間に81円を割り込み、一時80.632円まで下落してクローズしました。

昨日の主な変動要因
①日銀金融政策決定会合-全会一致で据置⇒ 円買い
②イタリア政府GDP伸び率見通しを引き下げ⇒ ユーロ売り
③イタリア、スペイン株価急落⇒ リスク回避の円買い、ドル買い
④米10年債利回り2%割れ⇒ ドル/円でのドル売り
クローズはドル/円が80.656円、ユーロ/ドルが1.30784ドル、ユーロ/円は105.519円。

■株価(bloomberg.co.jp)

Index 引値 前日比
日経225 9538.02 -8.24
FTSE100(英) 5595.55 -128.12
DAX(独) 6606.43 -168.83
NYダウ(米) 12715.93 -213.66
S&P500(米) 1358.59 -23.61
NASDAQ(米) 2991.22 -55.86

■金利(bloomberg.co.jp)

Country 利回り 前日比
米10年債 1.98 -0.07
日本10年債 0.955 -0.014
英10年債 2.01 -0.15
独10年債 1.64 -0.09

■コモディティ価格

Commodities 引値 前日比
NY金(期近) 1660.70 16.80
NY原油(期近) 101.02 -1.44

■本日の指標発表(FXミュージアムより)
4/11(水)
・ 10:30 豪 2月 住宅ローン件数
・ 14:00 日本 金融経済月報(基本的見解)
・ 15:30 ユーロ圏 クーレ欧州中央銀行(ECB)理事講演
・ 18:00 ユーロ圏 コスタ・ポルトガル中銀総裁講演
・ 20:00 米国 MBA住宅ローン申請指数
・ 20:30 米国 ロックハート米アトランタ連銀総裁講演
・ 21:15 カナダ 3月 住宅着工件数
・ 21:30 米国 3月 輸入物価指数
・ 21:30 米国 3月 輸出物価指数
・ 22:30 米国 ジョージ米カンザスシティー連銀総裁講演
・ 23:30 米国 ローゼングレン米ボストン連銀総裁講演
02:00 米国 米財務省10年債入札(210億ドル)
03:00 米国 米地区連銀経済報告(ベージュブック)
・ 03:00 米国 3月 月次財政収支
・ 06:00 米国 ブラード米セントルイス連銀総裁講演

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2012年4月10日 (火)

4/10 本日の戦略-4/27の日銀金融政策会合での追加緩和まで織り込み済み?-

おはようございます。昨日は長男の入学式でした。本日から中学校へ通うのですが、直前になるまで準備をしていなかったため、遅くまでごそごそとやっていました。追いつめられないと何もしないのは親譲りなのでしょうか。

■変化率から見た前日の通貨の強弱
円>ポンド>NZドル>ユーロ>豪ドル>ドル
※ ">" の左側の通貨が右側の通貨より強いことを示しています。

■本日の見通し
本日朝方のバーナンキ米FRB議長の講演に関心が集まりましたが、同議長はシャドーバンキング(投資銀行やヘッジファンドなど)の拡大が金融システムと経済全体に衝撃を広げる更なる潜在的な経路を作り出すことが金融危機から学んだ教訓と発言、さらに同議長は「米経済はその影響からの完全回復には依然として程遠い」と語っています。特に金融政策に触れる内容がなかったことから、市場の反応は特にありませんでした。日銀の緩和期待から日経225平均株価が上昇していることでこれまでのところは円売りが先行しています。本日緩和に動く可能性は低いと思いますので、82円台への更なる円売りも限られるのではないかと思っています。

また、本日は欧州などがイースター休暇明けとなり、実質の週初めとなります。市場予想より下振れしていた米雇用統計の評価をどのように行ってくるかが注目され、昨日もNYダウが下落していることから、欧州の株価も下落すると円買いにつながるのではないかと思っています。このため、リスク回避の傾向が続くと見られますので、欧州通貨も上値は重くなると思われます。

一方、発表時間は未定ですが、中国の貿易収支の発表が予定されています。昨日は消費者物価指数が前年比で3.6%と市場予想よりも上昇したことで追加緩和期待が後退しましたが、貿易収支も赤字が2か月連続となるようであれば、豪ドルにとってはマイナス要因となると見られます。貿易収支の市場予想は31.5億ドル赤字となっています。

■GBPJPY 日足(一目均衡表、MACD) Blog20120410_01
source:uedaharlowfx
ポンド/円は一目均衡表(日足)の遅行線が日々線(ロウソク足)でサポートされ、基準線の上抜けが射程にはいっています。MACDでは下降トレンドの継続が示されていますが、基準線を上に抜けることができれば3/21の高値の133.463円を試す可能性があり、基準線で取れまられた場合には雲の上限となる126.308円近辺まで下落するものと思われます。

■主要通貨の短期のトレンド
USDJPY  5日移動平均線(82.114)がレジスタンス
EURJPY  日足一目均衡表の雲の上限(106.123)がサポートとなるか
GBPJPY  日足一目均衡表の基準線(129.997)がレジスタンス
AUDJPY  5日移動平均線(84.598)がレジスタンス
NZDJPY  日足一目均衡表の基準線(67.202)がレジスタンス
CADJPY  5日移動平均線(82.506)がレジスタンス
ZARJPY  5日移動平均線(10.449)がレジスタンス
NOKJPY  日足一目均衡表の雲の上限(14.045)がサポートとなるか
MXNJPY  日足一目均衡表の雲の上限(6.183)がサポートとなるか
HKDJPY  5日移動平均線(10.542)がレジスタンス
SGDJPY  5日移動平均線(65.182)がレジスタンス
EURUSD  日足一目均衡表の雲の下限(1.30550)がサポートとなるか

■変動率からの予想レンジ 08:15→NYクローズ

Ccy 予想レンジ
USDJPY 81.00 ~ 81.87
EURJPY 106.04 ~ 107.26
GBPJPY 128.62 ~ 130.12
AUDJPY 83.31 ~ 84.40
NZDJPY 66.39 ~ 67.30
CADJPY 81.00 ~ 82.07
ZARJPY 10.23 ~ 10.40
NOKJPY 13.96 ~ 14.15
MXNJPY 6.19 ~ 6.29
HKDJPY 10.41 ~ 10.52
SGDJPY 64.13 ~ 64.85
EURUSD 1.3041 ~ 1.3152

■前日のサマリー
週末はイースター・マンデーで市場の参加者も少ない中で、週末の円高の流れが継続し、本邦経常収支が2か月ぶりに黒字化したことからドル/円が81.194円まで下落する場面が見られました。その後はじりじりと円が売られる流れとなり81.545円まで戻したものの、ロンドン時間帯も市場参加者が限られるなかで81円台前半での小動きとなりました。NY時間にはNYダウが下落してスタートしたことから81円台前半での動きが続きましたが、日経新聞電子版が「日銀、追加緩和の時期探る 基金増額、月末の公算」と報じたことから円売りとなり、ドル/円は81.659円まで上昇しました。ただ、クローズにかけては81.円台ミドルを割り込む水準まで下落しています。
ユーロはリスク回避の動きから東京時間にはユーロ/ドルが1.30330ドル、ユーロ/円が106.167円まで下落しました。ロンドン時間にはユーロ/ドルが1.30851ドル、ユーロ/円が106円台ミドル近辺まで戻したものの、ポルトガルの銀行への資金供給が過去最高とのことで、NY時間序盤にはユーロ/ドルが1.30477ドル、ユーロ/円が106.111円まで下落しました。その後は、NYダウが下げ幅を縮小したことや日経新聞電子版で本邦の通貨緩和への期待が出たことなどから、リスク懸念が少し後退したことでユーロ/ドルは1.31331ドル、ユーロ/円は107.223円まで上昇しましたが、ユーロ/ドルは1.31ドル、ユーロ/円は106.80円近辺でクローズしました。

昨日の主な変動要因
①本邦経常収支1兆1778億円の黒字(2か月ぶり)⇒ 円買い
②ポルトガル向けの銀行融資過去最高の563億ユーロ(ECB)⇒ ユーロ売り
③「日銀、追加緩和の時期探る 基金増額、月末の公算」日経新聞電子版⇒ 円売り
クローズはドル/円が81.466円、ユーロ/ドルが1.31025ドル、ユーロ/円は106.765円。

■株価(bloomberg.co.jp)

Index 引値 前日比
日経225 9546.26 -142.19
FTSE100(英) 5723.67 -
DAX(独) 6775.26 -
NYダウ(米) 12929.59 -
S&P500(米) 1382.20 -15.88
NASDAQ(米) 3047.08 -33.42

■金利(bloomberg.co.jp)

Country 利回り 前日比
米10年債 2.05 -0.01
日本10年債 0.969 -0.025
英10年債 2.15 -
独10年債 1.73 -

■コモディティ価格

Commodities 引値 前日比
NY金(期近) 1643.90 13.80
NY原油(期近) 102.46 -0.85

■本日の指標発表(FXミュージアムより)
4/10(火)
・ 08:01 英国 3月 英王立公認不動産鑑定士協会(RICS)住宅価格指数
・ 08:15 米国 バーナンキ米連邦準備理事会(FRB)議長講演
・ 10:30 豪 3月 NAB企業景況感指数
・ 未定 日本 日銀金融政策決定会合、終了後政策金利発表
・ 14:45 スイス 3月 失業率
・ 15:00 ドイツ 2月 経常収支
15:00 ドイツ 2月 貿易収支
15:30 日本 白川方明日銀総裁定例記者会見
・ 15:45 フランス 2月 鉱工業生産指数
・ 23:00 米国 2月 卸売在庫
・ 00:30 ユーロ圏 ノボトニー・オーストリア中銀総裁講演
・ 01:30 米国 フィッシャー米ダラス連銀総裁講演
・ 01:45 米国 ロックハート米アトランタ連銀総裁講演
02:00 米国 米財務省3年債入札(320億ドル)
・ 03:30 米国 コチャラコタ米ミネアポリス連銀総裁講演

ピボットポイントなどは山内俊哉のココに注目!もご覧ください

2012年4月 9日 (月)

4/9 本日の戦略-米株式市場待ちと思われる-

こんにちは。本日から新しいチャートをリリースさせていただきました。FXチャートに慣れていただいていたお客様には大変申し訳ありません。新しいチャートの活用もぜひお願いします。最大のメリットは足の本数(最大3000本)と動作が軽くなったことです。また、本日はブログの更新が遅くなりすみません。

■変化率から見た前日の通貨の強弱
円>ポンド>NZドル>ユーロ>豪ドル>ドル
※ ">" の左側の通貨が右側の通貨より強いことを示しています。

■本日の見通し
朝方にドル/円は本邦の経常収支の黒字化等を受け81.194円まで円高が進んだものの、本邦輸入企業などのドル買いに81.544円まで上昇しましたが、欧州などがイースターマンデーで休場となり、市場参加者が少ないことや中国3月の消費者物価指数が3.6%と市場予想よりやや上振れしていたことから、中国の緩和期待が後退したことなどで、各通貨とも上値が重くなっています。米雇用統計については非農業部門雇用者数の減少が1、2月の高天候からの反動と見る向きもいるようですが、失業率が高止まりしているうえ、失業率の改善が労働参加率の低下によるため、あまりよい傾向とはいえないと思います。市場は本日の米国の株式市場待ちといったところではないでしょうか。
米雇用統計が期待外れだったことで、米の追加緩和の期待が高まった場合の反応ですが、ドル売りとなり、ドル/円でもドルが売られることになると思います。最近の動きは米長期金利に連動してドル/円相場が動いていますので、金利低下はドル売り要因として考えられます。他の通貨に対してもドル売りが主導となると思いますが、豪ドルは世界的な景気悪化観測=豪ドル売りとなっていると見られ、調整が続いていることから、米の追加緩和期待でも上昇が限られるのではないかと思います。ユーロはドルの対極にあることから、ドル安局面での戻りはあると見られますが、1.33ドルから上は上値が重く感じますので、市場がかなり追加緩和を織り込み、ドル安になった場合は1.35ドルまで近辺まで上昇するものと思います。

■EURJPY 日足(一目均衡表、MACD) EURJPY source:uedaharlowfx
ユーロ/円は3/21の高値の111.416円をつけた後に4/2に111.126円をつけて下落しています。一目均衡表(日足)の基準線となる108.528円を下に抜け、雲の上限となる106.123円にも迫っています。遅行線は日々線(ロウソク足)を下抜けていることから、このまま雲の中に張ってくると下落が続くことになります。現在、1/26の高値の102.190円がネックラインとみられることから、このレベルでは一旦下げ止まるものと思われます。

■主要通貨の短期のトレンド
USDJPY  日足一目均衡表の遅行線が日々線を下抜け
EURJPY  日足一目均衡表の雲の上限(106.030)がサポートなるか
GBPJPY  日足一目均衡表の基準線(129.997)を下抜け
AUDJPY  日足一目均衡表の雲の上限(85.313)がレジスタンス
NZDJPY  日足一目均衡表の雲の上限(66.30)がサポートなるか
CADJPY  日足一目均衡表の基準線(82.645)を下抜け
ZARJPY  日足一目均衡表の雲の上から中へ
NOKJPY  日足一目均衡表の雲の上限(14.043)がサポートなるか
MXNJPY  日足一目均衡表の雲の上限(6.183)がサポートなるか
HKDJPY  日足一目均衡表の遅行線が日々線を下抜け
SGDJPY  日足一目均衡表の基準線(65.121)を下抜け
EURUSD  日足一目均衡表の雲の下限(1.30550)がサポートなるか

■変動率からの予想レンジ 8:44→NYクローズ

Ccy 予想レンジ
USDJPY 81.09 ~ 81.97
EURJPY 106.06 ~ 107.32
GBPJPY 128.61 ~ 130.14
AUDJPY 83.34 ~ 84.47
NZDJPY 66.19 ~ 67.13
CADJPY 81.16 ~ 82.26
ZARJPY 10.24 ~ 10.42
NOKJPY 13.97 ~ 14.17
MXNJPY 6.20 ~ 6.31
HKDJPY 10.44 ~ 10.55
SGDJPY 64.26 ~ 65.01
EURUSD 1.3031 ~ 1.3145

■前日のサマリー
週末はイースター前のグッドフライデーで豪、NZなどが休場となったこともあり、手かがり難から各通貨ともにアジア時間からロンドン時間は小動きとなりました。21:30の米雇用統計発表前には期待感からドル/円が82.56円、ユーロ/円が107.84円まで上昇、ユーロ/ドルは1.3050ドルまで下落する場面が見られましたが、発表された雇用統計で非農業部門雇用者数が12.0万人増加と市場予想の20.5万人増加から大幅に下振れしていたことで、ドル/円は81.31円まで約1円、ユーロ/円は106.55円まで約1.3円の下落となる一方で、ユーロ/ドルは1.3115ドルへと約60セントの上昇となりました。その後は、債券市場も半日取引だったことで材料がなく、小幅な動きでクローズしました。

昨日の主な変動要因
①グッドフライデーで市場参加者減少
②米雇用統計-非農業部門雇用者数12.0万人⇒ ドル売り

クローズはドル/円が81.544円、ユーロ/ドルが1.30903ドル、ユーロ/円は106.755円。

■株価(bloomberg.co.jp)

Index 引値 前日比
日経225 9688.45 -79.16
FTSE100(英) 5723.67 -
DAX(独) 6775.26 -
NYダウ(米) 13060.14 -
S&P500(米) 1398.08 -
NASDAQ(米) 3080.50 -

■金利(bloomberg.co.jp)

Country 利回り 前日比
米10年債 2.05 -0.13
日本10年債 0.994 -0.010
英10年債 2.15 -
独10年債 1.73 -

■コモディティ価格

Commodities 引値 前日比
NY金(期近) 1630.10 -
NY原油(期近) 103.31 -

■本日の指標発表(FXミュージアムより)
フライデー)
4/9(月)
・ 豪、NZ、香港、ドイツ、スイス、南ア、英休場(イースターマンデー) ・ 14:00 日本 3月 景気ウオッチャー調査-現状判断DI
・ 02:00 コスタ・ポルトガル中銀総裁講演

ピボットポイントなどは山内俊哉のココに注目!もご覧ください

2012年4月 8日 (日)

4/9の週の見通し -欧米の景気悪化懸念でリスク回避継続か-

こんばんは。本日は3か月半ぶりに献血に行ってきました。あと2回で30回になりますが、今年は残念ながらあと1回しかできません。

■日、週、月、年データ Rate ※表をクリックすると拡大します。

■今週の見通し
【先週の振り返り】
月曜日に発表されたユーロ圏2月の失業率が10.8%に上昇したことからユーロ圏の景気に対する懸念が再燃し、ユーロ/ドルは1.3381ドルの高値から下落、その後もスペイン国債の入札で目標上限に届かなかったことやフランスの国債入札で調達コストが上昇したこと、中心国のドイツでは製造業受注が市場予想を下回る低調な伸びだったことや鉱工業性生産が市場予想を上回る低下を示したことなどから、4/5のNY時間には1.3035ドルまで下落、週末の米雇用統計で非農業部門雇用者数が市場予想から大幅に下回ったことで1.3115ドルまで戻したものの1.3090ドルでクローズしました。
ドル/円は4/2の日銀短観で大企業製造業が-4と市場予想よりわるかったことや中国の製造業PMIが市場予想より良かったことから83.31円まで一時上昇しましたが、ユーロ圏の失業率の悪化を嫌気したリスク回避の動きからじりじりとドルが下落して、米製造業ISMが市場予想より良い53.4となったものの4/3の東京時間序盤にはストップロスを巻き込んで81.55円まで下落しました。しかし、その後は米FOMC議事録で「成長が鈍化しなければ、追加緩和の必要はない」との内容が含まれていたことから、米長期金利が急上昇し82.99円まで上昇しましたが、翌4日にはスペイン国債入札が不調だったこともあり、市場がリスク回避に動いたことで再び82.10円まで売られ、週末には弱い米雇用統計を受けて約1円急落して81.32円をつけ81円見ドルでクローズしました。

【全体】
先週は米雇用統計で非農業部門雇用者数が12万人の増加にとどまり、米長期金利が大幅に低下しています。単月の雇用統計を受けてFRBが金融緩和の方向に動くとは思いませんが、雇用が悪化に向かうようであれば6月のFOMCでの追加緩和への期待が出てくるとみられます。ユーロ圏も失業率が10か月連続で上昇し、ユーロ導入以来最悪の10.8%に達していることや5月にはギリシャの総選挙、フランスの大統領選挙も予定されていることで、リスク回避の動きが継続しやすいものと思います。このため、リスク回避に強い通貨として「ドル」と「円」が買われやすく、「豪ドル」が売られやすくなると思います。

【ドル/円】
米雇用統計が市場予想より大幅に悪い内容となったことで、今後の米経済指標によっては金融緩和への期待が高まる可能性があります。今週はバーナンキ米FRB議長の講演(10日)、米2月貿易収支、新規失業保険申請件数(12日)、消費者物価指数、ミシガン大消費者信頼感指数(13日)が注目されますが、消費者物価指数は市場が雇用統計の悪化をみての金融緩和期待へ少し傾きかけているとみられることで材料視されないと思います。一方、日本は9-10日に日銀の金融政策決定会合が予定されていることから、現状維持が予想されるものの、海外勢の関心が高いことから、81円台では比較的底堅い動きとなる可能性があります。チャート上の週足では2/20の週に一目均衡表の雲の上に抜け出ているものの、80.73円を週の引値が下回ってくると、雲の中に入ってくることになることや遅行線が雲の下に抜けだすことから、ドル/円の下落が継続することになります。

【ユーロ】
ユーロは月曜日から木曜日まではユーロ圏の失業率の悪化を背景とした景気に対する懸念がその前の週から拡大傾向となっていたユーロ周縁国とドイツの国債のスプレッド拡大が材料視され、ユーロが対ドル、対円で下落しました。しかしながら週末の米雇用統計の悪化から、ドルが下落したことで相対的にユーロが上昇しましたが戻りの域を出ていません。今週もスペイン、イタリアなど周縁国の対ドイツ国債スプレッドの動向に関心が集まるものと思われます。10日にドイツの貿易収支、フランスの鉱工業生産指数の発表が予定されていることから、経済指標の悪化で欧州の株価画の下落となれば、周縁国とドイツとの国債スプレッドが広がることが予想されますので、ユーロが1.30ドルを割り込んでユーロ安が進むものと思われます。

【ポンド】
ポンドもユーロ圏への懸念から4/2に高値の1.60608ドルを付けて下落しています。対円でも4/2の戻り高値の133.241円をつけて下落が継続しています。英国では12日に貿易収支、13日に卸売物価指数の発表が予定されていることから、貿易収支の悪化と卸売物価指数の低下がみられるとポンドの調整が続く可能性があると思います。特に対ドルではチャート上のポイントとなる日足の一目均衡表の基準線の1.5830ドル、雲の上限の1.5817ドルに接近していることから、ここを下に抜けてくると1.5760ドル近辺まで下落してくると思われ、このサポートを下に抜けると1.5600ドル近辺がターゲットとなってくると思います。

【豪ドル・NZドル】
豪ドルは3日の豪準備銀行(RBA)の金融政策では4.25%の政策金利が据え置かれましたが、声明では「成長ペースは予想より若干低い」「生産の伸び率はこれまでの予想より低い」などとこれまでよりハト派的と見られ、5月の利下げが連想されたため、豪ドルの下落は継続し、チャート上では対ドルで日足の一目均衡表では雲の下、対円では同じく雲の中に入ってきました。米雇用当家の悪化でドルとともに下落したことからも豪ドルの弱さがうかがわれますが、今週は11日の住宅ローンと、12日の失業率、新規雇用者数の発表がカギを握りそうです。弱い経済指標が続いているだけに、指標が悪化しているようであれば豪ドルの一段の下落につながるものと思われます。一方、NZドルは3月の金融政策では政策金利を2.50%に据え置いたものの、持続的な通貨高は輸出阻害要因となるとともにインフレ抑制に効果があり「利上げの必要性を低下させる」と指摘したことで、上値が押さえられていますが、GDPなどが前年並みであることから、レンジの動きが継続すると思われます。

■今週の予想レンジ

Ccy Low(下)   High(上)
ドル/円 80.30 82.90
ユーロ/ドル 1.2930 1.3230
ユーロ/円 105.80 108.90
ポンド/円 127.30 131.20
豪ドル/円 82.40 85.60
NZドル/円 65.50 67.50
南アランド/円 10.10 10.60

■注目イベント
4/9(月)
・ 08:50 日本 2月 国際収支経常収支
08:50 日本 2月 国際収支貿易収支
・ 14:00 日本 3月 景気ウオッチャー調査-現状判断DI
・ 4/10(火)
・ 08:01 英国 3月 英王立公認不動産鑑定士協会(RICS)住宅価格指数
・ 10:30 豪 3月 NAB企業景況感指数
・ 未定 日本 日銀金融政策決定会合、終了後政策金利発表
・ 14:45 スイス 3月 失業率
・ 15:00 ドイツ 2月 経常収支
15:00 ドイツ 2月 貿易収支
・ 15:45 フランス 2月 鉱工業生産指数
・ 23:00 米国 2月 卸売在庫
4/11(水)
・ 08:01 英国 3月 英小売連合(BRC)小売売上高調査
・ 08:50 日本 2月 機械受注
・ 10:30 豪 2月 住宅ローン件数
・ 14:00 日本 金融経済月報(基本的見解)
・ 20:00 米国 MBA住宅ローン申請指数
・ 21:15 カナダ 3月 住宅着工件数
・ 21:30 米国 3月 輸入物価指数
・ 21:30 米国 3月 輸出物価指数
・ 03:00 米国 米地区連銀経済報告(ベージュブック)
・ 03:00 米国 3月 月次財政収支
4/12(木)
・ 08:50 日本 3月 マネーストックM2
・ 08:50 日本 3月 国内企業物価指数
・ 08:50 日本 3月 国内企業物価指数
・ 10:30 豪 3月 新規雇用者数
・ 10:30 豪 3月 失業率
・ 14:30 フランス 3月 消費者物価指数(CPI)
・ 15:45 フランス 2月 経常収支
・ 17:00 eur 欧州中央銀行(ECB)月報
17:30 英国 2月 貿易収支
・ 18:00 ユーロ圏 2月 鉱工業生産
・ 21:30 カナダ 2月 新築住宅価格指数
・ 21:30 カナダ 2月 貿易収支
・ 21:30 米国 2月 貿易収支
21:30 米国 3月 卸売物価指数(PPI)
・ 21:30 米国 3月 卸売物価指数(PPIコア指数、食品・エネルギー除く)
・ 21:30 米国 前週分 新規失業保険申請件数
4/13(金)
・ 08:50 日本 日銀・金融政策決定会合議事要旨
・ 15:00 ドイツ 3月 消費者物価指数(CPI、改定値)
・ 17:30 英国 3月 卸売物価指数(食品、エネルギー除くコアPPI)
21:30 米国 3月 消費者物価指数(CPI)
21:30 米国 3月 消費者物価指数(CPIコア指数)
22:55 米国 4月 ミシガン大学消費者態度指数速報値
経済指標の詳細はFXmuseumのFXカレンダーを参照してください。

2012年4月 7日 (土)

シカゴ通貨先物非商業ポジション(4/3現在)

こんにちは。花冷えですね。2,3日前は近くの田んぼでカエルの鳴き声がしていましたが、昨日はさすがに聞こえませんでした。

6日に発表された3日現在のシカゴIMMの非商業(投機)ポジションでは、ドルが173.2億ドルの買超しに増加、円は8138.5億円の売超し(ドルでは98.3億ドルの買超し)に減少、ユーロは99.4億ユーロの売超し(ドルでは131.4億ドルの買超し)に減少となりました。また、豪ドルは49.3億豪ドルの買超し(ドルでは50.9憶ドルの売超し)に減少、NZドルは5.8億NZドルの買超し(ドルでは4.3億ドルの売超し)に増加しました。

円のネットショートポジションは減少したものの6.5万コントラクトと前週とあまり変わっていません。内訳をみると円のロング(買い超し)、ショート(売り超し)がともに増加、わずかにロングが多かったことでネットでは減少したに過ぎません。この動きからは円のショートポジションの解消が進んでいなかったことが分かり、今後もポジション調整からの円高の可能性が続くことが見て取れます。81円か80円を割り込んだときにはショートポジションを巻き戻す(ドル売り)の動きが活発になると思います。
ユーロはネットでショート減少となり、内訳でもショートが10週連続と着実に減少してきています。市場にはユーロに対する懸念が出てきていますが、まだまだショートポジションが残っていることから、下落のスピードが緩やか、もしくは、底堅い動きになる可能性があります。
豪ドルはネットでロングが減少して、今週は豪ドルの下落となりました。内訳ではロングポジションが減少、ショートポジションが増加となり、下落方向を見ている非商業のポジション傾向となっています。報告日の3日は豪準備銀行が政策金利を据え置いたものの、声明ではハト派色が強くなっていたため、こうした動きにつながったものと思います。ロングポジションはまだ解消余地があるとみられるため、次週の雇用統計での内容によってはロングポジションが大幅に減少する可能性もあります。

■シカゴIMM非商業ポジション

項目 Net(ネット) Dif(増減) Long(買) Short(売) All(総取組)
JPY -65,108 2,514 14,563 79,671 94,234
EUR -79,480 9,649 39,835 119,315 159,150
GBP -8,807 2,303 29,262 38,069 67,331
CHF -14,676 420 6,615 21,291 27,906
CAD 29,487 5,750 57,291 27,804 85,095
AUD 49,319 -10,255 85,990 36,671 122,661
NZD 5,846 1,862 14,477 8,631 23,108
MXN 84,503 1,670 91,744 7,241 98,985
source:CFTC

【USD】 USD source:CFTC

ドルは13,913コントラクトのショート増加の1,084コントラクトのショートとなりました。
※ドルのポジションは円、ユーロをはじめ、メキシコペソまでを合計して算出しています。レートはFRBのメジャーカレンシーインデックスを使用しています。

【JPY】 JPY source:CFTC

円は2,514コントラクトのショート減少の65,108コントラクトのショートとなりました。

【EUR】 EUR source:CFTC

ユーロは9,649コントラクトのショート減少の79,480コントラクトのショートとなりました。

【GBP】 GBP source:CFTC

ポンドは2,303コントラクトのショート減少の8,807コントラクトのショートとなりました。

【AUD】 AUD source:CFTC

豪ドルは10,255コントラクトのロング減少の49,319コントラクトのロングとなりました。

【NZD】 NZD source:CFTC

NZドルは1,862コントラクトのロング増加の5,846コントラクトのロングとなりました。

【CAD】 CAD source:CFTC

カナダドルは5,750コントラクトのロング増加の29,487コントラクトのロングとなりました。

【CHF】 CHF source:CFTC

スイスフランは420コントラクトのショート減少の14,676コントラクトのショートとなりました。

【MXN】 MXN source:CFTC

メキシコペソは1,670コントラクトのロング増加の84,503コントラクトのロングとなりました。

2012年4月 6日 (金)

4/6 本日の戦略-市場参加者が少ない中での米雇用統計発表-

おはようございます。ギリシャで年金受給者の自殺をきっかけとして、緊縮財政下での政府への国民の不満が高まっているようです。今月か来月には総選挙が予定されていますが、政権が代わってもユーロ圏から支援を受けるためには緊縮財政が続くことになります。日本も対岸の火事ではないことを認識しなければなりませんね。

■変化率から見た前日の通貨の強弱
円>豪ドル>NZドル>ドル>ポンド>ユーロ
※ ">" の左側の通貨が右側の通貨より強いことを示しています。

■本日の見通し
昨日もユーロ圏への懸念が再燃しスペインの10年債利回りが一時5.844%と昨年12/14以来の水準まで上昇したことで、ユーロが主要通貨に対して売られました。また、IMFが「スペインは厳しい試練に直面、EUの目標達成で苦戦」とのコメントをしたこともあり、中国の景気減速懸念⇒豪ドル売りから、ユーロ売りに市場のメインテーマが変わりつつあるのかもしれません。市場がユーロを売りたがっているのは、昨日のユーロ/スイスフランが介入ラインの1ユーロ=1.20スイスフランを割り込み1.1995スイスフランまで下落したことからも伺えそうです。本日はグッドフライデーで欧州をはじめとして香港、シンガポールも休場となっているため、スイス中銀は「1.20スイスフランを超える(この場合は数字が小さくなること)フラン高を容認しない」「無制限に外貨を購入する用意がある」と発言し、1.20を超える水準へと押し戻しているものの、スイス中銀の動きには引き続き注目で、1.20スイスフランを割り込んでいった場合には、主要通貨でもユーロ売りが進むと思います。

上記にも書きましたが、本日はグッドフライデー休場となる欧州をはじめとして休場となる国が多いです。こうした中で米国の雇用統計が発表されるわけですが、米国も株式市場が休場、債券市場も半休となるため、市場参加者が少ないことが予想され、発表直後は大きく相場が動く可能性があります。雇用統計の予想中心値は失業率が8.3%、非農業部門雇用者数が20.5万人となっています。昨日のカナダの雇用統計、これまでの米新規失業保険申請件数、相関性は高くないものの、確りしていたADP雇用調査から鑑みるに、非農業部門雇用者数は18万~22万人前後かと個人的には予想しています。市場予想から大きくずれた場合には、市場参加者が少ないこともあり、通常より大きな動きになると思います。ただ、ドル/円の83円以上は売りオーダーが溜まっていると見られることや、カナダの雇用統計を受けて若干市場の期待は上振れのほうに寄っていると見られるため、内容が良くても83円には届かないか届いても一瞬ではないかと思います。むしろ下振れリスクに注意ではないでしょうか。

一方、豪ドルは昨日は主要通貨が下落する中で上昇しました。2/29の1.08550ドルの高値から既に売られていたことや中国株価が反発したこと、中国の貸出金利または預金準備率の引き下げの可能性があることなどから反発につながったものと思います。ただ、さらに欧州に対する懸念が継続し、欧米や中国の株価の調整が続けば豪ドルの下落が継続することになりそうです。チャート上でも対ドルは一目均衡表(日足)の雲の下に抜け出ていますし、対円では一目均衡表(日足)の雲の中に入ってきています。

■USDJPY 日足(一目均衡表、MACD) USDJPY source:uedaharlowfx
ドル/円は3/15に84.170円の高値をつけてからだらだらと下落し、昨日は一目均衡表(日足)の基準線を小幅ながら下抜けました。本日はこの基準線の82.375円がレジスタンスとなり、遅行線が日々線(ロウソク足)に接近してきていることから、これを下抜ける(たぶん来週)と、ドル円の下落が続く可能性があります。今回の下げでのサポートとみられる水準は2/1の安値の76.020円と3/15の高値の84.170円を100%としたフィボナッチ38.2%押しの80.972円近辺から50%押しの80.029円近辺と思われます。

■主要通貨の短期のトレンド
USDJPY  日足一目均衡表の基準線(82.375)下抜け
EURJPY  日足一目均衡表の基準線(108.528)がレジスタンス
GBPJPY  21日移動平均線(131.215)がレジスタンス
AUDJPY  日足一目均衡表の雲上限(85.163)がレジスタンス
NZDJPY  21日移動平均線(67.782)がレジスタンス
CADJPY  21日移動平均線(83.353)がレジスタンス
ZARJPY  日足一目均衡表の雲上限(10.065)がサポートとなるか
NOKJPY  日足一目均衡表の雲上限(14.040)がサポートとなるか
MXNJPY  日足一目均衡表の基準線(6.385)がレジスタンス
HKDJPY  21日移動平均線(10.632)がレジスタンス
SGDJPY  21日移動平均線(65.737)がレジスタンス
EURUSD  日足一目均衡表の雲下限(1.30550)がサポートとなるか

■変動率からの予想レンジ 08:04→NYクローズ

Ccy 予想レンジ
USDJPY 81.93 ~ 82.78
EURJPY 106.92 ~ 108.18
GBPJPY 129.53 ~ 131.05
AUDJPY 84.15 ~ 85.27
NZDJPY 66.69 ~ 67.64
CADJPY 82.33 ~ 83.41
ZARJPY 10.38 ~ 10.56
NOKJPY 14.07 ~ 14.28
MXNJPY 6.31 ~ 6.41
HKDJPY 10.53 ~ 10.64
SGDJPY 64.96 ~ 65.70
EURUSD 1.3004 ~ 1.3117

■前日のサマリー
昨日の東京時間は日経225平均株価が下落して始まったことから82円台ミドル手前から上値の重い展開となり、中国の上海総合指数が上昇したものの、ドル/円の支援材料にはならず、ロンドン時間にはスペイン10年債利回りが上昇する中で、リスク回避の動きも加わり81.841円まで下落しましたが、チャレンジャー社発表の人員削減数が減少していたことやカナダの雇用統計の改善が見られたことなどから反発、NYダウが徐々に下げ幅を縮小したことからドル買いとなり、82.423円まで戻し82円台前半でクローズしました。
ユーロは朝方の中国PMIの改善を受けて1.31ドル台前半で底堅く推移したものの、ロンドン時間に入るとスペイン10年債利回りが一時5.84%、イタリア10年債利回りも一時5.54%へと上昇し、ドイツ10年債利回りとのスプレッドが拡大したことや発表された独2月の鉱工業生産が前月比-1.3%と市場予想より悪化していたことなどを受け、ストップロスを巻き込んで、NY時間序盤には1.30345ドルまで下落しました。その後は欧州の株価がプラス圏を回復したことなどでユーロを買い戻す動きが出て、1.30737ドルまで戻し1.30ドル台後半でクローズしました。ユーロ/円も同様に108.35円近辺からNY序盤には106.894円まで下落して107円台後半まで戻してクローズしました。

昨日の主な変動要因
①中国株価反発⇒ 豪ドル買い、ドル売り(リスク・オン)
②スペイン10年債利回り上昇⇒ ユーロ売り
③英製造業生産高指数前月比-1.0%(予想0.1%)⇒ ポンド売り
④独鉱工業生産前月比-1.3%(予想-0.5%)⇒ ユーロ売り
⑤米新規失業保険申請件数35.7万件(予想35.5万件)⇒ ドル小幅買い
⑥NYダウ、安値から徐々に回復⇒ ドル売り、円売り(クロス円買い)
クローズはドル/円が82.347円、ユーロ/ドルが1.30630ドル、ユーロ/円は107.594円。

■株価(bloomberg.co.jp)

Index 引値 前日比
日経225 9767.61 -52.38
FTSE100(英) 5723.67 19.90
DAX(独) 6775.26 -8.80
NYダウ(米) 13060.14 -14.61
S&P500(米) 1398.08 -0.88
NASDAQ(米) 3080.50 12.41

■金利(bloomberg.co.jp)

Country 利回り 前日比
米10年債 2.18 -0.04
日本10年債 1.004 -0.024
英10年債 2.15 -0.06
独10年債 1.73 -0.05

■コモディティ価格

Commodities 引値 前日比
NY金(期近) 1630.10 16.00
NY原油(期近) 103.31 1.84

■本日の指標発表(FXミュージアムより)
4/6(金)
・ 00:00 豪、NZ、香港、シンガポール、ドイツ、スイス、南ア、英、カナダ休場(グッドフライデー)
・ 00:00 米株式市場休場、債券市場半日取引
・ 14:00 日本 2月 景気一致指数(CI)速報値
・ 14:00 日本 2月 景気先行指数(CI)速報値
・ 15:45 フランス 2月 財政収支
・ 15:45 フランス 2月 貿易収支
21:30 米国 3月 非農業部門雇用者数変化
21:30 米国 3月 失業率
・ 04:00 米国 2月 消費者信用残高

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2012年4月 5日 (木)

4/5 本日の戦略-イースター休暇前でポジション調整主導か-

おはようございます。あまり実感はないのですが、そろそろお花見の季節ですね。この週末に出かけられる方も多いのではないでしょうか。昨年は行っていないので、今年は近場でもいいので行きたいですね。

■変化率から見た前日の通貨の強弱
円>ドル>ポンド>NZドル>豪ドル>ユーロ
※ ">" の左側の通貨が右側の通貨より強いことを示しています。

■本日の見通し
昨日はスペインの国債入札が不調となったことやドラギECB総裁が「景気見通しの下振れリスクが残る」と発言したことから、主要通貨に対してユーロが下落し、アジアや欧米の株価が下落したこともあり、リスク回避の「円買い」と「ドル買い」の動きとなっています。昨年も4月にドル/円は天井をつけ、ユーロ/ドルも5月に天井をつけて下落した経緯があり、市場心理としては目先は下落を見ているのではないかと思われ、欧米ではイースター前ということもあり、引き続きポジションの調整が出やすくなっているのではないかと思います。このため、ドル/円、クロス円は頭の重い展開となると思いますし、ユーロも頭が重くなると思っています。注目は21:30の米新規失業保険申請件数(内容が良ければドル買い、悪ければドル売り)。

原油価格は指標となるWTIが昨日1バーレル=101.47ドルまで下落してきています。原油価格がこのまま下落を続けて100ドルを割り込んでくると米国の景況感もよくなると思いますし、個人消費にも寄与すると思われます。また、中国の景気減速懸念から週末にかけて中国政府が貸出金利の引き下げや預金準備率の引き下げを実施してくる可能性もあり、こうした動きが出れば、豪ドルには一時的にプラスの効果となると思います。豪ドルも昨日書きましたフィボナッチ50%を達成していることで、豪ドル買いのポジション調整も進んでいると見られることから、多少の反発の可能性はありそうです。

一方、ポンドは昨日のリスク回避局面でも下落幅が小さく、リスク選好局面では素直に上昇するという動きが続いています。本日は17:30に鉱工業生産指数、製造業生産指数の発表が予定されています。事前予想では鉱工業生産が前月比で+0.4%となっていることから、予想通りであればポンド買いにつながると思います。また、20:00には中央銀行(BOE)の金融委員会で政策金利の発表が予定されています。本日の会合での政策金利および資産買い入れプログラムの変更は予定されていないと思われますので、特にBOEからの声明も発表されないと思います。このため、市場のリスク回避が続いても底堅く推移し、リスク回避が後退すれば上昇すると思います。

■NZDUSD 日足(一目均衡表、MACD) NZDUSD source:uedaharlowfx
NZドル/米ドルは一目均衡表(日足)の基準線と3/22の安値の0.80572ドルの間でレンジの動きが継続しているようです。雲の中での推移でもあることから方向感が出にくい状況とみられます。MACDは一度トリガーを下から上抜け(ゴールデンクロス)しましたが、本日の引値次第では再び上から下に抜け(デッドクロス)します。一目均衡表(日足)の基準線も下がってきていることから、レンジの下限の0.80572ドルを下抜けた場合は雲の下限の0.79400ドルを目指すのではないかと思います。

■主要通貨の短期のトレンド
USDJPY  21日移動平均線(82.736)レジスタンス
EURJPY  21日移動平均線(109.345)下抜け
GBPJPY  21日移動平均線(131.086)下抜け
AUDJPY  日足一目均衡表の雲の上から中へ
NZDJPY  21日移動平均線(67.733)レジスタンス
CADJPY  21日移動平均線(83.274)レジスタンス
ZARJPY  5日移動平均線(10.801)レジスタンス
NOKJPY  21日移動平均線(14.429)レジスタンス
MXNJPY  21日移動平均線(6.461)レジスタンス
HKDJPY  21日移動平均線(10.624)レジスタンス
SGDJPY  21日移動平均線(65.693)下抜け
EURUSD  21日移動平均線下抜け、日足一目均衡表の雲の上から中へ

■変動率からの予想レンジ 08:17→NYクローズ

Ccy 予想レンジ
USDJPY 82.00 ~ 82.87
EURJPY 107.62 ~ 108.93
GBPJPY 130.11 ~ 131.69
AUDJPY 83.91 ~ 85.08
NZDJPY 66.61 ~ 67.60
CADJPY 82.10 ~ 83.20
ZARJPY 10.40 ~ 10.58
NOKJPY 14.19 ~ 14.41
MXNJPY 6.36 ~ 6.47
HKDJPY 10.53 ~ 10.65
SGDJPY 65.04 ~ 65.82
EURUSD 1.3080 ~ 1.3194

■前日のサマリー
昨日の東京時間は豪の貿易収支が予想外の赤字となったことで、発表直後から豪ドルが下落する展開となり、全般的にリスク回避の動きとなったことで、ドル/円は仲値近辺でつけた高値の82.928円~ロンドン時間には82.101円まで下落しました。NY時間に入ると発表された米ADP雇用調査で20.9万人増と市場予想の20.6万人を上回ったことやロンドンフィキシングでドル買い(円に対して)が持ち込まれたことから82.673円まで上昇しましたが、NYダウが前日比124.80の下落となったことから、上値が重く82円台前半でクローズしました。
ユーロは豪の貿易赤字を受けたリスク回避でユーロ/ドルが1.32373ドル、ユーロ/円が109.690円~下落、ロンドン時間にはスペイン国債の入札が目標上限に届かない25.9億ユーロに留まったことやドイツの製造業受注指数が前月比で+0.3%に留まり、予想の+1.5%から大幅に悪化していたこともあり、NY時間序盤にはユーロ/ドルが1.31068ドル、ユーロ/円が107.898円まで下落しました。その後は、やや戻してユーロ/ドルが1.31ドル台ミドル、ユーロ/円が108円台前半でのクローズとなりました。
予想外の貿易赤字となった豪ドルは対ドルで1.3081ドルから1.02673ドル、対円で85.412円から84.977円まで下落しました。その後もリスク回避のドル買い、円買いが続く中でロンドン時間には対ドルで1.02437ドル、対円で84.209円まで下落しましたが、クローズにかけてはそれそれ1.2080ドル近辺、84.80円近辺まで戻しました。

昨日の主な変動要因
①豪貿易収支4.8億豪ドルの赤字⇒ 豪ドル売り
②スペイン国債入札目標上限に届かず⇒ ユーロ売り
③米ADP雇用調査20.9万人増(予想20.6万人増)⇒ ドル買い
④ドラギECB総裁「景気見通しへの下振れリスク残る」⇒ ユーロ売り
⑤ロンドンフィキシングでドル/円のまとまった買い⇒ ドル買い
クローズはドル/円が82.776円、ユーロ/ドルが1.32299ドル、ユーロ/円は109.531円。

■株価(bloomberg.co.jp)

Index 引値 前日比
日経225 9819.99 -230.40
FTSE100(英) 5703.77 -134.57
DAX(独) 6784.06 -198.22
NYダウ(米) 13074.75 -124.80
S&P500(米) 1398.96 -14.42
NASDAQ(米) 3068.09 -45.48

■金利(bloomberg.co.jp)

Country 利回り 前日比
米10年債 2.22 -0.08
日本10年債 1.028 -0.004
英10年債 2.21 0.04
独10年債 1.79 -0.02

■コモディティ価格

Commodities 引値 前日比
NY金(期近) 1614.10 -57.90
NY原油(期近) 101.47 -2.54

■本日の指標発表(FXミュージアムより)
4/5(木)
・ 16:15 スイス 3月 消費者物価指数(CPI)
・ 17:30 英国 2月 鉱工業生産指数
・ 17:30 英国 2月 製造業生産指数
・ 19:00 ドイツ 2月 鉱工業生産
20:00 英国 イングランド銀行(BOE)金利発表
・ 20:30 米国 3月 チャレンジャー人員削減数
・ 21:30 カナダ 2月 住宅建設許可件数
・ 21:30 カナダ 3月 失業率
・ 21:30 カナダ 3月 新規雇用者数
・ 21:30 米国 前週分 新規失業保険申請件数
・ 22:10 米国 ブラード米セントルイス連銀総裁講演
・ 23:00 カナダ 3月 Ivey購買部協会指数

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2012年4月 4日 (水)

4/4 本日の戦略-足元では本日のADP雇用調査に注目-

おはようございます。昨日はいつもより早めに会社を出させてもらいました。やはり電車は人が多く、朝のラッシュ以上の混雑はすごかったです。こういう状況でも運行を継続している鉄道などに携わる方はさぞ大変だと思います。

■変化率から見た前日の通貨の強弱
ドル>NZドル>ユーロ>ポンド>豪ドル>円
※ ">" の左側の通貨が右側の通貨より強いことを示しています。

■本日の見通し
本日はECB理事会が開催されます。従来は木曜日となりますが、今週は週末にイースターを控えていることで、1日前倒しで発表されます。事前の市場予想では政策金利が1.00%据置、景気判断については慎重な見通しが大半を占めています。その後のドラギECB総裁の発言でも、2月末に実施した2回目の3年物資金供給オペの効果を見極めたいとの姿勢や消費者物価指数が前年比で2.6%となっていて、ユーロ圏は明確なインフレターゲットは設定していないものの、2.0%を超えていることから、利下げを示唆する発言はないと思いますので、特に波乱はないものと思います。むしろ、雇用統計の前哨戦となる民間給与計算会社ADPの雇用調査の数値(予想は20.6万人増加)に注目したいと思います。市場予想よりよい内容であればドル買いになると思います。

昨日の米FOMCを受けてドルが上昇したことで、ユーロ/ドルやポンド/ドル、豪ドル/米ドルなどのドルストレート通貨は下落しました。ユーロ/ドルは一目均衡表(日足)の雲の中へ入り、豪ドル/米ドルは一目均衡表(日足)の雲の下に抜け出ました。特に豪ドルは、昨日の豪準備銀行(RBA)での声明を受け、5月の利下げ期待が高まってきていることもあり売られやすくなっています(今回の利下げ予想は見事外れてしまいました)。一方、ポンドは今回の下落も調整の域を出ていませんので、一目均衡表(日足)の基準線あたりまでの調整に留まるものと思います。基準線は1.583090ドルです。

今週は相場に影響を与える材料が多い週ですが、市場は週末の米雇用統計を待っていると思います。米FOMC議事録を受けて、これまでのバーナンキ米FRB議長のハト派発言が市場では修正されたと見られますので、イースター前のグッドフライデーに重なりますが、週末の米の失業率は注目されると思います。それまでは個々の材料に反応するとみられるものの、新たにトレンドが発生する可能性は低いと思います。

■AUDUSD 日足(一目均衡表、MACD) AUDUSD source:uedaharlowfx
豪ドル/米ドルは昨日の下落で引値でも一目均衡表(日足)の雲の下に抜け出ました。遅行線も雲の中に入ってきていることから、下落が継続する可能性が高いと見られます。昨年11/23の安値の0.96640ドルと2/29の高値の1.08550を100%としたフィボナッチ50%押しの1.02612ドルを下抜けると61.8%押しとなる1.01214ドル近辺まで下落する可能性があります。ただ、MACDはデッドクロスしてから1カ月以上経過していることや0(ゼロ)を下回っていることで反転時期がそう遠くないことを示していると思います。

■主要通貨の短期のトレンド
USDJPY  5日移動平均線(82.596)を上抜け
EURJPY  21日移動平均線(109.235)がサポートとなるか
GBPJPY  21日移動平均線(130.902)がサポート
AUDJPY  5日移動平均線(85.686)がレジスタンス
NZDJPY  日足一目均衡表の基準線(67.202)がサポート
CADJPY  5日移動平均線(83.010)を上抜け
ZARJPY  5日移動平均線(10.701)がレジスタンス
NOKJPY  日足一目均衡表の基準線(14.379)がサポート
MXNJPY  5日移動平均線(6.422)を上抜け
HKDJPY  5日移動平均線(10.604)を上抜け
SGDJPY  5日移動平均線(65.711)を上抜け
EURUSD  日足一目均衡表の雲の上限(1.32190)がサポートとなるか

■変動率からの予想レンジ 08:07→NYクローズ

Ccy 予想レンジ
USDJPY 82.34 ~ 83.21
EURJPY 108.85 ~ 110.13
GBPJPY 130.87 ~ 132.46
AUDJPY 84.80 ~ 85.97
NZDJPY 67.22 ~ 68.22
CADJPY 82.90 ~ 84.02
ZARJPY 10.56 ~ 10.74
NOKJPY 14.32 ~ 14.54
MXNJPY 6.39 ~ 6.50
HKDJPY 10.58 ~ 10.70
SGDJPY 65.53 ~ 66.31
EURUSD 1.3174 ~ 1.3286

■前日のサマリー
市場の手かがりが少ない中、豪の建設許可件数が悪化を示していたことで頭の重い展開が続き、13:30に金融政策発表では政策金利が4.25%と市場の予想通りとなったものの、声明では「生産の伸びのペースは従来の予想を若干下回っているものの、更なる金融緩和を検討する前に、インフレ見通しを再評価するために今後発表される重要な物価関連指標を見ることが適切」と前回と比べ、慎重な見方に修正され、利下げに向けての進んだと市場が捉えたことから、豪ドル/円は85.75円近辺から85.125円、豪ドル/米ドルは1.0460ドル近辺から1.03948ドルまで下落しました。NY時間にはいり、米FOMC議事録で「成長が減速しなければ、追加緩和の必要はない」との内容だったことからドルが買われたため、豪ドル/米ドルが1.03004ドルまで下落、豪ドル/円はドル/円の上昇に相殺されたものの、84.971円まで下落しました。ただ、クローズにかけては小幅戻しています。
ドル/円は朝方に81.60-80円にあったストップロスをつけに行く動きで、81.555ドルまでドルが売られましたが、さらにドルを売る材料が出てこなかったことなどから82円を挟んでの動きとなりました。NY時間に入り、米自動車販売が好調だったことから82.401円まで買われる場面も見られましたが、米製造業新規受注が前月比1.3%と市場予想より悪かったことで82.05円近辺までじりじりと下落しました。3時に米FOMC議事録が公表されると、「成長が減速しなければ、追加緩和の必要はない」と内容に反応し、ドルが主要通貨に対して買われ、ドル/円は82.985円まで上昇、そのまま82円台後半でクローズしています。
ユーロは1.33ドル台ミドルを挟んでの動きとなっていましたが、ロンドン時間に入り、ユーロ圏生産者物価指数が前年比3.6%となっていたことから1.3368ドルまで上昇したものの、ポルトガルの債務懸念のダウ・ジョーンズの記事を受け1.3300ドルまで下落しました。NY時間にはユーロ共同債をメルケル独首相が拒否したことで上値が重くなり、米FOMCでのタカ派的な内容を受け、ドル買いとなったことからユーロ/ドルは1.32131ドルまで下落して、1.32ドル台前半でクローズしました。

昨日の主な変動要因
①豪準備銀行(RBA)声明「インフレ見通しを再評価するために今後発表される重要な物価関連指標を見ることが適切」⇒ 豪ドル売り
②ダウ・ジョーンズ報道「ポルトガルの債務懸念」⇒ ユーロ売り
③FOMC議事録「成長が減速しなければ、追加緩和の必要はない」⇒ ドル買い
クローズはドル/円が82.776円、ユーロ/ドルが1.32299ドル、ユーロ/円は109.531円。

■株価(bloomberg.co.jp)

Index 引値 前日比
日経225 10050.39 -59.48
FTSE100(英) 5838.34 -36.55
DAX(独) 6982.28 -74.37
NYダウ(米) 13199.55 -64.94
S&P500(米) 1413.38 -5.66
NASDAQ(米) 3113.57 -6.13

■金利(bloomberg.co.jp)

Country 利回り 前日比
米10年債 2.30 0.12
日本10年債 1.032 0.019
英10年債 2.17 -0.05
独10年債 1.80 0.00

■コモディティ価格

Commodities 引値 前日比
NY金(期近) 1672.00 -7.70
NY原油(期近) 104.01 -1.22

■本日の指標発表(FXミュージアムより)
4/4(水)
・ 10:30 豪 2月 貿易収支
・ 17:00 ユーロ圏 3月 サービス部門購買担当者景気指数(PMI)改定値
・ 17:30 英国 3月 サービス部門購買担当者景気指数(PMI)
・ 18:00 ユーロ圏 2月 小売売上高
・ 19:00 ドイツ 2月 製造業新規受注
・ 20:00 米国 MBA住宅ローン申請指数
20:45 ユーロ圏 欧州中央銀行(ECB)政策金利
21:15 米国 3月 ADP雇用統計
21:30 ユーロ圏 ドラギECB総裁記者会見
・ 22:00 米国 ガイトナー米財務長官講演
23:00 米国 3月 ISM非製造業景況指数(総合)
・ 00:00 米国 ウィリアムズ米サンフランシスコ連銀総裁講演

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2012年4月 3日 (火)

4/3 本日の戦略-個人的には豪の0.25%利下げを予想-

おはようございます。今日は春の嵐の予報が出ています。昨年の震災以降での報道は危険を事前に伝えるという目的に変わっていることで、教訓が生かされているということではいい傾向ではないかと思います。

■変化率から見た前日の通貨の強弱
円>豪ドル>NZドル>ポンド>ドル>ユーロ
※ ">" の左側の通貨が右側の通貨より強いことを示しています。

■本日の見通し
本日は豪準備銀行(RBA)の金融政策の発表が予定されています。市場予想の大半はキャッシュ・ターゲット(政策金利)を4.25%で据え置くことを予想していて、声明でもインフレ見通しの悪化が生じた場合には利下げを行うという従来のスタンスに変更がないとの見方が強いようです。個人的には先月の対中貿易収支の悪化(鉄鉱石や石炭などの輸出減)、雇用の悪化(新規雇用者数の減少)など足元での経済指標の悪化などから0.25%の利下げの可能性があると思っています。仮に利下げを行わなかったとしても声明ではハト派的な内容になると見ていることから、豪ドルにはネガティブな状況が続くと思います。

ドル円は、昨日の下落の要因として、米10年債利回りの低下が上げられます。また、先週金曜日に発表されたシカゴ通貨先物の非商業ポジションでは円ロングが積み上がっていたことから、ポジション調整が出やすい環境にあるものとも思われます。本日も朝方にストップロスをつけて81.555円まで下落しているため、ロンドン市場では再びドルの下値を試す可能性があります。チャート上では一目均衡表(日足)の基準線を下抜けたため、81円が維持できなければ3/7の安値の80.580円が目標になると思います。

ユーロは昨日、ECBのメルシュ氏が「債務危機対応の道のり長い」と発言していることや格付け機関S&Pのチェンバース氏が「欧州はまだ危機を脱していない、欧州の債務危機は財政よりも国際収支の危機」と発言しています。発表された失業率を見ても10.8%へ悪化していることやスペインの失業率が23.6%となっていることなども今後の財政緊縮への重しとなることが考えられます。ユーロ周縁国とドイツの国債利回りのスプレッドは目立った動きはないものの、ドルの弱含みに対して、ユーロが積極的に買われる地合いではないと思います。昨日も書きましたが、1.35ドル手前あたりが上値の目処と思います。

■GBPUSD 日足(一目均衡表、MACD) GBPUSD source:uedaharlowfx
ポンド/ドルは2/29の高値の1.59910ドルを上に抜け上昇を続けています。MACDではまだ上昇余地があるように見えますし、一目均衡表(日足)でも転換線が基準線の上に位置していることや実勢レートが雲の上にあること、遅行線がロウソク足の上にあることと三役好転の状態となっています。このため、4/2の高値を更新するようであれば、2011/10/31の高値の1.61630ドル近辺まで上昇すると思われます。

■主要通貨の短期のトレンド
USDJPY  21日移動平均線(82.602)を下抜け
EURJPY  21日移動平均線(109.150)がサポートなるか
GBPJPY  5日移動平均線(131.997)を下抜け
AUDJPY  21日移動平均線(86.758)がレジスタンス
NZDJPY  21日移動平均線(67.621)を下抜け
CADJPY  21日移動平均線(83.103)を下抜け
ZARJPY  21日移動平均線(10.809)がレジスタンス
NOKJPY  21日移動平均線(14.424)がサポートなるか
MXNJPY  21日移動平均線(6.444)がレジスタンス
HKDJPY  21日移動平均線(10.607)を下抜け
SGDJPY  21日移動平均線(65.568)を下抜け
EURUSD  5日移動平均線(1.33162)がサポートなるか

■変動率からの予想レンジ 08:37→NYクローズ

Ccy 予想レンジ
USDJPY 81.63 ~ 82.47
EURJPY 108.63 ~ 109.91
GBPJPY 130.65 ~ 132.23
AUDJPY 84.79 ~ 85.95
NZDJPY 66.98 ~ 67.98
CADJPY 82.23 ~ 83.31
ZARJPY 10.59 ~ 10.77
NOKJPY 14.32 ~ 14.53
MXNJPY 6.35 ~ 6.46
HKDJPY 10.49 ~ 10.60
SGDJPY 65.06 ~ 65.81
EURUSD 1.3260 ~ 1.3372

■前日のサマリー
ドル/円は日曜日に発表された中国の製造業PMIが予想より上振れしていたことから、82.950円でオープン、発表された日銀短観の大企業製造業が市場予想より悪かったことから、83.294円まで上昇しましたが、83円台でのドル売りが厚くじりじりと下落、ユーロ圏の失業率が過去最悪となったことや米10年債利回りが2.16%に低下したことなどで円買いとなり、NY時間には81.879円まで一時下落しました。米製造業ISMが市場y層より上振れしたkとやNYダウが上昇したものの、この日は円売りには反応しませんでした。
ユーロは朝方に日銀短観を受けての円売りや中国の製造業PMIの結果を受けてユーロ/ドルは1.33755ドルまで上昇したものの、さらに買い上がる材料がなく1.33ドル台前半まで下落しました。ロンドン時間には欧州勢がユーロ買いで参入したこともあり、再び1.33793ドルまで上昇する場面が見られましたが、ユーロ圏の失業率が悪化していたことが嫌気され、欧州の株価がマイナス圏での推移となったことでNY時間には1.32774ドルまで下落しました。その後は、米製造業ISMが良かったことやNYダウが上昇したことで、1.33ドル台前半に戻してクローズしました。
昨日ポンドは強い英製造業PMI(52.1)を受け、対ドルで1.60608ドル、対円で133.181円(昨日の高値は133.241円)まで上昇しましたが、ロンドン・NY時間帯にはユーロへの懸念からユーロが売られたこともあり、対円では131.180円まで下落しましたが、対ドルでは1.60ドル台で底堅く推移しました。

昨日の主な変動要因
①中国製造業PMI53.1(予想50.5)⇒ ドル買い、クロス円買い
②日銀短観大企業製造業-4(予想-1)⇒ 円売り
③英製造業PMI52.1(予想50.7)⇒ ポンド買い ④ユーロ圏失業率10.8%(10.8%)⇒ ユーロ売り
⑤米製造業ISM53.4(予想53.0) ⇒ドル買い
⑥米債上昇(利回り低下) ⇒ドル売り、クロス円売り
クローズはドル/円が82.046円、ユーロ/ドルが1.33167ドル、ユーロ/円は109.305円。

■株価(bloomberg.co.jp)

Index 引値 前日比
日経225 10109.87 26.31
FTSE100(英) 5874.89 106.44
DAX(独) 7056.65 109.82
NYダウ(米) 13264.49 52.45
S&P500(米) 1419.04 10.57
NASDAQ(米) 3119.70 28.13

■金利(bloomberg.co.jp)

Country 利回り 前日比
米10年債 2.18 -0.03
日本10年債 1.013 0.024
英10年債 2.22 0.02
独10年債 1.80 0.01

■コモディティ価格

Commodities 引値 前日比
NY金(期近) 1679.70 7.80
NY原油(期近) 105.23 2.21

■本日の指標発表(FXミュージアムより)
4/3(火)
・ 08:50 日本 3月 マネタリーベース
・ 10:30 日本 2月 毎月勤労統計調査-現金給与総額
10:30 豪 2月小売売上高
13:30 豪 準備銀行(RBA)政策金利発表
・ 18:00 ユーロ圏 2月卸売物価指数(PPI)
・ 23:00 米国 2月 製造業新規受注
03:00 米国 米連邦公開市場委員会(FOMC)議事要旨
・ 05:05 米国 ウィリアムズ米サンフランシスコ連銀総裁講演

ピボットポイントなどは山内俊哉のココに注目!もご覧ください

2012年4月 2日 (月)

4/2 本日の戦略-中国製造業PMI上振れでリスク先行か-

おはようございます。日本では本日から新年度入りしますね。しばらくは新社会人たちの通勤風景などいつもの情景が見られそうです。

■変化率から見た前日の通貨の強弱
ポンド>ユーロ>NZドル>ドル>豪ドル>円
※ ">" の左側の通貨が右側の通貨より強いことを示しています。

■本日の見通し
昨日発表された中国製造業PMIが市場予想用50.5を上回る53.1となったことから、中国の景気減速懸念が後退し、リスク選好ムードとなったことで、ドル/円は82.950円、ユーロ/円110.801円、ポンド/円132.803円、豪ドル/円86.621円と窓を開けてスタート、特に中国材料で売られていた豪ドル/円は約0.8円近く上昇してのオープンとなりました。本日は仏(確報)、イタリア、ドイツ(確報)、ユーロ圏(確報)の製造業PMI、英国の製造業PMI、米供給管理協会(ISM)製造業景気指数と、景況感調査が相次いで発表されます。ユーロ圏では速報からの修正の可能性は低いと思われますが、英国は前回より若干悪い内容が予想されていますので、50を仮に下回ってくるようだと、堅調な動きをしてきたポンドの上値が重くなる可能性があります。

一方、明日に豪準備銀行(RBA)から政策金利の発表予定されている豪ドルは、本日朝方こそ、中国の製造業PMIの結果を受けて上昇していますが、利下げ観測がくすぶっていることもあり、上昇には限りがあるものと思われます。本日は10時30分に建設許可の発表がありますので、これが下振れするようであれば、豪ドルは売られやすいものと思います。なお、今週から豪は標準時間に戻っていますのでは、各指標の発表時間は1時間遅くなりますのでご注意を。

その他の通貨は、日経225平均株価や上海総合株価指数が上昇した場合には、リスク回避の動きから円とドルが売られる可能性が高いと思います。このため、クロス円が全般的には上昇しやすく、懸念が少ないユーロやポンドが買われやすい流れは継続すると思います。

■EURUSD 日足(一目均衡表、MACD) EURUSD source:uedaharlowfx
ユーロ/ドルは3/16に日足一目均衡表の雲を上抜けして以来、雲と転換線にサポートされています。遅行線も現在は日々線(ロウソク足)の下に位置しているものの、雲ではサポートされています。このため、底堅く推移する可能性が高く、遅行線が日々線を順調にいけば数日で上に抜けることから、3/27の高値の1.33841円を上に抜けた場合には、2/24の高値の1.3485ドルを上に抜いていく可能性が高まります。

■主要通貨の短期のトレンド
USDJPY  5日移動平均線(82.821)を上抜け
EURJPY  5日移動平均線(110.369)を上抜け
GBPJPY  5日移動平均線(132.145)を上抜け
AUDJPY  5日移動平均線(86.319)がレジスタンス
NZDJPY  21日移動平均線(67.633)が上抜け
CADJPY  5日移動平均線(83.166)がレジスタンス
ZARJPY  21日移動平均線(10.817)がレジスタンス
NOKJPY  5日移動平均線(14.469)を上抜け
MXNJPY  5日移動平均線(6.453)がレジスタンス
HKDJPY  5日移動平均線(10.632)を上抜け
SGDJPY  5日移動平均線(65.818)を上抜け
EURUSD  5日移動平均線(1.32239)を上抜け

■変動率からの予想レンジ 07:23→NYクローズ

Ccy 予想レンジ
USDJPY 82.47 ~ 83.27
EURJPY 109.92 ~ 111.14
GBPJPY 131.89 ~ 133.43
AUDJPY 85.10 ~ 86.23
NZDJPY 67.28 ~ 68.27
CADJPY 82.43 ~ 83.49
ZARJPY 10.70 ~ 10.88
NOKJPY 14.44 ~ 14.65
MXNJPY 6.40 ~ 6.51
HKDJPY 10.61 ~ 10.72
SGDJPY 65.50 ~ 66.22
EURUSD 1.3287 ~ 1.3399

■前日のサマリー
ドル/円は本邦年度末ということもあり、本邦輸出企業などのドル売りなどから仲値でのドル余剰観測で、朝方に一時81.831円まで下落しましたが、さらにドル売りを追随する動きは乏しく、ロンドン時間では82円を回復、NY時間で発表されたシカゴPMIは予想より下振れしたものの、ミシガン大消費者信頼感指数確定値が76.2と前回に比べ上方修正されていたことから、ドルが82円台ミドル手前へ上昇、NYダウが上昇したことからクローズにかけては82.876円まで上昇し、そのまま高値圏でクローズしました。
ユーロは朝方にドルが売られたことから、1.33ドル近辺から1.3350ドル近辺へと上昇、ロンドン時間序盤には1.33754ドルまで上昇しました。注目されていた救済基金は8000億ユーロで合意に至ったものの、既に織り込まれていたこともあり、上昇は限定的となりました。その後もスペイン閣議で予算案が承認されたものの、こちらの反応も限定的で、米未新が大消費者信頼感指数の上方修正によるドル買いから、一時1.33088ドルまで下落しました。クローズにかけてはNYダウが上昇したことを受けたリスク選好の動きで1.33ドル台ミドル近辺へ回復してクローズしました。ユーロ/円は本邦実需の仲値でのドル余剰を受けた売りに109.028円まで下落したものの、ユーロの反発やNYダウの上昇からの円売りにクローズにかけては110.558円まで上昇してクローズしました。

昨日の主な変動要因
①本邦年度末による仲値余剰(ドル余剰)⇒ ドル売り
②米個人所得前月比+0.2%、個人支出前月比+0.8%(結果はミックス)⇒ ドル売り
③スペイン閣議で予算承認⇒ ユーロ買い ④シカゴ購買部協会景気指数62.2(予想63.0)⇒ 反応限定的
⑤ミシガン大消費者信頼感指数76.2(前回74.5) ⇒ドル買い
⑥NYダウが上昇 ⇒クロス円上昇(ドル売り、円売り)
クローズはドル/円が82.847円、ユーロ/ドルが1.33424ドル、ユーロ/円は110.528円。

■株価(bloomberg.co.jp)

Index 引値 前日比
日経225 10083.56 -31.23
FTSE100(英) 5768.45 26.42
DAX(独) 6946.83 71.68
NYダウ(米) 13212.04 66.22
S&P500(米) 1408.47 5.19
NASDAQ(米) 3091.57 -3.79

■金利(bloomberg.co.jp)

Country 利回り 前日比
米10年債 2.21 0.05
日本10年債 0.989 -0.006
英10年債 2.20 0.00
独10年債 1.79 -0.01

■コモディティ価格

Commodities 引値 前日比
NY金(期近) 1671.90 17.00
NY原油(期近) 103.02 0.24

■本日の指標発表(FXミュージアムより)
4/2(月)
08:50 日本 1-3月期 日銀短観・四半期大企業製造業業況判断
・ 08:50 日本 1-3月期 日銀短観・四半期大企業製造業先行き
10:30 豪 2月 住宅建設許可件数
・ 16:15 スイス 2月 実質小売売上高
・ 16:30 スイス 3月 SVME購買部協会景気指数
・ 17:00 ユーロ圏 3月 製造業購買担当者景気指数(PMI)改定値
・ 17:30 英国 3月 製造業購買担当者景気指数(PMI)
・ 18:00 ユーロ圏 2月 失業率
・ 19:30 ユーロ圏 クラニェツ・スロベニア中銀総裁講演
・ 23:00 米国 2月 建設支出
23:00 米国 3月 ISM製造業景況指数
・ 23:00 米国 ブラード米セントルイス連銀総裁講演
・ 01:15 カナダ カーニー・カナダ中銀(BOC)総裁講演
・ 01:35 米国 ピアナルト米クリーブランド連銀総裁講演

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2012年4月 1日 (日)

4/2の週の見通し -米雇用統計が最大の注目材料、RBAにも注意-

こんばんは。

■日、週、月、年データ Rate ※表をクリックすると拡大します。

■今週の見通し
【先週の振り返り】
先週は週初にバーナンキ米FRB議長が「雇用の拡大ペースが持続可能かどうかは不明」「雇用市場は、正常と呼ぶには程遠い」「金融緩和派雇用の大幅拡大をもたらすために必要」などと発言したことから追加緩和の可能性が浮上し、ドルが売られたことからユーロ/ドルは1.33ドルを回復、翌火曜日には米著名なアドバイザリーレポートが日銀が追加緩和を指摘とのうわさが出て、ドル/円は83.376円まで売られる流れとなりました。しかし、水曜日の宮尾日銀審議委員の発言では3月の金融政策で5兆円の追加緩和を主張した理由は明らかにしなかったことや上海総合株価指数が2%を超える下落となったことからリスク回避の円買いとなり、本邦の年度末となった30日には81.831円まで下落したものの、終盤にはNYダウが反発上昇したことから82.876円まで戻してクローズしました。ユーロ/ドルはリスク回避が高まったことから29日には1.32485ドルまで下落しましたが、週末にはスペインの予算が閣議で承認されたこともあり、1.33ドル台見ドルまで戻しました。

【全体】
本日10時に発表された中国の製造業PMIが市場予想の50.5から上振れする53.1となったことで、週明けの市場はリスク先行の動きが出てくるものと思います。また、月初にもあたることから、日銀短観、米供給管理協会(ISM)の製造業、非製造業景気指数、英国、ドイツ、ユーロ圏などの購買担当者景気指数などの景況感、豪準備銀行(RBA)、欧州中銀(ECB)、英中銀(BOE)の政策金利発表、米国の雇用統計の重要指標が次々と発表されます。現在、市場はユーロやポンドが上昇基調となっていますが、豪ドルは下落しています。これらの経済指標を受けて、流れに変化が出てくるか注目です。

【ドル/円】
先週は米著名なアドバイザリー・レポートから円安に一時向かったものの、83円台前半では海外勢などのドル売りに押されて、週後半には本邦実需の売りなどもあり81円台後半まで下落しましたが、ほぼ82円から83.50円での狭いレンジの中となりました。今週は米ISMや週末には雇用統計が控えていることで、米国では重要な経済指標の発表が続くことになります。先月発表された住宅関連の経済指標以降はあまり米国にとってポジティブな内容が多くなかったことから、雇用の改善が一服もしくは悪化してしまうと、バーナンキ米FRB議長の発言に市場が追随する可能性があります。そうなるとドルが売られやすくなると思います。また、昨年4月6日に85.520円の高値を付けてその後下落に転じた記憶が残っていることから、昨年の高値を上に抜けられないと下落に転じる可能性が高まります。

【ユーロ】
ユーロ圏ではスペイン、ポルトガルの対独国債スプレッドが拡大しましたが、スペインのラホイ政権は30日に2012年の予算で公務員の昇給を凍結、中央政府の各省庁の予算を平均17%削減を発表したことや、欧州金融安定基金(EFSF)と欧州安定メカニズム(ESM)の拡大については8000億ユーロで合意したことから、1兆ドルには満たないものの、スペインやポルトガルの危機に対応できる期待を持たせる規模となったことが好感されたものと思います。4日のECB理事会では政策金利には変更がないとみられることやドラギECB総裁が26日には「ECBは物価見通しに関して常に警戒している」と発言していることから、3月声明の景気の現状について「低い水準での安定の兆し」とインフレ率については「2012年中は2%を上回る」「上振れリスクも広がっている」との内容には新たな変更ないと思われます。このため、ユーロ/ドルは1.34ドルを目指していくものと見られ、ユーロ/円も底堅く推移し、111.50円を目指していくものと思います。

【ポンド】
先週オズボーン英財務相が「英経済は回復局面にある」と発言したことなどから、英10-12月期のGDP確定値がわずかながら下方修正されたものの、ポンドは主要通貨に対して強含みとなりました。今週も4日に英中銀(BOE)の政策金利の発表が予定されていますが、現在の0.5%の政策金利および3250億ポンドの資産買い入れプログラムには変化がないものと思います。このため、2日発表の製造業PMI、4日発表のサービスPMIが下振れしないようであれば、ポンド高が継続するものと思います。

【豪ドル・NZドル】
豪ドルは先週に引き続き下落継続となりました。市場では既に3日に発表される豪準備銀行(RBA)の政策金利で0.25%の利下げを織り込んでいるとみられます。一部では0.50%利下げもしくは、RBAの声明がハト派(利下げ継続)となることを織り込んでいる可能性があり、資源価格の下落と原油高、中国の景気減速を織り込みすぎているようにも感じます。本日発表された中国製造業PMIが上振れしていたことから、週初めは豪ドルが買われると思いますが、その後の動きは豪中銀の金融政策次第となると思われます。

■今週の予想レンジ

Ccy Low(下)   High(上)
ドル/円 81.10 83.30
ユーロ/ドル 1.3250 1.3440
ユーロ/円 109.10 111.60
ポンド/円 130.70 134.20
豪ドル/円 84.60 87.30
NZドル/円 66.30 68.60
南アランド/円 10.40 11.00

■注目イベント
4/2(月)
08:50 日本 1-3月期 日銀短観・四半期大企業製造業業況判断
・ 08:50 日本 1-3月期 日銀短観・四半期大企業製造業先行き
10:30 豪 2月 住宅建設許可件数
・ 16:15 スイス 2月 実質小売売上高
・ 16:30 スイス 3月 SVME購買部協会景気指数
・ 17:00 ユーロ圏 3月 製造業購買担当者景気指数(PMI)改定値
・ 17:30 英国 3月 製造業購買担当者景気指数(PMI)
・ 18:00 ユーロ圏 2月 失業率
・ 23:00 米国 2月 建設支出
23:00 米国 3月 ISM製造業景況指数
4/3(火)
・ 08:50 日本 3月 マネタリーベース
・ 10:30 日本 2月 毎月勤労統計調査-現金給与総額
10:30 豪 2月 小売売上高
13:30 豪 豪準備銀行(中央銀行)政策金利発表
・ 18:00 ユーロ圏 2月 卸売物価指数(PPI)
・ 23:00 米国 2月 製造業新規受注
・ 03:00 米国 米連邦公開市場委員会(FOMC)議事要旨
4/4(水)
・ 10:30 豪 2月 貿易収支
・ 17:00 ユーロ圏 3月 サービス部門購買担当者景気指数(PMI)改定値
・ 17:30 英国 3月 サービス部門購買担当者景気指数(PMI)
・ 18:00 ユーロ圏 2月 小売売上高
・ 19:00 ドイツ 2月 製造業新規受注
・ 20:00 米国 MBA住宅ローン申請指数
20:45 ユーロ圏 欧州中央銀行(ECB)政策金利
21:15 米国 3月 ADP雇用統計
・ 23:00 米国 3月 ISM非製造業景況指数(総合)
4/5(木)
・ 16:15 スイス 3月 消費者物価指数(CPI)
・ 17:30 英国 2月 鉱工業生産指数
・ 17:30 英国 2月 製造業生産指数
・ 19:00 ドイツ 2月 鉱工業生産
20:00 英国 イングランド銀行(BOE)金利発表
・ 20:30 米国 3月 チャレンジャー人員削減数
・ 21:30 カナダ 2月 住宅建設許可件数
・ 21:30 カナダ 3月 失業率
・ 21:30 カナダ 3月 新規雇用者数
・ 21:30 米国 前週分 新規失業保険申請件数
・ 23:00 カナダ 3月 Ivey購買部協会指数
4/6(金)
・ 14:00 日本 2月 景気一致指数(CI)速報値
・ 14:00 日本 2月 景気先行指数(CI)速報値
・ 15:45 フランス 2月 財政収支
・ 15:45 フランス 2月 貿易収支
21:30 米国 3月 非農業部門雇用者数変化
21:30 米国 3月 失業率
・ 04:00 米国 2月 消費者信用残高
経済指標の詳細はFXmuseumのFXカレンダーを参照してください。

2012年3月31日 (土)

シカゴ通貨先物非商業ポジション(3/27現在)

こんにちは。今日はこれから少し遠出します。なぜか出かけるときに天気が悪いというジンクスは変わりません。

30日に発表された27日現在のシカゴIMMの非商業(投機)ポジションでは、ドルが159.8億ドルの買超しに増加、円は8452.8億円の売超し(ドルでは101.7億ドルの買超し)に大幅増加、ユーロは111.4億ユーロの売超し(ドルでは148.3億ドルの買超し)に増加となりました。また、豪ドルは59.6億豪ドルの買超し(ドルでは62.3憶ドルの売超し)に増加、NZドルは4.0億NZドルの買超し(ドルでは3.3億ドルの売超し)に減少しました。

円のネットショートポジションの6.7万コントラクトは実に2007年7月24日以来の水準です(ちなみに当時の為替レートは120.23円でした)。内訳ではロングの解消(円売り)とショートの構築(円売り)によるものですが、円のロング(買い超し)は、過去最低に近い10,905コントラクトとなっていることから、非商業ポジション~見ると、円の下落余地は少ないと言えそうです。また、円のショートが積み上がったものの、円安が進まないのは商業(実需)が円売りを吸収したからと思われます。
ユーロはネットではショートが増加しましたが、内訳でみるとショートは9週連続の減少で、202,646から123,162に減少しています。ただ、過去の水準からはまだポジションの解消余地があることから、ユーロは底堅く推移する可能性が高そうです。
豪ドルはネットロングが増加したものの、豪ドルは下落しています。内訳ではショートポジションが51,834から32,041へ減少したことがネットでのロングの増加につながったもので、ロングポジションは97,025から91,615へわずかな減少にとどまりました。このため、ポジションの解消余地があることから、豪準備銀行の金融政策によっては一段のポジション解消と豪ドル安につながる可能性があります。

■シカゴIMM非商業ポジション

項目 Net(ネット) Dif(増減) Long(買) Short(売) All(総取組)
JPY -67,622 -41,801 10,905 78,527 89,432
EUR -89,129 -6,175 34,033 123,162 157,195
GBP -11,110 4,742 26,609 37,719 64,328
CHF -15,096 -3,905 6,293 21,389 27,682
CAD 23,737 -18,578 53,432 29,695 83,127
AUD 59,574 14,383 91,615 32,041 123,656
NZD 3,984 -226 14,046 10,062 24,108
MXN 82,833 58,504 91,900 9,067 100,967
source:CFTC

【USD】 USD source:CFTC

ドルは6,944コントラクトのロング減少の12,829コントラクトのロングとなりました。
※ドルのポジションは円、ユーロをはじめ、メキシコペソまでを合計して算出しています。レートはFRBのメジャーカレンシーインデックスを使用しています。

【JPY】 JPY source:CFTC

円は41,801コントラクトのショート増加の67,622コントラクトのショートとなりました。

【EUR】 EUR source:CFTC

ユーロは6,175コントラクトのショート増加の89,129コントラクトのショートとなりました。

【GBP】 GBP source:CFTC

ポンドは4,742コントラクトのショート減少の11,110コントラクトのショートとなりました。

【AUD】 AUD source:CFTC

豪ドルは14,383コントラクトのロング増加の59,574コントラクトのロングとなりました。

【NZD】 NZD source:CFTC

NZドルは226コントラクトのロング減少の3,984コントラクトのロングとなりました。

【CAD】 CAD source:CFTC

カナダドルは18,578コントラクトのロング減少の23,737コントラクトのロングとなりました。

【CHF】 CHF source:CFTC

スイスフランは3,905コントラクトのショート増加の15,096コントラクトのショートとなりました。

【MXN】 MXN source:CFTC

メキシコペソは58,504コントラクトのロング増加の82,833コントラクトのロングとなりました。

2012年3月30日 (金)

3/30 本日の戦略-ユーロは財務相会合期待?-

おはようございます。いよいよ年度末ですね。1年のうちの3分の1がもう過ぎてしまうかと思うと早いものです。

■変化率から見た前日の通貨の強弱
円>ユーロ>ポンド>NZドル>豪ドル>ドル
※ ">" の左側の通貨が右側の通貨より強いことを示しています。

■本日の見通し
昨日はリスク回避の動きから円が買われましたが、それほどドルが買われる展開にはなりませんでした。やはり目立ったのは豪ドルの売りで、対円では84.615ドル、対ドルでは1.03038ドルまで一時下落しました。その一方で、ポンド、ユーロがしっかりした動きとなったように思います。ポンドは主だった材料はありませんが、財政再建に向けての評価を市場しているものと思います。格付け機関のフィッチやムーディーズが「AAA」見通しをネガティブにしていますが、今のところ市場は材料視していませんので、中国、ユーロ圏の不安要因が継続する限りはポンドの底堅い動きは継続しそうです。ユーロはショートポジションの解消が続いているものと思われます。本日CFTCから公表されるIMMポジションでのポンド及びユーロのショートポジションの動向には注目したいと思います。

本日は本邦年度末で実需のドル売りから一時81.831円までドル/円は下落しましたが、現在は82円台前半まで戻しています。昨日、本日と81円台へ2回突っ込んだことで、81円台へは行きやすくなったと思われますが、ロンドン、NY時間に81円台を試せなかったときは、短期的に戻りにつながると思います。過去2日間、円が主要通貨に対して上昇していることも、足元でも円買いを行いにくくなっている材料と思います。ただ、昨日も83円には届かなかったことから、82.50円以上ではドルの重さを感じさせ、週末ということもあり市場には83円台に乗せるまでの買い意欲はないと思います。

ユーロ圏では本日から財務相会合が開催されます。焦点は旧先金の規模ということになります。一部通信社が報じた草案では、EFSFとEMSで7000億ユーロとのなる見込みです。ショイブレ独財務相は8000億ユーロで合意する見通し」と発言しています。ポルトガル、アイルランド、ギリシャに対して既に合意されたプログラムと合わせての額となるため、新規の資金枠は5000億ユーロとなる見込みで、市場が期待している9400億ユーロには届かないと見込まれることから、この額で決定された場合には、失望から小幅のユーロ売りになるのではないかとみています。その他では、21:30に発表される米個人消費支出などが注目となります。

■ZARJPY 日足(一目均衡表、MACD) ZARJPY source:uedaharlowfx
南アランド/円は3/19の高値11.061円から下落に転じ、昨日は日足の一目均衡表の基準線となる10.805円を下に抜けてきました。遅行線が日々線(ロウソク足)に接近していることもあり、これを下抜けすると下落が継続する可能性が高まります。MACDでも下落の継続が示唆されていますが、サポートとしては3/6の安値の10.480円か、日足一目均衡表の雲の上限となる10.230円になると見られます。

■主要通貨の短期のトレンド
USDJPY  21日移動平均線(82.507)を下抜け
EURJPY  21日移動平均線(108.962)がサポート
GBPJPY  21日移動平均線(130.538)がサポート
AUDJPY  日足一目均衡表の雲上限(83.768)がサポート
NZDJPY  21日移動平均線(67.644)がレジスタンス
CADJPY  21日移動平均線(83.064)がレジスタンス
ZARJPY  日足一目均衡表の基準線(10.691)を下抜け
NOKJPY  日足一目均衡表の基準線(14.379)を下抜け
MXNJPY  21日移動平均線(6.437)を下抜け
HKDJPY  21日移動平均線(10.595)を下抜け
SGDJPY  21日移動平均線(65.515)がレジスタンス
EURUSD  5移動平均線(1.33092)を下抜け

■変動率からの予想レンジ 08:10→NYクローズ

Ccy 予想レンジ
USDJPY 82.08 ~ 82.88
EURJPY 109.06 ~ 110.25
GBPJPY 130.81 ~ 132.32
AUDJPY 84.97 ~ 86.10
NZDJPY 66.85 ~ 67.82
CADJPY 82.19 ~ 83.27
ZARJPY 10.56 ~ 10.73
NOKJPY 14.22 ~ 14.42
MXNJPY 6.35 ~ 6.46
HKDJPY 10.54 ~ 10.65
SGDJPY 65.11 ~ 65.83
EURUSD 1.3237 ~ 1.3352

■前日のサマリー
ドル/円は朝方こそ82.966円まで一時上昇したものの、日経225平均株価の下落、上海総合株価の大幅続落等を受けてリスク回避が高まったことからじりじりと下落し、米新規失業保険申請件数が市場予想より下振れすると一時81.905円まで下落しました。その後は、NYダウが下げ幅を縮小し、最終的には上昇でのクローズとなったことで82円台ミドル近辺まで回復してクローズしました。
ユーロはアジアの株価が軟調に推移する中でもユーロ/ドルが1.33ドル台前半で底堅く推移、ユーロ/円はドル/円の下落に連れ一時110円を割り込みました。ロンドン時間にはユーロ/ドルが一時1.3346ドルまで上昇しましたがイタリア国債入札で落札利回りが5.24%と前回の5.5%より低下したもののドイツ国債とのスプレッドが拡大したことや、スペインのゼネストなどを受け、NY時間序盤には1.32485ドル、ユーロ/円は108.755円まで下落しました。その後、ショイブレ独財務相が30日のユーロ圏財務相会合では、救済基金の合計融資能力を約8000億ユーロで合意するとの見通しを示したことやNYダウが上昇に転じたことなどから、ユーロ/ドルが1.33ドル手前、ユーロ/円は109円台後半まで戻しました。

昨日の主な変動要因
①上海株続落⇒ ドル円、クロス円下落
②ユーロ圏消費者信頼感確報値-19.1(予想-19.0)⇒ ユーロ売り
③スペインでゼネスト開始⇒ ユーロ売り
④米新規失業保険申請件数35.9万件(予想35万件) ⇒ドル売り
⑤米10-12月GDP確報値年率換算3.0%(予想3.0%) ⇒動意なし
⑥バーナンキ米FRB議長「米経済が長期的に3%の成長率に回復する妥当な可能性はある」 ⇒動意なし
⑦NYダウ、プラスを回復 ⇒クロス円上昇(ドル売り、円売り)
クローズはドル/円が82.439円、ユーロ/ドルが1.32985ドル、ユーロ/円は109.659円。

■株価(bloomberg.co.jp)

Index 引値 前日比
日経225 10114.79 -67.78
FTSE100(英) 5742.03 -66.96
DAX(独) 6875.15 -123.65
NYダウ(米) 13145.82 19.61
S&P500(米) 1403.28 -2.26
NASDAQ(米) 3095.36 -9.60

■金利(bloomberg.co.jp)

Country 利回り 前日比
米10年債 2.16 -0.04
日本10年債 0.995 -0.009
英10年債 2.20 -0.01
独10年債 1.81 -0.03

■コモディティ価格

Commodities 引値 前日比
NY金(期近) 1652.20 -5.70
NY原油(期近) 102.78 -2.63

■本日の指標発表(FXミュージアムより)
3/30(金)
・ 14:00 日本 2月 新設住宅着工戸数
15:00 ドイツ 2月 小売売上高指数
・ 15:45 フランス 2月 消費支出
・ 15:45 フランス 2月 卸売物価指数(PPI)
・ 16:00 スイス 3月 KOF景気先行指数
・ 16:00 南ア 2月 貿易収支
・ 18:00 ユーロ圏 3月 消費者物価指数(HICP)速報値
・ 19:00 日本 外国為替平衡操作の実施状況(介入実績)
・ 19:30 ユーロ圏 欧州連合(EU)非公式財務相会合
・ 21:30 カナダ 1月 月次国内総生産(GDP)
・ 21:30 米国 2月 個人所得
21:30 米国 2月 個人消費支出(PCE)
・ 22:45 米国 3月 シカゴ購買部協会景気指数
・ 22:55 米国 3月 ミシガン大学消費者態度指数確報値

ピボットポイントなどは山内俊哉のココに注目!もご覧ください

2012年3月29日 (木)

3/29 本日の戦略-中国景気悪化からの豪ドルの下落に注意-

おはようございます。今週末には東京でも桜が咲きそうです。例年より遅いですが、着実に春が来ているということですね。

■変化率から見た前日の通貨の強弱
円>ユーロ>ドル>ポンド>NZドル>豪ドル
※ ">" の左側の通貨が右側の通貨より強いことを示しています。

■本日の見通し
昨日は宮尾日銀審議委員の発言に注目が集まりましたが、同審議委員は3月の会合で5兆円の追加緩和を主張した理由については触れませんでした。また、中国や米国の株価が下落したことも、米著名レポートで円売りとなった市場心理を継続させることができませんでした。今月中旬の米住宅関連の経済指標発表以降、新規失業保険申請件数を除くと市場予想よりは下振れした内容が相次いだことで、米景気回復期待も修正を余儀なくされていますし、米10年債利回りも上昇一服です。また、改善が続いている雇用についてはFRBは満足していないとの見解を出していることから、利上げ開始時期の前倒しの期待は冷やされた格好ですので、市場のセンチメントしては、リスク・オン=ドル売り、リスク・オフ=ドル買いに戻っているものとみられます。

豪ドルの弱さが続いていますが、①中国をはじめとした世界的な景気の低迷での資源需要の減退、②豪国内での鉱山会社への課税を巡る政治的な駆け引き、③このところ悪化してきた経済指標(貿易収支や雇用)、④RBAウォッチャーによる豪利下げ観測 などが豪ドルの下落要因としてあげられると思います。4/3(火)に豪準備銀行(RBA)が0.25%の利下げに踏み切るとの見方は市場の半数近くに達していますし、0.50%の引き下げを見込む人たちも一部には出てきています。このため、リスク・オフの状態が継続すると豪ドルは主要では下げが大きくなりやすいといえます。

ユーロは、これまで反対を続けていたドイツが、ユーロ圏の救済基金引き上げに対して方針を転換したと見られることから、7000億ユーロへ変更して、30日のユーロ圏財務相会合で増額を検討することになりそうです。ドイツ報道官はEFSFで使途が決まっていない2400億ユーロの使用は支持しない見込みですが、これまで強硬な姿勢を示していたドイツの軟化で市場はリスク・オフの局面においてもユーロ売りにつながりにくくなっています。ただ、これらがユーロ買いにつながるかというと、今後迎えるであろうギリシャの総選挙やフランスの大統領選挙などの政治的なイベント、ユーロ周縁国とドイツの国債利回りがやや拡大していることなどの不安要因があります。

■NZDJPY 日足(一目均衡表、MACD) NZDJPY source:uedaharlowfx
NZドル/円は2/27の高値が68.310円(左肩)、3/19の高値が69.114円(頭)、3/27の高値が68.530円(右肩)とヘッド・アンド・ショルダーを形成する可能性があります。MACDも下落継続を示していることから、基準線の67.202円を下に抜けると、下落が継続することになりそうです。ヘッド・アンド・ショルダーから下値を計算すると64円近辺を目指すと思われ、ちょうど日足一目均衡表の雲の下限あたりになります。

■主要通貨の短期のトレンド
USDJPY  5日移動平均線(82.752)がサポートとなるか
EURJPY  5日移動平均線(109.987)がサポート
GBPJPY  5日移動平均線(131.568)がサポートとなるか
AUDJPY  5日移動平均線(86.455)を下抜け
NZDJPY  5日移動平均線(67.667)がサポートとなるか
CADJPY  5日移動平均線(83.053)を下抜け
ZARJPY  5日移動平均線(10.778)を下抜け
NOKJPY  5日移動平均線(14.403)を下抜け
MXNJPY  5日移動平均線(6.453)を下抜け
HKDJPY  5日移動平均線(10.622)がサポートとなるか
SGDJPY  5日移動平均線(65.660)がサポート
EURUSD  5日移動平均線(1.32890)がサポート

■変動率からの予想レンジ 08:18→NYクローズ

Ccy 予想レンジ
USDJPY 82.53 ~ 83.32
EURJPY 109.80 ~ 110.98
GBPJPY 130.95 ~ 132.46
AUDJPY 85.50 ~ 86.61
NZDJPY 67.18 ~ 68.14
CADJPY 82.52 ~ 83.58
ZARJPY 10.68 ~ 10.85
NOKJPY 14.31 ~ 14.52
MXNJPY 6.42 ~ 6.52
HKDJPY 10.60 ~ 10.71
SGDJPY 65.57 ~ 66.28
EURUSD 1.3255 ~ 1.3369

■前日のサマリー
ドル/円は受渡日ベースでの年度末ということもあり、本邦実需とみられるドル売りに83円を維持できずじりじりと下落、上海総合株価が2%以上の下落となったことから、夕方には82.61円まで一時下落しました。その後は、英10-12月GDP改定値の下振れを受け、ポンドが下落したことから、ユーロが上昇したことなどでドル/円も83.169円まで上昇しました。ただ、米耐久財受注が市場予想を下振れしたことや、NYダウが下落したことなどからリスク回避の円買いとなり82.684円まで下落しまして、82円台後半での推移となりました。
ユーロはロンドン時間に入ると、英GDP改定値の悪化を受け、ユーロ/ポンドがストップロスをつけて上昇したことから、ユーロ/ドルも1.3374ドルまで上昇しました。しかし、バイトマン独連銀総裁が「救済基金の拡大は危機解決にならない」と発言したことなどから1.3277ドルまで下落しました。クローズにかけては支援額上限を9400億ユーロに引き上げ(EU草案)とのニュースに反応して1.33ドル台前半に戻しました。

昨日の主な変動要因
①宮尾日銀審議委員、3月の追加緩和主張の理由明らかにせず⇒ 反応なし
②上海株下げ幅2%超に拡大⇒ ドル円、クロス円下落
②米耐久財受注前月比2.2%(予想3.0%)⇒ ドル売り
③バイトマン独連銀総裁「救済基金拡大は危機解決にならない」⇒ ユーロ売り
④EU草案、支援額上限を9400億ユーロに引き上げ ⇒ユーロ買い

クローズはドル/円が82.871円、ユーロ/ドルが1.33133ドル、ユーロ/円は110.357円。

■株価(bloomberg.co.jp)

Index 引値 前日比
日経225 10182.57 -72.58
FTSE100(英) 5808.99 -60.56
DAX(独) 6998.80 -80.10
NYダウ(米) 13126.21 -71.52
S&P500(米) 1405.54 -6.98
NASDAQ(米) 3104.96 -15.39

■金利(bloomberg.co.jp)

Country 利回り 前日比
米10年債 2.20 0.02
日本10年債 1.004 -0.006
英10年債 2.21 -0.05
独10年債 1.83 -0.06

■コモディティ価格

Commodities 引値 前日比
NY金(期近) 1657.90 -27.00
NY原油(期近) 105.41 -1.92

■本日の指標発表(FXミュージアムより)
3/29(木)
・ 08:50 日本 2月 小売業販売額
・ 08:50 日本 2月 大型小売店(既存店)販売額
・ 09:00 NZ 3月 NBNZ企業信頼感
16:55 ドイツ 3月 失業者数
16:55 ドイツ 3月 失業率
・ 17:10 英国 フィッシャー英中銀(BOE)理事講演
・ 17:30 英国 2月 消費者信用残高
・ 18:00 ユーロ圏 3月 消費者信頼感(確定値)
・ 18:30 南ア 2月 卸売物価指数(PPI)
・ 20:00 ユーロ圏 クノット・オランダ中銀総裁講演
未定 南ア 南アフリカ準備銀行(中央銀行)政策金利
・ 21:30 米国 10-12月期 四半期実質国内総生産(GDP)確定値
・ 21:30 米国 前週分 新規失業保険申請件数
・ 21:30 カナダ 2月 鉱工業製品価格
・ 21:30 カナダ 2月 原料価格指数
・ 23:30 米国 ラッカー米リッチモンド連銀総裁講演
・ 01:15 米国 ロックハート米アトランタ連銀総裁講演
・ 01:45 米国 バーナンキ米連邦準備理事会(FRB)議長大学で講義
・ 02:00 米国 プロッサー米フィラデルフィア連銀総裁講演
・ 02:00 米国 米財務省7年債入札(290億ドル)

ピボットポイントなどは山内俊哉のココに注目!もご覧ください

2012年3月28日 (水)

3/28 本日の戦略-欧州通貨堅調、資源国通貨弱含み-

おはようございます。本日もよろしくお願いします。

■変化率から見た前日の通貨の強弱
ドル>ポンド>NZドル>ユーロ>円>豪ドル
※ ">" の左側の通貨が右側の通貨より強いことを示しています。

■本日の見通し
昨日は米株価が下落したものの、著名なアドバイザリーレポートから日銀の追加緩和との噂が出たことで、円は主要通貨の中では売られやすくなっています。このため、日銀の次回会合4/9-10日までは、円が弱含みで推移するのではないかとみられます。

一方、昨日一番弱かったのが豪ドルで、株価や商品価格の下落から弱含みとなっています。中国の景気減速懸念もあり、現時点では、豪ドル売りが表面には出てきませんが、顕著な動きだと思います。また、4月に豪準備銀行(RBA)が利下げを行ってくる可能性もあり、4/3の金融政策の発表までは下落圧力が継続しやすいものと思います。

経済指標では17:30の英国の10-12月期GDPの確報値、21:30の米国耐久財受注となります。特に波乱がなければ現在の流れが継続すると見られます。

■AUDJPY 日足(一目均衡表、MACD) AUDJPY source:uedaharlowfx
豪ドル/円は一目均衡表(日足)の基準線でサポートされていたのが、3/22に一時下抜けしました。2日後には回復したのですが、再び基準線に接近してきます。また、転換線と基準線も接近してきていることから、実勢レートが基準線を下抜けした場合に、転換線と基準線がデッドクロスすれば、雲の上限となる83.70円近辺まで下落してくる可能性があります。

■主要通貨の短期のトレンド
USDJPY  5日移動平均線(82.854)を上抜け
EURJPY  5日移動平均線(109.956)がサポート
GBPJPY  5日移動平均線(131.706)がサポート
AUDJPY  21日移動平均線(87.052)下抜け、ただし5日移動平均線(131.706)がサポート
NZDJPY  5日移動平均線(67.712)がサポート
CADJPY  5日移動平均線(83.255)がサポート
ZARJPY  5日移動平均線(10.799)がサポート
NOKJPY  5日移動平均線(14.414)がサポート
MXNJPY  5日移動平均線(6.465)がサポート
HKDJPY  5日移動平均線(10.635)がサポート
SGDJPY  5日移動平均線(65.675)がサポート
EURUSD  5日移動平均線(1.32510)がサポート

■変動率からの予想レンジ 07:59→NYクローズ

Ccy予想レンジ
USDJPY82.43 ~ 83.30
EURJPY109.98 ~ 111.31
GBPJPY131.49 ~ 133.15
AUDJPY86.63 ~ 87.79
NZDJPY67.64 ~ 68.66
CADJPY83.05 ~ 84.19
ZARJPY10.80 ~ 10.99
NOKJPY14.47 ~ 14.69
MXNJPY6.46 ~ 6.56
HKDJPY10.58 ~ 10.70
SGDJPY65.48 ~ 66.26
EURUSD1.3295 ~ 1.3413

■前日のサマリー
ドル/円は朝方に本邦からドル買いが出たこともあり、一時83.031円まで上昇しましたが、仲値が余剰となったこともあり82.80円近辺へと下落、ロンドン時間にはドル売りが強まったことで82.642円まで下落しました。その後、米著名なアドバイザリーレポートで日銀の追加緩和との噂が出て、ストップロスを巻き込む形で83.376円まで上昇しましたが、その後発表された米3月の消費者信頼感指数が70.2と予想から下振れしたことやバーナンキ米FRB議長が「8.3%の失業率は高すぎる」などと発言したため、83.10円近辺まで下落しました。
ユーロは東京時間こそ1.33ドル台前半で狭いレンジの動きとなりましたが、スペイン短期債入札が無難に終了したことなどからユーロが買われ、ユーロ/ドルは一時1.33841ドル、ユーロ/円は111.243円まで上昇しました。しかし、ECBのマクチ氏が「3年物融資の新たな実施は当分ない見込み」と発言したことなどから下落、NYダウなども下落して、ドルが買われたことから、ユーロ/ドルは1.33099ドル、ユーロ/円は110.672円まで下落しました。

昨日の主な変動要因
①ECBのマクチ氏「3年物融資の新たな実施は当分ない見込み」⇒ ユーロ売り
②米著名なアドバイザリーレポートが日銀の追加緩和との噂⇒ 円売り
③S&P/ケースシラー住宅価格指数135.46(予想135.80) ⇒ドル売り
④バーナンキ米FRB議長「勝利宣言するのはかなり時期尚早」 ⇒ドル売り

クローズはドル/円が82.797円、ユーロ/ドルが1.33550ドル、ユーロ/円は110.597円。

■株価(bloomberg.co.jp)

Index 引値 前日比
日経225 10255.15 236.91
FTSE100(英) 5869.55 -33.15
DAX(独) 7078.90 -0.33
NYダウ(米) 13197.73 -43.90
S&P500(米) 1412.52 -3.99
NASDAQ(米) 3120.35 -2.22

■金利(bloomberg.co.jp)

Country 利回り 前日比
米10年債 2.18 -0.06
日本10年債 1.016 0.001
英10年債 2.26 -0.07
独10年債 1.89 -0.07

■コモディティ価格

Commodities 引値 前日比
NY金(期近) 1684.90 -0.70
NY原油(期近) 107.33 0.30

■本日の指標発表(FXミュージアムより)
3/28(水)
・ 09:30 豪 豪中銀(RBA)金融安定報告
・ 10:00 米国 ブラード米セントルイス連銀総裁講演(中国)
・ 14:30 フランス 10-12月期 国内総生産(GDP)改定値
・ 17:00 ユーロ圏 2月 マネーサプライM3
・ 17:30 英国 10-12月期 四半期経常収支
17:30 英国 10-12月期 四半期国内総生産(GDP)確定値
・ 19:30 英国 タッカー・イングランド銀行(BOE)副総裁講演
・ 20:00 米国 MBA住宅ローン申請指数 前週比
・ 21:00 ドイツ 3月 消費者物価指数(CPI)速報値
21:00 ユーロ圏 バイトマン独連銀総裁講演
21:30 米国 2月 耐久財受注
・ 21:30 米国 2月 耐久財受注・輸送用機器除く

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2012年3月27日 (火)

3/27 本日の戦略-ユーロ主導でリスクオン継続か-

おはようございます。ニュースで見ましたが、橋本「政治塾」の人気はすごいですね。それだけ政治に関心が高まっているということでしょうか。

■変化率から見た前日の通貨の強弱
ユーロ>ポンド>豪ドル>NZドル>ドル>円
※ ">" の左側の通貨が右側の通貨より強いことを示しています。

■本日の見通し
昨日は、バーナンキ米FRB議長の発言で、ドル売りマーケットとなりました。発言をおさらいしておきますと、

雇用の拡大ペースが持続可能かどうかは不明
雇用市場は、正常と呼ぶには程遠い
弱い景気が長期失業の主な要因である
労働市場の改善は大部分は雇用増ではなく、むしろレイオフの現象を反映したもの
金融緩和派雇用の大幅拡大をもたらすために必要



となっています。本日はワシントン大学で同議長の講義がありますので、仮に昨日の発言が市場に正しく捉えられていないと感じた場合には、修正してくる可能性があります。ただ、市場は緩和継続のセンチメントに傾いたため、ドルが売られやすい状態が続くものと思います。また、ハト派とみられるダドリーNY連銀総裁、ローゼングレン・ボストン連銀総裁とタカ派とみられるフィッシャー・ダラス連銀総裁の講演なども控えていることから、発言内容によっては、ドルの一段安につながる可能性もあります。

ユーロはメルケル独首相がEFSFとESMを並行稼働させる案を承認する姿勢を示しました。これにより、今週30日に開催されるユーロ圏財務相会合でファイアー・ウォールに対して前進する場合には、IMFでの資金増強につながる可能性も出てくるため、ユーロにとってはプラスの材料となります。ただ、同首相はスペインとポルトガルのぜい弱性に触れていることやスペインのラホイ政権下での財政再建に向けた取り組みが難航していることから、今後のリスク要因となる可能性があります。

市場のセンチメントはリスク・オンとなっていますが、中国の景気減速に対する懸念は残っていると見られ、豪ドルやNZドルの戻りは欧州の通貨に比べ鈍いことから、まずはユーロやポンドなどの欧州通貨が主導となると思われます。

■GBPJPY 日足(一目均衡表、MACD) GBPJPY source:uedaharlowfx
ポンド/円は一目均衡表(日足)の転換線がサポートとなり上昇が継続しています。MACDはトリガーの下を推移(売りシグナル中)ではあるものの、昨日、転換線を回復してきたことで、3/21の高値の133.463円を上に抜けと、ポンドの一段の上昇の可能性が高まります。この場合、昨年5/31の高値の135.11円~2/8の高値の135.48円の範囲に収まると思われます。

■主要通貨の短期のトレンド
USDJPY  5日移動平均線(82.959)がレジスタンス
EURJPY  5日移動平均線(109.947)を上抜け
GBPJPY  5日移動平均線(131.728)を上抜け
AUDJPY  5日移動平均線(86.828)を上抜け
NZDJPY  5日移動平均線(67.743)を上抜け
CADJPY  5日移動平均線(83.423)を上抜け
ZARJPY  5日移動平均線(10.809)を上抜け
NOKJPY  5日移動平均線(14.402)を上抜け
MXNJPY  5日移動平均線(6.479)を上抜け
HKDJPY  5日移動平均線(10.649)がレジスタンス
SGDJPY  5日移動平均線(65.689)を上抜け
EURUSD  5日移動平均線(1.32510)がサポート

■変動率からの予想レンジ 07:59→NYクローズ

Ccy 予想レンジ
USDJPY 82.43 ~ 83.30
EURJPY 109.98 ~ 111.31
GBPJPY 131.49 ~ 133.15
AUDJPY 86.63 ~ 87.79
NZDJPY 67.64 ~ 68.66
CADJPY 83.05 ~ 84.19
ZARJPY 10.80 ~ 10.99
NOKJPY 14.47 ~ 14.69
MXNJPY 6.46 ~ 6.56
HKDJPY 10.58 ~ 10.70
SGDJPY 65.48 ~ 66.26
EURUSD 1.3295 ~ 1.3413

■前日のサマリー
昨日は目立った材料がない中で、朝方から米系と見られるドル買いにドル/円はじりじりと82.78円まで上昇しました。ロンドン時間に入ると、フィラデルフィア連銀総裁が「FRBは緊急政策を解除できる。米経済の状況は改善」などと発言したことで、ドル/円は一時83.00円をつけたものの続かず82.61円まで押し戻されました。NY時間にはバーナンキ米FRB議長から金融政策に対してハト派的な発言が出たことからドル売りとなり、NYダウが上昇したことで、円も売られ、ドル/円は82円台後半での推移となりました。ユーロ/ドルは独IFO景気動向指数が小幅上振れしたものの、スペインの株価が大幅下落していたことから、あまり支援材料とはならず下落しましたが、メルケル独首相がEFSFとEMSの平行稼働の可能性を示したことやバーナンキ米FRB議長のハト派的な発言からドル売りとなったため、ユーロ/ドルは1.3368ドルはほぼ右上がりで上昇してクローズ、他のクロス円やドルストレートも上昇となりました。

昨日の主な変動要因
①独IFO景気動向指数109.8(予想109.6)⇒ ユーロ買い
②メルケル独首相「EFSFをESMと平行稼働させる案をドイツが指示する可能性がある」「EMSの上限5000億ユーロを堅持すべき」 ⇒ユーロ買い
③バーナンキ米FRB議長「金融緩和は雇用の大幅拡大をもたらすために必要」 ⇒ドル売り
④米中古住宅販売成約(前月比)-0.5%(予想1.0%)⇒ 反応なし
⑤米ダラス連銀製造業活動指数10.8(予想16.0) ⇒ドル売り、ただし限定的
⑥NYダウ前日比160.90高 ⇒ドル売り、円売り、クロス円買い

クローズはドル/円が82.797円、ユーロ/ドルが1.33550ドル、ユーロ/円は110.597円。

■株価(bloomberg.co.jp)

Index 引値 前日比
日経225 10018.24 6.77
FTSE100(英) 5902.70 47.81
DAX(独) 7079.23 83.61
NYダウ(米) 13241.63 160.90
S&P500(米) 1416.51 19.40
NASDAQ(米) 3122.57 54.65

■金利(bloomberg.co.jp)

Country 利回り 前日比
米10年債 2.25 0.02
日本10年債 1.015 -0.013
英10年債 2.33 0.06
独10年債 1.95 0.09

■コモディティ価格

Commodities 引値 前日比
NY金(期近) 1685.60 23.20
NY原油(期近) 107.03 0.16

■本日の指標発表(FXミュージアムより)
3/27(火)
・ 08:50 日本 2月 企業向けサービス価格指数
・ 15:00 ドイツ 4月 GFK消費者信頼感調査
・ 15:00 ドイツ 2月 輸入物価指数
・ 15:45 フランス 3月 消費者信頼感指数
・ 17:00 ユーロ圏 ユンケル・ルクセンブルク首相(ユーログループ議長)講演
・ 20:00 ユーロ圏 マクチ・スロバキア中銀総裁講演
22:00 米国 1月 ケース・シラー米住宅価格指数
・ 23:00 米国 3月 消費者信頼感指数
23:00 米国 3月 リッチモンド連銀製造業指数
・ 23:00 米国 ダドリー米ニューヨーク連銀総裁講演
・ 23:30 英国 フィッシャー英中銀(BOE)理事講演
・ 23:30 英国 ブロードベント英中銀金融政策委員会(MPC)委員講演
・ 00:00 ユーロ圏 アスムッセン欧州中央銀行(ECB)理事議会証言
・ 00:00 ユーロ圏 レーン欧州委員(経済・通貨問題担当)議会証言
・ 01:30 英国 デールMPC委員講演
・ 01:35 米国 ローゼングレン米ボストン連銀総裁講演
01:45 米国 バーナンキ米FRB議長ジョージワシントン大学で講義
・ 02:00 英国 ポーゼンMPC委員講演
・ 02:00 米国 米財務省2年債入札(350億ドル)
・ 02:20 米国 フィッシャー米ダラス連銀総裁講演
・ 04:45 米国 デュークFRB理事講演

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2012年3月26日 (月)

3/26 本日の戦略-17時の独IFO待ちか-

こんにちは。正午を過ぎてしまいました。これだけ市場にも材料が見えないと動けないと言ったところでしょうか。

■変化率から見た前日の通貨の強弱
NZドル>豪ドル>ユーロ>ポンド>円>ドル
※ ">" の左側の通貨が右側の通貨より強いことを示しています。

■本日の見通し
週末は米新築住宅も失望となったことから、ドル買い、円買いになりましたが、今年に入ってから円買いが長く続かない傾向が強くなっているように思います。週末の株価とドルの動きは、少し前までの「株高=ドル高」から以前の「株高=ドル安」に戻ったように見えます。原因として考えられるのが米国の10年債利回りの低下です。QE3の可能性がほとんどなくなった(FRBメンバーからの発言でも実施の可能性が低い内容ばかり)ことで、2014年後半の利上げの時間軸が前倒しされる期待感が、この一連の住宅関連指標の発表で、市場が修正を余儀なくさせられたのではないかと思います。ただ、市場全体を見ると、材料待ちなのかもしれませんが、「何が何でも円を売ってやろう」というしばらく前まで見え隠れしていた意思みたいなものが見えなくなっているため、しばらく方向感が出てこないのかもしれません。本日は17時発表の独IFO景気動向指数待ちと言ったところでしょうか。

欧米のイランへの経済制裁が効果を上げない中で、原油価格だけが高止まりしているのが気になります。特に米国は車社会ということもあり、ガソリンが1ガロン=4ドルを超えると米系に与える影響が深刻となります。ちなみにガソリン価格の史上最高値は2008/4月の1ガロン=4.114ドルとなります。また、19日に米えなる儀―商が発表した全米のガソリン平均小売価格は1ガロン=3.876ドルとなっています。このまま、イラン問題に進展がない場合やイスラエルによるイラン先制攻撃が実施された場合には度は原油価格がさらに上昇する可能性があり、この場合は「有事のドル買い」ではなく、「ドル売り」になると思います。

■EURJPY 日足(一目均衡表、MACD) EURJPY source:uedaharlowfx
ユーロ/円は3/21に111.416円の高値をつけ、昨年10/31の高値の111.530円高値とほぼ面を合わせたあと、翌22日に108.495円まで下落しました。本年1/16の安値の97.040円をつけてからは1/26の高値の102.190円から調整で105.64までが2.95円、2/27の高値の109.920円から調整で105.64円までが4.28円となっていて、今回の3/21から3/22までのげらくは2.921円と1/26からの調整幅とほぼ同じとなっています。現在はMACDはデッドクロスしていることから、一目均衡表(日足)の転換線を上抜けしない限りは調整が継続すると思いますが、基準線となる108.038円近辺まで下落する可能性があると思います。

■主要通貨の短期のトレンド
USDJPY  21日移動平均線(82.128円)がサポートとなるか
EURJPY  21日移動平均線(108.588円)がサポートとなるか
GBPJPY  21日移動平均線(129.842円)がサポートとなるか
AUDJPY  日足一目均衡表の基準線(86.649円)がレジスタンス
NZDJPY  21日移動平均線(67.608円)がレジスタンス
CADJPY  21日移動平均線(82.666円)がレジスタンス
ZARJPY  21日移動平均線(10.800円)がレジスタンス
NOKJPY  日足一目均衡表の基準線(14.190円)がサポート
MXNJPY  21日移動平均線(6.394円)がサポートとなるか
HKDJPY  21日移動平均線(10.550円)がサポートとなるか
SGDJPY  21日移動平均線(65.256円)を上抜け
EURUSD  5日、21日移動平均線を上抜け

■変動率からの予想レンジ 08:05→NYクローズ

Ccy 予想レンジ
USDJPY 82.05 ~ 82.91
EURJPY 108.74 ~ 110.03
GBPJPY 130.07 ~ 131.67
AUDJPY 85.73 ~ 86.87
NZDJPY 66.95 ~ 67.95
CADJPY 82.06 ~ 83.16
ZARJPY 10.62 ~ 10.80
NOKJPY 14.21 ~ 14.42
MXNJPY 6.40 ~ 6.51
HKDJPY 10.55 ~ 10.67
SGDJPY 65.01 ~ 65.77
EURUSD 1.3212 ~ 1.3328

■前日のサマリー
週末は目立った材料がない中で、木曜日の中国・欧州の景況感悪化で調整したクロス円などの巻き戻しが主導となり、ロンドン時間にはユーロ/ドルは1.3294ドル、ユーロ/円は109.83円まで上昇しましたが、スペイン、イタリア国債が下落(利回りは上昇)したことから、ユーロ/ドルは1.32ドル前半、ユーロ/円も109.04円まで下落しました。ドル/円も82円台後半から82.41円まで下落しました。NY時間には、イランの原油輸出量、3月は日量30万バーレル減少とヘッドラインが出たことから原油価格が上昇、ドル/円は小幅下落しました。その後、23時に発表された米新築住宅販売件数は31.3万戸と市場予想より悪かったことに加え、前月比も下方修正されたことから米株価が下落、クロス円を中心に大幅に下落、豪ドル/円は85.183円、ポンド/円は129.999円まで一時下落しました。ドル/円も81.963と3/13以来の82円割れとなりました。しかし、クローズにかけてエネルギー株などが主導してNYダウが反発したことから、リスク選好の動きとなり、ドル/円は82円台ミドル、ユーロ/ドルは1.32ドル台後半、ユーロ/伝は109円台前半まで戻し、豪ドル/円、NZドル/円もそれぞれ86円、67円台を回復してクローズしました。

昨日の主な変動要因
①スペイン、イタリア国債利回り上昇⇒ ユーロ売り
②米10年債利回り低下 ⇒ドル売り
③イランの原油輸出量、3月は日量30万バーレル減少 ⇒原油上昇、ドル売り
④米新築住宅販売31.3万戸(予想32.5万戸)⇒ ドル売り
⑤NYドル反発 ⇒ドル売り、円売り

クローズはドル/円が82.429円、ユーロ/ドルが1.32689ドル、ユーロ/円は109.353円。

■株価(bloomberg.co.jp)

Index 引値 前日比
日経225 10011.47 -115.61
FTSE100(英) 5854.89 9.24
DAX(独) 6995.62 14.36
NYダウ(米) 13080.73 34.59
S&P500(米) 1397.11 4.33
NASDAQ(米) 3067.92 4.60

■金利(bloomberg.co.jp)

Country 利回り 前日比
米10年債 2.23 -0.05
日本10年債 1.028 0.001
英10年債 2.27 -0.05
独10年債 1.86 -0.05

■コモディティ価格

Commodities 引値 前日比
NY金(期近) 1662.40 19.90
NY原油(期近) 106.87 1.52

■本日の指標発表(FXミュージアムより)
3/26(月)
17:00 ドイツ 3月 IFO企業景況感指数
・ 20:00 米国 プロッサー米フィラデルフィア連銀総裁講演
21:00 米国 バーナンキ米連邦準備理事会(FRB)議長講演
・ 23:00 米国 2月 住宅販売保留指数
01:00 ユーロ圏 ドラギECB総裁講演
・ 02:00 カナダ カーニー・カナダ中銀(BOC)総裁講演
・ 05:45 英国 マイルズ英中銀金融政策委員会(MPC)委員講演

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2012年3月25日 (日)

3/26の週の見通し -本邦年度末のレパトリからの円買いは多くない見込み-

こんばんは。東京電力の原初力発電所が定期点検等ですべて停止しました。震災から1年しか経過していないのに、一方では原子力発電所の運転差異化に向けて動き出しているのには疑問を感じます。一つは、福島の原子力発電の事故が本当に津波による電源喪失が原因かの究明ができていないこと、もう一つはウラン採掘高山では大量の核のゴミが出ていることです。本当にクリーンなエネルギーかをもう一度検証する必要があるのではないでしょうか。

■日、週、月、年データ Rate ※表をクリックすると拡大します。

■今週の見通し
【先週の振り返り】
中国の景気減速懸念が続き、20日の火曜日には資源メジャーBHPビリトンが「中国の鉄鋼生産が鈍化しつつある」と指摘したことから、資源国通貨が主導して下落、翌21日には発表された中国のHSBC製造業PMI、ドイツの製造業PMI、ユーロ圏製造業PMIが軒並み市場予想を下回ったことから、グローバルの景気悪化懸念が連想されたことから、特にクロス円の調整が大きくなりました。ドル/円は高値の84.0円台前半から週末には81.96円の下落にとどまったものの、ユーロ/円は年初来高値の111.416円から108.495円、ボンド/円も同じく133.463円から129.994円、豪ドル/円も同じく88.628円から85.183円、NZドル/円も同じく69.114円から66.542円まで下落しました。ただ、週末は米新築住宅販売件数が市場予想を下回り下落した後に、エネルギー関連の株価が上昇したことなどから、資源国通貨などが下落分を幾分回復してクローズしています。

【全体】
先週の動きを見ていますと、中国の景気減速懸念と欧州の製造業のPMI速報値の悪化からのグローバルな景気減速懸念と、これまでの円売りポジションの偏りによるポジション調整の動きが重なったためのクロス円の下落と見ることができます。今週は本邦の多くの企業では年度末にあたることや、期末、月末が重なる週でもあり、いつもの月末よりは円買いが出やすいとは思いますが、本邦輸出企業などは本年2月までのユーロ危機により、手当はほとんど終わっているとの見方もあることや貿易統計をみる限りでは、エネルギーの輸入が多いことから、為替に与える影響は軽微と見られます。このため、今週は景況感として26日(月)のドイツIFO景気動向指数、27日(火)の米消費者信頼感指数が注目されると思います。また、経済指標としては28日(水)の耐久財受注、29日(木)の米GDP確報値の内容が良ければ、住宅関連指標で後退した米国の景気についても再び見直される可能性があります。

【ドル/円】
先週発表されて米住宅関連指標はほとんどの指標が市場予想よりも悪かったことで、米金利の上昇期待が一服し、ドル/円は本邦の貿易統計で小幅ながら黒字となったことをきっかけに、円のショート(売り)ポジションを調整する動きとなりました。このため、一時84円に乗せたものの、84円は重いとのイメージがついたと思われ、チャートでもMACDがデッドクロスするなど、調整がしやすいものと思います。また、今週は調整の流れを変えるような経済指標の発表が少ないことも、下方向への流れが継続することを連想させます。ただ、週末のNYクローズにかけては、リスク・オンの流れに一部戻ったとみられる動きで、クロス円が反発したことから、ドル/円の下値は81円台前半ではサポートされるのではないかと思います。

【ユーロ】
24日(土)に独誌シュピーゲルが「メルケル首相とショイブレ財務相は、ユーロ圏の暫定的な救済基金である欧州金融安定ファシリティー(EFSF)と恒久的な基金として設立される欧州安定化メカニズ(ESM)の統合への反対姿勢を転換した」と報じました。これまで基金の増強に否定的だったドイツが報道通りに、方針を転換したとすれば、4月のG20会合でIMFの資金資金基盤の増強を具体的に協議することにつながるとみられるため、ユーロにとってプラス材料と見られます。また、原油価格が高止まりをしていることから、原油価格との相関が高いユーロにはサポートとなるとみられ、1.33ドル後半から1.34ドルを目指す可能性があります。ただ、26日(月)に発表される独IFO景気動向指数が市場予想より下振れすると、欧州の景気減速懸念が再燃すると見られますので、ユーロが1.31ドル近辺まで下落する可能性もあります。

【ポンド】
主要通貨が調整局面となる中で、英小売売上高が悪化していたことからポンドも調整となりました。英は21日に新年度以降の予算を発表し、法人税を現行の26%から段階的に引き下げ2年後には22%とする方針を示したほか、年収15万ポンド以上の人に適用される所得税率を4月から現行の50%から45%に引き下げます。また、低所得者に対しても所得控除額を増やすなど減税を実施、高・中所得層の消費を喚起する考えです。オズボーン英財務相は景気見通しについてもマイナス成長が続く事態を回避したい意図が見えます。英政府は財政再建を進めているものの、難しいかじ取りが続くため、減税によって消費が伸び来ないようであれば、5月には資産買い入れプログラムの増加の可能性も残るため、短期的にはしっかりした動きにつながる可能性がありますが、中長期では売られやすいのではないかと思います。

【豪ドル・NZドル】
中国の景気減速懸念から、先週は豪ドル、NZドルが対円で調整となりましたが、週末には反発しました。豪ドル/円は3/7の安値の84.810円、NZドル/円も3/6の安値の65.290円までは届いていません。NZでは26日に貿易収支、30日には住宅建設許可の発表が予定されています。ただ、メイントピックが中国の景気減速の動向にあることから、4月に入っての中国のPMIなどの発表を待つことになりそうです。また、NYダウが反発したことから、引き続き欧米の株価が堅調に推移するようであれば、豪ドル、NZドルも堅調に推移すると思われます。

■今週の予想レンジ

Ccy Low(下)   High(上)
ドル/円 81.10 83.30
ユーロ/ドル 1.3050 1.3470
ユーロ/円 108.00 111.10
ポンド/円 128.30 131.90
豪ドル/円 84.80 87.20
NZドル/円 65.30 68.40
南アランド/円 10.40 10.90

■注目イベント
3/26(月)
・ 06:45 NZ 2月 貿易収支
17:00 ドイツ 3月 IFO企業景況感指数
・ 23:00 米国 2月 住宅販売保留指数
3/27(火)
・ 08:50 日本 2月 企業向けサービス価格指数
・ 15:00 ドイツ 4月 GFK消費者信頼感調査
・ 15:00 ドイツ 2月 輸入物価指数
・ 15:45 フランス 3月 消費者信頼感指数
22:00 米国 1月 ケース・シラー米住宅価格指数
・ 23:00 米国 3月 消費者信頼感指数
・ 23:00 米国 3月 リッチモンド連銀製造業指数
3/28(水)
・ 14:30 フランス 10-12月期 国内総生産(GDP)改定値
・ 17:00 ユーロ圏 2月 マネーサプライM3
・ 17:30 英国 10-12月期 四半期経常収支
・ 17:30 英国 10-12月期 四半期国内総生産(GDP)確定値
・ 20:00 米国 MBA住宅ローン申請指数 前週比
・ 21:00 ドイツ 3月 消費者物価指数(CPI)速報値
21:30 米国 2月 耐久財受注
・ 21:30 米国 2月 耐久財受注・輸送用機器除く
3/29(木)
・ 08:50 日本 2月 小売業販売額
・ 08:50 日本 2月 大型小売店(既存店)販売額
・ 09:00 NZ 3月 NBNZ企業信頼感
16:55 ドイツ 3月 失業者数
16:55 ドイツ 3月 失業率
・ 17:30 英国 2月 消費者信用残高
・ 18:00 ユーロ圏 3月 消費者信頼感(確定値)
・ 18:30 南ア 2月 卸売物価指数(PPI)
未定 南ア 南アフリカ準備銀行(中央銀行)政策金利
・ 21:30 米国 10-12月期 四半期実質国内総生産(GDP)確定値
・ 21:30 米国 前週分 新規失業保険申請件数
・ 21:30 カナダ 2月 鉱工業製品価格
・ 21:30 カナダ 2月 原料価格指数
3/30(金)
・ 06:45 NZ 2月 住宅建設許可件数
・ 08:01 英国 3月 GFK消費者信頼感調査
・ 08:30 日本 3月 東京都区部消費者物価指数(生鮮食料品除く)
・ 08:30 日本 2月 全国消費者物価指数(CPI)
・ 08:30 日本 2月 全国消費者物価指数(生鮮食料品除く)
・ 08:30 日本 2月 全世帯家計調査・消費支出
・ 08:30 日本 2月 失業率
・ 08:30 日本 2月 有効求人倍率
・ 08:50 日本 2月 鉱工業生産速報値
・ 14:00 日本 2月 新設住宅着工戸数
15:00 ドイツ 2月 小売売上高指数
・ 15:45 フランス 2月 消費支出
・ 15:45 フランス 2月 卸売物価指数(PPI)
・ 16:00 スイス 3月 KOF景気先行指数
・ 16:00 南ア 2月 貿易収支
・ 18:00 ユーロ圏 3月 消費者物価指数(HICP)速報値
・ 21:30 カナダ 1月 月次国内総生産(GDP)
・ 21:30 米国 2月 個人所得
・ 21:30 米国 2月 個人消費支出(PCE)
・ 22:45 米国 3月 シカゴ購買部協会景気指数
・ 22:55 米国 3月 ミシガン大学消費者態度指数確報値
経済指標の詳細はFXmuseumのFXカレンダーを参照してください。

2012年3月24日 (土)

シカゴ通貨先物非商業ポジション(3/20現在)

こんばんは。ようやく風邪も治りかけてきたようです。昨日がピークだったようです。

23日に発表された20日現在のシカゴIMMの非商業(投機)ポジションでは、ドルが113.3億ドルの買超しに減少、円は3227.6億円の売超し(ドルでは38.6億ドルの買超し)に大幅減少、ユーロは103.7億ユーロの売超し(ドルでは137.1億ドルの買超し)に減少となりました。また、豪ドルは45.2億豪ドルの買超し(ドルでは47.3憶ドルの売超し)に増加、NZドルは4.2億NZドルの買超し(ドルでは3.4億ドルの売超し)に減少しました。

円のネットショートポジションは先週から17.4%減少しています。先週42,380コントラクトからは16,559コントラクト減少したことになります。内訳を見ますと、ロングが新たに12,674コントラクト増加したのに対して、ショートは3,885コントラクト減少したに過ぎず、依然として円のショートを保有している投機筋が多いことがうかがえます。今週末にかけてのドル/円の調整場面で、円のショートが減少していれば円の下落余地が限られると思います。
ユーロは82,954コントラクトのネットショートで、昨年11/15以来の水準となりました。ポジションだけを見ればピークの1/24の171,347コントラクトから約半減しています。ユーロ圏の懸念が和らぐようであれば、過去の水準からまだまだポジション解消の余地があります。
ポンドは、ネットのショートポジションが15,852コントラクトへ減少しています。ポンドはこのままショートが減少し、ロングに転換すると昨年8/30以来となります。ただ、ポンドがロングになって生きる期間が短く、ネットロングもリーマン・ショック以降は昨年2/15に52,572コントラクトを一瞬記録しただけですので、ポジション状況からポンドの底堅い動きにも限界があると言えそうです。

■シカゴIMM非商業ポジション

項目 Net(ネット) Dif(増減) Long(買) Short(売) All(総取組)
JPY -25,821 16,559 34,923 60,744 95,667
EUR -82,954 16,382 50,416 133,370 183,786
GBP -15,852 25,996 25,951 41,803 67,754
CHF -11,191 3,607 11,747 22,938 34,685
CAD 42,315 15,594 62,768 20,453 83,221
AUD 45,191 -21,565 97,025 51,834 148,859
NZD 4,210 -9,013 14,686 10,476 25,162
MXN -25,821 16,559 34,923 60,744 95,667
source:CFTC

【USD】 USD source:CFTC

ドルは7,003コントラクトのロング増加の19,773コントラクトのロングとなりました。
※ドルのポジションは円、ユーロをはじめ、メキシコペソまでを合計して算出しています。レートはFRBのメジャーカレンシーインデックスを使用しています。

【JPY】 JPY source:CFTC

円は16,559コントラクトのショート減少の25,821コントラクトのショートとなりました。

【EUR】 EUR source:CFTC

ユーロは16,382コントラクトのショート減少の82,954コントラクトのショートとなりました。

【GBP】 GBP source:CFTC

ポンドは25,996コントラクトのショート減少の15,852コントラクトのショートとなりました。

【AUD】 AUD source:CFTC

豪ドルは21,565コントラクトのロング減少の45,191コントラクトのロングとなりました。

【NZD】 NZD source:CFTC

NZドルは9,013コントラクトのロング減少の4,210コントラクトのロングとなりました。

【CAD】 CAD source:CFTC

カナダドルは15,594コントラクトのロング増加の42,315コントラクトのロングとなりました。

【CHF】 CHF source:CFTC

スイスフランは3,607コントラクトのショート減少の11,191コントラクトのショートとなりました。

【MXN】 MXN source:CFTC

メキシコペソは54,563コントラクトのロング減少の24,329コントラクトのロングとなりました。

2012年3月23日 (金)

3/23 本日の戦略-戻り鈍ければ調整が少し続くと思われる-

おはようございます。昨日は久日ぶりにまとまったクロス円等にまとまった売りが出ましたね。

■変化率から見た前日の通貨の強弱
円>ドル>ユーロ>ポンド>豪ドル>NZドル
※ ">" の左側の通貨が右側の通貨より強いことを示しています。

■本日の見通し
昨日は中国、ドイツ、ユーロ圏の製造業PMI(購買担当者景気指数)が市場予想を下回ったことで、グローバルでの景気減速の懸念となり、これまで対円で買われていた資源国通貨などが下落に転じました。チャート上では21日移動平均線や日足一目均衡表の転換線や基準線を下に抜けた通貨ペアも多いことから、下落が継続する可能性が高いと思われます。ただ、昨日大幅に下落していることから、多少の戻りとなる可能性もありますが、戻りの位置が下抜けした線近辺で止められると短期トレンドは下向きとなると思います。

ただ、ドル/円、クロス円これまで約1カ月半くらいほぼ一本調子で右上がりのトレンドでしたので、上昇過程で買えなかった人たちの押し目買いも多数あると見られます。上昇スピードや上昇幅の調整とみられるため、日足一目均衡表の基準線や雲などのサポートポイントで下げ止まった場合は、再度上昇に転じると見られます。その背景には、日・米・欧と一部新興国による金融の緩和によっての会場流動性の増加が上げられると思いますし、過剰流動性は新たな行き場を探しているため、悪い中でも期待が持てそうなユーロやポンドなどが嗜好されやすいと思います。

本日は米の新築住宅販売の発表が予定されているくらいです。バーナンキ米FRB議長の講演も予定されていますが、同議長はこのところ金融政策についての発言が減っていることから、大きく市場を動かす要因にはなりにくいと思います。週末ということもあり、売りも買いもどちらもポジション調整が先行すると思いますので、小幅なレンジでの取引となるのではないかと思います。

昨日のPMI悪化だけでは踏み切らないと思いますが、週末といえば中国の準備預金率の引き下げの可能性があります。19時~20時あたりは一応注意でしょうか。引き下げの場合は豪ドル、NZドル買いと見られます。

■主要通貨の短期のトレンド
USDJPY  日足一目均衡表の転換線(83.065円)を下抜け
EURJPY  21日移動平均線(108.437円)がサポートなるか
GBPJPY  日足一目均衡表の転換線(130.817円)を下抜け
AUDJPY  日足一目均衡表の基準線(86.084円)を下抜け
NZDJPY  日足一目均衡表の基準線(66.887円)を下抜け
CADJPY  21日移動平均線(82.550円)がサポートなるか
ZARJPY  21日移動平均線(10.768円)を下抜け
NOKJPY  21日移動平均線(14.422円)を下抜け
MXNJPY  21日移動平均線(6.383円)がサポートなるか
HKDJPY  日足一目均衡表の転換線(10.680円)を下抜け
SGDJPY  21日移動平均線(65.187円)を下抜け
EURUSD  21日移動平均線(1.32253ドル)がレジスタンス

■変動率からの予想レンジ 09:59→NYクローズ

Ccy 予想レンジ
USDJPY 82.15 ~ 83.00
EURJPY 108.33 ~ 109.60
GBPJPY 129.81 ~ 131.39
AUDJPY 85.14 ~ 86.25
NZDJPY 66.27 ~ 67.24
CADJPY 82.07 ~ 83.15
ZARJPY 10.60 ~ 10.78
NOKJPY 14.13 ~ 14.34
MXNJPY 6.36 ~ 6.47
HKDJPY 10.55 ~ 10.67
SGDJPY 64.81 ~ 65.56
EURUSD 1.3140 ~ 1.3253

■前日のサマリー
昨日は本邦から発表された2月の貿易収支が329億円(季節調整前)となったことから、赤字を予想していた市場関係者にはサプライズとなり、円を買い戻す動きとなり、ドル/円は83円台前半へと下落しました。その後、中国のHSBC製造業PMIが48.1となっていたことで、こちらも改善期待が市場に先行していたため、発表後には豪ドル、NZドルなどが大きく売られました。ロンドン時間に入ると、独製造業PMI速報値が48.1と50を下回ったこと、ユーロ圏の製造業PMIも47.7と予想より弱かったことから、グローバルな景気後退への観測につながり、クロス円が主導して円が買われ、ドル/円は82.68円、ユーロ/円は108.79円まで下落しました。NY時間に入り、新規失業保険申請件数が34.8万件と改善していたものの、影響は限定的となり、ドル/円は82.50円にあったストップロスをつけて82.33円、ユーロ/円は108.49円まで下落したものの、クローズにかけては反発し、ドル/円が82.60円近辺、ユーロ/円は108.90円近辺まで一時戻しました。

昨日の主な変動要因
①日本の2月貿易収支329億円の黒字⇒ 円買い
②中国HSBC製造業PMIが48.1に低下 ⇒豪ドル、NZドル売り
③独3月製造業PMIが48.1(予想51.0)に低下⇒ ユーロ売り
④N英2月小売売上高前月比-0.8%(予想-0.5%) ⇒ポンド円売り
⑤米新規失業保険申請件数34.8万件(予想35万件) ⇒ドル小幅上昇
⑥米景気先行指標総合指数0.7%(予想0.6%) ⇒ほとんど反応なし
クローズはドル/円が82.509円、ユーロ/ドルが1.31974ドル、ユーロ/円は108.922円。

■株価(bloomberg.co.jp)

Index 引値 前日比
日経225 10127.08 40.59
FTSE100(英) 5845.65 -46.30
DAX(独) 6981.26 -90.06
NYダウ(米) 13046.14 -78.48
S&P500(米) 1392.78 -10.11
NASDAQ(米) 3063.32 -12.00

■金利(bloomberg.co.jp)

Country 利回り 前日比
米10年債 2.28 -0.02
日本10年債 1.027 0.003
英10年債 2.32 -0.05
独10年債 1.91 -0.07

■コモディティ価格

Commodities 引値 前日比
NY金(期近) 1642.50 -7.80
NY原油(期近) 105.35 -1.92

■本日の指標発表(FXミュージアムより)
3/23(金)
・ 16:45 フランス 3月 企業景況感指数
・ 20:00 カナダ 2月 消費者物価指数(CPI)
・ 20:00 カナダ 2月 消費者物価指数(CPIコア)
23:00 米国 2月 新築住宅販売件数
・ 02:30 ユーロ圏 ゴンザレス・パラモ欧州中央銀行(ECB)理事講演
02:45 米国 バーナンキ米連邦準備理事会(FRB)議長講演
・ 03:30 米国 ロックハート米アトランタ連銀総裁講演

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2012年3月22日 (木)

3/22 本日の戦略-中国景気減速が市場テーマになるか-

おはようございます。今日は全国的に暖かくなるような天気の予報でした。高知では桜が開花したとのことで、話題が春めいてきましたね。

■変化率から見た前日の通貨の強弱
円>ポンド>ドル>ユーロ>NZドル>豪ドル
※ ">" の左側の通貨が右側の通貨より強いことを示しています。

■本日の見通し
本日朝方に発表された通関ベースの貿易収支は329億円の黒字となりました。1200億円の赤字を見込んでいた市場では、5カ月ぶりの黒字転換に一時円買いで反応しましたが、9:30の現時点では発表前と同じ水準に戻ってきています。市場では、3月半ばにギリシャの第2次支援問題が解決(完全ではないが)したことで、次のテーマを探しているように見えます。現在有力なのが、中国の景気減速懸念からの豪ドル売りとなります。このため、中国のHSBC製造業PMI(購買担当者景気指数)の下振れには注意です。下振れ⇒株価下落⇒円買い、ドル買い(クロス円下落)

また、本日早朝に発表されたNZの10-12月のGDPは前期比+0.3%と市場予想の+0.6%の半分に留まりました。市場のテーマが上述したように中国の景気減速に向かうとすると、NZも乳製品を中心に中国との貿易が多いことから、影響は免れないと思います。

ユーロ/円は昨日の高値が111.416円と昨年10/31の本邦政府・日銀による為替介入で押し上げた111.530円に迫るところまで上昇しました。ただ、欧州が良くなっているわけではないことから、消去法によるユーロ買いとみられます。このため、市場のテーマが変われば直ぐにユーロが売られる可能性もあり、ユーロの継続的な上昇にはつながらないと思っています。

■USDJPY 日足(一目均衡表、MACD)
USDJPYsource:uedaharlowfx
ドル/円は昨日の上昇の高値が84.085円と3/15の高値の84.170円を上に抜けられませんでした。また、ロウソク足の形も上に比較的長い影のある陰線となりました。83円台後半から84円にかけては重さが感じられますし、MACDはデッドクロス間近となっています。このため、調整的のドル売りが出てもおかしくない状況とみられ、日足一目均衡表の転換線となる83.065円を下に抜けると、2/1の安値の76.020円と3/15の高値の84.170円を100%としたフィボナッチの23.6%押しが82.251円となり、まずはこの近辺まで下落してくるのではないかと思います。

■主要通貨の短期のトレンド
USDJPY  5日移動平均線(83.464円)を下抜け
EURJPY  5日移動平均線(110.062円)がサポート
GBPJPY  5日移動平均線(132.149円)がサポート
AUDJPY  21日移動平均線(86.973円)がサポートとなるか
NZDJPY  5日移動平均線(68.462円)がサポート
CADJPY  5日移動平均線(84.216円)を下抜け
ZARJPY  5日移動平均線(10.916円)を下抜け
NOKJPY  5日移動平均線(14.483円)を下抜け
MXNJPY  5日移動平均線(6.544円)を下抜け
HKDJPY  5日移動平均線(10.719円)を下抜け
SGDJPY  5日移動平均線(65.746円)がサポート
EURUSD  21日移動平均線(1.32276ドル)がレジスタンス

■変動率からの予想レンジ 08:39→NYクローズ

Ccy 予想レンジ
USDJPY 83.06 ~ 83.89
EURJPY 109.66 ~ 110.90
GBPJPY 131.70 ~ 133.23
AUDJPY 86.67 ~ 87.75
NZDJPY 67.53 ~ 68.49
CADJPY 83.58 ~ 84.63
ZARJPY 10.79 ~ 10.97
NOKJPY 14.37 ~ 14.58
MXNJPY 6.48 ~ 6.59
HKDJPY 10.67 ~ 10.78
SGDJPY 65.65 ~ 66.38
EURUSD 1.3156 ~ 1.3269

■前日のサマリー
昨日も中国の景気減速懸念が市場のテーマとなりつつあり、アジアの株価が下落する中で、円も売られ、ドル/円は83円台後半での推移となり、クロス円が全般的に上昇しました。ただ、豪ドルの上昇は鈍くロンドン時間序盤に88.119円をつけた後は下落に転じました。ロンドン時間序盤は欧州の株価が上昇したことで、ドル/円も底堅く推移、ポルトガルの3年債入札で利回りが低下したこともありユーロが買われ、ユーロ/円は111.416円まで上昇しました。NY時間序盤にはドル/円は84.085円まで一時上昇したものの、発表された米中古住宅販売件数が前月比-0.9%と市場予想よりも下振れしたことで、米景気回復観測が後退し、米株価の下落とリスク回避の円買い、ドル買いの流れとなり、ドル/円は83.30円まで下落、クロス円は更に下落してユーロ/円は110.049円を一時つけました。

昨日の主な変動要因
①英中銀議事録でポーゼン委員、マイルズ委員が250億ポンドの資産買い入れ枠拡大を主張(予想通り)⇒ ポンド買い
②ポルトガル3年債入札で償還利回りが3.652%(前回4.943%) ⇒ユーロ買い
③米中古住宅販売件数459万戸(下振れ)⇒ ドル売り
④NYダウの下落 ⇒クロス円売り

クローズはドル/円が83.384円、ユーロ/ドルが1.32126ドル、ユーロ/円は110.201円。

■株価(bloomberg.co.jp)

Index 引値 前日比
日経225 10086.49 -55.50
FTSE100(英) 5891.95 0.54
DAX(独) 7071.32 16.38
NYダウ(米) 13124.62 -45.57
S&P500(米) 1402.89 -2.63
NASDAQ(米) 3075.32 1.17

■金利(bloomberg.co.jp)

Country 利回り 前日比
米10年債 2.30 -0.06
日本10年債 1.024 -0.012
英10年債 2.37 -0.05
独10年債 1.98 -0.06

■コモディティ価格

Commodities 引値 前日比
NY金(期近) 1650.30 3.30
NY原油(期近) 107.27 1.66

■本日の指標発表(FXミュージアムより)
3/22(木)
08:50 日本 2月 貿易統計(通関ベース)
・ 16:00 スイス 2月 貿易収支
・ 17:00 南ア 2月 消費者物価指数(CPI)
・ 18:00 ユーロ圏 3月 製造業購買担当者景気指数(PMI)速報値
・ 18:00 ユーロ圏 3月 サービス部門購買担当者景気指数(PMI)速報値
・ 18:30 英国 2月 小売売上高指数
・ 19:00 ユーロ圏 1月 製造業新規受注
・ 21:30 カナダ 1月 小売売上高
・ 21:30 カナダ 1月 小売売上高(除自動車)
21:30 米国 前週分 新規失業保険申請件数
・ 23:00 米国 1月 住宅価格指数
23:00 米国 2月 景気先行指標総合指数
・ 00:00 ユーロ圏 3月 消費者信頼感(速報値)
・ 01:45 米国 バーナンキFRB議長講演
・ 04:30 ユーロ圏 ゴンザレス・パラモ欧州中央銀行(ECB)理事講演
・ 05:00 米国 エバンズ米シカゴ連銀総裁講演

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2012年3月21日 (水)

3/21 本日の戦略-昨日は消極的なユーロ買いとみる-

おはようございます。長男もインフルエンザが回復して今日から学校へ行きました。あと少しで小学校を卒業すると思うと月日のたつのは早いと思います。

■変化率から見た前日の通貨の強弱
ドル>ユーロ>ポンド>円>NZドル>豪ドル
※ ">" の左側の通貨が右側の通貨より強いことを示しています。

■本日の見通し
昨日は中国の先行きに対する懸念やイランのホルムズ海峡封鎖の可能性が幾分後退したと見られたことなどから、資源国通貨が中心となり売られました。また、アジアや欧米の株価が下落したことで、リスク回避のドル買いとなったものの、取引終盤にかけては消極的にユーロが買われています。このところの動きを見ていますと、市場は株価が上がろうが下がろうが、リスク・オフであろうが円買い意欲がなく、むしろ円を売りたいように見えます。このため、クロス円が全般的にはしっかりすることになり、ユーロやポンドは円に対して年初来高値を更新しています。こうした動きはまだ続く可能性があり、5月のファンドの中間決算までの時期を予想する人もいます。ドル/円、クロス円ともに押し目買いのようです。

一方、昨日公表された豪準備銀行(RBA)の議事録では、豪がしばらく政策金利の変更がない可能性が見て取れます。内容は「下向きリスクは依然存在するものの、発生の可能性は数カ月前よりも少なくなった」としています。また、今後数年のインフレ率は2~3%に留まるとの認識を示しています。昨日はBHPビリトンによる中国への懸念から大きく下落しましたが、中国による金融緩和などが実施された場合には、豪ドルが買われる可能性が高いと見られます。

ユーロやポンドについては、昨日の株価の下落段階で、本来であれば買われる可能性が低いユーロやポンドが買われたことは、当面のリスクがなくなったとの見方から、消極的なユーロ買いが出ているものと思います。このため、株価の下落段階でのユーロ買いが長期にわたって継続するとは思われません。本日は主要な経済指標の発表もないことから、23時のガイトナー米財務長官とバーナンキ米FRB議長の議会証言が注目される可能性がありますが「下院監督・政府改革委員会で欧州債務危機について証言」ですので自国の金融政策にかかわるところはないと見られます。。

■NZDUSD 日足(一目均衡表、MACD) NZDUSD source:uedaharlowfx
NZドル/米ドルは昨日大きな陰線となり、日足の一目均衡表の雲の中に入ってきました。また、3/19の高値が0.82872ドルと基準線に戻りを抑えられた格好となりました。遅行線も雲の下を推移しており、MACDも下落の継続を示しているように見えます。まずは3/6の安値の0.80990ドル近辺を試しに行き、3/15の安値の0.80590ドルを下抜けると、雲の下限となる0.7940ドル近辺を目指すと見られます。

■主要通貨の短期のトレンド
USDJPY  5日移動平均線(83.527円)がサポート
EURJPY  年初来高値更新
GBPJPY  年初来高値更新
AUDJPY  5日移動平均線(87.964円)を下抜け
NZDJPY  5日移動平均線(68.405円)を下抜け
CADJPY  5日移動平均線(84.272円)がサポート
ZARJPY  5日移動平均線(10.933円)がサポート
NOKJPY  5日移動平均線(14.458円)がサポート
MXNJPY  5日移動平均線(6.548円)がサポート
HKDJPY  5日移動平均線(10.728円)上抜け
SGDJPY  5日移動平均線(66.187円)を下抜け
EURUSD  21日移動平均線、日足一目均衡表下抜け(僅か)

■変動率からの予想レンジ 08:39→NYクローズ

Ccy 予想レンジ
USDJPY 83.00 ~ 83.83
EURJPY 109.77 ~ 111.04
GBPJPY 131.78 ~ 133.36
AUDJPY 87.88 ~ 88.96
NZDJPY 68.41 ~ 69.35
CADJPY 84.00 ~ 85.04
ZARJPY 10.95 ~ 11.13
NOKJPY 14.45 ~ 14.67
MXNJPY 6.52 ~ 6.62
HKDJPY 10.67 ~ 10.78
SGDJPY 66.05 ~ 66.80
EURUSD 1.3183 ~ 1.3296

■前日のサマリー
昨日は本邦が春分の日で休場となったこともあり、ドル/円は83円台前半からミドルでの小動き、ユーロ/ドルも1.32ドル台前半での小動きとなっていましたが、資源目メジャーのBHPビリトンが「中国の鉄鋼生産が鈍化しつつある」と指摘したことなどから、豪ドルが売られ、更に上海株が1%を超える大幅な下落となったことなどから、リスク回避の動きとが継続しました。このため、ロンドン時間にはドル/円はドルの上昇から83.83円まで上昇、ユーロ/ドルは1.3171ドルまで下落しました。NY時間に入ると、サバハ・クウェート首長が「イランがホルムズ海峡閉鎖に向けた行動を取らないことを確実にするために、同国の当局者に連絡を取った。そうした行動はとらないとの確約をイラン側から得た」との発言などもあり、資源国通貨がさらに売られ、豪ドル/米ドルは1.0457ドル、NZドル/米るドルは0.8145ドルまで下落しました。一方、ユーロは1.3245ドルまで上昇、ドル/円は83.32円まで下落しました。クローズにかけてはユーロが堅調に推移する一方で、ドル/円も83円台後半まで戻しました。

昨日の主な変動要因
①資源メジャーBHPビリトンが中国の鉄鋼生産が鈍化しつつあると指摘⇒ 豪ドル売り
②ヌアイミ・サウジアラビア石油鉱物資源相「市場への原油供給を拡大する用意がある」 ⇒豪ドル売り
③中国、欧米の株価下落⇒ 円買い
④住宅着工69.8万戸だったが建設許可件数71.7万戸と2008年10月以来の高水準⇒ あまり反応なし

クローズはドル/円が83.40円、ユーロ/ドルが1.3173ドル、ユーロ/円は109.86円。

■株価(bloomberg.co.jp)

Index 引値 前日比
日経225 10141.99 12.16
FTSE100(英) 5891.41 -69.70
DAX(独) 7054.94 -99.28
NYダウ(米) 13170.19 -68.94
S&P500(米) 1405.52 -4.23
NASDAQ(米) 3074.15 -4.17

■金利(bloomberg.co.jp)

Country 利回り 前日比
米10年債 2.36 -0.02
日本10年債 1.036 -
英10年債 2.42 -0.01
独10年債 2.04 -0.01

■コモディティ価格

Commodities 引値 前日比
NY金(期近) 1647.00 -20.30
NY原油(期近) 105.61 -2.48

■本日の指標発表(FXミュージアムより)
3/21(水)
・ 13:30 日本 1月 全産業活動指数
・ 18:30 英国 英中銀金融政策委員会(MPC)議事要旨
・ 20:00 米国 MBA住宅ローン申請指数
・ 21:30 カナダ 2月 景気先行指数
22:30 米国 バーナンキ米連邦準備理事会(FRB)議長議会証言
22:30 米国 ガイトナー米財務長官議会証言

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2012年3月20日 (火)

3/20 本日の戦略-ドル売りが続くのか、指標と発言に注目-

おはようございます。風邪がひどくて本日が休みでよかったです。

■変化率から見た前日の通貨の強弱
ユーロ>ポンド>NZドル>豪ドル>円>ドル
※ ">" の左側の通貨が右側の通貨より強いことを示しています。

■本日の見通し
本日は本邦が春分の日で休場となっていることから、アジア時間帯には手掛かりが少なく小幅な値動きとなっているようです。昨日もドル売りと円売りが続いたことで、少し巻き戻しの流れが出てくるかもしれません。ガイトナー米財務長官はQE3に対しては経済次第とし、実施についても「何も決まっていない」と発言、これまでのハト派的な発言からはややトーンが落ちたように思います。同長官に対する議会証言が本日予定されていることやバーナンキ議長の講演が予定されていることから、QE3期待の修正で早期利上げ観測まで極端に振れた市場心理が両者の発言によってどちらかに傾くようであれば新たなトレンドが生まれると思います。少なくともこの2日においては、ドル売りが色濃く出ているように見えます。これらの発言をきっかけにドルが買い戻されるかもしれません。

一方、昨日発表された米NAHB住宅市場指数は28と市場予想の30から下振れしています。住宅市場指数は供給者側(建設業者側)から見た景況感指数であり、本日発表される新築住宅着工件数、住宅建設許可や今週半ばから後半にかけて発表される中古住宅販売、新築住宅販売件数とは少し内容が異なりますが、これまで底辺を這うところから回復傾向が見えていた住宅関連指標に一服感が出てくると、FRBの言うところの「苛立たしいほど遅い」ということになってくると思います。先週末に発表された米国の経済指標も一服感が見えたことから、この傾向が続くかどうかが今後の米金利動向やドル相場の方向性に影響を与えます。また、あまり為替関連のニュースでは取り上げられていませんが、原油価格(WTI)が1バーレル=108ドルを超えてきています。欧米ともに原油価格の上昇は景気のマイナスとなるものの、米国のほうがより濃く影響が出てくることから、原油の上昇はドル弱含みの原因となると見られます。

他の通貨では本日消費者物価指数の発表が予定されている英ポンドは、昨日1.59124ドルまで上昇しましたが、チャートの形がヘッド・アンド・ショルダーに近くなっていますので、同指数が低下して中銀が定めるインフレターゲット(2.0%)に近づくようであれば、ポンドは下落する可能性が高まります。

■GBPUSD 日足(一目均衡表、MACD) GBPUSD source:uedaharlowfx
上にも書きましたがポンド/ドルは2/8の高値の1.59260ドル(左肩)、2/29の高値の1.59910(頭)、3/19の高値(?)の1.59124ドルがヘッド・アンド・ショルダーを形成する可能性があります。ただ、日足の一目均衡表の雲がサポートになっていることに加え、MACDもゴールデンクロスしてきています。このため、3/12の安値の1.5610ドルを下に抜けなければ形成失敗となり、雲をサポートとしながら上昇すると思われます。

■本日のテクニカルでの注目点(矢印はトレンドの方向を予想しています)

■変動率からの予想レンジ 08:31→NYクローズ

Ccy 予想レンジ
USDJPY 83.00 ~ 83.83
EURJPY 109.77 ~ 111.04
GBPJPY 131.78 ~ 133.36
AUDJPY 87.88 ~ 88.96
NZDJPY 68.41 ~ 69.35
CADJPY 84.00 ~ 85.04
ZARJPY 10.95 ~ 11.13
NOKJPY 14.45 ~ 14.67
MXNJPY 6.52 ~ 6.62
HKDJPY 10.67 ~ 10.78
SGDJPY 66.05 ~ 66.80
EURUSD 1.3183 ~ 1.3296

■前日のサマリー
昨日はあまり材料のない中で、朝方は実質の5・10日(20日の日本が休み)のため、本邦輸入などのドル買いが先行して、ドル/円は86.563円まで一時上昇しましたが、欧州の株価が下落したことなどで、欧州時間には一時83.021円まで下落しました。しかし、米アップルが17年ぶりに配当を再開するなどをしてダウの先物が上昇に転じると、83.546円の戻り高値をつけました。その後発表された米NAHB住宅市場指数が市場予想を下回るとドル売りに転じて、83円台前半での推移となりました。
ユーロやクロス円もロンドン時間序盤までは、ドル/円におおむね沿う形で推移していましたが、ロンドン時間後半にはドル売りとなり、ストップロスをヒットする形でユーロ/ドルは1.32631ドル、ポンド/ドルは1.59124ドル、豪ドル/米ドルは1.06355ドルまで一時上昇しました。クロス円はこれらの上昇とドル/円の下げ止まりからユーロ/円は110.542円、ポンド/円は132.635円、豪ドル/円は88.592円まで上昇し、おおむね高値圏でクローズしました。
ただ、豪ドルはスティーブンス豪準備銀行(RBA)総裁が利下げの可能性があることが発言内容から示されたことで、ユーロやポンドなどに比べて上昇は鈍くなりました。

昨日の主な変動要因
①スティーブンスRBA総裁「金融政策はインフレ動向にもよるが需要支援のための役割を果たすことが可能」「世界は2012年にトレンドを下回る成長に直面する可能性」⇒ 豪ドル売り
②ダドリーNY連銀総裁「量的緩和第3弾(QE3)は経済の進展次第」「QE3を実行するかに関して何も決まっていない」 ⇒ドル小幅買い
③米NAHB住宅市場指数28(下振れ)⇒ ドル売り

クローズはドル/円が76.96円、ユーロ/ドルが1.2720ドル、ユーロ/円は97.89円。

■株価(bloomberg.co.jp)

Index 引値 前日比
日経225 10141.99 12.16
FTSE100(英) 5961.11 -4.47
DAX(独) 7154.22 -3.60
NYダウ(米) 13239.13 6.51
S&P500(米) 1409.75 5.58
NASDAQ(米) 3078.32 23.06

■金利(bloomberg.co.jp)

Country 利回り 前日比
米10年債 2.38 0.08
日本10年債 1.052 0.039
英10年債 2.43 -0.01
独10年債 2.05 0.01

■コモディティ価格

Commodities 引値 前日比
NY金(期近) 1667.30 11.50
NY原油(期近) 108.09 1.03

■本日の指標発表(FXミュージアムより)
3/20(火)
・ 09:30 豪 準備銀行(RBA)金融政策会合議事要旨公表
・ 16:00 ドイツ 2月 生産者物価指数(PPI)
・ 17:15 スイス 10-12月期 四半期鉱工業生産
・ 18:30 英国 2月 消費者物価指数(CPI)
・ 18:30 英国 2月 小売物価指数(RPI)
21:30 米国 2月 住宅着工件数
・ 21:30 米国 2月 建設許可件数
・ 23:00 米国 ガイトナー米財務長官議会証言
・ 23:00 ユーロ圏 プラート欧州中央銀行(ECB)理事講演
・ 23:00 ユーロ圏 バイトマン独連銀総裁講演
01:45 米国 バーナンキFRB議長講演
・ 03:00 英国 デール英中銀金融政策委員会(MPC)委員講演

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2012年3月19日 (月)

3/19 本日の戦略-材料乏しいながら円売りは続くか-

おはようございます。昨日からどうも風邪をひいたみたいで、身体もだるく、ぼ~っとしています。3月に入っても寒い日が続きますのでお気を付けください。

■変化率から見た前日の通貨の強弱
ポンド>ユーロ>NZドル>豪ドル>円>ドル
※ ">" の左側の通貨が右側の通貨より強いことを示しています。

■本日の見通し
本日は19日ですが、明日が春分の日で本邦が休みとなるため、仲値のドル買いが出やすいように思います。このため、仲値の9:55まではドルが買われやすく、クロス円もしっかりした動きとなることが予想されます。一方、本日は目立った材料に乏しいことから、21:35のダドリーNY連銀総裁の発言と23:00の米NAHB住宅価格指数の発表が注目されると思います。ダドリーNY連銀総裁はハト派的な発言が多いことから、同氏の発言の内容でハト派色が薄まればドル買い、変更がなければドル売りに反応すると思われます。NAHB住宅市場指数は、今週発表される一連の住宅関連指標の皮切りとなるため、市場より上振れした場合には、市場の期待が高まるものとみられ、ドルが買われる流れになると思います。

クロス円は、ドル/円がしっかりした動きとなっていることから、ドル高場面では、ドルストレートのでの下落とドル/円の上昇で相殺される動きとなり、ドルの下落局面ではドル/円が下げ渋るため、クロス円はそれほど下げないという流れとなっています。いまのところどちらに転んでも下落リスクが低い状況と思われます。

■EURUSD 日足(一目均衡表、MACD) EURUSD source:uedaharlowfx
ユーロ/ドルは3/15の安値の1.3003ドルが2/16の安値の1.2974ドルを下に抜けていなことや、厚みがないとはいえ、一目均衡表の雲と転換線を上抜けています。遅行線も雲の中に入ってきており、短期的には買いに転換した可能性もあります。ただ、目先の抵抗として基準線(1.3229ドル)が控えていることやこのレベルで止めれられた場合は、やや変則ながらヘッド・アンド・ショルダーを形成し、下落する可能性もあります。

■主要通貨の短期のトレンド
USDJPY  5日移動平均線(83.15円)がサポート
EURJPY  年初来高値更新
GBPJPY  年初来高値更新
AUDJPY  年初来高値更新
NZDJPY  年初来高値更新
CADJPY  5日移動平均線(83.84円)がサポート
ZARJPY  5日移動平均線(10.91円)がサポート
NOKJPY  5日移動平均線(14.45円)上抜け
MXNJPY  5日移動平均線(6.58円)がサポート
HKDJPY  5日移動平均線(10.68円)がサポート
SGDJPY  年初来高値更新
EURUSD  5日移動平均線(1.3102ドル)を上抜け

■変動率からの予想レンジ 07:12→NYクローズ

Ccy 予想レンジ
USDJPY 83.09 ~ 83.93
EURJPY 109.33 ~ 110.63
GBPJPY 131.36 ~ 132.97
AUDJPY 87.80 ~ 88.91
NZDJPY 68.30 ~ 69.27
CADJPY 83.66 ~ 84.70
ZARJPY 10.92 ~ 11.10
NOKJPY 14.46 ~ 14.68
MXNJPY 6.52 ~ 6.63
HKDJPY 10.69 ~ 10.80
SGDJPY 66.02 ~ 66.80
EURUSD 1.3119 ~ 1.3234

■前日のサマリー
週末の東京時間帯は週末のポジション調整の動きもあり、午後にはドル/円が一時83.28円まで下落する場面が見られましたが、欧州の株価が堅調に推移したことなどから、NY序盤には83.94円まで上昇しました。しかし、発表された米消費者物価指数のコア(食品およびエネルギーを除く)が市場予想より下振れしたことからドル売りとなり、その後発表された米鉱工業生産、ミシガン大消費者信頼感指数も予想より下振れしたことで、83.18円まで下げる場面も見られました。83円台前半でサポートされると、方向感がなくなり、83円台前半での動きとなりました。

ユーロ/ドルは1.30ドル台後半では小幅な動きとなっていましたが、ロンドン時間に米長期金利が上昇したこともあり、一時1.3049ドルまで下落しました。しかし、当局者が「ギリシャは条件を満たせば第3次救済を得る可能性」と発言、さらに「ユーロ圏は692-億ユーロのファイアウォール決定も」とのヘッドラインなどから反発、メルケル独首相は「ESM上限5000億ユーロの引き上げに反対」と発言したことから、1.30ドル台後半で足踏みとなりました。NY時間に入り、相次ぐさえない米国の経済指標を受けドルが下落したことで、ユーロ/ドルは1.3187ドルまで上昇、そのまま高値圏でクローズしました。他のドルストレート通貨もドルに対して上昇したことから、クロス円が年初来高値を更新する通貨ペアが多く、堅調推移となりました。

昨日の主な変動要因
①ギリシャは条件満たせば第3次救済得られる可能性(当局者)⇒ ユーロ買い
②規模拡大したESM望む人間はドイツにいない、ESMの上限5000億ユーロの引き上げに反対(メルケル独首相) ⇒ユーロ小幅売り
③米消費者物価コア前月比+0.1%(下振れ)⇒ ドル売り
④米ミシガン大消費者信頼感指数74.3(下振れ)⇒ ドル売り

クローズはドル/円が83.40円、ユーロ/ドルが1.3173ドル、ユーロ/円は109.86円。

■株価(bloomberg.co.jp)

Index 引値 前日比
日経225 10129.83 6.55
FTSE100(英) 5965.58 24.86
DAX(独) 7157.82 13.37
NYダウ(米) 13232.62 -20.14
S&P500(米) 1404.17 1.57
NASDAQ(米) 3055.26 -1.11

■金利(bloomberg.co.jp)

Country 利回り 前日比
米10年債 2.29 0.02
日本10年債 1.048 -0.004
英10年債 2.44 0.07
独10年債 2.05 0.08

■コモディティ価格

Commodities 引値 前日比
NY金(期近) 1655.80 -3.70
NY原油(期近) 107.06 1.95

■本日の指標発表(FXミュージアムより)
3/19(月)
・ 14:00 豪 スティーブンス豪準備銀行(RBA)総裁講演
・ 17:00 南ア 10-12月期 四半期経常収支
・ 18:00 ユーロ圏 1月 経常収支
・ 19:00 ユーロ圏 1月 建設支出
・ 19:00 南ア 1-3月期 四半期 南アフリカ経済研究所消費者信頼感指数
・ 21:30 カナダ 1月 卸売売上高
21:35 米国 ダドリー米ニューヨーク連銀総裁講演
・ 23:00 米国 3月 NAHB住宅市場指数
・ 02:00 ユーロ圏 ノボトニー・オーストリア中銀総裁

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2012年3月18日 (日)

3/19の週の見通し -米国の住宅関連指標に注目-

こんばんは。今日は時間がなかったので、散髪と図書館に自転車で行ってきました。しばらく乗っていなかったのでタイヤの空気が少なく、自転車が重かったです。

■日、週、月、年データ Rate ※表をクリックすると拡大します。

■今週の見通し
【先週の振り返り】
先週は中国の景気減速懸念から豪ドルなど資源国通貨が下落してスタート、豪ドルは約1円の下落となりました。クロス円は下落したものの、ドル円への影響は限定的となりました。13日の火曜日には日銀の金融政策決定会合となりましたが、政策金利と資産買い入れ基金等が「65兆円」に据え置かれたことから、一時81.97円まで下落しましたが、白川日銀総裁の発言からは日本の量的緩和の姿勢には変化がないとの見方で、ドル/円は82円台後半まで上昇、さらに米FOMCでは、政策金利が据え置かれたものの、「失業率は目に見えて低下」と景気判断を引き上げたことや「石油・ガスが一時的にインフレを押し上げへ」とインフレにも経過を示したことから、ドル/円は83円を一時上に抜けました。水曜日には日経225平均株価が1万円を回復したことで、ドル/円は83円台まで上昇、15日の木曜日にはドル/円は一時昨年4/13以来となる84.18円まで上昇しましたが、その後は調整色がでて83円台前半まで下落、16日は米国の消費者物価指数のコア(食品・エネルギーを除く)が下振れしていたこともあり、83.18円まで下落する場面も見られましたが、83.40円近辺でクローズしました。
ユーロやクロス円は週中に温家宝・中国首相が全人代後の記者会見で「欧州債務危機で引き起こされた外部市場の縮小により、中国経済が下降圧力さらされていると認識するべきだ」などとの発言したことから下落し、ユーロ/ドルは1.3003ドルまで下落しましたが、週後半には米国の消費者物価指数のコアが下振れしたことで、ユーロ/ドルは1.31ドル台後半まで上昇しました。クロス円は週末にドルの調整もあり、軒並み年初来高値の更新となっています。

【全体】
週末には米国のさえない消費者物価指数(コア)、ミシガン大消費者信頼感指数でこれまでのドル上昇の調整となり、クロス円の上昇につながりましたが、出遅れている住宅関連の指標が多く発表されることから、米金利の上昇が続くかどうかに市場の注目が集まるものと思います。市場予想は20日(火)に発表される住宅着工件数(年率換算)が70万件と前回とほぼ同じ、21日(水)に発表される中古住宅販売件数(年率換算)は460万戸と前回より3万戸多くなっています。また、23日(金)に発表される新築住宅着工件数(年率換算)は32.5万戸と前回より0.4万戸の増加となっています。予想より上振れした場合には、米景気の先行きに期待がもたれることから、ドル買いにつながると思われます。

【ドル/円】
日米の金融政策では、米国が景気判断を事実上引き上げ、日本の緩和傾向は続くと見られることから、ドル買い円売りの流れに変化はないように見られます。CFTCから発表されたシカゴの通貨先物は短期筋の円売り(ドル買い)によってドルが上昇したことを示していますし、一時84円前半まで上昇したのは材料が少ない中では買われすぎたとの見方もあり、調整が先行した後に、85円台を目指していくものと思われます。経済指標では、22日(木)の通関貿易統計での赤字額が注目されます。赤字減少なら調整継続と見られます。

【ユーロ】
ユーロはひとまずギリシャの懸念が後退し、第2次支援が粛々と進んでいることから、目先のよわ材料の後退から底堅く推移しています。今週は22日(木)のユーロ圏などの購買担当者景気指数(PMI)速報値の発表に注目となります。また、救済基金の規模が先週6920億ユーロで合意とのヘッドラインも流れていることから、規模のヘッドラインで振り回される可能性もあります。足元ではドルが主体の相場となっていることで、ドルの動きに注目となりそうです。

【ポンド】
英国は格付け機関にムーディーズにつづきフィッチも「AAA」格を確認したものの、見通しを「ネガティブ」に変更しています。英では21日に英予算責任局(OBR)が経済と財政見通しを発表することからこの内容が注目されると思われます。また、経済指標では20日(火)に消費者物価指数の発表が予定されています。市場予想は前年比で3.3%となっていて、3.6%から低下する見通しです。物価指数の低下は追加緩和への連想にもつながることから、ポンドにとっては下げ材料となる可能性もあります。また、米英で石油の戦略備蓄放出合意のヘッドラインも流れたことで、これが実現すれば原油価格の低下につながり、一時的な原油安となる可能性もあり、ポンドを押しされる材料となると見られます。

【豪ドル・NZドル】
豪ドル、NZドルは中国の景気減速の可能性から一時調整となりましたが、週末のさえない米国の経済指標から調整分を取り戻しつつあります。対円では年初来高値を更新中であり、ドルの調整が続いてもドル/円の下落が限られるとみられることから、対円では堅調な動きとなる可能性が高いと思います。ただ、21日(火)にNZのQ4経常収支と22日(水)にはQ4のGDPの発表予定があり、予想より下振れした場合にはNZドルが下落するものと思われます。

■今週の予想レンジ

Ccy Low(下)   High(上)
ドル/円 82.40 84.50
ユーロ/ドル 1.3050 1.3310
ユーロ/円 107.80 111.50
ポンド/円 129.50 134.40
豪ドル/円 86.80 90.00
NZドル/円 67.30 69.70
南アランド/円 10.60 11.60

■注目イベント
3/19(月)
・ 17:00 南ア 10-12月期 四半期経常収支
・ 18:00 ユーロ圏 1月 経常収支
・ 19:00 ユーロ圏 1月 建設支出
・ 19:00 南ア 1-3月期 四半期 南アフリカ経済研究所消費者信頼感指数
・ 21:30 カナダ 1月 卸売売上高
・ 23:00 米国 3月 NAHB住宅市場指数
3/20(火)
・ 09:30 豪 準備銀行(RBA)金融政策会合議事要旨公表
・ 16:00 ドイツ 2月 生産者物価指数(PPI)
・ 17:15 スイス 10-12月期 四半期鉱工業生産
・ 18:30 英国 2月 消費者物価指数(CPI)
・ 18:30 英国 2月 小売物価指数(RPI)
21:30 米国 2月 住宅着工件数
・ 21:30 米国 2月 建設許可件数
3/21(水)
・ 06:45 NZ 10-12月期 四半期経常収支
・ 13:30 日本 1月 全産業活動指数
・ 18:30 英国 英中銀金融政策委員会(MPC)議事要旨
・ 20:00 米国 MBA住宅ローン申請指数
・ 21:30 カナダ 2月 景気先行指数
23:00 米国 2月 中古住宅販売件数
3/22(木)
・ 06:45 NZ 10-12月期 四半期国内総生産(GDP)
08:50 日本 2月 貿易統計(通関ベース)
・ 16:00 スイス 2月 貿易収支
・ 17:00 南ア 2月 消費者物価指数(CPI)
・ 18:00 ユーロ圏 3月 製造業購買担当者景気指数(PMI)速報値
・ 18:00 ユーロ圏 3月 サービス部門購買担当者景気指数(PMI)速報値
・ 18:30 英国 2月 小売売上高指数
・ 19:00 ユーロ圏 1月 製造業新規受注
・ 21:30 カナダ 1月 小売売上高
・ 21:30 カナダ 1月 小売売上高(除自動車)
・ 21:30 米国 前週分 新規失業保険申請件数
・ 23:00 米国 1月 住宅価格指数
23:00 米国 2月 景気先行指標総合指数
・ 00:00 ユーロ圏 3月 消費者信頼感(速報値)
3/23(金)
・ 16:45 フランス 3月 企業景況感指数
・ 20:00 カナダ 2月 消費者物価指数(CPI)
・ 20:00 カナダ 2月 消費者物価指数(CPIコア)
23:00 米国 2月 新築住宅販売件数
・ 00:00
経済指標の詳細はFXmuseumのFXカレンダーを参照してください。

2012年3月17日 (土)

シカゴ通貨先物非商業ポジション(3/17現在)

こんばんは。朝から冷たい雨でしたね。

16日に発表された13日現在のシカゴIMMの非商業(投機)ポジションでは、ドルが179.1億ドルの買超しに増加、円は5297.5億円の売超し(ドルでは63.9億ドルの買超し)に大幅増加、ユーロは124.2億ユーロの売超し(ドルでは162.4億ドルの買超し)に減少となりました。また、豪ドルは66.8億豪ドルの買超し(ドルでは70.4憶ドルの売超し)に増加、NZドルは13.2億NZドルの買超し(ドルでは10.9億ドルの売超し)に減少しました。

円のショートポジションが2011/4/19以来となる水準まで増加、為替レートも同じような位置にあります。昨年4/6の85.52円の高値の週の円のショートは52,877コントラクト(6609.6億円)の売超でした。この水準まで増加するとすると、ドル/円では単純計算で約2円の円安となると思われ、ポジション報告の火曜日が83円近辺だったことから、85円近辺が予想されます。一方、本邦日銀が緩和の継続姿勢を示していることから、さらに円ショートが積み上がる可能性もあります。
ユーロは懸念のギリシャ第2次支援がユーロ圏財務相会合で正式に承認されたことなどから、ショートを解消する動きが継続し、昨年12/6以来となる10万コントラクトを割り込みました。ただし、ギリシャの総選挙が4月または5月に予定されていることなど、政治的なリスクも残っているものの、ポジション解消が進めばユーロ高につながるものと思います。

■シカゴIMM非商業ポジション

項目 Net(ネット) Dif(増減) Long(買) Short(売) All(総取組)
JPY -42,380 -23,022 22,249 64,629 86,878
EUR -99,336 17,137 40,325 139,661 179,986
GBP -41,848 -4,749 21,924 63,772 85,696
CHF -14,798 4,680 9,351 24,149 33,500
CAD 26,721 689 59,548 32,827 92,375
AUD 66,756 5,036 98,469 31,713 130,182
NZD 13,223 -3,565 19,223 6,000 25,223
MXN -42,380 -23,022 22,249 64,629 86,878
source:CFTC

【USD】 USD source:CFTC

ドルは8,751コントラクトのロング減少の12,770コントラクトのロングとなりました。
※ドルのポジションは円、ユーロをはじめ、メキシコペソまでを合計して算出しています。レートはFRBのメジャーカレンシーインデックスを使用しています。

【JPY】 JPY source:CFTC

円は23,022コントラクトのショート増加の42,380コントラクトのショートとなりました。

【EUR】 EUR source:CFTC

ユーロは17,137コントラクトのショート減少の99,336コントラクトのショートとなりました。

【GBP】 GBP source:CFTC

ポンドは4,749コントラクトのショート増加の41,848コントラクトのショートとなりました。

【AUD】 AUD source:CFTC

豪ドルは5,036コントラクトのロング増加の66,756コントラクトのロングとなりました。

【NZD】 NZD source:CFTC

NZドルは3,565コントラクトのロング減少の13,223コントラクトのロングとなりました。

【CAD】 CAD source:CFTC

カナダドルは689コントラクトのロング増加の26,721コントラクトのロングとなりました。

【CHF】 CHF source:CFTC

スイスフランは4,680コントラクトのショート減少の14,798コントラクトのショートとなりました。

【MXN】 MXN source:CFTC

メキシコペソは12,545コントラクトのロング増加の78,892コントラクトのロングとなりました。

2012年3月16日 (金)

3/16 本日の戦略-週末のため、調整続きやすいか-

おはようございます。昨日帰宅しましたら、長男がインフルエンザB型に感染したとのこと、長女も学級閉鎖になっているとのことで、インフルエンザが蔓延しているようです。お気を付けください。

■変化率から見た前日の通貨の強弱
NZドル>豪ドル>ユーロ>ポンド>円>ドル
※ ">" の左側の通貨が右側の通貨より強いことを示しています。

■本日の見通し
昨日はこのところ先行していたドル買いのプチ調整がでたようです。ドル/円についてもほぼ1年ぶりに84円台まで上昇、それほど調整らしい調整もなく、右上がりとなっていため、利益を確定する動きが出たのではないかと思います。ただ、買い遅れていた人たちも多かったため、83円台でのドルの押し目買いが厚かったのではないでしょうか。本日は週末ということもありますので、こうした調整の動きと押し目買いの動きの継続とみていますが、21:30の消費者物価指数が上昇していた場合にはドル買いに反応すると思います。また、22:55発表のミシガン大消費者信頼感指数は市場予想より下振れの場合、NYダウの下落とからのドル売りにつながりやすいと思います。

一方のユーロはIMFがギリシャへの280億ユーロを承認したことや格付け機関S&Pがギリシャの新発債に「CCC」としたことなど静かに材料をこなしている状態です。ギリシャにはリスクが残っているとの見方も強いことから積極的にユーロを買っていく状況にはないようです。ユーロ/円の109円台、ユーロ/ドルの1.31ドル台は売られやすくなっています。

昨日は英米が原油価格の上昇を抑制するため、戦略石油備蓄の放出で合意とのニュースが一時流れ、原油価格が約3ドル急落する場面が見られました。これは米政府当局者によって「合意した事実はない」と否定されたものの、1バーレル=100ドルを超える原油価格については、米側が神経質になっているとも見ることができ、先物市場に対しての規制強化などが実施される可能性もあることから、特に対円の資源国通貨(豪ドル、カナダドル、NZドルなど)は積極的に買うのはリスクが伴うと思っています。

■ZARJPY 日足(一目均衡表、MACD) ZARJPY source:uedaharlowfx
南アランド/円は3/6-7に一時下抜けたものの、日足一目均衡表の転換線がサポートとなって上昇が継続しています。昨年11/24の安値の8.97円から見ると直近高値の11.04円まで約2円上昇しています。MACDではデッドクロスしていることから、チャート上では2/9の高値の10.23円近辺が押し目の目処とみられ、ここで足が試した場合には昨年7/8の高値の12.16円近辺まで上昇するものと思います。

■主要通貨の短期のトレンド
USDJPY  年初来高値更新、ただしロウソク足は陰線
EURJPY  5日移動平均線(108.62円)がサポート
GBPJPY  年初来高値更新
AUDJPY  年初来高値更新
NZDJPY  年初来高値更新
CADJPY  年初来高値更新、ただしロウソク足はコマ
ZARJPY  5日移動平均線(10.88円)を上抜け
NOKJPY  5日移動平均線(14.43円)がレジスタンスとなるか
MXNJPY  5日移動平均線(6.51円)がサポートとなるか
HKDJPY  年初来高値更新、ただしロウソク足は陰線
SGDJPY  年初来高値更新
EURUSD  日足位置も均衡表の雲(1.3072ドル)を回復

■変動率からの予想レンジ 08:15→NYクローズ

Ccy 予想レンジ
USDJPY 83.24 ~ 84.06
EURJPY 108.73 ~ 110.04
GBPJPY 130.64 ~ 132.21
AUDJPY 87.45 ~ 88.56
NZDJPY 67.99 ~ 68.97
CADJPY 83.81 ~ 84.85
ZARJPY 10.85 ~ 11.03
NOKJPY 14.33 ~ 14.55
MXNJPY 6.52 ~ 6.63
HKDJPY 10.70 ~ 10.81
SGDJPY 65.84 ~ 66.62
EURUSD 1.3019 ~ 1.3134

■前日のサマリー
昨日はアジアの株価が軟調に推移する中で、日経225平均株価だけが上昇したこともあり、ドル/円は東京時間に昨年4/13以来となる一時84.18円まで上昇しましたが、その後は調整ムードが強い中でロンドン時間に83.25円まで下落しました。21:30に発表された米新規失業保険申請件数、NY連銀製造業指数がともに市場予想より上振れしたことで、83.68円まで戻す場面も見られましたが、調整色が強いこともあり、再び83.19円まで下落、クローズにかけてはNYダウが上昇していたことで83円台ミドルまで回復しました。

ユーロはアジアの株価の下落から1.3005ドルまで一時下r買うしましたが、底堅く推移、ロンドン時間に入るとECBのノボトニー氏が「利下げは現在検討されていない」と発言したことやドルの調整色が強かったこと、IMFがギリシャ向け融資280億ユーロを承認したことから、NY時間帯には1.3120ドルまで上昇しましたが続かず、1.3080ドル近辺でクローズしました。昨日はドルの調整色が強いなかで、NYダウが堅調に推移したこともあり、リスク・オンの流れで、NZドルや豪ドルをはじめ、カナダドルなどの資源国通貨と新興国通貨が買われました。

昨日、スイス国立銀行(SNB)は政策金利を0.00%に据え置き、声明の「ユーロスイスフランで1.2000スイスフランに設定した最低水準を維持」に反応し、前日に売られていたユーロ/スイスフランはユーロ売りとなり、ほぼ上昇前の水準となる1.2064ドルまで下落、ポンド/スイスフラン、ドル/スイスフランも似たような動きとなりました。

昨日の主な変動要因
①日経225平均株価終値続伸⇒ 円売り
②スイス中銀政策金利据え置き、声明で「ユーロスイスフランで1.2000スイスフランに設定した最低水準を維持」を表明 ⇒スイスフラン買い戻し
③米新規失業保険申請件数35.1万件(上振れ)、NY連銀製造業景気指数20.21(上振れ)⇒ ドル小幅買い
④フィラデルフィア連銀製造業指数(上振れ)⇒ ドルの支援材料にならず
⑤NYダウ上昇⇒ 円売り、ドル売り

クローズはドル/円が83.54円、ユーロ/ドルが1.3076ドル、ユーロ/円は109.28円。

■株価(bloomberg.co.jp)

Index 引値 前日比
日経225 10123.28 72.76
FTSE100(英) 5940.72 -4.71
DAX(独) 7144.45 65.03
NYダウ(米) 13252.76 58.66
S&P500(米) 1402.60 8.32
NASDAQ(米) 3056.37 15.64

■金利(bloomberg.co.jp)

Country 利回り 前日比
米10年債 2.28 0.01
日本10年債 1.052 0.039
英10年債 2.37 0.03
独10年債 1.97 0.01

■コモディティ価格

Commodities 引値 前日比
NY金(期近) 1659.50 16.60
NY原油(期近) 105.11 -0.32

■本日の指標発表(FXミュージアムより)
3/16(金)
・ 08:50 日本 日銀・金融政策決定会合議事要旨
・ 14:00 日本 1月 景気一致指数(CI)改定値
・ 14:00 日本 1月 景気先行指数(CI)改定値
・ 19:00 ユーロ圏 1月 貿易収支
・ 19:00 ユーロ圏 ゴンザレス・パラモ欧州中央銀行(ECB)理事講演
・ 21:30 カナダ 1月 対カナダ証券投資額
・ 21:30 カナダ 1月 製造業出荷
・ 21:30 米国 2月 消費者物価指数(CPI)
22:15 米国 2月 鉱工業生産
・ 22:15 米国 2月 設備稼働率
22:55 米国 3月 ミシガン大学消費者態度指数速報値
・ 04:00 米国 エバンズ米シカゴ連銀総裁講演

ピボットポイントなどは山内俊哉のココに注目!もご覧ください

2012年3月15日 (木)

3/15 本日の戦略-米金利上昇期待がドル買いの要因の模様-

おはようございます。昨日はNHKのBSでサッカーのオリンピック代表選をみていました。試合終了直後にニュース速報が流れたのですが、内容は「サッカーのオリンピック出場決定」でした。

■変化率から見た前日の通貨の強弱
ドル>ポンド>円>豪ドル>ユーロ>NZドル
※ ">" の左側の通貨が右側の通貨より強いことを示しています。

■本日の見通し
昨日もドル買いが継続しました。ドル/円は1円ごとの大台を上に抜けると、大台がサポートとなり上昇しています。本日も84円台をうかがう展開となっていますが、短期筋に加えてリアルマネー(年金、投信など)がドルを買ってきているようですので、米金利の上昇にも支えられ、しばらくは底堅い動きが続きそうです。ただ、21日移動平均線からの乖離では3.467%に達していることから、このレベルで買っていくにはリスクが伴いそうです。「押し目買いに押し目なし」との格言もありますが、グランビルの法則を信じて押し目を待つスタンスがよいのではないかと思います。

米景気回復期待が先行していることもあり、株価と為替の動きの関係も変化が見えてきているようです。これまでは株価が下落したときは、「ドル買い」「円買い」でしたが、現在は「ドル売り」「円買い」に変化しているように見えます。逆に株価の上昇局面では「ドル買い」「円売り」に変わってきているようです。主要通貨に対して円売りが続いていることもあり、株価の下落で一番上昇するのは「円」となる可能性が高そうです。

ユーロはギリシャに対する第2次支援が正式に承認され、ユンケル・ユーログループ議長が正式に声明を発表しました。これによると、EFSFはギリシャに394億ユーロを拠出でき、ギリシャが持続可能な軌道に復帰とのことです。ただ、市場ではほとんど材料視されませんでした。一方、イタリアの国債入札はECBが実施したLTROの効果が継続していると思わされる結果となりました。現在はドル高に目が向いているため、こうした材料には反応が示されず、ノルウェー中銀の予想外の利下げにより、ノルウェークローネに対してユーロが大幅に買い戻されたのにもほとんど反応を示しませんでした。このため、本日も米経済指標を中心に米10年債利回りなどが上昇した場合には、ドル買いの継続となり、ユーロには引き続き下落圧力がかかるものと思います。ただ、クロス円については、ドル/円の上昇がドルストレートの下落を相殺するため、あまり動かないと思います。

その他の通貨では、スイスフランに注目と思います。本日はスイス国立銀行(SNB)の金融政策が予定されていて、政策金利は据え置かれる見通しです。ただ、昨日はスイスフランがドル、ユーロ、ポンドと主要な通貨に対して売られていることから、介入を続けているユーロ/スイスフランについて、現在の1.20スイスフランのレベルや政策に変更がなければスイスフランが買い戻される可能性があります。

■NZDJPY 日足(一目均衡表、MACD) NZDJPY source:uedaharlowfx
NZドル/円は2/27の高値の68.31と昨日3/14の高値のが68.31と面を合わせました。既にMACDがデッドクロスしていることから、目先のサポートとなる日足の一目均衡表の転換線の66.80円を下に抜けると下落が継続することになりそうです。また、3/6の安値の65.29円を下に抜けた場合は、前出2つの高値が天井と確認され、ダブル天井形成となります。この場合は、1/26の高値の63.80円がサポートとなります。

■主要通貨の短期のトレンド
USDJPY  年初来高値更新、ただし21日移動平均線からの乖離が3.467%
EURJPY  5日移動平均線(108.41円)がサポート
GBPJPY  年初来高値更新
AUDJPY  5日移動平均線(87.06円)がサポート、ただしロウソク足が十字線
NZDJPY  5日移動平均線(67.61円)がサポート
CADJPY  年初来高値更新、ただし21日移動平均線からの乖離が3.675%
ZARJPY  5日移動平均線(10.87円)を下抜け
NOKJPY  5日移動平均線(14.46円)、日足一目均衡表の転換線(14.36円)を下抜け
MXNJPY  年初来高値更新、ただしロウソク足が上影陰線
HKDJPY  年初来高値更新、ただし21日移動平均線からの乖離が3.408%
SGDJPY  年初来高値更新
EURUSD  日足一目均衡表の雲(1.3030ドル)を下抜け

■変動率からの予想レンジ 07:54→NYクローズ

Ccy 予想レンジ
USDJPY 83.41 ~ 84.25
EURJPY 108.53 ~ 109.86
GBPJPY 130.61 ~ 132.18
AUDJPY 86.99 ~ 88.12
NZDJPY 67.28 ~ 68.27
CADJPY 83.93 ~ 84.99
ZARJPY 10.75 ~ 10.93
NOKJPY 14.25 ~ 14.47
MXNJPY 6.50 ~ 6.61
HKDJPY 10.72 ~ 10.84
SGDJPY 65.66 ~ 66.44
EURUSD 1.2968 ~ 1.3083

■前日のサマリー
昨日は米株式市場の大幅高を引き継ぎ、リスク・オンの流れが継続し、日経225平均株価がも約8カ月ぶりに終値で1万円を回復、その後もドル買いが継続したことで、朝方の82.90円近辺から、NY時間には83.83円まで上昇し高値圏で取引を終えています。

ユーロは東京時間には温家宝・中国首相が全人代後の記者会見で「欧州債務危機で引き起こされた外部市場の縮小により、中国経済が下降圧力さらされていると認識するべきだ」などとの発言から、豪ドルやNZドルが下落、ユーロも下落し、ロンドン時間序盤には1.3031ドルまで下落しました。その後、イタリアの国債入札で60億ユーロを発行、調達コストが低下したことや、ドイツ国債との周縁国の利回りスプレッドが縮小したことなどから、1.3090ドルまで戻る場面が見られました。NY時間に入ると米10年債利回りなどが条書士、ドル買いとなったことで、ユーロ/ドルは1.3011ドルまで一時下落しました。

その他の通貨では、ノルウェークローネがノルウェー中銀の予想外の利下げ(1.75%⇒1.50%)を行い、オルセン・ノルウェー中銀総裁が「海外の弱い成長見通しとノルウェークローネ高がインフレを低く抑え、成長の足かせとなっている」と発言したことから、ユーロ/ノルウェークローネでユーロが買い戻され、大幅上昇となりました。また、ポンドは失業率は前月と変わらなかったものの、失業保険申請件数が増加したこと、ムーディーズに続き、フィッチも見通しを「ネガティブ」に変更したことから1.56ドル台後半まで下落しました。

昨日の主な変動要因
①日経225平均株価終値で1万円を回復⇒ 円売り
②英失業保険申請件数7,200人増(予想より悪化) ⇒ポンド売り
③ユンケル・ユーログループ議長「第2次ギリシャ救済策は正式に承認された」⇒ ユーロ買い
④ノルウェー中銀政策金利0.25%引き下げ(予想外)⇒ ノルウェークローネ売り
⑤バーナンキ米FRB議長「米成長、苛立たしいほど鈍い」⇒ ドル買い
⑥フィッチ、英の「AAA」格付けを確認、見通しを「ネガティブ」に変更⇒ ポンド売り
クローズはドル/円が83.70円、ユーロ/ドルが1.3028ドル、ユーロ/円は109.08円。

■株価(bloomberg.co.jp)

Index 引値 前日比
日経225 10050.52 151.44
FTSE100(英) 5945.43 -10.48
DAX(独) 7079.42 83.51
NYダウ(米) 13194.10 16.42
S&P500(米) 1394.28 -1.67
NASDAQ(米) 3040.73 0.85

■金利(bloomberg.co.jp)

Country 利回り 前日比
米10年債 2.27 0.14
日本10年債 1.013 0.036
英10年債 2.34 0.17
独10年債 1.95 0.13

■コモディティ価格

Commodities 引値 前日比
NY金(期近) 1642.90 -51.30
NY原油(期近) 105.43 -1.28

■本日の指標発表(FXミュージアムより)
3/15(木)
17:30 スイス国立銀行3カ月物銀行間取引金利誘導目標中心値
・ 18:00 ユーロ圏 欧州中央銀行(ECB)月報
・ 18:00 ユーロ圏 リーカネン・フィンランド中銀総裁講演
・ 20:30 英国 ブロードベント英中銀金融政策委員会(MPC)委員講演
21:30 米国 3月NY連銀製造業景気指数
・ 21:30 米国 2月 卸売物価指数(PPI)
・ 21:30 米国 2月 卸売物価指数(PPIコア指数、食品・エネルギー除く)
・ 21:30 米国 前週分 新規失業保険申請件数
・ 22:00 米国 1月 対米証券投資(短期債除く)
23:00 米国 3月 フィラデルフィア連銀製造業景気指数
・ 03:30 ユーロ圏 ノボトニー・オーストリア中銀総裁講演

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2012年3月14日 (水)

3/14 本日の戦略-ドル買い(円売り)センチメント継続中-

おはようございます。1年前の3/14は東日本大震災の計画停電で電車が動かなくて、自転車で通勤途中に転倒し、手首を骨折したことを思い出します。完治にはいたっていませんが、日常生活にはほとんど支障がありませんので、一応、自分の中では名誉の負傷としておきます。

■変化率から見た前日の通貨の強弱
NZドル>ポンド>豪ドル>ドル>ユーロ>円
※ ">" の左側の通貨が右側の通貨より強いことを示しています。

■本日の見通し
昨日のドル/円の動きを見ていますと、何かと理由をつけてドルを買いたい(円を売りたい)ように見えます。米景気回復に対しての期待感もさることながら、米10年債利回りが2.216%まで上昇していることも日米の金利差からのドルのサポート要因となっているようです。一時的にしろ、83.00円を上に抜けたことで、上は軽くなり、押し目を待って拾いたい人たちも押し目らしい押し目がないことから、「目をつぶって買う」という心理状態に近付いてきていることと思います。チャート上では4/6の高値の85.52円をターゲットとしていると思いますので基調は上向きのようです。本日は材料が少ない中でのバーナンキ米FRB議長の講演が予定されていますので、昨日の米FOMCでの声明内容への修正が出てくるかどうかに注目したいと思います。

本日早朝に米FRBが発表したストレステストでは、19行中、シティグループ、サントラスト、メットライフ、アライファイナンシャルの4行がFRBの求める最低基準に達していないとの内容でした。特にサプライズはなく、むしろJPモルガンチェースやモルガン・スタンレーが株主に対しての利益還元を行うことに対して、FRBが反対しなかったことなどが好感されたようですので、当面は米金融機関対するリスクは材料視される可能性が低いと思われます。

ユーロについては、格付け機関フィッチがギリシャの新発債について格付けを「B-」に引き上げたものの、市場の反応は今一つでした。むしろスペインの10年債利回りが5.09%まで上昇したことが嫌気されているようで、ギリシャ総選挙が終わる4月もしくは5月までは慎重な見方が続くものと思います。ECBが行った第2回資金供給オペでユーロ圏での過剰流動性が増加していると見られるため、これらの資金の行き先として、現時点ではドルが可能性が高いと見られますので、ユーロ/ドルではユーロが売られやすくなるものと思います。チャートでも日足の一目均衡表の雲に入りかけていることや雲の厚みがないことで十分なサポートが得られないと見られますし、遅行線も雲の下限の縁を推移していることから、弱気継続と思います。

その他の通貨については、ポンドが本日18:30に失業率と失業保険申請件数の発表が予定されています。失業保険申請件数は減少が予想されていますが、週平均賃金は減少が示される可能性があり、ポンドの弱含みの材料となりそうです。

■AUDJPY 日足(一目均衡表、MACD) AUDJPY source:uedaharlowfx
豪ドル/円は3/8に一目均衡表(日足)の転換線を回復してから、同線がサポートとなり、3/2の高値の88.01円を伺うところまで上昇してきています。この高値を上に抜ければ現在デッドクロスしているMACDもゴールデンクロスとなり、更に上昇継続となる可能性が対です。この場合、昨年4/28の高値の89.58円がターゲットとなると思います。

■主要通貨の短期のトレンド
USDJPY  年初来高値更新
EURJPY  5日移動平均線(107.91円)がサポート
GBPJPY  年初来高値更新
AUDJPY  5日移動平均線(86.72円)がサポート
NZDJPY  年初来高値と面合わせ
CADJPY  年初来高値更新、ただし21日移動平均線からの乖離が3.475%
ZARJPY  年初来高値更新、ただし21日移動平均線からの乖離が3.897%
NOKJPY  5日移動平均線(14.45円)がサポート
MXNJPY  年初来高値更新、ただし21日移動平均線からの乖離が4.649%
HKDJPY  年初来高値更新
SGDJPY  年初来高値更新
EURUSD  一目均衡表(日足)の雲の上限(1.3085ドル)がサポートなるか

■変動率からの予想レンジ 08:08→NYクローズ

Ccy 予想レンジ
USDJPY 82.63 ~ 83.43
EURJPY 107.95 ~ 109.27
GBPJPY 129.61 ~ 131.15
AUDJPY 87.02 ~ 88.16
NZDJPY 67.83 ~ 68.83
CADJPY 83.48 ~ 84.52
ZARJPY 10.91 ~ 11.09
NOKJPY 14.44 ~ 14.67
MXNJPY 6.52 ~ 6.63
HKDJPY 10.62 ~ 10.73
SGDJPY 65.57 ~ 66.35
EURUSD 1.3023 ~ 1.3140

■前日のサマリー
昨日は本邦日銀の金融政策決定会合待ちながら、12時を過ぎてもなかなか発表されなかったことで、神経質な動きとなりましたが、発表内容は政策金利の据え置き、資産買い入れ基金等も「65兆円」に据え置かれたことから、円買いとなり、ドル/円は一時81.97円まで下落しました。しかし、本邦の緩和姿勢には変化がないとの見方や欧州の株価が上昇したことなどからリスク・オンとなり、ロンドン時間には82.79円へと上昇、21:30に米小売売上高が発表され、除く自動車が前月比+0.9%と市場予想よりよかったこと、前月が+0.6%に上方修正されていたことなどで82.85円まで上昇しました。米FOMCでは政策金利が据え置かれ、「少なくとも2014年遅くまでは異例な低金利を正当化」は継承されたものの、「失業率は目に見えて低下」と景気判断を引き上げ、石油・ガス「一時的にインフレ押し上げへ」とインフレに対しての警戒を示したことや米JPモルガンチェースの増配決定のニュースなどから金融株が主導してNYダウが200ドル強上昇したことで、ドル/円も83.09円まで一時上昇しました。クロス円も欧米の株価が堅調に推移したことで、リスク・オンの動きから堅調推移となりました。

一方の、ユーロはロンドン時間に入り、ドル買いとなったことからユーロ/ドルが下落、スペイン国債が売られ、利回りが上昇したことで、独ZEWが市場予想よりよかったものの、あまり材料視されず、NY時間には1.3052ドルまで朝方の高値の1.3192ドルから大幅に下落しました。その後は一時1.31ドルを回復したものの、米FOMCや米金融株が主導してドル買いとなったことで1.30ドル台後半での推移となりました。

昨日の主な変動要因
①日銀金融政策会合で金利据え置き、資産買入れ基金据え置き⇒ 円買い
②欧州株価が上昇 ⇒円売り
③独ZEW景況感調査22.3(予想より上振れ)⇒ ユーロの支援にならず
④米小売売上高前月比+1.1%(予想通り)⇒ ドル買い
⑤米FOMC政策金利据え置き、景気判断引き上げ⇒ ドル買い
⑥米JPモルガン150億ドル相当の自社株買いを設定、増配も決定⇒ ドル買い
クローズはドル/円が82.92円、ユーロ/ドルが1.3081ドル、ユーロ/円は108.50円。

■株価(bloomberg.co.jp)

Index 引値 前日比
日経225 9899.08 9.22
FTSE100(英) 5955.91 63.16
DAX(独) 6995.91 94.56
NYダウ(米) 13177.68 217.97
S&P500(米) 1395.95 24.86
NASDAQ(米) 3039.88 56.22

■金利(bloomberg.co.jp)

Country 利回り 前日比
米10年債 2.22 0.09
日本10年債 0.977 -0.003
英10年債 2.17 0.08
独10年債 1.82 0.06

■コモディティ価格

Commodities 引値 前日比
NY金(期近) 1694.20 -5.60
NY原油(期近) 106.71 0.37

■本日の指標発表(FXミュージアムより)
3/14(水)
・ 08:50 日本 1-3月期 四半期法人企業景気予測調査・大企業業況判断指数(BSI)
・ 13:30 日本 1月 鉱工業生産確報値
・ 14:00 日本 金融経済月報(基本的見解)
・ 18:30 英国 2月 失業保険申請件数
・ 18:30 英国 2月 失業率
・ 19:00 ユーロ圏 2月 消費者物価指数(HICP)改定値
・ 19:00 ユーロ圏 1月 鉱工業生産
・ 20:00 南ア 1月 小売売上高
・ 21:00 ユーロ圏 プラート欧州中央銀行(ECB)理事講演
・ 21:30 カナダ 10-12月期 四半期設備稼働率
・ 21:30 米国 2月 輸入物価指数
・ 21:30 米国 2月 輸出物価指数
・ 21:30 米国 10-12月期 四半期経常収支
22:00 米国 バーナンキ米連邦準備理事会(FRB)議長講演
・ 02:00 米国 米財務省30年債入札(130億ドル)

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2012年3月13日 (火)

3/13 本日の戦略-日米とも金融政策には変更がない見込み-

おはようございます。ギリシャの重要なイベントもほとんど終わりましたので、ギリシャ関連の表は一旦終了させていただきました。

■変化率から見た前日の通貨の強弱
ユーロ>円>ドル>ポンド>NZドル>豪ドル
※ ">" の左側の通貨が右側の通貨より強いことを示しています。

■本日の見通し
本日は日米で金融政策の発表があります。日本時間午後には日銀の金融政策決定会合(今回は重要な決定もしくは変更は予定されていないとの見通し)、日本時間の明日3:15分に米公開市場委員会(FOMC)の政策金利および声明の発表が予定されています。FOMCでは、改善が継続している雇用に対してのFRBの評価、原油が高止まりしていることからのインフレ見通しなどが注目されると思われます。個人的には前者に対してポジティブな内容となった場合にはドル買いと思いますし、後者に対してはややインフレ警戒となった場合には、メンバーの中にハト派が多いとされているだけに、ハト派の後退とみられ、ドル買いと強くはないものの、ドル買いにつながりやすいと予想しています。

一方、ユーロ圏では19:00に独ZEW景況感調査の発表があります。市場の予想では改善が示されています。予想通りであればひとまずユーロが買われると思います。また、21:30に発表される小売売上高にも注目で、小売りが伸びているようであればドル買いにつながると思います。

ユーロについては、ギリシャ支援の最終決定は14日となる見込みです。ECBのノボトニー氏は、ギリシャへの更なる救済パッケージを必要とせずと楽観的な見通しを示しているの対し、格付け機関ムーディーズはギリシャは依然として大きな課題に直面とと警鐘を発しています。市場はひとまずギリシャの救済についての重要なイベントは通過したと見ていることで、ギリシャの総選挙までには材料視しない意向ではないかと思います。次のターゲットとしてスペインやイタリアに向かうには材料が不足していると見られることから、しばらくはレンジの動きになるのではないかと思います。

■GBPJPY 日足(一目均衡表、MACD) GBPJPY source:uedaharlowfx
ポンド/円はMACDがデッドクロスしているものの、一目均衡表(日足)の転換線ではサポートされています。このため、3/2の高値の130.09円を上に抜けていくようであれば、上昇トレンドが継続すると思います。ただ、1/13の安値の117.29円から1/25の高値の122.03円までは約5円、1/30の安値の119.59円3/2の高値の130.09円までは約10.5円と上昇していることから、転換線を下抜けると調整が長引く可能性があると思います。しばらくは基準線や雲がサポートとなると思われることから、調整があっても127円では底堅く推移すると思います。

■主要通貨の短期のトレンド
USDJPY  5日移動平均線(81.62円)がサポート
EURJPY  5日移動平均線(107.42円)がサポート
GBPJPY  5日移動平均線(128.30円)、一目均衡表(日足)の転換線(128.31円)がサポートとなるか
AUDJPY  一目均衡表(日足)の転換線を下抜け、5日移動平均線(86.28円)がサポートとなるか
NZDJPY  5日移動平均線(66.79円)、一目均衡表(日足)の転換線(66.78円)がサポートとなるか
CADJPY  5日移動平均線(82.04円)がサポート
ZARJPY  5日移動平均線(10.75円)がサポート
NOKJPY  5日移動平均線(14.37円)がサポート
MXNJPY  5日移動平均線(6.35円)がサポート
HKDJPY  5日移動平均線(10.48円)がサポート
SGDJPY  5日移動平均線(64.87円)がサポート
EURUSD  一目均衡表(日足)の雲の上限(1.3085ドル)がサポート

■変動率からの予想レンジ 08:55→NYクローズ

Ccy 予想レンジ
USDJPY 81.92 ~ 82.69
EURJPY 107.55 ~ 108.87
GBPJPY 127.97 ~ 129.44
AUDJPY 85.90 ~ 87.03
NZDJPY 66.81 ~ 67.77
CADJPY 82.41 ~ 83.42
ZARJPY 10.79 ~ 10.97
NOKJPY 14.37 ~ 14.59
MXNJPY 6.42 ~ 6.53
HKDJPY 10.53 ~ 10.64
SGDJPY 64.86 ~ 65.64
EURUSD 1.3091 ~ 1.3207

■前日のサマリー
昨日は週末10日に発表された中国の貿易赤字が314.8億ドルとなっていたことが嫌気され、東京時間オープン後に豪ドルやNZドルなどオセアニア通貨が主導する形でじりじりと下落、豪ドル/円は朝方の87円台前半からNY序盤の86.09円、NZドル/円は67円台後半から同じくNY序盤の66.85円へと下落しました。ドル/円もクロス円などの下落から終日上値が重く、朝方の86円台ミドルから82.11円まで下落する場面が見られましたが、更に円を買う材料に乏しく、82円台前半での動きに終始しました。ユーロは、ギリシャへの懸念がひとまず後退したことやECBが1カ月ぶりに国債購入を行ったことなどでユーロ/ドルは東京時間終盤の1.3079ドルから1.3159ドルまで、ユーロ/円は東京午後の107.51円から108.25円まで切り返しました。

昨日の主な変動要因
目立ったものはありませんでした。
クローズはドル/円が82.21円、ユーロ/ドルが1.3150ドル、ユーロ/円は108.13円。

■株価(bloomberg.co.jp)

Index 引値 前日比
日経225 9889.86 -39.88
FTSE100(英) 5892.75 5.26
DAX(独) 6901.35 21.14
NYダウ(米) 12959.71 37.69
S&P500(米) 1371.09 0.22
NASDAQ(米) 2983.66 -4.68

■金利(bloomberg.co.jp)

Country 利回り 前日比
米10年債 2.03 0.01
日本10年債 0.980 -0.011
英10年債 2.09 -0.06
独10年債 1.76 -0.04

■コモディティ価格

Commodities 引値 前日比
NY金(期近) 1699.80 -11.70
NY原油(期近) 106.34 -1.06

■本日の指標発表(FXミュージアムより)
3/13(火)
・ 08:50 日本 1月 第三次産業活動指数
・ 09:01 英国 2月 英王立公認不動産鑑定士協会(RICS)住宅価格指数
・ 09:30 豪 1月 住宅ローン件数
・ 09:30 豪 2月 NAB企業景況感指数
未定 日本 日銀金融政策決定会合
・ 15:30 日本 白川方明日銀総裁定例記者会見
・ 15:30 フランス 2月 消費者物価指数(CPI)
・ 16:45 フランス 1月 経常収支
・ 17:15 スイス 2月 生産者輸入価格
・ 17:35 英国 タッカー・イングランド銀行(BOE)副総裁講演
・ 18:30 英国 1月 貿易収支
19:00 ドイツ 3月 ZEW景況感調査(期待指数)
・ 19:00 ユーロ圏 3月 ZEW景況感調査
・ 20:30 ユーロ圏 ドラギ欧州中央銀行(ECB)総裁講演
・ 21:30 米国 2月 小売売上高
・ 22:00 ユーロ圏 バイトマン独連銀総裁講演
・ 23:00 米国 1月 企業在庫
・ 03:15 米国 米連邦公開市場委員会(FOMC)

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2012年3月12日 (月)

3/12 本日の戦略-中国景気減速から資源国通貨弱含みか-

おはようございます。本日は月が奇麗に出ていたせいかもしれませんが、いつも家を出る時間に外は明るくなっていました。真っ暗な時に家を出るとの赤くなってきたときに出るのは気持ちの上でも差が出ますね。

■変化率から見た前日の通貨の強弱
ドル>NZドル>豪ドル>ポンド>ユーロ>円
※ ">" の左側の通貨が右側の通貨より強いことを示しています。

■本日の見通し
週末に発表された中国の貿易赤字は、本日これまでのところ全く材料視されていません。個人的には資源国通貨にかなり弱い材料と思っていましたが、週末発表された中国の消費者物価が前年比+3.2%だったことから、金融緩和(利下げ)の可能性がでたことで、土日の休みの中で吸収された(?)ようです。ただ、相次ぐ中国の弱い経済指標には警戒を要します。中国の景気悪化の影響を受けやすいのは豪ドル、NZドルとなります。

本日から2日間の日程で日銀の金融政策決定会合が開催されます。前回会合でデフレ脱却への具体的数値(1%)を示し、10兆円の資産買い入れ等の基金増額を決めましたが、76円~82円まで円安が先行している(日銀の専管事項は物価の安定で、為替政策は含まれない)ことから、今回は緩和スタンスの継続を示すとは思いますが、基金増額には踏み切らないと思います。市場の予想通りとなれば、円売りにも一定の歯止めがかかる可能性があります。現に、週末は強い米経済指標に反応したと見られます。

一方の米国でも公開市場委員会(FOMC)が予定されています。今回はバーナンキ米FRB議長の記者会見の予定はありませんが、同議長の先の上院・下院の議会証言ではQE3には触れられなかったことや先週末の雇用統計が好調とみられることから、市場は声明の変更に期待を持っているようにも見えます。このため、ドル買いが継続する可能性が高いと思います。また、ウォール・ストリート・ジャーナルに掲載された不胎化付きの証券購入検討の記事(FRBのリークとの噂)もあることから、どのような形で検討されているのかも注目されるところです。

ユーロ圏については本日財務相会合が開かれ、ギリシャ支援の詳細とEUのファイアーウォールについて話し合われる予定です。ギリシャについてはほとんど材料が出尽くしたことから、次のイベントは4月(5月にずれ込むとの報道もある)の総選挙がリスクとして浮上すると思います。一方、今回の一連の解決方法が欧州の債券市場に与える影響を注意深く見ていく必要がありそうです。足元ではユーロ売り材料の後退とみますが、積極的にユーロ(特に対ドルでは)を買える状況でもないと思います。

■ギリシャを巡る重要なイベント(新たに加えたところは赤字)

日付 イベント
2/22 民間債権者と交渉開始
2/23 ギリシャでCAC法案可決
2/24 ギリシャ債務交換の正式提示
新発債の最終期限は2042年。新発債のクーポンは以下、13-15年:2%、16-20年:3%、21年償還:3.65%、22年以降:4.3%
2/25-26 G20財務相・中央銀行総裁会合(メキシコ)
欧州の防火壁見直しがIMF資金枠増強に不可欠(G20声明)
2/27 ドイツでギリシャ第2次支援策に対する法案可決(賛成496対反対90)
2/29 フィンランドでギリシャ第2次支援策に対する法案可決(賛成111対反対72)
2/29 オランダでギリシャ第2次支援策承認
3/1 ギリシャ向けプログラム最終決定(EU関係筋)
3/1 ISDAがギリシャ債CDS決済事由かの会合開催
ECB保有債の交換はCDS決済事由該当せず
3/1-2 EU首脳会合
ギリシャ国債交換のためのEFSF債発行を承認(ただしPSIの後)
3/2 ムーディーズがギリシャ債務格付けを「C」(デフォルト)へ引き下げ
3/5 ギリシャCAC発動の用意、交換は最善で唯一の提案-ベニゼロス財務相
3/8 民間債権者の募集締切
3/9 自発的債務交換率85.8%と発表
ギリシャCAC発動
3/9 ISDAクレジットイベントと発表
3/9 ユーロ圏財務相電話会合でギリシャの支援表明
3/20 ギリシャ債償還(145億ユーロ)



■EURJPY 日足(一目均衡表、MACD) EURJPY source:uedaharlowfx
ユーロ/円は2/27の高値109.92円をつけた後、105円台後半までの調整となりました。このレベルは昨年12/2の高値の105.64円のレベルであり、1番目のサポートで切り返したことになります。また、日足一目均衡表の遅行線が雲の上限でサポートされたともいえます。このため、前出高値の109.92円を超えていくようであれば上昇継続となると思います。ただ、MACDがデッドクロスしていることから、105円台後半のサポートを下抜けてしまい、基準線の104.86円近辺も下に抜けると1/26の高値の102.19円近辺まで下落してくる可能性があります。

■主要通貨の短期のトレンド
USDJPY  年初来高値を更新
EURJPY  5日移動平均線(107.34円)がサポート
GBPJPY  5日移動平均線(128.45円)がサポート
AUDJPY  5日移動平均線(86.40円)がサポート
NZDJPY  5日移動平均線(66.72円)がサポート
CADJPY  年初来高値を更新
ZARJPY  年初来高値を更新
NOKJPY  5日移動平均線(14.38円)がサポート
MXNJPY  年初来高値を更新
HKDJPY  年初来高値を更新
SGDJPY  年初来高値を更新
EURUSD  21日移動平均線(1.3234ドル)、一目均衡表(日足)基準線(1.3230ドル)を下抜け

■変動率からの予想レンジ 07:39→NYクローズ

Ccy 予想レンジ
USDJPY 82.13 ~ 82.91
EURJPY 107.53 ~ 108.89
GBPJPY 128.60 ~ 130.09
AUDJPY 86.66 ~ 87.80
NZDJPY 67.29 ~ 68.26
CADJPY 82.78 ~ 83.80
ZARJPY 10.78 ~ 10.97
NOKJPY 14.35 ~ 14.58
MXNJPY 6.45 ~ 6.56
HKDJPY 10.57 ~ 10.68
SGDJPY 65.33 ~ 66.11
EURUSD 1.3059 ~ 1.3177

■前日のサマリー
週末は日本時間15時に発表されるギリシャの債務交換の結果が注目されましたが、木曜日に楽観的な見通しとなり、ユーロなどクロス円が大幅に上昇していたこともあり、参加率が85.8%でCAC発動で95.7%とのヘッドライン後は材料出尽くしなどからユーロは発表前の1.3260ドル近辺から1.3224ドル、ユーロ/円は108.50円近辺から107.76円、ドル/円も81.80円近辺から81.47円へと下落しました。その後は、米国の雇用統計待ちとなり各通貨とも小動きになったものの、インド準備銀行(中央銀行)がサプライズ的に預金準備率を0.75%引き下げたことで、主要通貨が弱含みに推移しました。22:30に発表された米国の雇用統計は失業率が8.3%、非農業部門雇用者数が22.7万件(予想21.0万件)となったものの、前月が約4万人ほど上方修正されていたこともあり、強い内容と見なされ、米系ファンド勢などのドル買いでドル/円は81.80円近辺からストップロスを巻き込んで82.65円まで一時上昇、ユーロ/ドルは1.32ドル近辺から1.3097ドルまで下落しました。クローズにかけては格付け機関フィッチがギリシャの格付けをRD(制限的デフォルト)に格下げしたことや国際スワップデリバティブ協会(ISDA)が集団行動条項(CAC)発動をCDS支払事由としたものの、市場への影響は限定的となりました。

週末の主な変動要因
①ギリシャが債務交換率85.8%、CAC発動後で参加率95.7%と発表 ⇒ ユーロ売り(材料手尽くし)
②インドが預金準備率を0.75%引き下げ ⇒ クロス円下落
③米雇用統計でNFPが22.7万件、前月も上方修正 ⇒ ドル買い
④フィッチがギリシャの格付けをRD(制限的デフォルト)へ格下げ ⇒ ユーロ売り ⑤ISDAがギリシャの債務交換はCDS支払事由(クレジットイベント)に該当と発表 ⇒ ユーロ小幅売り

クローズはドル/円が82.40円、ユーロ/ドルが1.3119ドル、ユーロ/円は108.10円。

■株価(bloomberg.co.jp)

Index 引値 前日比
日経225 9929.74 160.78
FTSE100(英) 5887.49 27.76
DAX(独) 6880.21 45.67
NYダウ(米) 12922.02 14.08
S&P500(米) 1370.87 4.96
NASDAQ(米) 2988.34 17.92

■金利(bloomberg.co.jp)

Country 利回り 前日比
米10年債 2.03 0.02
日本10年債 0.991 -0.002
英10年債 2.15 0.01
独10年債 1.79 0.00

■コモディティ価格

Commodities 引値 前日比
NY金(期近) 1711.50 12.80
NY原油(期近) 107.40 0.82

■本日の指標発表(FXミュージアムより)
3/12(月)
・ 08:50 日本 2月 国内企業物価指数
08:50 日本 1月 機械受注
・ 14:00 日本 2月 消費者態度指数・一般世帯
・ 16:00 ドイツ 2月 卸売物価指数(WPI)
・ 02:00 米国 米財務省3年債入札(320億ドル)
・ 03:00 米国 2月 月次財政収支
・ 04:15 英国 フィッシャー英中銀(BOE)理事講演

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2012年3月11日 (日)

3/12の週の見通し -日米の金融政策に注目-

こんばんは。本日は東日本大震災関連の特番をほぼ1日中みていました。1年という時間だけが経ったという感覚で、復興までの道のりはまだまだ長いと感じました。本日の報道も一部にしか過ぎなのでしょう。

■日、週、月、年データ Rate ※表をクリックすると拡大します。

■今週の見通し
【先週の振り返り】
先週は火曜日に豪準備銀行(RBA)の理事会で政策金利が据え置かれたものの、声明では利下げの可能性があることが示唆され、豪ドル主導で下落、その後、ギリシャの債務交換に対する懸念などが出て調整となりましたが長続きせず、8日の木曜日は英中銀、ECBが政策金利の発表を行ったものの、変更がなかったことやギリシャの債務交換に対する楽観的な見方で、クロス円は大幅に反発しました。先週末にギリシャの民間債務交換(PSI)参加が1720億ユーロと全体の85.8%となったものの、目標としていた90%以上には届かなかったことで、集団行動条項(CAC)の発動を行うと参加率が95.7%ととなることが示されました。これを受けて、ユーロは材料出尽くし感から下落しましたが、ドル/円は米雇用統計の内容が、非農業部門雇用者数で22.7万件と市場予想より小幅良かったことや前月も28.4万件に上方修正されたことで、82円を上抜け、ストップロスを巻き込んで一時82.60円まで上昇しました。

【全体】
ギリシャは秩序あるデフォルトになったものの、市場はこれをほぼ織り込んでいたとみられることから、週末は大きな混乱はありませんでした。ユーロ圏財務相は9日にギリシャに355億ユーロの拠出を承認していることから、12日にブリュッセルの会合が焦点となると思います。同会合ではギリシャ支援の主要部分についての協議と、危機拡大阻止のファイアウオールとなる救済基金の拡大方法などが協議される見込みです。とくに後者は、G20がIMFの資金増強を行うための前提条件となることから、ここで進展がないと再び株価の下落などからリスク回避の動きにつながる可能性があります。また、週末の米雇用統計などを受けて、米FOMCでの声明内容に変更があるのかが注目されます。

【ドル/円】
週末に米雇用統計の非農業部門雇用者数が小幅に増加したことなどから一時82.64円まで上昇し、82円台前半でクローズしています。今週は12-13日と日銀の金融政策決定会合が行われます。白川日銀総裁は「CPI1%を見通せるまで金融緩和を続ける」と3月2日(金)に発言していることから、さらに緩和策をとってくる可能性もあり、円売りが継続する可能性があります。また、同13日(日本時間14日未明)には、米FOMCが予定されています。ここでは、先のバーナンキ米FRB議長の議会証言でQE3に触れなかったことが声明で再認識された場合には、ドル買いにつながるものと思います。ただ、中国の貿易赤字の発表を受けて、株価やクロス円が下落した場合には、ドル/円も調整は避けられないと思います。この場合でも週足一目均衡表の雲の上限の80.80円は引き続きサポートとなると見られます。

【ユーロ】
ギリシャの債務交換は自発的な参加率が85.8%となりました。市場は集団行動条項(CAC)の発動と国債スワップデリバティブ協会(ISDA)によるクレジットイベント発生までは織り込み済みだったと思われるため、NYクローズ間際のISDAの「信用事由の発生」にも大きくは反応しませんでした。一方、先週のECB理事会では、政策金利を1.0%に据え置き、ドラギECB総裁はインフレが将来2%を超えの見通しを示したことから、ECBができるだけ早時期に金融政策を正常に戻したいとの意思が見られます。すぐにユーロ相場に影響は及ぼさないものの、財政規律を厳格化していくユーロ圏が景気後退に陥った場合、政策が後手に回る可能性があると思われます。足元では、ギリシャのCAC発動による金融機関の深刻な棄損などがなければ、ひとまず底堅く推移すると思います。ただ、15日に発表されるユーロ圏の貿易収支が悪化した場合には、ユーロ売りにつながると思います。

【ポンド】
英は8日の金融政策で資産買い入れ枠を3250億ポンドに据え置きました。これまで、リスク回避でのヘイブン通貨として底堅い動きをしていましたが、ギリシャの問題がひとまず落ち着きを見せると思われるため、ポンド/ドルは下落トレンドに入るかの瀬戸際にいるように見えます。対円はドル/円に支えられているものの、上値が重くなっているように見えます。今週は14日(水)に失業率、失業保険申請件数の発表が予定されていることから、この内容が悪いようであれば、ポンドも売られやすくなると思います。

【豪ドル・NZドル】
豪は先週発表された新規雇用者数が1.54万人減少となりましたが、減少したのパートタイマーであることから、ヘッドラインよりは悪くなかったのですが、週末に発表された貿易収支は7.63億ドルの赤字となりました。このところ弱めの指標が続いたことで、5月の利下げが視野に入ってきていると思われます。中国の貿易赤字が悪化していることを受けて豪ドルやNZドルが売られやすい状況が続くと思います。ただ、一方では中国が追加の金融緩和を実施するのではとの観測もあることから、緩和を実施した場合には豪ドルやNZドルの下落は限定的となると思います。

■今週の予想レンジ

Ccy Low(下)   High(上)
ドル/円 80.80 84.50
ユーロ/ドル 1.2960 1.3280
ユーロ/円 104.30 109.90
ポンド/円 126.10 130.80
豪ドル/円 83.90 88.00
NZドル/円 65.30 68.30
南アランド/円 10.50 11.00

■注目イベント
3/12(月)
・ 08:50 日本 2月 国内企業物価指数
08:50 日本 1月 機械受注
・ 14:00 日本 2月 消費者態度指数・一般世帯
・ 16:00 ドイツ 2月 卸売物価指数(WPI)
・ 03:00 米国 2月 月次財政収支
3/13(火)
・ 08:50 日本 1月 第三次産業活動指数
・ 09:01 英国 2月 英王立公認不動産鑑定士協会(RICS)住宅価格指数
・ 09:30 豪 1月 住宅ローン件数
・ 09:30 豪 2月 NAB企業景況感指数
未定 日本 日銀金融政策決定会合
・ 15:30 フランス 2月 消費者物価指数(CPI)
・ 16:45 フランス 1月 経常収支
・ 17:15 スイス 2月 生産者輸入価格
・ 18:30 英国 1月 貿易収支
19:00 ドイツ 3月 ZEW景況感調査(期待指数)
・ 19:00 ユーロ圏 3月 ZEW景況感調査
・ 21:30 米国 2月 小売売上高
・ 23:00 米国 1月 企業在庫
・ 03:15 米国 米連邦公開市場委員会(FOMC)
3/14(水)
・ 08:50 日本 1-3月期 四半期法人企業景気予測調査・大企業業況判断指数(BSI)
・ 13:30 日本 1月 鉱工業生産確報値
・ 14:00 日本 金融経済月報(基本的見解)
・ 18:30 英国 2月 失業保険申請件数
・ 18:30 英国 2月 失業率
・ 19:00 ユーロ圏 2月 消費者物価指数(HICP)改定値
・ 19:00 ユーロ圏 1月 鉱工業生産
・ 20:00 南ア 1月 小売売上高
・ 21:30 カナダ 10-12月期 四半期設備稼働率
・ 21:30 米国 2月 輸入物価指数
・ 21:30 米国 2月 輸出物価指数
・ 21:30 米国 10-12月期 四半期経常収支
3/15(木)
17:30 スイス国立銀行3カ月物銀行間取引金利誘導目標中心値
・ 18:00 ユーロ圏 欧州中央銀行(ECB)月報
21:30 米国 3月NY連銀製造業景気指数
・ 21:30 米国 2月 卸売物価指数(PPI)
・ 21:30 米国 2月 卸売物価指数(PPIコア指数、食品・エネルギー除く)
・ 21:30 米国 前週分 新規失業保険申請件数
・ 22:00 米国 1月 対米証券投資(短期債除く)
23:00 米国 3月 フィラデルフィア連銀製造業景気指数
3/16(金)
・ 08:50 日本 日銀・金融政策決定会合議事要旨
・ 14:00 日本 1月 景気一致指数(CI)改定値
・ 14:00 日本 1月 景気先行指数(CI)改定値
・ 19:00 ユーロ圏 1月 貿易収支
・ 21:30 カナダ 1月 対カナダ証券投資額
・ 21:30 カナダ 1月 製造業出荷
・ 21:30 米国 2月 消費者物価指数(CPI)
22:15 米国 2月 鉱工業生産
・ 22:15 米国 2月 設備稼働率
22:55 米国 3月 ミシガン大学消費者態度指数速報値
経済指標の詳細はFXmuseumのFXカレンダーを参照してください。

2012年3月10日 (土)

シカゴ通貨先物非商業ポジション(3/6現在)

こんばんは。昨年の東日本大震災から1年、被害のや原子力発電事故の検証が続けられています。これから起こるといわれている首都直下型地震や東海、東南海、南海地震に備えるうえでも必要ですね。

9日に発表された6日現在のシカゴIMMの非商業(投機)ポジションでは、ドルが153.4億ドルの買超しに増加、円は2419.8億円の売超し(ドルでは29.9億ドルの買超し)に大幅増加、ユーロは145.6億ユーロの売超し(ドルでは190.9億ドルの買超し)に減少となりました。また、豪ドルは61.7億豪ドルの買超し(ドルでは65.1憶ドルの売超し)に減少、NZドルは16.8億NZドルの買超し(ドルでは13.6億ドルの売超し)に減少しました。

ポジション集計の火曜日にはギリシャ債務交換に対する懸念などからリスク回避の動きとなり、ドルと円を買う動きとなったものの、円のネットではショートポジションの売り超しが増加しています。内訳をみると円のロングが1.8万コントラクト減少でショートはほとんど変化がありません。このことからポジションの解消による円売りが進んだことで、今後の円安は新たな円売りポジションの構築が主導すると見られますので、円のショートポジションが溜まるとともにポジション解消(円高)の動きに注意が必要となります。その他で目立ったところでは、豪ドルのロングポジションが大幅に減少しています。こちらもロングポジションの溜まりすぎと、豪準備銀行の声明で金融緩和の可能性があるとの発言からです。また、コモディティ価格の下落なども豪ドル離れを誘った要因と見られます。その後も、発表された雇用などの経済指標も弱かったことから、豪ドルのポジション調整が継続する可能性があります。
週末には、ギリシャの債務交換で民間の自発的な参加率が80%以上となり、集団行動条項(CAC)を発動をして、95%以上の債務交換を行う見通しとなったことから、ユーロ圏の金融機関の安全性などが示されてくるとこれまでユーロから流出していた資金の回帰につながる可能性もありますが、ECBが実施した第2回資金供給オペ(LTRO)で、新たな資金も増加したため、これらがユーロから出ていく可能性も考えられます。そのため、ユーロのショートポジションはそう簡単に解消されないと思います。

■シカゴIMM非商業ポジション

項目 Net(ネット) Dif(増減) Long(買) Short(売) All(総取組)
JPY -19,358 -18,155 33,281 52,639 85,920
EUR -116,473 -6,799 39,943 156,416 196,359
GBP -37,099 -13,864 22,308 59,407 81,715
CHF -19,478 -87 8,114 27,592 35,706
CAD 26,032 3,552 55,906 29,874 85,780
AUD 61,720 -16,481 96,358 34,638 130,996
NZD 16,788 -5,326 23,506 6,718 30,224
MXN -19,358 -18,155 33,281 52,639 85,920
source:CFTC

【USD】 USD source:CFTC

ドルは51,563コントラクトのロング減少の21,521コントラクトのロングとなりました。
※ドルのポジションは円、ユーロをはじめ、メキシコペソまでを合計して算出しています。レートはFRBのメジャーカレンシーインデックスを使用しています。

【JPY】 JPY source:CFTC

円は18,155コントラクトのショート増加の19,358コントラクトのショートとなりました。

【EUR】 EUR source:CFTC

ユーロは6,799コントラクトのショート増加の116,473コントラクトのショートとなりました。

【GBP】 GBP source:CFTC

ポンドは13,864コントラクトのショート増加の37,099コントラクトのショートとなりました。

【AUD】 AUD source:CFTC

豪ドルは16,481コントラクトのロング減少の61,720コントラクトのロングとなりました。

【NZD】 NZD source:CFTC

NZドルは5,326コントラクトのロング減少の16,788コントラクトのロングとなりました。

【CAD】 CAD source:CFTC

カナダドルは3,552コントラクトのロング増加の26,032コントラクトのロングとなりました。

【CHF】 CHF source:CFTC

スイスフランは87コントラクトのショート増加の19,478コントラクトのショートとなりました。

【MXN】 MXN source:CFTC

メキシコペソは5,597コントラクトのロング増加の66,347コントラクトのロングとなりました。

2012年3月 9日 (金)

3/9 本日の戦略-指標盛りだくさんだが、ギリシャは材料出尽くしか-

おはようございます。約2年前に発生したギリシャの債務問題もようやく大詰めに近づいてきたように思います。財政再建も含めればまだまだ先は長いのですが、これまでギリシャに振り回されただけに、そろそろ開放してほしいです。

■変化率から見た前日の通貨の強弱
NZドル>ユーロ>豪ドル>ポンド>ドル>円
※ ">" の左側の通貨が右側の通貨より強いことを示しています。

■本日の見通し
昨日はギリシャの民間債権者の債務交換に対しての楽観的な見通しから、東京時間午後からクロス円などが大幅上昇となり、今週火曜日に下抜けした5日移動平均線を回復、年初来高値に迫る通貨も出ました。昨日の上昇を見ていると、ギリシャへの楽観的な見方だけで上昇し過ぎと思ってしまいます。このため、本日15時にベニゼロス・ギリシャ財務相の記者会見(ここで結果が公表されると思われる)の後は材料出尽くしで反落するのではないかと思います。また、22:00から予定されているユーロ圏財務相電話会合もギリシャへの支援の最終決定と見られるため、債務交換の条件をクリアした(と仮定)後の内容が一部に留まるのか、全てなのかを注目したいと思います。個人的にはユーロなどが上昇するとしても長続きしないと思います。

一方、本日22:30は米国の雇用統計です。昨日の新規失業保険申請件数の小幅悪化は本日の統計の集計時期には含まれないため、好調さが持続していると見られます。事前の予想では失業率が8.3%、非農業部門雇用者数が21万件となっています。個人的に注目したいのは27週以上の失業率と時間あたりの平均賃金になります。FRBが懸念している長期の失業者の改善が見られなければ、FRBとしてはまだまだ満足していないことで、低金利政策の時間軸の修正の可能性は低いと思います。ただ、市場の反応としては、非農業部門雇用者数で25万人以上の上昇がなければドル買いには反応しにくいと思います。この他に、明日の中国貿易収支の発表予定もありますので、特に豪ドルなどは注意したいところです。

ポンドは英中銀(BOE)が政策金利を据え置いたものの、ロンドン・フィキシングの買いの動きが強まったことで、ポンド/ドルは1.5831ドルまで上昇(ロンドン時間で1.5780ドル近辺まで下落していた)しました。ギリシャ関連で市場が楽観的になれば、ポンドも買われやすくなると思いますし、ここ数日発表されている豪ドルの経済指標が悪いことや中国の景気減速の可能性があることなどでポンドへの資金シフトがみられれば底堅く推移することになりそうです。

先ほど発表された豪1月の貿易収支は6.73億豪ドルの赤字(予想は15億ドルの黒字)、前月も17.09億豪ドルから13.25億豪ドルへ下方修正されました。

■ギリシャを巡る重要なイベント(新たに加えたところは赤字)

日付 イベント
2/22 民間債権者と交渉開始
2/23 ギリシャでCAC法案可決
2/24 ギリシャ債務交換の正式提示
新発債の最終期限は2042年。新発債のクーポンは以下、13-15年:2%、16-20年:3%、21年償還:3.65%、22年以降:4.3%
2/25-26 G20財務相・中央銀行総裁会合(メキシコ)
欧州の防火壁見直しがIMF資金枠増強に不可欠(G20声明)
2/27 ドイツでギリシャ第2次支援策に対する法案可決(賛成496対反対90)
2/29 フィンランドでギリシャ第2次支援策に対する法案可決(賛成111対反対72)
2/29 オランダでギリシャ第2次支援策承認
3/1 ギリシャ向けプログラム最終決定(EU関係筋)
3/1 ISDAがギリシャ債CDS決済事由かの会合開催
ECB保有債の交換はCDS決済事由該当せず
3/1-2 EU首脳会合
ギリシャ国債交換のためのEFSF債発行を承認(ただしPSIの後)
3/2 ムーディーズがギリシャ債務格付けを「C」(デフォルト)へ引き下げ
3/5 ギリシャCAC発動の用意、交換は最善で唯一の提案-ベニゼロス財務相
3/8 民間債権者の募集締切
3/9
日本時間15:00
債務交換申し込みの結果発表
3/9
日本時間20:00
ギリシャ財務省記者会見
3/9
日本時間22:00
ユーロ圏財務相電話会合
ギリシャの支援最終決定
3/9以降 CAC発動(?)、CDSトリガー(?)
3/12 ギリシャ債務交換
3/20 ギリシャ債償還(145億ユーロ)



■USDJPY 日足(一目均衡表、MACD) USDJPY source:uedaharlowfx
ドル/円は6日の下落で一時一目均衡表(日足)の転換線を下抜けたものの、引値ではサポート、7日も同線を一時下抜けたものの、引値ではサポートされた形となり、反発しています。MACDを見ても両線が接近していますが、デッドクロスはしていません。3/2の高値の81.87円を上に抜けると2010年2月の高値の84.50円近辺まで上昇する可能性がありますが、このレベルで押さえられると、週足一目均衡表の雲の中(上限は80.80円)に入ってくると思われます。

■主要通貨の短期のトレンド
USDJPY  5日移動平均線(81.36円)を上抜け
EURJPY  5日移動平均線(107.38円)を上抜け
GBPJPY  5日移動平均線(128.52円)を上抜け
AUDJPY  5日移動平均線(86.52円)を上抜け
NZDJPY  5日移動平均線(66.75円)を上抜け
CADJPY  5日移動平均線(81.78円)を上抜け
ZARJPY  5日移動平均線(10.73円)を上抜け
NOKJPY  5日移動平均線(14.40円)を上抜け
MXNJPY  5日移動平均線(6.30円)を上抜け
HKDJPY  5日移動平均線(10.45円)を上抜け
SGDJPY  5日移動平均線(64.73円)を上抜け
EURUSD  21日移動平均線(1.3242ドル)、一目均衡表(日足)基準線(1.3230ドル)を上抜け

■変動率からの予想レンジ 08:35→NYクローズ

Ccy 予想レンジ
USDJPY 81.26 ~ 82.01
EURJPY 107.67 ~ 109.03
GBPJPY 128.46 ~ 129.97
AUDJPY 86.25 ~ 87.38
NZDJPY 66.79 ~ 67.75
CADJPY 81.94 ~ 82.92
ZARJPY 10.79 ~ 10.98
NOKJPY 14.48 ~ 14.70
MXNJPY 6.35 ~ 6.46
HKDJPY 10.44 ~ 10.55
SGDJPY 64.83 ~ 65.59
EURUSD 1.3217 ~ 1.3331

■前日のサマリー
昨日は朝方に発表されました本邦の経常収支が単月で過去最大の赤字となったことで円が売られ、ロンドン、NY市場ともに円売りが圧力が継続し、ドル/円は81円台後半へと上昇しました。豪ドルは発表された新規雇用者数が予想に反して減少、失業率も5.2%と悪化したことから豪ドル/円は85.55円、豪ドル/米ドルは1.0532ドルまで一時売られました。その後は、ギリシャ債務交換に対しての楽観的な見方からアジア、欧州の株価が上昇したこともあり、リスク・オンの流れから「ドル」と「円」が売られました。このため、豪ドルを含めて主要通貨が上昇、英中銀、ECBが政策金利を据え置いたことも支援材料となり、ユーロ/ドルは1.3291ドル、ユーロ/円は108.45円までクローズにかけて上昇しました。

昨日の変動要因
①単月の日本の経常赤字が過去最大の4,373億円 ⇒ 円売り
②ギリシャ国債交換率が75%を超える見込みとの報道など ⇒ ユーロなどが対円、対ドルで上昇
③ドラギECB総裁の記者会見内容がタカ派的 ⇒ ユーロ買い
④米新規失業保険申請件数36.2万件(市場予想の35.1万件から下振れ) ⇒ ドル売り ⑤カナダ中銀によるタカ派的コメント ⇒ カナダドル買い

クローズはドル/円が81.53円、ユーロ/ドルが1.3271ドル、ユーロ/円は108.22円。

■株価(bloomberg.co.jp)

Index 引値 前日比
日経225 9768.96 192.90
FTSE100(英) 5859.73 68.32
DAX(独) 6834.54 163.43
NYダウ(米) 12907.94 70.61
S&P500(米) 1365.91 13.28
NASDAQ(米) 2970.42 34.73

■金利(bloomberg.co.jp)

Country 利回り 前日比
米10年債 2.01 0.04
日本10年債 0.993 0.010
英10年債 2.14 0.01
独10年債 1.80 0.03

■コモディティ価格

Commodities 引値 前日比
NY金(期近) 1698.70 14.80
NY原油(期近) 106.58 0.42

■本日の指標発表(FXミュージアムより)
3/9(金)
・ 09:30 豪 1月 貿易収支
15:00 ユーロ圏 ギリシャ債務交換の結果発表
・ 16:00 ドイツ 1月 経常収支
・ 16:00 ドイツ 1月 貿易収支
・ 16:00 ドイツ 2月 消費者物価指数(CPI)改定値
・ 16:45 フランス 1月 鉱工業生産指数
・ 16:45 フランス 1月 財政収支
・ 18:30 英国 1月 鉱工業生産指数
・ 18:30 英国 1月 製造業生産指数
・ 18:30 英国 2月 卸売物価指数(食品、エネルギー除くコアPPI)
・ 20:00 ユーロ圏 ギリシャ財務省記者会見
・ 21:00 カナダ 2月 失業率
・ 21:00 カナダ 2月 新規雇用者数
22:00 ユーロ圏 財務相電話会合
・ 22:30 カナダ 10-12月期 四半期労働生産性指数
・ 22:30 カナダ 1月 貿易収支
22:30 米国 2月 非農業部門雇用者数変化
22:30 米国 2月 失業率
・ 22:30 米国 1月 貿易収支
・ 00:00 米国 1月 卸売在庫

ピボットポイントなどは山内俊哉のココに注目!もご覧ください

2012年3月 8日 (木)

3/8 本日の戦略-ギリシャ債務交換の受け入れ期限は明日AM5:00の予定-

おはようございます。昨日読者の方より、継続希望とのご要望をいただき、誠にありがたく思っています。許される限り、個人投資家の皆様のお役にたてるよう頑張りたいと思っていますのでよろしくお願いします。

■変化率から見た前日の通貨の強弱
NZドル>ユーロ>豪ドル>ポンド>ドル>円
※ ">" の左側の通貨が右側の通貨より強いことを示しています。

■本日の見通し
本日はイベント盛りだくさんの日です。朝から見ていくと、本邦の国際収支(経常収支、貿易収支)、本邦の10-12月GDP確報、豪2月失業率、新規雇用者数、英中銀(BOE)金融政策、ECB金融政策、ドラギ総裁記者会見、カナダ金融政策、ギリシャ国債債務交換締切(日本時間3/9 AM5:00)などです。

本邦1月の国際収支の経常収支減少が見込まれるものの、貿易赤字も減少が予想されているため、市場がどちらを材料視するかによって変わりますが、円売りの圧力を覆すほどの内容にはならないと思っています。また、GDPは下方修正が予想されているため、予想通りであれば円が売られやすい地合い継続とみます。豪失業率、新規雇用者数は豪準備銀行が政策金利据え置きの判断の重要なポイントの一つとなっていることから、悪化していた場合には来月の利下げの可能性が浮上して豪ドルが売られることになりそうです。英中銀(BOE)金融政策は前回、資産買い取りプログラムの750億ポンド増額を主張した2人の委員が引き続き増額を主張した場合は、ポンドが売られやすいと思います。ECB理事会での政策金利変更の可能性は低いため、ドラギECB総裁の記者会見を含めてもそれほど材料視はされないものと予想しています。カナダ中銀の金融政策も同様です。

ギリシャの債務交換は昨日に国際金融協会(IIF)は「30社が同意、合計810億ドル」と発表、これは対象額の39.3%にあたります。一部のメディアでは交換参加率が58%まで上昇との報道もあり、ギリシャの財務省高官は「これまでに入手したデータに基づくと、参加率は75%を優に超えると楽観している」と発言、また別の関係筋は「参加率が77%程度に達する」との見方を示しています。現時点での詳細は不透明ながら、参加率が66%に達せず、無秩序なデフォルトに陥るとの最悪なシナリオは回避されると市場は楽観的になっていますし、ギリシャがCACを発動するところまではある程度織り込んでいると思います。このため、ギリシャの債務交換が無難に通過した場合には、リスク選好の動きに回帰する可能性があります。ただ、75%に達せずギリシャがCACを発動し、これがクレジットイベント(CDSトリガー)に該当となった場合には、リスク回避の動きになり、ユーロを始めクロス円は下落となると思います。

やはり書ききらないうちに経常収支の発表がありました。赤字額が過去最高となったことで円売りが進んでいるようです。外国人が好むネタですね。欧米時間入り口での円売りが出るかもしれません。

■ギリシャを巡る重要なイベント(新たに加えたところは赤字)

日付 イベント
2/22 民間債権者と交渉開始
2/23 ギリシャでCAC法案可決
2/24 ギリシャ債務交換の正式提示
新発債の最終期限は2042年。新発債のクーポンは以下、13-15年:2%、16-20年:3%、21年償還:3.65%、22年以降:4.3%
2/25-26 G20財務相・中央銀行総裁会合(メキシコ)
欧州の防火壁見直しがIMF資金枠増強に不可欠(G20声明)
2/27 ドイツでギリシャ第2次支援策に対する法案可決(賛成496対反対90)
2/29 フィンランドでギリシャ第2次支援策に対する法案可決(賛成111対反対72)
2/29 オランダでギリシャ第2次支援策承認
3/1 ギリシャ向けプログラム最終決定(EU関係筋)
3/1 ISDAがギリシャ債CDS決済事由かの会合開催
ECB保有債の交換はCDS決済事由該当せず
3/1-2 EU首脳会合
ギリシャ国債交換のためのEFSF債発行を承認(ただしPSIの後)
3/2 ムーディーズがギリシャ債務格付けを「C」(デフォルト)へ引き下げ
3/5 ギリシャCAC発動の用意、交換は最善で唯一の提案-ベニゼロス財務相
3/8 PM8:00
日本時間AM5:00
民間債権者の募集締切
3/9 ユーロ圏財務相電話会合
ギリシャの支援最終決定?
3/9以降 CAC発動、CDSトリガー(?)
3/12 ギリシャ債務交換
3/20 ギリシャ債償還(145億ユーロ)



■NZDUSD 日足(一目均衡表、MACD) NZDUSD source:uedaharlowfx
NZドル/ドルはレンジとなったいた0.8245ドル~0.8450ドルから下抜けしました。一目均衡表(日足)では遅行線が日々線(ロウソク足)を下に抜けたことから下落が継続すると思われますが、昨日は雲の上限の0.8089ドルがサポートとなっています。雲が切り上がっていくことから、雲にサポートされ、2/16の安値の0.8244ドルを上に抜けられると調整終了となり、2/29の高値の0.8469ドルを目指していくものと思います。

■主要通貨の短期のトレンド
USDJPY  5日移動平均線(81.27円)回復なるか
EURJPY  21日移動平均線(105.60円)がサポート
GBPJPY  21日移動平均線(125.99円)がサポート
AUDJPY  21日移動平均線(85.38円)がサポート
NZDJPY  一目均衡表(日足)の基準線(64.55円)がサポート、21日移動平均線(66.29円)を回復できるか
CADJPY  21日移動平均線(80.00円)がサポート
ZARJPY  一目均衡表(日足)の転換線(10.64円)まで回復したが
NOKJPY  一目均衡表(日足)の転換線(14.38円)を回復できるか
MXNJPY  21日移動平均線(6.18円)がサポート
HKDJPY  5日移動平均線(10.44円)回復なるか
SGDJPY  一目均衡表(日足)の転換線(64.49円)を回復できるか
EURUSD  一目均衡表(日足)の雲上限(1.3097ドル)がサポート

■変動率からの予想レンジ 07:48→NYクローズ

Ccy 予想レンジ
USDJPY 80.82 ~ 81.55
EURJPY 106.05 ~ 107.38
GBPJPY 127.04 ~ 128.51
AUDJPY 85.31 ~ 86.40
NZDJPY 65.78 ~ 66.68
CADJPY 80.87 ~ 81.82
ZARJPY 10.57 ~ 10.75
NOKJPY 14.24 ~ 14.46
MXNJPY 6.22 ~ 6.32
HKDJPY 10.37 ~ 10.48
SGDJPY 64.12 ~ 64.86
EURUSD 1.3091 ~ 1.3205

■前日のサマリー
昨日は東京時間には日経225平均株価などが下落して、リスク継続かと思われましたが、ドル/円は80.59円まで、ユーロ/円も105.72円までの下落に留まり、その後は方向感のない動きとなりました。9:30に発表されたが豪10-12月期GDPが前期比で0.4%の成長に留まり、市場の予想を下回ったことで、豪ドル/円は84.81円まで下落したものの長続きはせず、反転しました。ロンドン時間に入っても方向感のない動きは継続しましたが、ドル/円、ユーロ/円は東京時間の安値のところで支えられました。NY時間には、ギリシャの債務交換への参加率が58%に上昇との一部通信社のヘッドラインを手掛かりに、市場のユーロに対する警戒感が後退したことで、1.3097ドルまで下落していたユーロ/ドルは1.3164ドル、ドル/円も81.22円、ユーロ/円も106.79円まで上昇、クロス円も同様の動きとなりました。

昨日の変動要因
①豪10-12月GDPが下振れ-豪ドル売り
②独1月製造業受注大幅悪化-ユーロ売り
③ギリシャ国債交換率が58%に上昇-リスク・オンで「ドル」「円」が下落、他通貨は上昇
④WSJによる「FRB当局者が新しいタイプの債券購入計画を検討している」の記事-ドル売り
注目されていた米ADP雇用調査は市場予想とほとんど変わらず、材料視されませんでした。
クローズはドル/円が80.87円、ユーロ/ドルが1.3109ドル、ユーロ/円は106.02円。

■株価(bloomberg.co.jp)

Index 引値 前日比
日経225 9576.06 -61.57
FTSE100(英) 5791.41 25.61
DAX(独) 6671.11 38.00
NYダウ(米) 12837.33 78.18
S&P500(米) 1352.63 9.27
NASDAQ(米) 2935.69 25.37

■金利(bloomberg.co.jp)

Country 利回り 前日比
米10年債 1.98 0.03
日本10年債 0.983 -0.010
英10年債 2.13 0.01
独10年債 1.77 -0.01

■コモディティ価格

Commodities 引値 前日比
NY金(期近) 1683.90 11.80
NY原油(期近) 106.16 1.46

■本日の指標発表(FXミュージアムより)
3/8(木)
・ 08:50 日本 10-12月期 四半期実質国内総生産(GDP)改定値
・ 08:50 日本 1月 国際収支・経常収支
08:50 日本 1月 国際収支・貿易収支
09:30 豪 2月 新規雇用者数
・ 09:30 豪 2月 失業率
・ 14:00 日本 2月 景気ウオッチャー調査-現状判断DI
・ 15:30 フランス 1-3月期 非農業部門雇用者改定値
・ 16:45 フランス 1月 貿易収支
・ 17:15 スイス 2月 消費者物価指数(CPI)
・ 19:00 南ア 1-3月期 四半期 南アフリカ経済研究所(BER)企業信頼感指数
・ 20:00 ドイツ 1月 鉱工業生産
・ 21:00 英国 イングランド銀行(BOE)金利発表
・ 21:30 米国 2月 チャレンジャー人員削減数
21:45 ユーロ圏 欧州中央銀行(ECB)政策金利
・ 22:15 カナダ 2月 住宅着工件数
・ 22:30 カナダ 1月 新築住宅価格指数
・ 22:30 米国 前週分 新規失業保険申請件数
22:30 ユーロ圏 ドラギECB総裁定例記者会見
・ 23:00 カナダ 中央銀行銀行(BOC)政策金利

ピボットポイントなどは山内俊哉のココに注目!もご覧ください

2012年3月 7日 (水)

3/7 本日の戦略-クロス円の下落は継続するか、豪GDPと米ADPに注目-

おはようございます。ニュースを見ていましたら昨日は暖かさに誘われて春の便りがたくさん届いたようですね。冬が厳しいと春が待ち遠しいですね。

■変化率から見た前日の通貨の強弱
円>ドル>ユーロ>ポンド>NZドル>豪ドル
※ ">" の左側の通貨が右側の通貨より強いことを示しています。

■本日の見通し
昨日は複数の要因(サマリーを参照してください)が重なり、調整色の強い日となりました。各通貨ペアのチャートからはサポートとなっていた5日移動平均線や一目均衡表(日足)の転換線を大きく下抜けしたものが多く、短期的には下降トレンドに転換したと見られます。こうした場合は、得てしてブレイクした線(5日移動平均線や転換線)がレジスタンスとして作用することから、戻り売りの場合は、この線の近辺まで引き付けるか、ストップロスをこの線に設定してショートを構築すると言った戦略が考えられます。

本日は9:30に豪10-12月GDPの発表が予定されているため、市場の予想以上に成長率が鈍化しているようだと、利下げの連想を生みやすくなると見られるため、豪ドルには下落圧力がかかっています。逆に良ければ、昨日売られ過ぎた感もあるため、やや買いが先行することになると思いますが市場は弱い材料に反応しやすくなっているため、影響は一時的に留まる可能性があります。一方、22:15には米ADP雇用調査が発表されます。米雇用は新規失業保険申請件数の改善などを見ても強いことが伺われますので、市場の期待が高いため、発表値から下振れするようだと米株価の下落が継続する可能性があり、リスク回避からのドル買いにつながりやすいと思います。この場合はクロス円などは続落となります。

昨年から、ギリシャの救済を巡る不透明感からリスク回避の動きで、ドルと円が買われる状況が再三ありました。そのたびに下落トレンドが続くかと思われましたが、今年に入ってからはこうした動きが長続きしないようです。最終的にギリシャはデフォルトしないとの楽観的見方が強いと見られます。現に、ギリシャ債務交換を巡る民間の債権者の申込期限が8日(明日)に迫る中で、ギリシャ財務省当局者からは「民間部門の取引は予定通りに終了しよう」、ショイブレ独財務相は「ギリシャ減免、大多数の十分な数の銀行受け入れる見通し」と楽観的な発言をしています。民間部門が積極的に応じていれば早々と目標が達成され、発表されてもよさそうなものですが、現時点までそれが行われていないということは、IIF12行に加え、昨日のソシエネ・ジェネラル銀行の参加表明以外のところでは、不透明感が強いと言わざるを得ないです。最終的に目標の75%に達するのか、CAC発動と言われる66%以上が既に達成されているのかも見えてこないことから、今回ばかり楽観的見通しは危険だと感じてしまいます。

■ギリシャを巡る重要なイベント(新たに加えたところは赤字)

日付 イベント
2/22 民間債権者と交渉開始
2/23 ギリシャでCAC法案可決
2/24 ギリシャ債務交換の正式提示
新発債の最終期限は2042年。新発債のクーポンは以下、13-15年:2%、16-20年:3%、21年償還:3.65%、22年以降:4.3%
2/25-26 G20財務相・中央銀行総裁会合(メキシコ)
欧州の防火壁見直しがIMF資金枠増強に不可欠(G20声明)
2/27 ドイツでギリシャ第2次支援策に対する法案可決(賛成496対反対90)
2/29 フィンランドでギリシャ第2次支援策に対する法案可決(賛成111対反対72)
2/29 オランダでギリシャ第2次支援策承認
3/1 ギリシャ向けプログラム最終決定(EU関係筋)
3/1 ISDAがギリシャ債CDS決済事由かの会合開催
ECB保有債の交換はCDS決済事由該当せず
3/1-2 EU首脳会合
ギリシャ国債交換のためのEFSF債発行を承認(ただしPSIの後)
3/2 ムーディーズがギリシャ債務格付けを「C」(デフォルト)へ引き下げ
3/5 ギリシャCAC発動の用意、交換は最善で唯一の提案-ベニゼロス財務相
3/8 民間債権者の募集締切
3/9 ユーロ圏財務相電話会合
ギリシャの支援最終決定?
3/9以降 CAC発動、CDSトリガー(?)
3/12 ギリシャ債務交換
3/20 ギリシャ債償還(145億ユーロ)



■AUDUSD 日足(一目均衡表、MACD) AUDUSD source:uedaharlowfx
豪ドル/ドルは2/8の高値の1.0844ドルと2/29の高値の1.0855ドルのダブルトップをつけて調整に入っているようです。昨日の下げで一目均衡表(日足)の遅行線が日々線(ロウソク足)を下に抜けたことから、下落が継続する可能性が高いと見られます。MACD(チャート下段の黄色の線)もトリガー(チャート下段の水色の線)を下回った状態が継続していることから、まずは1/3の高値の1.0384ドル近辺が下落目処となります。このレベルもしくはその手前となる雲の上限の1.0475ドル近辺でサポートされれば、基準線となる1.0689ドル近辺に向かって戻っていくものと思います。

■主要通貨の短期のトレンド
USDJPY  5日移動平均線(81.28円)下抜け、一目均衡表(日足)の転換線(80.86円)がサポートとなるか
EURJPY  21日移動平均線(105.37円)がサポートとなるか
GBPJPY  一目均衡表(日足)の転換線(127.78円)を下抜け
AUDJPY  21日移動平均線(85.24円)がサポートとなるか
NZDJPY  21日移動平均線(66.19円)を下抜け
CADJPY  一目均衡表(日足)の転換線(81.33円)を下抜け
ZARJPY  一目均衡表(日足)の転換線(10.61円)を下抜け
NOKJPY  一目均衡表(日足)の転換線(14.38円)を下抜け
MXNJPY  21日移動平均線(6.17円)がサポートとなるか
HKDJPY  一目均衡表(日足)の転換線(10.40円)を下抜け
SGDJPY  一目均衡表(日足)の転換線(64.49円)を下抜け
EURUSD  一目均衡表(日足)の雲上限(1.2982ドル)がサポートとなるか

■変動率からの予想レンジ 07:59→NYクローズ

Ccy 予想レンジ
USDJPY 80.61 ~ 81.33
EURJPY 105.46 ~ 106.77
GBPJPY 126.51 ~ 127.96
AUDJPY 84.86 ~ 85.92
NZDJPY 65.30 ~ 66.16
CADJPY 80.32 ~ 81.24
ZARJPY 10.46 ~ 10.63
NOKJPY 14.06 ~ 14.27
MXNJPY 6.14 ~ 6.24
HKDJPY 10.35 ~ 10.46
SGDJPY 63.64 ~ 64.37
EURUSD 1.3051 ~ 1.3167

■前日のサマリー
昨日は目立った経済指標の発表のない中で調整色の強い日となり、クロス円は前日比で1%強の下落、ドル/円も0.8%の下落となりました。下落した要因は下記と思われ、豪準備銀行(RBA)声明と8日の期限が迫りギリシャの債務交換の進捗が不透明であること、イランがIAEAの査察を受け入れることで、原油に対するリスク後退が見られた(ノルウェークローネやメキシコペソが下落)ことなども要因となったと見られます。こうしたことから、ドル/円は80.58円、ユーロ/円105.64円、ポンド/円126.53円、豪ドル/円84.86円、NZドル/円65.69円まで一時下落し、あまり戻すことなくクローズしました。

①豪中銀が政策金利を据え置いたものの、声明で「インフレ見通しは必要ならば緩和の余地を提供」「需要が大幅に弱まればさらなる緩和の余地」
②ユーロ圏のGDP改定値で輸出、輸入が下方修正されていたこと
③ブラジルのGDP前年比+1.4%とプラス成長だったが減速していたこと
④イランが条件付きながらIAEAのパルチン軍事施設への立ち入りを認めたこと
⑤ギリシャの債務交換の不透明感が増したこと
⑥ロウ豪中銀副総裁が「為替レートはオーバーシュートする可能性」「豪中銀は豪ドルの過度の上昇に警戒する必要」「必要なら利下げ余地ある」との発言
クローズはドル/円が80.87円、ユーロ/ドルが1.3109ドル、ユーロ/円は106.02円。

■株価(bloomberg.co.jp)

Index 引値 前日比
日経225 9637.63 -60.96
FTSE100(英) 5765.80 -109.02
DAX(独) 6633.11 -233.35
NYダウ(米) 12759.15 -203.66
S&P500(米) 1343.36 -20.97
NASDAQ(米) 2910.32 -40.16

■金利(bloomberg.co.jp)

Country 利回り 前日比
米10年債 1.94 -0.07
日本10年債 0.993 0.000
英10年債 2.12 -0.06
独10年債 1.78 -0.05

■コモディティ価格

Commodities 引値 前日比
NY金(期近) 1672.10 -31.80
NY原油(期近) 104.70 -2.02

■本日の指標発表(FXミュージアムより)
3/7(水)
・ 08:50 日本 2月 外貨準備高
09:30 豪 10-12月期 四半期国内総生産(GDP)
・ 14:00 日本 1月 景気一致指数(CI)速報値
・ 14:00 日本 1月 景気先行指数(CI)速報値
・ 15:45 スイス 2月 失業率
・ 20:00 ドイツ 1月 製造業新規受注
・ 21:00 米国 MBA住宅ローン申請指数
22:15 米国 2月 ADP雇用統計
・ 22:30 カナダ 1月 住宅建設許可件数
・ 22:30 米国 10-12月期 四半期非農業部門労働生産性改定値
・ 05:00 米国 1月 消費者信用残高
・ 3/8(木)
05:00 NZ 準備銀行(RBNZ)政策金利

ピボットポイントなどは山内俊哉のココに注目!もご覧ください

2012年3月 6日 (火)

3/6 本日の戦略-豪金融政策発表後の声明に注意-

おはようございます。昨年12月からドル円の予想レンジと注目材料のコメントをTV東京Mプラス9に行っていましたが、春の番組改編でこのコーナーがなくなってしまうそうです。為替のコーナーが減るのは残念です。

■変化率から見た前日の通貨の強弱
円>ポンド>ユーロ>ドル>豪ドル>NZドル
※ ">" の左側の通貨が右側の通貨より強いことを示しています。

■本日の見通し
昨日は中国の成長目標引き下げとともに、オセアニア通貨を中心に調整が入りましたが、ドル/円は81円を割り込むことなく、81円台ミドルまで戻しています。先月の日銀金融政策決定会合からの市場の円売りテーマに大きな変更はないものとみられます。ただ、82円台が遠く見えることで、82円乗せを達成するには今週8日の国際収支での貿易赤字額の増加か、次週12-13日の日銀金融政策決定会合での追加緩和がないと直ぐには難しいと思います。

本日は豪準備銀行による政策金利の発表が12:30に予定されています。豪中銀は前回の金融政策会合で「当面は金利据え置きが適切、景気が大幅に悪化すれば緩和余地」としていることから、今月も据え置きが予想されます。ただ、中国については「中国はより持続可能なペースで成長」としていることから、昨日の成長目標引き下げを受け、声明が弱気になっていた場合には豪ドル、NZドルが売られやすくなると思います。既にこの両通貨に対しては対ドルでは短期の下落トレンドとなっていると見られますので、対円でも調整が続く可能性があります。

ユーロはIIF(国際金融協会)の12のメンバーがギリシャの債務交換に参加することを表明しました。一方、ベニゼロス・ギリシャ財務相は「CAC発動の用意、交換は最善で唯一の提案」と発言、一部では債務交換の参加率が低いとの報道もあったことで、参加率を上げることを目的とした発言と思われます。こうした発言が出ること自体、ギリシャの予定通りに進んでいなことを裏付けているように思います。民間の参加率が75%を超えればデフォルトはせず当面の危機を回避、66%~75%がCAC発動でクレジットイベント(CDSトリガー)の可能性、66%未満がデフォルトと考えると、今週の一番のイベントではないかとみられますが、現在市場はこれをあまり材料視していないようです。ギリシャについては締切とみられる8日まではリスクが存在していることから、積極的にはユーロを買える環境ではないと思います。

■ギリシャを巡る重要なイベント(新たに加えたところは赤字)

日付 イベント
2/22 民間債権者と交渉開始
2/23 ギリシャでCAC法案可決
2/24 ギリシャ債務交換の正式提示
新発債の最終期限は2042年。新発債のクーポンは以下、13-15年:2%、16-20年:3%、21年償還:3.65%、22年以降:4.3%
2/25-26 G20財務相・中央銀行総裁会合(メキシコ)
欧州の防火壁見直しがIMF資金枠増強に不可欠(G20声明)
2/27 ドイツでギリシャ第2次支援策に対する法案可決(賛成496対反対90)
2/29 フィンランドでギリシャ第2次支援策に対する法案可決(賛成111対反対72)
2/29 オランダでギリシャ第2次支援策承認
3/1 ギリシャ向けプログラム最終決定(EU関係筋)
3/1 ISDAがギリシャ債CDS決済事由かの会合開催
ECB保有債の交換はCDS決済事由該当せず
3/1-2 EU首脳会合
ギリシャ国債交換のためのEFSF債発行を承認(ただしPSIの後)
3/2 ムーディーズがギリシャ債務格付けを「C」(デフォルト)へ引き下げ
3/5 ギリシャCAC発動の用意、交換は最善で唯一の提案-ベニゼロス財務相
3/8 民間債権者の募集締切
3/9 ユーロ圏財務相電話会合
ギリシャの支援最終決定?
3/9以降 CAC発動、CDSトリガー(?)
3/12 ギリシャ債務交換
3/20 ギリシャ債償還(145億ユーロ)



■GBPUSD 日足(一目均衡表、MACD) GBPUSD source:uedaharlowfx
ポンド/ドルは1/20に一目均衡表(日足)の基準線を上に抜けて以来、基準線がサポートとなっていて、昨日も一時下抜けしたものの、クローズではサポートされました。遅行線が日々線(ロウソク足)の上を推移していることから、2/29の高値の1.5991ドルを試しに行く可能性がありますが、MACDがデッドクロスし、基準線を下抜けた場合には、雲の上限となる1.57ドル近辺までの調整が起こってもおかしくないと思います。

■主要通貨の短期のトレンド
USDJPY  5日移動平均線(81.20円)がサポート
EURJPY  一目均衡表(日足)の転換線(107.67円)がサポートなるか
GBPJPY  5日移動平均線(129.05円)がサポート
AUDJPY  5日移動平均線(87.21円)を下抜け
NZDJPY  5日移動平均線(67.55円)を下抜け
CADJPY  5日移動平均線(81.93円)がサポートとなるか
ZARJPY  5日移動平均線(10.79円)を下抜け
NOKJPY  5日移動平均線(14.48円)がサポートとなるか
MXNJPY  5日移動平均線(6.30円)がサポートとなるか
HKDJPY  5日移動平均線(10.43円)がサポート
SGDJPY  5日移動平均線(64.80円)がサポートとなるか
EURUSD  21日移動平均線(1.3247ドル)がレジスタンス

■変動率からの予想レンジ 08:28→NYクローズ

Ccy 予想レンジ
USDJPY 81.30 ~ 82.01
EURJPY 107.27 ~ 108.54
GBPJPY 128.89 ~ 130.28
AUDJPY 86.58 ~ 87.63
NZDJPY 66.54 ~ 67.39
CADJPY 81.64 ~ 82.54
ZARJPY 10.70 ~ 10.87
NOKJPY 14.42 ~ 14.63
MXNJPY 6.28 ~ 6.37
HKDJPY 10.45 ~ 10.55
SGDJPY 64.53 ~ 65.24
EURUSD 1.3157 ~ 1.3274

■前日のサマリー
昨日は中国が2012年の成長目標を7.5%に引き下げたことが嫌気され、資源国通貨などが売られ、豪ドルやNZドルが下落したことから、ドル/円も連れ安となりました。その後もアジアの株価が弱含みで推移したこともあり、ロンドン時間序盤にはドル/円は81.15円まで一時下落しました。ロンドン時間には目立った材料がなかったことから欧州の株価の下落が重しとなり、81円台前半での動きとなりました。NY時間は米非製造業ISMが57.3と予想を上回ったことなどから、ドル/円は81.57円まで一時上昇して、このレベルでクローズしました。

ユーロは朝方の中国の成長目標引き下げから、ユーロ/円がロンドン時間に106.92円まで下落したことを受け、ユーロ/ドルも1.3160ドルまで下落しましたが、ギリシャの債務交換に仏大手のBNPパリバが参加することを表明、この他、IIFメンバーの11の金融機関(アリアンツとアクサ、アルファ銀行、CNPアシュアランス、コメルツ銀行、ドイツ銀行、EFGユーロバンク・エルガシアス、グレイロック・キャピタル・マネジメント、INGグループ、インテーザ・サンパオロ、ギリシャ・ナショナル銀行)も参加の意向を示したことで、ユーロが買い戻され、NY時間にはユーロ/ドルが1.3242ドル、ユーロ/円が107.90円まで一時上昇しました。
クローズはドル/円が81.52円、ユーロ/ドルが1.3214ドル、ユーロ/円は107.75円。

■株価(bloomberg.co.jp)

Index 引値 前日比
日経225 9698.59 -78.44
FTSE100(英) 5874.82 -36.31
DAX(独) 6866.46 -54.91
NYダウ(米) 12962.81 -14.76
S&P500(米) 1364.33 -5.30
NASDAQ(米) 2950.48 -25.71

■金利(bloomberg.co.jp)

Country 利回り 前日比
米10年債 2.01 0.04
日本10年債 0.993 0.003
英10年債 2.18 0.05
独10年債 1.82 0.03

■コモディティ価格

Commodities 引値 前日比
NY金(期近) 1703.90 -5.90
NY原油(期近) 106.72 0.02

■本日の指標発表(FXミュージアムより)
3/6(火)
・ 09:01 英国 2月 英小売連合(BRC)小売売上高調査
・ 09:30 豪 10-12月期 経常収支
・ 09:30 米国 フィッシャー米ダラス連銀総裁講演
・ 10:30 日本 1月 毎月勤労統計調査-現金給与総額
12:30 豪 準備銀行(RBA)政策金利発表
・ 19:00 ユーロ圏 10-12月期 四半期域内総生産(GDP)改定値
・ 00:00 カナダ 2月 Ivey購買部協会指数

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2012年3月 5日 (月)

3/5 本日の戦略-中国成長率下方修正から、調整先行か-

おはようございます。NHKオンデマンドで時間があるときに放送を見ているのですが、米スリーマイル島の事故以来、1981年の時点で実験結果からメルトダウンを含めいろいろなことが分かっていたようです。これらのことが今回の事故での避難などの対応に生かされなかったのは残念でなりません。

■変化率から見た前日の通貨の強弱
ドル>豪ドル>ポンド>ユーロ>円>NZドル
※ ">" の左側の通貨が右側の通貨より強いことを示しています。

■本日の見通し
週末に発表された中国の非製造業PMIを受けて朝方に下落するかと思いましたが、思ったほどは下落しませんでしたが、8:50頃、中国が今年の成長見通し(GDP)を7.5%に引き下げたことから、景気減速との見方で豪ドルなど資源国の通貨が売られ、クロス円が弱含みになりました。ただ、一方では追加緩和の期待もあることから大きな下げにはつながりにくいと思われます。本日は英国のサービス部門PMI、ユーロ圏小売売上高が予想より悪い場合にはユーロやポンドは下げやすいと見られます。また、米国でも非製造業ISMの発表が予定されていることから、製造業につつき悪化しているようだと、ドルが売られやすくなると思いますので、ドル/円の上値が押さえられる可能性があります。

チャートは年初来高値を更新している通貨ペアが、ドル/円、豪ドル/円、ポンド/円、カナダドル/円、メキシコペソ/円、香港ドル/円、シンガポールドル/円、南アランド/円、ノルウェークローネ/円と資源国通貨がほとんどを占めています。週末こそ調整が入ったものの、イランの選挙で強硬派が議席を伸ばしていることから、イランが強硬な姿勢を取り続けるとイスラエルによる先制攻撃の可能性もあるため、原油価格の長期上昇もしくは高止まりの可能性でています。このため、これらの通貨は対円では底堅く推移しそうです。

■ギリシャを巡る重要なイベント(新たに加えたところは赤字)

日付 イベント
2/22 民間債権者と交渉開始
2/23 ギリシャでCAC法案可決
2/24 ギリシャ債務交換の正式提示
新発債の最終期限は2042年。新発債のクーポンは以下、13-15年:2%、16-20年:3%、21年償還:3.65%、22年以降:4.3%
2/25-26 G20財務相・中央銀行総裁会合(メキシコ)
欧州の防火壁見直しがIMF資金枠増強に不可欠(G20声明)
2/27 ドイツでギリシャ第2次支援策に対する法案可決(賛成496対反対90)
2/29 フィンランドでギリシャ第2次支援策に対する法案可決(賛成111対反対72)
2/29 オランダでギリシャ第2次支援策承認
3/1 ギリシャ向けプログラム最終決定(EU関係筋)
3/1 ISDAがギリシャ債CDS決済事由かの会合開催
ECB保有債の交換はCDS決済事由該当せず
3/1-2 EU首脳会合
ギリシャ国債交換のためのEFSF債発行を承認(ただしPSIの後)
3/2 ムーディーズがギリシャ債務格付けを「C」(デフォルト)へ引き下げ
3/9 民間債権者の募集締切
3/9 ユーロ圏財務相電話会合
ギリシャの支援最終決定?
3/9以降 CAC発動、CDSトリガー(?)
3/12 ギリシャ債務交換
3/20 ギリシャ債償還(145億ユーロ)



■EURUSD 日足(一目均衡表、MACD) EURUSD source:uedaharlowfx
ユーロ/ドルは2/29に1.3485ドルの高値をつけた後、21日移動平均線、一目均衡表(日足)の基準線を下に抜けてきました。2/24にも1.3485ドルの高値をつけていて、1.35ドルの上抜けを失敗した格好となりました。遅行線も日々線(ロウソク足)と雲を下抜けそうであり、MACDもデッドクロスしていることを考えると、下落の圧力が強いと見られます。まずは、実勢レートの雲上限となる1.3118ドルがサポートと考えられますが、雲の下限の1.2955と2/16の安値の1.2974ドルの値が近いことから、この近辺が目標となるのではないでしょうか。

■主要通貨の短期のトレンド
USDJPY  年初来高値更新、21日移動平均線から3.451%乖離
EURJPY  一目均衡表(日足)の転換線(107.48円)がサポートなるか
GBPJPY  年初来高値更新、21日移動平均線から3.557%乖離
AUDJPY  年初来高値更新、21日移動平均線から3.434%乖離
NZDJPY  5日移動平均線(67.73円)がサポートなるか
CADJPY  年初来高値更新、21日移動平均線から4.199%乖離
ZARJPY  年初来高値更新、21日移動平均線から5.097%乖離
NOKJPY  21日移動平均線から4.921%乖離
MXNJPY  年初来高値更新、21日移動平均線から3.812%乖離
HKDJPY  年初来高値更新、21日移動平均線から3.48%乖離
SGDJPY  年初来高値更新、21日移動平均線から3.646%乖離
EURUSD  21日移動平均線、一目均衡表(日足)の基準線を下抜け

■変動率からの予想レンジ 08:07→NYクローズ

Ccy 予想レンジ
USDJPY 81.61 ~ 82.30
EURJPY 107.49 ~ 108.75
GBPJPY 129.06 ~ 130.41
AUDJPY 87.43 ~ 88.45
NZDJPY 67.51 ~ 68.33
CADJPY 82.45 ~ 83.33
ZARJPY 10.80 ~ 10.98
NOKJPY 14.49 ~ 14.70
MXNJPY 6.36 ~ 6.46
HKDJPY 10.50 ~ 10.60
SGDJPY 65.11 ~ 65.80
EURUSD 1.3139 ~ 1.3258

■前日のサマリー
週末はアジアの株価が堅調に推移する中で円が売られたことから、ドル/円は81円台前半で底堅く推移しましたが、ウイリアムズ・サンフランシスコ連銀総裁が「QE3が机上から外れていないのは明白」などと発言したことから、一時弱含みとなる場面もありましたが、ロンドン時間には81.71円まで上昇しました。その後、ユーロ圏から悪い材料(ユーロのサマリーを参照してください)がいくつか出てきたことから、81円ミドルを一時割り込みましたが、NY時間にはリスク回避のドル買いから米国債が買われ、ドル/円は取引終盤にかけて81.87円まで上昇しました。

ユーロは対ドルではドル買いが先行したこともあり、東京時間にじりじりと下落して1.33ドルを割り込みました。ロンドン時間に入ると、メルケル独首相が「ユーロ圏の危機は終わっていない、新たな措置が必要」などと発言、ユンケル・ユーログループ議長が「ユーログループは9日に電話会議を開く、3月末までに防火壁規模で合意必要、EFSF・ESMは7500億ユーロの防火壁に統合を」などと発言したものの下落が継続し、ラホイ・スペイン首相が2012年の財政赤字の目標をGDP日5.8%へ上方修正したことから、EUで財政協定に署名した後だけに、サプライズとなり、ユーロ/ドルは1.3187ドルまで下落ユーロ/円もロンドン時間の高値108.47円から107.58円まで下落しました。

その他の通貨はスペインの財政赤字目標の緩和(上方修正)を受け、リスク回避の動きで、ポンド、豪ドルなども対ドルでは下落しましたが、対円ではドル/円の上昇が支援となり、年初来高値を更新している通貨ぺも資源国、新興国で多くなりました。
クローズはドル/円が81.81円、ユーロ/ドルが1.3198ドル、ユーロ/円は107.96円。

■株価(bloomberg.co.jp)

Index 引値 前日比
日経225 9777.03 69.66
FTSE100(英) 5911.13 -20.12
DAX(独) 6921.37 -20.40
NYダウ(米) 12977.57 -2.73
S&P500(米) 1369.63 -4.46
NASDAQ(米) 2976.19 -12.78

■金利(bloomberg.co.jp)

Country 利回り 前日比
米10年債 1.97 -0.05
日本10年債 0.990 0.034
英10年債 2.13 -0.08
独10年債 1.80 -0.06

■コモディティ価格

Commodities 引値 前日比
NY金(期近) 1709.80 -12.40
NY原油(期近) 106.70 -2.14

■本日の指標発表(FXミュージアムより)
3/5(月)
・ 17:15 スイス 1月 実質小売売上高
・ 18:00 ユーロ圏 2月 サービス部門購買担当者景気指数(PMI)改定値
・ 18:30 英国 2月 サービス部門購買担当者景気指数(PMI)
・ 18:30 ユーロ圏 ゴンザレス・パラモ欧州中央銀行(ECB)理事講演
19:00 ユーロ圏 1月 小売売上高
・ 23:00 ユーロ圏 フランス国債入札
00:00 米国 2月 ISM非製造業景況指数(総合)
・ 00:00 米国 1月 製造業新規受注

ピボットポイントなどは山内俊哉のココに注目!もご覧ください

2012年3月 4日 (日)

3/5の週の見通し -資源国通貨に調整が入るか-

こんばんは。来週は東日本大震災発生からちょうど1年ですね。復興に向けての支援と防災にむけて再認識をしないといけないですね。

■日、週、月、年データ Rate ※表をクリックすると拡大します。

■今週の見通し
【先週の振り返り】
週初の27日は、メキシコで開催されていたG20財務相・中央銀行総裁会合後に周小川・中国人民銀行総裁が「中国は国際通貨基金(IMF)資金枠増強で役割を果たす」と発言したことや個人投資家のストップロスを巻き込んで、ドル/円は81.67円、ユーロ/円は109.92円まで一時上昇、クロス円も軒並み連れ高となりましたが、買いが一巡した後は材料出尽くし感や欧米の株価が下落したことなどを背景にドル/円やクロス円などが下落し、28日朝方にはドル/円は一時80.02円、ユーロ/円は一時107.30円円まで下落sる場面が見られましたが、ECBの第2回資金供給オペ(LTRO)への期待感から反発しました。また、この日はアイスランドが財政協定への是非を問う国民投票を実施すると発表、一時ユーロ/ドルが下落する場面が見られました。29日はバーナンキ米FRB議長の議会証言でQE3に触れる発言がなかったことや米景気が予想より速いペースで回復しているとの発言を行ったことでドルが買われる動きとなり、ドル/円は81円台を回復しました。1日は中国の製造業PMIが市場予想より良い51.0となったことでドル/円は底堅い動きとなり、ユーロもスペイン債入札が目標上限の45億ユーロだったことで、ユーロ/円は108.33円まで上昇しました。その後発表された米ISM製造業は52.4と4カ月ぶりに低下していたことから、ドルが売られたものの、ドル/円は80円後半までの下落にとどまりました。2日はスペインの首相が「2012年の財政赤字削減目標を従来のGDP比4.4%から5.8%に緩和する」こと、2012年のGDP見通しを従来の-1.5%から-1.7%に下方修正したほか、同年失業率が24.3%まで上昇するとの見通しを示したことで、ユーロ/ドルは1.3187ドル、ユーロ/円は107.61円まで下落しましたが、リスク回避からのドル買いとなったこともあり、ドル/円は81.87円まで上昇し、高値圏でクローズしています。

【全体】
週末のNYクローズ後に格付け期間ムーディーズがギリシャの債務格付けをデフォルトに陥っていることを示す「C」に引き下げました。また、3日に中国が発表した2月の非製造業PMIが48.4と景気判断の分岐の50を割り込む水準へ下落しています。この2つは市場に織り込まれていないため、月曜日の早朝のシドニー・ウエリントン市場(FXは一般的に東京時間7時から)ではユーロや豪ドル、NZドルなどが下落してスタートすることが考えられます。一方、明日5日から中国の第11回全人代が始まることから、景気対策のための預金準備率が引き下げられる可能性もあると思います。全人代は10日程度の日程となる見込みです。

【ドル/円】
週末に発表された本邦の消費者物価指数(前年同月比)は総合指数が0.1%の上昇となったものの、食料およびエネルギーを除く総合指数の前年同月比は0.9%の下落となり、前月よりは物価の上昇が見られますが、日銀が掲げるデフレ脱却にはまだ遠いことが示されています。また、民主党の円高・デフレ対策特別チームによる日銀への圧力が高まるのではとの見方もあり、円は主要通貨に対して売られやすくなっています。加えてギリシャの救済の行方は依然として不透明であることなどで、リスク回避からドルが買われやすい状況あることから、日銀の金融政策決定会合が行われる12-13日まではドルが底堅く推移し、場合によっては、2011/4/6の高値となる85.52円を目指して上昇するものと思います。

【ユーロ】
冒頭にも書きましたが、ムーディーズがギリシャの債務格付けを「C」に引き下げたことの影響が見えにくいものの、1-2日に実施されたEU首脳会合で財政健全化と同時に経済成長を重視する方針を盛り込んだ議長総括を採択しましたが、ラホイ・スペイン首相は2012年の財政赤字目標について達成できないことを表明しています。このため、スペインの国債が売られ同国10年債が一時イタリア10年債利回りを上回り、4.93%近辺となっています。今週週末にはギリシャ債を保有している民間投資家の債務交換の締め切り、ギリシャ第2次支援決定のEU首脳電話会合が9日に予定されているため、警戒感からユーロの上値が重くなることが予想され、場合によっては1.30ドルを割り込む可能性があります。また、8日にはECB理事会の開催が予定されていますが、今回は先週29日に第2回目の資金供給オペを実施したばかりであり、政策金利の変更もないものと思いますので、材料視されないものと思います。

【ポンド】
英は1日に発表された製造業PMIが市場予想を下回ったことで、5日に発表されるサービス部門PMIが気になるところです。また、8日には英中銀(BOE)の金融政策の発表、9日には鉱工業生産の発表が予定されています。金融政策は先月に500億ポンドの資産買い入れ額を増やしたばかりであり、変更はないものと思われますので、前回750億ポンドを主張したマイルズ委員とポーゼン委員の投票動向が発表される議事録まではあまり材料視されないと思います。対ドルではユーロへの懸念からリスク回避の動きとともに売られやすい状態ですが、対円では下落は限定的となると思われます。

【豪ドル・NZドル】
豪ドル、NZドルは冒頭に書きました通り、中国の非製造業PMIが50を割り込んだことで、週初は下落して始まる可能性が高いと思いますが、中国への金融緩和期待が出れば戻りへつながる可能性があります。また、8日の豪準備銀行の金融政策では、先月の新規雇用者数の増加から今回は変更なしと見られます。また、同じく8日のNZ準備銀行(RBNZ)の金融政策でも政策金利の変更がないとみられることで、金利面からの下落リスクは低いと思います。一方、週末には下落したものの、イランの選挙で欧米との対話に否定的な反大統領派が勝利を確実にしたことで、原油価格の上昇が継続する可能性が高まったことから、上昇しやすいと思います。

■今週の予想レンジ

Ccy Low(下)   High(上)
ドル/円 79.80 84.50
ユーロ/ドル 1.3050 1.3320
ユーロ/円 105.00 109.80
ポンド/円 127.80 133.30
豪ドル/円 86.00 89.20
NZドル/円 66.60 68.60
南アランド/円 10.30 11.20

■注目イベント
3/5(月)
・ 17:15 スイス 1月 実質小売売上高
・ 18:00 ユーロ圏 2月 サービス部門購買担当者景気指数改定値(PMI)
・ 18:30 英国 2月 サービス部門購買担当者景気指数(PMI)
19:00 ユーロ圏 1月 小売売上高
00:00 米国 2月 ISM非製造業景況指数(総合)
・ 00:00 米国 1月 製造業新規受注
3/6(火)
・ 09:01 英国 2月 英小売連合(BRC)小売売上高調査
・ 09:30 豪 10-12月期 経常収支
・ 10:30 日本 1月 毎月勤労統計調査-現金給与総額
12:30 豪 豪準備銀行(中央銀行)政策金利発表
・ 19:00 ユーロ圏 10-12月期 四半期域内総生産(GDP)改定値
・ 00:00 カナダ 2月 Ivey購買部協会指数
3/7(水)
・ 09:30 豪 10-12月期 四半期国内総生産(GDP)
・ 14:00 日本 1月 景気一致指数(CI)速報値
・ 14:00 日本 1月 景気先行指数(CI)速報値
・ 15:45 スイス 2月 失業率
・ 20:00 ドイツ 1月 製造業新規受注
・ 21:00 米国 MBA住宅ローン申請指数
22:15 米国 2月 ADP雇用統計
・ 22:30 カナダ 1月 住宅建設許可件数
・ 22:30 米国 10-12月期 四半期非農業部門労働生産性改定値
・ 05:00 米国 1月 消費者信用残高
3/8(木)
05:00 NZ ニュージーランド準備銀行(RBNZ)政策金利
・ 06:45 NZ 10-12月期 四半期製造業売上高
・ 08:50 日本 10-12月期 四半期実質国内総生産(GDP)改定値
・ 08:50 日本 1月 国際収支経常収支
08:50 日本 1月 国際収支貿易収支
09:30 豪 2月 新規雇用者数
09:30 豪 2月 失業率
・ 14:00 日本 2月 景気ウオッチャー調査-現状判断DI
・ 15:30 フランス 1-3月期 非農業部門雇用者改定値
・ 16:45 フランス 1月 貿易収支
・ 17:15 スイス 2月 消費者物価指数(CPI)
・ 19:00 南ア 1-3月期 四半期 南アフリカ経済研究所(BER)企業信頼感指数
・ 20:00 ドイツ 1月 鉱工業生産
21:00 英国 イングランド銀行(BOE)金利発表
・ 21:30 米国 2月 チャレンジャー人員削減数
21:45 ユーロ圏 欧州中央銀行(ECB)政策金利
・ 22:15 カナダ 2月 住宅着工件数
・ 22:30 カナダ 1月 新築住宅価格指数
・ 22:30 米国 前週分 新規失業保険申請件数
23:00 カナダ カナダ銀行(BOC)政策金利
3/9(金)
・ 08:50 日本 2月 マネーストックM2
09:30 豪 1月 貿易収支
・ 16:00 ドイツ 1月 経常収支
・ 16:00 ドイツ 1月 貿易収支
・ 16:00 ドイツ 2月 消費者物価指数(CPI)改定値
・ 16:45 フランス 1月 鉱工業生産指数
・ 16:45 フランス 1月 財政収支
・ 18:30 英国 1月 鉱工業生産指数
・ 18:30 英国 1月 製造業生産指数
・ 18:30 英国 2月 卸売物価指数(食品、エネルギー除くコアPPI)
・ 21:00 カナダ 2月 失業率
・ 21:00 カナダ 2月 新規雇用者数
・ 22:30 カナダ 10-12月期 四半期労働生産性指数
・ 22:30 カナダ 1月 貿易収支
22:30 米国 2月 非農業部門雇用者数変化
22:30 米国 2月 失業率
・ 22:30 米国 1月 貿易収支
・ 00:00 米国 1月 卸売在庫
経済指標の詳細はFXmuseumのFXカレンダーを参照してください。

2012年3月 3日 (土)

シカゴ通貨先物非商業ポジション(2/28現在)

こんばんは。桃の節句らしく暖かい日となりました。娘にメガネが必要になったので、近くのSC内のメガネ屋に連れて行ってきました。

2日に発表された28日現在のシカゴIMMの非商業(投機)ポジションでは、ドルが87.7億ドルの買超しに大幅減少、円は150.4億円の売超し(ドルでは1.9億ドルの買超し)に転換、ユーロは150.4億ユーロの売超し(ドルでは184.5億ドルの買超し)に減少となりました。また、豪ドルは78.2億豪ドルの買超し(ドルでは84.2憶ドルの売超し)に増加、NZドルは22.1億NZドルの買超し(ドルでは18.5億ドルの売超し)に減少しました。

今週は週初にドル/円はこれまでの上昇の調整が見られたものの長続きせず、シカゴの円のネットポジションは2011/5/31以来の円のショート(売超し)となりました。2008年のリーマン・ショック以降、円がショートになったのは、2009/3/17~2009/5/5(最高13,695)、2009/6/9~2009/6/20(最高8,563)、2009/12/22~2010/1/26(最高16,811)、2010/3/30~2010/6/15(最高65,612)、2011/2/15~2011/2/22(最高27,746)、2011/4/5~2011/5/3(最高52,983)と2011/5/31(1,648)の7回です。既に週末までに1~2万コントラクトのショートとなっているとみられることから、仮にこの中の最高のショートの6.5万のコントラクトとなった場合には、約3~4円の円安が予想されるため、83~85円まで上昇することが予想されます。一方のユーロはショートが約3万コントラクトの減少の約11万となり、ピークの17.1万からはポジション調整が進んだことがうかがわれます。ただ、ギリシャ問題が完全に解決に至っていないことやスペインが赤字削減目標の緩和を発表したことから、ユーロのショートポジション解消が続くかは疑問の残るところです。ポンド、カナダ、メキシコペソのロングポジションが増加(ポンドはネットのショートポジションが減少)しています。これは原油高によるものと考えられます。ちなみに原油のポジション残は254,559コントラクト(1コントラクト=1,000バーレル)と2011/4/26以来の高水準となっています(原油の最高は2011/3/8の275,582です)

■シカゴIMM非商業ポジション

項目 Net(ネット) Dif(増減) Long(買) Short(売) All(総取組)
JPY -1,203 -18,460 51,558 52,761 104,319
EUR -109,674 32,485 35,728 145,402 181,130
GBP -23,235 8,115 26,931 50,166 77,097
CHF -19,391 455 9,775 29,166 38,941
CAD 22,480 8,368 50,763 28,283 79,046
AUD 78,201 3,501 103,665 25,464 129,129
NZD 22,114 -2,097 27,006 4,892 31,898
MXN -1,203 -18,460 51,558 52,761 104,319
source:CFTC

【USD】 USD source:CFTC

ドルは43,692コントラクトのショート増加の30,042コントラクトのショートとなりました。
※ドルのポジションは円、ユーロをはじめ、メキシコペソまでを合計して算出しています。レートはFRBのメジャーカレンシーインデックスを使用しています。

【JPY】 JPY source:CFTC

円は18,460コントラクトのショート増加の1,203コントラクトのショートとなりました。

【EUR】 EUR source:CFTC

ユーロは32,485コントラクトのショート減少の109,674コントラクトのショートとなりました。

【GBP】 GBP source:CFTC

ポンドは8,115コントラクトのショート減少の23,235コントラクトのショートとなりました。

【AUD】 AUD source:CFTC

豪ドルは source:CFTC

NZドルは2,097コントラクトのロング減少の22,114コントラクトのロングとなりました。

【CAD】 CAD source:CFTC

カナダドルは8,368コントラクトのロング増加の22,480コントラクトのロングとなりました。

【CHF】 CHF source:CFTC

スイスフランは455コントラクトのショート減少の19,391コントラクトのショートとなりました。

【MXN】 MXN source:CFTC

メキシコペソは11,325コントラクトのロング増加の60,750コントラクトのロングとなりました。

2012年3月 2日 (金)

3/2 本日の戦略-資源国通貨上昇継続か-

おはようございます。この週末はロシアの大統領選挙ですね。シリアの弾圧に対して国連の人権理事会が悲惨採決を行いましたが、今回も中国とロシアが反対しました。各国の思惑の違いはわかりますが、新たな大統領はせめて人道的に考えて欲しいですね。

■変化率から見た前日の通貨の強弱
豪ドル>NZドル>ポンド>円>ドル>ユーロ
※ ">" の左側の通貨が右側の通貨より強いことを示しています。

■本日の見通し
昨日のバーナンキ米FRB議長の上院での議会証言は、下院での証言内容とほとんど変わらずQE3へ言及する発言はありませんでした。ただ、2日間の証言の内容では、QE3を実施しないとの否定も行っていないため、失業率の改善がFRBの予想しているスピードより遅い場合には、いつでもQE3が実施できるという手段を残しているものと思われます。本日の13:15にはハト派のウィリアムズ米サンフランシスコ連銀総裁の講演が予定されていますので、同氏がFRBによる積極的な導入の考えを再度示した場合には、ドルが売られる可能性があります。その他にはEU首脳会合以外の材料が見当たらないことで、週末のポジション調整などのフローにより、クロス円などが小幅調整する可能性があるかと思います。ドル/円は週足の一目均衡表の雲の上限となる80.94円が維持できるかに注目となりそうです。

ユーロは昨日ISDA(国際スワップデリバティブ協会)はECBのギリシャ債交換は「クレジットイベント(CDSの決済事由)に該当せず」との見解を示しました。ただ、今後の進展に基づく追加的な認定もあり得るとしているため、クレジットイベントのリスクはまだ残ることになります。また、ユーログループはギリシャ国債交換のためのEFSF再発行を承認しています。ただ、こちらもユンケル・ユーログループ議長が「PSIの成功が必要」と発言していることで、実施されるかどうかは次週締切のPSIの行方にかかっています。本日最終日となっているEU首脳会合でもG20財務相・中央銀行総裁会合で議論された、ESM強化などは決定されない見込みで、ユーロは上値の重い展開が続くものと思います。

ここ最近の通貨別の動きを見ていますと、ポンド、豪ドル、カナダドル、南アランド、ノルウェークローネ、メキシコペソなどの上昇が続いています。この背景には、じわじわと上昇している原油価格があると思われ、昨日はイランのTV局が「サウジで石油のパイプラインが爆発した」との報道で指標となるWTIは1バーレル=110ドルを一時突破しました。その後、サウジアラビアがこの報道を否定したことで108ドル台後半まで戻されましたが、イランと国際社会の緊張が続いていることで、しばらくの間はこうした資源国の通貨が買われやすい状況が続くと思います。ちなみに、英国、オーストラリアはトータルでは原油の輸入国です。原油価格が下落する可能性としては、①イランが核開発疑惑に対してIAEAなどの査察を受け入れ、国際社会との調和を図る。②世界的な景気の悪化による購買力の低下。③短期的な市場クラッシュ(例えばNY先物市場への規制、米国の石油備蓄の放出など)が起こる。・・・これは長期的な低下にはなりませんが。がありますが、③を除いては短期的に発生する確率が低いと思います。

■ギリシャを巡る重要なイベント(新たに加えたところは赤字)

日付 イベント
2/22 民間債権者と交渉開始
2/23 ギリシャでCAC法案可決
2/24 ギリシャ債務交換の正式提示
新発債の最終期限は2042年。新発債のクーポンは以下、13-15年:2%、16-20年:3%、21年償還:3.65%、22年以降:4.3%
2/25-26 G20財務相・中央銀行総裁会合(メキシコ)
欧州の防火壁見直しがIMF資金枠増強に不可欠(G20声明)
2/27 ドイツでギリシャ第2次支援策に対する法案可決(賛成496対反対90)
2/29 フィンランドでギリシャ第2次支援策に対する法案可決(賛成111対反対72)
2/29 オランダでギリシャ第2次支援策承認
3/1 ギリシャ向けプログラム最終決定(EU関係筋)
3/1 ISDAがギリシャ債CDS決済事由かの会合開催
ECB保有債の交換はCDS決済事由該当せず
3/1-2 EU首脳会合
ギリシャ国債交換のためのEFSF債発行を承認(ただしPSIの後)
3/9 民間債権者の募集締切
3/8以降 CAC発動、CDSトリガー(?)
3/12 ギリシャ債務交換
3/20 ギリシャ債償還(145億ユーロ)



■NZDJPY 週足(一目均衡表、MACD) NZDJPY source:uedaharlowfx
NZドル/円は2009年以降は高値が69円台(2009/10/19の69.71円、2010/5/3の69.33円)か、68円台(2011/8/1の68.86円、2012/2/27の68.31円←暫定)となっていて、安値が57-58円のゾーンで大きなレンジとなっているように思います。このため、前出高値の69.71円近辺を超えて上昇しないと、現在のレベルは高値圏となり、トレンドが転換する可能性があります。この場合は、レンジの下限となる57-58円レベルとなるか、レンジの半値となる62円近辺でサポートされて反発するかということになります。いまのところMACDは上昇トレンドを示していることから、下落に向かうまでは少し時間が必要と思われます。

■主要通貨の短期のトレンド
USDJPY  5日移動平均線(80.88円)がサポートなるか
EURJPY  5日移動平均線(108.28円)下抜け
GBPJPY  21日移動平均線から3.836%乖離
AUDJPY  年初来高値更新、21日移動平均線から3.618%乖離
NZDJPY  21日移動平均線から3.487%乖離
CADJPY  年初来高値更新、21日移動平均線から4.026%乖離
ZARJPY  年初来高値更新、21日移動平均線から5.457%乖離
NOKJPY  21日移動平均線から5.105%乖離
MXNJPY  年初来高値更新、21日移動平均線から3.22%乖離
HKDJPY  5日移動平均線(10.40円)がサポートなるか
SGDJPY  21日移動平均線から3.185%乖離
EURUSD  一目均衡表(日足)の転換線(1.3328ドル)を下抜け

■変動率からの予想レンジ 07:37→NYクローズ

Ccy 予想レンジ
USDJPY 80.88 ~ 81.54
EURJPY 107.46 ~ 108.76
GBPJPY 128.94 ~ 130.32
AUDJPY 87.27 ~ 88.33
NZDJPY 67.76 ~ 68.61
CADJPY 81.97 ~ 82.86
ZARJPY 10.79 ~ 10.98
NOKJPY 14.45 ~ 14.66
MXNJPY 6.30 ~ 6.40
HKDJPY 10.40 ~ 10.50
SGDJPY 64.60 ~ 65.29
EURUSD 1.3252 ~ 1.3374

■前日のサマリー
昨日は朝方に中国のPMIが発表され51.0と市場予想よりよかったものの、ドル/円は81.30円までの上昇にとどまり、その後は手掛かり難で東京終盤にかけじわじわと80.83円まで下落しました。ロンドン時間に入ると、欧州の株価が上昇したことで81円を挟んでの動きとなり、NY時間には発表された米新規失業保険申請件数が35.1万件と雇用の継続的な改善が示されたことで、一時81.32円まで上昇しましたが、その後発表された米供給管理協会(ISM)製造業景気指数が52.4と4カ月ぶりに低下していたこともあり80.95円まで下落、ただ、バーナンキ米FRB議長の議会証言が下院の内容とほとんど変わらなかったことから、81円台前半まで買い戻されました。

ユーロは、アジア時間でのドル売りムードが強い中で、1.3356ドルまで上昇しましたが続かず、ロンドン時間序盤にはユーロ/ドルが1.3305ドル、ユーロ/円が107.69円まで下落しました。しかし、実施されたスペイン債入札が目標上限の45億ユーロとなったことや欧州の株価が堅調となったことから1.3350ドル、108.33円まで上昇しました。NY時間では米新規失業保険申請件数の好調さを受け、ドルが上昇したこともあり、ユーロ/ドルは1.3282ドルへと下落しましたが、製造業ISMが悪かったことで1.3338ドルへと上昇し、1.3310ドル近辺でクローズしました。

その他の通貨はリスク・オンの動きから豪ドル、カナダドル、南アランドは対円で年初来高値を更新、ポンド、NZドルも上昇しています。
クローズはドル/円が81.09円、ユーロ/ドルが1.3308ドル、ユーロ/円は107.94円。

■株価(bloomberg.co.jp)

Index 引値 前日比
日経225 9707.37 -15.87
FTSE100(英) 5931.25 59.74
DAX(独) 6941.77 85.69
NYダウ(米) 12980.30 28.23
S&P500(米) 1374.09 8.41
NASDAQ(米) 2988.97 22.08

■金利(bloomberg.co.jp)

Country 利回り 前日比
米10年債 2.03 0.06
日本10年債 0.956 -0.007
英10年債 2.21 0.07
独10年債 1.86 0.05

■コモディティ価格

Commodities 引値 前日比
NY金(期近) 1722.20 10.90
NY原油(期近) 108.84 1.77

■本日の指標発表(FXミュージアムより)
3/2(金)
・ 08:30 日本 1月 有効求人倍率
・ 08:30 日本 1月 失業率
・ 08:30 日本 1月 全世帯家計調査・消費支出
・ 08:30 日本 2月 東京都区部消費者物価指数(CPI、生鮮食料品除く)
・ 08:30 日本 1月 全国消費者物価指数(CPI)
・ 08:30 日本 1月 全国消費者物価指数(CPI、生鮮食料品除く)
・ 08:50 日本 2月 マネタリーベース
・ 13:15 米国 ウィリアムズ米サンフランシスコ連銀総裁講演
16:00 ドイツ 1月 小売売上高指数
・ 19:00 ユーロ圏 1月 卸売物価指数(PPI) 前月比
・ 22:30 カナダ 12月 月次国内総生産(GDP)
・ 22:30 カナダ 10-12月期 四半期国内総生産(GDP)
・ 23:00 ユーロ圏 コスタ・ポルトガル中銀総裁講演
・ 未定 ユーロ圏 EU首脳会議

ピボットポイントなどは山内俊哉のココに注目!もご覧ください

2012年3月 1日 (木)

3/1 本日の戦略-各国PMI、米ISM改善ならリスク・オン継続-

おはようございます。ここ数日間、体に感じる地震が多いですね。そうそう、先週から始めました表の外枠のラッキーカラーは3日連続変更なしのようです。ちなみこの色は「紅緋」という名前だそうです。

■変化率から見た前日の通貨の強弱
ポンド>ドル>豪ドル>NZドル>ユーロ>円
※ ">" の左側の通貨が右側の通貨より強いことを示しています。

■本日の見通し
昨日はバーナンキ米FRB議長が下院金融委員会の証言の中でQE3に触れなかった(発言内容はサマリーを参照してください)ことから、主要通貨に対してドルが買われる流れとなりました。このため、ドル/円は81円を回復、ユーロ/ドルは1.34ドルを維持できませんでした。本日は中国などのPMI(購買担当者景気指数)が注目されると思います。PMIの改善が見られれば、市場心理のリスク・オンが継続すると見られることから、ドル/円およびクロス円での円売りが継続するものとみられます。ただ、本日は上院の委員会での証言が予定されていることから、ここでQE3に触れる可能性もあるため、ドルの上昇にはなお疑問は残ります。明日のクローズで81円台を維持していれば、週足の一目均衡表の雲の上を維持することができるため、その後の上昇につながりやすくなると思います。

ユーロ(ギリシャ)のリスクとして、ISDA(国際スワップデリバティブ協会)が本日、ECBの保有ギリシャ債約500億ユーロを減免の対象とならない新発債に交換したことがCDS決済の対象になるかを協議します。CDSによる保証対象のギリシャ債の額は32億5000万ドル(24億3450万ユーロ)となっているため、CDSの決済理由となった場合には、一時的に金融市場が混乱する可能性があります。現在のISDAの規則では集団行動条項(CAC)が発動されればCDS決済の事由となります。

先ほど発表されました豪1月建設許可件数は市場予想を下回る前月比0.9%、前年同月-14.6%となりました。豪ドルにとっては懸念ではありますが、次週6日の金融政策での利下げの可能性は極めて低いと思われます。ただ、欧米の株価が不安定な動きを続けていることもあり、豪ドルも上げ渋っているように見えることから、対ドルでは弱含みが続くものとみられ、対円ではレンジがしばらく継続するのではないかと思います。

■ギリシャを巡る重要なイベント(新たに加えたところは赤字)

日付 イベント
2/22 民間債権者と交渉開始
2/23 ギリシャでCAC法案可決
2/24 ギリシャ債務交換の正式提示
新発債の最終期限は2042年。新発債のクーポンは以下、13-15年:2%、16-20年:3%、21年償還:3.65%、22年以降:4.3%
2/25-26 G20財務相・中央銀行総裁会合(メキシコ)
欧州の防火壁見直しがIMF資金枠増強に不可欠(G20声明)
2/27 ドイツでギリシャ第2次支援策に対する法案可決(賛成496対反対90)
2/29 フィンランドでギリシャ第2次支援策に対する法案可決(賛成111対反対72)
2/29 オランダでギリシャ第2次支援策承認
3/1 ギリシャ向けプログラム最終決定(EU関係筋)
3/1 ISDAがギリシャ債CDS決済事由かの会合開催
3/1-2 EU首脳会合
3/8 民間債権者の募集締切
3/8以降 CAC発動、CDSトリガー(?)
3/12 ギリシャ債務交換
3/20 ギリシャ債償還(145億ユーロ)



■AUDJPY 日足(一目均衡表、MACD) AUDJPY source:uedaharlowfx
豪ドル/円は一目均衡表(日足)の転換線がサポートとなり、2/29の高値の87.52円まで上昇しました。MACDを見ても買いの状態が継続しているように見えます。ただ、過去半年間を見ると、底から天井までの値幅が6円から10円となっています。昨年11/24の安値の74.79円から12/2の高値の80.47円までが約6円、12/15の安値の76.98円から1/26のアカネの82.84円までも約6年となっています。現在は1/30の安値の80.52円を起点とした場合、2/29の高値の87.52円までとすると約7円の上昇となっています。上昇幅を約10円として場合はまだ上昇余地がありますので、MACDがデッドクロスしない限りはトレンドフォローではないかと思います。

■主要通貨の短期のトレンド
USDJPY  5日移動平均線(80.48円)がサポート、21日移動平均線から3.235%乖離
EURJPY  5日移動平均線(108.08円)がサポートなるか、21日移動平均線から3.895%乖離
GBPJPY  5日移動平均線(127.87円)がサポート、21日移動平均線から3.96%乖離
AUDJPY  5日移動平均線(86.56円)がサポート、21日移動平均線から3.274%乖離
NZDJPY  5日移動平均線(67.65円)がサポート、21日移動平均線から3.227%乖離
CADJPY  年初来高値更新、21日移動平均線から3.959%乖離
ZARJPY  年初来高値更新
NOKJPY  5日移動平均線(80.48円)がサポート、21日移動平均線から3.235%乖離
MXNJPY  5日移動平均線(6.21円)がサポートなるか
HKDJPY  5日移動平均線(10.37円)がサポート、21日移動平均線から3.159%乖離
SGDJPY  5日移動平均線(62.65円)がサポート、21日移動平均線から3.385%乖離
EURUSD  5日移動平均線(1.3208ドル)がサポートなるか

■変動率からの予想レンジ 08:03→NYクローズ

Ccy 予想レンジ
USDJPY 80.92 ~ 81.56
EURJPY 107.58 ~ 108.91
GBPJPY 128.67 ~ 130.05
AUDJPY 86.68 ~ 87.74
NZDJPY 67.37 ~ 68.22
CADJPY 81.61 ~ 82.50
ZARJPY 10.70 ~ 10.89
NOKJPY 14.41 ~ 14.62
MXNJPY 6.24 ~ 6.34
HKDJPY 10.40 ~ 10.50
SGDJPY 64.53 ~ 65.23
EURUSD 1.3263 ~ 1.3389

■前日のサマリー
昨日はECBによる2回目の3年物の資金供給オペ(LTRO)への期待から、ユーロが底堅く対ドルでは1.34ドル台後半で推移していたものの、オペが実施され800行に5,295億ユーロと前回を上回る額となったことから1.34ドルミドルから1.3479ドルまで上昇しました。しかし、発表後は材料出尽くしとなり、1.3423ドルまで下落しました。月末要因などから一時1.3469ドルまで上昇しましたが、バーナンキ議長の下院で金融委員会での証言でQE3に触れなかったことでドル買いとなり、ユーロ/ドルは1.3315ドルまで下落しまし、このレベルでクローズしました。

ドル/円は月末の本邦輸出企業のドル買いなどから80.70円まで上昇、その後は輸出の売りなどで80.26円まで下落したものの、NY時間に米10-12月期GDP改定値が市場予想を上回ったことやバーナンキ議長が米経済が予想より速いペースで回復していること、QE3に触れなかったことから81円を再び上抜け81.31円まで上昇、81円を維持してクローズしました。

昨日は、ポンドが主要通貨の中では一番強い通貨となりました。ECBの資金供給オペ後に一段高となり、ユーロが下落する中でもユーロ/ポンドでポンドが買われたことから底堅い動きとなりました。また、南アランド、ノルウェークローネなどエマージングが買われました。

>>バーナンキFRB議長発言内容(要旨)
米製造業の回復に勇気付けられている、広範な回復につながった
失業率は、緩やかに低下する可能性が高い
米国経済は、さらに数年間にわたり回復へ
QEは、投資家に妥当なリスクテークを促す
インフレ率は、今後2年にわたり2%以下で推移へ
日本のデフレと米国は重大な相違がある。日本は、恒常的にデフレである
日本は労働力人口が減少し、成長を押し下げている
投資家は、米国を危機からの避難地と見ているv

>>米ベージュブック内容(要旨)
米経済、1月・2月初旬に緩やかから小幅なペースで拡大した
製造業、全米で安定的な拡大が継続した
非金融サービス業界の活動は引き続き安定もしくは拡大、銀行の状況はおおむね改善
消費支出はおおむね前向き、短期的な見通しはわずかながら楽観的
大半の地区で居住用不動産市場の状況がやや改善
一部地区で企業の採用がやや増加
クローズはドル/円が81.12円、ユーロ/ドルが1.3322ドル、ユーロ/円は108.08円。

■株価(bloomberg.co.jp)

Index 引値 前日比
日経225 9723.24 0.72
FTSE100(英) 5871.51 -56.40
DAX(独) 6856.08 -31.55
NYダウ(米) 12952.07 -53.05
S&P500(米) 1365.68 -6.50
NASDAQ(米) 2966.89 -19.87

■金利(bloomberg.co.jp)

Country 利回り 前日比
米10年債 1.97 0.03
日本10年債 0.963 -0.004
英10年債 2.14 0.13
独10年債 1.82 0.02

■コモディティ価格

Commodities 引値 前日比
NY金(期近) 1711.30 -77.10
NY原油(期近) 107.07 0.52

■本日の指標発表(FXミュージアムより)
3/1(木)
・ 09:30 豪 1月 住宅建設許可件数
・ 09:30 豪 10-12月期 四半期民間設備投資
・ 15:45 スイス 10-12月期 四半期国内総生産(GDP)
・ 17:30 スイス 2月 SVME購買部協会景気指数
・ 18:00 ユーロ圏 2月 製造業購買担当者景気指数(PMI)改定値
・ 18:30 英国 2月 製造業購買担当者景気指数(PMI)
・ 18:30 ユーロ圏 スペイン国債入札
・ 19:00 ユーロ圏 2月 消費者物価指数(HICP)速報値
・ 19:00 ユーロ圏 1月 失業率
・ 19:00 英国 マイルズ英中銀金融政策委員会(MPC)委員講演
・ 19:00 ユーロ圏 フランス国債入札
・ 22:30 カナダ 10-12月期 四半期経常収支
・ 22:30 カナダ 1月 鉱工業製品価格
・ 22:30 カナダ 1月 原料価格指数
・ 22:30 米国 1月 個人所得
22:30 米国 1月 個人消費支出(PCE)
・ 22:30 米国 1月 個人消費支出(PCEコア・デフレーター、食品・エネルギー除く)
・ 22:30 米国 前週分 新規失業保険申請件数
・ 00:00 米国 1月 建設支出
00:00 米国 2月 ISM製造業景況指数
00:00 米国 バーナンキ米連邦準備理事会(FRB)議長議会証言(上院銀行委員会)
・ 00:30 米国 ラスキンFRB理事講演
・ 02:30 米国 ロックハート米アトランタ連銀総裁講演

ピボットポイントなどは山内俊哉のココに注目!もご覧ください

2012年2月29日 (水)

2/29 本日の戦略-調整は終わったのか、ECBオペ、バーナンキ議会証言が材料-

おはようございます。昨日は夜中の2時ころ、携帯の緊急地震速報で目覚めました。幸いにも地震がなかったのでよかったです。

■変化率から見た前日の通貨の強弱
ポンド>ユーロ>円>豪ドル>ドル>NZドル
※ ">" の左側の通貨が右側の通貨より強いことを示しています。

■本日の見通し
本日19:15にはECBが第2回目の3年物の資金供給オペ(LTRO)を実施します。市場は4000億ユーロ~5000億ユーロを見込んでいます。結果についての市場の見方は割れていて、第1回のオペがユーロ周縁国の国債下落防止に役立ったことを踏まえての
①額が予想通りもしくはそれ以上であれば、ユーロ周縁国の国債安定化に寄与する(ユーロ買い要因)
②額が予想以下であれば、ユーロ周縁国の国債購入意欲が減退した(ユーロ売り要因)
と見る一方で、
①額が予想以下であれば、金融機関が資金を必要としていない、逼迫していない(ユーロ買い要因)
②額が予想通りもしくはそれ以上であれば、金融機関が資金を必要としている、逼迫している(ユーロ売り要因)
と全く逆の考え方もあります。個人的には前者を支持していますが、蓋を開けてみなければどちらに動くか分からないというのが本音です。

一方、ドル/円やクロス円の調整はたった1日で終わったのかという疑問は残ります。チャート上では引き続き5日移動平均線がそれぞれの通貨ペアのサポートとなっていますが、こちらも日々切り上がっていることで、ドル/円など少数の通貨は一時的ではありますが、5日移動平均線を下抜けているものもあります。本日行われるバーナンキ米FRB議長の議会証言次第では、今後の米景気減速への警戒から、景気見通しについて慎重な見方を示す可能性も高く、ドル売りにつながった場合には、ドル/円は調整とみますが、クロス円については底堅く推移するのではないかとみられます。

■ギリシャを巡る重要なイベント(新たに加えたところは赤字)

日付 イベント
2/22 民間債権者と交渉開始
2/23 ギリシャでCAC法案可決
2/24 ギリシャ債務交換の正式提示
新発債の最終期限は2042年。新発債のクーポンは以下、13-15年:2%、16-20年:3%、21年償還:3.65%、22年以降:4.3%
2/25-26 G20財務相・中央銀行総裁会合(メキシコ)
欧州の防火壁見直しがIMF資金枠増強に不可欠(G20声明)
2/27 ドイツでギリシャ第2次支援策に対する法案可決(496対90)
2/29 フィンランド、オランダでギリシャ第2次支援策に対する法案採決
3/1-2 EU首脳会合
3/8 民間債権者の募集締切
3/8以降 CAC発動、CDSトリガー(?)
3/12 ギリシャ債務交換
3/20 ギリシャ債償還(145億ユーロ)



■EURJPY 日足(一目均衡表、ストキャスティクス、フィボナッチ) EURJPY source:uedaharlowfx
ユーロ/円は1/16の安値の97.04円から1/26の高値の102.19円までの上昇幅の5.15円をほぼ2倍した上げ幅を2/1の安値の99.24円から2/27の高値の109.92円で達成しました。1/16を起点としてエリオット波動を形成中であれば、現在は第3波ということになり、通常では1.618倍近辺の上昇になるのですが、エクステンション(拡大)しているようです。2.382倍まで上昇するとすると111.43円近辺がターゲットとなり、昨年10/31の高値の111.51円近辺とも符合します。調整の目安としては昨年12/2の高値の105.64円となります。

■主要通貨の短期のトレンド
USDJPY  5日移動平均線(80.48円)がサポートなるか
EURJPY  5日移動平均線(107.74円)がサポート
GBPJPY  5日移動平均線(127.20円)がサポート
AUDJPY  ストキャスティクス(スロー)がデッドクロス、ただし、5日移動平均線(86.22円)がサポート
NZDJPY  5日移動平均線(67.26円)がサポート
CADJPY  5日移動平均線(80.59円)がサポート
ZARJPY  年初来高値更新
NOKJPY  5日移動平均線(14.33円)がサポート
MXNJPY  5日移動平均線(6.21円)がサポートなるか
HKDJPY  5日移動平均線(10.35円)がサポートなるか
SGDJPY  5日移動平均線(64.10円)がサポート
EURUSD  チャートの形悪い

■変動率からの予想レンジ 07:38→NYクローズ

Ccy 予想レンジ
USDJPY 80.23 ~ 80.85
EURJPY 107.69 ~ 109.06
GBPJPY 127.43 ~ 128.77
AUDJPY 86.18 ~ 87.25
NZDJPY 67.06 ~ 67.92
CADJPY 80.46 ~ 81.30
ZARJPY 10.64 ~ 10.82
NOKJPY 14.34 ~ 14.56
MXNJPY 6.19 ~ 6.28
HKDJPY 10.32 ~ 10.41
SGDJPY 63.99 ~ 64.68
EURUSD 1.3395 ~ 1.3522

■前日のサマリー
昨日は朝方もリスク回避からのポジション調整の動きが先行し、ドル/円は一時80.02円まで下落しましたが、中国への緩和期待などもあり、アジアの株価が上昇すると、リスク・オンの動きからロンドン時間にはドル/円が80.78円まで上昇、NY時間に発表された米耐久財受注が前月比-4.0%と市場予想より大幅に下振れ、S&P/ケースシラー住宅価格指数も前月比-3.99%と下振れしていたことが嫌気され80.37円まで下落しましたが、CB消費者信頼感指数が70.8と予想の63.0から大幅に上振れしていたことで80.71円まで上昇、80円台ミドル近辺でクローズしました。

ユーロは弱含みから対ドルではロンドン時間にかけてじりじりと1.3452ドルまで上昇、対円ではドル/円の下落から107.30円まで連れ安となりましたが、ロンドン時間にかけて108.46円まで上昇、ロンドン時間にはそれぞれ1.3463ドル、108.74円まで上昇しました。その後、NY時間にはアイルランド首相がEU財政協定の批准の是非問う国民投票を実施へと発言したことから、ユーロが売られそれぞれ1.3389ドル、107.83円まで下落しました。クローズにかけてはNYダウが13,000ドルを回復したことや本日実施されるECBの第2回3年物の資金供給オペへの期待から、ユーロが買い戻されそれぞれ1.3471ドル、108.42円まで上昇し、このレベルでクローズしました。

この日一番強かったのはポンドで、リスク・オフの流れとなったこと、EU財政協定でのリスクが出たが、ユーロへのネガティブな材料が出ると、ユーロ/ポンドではポンドが買われやすいこと、英中銀副総裁が景気強くなった際に刺激策を徐々に解除する準備必要と発言したことなどが要因としてあげられます。このような動きのときは、豪ドル、NZドルが弱含みとなるのが債券の傾向のようです。
クローズはドル/円が80.44円、ユーロ/ドルが1.3455ドル、ユーロ/円は108.25円。

■株価(bloomberg.co.jp)

Index 引値 前日比
日経225 9722.52 88.59
FTSE100(英) 5927.91 12.36
DAX(独) 6887.63 38.03
NYダウ(米) 13005.12 23.61
S&P500(米) 1372.18 4.59
NASDAQ(米) 2986.76 20.60

■金利(bloomberg.co.jp)

Country 利回り 前日比
米10年債 1.94 0.02
日本10年債 0.967 -0.008
英10年債 2.01 -0.02
独10年債 1.80 -0.03

■コモディティ価格

Commodities 引値 前日比
NY金(期近) 1788.40 13.50
NY原油(期近) 106.55 -2.01

■本日の指標発表(FXミュージアムより)
2/29(水)
・ 08:50 日本 1月 鉱工業生産速報値
・ 09:00 NZ 2月 NBNZ企業信頼感
・ 09:01 英国 2月 GFK消費者信頼感調査
09:30 豪 1月 小売売上高
・ 09:30 豪 10-12月期 四半期民間設備投資
・ 14:00 日本 1月 新設住宅着工戸数
・ 15:00 南ア 1月 マネーサプライM3
・ 16:00 ドイツ 1月 輸入物価指数
・ 16:45 フランス 1月 消費支出
・ 17:00 スイス 2月 KOF景気先行指数
17:55 ドイツ 2月 失業者数
・ 17:55 ドイツ 2月 失業率
・ 18:30 英国 1月 消費者信用残高
・ 18:30 英国 1月 マネーサプライM4
・ 19:00 ユーロ圏 1月 消費者物価指数(HICP)改定値
・ 19:00 日本 外国為替平衡操作の実施状況(介入実績)
19:15 ユーロ圏 欧州中央銀行(ECB)3年物資金供給オペ(LTRO)
・ 19:30 ユーロ圏 ドイツ国債入札
・ 21:00 米国 MBA住宅ローン申請指数
22:30 米国 10-12月期 四半期実質国内総生産(GDP)改定値
・ 23:30 米国 フィッシャー米ダラス連銀総裁講演
・ 23:45 米国 2月 シカゴ購買部協会景気指数
00:00 米国 バーナンキ米連邦準備理事会(FRB)議長議会証言
・ 03:00 米国 プロッサー米フィラデルフィア連銀総裁講演
・ 03:30 英国 ウィールMPC委員講演
・ 04:00 米国 米地区連銀経済報告(ベージュブック)

ピボットポイントなどは山内俊哉のココに注目!もご覧ください

2012年2月28日 (火)

2/28 本日の戦略-調整は継続するのか-

おはようございます。今日はことさら寒いですね。ラニーニャ現象が原因だとか。早く暖かくなって欲しいです。

■変化率から見た前日の通貨の強弱
円>NZドル>豪ドル>ドル>ポンド>ユーロ
※ ">" の左側の通貨が右側の通貨より強いことを示しています。

■本日の見通し
昨日はクロス円などがストップロスを巻き込んで上昇した後は一転して全般的に調整ムードとなりました。短期的には買われ過ぎていたこともあり、調整入りはおかしくなく、G20財務相・中央銀行総裁会合の声明で目先の材料が出尽くしたといえそうです。ギリシャ関連では、ドイツ議会が第2次支援を可決、本日のフィンランド議会、月末予定のオランダ議会(要注意)、未定のイタリア議会の承認が得られるかが一つの焦点となります。また、朝方には格付け機関S&Pがギリシャを「CC」から「SD((選択的債務不履行)」に引き下げたと発表しています。また、ユンケル・ユーログループ議長は「ユーロ圏財務相は、現在進められているギリシャ債務交換および、ギリシャ当局が確約した第2次支援の前提条件について実施の進捗状況を確認する」と発言していることから、あまり楽観的にはなれませんので、ユーロの高値追いは禁物ではないかと思います。

本日もドル/円やクロス円の調整が継続するかということになりますが、昨日のロウソク足の形が前日(週末)の高値を上抜けているものの、上に影(ヒゲ)の長いロウソク足となり、比較的大きな陰線となっています。このため、本日も調整が続きやすいと見られ、まずはこれまでの上昇トレンドを支えてきた5日移動平均線が維持されるかということになり、次に一目均衡表(日足)の転換線がサポートと目されます。これを下抜いても、基準線などいくつかのサポートもあること、市場の悲観的な見方が長続きしないことを考えると、押し目完了後に反発すると思います。そういう意味では、本日の米耐久財受注やS&P/ケースシラー住宅価格指数、CB消費者信頼感指数の内容には注目です。

■ギリシャを巡る重要なイベント(新たに加えたところは赤字)

日付 イベント
2/22 民間債権者と交渉開始
2/23 ギリシャでCAC法案可決
2/24 ギリシャ債務交換の正式提示
新発債の最終期限は2042年。新発債のクーポンは以下、13-15年:2%、16-20年:3%、21年償還:3.65%、22年以降:4.3%
2/25-26 G20財務相・中央銀行総裁会合(メキシコ)
欧州の防火壁見直しがIMF資金枠増強に不可欠(G20声明)
2/27 ドイツでギリシャ第2次支援策に対する法案可決(496対90)
2/28 フィンランドでギリシャ第2次支援策に対する法案採決
3/1-2 EU首脳会合
3/8 民間債権者の募集締切
3/8以降 CAC発動、CDSトリガー(?)
3/12 ギリシャ債務交換
3/20 ギリシャ債償還(145億ユーロ)



■USDJPY 週足(一目均衡表、MACD、フィボナッチ) USDJPY source:uedaharlowfx
ドル/円は昨日81.67円まで上昇しましたが、その後下落し、週足の一目均衡表の雲の中に入ってきました。雲の下限の79.55円は2/1の安値の76.02円と2/27の高値の81.67円を100%としたフィボナッチ38.2%にあたる79.51円とほぼ同じとなります。このため、ここでサポートされた場合には、再び雲の上に抜け出て上昇継続となる可能性は高く、逆に個々も割り込んでしまうと、今回の雲の上抜けがダマシとなります。一方、遅行線が雲の下限に到達しているため、遅行線が雲に押さえられる可能性もあります。

■主要通貨の短期のトレンド
USDJPY  5日移動平均線(80.33円)がサポート
EURJPY  5日移動平均線(107.18円)がサポート
GBPJPY  5日移動平均線(126.77円)がサポート
AUDJPY  5日移動平均線(85.90円)がサポート
NZDJPY  5日移動平均線(67.08円)がサポート
CADJPY  5日移動平均線(80.43円)がサポート
ZARJPY  5日移動平均線(10.45円)がサポート
NOKJPY  5日移動平均線(14.24円)がサポート
MXNJPY  5日移動平均線(6.20円)がサポートなるか
HKDJPY  5日移動平均線(10.33円)がサポート
SGDJPY  5日移動平均線(63.92円)がサポート
EURUSD  チャートの形悪い

■変動率からの予想レンジ 07:51→NYクローズ

Ccy 予想レンジ
USDJPY 80.36 ~ 80.98
EURJPY 107.38 ~ 108.73
GBPJPY 126.98 ~ 128.32
AUDJPY 86.24 ~ 87.31
NZDJPY 67.45 ~ 68.30
CADJPY 80.30 ~ 81.14
ZARJPY 10.56 ~ 10.74
NOKJPY 14.27 ~ 14.48
MXNJPY 6.18 ~ 6.27
HKDJPY 10.33 ~ 10.42
SGDJPY 63.88 ~ 64.56
EURUSD 1.3334 ~ 1.3464

■前日のサマリー
昨日は本邦個人投資家のロスカットなどのフローに加え、25-26日にメキシコで開催されていたG20財務相・中央銀行総裁会合で、IMFの資金枠増強の検討について、欧州のファイアウォール見直しに左右されるとの声明を発表、周小川・国人民銀行総裁の「中国は国際通貨基金(IMF)資金枠増強で役割を果たす」との発言から、円が主要通貨に対して全面安となり、ドル/円は81.67円、ユーロ/円は109.92円、ポンド/円は129.74円、豪ドル/円は87.47円、NZドル/円は68.31円までストップロスを巻き込み一時上昇しました。しかしながら、一旦罪状出尽くしとなったことや欧州の株価が下落したことで、利益確定の売りなどで円を買い戻す動きが強まり、NY時間序盤には米系の売りなどから、ドル/円が80.13円、ユーロ/円が107.20円、ポンド/円が126.95円、豪ドル/円が85.62円、NZドル/円が66.82円まで下落、その後、ドイツが第2次ギリシャ支援を賛成496対反対90で可決したものの、市場の予想通りであり材料視されませんでした。一方、格付け機関S&PがEFSF債の格付け見通しを「ネガティブ」に変更したことやECBのノボトニー氏が「(ユーロ圏は)緩やかなリセッションに」と発言したことなどからユーロやクロス円が全般的に重く推移しました。


クローズはドル/円が80.58円、ユーロ/ドルが1.3395ドル、ユーロ/円は107.95円。

■株価(bloomberg.co.jp)

Index 引値 前日比
日経225 9633.93 -13.45
FTSE100(英) 5915.55 -19.58
DAX(独) 6849.60 -14.83
NYダウ(米) 12981.51 -1.44
S&P500(米) 1367.59 1.85
NASDAQ(米) 2966.16 2.41

■金利(bloomberg.co.jp)

Country 利回り 前日比
米10年債 1.93 -0.05
日本10年債 0.975 -0.003
英10年債 2.03 -0.04
独10年債 1.83 -0.05

■コモディティ価格

Commodities 引値 前日比
NY金(期近) 1774.90 -1.50
NY原油(期近) 108.56 -1.21

■本日の指標発表(FXミュージアムより)
2/28(火)
・ 08:50 日本 1月 小売業販売額
・ 08:50 日本 1月 大型小売店(既存店)販売額
・ 16:00 ドイツ 3月 GFK消費者信頼感調査
・ 18:30 南ア 10-12月期 四半期国内総生産(GDP)
・ 19:00 ユーロ圏 2月 消費者信頼感(確定値)
・ 19:00 ユーロ圏 ノボトニー・オーストリア中銀総裁講演
・ 19:00 ユーロ圏 イタリア国債入札
・ 21:00 南ア 1月 貿易収支
・ 22:00 ドイツ 2月 消費者物価指数(CPI)速報値
22:30 米国 1月 耐久財受注
・ 22:30 カナダ 12月 月次国内総生産(GDP)
23:00 米国 12月 ケース・シラー米住宅価格指数
・ 00:00 米国 2月 消費者信頼感指数(コンファレンス・ボード)
・ 00:00 米国 2月 リッチモンド連銀製造業指数
・ 00:00 米国 デューク米連邦準備理事会(FRB)理事儀化証言
・ 06:10 英国 タッカー・イングランド銀行(BOE)副総裁講演

ピボットポイントなどは山内俊哉のココに注目!もご覧ください

2012年2月27日 (月)

2/27 本日の戦略-21日移動平均線乖離率からは調整があってもおかしくない-

おはようございます。昨日から表の色を変更しています。これは私のバイオリズムから見た色彩心理学でのお勧めの色だそうです(個人的なゲン担ぎです)。よろしくお願いします。

■変化率から見た前日の通貨の強弱
ユーロ>NZドル>豪ドル>ポンド>円>ドル
※ ">" の左側の通貨が右側の通貨より強いことを示しています。

■本日の見通し
25-26日にメキシコで開催されていたG20財務相・中央銀行総裁会合はIMFの資金枠増強の検討について、欧州のファイアウォール見直しに左右されるとの声明を発表しました。これは市場の予想通りの内容であったものの、中国人民銀行総裁「中国は国際通貨基金(IMF)資金枠増強で役割を果たす」の発言を受け、売りのストップロスを巻き込んで81円66銭まで一時ドルが上昇しています。ユーロ/円も昨年10月31日以来となる109円92銭まで上昇しています。この流れはしばらく続くと思いますが、ドル/円は約1カ月上昇が続き、値幅も約5円と短期的にスピードが速いと感じられることから、G20までユーロにとっての好材料を消化して、一時的に材料出尽くし感から小幅な調整が入る可能性があると思っています。本日はイタリア、ドイツ、フランスで国債入札が予定されていること、ドイツ議会でギリシャ支援を巡っての採決が実施されるものの、これらはポジティブな方向に出るとみられていることから、内容が良いにもかかわらず、ユーロが上昇しなければ上値が重くなると思います。

週末はドル/円とクロス円が大幅に上昇したことから、21日移動平均線からの乖離率が+3%を超えている(中には+5%を超えているものもある)通貨ペアが多数あります。そのため、市場の過熱感は高まっていると思われ、ここからも調整が出やすいといえそうです。一方で、豪ドルやNZドルが他のクロス円に比べて上昇が鈍いように見えますが、これは、これまで欧州の危機に対して、ユーロやポンドから豪ドルやNZドルへ資金が流出していたのが、債務危機の懸念が後退していることにより、ユーロやポンドに資金が巻き戻されている可能性があることや、ギリシャ債の債務減免(ヘアカット)による損失確定(既に積立金を積んでいると思われるが)のために欧州の金融機関などのレパトリ(資金還流)の可能性も否定できません。このため、しばらく、これらの通貨は対ドル、対円についても上値が重くなることが予想されます。

一方、原油は指標となるWTIが1バーレル=109ドル台へと上昇してきています。原油上昇時にはユーロや資源国通貨が上昇しやすいのですが、上記理由により資源国の上値が重くなっています。このため、原油高はユーロやポンドにとってはプラス材料となりますが、豪ドルやNZドルにはそれほど支援にはならない見込みです。ただ、このまま原油高が継続すると米国の消費に与える影響が大きくなりますので、中期的に米国の景気が悪化していく可能性が高くなり、QE3の期待が浮上してくる可能性があり、米景気の悪化が新たなリスク要因となるかもしれません。

豪は先ほど行われた豪労働党党首選挙でギラード首相がラッド元外相を71対31で破り勝利しました。あくまでの内的な話であり、為替相場への影響も限定的となっているようです。

■ギリシャを巡る重要なイベント(新たに加えたところは赤字)

日付 イベント
2/22 民間債権者と交渉開始
2/23 ギリシャでCAC法案可決
2/24 ギリシャ債務交換の正式提示
新発債の最終期限は2042年。新発債のクーポンは以下、13-15年:2%、16-20年:3%、21年償還:3.65%、22年以降:4.3%
2/25-26 G20財務相・中央銀行総裁会合(メキシコ)
欧州の防火壁見直しがIMF資金枠増強に不可欠(G20声明)
2/27 ドイツでギリシャ第2次支援策に対する法案採決
3/1-2 EU首脳会合
3/8 民間債権者の募集締切
3/8以降 CAC発動、CDSトリガー(?)
3/12 ギリシャ債務交換
3/20 ギリシャ債償還(145億ユーロ)



■NZDUSD 日足(一目均衡表、ストキャスティクス、フィボナッチ)NZDUSD source:uedaharlowfx
NZドル/円は2/16の安値の0.8244ドルと2/20の高値0.8427ドルの間で約1カ月間のレンジの動きとなっています。一目均衡表(日足)の転換線がかろうじてサポートとして機能しているように見えます。基準線が切り上がってきていることや遅行線が日々線(ロウソク足)に接近していることから、どちらかといえばレンジを下抜ける可能性が高いと思います。下抜けした場合には、昨年12/15の安値の0.7460ドルと前出高値の0.8427ドルを100%としたフィボナッチ38.2%押しの0.8057ドル近辺まで下落するものと思います。

■主要通貨の短期のトレンド
USDJPY  年初来高値更新中、21日移動平均線からの乖離が4.098%
EURJPY  年初来高値更新中、21日移動平均線からの乖離が6.06%
GBPJPY  年初来高値更新中、21日移動平均線からの乖離が4.77%
AUDJPY  年初来高値更新中、21日移動平均線からの乖離が3.969%
NZDJPY  年初来高値更新中、21日移動平均線からの乖離が4.534%
CADJPY  年初来高値更新中、21日移動平均線からの乖離が3.91%
ZARJPY  年初来高値更新中、21日移動平均線からの乖離が5.47%
NOKJPY  年初来高値更新中、21日移動平均線からの乖離が7.341%
MXNJPY  年初来高値更新中、21日移動平均線からの乖離が6.05%
HKDJPY  年初来高値更新中、21日移動平均線からの乖離が4.262%
SGDJPY  年初来高値更新中、21日移動平均線からの乖離が3.973%
EURUSD  年初来高値更新

■変動率からの予想レンジ 07:43→NYクローズ

Ccy 予想レンジ
USDJPY 80.96 ~ 81.54
EURJPY 108.68 ~ 109.96
GBPJPY 128.49 ~ 129.74
AUDJPY 86.42 ~ 87.44
NZDJPY 67.52 ~ 68.33
CADJPY 80.87 ~ 81.64
ZARJPY 10.60 ~ 10.78
NOKJPY 14.48 ~ 14.68
MXNJPY 6.23 ~ 6.32
HKDJPY 10.43 ~ 10.52
SGDJPY 64.38 ~ 65.01
EURUSD 1.3394 ~ 1.3523

■前日のサマリー
昨日はロンドン時間に発表された独IFO景況感指数が109.6と市場予想(108.8)を上回ったことで欧州の株価(DAXを除く)が上昇、リスク・オンの動きからドルが売られ、ドル/円は一時80.05円まで下落しましたが、NY時間では米新規失業保険申請件数が35.1万件と小幅良かったことで80.31円まで回復ものの、米7年債入札が堅調な結果となったことで、利回りが低下して、一時79.86円までドルが下落しました。

ユーロは、IFO景況感指数が良かったことからユーロ/ドルが1.3343ドルと昨年12月半ば以来の水準へ上昇し、ユーロ/円も106.87円まで上昇しました。その後、欧州の決済機関のLCHクリアネットがスペイン、イタリア、ベルギー債の担保価額割引率を引き上げたことで、一時弱含みましたが、米長期金利が低下したこともあり、ユーロ/ドルは1.3379ドル、ユーロ/円は107.02円まで上昇しました。

ポンドや豪ドル、NZドルは昨日はリスク・オンで全般的のドル売りとなったことで、対ドル、対円で上昇しました。
クローズはドル/円が79.97円、ユーロ/ドルが1.3370ドル、ユーロ/円は106.94円。

■株価(bloomberg.co.jp)

Index 引値 前日比
日経225 9647.38 51.81
FTSE100(英) 5935.13 -2.76
DAX(独) 6864.43 54.97
NYダウ(米) 12982.95 -1.74
S&P500(米) 1365.74 2.28
NASDAQ(米) 2963.75 6.77

■金利(bloomberg.co.jp)

Country 利回り 前日比
米10年債 1.98 -0.02
日本10年債 0.978 0.000
英10年債 2.07 -0.03
独10年債 1.88 0.00

■コモディティ価格

Commodities 引値 前日比
NY金(期近) 1776.40 -9.90
NY原油(期近) 109.77 1.94

■本日の指標発表(FXミュージアムより)
2/27(月)
・ 16:45 フランス 1月 卸売物価指数(PPI)
・ 18:00 ユーロ圏 1月 マネーサプライM3
19:00 ユーロ圏 イタリア国債入札
・ 19:30 ユーロ圏 ドイツ国債入札
・ 22:45 ユーロ圏 プラート欧州中央銀行(ECB)理事講演
・ 23:00 ユーロ圏 フランス国債入札
・ 00:00 米国 1月 住宅販売保留指数
・ 02:30 ユーロ圏 アスムッセンECB理事講演

ピボットポイントなどは山内俊哉のココに注目!もご覧ください

2012年2月26日 (日)

2/27の週の見通し -リスク・オン継続へ、円は週足一目均衡表の雲を上抜け-

こんばんは。今日はAndroidアプリのToyCameraを試そうと思って、俯瞰できるところを探したのですが、近くにはなかなかなくて残念しました。今度、写したら掲載します。

■日、週、月、年データ Rate ※表をクリックすると拡大します。

■今週の見通し
先週は20日に開催されたユーロ圏財務相会合でギリシャの第2次支援が承認された(日本時間21日正午過ぎ)ことから、ギリシャに対する懸念が後退したものの、格付け機関フィッチがギリシャの格付けを2段階引き下げ「C」とし、「債務交換は、制限的デフォルトにつながる」としたものの、独IFO景況感指数が市場予想を上回ったことやギリシャ政府が集団行動条項(CAC)を承認したことや週末にはギリシャが債券保有者に債務交換を正式提案したことでユーロの買い戻しが続き、ポンドを含む欧州通貨が大幅上昇、円は民主党の円高対策チームが「日銀は一段の金融緩和が必要になることもあり得る」、「為替介入、政府の意志として必要なら実施すべき」などとコメントしたことから3月の日銀金融決定会合でも追加緩和がなされるとのみかたも加わり、主要通貨に対して大幅に売られました。25・26日にメキシコで開催されているG20財務相・中央銀行総裁会合は欧州が自前の資金を積み増すことなどで対策を強化することを条件に、IMFの資金増額を4月の次回会合で合意を目指すことで一致、共同声明に明記する方向となっているようです。このため、目先は期待感からのユーロの底堅い動きにつながると思いますが、3月1-2のEU首脳会合が焦点となりそうです。

【ドル/円】
例年2月下旬は本邦企業のレパトリから円高になりやすくなりますが、今年は2/7の日銀金融政策決定会合でデフレ脱却を表明して以来、円売りの流れが継続しています。市場は、日本の貿易赤字が継続するとの見方などやユーロの債務危機に対する懸念が和らいだことや日、英が追加緩和を行い、米が低金利が長期間続くことを示唆しているうえに、ECBも今後も政策金利の引き下げや追加緩和の可能性が高いことから、株価が堅調に推移する可能性が高いことで、円がファンディング通貨(資金調達通貨)とされていると思われます。このため、ギリシャ問題などで欧米の金融機関が窮地に陥るなどのリスク局面がない限りでは、円が買われる可能性は低く、ドル/円もチャート上のテクニカルポイントとなる一目均衡表(週足)の雲の上に抜け出てきたことで、82~84円を目指すものと思われますた。ただ、短期的には上昇スピードが速いこともあり、調整が出てくる可能性があります。

【ユーロ】
ギリシャ議会はCACを承認、民間債券保有者(合計額面は約2060億ユーロ)にたいする債務交換を正式に提案しました。提案内容は、新発債の最終期限は2042年。新発債のクーポンは以下、13-15年:2%、16-20年:3%、21年償還:3.65%、22年以降:4.3%となっています。IIFのダラーラ専務理事は楽観的な見方を示していますが、3/8の期限までにどれだけ交換に応じるのかの参加率は気になります。また、CACが発動されたときにCDSトリガーとなる可能性も未だに残っていることから、市場はかなり楽観的になっているとみられることで注意が必要だと思います。ただ、今週29日(水)には2回目の長期のリファイナンス・オペが実施されることから、この規模(金額)に注目が集まり、前回は規模が多かったことが最初は好感され、のちに下落要因となりましたが、今回は規模が大きくなるほどユーロにポジティブな要因と見られます。

【ポンド】
英国は先週発表されたMPC議事録で2人の委員が資産買い入れプログラムの額を750億ポンドと主張したことから、一時主要通貨に対して弱含む場面が見られましたが、週末にはユーロが買い戻されたことで、ポンドも大幅に上昇しました。あす発表される製造業PMIなどが市場予想を上回って回復傾向が見られるようであればポンドの短期的な上昇要因となると見られます。また、ユーロ圏に対する懸念が低下してくるようだと、ポンドから欧州通貨などへ流れていた資金の逆流が起こってくるとみられることで、上昇が継続しやすいと思います。

【豪ドル】
豪ドルは市場がリスク・オンになってもユーロに比べて上昇は鈍い状態となりました。これは対ユーロ、対ポンドで豪ドルが売られたことが主な要因と見られます。ユーロの懸念が続いていた状態で、豪ドルへ資金が流入してきた流れの巻き戻しと見られます。このため、ユーロの債務危機の懸念が後退した場合には、これらの通貨に対して豪ドル売りが継続するとみられる一方で、ドルや円に対しては運用通貨としての魅力は健在であることから、底堅い動きが予想されます。特に先週、スティーブンス豪準備銀行(RBA)総裁が議会証言で3月の金融政策でも利下げの可能性が低いことを証言していますし、雇用は強いことからも急いで利下げをする必要がないからです。

■今週の予想レンジ

Ccy Low(下)   High(上)
ドル/円 79.50 84.50
ユーロ/ドル 1.3050 1.3780
ユーロ/円 107.10 111.50
ポンド/円 127.30 131.20
豪ドル/円 84.60 88.00
NZドル/円 66.60 68.90
南アランド/円 10.40 11.30

■注目イベント
2/27(月)
・ 06:45 NZ 1月 貿易収支
・ 16:45 フランス 1月 卸売物価指数(PPI)
・ 18:00 ユーロ圏 1月 マネーサプライM3
・ 00:00 米国 1月 住宅販売保留指数
2/28(火)
・ 08:50 日本 1月 小売業販売額
・ 08:50 日本 1月 大型小売店(既存店)販売額
・ 16:00 ドイツ 3月 GFK消費者信頼感調査
・ 18:30 南ア 10-12月期 四半期国内総生産(GDP)
・ 19:00 ユーロ圏 2月 消費者信頼感(確定値)
・ 21:00 南ア 1月 貿易収支
・ 22:00 ドイツ 2月 消費者物価指数(CPI)速報値
22:30 米国 1月 耐久財受注
・ 22:30 カナダ 12月 月次国内総生産(GDP)
23:00 米国 12月 ケース・シラー米住宅価格指数
・ 00:00 米国 2月 消費者信頼感指数(コンファレンス・ボード)
・ 00:00 米国 2月 リッチモンド連銀製造業指数
2/29(水)
・ 06:45 NZ 1月 住宅建設許可件数
・ 08:50 日本 1月 鉱工業生産速報値
・ 09:00 NZ 2月 NBNZ企業信頼感
・ 09:01 英国 2月 GFK消費者信頼感調査
09:30 豪 1月 小売売上高
・ 09:30 豪 10-12月期 四半期民間設備投資
・ 14:00 日本 1月 新設住宅着工戸数
・ 15:00 南ア 1月 マネーサプライM3
・ 16:00 ドイツ 1月 輸入物価指数
・ 16:45 フランス 1月 消費支出
・ 17:00 スイス 2月 KOF景気先行指数
17:55 ドイツ 2月 失業者数
・ 17:55 ドイツ 2月 失業率
・ 18:30 英国 1月 消費者信用残高
・ 18:30 英国 1月 マネーサプライM4
・ 18:30 英国 1月 マネーサプライM4
・ 19:00 ユーロ圏 1月 消費者物価指数(HICP)改定値
・ 19:00 日本 外国為替平衡操作の実施状況(介入実績)
・ 21:00 米国 MBA住宅ローン申請指数
22:30 米国 10-12月期 四半期実質国内総生産(GDP)改定値
・ 23:45 米国 2月 シカゴ購買部協会景気指数
・ 04:00 米国 米地区連銀経済報告(ベージュブック)
3/1(木)
・ 09:30 豪 1月 住宅建設許可件数
・ 09:30 豪 10-12月期 四半期民間設備投資
・ 15:45 スイス 10-12月期 四半期国内総生産(GDP)
・ 17:30 スイス 2月 SVME購買部協会景気指数
・ 18:00 ユーロ圏 2月 製造業購買担当者景気指数(PMI)改定値
・ 18:30 英国 2月 製造業購買担当者景気指数(PMI)
・ 19:00 ユーロ圏 2月 消費者物価指数(HICP)速報値
・ 19:00 ユーロ圏 1月 失業率
・ 22:30 カナダ 10-12月期 四半期経常収支
・ 22:30 カナダ 1月 鉱工業製品価格
・ 22:30 カナダ 1月 原料価格指数
・ 22:30 米国 1月 個人所得
・ 22:30 米国 1月 個人消費支出(PCE)
・ 22:30 米国 1月 個人消費支出(PCEコア・デフレーター、食品・エネルギー除く)
・ 22:30 米国 前週分 新規失業保険申請件数
・ 00:00 米国 1月 建設支出
00:00 米国 2月 ISM製造業景況指数
3/2(金)
・ 08:30 日本 1月 有効求人倍率
・ 08:30 日本 1月 失業率
・ 08:30 日本 1月 全世帯家計調査・消費支出
・ 08:30 日本 2月 東京都区部消費者物価指数(CPI、生鮮食料品除く)
・ 08:30 日本 1月 全国消費者物価指数(CPI)
・ 08:30 日本 1月 全国消費者物価指数(CPI、生鮮食料品除く)
・ 08:50 日本 2月 マネタリーベース
16:00 ドイツ 1月 小売売上高指数
・ 19:00 ユーロ圏 1月 卸売物価指数(PPI) 前月比
・ 22:30 カナダ 12月 月次国内総生産(GDP)
・ 22:30 カナダ 10-12月期 四半期国内総生産(GDP)
経済指標の詳細はFXmuseumのFXカレンダーを参照してください。

2012年2月25日 (土)

シカゴ通貨先物非商業ポジション(2/21現在)

こんにちは。昨夜から頭痛がひどくて、本日が土曜日でよかったです。今はだいぶ良くなりました。

24日に発表された21日現在のシカゴIMMの非商業(投機)ポジションでは、ドルが132.8億ドルの買い超しとほとんど変わらず、円は2,157.1億円の買い超し(ドルでは27.1億ドルの売り超し)に減少、ユーロは177.7億ユーロの売り超し(ドルでは235.1億ドルの買い超し)に減少となりました。また、豪ドルは74.7億豪ドルの買い超し(ドルでは79.6憶ドルの売り超し)、NZドルは24.2億NZドルの買い超し(ドルでは20.2億ドルの売り超し)でほとんど変わりませんでした。

ポジション報告の21日(火)はユーロ圏財務相会合でギリシャの第2次支援が承認され、ギリシャとIIF(国際金融協会)との間でギリシャ債の53.5%の額面削減で合意されたものの、当初の反応は限定的で、ユーロのショートポジションはそれほど減少していませんが、週後半にかけてギリシャの懸念は残るものの、ギリシャは債券保有者に債務交換を正式提案(合計額面は約2060億ユーロ)を行ったことから、市場には安心感も出てユーロが大幅上昇したことで、ユーロのショートポジションは11~12万コントラクトのショートに減少しているものと見られますが、まだショートは残っていますので、来週以降もユーロ圏の債務問題への懸念が後退するようであればショートポジションの解消からユーロが一段高となると思われます。一方、円のロングも1.1万コントラクト減少しましたが、週末の上昇で円がショートになった可能性があります。また、民主党の円高対策チームが「日銀は一段の金融緩和が必要になることもありうる」、「為替介入は政府の意思として必要なら実施すべき」と発言していることもあり、メキシコで開催されるG20財務相・中央銀行総裁会合で、非難されなければ円売りが継続する可能性があります。

■シカゴIMM非商業ポジション

項目 Net(ネット) Dif(増減) Long(買) Short(売) All(総取組)
JPY 17,257 -12,202 62,062 44,805 106,867
EUR -142,159 6,482 29,369 171,528 200,897
GBP -31,350 9,249 27,617 58,967 86,584
CHF -19,846 -3,983 7,900 27,746 35,646
CAD 14,112 4,546 47,784 33,672 81,456
AUD 74,700 959 92,233 17,533 109,766
NZD 24,211 341 29,422 5,211 34,633
MXN 17,257 -12,202 62,062 44,805 106,867
source:CFTC

【USD】 USD source:CFTC

ドルは13,578コントラクトのロング減少の13,650コントラクトのロングとなりました。
※ドルのポジションは円、ユーロをはじめ、メキシコペソまでを合計して算出しています。レートはFRBのメジャーカレンシーインデックスを使用しています。

【JPY】 JPY source:CFTC

円は12,202コントラクトのロング減少の17,257コントラクトのロングとなりました。

【EUR】 EUR source:CFTC

ユーロは6,482コントラクトのショート減少の142,159コントラクトのショートとなりました。

【GBP】 GBP source:CFTC

ポンドは9,249コントラクトのショート減少の31,350コントラクトのショートとなりました。

【AUD】 AUD source:CFTC

豪ドルは959コントラクトのロング増加の74,700コントラクトのロングとなりました。

【NZD】 NZD source:CFTC

NZドルは341コントラクトのロング増加の24,211コントラクトのロングとなりました。

【CAD】 CAD source:CFTC

カナダドルは4,546コントラクトのロング増加の14,112コントラクトのロングとなりました。

【CHF】 CHF source:CFTC

スイスフランは3,983コントラクトのショート増加の19,846コントラクトのショートとなりました。

【MXN】 MXN source:CFTC

メキシコペソは8,186コントラクトのロング増加の49,425コントラクトのロングとなりました。


2012年2月24日 (金)

2/24 本日の戦略-週末のG20では、ユーロ支援への結論は出ない見込み-

おはようございます。週末ですね。本日もよろしくお願いします。

■変化率から見た前日の通貨の強弱
ユーロ>NZドル>豪ドル>ポンド>円>ドル
※ ">" の左側の通貨が右側の通貨より強いことを示しています。

■本日の見通し
昨日はギリシャ議会が集団行動条項(CAC)を承認しました。投票に先立ちベニゼロス・ギリシャ財務相は「ギリシャはこの国債交換によってこれまでとは異なる国になる」、「債務交換によってCDSの決済につながるかどうか懸念していない」と発言しています。民間債権者の一部が自発的に国債交換に応じなく、CACが発動された場合についてはCDSの決済につながる可能性が依然として残っていると思われることから、ドイツなど議会で承認が必要な国の動向とともにリスクが残っていることになります。昨日のユーロの動きはこれらをあまり意識していないものと思われますので、ユーロが一本調子で上昇していくことは考えにくいと思っています。

本日から開催されるG20財務相・中央銀行総裁会合では、ユーロ支援が議題に上っていますが、IMFを通じた5000億ドルの欧州向け支援についての決定は見送られるものと思います。これは、3/1-2にEU首脳会合が予定されていることから、ここで欧州安定化メカニズム(ESM)などの施策を見極めてから4/20のG20で再度協議されることと思います。このため、この週末で何らかのコミットが出る可能性は低く、相場が動く要因にはならない見込みです。

本日朝方、スティーブンス豪準備銀行総裁が、「政策は当面、ほぼ適切」「インフレは目標に合致」「成長はトレンドに近いと予想」「懸念は完全に払しょくされていない」などと発言、これを受けて前回会合の議事録等を受けて利下げ観測が出ていた豪ドルが買われる動きとなっています。欧州の状況によりますが、新規雇用者数などが増加している豪の利下げは少なくとも3月にはなくなったと思われます。このため、リスク志向が続いている間は、豪ドルに資金が向かいやすくなり、対ドル、対円での上昇は継続するのではないでしょうか。

本日は、米新築住宅着工件数の発表が予定されています。先に発表された米中古住宅販売件数は増加していたものの、販売価格が低下していたことを考えると、ディスカウントして在庫調整を行ったと見てもよいのかもしれません。ただ、住宅関連の指標が改善傾向を続けていけば、米の低金利の時間軸が前倒しの期待が出ることが考えられるため、結果が良ければ一時的にドル買いになるものと思われます。その後の地区連銀理事らの講演内容(ハト派が多い)には注意です。
■ギリシャを巡る重要なイベント(新たに加えたところは赤字)

日付 イベント
2/22 民間債権者と交渉開始
2/23 ギリシャでCAC法案可決
2/24 ギリシャ債の債務交換手続き開始の可能性(ギリシャ関係筋)
2/24-26 G20財務相・中央銀行総裁会合(メキシコ)
IMFのリソースに対し合意は通り(カナダ当局者)
2/27 ドイツでギリシャ第2次支援策に対する法案採決
2/27 ギリシャ債務交換の告示
3/1-2 EU首脳会合
3/8 民間債権者の募集締切
3/8以降 CAC発動、CDSトリガー(?)
3/12 ギリシャ債務交換
3/20 ギリシャ債償還(145億ユーロ)

■主要通貨の短期のトレンド
USDJPY  5日移動平均線(79.81円)がサポート
EURJPY  年初高値更新、21日移動平均線からの乖離が4.254%
GBPJPY  5日移動平均線(125.89円)がサポート
AUDJPY  5日移動平均線(85.36円)がサポート
NZDJPY  5日移動平均線(66.56円)がサポート
CADJPY  5日移動平均線(80.05円)がサポート
ZARJPY  年初高値更新、21日移動平均線からの乖離が3.173%
NOKJPY  年初高値更新、21日移動平均線からの乖離が5.36%
MXNJPY  5日移動平均線(6.20円)がサポート
HKDJPY  5日移動平均線(10.26円)がサポート
SGDJPY  5日移動平均線(63.51円)がサポート
EURUSD  一目均衡表(日足)の遅行線が雲の下から中へ

■変動率からの予想レンジ 09:06→NYクローズ

Ccy 予想レンジ
USDJPY 79.77 ~ 80.32
EURJPY 106.44 ~ 107.63
GBPJPY 125.47 ~ 126.59
AUDJPY 85.29 ~ 86.31
NZDJPY 66.56 ~ 67.35
CADJPY 79.86 ~ 80.60
ZARJPY 10.33 ~ 10.50
NOKJPY 14.15 ~ 14.34
MXNJPY 6.17 ~ 6.26
HKDJPY 10.26 ~ 10.34
SGDJPY 63.50 ~ 64.11
EURUSD 1.3309 ~ 1.3441

■前日のサマリー
昨日はロンドン時間に発表された独IFO景況感指数が109.6と市場予想(108.8)を上回ったことで欧州の株価(DAXを除く)が上昇、リスク・オンの動きからドルが売られ、ドル/円は一時80.05円まで下落しましたが、NY時間では米新規失業保険申請件数が35.1万件と小幅良かったことで80.31円まで回復ものの、米7年債入札が堅調な結果となったことで、利回りが低下して、一時79.86円までドルが下落しました。

ユーロは、IFO景況感指数が良かったことからユーロ/ドルが1.3343ドルと昨年12月半ば以来の水準へ上昇し、ユーロ/円も106.87円まで上昇しました。その後、欧州の決済機関のLCHクリアネットがスペイン、イタリア、ベルギー債の担保価額割引率を引き上げたことで、一時弱含みましたが、米長期金利が低下したこともあり、ユーロ/ドルは1.3379ドル、ユーロ/円は107.02円まで上昇しました。

ポンドや豪ドル、NZドルは昨日はリスク・オンで全般的のドル売りとなったことで、対ドル、対円で上昇しました。
クローズはドル/円が79.97円、ユーロ/ドルが1.3370ドル、ユーロ/円は106.94円。

■株価(bloomberg.co.jp)

Index 引値 前日比
日経225 9595.57 41.57
FTSE100(英) 5937.89 21.34
DAX(独) 6809.46 -34.41
NYダウ(米) 12984.69 46.02
S&P500(米) 1363.46 5.80
NASDAQ(米) 2956.98 23.81

■金利(bloomberg.co.jp)

Country 利回り 前日比
米10年債 2.00 -0.01
日本10年債 0.978 0.000
英10年債 2.10 -0.01
独10年債 1.88 -0.01

■コモディティ価格

Commodities 引値 前日比
NY金(期近) 1786.30 15.00
NY原油(期近) 107.83 1.55

■本日の指標発表(FXミュージアムより)
2/24(金)
・ 08:50 日本 1月 企業向けサービス価格指数
・ 16:00 ドイツ 10-12月期 国内総生産改定値(GDP)
・ 16:45 フランス 2月 消費者信頼感指数
・ 17:45 ユーロ圏 バイトマン独連銀総裁講演
・ 18:00 ユーロ圏 ノボトニー・オーストリア中銀総裁講演
・ 18:30 英国 10-12月期 四半期国内総生産改定値(GDP)
・ 19:00 ユーロ圏 イタリア国債入札
・ 23:45 カナダ カーニー・カナダ中銀(BOC)総裁講演
・ 23:55 米国 2月 ミシガン大学消費者態度指数確報値
00:00 米国 1月 新築住宅販売件数
・ 00:45 米国 ウィリアムズ米サンフランシスコ連銀総裁講演
・ 01:35 米国 ブラード米セントルイス連銀総裁講演
・ 03:30 米国 ダドリー米ニューヨーク連銀総裁講演
・ 03:30 米国 プロッサー米フィラデルフィア連銀総裁講演

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2012年2月23日 (木)

2/23 本日の戦略-ドル高が継続するか、米新規失業保険申請件数に注目-

おはようございます。昨日はサッカーのオリンピック予選を見ていたので、本日は少々眠いです。結果4-0で勝ってくれたのでよかったです。

■変化率から見た前日の通貨の強弱
ユーロ>ドル>豪ドル>NZドル>円>ポンド
※ ">" の左側の通貨が右側の通貨より強いことを示しています。

■本日の見通し
昨日は格付け機関フィッチがギリシャを「C」に2段階格下げし、「債務交換は、制限的デフォルトにつながる」とコメントしたことから、ギリシャの銀行の資本増強で更なる資金が必要(ベニゼロス財務相は基金が500億ユーロに達する可能性があると示唆している)との見方で金融株が売られ、ユーロが一時下落しました。市場は全体的にリスク・オフのセンチメントとなっていると思われ、これがドル買いにつながっていると見ていますが、2/7の日銀の金融政策決定会合以来の円売りの流れは変わらず、リスク・オンでも円が売られるというこれまでにはなかなか見られなかった動きとなっています。昨日、ドル/円が80円を回復したのは、上記のリスク・オンからのドル買いに加えて、3/12-13で開催される日銀金融政策決定会合で更なる緩和が実施されるとの期待感も出ていると思われます。昨日は高値80.40円と昨年8/4の政府日銀が介入を実施した80.22円を上に抜けたことで、一応の達成感も出ると見られますので、80円が維持できるかに注目しています。これまでのところ「押し目待ちの押し目なし」となっていますが、21日移動平均線からは短期的な調整の目処と考えられる+3%を超えてきていることで、調整は出やすいと思います。本日は22:30に発表される米新規失業保険申請件数が経済指標では注目となりますが、このところの雇用の堅調さが示されるようであれば、ドル買い継続となりそうです。

一方、リスク・オン(特に欧州での)のときに買われるポンドは昨日の英中銀金融政策議事録で、ポーゼン、マイルズと2人の委員が資産買い入れプログラムの額を750億ポンドと主張していたことが判明し、市場の予想よりも緩和に積極的と見られたこともあり、ポンドは主要通貨に対して弱含みました。ただ、ギリシャの懸念が継続している限りは、ポンドの下値も限られるものと思います。

ユーロではオランダのデ・ヤーへル財務相が「ギリシャが改革を実行できるとは依然確信していない」と発言するなどギリシャの問題が根深いことを示しているようです。このため、4月のギリシャ総選挙以降も市場に楽観的な見方が出るかは疑問が残ります。また、本日は18:00に独IFO景気動向指数が発表されることから、センチメントが悪化しているとユーロ売りにつながると思われます。
■ギリシャを巡る重要なイベント(新たに加えたところは赤字)

日付 イベント
2/22 民間債権者と交渉開始
2/23 ギリシャでCAC法案採決
2/24-25 G20財務相・中央銀行総裁会合(メキシコ)
2/27 ドイツでギリシャ第2次支援策に対する法案採決
2/27 ギリシャ債務交換の告示
3/1-2 EU首脳会合
3/8 民間債権者の募集締切
3/8以降 CAC発動、CDSトリガー(?)
3/12 ギリシャ債務交換
3/20 ギリシャ債償還(145億ユーロ)



豪ドルは、リスク・オフのため、弱含みが続いていますが、ここにきてラッド外相が辞任、同氏が労働党党首にふさわしいと発言、労働党は27日に党首選を実施することになりました。本邦と同じように与党の中で政局となったことで、不透明感から市場が豪ドルを敬遠しているものとみられます。短期的には売られやすいと思いますが、G7の主要なところが緩和政策をとっていることで過剰流動性の行き場がなくなると、必然的に豪ドル、NYドルなどに動いていくと思いますので、中国の大幅な減速がなければ、中長期では上昇するものと思います。

■AUDJPY 日足(一目均衡表、ストキャスティクス) AUDJPY source:uedaharlowfx
豪ドル/円は2/20に目先の高値86.35円をつけ、小幅調整中のようです。MACDではデッドクロスしていないことで、上昇トレンドが継続していると見られ、一目均衡表(日足)では転換線の84.55円がサポートとして機能しているようです。仮に転換線を下抜けても、昨年12/15の安値の76.98円と前出高値の86.35円を100%としたフィボナッチの38.2%押しが82.76円に位置しており、基準線の82.98円とともにサポートとなると思います。

■主要通貨の短期のトレンド
USDJPY  年初高値更新、21日移動平均線からの乖離が3.319%
EURJPY  年初高値更新、21日移動平均線からの乖離が3.931%
GBPJPY  5日移動平均線(125.64円)がサポート
AUDJPY  5日移動平均線(85.19円)がサポート
NZDJPY  5日移動平均線(66.33円)がサポート
CADJPY  21日移動平均線からの乖離が3.187%
ZARJPY  年初高値更新
NOKJPY  年初高値更新、21日移動平均線からの乖離が5.42%
MXNJPY  21日移動平均線からの乖離が3.023%
HKDJPY  年初高値更新、21日移動平均線からの乖離が3.357%
SGDJPY  年初高値更新、21日移動平均線からの乖離が3.016%
EURUSD  一目均衡表(日足)の雲の上抜け

■変動率からの予想レンジ 07:28→NYクローズ

Ccy 予想レンジ
USDJPY 80.08 ~ 80.65
EURJPY 105.87 ~ 107.07
GBPJPY 125.34 ~ 126.50
AUDJPY 84.97 ~ 85.98
NZDJPY 66.26 ~ 67.05
CADJPY 79.99 ~ 80.74
ZARJPY 10.27 ~ 10.44
NOKJPY 14.11 ~ 14.29
MXNJPY 6.18 ~ 6.27
HKDJPY 10.30 ~ 10.39
SGDJPY 63.54 ~ 64.16
EURUSD 1.3184 ~ 1.3313

■前日のサマリー
昨日も円売りの流れが続き、日本時間午後にはドル/円が昨年8/4の政府・日銀による介入以来となる1ドル=80円を回復、NY時間には80.40円をつけました。クローズにかけてもそのまま80円台前半を維持しました。

ユーロは、ギリシャへの懸念が上値お思くする中で、ロンドン時間に格付け機関フィッチがギリシャの格付けを「CCC」から2段階引き下げ「C」とし、「債務交換は、制限的デフォルトにつながる」とコメント、これを受け、ギリシャの銀行株が債務交換後に資本増強が必要なるとの見方から10%以上下落、フランス、スペイン、ドイツの金融株も下落したことで、一時ユーロ/ドルは1.3212ドルをつけました。しかし、NY時間帯に欧州の決済機関LCHクリアネットがアイルランド債取引の追加証拠金率を25%から15%に引き下げたことから、ユーロ/ドルが1.3267ドルまで反発して1.3250ドル近辺でクローズ、ユーロ/円はドル/円の上昇に連れる格好で、朝方の105.50円近辺から106.40円近辺でクローズしました。

豪ドルはギリシャへの懸念がくすぶるなかで、ラッド外相が辞任したことも加わり、売りが先行、豪ドル/米ドルではロンド時間序盤の1.0680ドル台近辺からNY時間には1.0604ドルまで下落、豪ドル/円は東京時間朝方の84.75円近辺からNY時間には85.58円まで上昇しました。

ポンドは、公表された英中銀の金融政策委員会議事録でポーゼン委員、マイルズ委員が750億ポンドの資産買い入れプログラムの増額を主張したことがわかると、ハト派との見方からポンドが売られ、ポンド/ドルは発表前の1.5810ドル近辺から1.5695ドル、ポンド/円は126.40円近辺から125.85円へと下落、その後も軟調推移となり、NY時間にはポンド/ドルが1.5648ドル、ポンド/円が125.60円まで一時下落、安値圏のままクローズしました。
クローズはドル/円が80.26円、ユーロ/ドルが1.3246ドル、ユーロ/円は106.36円。

■株価(bloomberg.co.jp)

Index 引値 前日比
日経225 9554.00 90.98
FTSE100(英) 5916.55 -11.65
DAX(独) 6843.87 -64.31
NYダウ(米) 12938.67 -27.02
S&P500(米) 1357.66 -4.55
NASDAQ(米) 2933.17 -15.40

■金利(bloomberg.co.jp)

Country 利回り 前日比
米10年債 2.00 -0.06
日本10年債 0.978 0.016
英10年債 2.10 -0.11
独10年債 1.89 -0.09

■コモディティ価格

Commodities 引値 前日比
NY金(期近) 1771.30 12.80
NY原油(期近) 106.28 0.03

■本日の指標発表(FXミュージアムより)
2/23(木)
・ 17:15 スイス 1月 消費者物価指数(CPI)
18:00 ドイツ 2月 IFO企業景況感指数
・ 18:30 南ア 1月 卸売物価指数(PPI)
22:30 米国 前週分 新規失業保険申請件数
・ 00:00 米国 12月 住宅価格指数
・ 00:00 米国 10-12月期 四半期住宅価格指数
・ 02:30 カナダ カーニー・カナダ中銀(BOC)総裁講演
・ 03:00 米国 米財務省7年債入札(290億ドル)

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2012年2月22日 (水)

2/22 本日の戦略-ギリシャのリスクは次の段階へ-

おはようございます。寒さが少し緩んで、少しずつ春が近づいているようです。今年は伊豆の河津桜の開花も遅いそうで、桜まつりの人出も少ないとの話でした。桜が待ち遠しいですね。

■変化率から見た前日の通貨の強弱
ドル>ユーロ>円>ポンド>NZドル>豪ドル
※ ">" の左側の通貨が右側の通貨より強いことを示しています。

■本日の見通し
ギリシャについては、ギリシャとIIF(国際金融協会)との間で53.5%の額面削減で合意されました。予定ではこの案が本日から民間債権者に提示される予定で、どの程度の債権者がこれに応じるのかのリスクがあります(締切は3/8)。民間債権者が自発的に減免に応じてくれれば問題はありませんが、参加者が少ない場合にはCAC(集団行動条項)も検討されていることから、これが実施された場合にはCDSのトリガーをヒット(いわゆるデフォルトによる保険金の支払いが発生する)ことになり、CDSの引き受けをしている金融機関がダメージを被る可能性が高く、金融株主導で株価が下落するリスクが高まります。このため、支援が決まってもユーロなどが上昇していかない要因となっています。また、IMFの資金増強が今週末に開催されるG20財務相・中央銀行総裁会合(メキシコ)で合意される可能性が低くなっていることで、3/1-2のEU首脳会合までは市場の不安心理が継続することになりそうで、ユーロやクロス円の上値は重くなりそうです。

■ギリシャを巡る重要なイベント

日付 イベント
2/22 民間債権者と交渉開始
2/22-25 ギリシャでCAC法案可決(?)
2/24-25 G20財務相・中央銀行総裁会合(メキシコ)
3/1-2 EU首脳会合
3/8 民間債権者の募集締切
3/8以降 CAC発動、CDSトリガー(?)
3/20 ギリシャ債償還(145億ユーロ)



一方、ギリシャ以外の要因として気をつけておきたいのは、原油価格の上昇です。イランへの懸念とともに指標となるWTIは昨日1バーレル=105.84ドル(クローズ)まで上昇しています。原油価格の上昇は米国の消費に影響が強く出ることから、原油価格がさらに上昇するようであれば、ドル安の要因となりやすいといえます。一方、原油価格はユーロと相関が比較的高いことで、ユーロの上昇要因となる可能性があります。

昨日のほとんどのクロス円のチャートは形が良くなくなりました。21日移動平均線からの乖離が3%を超えていたこともあり、調整との見方をしていますが、短期的には5日移動平均線のサポートを維持できるかに注目しています(下記の■主要通貨の短期トレンド対象通貨)。ここを下に抜けると、一目均衡表(日足)の転換線、基準線あたりまでの調整はあるかもしれません。

■GBPJPY 日足(一目均衡表、ストキャスティクス) GBPJPY source:uedaharlowfx
ポンド/円は昨日は年初来高値を更新できず、上にヒゲの長い陰線となりました。足許では5日移動平均線の125.10円がサポートとなりますが、ストキャスティクス(スロー)もデッドクロスしていることから、調整が先行すると思います。この場合、1/13の安値の117.29円と2/20の高値の126.83円を100%としたフィボナッチの23.6%押しとなる124.58円か一目均衡表(日足)の転換線となる124.25円近辺が目標となると思います。

■主要通貨の短期のトレンド
USDJPY  5日移動平均線(79.23円)がサポート
EURJPY  21日移動平均線からの乖離が3.329%
GBPJPY  5日移動平均線(125.10円)がサポート
AUDJPY  5日移動平均線(84.89円)がサポート
NZDJPY  21日移動平均線からの乖離が3.276%
CADJPY  5日移動平均線(79.48円)がサポート
ZARJPY  5日移動平均線(10.19円)がサポート
NOKJPY  21日移動平均線からの乖離が4.235%
MXNJPY  5日移動平均線(6.15円)がサポート
HKDJPY  5日移動平均線(10.19円)がサポート
SGDJPY  5日移動平均線(62.93円)がサポート
EURUSD  一目均衡表(日足)の雲の上抜けトライ中

■変動率からの予想レンジ 08:04→NYクローズ

Ccy 予想レンジ
USDJPY 79.52 ~ 80.06
EURJPY 105.00 ~ 106.21
GBPJPY 125.34 ~ 126.50
AUDJPY 84.59 ~ 85.60
NZDJPY 66.17 ~ 66.97
CADJPY 79.66 ~ 80.43
ZARJPY 10.19 ~ 10.35
NOKJPY 13.90 ~ 14.08
MXNJPY 6.16 ~ 6.25
HKDJPY 10.22 ~ 10.30
SGDJPY 63.15 ~ 63.77
EURUSD 1.3167 ~ 1.3302

■前日のサマリー
昨日は市場が注目していたユーロ圏財務相会合が長時間にわたったことから、これを嫌気したユーロ売りに、ユーロ/ドルは一時1.3186ドル、ユーロ/円も105.15円まで下落しましたが、ギリシャ支援で合意に達したとのヘッドラインを受け、ユーロ/ドルは1.3293ドル、ユーロ/円は105.97円へ急上昇しましたが、一旦の材料出尽くし感とG20がIMFへの増資で遅れるとの関係筋の話しをダウ・ジョーンズのヘッドラインが伝えたことなどから、ロンドン時間にはユーロ/ドルが1.3199ドル、ユーロ/円が105.13円まで再び下落しました。その後は、NYダウが一時13,000ドルを超えたことなどでユーロ/ドルが1.3276ドル、ユーロ/円が105.89円まで上昇したものの、ギリシャの債務削減には懐疑的な見方が強く、ユーロ/ドルが1.3230ドル近辺、ユーロ/円が105.50円近辺でクローズしました。

豪ドルは、公表された2/7(火)の豪準備銀行(RBA)議事録で「更なる金融緩和余地が見られる」「為替レートは12月上旬から上昇している」「最近のインフレ指標は、インフレが現在、中銀の目標の中心部分にあることを立証した」と、今後の需要の低下によっては緩和の可能性があることを示唆していたことから豪ドルが主要通貨に対して売られ、豪ドル/米ドルで1.0710ドル近辺から1.0698ドル、豪ドル/円で85.35円近辺から85.18円まで下落(既に朝方から下落をしていたこともあり、公表後の値幅は限定的だった)したものの、その後は、ギリシャ支援の決定などもあり、リスクセンチメントに基づき、ユーロと似たような動きとなりました。その他のクロス円も似たような動きとなりました。

ドル/円はユーロ圏財務相会合が長引いたことで懸念の溜まりとともに79.81円まで一時買われる場面が見られ、ギリシャ支援が決定すると79.56円まで下落しました。しかし、リスク選好の局面では円が売られ、ロンドン時間には79.85円まで上昇したものの、80円手前では上値が重く、79円台後半での推移となりました。
クローズはドル/円が79.70円、ユーロ/ドルが1.3229ドル、ユーロ/円は105.49円。

■株価(bloomberg.co.jp)

Index 引値 前日比
日経225 9463.02 -22.07
FTSE100(英) 5928.20 -17.05
DAX(独) 6908.18 -40.07
NYダウ(米) 12965.69 15.82
S&P500(米) 1362.21 0.98
NASDAQ(米) 2948.57 -3.21

■金利(bloomberg.co.jp)

Country 利回り 前日比
米10年債 2.06 0.06
日本10年債 0.962 0.013
英10年債 2.22 -0.01
独10年債 1.98 0.02

■コモディティ価格

Commodities 引値 前日比
NY金(期近) 1758.50 32.60
NY原油(期近) 105.84 2.60

■本日の指標発表(FXミュージアムより)
2/22(水)
・ 15:30 フランス 1月 消費者物価指数(CPI)
・ 17:00 南ア 1月 消費者物価指数(CPI)
・ 18:00 ユーロ圏 2月 製造業購買担当者景気指数速報値(PMI)
・ 18:00 ユーロ圏 2月 サービス部門購買担当者景気指数速報値(PMI)
・ 18:30 英国 英中銀金融政策委員会(MPC)議事要旨
・ 19:00 ユーロ圏 12月 製造業新規受注
・ 19:30 ユーロ圏 ドイツ国債入札
・ 21:00 米国 MBA住宅ローン申請指数
00:00 米国 1月 中古住宅販売件数
・ 03:00 米国 米財務省5年債入札(350億ドル)

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2012年2月21日 (火)

2/21 本日の戦略-ユーロ圏財務相会合承認待ち-

おはようございます。ユーロ圏財務相会談が長引いていますね。しかし、この段に及んでも民間債権者に更なる債務減免を求めるという信じられないような話ですね。

■変化率から見た前日の通貨の強弱
NZドル>ユーロ>豪ドル>ポンド>ドル>円
※ ">" の左側の通貨が右側の通貨より強いことを示しています。

■本日の見通し
昨日の23:30に開催されたユーロ圏財務相会合は2020年までにギリシャの対GDP債務比率を123-124%に削減する方策で合意(ユーロ当局者)の見込みです。ただ、これを達成するためには民間債権者に一段の債務減免を求める協議を行っているとの話があり、ECBが保有しているギリシャ国債の利益放棄問題が引き続き争点になっている模様です。本日これまでは会合の時間が長引いていることによるリスクからユーロのポジションをクローズする動きが出ているようです。ギリシャ支援が承認されたとしても、民間債権者が公的部門の痛みを伴わずに更に債務の減免を受け入れるとは考えにくく、債務交換の参加者が少なくなった場合はCACの適用、CDSの発動による金融機関の混乱の可能性もあります。なんとか合意に至れば、懸念後退との見方から、ユーロやポンドが買われると思いますが、長引いたり、更に決定が先送りされるようであれば、リスク回避からドルと円が買われることになります。足許ではやはりユーロ圏財務相会合の結果を待つしかありません。

一方、本日は9:30に豪準備銀行の金融政策についての議事録が発表されます。今月7日(火)の委員会では大方の市場に反して政策金利を現行の4.25%に据え置きました。その後発表された四半期の金融政策については豪経済やインフレ見通しに対して弱気な内容となっていたことから、議事録の内容がタカ派的であれば豪ドルが買われることになると思います。

ドル/円は昨日のテクニカルで書きました週足一目均衡表の雲の下限の79.71円を引値では上抜けることができていません。ただ、安値も79.36円と79円台を維持していることから、80円の射程圏内にいることは間違いありません。ドル売りオーダーが79.90円から80.00円にかけて多数あるとも言われており、これをこなせるかが目先の焦点です。

■EURJPY 日足(一目均衡表、ストキャスティクス) EURJPY source:uedaharlowfx
ユーロ/円は実勢レートが一目均衡表(日足)の雲の上に抜け出ていて、転換線が基準線の上、遅行線が日々線の上と「三役好転」の状態です。目先の抵抗と見られる遅行線に対する雲の上限の106.13円を上に抜けることができれば、昨年10/17の高値の107.66円をまずは目指していくものと思います。

■主要通貨の短期のトレンド
USDJPY  年初来高値更新中、ただし十字線出現
EURJPY  21日移動平均線から3.526%乖離している
GBPJPY  21日移動平均線から3.406%乖離している
AUDJPY  21日移動平均線から3.453%乖離している
NZDJPY  21日移動平均線から4.181%乖離している
CADJPY  21日移動平均線から3.407%乖離している
ZARJPY  21日移動平均線から3.333%乖離している
NOKJPY  21日移動平均線から4.929%乖離している
MXNJPY  21日移動平均線から3.922%乖離している
HKDJPY  年初来高値更新中、ただし十字線出現
SGDJPY  21日移動平均線から3.024%乖離している
EURUSD  一目均衡表(日足)の雲の上抜けトライ中

■変動率からの予想レンジ 07:29→NYクローズ

Ccy 予想レンジ
USDJPY 79.42 ~ 79.96
EURJPY 104.94 ~ 106.15
GBPJPY 125.76 ~ 126.90
AUDJPY 85.24 ~ 86.25
NZDJPY 66.56 ~ 67.36
CADJPY 79.80 ~ 80.58
ZARJPY 10.26 ~ 10.43
NOKJPY 13.95 ~ 14.13
MXNJPY 6.20 ~ 6.29
HKDJPY 10.21 ~ 10.29
SGDJPY 63.29 ~ 63.90
EURUSD 1.3177 ~ 1.3312

■前日のサマリー
昨日は週末に20日(月)の財務相会合でギリシャ第2次支援が承認される可能性が高まったことや中国が18日(土)に預金準備率を0.5%引き下げたことなどを受け、リスク選好ムードが強い中でオープン、クロス円が上昇する中、ドル/円は79.88円、ユーロ/円は105.73円、ポンド/円は126.83円、豪ドル/円は86.35円、NZドル/円は67.31円と年初来高値を軒並み更新しました。しかし、買いが一巡すると、利益確定の売りなどから上値が重くなり、ロンドン時間にはドル/円は79.36円、ユーロ/円は104.66円まで下落しました。その後、ベニゼロス・イタリア財務相は「ギリシャは全ての条件を満たした」「不透明な長い時期が今日終わる」などと発言したことから、ユーロを買い戻す動きとなり、ユーロ/ドルは1.3183ドルから、NY時間には1.3277ドルまで上昇、ユーロ/円は前出の104.66円から105.58円まで上昇しました。NY時間はプレジデンツデーで休場だったことや23:30から始まったユーロ圏財務相会合が長引いたことで、結果待ちから取引が手控えられ、ドル/円は79円台ミドルから後半、ユーロ/ドルは1.32ドル台前半、ユーロ/円は105円台前半で推移しました。
クローズはドル/円が79.52円、ユーロ/ドルが1.3152ドル、ユーロ/円は104.56円。

■株価(bloomberg.co.jp)

Index 引値 前日比
日経225 9485.09 100.92
FTSE100(英) 5945.25 40.18
DAX(独) 6948.25 100.22
NYダウ(米) 12949.87 -
S&P500(米) 1361.23 -
NASDAQ(米) 2951.78 -

■金利(bloomberg.co.jp)

Country 利回り 前日比
米10年債 2.00 0.02
日本10年債 0.949 0.001
英10年債 2.22 0.04
独10年債 1.96 0.04

■コモディティ価格

Commodities 引値 前日比
NY金(期近) 1725.90 -
NY原油(期近) 103.24 -

■本日の指標発表(FXミュージアムより)
2/21(火)
・ 09:30 豪 豪準備銀行(RBA)金融政策会合議事要旨公表
・ 11:30 豪 スティーブンス豪準備銀行(中央銀行)総裁パネルディスカッションに参加
・ 13:30 日本 12月 全産業活動指数
・ 16:00 スイス 1月 貿易収支
18:30 ユーロ圏 スペイン国債入札
・ 22:30 カナダ 12月 小売売上高
・ 22:30 カナダ 12月 小売売上高(除自動車)
・ 22:30 カナダ 12月 卸売売上高
00:00 ユーロ圏 2月 消費者信頼感(速報値)
・ 03:00 米国 米財務省2年債入札(350億ドル)
・ 04:30 英国 ビーン・イングランド銀行(BOE)副総裁講演

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2012年2月20日 (月)

2/20 本日の戦略-ギリシャ支援承認はほぼ確実だが-

おはようございます。イランが英、仏への原油の輸出をストップすると発表しました。ただ、全体に占める輸出量は僅かですのでイラン、英仏にとっても影響は限られると思います。イランにしても、ギリシャやイタリアへの輸出をストップして外貨が獲得できなるなるリスクを避けたのではないかと思います。

■変化率から見た前日の通貨の強弱
ユーロ>ポンド>NZドル>豪ドル>ドル>円
※ ">" の左側の通貨が右側の通貨より強いことを示しています。

■本日の見通し
いよいよ本日23:30から開催されるユーロ圏財務相会合ではオランダなど一部への妥協が求められるものの、ギリシャ第2次支援は承認がされる見通しとなっています。市場はこれを好感してリスク選好になっていて、特にこれまで売られていた欧州の通貨(ユーロ、ポンド)が買われる動きとなりました。また、米国では給与減税の延長が民主・共和両党で合意され、法案が上下院ともに通貨、18日には中国の預金準備率が0.5%引き下げたことから、市場は楽観的になりやすくなっています。特にユーロはシカゴの通貨先物(IMM)でショートのポジションが溜まっていたこともあり、これを巻き戻す動きが続くと主要通貨に対してユーロが買われることになりそうです。チャート上でも一目均衡表(日足)の雲の上限が1.3245ドルにあり、これを上抜けた場合には、昨年10/27高値の1.4245ドルと本年1/13安値の1.2625ドルを100%としたフィボナッチ50%戻しの1.3435ドル近辺まで上昇するものと思います。

豪ドルは朝方から中国の預金準備率が0.5%引き下げたことを好感して買いが先行しています。今回の措置で約3,900億元が民間に貸し出すことが可能となることや今後も中国の緩和傾向が続くと見られることから、豪ドルにはプラスの材料となると思われます。

ただ、本日朝方の上昇は一部ストップロスを巻き込んだものとみられることから、短期的には行きすぎた可能性があります。ロンドン・NY時間(本日米国は休場だが重要な日であることを鑑みれば、トレーダーは出勤すると思います)で、朝方の高値を上に抜けられなければ、明日のロウソク足の形にもよりますが、短期的な調整に入る可能性もあります。また、ギリシャの債務交換については債務交換の集団行動条項(CAC)法案をギリシャが準備しているとの報道があり、民間債権者が自発的に交換に応じなければCACが発動されることになり、発動はCDSのトリガーになることから、CDSを保有している金融機関が痛手を被る可能性があり、これが金融株の下落につながった場合には、リスク回避の動きが一時的に出るものと思われます。

■USDJPY 週足(一目均衡表、MACD) USDJPY source:uedaharlowfx
ドル/円の週足です。週足では、一目均衡表の雲の下限となる79.71円を本日上抜けてきましたが、週の引値で超えられるかと、雲の上限が80.93円にあることから、これを超えると中期的にも上昇トレンドとなります。MACDでもデッドクロスせずに、MACD(黄色線)とトリガー(水色)が乖離してきていることで上昇余地が出ています。ただ、遅行線に対する雲の上限が87.61円にあるため、一挙に上昇するのは難しいと思われます。

■主要通貨の短期のトレンド
USDJPY  一目均衡表(週足)の雲の下限(79.71円)をトライ
EURJPY  一目均衡表(日足)の雲の下から中へ
GBPJPY  年初来高値更新中
AUDJPY  年初来高値更新中
NZDJPY  年初来高値更新中
CADJPY  年初来高値更新中
ZARJPY  年初来高値更新中
NOKJPY  年初来高値更新中
MXNJPY  年初来高値更新中
HKDJPY  年初来高値更新中
SGDJPY  年初来高値更新中
EURUSD  一目均衡表(日足)の雲の下から中へ雲の加減(1.3245ドル)を試すか

■変動率からの予想レンジ 08:13→NYクローズ

Ccy 予想レンジ
USDJPY 79.34 ~ 79.89
EURJPY 104.07 ~ 105.29
GBPJPY 125.44 ~ 126.60
AUDJPY 84.82 ~ 85.82
NZDJPY 65.91 ~ 66.70
CADJPY 79.53 ~ 80.30
ZARJPY 10.18 ~ 10.35
NOKJPY 13.85 ~ 14.04
MXNJPY 6.18 ~ 6.27
HKDJPY 10.22 ~ 10.31
SGDJPY 62.98 ~ 63.59
EURUSD 1.3089 ~ 1.3224

■前日のサマリー
週末は、ギリシャの第2次救済が20日(月)のユーロ圏財務相会合で条件付きながら承認されるとの見方に市場が楽観的になったことから、ドルと円が売られる流れが継続しました。また、米上下院ともに給与減税の12年末までの延長で合意、法案が可決したこともリスク選好ムードを高めました。ドル/円は一時79.62円まで上昇し昨年10/31の介入以来の高値を更新、ユーロ/ドルはNY時間に1.3198ドルまで上昇、ユーロ/ドルも104.66円まで上昇しましたが、クローズにかけては上げ幅を縮小しました。一方、豪ドルはリスク選好にもかかわらず上げ幅が小幅にと留まりました。
クローズはドル/円が79.52円、ユーロ/ドルが1.3152ドル、ユーロ/円は104.56円。

■株価(bloomberg.co.jp)

Index 引値 前日比
日経225 9384.17 146.07
FTSE100(英) 5905.07 19.69
DAX(独) 6848.03 96.07
NYダウ(米) 12949.87 45.79
S&P500(米) 1361.23 3.19
NASDAQ(米) 2951.78 -8.07

■金利(bloomberg.co.jp)

Country 利回り 前日比
米10年債 2.00 0.02
日本10年債 0.949 0.001
英10年債 2.18 0.05
独10年債 1.92 0.03

■コモディティ価格

Commodities 引値 前日比
NY金(期近) 1725.90 -2.50
NY原油(期近) 103.24 0.93

■本日の指標発表(FXミュージアムより)
2/20(月)
・ 00:00 米市場休場(プレジデンツデー)
・ 00:00 カナダ市場休場
・ 06:45 NZ 10-12月期 四半期卸売物価指数(PPI)
・ 08:50 日本 1月 貿易統計(通関ベース)
・ 09:01 英国 2月 ライトムーブ住宅価格
・ 14:00 日本 12月 景気一致指数(CI)改定値
・ 14:00 日本 12月 景気先行指数(CI)改定値
・ 16:45 フランス 2月 企業景況感指数
23:30 ユーロ圏 ユーロ圏財務相会合
・ 02:30 ユーロ圏 欧州中央銀行(ECB)のプラート専務理事講演

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2012年2月19日 (日)

2/20の週の見通し -ギリシャ支援大詰め、円売りは続きそう-

こんばんは。前々から気になっていたレモングラス(ハーブ)を買ってきて飲んでみました。

■日、週、月、年データ Rate ※表をクリックすると拡大します。

■今週の見通し
先週は日本銀行が13-14日に行った金融政策決定会合で、中期的な物価目標として、消費者物価の前年比上昇率で当面は1%を目途とするとし、それが見通せるようになるまで、実質的なゼロ金利政策と金融資産の買入れ等の措置により、強力に金融緩和を推進していくとした。その上で、資産買入等の基金を55兆円程度から65兆円程度に10兆円程度増額すると発表したこと、ギリシャの第2次支援が20日のユーロ圏財務相会合で承認される可能性がかなり高まったことから、市場がリスク志向となり、円が週を通して主要通貨に対して売られ全面安となりました。週末には以下のヘッドラインが出ています。
独伊・ギリシャ首相:第2次ギリシャ救済を協議、ギリシャ問題の解決で自信を表明
ECBギリシャ国債の交換を完了している。  - 関係者
ECBの債務交換、各中銀の投資資産は除外  - 関係者
ECBのギリシャ債交換、他の債権者を「劣後化」 - CDS決済の可能性
ギリシャ政府、債務交換の集団行動条項法案を準備  - 関係者
(ギリシャ政府は、債務交換に応じない債権保有者に参加を強制する条項の導入を検討している。)

市場では20日(月)日本時間23:30分から開始されるユーロ圏財務相会合でギリシャ第2次支援は条件付きの妥協で合意するとの見方が多くなっています。ギリシャ支援の柱としてはEUとIMFからの1300億ユーロの支援、民間債権者による1000億ユーロの債権放棄(債務交換)となります。条件付きにしろ、支援が承認されれば3月20日のギリシャ債償還でのデフォルトが回避できることになり、当面のリスクが後退することになるため、ドルと円を中心に売られると思いますが、逆にギリシャ支援での材料出尽くしになる可能性もあります。 【ドル/円】
ドル/円は昨年10/31の高値のを上抜けました。チャートで見ると一目均衡表の週足の雲の下限(79.71円)まで迫ってきました。先週の日銀の金融政策決定会合以降、円売りが進んでいることから、リスク先行の局面となった場合には、ドルと円が売られる流れとなりますが、米10年債利回りが2.0%と上昇していることや週末に減税法案の延長が上下院で可決されたことで、米景気の回復傾向が続くのとの見方から、ドルが円に対して買われやすくなると見られますので、80円超えを試しに行くと思います。

【ユーロ】
ギリシャの第2次支援が20日のユーロ圏財務相会合で決定された場合には、溜まっているユーロのショートポジションの巻き戻しからユーロの上昇が継続すると思われます。ただ、支援の決定内容での条件や支援が一部にとどまった場合にはリスクが継続することになります。また、CAC(強制的な債務交換)が導入された場合、格付け会社がデフォルト認定をする可能性があることやこれによりCDS(クレジット・デフォルト・スワップ)が発動される可能性もあります。このため、市場は明日のユーロ財務相会合とその後の格付け会社等の動きに注目しています。

【ポンド】
英国は15日に発表された中銀(BOE)のインフレレポートで11月のレポートから2年先のインフレ率が+1.27%から+1.8%に、3年先のインフレ率が+1.5%から+1.9%へそれぞれ引き上げられたようです(数値は今週公表される金融政策委員会議事録で明らかにされる予定です)。また、週末に発表された小売売上高が市場予想を上回る前月比+0.9%となったことで、今月決定した金融緩和策を当面の間続けると見られます。このため、500億ポンドの追加緩和後に売り込まれたポンドが先週のリスク志向で買い戻されたことから、議事録でインフレ率の見通しが上方修正されていた場合には対円などを中心にポンド買いが続くものと見られます。

【豪ドル】
豪ドルは先週発表された失業率が5.1%、新規雇用者数が46,300人と大幅に増加、住宅ローン件数も増加していて、豪経済が好調なことが見て取れます。ただ、週末にはギリシャ第2次支援の決定が近いとの見方からこれまでユーロやポンドから豪ドルへシフトしていた資金の巻き戻しなどとみられるポジション調整も出てきたように見えます。この流れが続くのであれば、豪ドルの円以外での調整も続く可能性があります。ただ、18日に中国が景気悪化を理由に預金準備率を0.5%引き下げたことから、これが豪ドルの支援材料になるかに注目です。

■今週の予想レンジ

Ccy Low(下)   High(上)
ドル/円 78.30 80.24
ユーロ/ドル 1.3050 1.3320
ユーロ/円 102.30 106.10
ポンド/円 123.50 129.30
豪ドル/円 83.70 87.70
NZドル/円 63.90 68.80
南アランド/円 9.95 11.10

■注目イベント
2/20(月)
・ 06:45 NZ 10-12月期 四半期卸売物価指数(PPI)
・ 08:50 日本 1月 貿易統計(通関ベース)
・ 09:01 英国 2月 ライトムーブ住宅価格
・ 14:00 日本 12月 景気一致指数(CI)改定値
・ 14:00 日本 12月 景気先行指数(CI)改定値
・ 16:45 フランス 2月 企業景況感指数
2/21(火)
・ 09:30 豪 豪準備銀行(RBA)金融政策会合議事要旨公表
・ 13:30 日本 12月 全産業活動指数
・ 16:00 スイス 1月 貿易収支
・ 22:30 カナダ 12月 小売売上高
・ 22:30 カナダ 12月 小売売上高(除自動車)
・ 22:30 カナダ 12月 卸売売上高
・ 00:00 ユーロ 2月 消費者信頼感(速報値)
2/22(水)
・ 15:30 フランス 1月 消費者物価指数(CPI)
・ 17:00 南ア 1月 消費者物価指数(CPI)
・ 18:00 ユーロ 2月 製造業購買担当者景気指数速報値(PMI)
・ 18:00 ユーロ 2月 サービス部門購買担当者景気指数速報値(PMI)
・ 18:30 英国 英中銀金融政策委員会(MPC)議事要旨
・ 19:00 ユーロ 12月 製造業新規受注
・ 21:00 米国 MBA住宅ローン申請指数
00:00 米国 1月 中古住宅販売件数
2/23(木)
・ 17:15 スイス 1月 消費者物価指数(CPI)
18:00 ドイツ 2月 IFO企業景況感指数
・ 18:30 南ア 1月 卸売物価指数(PPI)
22:30 米国 前週分 新規失業保険申請件数
・ 00:00 米国 12月 住宅価格指数
・ 00:00 米国 10-12月期 四半期住宅価格指数
2/24(金)
・ 08:50 日本 1月 企業向けサービス価格指数
・ 16:00 ドイツ 10-12月期 国内総生産改定値(GDP)
・ 16:45 フランス 2月 消費者信頼感指数
・ 18:30 英国 10-12月期 四半期国内総生産改定値(GDP)
・ 23:55 米国 2月 ミシガン大学消費者態度指数確報値
00:00 米国 1月 新築住宅販売件数
経済指標の詳細はFXmuseumのFXカレンダーを参照してください。

2012年2月18日 (土)

シカゴ通貨先物非商業ポジション(2/14現在)

こんにちは。円が80円手前まで下落してきました。いよいよ来週は80円トライでしょうか。

17日に発表された14日現在のシカゴIMMの非商業(投機)ポジションでは、ドルが134.0億ドルの買い超しに大幅増加、円は3,682.4億円の買い超し(ドルでは47.0億ドルの売り超し)に半減、ユーロは185.8億ユーロの売り超し(ドルでは244.0億ドルの買い超し)に増加となりました。また、豪ドルは73.7億豪ドルの買い超し(ドルでは78.8憶ドルの売り超し)に減少、NZドルは23.9億NZドルの買い超し(ドルでは19.9億ドルの売り超し)でほとんど変わりませんでした。

ポジション報告の14日(火)は日銀が金融政策会合で、「当面、(物価)上昇率1%を目指す」と表現を変更したことに加え、国債買い入れなどを行う基金を55兆円から65兆円へ10兆円増加したため、基金増額を予想していなかった市場は円を売る動きを行ったことから、円のロングポジションの減少、円のショートポジションの増加となりました。週末には20日(月)のユーロ圏財務相会合でギリシャ支援が承認される可能性が高まったことでさらに円が下落していることから、円のポジションはわずかなロングか、ほぼフラットになったと思われます。市場では円売りのセンチメントが強いこともあり、2011/5/31以来のネットショートへの転換とともにドル/円での80円乗せも視野に入っています。一方、ユーロはギリシャ支援への不透明感から、わずかにユーロのショートが増加しましたが、週末にかけてはショートポジションも少し解消されたと思います。20日のユーロ圏財務相会合でギリシャ支援が決定された場合、ショートポジションの解消が続くと思いますので、ユーロ/ドルは1.32ドルを回復し1.33~35ドルへ上昇すると思います。あと目立った所ではスイスフランのショートポジションが大幅に増加しています。

■シカゴIMM非商業ポジション

項目 Net(ネット) Dif(増減) Long(買) Short(売) All(総取組)
JPY 29,459 -25,712 64,096 34,637 98,733
EUR -148,641 -8,048 26,774 175,415 202,189
GBP -40,599 -7,477 29,309 69,908 99,217
CHF -15,863 -6,068 8,663 24,526 33,189
CAD 9,566 7,382 38,465 28,899 67,364
AUD 73,741 -1,354 93,866 20,125 113,991
NZD 23,870 535 29,202 5,332 34,534
MXN 29,459 -25,712 64,096 34,637 98,733
source:CFTC

【USD】 USD source:CFTC

ドルは33,610コントラクトのロング増加の27,228コントラクトのロングとなりました。
※ドルのポジションは円、ユーロをはじめ、メキシコペソまでを合計して算出しています。レートはFRBのメジャーカレンシーインデックスを使用しています。

【JPY】 JPY source:CFTC

円は25,712コントラクトのロング減少の29,459コントラクトのロングとなりました。

【EUR】 EUR source:CFTC

ユーロは8,048コントラクトのショート増加の148,641コントラクトのショートとなりました。

【CAD】 CAD source:CFTC

カナダドルは7,382コントラクトのロング増加の9,566コントラクトのロングとなりました。

【NZD】 NZD source:CFTC

NZドルは535コントラクトのロング増加の23,870コントラクトのロングとなりました。

他のIMM通貨先物のポジション動向は上田ハーローレポートのシカゴIMM非商業ポジションを参照してください。(20日更新)

2012年2月17日 (金)

2/17 本日の戦略-リスク・オンは継続するか-

おはようございます。週末です。今週末もまたギリシャ発のニュースに注目しなければなりませんね。本日は畠山氏のリアルトレードのセミナーです。これだけギリシャの不確定要因で動く相場となっていますので、かなりやりにくいのでは?と思ってしまいます。ご健闘をお祈りします。

■変化率から見た前日の通貨の強弱
ポンド>豪ドル>ユーロ>NZドル>ドル>円
※ ">" の左側の通貨が右側の通貨より強いことを示しています。

■本日の見通し
ギリシャ支援に関しては、20日の財務相会合で承認される可能性が高まりました。ユーロ圏登録者は「(ギリシャ第2次支援の合意に)ほぼ達している」「善愛を覆すような提案を誰かがしない限り、20日に承認されるはず」と発言していますが、フィンランドの政府筋は、4月の選挙後まで一部実施を延期し、財政改革への取り組みを確実にする案を検討していることを明らかにしています。サマラスND党首は「確実性はないが、慎重ながらも楽観的な美香をしている。ギリシャ行うべきことを行った」と発言しています。これらを総合すると、20日の財務相会合では、3月20日のギリシャ債券の償還でデフォルトに至らない支援を行い、4月の選挙を待って、財政緊縮案がコミットできたところで残りの支援を実施するというのが順当な見方と思います。市場は支援実施について、慎重な見方をしていると見られる(ユーロ/ドルで1.3159ドルまでの上昇に留まったため)ことから、20日の承認内容によっては市場がリスク・オン、リスク・オフどちらにも動く可能性があります。

ドル/円は昨日も上昇を続け79円に迫るところまで来ています。チャートでは1/25の高値の78.29円でサポートされている上に、200日移動平均線(78.01円)がサポートと見ていることから、これを割り込む水準がこないと先に80円を試しに行く可能性が高まります。本日は米国の消費者物価指数の発表が予定されていることもあり、食糧費・エネルギーを除くコアの物価指数が上昇していた場合には、昨日のバーナンキ米FRB議長の「米景気回復は苛立たしいほど遅い」という発言があったものの、ドルが上昇すると思われます。

市場全体としては、何度も書いています通り、リスク・オンかリスク・オフかで買われる通貨のグループ、売られる通貨のグループが決まってきています。個人的な見解ですが、現時点のリスク・オンで売られる通貨、買われるの順番を下記に示しておきたいと思います(リスク・オフのときは逆になります)。

・売られやすい通貨
1.円 2.ドル 

・買われやすい通貨
3.ポンド 4.ユーロ 5.新興国通貨(南アランドなど) 6.資源国通貨(豪ドル、NZドルなど)

■NZDUSD 日足(移動平均線、ストキャスティクス) NZDUSD source:uedaharlowfx
NZドル/米ドルは21日移動平均線がサポートとなり上昇が継続しています。21日移動平均線からの乖離率も1.08%と乖離が縮小されてきています。このため、2/15の高値を上に抜けると2011/8/31の高値の0.8569ドルを目指していく可能性が高まります。エリオット波動を形成していると考えると2011/11/25の安値の0.7371ドルと2011/12/08の高値の0.7876ドルの値幅に1.618を乗じて、2011/12/15の安値に加えた0.8277ドルがターニングポイントとなる可能性があることで、揉み合いに移行していることからも注意したいところです。

■主要通貨の短期のトレンド
USDJPY  年初来高値更新
EURJPY  一目均衡表(日足)の雲の上へ
GBPJPY  年初来高値更新
AUDJPY  21日移動平均線からの乖離が3.114%
NZDJPY  21日移動平均線からの乖離が3.098%
CADJPY  年初来高値更新
ZARJPY  一目均衡表(日足)の転換線(10.10円)がサポートとなるか
NOKJPY  21日移動平均線からの乖離が3.624%
MXNJPY  一目均衡表(日足)の転換線(6.07円)がサポート
HKDJPY  年初来高値更新
SGDJPY  年初来高値更新
EURUSD  一目均衡表(日足)の基準線(1.2972ドル)でサポート

■変動率からの予想レンジ 08:51→NYクローズ

Ccy 予想レンジ
USDJPY 78.72 ~ 79.24
EURJPY 103.11 ~ 104.33
GBPJPY 124.26 ~ 125.39
AUDJPY 84.47 ~ 85.47
NZDJPY 65.41 ~ 66.19
CADJPY 78.86 ~ 79.61
ZARJPY 10.04 ~ 10.20
NOKJPY 13.68 ~ 13.86
MXNJPY 6.09 ~ 6.18
HKDJPY 10.12 ~ 10.20
SGDJPY 62.35 ~ 62.93
EURUSD 1.3061 ~ 1.3199

■前日のサマリー
昨日は東京時間に発表された豪の失業率、新規雇用者数の内容が良かったことで、豪ドルが上昇したものの、アジアの株価が軟調に推移したこともあり、リスク回避の動きからクロス円が全般的に下落する流れとなりましたが、欧米の時間帯ではギリシャ支援が20日のユーロ圏財務相会合で承認されるとのヘッドラインでリスク志向となったことで、ドルと円が売られクロス円は大幅に上昇しました。

ユーロは20日のユーロ財務相会合でのギリシャ支援承認が危ぶまれていたところに、ギリシャ政府筋から「ギリシャと国際支援機関、支援に必要な3億2500万ユーロの歳出削減の具体策で合意」「防衛費・公務員給与・政府運営費の削減で実現へ」、ユーロ圏からは「ユーロ財務相、20日にギリシャ第2次支援を承認する見込み」、ドイツの新聞からは「ECBのギリシャ債務交換、週末に完了する見込み」「ユーロ圏の中銀、保有するギリシャ国債を新発債に交換」など、ユーロの取ってポジティブな内容が多数重なったことから、ユーロ/ドルは1.2975ドルから1.3159ドル、ユーロ/円は102.22円から103.83円まで上昇し、高値圏でクローズしました。

豪ドルは朝方発表された1月の失業率が5.1%(予想5.3%)、新規雇用者数は46,300人増(予想10,000人増)となり、フルタイム、パートタイムともに上昇をしていたことで、豪ドル/米ドルが1.0680ドル近辺から1.0733ドル、豪ドル/円が83.70円近辺から84.22円まで上昇しましたが、アジア株の軟調推移でロンドン時間には豪ドル/米ドルが1.0645ドル、豪ドル/円が83.54円まで下落しました。NY時間にはギリシャのニュースでリスク志向となり、豪ドル/米ドルは1.0773ドル、豪ドル/円は84.98円まで一時上昇、高値圏でクローズしました。他のクロス円もロンドン・NY時間帯は同じ材料で同じような動きとなりました。

ドル/円はロンドン時間序盤までは78円台ミドル近辺で小動きとなっていましたが、実需の買いが持ちこまれた(午前のロンドン・フィキシングでとの噂あり)ことから、78.83円まで上昇、米新規失業保険申請件数が34.8万件に改善していたことや住宅着工件数が69.9万件と予想よりよかったことなどを背景にドルが買われ、一時78.94円まで上昇、78円台後半でクローズしました。
クローズはドル/円が78.90円、ユーロ/ドルが1.3124ドル、ユーロ/円は103.60円。

■株価(bloomberg.co.jp)

Index 引値 前日比
日経225 9238.10 -22.24
FTSE100(英) 5885.38 -6.78
DAX(独) 6751.96 -5.98
NYダウ(米) 12904.08 123.13
S&P500(米) 1358.04 14.81
NASDAQ(米) 2959.85 44.02

■金利(bloomberg.co.jp)

Country 利回り 前日比
米10年債 1.98 0.06
日本10年債 0.948 -0.018
英10年債 2.13 0.06
独10年債 1.89 0.03

■コモディティ価格

Commodities 引値 前日比
NY金(期近) 1728.40 0.30
NY原油(期近) 102.31 0.51

■本日の指標発表(FXミュージアムより)
2/17(金)
・ 08:50 日本 日銀・金融政策決定会合議事要旨
・ 13:30 日本 白川方明日銀総裁講演
・ 16:00 ドイツ 1月 生産者物価指数(PPI)
・ 18:00 ユーロ圏 12月 経常収支
・ 18:30 英国 1月 小売売上高指数
・ 19:00 ユーロ圏 12月 建設支出
・ 21:00 カナダ 1月 消費者物価指数(CPI)
・ 21:00 カナダ 1月 消費者物価指数(CPIコア)
・ 21:30 ユーロ圏 クノット・オランダ中銀総裁講演
22:30 米国 1月 消費者物価指数(CPI)
・ 22:30 米国 1月 消費者物価指数(CPIコア指数)
・ 22:30 カナダ 1月 景気先行指数
00:00 米国 1月 景気先行指標総合指数
・ 04:00 英国 ポーゼン英中銀金融政策委員会(MPC)委員講演

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2012年2月16日 (木)

2/16 本日の戦略-ギリシャ支援不透明、20日決定ならサプライズか-

おはようございます。本日は天気図の日とラジオで言っていました。かなり昔のことですが、ラジオ第2の気象通報を聞いて天気図を書いていたころがあったのを思い出しました。

■変化率から見た前日の通貨の強弱
豪ドル>ポンド>ドル>円>NZドル>ユーロ
※ ">" の左側の通貨が右側の通貨より強いことを示しています。

■本日の見通し
昨日のEU財務局当局者のギリシャ支援の延期発言は、ギリシャが総選挙を4月に控えていることから、以前から燻っていた「選挙後に財政緊縮策を反故にされる」という懸念を払しょくするために、ギリシャの総選挙後に改めてコミットさせるということではないかと思います。延期と言っても同当局者は「依然、デフォルトは回避の模様」とも発言していますので、ザイベルト独財務相報道官が「ドイツは、ギリシャが支払い不能になるとは諦めていない」と発言していることやドイツの新聞が「ユーロ圏はギリシャへつなぎ融資を検討」と報じていることを考えると、3月20日のギリシャ国債償還(145億ユーロ)については、つなぎ融資を実施して回避しながら、ギリシャに緊縮財政を実行させることを確約して第2次支援を決定と、最終決定まではまた先延ばしにする可能性が高そうです。ユンケル・ユーログループ議長は「20日に決定を下せると確認」と発言、ベニゼロス・ギリシャ財務相はユーログループ人書簡を送付、「20日の決定望む、ギリシャ第2次支援が承認されると確信」と発言しています。もし、20日(月)のユーロ圏財務相会合で決定されればサプライズとなり、ユーロが買われると思いますが、市場はこの可能性が低いと見ているため、ユーロの弱含みが継続し、1.31ドル台から1.32ドル台は売られやすい状況と思います。

昨日は市場が注目していた米FOMC議事録が公表されました。内容は「一部は景気腰折れやインフレ鈍化で追加購入を示唆」「他のメンバーは景気・物価次第追加購入も」「少数派追加証券購入が正当化される公算」との内容でした。特に目新しいことはなかったため、更なる追加緩和の可能性を予想していた一部市場の思惑と異なり、発表後にはドルは買われました。ドル/円は昨日のブログに書きました通り、円売りのセンチメントが継続していますので、リスク回避局面でのドル買い、円買いとなったとしても、ドルの方が強いことから、77円台後半から78円台前半では底堅く推移すると思います。

先ほど発表がありました豪の失業率は5.1%(予想5.3%)、新規雇用者数は46,300人増(予想10,000人増)に比べてかなり良い内容となりました。一方、前月の新規雇用者数は29,300人減から35,600人減に下方修正されました。新規雇用者数の内訳はフルタイムが12,300人増、パートタイムが34,000人増とどちらも増加しています。今回の強い雇用を受け、3月の利下げの可能性はほぼなくなったと見ています。一方、朝方にはロウ豪準備銀行副総裁が「長期の豪ドル高が一部企業に打撃与えている」などと発言していることから、今後は口先介入に近いものが出てくる可能性があります。ただ、米、英、日が追加緩和や長期の低金利政策をとり、これに欧州も参入してくる可能性が高いことから、必然的に豪ドルなどが志向されることになりやすため、押し目があれば買われると思います。

■AUDUSD 日足(一目均衡表、ストキャスティクス) AUDUSD source:uedaharlowfx
豪ドル/米ドルは足許では一目均衡表(日足)の転換線がレジスタンスとなって上昇を阻んでいます。このまま転換線がレジスタンスとして機能すると、2/8の高値の1.0844ドルが当面の天井となる可能性が高まります。この場合、基準線(1.0538ドル)がサポートとみられます。一方、21日移動平均線からの乖離率を見ると、1%も乖離していない状態なので、レジスタンを上に抜けてくると2/8の高値の1.0844ドルがターゲットとなりそうです。

■主要通貨の短期のトレンド
USDJPY  ストキャスティックス(スロー)がデッドクロスしたが
EURJPY  一目均衡表(日足)の雲の中を推移
GBPJPY  ロウソク足で寄引同時線(攻防の分岐)出現
AUDJPY  ロウソク足で寄引同時線(買いの弱体)出現
NZDJPY  ロウソク足で上影陰線(先安暗示)出現
CADJPY  ロウソク足で上影陰線(先安暗示)出現
ZARJPY  一目均衡表(日足)の転換線(10.06円)がサポートとなるか
NOKJPY  一目均衡表(日足)の遅行線が雲上限でレジスタンス
MXNJPY  ロウソク足で上影陰線(先安暗示)出現
HKDJPY  ストキャスティックス(スロー)がデッドクロスしたが
SGDJPY  ロウソク足で上影陰線(先安暗示)出現
EURUSD  21日移動平均線を下抜け

■変動率からの予想レンジ 08:35→NYクローズ

Ccy 予想レンジ
USDJPY 78.24 ~ 78.74
EURJPY 102.00 ~ 103.17
GBPJPY 122.64 ~ 123.70
AUDJPY 83.52 ~ 84.49
NZDJPY 65.03 ~ 65.78
CADJPY 78.13 ~ 78.85
ZARJPY 9.98 ~ 10.14
NOKJPY 13.47 ~ 13.65
MXNJPY 6.02 ~ 6.11
HKDJPY 10.06 ~ 10.14
SGDJPY 61.83 ~ 62.40
EURUSD 1.3002 ~ 1.3138

■前日のサマリー
昨日の東京時間には中国人民銀行総裁が「BRICS諸国はEU危機解決支援に前向き、中銀・政府ファンドを通じて支援可能」と前向きな発言を行ったことから、市場に安心感が出て、ユーロ/ドルは1.3109ドルからロンドン時間には1.3191ドル、ユーロ/円も102.87円からロンドン時間には103.49円へと上昇しました。しかしながら、EU筋から「ユーロ圏財務当局は、ギリシャ支援の一部、あるいは全ての延期を検討」と発言したことで、市場が失望し、NY時間にはユーロ/ドルが1.3044ドル、ユーロ/円が102.19円まで下落、ユーロ圏臨時財務相会合はユンケル・ユーログループ議長が「ギリシャ支援を巡る必要な決定を20日(月)に行うと確信している」と発言したことなどから、ユーロ/ドルは一時1.31ドルを回復、ユーロ/円も102.64円まで上昇したものの、戻りは限定的となりました。

ドル/円は朝方は5・10日にあたったこともあり、輸入企業のドル買いなどから一時78.67円まで上昇しましたが、その後は78円台ミドルを挟んでの小動きとなりました。NY時間に入って、NY連銀製造業景気指数が下振れしたことやギリシャ支援の不透明感が増したこと、NYダウのマイナス幅が一時100ドルを超えたことから、78.18円まで下落しましたが、クローズにかけてはユンケル議長の発言(上記)を受け、78円台ミドル手前に窓してクローズしました。

豪ドル/円、NZドル/円、ポンド/円などクロス円については、アジア時間に中国人民銀行の発言を受け上昇した分をNY時間に吐き出してクローズしました。
クローズはドル/円が78.42円、ユーロ/ドルが1.3061ドル、ユーロ/円は102.46円。

■株価(bloomberg.co.jp)

Index 引値 前日比
日経225 9260.34 208.27
FTSE100(英) 5892.16 -7.71
DAX(独) 6757.94 29.75
NYダウ(米) 12780.95 -97.33
S&P500(米) 1343.23 -7.27
NASDAQ(米) 2915.83 -16.00

■金利(bloomberg.co.jp)

Country 利回り 前日比
米10年債 1.93 -0.01
日本10年債 0.966 0.000
英10年債 2.08 -0.01
独10年債 1.86 -0.04

■コモディティ価格

Commodities 引値 前日比
NY金(期近) 1728.10 10.40
NY原油(期近) 101.80 1.06

■本日の指標発表(FXミュージアムより)
2/16(木)
09:30 豪 1月 新規雇用者数
09:30 豪 1月 失業率
・ 18:00 ユーロ圏 欧州中央銀行(ECB)月報
・ 18:30 ユーロ圏 スペイン国債入札
・ 22:30 カナダ 12月 対カナダ証券投資額
・ 22:30 カナダ 12月 製造業出荷
・ 22:30 米国 1月 卸売物価指数(PPI)
・ 22:30 米国 1月 卸売物価指数(PPIコア指数、食品・エネルギー除く)
22:30 米国 1月 住宅着工件数
22:30 米国 1月 建設許可件数
・ 22:30 米国 前週分 新規失業保険申請件数
23:00 米国 バーナンキ米連邦準備理事会(FRB)議長講演
・ 00:00 米国 2月 フィラデルフィア連銀製造業景気指数

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2012年2月15日 (水)

2/15 本日の戦略-ファンダメンタルズ要因からもしばらく円安か-

おはようございます。プロ野球のキャンプも大詰めを迎えているようですね。あまり野球には興味がないので、申し訳ないのですが、こういったニュースが話題となっている間は平和ということですね。

■変化率から見た前日の通貨の強弱
ドル>NZドル>豪ドル>ユーロ>ポンド>円
※ ">" の左側の通貨が右側の通貨より強いことを示しています。

■本日の見通し
ユーロ圏財務相会合が電話会議に変更されたことで、ギリシャ支援が本日決まる可能性は低く、次回会合の20日に持ち越されることになりそうです。ユンケル・ユーログループ議長は「テクニカルな作業が必要」との認識を示していますが、バイトマン独連銀総裁は「ギリシャの債務削減への公的部門の参加を拒否」との見解を示しているため、今後予定されている民間債権者との債務交換交渉にも影響を与える可能性があり、ギリシャ第2次支援には不透明感が付きまといます。本日朝にはS&Pがポルトガルの金融機関7行の格付けを引き下げ、見通しを「ネガティブ」としています。このため、本日発表される仏、独、ユーロ圏のGDP速報値が下振れするようだと、チャート的にも直近での主要なサポートを切れてきているため、ユーロが対ドルでは一段と下落する可能性があります。

ドル/円は1/25日以来となる78円台へ上昇、高値を78.54円まで伸ばし、昨年10/31の本邦政府・日銀の介入以来のレンジの78.30円を上に抜けました。今後も円安の流れが続くかは、昨日に日銀が行った10兆円の緩和策の効果がいつまで続くのかということがあります。これまで本邦初の材料としては①2011年の貿易収支が31年ぶりに赤字になった。②経常収支が2010年台半ばに赤字に転落する可能性。③先週発表された10-12月のGDP速報値が年率換算で-2.3%と下振れが示されたこと。④日銀がインフレ目標を明確にしたこと。が上げられると思います。①~③については、東日本大震災、タイの洪水と一時的な要因もありますが、構造的な問題のため今後も続くと思われます。④については、文言の変更に留まっていると見られるため、冷静に見た場合には、ドル/円が80円を超えて円安に向かうというのはここ数カ月では難しいと思います。

昨日格付け機関ムーディーズにより、見通しが「ネガティブ」に変更された英国は、本日、失業率と失業保険申請件数の発表が予定されています。また、中銀からは四半期インフレレポートとキング中銀総裁の記者会見が予定されています。英中銀は今月の金融政策委員会で500億ポンドの追加緩和を決めていることから、景気見通しやインフレ見通しが下方修正された場合には、ポンドの一段安につながる可能性が高いと思います。ポンド/ドルのチャートは下落を示しているように見えます。ポンド/円は逆に上昇の可能性があり、まちまちとなっています。

■GBPUSD 日足(一目均衡表、MACD) GBPUSD source:uedaharlowfx
ポンド/ドルはサポートとみられていた一目均衡表(日足)の雲の中に入ってきたことで、2/8の高値の1.5926ドルが当面の天井となったように思えます。また、遅行線も薄いながら雲の下に抜け出てきました。MACDでもデッドクロスしていることから、調整が続くものと思います。次のサポートとなる基準線の1.5579ドルを下に抜けると、雲の下限となる1.54ドル台を目指すと思います。

■主要通貨の短期のトレンド
USDJPY  レンジ上限78.30円を上抜け
EURJPY  一目均衡表(日足)の転換線(101.44円)がサポート
GBPJPY  一目均衡表(日足)の雲を上抜け
AUDJPY  年初来高値更新
NZDJPY  年初来高値更新
CADJPY  年初来高値更新
ZARJPY  一目均衡表(日足)の転換線(10.03円)がサポートか
NOKJPY  一目均衡表(日足)の雲を上抜け
MXNJPY  年初来高値更新
HKDJPY  一目均衡表(日足)の雲を上抜け
SGDJPY  一目均衡表(日足)の転換線(61.57円)がサポート
EURUSD  一目均衡表(日足)の転換線(1.3173ドル)がサポートか

■変動率からの予想レンジ 08:13→NYクローズ

Ccy 予想レンジ
USDJPY 78.23 ~ 78.73
EURJPY 102.54 ~ 103.67
GBPJPY 122.64 ~ 123.68
AUDJPY 83.46 ~ 84.41
NZDJPY 65.10 ~ 65.83
CADJPY 78.20 ~ 78.91
ZARJPY 10.08 ~ 10.25
NOKJPY 13.59 ~ 13.76
MXNJPY 6.08 ~ 6.17
HKDJPY 10.06 ~ 10.14
SGDJPY 61.83 ~ 62.39
EURUSD 1.3075 ~ 1.3208

■前日のサマリー
昨日は久しぶりにドル/円が大きく(といっても1円ほどですが)動きました。まず、日銀の金融政策の表現を「物価安定の理解」から改め「1%をめどとする」に明確にしました(内容は変わらず)。更に、資産買い入れ枠を10兆円増加することを発表、今回は文言の変更のみに留まると見ていた市場は円売りで反応しました。また、NY時間には発表された米小売売上高が市場予想より下振れし、NYダウが一時下落したことやギリシャの新民主主義党のサマラス党首が財政緊縮策への署名がまだとのヘッドライン、ユンケル・ユーログループ議長が「ギリシャは、まだ政治指導者の誓約書を提出していない」などと発言、本日予定されていたユーロ圏財務相会合が伝ワン会議に変更されたため、リスク回避の動きでドルが買われたことも重なり、ドル/円は78円台前半のストップロスを巻き込んで78.54円まで上昇し、そのまま高値圏でクローズしました。このため、ユーロ/円、豪ドル/円などのクロス円も上昇となりました。

一方、ユーロはイタリア3年債の入札が順調だったことや独ZEW景況感調査がプラスを回復したことで、ロンドン時間にはユーロ/ドルが1.3216ドル、ユーロ/円が103.12円まで上昇しました。しかし、NY時間に入るとユンケル・ユーログループ議長の発言(上記参照)を受け、ギリシャ支援合意に対しての懸念が浮上したことに加え、バイトマン独連銀総裁が「ギリシャの債務削減への中央銀行の参加を拒否」と発言したことから、ユーロ/ドルは1.3080ドルへと下落しましたが、ユーロ/円は102.62円までの下落に留まりました。クローズにかけてはサマラス党首が署名とのヘッドラインもあり、安値からは戻しました。

NY市場では、米小売の弱い内容やギリシャ支援に対しての進展に懸念が出たため、リスクを回避するドル買いの動きにつながり、ドルストレートは下落、豪ドル/米ドルは一時1.0627ドル、NZドル/米ドルは0.8274ドル、ポンド/ドルは1.5643ドルまで下落する場面が見られました。
クローズはドル/円が78.42円、ユーロ/ドルが1.3131ドル、ユーロ/円は102.98円。

■株価(bloomberg.co.jp)

Index 引値 前日比
日経225 9052.07 52.89
FTSE100(英) 5899.87 -5.83
DAX(独) 6728.19 -10.28
NYダウ(米) 12878.28 4.24
S&P500(米) 1350.50 -1.27
NASDAQ(米) 2931.83 0.44

■金利(bloomberg.co.jp)

Country 利回り 前日比
米10年債 1.94 -0.04
日本10年債 0.966 -0.016
英10年債 2.09 -0.03
独10年債 1.90 -0.03

■コモディティ価格

Commodities 引値 前日比
NY金(期近) 1717.70 -7.20
NY原油(期近) 100.74 -0.17

■本日の指標発表(FXミュージアムより)
2/15(水)
・ 14:00 日本 金融経済月報(基本的見解)
15:30 フランス 10-12月期 国内総生産(GDP)速報値
16:00 ドイツ 10-12月期 国内総生産(GDP)速報値
・ 18:30 英国 1月 失業保険申請件数
・ 18:30 英国 1月 失業率
・ 19:00 ユーロ圏 10-12月期 四半期域内総生産(GDP)速報値
・ 19:00 ユーロ圏 12月 貿易収支
19:30 英国 英中銀イングランド銀行インフレリポート
・ 19:30 英国 キング・イングランド銀行(BOE)総裁記者会見
・ 20:00 南ア 12月 小売売上高
・ 21:00 米国 MBA住宅ローン申請指数
22:30 米国 2月 ニューヨーク連銀製造業景気指数
・ 23:00 米国 12月 対米証券投資
・ 23:15 米国 1月 鉱工業生産
・ 23:15 米国 1月 設備稼働率
・ 23:15 米国 フィッシャー米ダラス連銀総裁講演
・ 00:00 米国 2月 NAHB住宅市場指数
04:00 米国 米連邦公開市場委員会(FOMC)議事要旨
・ 未定 ユーロ圏 ユーロ圏財務相電話会議

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2012年2月14日 (火)

2/14 本日の戦略-ユーロ圏格下げの影響で、ギリシャ支援決定でもユーロの上値は重そう-

※14:45分まで掲載していました、変化率から見た前日の通貨の強弱が間違っていました。お詫びして訂正させていただきます。

おはようございます。何かで読んだのですが、現代人は冬では3度気温が低いと寒さを感じるそうです。今年の寒さがこたえるのは、温暖化や都市のヒートアイランド現象で暖かくなっているせいでしょうか。単なる年のせいだったりして。

■変化率から見た前日の通貨の強弱
NZドル>豪ドル>円>ポンド>ドル>ユーロ
※ ">" の左側の通貨が右側の通貨より強いことを示しています。

■本日の見通し
本日8時くらいに格付け機関ムーディーズがイタリア、スペイン、ポルトガル、マルタ、スロバキア、スロベニアの6カ国を格下げ、見通しを「ネガティブ」としました。また、英国も格付けは据え置かれたものの、見通しは「ネガティブ」とされました。発表直後にはCTA(商品投資顧問)系のユーロやポンド売りがみられたようで、豪ドルやNZドルも連れ安となりました。ギリシャについても緊縮の誓約書を15日までに提出しなければならないことや民間債権者との債務交換についても合意しなければなりません。明日のユーロ圏財務相会合では支援を決定するとの見方が強く残っているものの、予断を許さない状況には変化がなく、周辺では格付け機関の格下げが行われていることで、支援が合意されたとしてもユーロの上値は重くなりそうです。また、19:00に予定されているイタリア国債の入札なども内容が悪ければユーロ売り要因とされそうです。

ドル/円は本日の日銀金融政策決定会合と15:30に開始される白川日銀総裁の記者会見が注目されると思います。今回は特に、日銀の定めている物価目標に対する文言に変更がある(内容には変更がない)ものと思われ、会合も長引くのではないかと思います。また、円高対策として政治的な圧力が高まっていることを考慮すると、追加緩和の期待を多少は持たれていると見られることから、変更がなかった場合には反動からの多少のドル売り(円買い)が出るものと思います。一方、米国では小売売上高の発表が予定されていて、前月比で+0.8%、自動車を除く部分でも+0.5%が予想されています。内容が良ければクロス円(ユーロとポンドは鈍くなると思うが)の上昇につながりやすいでしょう。

その他としては、18:30に英消費者物価指数が発表されます。英では明日に中銀のインフレレポートが公表されますが、消費者物価指数(前年比)が4%(予想は3.6%)を割り込んでくるようだと、更なる追加緩和への期待も高まることからポンドが売られやすくなると思います。ムーディーズによる見通しの変更もこれに拍車をかける可能性があります。

■EURUSD 日足(一目均衡表、ストキャスティックス) EURUSD source:uedaharlowfx
ユーロ/ドルは1/27の高値の1.3233ドルを上抜けて2/9に1.3319ドルまで上昇しましたが、ロウソク足とストキャスティクスを見ると、価格は上昇しているが、ストキャスティクスは低下しているというダイバージェンスの状態となっています。このパータンは下落につながる確率が高いといえます。現在、一目均衡表(日足)の転換線近辺へと下落していて、ここを下抜けすると、基準線と雲の下限の重なっている1.2970ドル近辺までの調整があると思います。

■主要通貨の短期のトレンド
USDJPY  一目均衡表(日足)の雲の上限(77.56円)がサポートか
EURJPY  ストキャスティクス(スロー)がデッドクロス
GBPJPY  一目均衡表(日足)の雲の上限(122.80円)がレジスタンス
AUDJPY  5日移動平均線(83.19円)がサポート
NZDJPY  年初来高値更新
CADJPY  ストキャスティクス(スロー)がデッドクロス
ZARJPY  一目均衡表(日足)の転換線(9.96円)がサポートか
NOKJPY  一目均衡表(日足)の雲上限(13.59円)がレジスタンスだが
MXNJPY  5日移動平均線(6.04円)がサポート
HKDJPY  一目均衡表(日足)の雲の上から中へ
SGDJPY  一目均衡表(日足)の転換線(61.37円)がサポートか
EURUSD  一目均衡表(日足)の転換線(1.3173ドル)がサポートか

■変動率からの予想レンジ 08:15→NYクローズ

Ccy 予想レンジ
USDJPY 77.38 ~ 77.83
EURJPY 101.81 ~ 102.95
GBPJPY 121.87 ~ 122.88
AUDJPY 82.86 ~ 83.79
NZDJPY 64.39 ~ 65.09
CADJPY 77.27 ~ 77.95
ZARJPY 9.99 ~ 10.15
NOKJPY 13.47 ~ 13.63
MXNJPY 6.04 ~ 6.13
HKDJPY 9.94 ~ 10.01
SGDJPY 61.57 ~ 62.10
EURUSD 1.3123 ~ 1.3262

■前日のサマリー
昨日は日本時間朝方から始まったギリシャの緊縮財政案の採決が199対74で可決されたことから、市場の懸念が後退してユーロが買い戻される展開となり、ユーロ/ドルは朝方の1.3205ドル近辺からロンドン時間には1.3284ドルまで上昇、ユーロ/円は102.20円近辺から同じくロンドン時間には103.18円まで上昇しました。しかし、イタリアの大手金融ウニクレディトがギリシャ債での評価損失の噂で取引停止となったほか、格付け機関S&Pがスペインの金融機関15行の格付けを引き下げたことからユーロが売られ、クローズ間際にはユーロ/ドルが1.3186ドル、ユーロ/円が102.30円近辺まで売られました。

ドル/円は77円台後半で小動きを続けていましたが、NY時間帯にイタリア大手金融機関ウニクレディトへの懸念からのリスク回避の動きで77.50円のストップロスをつけて、一時77.40円まで下落しましたが、クローズにかけては米2年債の利回りが回復したこともあり、77.64円まで戻して77.60円近辺でクローズしました。
クローズはドル/円が77.56円、ユーロ/ドルが1.3183ドル、ユーロ/円は102.28円。

■株価(bloomberg.co.jp)

Index 引値 前日比
日経225 8999.18 52.01
FTSE100(英) 5905.70 53.31
DAX(独) 6738.47 45.51
NYダウ(米) 12874.04 72.81
S&P500(米) 1351.77 9.13
NASDAQ(米) 2931.39 27.51

■金利(bloomberg.co.jp)

Country 利回り 前日比
米10年債 1.97 -0.01
日本10年債 0.982 0.003
英10年債 2.12 0.01
独10年債 1.93 0.02

■コモディティ価格

Commodities 引値 前日比
NY金(期近) 1724.90 -0.40
NY原油(期近) 100.91 2.24

■本日の指標発表(FXミュージアムより)
2/14(火)
・ 09:01 英国 1月 英王立公認不動産鑑定士協会(RICS)住宅価格指数
・ 09:30 豪 1月 NAB企業景況感指数
・ 11:45 米国 ウィリアムズ米サンフランシスコ連銀総裁講演
・ 00:00 日本 日銀金融政策決定会合
・ 13:30 日本 12月 鉱工業生産確報値
・ 15:30 日本 白川方明日銀総裁定例記者会見
・ 16:45 フランス 10-12月期 非農業部門雇用者速報値
18:30 英国 1月 消費者物価指数(CPI)
・ 18:30 英国 1月 小売物価指数(RPI)
・ 18:30 ユーロ圏 スペイン国債入札
・ 19:00 ユーロ圏 12月 鉱工業生産
・ 19:00 ユーロ圏 2月 ZEW景況感調査
19:00 ドイツ 2月 ZEW景況感調査
19:00 ユーロ圏 イタリア国債入札
・ 22:30 米国 1月 輸入物価指数
・ 22:30 米国 1月 輸出物価指数
22:30 米国 1月 小売売上高
・ 22:45 米国 プロッサー米フィラデルフィア連銀総裁講演
・ 00:00 米国 12月 企業在庫
・ 00:00 米国 ガイトナー米財務長官上院財政委員会証言

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2012年2月13日 (月)

2/13 本日の戦略-ギリシャ採決可決、しかしハードルはまだ高い-

おはようございます。昨日はNHKオンデマンドの「見逃し」パックを購入して半日くらいいろいろな番組を見ていました。中でも光速を超えたニュートリノの発見にまつわる番組は、アインシュタインの相対性理論を覆す可能性があることで、発表に至るまでの科学者の苦悩と慎重な検証にには驚きました。

■変化率から見た前日の通貨の強弱
ドル>円>ポンド>ユーロ>NZドル>豪ドル
※ ">" の左側の通貨が右側の通貨より強いことを示しています。

■本日の見通し
日本時間朝方から開始されたギリシャ議会の採決では賛成199票、反対74票で可決されたことから、足許の懸念が後退したと看做され、ユーロ/ドルは1.3260ドル、ユーロ/円は102.92円まで上昇しましたが、15日のユーロ圏財務相会合で第2次支援が決定するまでは予断が許さない状況が続くことから、さらに積極的にユーロを買い進む動きにはつながらず、上値が重い状況となっています。本日はイタリア、ドイツ、フランスの国債入札が予定されていますので、ギリシャの採決を受けて入札が順調に行われると見ていますが、もし不調となった場合には、ユーロへのリスクが再び高まることになります。

ドル/円は、8:50に発表された本邦10-12月期GDP速報値は年率換算で2.3%の減速が示されたものの、積極的な円売りにはつながっていません。円については明日の日銀の金融政策決定会合では、デフレ脱却のための物価目標の文言修正程度に留まるとみられるため、更に円を売る動きにはつながらないと思います。

豪ドルは、先ほど発表された豪住宅ローンでは前月比が2.3%へ上振れしていたものの、ギリシャの可決で先行して上昇していたため、影響は限定的となり、ほとんど反応は見られません。週前半はギリシャ問題16日の失業率などの発表を待つ展開が予想されますが、ギリシャ支援については、ギリシャ、ユーロ圏双方ともギリシャの離脱や債務不履行を望んでいないため、ギリギリのところで決定されると見られることから、豪ドルなどは買われやすいと思います。

■NZDJPY 日足(一目均衡表、ストキャスティックス) NZDJPY source:uedaharlowfx
NZドル/円は昨年12/20に一目均衡表(日足)の転換線を上に抜けて以来、一時的に割り込むことはあっても直ぐに同線を回復した場合にはサポートが継続し現在に至っています。このため、同線の63.71円が引き続きサポートとなると見られます。ただ、チャート上では2/9の高値のあと、2/10に上昇幅と同程度の下落をしたことで、短期的な調整に入った可能性も否定できません。1/26の高値の63.80円と前出の転換線を割り込むとその可能性は高く、この場合はまず、基準線の62.35円近辺まで下落するとみられます。一方では2/9の高値の64.85円を上抜ける可能性もあり、この場合は昨年9/1の高値の65.75円近辺まで上昇すると思います。

■主要通貨の短期のトレンド
USDJPY  一目均衡表(日足)の雲の上限(77.56円)がサポートか
EURJPY  1/26の高値の(102.19円)がサポートとなるか
GBPJPY  一目均衡表(日足)の雲の上限(122.94円)がレジスタンス
AUDJPY  一目均衡表(日足)の転換線(82.21円)がサポートか
NZDJPY  一目均衡表(日足)の転換線(63.64円)がサポートか
CADJPY  一目均衡表(日足)の転換線(76.39円)がサポートか
ZARJPY  一目均衡表(日足)の転換線(9.96円)がサポートか
NOKJPY  一目均衡表(日足)のち光線が雲の下限に接近
MXNJPY  一目均衡表(日足)の転換線(5.59円)がサポートか
HKDJPY  一目均衡表(日足)の雲の上限(9.97円)がサポートか
SGDJPY  一目均衡表(日足)の転換線(61.37円)がサポートか
EURUSD  一目均衡表(日足)の転換線(1.3173ドル)がサポートか

■変動率からの予想レンジ 08:43→NYクローズ

Ccy 予想レンジ
USDJPY 77.49 ~ 77.94
EURJPY 101.97 ~ 103.11
GBPJPY 121.96 ~ 122.96
AUDJPY 82.52 ~ 83.43
NZDJPY 63.95 ~ 64.64
CADJPY 77.23 ~ 77.91
ZARJPY 9.95 ~ 10.11
NOKJPY 13.44 ~ 13.60
MXNJPY 6.01 ~ 6.09
HKDJPY 9.98 ~ 10.05
SGDJPY 61.38 ~ 61.90
EURUSD 1.3129 ~ 1.3271

■前日のサマリー
週末は、9日のユンケル・ユーログループ議長のギリシャ支援決定の保留から、市場はユーロのポジション調整が先行し、9:30に発表された豪準備銀行(RBA)の四半期金融政策報告で、豪インフレ率、成長見通しがともに引き下げられたことから、豪も調整となり、資源国通貨などが軒並み調整となりました。また、ロンドン・NY時間にはギリシャの強制等指導者がパパデモス政権の不支持を表明、閣僚が辞任したことや格付け機関S&Pがイタリアの銀行34行の格付けを引き下げたこともリスク要因となり、週末ということもあり、ポジション調整が終日続いて状態となりました。

このため、全般的にはドルと円が買われる動きとなり、米10年債利回りの低下から、ドル/円は77.55円、ユーロ/円は102.21円、ポンド/円は122.04円、豪ドル/円は82.64円、NZドル/円は64.12円、南アランド/円は9.96円まで一時下落しました。一方、ユーロ/ドルは1.3156ドル、ポンド/ドルは1.5729ドル、豪ドル/米ドルは1.0640ドル、NZドル/米ドルは0.8248ドルまで一時下落しました。

クローズにかけてはギリシャ閣僚が緊縮財政案を承認したことから小幅戻しました。
クローズはドル/円が77.67円、ユーロ/ドルが1.3189ドル、ユーロ/円は102.43円。

■株価(bloomberg.co.jp)

Index 引値 前日比
日経225 8947.17 -55.07
FTSE100(英) 5852.39 -43.08
DAX(独) 6692.96 -95.84
NYダウ(米) 12801.23 -89.23
S&P500(米) 1342.64 -9.31
NASDAQ(米) 2903.88 -23.35

■金利(bloomberg.co.jp)

Country 利回り 前日比
米10年債 1.99 -0.05
日本10年債 0.979 -0.009
英10年債 2.11 -0.11
独10年債 1.90 -0.11

■コモディティ価格

Commodities 引値 前日比
NY金(期近) 1725.30 -5.90
NY原油(期近) 98.67 -1.17

■本日の指標発表(FXミュージアムより)
2/13(月)
08:50 日本 10-12月期 四半期実質国内総生産(GDP)速報値
・ 08:50 日本 12月 第三次産業活動指数
・ 09:30 豪 12月 住宅ローン件数
・ 16:00 ドイツ 1月 卸売物価指数(WPI)
・ 17:15 スイス 1月 生産者輸入価格
19:00 ユーロ圏 イタリア国債入札
・ 19:15 ユーロ圏 ドイツ国債入札
・ 23:00 ユーロ圏 フランス国債入札

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2012年2月12日 (日)

2/13の週の見通し -ギリシャ支援継続なら、ユーロ諸国のGDPの注目-

こんばんは。

■日、週、月、年データ Rate ※表をクリックすると拡大します。

■今週の見通し
今週はギリシャの第2次支援が大詰めを迎える可能性があります。これまでのギリシャの第2次支援を巡るユーロ圏の動きを振り返るため、下記の表を作成しました。

日付 内容
2011/7/21 ユーロ圏はギリシャ第2次支援を決定
EFSFとIMFが2014年半ばまでに1090億ユーロを融資する
ユーロ圏各国はギリシャ各銀行の資本を増強するため合計200億ユーロを拠出する
2011/10/26 国際金融協会(IIF)はギリシャ債の額面50%減免に同意
2011/11/6 パパンドレウ首相辞任表明
2011/12/11 パパデモス新首相就任
2012/1~ ギリシャと国際金融協会(IIF)の債務交換交渉継続
2012/1/28 国際金融協会(IIF)はギリシャ30年物新発債で平均で最低3.6%の表面金利を受け入れる用意があることを示唆
2012/2/9 緊縮策「与党大筋合意」年金給付削減は難航
ユーロ圏財務相会合ではギリシャ第2次支援の結論持ち越し
2012/2/10 国民正統派運動(LAOS)に所属する閣僚・副大臣6人は辞表を提出(議席数15)
2012/2/12 ギリシャ議会採決(承認?)
2012/2/13~ 民間債権者へ正式提案、参加応募
ECBやユーロ圏中央銀行が保有するギリシャ国債の取り扱い決定?
2012/2/15 ユーロ圏臨時財務相会合(ギリシャ支援決定?)
2012/3/20 ギリシャ国債145億ユーロ償還



【ドル/円】
週末には、豪四半期金融政策の発表を受け、豪ドルに調整が入ったほか、ギリシャの第2次支援に対する不透明感から、リスク回避の動きとなりドルと円が買われましたが、ドル/円は13-14に開催される日銀の金融政策決定会合で追加緩和の期待が浮上していることもあり、ドルに対しては弱含みが続き、77円台後半での動きとなりました。週明けの日銀金融政策決定会合ではデフレ脱却に向けて日銀が掲げている今の物価の目標を分かりやすく示すための方法について、議論を始める見込みです。ただ、日銀内には慎重な見方もあることや現時点でも「消費者物価の伸びが、2%以下のプラスの領域で、1%程度」という物価水準が展望できるまでとしていることから、内容に新鮮味がなければ円がさらに下落することは考えにくいと思っています。また、13日(月)に発表される10-12月期GDPのマイナスが市場予想より悪化した場合には、円が売られることになりそうです。

【ユーロ】
ギリシャの第2次支援が15日のユーロ圏臨時財務相会合で決定されるかが最大の焦点となりそうですが、経済指標でも14日には独ZEW景況感調査、15日にフランス、ドイツ、ユーロ圏などGDP速報値の発表が予定されています。ドイツの景況感悪化やユーロ圏諸国のGDPが市場予想以上に悪化した場合にはユーロ下落の要因となると思いますが、15日に開催されるユーロ圏臨時財務相会合でギリシャ第2次支援が決定された場合には3月に大量償還を迎えるギリシャへの不安が一時的に後退(4月にはギリシャの総選挙が予定されている)するとみられるため、ユーロの買い戻しにつながると思います。

【ポンド】
英国では9日の金融政策委員会では資産買い入れプログラムを500億ポンド追加し3,250億ポンドとしました。声明では「インフレ率が中期的に2%の目標を下回る恐れがある」としています。15日(水)に中銀のインフレレポートが公表され、見通しについてはこれにより明らかになると思いますが、内容によってはさらなる追加緩和の可能性も出てくると思われることから、ポンドの上昇には限りがあるのではないかと思います。ただ、先週後半は9日の追加緩和期待からポンドが先行して下落していたうえ、ポンドもドルや円と同じようにファンディング通貨(資金調達通貨)の一つになっているため、リスク回避の局面ではポンドが買われるようになっています。このため、ギリシャ支援が決まった場合でもポンドの上昇は限定的になると見られます。

【豪ドル】
10日に発表された豪準備銀行(RBA)の四半期金融政策報告は2012年のインフレ率を、従来の3.25%から3%に引き下げ、2012年のGDP成長率を、従来の4%から3.5%に引き下げと短期的な経済成長とインフレの見通しを下方修正し、必要時にはさらに利下げ する余地があるとの認識を示しました。このため、豪ドルは調整となりましたが、15日(水)のユーロ圏財務相会合でのギリシャ支援が決まれば調整が一服すると思われます。また、16日(木)の雇用者数が焦点となると思います。先月大幅に減少した雇用者数(内訳はパートタイムの減少が多く、フルタイムは増加した)が増加するようであれば、、3月利下げの可能性が後退するとみられ、豪ドルの戻りにつながると思いますが、逆に減少するようであれば調整色を強めるものと思います。

■今週の予想レンジ

Ccy Low(下)   High(上)
ドル/円 76.50 78.30
ユーロ/ドル 1.3050 1.3350
ユーロ/円 100.40 103.50
ポンド/円 121.30 123.40
豪ドル/円 81.40 83.90
NZドル/円 62.90 65.70
南アランド/円 9.80 10.25

■注目イベント
2/13(月)
08:50 日本 10-12月期 四半期実質国内総生産(GDP)速報値
・ 08:50 日本 12月 第三次産業活動指数
・ 09:30 豪 12月 住宅ローン件数
・ 16:00 ドイツ 1月 卸売物価指数(WPI)
・ 17:15 スイス 1月 生産者輸入価格
2/14(火)
・ 09:01 英国 1月 英王立公認不動産鑑定士協会(RICS)住宅価格指数
・ 09:30 豪 1月 NAB企業景況感指数
・ 未定 日本 日銀金融政策決定会合
・ 13:30 日本 12月 鉱工業生産確報値
・ 16:45 フランス 10-12月期 非農業部門雇用者速報値
18:30 英国 1月 消費者物価指数(CPI)
・ 18:30 英国 1月 小売物価指数(RPI)
・ 19:00 ユーロ圏 12月 鉱工業生産
・ 19:00 ユーロ圏 2月 ZEW景況感調査
19:00 ドイツ 2月 ZEW景況感調査
・ 22:30 米国 1月 輸入物価指数
・ 22:30 米国 1月 輸出物価指数
22:30 米国 1月 小売売上高
・ 00:00 米国 12月 企業在庫
2/15(水)
・ 06:45 NZ 10-12月期 四半期小売売上高指数
・ 14:00 日本 金融経済月報(基本的見解)
15:30 フランス 10-12月期 国内総生産(GDP)速報値
16:00 ドイツ 10-12月期 国内総生産(GDP)速報値
・ 18:30 英国 1月 失業保険申請件数
・ 18:30 英国 1月 失業率
・ 19:00 ユーロ圏 10-12月期 四半期域内総生産(GDP)速報値
・ 19:00 ユーロ圏 12月 貿易収支
19:30 英国 英中銀イングランド銀行インフレリポート
・ 20:00 南ア 12月 小売売上高
・ 21:00 米国 MBA住宅ローン申請指数
22:30 米国 2月 ニューヨーク連銀製造業景気指数
・ 23:00 米国 12月 対米証券投資
・ 23:15 米国 1月 鉱工業生産
・ 23:15 米国 1月 設備稼働率
・ 00:00 米国 2月 NAHB住宅市場指数
04:00 米国 米連邦公開市場委員会(FOMC)議事要旨
2/16(木)
09:30 豪 1月 新規雇用者数
・ 09:30 豪 1月 失業率
・ 18:00 ユーロ圏 欧州中央銀行(ECB)月報
・ 22:30 カナダ 12月 対カナダ証券投資額
・ 22:30 カナダ 12月 製造業出荷
・ 22:30 米国 1月 卸売物価指数(PPI)
・ 22:30 米国 1月 卸売物価指数(PPIコア指数、食品・エネルギー除く)
22:30 米国 1月 住宅着工件数
・ 22:30 米国 1月 建設許可件数
・ 22:30 米国 前週分 新規失業保険申請件数
・ 00:00 米国 2月 フィラデルフィア連銀製造業景気指数
2/17(金)
・ 08:50 日本 日銀・金融政策決定会合議事要旨
・ 16:00 ドイツ 1月 生産者物価指数(PPI)
・ 18:00 ユーロ圏 12月 経常収支
・ 18:30 英国 1月 小売売上高指数
・ 19:00 ユーロ圏 12月 建設支出
・ 21:00 カナダ 1月 消費者物価指数(CPI)
・ 21:00 カナダ 1月 消費者物価指数(CPIコア)
22:30 米国 1月 消費者物価指数(CPI)
・ 22:30 米国 1月 消費者物価指数(CPIコア指数)
・ 22:30 カナダ 1月 景気先行指数
00:00 米国 1月 景気先行指標総合指数
経済指標の詳細はFXmuseumのFXカレンダーを参照してください。

2012年2月11日 (土)

シカゴ通貨先物非商業ポジション(2/7現在)

こんばんは。昨日は国会答弁で安住財務相が「75.63円で指示、78.20円で終了」と介入の手の内を明かしたようです。介入に至った経緯やタイミングなどではないのがまだ救いですが、科医卒なような気がしますね。

10日に発表された7日現在のシカゴIMMの非商業(投機)ポジションでは、ドルが73.2億ドルの買い超しに2週連続の大幅減少、円は6,896.4億円の買い超し(ドルでは89.9億ドルの売り超し)に減少、ユーロは175.7億ユーロの売り超し(ドルでは233.0億ドルの買い超し)に大幅減少となりました。また、豪ドルは75.1億豪ドルの買い超し(ドルでは81.1憶ドルの売り超し)に減少、NZドルは23.3億NZドルの買い超し(ドルでは19.5億ドルの売り超し)に大幅増加となりました。

引き続きギリシャの第2次支援が焦点となり、週初にはユーロが売られる場面がみられましたが、ポジションの報告日の火曜日(7日)には「国際的な救済を受けるために必要な財政・構造改革の措置を列挙した文書の最終版で作業」とギリシャ政府から発表があったことから、市場が楽観的な見方になり、ユーロはもとより豪ドルやNZドルなども買われたことで、ドルのネットロングが減少していますが、ギリシャに対する不透明感が払しょくできなことから、ユーロのショーとはそれほど減少していません。また、豪ドルは豪準備銀行が政策金利を据え置いたもののネットロングはやや減少、一方、NZドルはショートが約5,000コントラクトと大幅に解消(ネットではロングが8,500コントラクト増加)したことで、2011年8月2日以来の水準へと増加しています。このため、ロングがたまっている豪ドル、NZドルはリスク回避となるとロングポジションの解消が進むと思われ、昨日はポジションの解消がでたものと思われます。この週末はギリシャ議会での採決、週明け15日(水)にはユーロ圏財務相会合が予定されていることから、ギリシャ第2次支援へ向けての進展がリスク選好につながればユーロのショートポジションの解消、豪ドル、NZドルなどのロングが積み増しされると思いますが、逆の場合には、豪ドル、NZドルのロングの解消が続くと思いますが、ユーロについてはすでにショートポジションがたまっていることもあり、これまで解消されている約3万コントラクト程度が積み増されるのではないかと思います。

■シカゴIMM非商業ポジション

項目 Net(ネット) Dif(増減) Long(買) Short(売) All(総取組)
JPY 55,171 -1,498 84,847 29,676 114,523
EUR -140,593 16,953 32,128 172,721 204,849
GBP -33,122 -6,908 28,161 61,283 89,444
CHF -9,795 1,427 8,331 18,126 26,457
CAD 2,184 21,593 37,065 34,881 71,946
AUD 75,095 -2,949 94,332 19,237 113,569
NZD 23,335 8,538 28,201 4,866 33,067
MXN 55,171 -1,498 84,847 29,676 114,523
source:CFTC

【USD】 USD source:CFTC

ドルは49,782コントラクトのショート増加の6,382コントラクトのショートとなりました。
※ドルのポジションは円、ユーロをはじめ、メキシコペソまでを合計して算出しています。レートはFRBのメジャーカレンシーインデックスを使用しています。

【JPY】 JPY source:CFTC

円は1,498コントラクトのロング減少の55,171コントラクトのロングとなりました。

【EUR】 EUR source:CFTC

ユーロは16,953コントラクトのショート減少の140,593コントラクトのショートとなりました。

【CAD】 CAD source:CFTC

カナダドルは21,593コントラクトのロング増加の2,184コントラクトのロングとなりました。

【NZD】 NZD source:CFTC

NZドルは8,538コントラクトのロング増加の23,335コントラクトのロングとなりました。

他のIMM通貨先物のポジション動向は上田ハーローレポートのシカゴIMM非商業ポジションを参照してください。(13日更新)

2012年2月10日 (金)

2/10 本日の戦略-円は3日連続で主要通貨で下落、週末調整あるか-

おはようございます。最近月の入りがちょうど出勤の時間と重なり、西の空にはっきりと見えます。空気が澄んでいるせいか月がきれいです。

■変化率から見た前日の通貨の強弱
ユーロ>ドル>ポンド>NZドル>豪ドル>円
※ ">" の左側の通貨が右側の通貨より強いことを示しています。

■本日の見通し
昨日はギリシャの連立与党がトロイカ(EU/IMF/ECB)が第2次支援の条件としていた緊縮策を受け入れたとの報道とドラギECB総裁の発言では慎重ながらも明るい表現が入っていたことから、楽観的な見方が広がり、ユーロやクロス円が上昇しています。レーン欧州委員会委員は「ギリシャ議会と法案の動向待ってユーロ圏は決定へ」と発言、ユンケル・ユーログループ議長は「いくつかの要素について議論する必要がある」「15日の会合で最終決定を保証することはできない」と発言しています。ただ、市場ではギリシャのデフォルトはないとの見方が強いことから、15日の会合まではユーロが底堅く推移すると思われます。また、チャート上でもMACDがゴールデンクロスしてきたこともあり、週足の一目均衡表の基準線の1.3586ドル近辺まではあるかもしれません。

ドル/円は米新規失業保険申請件数がよかったこと(米労働省は特殊な要因はなかったとしています)、米10年債利回りが上昇したことなどを背景に77.73円まで上昇し、日足での一目均衡表の雲の上に抜け出ました。また、遅行線も同様に雲の上に出ました。次週13-14日の日銀金融政策決定会合までは追加緩和政策への期待もあり、円が売られやすい状況が続く可能性があります。チャートでも週足の一目均衡表の転換線と基準線を上に抜けたことから、昨年10月31日の介入以来のレンジの上限となる78円25-30円を試しに行くものと思います。

豪ドル/円、NZドル/円はリスク回避の目的でユーロから豪ドル、NZドルに向かっていた資金が逆流するかどうかに注目です。先ほど発表された豪中銀の四半期金融報告では、成長率、インフレ予想を下方修正しています。このため、今週7日(火)に政策金利を据置いた豪中銀も3月もしくは4月に0.25%の利下げをしてくるとの見方が浮上してきているものと思われます。チャート上でも21日移動平均線のからの乖離率が豪ドル/円で3.015%、NZドル/円が3.091%と、調整に入ってもおかしくない水準へと上昇しています。

■AUDJPY 日足(エンベロープ、ストキャスティックス) AUDJPY source:uedaharlowfx
豪ドル/円は本年に入ってから21日移動平均線にサポートされて上昇、21日移動平均線から上方に3%離れた水準に達すると、少し調整するといった動きになっています。ストキャスティックス(スロー)でも%Kスロー、%Dスローが80を超えて推移していて、デッドクロスする可能性が高いことから、クロスした場合には21日移動平均線81.48円近辺まで調整が入る可能性が高いと思います。

■主要通貨の短期のトレンド
USDJPY  一目均衡表(日足)の雲を上抜け
EURJPY  年初来高値更新中
GBPJPY  年初来高値更新中
AUDJPY  年初来高値更新中
NZDJPY  年初来高値更新中
CADJPY  年初来高値更新中
ZARJPY  5日移動平均線(10.14円)がサポート
NOKJPY  年初来高値更新中
MXNJPY  年初来高値更新中
HKDJPY  一目均衡表(日足)の雲を上抜け
SGDJPY  年初来高値更新中
EURUSD  年初来高値更新中

■変動率からの予想レンジ 08:42→NYクローズ

Ccy 予想レンジ
USDJPY 77.46 ~ 77.91
EURJPY 102.71 ~ 103.85
GBPJPY 122.38 ~ 123.40
AUDJPY 83.39 ~ 84.29
NZDJPY 64.49 ~ 65.17
CADJPY 77.78 ~ 78.46
ZARJPY 10.14 ~ 10.29
NOKJPY 13.41 ~ 13.58
MXNJPY 6.06 ~ 6.15
HKDJPY 9.96 ~ 10.03
SGDJPY 62.02 ~ 62.52
EURUSD 1.3224 ~ 1.3366

■前日のサマリー
昨日もユーロが主役となりました。注目のギリシャ問題では、「ギリシャが緊縮策で合意」との英FTのヘッドラインを受けユーロが上昇、22:30から始まったドラギECB総裁の記者会見で「大幅な下向きのリスクは、もはや見えない」などと見通しに対しては慎重さは残したものの、やや楽観的な見方も示され、3月のECB理事会では政策金利に変更がないとみなされたこともユーロの支援材料となり、ユーロ/ドルはNY序盤の安値の1.3235ドルから1.3322ドルまで上昇、ユーロ/円も102.15円から103.28円まで上昇し、ユーロ/ドルは1.32ドル台後半、ユーロ/円はそのままのレベルでクローズしました。

ドル/円は77円台前半で底堅く推移していましたが、22:30に発表された米新規失業保険申請件数が35.8万件と前回よりも減少し、雇用の緩やかな改善傾向を示唆していると看做されたことからドルが買われ、更に米10年債利回りが2.07%台へ上昇したことやギリシャが緊縮策で合意したとのニュースからリスク選好の流れとなったため、77.73円まで上昇して、このレベルでクローズしました。

ポンドは、英中銀金融政策委員会で資産買い入れプログラムを3250億ポンドと500億ポンドの増額を発表したものの、市場では既に織り込んでいたため、発表後はポンドの買い戻しとなりました。しかしながら、ギリシャが緊縮策で合意とのヘッドラインを受け、ユーロ/ポンドでユーロが買われた(ポンドが売られた)ことから、対ドルでは上昇分を吐き出してクローズ。対円ではドル/円の上昇に支えられ123円手前でクローズしました。その他のクロス円はリスク選好の動きで堅調に推移しました。
クローズはドル/円が77.64円、ユーロ/ドルが1.3283ドル、ユーロ/円は103.16円。

■株価(bloomberg.co.jp)

Index 引値 前日比
日経225 9002.24 -13.35
FTSE100(英) 5895.47 19.54
DAX(独) 6788.80 40.04
NYダウ(米) 12890.46 6.51
S&P500(米) 1351.95 1.99
NASDAQ(米) 2927.23 11.37

■金利(bloomberg.co.jp)

Country 利回り 前日比
米10年債 2.04 0.02
日本10年債 0.988 -0.004
英10年債 2.22 0.03
独10年債 2.01 0.03

■コモディティ価格

Commodities 引値 前日比
NY金(期近) 1741.20 9.90
NY原油(期近) 99.84 1.13

■本日の指標発表(FXミュージアムより)
2/10(金)
・ 08:50 日本 1月 国内企業物価指数
・ 09:30 豪 豪準備銀行(RBA)金融政策に関する四半期報告
・ 16:00 ドイツ 1月 消費者物価指数(CPI、改定値)
・ 16:45 フランス 12月 鉱工業生産指数
・ 16:45 フランス 12月 経常収支
・ 17:15 スイス 1月 消費者物価指数(CPI)
・ 18:30 英国 1月 卸売物価指数(食品、エネルギー除くコアPPI)
・ 22:30 カナダ 12月 貿易収支
・ 22:30 米国 12月 貿易収支
23:55 米国 2月 ミシガン大学消費者態度指数速報値
02:30 米国 バーナンキ米連邦準備理事会(FRB)議長講演
・ 02:50 米国 ピアナルト米クリーブランド連銀総裁講演
・ 04:00 米国 1月 月次財政収支

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2012年2月 9日 (木)

2/9 本日の戦略-ギリシャは大詰め、緩やかながら円安継続か-

おはようございます。昨日、自宅に「シベリア」というお菓子(羊羹をカステラで挟んだもの)が置いてありました。ロシアが発祥のお菓子ではないことは何かの番組を見て知った記憶がありましたが、由来を忘れていたので、調べてみると諸説があるようです。形が永久凍土に似ているという説、シベリア鉄道の線路という説、ロシア出兵にちなんだものという説があるそうです。

■変化率から見た前日の通貨の強弱
ユーロ>ドル>豪ドル>NZドル>ポンド>円
※ ">" の左側の通貨が右側の通貨より強いことを示しています。

■本日の見通し
本日は日本時間の22時にギリシャの党首会談、午前2時にユーロ圏財務相会合(ラガルドIMF専務理事も出席)、来週にドイツで議会採決を準備と合意に近付いている兆候が見えます。ただ、ギリシャ政党指導者は年金引き下げ回避で代替案を提出とのニュースもあり、第2次支援の条件の一つとなっている年金の引き下げに対して、ギリシャ側は回避したいとの思惑があるようで、民主主義党(ND)のサマラス党首は国営テレビで「解決すべき問題が依然として残っている」と語っているようです。ぎりぎりまで討議が続くものと思われますが、合意は既に織り込まれていると見られることで、合意内容次第では、失望からユーロが売られる可能性もあります。

また、本日は英中銀、ECBの理事会が予定されています。英中銀では、500億ポンドか750億ポンドの国債買い入れプログラムの増額が予想されています。ブルームバーグのエコノミスト調査では50人中35人が500億ポンドの増額を予想していることから、750億ポンドの増額となったときはもう一段ポンドが売られると思います。500億ポンドは既に織り込まれていると思われます。この他にも金融政策発表前に製造業生産高や鉱工業生産、貿易収支の発表が予定されているため、これらが悪ければポンドが売られる可能性も高いと思います。一方のECBでは今回政策金利の変更はないと予想していますが、先々に関しては財政規律を厳格に守っていくと考えると、リセッション入りする可能性もあることから、いずれ追加緩和を行わなければならくなると思います。そういった意味でも22時30分のドラギECB総裁の記者会見は注目され、ハト派的な発言があれば、ユーロ売りにつながりやすくなります。

ドル/円は引き続きレンジの中の動きを予想していますが、76円台後半で底堅い動きをしていることや日銀による追加緩和期待に加えギリシャ問題が合意に近付いているという楽観的な見方もあることから、以前の76.50円から78.30円のレンジに戻ったと見ています。

■GBPJPY 日足(一目均衡表、ストキャスティックス) GBPJPY source:uedaharlowfx
ポンド/円は昨年11/25に119.37円の安値をつけた後、12/22に122.75円まで上昇、1/13に117.29円まで下落したあとに昨日122.83円まで上昇しました。1/13の安値を中心に、122円台後半でチャートがシンメトリーに近い形となっていることから、119円台前半までの調整があって、その後反発するという動きになるかもしれません。123円台に乗せた場合には、上昇に弾みがつくと思われますので、122円台後半から117.29円まで下落した幅の約5.5円を加えた128円台前半まで上昇する可能性があります。

■主要通貨の短期のトレンド
USDJPY  21日移動平均線を上抜け、ただし一目均衡表(日足)の基準線(77.16円)がレジスタンス
EURJPY  一目均衡表(日足)の雲(101.19円)がサポート
GBPJPY  一目均衡表(日足)の転換線(121.21円)がサポート
AUDJPY  年初来高値更新
NZDJPY  年初来高値更新
CADJPY  1/26の高値の77.58円を上抜け
ZARJPY  年初来高値更新
NOKJPY  年初来高値更新
MXNJPY  年初来高値更新
HKDJPY  21日移動平均線を上抜け、ただし一目均衡表(日足)の基準線(9.92円)がレジスタンス
SGDJPY  年初来高値更新
EURUSD  年初来高値更新

■変動率からの予想レンジ 08:50→NYクローズ

Ccy 予想レンジ
USDJPY 76.83 ~ 77.25
EURJPY 101.70 ~ 102.79
GBPJPY 121.42 ~ 122.39
AUDJPY 82.84 ~ 83.72
NZDJPY 64.00 ~ 64.68
CADJPY 77.04 ~ 77.70
ZARJPY 10.10 ~ 10.26
NOKJPY 13.31 ~ 13.47
MXNJPY 6.00 ~ 6.07
HKDJPY 9.88 ~ 9.95
SGDJPY 61.61 ~ 62.10
EURUSD 1.3199 ~ 1.3339

■前日のサマリー
昨日もギリシャのヘッドラインが相場を動かす要因となりましたが、ユーロ/ドルは1.3221ドル~1.3289ドル、ユーロ/円は101.68円~102.44円までのレンジに留まり方向感は出ませんでした。ただ、延期となっていたユーロ圏財務相会合が9日午後6時にブリュッセルで開催されることになり、一時楽観的な見方につながった模様です。またドイツ与党幹部がギリシャ救済で来週にも議会採決を準備と発言したことも合意が近いとの期待を抱かせたようです。

ドル/円は76.71円~77.19円のレンジとなりました。安住財務相が昨年11月の覆面介入、単独介入としては効果あったと発言したことや日銀が次回金融政策決定会合(2/13-14)で追加緩和検討とロイターが報じたことなどから、76円台後半を維持しました。ただ、77円台前半では引き続き上値が重い状態となっています。ウイリアムズ・サンフランシスコ連銀総裁は「景気が勢いを失ったり、インフレ率が2%を大きく下回る状態が続く場合は、追加の政策緩和が必要になるかもしれない」「MBS購入プログラムの再開が景気を押し上げる最善の方法になると考えられる」と発言していますが、目新しい内容ではないため、特に材料視はされませんでした。

その他の通貨では、ポンドが本日の金融政策での追加緩和の可能性から、主要通貨に対して下落、ポンド/円では121.41円と小幅にとどまったものの、ポンド/ドルは一時1.5797ドル(高値は1.5926ドル)まで下落しました。豪ドル、NZドルは引き続き堅調に推移しました。
クローズはドル/円が77.01円、ユーロ/ドルが1.3257ドル、ユーロ/円は102.14円。

■株価(bloomberg.co.jp)

Index 引値 前日比
日経225 9015.59 98.07
FTSE100(英) 5875.93 -14.33
DAX(独) 6748.76 -5.44
NYダウ(米) 12883.95 5.75
S&P500(米) 1349.96 2.91
NASDAQ(米) 2915.86 11.78

■金利(bloomberg.co.jp)

Country 利回り 前日比
米10年債 1.98 0.01
日本10年債 0.992 0.018
英10年債 2.19 -0.03
独10年債 1.98 0.02

■コモディティ価格

Commodities 引値 前日比
NY金(期近) 1731.30 -17.10
NY原油(期近) 98.71 0.30

■本日の指標発表(FXミュージアムより)
2/9(木)
・ 08:50 日本 1月 マネーストックM2 前年同月比
・ 08:50 日本 12月 機械受注 前月比
・ 14:00 日本 1月 消費者態度指数・一般世帯
・ 15:45 スイス 1月 スイスSECO消費者信頼感指数
・ 18:30 英国 12月 鉱工業生産指数 前月比
・ 18:30 英国 12月 製造業生産指数 前月比
18:30 英国 12月 貿易収支
21:00 英国 イングランド銀行(BOE、英中央銀行)金利発表
21:45 ユーロ圏 欧州中央銀行(ECB)政策金利
・ 22:30 カナダ 12月 新築住宅価格指数 前月比
22:30 ユーロ圏 ドラギECB総裁記者会見
・ 22:30 米国 前週分 新規失業保険申請件数
・ 00:00 米国 12月 卸売在庫 前月比
・ 03:00 米国 米財務省30年債入札(160億ドル)
02:00 ユーロ圏 ユーロ圏財務相会合(ブリュッセル)

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2012年2月 8日 (水)

2/8 本日の戦略-本日もギリシャ-

おはようございます。昨日は携帯電話(スマートフォン)を家に忘れてしまい不便でした。

■変化率から見た前日の通貨の強弱
ユーロ>豪ドル>ポンド>NZドル>ドル>円
※ ">" の左側の通貨が右側の通貨より強いことを示しています。

■本日の見通し
ギリシャのヘッドラインで振り回される相場が続いています。昨日もギリシャ政府筋から「救済策に関する合意文書の草案を策定中、7日に開かれる政治指導者会合で討議される」との発言が出たと思ったら「討議は8日(水)に延期」とされ、いつもの「延期」パターンでいささか食傷気味になっています。狼少年のウソに駆けつける村人になった気分です。結局、本日討議が開かれるのか、12日(日)に債務交換協議に対しての投票が実施(これも怪しいものです)されるのかが目先の焦点になると思います。一方、本日予定されていたユーロ圏財務相会合も延期(当初の6日予定からは2回目の延期)となりました。また、公的部門の関与として「ECBはギリシャ債の交換で損失を引き受けないだろう」とウォールストリートジャーナルは報じています。

ギリシャを巡っては、クルス欧州委員会副委員長はギリシャのユーロ離脱の可能性を示唆していますし、ジョイブレ独財務相は1300億ユーロ規模の第2次ギリシャ救済策を増額することに反対しています。メルケル独首相はギリシャをユーロから追い出すことにかかわるつもりはないと発言していますが、財政規律以外(例えばユーロ共同債の発行)には依然として反対しています。このため、延期による時間稼ぎができなくなったときや民間を含む合意事項の歯車の一つでも狂った場合にはユーロの大幅な下落につながる可能性があります。

豪ドルは大方の市場が予想していた利下げを見送ったことから、サプライズなり上昇しました。豪準備銀行(RBA)の声明をみる限り、欧州のリスクはあるものの、3月の利下げの可能性についてもそれほど積極的ではないように受け取れます。このため、豪ドルは堅調な推移を続ける可能性が高いと思います。リスク要因としては中国の減速となりますが、これまでのところ購買担当者指数(PMI)は改善傾向が見られることから、サプライズ的なリスク回避が起こらなければ堅調推移が続くと思います。

■EURJPY 日足(一目均衡表、移動平均線、ストキャスティックス) EURJPY source:uedaharlowfx
ユーロ/円は伊一目均衡表(日足)で転換線を上に抜け、実勢レートも雲の下から中に入ってきました。1/26の高値の102.19円と昨年11/25の安値の102.49円が目先のレジスタンスとなりますので、これを上に抜けられれば遅行線が雲とぶつかる104円台後半から105円台前半まで上昇する可能性があります。ストキャスティックス(スロー)をみると%Kスローが58.5に位置していることから、上昇余地はあるといえます。

■主要通貨の短期のトレンド
USDJPY  21日移動平均線(76.81円)がレジスタンス
EURJPY  一目均衡表(日足)の遅行線が日々線を上抜け、雲の下から中へ
GBPJPY  1/25の高値の122.03円を上抜け
AUDJPY  1/26高値の82.84円を上抜け
NZDJPY  年初来高値更新
CADJPY  一目均衡表(日足)の転換線(76.67円)がサポート
ZARJPY  一目均衡表(日足)の転換線(10.02円)がサポート
NOKJPY  1/26の高値の13.32円と面合わせ
MXNJPY  年初来高値更新
HKDJPY  21日移動平均線(9.87円)がレジスタンス
SGDJPY  一目均衡表(日足)の雲(上限61.27円)がサポート
EURUSD  一目均衡表(日足)の雲の中を推移

■変動率からの予想レンジ 08:36→NYクローズ

Ccy 予想レンジ
USDJPY 76.55 ~ 76.95
EURJPY 101.30 ~ 102.40
GBPJPY 121.58 ~ 122.52
AUDJPY 82.60 ~ 83.48
NZDJPY 63.87 ~ 64.55
CADJPY 76.88 ~ 77.54
ZARJPY 10.06 ~ 10.21
NOKJPY 13.23 ~ 13.39
MXNJPY 6.00 ~ 6.07
HKDJPY 9.84 ~ 9.91
SGDJPY 61.43 ~ 61.91
EURUSD 1.3199 ~ 1.3342

■前日のサマリー
昨日は豪準備銀行(RBA)が政策金利を4.25%のまま据え置きとし、声明では「企業の信用需要は若干の増加」「当面、現在の政策は適切と判断」「欧州のリスクは依然として下向き」「委員会は経済と財政の状況に関する情報を注視し続け、必要に応じてキャッシュレートが持続可能な成長と低いインフレを促進するよう調整する」との内容も後押しとなり、豪ドル/円は82.20円近辺から82.87円、豪ドル/米ドルは1.0710ドル近辺から1.0807ドルまで上昇、クロス円もこれにつられて上昇しましたが、クロス円の上昇は一時的となりました。

ロンドン時間には、ユンケル議長が「ギリシャ向け特別融資勘定設定は検討する価値がある」名とと発言したことで、1.31ドル台後半だったユーロ/ドルはNY時間序盤に1.3096ドル、ユーロ/円は100.60円へと下落しました。しかし、23:35ころギリシャから「国際的な救済を受けるために必要な財政・構造改革の措置を列挙した文書の最終版で作業とのニュースが伝わるとユーロ/ドルはストップロスをつけて1.3270ドル、ユーロ/円も101.98円まで上昇、クロス円も上昇しました。

一方、バーナンキ米FRB議長の上院予算委員会での議会証言では、「米製造業の回復に勇気付けられている、広範な回復につながった」「失業率は、緩やかに低下する可能性が高い」「米国経済は、さらに数年間にわたり回復へ」「QEは、投資家に妥当なリスクテークを促す」インフレ率は、今後2年にわたり2%以下で推移へ」などと発言したものの、2日の会員の議会証言と内容に変化がなかったことで、特に材料視はされませんでしたが、ドル/円は財務省が公表した10-12月期の為替介入の詳細データで、本邦政府・日銀が覆面介入を行っていたとのことから、介入に対する警戒で76円台後半では底堅く推移、ギリシャへのポジティブなニュースから一時76.97円まで上昇する場面が見られました。
クローズはドル/円が76.73円、ユーロ/ドルが1.3257ドル、ユーロ/円は101.75円。

■株価(bloomberg.co.jp)

Index 引値 前日比
日経225 8917.52 -11.68
FTSE100(英) 5890.26 -1.94
DAX(独) 6754.20 -10.63
NYダウ(米) 12878.20 33.07
S&P500(米) 1347.05 2.72
NASDAQ(米) 2904.08 2.09

■金利(bloomberg.co.jp)

Country 利回り 前日比
米10年債 1.98 0.07
日本10年債 0.974 0.007
英10年債 2.22 0.06
独10年債 1.96 0.08

■コモディティ価格

Commodities 引値 前日比
NY金(期近) 1748.40 23.50
NY原油(期近) 98.41 1.50

■本日の指標発表(FXミュージアムより)
2/8(水)
・ 08:50 日本 12月 国際収支-経常収支
・ 08:50 日本 12月 国際収支-貿易収支
・ 14:00 日本 1月 景気ウオッチャー調査-現状判断DI
・ 15:45 スイス 1月 失業率
・ 16:00 ドイツ 12月 経常収支
16:00 ドイツ 12月 貿易収支
・ 16:45 フランス 12月 財政収支
・ 19:15 ユーロ圏 ドイツ国債入札
・ 22:15 カナダ 1月 住宅着工件数
・ 00:40 米国 ウィリアムズ米サンフランシスコ連銀総裁講演

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2012年2月 7日 (火)

2/7 本日の戦略-ギリシャ、バーナンキ議会証言に注目-

おはようございます。本日は雨です。今使っている傘は、そこそこ雨が降ると雨漏りしますのでそろそろ買い替えないといけませんな。

■変化率から見た前日の通貨の強弱
ポンド>円>ドル>ユーロ>NZドル>豪ドル
※ ">" の左側の通貨が右側の通貨より強いことを示しています。

■本日の見通し
昨日もギリシャの債務交換および第2次支援でのヘッドラインに振り回される展開となりました。本来は昨日実施されるはずだった、ギリシャの政治指導者の会合が本日に延期されたことで、本日が大きな山を迎える可能性があります。メルケル独首相とサルコジ仏大統領は、ギリシャ債務用の特別勘定設定を提案するなど、依然として合意に至るか不透明ですが、ベニゼロス・ギリシャ財務相は「トロイカとの交渉継続、ギリシャと国民に強い圧力、ユーロ内での位置を保つために大きな犠牲必要」「ギリシャはユーロと欧州に留まること選択」などと発言していることも合意に至るのではないかとの期待感へつながっているように思われます。昨日の発言内容からは公的部門の関与についての内容がなかったことで、ECBなどがどこまで関与するかという問題もありますが、合意に至ればひとまずユーロが買われると思います。

本日はこの後12時30分に豪準備銀行(RBA)から金融政策が発表されます。市場の予想は0.25%の利下げとなっています。個人的には、前回発表された雇用者数変化で29.3万人の減少となったものの、非常勤雇用者が53,700人減少したものの、常勤雇用者数は24,500人の増加となっていること、トリム消費者物価指数前期比で2.6%となっているため、見送る可能性が高いと思っています。もし、見送られた場合でも3月に利下げを行ってくると見られるため、豪ドルの上昇は一時的になるのではないかと思います。また、24時のバーナンキ議長の上院予算委員会での議会証言では、米経済や雇用に対する慎重な見方が示されると思われますので、先週末の米国雇用統計で期待値が高まった、米の利上げ時期の前打をしなどの可能性は打ち消されると思いますので、ドルは売られやすくなるものと思います。

その他では、ヨーダン・スイス中銀副総裁の発言が予定されていますので、このところ対ユーロでは1.20近辺で高止まりしていることから、牽制発言等を行った場合には、ユーロの戻りにつながる可能性があります。また、チャート上ではユーロ/円、NZドル/円がNR7に該当しています。方向は不明ですが、大きく動いてくる可能性があります。

■USDJPY 日足(一目均衡表、移動平均線、ストキャスティックス) USDJPY source:uedaharlowfx
ドル/円は2/1の安値の76.02円から切り返し、ネックラインとなる1/17の安値の76.55円を上に抜けましたが、昨日の高値が21日移動平均線で止められています。同線がレジスタンスとなった場合には前出安値の76円を割り込む可能性が高く、10/31の安値の75.58円が視野に入ってくると思います。

■主要通貨の短期のトレンド
USDJPY  21日移動平均線(76.81円)がレジスタンス
EURJPY  一目均衡表(日足)の転換線(100.72円)がレジスタンス
GBPJPY  一目均衡表(日足)の雲がレジスタンス
AUDJPY  1/26高値の82.84円をトライか
NZDJPY  5日移動平均線(63.51円)がサポート
CADJPY  一目均衡表(日足)の雲がサポート
ZARJPY  5日移動平均線(9.95円)がサポート
NOKJPY  5日移動平均線(13.09円)がサポート
MXNJPY  年初来高値更新
HKDJPY  21日移動平均線(9.87円)がレジスタンス
SGDJPY  一目均衡表(日足)の雲がサポート
EURUSD  一目均衡表(日足)の雲の中を推移

■変動率からの予想レンジ 09:08→NYクローズ

Ccy 予想レンジ
USDJPY 76.34 ~ 76.74
EURJPY 100.01 ~ 101.06
GBPJPY 120.64 ~ 121.57
AUDJPY 81.71 ~ 82.56
NZDJPY 63.54 ~ 64.21
CADJPY 76.51 ~ 77.19
ZARJPY 10.03 ~ 10.18
NOKJPY 13.06 ~ 13.22
MXNJPY 5.98 ~ 6.05
HKDJPY 9.81 ~ 9.87
SGDJPY 61.09 ~ 61.55
EURUSD 1.3067 ~ 1.3206

■前日のサマリー
昨日はギリシャの債務交換および第2次支援を巡る発言などから振り回される展開となりました。まず、早朝のシドニー・ウエリントン市場では、ギリシャが週末までに合意に至らなかったことを嫌気したユーロ売りに、ユーロ/ドルは1.31ドルを割り込む水準からスタートしました。ロンドン時間には「ギリシャに関して、デッドラインはすでに過ぎた」とのEU関係筋からの発言が出ると1.3030ドル、ユーロ/円は99.86円まで一時下落、その後、欧州委員会がギリシャのユーロ離脱計画に取り組んでいないとのニュースや合意は「手の届くところに」などのヘッドラインのあり、NY時間にはユーロ/ドルが1.3142ドル、ユーロ/円が100.61円まで戻す場面が見られました。

ドルは様子見気分が強い中で、東京時間の午後には一時76.80円まで上昇する場面が見られましたが、ロンドン時間にはリスク回避からの円買い、NY時間にはドル売りの流れからじりじりと76.52円まで下落、76円台ミドル近辺でクローズしました。

クロス円も総じて様子見気分が強く方向感が出ずレンジの動きとなりました。
クローズはドル/円が76.53円、ユーロ/ドルが1.3127ドル、ユーロ/円は100.48円。

■株価(bloomberg.co.jp)

Index 引値 前日比
日経225 8929.20 97.27
FTSE100(英) 5892.20 -8.87
DAX(独) 6764.83 -1.84
NYダウ(米) 12845.13 -17.10
S&P500(米) 1344.33 -0.57
NASDAQ(米) 2901.99 -3.67

■金利(bloomberg.co.jp)

Country 利回り 前日比
米10年債 1.90 -0.02
日本10年債 0.967 0.018
英10年債 2.16 -0.02
独10年債 1.88 -0.05

■コモディティ価格

Commodities 引値 前日比
NY金(期近) 1724.90 -15.40
NY原油(期近) 96.91 -0.93

■本日の指標発表(FXミュージアムより)
2/7(火)
・ 09:01 英国 1月 英小売連合(BRC)小売売上高調査
・ 09:30 豪 12月 NAB企業景況感指数
・ 12:30 豪 豪準備銀行(中央銀行)、政策金利発表
・ 14:00 日本 12月 景気一致指数(CI)速報値
・ 14:00 日本 12月 景気先行指数(CI)速報値
・ 16:45 フランス 12月 貿易収支
20:00 ドイツ 12月 鉱工業生産
・ 22:30 カナダ 12月 住宅建設許可件数
00:00 米国 バーナンキ米連邦準備理事会(FRB)議長議会証言
・ 03:00 米国 米財務省3年債入札(320億ドル)
・ 05:00 米国 12月 消費者信用残高

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2012年2月 6日 (月)

2/6 本日の戦略-材料少ないがギリシャ懸念からクロス円の上値は重そう-

おはようございます。本日は急ぎの用件が入ってしまい、チャート分析は省略させていただきました。ご了承お願いします。

■変化率から見た前日の通貨の強弱
豪ドル>NZドル>ポンド>ユーロ>ドル>円
※ ">" の左側の通貨が右側の通貨より強いことを示しています。

■本日の見通し
週末もギリシャの債務交換の合意に関する新しい事項は決まりませんでした。このため、米雇用統計が市場予想を大幅に上回る結果となったものの、週明けの東京市場ではクロス円が弱含みの推移となっています。内訳をみますと政府部門が1.4万人の減少となった以外では、製造業が5.0万人に増加、娯楽宿泊も4.4万人に増加とほとんどすべての業種で増加しています。ただ、情報、金融では低下しています。米雇用はこれで5カ月連続で増加していること、失業率も8.3%まで低下していることや週平均労働時間が34.5時間となっているものの、時間当たり賃金は前月比+0.2%と増加していて、米景気が回復を続けていることが見て取れます。ただ、強い内容にもかかわらず、27週以上職のない全失業者に対する割合が40%超と依然として高い割合であることから、好調に見える米雇用統計の内容ながら、FRBによる低金利の金融政策には当面変化がないものとみられ、ドル安傾向は継続すると思います。

一方、ユーロはギリシャの債務交換での合意が公的部門の関与まで拡大していることから、ECBが保有債の活用を検討中としていますが、今週9日の理事会とドラギECB総裁の発言に注目が集まるものと思います。メルケル独首相は「ギリシャへのこれ以上の救済は望ましくない」と発言していることなど、ギリシャの先行きに関してはなお不透明な状態が続いてます。仮に合意が成立した場合でも、公的部門の関与が含まれる公算が高いことから、どれくらいの関与かを市場が見極めることになると思われ、合意によるユーロの上昇は一時的になると思われます。

先ほど、9:30に豪の小売売上高が発表され、前月比で-0.1%と市場予想の0.2%を下回りました。一方、同時に発表されたANZ求人広告件数の前月比では、6.0%と雇用が好調のような状況が伺われます。豪は明日RBA(豪準備銀行)による金融政策の発表が予定されていて、一部では0.25%利下げの可能性も取りざたされていることから、明日の発表を前にポジション調整が出やすく、上値も限られる可能性があります。豪ドル/円は1/26の高値の82.84円が目先の抵抗となっていることから、これを超えられないと再び80円台ミドルまでの調整に入ると思います。

■主要通貨の短期のトレンド
USDJPY  ストキャスティクス(スロー)がゴールデンクロス継続
EURJPY  一目均衡表(日足)の転換線(100.72円)上抜けトライ
GBPJPY  一目均衡表(日足)の転換線(120.76円)がレジスタンスか
AUDJPY  1/26高値の82.84円をトライか
NZDJPY  年初来高値更新中
CADJPY  一目均衡表(日足)の雲を上抜け
ZARJPY  年初来高値更新中
NOKJPY  一目均衡表(日足)の雲の下から中へ
MXNJPY  1/26の高値の6.01円を上抜け
HKDJPY  ストキャスティクス(スロー)がゴールデンクロス継続
SGDJPY  一目均衡表(日足)の雲を上抜け
EURUSD  一目均衡表(日足)の雲の中を推移

■変動率からの予想レンジ 09:11→NYクローズ

Ccy 予想レンジ
USDJPY 76.39 ~ 76.80
EURJPY 100.19 ~ 101.25
GBPJPY 120.63 ~ 121.56
AUDJPY 82.12 ~ 82.99
NZDJPY 63.72 ~ 64.40
CADJPY 76.74 ~ 77.42
ZARJPY 10.10 ~ 10.25
NOKJPY 13.13 ~ 13.29
MXNJPY 6.01 ~ 6.08
HKDJPY 9.84 ~ 9.91
SGDJPY 61.46 ~ 61.93
EURUSD 1.3084 ~ 1.3226

■前日のサマリー
週末は米雇用統計待ちでドル/円は東京時間、ロンドン時間帯とも様子見気分が強く小動きを続けていましたが、発表された非農業部門雇用者数が24.3万人増加と、市場予想の14万人増加を大幅に上回ったことから、米の追加緩和観測が後退、2014年後半の利上げ時期についても前倒しされる可能性も出てきたことで、ドル/円は76.74円まで一時上昇し、クローズにかけても76円台後半を維持しました。

ユーロはギリシャの債務交換の合意が進まない中で、ロンドン時間には欧州株が上昇したことから、ユーロ/ドルは1.3186ドル、ユーロ/円は100.53円まで上昇しました。その後、6日の予定されていたユーロ圏財務相会合の延期の報が入り弱含む場面が見られましたが、米雇用統計の好調な結果からユーロ/ドルは1.3206ドル、ユーロ/円は100.89円まで上昇しました。しかし、パパデモス・ギリシャ首相が辞任を示唆したとの報が伝わるとユーロ/ドルは1.3066ドル、ユーロ/円は100.16円まで下落、これが否定されるとそれぞれ1.3165ドル、100.81円まで戻してクローズしました。

週末も米経済指標の好調な結果と、欧米での低金利が続くとの背景から、豪ドル、NZドル、南アランドなどの資源国通貨が軒並み上昇しました。
クローズはドル/円が76.57円、ユーロ/ドルが1.3148ドル、ユーロ/円は100.67円。

■株価(bloomberg.co.jp)

Index 引値 前日比
日経225 8831.93 -44.89
FTSE100(英) 5901.07 105.00
DAX(独) 6766.67 111.04
NYダウ(米) 12862.23 156.82
S&P500(米) 1344.90 19.36
NASDAQ(米) 2905.66 45.98

■金利(bloomberg.co.jp)

Country 利回り 前日比
米10年債 1.92 0.10
日本10年債 0.949 -0.006
英10年債 2.18 0.09
独10年債 1.93 0.08

■コモディティ価格

Commodities 引値 前日比
NY金(期近) 1740.30 -19.00
NY原油(期近) 97.84 1.48

■本日の指標発表(FXミュージアムより)
2/6(月)
・ 09:30 豪 12月 小売売上高
・ 20:00 ドイツ 12月 製造業新規受注
・ 22:55 米国 ブラード米セントルイス連銀総裁講演
・ 23:00 ユーロ圏 フランス国債入札
・ 00:00 カナダ 1月 Ivey購買部協会指数
・ 02:00 ユーロ圏 ファンロンパイ欧州連合(EU)大統領講演
・ 02:15 米国 フィッシャー米ダラス連銀総裁講演

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2012年2月 5日 (日)

2/6の週の見通し -IMFの円高に対する協議の影響は未知数-

こんばんは。本日は高齢の図書館通いです。いつ行っても人が多いです。このところ寒い日が続いていたので、歩いていると今日は暑く感じました。

■日、週、月、年データ Rate ※表をクリックすると拡大します。

■今週の見通し
先週もギリシャと民間債権者の債務交換の進捗が不透明となったことが嫌気され、リスク回避のが先行し、ドル買いと円買いとなったことから、2/1にはユーロ/円が99.24円、ポンド/円は119.59、円豪ドル/円は80.56円まで一時下落しましたが、中国や欧州のPMI(購買担当者景気指数)が市場予想より良かったことに加え、週末には米雇用統計が市場予想より約10万件多い24.3万件、失業率が8.3%となり、市場に楽観的な見方が広がり、米株価が堅調に推移したことから、ドルと円が売られることになり、クローズにかけてドル/円が76.73円、ユーロ/円が100.84円、豪ドル/円が82.60円、NZドル/円が64.16円まで一時上昇し、高値圏でクローズしました。

【ドル/円】
先週末に発表された米国の雇用統計が予想より良かったことに加え、ISM非製造業景気指数が56.8と市場予想から上振れしたこともあり、米国の追加緩和第3弾(QE3)の実施時期の後退、先の米FOMCで示された2014年後半までと示された低金利の引き上げが前倒しされる可能性があるとの期待感が出ていることで、週初はリスク先行での円売りにつながりやすいと思います。また、「IMF代表団、来週訪日して欧州債務危機や円高が日本経済に与える影響について日本の当局者らと協議する」とIMFアジア・太平洋局長が発言したことで、日銀の追加緩和への期待などが高まった場合には円が売られる可能性があり、すときゃスティクス(スロー)でもゴールデンクロスしていることから、76円を割り込むよりも77円を超える可能性出ていると思います。

【ユーロ】
ギリシャ政府と民間債権者の債務交換はこの週末にも合意に至りませんでした。ベニゼロス・ギリシャ財務相は、「トロイカとの協議で、多くの問題が解決した」「民間の関与は今ではプロセスのもっとも簡単な部分」と発言しています。また、「ユーロ圏財務相はギリシャ問題を議論するため8日(水)に会合するだろう」とも発言しています。一方、メルケル独首相は「ギリシャへのこれ以上の救済は望まない」、ユーロ圏の「AAA」格付けの4カ国はギリシャ向け支援拡大を協議せずと発言するなど、不透明感は続いています。公的部門の関与に関心が集まっているECBは「ギリシャ救済で保有債の活用を検討中」と発言しています。ECBの選択肢は①ECBが保有するギリシャ債を購入価格でEFSFに売ることを可能にする②ユーロ圏の中央銀行に対して、ポートフォリオに保有するギリシャ債での利益放棄もしくは損失の受け入れを求める③ECB自身が保有しているギリシャ債の利益放棄もしくは損失の受け入れなどの選択肢を検討していると見られます。公的部門を含めた合意の場合は、ファーストアクションはユーロ買いとなると思われますが、公的部門の影響が大きくなるとみなした場合には、ユーロは売られやすくなります。また、9日(木)にはECB理事会が予定されていて、今回は政策金利、金融政策に変更がないとの予想ですが、ドラギECB総裁の発言には注意が必要です。

【ポンド】
英国は先週発表された製造業PMIが52.1、非製造業PMIが56.0と市場予想より上振れしていることに加え、製造業PMIが景気の良し悪しの分岐点の50を回復してきたことから、9日(木)の金融政策の発表では、資産買い入れプログラムの現状維持となる可能性があります。英国では15日(水)にインフレレポートの発表を控えていることで、これを確認しての追加緩和という可能性が残ります。市場は750億ポンドまたは500億ポンドの追加緩和増額を予想していることから、見送られた場合にはポンドの戻りにつながると思います。この他にも鉱工業生産指数、製造業生産指数、貿易収支の発表が予定されていますが、9日に集中しているため、金融政策が最大の注目となります。

【豪ドル】
VIX指数(下のグラフを参照)をみると、ギリシャの債務交換の合意までが長引いているものの、欧米の低金利政策により株価が底固くしっかりした動きとなっていることから、豪ドル、NZドルなどの資源国通貨が相対的に上昇しています。豪ドル/米ドルは高値を1.0792ドル、NZドル/米ドルは0.8877ドルまで上昇、チャート上でも買われすぎの位置まで上昇しています。豪は7日(火)に金融政策の発表が予定されていて、市場は0.25%の利下げの可能性も一部には出ていることから、新規雇用者数以外(新規雇用者数が大幅に減少したもののパートタイムが減少でフルタイムは増加していた)では、経済指標も好調に近いことから、声明で利下げの可能性が後退した場合には、豪ドルの一段高につながる可能性が高まります。

■VIX(投資家心理指数) VIX source:CBOE,uedaharlowfx
※表をクリックすると拡大します。

■今週の予想レンジ

Ccy Low(下)   High(上)
ドル/円 76.00 77.30
ユーロ/ドル 1.2940 1.3240
ユーロ/円 99.40 102.20
ポンド/円 119.60 122.80
豪ドル/円 80.50 83.70
NZドル/円 63.00 64.70
南アランド/円 9.75 10.80

■注目イベント
2/6(月)
09:30 豪 12月 小売売上高
・ 20:00 ドイツ 12月 製造業新規受注
・ 00:00 カナダ 1月 Ivey購買部協会指数
2/7(火)
・ 09:01 英国 1月 英小売連合(BRC)小売売上高調査
・ 09:30 豪 12月 NAB企業景況感指数
12:30 豪 豪準備銀行(RBA)政策金利発表
・ 14:00 日本 12月 景気一致指数(CI)速報値
・ 14:00 日本 12月 景気先行指数(CI)速報値
・ 16:45 フランス 12月 貿易収支
・ 20:00 ドイツ 12月 鉱工業生産
・ 22:30 カナダ 12月 住宅建設許可件数
・ 05:00 米国 12月 消費者信用残高
2/8(水)
・ 08:50 日本 12月 国際収支・経常収支
08:50 日本 12月 国際収支・貿易収支
・ 15:45 スイス 1月 失業率
・ 16:00 ドイツ 12月 経常収支
16:00 ドイツ 12月 貿易収支
・ 16:45 フランス 12月 財政収支
・ 22:15 カナダ 1月 住宅着工件数
2/9(木)
・ 06:45 nzd 10-12月期 四半期失業率
・ 08:50 日本 1月 マネーストックM2
・ 08:50 日本 12月 機械受注
・ 14:00 日本 1月 消費者態度指数・一般世帯
・ 15:45 スイス 1月 スイスSECO消費者信頼感指数
・ 18:30 英国 12月 鉱工業生産指数
・ 18:30 英国 12月 製造業生産指数
・ 18:30 英国 12月 貿易収支
21:00 英国 イングランド銀行(BOE)金利発表
21:45 ユーロ圏 欧州中央銀行(ECB)政策金利
・ 22:30 カナダ 12月 新築住宅価格指数
・ 22:30 米国 前週分 新規失業保険申請件数
・ 00:00 米国 12月 卸売在庫
2/10(金)
・ 08:50 日本 1月 国内企業物価指数
・ 08:50 日本 1月 国内企業物価指数
・ 16:00 ドイツ 1月 消費者物価指数(CPI)改定値
・ 16:45 フランス 12月 鉱工業生産指数 前月比
・ 16:45 フランス 12月 経常収支
17:15 スイス 1月 消費者物価指数(CPI)
・ 18:30 英国 1月 卸売物価指数(食品、エネルギー除くコアPPI)
・ 22:30 カナダ 12月 貿易収支
・ 22:30 米国 12月 貿易収支
23:55 米国 2月 ミシガン大学消費者態度指数速報値
・ 04:00 米国 1月 月次財政収支
経済指標の詳細はFXmuseumのFXカレンダーを参照してください。

2012年2月 4日 (土)

シカゴ通貨先物非商業ポジション(1/31現在)

こんにちは。本日はいい天気でしたね。

3日に発表された31日現在のシカゴIMMの非商業(投機)ポジションでは、ドルが110.7億ドルの買い超しに大幅減少、円は7,083.6億円の買い超し(ドルでは92.9億ドルの売り超し)に大幅増加、ユーロは196.9億ユーロの売り超し(ドルでは257.6億ドルの買い超し)に大幅減少となりました。また、豪ドルは78.0億豪ドルの買い超し(ドルでは82.8憶ドルの売り超し)に増加、NZドルは14.8億NZドルの買い超し(ドルでは12.2億ドルの売り超し)に増加となりました。

25日の米FOMC以降、ドル売りが市場のコンセンサスとなったこともあり、シカゴ通貨先物でもドル売りが進みました。このため、ネットでのドルのロングポジションが大幅に減少しています。円では、1.5円程度円高が進み、ネットの円ロングは1.2万コントラクト(1コントラクト=1250万円)の増加となっています。内訳をみると新たにロングが構築されたのが1.5万コントラクト、ショートが構築されたのが0.3万コントラクトで、ドル売りは投機筋が主導しているようです。一方のユーロは1.3万コントラクト(1コントラクト=12.5万ユーロ)ショートが減少しているものの、50セントしかユーロ高になっていないことから、先週の逆行現象(ユーロが上昇したがユーロのショートも増加した)と同じように投機筋ではなく実需のユーロ売りが継続しているとみられます。昨日の好調な米雇用統計を受け、ドル売り戦地面とが反転するか、FRBの政策が変わらないことでのドル売りが継続するのかでポジション状況は変わってきますが、豪ドルは2011年4月26日以来の水準となる7.8万コントラクト(過去最高は2011年4月5日の90,938コントラクト)、NZドルは2011年9月13日以来の水準となる1.5万コントラクト(過去最高は2007年7月24日の27,844コントラクト)までロングがたまってきていることもあり、ネガティブセンチメントへ市場が傾いた場合にはこれらが一気に解消される場合があります。

■シカゴIMM非商業ポジション

項目 Net(ネット) Dif(増減) Long(買) Short(売) All(総取組)
JPY 56,669 12,302 81,054 24,385 105,439
EUR -157,546 13,801 31,906 189,452 221,358
GBP -26,214 5,147 23,698 49,912 73,610
CHF -11,222 1,292 6,477 17,699 24,176
CAD -19,409 -500 30,140 49,549 79,689
AUD 78,044 8,558 97,471 19,427 116,898
NZD 14,797 1,865 25,330 10,533 35,863
MXN 56,669 12,302 81,054 24,385 105,439
source:CFTC

【USD】 USD source:CFTC

ドルは56,528コントラクトのロング減少の43,400コントラクトのロングとなりました。
※ドルのポジションは円、ユーロをはじめ、メキシコペソまでを合計して算出しています。レートはFRBのメジャーカレンシーインデックスを使用しています。

【JPY】 JPY source:CFTC

円は12,302コントラクトのロング増加の56,669コントラクトのロングとなりました。

【EUR】 EUR source:CFTC

ユーロは13,801コントラクトのショート減少の157,546コントラクトのショートとなりました。

【CAD】 CAD source:CFTC

カナダドルは500コントラクトのショート増加の19,409コントラクトのショートとなりました。

【NZD】 NZD source:CFTC

NZドルは1,865コントラクトのロング増加の14,797コントラクトのロングとなりました。

他のIMM通貨先物のポジション動向は上田ハーローレポートのシカゴIMM非商業ポジションを参照してください。(6日更新)

2012年2月 3日 (金)

2/3 本日の戦略-米雇用統計よりも市場はギリシャ注目か-

おはようございます。本日は節分です。イワシと恵方巻きという組み合わせが数年続いていますが、本日は外出なので逃れられそうです。

■変化率から見た前日の通貨の強弱
豪ドル>NZドル>ユーロ>ポンド>円>ドル
※ ">" の左側の通貨が右側の通貨より強いことを示しています。

■本日の見通し
本日は、毎月第一金曜日の米国雇用統計です。ただ、今回の雇用統計はドルに与える影響が軽微になるのではないかと予想しています。下の3つのパターンで考えてみました。
①市場予想よりよかった場
このケースでは、通常だと米景気回復傾向の継続から、米金利上昇期待につながりドルが買われると思いますが、先般の米FOMCで2014年後半という時期が明示されていること、昨日のバーナンキ米FRB議長の議会証言で同議長が米経済に対して慎重な見方をしていることなどから、利上げ期待にはつながらず、株価が上昇するため、リスク志向となりドル売りにつながるとと思います。
②市場予想通りだった場合
このケースは、市場に与える影響が限られるため、手掛かりがなく、その後に発表される米非製造業ISMを待つことになり、小動きにとどまるものと思います。
③市場予想より悪かった場合
このケースでは、慎重な見方をしているバーナンキ米FRB議長によるQE3(量的緩和第3弾)への期待が高まる可能性があるため、ドルが売られやすいと思います。

一方、ギリシャ問題は相変わらずヘッドラインが飛び交いますが、独中首脳会談では期待の中国は支援の方法、具体的な額を示しませんでした。このため、公的部門としてECBが債務の減免に応じるのかが焦点となると思います。ただ、ベニゼロス・ギリシャ財務相は「残っている争点の一つ」と発言しているため、他にもまだ争点があるのか、どんな争点があるのかが見えてこないため、どういった形で合意が証明されるのかかなり不透明です。合意された場合には一時的にユーロが買われ、対ドルは1.33ドル超え、対円では101円を一時超えると思います。ただ、合意に至らなければ期限が近づいてくるため、今週の週末もこの問題が最大の焦点となりそうです。また、本日はドイツ、オランダ、ルクセンブルグ、フィンランドの財務相会合が開かれます。ドイツは強硬の筆頭ですが、オランダ、ルクセンブルグもこれまでの発言内容からはそれなりに強硬な国なので、発言内容で波乱がある可能性があります。

本日はUSDJPY、GBPUSD、AUDJPY、CADJPY、HKDJPY、SGDJPY、NZDUSDがNR7(過去7日間で一番値動きが小さかった日)に該当しています。米国雇用統計や非製造業ISM、ギリシャ問題などで大きく動く可能性があります。その中でもNZDUSDは21日移動平均線からの乖離率が3.348%に達していることから、いつ反転下落してもおかしくないといえます。

■NOKJPY 日足(一目均衡表、ストキャスティックス) Blog20120203_01 source:uedaharlowfx
ノルウェークローネ/円を取り上げてみました。1/13および16日に12.62円の安値をつけてから上昇し一目均衡表(日足)の雲の中に一時入り(1/26の高値13.32円)、現在は雲の下に抜けています。現時点では調整(基準線でサポートされているため)と見えますが、基準線を下に抜けてしまうと、雲の上抜けを2回失敗(12/7と1/26)したことになり、下落トレンドが継続するものとみられます。この場合は前出の安値の12.62を試すものと思われます。

■主要通貨の短期のトレンド
USDJPY  ストキャスティクス(スロー)がゴールデンクロスしたが
EURJPY  一目均衡表(日足)の転換線(100.64円)がレジスタンス
GBPJPY  一目均衡表(日足)の転換線(120.76円)がレジスタンス
AUDJPY  一目均衡表(日足)の基準線(80.47円)がサポート
NZDJPY  一目均衡表(日足)の転換線(62.86円)がサポート
CADJPY  21日移動平均線(76.05円)がサポートとなるか
ZARJPY  1/26の高値9.94円を上抜け
NOKJPY  一目均衡表(日足)の転換線(13.12円)がレジスタンス
MXNJPY  一目均衡表(日足)の転換線(5.90円)がレジスタンス
HKDJPY  昨日は下げ止まったが
SGDJPY  一目均衡表(日足)の基準線(60.47円)がサポートとなるか
EURUSD  一目均衡表(日足)の雲の中に入ったが

■変動率からの予想レンジ 08:15→NYクローズ

Ccy 予想レンジ
USDJPY 76.00 ~ 76.39
EURJPY 99.63 ~ 100.70
GBPJPY 119.96 ~ 120.87
AUDJPY 81.22 ~ 82.04
NZDJPY 63.21 ~ 63.85
CADJPY 75.92 ~ 76.56
ZARJPY 9.87 ~ 10.01
NOKJPY 12.99 ~ 13.15
MXNJPY 5.89 ~ 5.96
HKDJPY 9.77 ~ 9.83
SGDJPY 60.90 ~ 61.35
EURUSD 1.3073 ~ 1.3217

■前日のサマリー
昨日も市場の関心はギリシャの債務交換の進捗に向けられ、ヘッドラインが飛び交う中でレンジの動きとなりました。ロンドン時間には、中国の温家宝首相が「中国、欧州危機対策への関与検討」と発言したことから、対ドルで1.3122ドルまで下落していたユーロは1.3198ドル、99.86円まで下落していたユーロ/円は100.32円まで上昇しました。しかし、「欧州はまず先に宿題をしなければならない。そうすれば、中国はユーロ安定のために役割を果たす用意があると発言した」とのメルケル独首相の発言を受け、上昇分を打ち消し、更にユンケル議長が「ギリシャのPSIの協議は極めて困難」「1月30日に合意した措置はまだ大幅に不十分」と発言したことから、NY市場序盤にユーロ/ドルは1.3085ドル、ユーロ/円は99.63円へと下落しました。その後、ベニゼロス・ギリシャ財務相が「ギリシャのPSI協議に残っている争点の一つは、公的セクターの参加である」と発言したことから、市場から悲観的な見方が後退してユーロ/ドルは1.3178ドル、ユーロ/円は100.42円まで一時反発日て各々1.3145ドル、100.20円近辺でクローズしました。

ドル/円はギリシャの債務交換への懸念が高まったところで76.05円までドル安が進みましたが、76円を割り込むまでには至りませんでした。バーナンキ米FRB議長の議会証言では「支出、生産、雇用に一部改善の兆しも、先行きは不透明」などと発言しましたが、市場が予想していた委譲には悲観的な内容が含まれていず、これまで通り慎重な見方を継続していることが示されたため、市場の反応は限定的となりましたが、クローズにかけては76.24円まで一時戻す場面がみられました。

昨日も引き続き豪ドル、NZドルが上昇しました。豪ドルは上振れした貿易黒字を好感して一時1.0755ドルと年初来高値を更新しました。また、NZドルも比較的リスクの少ない通貨として志向されており、対ドルでは0.8368ドルとこちらも年初来高値を更新しました。そのほかには南アランドも選好されているようで、1/26の高値の9.94円を上抜けするなど、一部通貨のリスク選好が続いているようです。
クローズはドル/円が76.18円、ユーロ/ドルが1.3140ドル、ユーロ/円は100.15円。

■株価(bloomberg.co.jp)

Index 引値 前日比
日経225 8876.82 67.03
FTSE100(英) 5796.07 5.35
DAX(独) 6655.63 38.99
NYダウ(米) 12705.41 -11.05
S&P500(米) 1325.54 1.45
NASDAQ(米) 2859.68 11.41

■金利(bloomberg.co.jp)

Country 利回り 前日比
米10年債 1.82 -0.01
日本10年債 0.955 -0.005
英10年債 2.09 0.04
独10年債 1.85 0.00

■コモディティ価格

Commodities 引値 前日比
NY金(期近) 1756.80 9.70
NY原油(期近) 96.36 -1.25

■本日の指標発表(FXミュージアムより)
2/3(金)
・ 18:00 ユーロ圏 コスタ・ポルトガル中銀総裁講演
・ 18:00 ユーロ圏 1月 サービス部門購買担当者景気指数改定値(PMI)
・ 18:30 英国 1月 サービス部門購買担当者景気指数(PMI)
19:00 ユーロ圏 12月 小売売上高
・ 21:00 カナダ 1月 新規雇用者数
・ 21:00 カナダ 1月 失業率
22:30 米国 1月 非農業部門雇用者数変化
22:30 米国 1月 失業率
00:00 米国 1月 ISM非製造業景況指数(総合)
・ 00:00 米国 12月 製造業新規受注

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2012年2月 2日 (木)

2/2 本日の戦略-バーナンキの証言次第で76円割れも-

こんばんは。朝アップしていたと思ったら、アップできていなかったようです。ご指摘いただきました方、誠にありがとうございます。

■変化率から見た前日の通貨の強弱
豪ドル>NZドル>ユーロ>ポンド>円>ドル
※ ">" の左側の通貨が右側の通貨より強いことを示しています。

■本日の見通し
豪ドル、NZドルの対ドルでの堅調推移が継続しています。これは、米の低金利状態が2014年後半まで続くとの見通しが示されたこと、英やユーロ圏でも追加緩和や利下げの可能性が燻っているため、過剰流動性の行き先として比較的金利が高く、リスクの低いこれらの国に向かっていると思われます。また、ギラード豪首相も豪ドルが今後数年間高止まりするだろうとの見解を示したことも上昇の要因となったようです。欧米の株価の動きと豪ドルは比較的相関性が高いと見られることから、リスク要因としては株価が急落する場面ということになります。ただ、NZドル/豪ドルは21日移動平均線からの乖離率が昨日のクローズレベルで3.515%に達していることもあり、調整入りするリスクが伴っていると言えそうです。

ギリシャの債務交換はIIFが民間債権者との債務減免は最終合意に近付いており、週内決着する見込みとの認識を示しています。ベニゼロス・ギリシャ財務相は実質の減免幅が70%を和回っているとの見通しをしめし、2/13までに議会の承認を取らなければなりません。引き続き綱渡りの状態が続きます。このため、昨日は一時1.32ドルを回復したユーロ/ドル、100円台後半まで上昇したユーロ/円もここからは上値が重くなるのではないかと思います。

ドル/円は昨日76.03円まで下落しました。安住財務相は昨日、本日と円高けん制発言を行っていますが、市場では米財務省の為替報告での本邦政府・日銀の介入への牽制があるため、実弾介入には早急に踏み込みにくいとの見方が強いため、本日のバーナンキ米FRB議長の下院での議会証言などを受け、ドル安センチメントが続けは76円を割り込んでくると思います。ただ、75円台では日銀によるレートチェックなども行われる可能性があり、状況によっては荒い値動きになるかもしれません。

■ZARJPY 日足(一目均衡表、ストキャスティックス) ZARJPY source:uedaharlowfx
南アランド/円は1/26の9.94円の高値をつけ調整となりましたが、一目均衡表(日足)の遅行線が雲に支えられ、雲を上抜けてきました。また、実勢レートは距離があるものの基準線で支えられました。このため、上昇が継続する可能性が高いと思いますが、前出高値の9.94円を上に抜けられなければ、ダブル天井を形成する可能性もあります。昨年10/31の高値の10.15円が一目均衡表(週足)の10.13円とほぼ同値であるため、この近辺までと思われます。

■主要通貨の短期のトレンド
USDJPY  76円割れトライ中
EURJPY  21日移動平均線(99.30円)がサポートとなるか
GBPJPY  一目均衡表(日足)の基準線(119.70円)がサポート
AUDJPY  一目均衡表(日足)の基準線(80.47円)がサポート
NZDJPY  一目均衡表(日足)の転換線(62.77円)がサポート
CADJPY  21日移動平均線(75.94円)がサポートとなるか
ZARJPY  一目均衡表(日足)の遅行線が雲を上抜け
NOKJPY  一目均衡表(日足)の基準線(12.97円)がサポート
MXNJPY  一目均衡表(日足)の転換線(5.90円)がレジスタンス
HKDJPY  年初来安値更新
SGDJPY  一目均衡表(日足)の基準線(60.47円)がサポートとなるか
EURUSD  一目均衡表(日足)の雲がレジスタンス

■変動率からの予想レンジ 08:18→NYクローズ

Ccy 予想レンジ
USDJPY 75.97 ~ 76.37
EURJPY 99.76 ~ 100.83
GBPJPY 120.18 ~ 121.12
AUDJPY 81.19 ~ 82.04
NZDJPY 63.15 ~ 63.82
CADJPY 75.96 ~ 76.62
ZARJPY 9.81 ~ 9.95
NOKJPY 13.04 ~ 13.20
MXNJPY 5.85 ~ 5.92
HKDJPY 9.76 ~ 9.82
SGDJPY 60.68 ~ 61.15
EURUSD 1.3093 ~ 1.3239

■前日のサマリー
昨日はギリシャの債務交換を巡る不透明感からロンドン時間序盤にはユーロが下値を試す展開となり、ユーロ/ドルが1.3026ドル、ユーロ/円が99.25円まで下落しましたが、ドイツ、ユーロ圏などの製造業PMI(購買担当者景気指数)が宇和ブレしていたことや独の国債入札が好調だったことやポルトガルの短期債の入札が無難にこなされ、調達コストも低下したことで、ユーロ/ドルはストップロスを巻き込んで1.3152ドル、ユーロ/円も100.05円まで上昇しました。NY時間にはギリシャの債務交換協議、合意まで数時間と米メディアが報じたことで、ユーロ/ドルが1.3218ドル、ユーロ/円が100.70円まで上昇しましたが、IIFが合意まで数日かかるとコメントしたことから上げ幅を縮小してクローズしました。

ドル/円はユーロの堅調推移から、NY時間に一時76.03円まで下落して、昨年10月末の本邦政府・日銀による介入後のドルの安値を更新して76円割れを試しましたが、失敗したことで一時76.35円まで戻したものの、戻りは鈍く再び76.20円近辺へと下落しています。

この日も上昇は豪ドル、NZドルなど資源国通貨と新興国通貨でした。豪ドルはギラード首相が「豪ドルは今後数年間、比較的高水準に留まるだろう」と発言するなど、過剰流動性は豪ドルに向かいやすくなっていると思います。豪ドル/米ドルは昨年10/27以来の1.0738ドル、NYドル/米ドルは昨年9/9以来の0.8355ドルまで上昇しました。
クローズはドル/円が76.16円、ユーロ/ドルが1.3157ドル、ユーロ/円は100.25円。

■株価(bloomberg.co.jp)

Index 引値 前日比
日経225 8809.79 7.28
FTSE100(英) 5790.72 109.11
DAX(独) 6616.64 157.73
NYダウ(米) 12716.46 83.55
S&P500(米) 1324.09 11.68
NASDAQ(米) 2848.27 34.43

■金利(bloomberg.co.jp)

Country 利回り 前日比
米10年債 1.83 0.03
日本10年債 0.960 -0.007
英10年債 2.05 0.08
独10年債 1.85 0.06

■コモディティ価格

Commodities 引値 前日比
NY金(期近) 1747.10 9.30
NY原油(期近) 97.61 -0.87

■本日の指標発表(FXミュージアムより)
2/2(木)
09:30 豪 12月 貿易収支
・ 09:30 豪 12月 住宅建設許可件数
・ 16:00 スイス 12月 貿易収支
・ 18:30 ユーロ圏 スペイン国債入札
・ 19:00 ユーロ圏 12月 卸売物価指数(PPI)
・ 19:00 ユーロ圏 フランス国債入札
・ 21:30 米国 1月 チャレンジャー人員削減数
・ 22:30 米国 10-12月期 四半期非農業部門労働生産性・速報値
22:30 米国 前週分 新規失業保険申請件数
・ 23:00 米国 エバンズ米シカゴ連銀総裁講演
・ 23:00 英国 ポーゼン英中銀金融政策委員会(MPC)委員講演
00:00 米国 バーナンキ米連邦準備理事会(FRB)議長下院議会証言

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2012年2月 1日 (水)

2/1 本日の戦略-いくつかの通貨ペアは短期トレンドが下落へ転じたかも-

おはようございます。長女の通う中学校でインフルエンザにより学級閉鎖となりました。長女のクラスではないく、幸い長女も罹っていません。

■変化率から見た前日の通貨の強弱
円>ドル>ポンド>豪ドル>NZドル>ユーロ
※ ">" の左側の通貨が右側の通貨より強いことを示しています。

■本日の見通し
昨日も不透明なギリシャの債務交換の結果待ちで、ユーロが動く展開となりました。ベニロゼス・ギリシャ財務相は「民間債権者の損失率を70%超とする案が討議されている」と発言、関係筋は「早ければ2月1日(水)に合意の可能性」「全般的には公的部門の貢献が必要」と発言、ECBのノボトニー氏は「ギリシャがユーロ圏に残るか確信できない」と発言しています。また、ベニロゼス・ギリシャ財務相は「第2次救済は2月5日までにまとめる必要」と発言、2月6日にユーロ圏財務相が会合する予定となっていて、また今週末に山を迎えそうな状況となってきました。ポイントとしては①ECBが債務減免をどうするのか、②民間債権者が70%超の損失を受け入れるかということになります。本日はメルケル独首相が中国を訪問する予定ですので、中国からのユーロにとってよい、サプライズな発言があった場合には、ユーロの上昇につながると思います。一方、バイトマン独連銀総裁の講演が予定されているため、ECBの債務減免に反対する発言を行った場合には、ユーロが売られることとなると思います。

本日は2つの注目度の高い経済指標の発表が予定されています。1つは、米ADP雇用調査、もうひとつは米ISM製造業景気指数です。ADPは急遽計算会社(民間)の指標で、米雇用統計との相関はそれほど高くありませんが、傾向をみることができるため、雇用の伸びの低下傾向が示されればNYダウの下落から、リスク回避の動き(ドル買いと円買い)が出やすくなるものと思います。

昨日堅調に推移した豪ドル、NZドルですが、本日10時発表の中国製造業PMIに注目です。これが前回の50.3より悪く、景気の良い悪いの判断基準となる50を下回った場合には、豪ドル、NZドルは売られやすくなると思います。

■NZDJPY 日足(一目均衡表、ストキャスティックス) NZDJPY source:uedaharlowfx
NZドル/円は昨年12/15の58.24円の安値をつけてからきれいに上昇トレンドとなっています。1/26に63.80円の高値をつけて調整に入っていると思われるものの、一昨日、昨日と一目均衡表(日足)の転換線の62.61円でサポートされました。大きなサポートは基準線の61.67円とみられますので、転換線のレベルから反発し、1/26の高値を上に抜けると、昨年9/1の高値の65.75円近辺までの上昇の可能性が高くなると思います。

■主要通貨の短期のトレンド
USDJPY  年初来安値更新
EURJPY  一目均衡表(日足)の基準線(99.61円)がサポートとなるか
GBPJPY  一目均衡表(日足)の基準線(120.16円)がサポート
AUDJPY  一目均衡表(日足)の基準線(80.47円)がサポート
NZDJPY  一目均衡表(日足)の基準線(62.61円)がサポート
CADJPY  21日移動平均線(75.92円)がサポートとなるか
ZARJPY  一目均衡表(日足)の基準線(9.63円)がサポートとなるか
NOKJPY  一目均衡表(日足)の雲がレジスタンス
MXNJPY  一目均衡表(日足)の転換線を下抜け
HKDJPY  年初来安値更新
SGDJPY  一目均衡表(日足)の基準線(60.47円)がサポートとなるか
EURUSD  一目均衡表(日足)の雲がレジスタンス

■変動率からの予想レンジ 08:21→NYクローズ

Ccy 予想レンジ
USDJPY 76.04 ~ 76.46
EURJPY 99.23 ~ 100.29
GBPJPY 119.71 ~ 120.61
AUDJPY 80.62 ~ 81.43
NZDJPY 62.77 ~ 63.40
CADJPY 75.73 ~ 76.39
ZARJPY 9.67 ~ 9.80
NOKJPY 12.91 ~ 13.07
MXNJPY 5.79 ~ 5.85
HKDJPY 9.77 ~ 9.83
SGDJPY 60.38 ~ 60.84
EURUSD 1.3017 ~ 1.3158

■前日のサマリー
昨日はアジアの株価が反発したことなどから豪ドル、NZドルが上昇、ユーロ圏周縁国の対独国債スプレッドがタイトニング(縮小)する中で、ロンドン時間に豪ドル/円は81.52円、NZドル/円は63.29円まで上昇しましたが、米経済指標を受け、NYダウが下落すると上げ幅を縮小してクローズしました。ただ、全般的にリスク回避的な動きの中では、対ドル、対円ともに両通貨は上昇してクローズしています。

ユーロ/円はギリシャの債務交換の進展が見られない中で、「ギリシャの債務交換が週末までに進展する」とのパパデモス・ギリシャ首相の発言が手掛かりとなり、ユーロ圏周縁国の対独国債利回りがタイトニングしたことなどから欧州の株価が上昇し、リスクオンの流れで、ロンドン時間にユーロ/ドルは1.3213ドル、ユーロ/円は100.88円まで上昇しました。しかし、「ギリシャがユーロ圏に残れるか確信できない」とノボトニー氏が発言したことや米経済指標の悪化傾向からNYダウが下落したことで、リスクオフの流れとなり、NY時間にユーロ/ドルは1.3042ドル、ユーロ/円は99.55円まで下落し、クローズにかけては切り返したものの、安値圏でのクローズとなりました。

ドル/円はロンドン時間に78.42円まで上昇する場面が見られましたが、発表された米シカゴPMIが60.2に低下(前回62.2)、米コンファレンスボード消費者信頼感指数は61.4に低下(前回64.8)したことなどからNYダウが下落し、NY時間には昨年10月31日の介入以来の安値となる76.14円まで下落しました。
クローズはドル/円が76.16円、ユーロ/ドルが1.3041ドル、ユーロ/円は99.54円。

■株価(bloomberg.co.jp)

Index 引値 前日比
日経225 8802.51 9.46
FTSE100(英) 5681.61 10.52
DAX(独) 6458.91 14.46
NYダウ(米) 12632.91 -20.81
S&P500(米) 1312.41 -0.60
NASDAQ(米) 2813.84 1.90

■金利(bloomberg.co.jp)

Country 利回り 前日比
米10年債 1.84 -0.05
日本10年債 0.967 0.004
英10年債 1.99 -0.08
独10年債 1.79 -0.07

■コモディティ価格

Commodities 引値 前日比
NY金(期近) 1734.40 -1.00
NY原油(期近) 98.78 -0.78

■本日の指標発表(FXミュージアムより)
2/1(水)
・ 09:30 豪 10-12月期 四半期住宅価格指数
・ 10:30 日本 12月 毎月勤労統計調査-現金給与総額
・ 16:00 英国 1月 ネーションワイド住宅価格
・ 17:15 スイス 12月 実質小売売上高
・ 17:30 スイス 1月 SVME購買部協会景気指数
・ 18:00 ユーロ圏 1月 製造業購買担当者景気指数改定値(PMI)
・ 18:30 英国 1月 製造業購買担当者景気指数(PMI)
・ 19:00 ユーロ圏 1月 消費者物価指数(HICP)
・ 19:15 ユーロ圏 ドイツ国債入札
19:30 ユーロ圏 ポルトガル国債入札
22:15 米国 1月 ADP雇用統計
・ 00:00 米国 12月 建設支出
00:00 米国 1月 ISM製造業景況指数
・ 01:20 バイトマン独連銀総裁講演

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2012年1月31日 (火)

1/31 本日の戦略-リスク回避は続くのか-

おはようございます。巨大地震のは正確率が高まっているとのニュースを見ました。首都圏の直下型地震も4年以内に70%の確率と聞くと、準備をしておかないとと思いますね。

■変化率から見た前日の通貨の強弱
円>ドル>ポンド>豪ドル>NZドル>ユーロ
※ ">" の左側の通貨が右側の通貨より強いことを示しています。

■本日の見通し
昨日は典型的なリスク回避のパターンとなり、ドルと円が主要通貨に対して買われたため、クロス円の下落が大きくなりました。ギリシャの民間との債務交換についてはサルコジ仏大統領が「今後数日中に最終的なギリシャとの合意を予想」、ユンケル・ユーログループ議長が「週末までに合意望む」と発言しています。ギリシャでもパパデモス首相が「国内3党指導者の合意得た」などと発言しているものの、「交渉は容易ではない」とも発言していて先行きはなお不透明です。一方、週末にドイツ誌が報道した「ギリシャに財政権限の移譲を求める」件については、ユンケル・ユーログループ議長、サルコジ大統領が反対していますが、ドイツ与党からは「我慢の限界」との声も出ていることで、支援との引き換え条件として今後浮上してくる可能性もあり、極端な場合はギリシャのユーロ離脱との噂が再び浮上してくる可能性があります。また、新たなリスクとしてポルトガルの10年債利回りが上昇しています。ギリシャの交渉が難航していることが主な理由です。

一方のEU非公式首脳会合ではESMを今年7月から導入することに合意、英国とチェコ(憲法上の理由で調印せず)を除く25カ国が財政規律強化に向けた新財政協定で合意したことを明らかにしましたが、市場のユーロ売りムードを払しょくするまでには至りませんでした。何度か書きましたが、財政健全化がユーロに対する懸念の払しょくには有効なものの、効果が表れてくるまでには時間が必要であることから、ユーロが一段と上昇するにはECBによる国債買い取り枠の拡大、ユーロ圏共同債の発行などの思い切った措置が出てくるときと思います。

本日は月末ということもあり、19時に財務省から外国為替平衡操作状況が発表されます。もし、今月も覆面介入を行っていたとなれば、米財務省の為替報告書以降で、米国が本邦の介入を黙認していることになるので、ドルが買われる(円が売られる)と思います。ただこれは極めて可能性が低いものとなります。

ポンドは朝方発表されたGFK消費者信頼感指数が-29と1年ぶりの水準へ回復してきました。消費者物価指数の低下などが要因として挙げられますが、依然として低い水準には変わりのないことから、2月の英中銀による追加緩和の可能性は残っているため、ポンドの戻りも限られてくると思われます。

■AUDJPY 日足(一目均衡表、ストキャスティックス) AUDJPY source:uedaharlowfx
豪ドル/円は上昇トレンドながら、1/26に82.84円で目先の天井をつけ調整局面と思われます。調整めどとなる一目均衡表(日足)の基準線の80.47円は昨日サポートとして機能したことから、ここを下に抜けなければ、前出高値の82.84円を上に抜けて、昨年10/31の高値の83.96円を目指すものと思います。下抜けた場合でも79.37円近辺がサポートとして機能すると思います。

■主要通貨の短期のトレンド
USDJPY  レンジ下抜けか
EURJPY  一目均衡表(日足)の基準線(99.62円)がサポートとなるか
GBPJPY  一目均衡表(日足)の転換線を下抜け
AUDJPY  一目均衡表(日足)の基準線(80.47円)がサポートとなるか
NZDJPY  ストキャスティックス(スロー)がデッドクロスしているが
CADJPY  一目均衡表(日足)の基準線(76.05円)がサポートとなるか
ZARJPY  一目均衡表(日足)の基準線(9.63円)がサポートとなるか
NOKJPY  一目均衡表(日足)の基準線(12.97円)がサポートとなるか
MXNJPY  一目均衡表(日足)の転換線を下抜け
HKDJPY  レンジ下抜けか
SGDJPY  一目均衡表(日足)の基準線(60.47円)がサポートとなるか
EURUSD  一目均衡表(日足)の雲がレジスタンスの模様

■変動率からの予想レンジ 08:08→NYクローズ

Ccy 予想レンジ
USDJPY 76.11 ~ 76.54
EURJPY 99.79 ~ 100.83
GBPJPY 119.45 ~ 120.36
AUDJPY 80.51 ~ 81.31
NZDJPY 62.27 ~ 62.87
CADJPY 75.87 ~ 76.52
ZARJPY 9.64 ~ 9.77
NOKJPY 13.04 ~ 13.19
MXNJPY 5.82 ~ 5.88
HKDJPY 9.79 ~ 9.85
SGDJPY 60.49 ~ 60.94
EURUSD 1.3078 ~ 1.3216

■前日のサマリー
昨日は合意が近いといわれていたギリシャと民間債権者の債務交換に懸念が生じたことやポルトガルの10年債利回りがユーロ導入後最高となる15.79%へ上昇したことなどから、ユーロが主要通貨に対して売られる流れとなり、NY時間には一時1.3077ドルと、東京オープンの1.3210ドルから約150ポイント下落、ユーロ/円も99.98円と朝方からほぼ一本調子に約1円50銭のげらくとなりました。クローズにかけてはEU非公式首脳会合でESMの7月稼働で合意したことや財政協定で一致したとの内容が伝えられたこともあり、ユーロ/ドルが1.3145ドル、ユーロ/円が100.33円まで戻してクローズしました。

ドル/円はユーロに対する懸念から欧米の株価が下落したこともあり、リスク回避の円買いで、NY時間には76.50円から断続的にあったストップロスをつけて76.21円まで下落、クローズにかけてはやや戻したものの76円台前半までとなりました。

昨日は典型的なリスク回避のパターンとなり、ドルと円が主要通貨に対して買われました。このため、クロス円の下落が大きくなり、ポンド円が119.59円、豪ドル/円が80.52円、NZドル/円が62.29円まで一時下落しています。
クローズはドル/円が76.22円、ユーロ/ドルが1.3076ドル、ユーロ/円は99.98円。

■株価(bloomberg.co.jp)

Index 引値 前日比
日経225 8793.05 -48.17
FTSE100(英) 5671.09 -62.36
DAX(独) 6444.45 -67.53
NYダウ(米) 12653.72 -6.74
S&P500(米) 1313.01 -3.32
NASDAQ(米) 2811.94 -4.61

■金利(bloomberg.co.jp)

Country 利回り 前日比
米10年債 1.84 -0.05
日本10年債 0.963 -0.007
英10年債 1.99 -0.08
独10年債 1.79 -0.07

■コモディティ価格

Commodities 引値 前日比
NY金(期近) 1731.00 -1.20
NY原油(期近) 98.78 -0.78

■本日の指標発表(FXミュージアムより)
1/31(火)
・ 08:30 日本 12月 有効求人倍率
・ 08:30 日本 12月 全世帯家計調査・消費支出
・ 08:30 日本 12月 失業率
・ 08:50 日本 12月 鉱工業生産・速報値
・ 09:01 英国 1月 GFK消費者信頼感調査
・ 09:30 豪 12月 NAB企業景況感指数
・ 14:00 日本 12月 新設住宅着工戸数
・ 16:00 ドイツ 12月 小売売上高指数
・ 16:45 フランス 12月 卸売物価指数(PPI)
・ 16:45 フランス 12月 消費支出
17:55 ドイツ 1月 失業者数
・ 17:55 ドイツ 1月 失業率
・ 18:30 英国 12月 消費者信用残高
・ 18:30 英国 12月 マネーサプライM4
・ 19:00 日本 外国為替平衡操作の実施状況(介入実績)
19:00 ユーロ圏 12月 失業率
・ 21:00 南ア 12月 貿易収支
・ 22:30 カナダ 12月 鉱工業製品価格
・ 22:30 カナダ 12月 原料価格指数
・ 22:30 カナダ 11月 月次国内総生産(GDP)
23:00 米国 11月 ケース・シラー米住宅価格指数
・ 23:45 米国 1月 シカゴ購買部協会景気指数
・ 00:00 米国 1月 消費者信頼感指数(コンファレンス・ボード)

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2012年1月30日 (月)

1/30 本日の戦略-ギリシャの軸足は第2次支援へ移ったか-

おはようございます。今月も残り2日となりました。年間では最低気温を記録する日は1月が多いそうですので、2月は少し暖かくなって欲しいですね。

■変化率から見た前日の通貨の強弱
円>ユーロ>ポンド>NZドル>豪ドル>ドル
※ ">" の左側の通貨が右側の通貨より強いことを示しています。

■本日の見通し
週末の格付け機関フィッチによるユーロ圏5カ国の格下げを整理しておきますと

変更後 見通し 変更前
イタリア A- ネガティブ A+
スペイン A ネガティブ AA-
スロベニア A ネガティブ AA-
ベルギー AA ネガティブ AA+
キプロス AA ネガティブ AA+


となり、事前のアナウンスの通り、フランスの格付けには変更がなかったことと、別の格付け機関S&P、ムーディーズに続き3回目であったことでインパクトはほとんどなく、影響も限定的にとどまりました。本日はイタリアの国債入札(19時)、フランスの国債入札(23時)が予定されていますが、これらの資金調達コストに影響があるか注目です。特にイタリアは週末入札された短期債の調達コストが大幅に改善されていた(フィッチ発表の前ではあるが)ことに加え、10年債利回りが6%を割り込むなどマインドが改善してきていることから、本日の入札が無難にこなされれば、しばらくは国債入札に対しての懸念が和らぐものと思われ、ユーロが買われやすくなるのではないでしょうか。ただし、ギリシャでの民間債権者との債務交換は合意が近いとのアナウンスが続く割には合意に至った発表がされないこと、ギリシャ第2次支援の額が当初予定より多くなること(ヘアカットしているわりには目標に到達できない可能性があること)などから、ユーロが一段高くなるには更にユーロ圏にプラスになるは材料が必要と思われます。ただ、本日のEU非公式首脳会談は金融と売り引き税の導入以外には目新しい内容は含まれていないと思います。

先週の米10-12月期GDPが市場予想を下回り、ダドリーNY連銀総裁が上半期は昨年第4四半期より悪くなる見通しを示しました。もともと緩和色が強かった同総裁ですので、ドル売り材料の一つとはなったものの、サプライズはなかったといえそうです。ただ、今週発表されるISMや雇用統計など重要な指標の足踏みがみられた場合には、追加緩和への期待が高まるものと思われますので、ドル売りのセンチメントが継続すると思います。先週と違い、円が売られる要因が足許で少なくなった(日本の経常収支が2010年台中ごろから赤字になるとはやしたことなど)から、ドルは円に対しても弱含む可能性が高く、目先のストップロスをつけに言った場合には76円割れの可能性も出てきます。

■EURJPY 日足(一目均衡表、ストキャスティックス) EURJPY source:uedaharlowfx
ユーロ/円は一目均衡表(日足)の転換線が基準線を上に抜けていますが、遅行線が日々線(ロウソク足)を上に抜けに失敗したことやストキャスティックス(スロー)でデッドクロスしていることから、1/26の高値の102.19円が目先の天井となり、基準線の99.61円近辺までの調整となる可能性が高そうです。

■主要通貨の短期のトレンド
USDJPY  21日移動平均線を下抜け
EURJPY  ストキャスティックス(スロー)がデッドクロスしているが
GBPJPY  一目均衡表(日足)の雲がレジスタンスとなったか
AUDJPY  ストキャスティックス(スロー)がデッドクロスしているが
NZDJPY  ストキャスティックス(スロー)がデッドクロスしているが
CADJPY  一目均衡表(日足)の雲がサポートとなったか
ZARJPY  ストキャスティックス(スロー)がデッドクロスしているが
NOKJPY  一目均衡表(日足)の雲がレジスタンスとなったか
MXNJPY  ストキャスティックス(スロー)がデッドクロスしているが
HKDJPY  21日移動平均線を下抜け
SGDJPY  一目均衡表(日足)の雲がサポートとなったか
EURUSD  一目均衡表(日足)の雲の下から中へ

■変動率からの予想レンジ 07:37→NYクローズ

Ccy 予想レンジ
USDJPY 76.47 ~ 76.90
EURJPY 100.90 ~ 101.94
GBPJPY 120.15 ~ 121.10
AUDJPY 81.27 ~ 82.05
NZDJPY 62.90 ~ 63.49
CADJPY 76.25 ~ 76.89
ZARJPY 9.80 ~ 9.93
NOKJPY 13.14 ~ 13.29
MXNJPY 5.90 ~ 5.97
HKDJPY 9.85 ~ 9.91
SGDJPY 61.07 ~ 61.51
EURUSD 1.3163 ~ 1.3303

■前日のサマリー
先週末はイタリアの短期国債入札が無難にこなされ調達コストが下がったことや米国の10-12月期GDPが市場予想より悪い前期比年率2.8%の成長に留まったこと、ダドリー・ニューヨーク連銀総裁が「今年上半期は昨年第4四半期の成長は維持できず」と発言したことから、主要通貨に対してドルが売られ、ドル円は一時76.66円まで下落し、76円台後半で取引を終えました。

一方、ユーロは格付け会社フィッチは、イタリア、スペイン、スロバキアの3カ国を2段階、ベルギー、キプロスの2カ国を1段階とユーロ圏5カ国を格下げしましたが影響は限定的に留まり、ユーロ/ドルはドルの下落から1.3235ドルまで上昇し、ユーロ円は朝方の水準の101.45円近辺まで戻しました。

多少的な動きとなったのは、ドルストレートとクロス円で、クロス円は下落幅が異なるものの総じて下落となったのに対し、ドルストレートは幅が異なるものの主要な通貨では上昇しました。
クローズはドル/円が76.65円、ユーロ/ドルが1.3078ドル、ユーロ/円は100.59円。

■株価(bloomberg.co.jp)

Index 引値 前日比
日経225 8841.22 -8.25
FTSE100(英) 5733.45 -61.75
DAX(独) 6511.98 -27.87
NYダウ(米) 12660.46 -74.17
S&P500(米) 1316.33 -2.10
NASDAQ(米) 2816.55 11.27

■金利(bloomberg.co.jp)

Country 利回り 前日比
米10年債 1.89 -0.04
日本10年債 0.970 -0.015
英10年債 2.07 -0.02
独10年債 1.85 -0.01

■コモディティ価格

Commodities 引値 前日比
NY金(期近) 1735.40 -
NY原油(期近) 99.56 -0.14

■本日の指標発表(FXミュージアムより)
1/30(月)
・ 19:00 ユーロ圏 1月 消費者信頼感(確定値)
19:00 ユーロ圏 イタリア国債入札
・ 未定 ドイツ 1月 消費者物価指数速報値(CPI)
・ 22:30 米国 12月 個人所得
・ 22:30 米国 12月 個人消費支出(PCE)
・ 22:30 米国 12月 個人消費支出(PCEコア・デフレーター、食品・エネルギー除く)
・ 23:00 ユーロ圏 フランス国債入札
・ 02:00 ユーロ圏 ノボトニー・オーストリア中銀総裁講演

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2012年1月29日 (日)

1/30の週の見通し -ユーロ圏懸念後退ならドル一段安へ-

こんばんは。今日は風の強い日でしたね。ウォーキングでも前にはなかなか進みませんでした。本日は約7Kmでした。

■日、週、月、年データ Rate ※表をクリックすると拡大します。

■今週の見通し
先週は米国のFOMCの声明で、「少なくとも2014年終盤まで(at least through late 2014)、FF金利を異例の低水準(exceptionally low levels)とすることが正当化される可能性が高いと現時点で予想している」との内容が含まれていたことで、ドルが主要通貨に対して売られることになりました。このため、日本の貿易収支が31年ぶりに赤字となり、2010年台に経常収支も赤字になるのではとの思惑から売られていた円もドルに対して下落に転じたため、クロス円も全般的に下落することになりました(下の2つのグラフを参照してください)。

【ドル/円】
先週末に発表された米国の10-12月のGDPは前期比年率で2.8%(予想3.0%)、同個人消費は2.0%(予想2.4%)といずれも市場予想より悪い内容となりました。このため、ドルが主要通貨に対して売られる結果となり、ドル/円でもドル売りとなったことで76.68円でクローズしています。このため、昨年10月31日の本邦政府・日銀のドル買い介入以降の安値レベルとなる76.60円台まで低下しました。本邦の将来の経常赤字の可能性をはやして円売りマーケットと一時なったため、にわかロングがたまっていることも考えられ、シカゴIMMの非商業ポジションも円ロングが減少していたこともあり、米雇用統計の下振れなどで再度円ロングが構築された場合には、先週前半にみられた76円台前半のストップロスを付けて76円を割り込む可能性がでています。ただ、76円を割り込むと本邦政府・日銀の介入への警戒が出やすくなるため下げ渋ると思われますが、米財務省の為替報告で、介入に対する否定的な見方がでたあとの初めての76円割れとなった場合に、10月31日早朝のドルの最安値の75.32円を目標に市場が本邦政府・日銀の出方を試してくる可能性があります。

【ユーロ】
ギリシャ政府と民間債権者の債務交換は未だ合意には至っていないものの、ベロゼニス財務相が債務交換に関する最終案を2月15日までに提出する考えを明らかにしたことやパパデモス首相が「来週半ばまでの協議終結を目指す。できるだけ早期の合意を望む」などと楽観的な見方を示したことなどから、格付け機関フィッチがユーロ圏5カ国の格付け(イタリア、スペイン、スロベニアを2段階、ベルギー、キプロスを1段階)を引き下げたものの影響は限定的にとどまり、ユーロ/ドルは1.3233ドルまで上昇し高値圏でクローズしましたが、ユーロ/円は上下に動いたものの、100円台ミドル手前でクローズとなっています。先週はイタリアの10年債の利回りが6%を割り込むなど、ユーロ圏の国債利回り低下が見られましたが、引き続きこうした流れが続くのかどうかがポイントとなります。シカゴIMMの非商業ポジションでもユーロのショートは過去最高に近いポジションは残っていることから、30日のEUサミットで新たな危機対応に向けた決定がなされればユーロ/ドルで1.36ドル近辺、ユーロ/円で103円手前までの上昇の可能性があります。

【ポンド】
英国は2月7-8日に開催される金融政策委員会で500億ポンドもしくは750億ポンドの追加緩和がなされるとの見方がくすぶり続け戻りが鈍くなっています。週末にはマイルズ英中銀MPC委員が「追加量的緩和を確実視するのはあつかましい」と発言していることから、追加緩和が見送られる可能性がありますが、1月25日に公表された1月の議事録では「9対0で金利据え置きを決定」「9対0で資産購入規模据え置きを決定」「一部のメンバーがさらなる資産購入の公算ありと指摘」とされていることで、2月15日のインフレレポートでの見通しを確認して3月の金融政策委員会では追加緩和を実施する可能性が残るため、8日(木)の発表前まではポンドの弱含みは継続すると思います。ただ、月初に発表されるPMI(購買担当景気指数)が50を上回った場合には短期的には上昇すると思います。

【豪ドル】
先週発表された10-12月期の消費者物価指数は低下していたものの、トリム平均値では上昇が示されていたことから、2月の金融政策会合では据え置きになるのではとの見方やユーロへの懸念が続いていた市場マインドに変化がみられること、米ドルの低金利期間がさらに長期間にわたることなどを背景として上昇が継続しています。豪ドルとNZドルが円やドルに対して上昇率が高い(下のグラフを参照)ものの、今週もこの傾向が続くのであれば、月末に向けての中国の預金準備率の引き下げの可能性も高いことから、もう一段化につながる可能性は高いと思います。豪ドル/米ドルは昨年10月27日の高値の1.0753ドル、豪ドル/円では同10月31日の高値の83.96円を上抜けてくる可能性は十分あると思います。ただ、リスク回避の動きとなったときにはポジションの巻き戻しが急激に出る可能性がありますので注意は必要です。

■主要通貨の対円の動き(1月3日のOpenを100としたとき)
JPY source:uedaharlowfx

■主要通貨の対ドルの動き(1月3日のOpenを100としたとき)
USD source:uedaharlowfx

■今週の予想レンジ

Ccy Low(下)   High(上)
ドル/円 76.10 77.30
ユーロ/ドル 1.2900 1.3390
ユーロ/円 99.30 103.30
ポンド/円 119.30 123.30
豪ドル/円 79.90 83.70
NZドル/円 62.30 64.50
南アランド/円 9.55 10.10

■注目イベント
1/30(月)
・ 19:00 ユーロ圏 1月 消費者信頼感(確定値)
・ 22:30 米国 12月 個人所得
・ 22:30 米国 12月 個人消費支出(PCE)
・ 22:30 米国 12月 個人消費支出(PCEコア・デフレーター、食品・エネルギー除く)
・ 未定 ドイツ 1月 消費者物価指数速報値(CPI)
1/31(火)
・ 06:45 NZ 12月 住宅建設許可件数
・ 08:30 日本 12月 有効求人倍率
・ 08:30 日本 12月 全世帯家計調査・消費支出
・ 08:30 日本 12月 失業率
・ 08:50 日本 12月 鉱工業生産・速報値
・ 09:01 英国 1月 GFK消費者信頼感調査
・ 09:30 豪 12月 NAB企業景況感指数
・ 14:00 日本 12月 新設住宅着工戸数
・ 15:00 南ア 12月 マネーサプライM3
・ 16:00 ドイツ 12月 小売売上高指数
・ 16:45 フランス 12月 卸売物価指数(PPI)
・ 16:45 フランス 12月 消費支出
17:55 ドイツ 1月 失業者数
・ 17:55 ドイツ 1月 失業率
・ 18:30 英国 12月 消費者信用残高
・ 18:30 英国 12月 マネーサプライM4
・ 19:00 ユーロ圏 12月 失業率
・ 21:00 南ア 12月 貿易収支
・ 22:30 カナダ 12月 鉱工業製品価格
・ 22:30 カナダ 12月 原料価格指数
・ 22:30 カナダ 11月 月次国内総生産(GDP)
23:00 米国 11月 ケース・シラー米住宅価格指数
・ 23:45 米国 1月 シカゴ購買部協会景気指数
・ 00:00 米国 1月 消費者信頼感指数(コンファレンス・ボード)
経済指標の詳細はFXmuseumのFXカレンダーを参照してください。

2012年1月28日 (土)

シカゴ通貨先物非商業ポジション(1/24現在)

こんばんは。毎日寒い日が続きますね。

27日に発表された24日現在のシカゴIMMの非商業(投機)ポジションでは、ドルが163.8億ドルの買い超しに減少、円は5,545.9億円の買い超し(ドルでは71.4億ドルの売り超し)に大幅減少、ユーロは214.2億ユーロの売り超し(ドルでは279.1億ドルの買い超し)に増加となりました。また、豪ドルは69.5億豪ドルの買い超し(ドルでは72.9憶ドルの売り超し)に増加、NZドルは12.9億NZドルの買い超し(ドルでは10.5億ドルの売り超し)に増加となりました。

ユーロは16日朝にユーロ/ドルが1.2625ドルを付けた後に反発に転じて、24日のクローズ時点では1.3024ドルに上昇しましたが、ユーロのネットでのショートポジションは増加しています。反発している間に非商業(投機筋)が売り超したということは、ユーロを買ったのは商業(実需など)ということになります。価格が戻っているのにショートが増加したということは、まだそれほど投機筋のストップロスなどが出ていないと推測されるため、ポジションの解消が進めば更にユーロの戻りにつながると思います。円はネットのショートが減少してドル買いとなっていますが、ユーロと円以外ではドル売りとなったことで、豪ドルやNZドルなどはロングが増加しています。25日の米FOMCではFRBが低金利が2014年後半まで正当化される可能性があると時間軸を伸ばしたことから、ドル売りがさらに進んだと思われ、豪ドルやNZドルなどのロングポジションはさらに積み増しされたと思います。

■シカゴIMM非商業ポジション

項目 Net(ネット) Dif(増減) Long(買) Short(売) All(総取組)
JPY 44,367 -14,495 66,194 21,827 88,021
EUR -171,347 -11,317 31,299 202,646 233,945
GBP -31,361 10,273 16,103 47,464 63,567
CHF 5,172 17,994 5,172 0 5,172
CAD -18,909 9,821 29,772 48,681 78,453
AUD 69,486 15,180 90,943 21,457 112,400
NZD 12,932 3,477 20,232 7,300 27,532
MXN 44,367 -14,495 66,194 21,827 88,021
source:CFTC

【USD】 USD source:CFTC

ドルは55,679コントラクトのロング減少の82,242コントラクトのロングとなりました。
※ドルのポジションは円、ユーロをはじめ、メキシコペソまでを合計して算出しています。レートはFRBのメジャーカレンシーインデックスを使用しています。

【JPY】 JPY source:CFTC

円は14,495コントラクトのロング減少の44,367コントラクトのロングとなりました。

【EUR】 EUR source:CFTC

ユーロは11,317コントラクトのショート増加の171,347コントラクトのショートとなりました。

【CAD】 CAD source:CFTC

カナダドルは9,821コントラクトのショート減少の18,909コントラクトのショートとなりました。

【NZD】 NZD source:CFTC

NZドルは3,477コントラクトのロング増加の12,932コントラクトのロングとなりました。

他のIMM通貨先物のポジション動向は上田ハーローレポートのシカゴIMM非商業ポジションを参照してください。(30日更新)

2012年1月27日 (金)

1/27 本日の戦略-ユーロが動くか-

おはようございます。本日は少し寒さが和らぐようですので、ありがたいです。

■変化率から見た前日の通貨の強弱
円>NZドル>豪ドル>ポンド>ユーロ>ドル
※ ">" の左側の通貨が右側の通貨より強いことを示しています。

■本日の見通し
サマリーにも書きましたが、ユーロ/ドルとユーロ/円がNR7となっています(NR7については、サマリーを参照してください)。このため、本日はユーロが動く可能性が高いと思っています。ギリシャの債務交換の交渉が継続されることをギリシャ政府が示していることやダラーラIIF専務理事が民間側の方針を固めるため銀行側と協議し、新たな条件としてクーポン3.75%を提示する見通しであることが上げられます。一方では、ECBは統一見解でまとまっていない。保有するギリシャ国債の取り扱いについてはの議論はまだ続いているとしています。合意に達することができればユーロは上昇するでしょうが、逆に交渉が長引けば長引くほど、短期でユーロをロングにしている人たちのポジションの調整が出やすくなるものと思います。もし上昇した場合にはチャートからは102.49円(11/25安値)、下落した場合には一目均衡表(日足)の転換線となる99.66円近辺となるのではないかと思います。

本日はドラギECB総裁、ダドリーNY連銀総裁の講演予定があるくらいで、イタリア国債の入札も予定されていますが、昨日が目標額を達成していることと、10年債利回りも6%を割り込んだことなどから、波乱があるようには思えません。根底のドル安基調とユーロに対する懸念の継続となります。

■USDJPY 日足(一目均衡表、ストキャスティックス) USDJPY source:uedaharlowfx
ドル/円は下落して一目均衡表(日足)の雲を下抜け、基準線、転換線でかろうじて止まりました。昨年の11/29の高値が78.28円、12/23の高値が78.22円、1/25の高値が78.29円といずれも78円台前半が壁となっていて、ストキャスティクス(スロー)は80以下でありながらデッドクロスしました。このため、昨日サポートとなった基準線と転換線を下抜けてしまうようだと76円台ミドルまでの下落の可能性があります。

■主要通貨の短期のトレンド
USDJPY  一目均衡表(日足)の雲を下抜け、ストキャスティックス(スロー)がデッドクロス
EURJPY  一目均衡表(日足)の遅行線がロウソク足超えに失敗
GBPJPY  一目均衡表(日足)の雲がサポートとなるか
AUDJPY  5日移動平均線がサポート
NZDJPY  21日移動平均線からの乖離が+3.9%と高水準
CADJPY  5日移動平均線がサポート
ZARJPY  5日移動平均線がサポート
NOKJPY  一目均衡表(日足)の雲の下限に到達
MXNJPY  21日移動平均線からの乖離が+4.2%と高水準
HKDJPY  一目均衡表(日足)の雲がぎりぎりサポートか
SGDJPY  5日移動平均線がサポート
EURUSD  一目均衡表(日足)の雲に一時入ったが

■変動率からの予想レンジ 09:40→NYクローズ

Ccy 予想レンジ
USDJPY 77.25 ~ 77.65
EURJPY 101.04 ~ 102.04
GBPJPY 121.03 ~ 121.93
AUDJPY 81.99 ~ 82.75
NZDJPY 63.43 ~ 64.02
CADJPY 77.00 ~ 77.63
ZARJPY 9.84 ~ 9.98
NOKJPY 13.19 ~ 13.34
MXNJPY 5.90 ~ 5.97
HKDJPY 9.93 ~ 9.99
SGDJPY 61.36 ~ 61.79
EURUSD 1.3043 ~ 1.3177

■前日のサマリー
昨日は米FOMCで低金利政策の時間軸が長めに修正されたことからドルの弱含みとなり、ロンドン時間にはイタリア国債の入札で50億ユーロの発行と、目標調達額と一致したことからユーロが買われ、ユーロ/ドルは1.3095ドル近辺から1.3175ドル近辺へと上昇、ユーロ/円も101.60円近辺から102.16円へと上昇しました。NY時間には発表された米新規失業保険申請件数が37.7万件と市場予想より少しよかったものの、同時に発表された耐久財受注(前月比)が+3.0%と予想を上回ったことでそれほど大きな反応は見られませんでした。しかし、その後発表された米新築住宅販売件数が30.7万戸と予想の32.0万戸から減少していたため、NYダウが下落したことから、円とドルが買われる展開となり、ドル/円は77.29円、ユーロ/ドルは1.3096ドル、ユーロ/円は101.42円まで下落してクローズしました。

ただ、昨日は全般的に各通貨は小動きとなり、ユーロ/ドル、ユーロ/円、豪ドル/円、ポンド/円、カナダドル/円、ノルウェークローネ/円でNR7(過去7日間で1番値動きが小さい日)となっています。


クローズはドル/円が77.30円、ユーロ/ドルが1.3088ドル、ユーロ/円は101.41円。

■株価(bloomberg.co.jp)

Index 引値 前日比
日経225 8849.47 -34.22
FTSE100(英) 5795.20 72.20
DAX(独) 6539.85 118.00
NYダウ(米) 12734.63 -22.33
S&P500(米) 1318.43 -7.63
NASDAQ(米) 2805.28 -13.03

■金利(bloomberg.co.jp)

Country 利回り 前日比
米10年債 1.93 -0.06
日本10年債 0.985 -0.021
英10年債 2.08 -0.07
独10年債 1.87 -0.07

■コモディティ価格

Commodities 引値 前日比
NY金(期近) 1726.70 26.60
NY原油(期近) 99.70 0.30

■本日の指標発表(FXミュージアムより)
1/27(金)
・ 16:00 ドイツ 12月 輸入物価指数
・ 17:00 スイス 1月 KOF景気先行指数
・ 18:00 ユーロ圏 12月 マネーサプライM3
・ 19:00 ユーロ圏 イタリア国債入札
・ 20:00 ユーロ圏 ゴンザレス・パラモ欧州中央銀行(ECB)理事講演
22:15 ユーロ圏 ドラギECB総裁講演
22:30 米国 10-12月期 四半期実質国内総生産(GDP)速報値
・ 23:55 米国 1月 ミシガン大学消費者態度指数・確報値
・ 00:00 米国 ダドリー米NY連銀総裁講演

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2012年1月26日 (木)

1/26 本日の戦略-ドル上昇はリスク回避時に限定か-

おはようございます。いつも朝セットされているエアコンがなぜか"冷房"になっていました。さすがにこの時期ですので、さらに冷やされることはなかったです。

■変化率から見た前日の通貨の強弱
豪ドル>NZドル>ユーロ>ポンド>ドル>円
※ ">" の左側の通貨が右側の通貨より強いことを示しています。

■本日の見通し
昨日のFOMCでは米国の超低金利政策が2014年後半まで続く可能性があることが示されました。新しく公表されたメンバーの予想は下記になります。 FOMC source: Board of Governors of the Federal Reserve System
これによると2012年に最初の利上げがあると見るタカ派的なメンバーもいますが、市場の予想通りであり、投票権もないことから材料視されませんでした。これまでの2013年中ごろという時間軸が2014年後半にずれたことで、リスク回避以外でのドル買いの可能性が低くなったと思われ、ユーロ圏の債務危機が落ち着いてくると、ドルはファンディング通貨(資金の調達通貨)として売られやすい状態が続くと思います。こうした中では、比較的リスクが低いと見られるオセアニアなどの通貨が買われやすいと思われます。

そのユーロ圏ですが、昨日はECBが保有する債務の減免受け入れに反対と関係筋が話すなど、ギリシャの債務交換には直接は関係の薄いところでのヘッドラインが出て、ユーロが一時下落する場面が見られました。ダラーラIIF専務理事は26日にアテネに戻り、ギリシャのPSIを巡る協議を続けることを表明しています(ほぼ合意に達していたのではなかったのか?)。もともと公的部門が無傷で民間部門だけが大きな負担を強いられる合意案が成立するとは思えません。ユーロ圏としては無秩序なギリシャのデフォルトを避けるための時間稼ぎをしているのではないかと勘ぐってしまいます。

また、先週ポジティブなニュースとしてIMFの融資のための財源拡大については、キャメロン英臭症は「ユーロ圏が自らの通貨を守っていくとの姿勢を明示するまで、IMFの財源拡大を巡る問題は適されるべきではない」、ボリ・スウェーデン財務相は「欧州のコミットなしには、G20会合でIMFの財源拡大を巡る合意は得られない」と発言しています。このため、2月のG20財務相・中央銀行総裁会合が近づいてきて、これらの発言が繰り返されるようだと、短期的なユーロの上昇トレンドが反転する可能性があります。

本日は、イタリアの国債入札(19:00)、独・スペイン首脳会談、米耐久財受注(22:30)、米新規失業保険申請件数(22:30)の発表が予定されています。米新規失業保険申請件数に注目しています。イタリアの10年債利回りが6%台前半に低下していることから、国債入札に関しては無難にこなされると思います。米新規失業保険申請件数は、先週35.2万件に大幅に低下したことから、この傾向が続くかどうかです。雇用の改善が見込めるようであれば、FOMC後とはいえドルが少しは買われると思います。

■NZDUSD 週足(一目均衡表、ストキャスティックス) NZDUSD source:uedaharlowfx
本日は週足です。NZドル/米ドルはクローズベースでは一目均衡表(週足)の雲の下限にサポートされて上昇しています。今週は雲の上限の0.8185ドルを試しに行っています。これを上に抜けると、昨年10/28の高値の0.8240ドルがターゲットとなります。ストキャスティクス(スロー)の%Kスロー、%Dスローが80以上で推移していることから、デッドクロスした場合には、雲の下限となる0.78ドル台後半までの調整が入る可能性があります。

■主要通貨の短期のトレンド
USDJPY  一目均衡表(日足)の雲がサポート
EURJPY  ストキャスティックス(スロー)は高位
GBPJPY  一目均衡表(日足)の雲の下から中へ
AUDJPY  ストキャスティックス(スロー)は高位張りつき
NZDJPY  ストキャスティックス(スロー)は高位張りつき
CADJPY  ストキャスティックス(スロー)は高位
ZARJPY  ストキャスティックス(スロー)は高位張りつき
NOKJPY  一目均衡表(日足)の雲の下限に到達
MXNJPY  21日移動平均線からの乖離が+4.8%に達している
HKDJPY  一目均衡表(日足)の雲がサポート
SGDJPY  一目均衡表(日足)の雲の上抜け
EURUSD  ストキャスティックス(スロー)は高位張りつき

■変動率からの予想レンジ 08:16→NYクローズ

Ccy 予想レンジ
USDJPY 77.59 ~ 77.98
EURJPY 101.45 ~ 102.43
GBPJPY 121.31 ~ 122.21
AUDJPY 82.07 ~ 82.81
NZDJPY 63.28 ~ 63.86
CADJPY 77.13 ~ 77.75
ZARJPY 9.76 ~ 9.89
NOKJPY 13.20 ~ 13.36
MXNJPY 5.91 ~ 5.98
HKDJPY 9.96 ~ 10.03
SGDJPY 61.41 ~ 61.84
EURUSD 1.3041 ~ 1.3173

■前日のサマリー
昨日は東京時間朝に発表された通関貿易収支で2011年の貿易収支が38年ぶりに赤字になったことを手掛かりに円が売られ、NY時間には78.28円まで上昇しましたが、予定よりやや早めに発表された米FOMCの声明で「FF金利を2014年遅くまで例外的に低い水準に維持することを正当化する」との内容があったことから、発表後からドル売りとなり、ドルは主要通貨に対して売られました。ドル/円は78.12円近辺から77.62円近辺へ下落しました。

ユーロは、ロンドン時価に入り、独IFO景気動向指数が108.3に改善していたことや独30年債入札が目標30億ユーロに対して応札額が50.4億ユーロとなったものの、市場の影響は限定的でユーロ/ドルは1.3052ドルまで上昇、ユーロ/円はドル/円の上昇にも助けられ101.88円まで上昇しました。そのご、化案計筋の話として「ECB、保有するギリシャ債の減免受け入れに反対」とのヘッドラインが出るとユーロ/ドルは1.2931ドル、ユーロ/円は100.98えんまで下落しました。しかし、米FOMCでハト派的な声明文となっていたことから、ドル売りとなったことで、クローズにかけてはユーロ/ドルが1.3120ドル、ユーロ/円は101.95円まで上昇しました。

米の超低金利政策の時間軸が長くなったことで、この日も資源国通貨が買われました。特に豪ドルやNZドルは対円では7営業日連続での上昇となっています。円は貿易収支が通年で赤字だったことや2010年代に経常収支も赤字に転じるとの思惑から海外勢を中心に売利が継続しています。
クローズはドル/円が77.56円、ユーロ/ドルが1.2931ドル、ユーロ/円は100.96円。

■株価(bloomberg.co.jp)

Index 引値 前日比
日経225 8883.69 98.36
FTSE100(英) 5723.00 -28.90
DAX(独) 6421.85 2.63
NYダウ(米) 12756.96 81.21
S&P500(米) 1326.06 11.41
NASDAQ(米) 2818.31 31.67

■金利(bloomberg.co.jp)

Country 利回り 前日比
米10年債 2.00 -0.07
日本10年債 1.006 -0.004
英10年債 2.15 -0.02
独10年債 1.94 -0.05

■コモディティ価格

Commodities 引値 前日比
NY金(期近) 1700.10 35.60
NY原油(期近) 99.40 0.45

■本日の指標発表(FXミュージアムより)
1/26(木)
05:00 NZ ニュージーランド準備銀行(RBNZ)政策金利
・ 08:50 日本 12月 企業向けサービス価格指数
・ 16:00 ドイツ 2月 GFK消費者信頼感調査
・ 16:45 フランス 1月 消費者信頼感指数
・ 18:30 南ア 12月 卸売物価指数(PPI)
19:00 ユーロ圏 イタリア国債入札
・ 20:30 ユーロ圏 独・スペイン首脳会談
22:30 米国 12月 耐久財受注
・ 22:30 米国 12月 耐久財受注・輸送用機器除く
22:30 米国 前週分 新規失業保険申請件数
・ 00:00 米国 12月 新築住宅販売件数
・ 00:00 米国 12月 景気先行指標総合指数
・ 03:00 米国 米財務省7年債入札(290億ドル)

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2012年1月25日 (水)

1/25 本日の戦略-FOMCでのメンバーの政策金利見通しに注目-

おはようございます。連日寒い日が続きますね。まるで冷蔵庫の中にいるみたいです。

■変化率から見た前日の通貨の強弱
ポンド>NZドル>ユーロ>ドル>豪ドル>円
※ ">" の左側の通貨が右側の通貨より強いことを示しています。

■本日の見通し
本日は大きなイベントして米国のFOMCが上げられます。今回からは各委員が政策金利の見通しを発表することになる予定で、FRBのホームページにはテンプレートが既に公開されています。Federal Reserve releases templates for reporting FOMC participants' projections of the appropriate target federal funds rateをクリックしてださい。PDFが開きます。多くの委員から低金利の長めの時間軸が示されれば、昨日上昇したドル買いが一転してドル売りとなる可能性がありますので、あす未明の4:00の見通し発表と、4:15のバーナンキ米FRB議長の記者会見に注目が集まるものと思います。個人的な見解は、タカ派とみられるのがラッカー米リッチモンド地区連銀総裁だけであるため、やはり2013年半ばの時間軸が後ろにずれると思われますので、発表後はドル安に動くのではないかと思います。このため、昨日上昇したクロス円も下落する可能性が高まります。

昨日は主役の座から降りたユーロですが、ギリシャの民間債権者の関与については合意に至っていません。ダラーラIIF専務理事は「我々がどのくらい危機に瀕しているか、全ての当局者が認識し、協力して解決することが重要だ」と発言、ベロゼニス・ギリシャ財務相は「ギリシャ政府は自発的債務交換に関する民間との交渉を2月1日までに完了する計画」と発言しています。一方で、格付け機関S&Pはギリシャの債務再編がまとまった際、同国の格付けを「選択的デフォルト」に引き下げる可能性があることを示唆しました。選択的デフォルトとは一部の債務の不履行のことで、これによって欧州全体に波及する可能性は低いと思いますが、ポルトガルなどへの危機の波及の可能性は残ります。ユーロ圏にはリスクがまだまだ残っていることから、積極的に買い進みにくいと思います。

このところ、スイスフランが上昇しています。ヒルデブランド元SNB(スイス国立銀行)総裁が夫人の為替取引での疑惑で辞任したことから、SNBのスイスフラン売り、ユーロ買い介入が弱まるとの思惑でユーロ/スイスフランが1ユーロ=1.2スイスフランを維持できるのかを試す動きが出ているのではないかとみられます。このため、対ドル、対ポンドなどでもスイスフランの上昇が続いています。SNBの無期限介入と投機筋の攻防が起こる可能性があります。

豪ドルは先ほど四半期の消費者物価指数が発表されました。前年比は3.1%と前回の3.3%に比べ低下しましたが、トリム平均(構成から高いものと低いものを除いて計算したもの)が、前年比で2.6%に上昇、前回値も2.4%(上方)に修正されたことから、利下げの可能性が後退したとの見方で買われています。このため、昨日の調整から反発していますので、昨日の高値を上抜けた場合には、もう一段の上昇につながると思います。

■AUDUSD 日足(一目均衡表、ストキャスティックス、トレンドライン) AUDUSD source:uedaharlowfx
豪ドル/米ドルは昨年11/23の安値の0.9664ドルと昨年12/15の安値の0.9861ドルを結んだトレンドラインにサポートされ上昇が続いています。直近では一目均衡表(日足)の転換線がサポートとなっています。三役好転(転換線が基準線の上、雲の上、遅行線が日々線の上)の状態ですので、昨年10/27の高値の1.0753ドル近辺まで上昇する可能性があります。ただ、ストキャスティックス(スロー)がデッドクロスしていることから、短期的に転換線の1.0400ドル近辺まで調整が入る可能性があります。

■主要通貨の短期のトレンド
USDJPY  21日移動平均線、一目均衡表(日足)の雲を上抜け
EURJPY  ストキャスティックス(スロー)はデッドクロスだが
GBPJPY  一目均衡表(日足)の雲の下限をトライか
AUDJPY  ストキャスティックス(スロー)は高位張りつき
NZDJPY  ストキャスティックス(スロー)は高位張りつき
CADJPY  一目均衡表(日足)の雲の上へ
ZARJPY  一目均衡表(日足)の遅行線が雲をトライ
NOKJPY  一目均衡表(日足)の雲の下限をトライか
MXNJPY  ストキャスティックス(スロー)は高位張りつき
HKDJPY  21日移動平均線、一目均衡表(日足)の基準線を上抜け
SGDJPY  一目均衡表(日足)の雲の上抜けトライ
EURUSD  ストキャスティックス(スロー)はデッドクロスだが

■変動率からの予想レンジ 08:19→NYクローズ

Ccy 予想レンジ
USDJPY 77.47 ~ 77.84
EURJPY 100.75 ~ 101.70
GBPJPY 120.86 ~ 121.76
AUDJPY 81.14 ~ 81.84
NZDJPY 62.80 ~ 63.36
CADJPY 76.64 ~ 77.25
ZARJPY 9.70 ~ 9.82
NOKJPY 13.10 ~ 13.25
MXNJPY 5.87 ~ 5.94
HKDJPY 9.95 ~ 10.02
SGDJPY 61.03 ~ 61.46
EURUSD 1.2973 ~ 1.3098

■前日のサマリー
昨日はドル/円が久しぶりに1円近く動いた日となりました。特に目立った材料はなかったものの、ロンドン時間に入り欧州の株価が下落したことから、リスク回避のドル買いとなったことから、ドル/円が77円台前半まで上昇すると、マクロ系ファンドなどが対円でもドルを買ったことから、NY時間には一時77.85円まで上昇し、77円台後半を維持してクローズしています。

ユーロはユーロ圏財務相会合のヘッドラインがアジア時間から出たものの、市場の反応は限定的となり、ユーロ/ドルは1.2988ドルから1.3031ドルのレンジ、ユーロ/円は100.04円から100.35円のレンジで動いていたものの、ロンドン時間に入り、フランス、ドイツ、ユーロ圏の製造業およびサービス業のPMI(購買担当者景気指数)が上振れしていたことから、ユーロ/ドルは1.3063ドル、ユーロ/円は100.84円まで上昇しました。NY時間に入ると格付け機関S&Pがギリシャの格付けを「選択的デフォルト」に引き下げる可能性があることを示したため、ユーロ/ドルは1.2954ドルへと下落したものの、ユーロ/円はドル/円の上昇に連れ101円を回復、クローズにかけてはユーロ/ドルも1.3ドルを回復したことから、ユーロ/円は101.30円まで高値を伸ばしました。

クロス円はドル/円で円安になったため、全般的に上昇しています。ポンドがユーロへの懸念が残る中でも上昇、豪ドルに調整が入りました(対ドルで)。
クローズはドル/円が76.95円、ユーロ/ドルが1.2953ドル、ユーロ/円は100.03円。

■株価(bloomberg.co.jp)

Index 引値 前日比
日経225 8785.33 19.43
FTSE100(英) 5751.90 -30.66
DAX(独) 6419.22 -17.40
NYダウ(米) 12675.75 -33.07
S&P500(米) 1314.65 -1.35
NASDAQ(米) 2786.64 2.47

■金利(bloomberg.co.jp)

Country 利回り 前日比
米10年債 2.06 0.01
日本10年債 1.010 0.009
英10年債 2.18 0.02
独10年債 1.99 0.02

■コモディティ価格

Commodities 引値 前日比
NY金(期近) 1664.50 -13.80
NY原油(期近) 98.95 -0.63

■本日の指標発表(FXミュージアムより)
1/25(水)
・ 08:50 日本 12月 貿易統計(通関ベース)
09:30 豪 10-12月期 四半期消費者物価(CPI)
・ 14:00 日本 金融経済月報(基本的見解)
・ 17:00 カナダ カーニー・カナダ中銀(BOC)総裁講演
18:00 ドイツ 1月 IFO企業景況感指数
・ 18:30 英国 英中銀金融政策委員会(MPC)議事要旨
・ 18:30 英国 10-12月期 四半期国内総生産速報値(GDP)
・ 19:15 ユーロ圏 ドイツ30年物国債入札(30億ユーロ)
・ 00:00 米国 11月 住宅価格指数
・ 00:00 米国 12月 中古住宅販売件数
・ 00:00 米国 12月 住宅販売保留指数
02:30 米国 米連邦公開市場委員会(FOMC)
・ 03:00 米国 米財務省5年債入札(350億ドル)
04:00 米国 FOMC、経済・金利見通し発表
04:15 米国 バーナンキ米連邦準備理事会(FRB)議長定例記者会見

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2012年1月24日 (火)

1/24 本日の戦略-ギリシャ債務交換はほぼ合意か、ユーロ圏PMIに注目-

おはようございます。昨日は埼玉東部でも積雪となりましたが、朝方はすっかり凍っていて、通勤時には人も少なく静かな住宅地で雪を踏む音が以上に大きく響きびっくりでした。

■変化率から見た前日の通貨の強弱
ユーロ>NZドル>豪ドル>ドル>ポンド>円
※ ">" の左側の通貨が右側の通貨より強いことを示しています。

■本日の見通し
昨日も期待を持たせる発言が先行し、ユーロはポジション調整のユーロ買いで100ポイント以上の上昇につながっています。特にドイツ政府筋からのEFSFとESMの平行稼働を検討中との発言は市場の期待につながったものと思います。このため、フランスの金融機関のクレディ・リヨネを「A」、クレディ・アグリコールを「A」、ソシエテ・ジェネラルを「A」に格付け機関S&Pが格下げしたことなどの悪いニュースはほとんど無視されました。市場はまだ楽観的とまでは言えませんが、極度な悲観状態からは心理が改善しているため、ユーロの上昇が続く可能性が高いと思いますが、ユーロ圏の対応スピードが遅いとリスクが再度高まるものと思います。本日は、ユーロ圏のPMI(製造業、サービス業)の発表や製造業新規受注の発表が予定されていることから、これらの指標にも注目となり、よい内容となった場合にはユーロが上昇、悪い内容となった場合には、反応は限定的となりそうです。また、スペイン国債の入札が予定されていますが、こちらは先週からの入札同様に無難にこなされると思いますので、特に材料にはならないでしょう。

このところ、上昇を続けているのがオセアニアの通貨(豪ドル、NZドル)です。米は本日から開催されるFOMCで各委員の金利見通しが発表されると見られるため、今回の追加緩和の可能性は低いものの、2013年中ごろまでと言った低金利の時間軸が2014年以降に変更される可能性があります。そのため、ドルが主要通貨に対して売られやすくなっている一方で、ユーロも安心して買える通貨ではないことから、金利面や経済の安定を考えるて、豪ドル志向につながっていると思います。NZも政策金利の引き下げの可能性が低いことで、消極的ながら買われやすくなっていると見られます。これらの通貨に対しては、現在のところ株価の大幅な下落でもない限り、下落要因が限られるため、更に上昇が続く可能性が高そうで、本邦政府・日銀が介入を行った10/31の高値の83.96円(豪ドル)、64.55円(NZドル)を狙いに行くのではないかと思います。

■EURUSD 日足(一目均衡表、ストキャスティックス) EURUSD source:uedaharlowfx
ユーロ/ドルは1/13に1.2625ドルの安値をつけた後反発に転じ、21日移動平均線、一目均衡表(日足)の基準線を上に抜けてきています。また、遅行線が日々線(ロウソク足)の上抜けを試していることから、ここを抜けると更に上昇し、雲の下限となる1.3282ドル近辺まで上昇する可能性があります。ただ、戻し方が急だったことから、ストキャスティックス(スロー)では80以上でデッドクロスする可能性が高まってきたことから、軽い調整が入る可能性もあり、基準線となる1.2910ドル近辺まで下落する可能性があります。

■主要通貨の短期のトレンド
USDJPY  21日移動平均線がレジスタンス
EURJPY  21日移動平均線、一目均衡表(日足)の基準線がサポート
GBPJPY  一目均衡表(日足)の基準線の上抜けをトライ中
AUDJPY  ストキャスティックス(スロー)はデッドクロス出現だが
NZDJPY  ストキャスティックス(スロー)はデッドクロス出現だが
CADJPY  一目均衡表(日足)の雲の中を推移中
ZARJPY  一目均衡表(日足)の遅行線が雲をトライ
NOKJPY  一目均衡表(日足)の基準線がサポート
MXNJPY  一目均衡表(日足)の遅行線が雲の下から中へ
HKDJPY  21日移動平均線がレジスタンス
SGDJPY  一目均衡表(日足)の雲の中を推移
EURUSD  21日移動平均線、一目均衡表(日足)の基準線がサポート

■変動率からの予想レンジ 08:27→NYクローズ

Ccy予想レンジ
USDJPY76.83 ~ 77.16
EURJPY99.76 ~ 100.67
GBPJPY119.45 ~ 120.29
AUDJPY80.74 ~ 81.43
NZDJPY62.17 ~ 62.71
CADJPY76.07 ~ 76.67
ZARJPY9.63 ~ 9.76
NOKJPY13.05 ~ 13.20
MXNJPY5.80 ~ 5.86
HKDJPY9.86 ~ 9.92
SGDJPY60.53 ~ 60.93
EURUSD1.2954 ~ 1.3078

■前日のサマリー
昨日はFTドイツ版の「ギリシャ政府とIIF(国際金融協会)は、債務交換の条件で大筋合意」とのニュース、「ドイツ政府はユーロ圏の救済基金について、暫定的なEFSFと恒久基金のESMを必要に応じて平行稼働させ、基金の能力を拡大する案を検討している」と一部通信社が報じたことやラガルドIMF専務理事が「IMFの融資能力を拡大しなければならないと確信している」と発言したことなどから、欧州の金融株を中心に上昇、ユーロ/ドルはNY時間に1.3053ドル、ユーロ/円は100.49円まで上昇とギリシャの債務交換に懸念がでて下落して始まった東京市場から比べると100ポイント以上上昇しました。

ドル/円は77.08円から76.87円のレンジとなりました。ロンドン時間は欧州の株価が上昇したことやユーロ周縁国のドイツとの国債スプレッドが縮小したこともあり、リスク選好から、主要通貨に対してドル安が進んだものの、ドル/円では方向感が出ませんでした。
クローズはドル/円が76.86円、ユーロ/ドルが1.2875ドル、ユーロ/円は99.09円。

■株価(bloomberg.co.jp)

Index 引値 前日比
日経225 8765.90 -0.46
FTSE100(英) 5782.56 54.01
DAX(独) 6436.62 32.23
NYダウ(米) 12708.82 -11.66
S&P500(米) 1316.00 0.62
NASDAQ(米) 2784.17 -2.53

■金利(bloomberg.co.jp)

Country 利回り 前日比
米10年債 2.05 0.03
日本10年債 1.001 0.014
英10年債 2.16 0.05
独10年債 1.97 0.04

■コモディティ価格

Commodities 引値 前日比
NY金(期近) 1678.30 14.30
NY原油(期近) 99.58 1.25

■本日の指標発表(FXミュージアムより)
1/24(火)
・ 00:00 日本 日銀金融政策決定会合、終了後政策金利発表
・ 15:30 日本 白川方明日銀総裁定例記者会見
・ 18:00 ユーロ圏 1月 製造業購買担当者景気指数(PMI)速報値
・ 18:00 ユーロ圏 1月 サービス部門購買担当者景気指数(PMI)速報値
18:30 ユーロ圏 スペイン国債入札
・ 19:00 ユーロ圏 11月 製造業新規受注
・ 22:30 カナダ 11月 小売売上高 前月比
・ 23:05 ユーロ圏 ゴンザレス・パラモ欧州中央銀行(ECB)理事講演
・ 00:00 米国 1月 リッチモンド連銀製造業指数
・ 03:00 米国 米財務省2年債入札(350億ドル)
・ 03:15 ユーロ圏 メルシュ・ルクセンブルク中銀総裁講演
03:30 ユーロ圏 バイトマン独連銀総裁講演
・ 05:00 英国 キング・イングランド銀行(BOE)総裁講

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2012年1月23日 (月)

1/23 本日の戦略-EU外務相会合、イランの対応に注目-

おはようございます。昨日、市の文化会館の休憩室の自販機でホットドリンクを買ったのですが、かなり「ぬる」かったので残念に思いました。ただ、そこで電話をかけてまでクレームを言っていた方がいたのは驚きでした。

■変化率から見た前日の通貨の強弱
豪ドル>ポンド>NZドル>円>ドル>ユーロ
※ ">" の左側の通貨が右側の通貨より強いことを示しています。

■本日の見通し
ギリシャの民間部門関与(PSI)との協議は合意に達しつつあるようですが、週末のヘッドラインでも合意に達したというものはありませんでした。IIF(国際金融協会)ダラーラ専務理事はアテネを離れた模様ですが、電話での協議は続けている模様で、IIFの運営委員会の専門家チームもアテネには留まっているようです。合意が近いとのニュースで反発してきたユーロが週末には交渉が長引いているのを嫌気して下落したことから、交渉がまとまった場合には、ユーロ/ドルで1.31ドル近辺、ユーロ/円で101円近辺まで上昇するのではないかと思いますが、市場がこの合意をどこまで織り込んでいるのかによって上昇幅が違ってくると思います。

先週末に上昇した豪ドルは、本日のEU外務相会合でイラン産原油の禁輸措置が決定される見通しであることから、これを受けたイランの反応に注目が集まるものと思います。イランが強硬な態度に出た場合には、原油価格が上昇すると見られ、ホルムズ海峡に依存している日本がマイナスの影響を受けることは間違いないことに加え、原油高は米国の景気にとってはネガティブ要因であることから、ドル安と円安という流れになると思います。単純に考えれば、クロス円が上昇すると思いますが、原油の上昇に伴って欧米の株価が下落した場合には、リスク回避のドル買いと円買いにつながる可能性もあり、株式市場の反応に注目となります。

中国は春節で市場が休場となっています。先週末に預金準備率を0.5%引き下げる可能性もありましたが、そのような動きはありませんでした。月末までに緩和を実施する可能性がありますので、豪ドルやNZドルには支援となると思われます。

■ZARJPY 日足(一目均衡表、ストキャスティックス) ZARJPY source:uedaharlowfx
南アランド/円は12/5の高値の9.75円を僅かながら上に抜けました。これまで抵抗となっていた一目均衡表(日足)の雲がサポートになる可能性があります。ただ、一方では、遅行線が雲の下を推移していて、雲の下限となる9.73円がレジスタンスとして存在しています。更にストキャスティックス(スロー)では、%Kスロー、%Dスローが80以上でデッドクロスする可能性もあることから、短期的には調整の可能性が高いのではないかと思います。目処は基準線の9.48円近辺か。

■主要通貨の短期のトレンド
USDJPY  21日移動平均線がレジスタンス
EURJPY  21日移動平均線がサポート
GBPJPY  21日移動平均線を上抜け
AUDJPY  直近高値80.40を上抜けでトレンド継続中
NZDJPY  一目均衡表(日足)の遅行線が雲を上抜け
CADJPY  一目均衡表(日足)の雲がサポートとなるか
ZARJPY  一目均衡表(日足)の遅行線が雲をトライ
NOKJPY  一目均衡表(日足)の基準線がサポート
MXNJPY  一目均衡表(日足)の遅行線が雲をトライ
HKDJPY  21日移動平均線がレジスタンス
SGDJPY  一目均衡表(日足)の雲の中を推移
EURUSD  21日移動平均線、一目均衡表(日足)の基準線がサポート

■変動率からの予想レンジ 07:52→NYクローズ

Ccy 予想レンジ
USDJPY 76.81 ~ 77.15
EURJPY 99.09 ~ 99.98
GBPJPY 119.41 ~ 120.25
AUDJPY 80.40 ~ 81.10
NZDJPY 61.84 ~ 62.39
CADJPY 75.77 ~ 76.35
ZARJPY 9.62 ~ 9.76
NOKJPY 12.91 ~ 13.05
MXNJPY 5.79 ~ 5.86
HKDJPY 9.88 ~ 9.94
SGDJPY 60.31 ~ 60.71
EURUSD 1.2874 ~ 1.2997

■前日のサマリー
週末もギリシャの債務交換交渉が焦点となり、ロンドン時間にはユーロ/ドルで1.2986ドル、ユーロ/円で100.33円の高値をつけましたが、欧州の株価が下落しhたことなどから、ユーロ/ドルが1.2887ドル、ユーロ/円が99.46円まで下落しました。しかし、ギリシャの民間債権者との債務交換が本日中(20日)合意、週末は技術的な話し合いが行われるとのヘッドラインから持ち直し、ユーロ/ドルは1.2951ドル、ユーロ/円は99.86円まで戻しました。

ドル/円はロンドン時間のユーロ上昇につれる形で77.31円まで上昇し、前日の高値とほぼ面を合わせましたが、NY時間に入り、発表された米中古住宅販売件数が市場予想を大きく下回ったことなどから、ドルが下落したため、76.92円まで下落して77円手前でクローズしました。

週末に一番上昇したのは豪ドルで、ユーロへの不透明感、米の追加緩和の可能性とともに、米経済指標が好調なことからの、リスク選好の動きから、チャートでも200日移動平均線を上抜けたことで、豪ドル/米ドルは1.0489ドル、豪ドル/円は80.87円まで上昇し、そのまま高値圏でクローズしています。その他のクロス円も概ね上昇につながりました。
クローズはドル/円が76.91円、ユーロ/ドルが1.2886ドル、ユーロ/円は99.40円。

■株価(bloomberg.co.jp)

Index 引値 前日比
日経225 8766.36 126.68
FTSE100(英) 5728.55 -12.60
DAX(独) 6404.39 -11.87
NYダウ(米) 12720.48 96.50
S&P500(米) 1315.38 0.88
NASDAQ(米) 2786.70 -1.63

■金利(bloomberg.co.jp)

Country 利回り 前日比
米10年債 2.03 0.05
日本10年債 0.987 0.014
英10年債 2.11 0.06
独10年債 1.92 0.07

■コモディティ価格

Commodities 引値 前日比
NY金(期近) 1664.00 9.50
NY原油(期近) 98.46 -1.93

■本日の指標発表(FXミュージアムより)
1/23(月)
・ 09:30 豪 10-12月期 四半期卸売物価指数(PPI)
・ 16:45 フランス 1月 企業景況感指数
・ 19:15 ユーロ圏 ドイツ1年物国債入札(30億ユーロ)
19:15 ユーロ圏 バイトマン独連銀総裁、ノワイエ・フランス中銀総裁講演
・ 22:30 カナダ 12月 景気先行指数
・ 23:00 ユーロ圏 フランス国債入札
・ 00:00 ユーロ圏 1月 消費者信頼感(速報値)

ピボットポイントなどは山内俊哉のココに注目!もご覧ください

2012年1月22日 (日)

1/23の週の見通し -米FOMCはドル安リスクを孕んでいる-

こんばんは。内容を少し見直して並び順を変えてみました。

■日、週、月、年データ Rate ※表をクリックすると拡大します。

■今週の見通し
先週はユーロが反発した週となりました。反発の主な要因としては、格下げ後に実施されたフランスなどユーロ圏の国債に対する需要が旺盛だったこと、IMFが融資能力を増強するため、5000億ドルの調達を目指すと発表したこと、ギリシャ政府と民間債権者との債務交換が合意に近いとのニュースが相次いだことなどがあげられます。また、独ZEW景況感調査の結果も大幅な改善となっていたこと中国の10-12月のGDPが市場予想を上回ったことも市場の悲観的な心理の改善につながったものと思われます。

今週はギリシャの債務交換協議は21日現在もギリシャ政府と民間債権者との間では合意に至っていないようです。民間債権者の代表である国際金融協会(IIF)は「民間部門関与(PSI)はまとまりつつある」として、全ての関係者に合意に向けた決断を下すよう訴えたと一部通信社は報じています。ギリシャが3月下旬に145億ユーロの国債大量償還を控えていて、事務手続きなどを考えると今週23日のユーロ圏財務相会合、24日のEU財務相理事会までに合意に至っていないとデフォルトとなる可能性が高まります。ぎりぎりまで交渉は行われると思いますが、合意に至らないリスクの懸念が残ったことでユーロの反発も限られたとみられますし、合意に至ったとしても、今度ポルトガルに対する懸念(ドイツ10年債国債との利回りの差が拡大している)が浮上するため、55日移動平均線の1.318ドルに近づく水準からは戻りも重くなるものと思われます。

ドル/円は76.50円の下抜けに失敗したこともあり週後半には77円台へ上昇しました。ただ、77.50円近辺には一目均衡表(日足)の基準線や雲、21日移動平均線がありますし、77円台からは月末にかけての本邦勢の売りも出やすいと思いますが25日に発表される通関貿易統計で赤字が2か月連続となった場合には円高の圧力も後退する可能性はあります。また、1/25(水)のFOMCでは、翌日物金利の動向や初の利上げタイミングに関する当局者の見通しを公表する予定であり、これがインフレ期待の鎮静化につながった場合には主要通貨でドル売りにつながるリスクがあります。

ポンドは先週発表された消費者物価指数は低下したものの、失業保険申請件数は改善と経済指標はミックスでした。今週は1/25(水)に10-12月のGDPの発表が予定されていることから、これが悪化しているようだと2月の金融政策委員会で追加緩和の可能性が高まるためポンド売りにつながりそうです。

豪ドルは先週も上昇しました。ユーロが2月のECB理事会で追加緩和に動きそうなことや米国でもFOMCで利上げタイミングの当局者の見通しを公表するとみられることから、豪ドルに資金が集中する可能性があります。豪も1/25(水)に消費者物価指数の発表が予定されていることで、大幅な低下がない限りには2月もしくは3月に0.25%の引き下げにとどまるものとみられることから、豪ドルが一段高となる可能性があります。NZも1/26(木)の準備銀行による金利の発表が注目され、据え置かれた場合にはNZドルも買われるものと見られます。

■今週の予想レンジ

Ccy Low(下)   High(上)
ドル/円 76.40 77.40
ユーロ/ドル 1.2800 1.3160
ユーロ/円 98.70 101.10
ポンド/円 118.60 121.50
豪ドル/円 79.30 83.90
NZドル/円 60.80 64.50
南アランド/円 9.50 10.10

■注目イベント
1/23(月)
・ 09:30 豪 10-12月期 四半期卸売物価指数(PPI)
・ 16:45 フランス 1月 企業景況感指数
・ 22:30 カナダ 12月 景気先行指数
・ 00:00 ユーロ圏 1月 消費者信頼感(速報値)
1/24(火)
・ 00:00 日本 日銀金融政策決定会合、終了後政策金利発表
・ 18:00 ユーロ圏 1月 製造業購買担当者景気指数(PMI)速報値
・ 18:00 ユーロ圏 1月 サービス部門購買担当者景気指数(PMI)速報値
・ 19:00 ユーロ圏 11月 製造業新規受注
・ 22:30 カナダ 11月 小売売上高 前月比
・ 00:00 米国 1月 リッチモンド連銀製造業指数
1/25(水)
・ 08:50 日本 12月 貿易統計(通関ベース)
09:30 豪 10-12月期 四半期消費者物価(CPI)
・ 14:00 日本 金融経済月報(基本的見解)
18:00 ドイツ 1月 IFO企業景況感指数
・ 18:30 英国 英中銀金融政策委員会(MPC)議事要旨
・ 18:30 英国 10-12月期 四半期国内総生産速報値(GDP)
・ 00:00 米国 11月 住宅価格指数
・ 00:00 米国 12月 中古住宅販売件数
・ 00:00 米国 12月 住宅販売保留指数
02:30 米国 米連邦公開市場委員会(FOMC)
1/26(木)
05:00 NZ ニュージーランド準備銀行(RBNZ)政策金利
・ 08:50 日本 12月 企業向けサービス価格指数
・ 16:00 ドイツ 2月 GFK消費者信頼感調査
・ 16:45 フランス 1月 消費者信頼感指数
・ 18:30 南ア 12月 卸売物価指数(PPI)
22:30 米国 12月 耐久財受注
・ 22:30 米国 12月 耐久財受注・輸送用機器除く
22:30 米国 前週分 新規失業保険申請件数
・ 00:00 米国 12月 新築住宅販売件数
・ 00:00 米国 12月 景気先行指標総合指数
1/27(金)
・ 06:45 NZ 12月 貿易収支
・ 08:30 日本 1月 東京都区部消費者物価指数(CPI)
・ 08:30 日本 12月 全国消費者物価指数(CPI)
・ 08:50 日本 12月 小売業販売額
・ 08:50 日本 12月 大型小売店(既存店)販売額
・ 08:50 日本 日銀・金融政策決定会合議事要旨
・ 16:00 ドイツ 12月 輸入物価指数
・ 17:00 スイス 1月 KOF景気先行指数
・ 18:00 ユーロ圏 12月 マネーサプライM3
22:30 米国 10-12月期 四半期実質国内総生産(GDP)速報値
・ 23:55 米国 1月 ミシガン大学消費者態度指数・確報値
経済指標の詳細はFXmuseumのFXカレンダーを参照してください。

2012年1月21日 (土)

シカゴ通貨先物非商業ポジション(1/17現在)

こんばんは。今日は秋葉原へ長男と行ってきました。私は中古PC目当てで、長男はフィギア目当てでした。

20日に発表された17日現在のシカゴIMMの非商業(投機)ポジションでは、ドルが186.6億ドルの買い超しに増加、円は7,357.8億円の買い超し(ドルでは95.8億ドルの売り超し)に減少、ユーロは200.0億ユーロの売り超し(ドルでは254.7億ドルの買い超し)に増加となりました。また、豪ドルは54.3億豪ドルの買い超し(ドルでは56.3憶ドルの売り超し)に増加、NZドルは9.5億NZドルの買い超し(ドルでは7.6億ドルの売り超し)の増加となりました。

13日に格付け機関S&Pがユーロ圏9カ国の格付けを引き下げたことで、週初にユーロ売りが進んだことから、ユーロのネット(ロングとショートの合計)のショートは過去最高(ショートのみでは188,426コントラクト)を更新しました。その後、週後半にかけてユーロが反発したことから、ユーロのショートポジションは2万~3万コントラクトは閉じられたものと思いますが、まだまだショートポジションの解消は進んでいないものと思われますので、次週予定されている23日のユーロ圏財務相会合および24日のEU財務相会合でユーロ圏にとってポジティブな内容が出ればショートの解消が進むと思いますが、民間債権者とギリシャの債務交換が合意(ほぼ合意に至っているとの報道が一部でなされている)に至らなければユーロのショートは過去最高を更新することになると思います。円は小幅にロングポジションが減少していますが、ロングがたまっていても解消の動きには繋がりず、引き続き小動きが続きそうです。目立った所では豪ドル、NZドルのロングが増加したことです。豪ドルは昨年8月以来の水準、NZドルは昨年11月の水準まで増加しています。まだ増加余地があるとはいえ、NZドルは前週からは倍近く増加していることから、いったん調整が入ってもおかしくないと思います。

■シカゴIMM非商業ポジション

項目 Net(ネット) Dif(増減) Long(買) Short(売) All(総取組)
JPY 58,862 -795 78,355 19,493 97,848
EUR -160,030 -4,835 28,396 188,426 216,822
GBP -41,634 -5,781 23,373 65,007 88,380
CHF -12,822 -725 4,649 17,471 22,120
CAD -28,730 -81 25,118 53,848 78,966
AUD 54,306 780 83,346 29,040 112,386
NZD 9,455 4,426 16,195 6,740 22,935
MXN 58,862 -795 78,355 19,493 97,848
source:CFTC

【USD】 USD source:CFTC

ドルは2,007コントラクトのロング増加の137,921コントラクトのロングとなりました。
※ドルのポジションは円、ユーロをはじめ、メキシコペソまでを合計して算出しています。レートはFRBのメジャーカレンシーインデックスを使用しています。

【JPY】 JPY source:CFTC

円は795コントラクトのロング減少の58,862コントラクトのロングとなりました。

【EUR】 EUR source:CFTC

ユーロは4,835コントラクトのショート増加の160,030コントラクトのショートとなりました。

【CAD】 CAD source:CFTC

カナダドルは81コントラクトのショート増加の28,730コントラクトのショートとなりました。

【NZD】 NZD source:CFTC

NZドルは4,426コントラクトのロング増加の9,455コントラクトのロングとなりました。

他のIMM通貨先物のポジション動向は上田ハーローレポートのシカゴIMM非商業ポジションを参照してください。(23日更新)

2012年1月20日 (金)

1/20 本日の戦略-俄かロングの週末ポジション調整に注意-

おはようございます。都心でも平年より17日遅い初雪が降ったそうですが、私が住んでいます埼玉東部では暗くてよく見えませんでしたが冷たい雨でした。

■変化率から見た前日の通貨の強弱
ユーロ>ポンド>ドル>豪ドル>NZドル>円
※ ">" の左側の通貨が右側の通貨より強いことを示しています。

■本日の見通し
先週末の格付け会社S&Pによるユーロ圏9カ国の格下げからの悲観的なムードでのスタートとなりましたが、ユーロ圏の国債入札で需要が旺盛なことが示され、市場が落ち着きをみせたことやギリシャ政府と民間債権保有者の債務交換は今週中に合意ができる見通しと報じられたことやIMFによる5000億ドルの融資能力増強(2月のG20で)など、格下げ前と大きく環境は変わっていないものの、悪材料出尽くし感からユーロは切り返しています。ただ、今週のユーロの上昇から短期筋の一部は俄かロング(買い超し)となっている可能性もあります。特に本日は週末ということもあり、こうしたポジション調整的な動きが出やすいことが考えられます。今週中に合意に至る見込みとなっているギリシャの債務交換協議で波乱がなければ、ユーロの堅調な動きが続くと思います。

ドル/円は1/5以来となる引値での77円超えとなりました。昨日の上昇は米10年債の利回り上昇という要因が大きかったことで、更に上を目指すかは微妙なところと思います。チャートでは保合いが継続していて、中期のトレンドは下向きですし、オーダーからは77円台は売りが多いと見られますので、余程強い材料が出てこないともう一段の上昇は望めないと思います。昨日発表された米経済指標はまちまちだったものの、悪化していた住宅着工件数も一戸建てをみれば、着実に住宅市場が改善している傾向が見られることから、本日24:00に発表される中古住宅販売件数が良ければ、ドル/円ではドルが上昇すると思います。

もうひとつ、ユーロやドルが上昇(円安)の要因としてあげられるのが、欧米の株価の堅調基調と思われます。中国が預金準備率を0.5%引き下げてくる可能性が高いことから、週末というタイミングを考えると、本日の19時か20時ころに実施してもおかしくないと思いますので、「月末までに」との予想はあるものの、引き下げが実施されればクロス円の一段高につながると思います。

■NZDJPY 日足(移動平均線、一目均衡表、ストキャスティックス、トレンドライン) NZDJPY source:uedaharlowfx
NZドル/円は昨年11/24の安値の57.03円と12/15の安値の58.24円を結んだトレンドラインでサポートされています。また、一目均衡表(日足)の遅行線が雲の上に抜け出ようとしていることから、抜け出れば上昇が継続すると見られ、200日移動平均線となる63.04円近辺まで上昇するものと思います。ただ、ストキャスティックス(スロー)では%Kスロー、%Dスローが80以上で2回目のデッドクロスする可能性が高いことから、雲の上限となる60.79円近辺までの調整はあるかもしれません。

■主要通貨の短期のトレンド
USDJPY  少し戻ったがレンジの下限は射程内
EURJPY  21日移動平均線、一目均衡表(日足)の基準線で上抜けで転換か
GBPJPY  21日移動平均線、一目均衡表(日足)の基準線に接近
AUDJPY  直近高値80.40を一時上抜けでトレンド継続中
NZDJPY  一目均衡表(日足)の遅行線が雲上抜けトライ中
CADJPY  一目均衡表(日足)の雲を上抜け
ZARJPY  一目均衡表(日足)の雲がサポート
NOKJPY  21日移動平均線、一目均衡表(日足)の基準線で上抜けで転換か
MXNJPY  一目均衡表(日足)の遅行線が雲を抜ければ上昇継続
HKDJPY  少し戻ったがレンジの下限は射程内
SGDJPY  一目均衡表(日足)の雲の下から中へ入ってきた
EURUSD  21日移動平均線、一目均衡表(日足)の基準線で上抜けで転換か

■変動率からの予想レンジ 08:18→NYクローズ

Ccy 予想レンジ
USDJPY 76.91 ~ 77.25
EURJPY 99.52 ~ 100.41
GBPJPY 118.92 ~ 119.78
AUDJPY 80.01 ~ 80.74
NZDJPY 61.68 ~ 62.26
CADJPY 75.99 ~ 76.58
ZARJPY 9.62 ~ 9.76
NOKJPY 12.97 ~ 13.12
MXNJPY 5.77 ~ 5.85
HKDJPY 9.88 ~ 9.94
SGDJPY 60.41 ~ 60.81
EURUSD 1.2910 ~ 1.3036

■前日のサマリー
昨日はスペイン国債の入札で目標額45億ユーロに対して、66.1億ユーロの発行となったこと、フランスの14年償還債の入札で利回りが1.05%に低下したこと、同22年償還インフレ連動債の利回りも1.07%に低下したことに加え、独コメルツ銀行が6月末までに資本を63億ユーロ強化できるとのニュースやEU関係者の話として「今週中に債務交換協議が合意する可能性が大きい」と伝わったことなど、ユーロのとってポジティブな内容が多かったことで、ユーロ/ドルは1.2840ドル近辺からNYクローズにかけて1.2972ドル、ユーロ/円は98.60円近辺からNYクローズ間際に100.05円を一時回復しました。

ドル/円は米新規失業保険申請件数が35.2万件、フィラデルフィア連銀製造業景況指数が7.3(予想より悪かったが)といずれも改善を示したものの、消費者物価指数は前月と変わらず、住宅着工件数は減少とまちまちと結果となりました。ただ、米10年債の利回りが上昇したことなどからドルが買われ、一時77.32円まで上昇しました。

一昨日と昨日は円が主要通貨に対して下落しました。リスクセンチメントの後退、米国債利回りの上昇などの要因が大きいと思います。このため、朝方に新規雇用者数が大幅減少となった豪ドルは対ドルでは下落したものの、対円では上昇していて、クロス円全般は上昇(円安)となっています。
クローズはドル/円が76.70円、ユーロ/ドルが1.2838ドル、ユーロ/円は98.54円。

■株価(bloomberg.co.jp)

Index 引値 前日比
日経225 8639.68 89.10
FTSE100(英) 5741.15 38.78
DAX(独) 6416.26 61.69
NYダウ(米) 12623.98 45.03
S&P500(米) 1314.50 6.46
NASDAQ(米) 2788.33 18.62

■金利(bloomberg.co.jp)

Country 利回り 前日比
米10年債 1.98 0.08
日本10年債 0.973 -0.001
英10年債 2.05 0.09
独10年債 1.85 0.07

■コモディティ価格

Commodities 引値 前日比
NY金(期近) 1654.50 -5.40
NY原油(期近) 100.39 -0.20

■本日の指標発表(FXミュージアムより)
1/20(金)
・ 09:30 豪 10-12月期 四半期輸出物価指数
・ 09:30 豪 10-12月期 四半期輸入物価指数
・ 13:30 日本 11月 全産業活動指数
・ 16:00 ドイツ 12月 生産者物価指数(PPI)
・ 18:30 英国 12月 小売売上高指数
・ 20:30 米国 ゼネラル・エレクトリック(GE)第4四半期決算
・ 21:00 カナダ 12月 消費者物価指数(CPI)
・ 21:00 カナダ 12月 消費者物価指数(CPIコア)
・ 22:30 カナダ 11月 卸売売上高
00:00 米国 12月 中古住宅販売件数

ピボットポイントなどは山内俊哉のココに注目!もご覧ください

2012年1月19日 (木)

1/19 本日の戦略-市場は楽観的材料に反応しているようだが-

おはようございます。数日前から、以前行っていて中断していたDSの「脳トレ」を再開しました。まだ怖くて脳年齢ははかっていません。

■変化率から見た前日の通貨の強弱
ユーロ>ポンド>豪ドル>NZドル>ドル>円
※ ">" の左側の通貨が右側の通貨より強いことを示しています。

■本日の見通し
昨日からギリシャで再開された民間の債務交換協議は、「ギリシャ政府との債務交換協議を木曜日も継続する」との民間債権者のコメントがあったものの、進展に関してはコメントはされていません。ダウ・ジョーンズ・ニュースは「週末までには合意する」と報道していますが、フランスは「国内主要銀行に対して、保有するギリシャ国債に対する引当金比率を現在の60%から70%-75%に引き上げるよう通達を用意している」と金融当局がコメントしていることや仏ルモンド紙は「民間部門債権者が負担するギリシャ国債の元本削減率が当初の合意よりも大きくなった場合、あるいはギリシャが無秩序なデフォルトに陥った場合に、フランス国内の大手銀行を保護したい考え」と報じていて、ギリシャ政府との債務交換交渉が合意に至ったとしても、金融機関が抱えるリスクが大きいことが示されています。市場は現在のところ、ユーロ圏の危機に対していい材料を探して反応しているため、失望につながった場合には、ユーロは、対ドルで1.29ドル台、対円で99円台は売りが出やすいものと思います。

ドル/円は引き続き蚊帳の外で、狭いレンジの動きが継続しています。ドルとともにファンディング通貨となっているため、ドルにリンクして動いているにすぎません。相関が外れるためには、1月のFOMCで追加緩和が示されるなどの大きなニュースがないと難しいと思います。ただ、上昇する力も弱く、チャートからは引き続きレンジの下(76.50円)抜けを試したがっているように見えます。

本日の経済指標は、9:30に豪の失業率、新規雇用者数が発表されます。雇用が強ければ利下げ観測が後退することになり、豪ドルは買われることになると思いますが、悪化すれば売られるという素直な反応になると思います。また、ユーロ圏では18:30にスペイン、19:00にフランス国債の入札が予定されています。悲観的なムードが改善しつつあることやユーロ圏9カ国の格下げ以降の国債入札(短期債含む)は需要が旺盛なことが示されていることから、本日の入札も無難にこなされると思われ、大きな波乱はないものと思います。

■AUDJPY 日足(一目均衡表、エンベロープ、ストキャスティックス) AUDJPY source:uedaharlowfx
豪ドル/円は21日移動平均線でサポートされ、12/14の高値の80.47円を試す展開となっています。数日後には一目均衡表(日足)の雲の厚みも増してくることから、下値がサポートされやすくなると思います。ただ、ストキャスティクス(スロー)は%Kスロー、%Dスローともに80を上回っていることから、短期的な調整の可能性があります。前出高値を上に抜けた場合には、昨年10/31の高値の83.96円と昨年11/24の安値の74.79円を100%としたフィボナッチ76.4%戻しとなる81.80円近辺までは上昇すると思われます。

■主要通貨の短期のトレンド
USDJPY  レンジの下限を試し中
EURJPY  21日移動平均線までまだ距離がある
GBPJPY  一目均衡表(日足)の転換線を僅かに超えたばかり
AUDJPY  三角保合いから上限(80.40)に接近中
NZDJPY  一目均衡表(日足)の遅行線が雲の下から中へ入ってきた
CADJPY  レンジの上限から上抜けを試すか
ZARJPY  一目均衡表(日足)の雲を上抜け
NOKJPY  21日移動平均線の上抜けを試すか
MXNJPY  一目均衡表(日足)の雲を上抜け
HKDJPY  9.82か10.04を抜けるとトレンド発生
SGDJPY  一目均衡表(日足)の雲の下限がレジスタンス
EURUSD  21日移動平均線の上抜けを試すか

■変動率からの予想レンジ 08:04→NYクローズ

Ccy 予想レンジ
USDJPY 76.63 ~ 76.95
EURJPY 98.35 ~ 99.18
GBPJPY 118.14 ~ 118.95
AUDJPY 79.85 ~ 80.56
NZDJPY 61.56 ~ 62.14
CADJPY 75.68 ~ 76.26
ZARJPY 9.57 ~ 9.70
NOKJPY 12.78 ~ 12.92
MXNJPY 5.71 ~ 5.78
HKDJPY 9.84 ~ 9.90
SGDJPY 59.95 ~ 60.33
EURUSD 1.2803 ~ 1.2924

■前日のサマリー
昨日は格付け機関フィッチがイタリアの格付けの引き下げを示唆したものの、反応は限定的で、IMFが融資能力の増強へ最大1兆ドルの拡大を提案としたことで、ユーロが買われましたが、ヘッドラインは二転三転して「5000億ドルの調達を目指す」となりました。ただ、市場には安心感が出てユーロ/ドルはロンドン時間につけた安値の1.2734ドルからNYクローズ間際には1.2868ドルまで上昇、ユーロ/円もロンドン時間の97.70円から98.90円まで上昇しました。この日はダウ・ジョーンズによる「週末までに、ギリシャは民間債権者と合意するだろう」との報道もユーロ買いの要因となりました。

ドル/円はこの日も東京時間帯につけた76.66円からNY時間の76.87円まで約20銭の狭いレンジとなっています。この日発表された米国の金融機関の決算はまちまちとなりったこともあり材料視はされませんでした。また、発表されたNAHB住宅市場指数が2007年6月以来となる水準へ上昇、4カ月連続の上昇となっていることで、米株価が上昇して、リスク選好の支援となったことでドルが主要通貨に対して売られました(ドル/円は小動き)。

昨日はIMFの融資能力上昇の提案で、市場がリスク選好に動いたことで、クロス円は総じて堅調に動きました。ただ、NZドルは本日朝日に発表された消費者物価指数が前月比で-0.3%、前期比で1.8%と大幅に低下していたこともあり発表後は売られました。豪ドル/米ドルは200日移動平均線の1.0408ドルをクローズベースでも上に抜けてきました。
クローズはドル/円が76.65円、ユーロ/ドルが1.2732ドル、ユーロ/円は97.69円。

■株価(bloomberg.co.jp)

Index 引値 前日比
日経225 8550.58 84.18
FTSE100(英) 5702.37 8.42
DAX(独) 6354.57 21.64
NYダウ(米) 12578.95 96.88
S&P500(米) 1308.04 14.37
NASDAQ(米) 2769.71 41.63

■金利(bloomberg.co.jp)

Country 利回り 前日比
米10年債 1.90 0.04
日本10年債 0.974 0.005
英10年債 1.96 0.00
独10年債 1.78 -0.01

■コモディティ価格

Commodities 引値 前日比
NY金(期近) 1659.90 4.30
NY原油(期近) 100.59 -0.12

■本日の指標発表(FXミュージアムより)
1/19(木)
・ 09:30 豪 12月 新規雇用者数
・ 09:30 豪 12月 失業率
・ 18:00 ユーロ圏 11月 経常収支
・ 18:00 ユーロ圏 欧州中央銀行(ECB)月報
・ 18:30 ユーロ圏 スペイン国債入札
・ 19:00 ユーロ圏 フランス国債入札
・ 20:00 ユーロ圏 フランスインフレ指数連動債入札
・ 22:00 南ア 南アフリカ準備銀行(中央銀行)政策金利
・ 21:00 米国 バンク・オブ・アメリカ第4四半期決算発表
21:00 ユーロ圏 ドラギ欧州中央銀行(ECB)総裁講演
・ 21:15 米国 モルガン・スタンレー第4四半期決算
・ 22:30 カナダ 11月 製造業出荷
22:30 米国 前週分 新規失業保険申請件数
・ 22:30 米国 12月 消費者物価指数(CPI)
・ 22:30 米国 12月 住宅着工件数
・ 22:30 米国 12月 建設許可件数
・ 00:00 米国 1月 フィラデルフィア連銀製造業景気指数
・ 02:00 ユーロ圏 バイトマン独連銀総裁講演

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2012年1月18日 (水)

1/18 本日の戦略-ギリシャの債務交換協議終了までは動きにくい-

おはようございます。本日もよろしくお願いします。

■変化率から見た前日の通貨の強弱
NZドル>豪ドル>ユーロ>ポンド>ドル>円
※ ">" の左側の通貨が右側の通貨より強いことを示しています。

■本日の見通し
本日は先週週末に中断したギリシャの債務交換に関する協議がアテネで再開されます。この債務交換の成否にたいしてはいくつかの発言が既になされており、格付け会社S&Pとフィッチはデフォルトの可能性が高いことを示唆している一方で、ドイツ銀行のCEOは「ギリシャ債務交渉で合意は依然として可能、失敗する可能性を排除できず」としています。メルケル独首相も「ギリシャ危機の波及リスク『後退した』」と議員らに語った模様で、ドイツではデフォルトの可能性を排除していないものと思われます。この債務交換交渉の結果が不透明であることから、市場は積極的には動かないと思われるため、各通貨とも小動きになると思います。交渉が決裂した場合には、ギリシャの第2次支援の実施ができなくなることから今後の国債の大量償還には同国が対応できず、デフォルトするものと思いますので、エクスポージャーを抱える銀行のリスクとともに、CDS(クレジット・デフォルト・スワップ)の支払いなどで金融が混乱することが考えられ、ドルが買われると思います。

経済指標からは、英国が失業率、失業保険申請件数の発表が予定されています。英国には追加緩和期待が高まっていることもあり、2月のインフレレポート(15日)の前の会合(2/7-8日)か3月の会合(3/7-8)のいずれかで追加緩和に踏み切る可能性があります。このため、経済指標が悪化している場合には、ポンドの弱含みの動きが続くのではないかと思われます。

一方、米国では昨日のシティ・グループ、ウエルズ・ファーゴの10-12月期の決算があり、まちまちの結果となりました。本日もゴールドマン・サックス、USバンコープ、バンク・オブ・ニューヨーク・メロン、ステート・ストリートの決算の発表が予定されていることから、株価が下落した場合には、リスク買いでのドル買いが出てくると思います。

■EURJPY 日足(一目均衡表、エンベロープ、ストキャスティックス) EURJPY source:uedaharlowfx
ユーロ/円はダウントレンドが継続していて、21日移動平均線から上下に3%の乖離をひいたエンベロープの-3%乖離付近に沿って下落しています。ストキャスティクス(スロー)では20以下でゴールデンクロスしていることから反発の可能性があります。一目均衡表(日足)の転換線の97.93円を上に抜けると、21日移動平均線となる99.55円がターゲットになりますし、基準線の100円ちょうども視野に入ってきます。ただ、1/16に死守した97.00円を割り込むと次は96.00円近辺までの下落の可能性ができています。

■主要通貨の短期のトレンド
USDJPY  77.60か76.61円を抜けるとトレンド発生
EURJPY  21日移動平均線を抜けるかがカギ
GBPJPY  ストキャスティクスは低位張り付き
AUDJPY  三角保合いから上抜けか
NZDJPY  一目均衡表(日足)の遅行線が雲を上抜けると更に堅調
CADJPY  73.48まで下落か
ZARJPY  9.31か9.56を抜けるとトレンド発生
NOKJPY  上にヒゲの長い足のため、下値試しか
MXNJPY  5.47か5.56を抜けるとトレンド発生
HKDJPY  9.82か10.04を抜けるとトレンド発生
SGDJPY  59.11か60.53を抜けるとトレンド発生
EURUSD  21日移動平均線を抜けるかがカギ

■変動率からの予想レンジ 08:04→NYクローズ

Ccy 予想レンジ
USDJPY 76.62 ~ 76.96
EURJPY 97.40 ~ 98.20
GBPJPY 117.33 ~ 118.12
AUDJPY 79.39 ~ 80.10
NZDJPY 61.22 ~ 61.81
CADJPY 75.38 ~ 75.97
ZARJPY 9.50 ~ 9.63
NOKJPY 12.63 ~ 12.77
MXNJPY 5.66 ~ 5.73
HKDJPY 9.84 ~ 9.90
SGDJPY 59.57 ~ 59.95
EURUSD 1.2677 ~ 1.2794

■前日のサマリー
昨日は中国の10-12月GDPが市場予想を上回る成長率を示したことで、アジア株が上昇し、溜まっていたユーロのショートポジションを解消する動きが出て、欧州時間に入っても、独ZEW景況感指数が-21.6と予想からは大幅によかったこと、スペインの入札がほぼ目標額上限に近い49億ユーロ(目標50億ユーロ)を発行、12か月ものの応札倍率が3.54倍、利回りは2.049%に低下したこと、EFSF債入札で応札倍率3.1倍、利回り0.2644%といずれも需要が好調だったことなどを背景に、NY時間常磐までにユーロ/ドルはストップロスを巻き込んで1.2810ドル、ユーロ/円は98.33円まで上昇しましたが、格付け会社S&Pによる欧州の多数の銀行の格下げの噂に戻りは売られ、ユーロ/ドルが1.2740ドル近辺、ユーロ/円は97.80円近辺でクローズしました。

また、ポンドは発表された消費者物価指数(前年比)が4.2%と前月の4.8%を大幅に下回ったことから、英中銀(BOE)による追加緩和期待が高まったため、ユーロよりもポンドが売られました。豪ドルは中国の好調な経済指標を受けたことや、ユーロ圏での国債入札が好調だったことなどを背景に、豪ドル/米ドルで200日移動平均線の1.0409ドルを上抜け1.0447ドルまで上昇、豪ドル/円は抵抗となっていた80.00円を上に抜け80.11円まで上昇したものの、クローズではいずれもこれらを下回りました。
クローズはドル/円が76.55円、ユーロ/ドルが1.2649ドル、ユーロ/円は97.13円。

■株価(bloomberg.co.jp)

Index 引値 前日比
日経225 8466.40 88.04
FTSE100(英) 5693.95 36.51
DAX(独) 6332.93 112.92
NYダウ(米) 12482.07 60.01
S&P500(米) 1293.67 4.58
NASDAQ(米) 2728.08 17.41

■金利(bloomberg.co.jp)

Country 利回り 前日比
米10年債 1.86 -0.01
日本10年債 0.969 0.023
英10年債 1.96 -0.01
独10年債 1.79 0.02

■コモディティ価格

Commodities 引値 前日比
NY金(期近) 1655.60 24.80
NY原油(期近) 100.71 2.01

■本日の指標発表(FXミュージアムより)
1/18(水)
・ 13:30 日本 11月 鉱工業生産・確報値
・ 17:00 南ア 12月 消費者物価指数(CPI)
18:30 英国 12月 失業保険申請件数
18:30 英国 12月 失業率
・ 19:00 ユーロ圏 11月 建設支出
・ 19:15 ユーロ圏 ドイツ2年物国債入札(40億ユーロ)入札
・ 20:00 南ア 11月 小売売上高
・ 20:30 米国 バンク・オブ・ニューヨーク・メロン第4四半期決算
・ 22:00 米国 ゴールドマン・サックス第4四半期決算
・ 22:30 米国 12月 卸売物価指数(PPI)
・ 22:30 米国 12月 卸売物価指数(PPIコア指数、食品・エネルギー除く)
・ 23:00 米国 11月 対米証券投資(短期債除く)
・ 23:15 米国 12月 設備稼働率
23:15 米国 12月 鉱工業生産
・ 23:30 米国 タルーロFRB理事議会証言
・ 00:00 米国 1月 NAHB住宅市場指数
・ 03:30 ユーロ圏 バイトマン独連銀総裁講演

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2012年1月17日 (火)

1/17 本日の戦略-豪は中国指標、ユーロは下落圧力継続-

おはようございます。17年前の5:46に阪神淡路大震災が発生した日ですね。当時は関西には地震はないという神話もあったくらいでしたので、あれだけ大きな震災には息をのむ思いでした。それ以上の震災が昨年発生したというのも信じたくはないです。被災された方に改めてお見舞いを申し上げるとともに、亡くなられた方の冥福をお祈りします。

■変化率から見た前日の通貨の強弱
円>ポンド>ドル>ユーロ>NZドル>豪ドル
※ ">" の左側の通貨が右側の通貨より強いことを示しています。

■本日の見通し
米S&Pが「ギリシャが近くデフォルトすると確信」との見解を示しました。民間債権者(銀行団)との債務交換の交渉で隔たりが大きく、交渉が暗礁に乗り上げたことが主な原因とみられます。EU/IMF/ECBのトロイカは自発的な債務交換と第2次支援実施でぎりぎりまで努力すると思われますが、ギリシャが無秩序なデフォルトに陥った場合には、CDSをはじめ金融市場は大混乱をすることになり、金融株の下落などから2008年のリーマンショック以上の状況に陥る可能性があります。ギリシャの第2次支援が実施されるまで市場はユーロへの警戒を緩めるわけにはいかず、ユーロには下落圧力がかかり続けるものと思います。本日はギリシャの短期債(現在、ギリシャは短期債でつないでいる自転車操業状態)の入札の実施が予定されています。

一方、本日は11:00に中国の10-12月期GDP、鉱工業生産、小売売上高の発表が予定されています。豪ドル、NZドルはこの指標の良し悪しで、上昇か下落かが決まると思いますが、ユーロ圏のリスクが残ることから、仮に良かったとしても上昇幅は限られるものと思います。

ドル/円の小動きが続いていますが、77円台に乗せても滞空時間が短く、明確な根拠はありませんが、76.50円~下にストップロスがあるとも言われていますので、どちらかといえば市場は下狙いではないかと思います。

■USDJPY 日足(一目均衡表、ストキャスティックス) USDJPY source:uedaharlowfx
ドル/円は昨年11/18の安値76.59円と11/29の高値の78.28円のレンジですが、直近2週間では1/3の安値の76.61円と1/6の高値の77.32円のレンジと極端に狭いレンジで動いています。一目均衡表(日足)から見ると、遅行線が雲の下、転換線が基準線の下、実勢レートが雲の下を推移しているという三役逆転の状態ですので、トレンドは下向となっています。また、レンジの間にストキャスティクス(スロー)では%kスロー、%Dスローが徐々に上がってきていますので、下落余地が出てきたといえそうです。

■主要通貨の短期のトレンド
USDJPY  77.60か76.61円を抜けるとトレンド発生
EURJPY  年初来安値更新中
GBPJPY  ストキャスティクスは低位張り付き
AUDJPY  78.00か80.47を抜けるとトレンド発生
NZDJPY  一目均衡表(日足)転換線がサポート中
CADJPY  73.48まで下落か
ZARJPY  9.31か9.56を抜けるとトレンド発生
NOKJPY  年初来安値更新中
MXNJPY  5.47か5.56を抜けるとトレンド発生
HKDJPY  9.82か10.04を抜けるとトレンド発生
SGDJPY  59.11か60.53を抜けるとトレンド発生
EURUSD  年初来安値更新中

■変動率からの予想レンジ 07:42→NYクローズ

Ccy 予想レンジ
USDJPY 76.58 ~ 76.92
EURJPY 96.80 ~ 97.56
GBPJPY 117.17 ~ 117.95
AUDJPY 78.86 ~ 79.55
NZDJPY 60.69 ~ 61.27
CADJPY 75.12 ~ 75.70
ZARJPY 9.40 ~ 9.53
NOKJPY 12.58 ~ 12.71
MXNJPY 5.61 ~ 5.68
HKDJPY 9.82 ~ 9.88
SGDJPY 59.21 ~ 59.58
EURUSD 1.2607 ~ 1.2721

■前日のサマリー
昨日は週末の格付け機関S&Pによるユーロ圏9カ国の格下げで、早朝のシドニー・ウエリントン市場からユーロが下落してスタートしましたが、週末にある程度消化されていたことやフランス国債の入札が利回り低下で好調だったこともあり、ユーロ/ドルは朝方の安値の1.2626ドルからNY時間の1.2688ドルまで戻し、ユーロ/円は97.04円から97.38円まで戻しましたが、S&PはEFSF債についても格付けを「AAA」から「AA+」に引き下げたこともあり、戻りは鈍いままクローズしました。別の格付け機関ムーディーズはフランスの格付けを「AAA」で確認したものの、見通しは検証中としています。

ドル/円はクロス円の重さにじりじりと下落し、NY時間に76.70円まで下落したものの、朝方の76.93円から見ても20銭程度の下落に留まったことで、レンジを抜け切れませんでした。
クローズはドル/円が76.70円、ユーロ/ドルが1.2625ドル、ユーロ/円は97.04円。

■株価(bloomberg.co.jp)

Index 引値 前日比
日経225 8378.36 -121.66
FTSE100(英) 5657.44 20.80
DAX(独) 6220.01 76.93
NYダウ(米) 12422.06 -48.96
S&P500(米) 1289.09 -6.41
NASDAQ(米) 2710.67 -14.03

■金利(bloomberg.co.jp)

Country 利回り 前日比
米10年債 1.86 -
日本10年債 0.946 -0.007
英10年債 1.97 0.00
独10年債 1.76 0.01

■コモディティ価格

Commodities 引値 前日比
NY金(期近) 1647.70 -
NY原油(期近) 99.10 -

■本日の指標発表(FXミュージアムより)
1/17(火)
・ 08:50 日本 11月 第三次産業活動指数 前月比
18:30 英国 12月 消費者物価指数(CPI)
・ 18:30 英国 12月 小売物価指数(RPI)
18:30 ユーロ圏 スペイン国債入札
・ 19:00 ユーロ圏 12月 消費者物価指数(HICP)改定値
・ 19:00 ユーロ圏 1月 ZEW景況感調査
19:00 ドイツ 1月 ZEW景況感調査(期待指数)
・ 19:00 英国 キング・イングランド銀行(BOE)総裁講演
・ 22:00 米国 ウェルズ・ファーゴ第3四半期決算
・ 22:00 米国 シティ・グループ第3四半期決算
・ 22:30 カナダ 11月 対カナダ証券投資額
22:30 米国 1月 ニューヨーク連銀製造業景気指数
・ 23:00 カナダ カナダ銀行 政策金利
・ 03:30 ユーロ圏 バイトマン独連銀総裁講演
・ 03:30 英国 ポーゼン英中銀金融政策委員会(MPC)委員講演

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2012年1月16日 (月)

1/16 本日の戦略-ユーロへの懸念継続、フランス国債入札が鍵か-

おはようございます。昨年末からユーロの下落が市場のテーマとなっていて、本日早朝にはユーロ/円が97.17円まで下落、東京市場もユーロ弱含みでの推移となっています。どこまで下がるのでしょうか。

■変化率から見た前日の通貨の強弱
NZドル>ドル>豪ドル>円>ポンド>ユーロ
※ ">" の左側の通貨が右側の通貨より強いことを示しています。

■本日の見通し
米S&Pのよるユーロ圏9カ国の格下げによりEFSFの資金調達コストの上昇や資金調達、救済への2次的影響が懸念されています。これまで「AAA」格が6カ国だったものが、今回のフランス、オーストリアの格下げで4カ国になったことで、市場は本日のフランス短期債の入札と木曜日のフランス国債の入札に注目することになり、調達コストの上昇などがあれば、再びユーロ売りの材料とされる可能性があります。昨年からの市場の催促に対して、、ドイツはユーロ共同債の発行や最後の貸し手としてのECBの役割には難色を示していますので、今のところ、足許でのユーロ下落を止める材料は、利益確定のユーロの買い戻し以外は見当たりません。戻りは引き続き売られやすい状況が続くと思われます。

ユーロ圏の格下げに伴い、ポンドなどの通貨はリスク回避の動きから下落しましたが、比較的物理的、心理的な距離のあるオセアニア通貨はしっかりした動きとなっています。特にNZドルは先週を問うして堅調に推移しています。中国の金融緩和期待はNZにとってもポジティブな材料となりますので、ユーロ圏や米国で追加緩和が継続する場合には、オセアニアの通貨(豪ドル、NZドル)は堅調な動きとなる可能性があります。

■NZDUSD 日足(一目均衡表、ストキャスティックス) NZDUSD source:uedaharlowfx
NZドル/米ドルは昨年11/25の安値の0.7371ドルをつけ、12/15には安値を0.7460ドルに切り上げてきました。実勢レートでは一目均衡表(日足)の雲の上に出ていることから、上昇トレンドが継続しているといえそうですが、ストキャスティクス(スロー)ではデッドクロスしていることや遅行線が雲の下限付近でうろうろしていることから、調整が出やすいといえそうです。実勢レートに対する雲の上限の0.78ドルでサポートされれば昨年10/28の高値の0.8240ドル近辺まで上昇する可能性が出てきます。

■主要通貨の短期のトレンド
USDJPY  77.60か76.61円を抜けるとトレンド発生か
EURJPY  年初来安値更新中
GBPJPY  ストキャスティクスは買いシグナルだが
AUDJPY  78.00か80.47を抜けるとトレンド発生か
NZDJPY  一目均衡表(日足)転換線がサポート中
CADJPY  73.48まで下落か
ZARJPY  9.31か9.56を抜けるとトレンド発生か
NOKJPY  年初来安値更新中
MXNJPY  5.47か5.56を抜けるとトレンド発生か
HKDJPY  9.82か10.04を抜けるとトレンド発生か
SGDJPY  59.11か60.53を抜けるとトレンド発生か
EURUSD  年初来安値更新中

■変動率からの予想レンジ 09:52→NYクローズ

Ccy 予想レンジ
USDJPY 76.78 ~ 77.11
EURJPY 97.02 ~ 97.79
GBPJPY 117.38 ~ 118.18
AUDJPY 79.11 ~ 79.83
NZDJPY 60.86 ~ 61.45
CADJPY 74.89 ~ 75.48
ZARJPY 9.39 ~ 9.52
NOKJPY 12.63 ~ 12.76
MXNJPY 5.60 ~ 5.67
HKDJPY 9.87 ~ 9.93
SGDJPY 59.34 ~ 59.70
EURUSD 1.2606 ~ 1.2722

■前日のサマリー
週末はイタリア国債の入札が市場思ったほどよくなく調達コストもそれほど下がらなかったことに加え、ギリシャの債務再編が銀行団との間で債券利回りを巡って交渉が難航したことで中断したこと、メディアからユーロ圏の格下げのうわさがくすぶり続けたことなどからユーロが主要通貨に対して全面的に売られ、ユーロ/ドルは1.2624ドル、ユーロ/円は97.20円まで下落、本日早朝にはユーロ/円が97.17円と11年ぶりの安値を更新しています。

ドル/円は発表された米貿易赤字が478億ドルに拡大したものの、ミシガン大消費者信頼感指数が74に改善したことから、強弱ミックスとなりましたが、ユーロへの懸念が高まったことから、ドル/円は一時77.01円まで上昇しましたが、クロス円等の下落もあり、戻りは鈍くなりました。
クローズはドル/円が76.66円、ユーロ/ドルが1.2625ドル、ユーロ/円は97.18円。

■株価(bloomberg.co.jp)

Index 引値 前日比
日経225 8500.02 114.43
FTSE100(英) 5636.64 -25.78
DAX(独) 6143.08 -36.13
NYダウ(米) 12422.06 -48.96
S&P500(米) 1289.09 -6.41
NASDAQ(米) 2710.67 -14.03

■金利(bloomberg.co.jp)

Country 利回り 前日比
米10年債 1.86 -0.06
日本10年債 0.953 -0.008
英10年債 1.97 -0.05
独10年債 1.76 -0.07

■コモディティ価格

Commodities 引値 前日比
NY金(期近) 1630.80 -16.90
NY原油(期近) 98.70 -0.40

■本日の指標発表(FXミュージアムより)
1/16(月)
・ 米国市場休場(キング牧師誕生日)
・ 08:50 日本 11月 機械受注
・ 08:50 日本 12月 国内企業物価指数
・ 09:01 英国 1月 ライトムーブ住宅価格
・ 09:30 豪 11月 住宅ローン件数
・ 14:00 日本 12月 消費者態度指数・一般世帯
・ 16:00 ドイツ 12月 卸売物価指数(WPI)
・ 17:15 スイス 12月 生産者輸入価格
・ 03:00 ユーロ圏 ドラギ欧州中央銀行(ECB)総裁欧州議会で演説

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2012年1月15日 (日)

1/16 本日の戦略-ユーロ圏格下げで当面の材料出尽くしとなるか-

こんばんは。あすのシドニー・ウエリントン市場がどんなオープンになるのでしょうか。昨年10月31日はドル/円で円高が進み75.32円まで円高が進み、政府・日銀が介入に踏み切りました。ちょうど日経CNBCの電話出演があった日で、実は明日も日経CNBCの電話出演の日になっています。

■ドル/円 60分足
USDJPY ※チャートをクリックすると拡大します。

■ユーロ/ドル 60分足
EURUSD ※チャートをクリックすると拡大します。

■ユーロ/円 60分足
EURJPY ※チャートをクリックすると拡大します。

■今週の見通し
先週は全般的なユーロ売りマーケット中で、木曜日のスペイン国債入札への旺盛な需要(目標額の約2倍)、イタリア短期国債入札での調達コスト(利回りの低下)がみられ、ECB理事会では一部予想されていた政策金利の0.25%の引き下げ、新たな金融政策は示されず、ドラギECB総裁からは市場が思っていたほどのハト派的な内容とならなかったことから、対ドルで1.2662ドル、対円で97.44円から反発して、対ドルで1.2877ドル、対円で98.78円まで上昇しましたが、週末には、イタリア国債の入札が利回りこそ低下したものの、応札倍率が前回を下回ったことに加え、格付け機関からの格下げの噂が燻ぶり続けたことで、ユーロが再び下落して対ドルで1.2624ドル、対円で97.20円まで下落、格付け機関S&Pから引け間際にフランスを含むユーロ圏の国が格下げされたものの、下げ渋って対ドルでは1.2683ドル、対円では97.61円でクローズしています。ドル/円は動意がなく狭いレンジの動きとなっていましたが、ユーロの下落に伴うリスク回避のドル買いなどで、一時77.01円まで上昇し、週を通しての高値圏でクローズしました。

米S&Pの格下げによりユーロ圏17カ国の格付けは以下のようになりました。

国名 1/13現在 今回
アイルランド BBB+ 変更なし
イタリア BBB+ 2段階
エストニア AA- 変更なし
オーストリア AA+ 1段階
オランダ AAA 変更なし
キプロス BB+ 2段階
ギリシャ CC 変更なし
スペイン A 2段階
スロバキア A 1段階
スロベニア A+ 1段階
ドイツ AAA 変更なし
フィンランド AAA 変更なし
フランス AA+ 1段階
ベルギー AA 変更なし
ポルトガル BB 2段階
マルタ A- 1段階
ルクセンブルク AAA 変更なし



ECB理事会でユーロに対する懸念が薄らぎかけていたタイミングでの格下げとなったことで、欧州からは格付け機関に対する批判が噴出していますが、ユーロ圏にはこの格下げによる次のリスクとして、ムーディーズによるユーロ圏およびEFSFの格下げ、S&PによるEFSFの格下げ、欧州の主要な金融機関の格下げなどの格下げリスク、EFSFのし資金調達コストの上昇や救済能力の低下などがあります。ただ、米国でもS&Pが「AAA」から1段階引き下げた時のドル安への反応は約1日であったことから、格下げによるユーロ安の影響も「当面の材料出尽くし」ととらえた場合には、ユーロが反発する可能性がありますが、前出の懸念は残るため、トレンドの反転には至らないと思います。

ユーロが反発するためには、①週末に協議が中断したギリシャの債務再編に伴う民間負担参加(PSI)協議が18日に再開される予定であるがこれが早期に合意に至り、ギリシャ第2次融資に向けて進展すること。②1月末のEUサミットに向けて、財政規律強化以外にECBが最後の貸し手としての役割を持つことを決定した場合くらいではないかと思われます。

一方、ドルはユーロの懸念が高まったため、ドル買いが進みましたが、このところ好調な米国の経済指標にもかかわらず、米国の地区連銀の総裁などからはQE3への地ならしともみられる発言が相次ぎました。今週はNAHB住宅市場指数、住宅着工件数、中古住宅販売件数など住宅関連の経済指標の発表が予定されていて、住宅市場の回復傾向が示されるようであれば、QE3の実施時期の時間軸が後ろに修正される可能性もあることから、ドルが底堅くなるとみられます。

豪ドルはレンジの動きが継続していて、ユーロ圏のリスクが上昇を押さえています。これまで何度も下落しそうな局面で踏みとどまり、その都度チャート上のサポートなどで支えられていますので、中国による金融緩和やイランのホルムズ海峡封鎖に対する懸念での原油価格の強含みが続く限りは、豪ドルもサポートされると思いますが、19日の豪失業率、就業者数が予想より悪化した場合には、豪準備銀行(RBA)が2月の金融政策会合で、利下げについての議論がなされる可能性が浮上するとみられ、豪ドルの下落要因となりそうです。

■今週の予想レンジ

Ccy Low(下)   High(上)
ドル/円 76.60 77.40
ユーロ/ドル 1.2530 1.2850
ユーロ/円 96.40 98.90
ポンド/円 116.80 119.30
豪ドル/円 78.20 79.70
NZドル/円 60.20 61.30
南アランド/円 9.20 9.60

■日、週、月、年騰落データ Rate ※表をクリックすると拡大します。

■注目イベント
1/9(月)
・ 06:45 NZ 11月 貿易収支
09:30 豪 11月 小売売上高
・ 15:45 スイス 12月 失業率
・ 16:00 ドイツ 11月 経常収支
16:00 ドイツ 11月 貿易収支
・ 16:45 フランス 11月 貿易収支
・ 17:15 スイス 11月 実質小売売上高
・ 20:00 ドイツ 11月 鉱工業生産
・ 22:30 カナダ 11月 住宅建設許可件数
・ 05:00 米国 11月 消費者信用残高
1/10(火)
・ 06:45 NZ 11月 住宅建設許可件数
・ 09:01 英国 12月 英小売連合(BRC)小売売上高調査
・ 09:01 英国 12月 英王立公認不動産鑑定士協会(RICS)住宅価格指数
・ 09:30 豪 11月 住宅建設許可件数
09:30 豪 11月 貿易収支
・ 16:45 フランス 11月 鉱工業生産指数
・ 22:15 カナダ 12月 住宅着工件数
・ 00:00 米国 11月 卸売在庫
1/11(水)
・ 08:50 日本 12月 外貨準備高
・ 14:00 日本 11月 景気一致指数(CI)速報値
・ 14:00 日本 11月 景気先行指数(CI)速報値
・ 18:30 英国 11月 貿易収支
・ 21:00 米国 MBA住宅ローン申請指数
1/12(木)
・ 08:50 日本 11月 国際収支・経常収支
・ 08:50 日本 11月 国際収支・貿易収支
・ 14:00 日本 12月 景気ウオッチャー調査-現状判断DI
・ 15:30 フランス 12月 消費者物価指数(CPI)
・ 16:00 ドイツ 12月 消費者物価指数(CPI、改定値)
・ 16:45 フランス 11月 経常収支
・ 16:45 フランス 11月 財政収支
・ 18:30 英国 11月 鉱工業生産指数
・ 18:30 英国 11月 製造業生産指数
・ 19:00 ユーロ圏 11月 鉱工業生産
21:00 英国 イングランド銀行(BOE、英中央銀行)金利発表
・ 21:45 ユーロ圏 欧州中央銀行(ECB)政策金利
・ 22:30 カナダ 11月 新築住宅価格指数
・ 22:30 米国 前週分 新規失業保険申請件数
22:30 米国 12月 小売売上高
・ 00:00 米国 11月 企業在庫
・ 04:00 米国 12月 月次財政収支
1/13(金)
・ 08:50 日本 12月 マネーストックM2
・ 18:30 英国 12月 卸売物価指数(食品、エネルギー除くコアPPI)
・ 19:00 ユーロ圏 11月 貿易収支
・ 22:30 カナダ 11月 貿易収支
・ 22:30 米国 12月 輸入物価指数
・ 22:30 米国 12月 輸出物価指数
22:30 米国 11月 貿易収支
23:55 米国 1月 ミシガン大学消費者態度指数・速報値
経済指標の詳細はFXmuseumのFXカレンダーを参照してください。

2012年1月14日 (土)

シカゴ通貨先物非商業ポジション(1/10現在)

こんばんは。昨日は13日の金曜日だったので冗談でS&Pによる格下げがあるかもと話していましたが、Blogには書き忘れていました。リスクはきちんと書いておかないと駄目ですね。反省。

6日に発表された3日現在のシカゴIMMの非商業(投機)ポジションでは、ドルが178.6億ドルの買い超しに増加、円は7,457.1億円の買い超し(ドルでは97.1億ドルの売り超し)に増加、ユーロは194.0億ユーロの売り超し(ドルでは247.8億ドルの買い超し)に増加となりました。また、豪ドルは53.5億豪ドルの買い超し(ドルでは55.1憶ドルの売り超し)に増加、NZドルは5.0億NZドルの買い超し(ドルでは4.0億ドルの売り超し)の増加となりました。

ユーロのネット(ロングとショートの合計)のショートが過去最高(ショートのみでは184,965コントラクト)を更新しました。市場ではユーロショートが積みあがっていることによるポジションの巻き戻しへの警戒が根強くありましたので、木曜日のECB理事会でのドラギECB総裁の定例記者会見の内容が市場が予想していたよりはネガティブではなかったとして、ショートポジションの一部解消が出ましたが、週末は格付け会社によるユーロ圏の格下げの噂(クローズ間際にS&Pがフランス、イタリアなどを格下げしました)がくすぶり続けたことで、ユーロ売りが進んで年初から約11年ぶりの安値を更新していることから、更にユーロのショートが増加したものと見られます。市場がS&Pの格下げを材料出尽くしとみた場合や格下げに伴いユーロ圏やECBがさらなる対策をとった場合には、ショートポジションを巻き戻す動きが出ると思われますが、あくまでもショートの解消であり、ロングの増加ではありませんので、ユーロの下落圧力は継続すると思います。また、ユーロ以外ではドルのポジションは減少しているものの、危機が広範に及んだ場合にはドルが買われるものと思います。

■シカゴIMM非商業ポジション

項目 Net(ネット) Dif(増減) Long(買) Short(売) All(総取組)
JPY 59,657 3,176 76,671 17,014 93,685
EUR -155,195 -16,286 29,770 184,965 214,735
GBP -35,853 -3,954 24,044 59,897 83,941
CHF -12,097 258 5,112 17,209 22,321
CAD -28,649 -5,278 23,039 51,688 74,727
AUD 53,526 6,989 78,721 25,195 103,916
NZD 5,029 2,593 10,658 5,629 16,287
MXN 59,657 3,176 76,671 17,014 93,685
source:CFTC

【USD】 USD source:CFTC

ドルは9,005コントラクトのロング増加の135,914コントラクトのロングとなりました。
※ドルのポジションは円、ユーロをはじめ、メキシコペソまでを合計して算出しています。レートはFRBのメジャーカレンシーインデックスを使用しています。

【JPY】 JPY source:CFTC

円は3,176コントラクトのロング増加の59,657コントラクトのロングとなりました。

【EUR】 EUR source:CFTC

ユーロは16,286コントラクトのショート増加の155,195コントラクトのショートとなりました。

【CAD】 CAD source:CFTC

カナダドルは5,278コントラクトのショート増加の28,649コントラクトのショートとなりました。

【NZD】 NzD source:CFTC

NZドルは2,593コントラクトのロング増加の5,029コントラクトのロングとなりました。

他のIMM通貨先物のポジション動向は上田ハーローレポートのシカゴIMM非商業ポジションを参照してください。(16日更新)

2012年1月13日 (金)

1/13 本日の戦略-ユーロのリスクは顕在、戻りは一時的と思われる-

おはようございます。本日も寒いですね。寒い時には朝の通勤電車が比較的空いているという感覚があります(もちろん座れませんが)。

■変化率から見た前日の通貨の強弱
ユーロ>豪ドル>円>ポンド>ドル>NZドル
※ ">" の左側の通貨が右側の通貨より強いことを示しています。

■本日の見通し
昨日のユーロの反発は、ドラギECB総裁の発言内容をかなり悲観的と市場が捉えていたための反発と思います。このため、対ドルで1.28ドル、対円で98円を回復したユーロの更に買い上がるには材料が不足していると思います。本日もイタリア国債の入札が予定されていることから、昨日の入札のように無難にこなされ、調達コストも低下するようであれば、ユーロは底堅く推移するのではないかと思われます。特にユーロ/ポンドはチャート上の抵抗とみられる21日移動平均線を引値ベースで上に抜けているので上昇継続の可能性は高いと思います。

ドル/円はドル安からの下押し圧力がかかっているように思います。オーダーでは短期のストップロスが76.50-60円レベルにあるとも言われていますので、米貿易収支やミシガン大消費者信頼感指数などが悪化した場合にはこのストップロスが狙われる可能性があります。さすがに昨日のガイトナー米財務長官と安住財務相の会談では表面上は米財務省の為替報告の内容や本邦の為替介入に対する発言はきかれなかったことから、75円台に落ちない限りはこの問題が俎上に上がることはなさそうです。

昨日予想していたドラギECB総裁への失望は見事に外れ、豪ドルは上昇となりましたが、NZドルは主要通貨の中では一番弱かった(下落)しました。豪ドルは昨日発表された中国の消費者物価指数が4.1%に留まった(市場予想の4.0%よりは悪かったが)ことから、中国が預金準備率を引き下げてくる可能性があり、これがサポート要因として働いていると思われます。このため、株価が上昇した場合には一番上昇しやすい通貨と思われます。

■AUDUSD 日足(一目均衡表、ストキャスティックス) AUDUSD source:uedaharlowfx
豪ドル/米ドルは1/3の高値の1.0384ドルに迫る1.0376ドルに迫りました。11/23の安値の0.9664ドル、12/15の安値の0.9861ドルと下値を切り上げてきていることや一目均衡表(日足)の遅行線が雲でサポートされている、実勢レートが転換線(1.0264ドル)、基準線(1.0122ドル)、雲(下限が1.0054ドル)とサポートが多数あることで、前出の高値を上に抜けると上昇が継続し、昨年10/27の高値となる1.0753ドルが目標となると思います。

■本日のテクニカルでの注目点(矢印はトレンドの方向を予想しています)
ユーロ/ポンド 21日移動平均線を上抜け
ポンド/スイス 一目均衡表(日足)の基準線を下抜け

■変動率からの予想レンジ 07:55→NYクローズ

Ccy 予想レンジ
USDJPY 76.56 ~ 76.90
EURJPY 97.87 ~ 98.64
GBPJPY 117.19 ~ 118.00
AUDJPY 78.93 ~ 79.67
NZDJPY 60.66 ~ 61.26
CADJPY 74.98 ~ 75.57
ZARJPY 9.47 ~ 9.61
NOKJPY 12.66 ~ 12.80
MXNJPY 5.61 ~ 5.68
HKDJPY 9.82 ~ 9.88
SGDJPY 59.25 ~ 59.63
EURUSD 1.2750 ~ 1.2866

■前日のサマリー
昨日はスペイン国債の入札が目標50億ユーロに対して2倍近くの99.8億ユーロの発行となったこと、イタリアの短期債目標通りの120億ユーロの発行となり、調達コストも低下したこと、ハンガリー国債入札も目標330億フォリントに対して440億フォリントを発行したことから足許のリスクが低下し、ドラギECB総裁の「一部の重債務国は大きく前進、市場も一定の好反応を示している」「オペで教習した資金が経済に回っている兆候がある」などとの発言を手がかりにユーロ/ドルは1.27ドル台前半からNY時間には1.2846ドル、ユーロ/円は97円台後半から同じくNY時間には98.56円まで一時上昇、高値圏を維持しました。

ドル/円は発表された米小売は前月比で0.1%の増加となったものの、自動車を除くと0.2%の減少となり、米新規失業保険申請件数が39.9万人と雇用の分岐となる40万人に接近(悪化)したことが嫌気されたため、ユーロに対する悲観的な見方の後退と米経済指標に対する失望から、NY時間には76.67円まで下落しましたが、この日も30銭の間でのレンジとなりました。

昨日はショートカバーが進んだユーロが主要通貨に対して上昇しましたが、豪ドルも欧州の株価の上昇などから堅調に推移し、対ドルでは1/3の高値に迫る1.0376ドル、対円では1/3の高値を抜く79.74円まで一時上昇しました。
クローズはドル/円が76.67円、ユーロ/ドルが1.2697ドル、ユーロ/円は97.61円。

■株価(bloomberg.co.jp)

Index 引値 前日比
日経225 8385.59 -62.29
FTSE100(英) 5662.42 -8.40
DAX(独) 6179.21 26.87
NYダウ(米) 12471.02 21.57
S&P500(米) 1295.50 3.02
NASDAQ(米) 2724.70 13.94

■金利(bloomberg.co.jp)

Country 利回り 前日比
米10年債 1.92 0.02
日本10年債 0.961 -0.008
英10年債 2.02 0.02
独10年債 1.83 0.02

■コモディティ価格

Commodities 引値 前日比
NY金(期近) 1647.70 8.10
NY原油(期近) 99.10 -1.77

■本日の指標発表(FXミュージアムより)
1/13(金)
・ 08:50 日本 12月 マネーストックM2
・ 18:30 英国 12月 卸売物価指数(食品、エネルギー除くコアPPI)
19:00 ユーロ圏 イタリア国債入札
・ 19:00 ユーロ圏 11月 貿易収支
・ 21:00 米国 JPモルガン・チェース第4四半期決算
・ 22:30 カナダ 11月 貿易収支
・ 22:30 米国 12月 輸入物価指数
・ 22:30 米国 12月 輸出物価指数
22:30 米国 11月 貿易収支
23:55 米国 1月 ミシガン大学消費者態度指数・速報値
・ 01:10 米国 デューク米連邦準備委員会(FRB)理事講演
・ 02:45 米国 ラッカー米リッチモンド連銀総裁講演
・ 03:00 米国 エバンズ米シカゴ連銀総裁講演
・ 03:15 米国 ブラード米セントルイス連銀総裁講演

ピボットポイントなどは山内俊哉のココに注目!もご覧ください

2012年1月12日 (木)

1/12 本日の戦略-スペイン、イタリア国債入札、そしてECB理事会-

おはようございます。本日は天気予報通り、天気は良いですが空気は冷たいですね。足元が冷たいです。昨日は夜外出しましたが、入ったお店は平日だからかもしれませんが空席が目立ちました。景気が心配ですね。

■変化率から見た前日の通貨の強弱
NZドル>ドル>円>豪ドル>ユーロ>ポンド
※ ">" の左側の通貨が右側の通貨より強いことを示しています。

■本日の見通し
昨日も格付け機関フィッチがポイントなりました(内容は下のサマリーを参照してください)。本日はECB理事会が予定されていることから、ドラギECB総裁の定例記者会見の内容に注目が集まるものと見ています。イベントの順番からすると18:30のスペイン国債入札、19:00のイタリア短期債入札、21:45のECB理事会(政策金利は変更なしの予想)、22:30のドラギECB理事定例記者会見となります。市場はECBによる国債買い入れに対するECBのスタンス(消極姿勢から積極姿勢へ)に変化があるかどうかに注目していて、変化がない場合には市場の失望となり、ユーロドルでは昨日の1.2660ドルを割り込んで下落が進む可能性が高まります。

ドル/円は昨日米国のHIA2(本国投資法第2弾)の噂なども出て、一時77.04円まで上昇しましたが、狭いレンジの動きが続いています。ただ、本日はガイトナー米財務長官が野田首相、安住財務相と会談する予定となっています。昨年末の米財務省の為替報告で日本の実施した介入に対して否定的な見解が示されていただけに、再度、この内容に言及された場合には、政府・日銀の介入に対しては後退との見方が高まり、76.50-60円にあるといわれるストップロスをつけてレンジから外れる可能性があります。今回の来日の主目的はイランに対する制裁の件と考えられていますので、全く波乱がない可能性も高いと思います。

その他としては、豪ドル、NZドルでNR7になっています。NR7は過去7日間で変動が一番小さかった時のシグナルで、これが出ると大きな動きになりやすいという統計的なものですが、昨日はポンドでNR7が出ていて、ポンド/円も大きく下げていたことを考えると、本日の豪ドル、NZドルの動きには注意したいです。ただ、難点は上か下のどちらに動くかが分からないということです。個人的な感覚ではECB理事会への失望での株価下落による「下」と見ています。

■GBPUSD 日足(移動平均線、一目均衡表、ストキャスティックス) GBPUSD source:uedaharlowfx
ポンド/ドルは11/25の1.5420ドル、12/14の1.5406ドル、12/29の1.5359ドルと安値を切り下げてきて、昨日も1.5306ドルをつけました。11/23に一目均衡表(日足)の雲を下抜けてから、雲がレジスタンスとして機能している形となっていて、下降トレンドが続いていることを示しています。ストキャスティクス(スロー)では、%Kスローが20を下回っていることで売られ過ぎの水準になっていますが、21日移動平均線となる1.5525ドルまで戻しきれないときは、昨年10/6の安値の1.5270ドルを下回って下落するものと思います。

■本日のテクニカルでの注目点(矢印はトレンドの方向を予想しています)
該当ありません

■変動率からの予想レンジ 08:13→NYクローズ

Ccy 予想レンジ
USDJPY 76.66 ~ 77.00
EURJPY 97.10 ~ 97.89
GBPJPY 117.27 ~ 118.10
AUDJPY 78.83 ~ 79.58
NZDJPY 60.95 ~ 61.57
CADJPY 75.02 ~ 75.61
ZARJPY 9.41 ~ 9.55
NOKJPY 12.61 ~ 12.75
MXNJPY 5.59 ~ 5.66
HKDJPY 9.84 ~ 9.90
SGDJPY 59.28 ~ 59.66
EURUSD 1.2635 ~ 1.2752

■前日のサマリー
昨日もユーロが主導しました。アジア時間に対ドルで一時1.2729ドル、対円で97.94円まで下落しましたが、ロンドン時間にはドイツ5年債入札が好調で予定の調達額を上回ったことから、対ドルで1.2790ドル、対円で98.38円まで上昇しましたが、格付け機関フィッチが、「ECBはユーロ崩壊の阻止に備え更なる措置が必要」との見解を示したことから、ユーロがストップロスを巻き込んで下落して、NY時間には対ドルで1.2662ドル、対円で97.44円まで下落しました。クローズにかけてはNYダウが下げ幅を縮小したこともあり、対ドルで1.27ドル台を回復、対円でも97円台後半まで戻しました。

ドル/円はユーロが下落したことにより一時77.04円まで上昇しましたが、この日も約20銭のレンジとなりました。

昨日もNZドルが3日連続となる主要通貨に対して上昇となりました。逆にポンドが主要通貨に対して下落しました。発表された英貿易収支で赤字が市場予想を上回っていたことが嫌気され、これまでのユーロの下落にもかかわらず、ポンドの出遅れ感等があったものと思います。
クローズはドル/円が77.80円、ユーロ/ドルが1.3042ドル、ユーロ/円は101.65円。

■株価(bloomberg.co.jp)

Index 引値 前日比
日経225 8447.88 25.62
FTSE100(英) 5670.82 -25.88
DAX(独) 6152.34 -10.64
NYダウ(米) 12449.45 -13.02
S&P500(米) 1292.48 0.40
NASDAQ(米) 2710.76 8.26

■金利(bloomberg.co.jp)

Country 利回り 前日比
米10年債 1.90 -0.06
日本10年債 0.969 -0.011
英10年債 2.00 -0.07
独10年債 1.81 -0.07

■コモディティ価格

Commodities 引値 前日比
NY金(期近) 1639.60 8.10
NY原油(期近) 100.87 -1.37

■本日の指標発表(FXミュージアムより)
1/12(木)
・ 08:50 日本 11月 国際収支・経常収支
・ 08:50 日本 11月 国際収支・貿易収支
・ 14:00 日本 12月 景気ウオッチャー調査-現状判断DI
・ 15:30 フランス 12月 消費者物価指数(CPI)
・ 16:00 ドイツ 12月 消費者物価指数(CPI、改定値)
・ 16:45 フランス 11月 経常収支
・ 16:45 フランス 11月 財政収支
・ 18:30 英国 11月 鉱工業生産指数
・ 18:30 英国 11月 製造業生産指数
18:30 ユーロ圏 スペイン国債入札
・ 19:00 ユーロ圏 11月 鉱工業生産
19:00 ユーロ圏 イタリア国債入札
21:00 英国 イングランド銀行(BOE、英中央銀行)金利発表
・ 21:45 ユーロ圏 欧州中央銀行(ECB)政策金利
・ 22:30 カナダ 11月 新築住宅価格指数
・ 22:30 米国 前週分 新規失業保険申請件数
22:30 米国 12月 小売売上高
22:30 ユーロ圏 ドラギECB総裁定例記者会見
・ 00:00 米国 11月 企業在庫
・ 03:00 米国 米財務省30年債入札(130億ドル)
・ 04:00 米国 12月 月次財政収支

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2012年1月11日 (水)

1/11 本日の戦略-ドイツ5年債入札に注目、リスクは依然としてユーロ-

本日の予想レンジに間違いがあり申しわけありません。10時05分に修正しました。

おはようございます。本日は鏡開きのようです。我が家ではパックでしかも小さい鏡餅を飾るだけなので、ここ数年はこうしたこととも縁が遠くなっています。

■変化率から見た前日の通貨の強弱
NZドル>豪ドル>ポンド>ユーロ>ドル>円
※ ">" の左側の通貨が右側の通貨より強いことを示しています。

■本日の見通し
昨日は格付け機関フィッチによる「年内のフランス国債の格下げの公算は小さい」との見解がユーロ弱気心理を後退させました。しかし、フィッチは「イタリアの信用格付けを引き下げる可能性は『相当高い』」としていますし、ポルトガル中銀は「今年はマイナス3.1%成長へ」と従来の見通しより悪化しています。また、金曜日のユーロなどの下落の要因となったハンガリーでは、3カ月物(450億フォリント)の入札を実施しましたが、借入コストは上昇、オーストリアも2016年9月償還債を発行しましたが、こちらもコストは上昇しています。本日のドイツ5年もの(40億ユーロ)の国債入札、明日のECB理事会とイタリア短期債、スペイン国債、明後日のイタリア国債の入札というイベントを控えていることもあり、対ドルは1.28ドル台、対円では98円台ミドルより上を買っていく人たちはいないようです。チャートではユーロ/ドルとユーロ/ポンドがストキャスティクス(スロー)がゴールデンクロスし、買いシグナルが出ましたが、別の格付け機関S&Pとムーディーズがフランスを含むユーロ圏の格下げの可能性を示している(排除していない)ことやギリシャの第2次融資が決まらないなどリスク要因が多いことで、こうしたリスク・オンの動きがそれほど長くは続かないと思います。

リスク・オンの動きになるとオセアニア通貨が買われやすい傾向にあるようで、昨日もNZドル、豪ドルが主要通貨に対する上昇率では1位と2位でした。背景には中国の預金準備率引き下げなどの金融緩和期待がありました。本年は秋に中国で政治イベントして国家主席の交代が予定されていることもあり、中国の景気刺激策への期待が高いものと思われますので、こうした材料には反応しやすいものと思います。これまで中国の金融政策の変更は19時か20時となっていますので、この時間帯には注意か。

ドル/円は昨日は値幅として12銭と、ほとんどペッグ(固定)と同じ状態となっています。動かなければ参加者は減少しますし、減少すれば動かないという悪循環(政府や輸出企業にとっては円高に動くよりもいいことかもしれませんが)に陥っています。エネルギーが溜まっているとも言えない状況ですが、チャート上では、76.50円か78.30円を抜けていかないと動意が出ないことを示しています。

■EURUSD 日足(一目均衡表、ストキャスティックス、フィボナッチ) EURUSD source:uedaharlowfx
ユーロ/ドルはストキャスティクス(スロー)がゴールデンクロスしたことから、1/9の安値の1.2667ドルが目先の底となった可能性があります。ただ、一目均衡表(日足)では遅行線がロウソク足の下を推移、転換線が基準線の下を推移、実勢レートが雲の下を推移と三役逆転(下降トレンド)となっていることで、戻ったとしても転換線の1.2872ドル、基準線の1.3063ドルあたりではないかと思われます。昨年10/27の高値の1.4245ドルと前出安値の1.2667ドルを100%としたフィボナッチの38.2%戻しが1.3268ドルになりますので、ここに戻らず前出安値を下抜けたときは更なる下落につながり、心理的な節目の1.25ドル近辺を試しに行くと思います。

■本日のテクニカルでの注目点(矢印はトレンドの方向を予想しています)
ユーロ/ドル ストキャスティクス(スロー)がゴールデンクロス
ポンド/円 ストキャスティクス(スロー)がゴールデンクロス
ドル/スイス ストキャスティクス(スロー)がデッドクロス
カナダドル/円 ストキャスティクス(スロー)がゴールデンクロス
ユーロ/ポンド ストキャスティクス(スロー)がゴールデンクロス

■変動率からの予想レンジ 10:04→NYクローズ

Ccy 予想レンジ
USDJPY 76.65 ~ 76.99
EURJPY 97.66 ~ 98.46
GBPJPY 118.49 ~ 119.32
AUDJPY 78.81 ~ 79.59
NZDJPY 60.72 ~ 61.36
CADJPY 75.33 ~ 75.92
ZARJPY 9.39 ~ 9.54
NOKJPY 12.72 ~ 12.86
MXNJPY 5.58 ~ 5.66
HKDJPY 9.84 ~ 9.90
SGDJPY 59.37 ~ 59.77
EURUSD 1.2708 ~ 1.2827

■前日のサマリー
昨日はユーロが反発、ロンドン時間序盤にはユーロに対する懸念から一時ユーロ/ドルで1.2743ドル、ユーロ/円で97.98円をつけましたが、格付け機関フィッチがフランスの「AAA」格付けに対して「年内のフランス格下げの公算小さい」との見解を示したことから、仏国債が買われ(利回りは低下)、欧州の株価も上昇、イタリアの大手金融機関ウニクレディトも3営業日ぶりに反発しました。米株価も上昇したことから、NY時間にはユーロ/ドルが1.2819ドル、ユーロ/円が98.47円まで上昇する場面が見られましたが、NYダウが上げ幅を縮小するとユーロも小幅反落してクローズしました。

ドル/円は76.78円から76.90円での狭いレンジが継続、米卸売在庫が市場予想より小幅弱かったことやピアナルト米クリーブランド連銀総裁が「一部の経済モデルは追加緩和の必要性示唆」と発言したもののドル/円相場への影響は限定的となりました。

昨日もNZドルが主要通貨に対して上昇、2日連続となりました。フランスへの懸念後退からのリスク・オンの動きや米地区連銀総裁が相次いで追加緩和の可能性を示唆したことで、ドルと円が売られる流れとなり、豪ドルをはじめとしたクロス円も買われました。
クローズはドル/円が77.96円、ユーロ/ドルが1.3025ドル、ユーロ/円は101.63円。

■株価(bloomberg.co.jp)

Index 引値 前日比
日経225 8422.26 31.91
FTSE100(英) 5696.70 84.44
DAX(独) 6162.98 145.75
NYダウ(米) 12462.47 69.78
S&P500(米) 1292.08 11.38
NASDAQ(米) 2702.50 25.94

■金利(bloomberg.co.jp)

Country 利回り 前日比
米10年債 1.97 0.01
日本10年債 0.980 -0.001
英10年債 2.07 0.07
独10年債 1.88 0.04

■コモディティ価格

Commodities 引値 前日比
NY金(期近) 1631.50 23.40
NY原油(期近) 102.24 0.93

■本日の指標発表(FXミュージアムより)
1/11(水)
・ 08:50 日本 12月 外貨準備高
・ 14:00 日本 11月 景気一致指数(CI)速報値
・ 14:00 日本 11月 景気先行指数(CI)速報値
・ 18:30 英国 11月 貿易収支
19:15 ユーロ圏 ドイツ5年物国債入札(40億ユーロ)
・ 21:00 米国 MBA住宅ローン申請指数
・ 22:40 米国 エバンズ米シカゴ連銀総裁講演
・ 23:00 米国 ロックハート米アトランタ連銀総裁講演
・ 02:30 米国 プロッサー米フィラデルフィア連銀総裁講演
・ 03:00 米国 米財務省10年債入札(210億ドル)

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2012年1月10日 (火)

1/10 本日の戦略-ユーロの懸念が続く、本日はギリシャか-

おはようございます。我が家の子供たちは本日から始業式です。長男は昨日に宿題を一所懸命やっていました(いつも言っているのに追い詰められないとやらない性格は親譲りでしょうか)。

■変化率から見た前日の通貨の強弱
NZドル>ユーロ>円>ポンド>豪ドル>ドル
※ ">" の左側の通貨が右側の通貨より強いことを示しています。

■本日の見通し
昨日は仏独首脳会談で目新しいことは発表されなかったものの、財政協定で署名が早ければ1月30日、遅くても3月には可能との公算が示されたことで、危機の解決には至らないものの、市場が思っているスピードよりは若干速いことが示されました。また、NYダウが小幅ながら上昇したこともあり、ユーロやクロス円は昨日朝方につけた安値からは買い戻されています。ただ、ユーロにとってプラスの材料が出たわけではなく、本日予定されているメルケル独首相とラガルドIMF専務理事の会談でギリシャの民間を含む第2次救済策についての進展が見られないと、ユーロが売られるものとみられます。

もし、ユーロの反転の可能性があるとすれば、IIF(国際金融協会)の匿名報道官の話として「ギリシャは同国債を保有する民間債権者と債務交換に関して近く合意に達する見通し」と昨日報じられていることから、ギリシャの第2次支援の進展が見られことと思います。そうなれば、過去最高水準となっているユーロのシートポジションの解消が進み、ユーロが上昇すると見られます。

一方、ドル/円は狭いレンジの取引が継続していて、昨年年末にレンジが切り下がった以外は動きそのものに変化はありません。本日は米国の3年債の入札がある以外は地区連銀総裁の講演が控えているのみで、なかなか動くきっかけが見えません。また、ドルストレートやクロス円につきましては、これまでと同様の状態が続いていて、豪ドルは対ドルでは1.01ドル、対円では78円で底堅く推移することが予想されます。

■USDJPY 日足(一目均衡表、ストキャスティックス) USDJPY source:uedaharlowfx
ドル/円は10/31の介入以降は76円台ミドルと78円台前半の横ばいの動きが続いています。このため、どちらかに抜けないと新たなトレンドは発生しません。週足では緩やかな下降トレンドの状態となっていて、長期間のレジスタンスとなっている雲の下限までも距離があることや週足の遅行線はロウソク足の下を推移していることで、抜けるとしたら下方向が確率が高そうです。

■本日のテクニカルでの注目点(矢印はトレンドの方向を予想しています)
NZドル/米ドル 一目均衡表(日足)の雲の上へ

■変動率からの予想レンジ 08:53→NYクローズ

Ccy 予想レンジ
USDJPY 76.61 ~ 76.98
EURJPY 97.53 ~ 98.36
GBPJPY 118.22 ~ 119.08
AUDJPY 78.21 ~ 79.01
NZDJPY 60.15 ~ 60.79
CADJPY 74.68 ~ 75.28
ZARJPY 9.33 ~ 9.49
NOKJPY 12.69 ~ 12.84
MXNJPY 5.55 ~ 5.62
HKDJPY 9.84 ~ 9.90
SGDJPY 59.05 ~ 59.46
EURUSD 1.2691 ~ 1.2814

■前日のサマリー
昨日は本邦が成人の日で休みとなる中で、シドニー・ウエリントン市場でユーロがストップロスをつけてユーロ/ドルは1.2666ドル、ユーロ/円は97.28円まで下落しましたが、市場参加者の少ない中での安値からは反発し、ロンドン時間半ばには、ユーロ/ドルが1.2785ドル、ユーロ/円は98.25円まで上昇しましたが、ドイツの鉱工業生産が弱かったこと、イタリアの大手金融ウニクレディトの株価が引き続き軟調だったこと、仏独首脳会談でほとんど進展が見られなかったことなどから重くなりユーロ/ドルは1.2721ドル、ユーロ/円は97.83円まで下落したものの、NYダウの上昇から買い戻されて、ユーロ/ドルが1.27ドル台後半、ユーロ/円が98円台前半まで戻してクローズしています。

ドル/円は朝方にユーロ/円の下落に引っ張られ76.79円まで下落しましたが、リスク回避の動きからのドル買いで77.01円まで上昇しました。しかし、ユーロの戻り基調でドルが売られ、ロンドン時間中ごろには77.77円まで下落しました。NY時間には手掛かりに欠け、76円台後半での小動きとなりました。

豪ドルなどの資源国通貨も、ユーロに引きずられ朝方には下落しましたが、ユーロの戻りとともに切り返しました。その中でもNZドルが昨日は主要通貨に対して上昇しました。一方、スイス国立銀行(中銀)のヒルデブラント総裁は、妻の為替取引問題で引責辞任をしましたが、ヨルダン副総裁が暫定総裁に就任、中銀は1.20スイスフランの対ユーロの上限を維持すると明言したことで、ユーロ/スイスは1.2105ドルまで下落後に切り返しました。
クローズはドル/円が76.81円、ユーロ/ドルが1.2762ドル、ユーロ/円は98.07円。

■株価(bloomberg.co.jp)

Index 引値 前日比
日経225 8390.35 -98.36
FTSE100(英) 5612.26 -37.42
DAX(独) 6017.23 -40.69
NYダウ(米) 12392.69 32.77
S&P500(米) 1280.70 2.89
NASDAQ(米) 2676.56 2.34

■金利(bloomberg.co.jp)

Country 利回り 前日比
米10年債 1.96 0.00
日本10年債 0.981 -
英10年債 2.00 -0.01
独10年債 1.84 -0.01

■コモディティ価格

Commodities 引値 前日比
NY金(期近) 1608.10 -8.70
NY原油(期近) 101.31 -0.25

■本日の指標発表(FXミュージアムより)
1/10(火)
・ 09:01 英国 12月 英小売連合(BRC)小売売上高調査
・ 09:01 英国 12月 英王立公認不動産鑑定士協会(RICS)住宅価格指数
・ 09:30 豪 11月 住宅建設許可件数
09:30 豪 11月 貿易収支
・ 16:45 フランス 11月 鉱工業生産指数
・ 22:15 カナダ 12月 住宅着工件数
・ 00:00 米国 11月 卸売在庫
・ 00:30 米国 ウィリアムズ米サンフランシスコ連銀総裁講演
・ 01:10 米国 ピアナルト米クリーブランド連銀総裁講演
・ 03:00 米国 ジョージ米カンザスシティー連銀総裁講演
・ 03:00 米国 米財務省3年債入札(320億ドル)

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2012年1月 9日 (月)

1/9 本日の戦略-ユーロは一段の下落のリスクが伴う-

おはようございます。本日は成人の日ですね。昨日は晴れ着を着た人たちを多く見かけました。次世代を担う人たちに期待です。

■変化率から見た前日の通貨の強弱
円>NZドル>ドル>豪ドル>ポンド>ユーロ
※ ">" の左側の通貨が右側の通貨より強いことを示しています。

■本日の見通し
本日も朝方からユーロが下値を試し、週初のシドニー・ウエリントン市場(FX取引開始前)にユーロ/円は97.28円まで下落しました。現在(11時過ぎ)は97.60円近辺まで戻しています。本日はドイツの国債入札(19:15)、サルコジ仏大統領・メルケル独首相の仏独首脳会談(21:30)が予定されています。仏独首脳会談では金融取引税が話し合われるとの見方も出ていますが、フランスは同税の導入には積極的な立場をとっており、EUでの合意を待たずに単独で導入する意向を示していることから、会談の内容によっては仏の金融機関にはマイナスの要因となり、ユーロの下落につながる可能性が高まります。このところ連日の安値を更新しているユーロに下げ止まりの気配が感じられませんし、チャートでもダウントレンドが継続していることが示されています。

ユーロの下落が続く限り、豪ドル、ポンドなどのドルストレート、クロス円ともに弱含みが続くものと思われます。イランが第2の核施設でウラン濃縮を始める方針を明らかにしたことから、今月30日に開催されるEU財務相会合でのイラン禁輸制裁が合意される可能性がたまり、対抗措置としてのイランのホルムズ海峡閉鎖に踏み切ると原油高から豪ドルなどの資源国の通貨は底固く推移すると思われますし、原油高はドル安要因でもありますので、ユーロなども下げ止まる可能性があります(まだ先の話ではありますが)。

■NZDJPY 日足(一目均衡表、ストキャスティックス) NZDJPY source:uedaharlowfx
NZドル/円は一目均衡表(日足)の遅行線が日々線(ロウソク足)の下を推移して、実勢レートも雲の中にあります。サポートとみられる雲の下限が59.91円、21日移動平均線が59.80円、基準線が59.64円にありますので、いずれかで下げ止まる可能性がありますが、11/24の安値の57.03円と12/15の安値の58.24円を結んだトレンドラインの59.60円近辺を下抜けると前出安値の58.24円を試しに行くと思います。

■本日のテクニカルでの注目点(矢印はトレンドの方向を予想しています)

■変動率からの予想レンジ 09:55→NYクローズ

Ccy予想レンジ
USDJPY76.76 ~ 77.12
EURJPY97.35 ~ 98.17
GBPJPY118.24 ~ 119.12
AUDJPY78.26 ~ 79.04
NZDJPY59.76 ~ 60.39
CADJPY74.54 ~ 75.13
ZARJPY9.32 ~ 9.48
NOKJPY12.67 ~ 12.82
MXNJPY5.56 ~ 5.63
HKDJPY9.87 ~ 9.93
SGDJPY59.21 ~ 59.63
EURUSD1.2648 ~ 1.2770

■前日のサマリー
週末は米雇用統計が非農業部門雇用者数で20万人増加、失業率で0.2ポイント改善の8.5%と雇用の改善が示される内容となりました。前回失業率の低下要因となった労働参加率の減少は今回の統計では見られず、非農業部門雇用者数の増加がそのまま失業率の改善に結びつきました。これを受けてドル/円は77.34円まで上昇しましたが、前日のADP雇用調査である程度は織り込まれていたことに加え、ダドリーNY連銀総裁が「一段の緩和政策の検討を続けることは適切」と発言したことから、米10年債利回りが低下、ドル売りとなり、クローズにかけてリスク回避の動きから76.97円まで下落してクローズしました。

ユーロはこの日も弱い材料が継続、イタリアの10年債利回りが再び7%を超えたこと、格付け機関フィッチがハンガリー(ユーロ導入国ではない)の格付けをジャンク級に格下げ、見通しも「ネガティブ」としたことなどから反発のきっかけがつかめず、ユーロ/ドルは1.2696ドル、ユーロ/円は97.92円まで下落しました。ドルストレート、クロス円もリスク回避の動きから、全般的に下落しました。
クローズはドル/円が76.96円、ユーロ/ドルが1.2720ドル、ユーロ/円は97.89円。

■株価(bloomberg.co.jp)

Index 引値 前日比
日経225 8390.35 -98.36
FTSE100(英) 5649.68 25.42
DAX(独) 6057.92 -38.07
NYダウ(米) 12359.92 -55.78
S&P500(米) 1277.81 -3.25
NASDAQ(米) 2674.22 4.36

■金利(bloomberg.co.jp)

Country 利回り 前日比
米10年債 1.96 -0.04
日本10年債 0.981 -0.004
英10年債 2.01 -0.04
独10年債 1.85 -0.01

■本日の指標発表(FXミュージアムより)
1/9(月)
・ 06:45 NZ 11月 貿易収支
09:30 豪 11月 小売売上高
・ 15:45 スイス 12月 失業率
・ 16:00 ドイツ 11月 経常収支
16:00 ドイツ 11月 貿易収支
・ 16:45 フランス 11月 貿易収支
・ 17:15 スイス 11月 実質小売売上高
19:15 ドイツ 国債入札
・ 20:00 ドイツ 11月 鉱工業生産
21:30 ユーロ圏 仏独首脳会談
・ 22:30 カナダ 11月 住宅建設許可件数
・ 02:40 米国 ロックハート米アトランタ連銀総裁講演
・ 05:00 米国 11月 消費者信用残高

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2012年1月 8日 (日)

1/9の週の見通し -ユーロにはリスクの多い週-

こんばんは。ネットブックにデータを移しましたので、初めて外で原稿を途中まで書きました。10.1インチで1024x600の画面ではさすがにチャートを見るのは小さく、緊急時以外ではあまり使えないと思いました。いまは、家の液晶TVにD-sub15ピンのケーブルでつないでいます。

■ドル/円 60分足
USDJPY ※チャートをクリックすると拡大します。

■ユーロ/ドル 60分足
EURUSD ※チャートをクリックすると拡大します。

■ユーロ/円 60分足
EURJPY ※チャートをクリックすると拡大します。

■今週の見通し
先週は米国のISM景況感指数や建設支出が良かったことに加え、週末に発表された米国の雇用統計も失業率が8.5%、非農業部門雇用者数が20万人の増加へ改善したものの、ダドリー米NY連銀総裁やローゼングレン米ボストン連銀総裁などが失業率の改善を評価しつつも現在の失業率の高さには満足していない旨を発言、ラスキンFRB理事も非伝統的な手段が適切との発言をしたことなどからドルはユーロがハンガリーの格下げなどから大幅に下落したにもかかわらず、それほど上昇しませんでした。ユーロは格付け機関による格下げ懸念が燻ぶる中で、フランスの10年債入札が目標額を上回ったものの、調達コストが上昇したことなどもあり、ユーロの下落が止まらず対ドルでは一時1.27ドル、対円では98円を割り込んでいます。このため、週明けもユーロの弱含みの動きが継続しやすいと思います。今週はイタリアやスペインの国債入札も控えていることに加え、特に9日の独仏首脳会談が予定されていることで、これらが不調に終わった場合には、ユーロが更に売られると思います。

ユーロの下落が続けば対極にあるドルが上昇する流れになりますが、市場はリスクを回避する動きとなっていることから、円も買われやすくなっています。このため、クロス円が弱含みで推移することになりそうですが、豪ドルは中国の預金準備率に引き下げの可能性が高まっていることやイランがEU連合のイラン原油の輸入禁止の制裁(30日のEU外務相会合で決定される可能性がある)に対抗してホルムズ海峡の封鎖を警告していることによって原油価格が上昇しているため、クロス円の中でも下値が限定されると思われます。

今週は注目となる経済指標はあまり多くありません。12日(木)の米小売売上高、13日(金)のミシガン大消費者信頼感指数速報値になります。ヨーロッパでは12日(木)の英国の金融政策(MPC)、ECBの理事会が注目されます。どちらも政策金利が据え置かれる公算ですが、英国では議事録からみると一部の委員が追加緩和がいずれ必要なる可能性を指摘したものの、全員一致で据え置きを決定していることで、今回の金融政策も資産買い入れ額を含めて全会一致となると思います。一方のECB理事会も前回の理事会で政策金利の0.25%の引き下げと3年物の資金供給オペを決めたばかりであり、新たな政策が実施される可能性が低いことから、金融政策からはユーロやポンドが一方的に売られる流れには繋がりにくいと思います。

■今週の予想レンジ

Ccy Low(下)   High(上)
ドル/円 76.60 77.70
ユーロ/ドル 1.2560 1.2950
ユーロ/円 96.30 99.90
ポンド/円 117.00 120.30
豪ドル/円 77.10 79.70
NZドル/円 59.60 60.80
南アランド/円 9.20 9.55

■日、週、月、年騰落データ Ratw ※表をクリックすると拡大します。

■注目イベント
1/9(月)
・ 06:45 NZ 11月 貿易収支
09:30 豪 11月 小売売上高
・ 15:45 スイス 12月 失業率
・ 16:00 ドイツ 11月 経常収支
16:00 ドイツ 11月 貿易収支
・ 16:45 フランス 11月 貿易収支
・ 17:15 スイス 11月 実質小売売上高
・ 20:00 ドイツ 11月 鉱工業生産
・ 22:30 カナダ 11月 住宅建設許可件数
・ 05:00 米国 11月 消費者信用残高
1/10(火)
・ 06:45 NZ 11月 住宅建設許可件数
・ 09:01 英国 12月 英小売連合(BRC)小売売上高調査
・ 09:01 英国 12月 英王立公認不動産鑑定士協会(RICS)住宅価格指数
・ 09:30 豪 11月 住宅建設許可件数
09:30 豪 11月 貿易収支
・ 16:45 フランス 11月 鉱工業生産指数
・ 22:15 カナダ 12月 住宅着工件数
・ 00:00 米国 11月 卸売在庫
1/11(水)
・ 08:50 日本 12月 外貨準備高
・ 14:00 日本 11月 景気一致指数(CI)速報値
・ 14:00 日本 11月 景気先行指数(CI)速報値
・ 18:30 英国 11月 貿易収支
・ 21:00 米国 MBA住宅ローン申請指数
1/12(木)
・ 08:50 日本 11月 国際収支・経常収支
・ 08:50 日本 11月 国際収支・貿易収支
・ 14:00 日本 12月 景気ウオッチャー調査-現状判断DI
・ 15:30 フランス 12月 消費者物価指数(CPI)
・ 16:00 ドイツ 12月 消費者物価指数(CPI、改定値)
・ 16:45 フランス 11月 経常収支
・ 16:45 フランス 11月 財政収支
・ 18:30 英国 11月 鉱工業生産指数
・ 18:30 英国 11月 製造業生産指数
・ 19:00 ユーロ圏 11月 鉱工業生産
21:00 英国 イングランド銀行(BOE、英中央銀行)金利発表
・ 21:45 ユーロ圏 欧州中央銀行(ECB)政策金利
・ 22:30 カナダ 11月 新築住宅価格指数
・ 22:30 米国 前週分 新規失業保険申請件数
22:30 米国 12月 小売売上高
・ 00:00 米国 11月 企業在庫
・ 04:00 米国 12月 月次財政収支
1/13(金)
・ 08:50 日本 12月 マネーストックM2
・ 18:30 英国 12月 卸売物価指数(食品、エネルギー除くコアPPI)
・ 19:00 ユーロ圏 11月 貿易収支
・ 22:30 カナダ 11月 貿易収支
・ 22:30 米国 12月 輸入物価指数
・ 22:30 米国 12月 輸出物価指数
22:30 米国 11月 貿易収支
23:55 米国 1月 ミシガン大学消費者態度指数・速報値
経済指標の詳細はFXmuseumのFXカレンダーを参照してください。

シカゴ通貨先物非商業ポジション(1/3現在)

おはようございます。2012年も一週間が経ちました。相変わらず寒さが厳しいですね。昨日、本日と北風が強いです。

6日に発表された3日現在のシカゴIMMの非商業(投機)ポジションでは、ドルが164.6億ドルの買い超しに減少、円は7,061.1億円の買い超し(ドルでは92.0億ドルの売り超し)に増加、ユーロは173.6億ユーロの売り超し(ドルでは226.6億ドルの買い超し)に増加となりました。また、豪ドルは46.5億豪ドルの買い超し(ドルでは48.3憶ドルの売り超し)に増加、NZドルは2.4億NZドルの買い超し(ドルでは1.9億ドルの売り超し)の減少となりました。

クリスマス明けの欧米市場では2011年年末にドル売りが進み、2012年年初からはユーロ売りが進んだことから、ユーロのショートも増加しています。発表された米国のISM景況感指数や雇用がよかったものの、米国にはなお追加緩和の可能性が示されていること、ユーロではECB理事会を控えていることから、ドルとユーロは積極的に買いにくい状況です。このため、円、豪ドル、NZドルが買われやすい状態が続くものと思われます。

■シカゴIMM非商業ポジション

項目 Net(ネット) Dif(増減) Long(買) Short(売) All(総取組)
JPY 56,481 33,896 72,986 16,505 89,491
EUR -138,909 -11,030 40,441 179,350 219,791
GBP -31,899 -2,727 27,832 59,731 87,563
CHF -12,355 -1,557 3,787 16,142 19,929
CAD -23,371 -1,559 27,665 51,036 78,701
AUD 46,537 13,900 70,268 23,731 93,999
NZD 2,436 1,031 7,857 5,421 13,278
MXN 56,481 33,896 72,986 16,505 89,491
source:CFTC

【USD】 USD source:CFTC

ドルは31,810コントラクトのロング減少の126,909コントラクトのロングとなりました。
※ドルのポジションは円、ユーロをはじめ、メキシコペソまでを合計して算出しています。レートはFRBのメジャーカレンシーインデックスを使用しています。

【JPY】 JPY source:CFTC

円は33,896コントラクトのロング増加の56,481コントラクトのロングとなりました。

【EUR】 EUR source:CFTC

ユーロは11,030コントラクトのショート増加の138,909コントラクトのショートとなりました。

【CAD】 CAD source:CFTC

カナダドルは1,559コントラクトのショート増加の23,371コントラクトのショートとなりました。

【NZD】 NZD source:CFTC

NZドルは1,031コントラクトのロング増加の2,436コントラクトのロングとなりました。

他のIMM通貨先物のポジション動向は上田ハーローレポートのシカゴIMM非商業ポジションを参照してください。(10日更新)

2012年1月 6日 (金)

1/6 本日の戦略-米雇用改善でリスクオンとなってもユーロは重そう-

おはようございます。本日は小寒にふさわしい冷え込みとなりましたね。ユーロの不透明感からの景気の冷え込みは避けたいですが。昨日のマグロのセリのように景気よくいきたいですね。

■変化率から見た前日の通貨の強弱
ドル>円>ポンド>NZドル>豪ドル>ユーロ
※ ">" の左側の通貨が右側の通貨より強いことを示しています。

■本日の見通し
昨日もイタリアの株価の下落、フランス10年債の調達コスト上昇などからユーロの下落が継続しました。イタリア大手の金融機関ウニクレディトの株価が連日の急落となっていることが主な要因と思われ、格付け機関S&Pによるユーロ圏の格下げの可能性が高い中で、ユーロを積極的に買おうという投資家は少ないものと思いますので、ショートポジション(売り持ち)の利喰いで戻したところは引き続き売られやすいと思います。しかもユーロの下落が対ドル、対円だけではなく、対ポンド、対豪ドルなどでも見られることから、資金がユーロから逃げていることも考えられ、トレンドの反転には時間がかかるものと思われますし、チャート上からは次の安値目処はユーロ/ドルで2010年6月上旬の1.1875ドル、ユーロ/円は2000年12月の96.26円となります。

本日は皆様ご存じの米国雇用統計の発表が22:30に予定されています。昨日のADP雇用調査の結果には驚かされましたが、米国の感謝祭からクリスマスにかけて、クリスマス商戦を活発化させた影響(一部店舗では深夜の営業なども開催)が反映されていると見られますのでヘッドラインほど内容はよくないと思います。ただ、市場では期待が先行したと思われますし、市場予想の平均15.5万人増からはプラス5万人くらいを織り込んだと見られることで、個人的な感覚ではありますが20万人程度の増加ならば市場の反応が限定されると思われます。そのため、株価の上昇にはつながらず、リスク回避の動きが継続すると見られることから、ドル/円は底堅く、ユーロやポンド、豪ドルなどには下落圧力が継続すると思います。

■AUDJPY 日足(一目均衡表、ストキャスティックス) AUDJPY source:uedaharlowfx
豪ドル/円は一目均衡表(日足)の雲の上に抜け出ているものの、遅行線はロウソク足(日々線)の下に抜けました。また、1/4の高値が79.70円と12/2の高値の80.47円に届いていません。加えてストキャスティクス(スロー)もデッドクロスしていることで下落の可能性が高いと思います。目先のサポートは基準線の78.72円となりますが、薄い雲の下限が78.00円となっているため、これを下抜けると12/15の安値の76.98円近辺まで下落するものと思います。

■本日のテクニカルでの注目点(矢印はトレンドの方向を予想しています)
ポンド/ドル 21日移動平均線、一目均衡表(日足)の基準線を下抜け
南アランド/円 一目均衡表(日足)の雲の下
豪ドル/米ドル ストキャスキャスティクス(スロー)がデッドクロス
NZドル/米ドル 一目均衡表(日足)の雲の上から中へ、ストキャスティクス(スロー)がデッドクロス

■変動率からの予想レンジ 08:25→NYクローズ

Ccy 予想レンジ
USDJPY 76.90 ~ 77.26
EURJPY 98.07 ~ 98.88
GBPJPY 118.96 ~ 119.83
AUDJPY 78.65 ~ 79.46
NZDJPY 59.84 ~ 60.47
CADJPY 75.24 ~ 75.84
ZARJPY 9.34 ~ 9.50
NOKJPY 12.69 ~ 12.84
MXNJPY 5.54 ~ 5.61
HKDJPY 9.87 ~ 9.93
SGDJPY 59.41 ~ 59.83
EURUSD 1.2714 ~ 1.2835

■前日のサマリー
昨日もユーロが主要通貨に対して下落、フランスの10年債入札は利回りが3.29%(前回は3.18%)、応札倍率が1.64倍(前回は3.05倍)となったことに加え、イタリアの大手銀行ウニクレディトの株価が2日連続で急落するなど、ユーロに対する懸念が継続しました。そのため、ほぼ終日下落し、NYクローズ近くには1.2770ドルを一時付けました。ユーロ/円もNY時間に98.46円まで下落しました。

ドル/円はリスク回避の動きからドルが買われたことで77円を回復、昨日発表されたADP雇用調査は32.5万人の増加と市場予想の17.8万人を大幅に上回ったこともドル上昇の支援になったと思われます。このため、ドル/円はNY時間に77.25円まで一時上昇しました。

豪ドルなどの資源国通貨は、ユーロへの懸念から欧米の株価が下落(米のナスダック、S&P500種は小幅上昇)したことから、リスク回避の動きとなり、豪ドル/円は一時78.70円、豪ドル/米ドルは1.0230ドル、NZドル/円は59.99円、NZドル/米ドルは0.7792ドルまで下落しました。
クローズはドル/円が77.10円、ユーロ/ドルが1.2785ドル、ユーロ/円は98.60円。

■株価(bloomberg.co.jp)

Index 引値 前日比
日経225 8488.71 -71.40
FTSE100(英) 5624.26 -44.19
DAX(独) 6095.99 -15.56
NYダウ(米) 12415.70 -2.72
S&P500(米) 1281.06 3.76
NASDAQ(米) 2669.86 21.50

■金利(bloomberg.co.jp)

Country 利回り 前日比
米10年債 2.00 0.02
日本10年債 0.985 -0.006
英10年債 2.05 0.00
独10年債 1.86 -0.06

■コモディティ価格

Commodities 引値 前日比
NY金(期近) 1620.10 7.40
NY原油(期近) 101.81 -1.41

■本日の指標発表(FXミュージアムより)
1/6(金)
・ 17:15 スイス 12月 消費者物価指数(CPI)
・ 19:00 ユーロ圏 12月 消費者信頼感(確定値)
・ 19:00 ユーロ圏 11月 小売売上高
・ 19:00 ユーロ圏 11月 失業率
20:00 ドイツ 11月 製造業新規受注
・ 21:00 カナダ 12月 新規雇用者数
・ 21:00 カナダ 12月 失業率
22:30 米国 12月 非農業部門雇用者数変化
22:30 米国 12月 失業率
・ 23:00 米国 ダドリー米ニューヨーク連銀総裁講演
・ 00:00 ユーロ圏 コスタ・ポルトガル中銀総裁議会証言
・ 00:20 米国 ローゼングレン米ボストン連銀総裁講演
・ 01:00 ユーロ圏 オルファニデス・キプロス中銀総裁講演
・ 02:40 米国 デューク米連邦準備委員会(FRB)理事講演
・ 03:00 米国 ラスキンFRB理事講演

ピボットポイントなどは山内俊哉のココに注目!もご覧ください

2012年1月 5日 (木)

1/5 本日の戦略-ユーロ独歩安続くか、仏国債入札に注目-

おはようございます。本日はかなり冷え込みましたね。周囲を見てもマスクをしている人が多くなっています。皆様も体調におきをつけください。

■変化率から見た前日の通貨の強弱
ドル>円>豪ドル>ポンド>NZドル>ユーロ
※ ">" の左側の通貨が右側の通貨より強いことを示しています。

■本日の見通し
昨日はリスク回避(リスク・オフ)というよりは、ユーロの弱さが目立った日となりました(原因については下記サマリーを参照してください)。ユーロは対ポンド、対豪ドルでも売られ独歩安の様相となっています。ユーロが更に下落するかどうかは、本日のフランス国債の入札の結果次第ではないかと思います。ただ、ユーロ圏全体には昨年から言われている通り、イタリアで国債の大量償還を迎えることやギリシャの救済を巡る不透明感(ギリシャはユーロを離脱しないことを3日に表明している)が根強いこともあり、仮にユーロが反発したとしても一時的なものになると見られます。チャートも安値を更新している状態であり、下降トレンドが継続しています。

一方、米国では本日は注目度の高い指標がいくつか発表されます。22:15には明日の雇用統計となるADP雇用調査(予想は17.8万人増で前月よりは小幅悪化)、22:30に新規失業保険申請件数(予想は37.5万人と前週より小幅改善)、00:00にISM非製造業景気指数(予想は53.0と前月より改善)と、多少の強弱はあるものの、総じてはよい内容と見られます。米指標の好調さで欧米の株価が上昇するようであれば、豪ドルなどを中心にリスク志向(リスク・オン)となると思われます。特に豪ドルはイランのホルムズ海峡封鎖の可能性があるため、原油価格が高止まりしているためサポートされています。

結局、通貨ごとの個々の材料はあるものの、大きくは昨年と同様にリスク志向(リスク・オン)なのかリスク回避(リスク・オフ)なのかという流れにはこれまでのところ変化がないようです。

■EURJPY 日足(21日移動平均線、一目均衡表、ストキャスティックス) EURJPY source:uedaharlowfx
ユーロ/円は昨年11/9に21日移動平均線を下回って以来、同線が戻りのレジスタンスとして機能しています。また、同線からの乖離率を見ても-3%に到達することがないため、市場の売られ過ぎ感も出にくくなっていると見られます。トレンドは完全に下向きとなっているため、目先としては昨年10/4の安値の100.74円を上に抜けられるかどうかです。ここで止められると、98円近辺まで下落するものと思います。

■本日のテクニカルでの注目点(矢印はトレンドの方向を予想しています)
ドル/スイス 21日移動平均線を上抜け
南アランド/円 21日移動平均線を下抜け

■変動率からの予想レンジ 07:49→NYクローズ

Ccy 予想レンジ
USDJPY 76.49 ~ 76.83
EURJPY 98.72 ~ 99.54
GBPJPY 119.31 ~ 120.19
AUDJPY 79.08 ~ 79.88
NZDJPY 60.04 ~ 60.68
CADJPY 75.39 ~ 75.99
ZARJPY 9.34 ~ 9.50
NOKJPY 12.80 ~ 12.95
MXNJPY 5.54 ~ 5.61
HKDJPY 9.82 ~ 9.88
SGDJPY 59.30 ~ 59.72
EURUSD 1.2873 ~ 1.2993

■前日のサマリー
昨日はユーロの弱さが目立つ日となりました。主なユーロ売りの材料としては、スペインがEU/IMFへ支援の申請を検討しているとの噂(ラホイ政権は否定)、伊ウニクレディトが43%のディスカウントで割り当て増資、一時取引停止となる(クローズは14.5%安)、スペインのバレンシア地方のドイツ銀行への債務1億2300万ユーロを政府が支援との報道(バレンシアは否定)が上げられます。これによりNY取引時間帯にユーロ/ドルは1.2898ドル、ユーロ/円は99.05円まで一時低下し、戻りもユーロ/ドルで1.29ドルミドル手前、ユーロ/円で99.20円近辺と鈍いままとなりました。

ドル/円はロンドン時間に76.61円と前日の安値に面を合わせたものの、このレベルでは底堅く76円台後半でのレンジの動きとなりました。

また、目立ったところでは、スイス国立銀行(SNB)夫妻が「スイスフランの上限設定直前に為替取引を行い利益を得た」との報道があり、スイスフランが主要通貨に対して売られました。SNB総裁は本日に記者会見を開く予定です。
クローズはドル/円が76.70円、ユーロ/ドルが1.2940ドル、ユーロ/円は99.25円。

■株価(bloomberg.co.jp)

Index 引値 前日比
日経225 8560.11 104.76
FTSE100(英) 5668.45 -31.46
DAX(独) 6111.55 -55.02
NYダウ(米) 12418.42 21.04
S&P500(米) 1277.30 0.24
NASDAQ(米) 2648.36 -0.36

■金利(bloomberg.co.jp)

Country 利回り 前日比
米10年債 1.95 0.07
日本10年債 0.977 -
英10年債 2.03 0.06
独10年債 1.89 -0.01

■コモディティ価格

Commodities 引値 前日比
NY金(期近) 1600.50 33.70
NY原油(期近) 102.96 4.13

■本日の指標発表(FXミュージアムより)
1/5(木)
・ 08:50 日本 12月 マネタリーベース
・ 09:30 豪 11月 貿易収支
16:00 ドイツ 11月 小売売上高指数
・ 16:45 フランス 12月 消費者信頼感指数
・ 18:30 英国 12月 サービス部門購買担当者景気指数(PMI)
・ 19:00 ユーロ圏 10月 鉱工業生産
・ 19:00 ユーロ圏 11月 卸売物価指数(PPI)
・ 21:30 米国 12月 チャレンジャー人員削減数
22:15 米国 12月 ADP雇用統計
・ 22:30 カナダ 11月 鉱工業製品価格
・ 22:30 カナダ 11月 原料価格指数
・ 22:30 米国 前週分 新規失業保険申請件数
00:00 米国 12月 ISM非製造業景況指数(総合)
・ 00:00 カナダ 12月 Ivey購買部協会指数

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2012年1月 4日 (水)

1/4 本日の戦略-年末年始はリスク志向からドル売り再開?-

おはようございます。本日から仕事始めの方も多いと思います。本年もよろしくお願いします。私は、ノートPCの液晶が長男の不注意により破損(修理不可能)されての2012年の幕開けとなりました。とほほ。

■変化率から見た前日の通貨の強弱
NZドル>豪ドル>ユーロ>ポンド>円>ドル
※ ">" の左側の通貨が右側の通貨より強いことを示しています。

■本日の見通し
1/2(欧州のみオープン)、1/3(日本など一部を除きオープン)と市場参加者が徐々に戻る中で、回復傾向が示された欧米の経済指標と中国のPMIから市場は典型的なリスク志向の流れとなり、昨日はドル円が売られ、ユーロなどの欧州通貨、豪ドルなどの資源国通貨が上昇しました。特に豪ドルはイランの石油輸出に対する制裁を強化した場合にはホルムズ海峡を封鎖すると昨年12月後半にイランの副大統領が発言して以来、原油価格が1バーレル=100ドルを突破していることもあり強含みで推移しています。また、チャートも豪ドルなどは上昇トレンドへの転換となった可能性もあります。

本日は本邦の休みの間に株価が上昇したことから、日経225平均株価も上昇すると見られ、アジア時間ではリスク志向の動きが続くと見られますが、本日は重要な経済指標の発表もないことから、昨年末からのドル安の流れには変化がないものとみられます

昨日発表されたFOMC議事録では、 「1月のFOMCで出席者のFF金利の見通しを発表することを開始」
「多くのメンバーが更なる緩和策が必要とされるだろうと考えている」
「一部のメンバーは2013年半ばまでの低金利維持への言及が間もなく調整される可能性があることを指摘」
「何人かは、インフレや景気の見通しを踏まえると、現在の緩和的な政策の水準を短期を超えて維持することは不適切であると判断している」
「何人かは、かなりの資源のたるみが永続することで、インフレが当面の間、目標とされる水準を下回って推移する可能性があると懸念している」
との内容となっています。ただ、本年からはメンバーが変わり、ラッカー・リッチモンド連銀総裁がタカ派以外は、ピアナルト・クリーブランド連銀総裁、ロックハート・アトランタ連銀総裁、ウイリアムズ・サンフランシスコ連銀総裁の3人は中間派とみられています。このため、今回の議事録はあまり材料視されなかったと思われ、バーナンキFRB議長がハト派の色が強いと見られることから、緩和状態が継続されると思われ、リスク志向時にはドルが売られやすい状態は継続するものと思います。

■EURUSDJPY 日足(21日移動平均線、一目均衡表、ストキャスティックス) EURUSD source:uedaharlowfx
ユーロ/ドルは昨年11/1に21日移動平均線を下回って以来、同線が戻りのレジスタンスとして機能しています。11月後半から12月中盤にかけても同線を上抜けできるチャンスがありましたが止められています。11/25の安値が1.3212ドル、12/14の安値が1.2946ドル、12/29の安値が1.2858ドルと安値を切り下げてきていることで、今回も同線で止められると安値の更新が視野に入ってくると思います。この場合は2010/9/10の安値の1.2643ドル近辺が目標となります。逆に21日移動平均線を上抜けた場合は一目均衡表(日足)の基準線となる1.3201ドル近辺。

■本日のテクニカルでの注目点(矢印はトレンドの方向を予想しています)
ポンド/ドル 21日移動平均線、一目均衡表(日足)の基準線を上抜け
ドル/スイス 21日移動平均線を下抜け
NZドル/米ドル 一目均衡表(日足)の雲の上へ

■変動率からの予想レンジ 07:49→NYクローズ

Ccy 予想レンジ
USDJPY 76.49 ~ 76.85
EURJPY 99.60 ~ 100.44
GBPJPY 119.55 ~ 120.45
AUDJPY 79.17 ~ 79.99
NZDJPY 60.26 ~ 60.91
CADJPY 75.57 ~ 76.20
ZARJPY 9.43 ~ 9.60
NOKJPY 12.87 ~ 13.03
MXNJPY 5.56 ~ 5.64
HKDJPY 9.82 ~ 9.88
SGDJPY 59.51 ~ 59.93
EURUSD 1.2984 ~ 1.3104

■前日のサマリー
昨日は朝方から豪株価が上昇、発表された中国のPMIも市場予想を上回ったことで、リスク志向の動きとなり、ドル売りが進んだこともあり、ドル/円は朝方の76.96円から76.76円まで下落、ユーロ/ドルは朝方の1.2936ドルから1.2990ドル、ユーロ/円も99.55円から一時99.81円まで上昇しました。ロンドン時間に入ると発表された独失業者数が減少し、失業率も6.8%と改善したこと、ベルギーの国債入札が目標額を下回り、利回りが低下していたことなどが追い風となり、ユーロ/ドルは1.2980ドル近辺から1.3059ドル、ユーロ/円は99.70円近辺から100.13円まで上昇、ドル/円は一時76.88円まで上昇したものの、76.65円へと下落しました。NY時間には、発表された米国の製造業ISM景況感が改善を示していたことで、NYダウが上昇幅を拡大したことから、リスク志向が継続してユーロ/ドルは1.3077ドル、ユーロ/円は100.32円まで上昇、ドル/円も76.83円までの戻りを見せましたが続かず、76.60円は維持したものの、76円台後半でのレンジとなりました。
クローズはドル/円が76.70円、ユーロ/ドルが1.3048ドル、ユーロ/円は100.11円。

■株価(bloomberg.co.jp)

Index 引値 前日比
日経225 8455.35 -
FTSE100(英) 5699.91 127.63
DAX(独) 6166.57 91.05
NYダウ(米) 12397.38 179.82
S&P500(米) 1277.06 19.46
NASDAQ(米) 2648.72 43.57

■金利(bloomberg.co.jp)

Country 利回り 前日比
米10年債 1.95 0.07
日本10年債 0.977 -
英10年債 2.03 0.06
独10年債 1.89 -0.01

■コモディティ価格

Commodities 引値 前日比
NY金(期近) 1600.50 33.70
NY原油(期近) 102.96 4.13

■本日の指標発表(FXミュージアムより)
1/4(水)
・ 16:45 フランス 11月 消費支出
・ 18:00 ユーロ圏 12月 サービス部門購買担当者景気指数改定値(PMI)
・ 18:30 英国 11月 消費者信用残高
・ 18:30 英国 11月 マネーサプライM4
・ 19:00 ユーロ圏 12月 消費者物価指数速報値(HICP)
・ 00:00 米国 11月 製造業新規受注

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2012年1月 2日 (月)

1/2の週の見通し -米国の指標が良ければドル安継続か-

新年明けましておめでとうございます。本年もよろしくお願いします。

■ドル/円 60分足
USDJPY ※チャートをクリックすると拡大します。

■ユーロ/ドル 60分足
EURUSD ※チャートをクリックすると拡大します。

■ユーロ/円 60分足
EURJPY ※チャートをクリックすると拡大します。

■今週の見通し
先週は主要市場がクリスマス休暇明け後の、米財務省の為替報告で、日本が8月と10月に実施した円売りドル買いの単独介入について「支持しなかった」と明記されていたことが材料視され、年末で市場参加者が少ない中で円が主要通貨に対して上昇、ドル/円は77円、ユーロ/円は100円を割り込みました。また、ドルも主要通貨に対して売られる一方、豪ドルが上昇しました。

年初のマーケットは本日(1/2)から一部がオープンしていますが、参加者が限られているだけに小動きとなっているようです。また、スプレッドも通常よりも広くなっています。欧米の取引時間帯になるに従い参加者が増えるかどうかと思いますが、米国は休場ですので、それほど動意は出てこないと思います。

週半ばからは米国のISM製造業景気指数を皮切りに経済指標が発表されます。また、週末には米国の雇用統計の発表が予定されています。米国は経済指標が改善していることから、雇用統計には期待が持てますが、株価の上昇はファンディング通貨としてドルを押し下げる可能性が高いことから、ドルストレート通貨が上昇しやすく、豪ドル、NZドルなどが上昇すると思います。

一方、ユーロは格付け機関S&Pが昨年見送っているユーロ圏の格付け見直し(格下げ)の懸念が残っていることに加え、来週のECB理事会ではドラギECB総裁が「見通しは、強い不透明感と著しい下振れリスクに引き続き左右されている」と発言していることもあり、政策金利(理ファイナンス金)を1.00%からさらに引き下げる可能性もあり、1/9のサルコジ仏大統領とメルケル独首相の首脳会談への期待は残るものの、ドイツとフランスのECBの役割やユーロ共同債発行に対するスタンスの隔たりが解消される可能性が低いとみられることで、ユーロの弱含みの展開が続くものと思います。

■今週の予想レンジ

Ccy Low(下)   High(上)
ドル/円 76.30 77.60
ユーロ/ドル 1.2800 1.3140
ユーロ/円 98.40 100.70
ポンド/円 118.00 121.30
豪ドル/円 77.30 79.40
NZドル/円 59.10 60.80
南アランド/円 9.30 9.70

■日、週、月、年騰落データ Rate ※表をクリックすると拡大します。

■注目イベント
1/2(月)
・ 18:00 ユーロ圏 12月 製造業購買担当者景気指数改定値(PMI)
1/3(火)
・ 17:30 スイス 12月 SVME購買部協会景気指数
・ 17:55 ドイツ 12月 失業者数
17:55 ドイツ 12月 失業率
・ 18:30 英国 12月 製造業購買担当者景気指数(PMI)
・ 00:00 米国 11月 建設支出
00:00 米国 12月 ISM製造業景況指数
・ 04:00 米国 米連邦公開市場委員会(FOMC)議事要旨
1/4(水)
・ 16:45 フランス 11月 消費支出
・ 18:00 ユーロ圏 12月 サービス部門購買担当者景気指数改定値(PMI)
・ 18:30 英国 11月 消費者信用残高
・ 18:30 英国 11月 マネーサプライM4
・ 19:00 ユーロ圏 12月 消費者物価指数速報値(HICP)
・ 00:00 米国 11月 製造業新規受注 前月比
1/5(木)
・ 08:50 日本 12月 マネタリーベース
・ 09:30 豪 11月 貿易収支
16:00 ドイツ 11月 小売売上高指数
・ 16:45 フランス 12月 消費者信頼感指数
・ 18:30 英国 12月 サービス部門購買担当者景気指数(PMI)
・ 19:00 ユーロ圏 10月 鉱工業生産
・ 19:00 ユーロ圏 11月 卸売物価指数(PPI)
・ 21:30 米国 12月 チャレンジャー人員削減数
22:15 米国 12月 ADP雇用統計
・ 22:30 カナダ 11月 鉱工業製品価格
・ 22:30 カナダ 11月 原料価格指数
・ 22:30 米国 前週分 新規失業保険申請件数
00:00 米国 12月 ISM非製造業景況指数(総合)
・ 00:00 カナダ 12月 Ivey購買部協会指数
1/6(金)
・ 17:15 スイス 12月 消費者物価指数(CPI)
・ 19:00 ユーロ圏 12月 消費者信頼感(確定値)
・ 19:00 ユーロ圏 11月 小売売上高
・ 19:00 ユーロ圏 11月 失業率
20:00 ドイツ 11月 製造業新規受注
・ 21:00 カナダ 12月 新規雇用者数
・ 21:00 カナダ 12月 失業率
22:30 米国 12月 非農業部門雇用者数変化
22:30 米国 12月 失業率
経済指標の詳細はFXmuseumのFXカレンダーを参照してください。

2011年12月31日 (土)

シカゴ通貨先物非商業ポジション(12/27現在)

こんばんは。本日は大みそかです。いろいろな出来事があった2011年も残すところあと数時間となりました。皆様よいお年を。

30日に発表された27日現在のシカゴIMMの非商業(投機)ポジションでは、ドルが212億ドルの買い超しに増加、円は2,823.1億円の買い超し(ドルでは36.3億ドルの売り超し)に減少、ユーロは159.8億ユーロの売り超し(ドルでは208.9億ドルの買い超し)に増加となりました。また、豪ドルは32.6億豪ドルの買い超し(ドルでは33.1憶ドルの売り超し)に増加、NZドルは1.4億NZドルの買い超し(ドルでは1.1億ドルの売り超し)の減少となりました。

今週は、クリスマス休暇を挟んだ取引の少ない週となったものの、ECBによる資金供給オペで4,890億ユーロの供給となったものの、この資金が高債務国の国債購入にはつながらないとの見方が出たことで、ユーロ圏に対する懸念が継続しましたので、ユーロのショートポジションが増加しました。円はクリスマス前でのポジション調整などもあり、円のロングポジションが減少したことで、ドルのロングポジションが増加しています。また、豪ドルも豪準備銀行の議事録以降は鉱山ブームなどで、豪経済は好調との楽観的な見方で株価の上昇局面では豪ドルが買われやすくなっていることから、豪ドルのロングが増加しています。ポジションの動向からは積み上がったユーロのショートとポンドのロング、ドルのロングが解消される可能性が高く、市場がリスク・オン(楽観的)となった場合には、ドルのショートポジションが大幅に解消されるものと思います。

■シカゴIMM非商業ポジション

項目 Net(ネット) Dif(増減) Long(買) Short(売) All(総取組)
JPY 22,585 -1,891 52,691 30,106 82,797
EUR -127,879 -14,182 45,183 173,062 218,245
GBP -29,172 -3,233 25,465 54,637 80,102
CHF -10,798 -7,662 3,829 14,627 18,456
CAD -21,812 5,056 28,132 49,944 78,076
AUD 32,637 6,895 60,302 27,665 87,967
NZD 1,405 793 6,571 5,166 11,737
MXN 22,585 -1,891 52,691 30,106 82,797
source:CFTC

【USD】 USD source:CFTC

ドルは21,107コントラクトのロング増加の158,719コントラクトのロングとなりました。
※ドルのポジションは円、ユーロをはじめ、メキシコペソまでを合計して算出しています。レートはFRBのメジャーカレンシーインデックスを使用しています。

【JPY】 JPY source:CFTC

円は1,891コントラクトのロング減少の22,585コントラクトのロングとなりました。

【EUR】 EUR source:CFTC

ユーロは14,182コントラクトのショート増加の127,879コントラクトのショートとなりました。

【CAD】 CAD source:CFTC

カナダドルは5,056コントラクトのショート減少の21,812コントラクトのショートとなりました。

【NZD】 NZD source:CFTC

NZドルは793コントラクトのロング増加の1,405コントラクトのロングとなりました。

他のIMM通貨先物のポジション動向は上田ハーローレポートのシカゴIMM非商業ポジションを参照してください。(4日更新)

2011年12月30日 (金)

12/30 本日の戦略-ユーロの弱さは変わらずに思える-

おはようございます。2011年最後の取引日となりました。本年も拙い文章・コメントでありながらお付き合いいただき誠にありがとうございます。2012年もよろしくお願いします。

■変化率から見た前日の通貨の強弱
豪ドル>NZドル>円>ユーロ>ドル>ポンド
※ ">" の左側の通貨が右側の通貨より強いことを示しています。

■本日の見通し
昨日はECBのバランスシートの拡大やイタリアの10年債入札を前に、ユーロに対する懸念が高まり、ユーロ/ドルは1.29ドルのオプションの防戦買いも破られ、一時1.2858ドルまで下落、ユーロ/円は100.06円とかろうじて100円割れを免れています。クローズにかけてユーロが持ち直した要因は、サルコジ仏大統領とメルケル独首相が2012年1月9日(月)にベルリンで会談すると当局者が発表したこと、モンティ伊首相が「債務圧縮で一段と積極的な取り組み排除せず」と発言したこと、ECBのノボトニー氏が「(ユーロ圏のインフレ率について)主にエネルギーと資源価格の上昇で押し上げられた2011年の高めの水準から低下する」との見解を示していることがありますが、一番大きな理由は米経済指標が好調だったことで、NYダウが130ドル超の上昇になったということではないでしょうか。このため、ユーロが早々に1.30ドルを回復しないと、再び下方向を試し、特に対円では目先の目標となる100円割れを試す可能性が高いのではないかと思います。

ドル/円は78円が遠くなってしまったようです。このところの少しずつ円高に振れているのは、米10年債などの利回りが低下してきていることによる金利差縮小もあるのではないかと思います。ただ、面白いことに、チャートでは当てにならないと言われている厚みのない一目均衡表(日足)の雲がサポートとなっています。本日は経済指標の発表もなく、手掛かりに乏しいことから、月末による実需の動きなどが出ればそれに左右されるのではないかと思います。いずれにしろ77.50円~78円のレンジは抜けられないのではないでしょうか。

ドル、ユーロ、円を横目に見ながら、リスク・オンに一番感応度が高くなっているのが豪ドルのようです。現在の通貨のファンディング(投資などの調達)通貨としての度合いを見ると、
①ドル
②円
③ポンド
④ユーロ
の順になっているのではないかと思います。このため、株価の上昇局面ではドルから順番に売られる流れになりますし、逆はドルから順番に買われる流れになります。通貨ごとに材料がある場合にはこの限りではありません。ただ、この対極に豪ドル、NZドル、新興国通貨がありますので、これまでとはユーロとポンドの位置がファンディング通貨側に変わっているように思います。

■USDJPY 日足(一目均衡表、ストキャスティックス) USDJPY source:uedaharlowfx
ドル/円は11/29の高値が78.28円、12/23の高値が78.22円と78円台前半が抵抗となり、一目均衡表(日足)の雲の上限となる77.56円でサポートされています。ただ、雲の厚みがほとんどなく、基準線も下抜けたことから、雲を下に抜けてくるのは時間の問題のように思います。遅行線も日々線(ロウソク足)に迫っていて、下抜けする可能性が高いことも目先のトレンドが下向きとなったように見えます。ストキャスティックス(スロー)では%Kスローが20に接近しているものの、まだ下落余地はあると思いますので、雲を下抜けした場合には11/18の安値の76.57円近辺まで下落するのではないでしょうか。

■本日のテクニカルでの注目点(矢印はトレンドの方向を予想しています)
ドル/円 21日移動平均線を下抜け
南アランド/円 21日移動平均線を上抜け
ポンド/スイス 21日移動平均線、一目均衡表(日足)の基準線を下抜け
豪ドル/米ドル 21日移動平均線、一目均衡表(日足)の雲を上抜け
NZドル/米ドル 21日移動平均線を上抜け

■変動率からの予想レンジ 07:25→NYクローズ

Ccy予想レンジ
USDJPY77.41 ~ 77.77
EURJPY100.09 ~ 100.93
GBPJPY119.14 ~ 120.08
AUDJPY78.18 ~ 79.08
NZDJPY59.46 ~ 60.15
CADJPY75.75 ~ 76.40
ZARJPY9.41 ~ 9.59
NOKJPY12.84 ~ 13.00
MXNJPY5.49 ~ 5.57
HKDJPY9.93 ~ 9.99
SGDJPY59.47 ~ 59.89
EURUSD1.2891 ~ 1.3016

■前日のサマリー
昨日の東京時間帯はアジアの株価が下落したことから円が買われ、ドル/円は77.70円まで下落、ユーロは対ドルで1.29ドルのオプション防戦買いが破られ、1.2887ドル、対円では100.35円まで下落しましたが、アジアの株価が反発したことで1.2943ドル、100.55円まで戻しました。ロンドン時間に入ると、イタリアの国債入札を前にユーロを売る動きが出て1.2912ドル、100.33円まで下落、ドル/円も77.68円まで下落しました。イタリア国債の入札は目標額には達しなかったものの、調達コストは低下したことで、一時ユーロ買いとなりました。しかし、長くは続かず、モンティ伊首相が「ECBによるイタリア国債購入はもう終わり」などと発言したことなどで1.2858ドル、100.06円まで下落しました。ドル/円は77.88円まで上昇。NY時間には米新規失業保険申請件数が市場予想より弱かったものの、シカゴ購買部協会景気指数、中古住宅販売成約が良かったこともあり、米株価が上昇してリスク・オンとなり、ユーロ/ドルは1.2965ドル、ユーロ/円は100.70円まで上昇、ドル/円は77.60円まで下落しました。
クローズはドル/円が77.61円、ユーロ/ドルが1.2956ドル、ユーロ/円は100.57円。

■株価(bloomberg.co.jp)

Index 引値 前日比
日経225 8398.89 -24.73
FTSE100(英) 5566.77 59.37
DAX(独) 5848.78 77.51
NYダウ(米) 12287.04 135.63
S&P500(米) 1263.02 13.38
NASDAQ(米) 2613.74 23.76

■金利(bloomberg.co.jp)

Country 利回り 前日比
米10年債 1.90 -0.02
日本10年債 1.000 0.002
英10年債 1.96 -0.05
独10年債 1.84 -0.05

■コモディティ価格

Commodities 引値 前日比
NY金(期近) 1540.90 -23.20
NY原油(期近) 99.65 0.29

■本日の指標発表(FXミュージアムより)
12/30(金)
・ 15:00 南ア 11月 マネーサプライM3
・ 16:00 英国 12月 ネーションワイド住宅価格
・ 19:00 日本 外国為替平衡操作の実施状況(介入実績)

ピボットポイントなどは山内俊哉のココに注目!もご覧ください

2011年12月29日 (木)

12/29 本日の戦略-イタリアの10年債入札が鍵-

おはようございます。昨日はさすがに年末相場という感じでした。電車は帰省や旅行の人がちらほらと乗っていましたが、適度に空いていて快適でした。

■変化率から見た前日の通貨の強弱
ドル>円>NZドル>豪ドル>ユーロ>ポンド
※ ">" の左側の通貨が右側の通貨より強いことを示しています。

■本日の見通し
昨日の下落のきっかけについては「よくわからない」というのが正直なところです。後付けではECBのバランスシートの拡大(過去最大規模)などが言われていますが、イタリアの6カ月物(90億ユーロ)の応札状況も3.251%と前回の6.504%からは大幅に改善、ゼロクーポン債も4.853%と前回の7.814%から大幅に改善している状況で、突如としてドル買いになったのには理解に苦しむところです。本日もイタリアで10年債の入札が実施されることから、注目度はこちらの方が上ですので、引き続きイタリアの国債入札状況(19:00目処)が市場の材料となると思います。また、米国でも新規失業保険申請件数(22:30)、シカゴ購買部協会景気指数(23:45)が注目されると思います。国債入札が無難な結果となり、米指標の内容がよければ、昨日の巻き戻しとなり、ユーロ、ポンド、豪ドルなどが上昇すると思いますが、市場参加者がまだ完全に戻っていない中で、月末と年末を控えていることから、セオリー通りに動かない可能性はいつもより更に高いと思います。

チャートから見ると、ユーロやポンド、豪ドルなどは緩やかながら戻り基調だったものの、昨日の下落で大陰線となった通貨ペアが多く存在します。また、21日移動平均線を下に抜けた通貨ペアも多くあります(下の本日のテクニカルの注目点を参照してください)。このため、通常であれば下落の可能性が高いといえそうです。特にユーロ/円は10/4の安値(年初来)の100.74円を下に抜けたこともあり、可能性は高いと思います。

■NZDJPY 日足(一目均衡表、ストキャスティックス) NZDJPY source:uedaharlowfx
NZドル/円は一目均衡表(日足)の雲に入りきれず、下限に沿って下落しているようです。12/2の高値の61.05円に到達できずに下落に転じていることやストキャスティクス(スロー)では、既に80以上でデッドクロスしていることから、一目均衡表(日足)の基準線となる59.04円か12/15の安値の58.24円まで下落すると思われます。

■本日のテクニカルでの注目点(矢印はトレンドの方向を予想しています)
ポンド/ドル 21日移動平均線を下抜け
豪ドル/円 21日移動平均線を下抜け
ポンド/円 21日移動平均線、一目均衡表(日足)の基準線を下抜け
NZドル/円 21日移動平均線を下抜け
南アランド/円 21日移動平均線を下抜け、ストキャスティクス(スロー)がデッドクロス
豪ドル/米ドル 21日移動平均線を下抜け
NZドル/米ドル 21日移動平均線を下抜け

■変動率からの予想レンジ 07:42→NYクローズ

Ccy 予想レンジ
USDJPY 77.71 ~ 78.08
EURJPY 100.36 ~ 101.21
GBPJPY 119.96 ~ 120.90
AUDJPY 78.18 ~ 79.12
NZDJPY 59.50 ~ 60.21
CADJPY 75.73 ~ 76.40
ZARJPY 9.36 ~ 9.54
NOKJPY 12.82 ~ 12.98
MXNJPY 5.51 ~ 5.59
HKDJPY 9.96 ~ 10.03
SGDJPY 59.76 ~ 60.18
EURUSD 1.2874 ~ 1.3002

■前日のサマリー
昨日の東京時間帯はアジアの株価が軟調な動きをする中で、市場参加者が少なかったこともあり、ドル/円は77.89円から77.76円、ユーロ/ドルは1.3077ドルから1.3060ドル、ユーロ/円は101.77円から101.58円まで下落しました。ロンドン時間には注目されていたイタリア国債の入札が調達コストの低下と予定額の調達ができたことから、欧州の株価が上昇して、ユーロ/ドルは1.3080ドルまで上昇する場面が見られましたが、ドル/円は77.83円まで戻したあと77.70円のストップロスをつけて77.61円まで下落、ユーロ/円は狭いレンジのまま推移しました。NY時間には市場参加者が限られるなかで、ポンド/ドルがストップロスをつけて下落し、ユーロも売られる展開となり、ユーロ/ドルは1.2912ドル、ユーロ/円は100.73円と大幅に下落、ドル/円は米為替報告の「日本政府・日銀が8月と10月におこなった市場介入に対して『支持しなかった』とされていたことを材料視して一時77.56円まで下落していたところから78.04円まで反発しました。クローズにかけては新たな材料もなく小動きとなりました。
クローズはドル/円が77.91円、ユーロ/ドルが1.2937ドル、ユーロ/円は100.83円。

■株価(bloomberg.co.jp)

Index 引値 前日比
日経225 8423.62 -16.94
FTSE100(英) 5507.40 -5.30
DAX(独) 5771.27 -118.49
NYダウ(米) 12151.41 -139.94
S&P500(米) 1249.64 -15.79
NASDAQ(米) 2589.98 -35.22

■金利(bloomberg.co.jp)

Country 利回り 前日比
米10年債 1.92 -0.09
日本10年債 0.998 0.014
英10年債 2.01 -0.02
独10年債 1.89 -0.03

■コモディティ価格

Commodities 引値 前日比
NY金(期近) 1564.10 -31.40
NY原油(期近) 99.36 -1.98

■本日の指標発表(FXミュージアムより)
12/29(木)
・ 18:00 ユーロ圏 11月 マネーサプライM3
・ 00:00 ドイツ 12月 消費者物価指数(CPI、速報値)
・ 21:00 南ア 11月 貿易収支
・ 22:30 米国 前週分 新規失業保険申請件数
23:45 米国 12月 シカゴ購買部協会景気指数
・ 00:00 米国 11月 住宅販売保留指数

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2011年12月28日 (水)

12/28 本日の戦略-イタリアの短期債入札に注目-

おはようございます。今日は朝から風が強く強烈に寒かったです。本日が仕事納めの方も多いと思います。

■変化率から見た前日の通貨の強弱
ポンド>円>ユーロ>ドル>豪ドル>NZドル
※ ">" の左側の通貨が右側の通貨より強いことを示しています。

■本日の見通し
本日は市場参加者も戻ってくるものと思われます。こうした中で、イタリアで90億ユーロの6カ月物の短期債の入札と25億ユーロのゼロクーポン債の入札が実施されます。先週末からイタリアの10年債は再び7%を挟んでの動きとなっていることから、応札が低調になることが考えられます。低調になった場合には、ユーロが売られやすく、再び1.30ドル割れとなる可能性があります。これに反応して欧米の株価が下落するようだと、これまでリスクオンの動きで上昇てきた豪ドルなどの資源国通貨がポジション調整などにより売られると思います。

一方、ドル/円は78円台前半から77円台後半へ若干ドルが切り下がったように見えます。ドル/円の12月の値動きは、高値が78.20円、安値が77.13円とほぼ1円しか動いていません。ボリンジャーバンドで見てもバンド幅がかなり狭くなっていることから、動きだすと大きくなる可能性があります。昨日21日移動平均線を下回ってきたことで、どちらかと言いますとリスクは下向きに見えます。

■AUDUSD 日足(一目均衡表、ストキャスティックス) AUDUSD source:uedaharlowfx
豪ドル/米ドルは一目均衡表(日足)の雲が切り下がっていることもあり、実勢レートが雲の上に抜け出てきました。遅行線も雲の上に抜け出ているため、10/4の安値の0.9387ドル、11/23の安値の0.9664ドルを結んだトレンドラインにサポートされた形で上昇トレンドが継続しています。ただ、雲を上に抜けたと言っても雲の厚みがなく、ストキャスティクス(スロー)が80以上でデッドクロスする可能性が高いことで、11/30の高値の1.0329ドルを上に抜けられなければ、トレンドラインとなる0.9900ドル近辺まで下落してくるものと思います。

■本日のテクニカルでの注目点(矢印はトレンドの方向を予想しています)
ドル/円 21日移動平均線を下抜け
NZドル/円 ストキャスティックス(スロー)がデッドクロス
カナダドル/円 ストキャスティックス(スロー)がデッドクロス

■変動率からの予想レンジ 08:40→NYクローズ

Ccy 予想レンジ
USDJPY 77.65 ~ 78.03
EURJPY 101.34 ~ 102.21
GBPJPY 121.57 ~ 122.53
AUDJPY 78.62 ~ 79.62
NZDJPY 59.76 ~ 60.51
CADJPY 76.11 ~ 76.83
ZARJPY 9.45 ~ 9.64
NOKJPY 12.95 ~ 13.11
MXNJPY 5.49 ~ 5.57
HKDJPY 9.95 ~ 10.02
SGDJPY 59.87 ~ 60.31
EURUSD 1.3007 ~ 1.3134

■前日のサマリー
昨日の東京時間帯は、豪やNZなどが休場となっていたこともあり、全般的に動きが少なかったものの、本邦輸出のドル売りなどからドル/円は78.03円から77.90円までじりじりと下落、ユーロ/ドルは1.3043ドルから1.3079ドルまで、ユーロ/円は101.70円から101.89円へと上昇しました。ロンドン時間でも英国などが休場となっていたことで参加者は限られましたが、イタリア10年債利回りが再び7%を超えたこともあり、ユーロ/ドルが1.3058ドルまで下落する場面も見られましたが、米シアーズが100-120店舗を閉鎖とのニュースにドルが売られ、ドル/円は77.83円まで下落、ユーロ/ドルは1.3084ドルまで上昇しました。NY時間にはS&P/ケースシラー住宅価格指数がわるかったことでドル/円は77.80円、ユーロ/円が101.66円まで下落する場面が見られたものの、方向感には乏しく、レンジのままクローズしました。
クローズはドル/円が77.84円、ユーロ/ドルが1.3066ドル、ユーロ/円は101.77円。

■株価(bloomberg.co.jp)

Index 引値 前日比
日経225 8440.56 -38.78
FTSE100(英) 5512.70 55.73
DAX(独) 5889.76 10.83
NYダウ(米) 12291.35 -2.65
S&P500(米) 1265.43 0.10
NASDAQ(米) 2625.20 6.56

■金利(bloomberg.co.jp)

Country 利回り 前日比
米10年債 2.01 -0.02
日本10年債 0.984 0.007
英10年債 2.03 0.00
独10年債 1.91 -0.04

■コモディティ価格

Commodities 引値 前日比
NY金(期近) 1595.50 -10.50
NY原油(期近) 101.34 1.66

■本日の指標発表(FXミュージアムより)
12/28(水)
・ 10:30 日本 11月 毎月勤労統計調査-現金給与総額
・ 19:30 スイス 12月 KOF景気先行指数
・ 21:00 米国 MBA住宅ローン申請指数

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2011年12月27日 (火)

12/27 本日の戦略-本格的なスタートは明日からと思われる-

おはようございます。中学の長女は冬休みですがクラブが忙しいようです。小学生の長男は半日惰眠をむさぼっているようです。

■変化率から見た前日の通貨の強弱
ポンド>円>豪ドル>ユーロ>ドル>NZドル
※ ">" の左側の通貨が右側の通貨より強いことを示しています。

■本日の見通し
本日も米と日本を除く主要な市場が休場となっていることで、市場参加者も限られると思われます。このため、東京時間は昨日と似たような動きになると予想されます。ただ、米国では23時にS&P/ケース・シラー住宅価格指数、24時にコンファレンスボードの消費者信頼感指数、リッチモンド連銀製造業景気指数の発表が予定されていることから、これらが市場予想よりもよい内容となった場合には、NYダウが上昇すると思われ、ドルと円が売られやすい地合いとなり、クロス円が上昇すると思われます。その中でもチャート上では、抵抗線を上抜けてきた豪ドルが上昇しそうです。

一方のユーロは、29日のイタリア国債入札を控えていることや欧州勢はクリスマス休暇中であることから、株価上昇なら買われると思いますが、上値は重いと思います。

■AUDJPY 日足(一目均衡表、ストキャスティックス、トレンドライン) AUDJPY source:uedaharlowfx
豪ドル/円は一目均衡表(日足)の雲が切り下がったこともありますが、実勢レートが雲の上に抜け出てきました。既に遅行線も雲の上に抜け出ているため、4/11の高値の90.01円と7/8の高値の87.72円を結んだトレンドラインの83円手前まで上昇が続く可能性があります。ただ、ストキャスティックス(スロー)では%Kスローと%Dスローがで80以上でデッドクロスする可能性が高いことから、調整で下落する可能性があり、この下落が12/15の安値の76.98円を下抜けすると上に行きかけたトレンドが転換すると思います。

■本日のテクニカルでの注目点(矢印はトレンドの方向を予想しています)
ポンド/円 一目均衡表(日足)の基準線を上抜け
豪ドル/円 一目均衡表(日足)の雲を上抜け(雲の切り下がり)

■変動率からの予想レンジ 07:26→NYクローズ

Ccy 予想レンジ
USDJPY 77.78 ~ 78.19
EURJPY 101.36 ~ 102.26
GBPJPY 121.38 ~ 122.36
AUDJPY 78.80 ~ 79.84
NZDJPY 59.99 ~ 60.76
CADJPY 75.96 ~ 76.70
ZARJPY 9.48 ~ 9.67
NOKJPY 12.97 ~ 13.14
MXNJPY 5.58 ~ 5.67
HKDJPY 9.99 ~ 10.05
SGDJPY 60.12 ~ 60.56
EURUSD 1.2994 ~ 1.3125

■前日のサマリー
昨日は主要な市場がクリスマスの振替休日で休場となったことから、オープンした東京市場も市場参加者が限られ、手かがりもないことから、狭いレンジの動きに終始しました。ただ、3連休明けでの本邦輸入の買いが思ったほどなかったことで輸出のドル売りに押されて軟調に推移し、一時78.95円まで下落する場面が見られました。ユーロ/ドルは1.3041ドル~1.3063ドルまで、ユーロ/円は101.74円から101.89円へと小幅上昇しました。
クローズはドル/円が77.97円、ユーロ/ドルが1.3058ドル、ユーロ/円は101.81円。

■株価(bloomberg.co.jp)

Index 引値 前日比
日経225 8479.34 84.18
FTSE100(英) 5512.70 -
DAX(独) 5878.93 -
NYダウ(米) 12294.00 -
S&P500(米) 1265.33 -
NASDAQ(米) 2618.64 -

■金利(bloomberg.co.jp)

Country 利回り 前日比
米10年債 2.02 -
日本10年債 0.977 -0.001
英10年債 2.03 -
独10年債 1.95 -

■コモディティ価格

Commodities 引値 前日比
NY金(期近) 1606.00 -
NY原油(期近) 99.68 -

■本日の指標発表(FXミュージアムより)
12/26(月)
ニュージーランド、オーストラリア、英国、カナダ(以上、ボクシングデーの振替休日)、香港(クリスマスの振替休日)市場休場
12/27(火)
・ 08:50 日本 11月 企業向けサービス価格指数
・ 08:50 日本 日銀・金融政策決定会合議事要旨
・ 14:00 日本 11月 新設住宅着工戸数
23:00 米国 10月 ケース・シラー米住宅価格指数
・ 00:00 米国 12月 消費者信頼感指数(コンファレンス・ボード)
・ 00:00 米国 12月 リッチモンド連銀製造業指数

ピボットポイントなどは山内俊哉のココに注目!もご覧ください

2011年12月26日 (月)

12/26 本日の戦略-株価堅調だが積極的に手は出にくいと思われる-

おはようございます。本日は市場参加者も限られ、材料もなく、コメントも気がきいたものが書けず、ありきたりのものになりました。当社は16時30分までのプライス提示となりますし、スプレッドも広くなってしまっています。ご不便をおかけします。

■変化率から見た前日の通貨の強弱
NZドル>豪ドル>ポンド>ドル>円>ユーロ
※ ">" の左側の通貨が右側の通貨より強いことを示しています。

■本日の見通し
本日はオセアニア、欧米、アジアの一部はクリスマスの振替休日で市場がクローズしています。このため、朝から為替のプライス供給も不安定で、スプレッドも開いています。日経225平均株価がオープンしまし、前日比で1.4%ほど上昇(9時5分現在)していますので、ドル/円の下振れリスクは少ないと思いますが、この材料で新たに買われていく可能性も低いと見られますので、78円台でのレンジの動きとなると思います。

また、ドルストレート(ユーロ/ドルやポンド/ドル、豪ドル/米ドルなど)は手掛かりがないと思われることで、クロス円次第の動きとなると思います。先週末の米国の流れを引き継げば、比較的しっかりした動きとなると思います。

■本日のテクニカルでの注目点(矢印はトレンドの方向を予想しています)
ポンド/ドル 一目均衡表(日足)の基準線を下抜け
ポンド/円 一目均衡表(日足)の雲を下抜け

■変動率からの予想レンジ 07:31→NYクローズ

Ccy 予想レンジ
USDJPY 77.83 ~ 78.28
EURJPY 101.35 ~ 102.30
GBPJPY 121.90 ~ 122.90
AUDJPY 78.30 ~ 79.38
NZDJPY 59.75 ~ 60.53
CADJPY 75.67 ~ 76.41
ZARJPY 9.36 ~ 9.56
NOKJPY 13.06 ~ 13.23
MXNJPY 5.56 ~ 5.65
HKDJPY 9.97 ~ 10.04
SGDJPY 59.96 ~ 60.41
EURUSD 1.2972 ~ 1.3111

■前日のサマリー
週末の東京時間帯は天皇誕生日で市場が休場、海外がクリスマス休暇前ということもあり、市場参加者が少なく方向感は出にくい展開ながら、アジアの株価が上昇したこともあり、ドル/円は78.23円から78.06円へと下落、ユーロ/ドルは1.3050ドル近辺から1.3080ドル近辺へと上昇、ユーロ/円は102.03円から102.19円での狭いレンジの動きとなりました。ロンドン時間には、欧州の株価が堅調に推移したこともあり、ユーロ/ドルが一時1.3095ドルまで上昇する場面が見られましたが、格付け機関ムーディーズがスロベニアの「A1」、見通しを「ネガティブ」にしたことなどから、ユーロ/ドルは1.3062ドル、ユーロ/円は101.95円へ下落、ドル/円も78.01円まで下落しました。NY時間には、発表された米耐久財受注や新築住宅販売が良かった子、給与税減税の2カ月延長法案が米議会で可決されたことから、ドル/円は78.16円まで上昇、ユーロ/ドルは1.3027ドル、ユーロ/円は101.77円まで下落しました。しかしNYダウが上昇し上げ幅を拡大したことから、リスクオンの動きとなり、ドル/円は78.01まで下落、ユーロ/ドルは1.3057ドル、ユーロ/円は101.97円まで戻す場面が見られました。
クローズはドル/円が78.07円、ユーロ/ドルが1.3044ドル、ユーロ/円は101.86円。

■株価(bloomberg.co.jp)

Index 引値 前日比
日経225 8395.16 -64.82
FTSE100(英) 5512.70 55.73
DAX(独) 5878.93 26.75
NYダウ(米) 12294.00 124.35
S&P500(米) 1265.33 11.33
NASDAQ(米) 2618.64 19.19

■金利(bloomberg.co.jp)

Country 利回り 前日比
米10年債 2.02 0.08
日本10年債 0.978 -
英10年債 2.03 -0.01
独10年債 1.95 0.02

■コモディティ価格

Commodities 引値 前日比
NY金(期近) 1606.00 -4.60
NY原油(期近) 99.68 0.15

■本日の指標発表(FXミュージアムより)
12/26(月)
ニュージーランド、オーストラリア、ドイツ、スイス、フランス、英国、カナダ、米国(以上、クリスマスの振替休日)、香港(クリスマスの翌日)、南アフリカ(善意の日)市場休場

ピボットポイントなどは山内俊哉のココに注目!もご覧ください

2011年12月25日 (日)

12/26の週の見通し -クリスマス休暇明けの方向に注意-

こんばんは。今年も残すところあと1週間となりました。いよいよう年末ですね。年賀状は書きましたか?

■ドル/円 60分足
usdjpy ※チャートをクリックすると拡大します。

■ユーロ/ドル 60分足
eurusd ※チャートをクリックすると拡大します。

■ユーロ/円 60分足
eurjpy ※チャートをクリックすると拡大します。

■今週の見通し
先週はECBによる3年物の資金供給オペへの期待感が高まったことや米国から発表された住宅着工件数などの経済指標が良い内容となったことから、市場の心理の好転が続きユーロや豪ドルなどが買われる一方ドルが売られました。ユーロ/ドルは21日には1.3196ドル、ユーロ/円は102.52円まで上昇し、ドル/円は77.69円まで下落しました。しかし、ECBの資金供給オペによって調達した資金が高債務国の国債購入にはつながらないとのイタリアの発言などがあり、ユーロ/ドル、ユーロ/円は下落しました。ただ、ECBによる資金供給オペの応札額が4,890億ユーロと巨額に達したことで、ユーロの実質の金融緩和とに見方が広がったこともあり、豪ドルやNZドルなどは上昇が継続しました。週末には米国で懸念されていた給与税減税法案が2かけ月延長されることで可決したことから、NYダウが上昇に転じたことで、ドルは78円台を維持してクローズしています。

今週はクリスマス休暇からスタートします。26日は日本を除くほぼすべてで市場の参加者はいないと思いますので、日本時間の10時を過ぎると動意はほとんどなくなるものと思います。27日も日本と米国以外はまだ休暇中と思われ、実質のスタートは28日からと思います。週末の株価の上昇をみると、リスク許容度が改善を示している(VIX指数は7月下旬の水準へ低下)ことから、豪ドルやNZドルが上昇しやすいと思います。また、格付け期間S&Pによるユーロ圏15カ国の格下げ懸念がユーロには残っていることもあり、ユーロの戻りは引き続き鈍いと思われます。

ドル/円は77円台後半が定着、週末は78円台を維持しました。チャートで見ても、21日移動平均線がサポートとなり、一目均衡表(日足)の遅行線が雲を上に抜けて、雲の上が定着しそうなことから、底堅く推移する可能性が高いと思います。また、豪ドルも雲の上に抜け出る可能性があることから、抜けられれば12/2の高値の80.47円を抜けて上昇すると思います。

■今週の予想レンジ

Ccy Low(下)   High(上)
ドル/円 77.30 78.60
ユーロ/ドル 1.2940 1.3210
ユーロ/円 101.00 103.40
ポンド/円 120.30 122.60
豪ドル/円 78.20 80.50
NZドル/円 59.70 61.10
南アランド/円 9.20 9.75

■日、週、月、年騰落データ rate ※表をクリックすると拡大します。

■注目イベント
12/27(火)
・ 08:50 日本 11月 企業向けサービス価格指数
・ 08:50 日本 日銀・金融政策決定会合議事要旨
・ 14:00 日本 11月 新設住宅着工戸数
23:00 米国 10月 ケース・シラー米住宅価格指数
・ 00:00 米国 12月 消費者信頼感指数(コンファレンス・ボード)
・ 00:00 米国 12月 リッチモンド連銀製造業指数
12/28(水)
・ 08:30 日本 11月 有効求人倍率
・ 08:30 日本 11月 失業率
・ 08:30 日本 11月 全世帯家計調査・消費支出
・ 08:30 日本 12月 東京都区部消費者物価指数(CPI、生鮮食料品除く)
・ 08:30 日本 11月 全国消費者物価指数(CPI)
・ 08:30 日本 11月 全国消費者物価指数(CPI、生鮮食料品除く)
・ 08:50 日本 11月 小売業販売額
・ 08:50 日本 11月 大型小売店(既存店)販売額
08:50 日本 11月 鉱工業生産・速報値
・ 10:30 日本 11月 毎月勤労統計調査-現金給与総額
・ 19:30 スイス 12月 KOF景気先行指数
・ 21:00 米国 MBA住宅ローン申請指数
12/29(木)
・ 18:00 ユーロ圏 11月 マネーサプライM3
・ 00:00 ドイツ 12月 消費者物価指数(CPI、速報値)
・ 21:00 南ア 11月 貿易収支
・ 22:30 米国 前週分 新規失業保険申請件数
23:45 米国 12月 シカゴ購買部協会景気指数
・ 00:00 米国 11月 住宅販売保留指数
12/30(金)
・ 15:00 南ア 11月 マネーサプライM3
・ 16:00 英国 12月 ネーションワイド住宅価格
・ 19:00 日本 外国為替平衡操作の実施状況(介入実績)
経済指標の詳細はFXmuseumのFXカレンダーを参照してください。

2011年12月24日 (土)

シカゴ通貨先物非商業ポジション(12/20現在)

こんばんは。本日はクリスマスイブですね。

23日に発表された20日現在のシカゴIMMの非商業(投機)ポジションでは、ドルが182.7億ドルの買い超しに増加、円は3,059.5億円の買い超し(ドルでは39.3億ドルの売り超し)に減少、ユーロは142.1億ユーロの売り超し(ドルでは185.9億ドルの買い超し)に減少となりました。また、豪ドルは25.7億豪ドルの買い超し(ドルでは25.9憶ドルの売り超し)に減少、NZドルは0.6億NZドルの買い超し(ドルでは0.5億ドルの売り超し)の減少となりました。

今週は、クリスマスの前の週となり、市場参加者が限られるなかで、ECBによる3年物の資金供給オペに期待が高まった火曜日の段階でもドルのロング(買い)ポジションの調整も進みませんでした。ただ、過去最高水準に達していたユーロのネットでのショートポジションはわずかに減少(個別にみると新たなロングポジションの構築が多くなったことが原因です)しました。ユーロにはS&Pの格下げ懸念やECBによる3年物の資金供給オペが実質の量的緩和との見方もありますので、簡単にはショートポジションの解消には至らないものと思います。一方、投資家の心理を表すといわれるVIX指数は20.73まで低下してきていることや米国で給与税減税を2か月延長する法案を可決したことから、リスク回避のドル買いの巻き戻しが起こる可能性が高そうです。

■シカゴIMM非商業ポジション

項目 Net(ネット) Dif(増減) Long(買) Short(売) All(総取組)
JPY 35,600 -2,671 52,249 16,649 68,898
EUR -116,457 -20,643 35,507 151,964 187,471
GBP -39,509 4,051 23,782 63,291 87,073
CHF -10,481 677 5,005 15,486 20,491
CAD -13,385 6,786 35,787 49,172 84,959
AUD 34,429 4,605 60,132 25,703 85,835
NZD 5,383 1,526 11,148 5,765 16,913
MXN 35,600 -2,671 52,249 16,649 68,898
BRL 0 0 0 0 0
source:CFTC

【USD】 USD source:CFTC

ドルは10,298コントラクトのロング増加の137,612コントラクトのロングとなりました。
※ドルのポジションは円、ユーロをはじめ、メキシコペソまでを合計して算出しています。レートはFRBのメジャーカレンシーインデックスを使用しています。

【JPY】 JPY source:CFTC

円は11,124コントラクトのロング減少の24,476コントラクトのロングとなりました。

【EUR】 EUR source:CFTC

ユーロは2,760コントラクトのショート減少の113,697コントラクトのショートとなりました。

【CAD】 CAD source:CFTC

カナダドルは13,483コントラクトのショート増加の26,868コントラクトのショートとなりました。

【NZD】 NZD source:CFTC

NZドルは4,771コントラクトのロング減少の612コントラクトのロングとなりました。

他のIMM通貨先物のポジション動向は上田ハーローレポートのシカゴIMM非商業ポジションを参照してください。(26日更新)

2011年12月23日 (金)

12/23の週の見通し -クリスマス休暇直前で方向は出にくいか-

おはようございます。本日は天気予報通り風が強くて寒い日ですね。本日はいつもの祝日と違いさらに換算になりそうですね。

■変化率から見た前日の通貨の強弱
円>ドル>ポンド>ユーロ>NZドル>豪ドル
※ ">" の左側の通貨が右側の通貨より強いことを示しています。

■本日の見通し
本日は本邦が天皇誕生日で市場が休場、欧米はクリスマス前で市場参加者が限られるとみられます。ユーロ圏にはフランスなどの格下げ懸念が燻っていることや米国でも給与等の減税の延長に対する議会の進展が不透明なことから、どちらかに方向が出るというよりも、値が飛びやすいながら比較的狭いレンジの動きになると思います。また、本日は米耐久財受注、新築住宅販売の経済指標が発表されることから、これらがよければ、米国の株価が堅調となり、ユーロや資源国通貨などが堅調に推移すると思います。ただ、先に発表された中古住宅販売件数が市場予想に反して大幅に下落していたこともあり、新築住宅販売は苦戦すると見られます。

一方のユーロは15時30分にフランスの7-9月期GDP確報値が発表されます。市場予想は前期比+0.4%と前回値と同じですが、これが下振れするようであれば、格下げの懸念が出てユーロが売られるものと思いますが、参加者が少ないことや何度も出ている話題であることから影響は限定的と思います。

■GBPUSD 日足(移動平均線、一目均衡表、ストキャスティックス) GBPUSD source:uedaharlowfx
ポンド/ドルは一目均衡表(日足)の雲の中にはいるものの、引値では押し戻されています。また、1.57ドル台のレベルは11/25の安値の1.5420ドルからの切り返しで止められたレベルでもあり、ここを抜けられなければ、ダウントレンドが継続することになりそうです。すときゃスティックす(スロー)でも%Kスローが80こそ超えていないものの、80近くまで上昇してきていることで、デッドクロスするようなことであれば、12/14の安値の1.5406ドルを下抜ける可能性が高まります。その場合は、年初来安値(10/6)の1.5270ドルを試すものと思います。

■本日のテクニカルでの注目点(矢印はトレンドの方向を予想しています)
カナダドル/円 一目均衡表(日足)の雲の上へ

■変動率からの予想レンジ 08:09→NYクローズ

Ccy 予想レンジ
USDJPY 77.97 ~ 78.41
EURJPY 101.50 ~ 102.44
GBPJPY 122.09 ~ 123.08
AUDJPY 78.65 ~ 79.74
NZDJPY 60.11 ~ 60.90
CADJPY 76.26 ~ 77.00
ZARJPY 9.44 ~ 9.64
NOKJPY 13.03 ~ 13.20
MXNJPY 5.58 ~ 5.67
HKDJPY 9.98 ~ 10.05
SGDJPY 60.18 ~ 60.63
EURUSD 1.2976 ~ 1.3115

■前日のサマリー
昨日の東京時間帯は本邦の3連休を前に仲値不足観測からドルが買われ、一時78.13円まで上昇する場面も見られましたが狭いレンジの動きに終始しました。ユーロ/ドルは1.30ドル台前半、ユーロ/円は101円台後半で推移しました。ロンドン時間に入ると、欧州の株価が堅調に推移したことや中東からの買いのうわさでユーロが上昇、対ドルでは1.3120ドル、対円では102.33円まで上昇、ドル/円は78.00円まで下落、しかし、相変わらずのフランスの格下げの噂などもあり、EURIBORのフィキシングにかけて下落、ユーロ/ドルは1.3073ドル、101.75円をつけました。NY時間は発表された米7-9月期GDP確報値が市場予想より下振れしたものの、同時に発表された新規失業保険申請件数が改善を示していたこともあり、ドル/円は78.20円まで上昇、ユーロ/ドルは1.3017ドル、ユーロ/円は101.77円まで下落しました。その後、イタリアの上院がモンティ政権の財政包括案を承認したものの、為替への影響は限定的となりました。クローズにかけてはミシガン大消費者信頼感指数確定値が予想より上振れしていたことや米景気先行指数も予想より上振れしていたことで、NYダウが堅調に推移したこともあり、ユーロ/ドルは1.30ドル台ミドル、ユーロ/円は102円手前まで戻しました。
クローズはドル/円が78.16円、ユーロ/ドルが1.3047ドル、ユーロ/円は101.99円。

■株価(bloomberg.co.jp)

Index 引値 前日比
日経225 8395.16 -64.82
FTSE100(英) 5456.97 67.23
DAX(独) 5852.18 60.65
NYダウ(米) 12169.65 61.91
S&P500(米) 1254.00 10.28
NASDAQ(米) 2599.45 21.48

■金利(bloomberg.co.jp)

Country 利回り 前日比
米10年債 1.95 -0.02
日本10年債 0.978 -0.002
英10年債 2.05 -0.02
独10年債 1.94 0.01

■コモディティ価格

Commodities 引値 前日比
NY金(期近) 1610.60 -3.00
NY原油(期近) 99.53 0.86

■本日の指標発表(FXミュージアムより)
12/23(金)
・ 15:30 フランス 7-9月期 国内総生産(GDP、改定値)
22:30 米国 11月 耐久財受注
・ 22:30 米国 11月 耐久財受注・輸送用機器除く
・ 22:30 米国 11月 個人所得
・ 22:30 米国 11月 個人消費支出(PCE)
・ 22:30 米国 11月 個人消費支出(PCEコア・デフレーター、食品・エネルギー除く)
・ 22:30 カナダ 10月 月次国内総生産(GDP)
00:00 米国 11月 新築住宅販売件数

ピボットポイントなどは山内俊哉のココに注目!もご覧ください

2011年12月22日 (木)

12/22 本日の戦略-米格下げリスクもあり、方向感でにくい-

おはようございます。私はあまりTVを見ないのですが、家族は昨日、日本テレビ系列の「家政婦のミタ」を見ていたようです。瞬間最高視聴率が49.1%(ビデオリサーチ)というのもすごいですね。

■変化率から見た前日の通貨の強弱
NZドル>豪ドル>ポンド>ドル>円>ユーロ
※ ">" の左側の通貨が右側の通貨より強いことを示しています。

■本日の見通し
昨日は、ECBによる初の3年物資金供給オペに期待感が高まり、応札額も4,890億ユーロと市場予想を上回る規模となりましたが、応札後によるユーロ圏(イタリアやスペインなど高債務国)の国債購入の可能性がしぼむと同時に、イタリア、スペインの国債が売られ(利回りは上昇)、期待感もはじけてユーロは下落につながりました。参加者が多くないこともあり、一つの材料に追随する動きが続かないように思います。本日は1時にドラギECB総裁の発言が予定されていますが、目新しい内容はないと思われますので、上値が重い中でのレンジの動きになりそうです。

米国では22時30分に新規失業保険申請件数、7-9月期GDP確報値、23時55分にミシガン大消費者信頼感指数確定値、24時にFHFA住宅価格指数、景気先行指数の発表が予定されています。特に新規失業保険申請件数は前回が36.6万件と雇用の分岐となる40万件を大幅に下回っていたことで、これが今週も続くのかが注目されます。同指標の改善が見られるようだと、リスク志向が高まると見られることから、ドルと円が売られやすくなり、ユーロや豪ドルなどが上昇すると思います。ただ、昨日に格付け機関フィッチが「すでに高水準にある債務負担の増加は『AAA』格付けには一致しない」との認識を示していることで、格下げリスクが高まっています。格下げされた場合は、過去にS&Pが格下げした時と同様にドルの下落は一時的と思います。

■GBPJPY 日足(一目均衡表、ストキャスティックス、水平ライン) GBPJPY source:uedaharlowfx
ポンド/円は一目均衡表(日足)の雲の下から中へ入ってきました。9/22の安値の116.84円と11/25の明日値の119.37円を結んだトレンドラインでもサポートされていることから、下落してきたとしてもこのラインに沿って支えられると思います。目先は12/2につけた高値の122.56円を上に抜けられるかどうかです。仮に上に抜けられれば、雲の上限となる123.45円近辺までは期待できそうです。ただ、ストキャスティックス(スロー)の%Kスローが80を超えてきていることもあり、デッドクロスするようであれば下落に転じる可能性もあります。

■本日のテクニカルでの注目点(矢印はトレンドの方向を予想しています)
ポンド/円 一目均衡表(日足)の雲の下から中へ、転換線が基準線を上抜け
カナダドル/円 一目均衡表(日足)の雲の下から中へ
NZドル/米ドル 一目均衡表(日足)の転換線が、基準線を下抜け

■変動率からの予想レンジ 07:56→NYクローズ

Ccy 予想レンジ
USDJPY 77.83 ~ 78.28
EURJPY 101.35 ~ 102.30
GBPJPY 121.90 ~ 122.90
AUDJPY 78.30 ~ 79.38
NZDJPY 59.75 ~ 60.53
CADJPY 75.67 ~ 76.41
ZARJPY 9.36 ~ 9.56
NOKJPY 13.06 ~ 13.23
MXNJPY 5.56 ~ 5.65
HKDJPY 9.97 ~ 10.04
SGDJPY 59.96 ~ 60.41
EURUSD 1.2972 ~ 1.3111

■前日のサマリー
昨日の東京時間帯はアジアの株価が上昇したことで、リスク志向の流れが継続して、ドルが売られたことから、ドル/円は77.90円近辺から77.75円近辺まで下落、ユーロ/ドルは1.3080ドル近辺から1.3125ドル近辺へと上昇、ユーロ/円は101.90円近辺から102.20円近辺まで上昇しました。ロンドン時間に入ると、ECBによる3年物資金供給オペに対する期待が高まり、ユーロがじりじりと上昇、応札額が予想を上回る4980億ユーロとなるとユーロ/ドルは1.3199ドル、ユーロ/円は102.55ドルまで上昇、ドル/円は77.69円まで下落しました。しかしながら、イタリア銀行協会が「EBAの規程が、ソブリン債購入の足枷となっている。ソブリン債の購入には充てられないだろう」と認識を示したことなどもあり、失望感からユーロが売られ、NY時間にはユーロ/ドルが1.3027ドル、ユーロ/円が101.45円まで下落、ドル/円が77.90円まで上昇しました。NY時間には発表された中古住宅販売件数が、442万戸と下振れし、更に前月も下方修正されたことで、NYダウが下落し、リスク回避の動きでドル/円は78.11円まで上昇、ユーロ/ドル、ユーロ/円は安値圏での推移となりました。
クローズはドル/円が78.02円、ユーロ/ドルが1.3043ドル、ユーロ/円は101.84円。

■株価(bloomberg.co.jp)

Index 引値 前日比
日経225 8459.98 123.50
FTSE100(英) 5389.74 -29.86
DAX(独) 5791.53 -55.50
NYダウ(米) 12107.74 4.16
S&P500(米) 1243.72 2.42
NASDAQ(米) 2577.97 -25.76

■金利(bloomberg.co.jp)

Country 利回り 前日比
米10年債 1.97 0.04
日本10年債 0.980 0.001
英10年債 2.07 -0.02
独10年債 1.93 -0.02

■コモディティ価格

Commodities 引値 前日比
NY金(期近) 1613.60 4.00
NY原油(期近) 98.67 1.43

■本日の指標発表(FXミュージアムより)
12/22(木)
・ 14:00 日本 金融経済月報(基本的見解)
・ 18:30 英国 7-9月期 四半期国内総生産(GDP、確定値)
・ 18:30 英国 7-9月期 四半期経常収支
・ 22:30 米国 7-9月期 四半期実質国内総生産(GDP、確定値)
22:30 米国 前週分 新規失業保険申請件数
・ 23:55 米国 12月 ミシガン大学消費者態度指数・確報値
・ 00:00 米国 11月 景気先行指標総合指数
・ 00:00 米国 10月 住宅価格指数

ピボットポイントなどは山内俊哉のココに注目!もご覧ください

2011年12月21日 (水)

12/21 本日の戦略-ECBの資金供給オペでリスク志向は継続するか-

おはようございます。本日から低気圧が発達してクリスマスは大荒れになるようですね。関東地方は天気はよいのですが、寒くなりそうですね。

■変化率から見た前日の通貨の強弱
豪ドル>NZドル>ポンド>ユーロ>円>ドル
※ ">" の左側の通貨が右側の通貨より強いことを示しています。

■本日の見通し
昨日の豪準備銀行(RBA)議事録では、次回の政策会合(2月)での利下げの可能性が示されず、鉱山ブームであるとの楽観的な認識を示しつつも、欧州危機による影響を懸念して利下げを行ったことが明らかとなり、この発表を受けて豪ドルは上昇しました。ただ、その後のスペイン国債の入札が好調だったことや米住宅着工の大幅な上振れなどから、久しぶりの株価の大幅上昇となったことで、リスク志向の典型的なパターンから豪ドルなどの資源国通貨が上昇しました。本日はECBの3年物の資金供給オペが実施されますので、これの資金需要がどれくらいあるかが市場は関心を持っています。ECBによる資金供給が多ければ、危機に瀕している銀行が多いとの連想になり、ユーロが下落することになりそうです。一部通信社の予想は500億ユーロ~4,500億ユーロと幅が広くなっていますので、結果によってかなり荒れる可能性もあります。イタリアでは大手銀行のウニクレディトやインテーザ・サンパオロがイタリア政府が保有している債券を担保として利用すると一部通信社が報じています。

また、昨日の住宅着工件数が市場予想を5万件上回る伸びを示しました。本日は24時に中古住宅販売の発表が予定されています。販売件数もさることながら、住宅在庫の減少が示されると、株価の堅調地合いが予想されますので、リスク志向の動きが継続する可能性が高まります。そうなると、ドルと円が売られ、ユーロや資源国通貨が買われることになりそうです。ポンドは本日、英中銀の金融政策委員会議事録が公表されます。ただ、内容は全員一致で現状が維持されると思いますので、影響はほとんどないと思います。日銀の金融政策決定会合でも現状が維持されるものと思います。

昨日のユーロや資源国通貨の上昇から、チャートはいくつかの通貨ペアで21日移動平均線や一目均衡表(日足)の基準線を上抜けています。比較的大きく上抜けているものもあるため、数日間で同線を下抜けなければ戻りにつながると思います。

■EURUSD 日足(一目均衡表、ストキャスティックス、水平ライン) EURUSD source:uedaharlowfx
ユーロ/ドルは昨日比較的大きな陽線となりました。このため、12/14の安値の1.2946ドルが目先の底となった可能性がありますが、10/4の1.3146ドルが抵抗線となることや一目均衡表(日足)の転換線の1.3186ドル、11/25の安値の1.3212ドルなど次々と抵抗が並んでいることから、これらを上に抜けていかないとトレンドは転換しないものと思います。逆に前出安値を下抜けた場合には、1/10の安値の1.2872ドルがサポートとして位置しています。

■本日のテクニカルでの注目点(矢印はトレンドの方向を予想しています)
ポンド/ドル 21日移動平均線、一目均衡表(日足)の基準線を上抜け
豪ドル/円 21日移動平均線、一目均衡表(日足)の基準線を上抜け、雲の下から中へ
ポンド/円 一目均衡表(日足)の基準線を上抜け
NZドル/円 21日移動平均線、一目均衡表(日足)の基準線を上抜け
カナダドル/円 21日移動平均線、一目均衡表(日足)の基準線を上抜け
南アランド/円 21日移動平均線、一目均衡表(日足)の基準線を上抜け
豪ドル/米ドル 21日移動平均線、一目均衡表(日足)の基準線を上抜け
NZドル/米ドル 21日移動平均線、一目均衡表(日足)の基準線を上抜け

■変動率からの予想レンジ 07:51→NYクローズ

Ccy 予想レンジ
USDJPY 77.66 ~ 78.10
EURJPY 101.39 ~ 102.32
GBPJPY 121.49 ~ 122.51
AUDJPY 77.95 ~ 79.05
NZDJPY 59.41 ~ 60.19
CADJPY 75.25 ~ 76.00
ZARJPY 9.38 ~ 9.57
NOKJPY 13.09 ~ 13.26
MXNJPY 5.57 ~ 5.66
HKDJPY 9.95 ~ 10.02
SGDJPY 59.78 ~ 60.23
EURUSD 1.3006 ~ 1.3143

■前日のサマリー
昨日の東京時間帯は手掛かりが少ない中、豪中銀の議事録を受け、豪ドルとNZドルが買われたものの、ドル/円は78円を挟んでの小動き、ユーロ/ドルも1.30ドルを挟んでの小動き、ユーロ/円も101.50円手前での小動きに終始しました。ロンドン時間に入ると、独IFO景気動向指数が市場予想よりよかったことやスペインの6カ月物の入札が好調(目標の45億ユーロにたいして56.4億ユーロ発行)となったことから、欧州の株価が上昇し、ドルが売られる一方ユーロが買われ、ユーロ/ドルは1.3089ドル、ユーロ/円は102.07円まで上昇、ドル/円は77.82円まで下落しました。その後、格付け機関フィッチがEFSFの格下げリスクが高まったとしたことから、ユーロが小幅弱含み場面も見られました。NY時間には発表された米住宅着工件数が市場予想より大幅によかったことでNYダウが300ドル超の上昇となり、リスク回避の巻き戻しでドル/円は77.72円へ下落、ユーロ/ドルは1.3132ドル、ユーロ/円は02.17円まで上昇しました。しかし、オランダ中銀が国債買い取りの損失で赤字の可能性と一部通信社が報じたことから懸念が出て、ドル/円は77.90円まで回復、ユーロ/ドルは1.3064ドル、ユーロ/円は101.62円まで一時下落する場面が見られました。
クローズはドル/円が77.85円、ユーロ/ドルが1.3078ドル、ユーロ/円は101.88円。

■株価(bloomberg.co.jp)

Index 引値 前日比
日経225 8336.48 40.36
FTSE100(英) 5419.60 54.61
DAX(独) 5847.03 176.32
NYダウ(米) 12103.58 337.32
S&P500(米) 1241.30 35.95
NASDAQ(米) 2603.73 80.59

■金利(bloomberg.co.jp)

Country 利回り 前日比
米10年債 1.92 0.11
日本10年債 0.979 0.006
英10年債 2.09 0.03
独10年債 1.95 0.07

■コモディティ価格

Commodities 引値 前日比
NY金(期近) 1617.60 20.90
NY原油(期近) 97.22 3.34

■本日の指標発表(FXミュージアムより)
12/21(水)
・ 06:45 NZ 7-9月期 四半期経常収支
・ 08:50 日本 11月 貿易統計(通関ベース)
未定 日本 日銀金融政策決定会合
・ 15:30 日本 白川方明日銀総裁定例記者会見
・ 16:00 ドイツ 11月 輸入物価指数
・ 18:30 英国 英中銀金融政策委員会(MPC)議事要旨
・ 21:00 米国 MBA住宅ローン申請指数
・ 22:30 カナダ 10月 小売売上高
・ 22:30 カナダ 10月 小売売上高(除自動車)
00:00 米国 11月 中古住宅販売件数
・ 00:00 ユーロ圏 12月 消費者信頼感(速報値)
・ 03:00 米国 米財務省7年債入札(290億ドル)

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2011年12月20日 (火)

12/20 本日の戦略-手掛かり少なく膠着状態か-

おはようございます。2011年も残すところあと11日となりました。2012年の見通しなるものが出てきていますが、内容は明るいものがほとんどありません。予想が外れることを祈りたいですね。

■変化率から見た前日の通貨の強弱
ドル>ポンド>円>ユーロ>NZドル>豪ドル
※ ">" の左側の通貨が右側の通貨より強いことを示しています。

■本日の見通し
昨日の北朝鮮の金正日総書記死亡のニュースで一時、極東に地政学的なリスクが高まったものの、影響は限定的となっています。未知数ではありますが、後継者の金正恩氏へスムーズに移行するようならば、新たな脅威にはつながらないと思われますので、徐々に沈静化していくものとみられます。

昨日はユーロ圏財務相の電話会合が開かれ、ユーロ圏でIMFへの融資が1500億ユーロとEUサミットで決定された内容と変わりませんでした。内訳がドイツ415億ユーロ、フランス314ユーロ、イタリア235億ユーロなどとなっています。一方、支援を受けているギリシャ、ポルトガル、アイルランドは拠出なしです。このため、引き続きユーロ圏の材料待ちとなると思われ、18時の独IFO景気動向指数が注目されると思います。景況感悪化ならば、ユーロは売られやすい状況が継続すると思います。

一方、ドル/円は77円台後半では底堅い動きを見せていますが、78円台でも上値の重さがうかがわれ、どっちにも動けない状況が続いています。クリスマス休暇を前にしてボラティリティが引くドル/円を好んで取引するとは思わないことから、しばらくは狭いレンジでの取引が続くものと思います。

■EURJPY 日足(一目均衡表、ストキャスティックス) EURJPY source:uedaharlowfx
ユーロ/円は12/15の安値の101.04円をつけた以降は緩やかな上昇となり、ストキャスティックス(スロー)でも%Kスローが%Dスローの上を推移しています(買い継続中)。ただ、遅行線が日々線(ロウソク足)の下を推移していることなどから、トレンドの下向きは継続しています。このため、前出安値を下抜けると10/4の安値の100.74円を試すと思われ、ここを下抜けると100円近辺がターゲットとなると思います。

■本日のテクニカルでの注目点(矢印はトレンドの方向を予想しています)
NZドル/円 21日移動平均線、一目均衡表(日足)の基準線を下抜け
南アランド/円 ストキャスティックス(スロー)がゴールデンクロス

■変動率からの予想レンジ 08:14→NYクローズ

Ccy 予想レンジ
USDJPY 77.83 ~ 78.27
EURJPY 100.92 ~ 101.85
GBPJPY 120.45 ~ 121.44
AUDJPY 76.68 ~ 77.73
NZDJPY 58.55 ~ 59.30
CADJPY 74.75 ~ 75.49
ZARJPY 9.18 ~ 9.36
NOKJPY 13.02 ~ 13.18
MXNJPY 5.53 ~ 5.62
HKDJPY 9.97 ~ 10.04
SGDJPY 59.41 ~ 59.85
EURUSD 1.2922 ~ 1.3059

■前日のサマリー
昨日の東京時間帯は週末に複数の格付け機関がユーロ圏の一部の国の格下げおよび格下げ見通しをしたことから、全般的にアジアの株価が軟調に推移する中で、リスク回避のドル買いからドル/円は77.75円近辺から77.90円近辺まで上昇、ユーロ/ドルは1.3040ドル近辺から1.3010ドル近辺まで下落しました。正午に北朝鮮の金正日総書記死亡が報じられると、ドル買いに反応し、ドル/円は78.18円、ユーロ/円が101.30円近辺から101.70円へ上昇、ユーロ/ドルは1.2983ドルまで下落しました。ロンドン時間に入ると、欧州の株価が堅調に推移したものの、各通貨ともに狭いレンジの動きとなりました。北朝鮮が短距離ミサイルを発射したが、訓練として定められていたため、市場はほとんど反応しませんでした。NY時間もユーロ圏財務相電話会合待ちであり、小幅な動きながら、ダウジョーンズが「EU、英国の合意がなくてもIMF融資を実施へ」と報じたことから、ユーロ/ドルは1.3044ドル、ユーロ/円は101.57円まで上昇しましたが続かず、ドラギECB総裁の欧州議会での証言などからユーロが弱含みに推移し、ユーロ/ドルは1.3004ドル、ユーロ/円は101.34円まで下落、ドル/円は78円近辺まで上昇しました。クローズにかけては、NYダウが下落したこともあり、ドル/円は78.06円へと上昇、ユーロ/ドルは1.2988ドル、ユーロ/円は101.36円へと下落しました。
クローズはドル/円が78.02円、ユーロ/ドルが1.2994ドル、ユーロ/円は101.41円。

■株価(bloomberg.co.jp)

Index 引値 前日比
日経225 8296.12 -105.60
FTSE100(英) 5364.99 -22.35
DAX(独) 5670.71 -31.07
NYダウ(米) 11766.26 -100.13
S&P500(米) 1205.35 -14.31
NASDAQ(米) 2523.14 -32.19

■金利(bloomberg.co.jp)

Country 利回り 前日比
米10年債 1.81 -0.04
日本10年債 0.973 -0.013
英10年債 2.06 0.02
独10年債 1.88 0.03

■コモディティ価格

Commodities 引値 前日比
NY金(期近) 1596.70 -1.20
NY原油(期近) 93.88 0.35

■本日の指標発表(FXミュージアムより)
12/20(火)
・ 09:01 英国 12月 GFK消費者信頼感調査
・ 09:30 豪 豪準備銀行(中央銀行)、金融政策会合議事要旨公表
・ 13:30 日本 10月 全産業活動指数
・ 16:00 ドイツ 11月 生産者物価指数(PPI)
・ 16:00 スイス 11月 貿易収支
・ 16:00 ドイツ 1月 GFK消費者信頼感調査
18:00 ドイツ 12月 IFO企業景況感指数
・ 21:00 カナダ 11月 消費者物価指数(CPI)
・ 21:00 カナダ 11月 消費者物価指数(CPIコア)
22:30 米国 11月 住宅着工件数
22:30 米国 11月 建設許可件数
・ 03:00 米国 米財務省5年債入札(350億ドル)

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2011年12月19日 (月)

12/19 本日の戦略-EU財務相会合失望ならユーロ安か-

こんにちは。更新が遅くなりすみません。本日から新しい取引システムUHFX Pro(上田ハーローFXプロ)がリリースされました。主な特徴と機能はこちらです。

■変化率から見た前日の通貨の強弱
NZドル>豪ドル>ユーロ>ポンド>円>ドル
※ ">" の左側の通貨が右側の通貨より強いことを示しています。

■本日の見通し
週末は強弱入り混じった材料が出て、ユーロを中心にして上下に振り回されました。本日はユーロ圏財務相会議が日本時間11時30分から開催され、9日に合意した財政協定についての協議やドイツが消極的姿勢を見せているIMFへの2000億ユーロの拠出について話し合われます。会議の内容で失望するようなことがあれば、今月5日にS&Pがユーロ圏15カ国の格下げを示唆していることから、格下げリスクが高まり、ユーロ/ドルで1.28ドル、ユーロ/円で100円を意識した展開となりそうです。また、ドラギECB総裁は国債買い入れの拡大には否定的な見解を示していることから、市場が楽観的にはなりにくく、ユーロには下落圧力が残るものと思います。

中国国家統計局が主要70都市のうち7割に当たる49都市の新築住宅価格が前月比で下落としたと発表しています。前年比で下落した都市は4都市に留まっているものの、3カ月連続で下落した都市が増加しています。米国でも住宅価格が下落してから、実体経済への波及がリーマンショック時で約2年の遅行性がありましたので、急激に中国の景気が悪化につながるとは思いませんが、欧州危機などの影響とダブルパンチとなると、鉄鉱石や石炭を中国向けに輸出している豪への影響が中長期的には大きくなりそうです。

■USDJPY 日足(一目均衡表、ストキャスティックス) usdjpy source:uedaharlowfx
ドル/円は77円台後半から78円台前半で概ね狭いレンジの保合いとなっています。このため、一目均衡表(日足)の雲も幅が薄くなっていますので、サポートやレジスタンとしてはそれほど強いものではなさそうです。目先は引値ベースで78.30円か77.40円のどちらかを抜けないと、新たな動意は出てこないと思います。

■本日のテクニカルでの注目点(矢印はトレンドの方向を予想しています)
NZドル/円 21日移動平均線、一目均衡表(日足)の基準線を上抜け
豪ドル/米ドル ストキャスティックス(スロー)がゴールデンクロス
NZドル/米ドル ストキャスティックス(スロー)がゴールデンクロス

■変動率からの予想レンジ 07:27→NYクローズ

Ccy 予想レンジ
USDJPY 77.62 ~ 78.05
EURJPY 100.96 ~ 101.91
GBPJPY 120.33 ~ 121.33
AUDJPY 77.05 ~ 78.13
NZDJPY 58.81 ~ 59.58
CADJPY 74.65 ~ 75.40
ZARJPY 9.19 ~ 9.37
NOKJPY 12.97 ~ 13.13
MXNJPY 5.56 ~ 5.65
HKDJPY 9.96 ~ 10.03
SGDJPY 59.35 ~ 59.80
EURUSD 1.2969 ~ 1.3109

■前日のサマリー
週末の東京時間帯はアジアの株価が堅調に推移したこともあり、ユーロやクロス円が買われる展開となりました。ドル/円は77.80円から77.91円の狭いレンジ、ユーロ/ドルは1.3010ドル近辺から1.3045円、ユーロ/円は101.40円近辺から101.56円へと上昇しました。ロンドン時間は目立った材料はなかったものの、仏国債利回りが低下したこともあり、一時1.3004ドルまで下落していたユーロ/ドルは1.3044ドルまで上昇、ドル/円、ユーロ/円は小動きとなりました。NY時間にはイタリア下院がモンティ内閣を信任したことやユンケル議長が欧州危機に関して来週会合の可能性を示唆したことを好感し、ユーロ/ドルは1.3084ドル、ユーロ/円は101.80円まで上昇しましたが、ポルトガルが21日の短期債の入札を中止したことや米財務省高官が「米国はIMFへの更なる融資はしない」と発言したこと、格付け機関フィッチがスペイン、イタリアなど6カ国の格下げの可能性を示唆したことからリスクを回避する動きとなり、ドル/円は77.62円、ユーロ/ドルは1.2995ドル、ユーロ/円は101.12円まで下落しました。その後、米下院が1兆ドルの歳出削減法案を可決とのニュースが流れ、米株価がプラス圏を回復するとドル/円は77.90円、ユーロ/ドルは1.3045ドル、ユーロ/円は101.50円まで戻しましたが、別の格付け機関ムーディーズがベルギーの格付けを2段階引き下げたため、小幅下落してクローズしました。
クローズはドル/円が77.81円、ユーロ/ドルが1.3040ドル、ユーロ/円は101.46円。

■株価(bloomberg.co.jp)

Index 引値 前日比
日経225 8401.72 24.35
FTSE100(英) 5387.34 -13.51
DAX(独) 5701.78 -28.84
NYダウ(米) 11866.39 -2.42
S&P500(米) 1219.66 3.91
NASDAQ(米) 2555.33 14.32

■金利(bloomberg.co.jp)

Country 利回り 前日比
米10年債 1.85 -0.06
日本10年債 0.986 0.004
英10年債 2.04 -0.06
独10年債 1.85 -0.09

■コモディティ価格

Commodities 引値 前日比
NY金(期近) 1597.20 20.70
NY原油(期近) 93.53 -0.34

■本日の指標発表(FXミュージアムより)
12/19(月)
・ 09:00 NZ 12月 NBNZ企業信頼感
・ 09:01 英国 12月 ライトムーブ住宅価格
・ 18:00 ユーロ圏 10月 経常収支
・ 19:00 ユーロ圏 10月 建設支出
・ 22:30 カナダ 10月 卸売売上高
23:30 ユーロ圏財務相電話会合
・ 00:00 米国 12月 NAHB住宅市場指数
・ 00:30 ユーロ圏 ドラギ欧州中央銀行(ECB)総裁欧州議会で演説
・ 02:30 米国 ラッカー米リッチモンド連銀総裁講演
03:00 米国 米財務省2年債入札(350億ドル)

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2011年12月18日 (日)

12/19の週の見通し -ユーロは戻り基調? S&Pの格下げリスクは継続-

こんばんは。本日は越谷にあるAEON Lake Townに行ってきました。主な目的は献血ですが、さすがに年末ということもありすごい人でした。

■ドル/円 60分足
USDJPY ※チャートをクリックすると拡大します。

■ユーロ/ドル 60分足
EURUSD ※チャートをクリックすると拡大します。

■ユーロ/円 60分足
EURJPY ※チャートをクリックすると拡大します。

■今週の見通し
先週はEU首脳会合での決定事項(先週の12/11の週の見通し -EU首脳会合で合意でも安心はできない-を参照してください)に対する大手格付け機関の評価が「危機を回避するために十分ではない」という内容だったことやメルケル独首相がESMの増額に改めて反対を表明したこと、スイス国立銀行(中央銀行)が対ユーロでのスイスフランの下限の引き下げを見送ったことなどから、ユーロ/ドルは1.30ドルを一時割り込みましたが、スペイン国債の入札が目標額を上回ったことやイタリア国債の入札も無難にこなされたことなどからやや戻してくクローズしています。

週末はムーディーズがベルギーの格付けを「AA3」から「AA1」へ2段階引き下げ、見通しをネガティブに変更しました。別の格付け期間のフィッチはベルギー、スペイン、イタリア、アイルランド、スロベニア、キプロスの6か国を「ネガティブ」に引き下げました。一方では、

ユンケル議長が「ユーログループは来週、危機に関して会合の可能性」と発言、クリスマス休暇前に何らかの会合が開かれる可能性を示唆しました。イタリアでも①富裕層への課税を強化②低額の年金受給者への支援策と追加的な財政再建策を打ち出したモンティ政権が下院で圧倒的支持を受け信任されました。上院の採決は今週となりますが、主要政党は協力する構えを見せていることで、増税・歳出削減の規模は当初比1割増の334億ユーロになる見込みです。このため、イタリア国債の利回りの低下につながるようであれば、リスク回避のドル買いの動きが巻き戻される可能性があります。

チャートでもクロス円やドルストレートで陽線がそれほど大きくないものの、2日続けての陽線となっている通過ペアやストキャスティクス(スロー)でゴールデンクロスしている通過ペアもあることから、戻りにつながる可能性があります。また、クリスマス休暇前の最終週となることから、たまっているドルのロング(買い)ポジションが巻き戻される可能性もあり、ドル安への警戒も必要となるでしょう。ただ、格付け機関S&Pがユーロ圏15カ国の格付けを引き下げる可能性もあり、戻りも限られるのではないかと思っています。

経済指標では、米国の住宅着工、建設許可、中古住宅販売、新築住宅販売など住宅指標が数多く発表されます。このため、回復が遅れている住宅指標の回復が見られるようであれば、追加緩和への期待が後退する可能性があり、ドルが弱含みで推移する可能性があります。欧州では20日の独IFO景気動向指数が悪化を示しているとユーロが売られやすくなります。

■今週の予想レンジ

Ccy Low(下)   High(上)
ドル/円 77.30 78.20
ユーロ/ドル 1.2940 1.3210
ユーロ/円 100.70 103.30
ポンド/円 119.30 122.10
豪ドル/円 76.80 78.60
NZドル/円 58.20 60.10
南アランド/円 9.10 9.50

■日、週、月、年騰落データ Rate ※表をクリックすると拡大します。

■注目イベント
12/19(月)
・ 09:00 NZ 12月 NBNZ企業信頼感
・ 09:01 英国 12月 ライトムーブ住宅価格
・ 18:00 ユーロ圏 10月 経常収支
・ 19:00 ユーロ圏 10月 建設支出
・ 22:30 カナダ 10月 卸売売上高
・ 00:00 米国 12月 NAHB住宅市場指数
12/20(火)
・ 09:01 英国 12月 GFK消費者信頼感調査
・ 09:30 豪 豪準備銀行(中央銀行)、金融政策会合議事要旨公表
・ 13:30 日本 10月 全産業活動指数
・ 16:00 ドイツ 11月 生産者物価指数(PPI)
・ 16:00 スイス 11月 貿易収支
・ 16:00 ドイツ 1月 GFK消費者信頼感調査
18:00 ドイツ 12月 IFO企業景況感指数
・ 21:00 カナダ 11月 消費者物価指数(CPI)
・ 21:00 カナダ 11月 消費者物価指数(CPIコア)
22:30 米国 11月 住宅着工件数
22:30 米国 11月 建設許可件数
12/21(水)
・ 06:45 NZ 7-9月期 四半期経常収支
・ 08:50 日本 11月 貿易統計(通関ベース)
未定 日本 日銀金融政策決定会合
・ 16:00 ドイツ 11月 輸入物価指数
・ 18:30 英国 英中銀金融政策委員会(MPC)議事要旨
・ 21:00 米国 MBA住宅ローン申請指数
・ 22:30 カナダ 10月 小売売上高
・ 22:30 カナダ 10月 小売売上高(除自動車)
00:00 米国 11月 中古住宅販売件数
・ 00:00 ユーロ圏 12月 消費者信頼感(速報値)
12/22(木)
・ 06:45 NZ 7-9月期 四半期国内総生産(GDP)
・ 14:00 日本 金融経済月報(基本的見解)
・ 18:30 英国 7-9月期 四半期国内総生産(GDP、確定値)
・ 18:30 英国 7-9月期 四半期経常収支
・ 22:30 米国 7-9月期 四半期実質国内総生産(GDP、確定値)
22:30 米国 前週分 新規失業保険申請件数
・ 23:55 米国 12月 ミシガン大学消費者態度指数・確報値
・ 00:00 米国 11月 景気先行指標総合指数
・ 00:00 米国 10月 住宅価格指数
12/23(金)
・ 15:30 フランス 7-9月期 国内総生産(GDP、改定値)
22:30 米国 11月 耐久財受注
・ 22:30 米国 11月 耐久財受注・輸送用機器除く
・ 22:30 米国 11月 個人所得
・ 22:30 米国 11月 個人消費支出(PCE)
・ 22:30 米国 11月 個人消費支出(PCEコア・デフレーター、食品・エネルギー除く)
・ 22:30 カナダ 10月 月次国内総生産(GDP)
00:00 米国 11月 新築住宅販売件数
経済指標の詳細はFXmuseumのFXカレンダーを参照してください。

2011年12月17日 (土)

シカゴ通貨先物非商業ポジション(12/13現在)

こんばんは。今日は北風が冷たい日で、こういう日は遠くに富士山がはっきりくっきり見えます。

16日に発表された13日現在のシカゴIMMの非商業(投機)ポジションでは、ドルが167.5億ドルの買い超しに増加、円は4,450.0億円の買い超し(ドルでは57.1億ドルの売り超し)に減少、ユーロは145.6億ユーロの売り超し(ドルでは189.7億ドルの買い超し)に減少となりました。また、豪ドルは34.4億豪ドルの買い超し(ドルでは34.5憶ドルの売り超し)に増加、NZドルは5.4億NZドルの買い超し(ドルでは4.1億ドルの売り超し)の増加となりました。

今週は、ムーディーズやフィッチなど格付け期間がEU首脳会後の対して、債務危機への対応として不十分との認識を示したことなどからユーロが売られたことや、株価、金などもそろって下落したことなどでリスクを回避のドル買いが進みました。また、ドルの調達金利が上昇したこともあり、ドル/円でもドル買いが進んだことで、円ショート(円買い)のポジションが減少しました。S&Pによる格下げ懸念がくすぶる中で、ユーロショート(売り)が増加しています。過去のみると2010年6月8日以来の水準となります。このときは、ギリシャの債務危機が5月に顕在化し、これが落ち着きつつあるときに、ハンガリー(ユーロ非加盟)の財政赤字が深刻化したことで不安が高まった時にあたります。ただ、この水準はショートが過去最高に積み上がったときとほぼ同じレベルにありますので、懸念が和らぐような材料が出ると一気にユーロショートが巻き戻される可能性があります。

■シカゴIMM非商業ポジション

項目 Net(ネット) Dif(増減) Long(買) Short(売) All(総取組)
JPY 35,600 -2,671 52,249 16,649 68,898
EUR -116,457 -20,643 35,507 151,964 187,471
GBP -39,509 4,051 23,782 63,291 87,073
CHF -10,481 677 5,005 15,486 20,491
CAD -13,385 6,786 35,787 49,172 84,959
AUD 34,429 4,605 60,132 25,703 85,835
NZD 5,383 1,526 11,148 5,765 16,913
MXN 35,600 -2,671 52,249 16,649 68,898
BRL 0 0 0 0 0
source:CFTC

【USD】 USD source:CFTC

ドルは7,701コントラクトのロング増加の127,314コントラクトのロングとなりました。
※ドルのポジションは円、ユーロをはじめ、メキシコペソまでを合計して算出しています。レートはFRBのメジャーカレンシーインデックスを使用しています。

【JPY】 JPY source:CFTC

円は2,671コントラクトのロング減少の35,600コントラクトのロングとなりました。

【EUR】 EUR source:CFTC

ユーロは20,643コントラクトのショート増加の116,457コントラクトのショートとなりました。

【CAD】 CAD source:CFTC

カナダドルは6,786コントラクトのショート減少の13,385コントラクトのショートとなりました。

【NZD】 NZD source:CFTC

NZドルは1,526コントラクトのロング増加の5,383コントラクトのロングとなりました。

他のIMM通貨先物のポジション動向は上田ハーローレポートのシカゴIMM非商業ポジションを参照してください。(19日更新)

2011年12月16日 (金)

12/16 本日の戦略-材料少ないが格付け機関の動きに注意か-

おはようございます。本日は週末ですね。市場も材料が少なく手掛かり難となっています。欧米ではこの週末からクリスマス休暇入りするのでしょうか。

■変化率から見た前日の通貨の強弱
NZドル>円>ポンド>ユーロ>豪ドル>ドル
※ ">" の左側の通貨が右側の通貨より強いことを示しています。

■本日の見通し
昨日のスペイン国債入札が無難に終わったことやユーロ圏の購買担当者景気指数(PMI)が改善したことなどから、リスク回避の動きが小休止したものと思われます。ただ、金先物や原油先物などは下落していますので、リスク回避の動きが止まったとはいえません。また、格付け機関S&Pが新基準適用でスペインの銀行10行を格下げしたうえ、「国債格付け見直し後に一段の格付け見直しもありうる」とコメントしていること、別の格付け機関フィッチも主要な金融機関8行を格下げしています。格付け機関による金融機関格下げやユーロ圏の国の格下げリスクも伴っていることで、ユーロの戻りは売られやすいと思います。

本日は22時30分の米国消費者物価指数以外には注目となる経済指標の発表は予定されていません。このため、同指標を受けた米債市場や米株価がどのように反応するかがカギとなります。物価が低く抑えられていればQE3の可能性も残っていることから、リスク選好に傾きやすいと思います。ただ、新たに買う人たちは少ないと思いますので、上値も限られるのではないでしょうか。

そろそろクリスマス休暇の足音が聞こえてきそうで、来週あたりから市場参加者も減少してくるのではないかと思います。実需中心では相場も動きにくく、戻り売りで上値が抑えられ、下値では買い戻すという典型的なレンジの動きになるのではないかと思います。

■ZARJPY 日足(一目均衡表、ストキャスティックス、トレンドライン) ZARJPY source:uedaharlowfx
南アランド/円は9/26の安値の9.26円を左肩、11/24の安値の8.97円を頭、12/14の安値の9.21円を右肩とした逆ヘッド・アンド・ショルダーを形成している可能性があります。また、ストキャスティックス(スロー)が20以下でゴールデンクロスする可能性もでています。戻りは一目均衡表(日足)の基準線の9.38円、転換線の9.47円などが多数ありますが、これを超えていければ中期的には11円近辺まで上昇するものと思われます。

■本日のテクニカルでの注目点(矢印はトレンドの方向を予想しています)
ユーロ/スイス 21日移動平均線、一目均衡表(日足)の基準線を下抜け、雲の上から中へ
ポンド/スイス ストキャスティックス(スロー)がデッドクロス
NZドル/米ドル 一目均衡表(日足)の転換線が基準線を下抜け

■変動率からの予想レンジ 07:32→NYクローズ

Ccy 予想レンジ
USDJPY 77.65 ~ 78.08
EURJPY 100.77 ~ 101.73
GBPJPY 120.26 ~ 121.27
AUDJPY 76.64 ~ 77.73
NZDJPY 58.20 ~ 58.95
CADJPY 74.80 ~ 75.55
ZARJPY 9.14 ~ 9.33
NOKJPY 12.88 ~ 13.04
MXNJPY 5.52 ~ 5.61
HKDJPY 9.95 ~ 10.02
SGDJPY 59.28 ~ 59.73
EURUSD 1.2938 ~ 1.3079

■前日のサマリー
昨日の東京時間帯は金価格の下落から豪ドルなど資源国通貨が弱含みとなった他は、日銀短観への反応も限定的となり、ドル/円は78円台前半、ユーロ/ドルは1.30ドル手前、ユーロ/円は101円台ミドル手前での小動きとなりました。ロンドン市場では、スイス中銀の金融政策で政策金利を据え置き(ゼロ金利の継続)、スイスフランの上限維持(1ユーロ=1.20スイスフラン)を発表、市場はスイスフランの上限が1.25~1.30へ引き上げられると見ていたことから、発表後からスイスフランが100ポイント超上昇しましたことから、ユーロが下落、対ドルで1.2958ドル、対円で101.05円をつけました。ドル/円は77.91円まで。その後、注目されていたスペインの入札があり、目標35億ユーロに対して60.3億ユーロを発行したことから市場の懸念が後退し、ユーロ/ドルは1.3019ドル、ユーロ/円は101.35円近辺まで上昇しました。NY時間は発表された米新規失業保険申請件数、NY連銀製造業景気指数ともに内容が良かったことから、欧米の株価が上昇してドル/円は77.99円、ユーロ/ドルは1.3050ドル、ユーロ/円は101.46円まで上昇しましたが、格付け機関S&Pが新基準適応でスペインの銀行を格下げしたことや、別の格付け機関フィッチが大手銀行8行(GS、BOA、ドイツ銀行、BNPパリバ、バークレイズ、クレディスイスなど)を格下げしたことで、ドル/円は77.81円、ユーロ/ドルは1.2982ドル、ユーロ/円は101.21円まで一時下げる場面場見られました。
クローズはドル/円が77.84円、ユーロ/ドルが1.3013ドル、ユーロ/円は101.30円。

■株価(bloomberg.co.jp)

Index 引値 前日比
日経225 8377.37 -141.76
FTSE100(英) 5400.85 34.05
DAX(独) 5730.62 55.48
NYダウ(米) 11868.81 45.33
S&P500(米) 1215.75 3.93
NASDAQ(米) 2541.01 1.70

■金利(bloomberg.co.jp)

Country 利回り 前日比
米10年債 1.91 0.01
日本10年債 0.982 -0.018
英10年債 2.10 0.01
独10年債 1.94 0.02

■コモディティ価格

Commodities 引値 前日比
NY金(期近) 1577.20 -9.70
NY原油(期近) 93.87 -1.08

■本日の指標発表(FXミュージアムより)
12/16(金)
・ 16:45 フランス 12月 企業景況感指数
・ 17:00 ユーロ圏 ドラギ欧州中央銀行(ECB)総裁講演
・ 17:00 ユーロ圏 ビニスマギECB理事講演
・ 17:30 英国 キング・イングランド銀行(BOE)総裁講演
・ 19:00 ユーロ圏 10月 貿易収支
・ 22:30 カナダ 10月 対カナダ証券投資額
22:30 米国 11月 消費者物価指数(CPI)
23:30 米国 ダドリー米ニューヨーク連銀総裁議会証言
・ 01:15 米国 エバンズ米シカゴ連銀総裁講演
・ 02:55 米国 フィッシャー米ダラス連銀総裁講演

ピボットポイントなどは山内俊哉のココに注目!もご覧ください

2011年12月15日 (木)

12/15 本日の戦略-SNB(スイス)の金融政策に注目-

おはようございます。12月も半ば、今年も残すところあと2週間となりましたね。早いものです。

■変化率から見た前日の通貨の強弱
ドル>ポンド>円>ユーロ>NZドル>豪ドル
※ ">" の左側の通貨が右側の通貨より強いことを示しています。

■本日の見通し
昨日はイタリア国債の入札で目標額は集めたものの、調達コストが上昇したことが嫌気されたことで全般的にユーロが売られ、11か月ぶりにユーロ/ドルが1.30ドルを割り込んでいます。本日もスペイン国債の入札が予定されていて、同様に調達コストが上昇したり、目標額を集められなかったりすると、リスク回避の動けが継続することになり、ユーロをはじめとして資源国通貨なども売られると思います。ユーロ/ドルは21日移動平均線からの乖離率が-3%に近付きつつありますので、チャート上では下げ余地も限られてくるのではないかと思われます。ただ、サルコジ仏大統領、バイトマン独連銀総裁、ジュペ仏がい相らがフランスの格下げで大きな変化がないと発言をしていることから、フランスの格下げはもう秒読み段階に入っているのではないかと思います。今週の週末辺りがリスクでしょうか。

金価格も昨日-4.58%と大幅に下落、株価の下落から換金売りが出たものと思います。ドルのベーシススワップ(プレミアム金利)が上昇していることもあり、ドルの需給がタイトになっていることと、手持ちのドル資金を確保しようとする動きが出ているものと思います。このため、しばらくはドル/円でもドルがしっかりした動きになると思います。とはいうものの、78円台では売りも出やすいと思いますので、11/29の高値の78.28円を超えられるかに注目したいです。

また、本日はスイス国立銀行(SNB)が金融政策を発表します。市場ではユーロ/スイスフランの下限の水準を大幅に引き上げると憶測が出ています。現在下限は1ドル=1.2スイスフラン(現行)から1.25から1.30スイスフラン(新)へ引き上げるというものです。既に投機筋はスイスフランをショートにしていることから、引き上げがなければドル/ユーロが下落すると思います。

■NZDUSD 日足(一目均衡表、ストキャスティックス) NZDJPY source:uedaharlowfx
NZドル/米ドルは11/25-11/28にあけた窓がサポートになるか、窓を埋めに行くのかが注目されます。窓は0.7438ドル~0.7477ドルに空いています。もし、窓を埋めた場合には、3/17の安値の0.7105ドル近辺までの下落の可能性が出てきます。ただ、ストキャスティックス(スロー)が%Kスロー、%Dスローともに20以下になったことから、ゴールデンクロスを待って買いたいところです。

■本日のテクニカルでの注目点(矢印はトレンドの方向を予想しています)
豪ドル/円 21日移動平均線、一目均衡表(日足)の雲を下抜け

■変動率からの予想レンジ 07:51→NYクローズ

Ccy 予想レンジ
USDJPY 77.87 ~ 78.31
EURJPY 100.78 ~ 101.78
GBPJPY 120.20 ~ 121.25
AUDJPY 76.75 ~ 77.86
NZDJPY 58.11 ~ 58.88
CADJPY 74.66 ~ 75.45
ZARJPY 9.14 ~ 9.34
NOKJPY 12.93 ~ 13.10
MXNJPY 5.54 ~ 5.63
HKDJPY 9.97 ~ 10.04
SGDJPY 59.33 ~ 59.80
EURUSD 1.2901 ~ 1.3043

■前日のサマリー
昨日の東京時間帯は手掛かり難からドル/円は78円を挟んで上下10銭以内の小動き、ユーロ/ドルは1.3018ドルから1.3055ドルまで上昇、ユーロ/円は101.50円から101.74円までの小幅上昇となりました。ロンドン時間に入ると注目されていたイタリア国債の入札で目標額は調達できたものの、調達コストが上昇したことやフランス格下げの噂などで欧州の株価が下落、リスク回避の動きからNY時間序盤にかけて、ユーロ/ドルは1.2965ドル、ユーロ/円は101.28円へと下落、ドル/円は78.16円へと上昇しました。その後は、メルケル独首相が欧州債務危機の解決には数年を要するなどと発言したことから1.30ドルを回復していたユーロ/ドルは1.2945ドル、ユーロ/円は101.10円まで下落、ドル/円は78.00円~78.10円のレンジとなりました。クローズにかけては仏関係筋の話として格付け変更についての連絡、受けていないとの記事がWSJに出たこともあり、ユーロ/ドルは1.3009ドル、ユーロ/円は101.51円を一時回復したものの戻りは売られました。
クローズはドル/円が78.05円、ユーロ/ドルが1.2980ドル、ユーロ/円は101.34円。

■株価(bloomberg.co.jp)

Index 引値 前日比
日経225 8519.13 -33.68
FTSE100(英) 5366.80 -123.35
DAX(独) 5675.14 -99.12
NYダウ(米) 11823.48 -131.46
S&P500(米) 1211.82 -13.91
NASDAQ(米) 2539.31 -39.96

■金利(bloomberg.co.jp)

Country 利回り 前日比
米10年債 1.90 -0.06
日本10年債 1.000 -0.005
英10年債 2.09 -0.03
独10年債 1.91 -0.11

■コモディティ価格

Commodities 引値 前日比
NY金(期近) 1586.90 -76.20
NY原油(期近) 94.95 -5.19

■本日の指標発表(FXミュージアムより)
12/15(木)
08:50 日本 10-12月期 日銀短観・四半期大企業製造業業況判断
08:50 日本 10-12月期 日銀短観・四半期大企業製造業先行き
・ 17:15 スイス 7-9月期 四半期鉱工業生産
・ 17:30 スイス スイス国立銀行3カ月物銀行間取引金利誘導目標中心値
・ 18:00 ユーロ圏 リーカネン・フィンランド中銀総裁講演
・ 18:30 南ア 11月 卸売物価指数(PPI)
・ 18:30 英国 11月 小売売上高指数
・ 19:00 ユーロ圏 11月 消費者物価指数(HICP、改定値)
20:25 ユーロ圏 ドラギECB総裁講演
・ 22:30 カナダ 7-9月期 四半期設備稼働率
・ 22:30 米国 11月 卸売物価指数(PPI)
・ 22:30 米国 11月 卸売物価指数(PPIコア指数、食品・エネルギー除く)
・ 22:30 米国 7-9月期 四半期経常収支
22:30 米国 12月 ニューヨーク連銀製造業景気指数
・ 22:30 米国 前週分 新規失業保険申請件数
・ 23:00 米国 10月 対米証券投資(短期債除く)
23:15 米国 11月 鉱工業生産
・ 23:15 米国 11月 設備稼働率
00:00 米国 12月 フィラデルフィア連銀製造業景気指数
・ 05:20 米国 ロックハート米アトランタ連銀総裁講演

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2011年12月14日 (水)

12/14 本日の戦略-ドイツ要人の発言に注意-

おはようございます。本日は忠臣蔵の討ち入りの日ですね。

■変化率から見た前日の通貨の強弱
ドル>円>豪ドル>ポンド>NZドル>ユーロ
※ ">" の左側の通貨が右側の通貨より強いことを示しています。

■本日の見通し
昨日のFOMCでは、

①2013年半ばまで異例の低金利政策を正当化する公算
②金融逼迫が名お著しいリスク
③世界経済の減速に連れ米経済は緩やかに拡大している
④シカゴ連銀総裁は反対票を投じる(追加緩和を主張)
⑤失業率はなお高い水準に留まっている

と、コミュニケーション手段が大幅に変更となる1月のFOMCを前にしての会合だっただけに前回のFOMCの内容とほとんど変わりませんでした。ただ、グローバル金融市場の緊張の影響が強調されたことから、依然としてリスクは欧州の債務問題にあるといえそうです。

格付け機関S&Pは欧州25カ国と欧州銀行の42行が最大限の格下げリスクを示している(潜在的債券格下げリストに含まれている)としています。昨日はEFSF債の入札は好調だったものの、EFSFにも格下げリスクが伴っていることで、格下げが実施された場合は調達コストの上昇や調達難が予想されることから、ますます欧州の債務危機が深刻となると見られます。ギリシャでもギリシャ当局と民間債権者による債券交換協議が合意を見ることなく終了、ギリシャ債務のヘアカットの民間関与、90%以上の参加率達成は困難となっています。ギリシャのデフォルトも現実味を帯びてきていることで、強硬(正論ではあるが)なドイツと他のユーロ圏の国の足並みがそろわない中では、ユーロ崩壊などの噂が出やすいと見られることで、節目となる1.30ドルを割り込むようであれば、下落は更に続くと思います。こうした意味では本日もドイツのメルケル首相、ショイブレ独財務相、バイトマン独連銀総裁が講演を控えていることから、目新しい内容は出てこないと思いますが、ネガティブな発言が続くのであれば、ユーロ売りの材料とされそうです。

このところのリスク回避の流れでは「ドル」と「円」が買われるということには変化がありませんが、「ドル」の方がより選好されているようです。これは、12月が比較的米国のレパトリが比較的出やすい時期でもあり、こうした資金フローがドルを押し上げている可能性があります。また、昨日の10年債入札も好調だったことから、質への逃避も見られています。主な要因が米国へのレパトリだとすると、クリスマスを挟んで流れが変わることも考えられ、クリスマス以降は「円」が買われやすくなる可能性もあります。そうなった場合にはクロス円により下落リスクが高まります。

■NZDJPY 日足(一目均衡表、ストキャスティックス) NZDJPY source:uedaharlowfx
NZドル/円は昨日の戻りが一目均衡表(日足)の基準線の59.55円で止められ下落して引けました。昨日の安値は11/24の安値の57.03円と12/2の高値の61.05円を100%としたフィボナッチ50.0%押しの59.05円を割り込んだレベルにあたります。同61.8%押しが58.57円に位置していることから、ここを下抜けた場合には、11/4の安値の57.33円か前出安値の57.03円近辺まで下落する可能性が高いと思います。

■本日のテクニカルでの注目点(矢印はトレンドの方向を予想しています)
ポンド/円 21日移動平均線を下抜け
NZドル/円 21日移動平均線を下抜け
カナダドル/円 21日移動平均線、一目均衡表(日足)の基準線を下抜け
豪ドル/米ドル 21日移動平均線、一目均衡表(日足)の基準線を下抜け

■変動率からの予想レンジ 08:05→NYクローズ

Ccy 予想レンジ
USDJPY 77.78 ~ 78.23
EURJPY 101.03 ~ 102.09
GBPJPY 120.10 ~ 121.20
AUDJPY 77.45 ~ 78.59
NZDJPY 58.50 ~ 59.32
CADJPY 74.94 ~ 75.75
ZARJPY 9.19 ~ 9.39
NOKJPY 13.02 ~ 13.19
MXNJPY 5.55 ~ 5.64
HKDJPY 9.97 ~ 10.04
SGDJPY 59.42 ~ 59.92
EURUSD 1.2949 ~ 1.3096

■前日のサマリー
昨日の東京時間帯は欧米の重要イベントを控えて小動きとなったものの、ドル/円は上値が重く77.96円から77.86円へと一時下落しました。ユーロ/ドルは1.3162ドルから1.3206ドル、ユーロ/円は102.60円から102.83円へと上昇しました。ロンドン時間に入るとスペインの短期債入札、EFSF債の入札が好調となったことやZEW景況感調査が市場予想よりよかったことを材料として欧州の株価が上昇、ドル/円は77.70円まで下落、ユーロ/ドルは1.3237ドル、ユーロ/円は103.00円まで上昇しました。NY時間には発表された米11月小売売上高が市場予想より悪かったことやFOMCで追加緩和の期待感が高まったことから、ドル/円は77.64円まで下落しました。その後、メルケル独首相がESMの上限引き上げに反対との関係者筋の発言が伝わると、欧米の株価が下落、リスク回避の動きとなり、ドル/円は78.02円まで上昇、ユーロ/ドルは1.3009ドル、ユーロ/円は101.48円まで下落しました。また、米国のFOMCは政策金利を現行の0.25%に据え置いたほかは目新しい材料がなかったものの、声明に「金融逼迫がなお著しい下振れリスク」との文言があったことで、これもユーロ安の要因となりました。
クローズはドル/円が77.98円、ユーロ/ドルが1.3034ドル、ユーロ/円は101.65円。

■株価(bloomberg.co.jp)

Index 引値 前日比
日経225 8552.81 -101.01
FTSE100(英) 5490.15 62.29
DAX(独) 5774.26 -11.17
NYダウ(米) 11954.94 -66.45
S&P500(米) 1225.73 -10.74
NASDAQ(米) 2579.27 -32.99

■金利(bloomberg.co.jp)

Country 利回り 前日比
米10年債 1.97 -0.05
日本10年債 1.005 -0.019
英10年債 2.12 0.02
独10年債 2.02 0.01

■コモディティ価格

Commodities 引値 前日比
NY金(期近) 1663.10 -5.10
NY原油(期近) 100.14 2.37

■本日の指標発表(FXミュージアムより)
12/14(水)
・ 13:30 日本 10月 鉱工業生産・確報値
・ 17:00 南ア 11月 消費者物価指数(CPI)
・ 17:00 ユーロ圏 メルシュ・ルクセンブルク中銀総裁講演
・ 17:15 スイス 11月 生産者輸入価格
・ 18:30 英国 11月 失業保険申請件数
18:30 英国 11月 失業率
・ 19:00 ユーロ圏 10月 鉱工業生産
・ 20:00 ユーロ圏 メルケル独首相、欧州連合(EU)首脳会議について議会で演説
・ 21:00 米国 MBA住宅ローン申請指数
22:00 ユーロ圏 ショイブレ独財務相講演
22:00 ユーロ圏 バイトマン独連銀総裁講演
・ 22:30 カナダ 11月 景気先行指数
・ 22:30 カナダ 10月 製造業出荷
・ 22:30 米国 11月 輸入物価指数
・ 22:30 米国 11月 輸出物価指数
・ 22:30 米国 ロックハート米アトランタ連銀総裁講演
・ 03:00 米国 米財務省30年債入札(130億ドル)

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2011年12月13日 (火)

12/13 本日の戦略-ユーロ弱含みは続くのか-

おはようございます。自己PRで恐縮ですが、本日から隔週(本年は毎週となります)でテレビ東京のMプラス9にドル円の予想レンジと注目材料の提供(原稿を渡して司会者にコメントしてもらう)を始めました。放送時間は8時57分ごろです。よろしくお願いします。

■変化率から見た前日の通貨の強弱
ドル>円>ポンド>豪ドル>ユーロ>NZドル
※ ">" の左側の通貨が右側の通貨より強いことを示しています。

■本日の見通し
昨日は格付け機関ムーディーズが「欧州連合加盟国全ての格付けを2012年第1四半期に見直す」「EU首脳会合は、債務危機収束の決定的な政策措置を打ち出せなかった」とコメント、別の格付け機関フィッチは「EU首脳会議はユーロ圏のソブリン債務危機への圧力をほとんど緩和していない」とコメントしています。これらを受けて欧州の金融株を中心に下落、為替市場ではリスク回避の動きから「ドル」と「円」が買われる展開となりました。6カ国の中央銀行によるスワップ協定により、一時的に落ち着いた債券市場もイタリアの1年物の入札こそ調達コストが低下(利回り5.592%で前回の6.087%からは低下)したものの、イタリア、スペインの国債は下落(利回りは上昇)したことで、中央銀行による時間稼ぎも先週末のEU首脳会議で効果が切れかかっているのではないかと思います。また、ドイツのコメルツ銀行が「政府支援を巡り過去数日間にわたり政府と集中的に協議」と複数の関係筋が発言しており、連立与党筋は「コメルツ銀行が強制的な資本増強を余儀なくされるかどうかはまだ決定されていない」と発言しています。こうした流れがドイツのみならず他国でも複数発生してくるようだと、更なる不安から株価の下落継続することになり、リスク回避の動きが継続することになります。リスク回避の動きになった場合には一番大きく影響されるのが豪ドルなどの資源国通貨ですし、当事国(地域)のユーロも下落は免れないと思います。また、本日は独ZEW景況感調査(19時)が予定されていますので、景況感が悪化しているようであればダイレクトにユーロ売りにつながる思います。

ドル/円は昨日、約1週間ぶりに78円にタッチしました。フロー的には78円台では本邦輸出企や個人投資家のドル売りが待ち構えていると思います。これらをこなして11/29の高値の78.28円を上に抜けると79円手前まで上昇すると思います。ただ、本日は米国の小売売上高(22時30分)、FOMC(4時15分)が予定されていて、小売りは小幅増加、FOMCは基本スタンスの変更はないと見られています。このため、引き続きドル/円ではドルが買われやすい状況が続くものと思います。

■AUDUSD 日足(一目均衡表、ストキャスティックス、トレンドライン) AUDUSD source:uedaharlowfx
豪ドル/米ドルは一目均衡表(日足)の雲の下に抜け出てきました。基準線ではかろうじて支えられています。上下のトレンドラインの間で三角保合いを形成しています。下のトレンド(サポート)ラインは0.98ドル近辺に位置していて、ここに向かって下落する可能性がありますが、遅行線は雲の中を推移していることで、強いトレンドが出ているとは言いにくいところです。ここ数日間で引値が1.0074ドルを超えて雲の中にはい入れれば雲の上限の1.0274ドルを目指すと思います。

■本日のテクニカルでの注目点(矢印はトレンドの方向を予想しています)
NZドル/円 一目均衡表(日足)の基準線を下抜け
カナダドル/円 一目均衡表(日足)の雲の下へ
南アランド/円 21日移動平均線、一目均衡表(日足)の基準線を下抜け
豪ドル/米ドル 一目均衡表(日足)の雲を下抜け
NZドル/米ドル 21日移動平均線、一目均衡表(日足)の基準線を下抜け

■変動率からの予想レンジ 08:11→NYクローズ

Ccy 予想レンジ
USDJPY 77.68 ~ 78.14
EURJPY 102.15 ~ 103.20
GBPJPY 120.83 ~ 121.94
AUDJPY 77.80 ~ 78.95
NZDJPY 58.93 ~ 59.75
CADJPY 75.37 ~ 76.19
ZARJPY 9.28 ~ 9.48
NOKJPY 13.23 ~ 13.40
MXNJPY 5.56 ~ 5.65
HKDJPY 9.95 ~ 10.02
SGDJPY 59.61 ~ 60.11
EURUSD 1.3105 ~ 1.3253

■前日のサマリー
昨日の東京時間帯は手掛かりがない中で、日経225平均株価は上昇したものの中国の株価が下落、ドル/円は10銭程度狭いレンジでの動き、ユーロはじりじりと下落し、ユーロ/ドルは1.3380ドル近辺から1.3334ドル、ユーロ/円は103.80円近辺から103.55円まで下落しました。ロンドン時間に入ると、週末でのEU首脳会合に対して、格付け機関のムーディーズやフィッチから格下げはされなかったものの、ネガティブな評価が出されたことから、欧州の株価が下落してユーロ売りとなり、ユーロ/ドルは1.3259ドル、ユーロ/円は103.22円まで下落、ドル/円は77.93円まで上昇しました。NY時間に入ると、米インテルが第4四半期の売り上げ見通しを引き下げたことから、NYダウが一時200ドル超下落して、リスク回避の動きが強まると、ドル/円は78.00円まで一時上昇、ユーロ/ドルは1.3163ドル、ユーロ/円は102.53円まで下落しました。
クローズはドル/円が77.89円、ユーロ/ドルが1.3184ドル、ユーロ/円は102.73円。

■株価(bloomberg.co.jp)

Index 引値 前日比
日経225 8653.82 117.36
FTSE100(英) 5427.86 -101.35
DAX(独) 5785.43 -201.28
NYダウ(米) 12021.39 -162.87
S&P500(米) 1236.47 -18.72
NASDAQ(米) 2612.26 -34.59

■金利(bloomberg.co.jp)

Country 利回り 前日比
米10年債 2.01 -0.05
日本10年債 1.024 0.003
英10年債 2.10 -0.06
独10年債 2.01 -0.13

■コモディティ価格

Commodities 引値 前日比
NY金(期近) 1668.20 -48.60
NY原油(期近) 97.77 -1.64

■本日の指標発表(FXミュージアムより)
12/13(火)
・ 08:50 日本 10月 第三次産業活動指数
・ 09:01 英国 11月 英王立公認不動産鑑定士協会(RICS)住宅価格指数
・ 09:30 豪 11月 NAB企業景況感指数
・ 15:30 フランス 11月 消費者物価指数(CPI)
・ 18:30 英国 11月 消費者物価指数(CPI)
・ 18:30 英国 11月 小売物価指数(RPI)
・ 19:00 ユーロ圏 12月 ZEW景況感調査
19:00 ドイツ 12月 ZEW景況感調査(期待指数)
・ 21:00 ユーロ圏 メルシュ・ルクセンブルク中銀総裁講演
22:30 米国 11月 小売売上高
・ 00:00 米国 10月 企業在庫
・ 02:30 ユーロ圏 バイトマン独連銀総裁講演
・ 03:00 米国 米財務省10年債入札(210億ドル)
04:15 米国 米連邦公開市場委員会(FOMC)、終了後政策金利発表

ピボットポイントなどは山内俊哉のココに注目!もご覧ください

2011年12月11日 (日)

12/11の週の見通し -EU首脳会合で合意でも安心はできない-

こんばんは。昨日は皆既月食を天体望遠鏡を出して観測しました。この時期は空気も澄んでいてきれいに見えました。ただ、寒かったため、それほど長くは見て入れませんでした。

■ドル/円 60分足
USDJPY ※チャートをクリックすると拡大します。

■ユーロ/ドル 60分足
EURUSD ※チャートをクリックすると拡大します。

■ユーロ/円 60分足
EURJPY ※チャートをクリックすると拡大します。

■今週の見通し
金曜日の日本時間に発表されたEU首脳会合での合意事項は、
①加盟国がIMFに最大2000億ユーロを融資し、欧州の財政危機の国への資金援助などを求める
②欧州安定メカニズム(ESM)の設立を1年前倒しする
③財政赤字が大きい国に対し、ユーロ圏各国の半数を超える反対がなければ制裁を科す
④EU基本条約の改正は見送り
⑤ユーロ共同債の導入は見送り

となりました。NY市場に入り、ミシガン大消費者信頼感指数が市場予想より改善を示していたことから、リスクを志向する動きとなりました。欧州安定化基金(EFSF)の資金規模を1兆ユーロに拡充する計画はめどが立たないことや、ESMの設立も来年7月と時間がかかること、ECBは8日の理事会後のドラギECB総裁の発言から国債購入基金の増加を否定していることから短期的な危機への対応が不十分との指摘もあります。

こうした中で、週末はイタリアの国債などが売られています。NY時間にはミシガン大の消費者信頼感指数が市場の予想よりよい内容となったことで、米国の株価が上昇、市場はリスク志向で終わっています。ただ、ECBによるイタリアやスペインの国債購入がなければ、ユーロや資源国通貨などが下落してもおかしくない状況だったことから、格付け会社S&Pによるユーロ圏15カ国やEFSFの格下げが実施された場合には、リスク回避の動きが強まり、ドルと円が買われ、ユーロや資源国通貨が売られる流れになると思います。

また、今週は米国で公開市場委員会(13日)が開催されますし、米国の小売売上高(同13日)、NY連銀製造業景気指数(15日)、フィラデルフィア連銀製造業景気指数(同15日)、米消費者物価指数(16日)の発表が予定されています。ヨーロッパでは、独ZEW景況感調査(13日)、日本では日銀短観(15日)があります。公開市場委員会(FOMC)でQE3の時間軸が先に延びたり、QE3そのものの可能性が極めて低くなったりした場合には、株価の下落につながる可能性があり、リスク回避の動きになると思います。一方で、米国の経済指標が良い内容となり、FOMCの内容に変更がない場合には、リスク志向の動きからユーロや資源国通貨が買われると思います。

■今週の予想レンジ

Ccy Low(下)   High(上)
ドル/円 76.50 78.20
ユーロ/ドル 1.3210 1.3520
ユーロ/円 102.50 105.30
ポンド/円 119.30 123.00
豪ドル/円 78.00 82.00
NZドル/円 58.00 61.50
南アランド/円 9.20 9.90

■日、週、月、年騰落データ Rate ※表をクリックすると拡大します。

■注目イベント
12/12(月)
・ 08:50 日本 11月 国内企業物価指数
・ 09:30 豪 10月 住宅ローン件数
・ 09:30 豪 10月 貿易収支
・ 14:00 日本 11月 消費者態度指数・一般世帯
・ 16:00 ドイツ 11月 卸売物価指数(WPI)
・ 16:45 フランス 10月 経常収支
・ 04:00 米国 11月 月次財政収支
12/13(火)
・ 08:50 日本 10月 第三次産業活動指数
・ 09:01 英国 11月 英王立公認不動産鑑定士協会(RICS)住宅価格指数
・ 09:30 豪 11月 NAB企業景況感指数
・ 15:30 フランス 11月 消費者物価指数(CPI)
・ 18:30 英国 11月 消費者物価指数(CPI)
・ 18:30 英国 11月 小売物価指数(RPI)
・ 19:00 ユーロ圏 12月 ZEW景況感調査
19:00 ドイツ 12月 ZEW景況感調査(期待指数)
22:30 米国 11月 小売売上高
・ 00:00 米国 10月 企業在庫
04:15 米国 米連邦公開市場委員会(FOMC)、終了後政策金利発表
12/14(水)
・ 13:30 日本 10月 鉱工業生産・確報値
・ 17:00 南ア 11月 消費者物価指数(CPI)
・ 17:15 スイス 11月 生産者輸入価格
・ 18:30 英国 11月 失業保険申請件数
・ 18:30 英国 11月 失業率
・ 19:00 ユーロ圏 10月 鉱工業生産
・ 21:00 米国 MBA住宅ローン申請指数
・ 22:30 カナダ 11月 景気先行指数
・ 22:30 カナダ 10月 製造業出荷
・ 22:30 米国 11月 輸入物価指数
・ 22:30 米国 11月 輸出物価指数
12/15(木)
08:50 日本 10-12月期 日銀短観・四半期大企業製造業業況判断
08:50 日本 10-12月期 日銀短観・四半期大企業製造業先行き
・ 17:15 スイス 7-9月期 四半期鉱工業生産
・ 17:30 スイス スイス国立銀行3カ月物銀行間取引金利誘導目標中心値
・ 18:30 南ア 11月 卸売物価指数(PPI)
・ 18:30 英国 11月 小売売上高指数
・ 19:00 ユーロ圏 11月 消費者物価指数(HICP、改定値)
・ 22:30 カナダ 7-9月期 四半期設備稼働率
・ 22:30 米国 11月 卸売物価指数(PPI)
・ 22:30 米国 11月 卸売物価指数(PPIコア指数、食品・エネルギー除く)
・ 22:30 米国 7-9月期 四半期経常収支
22:30 米国 12月 ニューヨーク連銀製造業景気指数
・ 22:30 米国 前週分 新規失業保険申請件数
・ 23:00 米国 10月 対米証券投資(短期債除く)
23:15 米国 11月 鉱工業生産
・ 23:15 米国 11月 設備稼働率
00:00 米国 12月 フィラデルフィア連銀製造業景気指数
12/16(金)
・ 16:45 フランス 12月 企業景況感指数
・ 19:00 ユーロ圏 10月 貿易収支
・ 22:30 カナダ 10月 対カナダ証券投資額
22:30 米国 11月 消費者物価指数(CPI)
経済指標の詳細はFXmuseumのFXカレンダーを参照してください。

2011年12月10日 (土)

シカゴ通貨先物非商業ポジション(12/6現在)

こんばんは。ようやくPCのリカバリーが終わり、主要なソフトのインストールも終了しました。

9日に発表された6日現在のシカゴIMMの非商業(投機)ポジションでは、ドルが150.6億ドルの買い超し、円は4,783.9億円の買い超し(ドルでは61.6億ドルの売り超し)に減少、ユーロは119.8億ユーロの売り超し(ドルでは160.5億ドルの買い超し)に減少となりました。また、豪ドルは29.8億豪ドルの買い超し(ドルでは30.5憶ドルの売り超し)に増加、NZドルは3.9億NZドルの買い超し(ドルでは3.0億ドルの売り超し)の増加となりました。

今週はECB理事会やEUサミットが控えていたこともあり、ユーロに対する警戒感があるものの、ECB理事会で非伝統的な金融政策に踏み込む、ECBによる国債買い入れ額の増額が示されるとの期待が出たことやEUサミットで仏独首脳が合意した財政規律の合意が得られるのではないかとの期待感からユーロのショートポジション(売り)が小幅減少しましたが、かなりのショートは残っているままです。週末に開催されたEU首脳会合で①財政規律の強化②EMSの前倒し③IMFへの2000億ユーロ融資による欧州への支援強化が決まりました。これにより、市場の不安感が後退すれば、ユーロのショートポジションが巻き戻される可能性がありますが、格付け機関S&Pがどのような評価(ユーロ圏15カ国やEFSFの格下げを実施するか)を行うかがありますので、なかなかショートポジションの解消にはつながらないものと思います。また、円はネットのロングポジション(買い)がジワリジワリと解消されていますが、これはショートポジションの増加によるもので、ロングポジションはそれほど変化がありません。これは、欧州の債務危機により、日本の国債が下落(金利は上昇)したことによるものと見られますので、欧州の債務危機がEUサミットにより緩和されているようであれば、ロングの解消が進み円安に振れる可能性があります。

■シカゴIMM非商業ポジション

項目 Net(ネット) Dif(増減) Long(買) Short(売) All(総取組)
JPY 33,680 5,603 49,916 16,236 66,152
EUR -76,147 -21,890 24,048 100,195 124,243
GBP -32,864 -3,742 23,355 56,219 79,574
CHF -1,904 -4,066 5,308 7,212 12,520
CAD -17,215 -1,647 28,819 46,034 74,853
AUD 24,330 -2,686 57,352 33,022 90,374
NZD 10,614 -936 14,255 3,641 17,896
MXN 33,680 5,603 49,916 16,236 66,152
source:CFTC

【USD】 USD source:CFTC

ドルは46,978コントラクトのロング減少の119,613コントラクトのロングとなりました。
※ドルのポジションは円、ユーロをはじめ、メキシコペソまでを合計して算出しています。レートはFRBのメジャーカレンシーインデックスを使用しています。

【JPY】 Blog20111210_02 source:CFTC

円は2,276コントラクトのロング減少の38,271コントラクトのロングとなりました。

【EUR】 EUR source:CFTC

ユーロは8,488コントラクトのショート減少の95,814コントラクトのショートとなりました。

【CAD】 CAD source:CFTC

カナダドルは6,698コントラクトのショート減少の20,171コントラクトのショートとなりました。

【NZD】 NZD source:CFTC

NZドルは139コントラクトのロング増加の3,857コントラクトのロングとなりました。

他のIMM通貨先物のポジション動向は上田ハーローレポートのシカゴIMM非商業ポジションを参照してください。(21日更新)

2011年12月 9日 (金)

12/9 本日の戦略-EUサミット失望ならユーロ圏の格下げリスク増大-

おはようございます。昨日はドラギECB総裁の一言から流れが大きく変わりましたね。NHKの朝のラジオでの解説も欧州問題ばかりです。

■変化率から見た前日の通貨の強弱
円>ドル>ポンド>ユーロ>NZドル>豪ドル
※ ">" の左側の通貨が右側の通貨より強いことを示しています。

■本日の見通し
昨日は、ドラギECB総裁の定例記者会見で、ECBによる国債購入拡大が否定されたことから、市場が失望し、ユーロや資源国通貨などが売られ、ドルや円が買われるリスク回避の典型的なパターンとなりました。また、欧州銀行監督機構(EBA)は欧州の銀行の資本不足額を合計で1147億ユーロと発表しました。主要な銀行の不足額は下の票の通りです。

■欧州銀行監督機構(EBA)が発表した欧州の大手銀行の資本不足額

銀行名 不足額
サンタンデール スペイン 153億ユーロ
ウニクレディト イタリア 80億ユーロ
デクシア ベルギー 63億ユーロ
BBVA スペイン 63億ユーロ
コメルツ ドイツ 53億ユーロ
ドイツ ドイツ 32億ユーロ
ソシエテジェネラル フランス 21億ユーロ
BNPパリバ フランス 15億ユーロ



本日はEU首脳会合2日目となり、市場は何らかの合意がなされることが期待されますが、各国が置かれている状況が異なるため、先般ドイツとフランスで合意された財政規律の案も合意に至る可能性は低いのではないかと思われます。市場が求めているのはECBによる最後の貸し手としての機能強化やECBがIMFを通じて融資を行うという直接的な危機を食い止める手段だと思います。今回の会合でも進展がなければ、S&Pなどの格付け機関から格付けが引き下げられる可能性が高まり、リスク回避の動きが長期化すると思います。米国が格下げされた時は影響は一時的でしたが、これとは異なり、ユーロ圏の場合は、EFSFの資金確保の問題など高債務国の救済の道筋が狂う可能性があり、危機が深刻化するものとみられます。資源国通貨なども同様に下振れのリスクが伴っています。

ドル/円は昨日、ダウ・ジョーンズの報道で本国投資法(HIA2)の法案が成立する見込みがなくなったことも一部材料視され、一時77.13円まで下落しました。ただ、77円台前半では底堅く推移しています。発表された米新規失業保険申請件数も40万件を大幅に下回る38.1万件となりました。クリスマス商戦のため、雇用が伸びていると思いますが、失業者の減少はいい兆候とみられますので、欧州が混迷を深めた場合にはドルが買われるものと思います。

■EURUSD 日足(一目均衡表、ストキャスティックス) EURUSD source:uedaharlowfx
ユーロ/ドルは一目均衡表(日足)では三役逆転(転換線が基準線の下、実勢レートが雲の下、遅行線が日々線の下)が継続しています。昨日の引値が転換線を下抜けしたことから、本日、転換線が抵抗となった場合には下落が継続すると思います。まずは11/25の1.3212ドルを目指すと思いますが、これを下抜ければ10/4の安値の1.3146ドルを試すと思います。

■本日のテクニカルでの注目点(矢印はトレンドの方向を予想しています)
ポンド/ドル 21日移動平均線を下抜け
豪ドル/円 一目均衡表(日足)の転換線が基準線を上抜け、雲の上から中へ
豪ドル/米ドル 一目均衡表(日足)の転換線が基準線を上抜け、雲の上から中へ
カナダドル/円 一目均衡表(日足)の雲を下抜け
南アランド/円 一目均衡表(日足)の基準線を下抜け

■変動率からの予想レンジ 07:55→NYクローズ

Ccy 予想レンジ
USDJPY 77.39 ~ 77.84
EURJPY 102.91 ~ 104.00
GBPJPY 120.66 ~ 121.78
AUDJPY 78.22 ~ 79.42
NZDJPY 59.45 ~ 60.29
CADJPY 75.36 ~ 76.22
ZARJPY 9.25 ~ 9.44
NOKJPY 13.28 ~ 13.46
MXNJPY 5.58 ~ 5.67
HKDJPY 9.92 ~ 9.99
SGDJPY 59.55 ~ 60.08
EURUSD 1.3253 ~ 1.3409

■前日のサマリー
昨日の東京時間帯は発表された豪11月の新規失業者数が市場予想に反して減少していたことから豪ドルが主要通貨に対して売られましたが、ドル/円は77.59円~77.70円の極めて狭いレンジ、ユーロ/ドルは1.3392ドルから1.3412ドルのレンジ、ユーロ/円も103.98円~104.16円のレンジとなりました。ロンドン時間序盤ではユーロ/ドルが1.3430ドル、ユーロ/円が104.22円まで上昇しましたが続かず、リスク回避の動きとなり、ドル/円はストップロスを巻き込んで77.31円、ユーロ/ドルは1.3380ドル、ユーロ/円は103.50円まで下落しました。NY時間にはECB理事会で政策金利を0.25%引き下げたものの、ドラギECB総裁が「ECBは銀行支援で批評人的措置を採用」「銀行向け3年もの資金供給を実施する」「ECBは銀行向け融資で担保基準を緩和する」などと発言したことを好感して、ユーロ/ドルは1.3460ドル、ユーロ/円は103.91円まで上昇しました。しかし、「ECBによる国債購入拡大を先週示唆した覚えはない」などと同総裁が発言したことから、ユーロ/ドルが1.3289ドル、ユーロ/円が103.00円まで反転急落、ドル/円は本国投資法の成立が困難との報道もあり、77.13円まで下落しました。ドル/円は新規失業保険申請件数が市場予想よりよかったことで77.79円まで上昇しました。クローズにかけては、「ESMに銀行免許を付与し、救済ファンドは資本構成を変更する銀行に直接注入する可能性」と当局者が発言したことで、ユーロが買い戻され、ユーロ/ドルが1.3375ドル、ユーロ/円は103.85円まで上昇しましたが、ドイツがこの案を否定したことで、戻りも限られました。
クローズはドル/円が77.65円、ユーロ/ドルが1.3409ドル、ユーロ/円は104.14円。

■株価(bloomberg.co.jp)

Index 引値 前日比
日経225 8664.58 -57.59
FTSE100(英) 5483.77 -63.14
DAX(独) 5874.44 -120.29
NYダウ(米) 11997.70 -198.67
S&P500(米) 1234.35 -26.66
NASDAQ(米) 2596.38 -52.83

■金利(bloomberg.co.jp)

Country 利回り 前日比
米10年債 1.97 -0.06
日本10年債 1.043 -0.002
英10年債 2.12 -0.12
独10年債 2.01 -0.09

■コモディティ価格

Commodities 引値 前日比
NY金(期近) 1713.40 -31.40
NY原油(期近) 98.34 -2.15

■本日の指標発表(FXミュージアムより)
・ 12/9(金)
・ 08:50 日本 10-12月期 四半期法人企業景気予測調査・大企業業況判断指数(BSI)
・ 08:50 日本 7-9月期 四半期実質国内総生産(GDP、改定値)
・ 08:50 日本 11月 マネーストックM2
・ 16:00 ドイツ 10月 経常収支
16:00 ドイツ 10月 貿易収支
・ 16:00 ドイツ 11月 消費者物価指数(CPI、改定値)
・ 16:45 フランス 10月 鉱工業生産指数
・ 16:45 フランス 10月 財政収支
・ 18:00 ユーロ圏 クノット・オランダ中銀総裁講演
・ 18:00 ユーロ圏 ノボトニー・オーストリア中銀総裁講演
・ 18:30 英国 11月 卸売物価指数(食品、エネルギー除くコアPPI)
・ 18:30 英国 10月 貿易収支
・ 22:30 カナダ 7-9月期 四半期労働生産性指数
・ 22:30 カナダ 10月 貿易収支
22:30 米国 10月 貿易収支
23:55 米国 12月 ミシガン大学消費者態度指数・速報値
・ 00:15 プラート欧州中央銀行(ECB)理事講演
未定 欧州連合(EU)首脳会議

ピボットポイントなどは山内俊哉のココに注目!もご覧ください

2011年12月 8日 (木)

12/8 本日の戦略-ECBの0.25%利下げは織り込み済み、アナウンスに注目-

おはようございます。というより、もうすぐお昼ですね。天気も悪く気温も上がりませんね。今、南アのダーバンでCO2排出削減のポスト京都議定書を巡る話し合いが行われていましたが、新たな枠組みは正式に採決が見送られたようで残念です。

■変化率から見た前日の通貨の強弱
ポンド>豪ドル>ユーロ>円>ドル>NZドル
※ ">" の左側の通貨が右側の通貨より強いことを示しています。

■本日の見通し
本日はECB理事会、EU首脳会合(9日まで)と大きなイベントがあります。ECB理事会では、先月に続き0.25%の利下げを実施する可能性が高いと思います。また、資金供給も対象担保の拡大などが決定されると思います。ただ、市場はECBによる高債務国の国債買い入れなどのために、規模拡大やIMFへの融資などの積極的なスタンスを取るかどうかに注目していることから、これまでのスタンスを繰り返すにとどまるとすると、失望感からユーロは売られやすくなると思いますが、EU首脳会合への期待が残ることも考えられますし、格付け会社がこのタイミングで格下げを行ってくるとも思えませんので、大きくは崩れないものと思います。

本日は豪11月の失業率と新規雇用者数が発表され、内容は失業率が5.3%、新規雇用者数が6,300人の減少となりました。単月だけでの判断は難しいですが、中国のPMIの悪化やユーロ圏のリスクも残っていることから、10-12月期のGDPは悪化すると見られます。このため、比較的しっかりした動きとなっています豪ドルも下落リスクが伴い、足許ではEU首脳会合の結果を受けて、株価が下落するようなことがあれば、豪ドルなどのクロス円通貨は下落する可能性が高いと思います。

ドル/円は引き続きレンジの動きで、78円を上に抜けるよりも77.50円を下に抜けるような気がします。昨日実施されたドイツ国債(5年債)の入札で、目標額の50億ユーロに対して86億憶ユーロ調達できたことで、債券市場が落ちつけを取り戻しつつあると見られますので、リスク回避のときは円の方が買われやすいと思います。

■EURJPY 日足(一目均衡表、ストキャスティックス) EURJPY source:uedaharlowfx
ユーロ/円は11/25の安値の102.49円と12/2の高値の105.64円のレンジではあるものの、一目均衡表(日足)の転換線が切り上がったことによる同線の下抜け、遅行線が日々線(ロウソク足)と雲の下を推移していることから、下落する可能性が高いと思います。前出安値の102.49円を下に抜けると10/4の安値の100.74円を目指すものと思います。逆に上昇した場合には105.37円が抵抗となると思います。

■本日のテクニカルでの注目点(矢印はトレンドの方向を予想しています)
ポンド/ドル 21日移動平均線を上抜け
ポンド/円 21日移動平均線を上抜け
ユーロ/ポンド 21日移動平均線、一目均衡表(日足)を下抜け
豪ドル/米ドル 一目均衡表(日足)の雲の上へ

■変動率からの予想レンジ 10:03→NYクローズ

Ccy 予想レンジ
USDJPY 77.43 ~ 77.88
EURJPY 103.54 ~ 104.61
GBPJPY 121.40 ~ 122.50
AUDJPY 79.26 ~ 80.45
NZDJPY 60.02 ~ 60.85
CADJPY 76.41 ~ 77.26
ZARJPY 9.57 ~ 9.76
NOKJPY 13.40 ~ 13.57
MXNJPY 5.67 ~ 5.76
HKDJPY 9.93 ~ 10.00
SGDJPY 60.22 ~ 60.74
EURUSD 1.3328 ~ 1.3482

■前日のサマリー
昨日の東京時間帯はアジアの株価が上昇したものの、ドル/円は77.63円~77.79円でのレンジの動きとなりました。ユーロは1.34ドル近辺から1.3450ドル手前まで上昇、ユーロ/円も104.10円~104.47円のレンジとなりました。ロンドン時間に入ると序盤は欧州株価が堅調に推移したことやドイツ5年債の入札で目標額を上回る額を調達したことから、ユーロ/ドルが1.3454ドル、ユーロ/円が104.52円まで上昇しましたが、ドイツ政府の当局者がEU首脳会議ではIMFの役割を決定しない可能性などと発言したことからユーロ/ドルはNY時間にかけて1.3351ドルまで下落、ユーロ/円も103.78円まで下落しました。ドル/円は77.66円~77.79円のレンジ。その後、ECBが融資での担保基準緩和を計画、2年もの融資を検討との関係者発言があったことやG20がIMFに6000億ドルの融資検討と日経新聞電子版が報じたことで、リスク志向の動きとでドルと円が売られ、ドル/円は77.63円へ下落、ユーロ/ドルは1.3427ドル、ユーロ/円は104.23円まで上昇しました。しかし、格付け機関S&Pが欧州連合、欧州の大手銀行の格付けを引き下げ視野に検討とのアナウンスやG20の融資報道をIMFが否定したことで戻りも限られました。また、この日発表された豪7-9月期のGDPが予想よりよかったことで、主要通貨に対しては強含みました。
クローズはドル/円が77.65円、ユーロ/ドルが1.3409ドル、ユーロ/円は104.14円。

■株価(bloomberg.co.jp)

Index 引値 前日比
日経225 8722.17 147.01
FTSE100(英) 5546.91 -21.81
DAX(独) 5994.73 -34.09
NYダウ(米) 12196.37 46.24
S&P500(米) 1261.01 2.54
NASDAQ(米) 2649.21 -0.35

■金利(bloomberg.co.jp)

Country 利回り 前日比
米10年債 2.03 -0.06
日本10年債 1.045 0.000
英10年債 2.23 -0.02
独10年債 2.10 -0.08

■コモディティ価格

Commodities 引値 前日比
NY金(期近) 1744.80 13.00
NY原油(期近) 100.49 -0.79

■本日の指標発表(FXミュージアムより)
12/8(木)
・ 14:00 日本 11月 景気ウオッチャー調査-現状判断DI
・ 15:30 フランス 7-9月期 非農業部門雇用者・改定値
・ 16:20 豪 スティーブンス豪準備銀行(中央銀行)総裁講演
21:00 英国 イングランド銀行(BOE、英中央銀行)金利発表
21:45 ユーロ圏 欧州中央銀行(ECB)政策金利
・ 22:15 カナダ 11月 住宅着工件数
・ 22:30 カナダ 10月 新築住宅価格指数
・ 22:30 米国 前週分 新規失業保険申請件数
・ 00:00 米国 10月 卸売在庫
・ 00:30 ユーロ圏 コンスタンシオECB副総裁講演

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2011年12月 7日 (水)

12/7 本日の戦略-明日以降に重要イベントのため、様子見か-

おはようございます。明治の粉ミルクからの放射性セシウムの検出は、検出された工場が自宅から1km以内にあるだけにちょっとびっくりしました。ただ、ミルクを飲まれるお子様がいらっしゃる方々はもっとショックでしょうね。

■変化率から見た前日の通貨の強弱
円>ユーロ>ドル>NZドル>豪ドル>ポンド
※ ">" の左側の通貨が右側の通貨より強いことを示しています。

■本日の見通し
昨日は、思ったほどに欧州の債券(特にドイツ)は売られませんでした。NY時間にでた期待を持たせるいくつかの材料(ユーロ共同債の発行は可能、救済基金の規模倍増を協議している、ドイツ派救済への投資家の参加を断念)が、今週後半に行われるEUサミットへの希望をつないだものと思います。ただ、一方では、格付け機関S&PがEFSF債の一段階もしくは二段階の格下げを示唆する発言をしており、EUサミット巡っての緊張が続いています。仮に「AAA」の格下げが引き下げられた場合には、ユーロ共同債ですら資金を集めにくくなると予想されるため、大きなダメージとなると思います。米国が「AAA」から格下げされた後のドルの動きとは、ユーロは異なる動きとなり、ユーロ離れが進む可能性が高いと思っています。S&Pは米国の格下げをした際も、債務上限引き上げ法案は可決に手間取った政治リスクを要因に挙げていることから、EUサミットで何も決まらなかった場合には、格下げリスクが高まり、格下げまでにはそれほど長い時間がかからないもと思います。仮にドイツが格下げされた場合には、時間はある程度必要ですが、ユーロ/ドルは1.3ドル割れ、ユーロ/円は100円割れとなると思います。

一方、本日は豪7-9月のGDPが発表されます。市場の予想は小幅の悪化です。豪の成長の鈍化が示されると更に利下げの可能性も出てくると思われるため、豪ドルの戻りも限定的になるのではないでしょうか。また、18:30には英鉱工業生産の発表が予定されています。その他では注目される経済指標の発表がないため、欧州の債券市場、欧米の株式市場の動き次第となりますが、明日のECB理事会などを控えているため、大きく方向性が出るとは思えません。

ドル/円は昨日78円に届きませんでした。欧州の格下げ懸念ながら、債券相場が比較的しっかりしたこともあり、円を売りにくくなっているようにも見えます。また、12月のドルの調達もそろそろ終わりに近付いているのかもしれません。リスク回避になった場合には、ドルよりも円が買われやすくなる可能性があり77円割れを試すかもしれません。

■USDJPY 日足(一目均衡表、ストキャスティックス) USDJPY source:uedaharlowfx
ドル/円は一目均衡表(日足)の遅行線が雲の中を推移するとともに日々線(ロウソク足)の下を推移しています。日々線の上にでる可能性がありますが、雲を抜け出れなければ下落する可能性が高いと思います。実勢レートでも雲の幅がないため、特に雲がサポートとして機能するとは考えにくいです。下落した場合には11/18の安値の76.57円近辺が目処となると思います。また、11/19の高値の78.28円を上抜けた場合には上昇に転じると思います。

■本日のテクニカルでの注目点(矢印はトレンドの方向を予想しています)
ポンド/ドル ストキャスティックス(スロー)がデッドクロス
豪ドル/円 ストキャスティックス(スロー)がデッドクロス
NZドル/円 ストキャスティックス(スロー)がデッドクロス
豪ドル/米ドル 一目均衡表(日足)の雲を上から中へ

■変動率からの予想レンジ 08:44→NYクローズ

Ccy 予想レンジ
USDJPY 77.48 ~ 77.94
EURJPY 103.49 ~ 104.58
GBPJPY 120.60 ~ 121.68
AUDJPY 78.88 ~ 80.10
NZDJPY 60.07 ~ 60.90
CADJPY 76.45 ~ 77.31
ZARJPY 9.54 ~ 9.74
NOKJPY 13.37 ~ 13.55
MXNJPY 5.69 ~ 5.78
HKDJPY 9.94 ~ 10.01
SGDJPY 60.20 ~ 60.73
EURUSD 1.3314 ~ 1.3470

■前日のサマリー
昨日の東京時間帯はオープン前に格付け機関S&Pがユーロの15カ国の格付けを引き下げる可能性があることを示唆したため、アジアの株価が下落したことで、ドルと円が買われ、ドル/円は一時77.68円まで下落、ユーロ/ドルは1.34ドル近辺から1.3361ドル、ユーロ/円は104.25円近辺から103.88円まで下落しました。ドル/円は一時77.85円まで戻す場面が見られましたが、77円台後半では上値が重くなりました。また、豪準備銀行(RBA)が政策金利を0.25%引き下げ、声明でも「緩やかな利下げの余地」としたことで、豪ドルは対ドルで1.0154ドル、対円で78.93円まで下落しました。ロンドン時間に入ると序盤こそ、欧州の債券と株が売られたことで、リスク回避のドル買いと円買いが強まり、ドル/円が77.64円、ユーロ/ドルが1.3334ドル、ユーロ/円が103.63円まで下落したものの、独製造業受注の内容が良かったことなどから、ユーロ/ドルは1.3428ドル、ユーロ/円は104.33円まで反発しました。NY時間に入るとS&PがEFSF債の引き下げの可能性を示唆すると、再びユーロ売りとなり、対ドルで1.3361ドル、対円で103.85円へ下落、ドル/円は77.84円へ上昇しました。その後は、「ファンロンパイEU大統領がユーロ圏共同債の発行に関して長期的には可能と提案」-暫定報告書とのニュースが出たことや「EUが救済基金の規模倍増を協議している」と英FTが報じたこと、「ドイツは救済への投資家の参加を断念することの合意」とフィロン仏首相が発言したことから、リスク回避の巻き戻しとなり、ドル/円は77.68円へ下落、ユーロ/ドルは1.3420ドル、ユーロ/円は104.26円まで上昇しました。
クローズはドル/円が77.71円、ユーロ/ドルが1.3399ドル、ユーロ/円は104.13円。

■株価(bloomberg.co.jp)

Index 引値 前日比
日経225 8575.16 -120.82
FTSE100(英) 5568.72 0.76
DAX(独) 6028.82 -77.27
NYダウ(米) 12150.13 52.30
S&P500(米) 1258.47 1.39
NASDAQ(米) 2649.56 -6.20

■金利(bloomberg.co.jp)

Country 利回り 前日比
米10年債 2.09 0.05
日本10年債 1.045 -0.009
英10年債 2.25 -0.10
独10年債 2.18 -0.02

■コモディティ価格

Commodities 引値 前日比
NY金(期近) 1731.80 -2.70
NY原油(期近) 101.28 0.29

■本日の指標発表(FXミュージアムより)
2/7(水)
・ 08:50 日本 11月 外貨準備高
09:30 豪 7-9月期 四半期国内総生産(GDP)
・ 14:00 日本 10月 景気一致指数(CI)・速報値
・ 14:00 日本 10月 景気先行指数(CI)・速報値
・ 15:45 スイス 11月 失業率
・ 16:45 フランス 10月 貿易収支
・ 18:30 英国 10月 鉱工業生産指数
・ 18:30 英国 10月 製造業生産指数
20:00 ドイツ 10月 鉱工業生産
・ 20:00 南ア 10月 小売売上高
・ 21:00 米国 MBA住宅ローン申請指数
・ 22:30 米国 ラスキン米連邦準備理事会(FRB)理事講演
・ 05:00 米国 10月 消費者信用残高

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2011年12月 6日 (火)

12/6 本日の戦略-欧州の債券市場(利回り)に注目か-

おはようございます。PCリカバリーの続きですが、写真は無事でした。blogで使うデータを入れたexcelファイルはダメでした。また、ダウンロードで購入したアプリケーションもダウンロードファイルが残せなかったため、使えなくなってしまいました。大事なファイルはバックアップが必要ですね。

■変化率から見た前日の通貨の強弱
豪ドル>NZドル>円>ポンド>ドル>ユーロ
※ ">" の左側の通貨が右側の通貨より強いことを示しています。

■本日の見通し
本日朝方に格付け機関S&Pがユーロ15カ国を格下げ方向で見直すことにしました。ドイツ、オーストリア、オランダ、フィンランド、ルクセンブルグ、ベルギーは一段階の引き下げの可能性、フランス、イタリアなどは二段階の引き下げの可能性があることが示されました。本日の欧州の債券市場がこれを受けて下落するのか、材料視しないのかにより、為替市場の動きには大きな差が出ると思われます。債券が売られ(利回り)が上昇すると、株価の下落から、豪ドルやユーロなどは下落すると思われますが、債券市場が無反応に近ければ、ユーロや豪ドルが買われることになると思います。早ければ、今週末のEUサミットで何も決まらなかった場合などに格下げが実施されるものと思います。

一方、本日は豪準備銀行(RBA)が政策金利を発表します。豪準備銀行は1月に金融政策会合を行う予定がなく、次回会合は2月となることから、欧州への不透明感が強い中なので、予防的に0.25%の利下げを実施してくる可能性が高いと見ていますが、先月は据置も議論されていたことから、据え置く可能性もゼロではありません。また、豪準備銀行の政策スタンスは今回も発表されないものと思います。これとは別になりますが、昨日に豪ドル/円と豪ドル/米ドルがNR7(過去7日間で変動幅が最も少ない日)となりました。こうしたときは、方向は別として価格が大きく動きますのでご注意ください。

一方、ドル/円は78円台では上値が重く、77円台では下値が堅くなっています。ドル/円には市場関係者は欧州の動向に注目しているため、手掛かりが少なく、しばらくはレンジの動きとなると思いますが、市場がリスク回避の動き、ドルの資金需要が減少すれば、円がドルより強くなると見られるため、やや円高気味で推移するのではないかと見られます。

■ZARJPY 日足(一目均衡表、ストキャスティックス、トレンドライン) ZARJPY source:uedaharlowfx
南アランド/円は9/1の高値の11.01円と10/31の高値の10.15円を結んだトレンドラインの延長上で上抜けを試そうとしています。上に抜ければ10円を目指して上昇すると見られますが、一目均衡表(日足)の雲、遅行線に対する日々線(ロウソク足)が抵抗として存在していること、ストキャスティックス(スロー)がデッドクロスしていることから、戻りいっぱいで下落する可能性が高いと思います。まずは、転換線の9.36円か10/20の安値の9.26円を試すものと思われます。

■本日のテクニカルでの注目点(矢印はトレンドの方向を予想しています)
ユーロ/円 21日移動平均線を下抜け
ポンド/円 一目均衡表(日足)の雲を下抜け
カナダドル/円 一目均衡表(日足)の基準線を下抜け、ストキャスティックス(スロー)がデッドクロス
ユーロ/ポンド 21日移動平均線を下抜け
南アランド/円 一目均衡表(日足)の雲を下抜け
豪ドル/米ドル 一目均衡表(日足)の雲を上抜け

■変動率からの予想レンジ 08:01→NYクローズ

Ccy 予想レンジ
USDJPY 77.57 ~ 78.02
EURJPY 103.61 ~ 104.71
GBPJPY 121.13 ~ 122.22
AUDJPY 79.21 ~ 80.42
NZDJPY 60.16 ~ 60.99
CADJPY 76.03 ~ 76.89
ZARJPY 9.53 ~ 9.72
NOKJPY 13.35 ~ 13.53
MXNJPY 5.67 ~ 5.76
HKDJPY 9.96 ~ 10.03
SGDJPY 60.38 ~ 60.90
EURUSD 1.3311 ~ 1.3470

■前日のサマリー
昨日の東京時間帯はモンティ伊首相が総額300億ユーロの包括案は法令として内閣が承認したと発表したものの、反応は限定的でした。5・10日ということもあり、仲値に向けたドル買いからドル/円は78.11円まで上昇しましたが続かず、77.93円まで下落、ユーロ/円も104.77円まで上昇したものの、104.49円まで下落しました。ユーロ/ドルは1.3398ドルから1.3419ドルのレンジの動きとなりました。ロンドン時間に入ると
クローズはドル/円が77.79円、ユーロ/ドルが1.3398ドル、ユーロ/円は104.25円。

■株価(bloomberg.co.jp)

Index 引値 前日比
日経225 8695.98 52.23
FTSE100(英) 5567.96 15.67
DAX(独) 6106.09 25.41
NYダウ(米) 12097.83 78.41
S&P500(米) 1257.08 12.80
NASDAQ(米) 2655.76 28.83

■金利(bloomberg.co.jp)

Country 利回り 前日比
米10年債 2.04 0.01
日本10年債 1.054 -0.016
英10年債 2.34 0.06
独10年債 2.20 0.07

■コモディティ価格

Commodities 引値 前日比
NY金(期近) 1734.50 -16.80
NY原油(期近) 100.99 0.03

■本日の指標発表(FXミュージアムより)
12/6(火)
・ 09:01 英国 11月 英小売連合(BRC)小売売上高調査
・ 09:30 豪 7-9月期 経常収支
・ 12:30 豪準備銀行(中央銀行)政策金利発表
・ 17:00 ユーロ圏 クーン・ベルギー中銀総裁講演
・ 17:15 スイス 11月 消費者物価指数(CPI)
・ 19:00 ユーロ圏 7-9月期 四半期域内総生産(GDP、改定値)
・ 20:00 ドイツ 10月 製造業新規受注
・ 22:30 カナダ 10月 住宅建設許可件数
・ 23:00 カナダ カナダ銀行政策金利
・ 00:00 カナダ 11月 Ivey購買部協会指数
・ 00:00 米国 タルーロ米連邦準備理事会(FRB)理事講演

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2011年12月 5日 (月)

12/5 本日の戦略-依然として主導はユーロ、仏独首脳会談に注目か-

おはようございます。自宅PCのリカバリーですが、だいたい3割程度終わりました。ファイルのバックアップを取り、工場出荷状態に戻しました。vista sp2にupdateして、これから使っているOfficeなどのアプリケーションをセットアップします。ハードディスクの容量が大きいため、当初思っていたよりかなり時間がかかりました。あと一息といったところです。

■変化率から見た前日の通貨の強弱
ドル>NZドル>豪ドル>ユーロ>円>ポンド
※ ">" の左側の通貨が右側の通貨より強いことを示しています。

■本日の見通し
週末に発表された米国の雇用統計は失業率が8.6%と大幅に改善しました。ただし、内容をよく見てみると、労働力人口が31.5万人減少、失業者数は59.4万人減少と労働力人口と失業者数がが大幅に減少したため失業率が低下しました。労働力人口の減少は、求職をあきらめた人たちが多数を占めている可能性があるため、市場は失業率のていには大きく反応を示しませんでした。また、この時期はクリスマス商戦での求人も多いと見られることから、今後の推移をみることと、8.6%の失業率が決して低くないということを考えると、米国の景気が回復傾向はかなり遅いと言えると思います。今後も失業率などが改善しない場合は、QE3の可能性が残ると見られ、中長期的にはドル安になりやすいと思います。足許では円安にもなりやすい地合いであることから、ドル/円の76円から77円台は底堅いと見られます。

一方、ユーロについては、週末の欧州時間にECBのIMF経由での融資の提案作りが承認されたとのニュースが関係者の話としてなされました。本日、フランスとドイツの首脳会談が開催されます。ドイツは信頼回復のための財政ルールの厳格化を通じた長期的なアプローチが必要と発言しています。このため、本日の首脳会談ではECBによるIMFを通じた救済策やユーロ共同債の導入については否定的な見方を示す可能性もあり、高債務国の国債が再び上昇する可能性があり、リスク回避のドル買いにつながる可能性があります。また、週末のスペインの格下げの噂など、こうした噂が出やすいことから、今週週末に予定されているユーロ圏サミットを前にして市場は不安定な動きが続くと思います。

■NZDUSD 日足(一目均衡表、ストキャスティックス、トレンドライン) NZDUSD source:uedaharlowfx
NZドル/米ドルは0.78ドル台で底堅く推移していますが、ストキャスティックス(スロー)が80以上でデッドクロスしそうになっていることから調整が出やすい環境にあります。デッドクロスした場合には一目均衡表(日足)の転換線となる0.7602ドル近辺までの下落があると思われますが、ここで下げ止まれば、8/31の高値の0.8569ドルと10/28の高値の0.8240ドルを結んだトレンドラインと一目均衡表(日足)の雲の上限近辺となる0.8018ドル近辺まで上昇する可能性があります。

■本日のテクニカルでの注目点(矢印はトレンドの方向を予想しています)
ポンド/円 ストキャスティックス(スロー)がデッドクロス
ユーロ/スイス 21日移動平均線を上抜け

■変動率からの予想レンジ 08:16→NYクローズ

Ccy 予想レンジ
USDJPY 77.81 ~ 78.26
EURJPY 103.94 ~ 105.07
GBPJPY 121.15 ~ 122.27
AUDJPY 78.86 ~ 80.12
NZDJPY 60.08 ~ 60.94
CADJPY 76.04 ~ 76.92
ZARJPY 9.56 ~ 9.77
NOKJPY 13.38 ~ 13.56
MXNJPY 5.66 ~ 5.75
HKDJPY 10.00 ~ 10.07
SGDJPY 60.35 ~ 60.92
EURUSD 1.3315 ~ 1.3477

■前日のサマリー
週末の東京時間帯は様子見気分が強く、アジアの株価もまちまちとなったことで、ドル/円は77.73円~77.83円、ユーロ/ドルは1.3448ドル~1.3489ドル、ユーロ/円は104.66円~104.69円のレンジの動きとなりました。ロンドン時間に入ると、ユーロ圏の高債務国の国債利回りが低下、欧州の株価が上昇したことで、ドル/円は78.01円、ユーロ/ドルは1.3538ドル、ユーロ/円は105.44円まで上昇しました。NY時間帯では、発表された米国の雇用統計が非農業部門雇用者数で12万件増と市場予想から下まわたったものの、失業率は8.6%に大幅な改善を示していたことから、77.85円近辺まで下落していたドルは78.04円まで一時上昇、105.20円まで下落していたユーロ/円は105.72円まで上昇、ユーロ/ドルは1.355ドルまで一時上昇しました。その後、スペインの格付け引き下げの噂が出て、ユーロ/ドルは1.3363ドル、ユーロ/円は104.12円まで下落、ドル/円は78.08円まで上昇、クローズにかけてユーロはやや戻し、ドル/円はやや下落しました。
クローズはドル/円が78.02円、ユーロ/ドルが1.3403ドル、ユーロ/円は104.58円。

■株価(bloomberg.co.jp)

Index 引値 前日比
日経225 8643.75 46.37
FTSE100(英) 5552.29 62.95
DAX(独) 6080.68 44.80
NYダウ(米) 12019.42 -0.61
S&P500(米) 1244.28 -0.30
NASDAQ(米) 2626.93 0.73

■金利(bloomberg.co.jp)

Country 利回り 前日比
米10年債 2.03 -0.05
日本10年債 1.070 0.005
英10年債 2.29 0.03
独10年債 2.13 -0.04

■コモディティ価格

Commodities 引値 前日比
NY金(期近) 1747.00 7.20
NY原油(期近) 100.96 0.76

■本日の指標発表(FXミュージアムより)
12/5(月)
・ 18:00 ユーロ圏 11月 サービス部門購買担当者景気指数(PMI、改定値)
・ 18:30 英国 11月 サービス部門購買担当者景気指数(PMI)
・ 19:00 ユーロ圏 10月 小売売上高
00:00 米国 11月 ISM非製造業景況指数(総合)
・ 00:00 米国 10月 製造業新規受注
・ 02:10 米国 エバンズ米シカゴ連銀総裁講演

ピボットポイントなどは山内俊哉のココに注目!もご覧ください

2011年12月 2日 (金)

12/2 本日の戦略-本日の雇用統計は期待が先行し過ぎか-

おはようございます。ようやく週末ですね。この土日は自宅のPCの修理に充てようと思っています。

■変化率から見た前日の通貨の強弱
ユーロ>ドル>ポンド>円>NZドル>豪ドル
※ ">" の左側の通貨が右側の通貨より強いことを示しています。

■本日の見通し
昨日のスペイン、フランスの国債入札状況を見ていますと、市場は一時の悲観からは落ち着いてきたように見えます。ただ、ドラギECB総裁は「ECBの債券市場への介入は限定的にのみ可能」と発言していることや、メルケル独首相は「ECBの役割は今は拒否、統合強化が先」と発言していることから、ECBの役割変更については、12月9日に開催されるEUサミットでも変更がないものと思われます。また、仏独首脳は来週に「欧州の未来を保証する提案」を行う予定です。市場がこれを評価すれば、和らいだ不安が更に後退すると見られ、リスク志向の動きからユーロやクロス円が買われ、ドルが下落する流れとなると思います。

一方、本日は米国の雇用統計が発表されます。先に発表されていますADP雇用調査が市場予想を上回る結果となったことで、市場は期待感を持っていると思います。市場の事前予想は非農業部門雇用者数が12.5万人の増加、失業率は9.0%です。各雇用指数をみるとフィラデルフィア連銀製造業景気指数が12(前回1.4)、NY連銀製造業計指数が-3.66(前回3.37)、シカゴPMIが56.9(前回62.3)、ISM製造業景気指数が51.8(前回53.5)となっています。このため、見かけよりは良くない可能性もあり、結果が予想通りであった場合には、株価下落からのリスク回避の動きとなると思います。ただ、引き続き市場の関心は欧州にあると見られることで、雇用統計での反応も一時的になるのではないかと思います。

その他の通貨で目立ったところではスイス政府が「スイス政府はスイスフラン高に対抗するスイス中銀をサポートするために追加手段としてマイナス金利を検討するかもしれない」と発言しています。なりふり構わないとも見られるスイスフラン防衛策はまだ続きそうであることから、スイスフランの上値は限定的で、継続しそうです。

■NZDJPY 日足(一目均衡表、ストキャスティックス) NZDJPY source:uedaharlowfx
NZドル/円は11/24の安値の57.03円が目先の底値となり反発し、一目均衡表(日足)の雲の下限のところまで上昇してきています。ただ、遅行線が日々線(ロウソク足)の下を推移していて、ストキャスティックス(スロー)も%Kスロー、%Dスローともに80以上で推移していることから、上昇するにしても一度調整が入るものと思います。目処は転換線の58.89円近辺とみられます。

■本日のテクニカルでの注目点(矢印はトレンドの方向を予想しています)
ユーロ/ポンド 21日移動平均線を上抜け
ユーロ/スイス 一目均衡表(日足)の基準線、雲を上抜け
豪ドル/米ドル 一目均衡表(日足)の雲の上から中へ

■変動率からの予想レンジ 07:52→NYクローズ

Ccy 予想レンジ
USDJPY 77.45 ~ 77.90
EURJPY 103.92 ~ 105.02
GBPJPY 121.26 ~ 122.36
AUDJPY 78.81 ~ 80.06
NZDJPY 59.97 ~ 60.84
CADJPY 76.10 ~ 76.97
ZARJPY 9.47 ~ 9.68
NOKJPY 13.25 ~ 13.44
MXNJPY 5.63 ~ 5.72
HKDJPY 9.94 ~ 10.00
SGDJPY 60.24 ~ 60.81
EURUSD 1.3371 ~ 1.3534

■前日のサマリー
昨日の東京時間帯はアジアの株価が堅調な推移となったことで、朝方に発表された豪の小売売上高が弱かったことや、中国のPMIが50を割り込んでいたいたことをあまり材料視せず、ドル/円は中国指標を受け、一時77.49円まで下落したものの77.72円まで上昇、ユーロ/円は104.27円から104.66円まで上昇、ユーロ/ドルは1.3430ドルから1.3473ドルのレンジとなりましたロンドン時間に入ると、ドラギECB総裁が「ECBの債券市場への介入は限定的にのみ可能」などと発言したことから、ドル/円は77.56円、ユーロ/ドルは1.3417ドル、ユーロ/円は104.22円まで下落しましたが、スペインの国債入札は目標額を調達、応札倍率も2倍を超え好調だったこと、フランス国債入札も前回より利回りが低下していたことなどでユーロが買われ、対ドルでは1.3505ドル、対円では104.98円まで上昇、ドル/円も77.74円まで連れ高となりました。NY時間序盤には、ユーロ/ドルが米新規失業保険申請件数が悪化していたことからリスク回避の動きとなり、ドル/円は77.80円に上昇、ユーロ/ドルは1.3466ドル、ユーロ/円は104.75円へと下落しました。その後発表された米ISM製造業景気指数が予想を上まったことで、ドル/円は77.80円まで再び上昇、ユーロ/ドルは1.3513ドル、ユーロ/円は105.05円まで上昇しましたが、IMF報道官が「イタリアとはいかなる形のIMF融資について協議していない」と発言したことから、ドル/円は77.58円、ユーロ/ドルは1.3443ドル、ドル/円は104.47円まで下落しました。
クローズはドル/円が77.68円、ユーロ/ドルが1.3458ドル、ユーロ/円は104.56円。

■株価(bloomberg.co.jp)

Index 引値 前日比
日経225 8597.38 162.77
FTSE100(英) 5489.34 -16.08
DAX(独) 6035.88 -52.96
NYダウ(米) 12020.03 -25.65
S&P500(米) 1244.58 -2.38
NASDAQ(米) 2626.20 5.86

■金利(bloomberg.co.jp)

Country 利回り 前日比
米10年債 2.09 0.02
日本10年債 1.065 -0.007
英10年債 2.26 -0.05
独10年債 2.17 -0.10

■コモディティ価格

Commodities 引値 前日比
NY金(期近) 1735.30 -10.20
NY原油(期近) 100.20 -0.16

■本日の指標発表(FXミュージアムより)
12/2(金)
・ 08:50 日本 11月 マネタリーベース
・ 08:50 日本 7-9月期 四半期法人企業統計調査
・ 09:30 豪 10月 住宅建設許可件数
・ 17:15 スイス 10月 実質小売売上高
・ 19:00 ユーロ圏 10月 卸売物価指数(PPI)
・ 19:00 ユーロ圏 10月 卸売物価指数(PPI)
・ 21:00 カナダ 11月 失業率
・ 21:00 カナダ 11月 新規雇用者数
22:30 米国 11月 非農業部門雇用者数変化
22:30 米国 11月 失業率
・ 23:00 米国 フィッシャー米ダラス連銀総裁講演
・ 00:00 米国 プロッサー米フィラデルフィア連銀総裁講演
・ 00:00 ユーロ圏 コスタ・ポルトガル中銀総裁講演
・ 02:30 ユーロ圏 シュタルク欧州中央銀行(ECB)理事講演
・ 03:30 米国 ローゼングレン米ボストン連銀総裁講演

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2011年12月 1日 (木)

12/1 本日の戦略-6カ国による通貨スワップ協定効果はいつまでもつか-

おはようございます。本日から12月ですね。2011年もあと1カ月を残すばかりとなりました。光陰矢のごとしという諺もありますし、1年はあっという間ですね。

■変化率から見た前日の通貨の強弱
豪ドル>NZドル>ユーロ>ポンド>円>ドル
※ ">" の左側の通貨が右側の通貨より強いことを示しています。

■本日の見通し
昨日は、中国が預金準備率を0.5%引き下げたことや主要6カ国・地域の中央銀行(日銀、FRB、欧州中銀、英中銀、カナダ中銀、スイス国立銀行)が通貨スワップ協定での金利の0.5%引き下げと期間の6カ月延長(2013年2月1日まで)としたことから、市場はリスク・オンとなり、資源国つの通貨が大幅に上昇、ドルが主要通貨に対して下落しました。通貨スワップ協定の合意により、欧州の金融機関はドルの調達がしやすくなったとは思いますが、これが欧州の債務危機の問題解決には直接つながらないと思われるため、効果がどこまで続くのか疑問に残ります。一時的に、悪い中でのよい材料に反応していると見られるため、昨日低下したイタリアなどの国債利回りが再び上昇するようであれば、懸念が再燃するものと思います。こうした意味では、本日実施されるスペインとフランス国債の入札に注目です。

一方、米国の経済指標は、ADP雇用調査、シカゴPMI、中古住宅販売制約指数ともによい内容となりました。このため、本日22:30に発表されます米新規失業保険申請件数や0:00の米供給管理協会(ISM)製造業指数もよい内容と思われます。このため、足許では米国のQE3の可能性が後退していると思われ、リスク回避の動きからのドル買いで、ドルが円に対して買われる一つの要因となっていると思います。足許ではこうしたよい内容の経済指標に支えれてドルは底堅く推移するものと思います。

来週は豪準備銀行、英中銀、欧州中銀と政策金利の発表が予定されていることで、金融緩和に動いた通貨は売られることになると思います。

■AUDJPY 日足(一目均衡表、エンベロープ) AUDJPY source:uedaharlowfx
ポンド/円は11/24の安値の74.79円から反発、5日連続で上昇、一目均衡表(日足)の雲の上に抜け出て、基準線も上抜けています。また、遅行線も雲の中に入ってきていて、雲を上抜けられれば上昇につながり、10/31の高値の83.96円を目指すものと思います。ただ、ストキャスティックス(スロー)では%Kスローが80を超えてきていることから、短期的には買われ過ぎにもみえます。また、10/17の高値の80.28円とほぼ面を合わせたこともあり、反転下落する可能性もあります。

■本日のテクニカルでの注目点(矢印はトレンドの方向を予想しています)
ドル/円 ストキャスティクス(スロー)がゴールデンクロス
豪ドル/円 21日移動平均線、一目均衡表(日足)の基準線を上抜け
NZドル/円 21日移動平均線を上抜け
豪ドル/米ドル 21日移動平均線、一目均衡表(日足)の基準線、雲を上抜け
NZドル/米ドル 21日移動平均線を上抜け

■変動率からの予想レンジ 08:58→NYクローズ

Ccy 予想レンジ
USDJPY 77.37 ~ 77.85
EURJPY 103.62 ~ 104.80
GBPJPY 121.19 ~ 122.35
AUDJPY 78.97 ~ 80.31
NZDJPY 59.96 ~ 60.89
CADJPY 75.69 ~ 76.63
ZARJPY 9.42 ~ 9.64
NOKJPY 13.31 ~ 13.51
MXNJPY 5.61 ~ 5.71
HKDJPY 9.93 ~ 10.00
SGDJPY 60.17 ~ 60.78
EURUSD 1.3345 ~ 1.3515

■前日のサマリー
昨日の東京時間帯は、ユーロ圏財務相会合でEFSFのレバレッジについて合意されたものの、内容に目新しさがないこともあり、アジアの株価が下落、ドル/円78.12円から77.87円まで下落、ユーロ/ドルは1.33ドル前半からミドルでのレンジ、ユーロ/円は103.75円近辺から104.10円近辺でのレンジの動きとなりました。ロンドン時間には、中国が預金準備率を0.5%引き下げたことから、欧州の株価が上昇、資源国通貨が買われ、ドル/円は78.15円まで上昇、ユーロ/ドルは1.32ドル台後半まで下落、序盤に103.35円まで下落していたユーロ/円は104.03円まで上昇しました。NY時間に入ると、日銀、FRB、カナダ中銀、欧州中銀、スイス中銀、英中銀が現行ののドルスワップ協定の金利を0.5%引き下げることで合意したことを発表、これを好感し、欧米の株価が大幅上昇となると、リスク志向のドル売りとなり、ドル/円はストップロスを巻き込んで77.29円まで下落、ユーロ/ドルは1.3533ドル、ユーロ/円は104.73円まで一時上昇しました。また、その後に発表された米ADP雇用調査も20.6万人の増加となり、シカゴ購買部協会景況感調査も62.6に改善していたことから、ドル/円は77.80円まで戻しました。クローズにかけては、NYダウは490ドル高となったものの、上昇スピードも速かったことなどからユーロはやや上げ幅を縮小しました。
クローズはドル/円が77.60円、ユーロ/ドルが1.3442ドル、ユーロ/円は104.33円。

■株価(bloomberg.co.jp)

Index 引値 前日比
日経225 8434.61 -43.21
FTSE100(英) 5505.42 168.42
DAX(独) 6088.84 288.93
NYダウ(米) 12045.68 490.05
S&P500(米) 1246.96 51.77
NASDAQ(米) 2620.34 104.83

■金利(bloomberg.co.jp)

Country 利回り 前日比
米10年債 2.07 0.08
日本10年債 1.072 0.010
英10年債 2.31 0.08
独10年債 2.27 -0.05

■コモディティ価格

Commodities 引値 前日比
NY金(期近) 1750.30 31.40
NY原油(期近) 100.36 0.57

■本日の指標発表(FXミュージアムより)
12/1(木)
09:30 豪 10月 小売売上高
・ 15:45 スイス 7-9月期 四半期国内総生産(GDP)
17:00 ユーロ圏 ドラギ欧州中央銀行(ECB)総裁講演
・ 17:30 スイス 11月 SVME購買部協会景気指数
・ 18:00 ユーロ圏 11月 製造業購買担当者景気指数(PMI、改定値)
・ 18:30 英国 11月 製造業購買担当者景気指数(PMI)
22:30 米国 前週分 新規失業保険申請件数
・ 23:00 米国 ロックハート米アトランタ連銀総裁講演
・ 23:05 米国 ブラード米セントルイス連銀総裁講演
・ 00:00 米国 10月 建設支出
00:00 米国 11月 ISM製造業景況指数

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2011年11月30日 (水)

11/30 本日の戦略-外国為替平衡操作状況にも注目したい-

おはようございます。昨日、ついに家のPCが壊れてしまいました。リカバリーでは「致命的な欠陥があります」と表示され、Windows vistaが起動しなくなりました。データーだけ取り出して、HDDの取り換えかな?って安易に考えています。

■変化率から見た前日の通貨の強弱
豪ドル>NZドル>ポンド>円>ドル>ユーロ
※ ">" の左側の通貨が右側の通貨より強いことを示しています。

■本日の見通し
ECBは昨日、「債券購入による流動性を完全に不胎化(吸収)できず」と発表、マネタリーの考え方からは、実質の量的緩和となることから、ユーロを押し下げる要因となります。7年物預金の2035億ユーロ入札に対して85銀行が1942億ユーロを応札したものの、93億ユーロが吸収できなかったようです。ECBが不胎化できなかったのは7カ月ぶりとなりますが、今後もこの傾向が続くかどうかが注目されます。次週8日のECB理事会で0.25%の政策金利の引き下げの可能性もあるだけに、ユーロの戻りは良くて1.38ドル程度までと思います。ただ、ECBがIMFを通じてイタリアなどを支援すれば、市場の信頼が回復してくるのではないかと思いますが、ドイツが難色を示すと思いますので、実施にはいくつもの壁がありそうです。

ドル/円はこれまでどちらかというと「円売り」となっていた流れが、格付け機関フィッチによる米国の格付け見通し引き下げから、昨日はドルが弱くなりました。ただ、発表された米コンファレンスボードの消費者信頼感指数は回復傾向を示していたことなど、今週いくつか発表される重要指標にも期待が持てると思います。このため、米経済指標が良ければ「ドル」と「円」が売られる動きになりやすいことから、ドル/円ではドルが上昇、その他ではクロス円の上昇が大きくなるのではないかと思います。まずは本日22:15の米ADP雇用調査に注目です。 また、本日19時には財務省から10/28-11/28の期間の外国為替平衡操作状況(介入実績)が発表されます。約7兆円使ったといわれる10/31の介入とその後の覆面介入が実施されているのか(日ごとの詳細は来年2月発表)がある程度は明らかになるのではないかと思われます。

■GBPJPY 日足(一目均衡表、エンベロープ) GBPJPY source:uedaharlowfx
ポンド/円は11/25に119.37円の安値をつけて上昇しています。一目均衡表(日足)の雲の中を推移しているものの、雲の上限の122.07円を上に抜けるようであれば、基準線の123.35円近辺まで上昇する可能性が高まります。ただ、ストキャスティックス(スロー)の%Kスローが80を超えてきていることや一目均衡表(日足)の遅行線が雲の下限に到達していることから、ここを超えられないと前出の安値となる119.37円近辺を試すと思われます。

■本日のテクニカルでの注目点(矢印はトレンドの方向を予想しています)
豪ドル/円 一目均衡表(日足)の雲の上へ
カナダドル/円 一目均衡表(日足)の雲の下から中へ

■変動率からの予想レンジ 08:35→NYクローズ

Ccy 予想レンジ
USDJPY 77.69 ~ 78.32
EURJPY 103.03 ~ 104.34
GBPJPY 120.86 ~ 122.20
AUDJPY 77.13 ~ 78.47
NZDJPY 58.71 ~ 59.65
CADJPY 74.93 ~ 75.95
ZARJPY 9.20 ~ 9.41
NOKJPY 13.19 ~ 13.40
MXNJPY 5.57 ~ 5.68
HKDJPY 9.94 ~ 10.03
SGDJPY 59.65 ~ 60.36
EURUSD 1.3205 ~ 1.3375

■前日のサマリー
昨日の東京時間は格付け機関フィッチが米国の格付け見通しを「ネガティブ」に変更したこともあり、アジアの株価の上昇に伴い、リスク回避の巻き戻しとなるドル売りとなりました。このため、ドル/円は78.29円まで一時上昇した後は77.89円まで下落、ユーロ/ドルは1.3286ドルから1.3374ドル、ユーロ/円は103.78円から104.40円まで上昇しました。ロンドン時間に入ると、イタリア国債の入札を控えて市場が神経質な動きとなる中で、ユーロが、対ドルでは1.3315ドル、対円では103.63円まで下落する場面が見られましたが、同国国債の入札が無難に終わったことで、市場は安心感からユーロを買い戻する動きで、ユーロ/ドルが1.3442ドル、ユーロ/円が104.40円まで上昇、ドル/円は77.62円まで下落しました。NY時間にはECBが債券購入の完全な不胎化できずとコメント、これを受けてユーロ売りとなり、ユーロ/ドルは1.3295ドル、ユーロ/円は103.45円まで下落しましたが、ECBがイタリア救済に向けIMFへ資金供給の可能性との関係筋からの発言があり、ユーロ/ドルが1.3370ドル、ユーロ/円が104.10円まで戻しました。ドル/円は11月の米消費者信頼感指数が56.0に改善していたことやユーロの弱含みから78.00円を一時回復しました。
クローズはドル/円が77.90円、ユーロ/ドルが1.3312ドル、ユーロ/円は103.72円。

■株価(bloomberg.co.jp)

Index 引値 前日比
日経225 8477.82 190.33
FTSE100(英) 5337.00 24.24
DAX(独) 5799.91 54.58
NYダウ(米) 11555.63 32.62
S&P500(米) 1195.19 2.64
NASDAQ(米) 2515.51 -11.83

■金利(bloomberg.co.jp)

Country 利回り 前日比
米10年債 1.99 0.02
日本10年債 1.062 0.004
英10年債 2.23 -0.04
独10年債 2.32 0.03

■コモディティ価格

Commodities 引値 前日比
NY金(期近) 1713.40 2.60
NY原油(期近) 99.79 1.58

■本日の指標発表(FXミュージアムより)
11/30(水)
・ 08:50 日本 10月 鉱工業生産・速報値
・ 09:01 英国 11月 GFK消費者信頼感調査
・ 09:30 豪 7-9月期 四半期民間設備投資
・ 09:30 ユーロ圏 シュタルク欧州中央銀行(ECB)理事講演
・ 10:00 ユーロ圏 コチャラコタ米ミネアポリス連銀総裁講演
・ 10:30 日本 10月 毎月勤労統計調査
・ 14:00 日本 10月 新設住宅着工戸数
・ 16:45 フランス 10月 卸売物価指数(PPI)
・ 16:45 フランス 10月 消費支出
・ 17:55 ドイツ 11月 失業者数
・ 17:55 ドイツ 11月 失業率
・ 19:00 ユーロ圏 10月 失業率
19:00 ユーロ圏 11月 消費者物価指数(HICP、速報値)
・ 19:00 日本 外国為替平衡操作の実施状況(介入実績)
・ 19:30 スイス 11月 KOF景気先行指数
・ 21:00 米国 MBA住宅ローン申請指数
・ 21:00 南ア 10月 貿易収支
・ 21:30 米国 11月 チャレンジャー人員削減数
22:15 米国 11月 ADP雇用統計
・ 22:30 カナダ 10月 鉱工業製品価格
・ 22:30 カナダ 10月 原料価格指数
・ 22:30 カナダ 9月 月次国内総生産(GDP)
・ 22:30 カナダ 7-9月期 四半期国内総生産(GDP)
・ 23:00 ユーロ圏 コスタ・ポルトガル中銀総裁講演
・ 23:45 米国 11月 シカゴ購買部協会景気指数
・ 00:00 米国 10月 住宅販売保留指数
・ 01:00 英国 マイルズ英中銀金融政策委員会(MPC)委員講演
・ 01:30 米国 プロッサー米フィラデルフィア連銀総裁講演
・ 04:00 米国 米地区連銀経済報告(ベージュブック)

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2011年11月29日 (火)

11/29 本日の戦略-主役はユーロ、ユーロ圏財務相会合とイタリア国債入札に注目-

おはようございます。大阪府と大阪市のダブル選挙は大阪維新の会が圧勝しましたね。閉塞感が強かったとの分析を多く見かけましたが、先週のエコノミスト(毎日新聞社)の中に、閉塞感を持っているのは30代から40代で、20代はむしろ、今の生活に満足しているという内容がありました。危機感や閉塞感を持っている比較的高い年齢層の有権者が変革を望んでいるということですかね。

■変化率から見た前日の通貨の強弱
NZドル>豪ドル>ユーロ>ポンド>ドル>円
※ ">" の左側の通貨が右側の通貨より強いことを示しています。

■本日の見通し
昨日はユーロ圏に対する救済策への期待やブラックフライデー(感謝祭明けの最初の金曜日)で、クリスマス商戦の売り上げが好調だったことなどを背景にして、NYダウが一時300ドル超の上昇を示したことで、リスク回避を巻き戻す動きが続いたと思います。冷静に見れば、欧州で新しい材料が出たわけでもなく、イタリアの国債入札は目標額に到達せず、ベルギーの10年債入札は前回よりも利回りは上昇しているため、戻りの動きは長く続かないのではないかと思います。本日もイタリア国債の入札結果やユーロ・グループでの財務相会合でEFSFに進展が見られるかが注目されます。とくに後者に進展がなければ、市場は再び失望が出てきて、ユーロや豪ドルなどが弱含みとなると思われます。

ドル/円は昨日、本邦政府・日銀による介入以来、約3週間ぶりに78.24円まで上昇しました。このところ、欧州債務危機の進展とともに本邦の10年債も売られる場面が見られるようになり、これが円を弱くしているのではないかとみられます。このため、リスク回避になったとしてもドルに対しての円買い圧力は鈍いと予想され、ドル/円は77円台では下値が堅くなると思います。ただ、昨日は格付け機関フィッチが米国の格付けの「AAA」を確認したものの、見通しは「ネガティブ」にしています。このため、12月中旬以降では、円高方向に動く可能性が高いと思います。

■EURJPY 日足(一目均衡表、ストキャスティックス、フィボナッチ) EURJPY source:uedaharlowfx
ユーロ/円はストキャスティックス(スロー)が20以下でゴールデンクロスし、一目均衡表(日足)の転換線を上に抜けたことから、11/25の安値の102.49円で目先は底をつけた可能性があります。10/31の高値の111.53円と前出安値の102.49円を100%としたフィボナッチでみると、38.2%戻しとなる105.95円近辺まで上昇する可能性があります。ただ、ここまで戻りきれず下落して前出の安値を下に抜けた場合には10/4の安値の100.74円近辺を試しに行くと思います。

■本日のテクニカルでの注目点(矢印はトレンドの方向を予想しています)
ユーロ/ドル ストキャスティックス(スロー)がゴールデンクロス
ポンド/ドル ストキャスティックス(スロー)がゴールデンクロス
豪ドル/円 一目均衡表(日足)の雲の下から中へ
ポンド/円 一目均衡表(日足)の雲の下から中へ
ドル/スイス ストキャスティックス(スロー)がデッドクロス
ユーロ/スイス 21日移動平均線、一目均衡表(日足)の基準線を下抜け
ポンド/スイス 21日移動平均線を下抜け

■変動率からの予想レンジ 08:03→NYクローズ

Ccy 予想レンジ
USDJPY 77.76 ~ 78.37
EURJPY 103.14 ~ 104.44
GBPJPY 120.27 ~ 121.57
AUDJPY 76.44 ~ 77.74
NZDJPY 58.29 ~ 59.22
CADJPY 74.83 ~ 75.86
ZARJPY 9.17 ~ 9.37
NOKJPY 13.09 ~ 13.29
MXNJPY 5.49 ~ 5.59
HKDJPY 9.95 ~ 10.04
SGDJPY 59.49 ~ 60.19
EURUSD 1.3208 ~ 1.3374

■前日のサマリー
昨日は休日中に報道されたIMFによる6000億ユーロのイタリア支援(イタリア紙)や独仏が新たな安定協定を計画(ドイツ紙)などのニュースが好感され、東京オープン前からユーロなどが上昇していたことで、窓(ギャップ)を開けて、ドル/円が77.55円近辺、ユーロ/ドルが1.3320ドル近辺、ユーロ/円は103.20円近辺でそれぞれスタートしました。しかし、ユーロ圏で国債の入札が相次いで予定されていたことから、ユーロは上値の表いんかいとなり、1.3277ドルから1.3335ドルのレンジ、ユーロ/円は103.10円から103.50円、ドル/円は77.47円から77.69円で小動きとなりました。ロンドン時間に入ると、イタリアの入札は調達額が目標額以下となり、調達コストが上昇したことや、ベルギーの10年債入札は利回り5.659%と前回に比べ上昇していたことなど悪材料もありましたが、欧州の株価が堅調に推移したことからリスク回避を巻き戻す動きとなり、ユーロ/ドルは1.3399ドル、ユーロ/円は104.05円、ドル/円は77.77円まで上昇しました。NY時間に入ってもNYダウなど米国の株価が堅調に推移し、NYダウは一時300ドルを超えたことから、ドル/円は78.24円、1.3348ドルまで下落していたユーロ/ドルは1.3396ドル、ユーロ/円は104.53円まで上昇しました。その後、ラガルドIMF専務理事はイタリア、スペインから支援要請受けてないと発言したことから高値からは下落してクローズしました。
クローズはドル/円が77.96円、ユーロ/ドルが1.3316ドル、ユーロ/円は103.84円。

■株価(bloomberg.co.jp)

Index 引値 前日比
日経225 8287.49 127.48
FTSE100(英) 5312.76 148.11
DAX(独) 5745.33 252.46
NYダウ(米) 11523.01 291.23
S&P500(米) 1192.55 33.88
NASDAQ(米) 2527.34 85.83

■金利(bloomberg.co.jp)

Country 利回り 前日比
米10年債 1.97 0.01
日本10年債 1.058 0.030
英10年債 2.27 -0.02
独10年債 2.29 0.04

■コモディティ価格

Commodities 引値 前日比
NY金(期近) 1710.80 25.10
NY原油(期近) 98.21 1.44

■本日の指標発表(FXミュージアムより)
11/29(火)
・ 08:30 日本 10月 有効求人倍率
・ 08:30 日本 10月 全世帯家計調査・消費支出
・ 08:30 日本 10月 失業率
・ 08:50 日本 10月 小売業販売額
・ 08:50 日本 10月 大型小売店(既存店)販売額
・ 15:00 南ア 10月 マネーサプライM3
・ 16:00 英国 11月 ネーションワイド住宅価格
・ 18:30 英国 10月 消費者信用残高
・ 18:30 英国 10月 マネーサプライM4
・ 18:30 南ア 7-9月期 四半期国内総生産(GDP)
・ 19:00 ユーロ圏 11月 消費者信頼感(確定値)
・ 21:30 英国 オズボーン英財務相講演
・ 22:30 カナダ 7-9月期 四半期経常収支
23:00 米国 9月 ケース・シラー米住宅価格指数
00:00 米国 11月 消費者信頼感指数(コンファレンス・ボード)
・ 00:00 米国 9月 住宅価格指数
・ 00:00 米国 7-9月期 四半期住宅価格指数
・ 01:30 米国 イエレン米連邦準備理事会(FRB)副議長講演
・ 02:15 米国 ラスキン米FRB理事講演
・ 02:30 米国 ロックハート米アトランタ連銀総裁講演
・ 06:30 米国 ウィリアムズ米サンフランシスコ連銀総裁講演

ピボットポイントなどは山内俊哉のココに注目!もご覧ください

2011年11月28日 (月)

11/28 本日の戦略-本日はベルギー国債入札に注目-

おはようございます。昨日は何を思ったのか小六の長男が「スティーブ・ジョブスⅠ」を買ってきて読んでいました。

■変化率から見た前日の通貨の強弱
ユーロ>NZドル>ドル>ポンド>豪ドル>円
※ ">" の左側の通貨が右側の通貨より強いことを示しています。

■本日の見通し
休日中にIMFによる6000億ユーロの支援(イタリア紙)、独仏が新たな安定協定を計画(ドイツ紙)といったユーロにとってはプラスのニュースが出ましたが、IMFによる融資については情報源が明かされていないことや、安定協定についても不確定要因が高いことから、これらが欧州時間帯に否定されるような動きとなれば、リスク回避からユーロやクロス円が再び下落することになりそうです。また、本日はイタリアのインフレ連動債、ベルギーの7年、10年、24年、30年国債入札、フランスの国債入札が予定されているため、無難にこなさされればリスク志向、これらが不調に終われば再びリスク回避の動きにつながると思います。

ドル/円は朝方のドル売りから、一時77円ミドルを割り込む場面が見られましたが、77円台では底堅く推移しています。日本の10年債の価格が下落(利回りは上昇)していることが円を重くしていると思いますので、リスク回避の動きとなってもリスク志向の動きとなってもドル/円は77円で底堅く推移するものと思います。ただ、月末週であることから、本邦実需により上値が押さえら得るのではないかと思っています。

■EURUSD 日足(一目均衡表、エンベロープ) EURUSD source:uedaharlowfx
ユーロ/ドル/円は11/1に21日移動平均線を下抜けて以来、導線がレジスタンスとなってきました。同線から上下に3%乖離した線を引いたエンベロープでは3%または-3%を抜けたところから中に戻ってきています。11/25の安値の1.3212ドルがほぼ-3%に達していることやストキャスティックス(スロー)が20以下でゴールデンクロス(本日このままであれば)する可能性が高いことで、短期的な反発も予想され、一目均衡表(日足)の転換線となる1.3412ドルか21日移動平均線の1.3580ドル近辺を試す可能性もあります。ただ、まだ1回目の接触であり、-3%から大きく下に抜ける可能性もあることから注意が必要です。

■本日のテクニカルでの注目点(矢印はトレンドの方向を予想しています)
ドル/円 21日移動平均線、一目均衡表(日足)の基準線を上抜け
豪ドル/円 ストキャスティックス(スロー)がゴールデンクロス
NZドル/円 ストキャスティックス(スロー)がゴールデンクロス
ユーロ/ポンド 21日移動平均線を下抜け
ユーロ/スイス 21日移動平均線、一目均衡表(日足)の基準線を上抜け

■変動率からの予想レンジ 07:51→NYクローズ

Ccy 予想レンジ
USDJPY 77.52 ~ 78.12
EURJPY 102.25 ~ 103.59
GBPJPY 119.37 ~ 120.64
AUDJPY 74.68 ~ 75.97
NZDJPY 56.91 ~ 57.83
CADJPY 73.63 ~ 74.62
ZARJPY 9.02 ~ 9.22
NOKJPY 13.00 ~ 13.21
MXNJPY 5.42 ~ 5.53
HKDJPY 9.93 ~ 10.02
SGDJPY 58.81 ~ 59.53
EURUSD 1.3137 ~ 1.3313

■前日のサマリー
週末は東京時間帯特に材料がない中で、リスク回避からドルが買われ、ドル/円は77.55円、ユーロ/円は103.25円まで上昇、ユーロ/ドルは1.3340ドル近辺から1.3298ドルへと下落しました。ロンドン時間にはイタリアの短期国債の入札が不調で調達コストが上昇したことなどから欧州株が下落し、ユーロ/ドルは1.3226ドル、ユーロ/円は102.50円まで下落しました。NY時間に入ると、欧州株が下げ幅を縮小したことやNYダウがプラスへ上昇したことからドル/円はストップロスを巻き込み77.74円、ユーロ/円は103.17円、ユーロ/ドルは1.3298ドルまで戻しました。しかし、格付け機関S&Pとフィッチがベルギーの格付けを1段階引き下げたことで、リスク回避の動きが高まり、ドルが買われたことからドル/円は77.79円まで上昇、ユーロ/ドルは1.3221ドル、ユーロ/円は102.80円近辺まで下落し、クローズにかけてはユーロはやや戻しました。
クローズはドル/円が77.74円、ユーロ/ドルが1.3243ドル、ユーロ/円は102.95円。

■株価(bloomberg.co.jp)

Index 引値 前日比
日経225 8160.01 -5.17
FTSE100(英) 5164.65 37.08
DAX(独) 5492.87 64.76
NYダウ(米) 11231.78 -25.77
S&P500(米) 1158.67 -3.12
NASDAQ(米) 2441.51 -18.57

■金利(bloomberg.co.jp)

Country 利回り 前日比
米10年債 1.96 0.08
日本10年債 1.028 0.049
英10年債 2.29 0.13
独10年債 2.26 0.07

■コモディティ価格

Commodities 引値 前日比
NY金(期近) 1685.70 -10.20
NY原油(期近) 96.77 0.60

■本日の指標発表(FXミュージアムより)
11/28(月)
・ 09:00 NZ 11月 NBNZ企業信頼感
・ 09:15 ユーロ圏 ノワイエ・フランス中銀総裁講演
・ 18:00 ユーロ圏 10月 マネーサプライM3
・ 21:00 ドイツ 12月 GFK消費者信頼感調査
・ 00:00 ドイツ 11月 消費者物価指数(CPI、速報値)
・ 00:00 米国 10月 新築住宅販売件数

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2011年11月27日 (日)

11/28の週の見通し -週前半はユーロ圏の債務危機、後半は米国の経済指標に注目-

こんばんは。米国のクリスマスセールが始まりました。42インチの液晶TVが199ドルで買えるとはうらやましいですね。

■ドル/円 60分足
USDJPY ※チャートをクリックすると拡大します。

■ユーロ/ドル 60分足
EURUSD ※チャートをクリックすると拡大します。

■ユーロ/円 60分足
EURJPY ※チャートをクリックすると拡大します。

■先週の動き
先週はドル/円が76.84円、ユーロ/円が103.85円、ユーロ/ドルが1.3508ドルでオープン、欧州の債務への懸念から、ユーロや豪ドルなど下落圧力かかる一方で、米国も超党派での債務削減策が合意に至らなかったため、NYダウが一時340ドル超下落したことから、円がドルに対して76.90円まで上昇しました。翌22日には安住財務相が衆院財務金融委員会の答弁で50兆円基金の外債購入について聞かれ「為替介入になる可能性が高い」と発言したことで、ドル/円が77.30円近辺へと上昇、ユーロ/ドルは1.3468ドルまで下落する場面が見られました。23日にはドイツの10年債の入札で札割れとなったことで、ユーロ/ドルは1.3374ドル、ユーロ/円は103.26円まで下落、NYダウが下落したこともあり、リスク回避のドル買いからドル/円は77.58円へと上昇しましたが、ユーロ/ドルは1.3321ドル、ユーロ/円は103.07円まで下落しました。24日は米国が感謝祭で休場となる中、格付け機関S&Pが日本の格付けを引き下げる可能性を示したことや、IMFが日本の国債利回りが上昇する危険性を指摘したことなどから、日本の国債が売られ、ドル/円は77円台前半で推移、格付け機関フィッチがポルトガルの格付けを1段階引き下げジャンク級の「BB+」とし、見通しもネガティブとしたことやメルケル独首相がユーロ共同債の導入に改めて反対を表明したことから、ユーロ/ドルが1.3212ドルまで下落、ユーロ/円も102.71円まで下落しました。25日も欧州に対する懸念が続き、S&Pとフィッチが1段階引き下げたことで、ユーロが弱含みに推移しましたが、ドル/円では、本邦の10年債が売られたことなどを背景に、ドル/円が底堅く推移し、週末のNY時間では77.78円まで上昇しました。

通貨別では、主要通貨に対してドルが上昇、円はドルでは弱含みとなりましたが、クロス通貨では3週連続の上昇となりました。また、新興国、資源国通貨の下落がユーロやポンドの下落よりも大きくなっています。

■週間騰落率(JPY)
JPY ※グラフをクリックすると拡大します。

■週間騰落率(USD)
USD ※グラフをクリックすると拡大します。

■今週の見通し
先週週末の本邦国債の下落で欧州の債務危機が日本にも波及してきた可能性があります。23日にドイツの10年債60億ユーロの入札が実施されましたが、応札額が39億ユーロに留まったことが発端となり、25日の東京市場でヘッジファンドなどが日本国債を売ったようです。市場は、これまでにも日本の債務残高がGDP比200%を超えていることなど理由に日本の国債暴落説などが取りざたされていましたが、約95%を日本国内で保有していることから、急落はないとの見方が示されていました。この流れが変わったかどうかは今後の動きを見ないと分かりませんが、経常黒字国のベルギーも格下げされていることから、日本が経常黒字国といって安心できる状況でもありません。こうした動きが続けば、欧州の懸念が高まると円も売られ、ドルが買われる動きとなる可能性があります。

また、ベルギーが格下げされたことで、「AAA」のフランスの格付けにも格下げの圧力が高まってきました。今週もユーロ圏では、国債の入札が続くことから、ユーロには引き続き下落圧力がかかるものと思われますし、株価の下落が続くようであれば新興国通貨や資源国通貨が売られやすくなると思います。ただ、NZドルは週末に行われた総選挙でキー首相率いる与党が勝利したことで、他の通貨と比べれば下値は堅くなるのではないかと思います。

経済指標では、月末月初にあたる週であることから、米国のISMや雇用統計に関心が集まるものと思います。仮に米国の経済指標の内容が良くて株価が上昇するようであれば、リスク回避を巻き戻す動きになる可能性があります。一方、ユーロ圏では30日の独失業率、ユーロ圏失業率、1日の各国の購買担当者景気指数(PMI)などが注目されると思います。

チャートでは、豪ドルやNZドルなどは21日移動平均線からの乖離率が-3%を大きく超えているため、短期的には売られすぎと見られるもので、ストキャスティックス(スロー)がゴールデンクロスしたものがいくつかあります。欧州の債務に対する懸念が後退しない限り、短期的に戻る可能性があるかもしれませんが、大きなトレンドは下向きが変わっていないと思います。

■今週の予想レンジ

Ccy Low(下)   High(上)
ドル/円 76.50 78.70
ユーロ/ドル 1.3000 1.3520
ユーロ/円 100.80 104.70
ポンド/円 118.50 122.10
豪ドル/円 73.90 77.00
NZドル/円 56.00 58.60
南アランド/円 8.95 9.30

■日、週、月、年騰落データ Rate ※表をクリックすると拡大します。

■注目イベント
11/28(月)
・ 09:00 NZ 11月 NBNZ企業信頼感
・ 18:00 ユーロ圏 10月 マネーサプライM3
・ 21:00 ドイツ 12月 GFK消費者信頼感調査
・ 00:00 ドイツ 11月 消費者物価指数(CPI、速報値)
・ 00:00 米国 10月 新築住宅販売件数
11/29(火)
・ 08:30 日本 10月 有効求人倍率
・ 08:30 日本 10月 全世帯家計調査・消費支出
・ 08:30 日本 10月 失業率
・ 08:50 日本 10月 小売業販売額
・ 08:50 日本 10月 大型小売店(既存店)販売額
・ 15:00 南ア 10月 マネーサプライM3
・ 16:00 英国 11月 ネーションワイド住宅価格
・ 18:30 英国 10月 消費者信用残高
・ 18:30 英国 10月 マネーサプライM4
・ 18:30 南ア 7-9月期 四半期国内総生産(GDP)
・ 19:00 ユーロ圏 11月 消費者信頼感(確定値)
・ 22:30 カナダ 7-9月期 四半期経常収支
・ 23:00 米国 9月 ケース・シラー米住宅価格指数
・ 00:00 米国 11月 消費者信頼感指数(コンファレンス・ボード)
・ 00:00 米国 9月 住宅価格指数
・ 00:00 米国 7-9月期 四半期住宅価格指数
11/30(水)
・ 06:45 NZ 10月 住宅建設許可件数
・ 08:50 日本 10月 鉱工業生産・速報値
・ 09:01 英国 11月 GFK消費者信頼感調査
・ 09:30 豪 7-9月期 四半期民間設備投資
・ 10:30 日本 10月 毎月勤労統計調査
・ 14:00 日本 10月 新設住宅着工戸数
・ 16:45 フランス 10月 卸売物価指数(PPI)
・ 16:45 フランス 10月 消費支出
・ 17:55 ドイツ 11月 失業者数
・ 17:55 ドイツ 11月 失業率
・ 19:00 ユーロ圏 10月 失業率
・ 19:00 ユーロ圏 11月 消費者物価指数(HICP、速報値)
・ 19:00 日本 外国為替平衡操作の実施状況(介入実績)
・ 19:30 スイス 11月 KOF景気先行指数
・ 21:00 米国 MBA住宅ローン申請指数
・ 21:00 南ア 10月 貿易収支
・ 21:30 米国 11月 チャレンジャー人員削減数
・ 22:15 米国 11月 ADP雇用統計
・ 22:30 カナダ 10月 鉱工業製品価格
・ 22:30 カナダ 10月 原料価格指数
・ 22:30 カナダ 9月 月次国内総生産(GDP)
・ 22:30 カナダ 7-9月期 四半期国内総生産(GDP)
・ 23:45 米国 11月 シカゴ購買部協会景気指数
・ 00:00 米国 10月 住宅販売保留指数
・ 04:00 米国 米地区連銀経済報告(ベージュブック)
12/1(木)
・ 09:30 豪 10月 小売売上高
・ 15:45 スイス 7-9月期 四半期国内総生産(GDP)
・ 17:30 スイス 11月 SVME購買部協会景気指数
・ 18:00 ユーロ圏 11月 製造業購買担当者景気指数(PMI、改定値)
・ 18:30 英国 11月 製造業購買担当者景気指数(PMI)
・ 22:30 米国 前週分 新規失業保険申請件数
・ 00:00 米国 10月 建設支出
・ 00:00 米国 11月 ISM製造業景況指数
12/2(金)
・ 08:50 日本 11月 マネタリーベース
・ 08:50 日本 7-9月期 四半期法人企業統計調査
・ 09:30 豪 10月 住宅建設許可件数
・ 17:15 スイス 10月 実質小売売上高
・ 19:00 ユーロ圏 10月 卸売物価指数(PPI)
・ 19:00 ユーロ圏 10月 卸売物価指数(PPI)
・ 21:00 カナダ 11月 失業率
・ 21:00 カナダ 11月 新規雇用者数
・ 22:30 米国 11月 非農業部門雇用者数変化
・ 22:30 米国 11月 失業率
経済指標の詳細はFXmuseumのFXカレンダーを参照してください。

2011年11月25日 (金)

11/25 本日の戦略-本日はイタリア国債入札に注意-

おはようございます。長女(中一)が英検の3級に合格したらしいです。私が英語には苦手意識を持っているので、せめて娘には頑張ってもらいたいですね。

■変化率から見た前日の通貨の強弱
豪ドル>NZドル>ユーロ>円>ドル>ポンド
※ ">" の左側の通貨が右側の通貨より強いことを示しています。

■本日の見通し
昨日は仏独伊首脳会談に注目していましたが、ドイツとフランスの立場の違いがより鮮明になったように思います。ドイツとフランスは債務危機でECBの役割の言及しないことに合意、メルケル独首相はユーロ共同債の発行に改めて反対の姿勢を示しました。ユーロ圏の高債務国の国債利回り上昇に歯止めをかけることができませんでした。こうした流れを受け、イタリア10年国債の利回りが危険水準の7%を超えてきたことやベルギー、フランスの国債利回りも上昇(価格は下落)したため、引き続きリスク回避の動きが継続するものと思います。本日はイタリアの短期国債入札が予定されていることから、これが不調に終わると、ユーロや豪ドル、NZドルなどの下落が継続すると思います。

ドル/円は日本国債の利回りが小幅上昇したことや朝の安住財務相による「投機的な動きがあれば躊躇なく様々な対応をしたい」との発言、日経225平均株価の8,000円割れが視野に入っていることから、円を売りにくくなっているようです。このため、昨日も77円を割りきれずに戻しています。リスク回避のドル高と相まって、底堅く推移するものと見られます。また、米国は感謝祭翌日で債券、株式市場も短縮(半日)取引となることから、昨日に引き続きNY時間では動意がなくなるものと思います。

■USDJPY 日足(一目均衡表、エンベロープ) USDJPY source:uedaharlowfx
ドル/円は一目均衡表(日足)の雲の下限を一時下抜けたものの、雲が薄くなった(幅が狭くなった)ところで上昇し雲の上に抜け出ました。このため、ドルの緩やかな上昇が期待できますが、基準線の77.56円がレジスタンスとして控えているため、これを抜けられないと上昇にはつながりません。遅行線が日々線(ロウソク足)でサポートされている間は底堅い動きが続くものと思います。

■本日のテクニカルでの注目点(矢印はトレンドの方向を予想しています)
ユーロ/ポンド 21日移動平均線を上抜け
ユーロ/スイス 21日移動平均線、一目均衡表(日足)の基準線を下抜け
ポンド/円 ストキャスティックス(スロー)がゴールデンクロス
ユーロ/ポンド ストキャスティックス(スロー)がゴールデンクロス

■変動率からの予想レンジ 08:14→NYクローズ

Ccy 予想レンジ
USDJPY 76.86 ~ 77.45
EURJPY 102.18 ~ 103.54
GBPJPY 118.75 ~ 120.03
AUDJPY 74.26 ~ 75.54
NZDJPY 56.60 ~ 57.53
CADJPY 73.06 ~ 74.06
ZARJPY 8.97 ~ 9.17
NOKJPY 12.99 ~ 13.20
MXNJPY 5.36 ~ 5.47
HKDJPY 9.83 ~ 9.91
SGDJPY 58.52 ~ 59.25
EURUSD 1.3238 ~ 1.3417

■前日のサマリー
昨日は東京時間帯はアジアの株価が下落したことから、リスク回避の「円買い」となり、ドル/円は77.25ドル近辺から77.02円まで下落する場面が見られ、ユーロ/ドルは1.3750ドル近辺から1.3328ドルまで上昇しました。その後、S&Pの関係者が日本の格付けの引き下げの可能性があることに言及、IMFも日本の国債利回りの上昇の可能性を下したことから円が売られ、ロンドン時間序盤にはドル/円が77.23円、ユーロ/ドルが1.3412ドル、ユーロ/円が103.46円まで一時上昇しました。その後、格付け機関フィッチがポルトガルの格付けを「BB+」に引き下げ、見通しを「ネガティブ」としたため、リスク回避からドル/円は77.07円、ユーロ/ドルは1.3354ドル、ユーロ/円は103.05円まで下落しました。NY時間に入ると、仏独伊首脳会談待ちとなりましたが、仏首相は「フランスとドイツはイタリアを支援する決意」「仏独伊はユーロ防衛のためにできることはすべて行う」などと発言したことから、ドル/円は77.18円、ユーロ/ドルは1.3310ドル、ユーロ/円は103.31円まで上昇しました。しかし、メルケル独首相はユーロ共同債について改めて反対を示したことでリスク回避が強まり、ドル/円は103.04円、ユーロ/ドルは1.31216ドル、ユーロ/円は102.72円まで下落し、クローズにかけてはやや戻しました。
クローズはドル/円が77.09円、ユーロ/ドルが1.3344ドル、ユーロ/円は102.90円。

■株価(bloomberg.co.jp)

Index 引値 前日比
日経225 8165.18 -149.56
FTSE100(英) 5127.57 -12.21
DAX(独) 5428.11 -29.66
NYダウ(米) 11257.55 -
S&P500(米) 1161.79 -
NASDAQ(米) 2460.08 -

■金利(bloomberg.co.jp)

Country 利回り 前日比
米10年債 1.88 -
日本10年債 0.979 0.011
英10年債 2.16 0.02
独10年債 2.19 0.05

■コモディティ価格

Commodities 引値 前日比
NY金(期近) 1695.90 -
NY原油(期近) 96.17 -

■本日の指標発表(FXミュージアムより)
11/25(金)
・ 米感謝祭翌日で株式市場、債券市場は半休
・ 08:30 日本 11月 東京都区部消費者物価指数(CPI、生鮮食料品除く)
・ 08:30 日本 10月 全国消費者物価指数(CPI)
・ 08:50 日本 10月 企業向けサービス価格指数
・ 22:00 英国 ウィール英中銀金融政策委員会(MPC)委員講演
・ 01:00 ユーロ圏 ゴンザレス・パラモ欧州中央銀行(ECB)理事講演

ピボットポイントなどは山内俊哉のココに注目!もご覧ください

2011年11月24日 (木)

11/24 本日の戦略-昨日の独国債入札札割れは独への催促か-

おはようございます。昨日は歩きやすい天気でしたので、いつも歩いているコースとはことなる産直の直売所があるコースを歩きました。ピーナツかぼちゃというのが売っていました。ジャムやスープにすると美味しいとのことです。

■変化率から見た前日の通貨の強弱
ドル>円>ポンド>NZドル>ユーロ>豪ドル
※ ">" の左側の通貨が右側の通貨より強いことを示しています。

■本日の見通し
昨日は市場に悪い材料が多数出現(HSBC製造業PMIの悪化、ベルギーの金融大手デクシアの支援に関して仏と再交渉するとの報道、「ユーロ共同債に反対」とのメルケル独首相の発言、ドイツ10年債入札の札割れなど)して、これまで比較的下げ渋っていたユーロが大きく下落、豪ドルも下げ幅が大きくなりました。ユーロ圏の問題は解決の糸口がつかめないまま、比較的安全とされた中軸国の国債価格にまで及びました。特に昨日のドイツ国債入札の札割れは、市場がドイツに対して催促したのではないかとみられます。本日は仏・独・伊首脳会談(日本時間20時)が予定されていますので、市場に対して失望させない内容となればひとまずユーロは反発すると思いますが、あまり期待はできず、ユーロの下落圧力は継続するものと思います。

米国は火曜日に公表されたFOMC議事録では市場に対するコミュニケーションの手段を増やすことが議論されていたようです。具体的にはバーナンキ米FRB議長が持論として持っていた長期的なインフレターゲットの設定、政策金利の先行きに関しての追加的は情報提供などです。QE3などについては「必要とあれば」となっていることから、足許の米経済指標から見る限りは実施されるとしてもまだ先の話しとなりそうです。本日は米国が感謝祭で全ての市場(株、債券、為替)が休場となるため、ロンドン時間が終了すると小動きになると予想されます。

欧州の債務問題からのリスクの高まりでは、「ドル」と「円」が買われる傾向となっていますが、ドル/円をみると「ドル高」となっています。これは、先日発表された本邦の貿易収支が赤字となっていたこと(本来は資本取引の方が大きいので、貿易赤字がそれほど円安には寄与しない)、安住財務相による牽制発言、FOMC議事録でのQE3実施の可能性が後退したとみられることなどが要因ではないかと思います。チャート上では、10/12の高値の77.48円を上に抜けていますが、一目均衡表(日足)の基準線がレジスタンスとなったようでもあり、77.55円をクリアに上に抜けられるかが今後の方向性となります。

■NZDUSD 日足(一目均衡表、エンベロープ) NZDUSD source:uedaharlowfx
NZドル/米ドルは下落トレンドが継続して、21日移動平均線から上下5%のラインのエンベロープの下限を下抜けています。だいたい5%を超えると21日移動平均線に戻ることから、そろそろ反転してもおかしくないように見えます。ストキャスティックス(スロー)でも%Kスロー,%Dスローが5以下で推移していて、かなり売られ過ぎに近い水準にあると見られます。ただ、10/4の0.9387ドルをつけたときも、-5%を下抜けた後、中に戻ってからもう一度下に抜けているため、ダマシには注意です。

■本日のテクニカルでの注目点(矢印はトレンドの方向を予想しています)
ドル/円 一目均衡表(日足)の雲を上抜け
ポンド/ドル 一目均衡表(日足)の雲を下抜け
ポンド/円 一目均衡表(日足)の雲を下抜け
ユーロ/ポンド 21日移動平均線を下抜け、一目均衡表(日足)の雲の上から中へ

■変動率からの予想レンジ 08:20→NYクローズ

Ccy 予想レンジ
USDJPY 77.04 ~ 77.65
EURJPY 102.38 ~ 103.76
GBPJPY 119.28 ~ 120.58
AUDJPY 74.08 ~ 75.37
NZDJPY 56.58 ~ 57.54
CADJPY 73.09 ~ 74.16
ZARJPY 8.88 ~ 9.08
NOKJPY 13.05 ~ 13.26
MXNJPY 5.39 ~ 5.50
HKDJPY 9.86 ~ 9.94
SGDJPY 58.56 ~ 59.30
EURUSD 1.3231 ~ 1.3410

■前日のサマリー
昨日は東京時間帯が勤労感謝の日で祝日となっていたものの、中国製造業PMIの悪い結果を受け、アジアの株価が下落したことから、リスク回避の動きが強まったため、ドル買いとなり、ドル/円は76.93円から77.07円まで上昇、ユーロは対ドルで1.3532ドルから1.3446ドル、対円であh104.09円から103.61円まで下落しました。ロンドン時間に入ると、メルケル独首相がユーロ共同債の導入を改めて拒否したことから、欧州債務危機の懸念がドイツまでおよび、ドイツ国債入札が札割れとなったことから、ドル買いに拍車がかかり、ドル/円は77.24円へ上昇、ユーロ/ドルは1.3374ドル、ユーロ/円は103.26円へと下落しました。NY時間に入ると、発表された米耐久財受注や米新規失業保険申請件数がまちまちとなる中で、方向感のない展開が続きましたが、NYダウが大幅に下落したことなどからドルを買う動きが強まり、ドル/円は一時77.58円まで上昇、ユーロ/ドルは1.3321ドル、ユーロ/円は103.07円まで下落しました。クローズにかけてはドルがやや上げ幅を縮小したものの、総じてドル買いが強い日となりました。
クローズはドル/円が77.28円、ユーロ/ドルが1.3339ドル、ユーロ/円は103.12円。

■株価(bloomberg.co.jp)

Index 引値 前日比
日経225 8314.74 -33.53
FTSE100(英) 5139.78 -67.04
DAX(独) 5457.77 -79.62
NYダウ(米) 11257.55 -236.17
S&P500(米) 1161.79 -26.25
NASDAQ(米) 2460.08 -61.20

■金利(bloomberg.co.jp)

Country 利回り 前日比
米10年債 1.88 -0.03
日本10年債 0.968 0.000
英10年債 2.14 -0.03
独10年債 2.14 0.22

■コモディティ価格

Commodities 引値 前日比
NY金(期近) 1695.90 -6.50
NY原油(期近) 96.17 -1.84

■本日の指標発表(FXミュージアムより)
11/24(木)
・ 00:00 米国市場休場(感謝祭)
16:00 ドイツ 7-9月期 国内総生産(GDP、改定値)
18:00 ドイツ 11月 IFO企業景況感指数
・ 18:30 南ア 10月 卸売物価指数(PPI)
18:30 英国 7-9月期 四半期国内総生産(GDP、改定値)
・ 21:40 プラート欧州中央銀行(ECB)理事講演
・ 03:30 ゴンザレス・パラモECB理事講演

ピボットポイントなどは山内俊哉のココに注目!もご覧ください

2011年11月23日 (水)

11/23 本日の戦略-米休日前の指標発表、ポジション調整の動きに注意か-

おはようございます。本日は勤労感謝の日です。働くとは「はた=側」にいる人を楽にさせるというようなことをラジオで言っていました。少しでもそうできるように頑張りたいですね。

■変化率から見た前日の通貨の強弱
ユーロ>NZドル>ドル>ポンド>豪ドル>円
※ ">" の左側の通貨が右側の通貨より強いことを示しています。

■本日の見通し
昨日は欧米の株価が下落したものの、これまでのユーロや豪ドルが下落し、ドルや円が買われる動きから少し異なり、円が売られ、ユーロは買われました。ユーロ圏の債務問題についてはギリシャの財務相から「欧州は、ECBがIMFに新しい資金供給の役割を検討している」との話は聞かれますが、ギリシャやスペインの債務に対してはあまりに少ない額であることから、市場の反応は一時的に限られ、ユーロ圏の対応が待たれるところとなりますが、市場もそろそろこの材料に飽きてきているとみられるため、悪い中でも「良い材料」を探しているのかもしれません。チャートも下げが一服(ダマシかもしれません)してきているようです。明日は米国がサンクス・ギビング・デー(感謝祭)で休場となるため、米新規失業保険申請件数が1日前倒しで発表されます。このところ雇用の良し悪しの分岐点となる40万件を下回っていた(雇用が良くなっている状態)であることから、本日も40万件を下回るようであれば米国の株価が上昇するとみられ、ユーロや豪ドルの上昇につながると思います。また、同時刻には米国の耐久財受注も発表されることで、市場予想の-1.2%よりよければ、こちらも株価の上昇要因となると思います。米国にとっては実質の週末にあたるため、ポジション調整が出やすいものと思います。

本日は、米超党派による財政赤字削減協議の期限となっていますが、すでに合意に至らなかったと共同声明を出しています。これに伴い、格付け機関S&Pとムーディーズは格付けに影響を及ぼさないと発表していますが、これまでのところもう一つの格付け機関フィッチは態度を表明していません。直ちに米国の格付けを引き下げると思いませんが、見通しを「ネガティブ」にする可能性もあるため、短期的にはドルへの上昇圧力は限られるものと思います。一方、長期的な影響を見ると、昨年から実施されている給与税減税や失業保険給付が延長されない(議会での法案が通過しない)可能性があり、2012年の景気減速が懸念され、米国の消費低迷による世界景気への影響が懸念されます。こうした影響は、新興国や資源国の通貨へのより大きく出る可能性があります。

■NZDJPY 日足(ボリンジャーバンド、ストキャスティックス) NZDJPY source:uedaharlowfx
NZドル/円はボリンジャーバンドの-2σに沿って下落していましたが、昨日の反発でラインの中に入ってきました。このため、短期的は反発する可能性があります。また、ストキャスティックス(スロー)でも%Kスローと%Dスローが5以下まで低下してきているうえに、ゴールデンクロスする可能性が高くなっています。現時点ではクロスしています。このため、10/26の安値のとなる60.10円近辺まで戻ると思いますが、ボリンジャーバンドのバンド幅がまだ拡大傾向を続けていることから、11/21の安値の57.32円を下抜けた場合には、3/17の安値の54.86円近辺を目指すものと思います。

■本日のテクニカルでの注目点(矢印はトレンドの方向を予想しています)
ドル/円 一目均衡表(日足)の雲を下から中へ
ポンド/円 ストキャスティックス(スロー)がゴールデンクロス
NZドル/米ドル ストキャスティックス(スロー)がゴールデンクロス

■変動率からの予想レンジ 08:20→NYクローズ

Ccy 予想レンジ
USDJPY 76.70 ~ 77.30
EURJPY 103.21 ~ 104.62
GBPJPY 119.60 ~ 120.92
AUDJPY 74.91 ~ 76.22
NZDJPY 56.91 ~ 57.87
CADJPY 73.51 ~ 74.58
ZARJPY 9.08 ~ 9.29
NOKJPY 13.19 ~ 13.40
MXNJPY 5.47 ~ 5.57
HKDJPY 9.82 ~ 9.90
SGDJPY 58.68 ~ 59.44
EURUSD 1.3400 ~ 1.3577

■前日のサマリー
昨日は東京時間に安住財務相が衆院財務金融委員会の答弁で50兆円基金の外債購入について聞かれ「為替介入になる可能性が高い」と発言、これに反応し、ドル/円は77円台前半にあったストップロスをつけて77.30円、ユーロ/円も104.33円まで上昇しました。しかし、「日銀による50兆円基金の外債購入はわれわれの考えに合わない」とも発言、市場の期待がしぼみドル/円は76.97円、ユーロ/円は103.77円まで一時下落しました。ユーロ/ドルはドルの上昇を受け、一時1.3468ドルまで下落しましたが、このレベルでは買いが厚く1.3533ドルまで戻しました。ロンドン時間に入ると欧州の株価が堅調に推移したことや中東勢からのユーロ買いの噂、ECBによるイタリア、スペイン国債の購入などの噂があり、ユーロ/ドルは1.3568ドルへ上昇、ユーロ/円は104円台前半での小動き、ドル/円は76.83円まで一時下落しました。NY時間では、序盤にドル/円は77.12円まで上昇したものの、発表された米国の7-9月期GDPの改定値、個人消費が下方修正されたことから、米景気減速に対する懸念で77円を割り込み76.95円近辺で小動き、ユーロ/ドルは「IMFが融資の手段を強化して新しい資金供給手段を承認」とのニュースを受け、NYダウが一時マイナス幅を縮小したことから、1.3483ドルまで下落していたユーロ/ドルは1.3540ドルへと反発、ユーロ/円は104.20円を一時付けました。しかし、市場の環境を大きく変えることはできず、クローズにかけてはユーロ/ドルが1.35ドル近辺、ユーロ/円が103.95円近辺まで押し戻されました。
クローズはドル/円が76.95円、ユーロ/ドルが1.3503ドル、ユーロ/円は103.94円。

■株価(bloomberg.co.jp)

Index 引値 前日比
日経225 8314.74 -33.53
FTSE100(英) 5206.82 -15.78
DAX(独) 5537.39 -68.61
NYダウ(米) 11493.72 -53.59
S&P500(米) 1188.04 -4.94
NASDAQ(米) 2521.28 -1.86

■金利(bloomberg.co.jp)

Country 利回り 前日比
米10年債 1.92 -0.04
日本10年債 0.968 0.008
英10年債 2.17 -0.03
独10年債 1.92 0.00

■コモディティ価格

Commodities 引値 前日比
NY金(期近) 1702.40 23.80
NY原油(期近) 98.01 1.09

■本日の指標発表(FXミュージアムより)
11/23(水)
・ 17:00 南ア 10月 消費者物価指数(CPI)
18:00 ユーロ圏 11月 製造業購買担当者景気指数(PMI、速報値)
・ 18:00 ユーロ圏 11月 サービス部門購買担当者景気指数(PMI、速報値)
・ 18:30 英国 英中銀金融政策委員会(MPC)議事要旨
・ 19:00 ユーロ圏 9月 製造業新規受注
・ 19:00 ユーロ圏 コンスタンシオECB副総裁講演
・ 21:00 米国 MBA住宅ローン申請指数
22:30 米国 10月 耐久財受注
・ 22:30 米国 10月 耐久財受注・輸送用機器除く
・ 22:30 米国 10月 個人消費支出(PCE)
・ 22:30 米国 10月 個人所得
22:30 米国 前週分 新規失業保険申請件数
・ 23:55 米国 11月 ミシガン大学消費者態度指数・確報値
・ 02:25 カナダ カーニー・カナダ中銀総裁講演
・ 03:00 米国 米財務省7年債入札(290億ドル)

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2011年11月22日 (火)

11/22 本日の戦略-本日のスペイン国債入札に注目-

おはようございます。最近、東日本のみならず、西日本でも規模の大きな地震が発生するようになりましたね。今週末に町内会で避難訓練があるようですので、参加したいと思っています。

■変化率から見た前日の通貨の強弱
円>ドル>ユーロ>ポンド>NZドル>豪ドル
※ ">" の左側の通貨が右側の通貨より強いことを示しています。

■本日の見通し
昨日はあまり材料視されませんでしたが、ハンガリーがIMFとEUに支援要請をしました。これまで同国は2008年、2009年とIMFからの支援を受け財政の立て直しを実施していましたが、ユーロへの信認の悪化が同国の資金調達を難しくしているとものとみられ、他のユーロ非導入国へも今後の影響が大きくなることが予想され、更にこれがユーロの地合いを悪化させるという負の連鎖が継続する可能性が高まります。一方では、ギリシャの第6弾融資の実施の可能性が高まったことで、少し明るい材料も出ました。本日のスペイン国債の入札などが材料されると思いますので、しばらくは戻りの鈍い展開が続くと思っています。

ユーロ導入国に対する懸念と昨日の米超党派による債務削減策の不合意は、世界的な景気の悪化を連想させることから、豪ドルやNZドルなどの資源国通貨、南アランドなどの新興国通貨に下落圧力がかかっています。特にNZドルは10月上旬の安値レベルまで下落、21日移動平均線からの乖離率でも対ドルで-5.236%、対円で-5.614%と売られ過ぎの水準はで来ています。テクニカル要因からの反発の可能性はありますが、景況感の改善がないと反発は長続きしないと見られます。

ドル/円は76円後半での狭いレンジの動きとなりました。77円台からは本邦実需などの売りが見られるようで、戻りの鈍さが確認されている上に、クロス円の下落や欧米の株価の下落により、円の上昇圧力がかかっているものと思います。市場には、まだ本邦政府・日銀による介入への警戒が生きていることから、しばらくはこのレベルでの推移になると思います。ただ、ドルストレート(ユーロ/ドルやポンド/ドルなど)ではじりじりとドルが下落してきているため、本邦が休日なる明日などは要注意となりそうです。

■AUDJPY 日足(一目均衡表、エンベロープ) AUDJPY source:uedaharlowfx
豪ドル/円は10/31に83.96円の高値をつけてほぼ一本調子に下落を続けています。このため、下降トレンドが強く出ていますし、昨日は一目均衡表(日足)の雲を下抜けしたことから、10/4の安値の72.05円を試しに行く可能性が出てきました。ただ、ストキャスティックス(スロー)では、%Kスロー、%Dスローともに20以下で推移していること、エンベロープでは、21日移動平均線から-5%のラインに接近しつつあることから、そろそろ反転が近い可能性があります。戻り目処は21日移動平均線の79.33円近辺と思われます。

■本日のテクニカルでの注目点(矢印はトレンドの方向を予想しています)
豪ドル/円 一目均衡表(日足)の雲を下抜け
ユーロ/ポンド 21日移動平均線を上抜け
豪ドル/米ドル 一目均衡表(日足)の雲を下抜け

■変動率からの予想レンジ 07:47→NYクローズ

Ccy 予想レンジ
USDJPY 76.57 ~ 77.19
EURJPY 102.91 ~ 104.33
GBPJPY 119.50 ~ 120.84
AUDJPY 74.84 ~ 76.16
NZDJPY 56.78 ~ 57.75
CADJPY 73.28 ~ 74.36
ZARJPY 9.11 ~ 9.32
NOKJPY 13.14 ~ 13.35
MXNJPY 5.41 ~ 5.52
HKDJPY 9.80 ~ 9.89
SGDJPY 58.50 ~ 59.28
EURUSD 1.3380 ~ 1.3561

■前日のサマリー
昨日の東京時間帯はアジアの株価が下落したものの、欧州待ちの様相が強く、ドル/円はやや円高傾向で76.91円から76.77円まで下落、ユーロ/ドルは1.3540ドルから1.3506ドル、ユーロ/円は104.07円から103.77円での小動きとなりました。ロンドン時間に入ると、ドイツ以外の国債が下落傾向を強めたことから、リスク回避が強まり、ユーロ/ドルは1.3430ドル、ユーロ/円は103.22円まで下落しました。ドル/円は76.96円まで上昇。NY時間に入ると発表された米中古住宅販売件数が市場予想を上回ったこと、ファンロンパイEU大統領が「ユーロ圏はギリシャに次の第6弾融資の用意がある」と発言したことなどにより、ドル/円は76.99円、ユーロ/ドルは1.3543ドル、ユーロ/円は104.21円まで上昇しましたが、米財政赤字削減策を巡り民主党と共和党が合意に至ることができなかったことから、NYダウが一時340ドル超急落したことから、クローズにかけてはドル/円が76.90円、ユーロ/ドルが1.3490ドル、ユーロ/円が103.80円近辺へとそれぞれ下落しました。
クローズはドル/円が76.86円、ユーロ/ドルが1.3485ドル、ユーロ/円は103.67円。

■株価(bloomberg.co.jp)

Index 引値 前日比
日経225 8348.27 -26.64
FTSE100(英) 5222.60 -140.34
DAX(独) 5606.00 -194.24
NYダウ(米) 11547.31 -248.85
S&P500(米) 1192.98 -22.67
NASDAQ(米) 2523.14 -49.36

■金利(bloomberg.co.jp)

Country 利回り 前日比
米10年債 1.96 -0.06
日本10年債 0.960 0.011
英10年債 2.20 -0.05
独10年債 1.91 -0.05

■コモディティ価格

Commodities 引値 前日比
NY金(期近) 1678.60 -46.50
NY原油(期近) 96.92 -0.75

■本日の指標発表(FXミュージアムより)
11/22(火)
・ 10:00 米国 ブラード米セントルイス連銀総裁講演
・ 16:00 スイス 10月 貿易収支
・ 18:00 ユーロ圏 コスタ・ポルトガル中銀総裁講演
19:30 ユーロ圏 バイトマン独連銀総裁講演
・ 19:30 英国 マイルズ英中銀金融政策委員会(MPC)委員講演
・ 21:00 ユーロ圏 ノボトニー・オーストリア中銀総裁講演
・ 22:30 カナダ 9月 小売売上高
・ 22:30 カナダ 9月 小売売上高(除自動車)
22:30 米国 7-9月期 四半期実質国内総生産(GDP、改定値)
00:00 米国 11月 リッチモンド連銀製造業指数
・ 00:00 ユーロ圏 11月 消費者信頼感(速報値)
・ 01:00 ユーロ圏 クーン・ベルギー中銀総裁講演
・ 03:00 米国 米財務省5年債入札(350億ドル)
・ 03:00 米国 コチャラコタ米ミネアポリス連銀総裁講演
・ 04:00 米国 米連邦公開市場委員会(FOMC)議事要旨

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2011年11月21日 (月)

11/21 本日の戦略-欧州懸念残るがまずは明日まで様子見か-

おはようございます。本日から東証の午前の取引時間が30分延びるようです。システム変更などが大変だとは思いますが、夜間取引などもっと大胆なことを実施すればよいのにと思ったのは私だけでしょうか。

■変化率から見た前日の通貨の強弱
ポンド>円>ドル>ユーロ>豪ドル>NZドル
※ ">" の左側の通貨が右側の通貨より強いことを示しています。

■本日の見通し
昨日実施されたスペインの総選挙は、中道右派の国民党が勝利し7年ぶりの政権交代となる模様です。新政権も財政再建など難しい舵とりが続くことになりそうです。欧州では政権交代により、政府や地方財政の赤字が表面化した経緯もあることから、スペインの政権交代でこうした可能性が排除できないことから、今後が注目されると思いますが、まずは明日のスペインの国債入札が不調に終わるようだと、スペインの財政問題も危機が継続することになりそうです。このため、ユーロの上値の重さが継続される可能性があります。

ドル/円は本日朝方に米国の超党派委員会が1.2兆ドル以上の財政赤字合意に同意できないことを発表する見通しと情報ベンダーが報じています。今週水曜日が期限となっている債務削減委員会の合意はかなり難しい局面を迎えているようです。ただ、合意は難しいと市場は織り込み始めていることと、合意に至らなくても1.2兆ドルの債務削減が自動的に実施されることから、格付け会社による格下げが行われる可能性があります。特にフィッチは態度を表明していないことから、見通し「ネガティブ」への変更や格下げが実施されると一時的にドル売りに反応すると思います。

クロス円などもユーロの動向に左右される展開となりそうです。週末にユーロを押し上げたECBによるIMFへ資金を貸し付けての救済についてはECB、ドイツが反対していることから、実現の可能性が低いと思われます。ただ、「最後の貸し手」としてECBにはこうした圧力がかかると思われることから、これに踏み込めば株価が上昇してクロス円も上昇につながると思います。 ■GBPUSD 日足(一目均衡表、ストキャスティックス) GBPUSD source:uedaharlowfx
ポンド/ドルはストキャスティックス(スロー)が20以下でゴールデンクロスしたことから、11/17の安値の1.5689ドルが当面の底となる可能性があります。また、遅行線も日々線(ロウソク足)と同様の動きをしており、上抜けていはいないものの、ほぼ沿ったうときをしています。このため、ロウソク足の上に抜けていけば、雲の上限となる1.5943ドルを目指していくものと思います。ただ、その手前で転換線の1.5903ドル、基準線の1.5970ドルが控えているため、ここで押し戻されて雲の中を推移する可能性もあります。

■本日のテクニカルでの注目点(矢印はトレンドの方向を予想しています)
ドル/円 一目均衡表(日足)の雲を下抜け
ポンド/ドル ストキャスティックス(スロー)がゴールデンクロス
ユーロ/円 ストキャスティックス(スロー)がゴールデンクロス
ポンド/円 ストキャスティックス(スロー)がゴールデンクロス
ドル/スイス ストキャスティックス(スロー)がデッドクロス

■変動率からの予想レンジ 07:52→NYクローズ

Ccy 予想レンジ
USDJPY 76.61 ~ 77.24
EURJPY 103.21 ~ 104.65
GBPJPY 120.79 ~ 122.13
AUDJPY 76.21 ~ 77.53
NZDJPY 57.55 ~ 58.53
CADJPY 74.25 ~ 75.35
ZARJPY 9.26 ~ 9.47
NOKJPY 13.16 ~ 13.37
MXNJPY 5.54 ~ 5.65
HKDJPY 9.82 ~ 9.91
SGDJPY 58.74 ~ 59.52
EURUSD 1.3412 ~ 1.3598

■前日のサマリー
昨日の東京時間帯は日経225平均株価が年初来の安値を引値ベースで下回ったことなど、アジアの株価が軟調に推移したことから、ドル/円は77.03円近辺~76.84円まで下落しましたが、ユーロは株価に反応せずじりじりと上昇し、対ドルでは1.3447ドルから1.3505ドル、対円では103.50円近辺から103.91円まで上昇したものの、元のレベルまで戻りました。ロンドン時間に入ると、欧州の株価が下げ幅を縮小する中で、ドルが下落したことから、ドル/円は76.63円まで下落、ユーロ/ドルは1.3550ドルまで上昇、ユーロ/円も103.97円まで連れ高となりました。ロンドン時間昼前にECBがIMFへ救済資金を貸し付け、IMFが援助するという案を検討かとダウ・ジョーンズが報じたことから、NY時間にかけてリスク回避を巻き戻す動きを見せ、ストップロスを巻き込んで、ユーロ/ドルは1.3615ドル、ユーロ/円は104.28円まで上昇、ドル/円は76.58円まで下落しました。その後、英独首脳が欧州債務問題を巡り意見対立との報道やドラギECB総裁が「ECBの責務は物価安定」と発言、高債務国の大量国債購入で救済する考えがないことを示唆したことやジェイブレ独財務相が「ECBは最後の貸し手とはなりえない」と発言したことなどから、クローズにかけてはユーロが売られ、対ドルでは1.3495ドル、対円では103.80円まで一時下落、それぞれ、1.3520ドル近辺、103.90円近辺でクローズしました。ドル/円はユーロの下落や本邦政府・日銀への介入警戒から77.00円まで一時上昇し、77円手までクローズしました。
クローズはドル/円が76.90円、ユーロ/ドルが1.3519ドル、ユーロ/円は103.98円。

■株価(bloomberg.co.jp)

Index 引値 前日比
日経225 8374.91 -104.72
FTSE100(英) 5362.94 -60.20
DAX(独) 5800.24 -49.93
NYダウ(米) 11796.16 25.43
S&P500(米) 1215.65 -0.48
NASDAQ(米) 2572.50 -15.49

■金利(bloomberg.co.jp)

Country 利回り 前日比
米10年債 2.01 0.05
日本10年債 0.949 -0.013
英10年債 2.25 0.01
独10年債 1.96 0.07

■コモディティ価格

Commodities 引値 前日比
NY金(期近) 1725.10 4.90
NY原油(期近) 97.67 -1.26

■本日の指標発表(FXミュージアムより)
11/21(月)
・ 08:50 日本 10月 貿易統計(通関ベース)
・ 08:50 日本 日銀・金融政策決定会合議事要旨
・ 09:01 英国 11月 ライトムーブ住宅価格
・ 13:30 日本 9月 全産業活動指数
・ 14:00 日本 9月 景気一致指数(CI)・改定値
・ 14:00 日本 9月 景気先行指数(CI)・改定値
・ 18:00 ユーロ圏 9月 経常収支
21:45 ユーロ圏 シュタルク欧州中央銀行(ECB)理事講演
・ 22:30 カナダ 9月 卸売売上高
00:00 米国 10月 中古住宅販売件数
・ 03:00 米国 米財務省2年債入札(350億ドル)
・ 04:30 米国 ロックハート米アトランタ連銀総裁講演

ピボットポイントなどは山内俊哉のココに注目!もご覧ください

2011年11月20日 (日)

11/21の週の見通し -ユーロに注目は変わらず-

こんばんは。今日は季節外れのあたたかさのせいか夕立にあってしまいました。びっくりです。

■ドル/円 60分足
USDJPY ※チャートをクリックすると拡大します。

■ユーロ/ドル 60分足
EURUSD ※チャートをクリックすると拡大します。

■ユーロ/円 60分足
EURJPY ※チャートをクリックすると拡大します。

■先週の動き
先週はイタリアのベルルスコーニ首相が辞任し、後任としてモンティ元欧州委員がナポリターノ大統領によって首相に指名されたことから、期待感が先行したことで、ユーロ/ドルは1.3805ドル近辺、ユーロ/円は106.70円近辺でオープンしましたが、既に市場に織り込まれていたことから、オープン後はじりじりとユーロが下落し、イタリアの10年債利回りが自力再建困難となる7%を一時超えたことから、リスクを回避する動きが継続して、スペイン国債の入札が不調だった17日には対ドルで1.3437ドル、対円で103円台前半まで下落しました。週末にかけてはECBがイタリア国債を購入したことや、ドイツとECBがIMFへ出資する話を前向きに検討するかもしれないとのダウ・ジョーンズの報道を受け、対ドルで1.3612ドル、対円で104.28円まで戻しましたが、クローズは対ドルで1.35ドル台前半、対円で103円台後半となりました。

一方、ドル/円は77.25円近辺でスタート、15日の火曜日には米系証券のまとまったドル買いに反応し、ドルは一時77.49円まで上昇したものの、本邦政府・日銀の介入ではないと判明するとすぐに下落しました。その後は週末に欧州のリスクが高まったことなどを背景とした円買いにドルは76.57円まで一時下落しましたが、介入警戒感などから77円手前まで戻してクローズしました。

通貨別では、主要通貨に対して2週間連続で円が上昇、ドルは円以外での上昇となりました。

■週間騰落率(JPY)
JPY ※グラフをクリックすると拡大します。

■週間騰落率(USD)
USD ※グラフをクリックすると拡大します。

■今週の見通し
週末にはモンティ伊首相がイタリアの上院および下院で信任されました。週明けの市場がこれによって落ちつきを見せ、ECBによるイタリア国債の購入がなくても、イタリアの国債の利回りが安定するのかが最大の焦点となると思います。こうした意味からは、21日にはフランスの短期債(70億ユーロ)の入札結果や、パパデモス・ギリシャ首相とファンパイロンEU大統領、バローゾ委員長の会談が無難にこなされ、ギリシャへの融資が前向きに進むことが重要になります。また、22日は前回予定額を調達できなかったスペイン債の入札も控えていることから、引き続きユーロが中心となると思います。チャートからはいったんユーロは戻りを見せる可能性がありますが、大きなトレンドはユーロの下落方向を示しているとみられることで、戻りは売られやすくなると思います。豪ドルやNZドルなどの資源国通貨やクロス円もリスク回避が強まった場合には10月上に付けた下値を試す可能性が高まると思います。

一方、ドル/円は週末に一時76.57円まで下落しています。10月31日の本邦政府・日銀によるドル買い/円売り介入で79円台まで上昇して以来、じりじりと下落し続けています。これまでは75円台に突入して2回の介入があったことから、市場はこれを意識しているものの、前回の介入は欧米から理解を得られていない可能性が高いと市場は見ていると思われ、米国の量的緩和期待などからドルは下値を試しに行くと思われます。特に本邦が勤労感謝の日となる23日と米国のサンクス・ギビングで市場が薄くなることが考えられるため、76円割れを試してくることが考えられます。ただ、ユーロの懸念が後退した場合には、77円台に戻るものと思います。

経済指標では、米国の中古住宅販売件数(21日)、米国7-9月期GDP改定値(22日)、米国耐久財受注(23日)が注目されると思われます。また、23日は米超党派による財政赤字削減の合意の期限であり、合意に至らない場合には、自動的な予算削減策が実施されることから、これに伴う不安感からドルが売られる可能性があります。ユーロはフランス(21日)、スペイン(22日)、ドイツ(23日)の国債入札が予定されています。また、23日はユーロ圏製造業PMI速報値、独7-9月期GDP改定値、独IFO景気動向指数の発表が予定されています。これらが悪いようであれば、ユーロは売られやすくなると思います。

■今週の予想レンジ

Ccy Low(下)   High(上)
ドル/円 76.10 77.20
ユーロ/ドル 1.3300 1.3750
ユーロ/円 101.50 106.40
ポンド/円 119.80 123.20
豪ドル/円 74.90 78.80
NZドル/円 57.30 60.10
南アランド/円 9.00 9.60

■日、週、月、年騰落データ Rate ※表をクリックすると拡大します。

■注目イベント
11/21(月)
・ 08:50 日本 10月 貿易統計(通関ベース)
・ 08:50 日本 日銀・金融政策決定会合議事要旨
・ 09:01 英国 11月 ライトムーブ住宅価格
・ 13:30 日本 9月 全産業活動指数
・ 14:00 日本 9月 景気一致指数(CI)・改定値
・ 14:00 日本 9月 景気先行指数(CI)・改定値
・ 18:00 ユーロ圏 9月 経常収支
・ 22:30 カナダ 9月 卸売売上高
00:00 米国 10月 中古住宅販売件数
11/22(火)
・ 16:00 スイス 10月 貿易収支
・ 22:30 カナダ 9月 小売売上高
・ 22:30 カナダ 9月 小売売上高(除自動車)
22:30 米国 7-9月期 四半期実質国内総生産(GDP、改定値)
00:00 米国 11月 リッチモンド連銀製造業指数
・ 00:00 ユーロ圏 11月 消費者信頼感(速報値)
・ 04:00 米国 米連邦公開市場委員会(FOMC)議事要旨
11/23(水)
・ 17:00 南ア 10月 消費者物価指数(CPI)
18:00 ユーロ圏 11月 製造業購買担当者景気指数(PMI、速報値)
・ 18:00 ユーロ圏 11月 サービス部門購買担当者景気指数(PMI、速報値)
・ 18:30 英国 英中銀金融政策委員会(MPC)議事要旨
・ 19:00 ユーロ圏 9月 製造業新規受注
・ 21:00 米国 MBA住宅ローン申請指数
22:30 米国 10月 耐久財受注
・ 22:30 米国 10月 耐久財受注・輸送用機器除く
・ 22:30 米国 10月 個人消費支出(PCE)
・ 22:30 米国 10月 個人所得
・ 22:30 米国 前週分 新規失業保険申請件数
・ 23:55 米国 11月 ミシガン大学消費者態度指数・確報値
11/24(木)
・ 06:45 NZ 10月 貿易収支
16:00 ドイツ 7-9月期 国内総生産(GDP、改定値)
18:00 ドイツ 11月 IFO企業景況感指数
・ 18:30 南ア 10月 卸売物価指数(PPI)
18:30 英国 7-9月期 四半期国内総生産(GDP、改定値)
11/25(金)
・ 08:30 日本 11月 東京都区部消費者物価指数(CPI、生鮮食料品除く)
・ 08:30 日本 10月 全国消費者物価指数(CPI)
・ 08:50 日本 10月 企業向けサービス価格指数
経済指標の詳細はFXmuseumのFXカレンダーを参照してください。

2011年11月19日 (土)

シカゴ通貨先物非商業ポジション(11/15現在)

こんばんは。本日は警報が出るほどの雨ですね。

18日に発表された15日現在のシカゴIMMの非商業(投機)ポジションでは、ドルが98.7億ドルの買い超し、円は4,210億円の買い超し(ドルでは54.7億ドルの売り超し)に増加、ユーロは95.2億ユーロの売り超し(ドルでは128.9億ドルの買い超し)に増加となりました。また、豪ドルは24.3億豪ドルの買い超し(ドルでは24.3憶ドルの売り超し)に減少、NZドルは10.6億NZドルの買い超し(ドルでは8.2億ドルの売り超し)の増加となりました。

11月3-4日に開催されたG20サミット以降、イタリアの国債利回りが上昇、指標となる10年債の利回りが自力再建の限界とされる7%を一時超えたことなどから、ユーロに対する懸念が高まったため、ユーロのショートポジションが約10万コントラクトに大幅に増加しています。過去を見ますと、2010年5月18日に約16万コントラクトへの増加があります。ユーロ圏(重債務国の財政再建に否定的な見方やギリシャの10年債の満期での償還ができない可能性があった)の債務問題が焦点となり、ユーロに対する不安がピークに達したときでした。このときは、EU・IMF(国際通貨基金)の総額7,500億ユーロの緊急融資策(EUが5,000億ユーロ、IMFが2,500億ユーロ)、ユーロ圏とIMF、3年間で総額1,100億ユーロの協調融資を行うことで合意したことから鎮静化に向かいましたが、今回はおさまる気配がありません。マリオ・モンティ伊政権が上院に続き下院で信任されたことが転機となるかに注目ですが、20日に行われるスペインの総選挙の結果によって、再び危機が高まるとユーロのショートが増加し、数週間かけて過去最高水準の16万コントラクトのショートを超えてくる可能性があります。単純にショートが増加した場合には、ユーロ/ドルで600~800ポイント程度のユーロ安になる可能性があります。円は本邦政府・日銀によるドル買い/円売り介入が米国の次官補などに牽制(発言)されたことから、介入がしにくくなったとみられ、ロングポジションが増加しています。介入前の水準では7.6万コントラクトまで増加していることから、徐々に円ロング増加してくることが考えられ、円高圧力も増してくるものと思います。

■シカゴIMM非商業ポジション

項目 Net(ネット) Dif(増減) Long(買) Short(売) All(総取組)
JPY 33,680 5,603 49,916 16,236 66,152
EUR -76,147 -21,890 24,048 100,195 124,243
GBP -32,864 -3,742 23,355 56,219 79,574
CHF -1,904 -4,066 5,308 7,212 12,520
CAD -17,215 -1,647 28,819 46,034 74,853
AUD 24,330 -2,686 57,352 33,022 90,374
NZD 10,614 -936 14,255 3,641 17,896
MXN 33,680 5,603 49,916 16,236 66,152
source:CFTC

【USD】 USD source:CFTC

ドルは26,318コントラクトのロング増加の74,527コントラクトのロングとなりました。
※ドルのポジションは円、ユーロをはじめ、メキシコペソまでを合計して算出しています。レートはFRBのメジャーカレンシーインデックスを使用しています。

【JPY】 JPY source:CFTC

円は5,603コントラクトのロング増加の33,680コントラクトのロングとなりました。

【EUR】 EUR source:CFTC

ユーロは21,890コントラクトのショート増加の76,147コントラクトのショートとなりました。

【CAD】 CAD source:CFTC

カナダドルは1,647コントラクトのショート増加の17,215コントラクトのショートとなりました。

【NZD】 NZD source:CFTC

NZドルは936コントラクトのロング減少の10,614コントラクトのロングとなりました。

他のIMM通貨先物のポジション動向は上田ハーローレポートのシカゴIMM非商業ポジションを参照してください。(21日更新)

2011年11月18日 (金)

11/18 本日の戦略-資源国通貨は21日移動平均から-3%以上乖離-

おはようございます。本日から長男(小6)が1泊2日で鎌倉・箱根の修学旅行に行きました。天気が持ってくれるといいです。

■変化率から見た前日の通貨の強弱
ポンド>円>ドル>ユーロ>豪ドル>NZドル
※ ">" の左側の通貨が右側の通貨より強いことを示しています。

■本日の見通し
昨日はスペインの10年債入札が目標額に届かず不調に終わりました。格付け機関フィッチは「市場アクセスを失えば、イタリアの格下げの可能性もある」、IMFは「政治的支持がない間はギリシャに次回融資は実行しな」いと述べるなど、ユーロ周辺国に対するリスクがますます高まってきています。20日にはスペインの総選挙が予定されていることから、政治的な不安定が増幅されるとユーロの下落が予想されます。ただ、これだけ悪いニュースが出ているにもかかわらず、通貨別の騰落を見ますと、豪ドルやNZドルなどの資源国通貨に比べ、ユーロやポンドの下落幅、率は小さくなっています。これは、これまでファンデング通貨と見なされていた「ドル」「円」と同じようにユーロやポンドも使われていたためではないかとみられます。これまでリスク志向を背景として資金が流入していた新興国や資源国から資金がユーロ圏などに還流しているのではないかと思います。

こうした中で、本日はユーロ圏の要人の発言が多数予定されています。ユーロ圏の成長見通しも悲観的なものが多くなていますので、ユーロ崩壊やドイツの離脱などの噂に振り回される可能性がありますので注意が必要と思います。

一方の、ドルはリスク回避の動きでのドル買いと質への逃避から米国債が上昇(利回りは低下)となっています。ただ、これまでの米追加利下げ観測はピアナルト・クリーブランド連銀総裁の「金融政策だけでは全ての問題を解決できない」との発言によって、後退した感があります。また、ダドリーNY連銀総裁は「米経済は2012年に力強い回復をするには障害に直面」「ユーロ圏の緊張に関連した著しい下振れリスクがある」と発言しています。このため、ドルも買われにくくなっていると見られる子とからも「円高」の圧力が継続すると思われます。ただ、市場には本邦政府・日銀への介入への根強い警戒もあり、上下に狭いレンジでの取引が続くものと思います。

■GBPJPY 日足(一目均衡表、ストキャスティックス、フィボナッチ) GBPJPY source:uedaharlowfx
ポンド/円は下落が続いていますが、9/22の安値の116.84円と10/31の高値の127.33円を100%としたフィボナッチの61.8%押しが120.86円に位置していることから、ここでサポートされれば反発する可能性があります。ストキャスティックス(スロー)でも%Kスロー、%Dスローが20以下でゴールデンクロスする可能性もあることから、クロスした場合には123円近辺までは戻すものと思います。

■本日のテクニカルでの注目点(矢印はトレンドの方向を予想しています)
ポンド/円 一目均衡表(日足)の転換線が基準線をした抜け
カナダドル/円 一目均衡表(日足)の雲を下抜け

■変動率からの予想レンジ 08:07→NYクローズ

Ccy 予想レンジ
USDJPY 76.68 ~ 77.30
EURJPY 102.80 ~ 104.25
GBPJPY 120.53 ~ 121.90
AUDJPY 76.17 ~ 77.51
NZDJPY 57.75 ~ 58.75
CADJPY 74.16 ~ 75.28
ZARJPY 9.22 ~ 9.44
NOKJPY 13.10 ~ 13.31
MXNJPY 5.52 ~ 5.63
HKDJPY 9.82 ~ 9.91
SGDJPY 58.86 ~ 59.66
EURUSD 1.3347 ~ 1.3530

■前日のサマリー
昨日の東京時間帯は日経225平均株価が反発したことやアジアの株価の下げ幅が縮小したことなどを受けて、リスク回避の巻き戻しの動きから、ドル/円は狭いレンジながらも77.10円まで上昇、ユーロも対ドルで1.3425ドル近辺から1.3514ドル、対円で103.40円近辺から104.05円まで上昇しました。ロンドン時間に入ると、スペイン国債入札を前にしてユーロなどを売る動きが強まり、注目されていたスペイン10年債の入札が不調に終わったことからリスク回避の動きとなり、ドル/円は76.92円、ユーロ/ドルは1.3437ドル、ユーロ/円は103.48円まで下落しました。NY時間には、発表された米新規失業保険申請件数、米住宅着工件数が市場予想よりよかったことで、ドル/円は77.04円まで上昇しました。ユーロはECBは、IMFに資金を貸し付け、それをユーロ圏諸国の救済に充てるという議論が起きているとの当局者の話が伝わると、対ドルでは1.3535ドル、対円では104.17円まで上昇しました。クローズにかけてはピアナルト・クリーブランド連銀総裁は「米経済の回復は苛立たしいほどのろい」「金融政策だけではすべての問題を解決できない」などと発言したことから、NYダウが反落して、ドル/円は76.95円、ユーロ/ドルは1.3448ドル、ユーロ/円は103.55円まで下落しました。
クローズはドル/円が76.96円、ユーロ/ドルが1.3454ドル、ユーロ/円は103.57円。

■株価(bloomberg.co.jp)

Index 引値 前日比
日経225 8479.63 16.47
FTSE100(英) 5423.14 -85.88
DAX(独) 5850.17 -63.19
NYダウ(米) 11770.73 -134.86
S&P500(米) 1216.13 -20.78
NASDAQ(米) 2587.99 -51.62

■金利(bloomberg.co.jp)

Country 利回り 前日比
米10年債 1.96 -0.04
日本10年債 0.962 0.009
英10年債 2.23 0.07
独10年債 1.89 0.08

■コモディティ価格

Commodities 引値 前日比
NY金(期近) 1720.20 -54.10
NY原油(期近) 98.82 -3.77

■本日の指標発表(FXミュージアムより)
11/18(金)
・ 16:00 ドイツ 10月 生産者物価指数(PPI)
・ 17:00 ユーロ圏 ドラギ欧州中央銀行(ECB)総裁講演
・ 18:15 ユーロ圏 ゴンザレス・パラモECB理事講演
・ 18:30 ユーロ圏 ビニスマギECB理事講演
・ 18:30 ユーロ圏 バイトマン独連銀総裁講演
・ 21:00 カナダ 10月 消費者物価指数(CPI)
・ 22:15 米国 ダドリー米ニューヨーク連銀総裁講演
・ 22:30 カナダ 10月 景気先行指数
00:00 米国 10月 景気先行指標総合指数
・ 03:15 米国 フィッシャー米ダラス連銀総裁講演
・ 03:50 米国 ウィリアムズ米サンフランシスコ連銀総裁講演

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2011年11月17日 (木)

11/17 本日の戦略-ユーロ圏の対策の遅さが重し-

おはようございます。11月も後半に入り、街のイルミネーションがきれいになってきていますね。

■変化率から見た前日の通貨の強弱
ドル>円>ユーロ>ポンド>NZドル>豪ドル
※ ">" の左側の通貨が右側の通貨より強いことを示しています。

■本日の見通し
G20サミット後から、イタリア国債の下落(利回りは上昇)が続き、ECBがイタリア国債を買い支えているのが現状のようです。連日、ECBによる買い支えの噂で何とかユーロなどは大幅な下落が避けれていますが、指標となる10年債の利回りがイタリアで6.989%、スペインで6.349%、フランスで3.686%でクローズとなっています。また、イタリアのウニクレディット銀行がECBに対しておぷの担保対象となる証券種類の拡大を求めていますので、欧州の銀行間で資金の貸し借りがしにくくなっている状況とみられます。このため、本日予定されていますスペインの国債入札が不調となった場合や、モンティ伊首相兼財務相の所信表明演説に市場が失望した場合には、ユーロや豪ドルなどクロス円の下向きのリスクが継続すると思います。チャート上では各通貨ペアの10月上旬の安値を目指していくのではないかと思います。

ドルは、格付け機関フィッチが「ユーロ圏の悪影響が米銀行の格付け見通しに脅威をもたらす」とコメントを出しています。米銀行への格下げ圧力がかかることで、銀行が手持ち流動性(資金)の確保に動くとすると、足許の需給ではドル高になりやすいと思います。ただ、ドル/円に関してはリスク回避からの円買い圧力も強いことで、本邦政府・日銀による為替介入への警戒も残るため、76円台後半から77円台前半のレンジでの動きを予想しています。

■EURUSD 日足(一目均衡表、ストキャスティックス) EURUSD source:uedaharlowfx
ユーロ/ドルは3日連続で下落して、11/10の安値の1.3484ドルを下抜け、一目均衡表(日足)の雲の下に抜け出ています。このため、強い下落トレンドが出ていると思いますので、10/4の安値の1.3146ドルを目指していくものと思います。ただ、ストキャスティックス(スロー)では%Kスローが20を割り込んで売られ過ぎの水準に入ってきていることから、一時的な戻りがあるとすれば雲の下限の1.3555ドル近辺と思われます。

■本日のテクニカルでの注目点(矢印はトレンドの方向を予想しています)
ユーロ/円 一目均衡表(日足)の雲を下抜け

■変動率からの予想レンジ 07:41→NYクローズ

Ccy 予想レンジ
USDJPY 76.73 ~ 77.35
EURJPY 102.93 ~ 104.41
GBPJPY 120.43 ~ 121.83
AUDJPY 76.89 ~ 78.27
NZDJPY 58.37 ~ 59.38
CADJPY 74.58 ~ 75.73
ZARJPY 9.27 ~ 9.49
NOKJPY 13.18 ~ 13.40
MXNJPY 5.56 ~ 5.68
HKDJPY 9.83 ~ 9.92
SGDJPY 58.96 ~ 59.78
EURUSD 1.3354 ~ 1.3537

■前日のサマリー
昨日の東京時間帯はアジアの株価が下落したため、「ドル」と「円」が買われる展開となり、午前9時55分の仲値にかけて、ドル/円は77.15円まで上昇しましたが、実需に伴う買いが一巡するとじりじりと76.97円まで下落しました。ユーロはリスク回避の動きから対ドルで1.3540ドル近辺から1.3432ドル、対円で104.20円近辺から103.42円まで下落しました。ロンドン時間に入ると、関係筋の話として「ECBがイタリア国債購入を拡大」と伝わるとイタリア国債が上昇(利回りが低下)したことで、欧州の株価が上昇、リスク回避の巻き戻しからドル/円は76.86円まで下落、ユーロ/ドルは1.3557ドル、ユーロ/円は104.31円まで上昇しました。しかしながら欧州への懸念が払しょくできず、ユーロ/ドルは1.3456ドル、ユーロ/円は103.52円まで下落しました。NY時間に入ると、米消費者物価指数(コア)が市場の予想通り、鉱工業生産、設備稼働率が予想を上まわり、NAHB住宅市場指数も改善していたことから、米株価が下落幅を縮小したことで、ドル/円は77.08円、ユーロ/ドルは1.3553ドル、ユーロ/円は104.38円まで下落しました。クローズにかけては格付け機関フィッチが「ユーロ圏の悪影響が米銀行の格付け見通しに脅威」とコメントを出したことから、リスク回避の動きを強め、ドル/円は76.94円、ユーロ/ドルは1.3479ドル、ユーロ/円ア103.80円まで下落しました。
クローズはドル/円が77.01円、ユーロ/ドルが1.3460ドル、ユーロ/円は103.72円。

■株価(bloomberg.co.jp)

Index 引値 前日比
日経225 8463.16 -78.77
FTSE100(英) 5509.02 -8.42
DAX(独) 5913.36 -19.78
NYダウ(米) 11905.59 -190.57
S&P500(米) 1236.91 -20.90
NASDAQ(米) 2639.61 -46.59

■金利(bloomberg.co.jp)

Country 利回り 前日比
米10年債 2.00 -0.05
日本10年債 0.953 -0.020
英10年債 2.15 0.04
独10年債 1.81 0.03

■コモディティ価格

Commodities 引値 前日比
NY金(期近) 1774.30 -7.90
NY原油(期近) 102.59 3.22

■本日の指標発表(FXミュージアムより)
11/17(木)
・ 18:30 英国 10月 小売売上高指数
・ 19:00 ユーロ圏 9月 建設支出
・ 19:00 ユーロ圏 9月 建設支出
・ 22:30 カナダ 9月 対カナダ証券投資額
22:30 米国 10月 住宅着工件数
・ 22:30 米国 10月 建設許可件数
・ 22:30 米国 前週分 新規失業保険申請件数
00:00 米国 11月 フィラデルフィア連銀製造業景気指数
・ 02:30 米国 ピアナルト米クリーブランド連銀総裁講演
・ 02:50 米国 ダドリー米ニューヨーク連銀総裁講演

ピボットポイントなどは山内俊哉のココに注目!もご覧ください

2011年11月16日 (水)

11/16 本日の戦略-リスク回避反転の手掛かり見えず-

こんにちは。本日は朝からばたばたとしていまして、更新が遅くなりすみません。前日のサマリーはいらないと思いますので、割愛させていただきます。

■変化率から見た前日の通貨の強弱
円>ドル>豪ドル>ポンド>ユーロ>NZドル
※ ">" の左側の通貨が右側の通貨より強いことを示しています。

■本日の見通し
昨日はイタリアの10年債利回りが再び7%を超えたことで、リスク回避の動きが鮮明となり、「ドル」と「円」が買われたことで、ユーロ/円や豪ドル/円などのクロス円の下落が目立ちました。本日これまでも、クロス円が弱含みで推移しています。先週末から今週頭にかけてのイタリアの首相交代(スーパー・マリオの出現)では、これまでのところ市場のムードを変えるまでに至っていないようです。イタリア国債もECBの買い支えがなければ下落すると思われますし、ギリシャのみならず、スペインなども国債利回りが上昇していることを考えると、ユーロ圏が対策をこまねいた場合には、市場が催促を強める(更なる周辺国の国債売り)ことも考えられ、ユーロの崩壊の噂やドイツ、ギリシャなどの離脱の噂が出てくる可能性がありますので、ユーロやクロス円の戻りは抑えられることになりそうです。

一方、ドル/円は米国で発表された小売売上高やNY連銀製造業景気指数が市場より良かったものの、ドルがなかなか上昇していきません。これは米国の超党派による債務削減策の期限が23日に迫っていることや追加緩和期待が先行していることで、ドルの先安観が市場で共有されているためと思われます。ただ、さすがに77円を割り込むと介入警戒感が出ることから、76円台に留まる時間は短いようです。しばらくはドル先安観と本邦政府・日銀による介入警戒感の間で狭いレンジの取引が継続すると思いますが、日足の一目均衡表では、雲の下限のサポートを試しに行っているように見えますので、下落トレンド自体は継続していると思います。

■EURJPY 日足(一目均衡表、ストキャスティックス、トレンドライン) EURJPY source:uedaharlowfx
ユーロ/円は一目均衡表(日足)の雲の下に抜け出ていることと、遅行線が実勢レート(ロウソク足)を下に抜けていることから、下落トレンドが継続していると見られます。フィボナッチでみると、10/4の安値の100.74円から10/31の高値の111.53円を100%として、76.4%押しが103.28円に位置しているため、ここで止まる可能性がありますが、これを下抜けすると、前出安値の100.74円まで下落する可能性が高いと思われます。ストキャスティックス(スロー)では%kスロー、%Dスローがともに20以下で推移しているものの、明確には買いサインが出ていません。

■本日のテクニカルでの注目点(矢印はトレンドの方向を予想しています)
ユーロ/ドル 一目均衡表(日足)の雲を下抜け
NZドル/円 一目均衡表(日足)の雲を下抜け

■変動率からの予想レンジ 08:07→NYクローズ

Ccy 予想レンジ
USDJPY 76.70 ~ 77.35
EURJPY 103.44 ~ 104.99
GBPJPY 121.07 ~ 122.53
AUDJPY 77.57 ~ 79.02
NZDJPY 58.74 ~ 59.80
CADJPY 74.76 ~ 75.97
ZARJPY 9.28 ~ 9.51
NOKJPY 13.25 ~ 13.48
MXNJPY 5.57 ~ 5.69
HKDJPY 9.83 ~ 9.92
SGDJPY 59.14 ~ 59.99
EURUSD 1.3392 ~ 1.3615

■前日のサマリー
クローズはドル/円が77.00円、ユーロ/ドルが1.3537ドル、ユーロ/円は104.27円。

■株価(bloomberg.co.jp)

Index 引値 前日比
日経225 8541.93 -61.77
FTSE100(英) 5517.44 -1.60
DAX(独) 5933.14 -51.88
NYダウ(米) 12096.16 17.18
S&P500(米) 1257.81 6.03
NASDAQ(米) 2686.20 28.98

■金利(bloomberg.co.jp)

Country 利回り 前日比
米10年債 2.05 -0.01
日本10年債 0.973 -0.006
英10年債 2.15 -0.03
独10年債 1.78 0.00

■コモディティ価格

Commodities 引値 前日比
NY金(期近) 1782.20 3.80
NY原油(期近) 99.37 1.23

■本日の指標発表(FXミュージアムより)
11/16(水)
・ 18:30 英国 10月 失業保険申請件数
18:30 英国 10月 失業率
・ 19:00 ユーロ圏 10月 消費者物価指数(HICP、改定値)
19:30 英国 英中銀インフレリポート
・ 20:00 南ア 9月 小売売上高
22:30 米国 10月 消費者物価指数(CPI)
・ 23:00 米国 9月 対米証券投資
・ 23:15 米国 10月 鉱工業生産
・ 23:15 米国 10月 設備稼働率
・ 00:00 米国 11月 NAHB住宅市場指数
・ 01:15 米国 ラッカー米リッチモンド連銀総裁講演
・ 02:45 米国 ローゼングレン米ボストン連銀総裁講演

ピボットポイントなどは山内俊哉のココに注目!もご覧ください

2011年11月15日 (火)

11/15 本日の戦略-ユーロ主導の展開が続きそう-

おはようございます。昨日は埼玉県民の日でした。といっても企業が休みになるわけではありませんので、あまり実感はわきません。

■変化率から見た前日の通貨の強弱
円>ドル>NZドル>豪ドル>ユーロ>ポンド
※ ">" の左側の通貨が右側の通貨より強いことを示しています。

■本日の見通し
昨日は、イタリア5年債入札で予定額が達成されたものの、利回り平均が6.29%と高い水準となったことから、ユーロが売られ、イタリアに対する不安がスペインに波及し、指標となるスペインの10年債の利回りが6.039%にまで達しました。危機の連鎖が続いていることで、まだ欧州からは目が離せない状況が続きそうです。相場自体はユーロの戻り売り継続となると思います。このところ、東京時間にユーロが上昇すると、ロンドン時間は弱い(下落)、逆に東京時間にユーロが下落すると、ロンドン時間は強い(上昇)という図式になっていると思いますので、昨日の動きと逆を考えるとユーロは上昇する日となると思いますので、クロス円なども上昇するのではないかと思います。ただ、ソブリン問題は当該国(ギリシャ・イタリア)だけでなく、スペインにも波及しつつあり、買うリスクの方が売るリスクより高いと思います。

こうした中で、本日はいくつかの重要な経済指標の発表が予定されています。16時の独7-9月期GDP速報値、19時のユーロ圏7-9月期GDP速報値があります。昨日のユーロ圏鉱工業生産では、市場予想よりは良かったものの、過去2年半で最大の落ち込みとなっていることから、GDPが予想以上に弱ければ、債務の返済や資金調達に厳しさがまずと思われ、ユーロ売りとなる可能性が高いと思います。また、米国では22時30分の米小売売上高、NY連銀製造業景気指数が上げられます。事前の市場予想では小売りが前回値よりも悪化、ミシガン大消費者信頼感指数は前回値よりも回復傾向を示されると見られていますので、予想通りであればどちらにも動けないものと思います。

クロス円につきましては、9時30分に豪準備銀行で0.25%利下げが実施された金融政策の議事録が公表されます。利下げの背景と、今後の利下げの可能性があるのかを探ると思われ、不確実性からの追加利下げの議論などがなされていれば、豪ドルは弱含みでの推移となると思います。ただ、依然としてリスク回避かリスク志向かで動いていることには変わりありません。

■USDJPY 日足(一目均衡表、ストキャスティックス、トレンドライン) USDJPY source:uedaharlowfx
ドル/円は10/31介入により79.53円の高値を付けましたが、個々が戻りの高値となったようで、サポートと見られる一目均衡表(日足)の雲の上限、転換・基準の稜線を割りこんできました。10/31の安値の75.58円と同日高値の79.53円でフィボナッチを作成してみると、次のサポートは76.4%押しの76.50円近辺となります。また、雲の下限が76.90円に位置していることで、ここを割りこめないとしばらくは雲の中での推移となりそうです。

■本日のテクニカルでの注目点(矢印はトレンドの方向を予想しています)
11/15(火)
・ 09:30 豪 豪準備銀行(中央銀行)、金融政策会合議事要旨公表
・ 16:00 ドイツ 7-9月期 国内総生産(GDP、速報値)
・ 18:30 英国 10月 消費者物価指数(CPI)
・ 18:30 英国 10月 小売物価指数(RPI)
・ 19:00 ユーロ圏 7-9月期 四半期域内総生産(GDP、速報値)
・ 19:00 ユーロ圏 11月 ZEW景況感調査
19:00 ドイツ 11月 ZEW景況感調査(期待指数)
・ 19:00 ユーロ圏 9月 貿易収支
・ 22:00 米国 プラート欧州中央銀行(ECB)理事講演
・ 22:00 米国 エバンズ米シカゴ連銀総裁講演
・ 22:15 ユーロ圏 メルシュ・ルクセンブルク中銀総裁講演
・ 22:30 米国 ブラード米セントルイス連銀総裁講演
・ 22:30 カナダ 9月 製造業出荷
・ 22:30 米国 10月 卸売物価指数(PPI)
22:30 米国 10月 小売売上高
22:30 米国 11月 ニューヨーク連銀製造業景気指数
・ 00:00 米国 9月 企業在庫
・ 00:05 米国 ウィリアムズ米サンフランシスコ連銀総裁講演
・ 02:30 フィッシャー米ダラス連銀総裁講演

■変動率からの予想レンジ 07:53→NYクローズ

Ccy 予想レンジ
USDJPY 76.74 ~ 77.39
EURJPY 104.21 ~ 105.79
GBPJPY 121.83 ~ 123.30
AUDJPY 77.83 ~ 79.31
NZDJPY 59.49 ~ 60.58
CADJPY 75.15 ~ 76.37
ZARJPY 9.49 ~ 9.72
NOKJPY 13.33 ~ 13.57
MXNJPY 5.61 ~ 5.73
HKDJPY 9.83 ~ 9.92
SGDJPY 59.32 ~ 60.20
EURUSD 1.3500 ~ 1.3712

■前日のサマリー
昨日の東京時間帯は、イタリアでモンティ首相が誕生のニュースを受け、リスク志向からドル/円は78.30円近辺、ユーロ/ドルが1.38ドル手前、ユーロ/円が106.50円近辺でスタートしました。しかし、週末に既にこの材料を織り込んでいたこともあり、各通貨とも狭いレンジながらじりじりと下落し、ドル/円は78.10円、ユーロ/円は1.3741ドル、ユーロ/円は105.99円の安値をつけました。ロンドン時間に入ると、市場が注目していたイタリアの5年債入札で、目標の30億ユーロは達成したものの、平均利回りが6.29倍となったため、市場の懸念が払しょくされていないと看做されたことや、スペインの10年債利回りが一時6.039%に達したことなどが嫌気され、リスク回避の動きでドル/円が76.82円、ユーロ/ドルが1.3656ドル、ユーロ/円が105.17円まで下落しました。NY時間にはバイトマン独連銀総裁が「ソブリン債の危機解決は各国政府の責任」などと発言したことやジェイブレ独財務相が「ESMの発足を2013年から前倒ししない」と発言したことからユーロ売りが継続し、対ドルでは1.3592ドル、対円では104.77円まで下落し、78円を回復していたドルえ/円hあ再び76.94円まで下落しました。クローズにかけては各通貨ともに小幅戻しました。
クローズはドル/円が77.03円、ユーロ/ドルが1.3629ドル、ユーロ/円は105.02円。

■株価(bloomberg.co.jp)

Index 引値 前日比
日経225 8603.70 89.23
FTSE100(英) 5519.04 -26.34
DAX(独) 5985.02 -72.01
NYダウ(米) 12078.98 -74.70
S&P500(米) 1251.78 -12.07
NASDAQ(米) 2657.22 -21.53

■金利(bloomberg.co.jp)

Country 利回り 前日比
米10年債 2.06 0.00
日本10年債 0.979 0.008
英10年債 2.18 -0.11
独10年債 1.78 -0.11

■コモディティ価格

Commodities 引値 前日比
NY金(期近) 1778.40 -9.70
NY原油(期近) 98.14 -85.00

■本日の指標発表(FXミュージアムより)
11/15(火)
・ 09:30 豪 豪準備銀行(中央銀行)、金融政策会合議事要旨公表
・ 16:00 ドイツ 7-9月期 国内総生産(GDP、速報値)
・ 18:30 英国 10月 消費者物価指数(CPI)
・ 18:30 英国 10月 小売物価指数(RPI)
・ 19:00 ユーロ圏 7-9月期 四半期域内総生産(GDP、速報値)
・ 19:00 ユーロ圏 11月 ZEW景況感調査
19:00 ドイツ 11月 ZEW景況感調査(期待指数)
・ 19:00 ユーロ圏 9月 貿易収支
・ 22:00 米国 プラート欧州中央銀行(ECB)理事講演
・ 22:00 米国 エバンズ米シカゴ連銀総裁講演
・ 22:15 ユーロ圏 メルシュ・ルクセンブルク中銀総裁講演
・ 22:30 米国 ブラード米セントルイス連銀総裁講演
・ 22:30 カナダ 9月 製造業出荷
・ 22:30 米国 10月 卸売物価指数(PPI)
22:30 米国 10月 小売売上高
22:30 米国 11月 ニューヨーク連銀製造業景気指数
・ 00:00 米国 9月 企業在庫
・ 00:05 米国 ウィリアムズ米サンフランシスコ連銀総裁講演
・ 02:30 米国 フィッシャー米ダラス連銀総裁講演

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2011年11月14日 (月)

11/14 本日の戦略-イタリアの国債入札に注目-

おはようございます。本日は朝方からユーロなどのショートカバーが先行してマーケットも動きましたが今は落ち着いてきました。これから日経CNBCの為替電話リポートです。前回は時間内にまとめられませんでしたので、今回は頑張ります。

■変化率から見た前日の通貨の強弱
豪ドル>NZドル>ユーロ>ポンド>円>ドル
※ ">" の左側の通貨が右側の通貨より強いことを示しています。

■本日の見通し
注目されていましたイタリアの上院、下院ともに財政緊縮法案を可決、これを受けてベルルスコーニ伊首相は辞任しました。ナポリターの伊大統領がモンティ元欧州委員会委員を首相に指名したことで、本日早朝はリスク回避の動きが先行しています。概ね市場は歓迎していると思われますが、本日イタリアの国債入札が控えていることもあり、これが無難にこなされるとイタリアの政局などはひとまず落ち着き、指標となる10年債利回りも低下してくると思われますので、債務危機については一時沈静化すると思います。ただ、ギリシャの政局も同時に進行していることなどを考えると、不安の払しょくまでは至らず、ユーロやクロス円の上値が重い展開は継続するものと思います。イタリアは次期総選挙まで1年半の猶予、ギリシャは次期総選挙まで約3か月となります。

ドル/円はギリシャ、イタリアで経済に強いと見られる新政権が発足したことで、緊縮財政達成への期待が出たため、追加の量的緩和などが期待されるドルがより弱含みに推移すると思います。また、本邦政府・日銀の介入については先週のコリンズ米財務次官補の牽制発言から介入がしにくくなっているという見方もあり、77円割れを試す可能性があります。いずれにしても本日の欧米の動きを見極める必要があります。

本日はユーロ圏の鉱工業生産の発表が予定されていて前月比で-2.3%という予想になっています。このため、予想以上に景気に対する悪化傾向が見られる場合にはユーロの上値が重くなることが予想されます。

■ZARJPY 日足(一目均衡表、ストキャスティックス、トレンドライン) ZARJPY source:uedaharlowfx
南アランド/円は9/22の安値の8.94円と10/20の安値の9.26円を結んだトレンドラインできれいにサポートされています。一目均衡表(日足)の遅行線も日々線(ロウソク足)を上を推移していることや一目均衡表の下から中に戻ったこと、ストkyスティックス(スロー)が40近辺ながらゴールデンクロスしていることから上昇が継続すると見られます。戻りの目処は10/31の10.15円近辺とみられます。ただ、これらのサポートが切れると前出の安値の9.26円近辺まで下落すると思われます。

■本日のテクニカルでの注目点(矢印はトレンドの方向を予想しています)
ポンド/ドル 21日移動平均線、一目均衡表(日足)の雲を上抜け
豪ドル/円 一目均衡表(日足)の雲を上抜け
ポンド/円 一目均衡表(日足)の雲を上抜け
ドル/スイス 一目均衡表(日足)の転換線が基準線を上抜け
豪ドル/米ドル 一目均衡表(日足)の基準線、雲を上抜け
NZドル/米ドル 一目均衡表(日足)の転換線が基準線を上抜け

■変動率からの予想レンジ 07:19→NYクローズ

Ccy 予想レンジ
USDJPY 76.83 ~ 77.49
EURJPY 105.18 ~ 106.75
GBPJPY 123.25 ~ 124.71
AUDJPY 78.54 ~ 80.02
NZDJPY 60.00 ~ 61.08
CADJPY 75.61 ~ 76.84
ZARJPY 9.65 ~ 9.88
NOKJPY 13.55 ~ 13.78
MXNJPY 5.64 ~ 5.77
HKDJPY 9.87 ~ 9.96
SGDJPY 59.65 ~ 60.53
EURUSD 1.3622 ~ 1.3824

■前日のサマリー
週末の東京時間帯は、米国がベテランズデーで債券市場が休場、為替も市場参加者が限られるとの見方から全般的に小動きとなりましたが、アジアの株価が上昇したことから全般的にドル売りの流れとなり、ドル/円は77.67円から77.49円まで下落、ユーロ/ドルは1.3579ドルから1.3634ドル、ユーロ/円が105.38円から105.73円まで上昇しました。ロンドン時間にはベルルスコーニ伊首相の辞任条件となった財政緊縮法案の上院採決を前にしてポジション調整の動きなどから、ドル/円は77.32円まで下落、ユーロ/ドルは1.3669ドル、ユーロ/円は105.79円まで上昇しました。NY時間に入ると、イタリア上院で同法案が可決されたことや、ギリシャでパパデモス政権が誕生したこと、発表された米ミシガン大消費者信頼感指数が市場予想を上回っていたことから、欧米の株価が上昇し、「ドル」と「円」が売られることとなりました。このため、ドル/円は77.06円まで下落、ユーロ/ドルは1.3795ドル、ユーロ/円は106.34円まで上昇しました。クローズにかけてはドル/円が77.20円近辺、ユーロ/ドルは1.3740ドル近辺、ユーロ/円は106円近辺へとそれぞれ戻しました。
クローズはドル/円が77.13円、ユーロ/ドルが1.3738ドル、ユーロ/円は105.97円。

■株価(bloomberg.co.jp)

Index 引値 前日比
日経225 8514.47 13.67
FTSE100(英) 5545.38 100.56
DAX(独) 6057.03 189.22
NYダウ(米) 12153.68 259.89
S&P500(米) 1263.85 24.16
NASDAQ(米) 2678.75 53.60

■金利(bloomberg.co.jp)

Country 利回り 前日比
米10年債 2.06 -
日本10年債 0.971 -0.002
英10年債 2.29 0.06
独10年債 1.88 0.11

■コモディティ価格

Commodities 引値 前日比
NY金(期近) 1788.10 28.50
NY原油(期近) 98.99 1.21

■本日の指標発表(FXミュージアムより)
11/14(月)
08:50 日本 7-9月期 四半期実質国内総生産(GDP、速報値)
・ 17:15 スイス 10月 生産者輸入価格
・ 19:00 ユーロ圏 9月 鉱工業生産

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2011年11月13日 (日)

11/14の週の見通し -欧州が落ち着けば、米国の経済指標へ-

こんばんは。いつもは週末に発表されるCFTCの縦玉報告はベテランズデーのため、週明けの14日に発表されます。

■ドル/円 60分足
※チャートをクリックすると拡大します。 USDJPY

■ユーロ/ドル 60分足
EURUSD ※チャートをクリックすると拡大します。

■ユーロ/円 60分足
EURJPY ※チャートをクリックすると拡大します。

■先週の動き
先週はユーロ/ドルは1.3820ドル、ユーロ/円は108.10円近辺でオープンしたものの、G20サミットの声明を受け、ギリシャよりむしろイタリアの債務に対しての関心が高まったことから、ギリシャの国債が売られ、指標となる10年祭国債の利回りが、一時は自力での再建が困難とされる7%台へ上昇したことから、リスク回避の動きが強まり、ユーロは対ドルで1.3484ドル、対円で104.73円まで下落しました。週末にかけては、ギリシャの首相にパパデモス元ECB副総裁が就任することが有力となったことやECBがイタリア国債の購入を継続していることなどにより、10年債利回りが6%台へ低下したこと、ベルルスコーニ伊首相の辞任の条件となっていた債務削減の法案が上院で可決したことから、対ドルでは1.3795ドル、対円で106.35円まで戻しました。

一方、ドル/円はコリンズ米財務次官補が「市場が大きく荒れていることがない場合には、市場の力に応じ、為替レートが柔軟に動くことを容認するのがG7の約束」と発言したことなどから、政府・日銀が更なる介入を実施しにくいとの見方などで、ドルが売られ78円を割り込みました。その後も78円を回復することなく、77.05円まで一時下落して、安値圏でクローズしました。

通貨別では、主要通貨に対して円が上昇、ドルはポンド以外での上昇となりました。

■週間騰落率(JPY)
JPY ※グラフをクリックすると拡大します。

■週間騰落率(USD)
USD ※グラフをクリックすると拡大します。

■今週の見通し
ベルルスコーニ伊首相は財政緊縮法案が11日に上院、12日に下院で可決しナポリターノ大統領へ上表を提出、受理されました。同大統領はモンティ氏を軸に組閣を指示するとみられ、明日のマーケットオープンまでに新内閣の発足を目指すものと思います。週末はイタリアの次期政権に対する期待感などが先行して株価などが上昇したことから、流れとしては、週明けのアジア市場の株価も上昇するとみられ、ユーロや豪ドルなどが上昇、ドルや円が下落すると思われます。ただ、市場にはここまでは織り込まれている可能性があることから、上昇幅は限られ、トレンドが転換するまでには至らないものと思います。

一方、ドル/円は本邦政府・日銀が覆面介入を実施しているかとの質問に対して、安住財務相はコメントを控えました。ただ、これまで78.00円を大きく割れなかったドル/円相場はコリンズ米財務次官補の発言以降に78円を割り込み、週末までに78円を回復することはありませんでした。訪日中のラガルドIMF専務理事(仏)は「(日本の介入は)G7声明に沿ったものと認識している」と発言しているものの、もともと為替は2国間の問題であり、米国サイドからは同様の発言が聞かれないため、引き続き米国の牽制が残っていると思われますので、週明けには株価の下落などのきっかけがあればドル/円は77円を割り込み76円台前半まで下落する可能性があります。

こうした中で、ギリシャ、イタリアの政治的な混乱が落ち着けば、市場は米国の経済指標に注目してくると思います。特に15日(火)の米小売売上高、NY連銀製造業景気指数、16日(水)の消費者物価指数、鉱工業生産、17日(木)の住宅着工件数、フィラデルフィア連銀製造業景気指数が注目されると思います。これらの指標が良い場合には、米国の追加金融緩和の期待が後退するとみられますので、株価の下落からドルが買われやすくなるものと思います。ユーロは15日(火)の独GDP、ユーロ圏GDP、独ZEW景況感調査が注目されるとみられます。豪は15日(火)の豪準備銀行(RBA)の金融政策議事、ポンドは16日(水)の失業率と中銀のインフレリポートが注目されるものと思います。

■今週の予想レンジ

Ccy Low(下)   High(上)
ドル/円 76.30 78.05
ユーロ/ドル 1.3480 1.3950
ユーロ/円 104.70 107.50
ポンド/円 122.90 125.40
豪ドル/円 78.00 80.60
NZドル/円 59.10 61.80
南アランド/円 9.75 9.95

■日、週、月、年騰落データRate ※表をクリックすると拡大します。

■注目イベント
11/14(月)
・ 06:45 NZ 7-9月期 四半期小売売上高指数
08:50 日本 7-9月期 四半期実質国内総生産(GDP、速報値)
・ 17:15 スイス 10月 生産者輸入価格
・ 19:00 ユーロ圏 9月 鉱工業生産
11/15(火)
・ 09:30 豪 豪準備銀行(中央銀行)、金融政策会合議事要旨公表
・ 16:00 ドイツ 7-9月期 国内総生産(GDP、速報値)
・ 18:30 英国 10月 消費者物価指数(CPI)
・ 18:30 英国 10月 小売物価指数(RPI)
・ 19:00 ユーロ圏 7-9月期 四半期域内総生産(GDP、速報値)
・ 19:00 ユーロ圏 11月 ZEW景況感調査
19:00 ドイツ 11月 ZEW景況感調査(期待指数)
・ 19:00 ユーロ圏 9月 貿易収支
・ 22:30 カナダ 9月 製造業出荷
・ 22:30 米国 10月 卸売物価指数(PPI)
22:30 米国 10月 小売売上高
22:30 米国 11月 ニューヨーク連銀製造業景気指数
・ 00:00 米国 9月 企業在庫
11/16(水)
・ 00:00 日本 日銀金融政策決定会合
・ 18:30 英国 10月 失業保険申請件数
18:30 英国 10月 失業率
・ 19:00 ユーロ圏 10月 消費者物価指数(HICP、改定値)
19:30 英国 英中銀インフレリポート
・ 20:00 南ア 9月 小売売上高
22:30 米国 10月 消費者物価指数(CPI)
・ 23:00 米国 9月 対米証券投資
・ 23:15 米国 10月 鉱工業生産
・ 23:15 米国 10月 設備稼働率
・ 00:00 米国 11月 NAHB住宅市場指数
11/17(木)
・ 06:45 NZ 7-9月期 四半期卸売物価指数(PPI)
・ 18:30 英国 10月 小売売上高指数
・ 19:00 ユーロ圏 9月 建設支出
・ 19:00 ユーロ圏 9月 建設支出
・ 22:30 カナダ 9月 対カナダ証券投資額
22:30 米国 10月 住宅着工件数
・ 22:30 米国 10月 建設許可件数
・ 22:30 米国 前週分 新規失業保険申請件数
・ 00:00 米国 11月 フィラデルフィア連銀製造業景気指数
11/18(金)
・ 16:00 ドイツ 10月 生産者物価指数(PPI)
・ 21:00 カナダ 10月 消費者物価指数(CPI)
・ 22:30 カナダ 10月 景気先行指数
00:00 米国 10月 景気先行指標総合指数
経済指標の詳細はFXmuseumのFXカレンダーを参照してください。

2011年11月11日 (金)

11/11 本日の戦略-イタリアの採決は順調に進むか-

おはようございます。本日は週末ですね。風邪薬のせいでしょうか眠くて仕方ありません。

■変化率から見た前日の通貨の強弱
ユーロ>円>ポンド>豪ドル>ドル>NZドル
※ ">" の左側の通貨が右側の通貨より強いことを示しています。

■本日の見通し
本日は米国がベテランズデー(退役軍人の日)で債券市場が休場となる以外では、株式市場、外国為替市場はオープンしています。経済指標も23時55分にミシガン大消費者信頼感指数の発表があるなど、多少トレーダーが減少すると思いますが、普通の週末と同じと考えていただいていいと思います。経済指標の発表は少ないものの、イエレン米連邦準備理事会(FRB)副議長(ややハト派)やエバンズ米シカゴ連銀総裁(ハト派)、ウィリアムズ米サンフランシスコ連銀総裁(ややタカ派)の講演も予定されていて、短期的には材料視されない可能性がありますが、今後の米国の金融政策のヒントとなると思われますので、注目したいと思います。

昨日はイタリア1年債の入札が実施され、ECBの購入もあり全額を調達できたことでユーロに対する悲観的な見方が後退したようですし、ギリシャの暫定首相にパパデモス元ECB副総裁、イタリアの次期首相にモンティ元欧州委員が候補として上がるなど、期待が持たれたこともありユーロが買い戻されましたが、ECB内部からは「ECBにも限界がある」などの発言が聞かれていることやフランス10年国債とドイツ10年国債の利回りスプレッドがユーロ導入以来最大の水準となったことで、じわりじわりと周辺国から中軸国へ移ってきているようです。今はそれほど注目されていませんが、スペインとフランスの国債利回りに注目されてくると、ユーロの下落に歯止めがかからなくなる可能性があります。本日はイタリア上院で財政緊縮法案の採決が予定されていますので、採決の実施と可決がなされれば、市場は一時的に安定方向に向かうと思います。

本日は週末ということや経済指標の発表も限られることなどから、方向感に乏しい動きとなるのではないでしょうか。特にドル/円は78円を割り込んだものの、昨日は77.50円でサポートされていて、節目節目で底堅いところがあります。安住財務相は「(覆面介入について)お答えできない」と発言していますので、スムージング(円高進行の速度を送らせる)介入を行っていると可能性が残ります。このため、短期的には77.50円が割れないと思います。もし割れたら次は77.00円でしょうか。また、ユーロやクロス円につきましては、欧米の株価と相関性が高い状態が続いていますので、株価の動き次第となってしまうこともありますが、ファンダメンタルズのリスクから考えると戻り売り継続といえそうです。

■NZDJPY 日足(一目均衡表、ストキャスティックス) NZDJPY source:uedaharlowfx
NZドル/円は一目均衡表(日足)の基準線を下抜けしている上、昨日は安値が雲の下に抜け出ました。引値ではかろうじて雲の中を維持しているようですが、雲を下に抜けると、10/4の57.33円近辺まで下落する可能性があります。遅行線を見ても日々線(ロウソク足)と接近していて、本日を含めて3営業日で下抜けする可能性が高いことが上げられます。ただ、10/4の安値の57.33円と10/31の高値を100%としたフィボナッチ61.8%押しが60.09円となっていることで、ここで引値がサポートされれば反発する可能性もあります。

■本日のテクニカルでの注目点(矢印はトレンドの方向を予想しています)
ユーロ/ドル 一目均衡表(日足)の雲の下から中へ
豪ドル/円 一目均衡表(日足)の基準線を下抜け
カナダドル/円 21日移動平均線を上抜け
豪ドル/米ドル 一目均衡表(日足)の基準線を下抜け

■変動率からの予想レンジ 07:15→NYクローズ

Ccy予想レンジ
USDJPY77.34 ~ 78.03
EURJPY104.83 ~ 106.47
GBPJPY123.00 ~ 124.55
AUDJPY78.09 ~ 79.66
NZDJPY59.73 ~ 60.89
CADJPY75.73 ~ 77.02
ZARJPY9.60 ~ 9.84
NOKJPY13.50 ~ 13.74
MXNJPY5.63 ~ 5.77
HKDJPY9.91 ~ 10.01
SGDJPY59.68 ~ 60.60
EURUSD1.3471 ~ 1.3687

■前日のサマリー
昨日の東京時間帯は、アジアの株価が下落する中で、リスク回避のドル買いや円買いは続かず、仲値に向けてのドル買いからドル/円は77.87円まで上昇しましたが、じりじりと77.66円まで売られました。ユーロ/ドルは1.3515ドルまで下落後1.3459ドルまで上昇、ユーロ/円は105.39円から105.14円まで下落しました。ロンドン時間に入ると、イタリア国債の利回り上昇からリスク回避の動きとなり、ドル/円は77.60円、ユーロ/ドルが1.3488ドル、ユーロ/円が104.74円まで下落しました。イタリアの1年物の債券が平均利回り6.087%となったものの、応札倍率は1.99倍と前回を上回り、50億ユーロ全額を調達できたことから、指標となるイタリアの10年債の利回りが7%を割り込んだことで、イタリアの株式市場が主導して、ユーロ/ドルは1.3630ドル、ユーロ/円は105.88円まで上昇しました。ドル/円は77.60円から77.73円までの小動き。NY時間に入ると、発表された米新規失業保険申請件数が改善傾向を示し、貿易赤字額も縮小していたことに加え、ギリシャの暫定首相にパパデモス元ECB副総裁が就任することが発表されると、期待感から株価が上昇して、ドル/円は77.73円、ユーロ/ドルは1.3653ドル、ユーロ/円は105.98円まで上昇しました。しかし、フィキシングでユーロなどに売りが持ちこまれたことやフランスの格付けが引き下げられるとの噂で、ドル/円は77.50円、ユーロ/ドルは1.3550ドル、ユーロ/円は105.25円まで下落しました。クローズにかけては格付け機関S&Pがフランスの格付け、見通しとも現状を維持するとして、格下げのうわさを否定したことなどから、各通貨とも安値からも戻しました。
クローズはドル/円が77.63円、ユーロ/ドルが1.3602ドル、ユーロ/円は105.62円。

■株価(bloomberg.co.jp)

Index 引値 前日比
日経225 8500.80 -254.64
FTSE100(英) 5444.82 -15.56
DAX(独) 5867.81 38.27
NYダウ(米) 11893.86 112.92
S&P500(米) 1239.70 10.60
NASDAQ(米) 2625.15 3.50

■金利(bloomberg.co.jp)

Country 利回り 前日比
米10年債 2.06 0.06
日本10年債 0.973 -0.009
英10年債 2.23 0.05
独10年債 1.77 0.06

■コモディティ価格

Commodities 引値 前日比
NY金(期近) 1759.60 -32.00
NY原油(期近) 97.78 2.04

■本日の指標発表(FXミュージアムより)
11/11(金)
・ 米国債券市場休場(ベテランズデー)
・ 08:50 日本 9月 第三次産業活動指数
・ 08:50 日本 10月 国内企業物価指数
・ 18:30 英国 10月 卸売物価指数(食品、エネルギー除くコアPPI)
・ 18:30 ユーロ圏 コスタ・ポルトガル中銀総裁講演
・ 20:30 ユーロ圏 ゴンザレス・パラモ欧州中央銀行(ECB)理事講演
・ 23:55 米国 11月 ミシガン大学消費者態度指数速報値
・ 00:00 米国 クラニェツ・スロベニア中銀総裁講演
・ 03:15 米国 イエレン米連邦準備理事会(FRB)副議長講演
・ 03:15 米国 エバンズ米シカゴ連銀総裁講演
・ 04:45 米国 ウィリアムズ米サンフランシスコ連銀総裁講演

ピボットポイントなどは山内俊哉のココに注目!もご覧ください

2011年11月10日 (木)

11/10 本日の戦略-ユーロ圏から対策出されるか-

おはようございます。昨日のマーケットもイタリア政府に対する対応の遅さに市場が催促したような形となりました。世界的に見て膨らんだ経済に政治的な対応が難しくなっているように思えます。

■変化率から見た前日の通貨の強弱
ドル>円>ポンド>NZドル>ユーロ>豪ドル
※ ">" の左側の通貨が右側の通貨より強いことを示しています。

■本日の見通し
昨日は中国の経済指標がばらばらに発表されご迷惑をおかけしました。中国は事前のリークがあったりとよくわかりません。ナポリターノ伊大統領は緊急声明を発表し、数日のうちに改革法案について与野党が合意し可決すれば、ベルルスコーニ伊首相が辞任、速やかに新しい内閣を発足させるか、短期間のうちに総選挙を実施すると強調して沈静化を図っていますが、今のとこはあまり効果が出ていないようです。一方、次期首相としてパパデモス元ECB副総裁選出することで最終調整を行っていたギリシャですが、野党の一部が「パパンドレウ首相に近すぎる」と反対し、まとまっていないようです。このままでは、ギリシャの第6弾の融資の実施が危ぶまれ、今度はイタリアの危機に隠れてギリシャがデフォルトするとの事態にならないとも限りません。昨日はECBの緊急ミーティングの噂も流れたようですが、実施はされなかったことで、本日の動き次第では週末にもユーロ圏財務相会議などが開かれる可能性があります。また、燻り続けているフランスの「AAA」の格下げ問題もあり、イタリアの支援などを巡って有効な対策が出てこないと、ユーロ崩壊などのルーマーが再び流れて大幅に売られる可能性があります。ユーロとドルの金利差が縮小していることから、ユーロの下落でこの金利差が調整されると思います。

ドルはリスク回避の動きから77円台後半へと上昇していますが、8日に78円を割り込んでから78円を回復できずにいます。リスク買いでのドル買いで底堅く推移することが予想されますが、米国では深夜2時にバーナンキ米FRB議長の講演が予定されていることから、欧州景気減速による米景気減速懸念から量的緩和第3弾(QE3)を将来示唆する発言などがなされるとドルが円に対して弱含みとなる可能性があります。

先ほど発表された豪失業率は5.2%と予想の5.3%よりは良かったものの、前回とは変わっていないため、豪ドル上昇の効果は一時的となりました。欧州の債務危機から世界経済が停滞すると資源国の需要も減ることから、危機が長引くようであれば更なる利下げなどで豪ドルを含め資源国通貨が下落することになりそうです。

■AUDUSD 日足(一目均衡表、ストキャスティックス) AUDUSD source:uedaharlowfx
豪ドル/米ドルは一目均衡表(日足)の雲の上から中に入り、これまでサポートとなっていた基準線を本日これまででは下に抜けています。遅行線が日々線(ロウソク足)の上を推移していることから、10/4の安値の0.9387ドルと10/27の高値の1.0753ドルを100%としたフィボナッチ50%の1.0072ドル近辺でサポートされれば、再び雲の上うに抜け出ていくと思います。ただ、日々線が今後切り上がっていくことで、遅行線が下抜けすると前出フィボナッチの6.18%押しとなる0.9911ドル近辺まで下落する可能性が高まります。

■本日のテクニカルでの注目点(矢印はトレンドの方向を予想しています)
ユーロ/ドル 一目均衡表(日足)の雲の下へ
ポンド/ドル 21日移動平均線を下抜け、一目均衡表(日足)の雲の上から中へ
ユーロ/円 21日移動平均線、一目均衡表(日足)の基準線を下抜け
豪ドル/円 21日移動平均線を下抜け、一目均衡表(日足)の雲の上から中へ
NZドル/円 21日移動平均線、一目均衡表(日足)の基準線を下抜け
カナダドル/円 21日移動平均線、一目均衡表(日足)の基準線を下抜け
南アランド/円 21日移動平均線、一目均衡表(日足)の基準線、雲を下抜け
豪ドル/米ドル 21日移動平均線を下抜け、一目均衡表(日足)の雲の上から中へ
NZドル/米ドル 一目均衡表(日足)の基準線、雲を下抜け

■変動率からの予想レンジ 07:36→NYクローズ

Ccy 予想レンジ
USDJPY 77.51 ~ 78.19
EURJPY 104.55 ~ 106.18
GBPJPY 123.14 ~ 124.68
AUDJPY 78.17 ~ 79.72
NZDJPY 60.18 ~ 61.33
CADJPY 75.31 ~ 76.59
ZARJPY 9.50 ~ 9.73
NOKJPY 13.43 ~ 13.67
MXNJPY 5.59 ~ 5.72
HKDJPY 9.94 ~ 10.04
SGDJPY 59.89 ~ 60.82
EURUSD 1.3403 ~ 1.3620

■前日のサマリー
昨日の東京時間帯は、発表された中国の消費者物価指数が予想通りの前年比5.5%、鉱工業生産が同13.2%、小売売上高が同17.2%と小幅な悪化を示したことから、ややリスクを回避する動きとなり、ドル/円は77.73円から77.54円へと下落、ユーロ/ドルは1.3859ドルから1.3815ドル、ユーロ/円は107.55円から107.18円まで下落しました。ロンドン時間に入るとLCHがイタリア国債を取引する際の証拠金比率を5%引き上げたことから、イタリア国債が売られ利回りが急上昇、10年債の利回りは自力再建が困難とされる7%を突破して一時7.4%まで上昇しました。このため、欧州の株価が下落し、リスク回避の動きからドルと円が買われ、ユーロ/ドルは1.3610ドル、ユーロ/円は105.73円まで、ドル/円は77.76円まで上昇後、77.55まで再び下落しました。NY時間には別のクリアリングハウスのCC&Gもイタリア国債の取引に対する証拠金比率を引き上げたことやイタリアの最大与党が総選挙の前倒しを拒否したことで、イタリアに対する不安が高まり、NYダウが大幅に下落したことで、ドルが買われ、ドル/円は77.88円まで一時上昇、ユーロ/ドルは1.3523ドル、ユーロ/円は105.25円まで一時下落しました。
クローズはドル/円が77.79円、ユーロ/ドルが1.3539ドル、ユーロ/円は105.34円。

■株価(bloomberg.co.jp)

Index 引値 前日比
日経225 8755.44 99.93
FTSE100(英) 5460.38 -106.96
DAX(独) 5829.54 -131.90
NYダウ(米) 11780.94 -389.24
S&P500(米) 1229.10 -46.82
NASDAQ(米) 2621.65 -105.84

■金利(bloomberg.co.jp)

Country 利回り 前日比
米10年債 1.96 -0.12
日本10年債 0.982 0.001
英10年債 2.17 -0.09
独10年債 1.72 -0.08

■コモディティ価格

Commodities 引値 前日比
NY金(期近) 1791.60 -7.60
NY原油(期近) 95.74 -1.06

■本日の指標発表(FXミュージアムより)
11/10(木)
・ 08:50 日本 9月 機械受注
・ 09:30 豪 10月 新規雇用者数
09:30 豪 10月 失業率
・ 16:00 ドイツ 10月 消費者物価指数(CPI、改定値)
・ 16:00 ドイツ 10月 卸売物価指数(WPI)
・ 18:00 ユーロ圏 欧州中央銀行(ECB)月報
21:00 英国 イングランド銀行(BOE、英中央銀行)金利発表
・ 未定 南ア 南アフリカ準備銀行(中央銀行)政策金利
・ 21:15 ユーロ圏 シュタルクECB理事講演
・ 22:30 カナダ 9月 貿易収支
・ 22:30 米国 10月 輸入物価指数
・ 22:30 米国 10月 輸出物価指数
22:30 米国 9月 貿易収支
・ 22:30 米国 前週分 新規失業保険申請件数
・ 23:00 米国 ロックハート米アトランタ連銀総裁講演
・ 00:40 米国 エバンズ米シカゴ連銀総裁講演
02:00 米国 バーナンキ米連邦準備理事会(FRB)議長講演
・ 03:00 米国 米財務省30年債入札(160億ドル)
・ 03:00 ユーロ圏 プラートECB理事講演
・ 04:00 米国 10月 月次財政収支

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2011年11月 9日 (水)

11/9 本日の戦略-中国の指標がカギ、円高圧力は継続するか-

おはようございます。昨日NHKのラジオ深夜便をきいていましたら、ちょうどイタリアからのレポートで、本題が違うのですが、ベルルスコーニ首相の問題にも触れていましたので紹介します。女性問題も辞任してほしい理由の一つだそうですが、イタリア国民が閉塞感からの変革を願っているという理由が大きいのではないかということでした。日本とそっくりですね。また、イタリアでは地区によって暖房を使える制限(法律)があるそうで、個別にエアコンを設置している日本とは大きく違うなと思いました。

■変化率から見た前日の通貨の強弱
円>ユーロ>ポンド>豪ドル>NZドル>ドル
※ ">" の左側の通貨が右側の通貨より強いことを示しています。

■本日の見通し
本日は午前11時に発表される中国の消費者物価指数、鉱工業生産、小売売上高に注目が集まると思います。欧州の懸念材料であったギリシャの政権はパパデモス元ECB理事が首相に就任することで決まったようですし、ベルルスコーニ伊首相は財政緊縮法案が来週議会で可決され次第という条件を出しているものの、辞任を発表しました。これを受けて、債務危機問題に進展があるとの期待感が先行したことなどでリスク回避の動きの巻き戻しにつながったものと思います。ここからリスク志向となるのか、リスク回避となるのかが冒頭の中国の指標になると思います。特に鉱工業生産や小売売上高が低下しているようだと、中国の成長への減速懸念につながるため、株価の下落と豪ドルなどの資源国通貨の下落につながるものと思います。

昨日は10月31日の政府・日銀による介入以来となる1ドル=77.57円までドルが下落しました。これまで78円で覆面介入を実施しているとの噂が市場に流れていただけに、78円を割り込んでから一度も78円を回復しなかったことには驚いています。円高が進んだ要因として7日(月)にコリンズ米財務次官補が「市場が大きく荒れていることがない場合には、市場の力に応じ、為替レートが柔軟に動くことを容認するのがG7の約束」と発言していて、昨日はこれが介入に対する批判と取られ、介入がしにくくなったと見た投機筋に77円台後半から置かれていたストップロスを狙われたものと思います。現在のレベルで政府・日銀からアクション(口先介入含む)が見られないと「政府が円高を容認した」と見られかねないため、介入レベルの75円台まで円高が進む可能性があります。

そのほかの経済指標や要人の講演予定からは、23時30分のバーナンキ米FRB議長の講演が予定されています。内容は中小企業と景気についてと目されますが、質疑応答で金融緩和には言及しないと思われますので、為替への影響は少ないと思います。

ユーロにいては、成長見通しが引き下げられている上に、ECBの追加利下げとの見方や、ECBによる国債買い入れについても、ユーロ圏の高債務国の国債を買い続け、流動性で銀行システムをあふれさせても、域内のソブリン危機を解決することができないと一部理事が発言していることやバイトマン独連銀総裁が「ECBは公的債務を支えるために紙幣増刷できない」「外貨準備を使ったEFSFレバレッジは禁じられている」「金融性s買うと財政政策の境界があいまいになっている」などと発言していることで限界が見えてきているように思いますが、これらの材料は足許では重視されず、なるべく楽観的な見通しにつながる材料を探して株価やユーロが上昇しているように思います。欧州の債務問題は来年春頃まで時間がかかると思われますので、いずれはこうした問題が注目される可能性があります。

■AUDJPY 日足(一目均衡表、ストキャスティックス) AUDJPY source:uedaharlowfx
豪ドル/円は実勢レートは一目均衡表(日足)の雲の上を推移しているものの、遅行線は雲の下に抜け出てきています。このため、もう一度雲の上限となる82.12円を試しに行くのか、雲に沿って下落していくのかのどちらかと思います。転換線の81.80円が抵抗となっている一方で、10/4の安値の72.05円と10/31の高値の83.96円を100%としたフィボナッチ38.2%押しの79.40円がサポートとなっています。ストキャスティックス(スロー)からは%Kスローが加工を続け40後半で再びデッドクロスしていることで、まだ下落余地があると見られるため、同フィボナッチ61.8%押しの76.58円近辺まで下落する可能性は高いと思います。

■本日のテクニカルでの注目点(矢印はトレンドの方向を予想しています)
該当ありません

■変動率からの予想レンジ 07:36→NYクローズ

Ccy 予想レンジ
USDJPY 77.44 ~ 78.12
EURJPY 106.80 ~ 108.46
GBPJPY 124.39 ~ 125.94
AUDJPY 80.09 ~ 81.68
NZDJPY 61.46 ~ 62.65
CADJPY 76.46 ~ 77.75
ZARJPY 9.80 ~ 10.04
NOKJPY 13.78 ~ 14.03
MXNJPY 5.75 ~ 5.88
HKDJPY 9.95 ~ 10.05
SGDJPY 61.00 ~ 61.94
EURUSD 1.3741 ~ 1.3928

■前日のサマリー
昨日の東京時間帯は、日経225平均株価がオリンパスの不正経理問題などで下落したことなどから、ユーロ/ドルが1.3775ドル近辺から1.3735ドル、ユーロ/円が107.50円から107.25円のレンジで推移、ドル/円は78.08円から78.02円の狭いレンジので動きとなりました。ロンドン時間に入ると、フランスの貿易赤字が悪化していたことやイタリアの2年債利回りがユーロ導入以来の高水準となったことで、ユーロは対ドルで1.3725ドル、対円で107.14円まで下落しました。その後、ギリシャの首相がパパデモス氏で合意に近いとの報道などから、対ドルで1.3793ドル、対円で107.59円まで切り返しました。NY時間に入ると、ドル/円がこれまで支えられていた78円を割り込むとストップロスを巻き込んで77.57円まで一時下落、ユーロ/ドルはギリシャの次期首相がパパデモス氏となったことから、1.3845ドルへと上昇しました。しかし、イタリアの議会が予算関連法案を可決したのニュースでユーロは対ドルで1.3774ドル、対円で107.14円まで下落しました。去就が注目されていたベルルスコーニ伊首相が辞任するとのニュースが流れると、期待感からユーロが買われ、対ドルで1.3847ドル、対円で107.59円まで上昇し、高値圏でクローズしました。ドル/円は78円を割り込んだ後は78円を回復することなく、77円台後半で推移しています。
クローズはドル/円が77.72円、ユーロ/ドルが1.3831ドル、ユーロ/円は107.50円。

■株価(bloomberg.co.jp)

Index 引値 前日比
日経225 8655.51 -111.58
FTSE100(英) 5567.34 56.52
DAX(独) 5961.44 32.76
NYダウ(米) 12170.18 101.79
S&P500(米) 1275.92 14.80
NASDAQ(米) 2727.49 32.24

■金利(bloomberg.co.jp)

Country 利回り 前日比
米10年債 3.25 0.00
日本10年債 0.981 -0.015
英10年債 2.26 0.00
独10年債 1.80 0.02

■コモディティ価格

Commodities 引値 前日比
NY金(期近) 1799.20 8.10
NY原油(期近) 96.80 1.28

■本日の指標発表(FXミュージアムより)
11/9(水)
・ 08:50 日本 9月 国際収支・経常収支
・ 08:50 日本 9月 国際収支・貿易収支
・ 09:30 豪 9月 住宅ローン件数
・ 14:00 日本 10月 景気ウオッチャー調査-現状判断DI
・ 18:30 英国 9月 貿易収支
・ 22:30 カナダ 9月 新築住宅価格指数
・ 23:30 米国 バーナンキ米連邦準備理事会(FRB)議長講演
・ 00:00 米国 9月 卸売在庫
・ 02:15 米国 タルーロFRB理事講演
・ 03:00 米国 米財務省10年債入札(240億ドル)
・ 04:00 ユーロ圏 シュタルク欧州中央銀行(ECB)理事講演

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2011年11月 8日 (火)

11/8 本日の戦略-イタリアの予算関連の採決に注目-

おはようございます。寒くなるという予報のせいなのか、朝の電車の暖房が効きすぎて汗をかいてしまいました。

■変化率から見た前日の通貨の強弱
NZドル>円>ポンド>ユーロ>ドル>豪ドル
※ ">" の左側の通貨が右側の通貨より強いことを示しています。

■本日の見通し
本日はイタリアで2010年会計報告に関する採決(時間未定)が予定されています。本来であればこの手の採決は形式的なものだが、今回は野党が政権打倒で結束を強めていることから、採決で否決される可能性があります。この場合は、ベルルスコーニ伊首相が辞任する可能性がありますし、可決された場合には野党から内閣不信任案の提出がなされる可能性があります。イタリアでは連立与党が必ずしも一致しているわけではないことから、政権が打倒されるリスクもあります。昨日の首相辞任報道(後に否定)ではユーロが買われるという皮肉な結果になりましたが、本日の採決の結果による市場の反応は予測がつきません。ただ、昨日のユーロ圏財務相会合ではEFSFのレバレッジに対して具体的な内容が示されなかったことから、一時的に上昇はあるかもしれませんが長続きしないと思います。

本日も市場では主要な材料がありません。朝方にフィッシャー・ダラス連銀総裁は「いかなる金融緩和にも反対」と表明、前回のFOMCで賛成票を投じたのは「目新しいものはなかった」との認識と発言しました。ただ、市場の反応は限定的であり、引き続き、ギリシャやイタリアといった欧州サイドの問題に目が向いているようにお思います。しいて材料を上げるとすれば16時の独貿易収支、午前3時の米3年債入札になるかと思いますが、市場の流れを変えるほどのインパクトはありませんので、短期的な反応に留まるものと思います。

一方、昨日目立った動きとしては、ヒルデブランドSNB(スイス国立銀行)総裁が「必要ならばスイスフランを押し下げる措置をとる用意がある」と発言したことで、スイスフランが主要通貨に対して下落しました。スイスは9月6日にユーロの下落がスイスフランで止まらないことから1ユーロ=1.20スイスフランに設定すると宣言し無期限の介入に踏み切っています。

■EURJPY 日足(一目均衡表、ストキャスティックス) EURJPY source:uedaharlowfx
ユーロ/円は10/12に一目均衡表(日足)の基準線を上に抜けてから、同線がサポートとして機能しています。本邦政府・日銀のドル買い/円売り介入により雲の上に抜け出たものの、転換線と雲の上限がレジスタンスとなり、揉み合いとなっています。ストキャスティックス(スロー)では40前後でゴールデンクロスしたものの、再びデッドクロスして下を向いています。このため、基準線となる106.13を下に抜けると雲の下限となる104円近辺までのゲラっ句の可能性は高いと思います。逆に雲から上に離れた場合には、8/29の高値の111.92円と10/31の高値の111.53円あたりが目処となると思います。

■本日のテクニカルでの注目点(矢印はトレンドの方向を予想しています)
ドル/円 一目均衡表(日足)の雲の上から中へ
ユーロ/円 一目均衡表(日足)の雲の上から中へ(僅か)
ドル/スイス 21日移動平均線、一目均衡表(日足)の基準線を上抜け

■変動率からの予想レンジ 07:42→NYクローズ

Ccy 予想レンジ
USDJPY 77.77 ~ 78.45
EURJPY 106.79 ~ 108.49
GBPJPY 124.64 ~ 126.24
AUDJPY 80.32 ~ 81.95
NZDJPY 61.64 ~ 62.85
CADJPY 76.49 ~ 77.82
ZARJPY 9.68 ~ 9.92
NOKJPY 13.80 ~ 14.06
MXNJPY 5.73 ~ 5.86
HKDJPY 9.99 ~ 10.08
SGDJPY 61.11 ~ 62.07
EURUSD 1.3644 ~ 1.3870

■前日のサマリー
昨日の東京時間帯は、イタリアの債務問題に関心が集まったことで、リスクを回避する動きから、ドル/円は小動きながら78.17円から78.07円まで下落、ユーロ/ドルは1.3820ドル近辺から1.3752ドル、ユーロ/円は108円近辺から107.45円まで下落しました。ロンドン時間に入るとイタリアの国債が売られ、10年債利回りが6.6%を超えたことなどが嫌気され、ユーロ/ドルは1.3682ドル、ユーロ/円は108.85円まで下落、ドル/円は78.18円まで上昇しました。その後、ベルルスコーニ伊首相が数時間以内に辞任するとのニュースが流れ、株価が下げ幅を縮小したことでユーロ/ドルは1.3787ドル、ユーロ/円は107.61円まで上昇しました。その後、ベルルスコーニ伊首相が辞任報道を否定したことやNY時間に入るとローゼングレン・ボストン連銀総裁が「FRBは失業率を低下させるため、積極的に行動する必要」などと発言したことでドルが売られ、ドル/円は一時77.99円まで下落しましたが、このレベルでは底堅く推移しました。ユーロは欧州投資銀行(EIB)が一時的に欧州の金融機関の支援を強化する可能性があることを示唆したため、対ドルで1.3813ドル、対円で107.77円まで一時上昇しましたが、欧州当局者はEFSFのレバレッジ案に疑問とダウ・ジョーンズ社が報じたことで1.3727ドル、107.15円まで下落しましたが、クローズにかけてはNYダウが上昇したことなどで、対ドルが1.3775ドル、対円が107.55円近辺まで戻しました。
クローズはドル/円が78.04円、ユーロ/ドルが1.3773ドル、ユーロ/円は107.50円。

■株価(bloomberg.co.jp)

Index 引値 前日比
日経225 8767.09 -34.31
FTSE100(英) 5510.82 -16.34
DAX(独) 5928.68 -37.48
NYダウ(米) 12068.39 85.15
S&P500(米) 1261.12 7.89
NASDAQ(米) 2695.25 9.10

■金利(bloomberg.co.jp)

Country 利回り 前日比
米10年債 2.31 0.00
日本10年債 0.996 0.003
英10年債 2.26 -0.04
独10年債 1.78 -0.04

■コモディティ価格

Commodities 引値 前日比
NY金(期近) 1791.10 35.00
NY原油(期近) 95.52 1.26

■本日の指標発表(FXミュージアムより)
11/8(火)
・ 09:01 英国 10月 英小売連合(BRC)小売売上高調査
・ 09:01 英国 10月 英王立公認不動産鑑定士協会(RICS)住宅価格指数
09:30 豪 9月 貿易収支
・ 09:30 豪 10月 NAB企業景況感指数
・ 15:45 スイス 10月 スイスSECO消費者信頼感指数
・ 16:00 ドイツ 9月 経常収支
16:00 ドイツ 9月 貿易収支
・ 17:30 ユーロ圏 コスタ・ポルトガル中銀総裁講演
・ 18:30 英国 9月 鉱工業生産指数
・ 18:30 英国 9月 製造業生産指数
・ 21:50 カナダ カーニー・カナダ中銀総裁講演
・ 22:15 カナダ 10月 住宅着工件数
・ 03:00 米国 米財務省3年債入札(320億ドル)
・ 03:00 米国 コチャラコタ米ミネアポリス連銀総裁講演
・ 03:00 米国 プロッサー米フィラデルフィア連銀総裁講演

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2011年11月 7日 (月)

11/7 本日の戦略-ギリシャの懸念は後退だが、イタリアの懸念が浮上-

おはようございます。天皇陛下が大事を取って入院されたようですね。東日本大震災の時のビデオでのメッセージには感銘を受けましたし、その後も計画停電時にはご自身も不便な生活を進んで実施されたりとしていらっしゃったそうです。早く回復していただきたいですね。

■変化率から見た前日の通貨の強弱
ドル>ポンド>NZドル>円>ユーロ>豪ドル
※ ">" の左側の通貨が右側の通貨より強いことを示しています。

■本日の見通し
本日早朝に、ギリシャでは新民主主義党のサマラス党首が連立政権樹立で合意したことを受け、ギリシャの不透明感が後退したとみられたことから、早朝の市場ではユーロやクロス円などが買われる場面が見られましたが、焦点がイタリアに移ってきていることもあり、方向が出るまでには至っていません。イタリアですが、国内ではベルルスコーニ首相の退陣要求が高まっていることや与党議員の離党により議会の過半数を割り込んでいる中で8日の8日の政府予算の採決が乗り切れるかが注目されそうです。イタリア国債の利回りも上昇中であり、IMFのモニタリングを受けたとしても市場に安心感が出ないのであれば、リスク回避の動きから、ドルと円が買われ、ユーロやクロス円などは弱含みでの推移が続くものと思われます。

本日は19時のユーロ圏小売売上高、20時の独鉱工業生産が注目されると思いますが、為替市場に与える影響は限定的となると思います。このため、本日も欧米の株価が主導となると思います。先週は16時過ぎの欧州の時間帯にはいるとユーロが買われる傾向にありましたが、今週はどうでしょうか。

G20サミットでは、EFSF拡充策が不透明なこともあり参加を表明する国がなく、IMFの強化については合意したものの、具体策については2012年2月のG20財務相・中央銀行総裁会議にまで先送りされています。どちらかというと成果が乏しく、失望とまではいかなかったにしろ、今後の進展に対しても利害対立が解消されるか疑問が残ります。

■EURUSD 日足(一目均衡表、ストキャスティックス、トレンドライン) EURUSD source:uedaharlowfx
ユーロ/ドルは10/27に1.4245ドルの高値をつけ下落していますが、引値が一目均衡表(日足)の基準線の1.3695ドルに支えられています。また、ストキャスティックス(スロー)がゴールデンクロスしていることから、雲の上限となる1.3847ドルを上に抜けてくると上昇が継続する可能性が高まります。上値の目処としては8/29の高値の1.4548ドルと前出の高値を結んだトレンドラインの1.42ドル近辺と思います。逆に雲を抜けられなかった場合には、9/12の安値の1.3500ドル近辺が目先のターゲットとなると思います。

■本日のテクニカルでの注目点(矢印はトレンドの方向を予想しています)
ユーロ/ドル 21日移動平均線を上抜け
ドル/円 一目均衡表(日足)の雲の上

■変動率からの予想レンジ 07:26→NYクローズ

Ccy 予想レンジ
USDJPY 77.96 ~ 78.64
EURJPY 107.02 ~ 108.73
GBPJPY 124.74 ~ 126.40
AUDJPY 80.51 ~ 82.14
NZDJPY 61.55 ~ 62.77
CADJPY 76.32 ~ 77.65
ZARJPY 9.79 ~ 10.04
NOKJPY 13.81 ~ 14.07
MXNJPY 5.72 ~ 5.85
HKDJPY 10.03 ~ 10.12
SGDJPY 61.44 ~ 62.40
EURUSD 1.3606 ~ 1.3871

■前日のサマリー
週末の東京時間帯は、ギリシャの首相信任投票、G20サミット、米国の雇用統計と重要イベントを控えていたこともあり、方向感に乏しくドル/円は77.99円から78.11円、ユーロ/ドルは1.3788ドルから1.3831ドル、ユーロ/円は107.57円から107.96円といずれも小動きに終始しました。ロンドン時間に入っても小動きが継続、シュタルクECB理事が「ユーロ圏は10-12月にゼロ成長の可能性も」などと発言したことからユーロが一時弱含みましたが影響は限定的でした。NY時間には発表された米雇用統計で、非農業部門雇用者数が8万人と市場予想を下回ったものの、前月が15.8万人に上方修正されたことに加え、失業率が9.0%と改善を示したこと、メルケル独首相が「(G20サミットでは)IMFの財源強化では合意に至らず」と発言、サルコジ仏大統領も「G20はIMF強化で特定の方法を決定していない」と発言、イタリアがIMFの「管理下」となったことなどから、ドル/円は一時78.27円、ユーロ/ドルは1.3710ドル、ユーロ/円は108.29円まで上昇後107.20円へと下落しました。その後は、NYダウが下げ止まったことなどが好感されてドル/円は78円台前半、ユーロ/ドルは1.37ドル台後半、ユーロ/円は107円台後半で推移しました。
クローズはドル/円が78.23円、ユーロ/ドルが1.3769ドル、ユーロ/円は107.71円。

■株価(bloomberg.co.jp)

Index 引値 前日比
日経225 8640.42 -195.10
FTSE100(英) 5545.64 61.54
DAX(独) 6133.18 167.55
NYダウ(米) 12044.47 208.43
S&P500(米) 1261.15 23.25
NASDAQ(米) 2697.97 57.99

■金利(bloomberg.co.jp)

Country 利回り 前日比
米10年債 2.03 -0.04
日本10年債 0.993 -0.005
英10年債 2.30 -0.07
独10年債 1.82 -0.09

■コモディティ価格

Commodities 引値 前日比
NY金(期近) 1756.10 -9.00
NY原油(期近) 94.26 0.19

■本日の指標発表(FXミュージアムより)
11/7(月)
・ 14:00 日本 9月 景気一致指数(CI)速報値
・ 14:00 日本 9月 景気先行指数(CI)速報値
・ 15:45 スイス 10月 失業率
・ 17:15 スイス 10月 消費者物価指数(CPI)
・ 19:00 ユーロ圏 9月 小売売上高
・ 20:00 ドイツ 9月 鉱工業生産
・ 22:40 米国 ローゼングレン米ボストン連銀総裁講演
・ 02:45 ユーロ圏 シュタルク欧州中央銀行(ECB)理事講演
・ 05:00 米国 9月 消費者信用残高

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2011年11月 6日 (日)

11/7の週の見通し -引き続き欧州の動向に注目-

こんにちは。どうも風邪をひいてしまったらしく、鼻がぐしゅぐしゅします。早めに寝ることにします。

■ドル/円 60分足
USDJPY ※チャートをクリックすると拡大します。

■ユーロ/ドル 60分足
EURUSD ※チャートをクリックすると拡大します。

■ユーロ/円 60分足
EURJPY ※チャートをクリックすると拡大します。

■先週の動き
先週は10月31日(月)の東京市場オープン前のシドニー・ウエリントン市場で、1ドル=75.32円とドルが戦後最安値を更新したことから、本邦政府・日銀が10時25分にドル買い/円売り介入に踏み切り、ドル/円は一時1ドル=79.53円まで約4円近くドルが上昇(円が下落)しました。安住財務相は「納得のいくまで介入する」などと発言、引き続き市場を中止する考えを示しましたことで、ドル/円は78円割れまで一時下落するものの、このレベルでは下値が堅くなり、狭いレンジの動きとなりました。

一方、ユーロは米MF Globalがイタリア・スペイン債を多数保有していて、連邦破産法11条の適用を申請したことから、金融不安からのリスク回避の動きが出て、ユーロ/ドルが1.3608ドル、ユーロ/円が106.50円まで下落しました。その後もギリシャでの国民投票実施が不透明となる中で、ユーロは上値の重い展開となり、対ドルで1.3850ドル近辺から1.3650ドル近辺、対円で108.25円近辺から106.50円近辺でのレンジの動きとなりました。ギリシャではパパンドレウ首相が野党の協力を得ることを条件に、国民投票の実施を撤回、4日の同首相の信任投票では153対145の僅差で信任されました。

また、先週は豪準備銀行(RBA)が政策金利を0.25%引き下げ、ECBもドラギ新総裁のもとで予想外の0.25%の利下げを実施しました。これらもユーロやクロス円の上値を重くした要因となりました。

■週間騰落率(JPY)
JPY ※グラフをクリックすると拡大します。

■週間騰落率(USD)
USD ※グラフをクリックすると拡大します。

■今週の見通し
4日のNYクローズ後に実施されたギリシャの信任投票では、パパンドレウ首相が信任されたものの、連立内閣の樹立には不透明感が出ています。最大野党の新民主主義党のサマラス党首は「彼らはわれわれの要求を受け入れようとしない。選挙しかない」と発言していることで、ギリシャの先行きにはなお予断を許しません。また、G20サミットで主な議題となったイタリアでも政権が不安定となっていて、ベルルスコーニ首相の信任問題に波及する可能性があり、キプロスも週末には格付け会社S&Pが格付けを2段階引き下げて「BAA3」とし、投資不適格の一歩手前としました。ギリシャの国民投票は回避されたものの、欧州の懸念が払しょくされたわけではなく、欧州からのニュースに一喜一憂する展開が続くものと思います。このため、ユーロは上値が重いと思われますが、これまでも弱含みの材料は市場であまり材料視されてこなかっただけに、新たなリスクが出てこないと下も限られそうです。

一方ドルは、本邦政府・日銀による円売り/ドル買い介入の結果、週末の時点で78円台を維持しています。78円割れには政府・日銀の買いオーダーがあるとの噂もあり78円では底堅く推移しています。ドルと円については、市場のリスク度合いに左右されることになるため、欧州問題から金融市場に緊張が高まればドルと円が買われることになる流れには変化がありませんが、欧州は利下げ、米国は雇用統計の非農業部門雇用者数が小幅悪化していることもあり、介入警戒感が後退すると円が買われやすくなると思いますし、77.50円を割り込んむと短期勢のストップロス(売り)が置かれていいるとの噂もあり、このレベルで下げ止まらないと75円台に向かっていく可能性が高くなります。

経済指標では、ECB理事会で0.25%の引き下げを行ったことから、今週10日(木)に予定されています英中銀(BOE)の金融政策では、先月500億ポンドの資産買い入れを増額していますが、更なる増加の可能性も出てきました。このため、ポンドが下落する可能性が高くなったとみられます。また、同日には米貿易収支と11日にはミシガン大消費者信頼感指数の発表が予定されていることから、これらが悪化するようだと株価の下落からのドル買いにつながりやすいと思います。

■今週の予想レンジ

Ccy Low(下)   High(上)
ドル/円 76.80 78.70
ユーロ/ドル 1.3610 1.3960
ユーロ/円 106.10 109.20
ポンド/円 122.60 127.30
豪ドル/円 79.50 82.60
NZドル/円 60.90 63.60
南アランド/円 9.75 10.15

■日、週、月、年騰落データ Rate ※表をクリックすると拡大します。

■注目イベント
11/7(月)
・ 14:00 日本 9月 景気一致指数(CI)速報値
・ 14:00 日本 9月 景気先行指数(CI)速報値
・ 15:45 スイス 10月 失業率
・ 17:15 スイス 10月 消費者物価指数(CPI)
・ 19:00 ユーロ圏 9月 小売売上高
・ 20:00 ドイツ 9月 鉱工業生産
・ 05:00 米国 9月 消費者信用残高
11/8(火)
・ 09:01 英国 10月 英小売連合(BRC)小売売上高調査
・ 09:01 英国 10月 英王立公認不動産鑑定士協会(RICS)住宅価格指数
・ 09:30 豪 9月 貿易収支
・ 09:30 豪 10月 NAB企業景況感指数
・ 15:45 スイス 10月 スイスSECO消費者信頼感指数
・ 16:00 ドイツ 9月 経常収支
・ 16:00 ドイツ 9月 貿易収支
・ 18:30 英国 9月 鉱工業生産指数
・ 18:30 英国 9月 製造業生産指数
・ 22:15 カナダ 10月 住宅着工件数
11/9(水)
・ 08:50 日本 9月 国際収支・経常収支
・ 08:50 日本 9月 国際収支・貿易収支
・ 09:30 豪 9月 住宅ローン件数
・ 14:00 日本 10月 景気ウオッチャー調査-現状判断DI
・ 18:30 英国 9月 貿易収支
・ 22:30 カナダ 9月 新築住宅価格指数
・ 00:00 米国 9月 卸売在庫
11/10(木)
・ 08:50 日本 9月 機械受注
・ 09:30 豪 10月 新規雇用者数
・ 09:30 豪 10月 失業率
・ 16:00 ドイツ 10月 消費者物価指数(CPI、改定値)
・ 16:00 ドイツ 10月 卸売物価指数(WPI)
・ 18:00 ユーロ圏 欧州中央銀行(ECB)月報
21:00 英国 イングランド銀行(BOE、英中央銀行)金利発表
・ 未定 南アフリカ準備銀行(中央銀行)政策金利
・ 22:30 カナダ 9月 貿易収支
・ 22:30 米国 10月 輸入物価指数
・ 22:30 米国 10月 輸出物価指数
22:30 米国 9月 貿易収支
22:30 米国 前週分 新規失業保険申請件数
・ 04:00 米国 10月 月次財政収支
11/11(金)
・ 08:50 日本 9月 第三次産業活動指数
・ 08:50 日本 10月 国内企業物価指数
・ 18:30 英国 10月 卸売物価指数(食品、エネルギー除くコアPPI)
23:55 米国 11月 ミシガン大学消費者態度指数速報値
経済指標の詳細はFXmuseumのFXカレンダーを参照してください。

2011年11月 5日 (土)

シカゴ通貨先物非商業ポジション(11/1現在)

こんばんは。本日は車検のため、整備工場に車を持って行かなければならかったので、久しぶりに洗車をしました。

4日に発表された1日現在のシカゴIMMの非商業(投機)ポジションでは、ドルが100億ドルの買い超し、円は3,238.0億円の買い超し(ドルでは41.3億ドルの売り超し)に減少、ユーロは75.1億ユーロの売り超し(ドルでは102.8億ドルの買い超し)に増加となりました。また、豪ドルは25.9億豪ドルの買い超し(ドルでは26.7憶ドルの売り超し)に増加、NZドルは10.7億NZドルの買い超し(ドルでは9.8億ドルの売り超し)の増加となりました。

週明けの10月31日に本邦政府・日銀による大規模なドル買い/円売り介入が実施されたこともあり、CFTCに報告が義務付けられている火曜日の円のポジションはロング(ドル売り)が32,328コントラクトの減少、ショート(ドル買い)は3,953コントラクトの減少となり、ネットではほぼ半減の25,904コントラクトとなっています。10月18日から25日にかけて増加した27,327コントラクトがほぼ解消された形です。円のショートは増加していないことから、ポジションの動向からは円の下落余地が限られそうです。一方、ユーロはロング(ドル売り)が増加、ショート(ドル買い)が減少しています。10月11日のユーロロングの17,040コントラクトから4週連続でユーロのロング増加しているため、投機筋の動きはユーロのショートからロングへシフトしているように思います。

■シカゴIMM非商業ポジション

項目 Net(ネット) Dif(増減) Long(買) Short(売) All(総取組)
JPY 25,904 -28,375 43,671 17,767 61,438
EUR -60,060 16,452 26,311 86,371 112,682
GBP -47,092 3,055 24,396 71,488 95,884
CHF -1,746 -543 3,224 4,970 8,194
CAD -14,820 3,103 27,420 42,240 69,660
AUD 25,866 2,795 56,797 30,931 87,728
NZD 10,655 1,436 13,394 2,739 16,133
MXN 25,904 -28,375 43,671 17,767 61,438
source:CFTC

【USD】 USD source:CFTC

ドルは1,610コントラクトのロング増加の87,881コントラクトのロングとなりました。
※ドルのポジションは円、ユーロをはじめ、メキシコペソまでを合計して算出しています。レートはFRBのメジャーカレンシーインデックスを使用しています。

【JPY】 JPY source:CFTC

円は28,375コントラクトのロング減少の25,904コントラクトのロングとなりました。

【EUR】 EUR source:CFTC

ユーロは16,452コントラクトのショート減少の60,060コントラクトのショートとなりました。

【CAD】 CAD source:CFTC

カナダドルは3,103コントラクトのショート減少の14,820コントラクトのショートとなりました。

【NZD】 NZD source:CFTC

NZドルは1,436コントラクトのロング増加の10,655コントラクトのロングとなりました。

他のIMM通貨先物のポジション動向は上田ハーローレポートのシカゴIMM非商業ポジションを参照してください。(7日更新)

2011年11月 4日 (金)

11/4 本日の戦略-なおギリシャ情勢は流動的? 雇用統計良ければドル安か-

おはようございます。来週からは米国が標準時間に戻ります。そのため、各経済指標の発表が1時間遅くなります。本日の米国雇用統計は21時30分です。

■変化率から見た前日の通貨の強弱
豪ドル>ポンド>ユーロ>NZドル>ドル>円
※ ">" の左側の通貨が右側の通貨より強いことを示しています。

■本日の見通し
昨日もギリシャの国民投票実施を巡り、ニュースのヘッドラインに振り回される展開となりました。パパンドレウ・ギリシャ首相は昨日辞任をせず、本日に同内閣の信任投票が実施されることになっています。仮に信認投票で否決されると内閣解散か総選挙となりますが、パパンドレウ首相のこれまでの言動を見ていますと、総選挙が実施される可能性が高いと思われ、実質の国民投票に近い形になるのではないかと思います。ベニゼロス財務相は「首相は野党が協力することを条件に、辞任と連立成立に合意」と発言していますが、状況はなお流動的です。市場では国民投票が回避されるとの期待感(楽観的に見方)が先行していると見えるだけに、ユーロやクロス円、株価の上昇までもがリスクに思えてなりません。本日は21時30分に米国の雇用統計もありますが、主役はギリシャでの信任投票の行方になりそうです。

また、昨日のECB理事会では、市場の大部分の据え置き予想に反して政策金利を0.25%引き下げました。また、ドラギECB新総裁は「2012年の景気見通しの著しい引き下げの公算大」「市場の緊張が経済に波及する恐れがある」「下向きリスクが現実化しつつある兆候がある」「欧州は、緩やかなリセッションに向かっている」と先行きに厳しい見方を示しました。また、「ECBの国債購入プログラムは一時的な措置で限度がある」とも発言、イタリア、スペイン国債の買い入れにも限度があることをにおわしています。内的にはネガティブな見通しとなりますが、欧米の株価が堅調に推移するとユーロが上昇するという流れは変わっていないことから、外的要因でユーロが買われる可能性は残ります

本日発表されます米国の雇用統計は、これまで発表されています、ADP雇用調査(11万人増)や新規失業保険申請件数(40万件前後での推移)から見ると、下振れのリスクは少ないと思います。事前の予想では9.5万人の増加となっていますので、ほぼ予想通りの結果に落ち着くのではないかとみています。米雇用統計が良かった場合には株価の上昇につながるものと思いますので、ドル売り、円売りとなり、豪ドルなどのクロス円が上昇するものと思いますし、悪化ならクロス円の下落が大きくなると思います。

■USDJPY 日足(一目均衡表、ストキャスティックス) USDJPY source:uedaharlowfx
ドル/円は10/31の政府・日銀による介入で一目均衡表(日足)の雲の上に抜けだしましたが、雲の中へ戻ってきています。遅行線は雲の中を推移しているため、引値で78.70円を上に抜けてこないと上昇にはつながらないものと思います。ストキャスティックス(スロー)では60近辺という低いレベルながらデッドクロスする可能性が高いことで、転換線の77.55円のサポートが切れると雲の下限となる76.77円近辺まで下落が継続すると思います。

■本日のテクニカルでの注目点(矢印はトレンドの方向を予想しています)
ユーロ/ドル 21日移動平均線上抜け、雲の下から中へ
ポンド/ドル 一目均衡表(日足)の雲の上へ
南アランド/円 一目均衡表(日足)の雲の下から中へ
豪ドル/米ドル 一目均衡表(日足)の雲の上へ

■変動率からの予想レンジ 08:37→NYクローズ

Ccy 予想レンジ
USDJPY 77.76 ~ 78.45
EURJPY 107.18 ~ 108.89
GBPJPY 124.48 ~ 126.14
AUDJPY 80.65 ~ 82.32
NZDJPY 61.54 ~ 62.77
CADJPY 76.93 ~ 78.30
ZARJPY 9.78 ~ 10.03
NOKJPY 13.84 ~ 14.10
MXNJPY 5.76 ~ 5.90
HKDJPY 9.99 ~ 10.08
SGDJPY 61.35 ~ 62.32
EURUSD 1.3667 ~ 1.3921

■前日のサマリー
昨日は東京市場が文化の日で祝日の中、ギリシャの国民投票実施などに対する懸念からリスク回避のドル買いで、ドル/円は78.17円まで上昇しましたが78円ちょうどまでの間で狭いレンジの動きとなりました。ユーロ/ドルが1.3740ドル近辺から1.3665ドル、ユーロ/円が107.20円近辺から106.65円まで一時下落しました。ロンドン時間帯にはユーロ/ドルが1.3656ドル、ユーロ/円が106.61円まで下落しましたが、パパンドレウ・ギリシャ首相が国民投票を撤回する可能性やギリシャ首相が辞任(BBC)との一部報道を受け、楽観的な見方がでて、ユーロ/ドルは1.3820ドル、ユーロ/円は107.70円まで上昇しました。ドル/円は一時78円を割り込み77.95円まで下落。NY時間ではECB理事会前のポジション調整からユーロ/ドルが1.3835ドル、ユーロ/円は107.91円まで上昇しましたが、ECB理事会では市場が予想していないところで、政策金利を0.25%引き下げたことやドラギECB総裁が「欧州は緩やかなリセッションに向かっている」などと発言したことから、ユーロ/ドルが1.3660ドル、ユーロ/円が106.60ドルまで下落、ドル/円も77.89円をつけました。しかし、ベニゼロス財務相が「ギリシャの国民投票は実施しない」と発言したことなどからユーロが切り返し、対ドルで1.3855ドル、対円で108.05円まで一時上昇しました。ドル/円もNYダウが上昇したことから、78.11円まで一時上昇しました。
クローズはドル/円が78.03円、ユーロ/ドルが1.3819ドル、ユーロ/円は107.88円。

■株価(bloomberg.co.jp)

Index 引値 前日比
日経225 8640.42 -195.10
FTSE100(英) 5545.64 61.54
DAX(独) 6133.18 167.55
NYダウ(米) 12044.47 208.43
S&P500(米) 1261.15 23.25
NASDAQ(米) 2697.97 57.99

■金利(bloomberg.co.jp)

Country 利回り 前日比
米10年債 2.07 0.09
日本10年債 0.998 -
英10年債 2.37 0.09
独10年債 1.91 0.09

■コモディティ価格

Commodities 引値 前日比
NY金(期近) 1765.10 35.50
NY原油(期近) 94.07 1.56

■本日の指標発表(FXミュージアムより)
11/4(金)
・ 18:00 ユーロ圏 10月 サービス部門購買担当者景気指数(PMI、改定値)
・ 19:00 ユーロ圏 9月 卸売物価指数(PPI)
・ 19:00 ユーロ圏 シュタルク欧州中央銀行(ECB)理事講演
・ 20:00 ドイツ 9月 製造業新規受注
・ 20:00 カナダ 10月 失業率
・ 20:00 カナダ 10月 新規雇用者数
・ 21:30 カナダ 9月 住宅建設許可件数
21:30 米国 10月 非農業部門雇用者数変化
21:30 米国 10月 失業率
・ 23:00 カナダ 10月 Ivey購買部協会指数
・ 02:00 米国 タルーロ米連邦準備理事会(FRB)理事講演
・ 05:05 米国 ウィリアムズ米サンフランシスコ連銀総裁講演
未定 ユーロ圏 パパンドレウ内閣に対する信任投票
未定 その他20カ国・地域(G20)首脳会議

ピボットポイントなどは山内俊哉のココに注目!もご覧ください

2011年11月 3日 (木)

11/3 本日の戦略-ドラギECB総裁発言に注目-

おはようございます。本日は文化の日ですが、明治天皇の誕生日でもありますね。連休とならなかったのは残念ですが、行楽日和ですね。

■変化率から見た前日の通貨の強弱
円>ドル>ユーロ>ポンド>NZドル>豪ドル
※ ">" の左側の通貨が右側の通貨より強いことを示しています。

■本日の見通し
昨日の米FOMCでは、
2012年の成長率が3.3-3.7%⇒2.5-2.9%
同失業率が7.8-8.2%⇒8.5-8.7%
といずれも悪化方向に修正されました。また、バーナンキ米FRB議長は記者会見で
「必要になれば、MBSを購入する可能性がある」
「連邦準備制度は、物価の安定を達成した」
「成長率と失業率については満足していない」
「ツイストオペは想定どおりの効果を上げているようだ」
「失業のかなりの部分は景気循環によるもの」
「景気循環による失業も長期化すると構造的な問題に」
と物価が抑えられていることを示し、追加量的緩和の可能性を示したといえそうですが、実施にはなおデータが必要で第4四半期を見極めたうえでの政策決定となりそうです。ただ、今回のFOMCではこれまで反対票を投じていたコチャラコタ・ミネアポリス連銀総裁、フィッシャー・ダラス連銀総裁、プロッサー・フィラデルフィア連銀総裁が賛成票へ転じています。エバンス・シカゴ連銀総裁は追加緩和実施を要求。

FOMCでは、金融政策、声明ともに変化がなく市場は次の材料となる、本日のECB理事会とその後のドラギECB新総裁の記者会見、明日の米雇用統計待ちとなりました。米の著名なアドバイザリーレポートでは、本日のECB理事会では政策金利を据え置くものと予想していますし、市場の大半も新総裁就任直後の理事会で政策金利の引き下げの可能性が低いとの見方を示しています。このため、ユーロは底堅く推移しましたが、個人的には実態のない上昇と見ています。12月にはECBも0.25%ないし0.50%の利下げを実施するとみられますし、ギリシャの国民投票結果も流動的です。ギリシャは国民投票は支援を受けるかどうかの決定であり、ユーロ圏の離脱ではないとしていますが、支援を否決した場合にユーロ圏に留まる事ができるとは思えませんので、実質はユーロ圏からの離脱の可否を問う投票になると思います。ギリシャ国民がどこまで理解しているのかは疑問があります。第1次第6弾となる80億ユーロの支援が凍結される可能性が高いことから、国民投票は当初の1月から前倒しされ12月4日となる見込みです。それまでは、ギリシャ問題をめぐって市場全体が不安定な動きとなると思われます。このため、ドルストレート(ユーロ/ドル、豪ドル/米ドルなど)、クロス円(ユーロ/円、豪ドル/円など)には下落圧力がかかると思います。

ドル/円は78円を一時割り込むものの、介入警戒感からすぐに78円台に戻してきます。本日、明日はG20サミットであり、欧州サイドからの介入に対する批判的な声が聞こえてきていることで、実施に難しい状況と思います。野田首相はG20サミットで日本の立場を説明するとしていますが、同意が得られるかどうかは不透明です。直接声明では触れられないと思いますが、要人の発言で為替介入の牽制が聞かれるようであれば、市場は円買いを進めてくる可能性が出てきます。

■本日のテクニカルでの注目点(矢印はトレンドの方向を予想しています)
ドル/円 一目均衡表(日足)の雲の上から中
NZドル/米ドル 21日移動平均線を下抜け

■変動率からの予想レンジ 08:05→NYクローズ

Ccy 予想レンジ
USDJPY 77.76 ~ 78.46
EURJPY 106.58 ~ 108.32
GBPJPY 123.74 ~ 125.40
AUDJPY 80.08 ~ 81.74
NZDJPY 61.22 ~ 62.46
CADJPY 76.43 ~ 77.78
ZARJPY 9.63 ~ 9.88
NOKJPY 13.68 ~ 13.93
MXNJPY 5.67 ~ 5.81
HKDJPY 9.99 ~ 10.08
SGDJPY 60.85 ~ 61.81
EURUSD 1.3602 ~ 1.3848

■前日のサマリー
昨日は東京時間の朝方にギリシャの国民投票のニュースが蒸し返され、リスク回避の「円買い」と「ドル買い」になり、ドル/円は78.40円近辺から78.08円、1.3707ドルから1.3636ドル、ユーロ/円は107.40円から106.88円まで下落しましたが、株価が縮小したこともあり、ユーロ/ドルは1.3753ドル、ユーロ/円は107.40円まで上昇しました。ロンドン時間は独失業者数が増加したことや欧州の株価が下落にもかかわらず、ユーロ/ドルは1.3801ドル、ユーロ/円は107.74円まで一部ストップロスを巻き込んで上昇しました。NY時間はADP雇用調査が市場予想より良かったことで、NYダウが上昇し、欧州の株価もプラス圏を回復したことから、ユーロ/ドルは1.3827ドル、ユーロ/円は107.87円まで上昇しましたが、EU銀行資本増強策に「深刻な問題」とIIF専務理事がG20に書簡を送ったとのニュースで、ユーロ/ドルは1.3713ドル、ユーロ/円は107.09円まで下落しました。その後の米FOMCでは、2012年の経済成長見通しを前回の3.3-3.7%から2.5-2.9%、失業率を前回の7.8-8.2%から8.5-8.7%に修正(いずれも悪化方向)。バーナンキ米FRB議長の記者会見では「必要になれば、MBSを購入する可能性がある」「連邦準備制度はMF GLOBALから損害を受けず」「連邦準備制度は、物価の安定を達成した」「成長率と失業率については満足していない」などと発言したものの、予想の範囲内となりました。クローズにかけてはギリシャに対する不安からユーロ/ドルが1.37ドル台ミドル、ユーロ/円が107円台前半まで下落しました。ドル/円は77.95円から78.12までのレンジに終始しました。
クローズはドル/円が78.03円、ユーロ/ドルが1.3743ドル、ユーロ/円は107.26円。

■株価(bloomberg.co.jp)

Index 引値 前日比
日経225 8640.42 -195.10
FTSE100(英) 5484.10 62.53
DAX(独) 5965.63 131.12
NYダウ(米) 11836.04 178.08
S&P500(米) 1237.90 19.62
NASDAQ(米) 2639.98 33.02

■金利(bloomberg.co.jp)

Country 利回り 前日比
米10年債 1.99 0.00
日本10年債 0.998 -0.030
英10年債 2.29 0.08
独10年債 1.82 0.06

■コモディティ価格

Commodities 引値 前日比
NY金(期近) 1729.60 17.80
NY原油(期近) 92.51 0.32

■本日の指標発表(FXミュージアムより)
11/3(木)
・ 09:30 豪 9月 小売売上高
・ 18:30 英国 10月 サービス部門購買担当者景気指数(PMI)
・ 18:45 英国 キング・イングランド銀行(BOE)総裁、タッカーBOE副総裁議会証言
・ 19:15 英国 ビーンBOE副総裁講演
・ 21:30 米国 ロックハート米アトランタ連銀総裁講演
・ 21:30 米国 7-9月期 四半期非農業部門労働生産性・速報値
・ 21:30 米国 前週分 新規失業保険申請件数
21:45 ユーロ圏 欧州中央銀行(ECB)政策金利
22:30 ユーロ圏 ドラギECB総裁定例記者会見
23:00 米国 10月 ISM非製造業景況指数(総合)
・ 23:00 米国 9月 製造業新規受注

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2011年11月 2日 (水)

11/2 本日の戦略-ギリシャ問題、FOMCに注目-

おはようございます。朝晩はめっきり寒くなりましたが、昼は過ごしやすいですね。11月という実感がなかなかわきません。

■変化率から見た前日の通貨の強弱
ドル>円>ポンド>ユーロ>NZドル>豪ドル
※ ">" の左側の通貨が右側の通貨より強いことを示しています。

■本日の見通し
昨日は東京時間朝方から出ていましたギリシャの国民投票に関する懸念で、欧州の金融株が主導して株価が大幅に下落、リスク回避の動きからドルと円が買われる展開となりましたが、ドル/円は介入警戒から78円を維持すると、短期ストップをつけて78.45円まで一時上昇しています。本日はギリシャの国民投票が引き続き懸念材料となると思われますが、21時15分のADP雇用調査と1時30分のFOMC、3時15分のバーナンキ米FRB議長の定例記者会見が注目されることとなると思います。今回のFOMCでは景気見通しが修正されると見られ、同議長がQE3の可能性を(条件付きとなる可能性もあるが)示唆した場合には、ドルが売られると思います。

ギリシャの国民投票は、ギリシャがユーロ圏から離脱すればデフォルトとなることから、債券を保有している金融機関が傷みます。また、金融機関が抱えているCDS(クレジット・デフォルト・スワップ)の実態が不明瞭なことから、新たな不安要因を引き起こす可能性があり、最悪のシナリオでは、市場は一気にドル買いに傾き、ユーロは大幅に下落することになります。パパンドレウ・ギリシャ首相は「国民投票でユーロ圏に留まることが信認される」との見方を示していますが、状況は予断を許しません。他の周辺国でもイタリア国債とドイツ国債の利回りスプレッドが拡大していることから、ユーロ圏へのリスクが継続していることがうかがわれ、ユーロの戻りは限定的となると思います。

市場は新たに浮上したギリシャの国民投票に混迷していると思われ、市場のセンチメントも改善に向かうまでには時間がかかりそうな展開となってきました。

■ZARJPY 日足(一目均衡表、ストキャスティックス、トレンドライン) ZARJPY source:uedaharlowfx
南アランド/円は9/22の安値の8.94円と10/20安値の9.26円を結んだトレンドラインに支えられ10.15円(10/31)の高値まで上昇しましたが、一目均衡表(日足)の雲の下限が抵抗となり下落しています。ストキャスティックス(スロー)がデッドクロスしていることや昨日引値で転換線を下抜けているため、トレンドラインのサポートの9.40円を下に抜けると下落が継続する可能性があります。下落目処は10/20の安値の9.26円。

■本日のテクニカルでの注目点(矢印はトレンドの方向を予想しています)
ユーロ/ドル 21日移動平均線、雲を下抜け
ポンド/ドル 一目均衡表(日足)の雲の上から中
ユーロ/円 一目均衡表(日足)の雲の上から中
豪ドル/円 ストキャスティックス(スロー)がデッドクロス
ポンド/円 ストキャスティックス(スロー)がデッドクロス
NZドル/円 ストキャスティックス(スロー)がデッドクロス
カナダドル/円 ストキャスティックス(スロー)がデッドクロス
豪ドル/米ドル 一目均衡表(日足)の雲の上から中
NZドル/米ドル 一目均衡表(日足)の雲の下

■変動率からの予想レンジ 08:30→NYクローズ

Ccy 予想レンジ
USDJPY 78.05 ~ 78.76
EURJPY 106.61 ~ 108.41
GBPJPY 124.19 ~ 125.91
AUDJPY 80.23 ~ 81.94
NZDJPY 61.75 ~ 63.02
CADJPY 76.20 ~ 77.56
ZARJPY 9.54 ~ 9.80
NOKJPY 13.71 ~ 13.97
MXNJPY 5.66 ~ 5.81
HKDJPY 10.01 ~ 10.11
SGDJPY 61.07 ~ 62.07
EURUSD 1.3550 ~ 1.3800

■前日のサマリー
昨日は政府・日銀の介入警戒感が強い中で東京時間序盤にドル/円が一時79.10円まで上昇(本邦証券のまとまった買いを介入と勘違いとも言われていた)しましたが、介入ではないとわかると上昇前の水準となる78円台前半まで下落しました。ユーロ/円もこの動きにつて109.22円まで一時上昇しました。その後はギリシャの国民投票に対する懸念からじりじりと対ドルで1.3792ドル、対円で107.69円まで下落しました。ドル/円はリスク回避から78.01円まで下落しました。また、豪準備銀行(RBA)が政策金利を0.25%引き下げたことから豪ドルが売られました。ロンドン時間に入ると、ギリシャの国民投票について仏独首脳が電話会談などと懸念が継続し、欧州の金融株を中心に株価が軒並み下落したことで、対ドルで1.3672ドル、対円で106.80円まで下落、ドル/円は78円台前半で底堅く推移しました。NY時間もリスク回避が継続したものの、「仏独首脳がEU首脳会議の決定を断固として完全履行することで一致」と独政府高官が発言したことやギリシャの社会党当局が「ギリシャの国民投票は基本的に死活行為」と発言したことなどで懸念が一時和らぎ、ユーロは対ドルで1.3764ドル、対円で107.35円まっで戻しましたが、クローズにかけてギリシャ政府報道官が「ギリシャの国民投票は実施する」と発言したことから、リスクの再浮上となり、
クローズはドル/円が78.33円、ユーロ/ドルが1.3699ドル、ユーロ/円は107.36円。

■株価(bloomberg.co.jp)

Index 引値 前日比
日経225 8835.52 -152.87
FTSE100(英) 5421.57 -122.65
DAX(独) 5834.51 -306.83
NYダウ(米) 11657.96 -297.05
S&P500(米) 1218.28 -35.02
NASDAQ(米) 2606.96 -77.45

■金利(bloomberg.co.jp)

Country 利回り 前日比
米10年債 1.99 -0.12
日本10年債 1.028 -0.019
英10年債 2.21 -0.23
独10年債 1.77 -0.26

■コモディティ価格

Commodities 引値 前日比
NY金(期近) 1711.80 -13.40
NY原油(期近) 92.19 -1.00

■本日の指標発表(FXミュージアムより)
11/2(水)
・ 08:50 日本 10月 マネタリーベース
・ 09:30 豪 9月 住宅建設許可件数
・ 17:55 ドイツ 10月 失業者数
・ 17:55 ドイツ 10月 失業率
・ 18:00 ユーロ圏 10月 製造業購買担当者景気指数(PMI、改定値)
・ 20:00 米国 MBA住宅ローン申請指数
・ 20:30 米国 10月 チャレンジャー人員削減数
21:15 米国 10月 ADP雇用統計
01:30 米国 米連邦公開市場委員会(FOMC)、終了後政策金利発表
03:15 米国 バーナンキ米連邦準備理事会(FRB)議長定例記者会見
・ 05:15 カナダ カーニー・カナダ中銀総裁講演

ピボットポイントなどは山内俊哉のココに注目!もご覧ください

2011年11月 1日 (火)

11/1 本日の戦略-連日の介入あるかが焦点-

おはようございます。本日は11月1日で「1」が並んだ日となります。11日はもっとすごいですね。

■変化率から見た前日の通貨の強弱
ドル>ポンド>豪ドル>NZドル>ユーロ>円
※ ">" の左側の通貨が右側の通貨より強いことを示しています。

■本日の見通し
昨日は本邦政府・日銀がドル買い/円売り介入に踏み切り、民主党政権に入ってから4度目の介入を実施、75円ミドルから79円ミドルまで上昇したことを考えると、相当規模(5兆円は下らないと思います)の資金での介入を実施したと思います。今後の注目としては、連続もしくは断続的な介入が実施されるのか(例えば80円というレベル感を持って実施しているのか)、過去の介入実績を見ても75円台では実施していることから、政府・日銀としての容認できない円高水準が75円台(レベル感を持っているのか)なのかということになります。昨日はブレイナード米財務次官が「9月のG7では、為替相場は無秩序な状況と過度な変動がない場合においては市場が決定すべきだと再確認した」と発言、直接的は批判は避けた格好となっています。ただ、更に本邦政府・日銀がドル買い/円売り介入を実施できるのかについては、米国のコンセンサスが得られていないと見られることで、G20サミットを前に難しいのではないかと思います。

本日は12時30分に豪準備銀行(RBA)の金融政策の発表が予定されています。市場の予想では0.25%の利下げ予想と据置予想がほぼ拮抗しています。個人的にはスワン財務相の「豪経済は強い」との発言や欧州で債務危機に対する包括策が合意されたものの、今回利下げに踏み切るものと思います。RBAでは1月の金融政策会合がないため、今回予防的に0.25%引き下げて、12月の会合で更に必要ならば追加の引き下げを実施する余地を残すと見ています。政策発表後の中銀のアナウンスにも注目です。

一方、昨日は米金融会社FM GLOBALが連邦破産法11条を申請しました。同社は欧州5カ国の国債関連商品に投資をしており、イタリアとスペイン国債が約7割を占めていて、両国の国債価格の下落から損失が膨らんだ模様です。既に破綻の可能性は市場で取りざたされていたことで大きな混乱には至りませんでした。ただ、混合の同様の企業が出てくる可能性もあり、規模や金額によってはリスク回避の動きにつながる可能性があります。昨日もイタリア10年債とドイツ10年債のスプレッドが拡大し、ユーロ発足以来のスプレッドとなったことなどから、ユーロ圏に対する懸念がまだ残っていると見られます。先週はユーロ圏首脳会議で包括策が決まったものの、まだ予断を許さないことから、センチメントが悲観的に傾けばユーロが下落する可能性が高くなります。

本日は18時30分の英7-9月期GDPと23時の米ISM製造業景気指数の発表が予定されています。先週後半に市場のセンチメントがかなり改善したと見られるものの、これらの指標を受けて、株価が下落するようであればドルと円が買われ、クロス円などが売られることになります。

■NZDUSD 日足(一目均衡表、ストキャスティックス) NZDUSD source:uedaharlowfx
NZドル/米ドルは一目均衡表(日足)の雲の下限の0.8045ドルと転換線の0.8055ドルがサポートとして機能しています。ここを下に抜けなければ10/28の高値の0.8240ドルを試しに行くと見られます。ただ、このレベルは雲の上限でもあるので、雲を抜けられなければ再び下落してくるものと思います。ストキャスティックス(スロー)も80以下ではあるもののデッドクロスしていることから、どちらかというと下落の可能性が高いとみられ、基準線の0.7854ドル近辺が目処となると思います。

■本日のテクニカルでの注目点(矢印はトレンドの方向を予想しています)
ユーロ/ドル 一目均衡表(日足)の雲の上から中
ドル/円 一目均衡表(日足)の雲の上へ、ストキャスティックス(スロー)がゴールデンクロス
ユーロ/円 一目均衡表(日足)の雲の上へ
ポンド/円 一目均衡表(日足)の雲の上へ
ドル/スイス 一目均衡表(日足)の雲の上へ
ユーロ/ポンド 21日移動平均線、一目均衡表(日足)の雲を下抜け

■変動率からの予想レンジ 07:26→NYクローズ

Ccy予想レンジ
USDJPY77.86 ~ 78.56
EURJPY107.56 ~ 109.32
GBPJPY124.97 ~ 126.67
AUDJPY81.64 ~ 83.30
NZDJPY62.49 ~ 63.74
CADJPY77.51 ~ 78.84
ZARJPY9.69 ~ 9.94
NOKJPY13.96 ~ 14.21
MXNJPY5.76 ~ 5.90
HKDJPY9.99 ~ 10.09
SGDJPY61.91 ~ 62.86
EURUSD1.3738 ~ 1.3956

■前日のサマリー
昨日は東京時間のオープン前のシドニー・ウエリントン時間帯に1ドル=75.32円とドルが戦後最安値を更新したことから、10時25分に本邦政府・日銀がドル買い/円売り介入に踏切り75.55円近辺から79.55円近辺へと4円程度ドルが上昇、ユーロ/ドルは1.4170ドル近辺から1.3975ドルまで下落、ユーロ/円は107円近辺から111.50円近辺まで上昇しました。安住財務相は緊急会見を開き「納得するまで続ける」などと発言しました。ロンドン時間に入るとイタリア国債とドイツ国債のスプレッドが拡大、欧州の株価が下落したこともあり、リスク回避の動きで円が買われ、ドル/円は77.75円、ユーロ/円は108.85円まで下落、ユーロ/ドルは1.3880ドル近辺から1.4054ドル近辺での推移となりました。NY時間にはシカゴPMIが市場予想より悪かったものの、影響は限定的となり、米MFグローバル・ファイナンスが連邦破産法11条の適用申請を行ったことや米株価の下落から、リスク回避のドル買いとなり、ユーロ/ドルは1.3830ドルまで、ユーロ/円は108.14円まで一時下落、ドル/円は78円台前半で底堅く推移しました。
クローズはドル/円が78.15円、ユーロ/ドルが1.3854ドル、ユーロ/円は108.30円。

■株価(bloomberg.co.jp)

Index 引値 前日比
日経225 8988.39 -62.08
FTSE100(英) 5544.22 -158.02
DAX(独) 6141.34 -204.85
NYダウ(米) 11955.01 -276.10
S&P500(米) 1253.30 -31.79
NASDAQ(米) 2684.41 -52.74

■金利(bloomberg.co.jp)

Country 利回り 前日比
米10年債 2.11 -0.20
日本10年債 1.047 0.003
英10年債 2.43 -0.17
独10年債 2.02 -0.15

■コモディティ価格

Commodities 引値 前日比
NY金(期近) 1725.20 -22.00
NY原油(期近) 93.19 -0.13

■本日の指標発表(FXミュージアムより)
11/1(火)
・ 08:50 日本 日銀・金融政策決定会合議事要旨
・ 09:30 豪 7-9月期 四半期住宅価格指数
・ 10:30 日本 9月 毎月勤労統計調査-現金給与総額
12:30 豪 豪準備銀行(中央銀行)政策金利発表
・ 16:00 英国 10月 ネーションワイド住宅価格
・ 17:15 スイス 9月 実質小売売上高
・ 17:30 スイス 10月 SVME購買部協会景気指数
・ 18:30 英国 10月 製造業購買担当者景気指数(PMI)
・ 18:30 英国 7-9月期 四半期国内総生産(GDP、速報値)
・ 23:00 米国 9月 建設支出 前月比
23:00 米国 10月 ISM製造業景況指数
・ 23:00 カナダ カーニー・カナダ中銀総裁講演

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2011年10月31日 (月)

10/31 本日の戦略-本日早朝に円の戦後最高値更新-

おはようございます。本日で10月も終わりです。この時期になるとそろそろ「1年が早い」という話題が多くなってきます。先日2012年のカレンダーの製作に着手しましたので、実感としても2011年の終わりという感じです。

■変化率から見た前日の通貨の強弱
円>ポンド>ドル>ユーロ>豪ドル>NZドル
※ ">" の左側の通貨が右側の通貨より強いことを示しています。

■本日の見通し
本日早朝のシドニー・ウエリントン時間帯(東京時間のオープン前)にドル/円は1ドル=75.34円とドルの戦後最安値を更新しました。ただ、このレベルでは本邦政府・日銀への介入警戒もあり、現時点では75円台後半へと戻しています。実際に介入が行われるかについては未知数ですが、本来為替政策は2国間の問題という観点に立てば、ドル安に対する介入の実施はあり得ると思います。ただ、10月初旬のように円の全面高ではなく、クロス円では上昇していることやカンヌでのG20首脳会議を週末に控えていることから、政府・日銀も動きにくいとみられ、ドル/円で75円を割り込み大幅なドル安が進まない限りは実施の可能性は低いと思います。このため、介入期待での安易なポジションを作ることは控えたほうがよさそうです。

ユーロに関しては、先週26日にユーロ圏首脳会議で包括策が合意されていますが、これの進展については今後を見ないとわかりません。格付け会社フィッチがギリシャ債について50%のヘアカットを民間投資家が受け入れた場合に、デフォルトイベントとなるという認識を示しています。また、イタリアの国債入札(2014年償還)は利回りが4.93%と前回入札の4.68%から上昇しています。このため、市場の懸念は完全に払しょくはできていないと思いますが、ドルの先安観測からユーロは底堅く推移すると思われます。

本日は月末ということもあり、需給でドル/円は朝方に買われやすくなると思いますが、76円台を回復できないようであれば、ますます76円台が遠くなります。本邦輸出もオーダーを下してこなければなくなるため、ドルの上値が押さえらることになります。また、海外時間でのユーロのフィキシング(21時ころ)やロンドンフィキシング(深夜2時ころ)に、大口のドル売りなどが持ち込まれる可能性があります。一方、経済指標は16時のドイツ小売売上高、22時45分のシカゴ購買部協会景気指数があるくらいで、週後半に控えているイベントを待っていると思いますので、積極的に取引は手控えら得るのではないでしょうか。

■NZDJPY 日足(一目均衡表、ストキャスティックス、トレンドライン) NZDJPY source:uedaharlowfx
NZドル/円は10/17の高値の62.44円を僅かに超えた62.59円の高値を10/28につけました。このままで下落して一目均衡表(日足)の転換線を下に抜けるようであればダブル天井(M型天井)となる可能性があります。この場合には10/4につけた57.33円と前出高値を100%としたフィボナッチ38.2%押しとなる60.58円から50%押しとなる59.97円近辺まで下落する可能性が出てきます。逆に前出高値の62.59円を上に抜けるようであれば雲の上抜けを試しに行くと思われ63.55円が目標値となりそうです。

■本日のテクニカルでの注目点(矢印はトレンドの方向を予想しています)
該当なし

■変動率からの予想レンジ 07:17→NYクローズ

Ccy 予想レンジ
USDJPY 75.53 ~ 76.06
EURJPY 106.57 ~ 108.19
GBPJPY 121.46 ~ 122.96
AUDJPY 80.47 ~ 82.05
NZDJPY 61.60 ~ 62.78
CADJPY 75.85 ~ 77.05
ZARJPY 9.69 ~ 9.94
NOKJPY 13.87 ~ 14.11
MXNJPY 5.76 ~ 5.89
HKDJPY 9.72 ~ 9.80
SGDJPY 60.66 ~ 61.50
EURUSD 1.4095 ~ 1.4268

■前日のサマリー
週末の東京時間は仲値にかけてドルが買われたことで、ドル/円が76.00円をつけましたが、ここで戻りいっぱいとなりました。ユーロ/ドルはアジアの株価が堅調に推移したものの、対ドルで1.4199ドル、対円で107.87円まで上昇するに留まり、それぞれ1.4160ドル、107.40円との間のレンジの動きとなりました。欧州時間に入ると、株価が飲み悩みとなる中、方向感が出ず、ドル/円は戻りが75.94円で75.75近辺まで下落、ユーロはイタリア国債の入札が低調だったことやギリシャ債のヘアカットはデフォルトイベントと見なすとの認識を示したことで、対ドルでは一時1.4134ドル、対円で107.12円まで下落しました。NY時間には、米個人所得、個人支出はいずれも材料とはならず、市場が薄い中でドル/円は75.68円まで一時下落、ユーロ/ドルは1.4135ドル近辺から1.4190ドル近辺、ユーロ/円は107.10円近辺から107.48円近辺での小動きに終始しました。
クローズはドル/円が75.81円、ユーロ/ドルが1.4159ドル、ユーロ/円は107.32円。

■株価(bloomberg.co.jp)

Index 引値 前日比
日経225 9050.47 123.93
FTSE100(英) 5702.24 -11.58
DAX(独) 6346.19 8.35
NYダウ(米) 12231.11 22.56
S&P500(米) 1285.09 0.50
NASDAQ(米) 2737.15 -1.48

■金利(bloomberg.co.jp)

Country 利回り 前日比
米10年債 2.32 -0.08
日本10年債 1.044 0.032
英10年債 2.60 -0.01
独10年債 2.17 -

■コモディティ価格

Commodities 引値 前日比
NY金(期近) 1747.20 -0.50
NY原油(期近) 93.32 -0.64

■本日の指標発表(FXミュージアムより)
10/31(月)
・ 14:00 日本 9月 新設住宅着工戸数
・ 15:00 南ア 9月 マネーサプライM3
・ 16:00 ドイツ 9月 小売売上高指数
・ 18:30 英国 9月 消費者信用残高
・ 18:30 英国 9月 マネーサプライM4
・ 19:00 ユーロ圏 10月 消費者物価指数(HICP、速報値)
・ 19:00 ユーロ圏 9月 失業率
19:00 日本 外国為替平衡操作の実施状況(介入実績)
・ 21:00 南ア 9月 貿易収支
・ 21:30 カナダ 8月 月次国内総生産(GDP)
・ 21:30 カナダ 9月 鉱工業製品価格
・ 21:30 カナダ 9月 原料価格指数
・ 22:45 米国 10月 シカゴ購買部協会景気指数

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2011年10月30日 (日)

10/31の週の見通し -重要イベントの重なる週-

こんはんわ。本日は田舎から親が出てきたこともあり、オープン前のスカイツリーを見に行きました。ちなみに写真は押上駅方向から見たものです。
skytree

■ドル/円 60分足
USDJPY ※チャートをクリックすると拡大します。

■ユーロ/ドル 60分足
EURUSD ※チャートをクリックすると拡大します。

■ユーロ/円 60分足
EURJPY ※チャートをクリックすると拡大します。

■先週の動き
先週は26日のユーロ圏首脳会議で債務危機の包括策が合意に至るかが最大の焦点となりました。週前半はダドリーNY連銀総裁が「量的緩和第3弾はあり得る」と発言したことによるドル安に対して、ユーロ圏の首脳会談が延期されるとの噂など「ドル」も「ユーロ」も買いにくく、「円」が消極的に志向される展開となり、ドル/円は介入警戒感から月曜日のオープンには76.48円が週の最高値となり、21日のNY時間に付けた1ドル=75.78円のドルの史上最安値を更新する75.67円まで一時下落しました。26日のユーロ圏首脳会議では、EFSFが1兆ユーロに拡充されたこと、ギリシャ債のヘアカット(債務の元本減免)が50%で民間投資家(銀行団)と合意したこと、イタリアが構造改革へ強い意欲を示したことなどで、ユーロが買われ対ドルでは1.38ドル近辺から1.4245ドルまで、対円では104.75円から108.12円まで大幅上昇となりました。週末金曜日は主要なイベントもなくなり、ポジション調整が主導となり、各通貨とも小幅な動きに留まりました。

円は進行する円高に対処するため、安住財務相が「事務方には準備するように指示している」「断固たる措置をとる用意がある」などとけん制発言を繰り返したことや27日の日銀の金融政策決定会合の政策決定と同時に介入が実施されるとの噂が流れたものの、本邦政府・日銀による介入は実施されず、週後半の2日は引値でも75円台後半となりました。また、日銀は歴史的な水準の円高や欧州債務問題の混乱による景気の下振れ懸念に対応するとして資金供給のための基金の総額を5兆円増額し55兆円とする案を8対1で決定しました。ただ、買い入れ額が市場の予想通りであったことや買い入れする資産が国債に限定されたことなどは市場の失望につながりました。

通貨別にみると、ドルが主要通貨に対して下落、円もドルを除いて下落しました。結果的にはリスク志向からのドル安と円安が進んだとみられますが、ドル/円が介入警戒で底堅かったことで、他通貨でのドル安が円安をを呼んだといえそうです。

■週間騰落率(JPY)
JPY ※グラフをクリックすると拡大します。

■週間騰落率(USD)
USD ※グラフをクリックすると拡大します。

■今週の見通し
今週は11月2日(日本時間3日)の米公開市場委員会(FOMC)と4日の米雇用統計でドル安の流れが反転するかどうかが注目されます。その他にも1日のISM(米供給管理協会)の製造業景気指数、2日のADP雇用調査などがあります。特に米国の金融政策では、イエレンFRB議長やダドリーNY連銀総裁などが金融緩和を支持しているのに対し、フィッシャー、プロッサー、コチャラコタ各地区連銀総裁は反対しています。26日のユーロ圏首脳会議で決定されたユーロ圏の債務に対する包括策を受けて、自国の金融政策に対してどのような判断を下すのか、前回決定したオペレーション・ツイストの効果が未知数の中で更なる緩和示唆するのかに注目したいと思います。仮に市場に出ている量的緩和への期待を後退させる内容になった場合には、株価の下落とドル買いにつながると思います。

一方、欧州でもドラギECB新総裁が主催する3日のECB理事会での金融政策決定会合となります。これまでトリシェECB総裁は定例記者会見で今後の金融政策の方向性を示唆してきていましたが、ドラギ新ECB総裁の手法は未知数です。このため、発言の内容が市場に間違って受け止められる可能性があります。市場は12月のECB理事会で0.5%の利下げを予想していることから、これを否定するような内容であるとユーロは一段高となると思います。

対ドルで史上最高値を更新している円は、個人投資家などから本邦政府・日銀によるドル買い/円売り介入の期待が出ています。ただ、クロス円では円安となっているうえに、今週週末にG20首脳会議が予定しているため、75円を割り込み急激に円高が進まない限り、可能性はかなり低くなったと思います。現在の市場の評価チャンスを逃がした(遅くとも日銀金融政策決定会合と同時)との見方です。ドル/円の75円割れにはオプションに絡むストップロスがまとまっているとみられるため、75円を下抜けた時は73円近辺までのドルの下落があるかもしれません。

■今週の予想レンジ

Ccy Low(下)   High(上)
ドル/円 74.30 76.70
ユーロ/ドル 1.3950 1.4340
ユーロ/円 105.70 109.30
ポンド/円 120.50 124.20
豪ドル/円 77.40 82.80
NZドル/円 61.30 63.60
南アランド/円 9.60 10.00

■日、週、月、年騰落データ Rate ※表をクリックすると拡大します。

■注目イベント
10/31(月)
・ 06:45 NZ 9月 住宅建設許可件数
・ 14:00 日本 9月 新設住宅着工戸数
・ 15:00 南ア 9月 マネーサプライM3
・ 16:00 ドイツ 9月 小売売上高指数
・ 18:30 英国 9月 消費者信用残高
・ 18:30 英国 9月 マネーサプライM4
・ 19:00 ユーロ圏 10月 消費者物価指数(HICP、速報値)
・ 19:00 ユーロ圏 9月 失業率
19:00 日本 外国為替平衡操作の実施状況(介入実績)
・ 21:00 南ア 9月 貿易収支
・ 21:30 カナダ 8月 月次国内総生産(GDP)
・ 21:30 カナダ 9月 鉱工業製品価格
・ 21:30 カナダ 9月 原料価格指数
・ 22:45 米国 10月 シカゴ購買部協会景気指数
11/1(火)
・ 08:50 日本 日銀・金融政策決定会合議事要旨
・ 09:30 豪 7-9月期 四半期住宅価格指数
・ 10:30 日本 9月 毎月勤労統計調査-現金給与総額
12:30 豪準備銀行(中央銀行)政策金利発表
・ 16:00 英国 10月 ネーションワイド住宅価格
・ 17:15 スイス 9月 実質小売売上高
・ 17:30 スイス 10月 SVME購買部協会景気指数
・ 18:30 英国 10月 製造業購買担当者景気指数(PMI)
・ 18:30 英国 7-9月期 四半期国内総生産(GDP、速報値)
・ 23:00 米国 9月 建設支出 前月比
23:00 米国 10月 ISM製造業景況指数
11/2(水)
・ 08:50 日本 10月 マネタリーベース
・ 09:30 豪 9月 住宅建設許可件数
・ 17:55 ドイツ 10月 失業者数
・ 17:55 ドイツ 10月 失業率
・ 18:00 ユーロ圏 10月 製造業購買担当者景気指数(PMI、改定値)
・ 20:00 米国 MBA住宅ローン申請指数
・ 20:30 米国 10月 チャレンジャー人員削減数
21:15 米国 10月 ADP雇用統計
01:30 米国 米連邦公開市場委員会(FOMC)、終了後政策金利発表
11/3(木)
・ 06:45 NZ 7-9月期 四半期失業率
・ 09:30 豪 9月 小売売上高
・ 18:30 英国 10月 サービス部門購買担当者景気指数(PMI)
・ 21:30 米国 7-9月期 四半期非農業部門労働生産性・速報値
・ 21:30 米国 前週分 新規失業保険申請件数
21:45 ユーロ圏 欧州中央銀行(ECB)政策金利
23:00 米国 10月 ISM非製造業景況指数(総合)
・ 23:00 米国 9月 製造業新規受注
11/4(金)
・ 18:00 ユーロ圏 10月 サービス部門購買担当者景気指数(PMI、改定値)
・ 19:00 ユーロ圏 9月 卸売物価指数(PPI)
・ 20:00 ドイツ 9月 製造業新規受注
・ 20:00 カナダ 10月 失業率
・ 20:00 カナダ 10月 新規雇用者数
・ 21:30 カナダ 9月 住宅建設許可件数
21:30 米国 10月 非農業部門雇用者数変化
21:30 米国 10月 失業率
・ 23:00 カナダ 10月 Ivey購買部協会指数
経済指標の詳細はFXmuseumのFXカレンダーを参照してください。

2011年10月29日 (土)

シカゴ通貨先物非商業ポジション(10/25現在)

こんにちは。本日も図書館へ行ってきました。片道2kmくらいなので歩くにはちょうどいい距離です。古利根川の川沿いに遊歩道も完成していました。

28日に発表された25日現在のシカゴIMMの非商業(投機)ポジションでは、ドルが91.9億ドルの買い超し、円は6,784.9億円の買い超し(ドルでは89.2億ドルの売り超し)に減少、ユーロは95.6億ユーロの売り超し(ドルでは133.0億ドルの買い超し)に増加となりました。また、豪ドルは23.1億豪ドルの買い超し(ドルでは24.0憶ドルの売り超し)に増加、NZドルは9.2億NZドルの買い超し(ドルでは7.3億ドルの売り超し)の増加となりました。

CFTCへの届け出日となる火曜日のポジションでは、円に上昇圧力がかかったことが示され、円は先週に比べて約2倍のロングポジションとなりました。一方、ユーロに対する懸念が残ったことで、ユーロのショートポジションはほぼ変わらない状態でした。26日のユーロ圏首脳会議で包括策が示されたことやギリシャ債のヘアカット50%でユーロ圏首脳と銀行団が合意したことから、ユーロのショートポジションは大幅解消されたとみられます。また、円が連日最高値を更新したことで、円のロングも積み上がったものと見られます。次週は米ISM景気指数やECB理事会、米国雇用統計、G20サミットなどイベントが多数あることで、ポジションは日々大きく変わるものと思います。

■シカゴIMM非商業ポジション

項目 Net(ネット) Dif(増減) Long(買) Short(売) All(総取組)
JPY 54,279 27,372 75,999 21,720 97,719
EUR -76,512 1,208 21,323 97,835 119,158
GBP -50,147 3,079 18,917 69,064 87,981
CHF -1,203 1,040 5,077 6,280 11,357
CAD -17,923 6,872 25,368 43,291 68,659
AUD 23,071 2,718 45,831 22,760 68,591
NZD 9,219 994 13,298 4,079 17,377
MXN 54,279 27,372 75,999 21,720 97,719
source:CFTC

【USD】 USD source:CFTC

ドルは40,357コントラクトのロング減少の86,271コントラクトのロングとなりました。
※ドルのポジションは円、ユーロをはじめ、メキシコペソまでを合計して算出しています。レートはFRBのメジャーカレンシーインデックスを使用しています。

【JPY】 JPY source:CFTC

円は27,372コントラクトのロング増加の54,279コントラクトのロングとなりました。

【EUR】 EUR source:CFTC

ユーロは1,208コントラクトのショート減少の76,512コントラクトのショートとなりました。

【CAD】 CAD source:CFTC

カナダドルは6,872コントラクトのショート減少の17,923コントラクトのショートとなりました。

【NZD】 NZD source:CFTC

NZドルは994コントラクトのロング増加の9,219コントラクトのロングとなりました。

他のIMM通貨先物のポジション動向は上田ハーローレポートのシカゴIMM非商業ポジションを参照してください。(31日更新)

2011年10月28日 (金)

10/28 本日の戦略-ドル安からの円高では介入無理そう-

おはようございます。明日誕生日を迎える長男が「マヤ暦が終わるのは、2011年10月28日だった!」(カール・コールマン著)の話しをしていたので、「誕生日が来ないのだからプレゼントはなくていいね(笑)」といったら、前借ならぬ前プレゼントを請求されました。

■変化率から見た前日の通貨の強弱
豪ドル>NZドル>ユーロ>ポンド>円>ドル
※ ">" の左側の通貨が右側の通貨より強いことを示しています。

■本日の見通し
昨日も1ドル=75.67円とドルが戦後最安値を更新し、クローズベースでも初めて76円を割り込みました。報道では「円高」が進んでいるように言われていますが、為替全体の動きから見ると「ドル安」が進んでいる状態です。株価が大幅に上昇したことからファンディング(資金調達)通貨としてドルが売らているため、円にも上昇圧力がかかっています。ユーロ/円や豪ドル/円などクロス円は大幅な上昇となったことから、「円」が買われているわけではありません。また、欧米の株価が大幅に上昇したことから、日経225平均株価も上昇すると見られるため、個人投資家や市場で一部期待が出ている政府・日銀によるドル買い円売り介入は実施されないのではないかと思います。

ユーロに関しては、ユーロ圏首脳会合でEFSFの拡充は予想通りだったものの、民間投資家のギリシャ債のヘアカット(元本部分の減免)が50%で同意されたこと、イタリアが構造改革への強い決意を示したことがサプライズを持って迎えられたようです。銀行の資本増強についてはEBA(欧州銀行監督機構)が域内70行の資本不足額を1060億ユーロとしています。多くの銀行は資本増強策を発表していますので、順調に進めば安心感は増すと思います。こうしたこともあり、昨日はユーロが大幅に上昇していますが、短期的には行きすぎたようにも思えます。

昨日のドルストレート、クロス円は大幅に上昇しました。このため、21日移動平均線から大きく乖離しています。いずれもクローズベースですが、EURUSDで3.718%、AUDJPYで5.456%、NZドル/円で3.601%、豪ドル/米ドルで6.502%、NZドル/米ドルで4.60%となっています。一般的には21日移動平均線であれば3%乖離した状態はそろそろ反転のシグナルと捉えていますので、豪ドルは行きすぎた感があります。ただ、市場センチメントが楽観的になってからまだそれほど日数は経っていないので、勢いとしては上方向にあると思いますが、調整のリスクも視野に入れておいた方が良いと思います。

■AUDUSD 日足(一目均衡表、ストキャスティックス、トレンドライン) AUDUSD source:uedaharlowfx
豪ドル/米ドルは大幅に上昇し、一目均衡表(日足)の雲の上に抜け出ました。また、遅行線も雲上に抜け出たことでトレンドは上昇継続を示しています。ストキャスティックス(スロー)も80以上ながらゴールデンクロスしていて、強いトレンドが出ているように見えます。ただ、上記にも書きましたが21日移動平均線からの乖離が大きくなっています。上下に3%の乖離を描いたエンベロープからは大きくはみ出していますので、21日移動平均線に向かって収束してくるものと思います。その前に転換線の1.0435ドルがサポートとして存在しています。

■本日のテクニカルでの注目点(矢印はトレンドの方向を予想しています)
ユーロ/ドル 一目均衡表(日足)の雲を上抜け
ポンド/ドル 一目均衡表(日足)の雲を上抜け
ユーロ/円 一目均衡表(日足)の雲の下から中へ
豪ドル/円 一目均衡表(日足)の雲を上抜け
ポンド/円 一目均衡表(日足)の雲の下から中へ
NZドル/円 一目均衡表(日足)の雲の下から中へ
カナダドル/円 一目均衡表(日足)の雲の下から中へ
豪ドル/米ドル 一目均衡表(日足)の雲を上抜け
NZドル/米ドル 一目均衡表(日足)の雲の下から中へ

■変動率からの予想レンジ 07:35→NYクローズ

Ccy 予想レンジ
USDJPY 75.64 ~ 76.18
EURJPY 106.97 ~ 108.60
GBPJPY 121.45 ~ 122.98
AUDJPY 80.77 ~ 82.38
NZDJPY 61.87 ~ 63.08
CADJPY 76.01 ~ 77.24
ZARJPY 9.68 ~ 9.93
NOKJPY 13.91 ~ 14.16
MXNJPY 5.68 ~ 5.82
HKDJPY 9.71 ~ 9.79
SGDJPY 60.78 ~ 61.65
EURUSD 1.4116 ~ 1.4299

■前日のサマリー
昨日の東京時間は本邦政府・日銀による介入警戒感はあったものの、じりじりと75円台後半へと下落、日銀の金融政策決定会合の結果が発表された後に同時介入警戒で一瞬76.29円まで上昇しましたが介入はなく、逆に75.87円へと下落しました。ユーロはユーロ圏首脳会合で包括策が決まり、ギリシャ債の50%のヘアカット(債務減免)が銀行団と合意に至ったとのニュースが出たことから対ドルで1.38ドル台後半から1.4015ドル、対円で105円台後半から106.50円まで上昇しました。ロンドン時間に入るとサルコジ仏大統領と胡錦濤中国国家主席が緊密な協力で合意と伝わったことや金融株を中心として、欧州の株価が大幅な上昇となったことから、ユーロ/ドルが1.4038ドルへと上昇、ドル/円は75.75円まで下落、ユーロ/円は106.11円から106.57円でのレンジの取引となりました。NY時間には米7-9月期のGDPが予想通りとなり、反応は限定的となる中で、米株価も大幅上昇となったことからドルが売られ、ドル/円は76.67円と一時史上最高値を更新、ユーロ/ドルは1.4248ドル、ユーロ/円は108.13円まで大幅な上昇となりました。クローズにかけてはNYダウが上げ幅を縮小したことなどでドルが買い戻され、ドル/円は76.00円近辺まで上昇、ユーロ/ドルは1.4175ドル、ユーロ/円は107.65円まで下落しました。
クローズはドル/円が75.93円、ユーロ/ドルが1.4185ドル、ユーロ/円は107.73円。

■株価(bloomberg.co.jp)

Index 引値 前日比
日経225 8926.54 178.07
FTSE100(英) 5713.82 160.58
DAX(独) 6337.84 321.77
NYダウ(米) 12208.55 339.51
S&P500(米) 1284.59 42.59
NASDAQ(米) 2738.63 87.96

■金利(bloomberg.co.jp)

Country 利回り 前日比
米10年債 2.40 0.19
日本10年債 1.012 0.013
英10年債 2.62 0.15
独10年債 2.20 0.17

■コモディティ価格

Commodities 引値 前日比
NY金(期近) 1747.70 24.20
NY原油(期近) 93.96 3.76

■本日の指標発表(FXミュージアムより)
10/28(金)
・ 08:30 日本 9月 有効求人倍率
・ 08:30 日本 9月 全世帯家計調査・消費支出
・ 08:30 日本 9月 失業率
・ 08:30 日本 10月 東京都区部消費者物価指数(CPI、生鮮食料品除く)
・ 08:30 日本 9月 全国消費者物価指数(CPI)
・ 08:30 日本 9月 全国消費者物価指数(CPI、生鮮食料品除く)
・ 08:50 日本 9月 鉱工業生産・速報値
・ 18:30 スイス 10月 KOF景気先行指数
・ 21:30 米国 9月 個人所得
21:30 米国 9月 個人消費支出(PCE)
・ 21:30 米国 9月 個人消費支出(PCEコア・デフレーター、食品・エネルギー除く)
・ 22:55 米国 10月 ミシガン大学消費者態度指数・確報値

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2011年10月27日 (木)

10/27 本日の戦略-日銀政策会合失望なら円高圧力継続-

おはようございます。本日は冷え込みで朝起きるのがちょっとつらかったです。秋から初冬に変わりつつあるのですね。

■変化率から見た前日の通貨の強弱
NZドル>ドル>ユーロ>円>ポンド>豪ドル
※ ">" の左側の通貨が右側の通貨より強いことを示しています。

■本日の見通し
昨日のユーロ圏首脳会議は銀行に対する資本増強で合意をしました。ただ、時期は2012年6月までで比率は9%以上となります。一方のEFSFのレバレッジについてはリスク保証とSPV(特別目的事業体)を同時に活用する案を検討しています。また、ギリシャの民間債務につきましては50%以上のヘアカット(債務減免)をユーロ圏首脳は求めていますが、銀行団とは合意に至っていません。事前に伝えられていた内容とほぼ同じであったことから、失望を誘うまでには至りませんでした。ただ、いつくか懸念材料が残っていて、①ドイツ議会はEFSF拡充へのECBの関与については反対の動議を採決していること。②銀行の資本増強に対しても期限が長すぎること。などが上げられます。ドイツの決定によってECBがとれる政策の範囲が狭まることで、危機回避に向けてはなお紆余曲折となると見られることで、ユーロは上値が重い展開が継続すると思いますが、ドルが弱い現状では底堅く推移するものと思われます。

ドル/円については、昨日もロンドン時間に1ドル=75.71円まで円高が進み、戦後の最高値の2日連続で更新しています。本日は日銀による金融政策決定会合が開催されており、量的追加緩和と為替介入がセットで行われるとの見方が残っていることで、底堅く推移していますが、個人的な見解では、76円台前のこのレベルでは政府・日銀は動いてこないと思います。特に来週にはG20首脳会合、ECB理事会(ドラギ新総裁の下)、米雇用統計と大きなイベントが重なることで、75円を割り込み急激な円高が進まない限りは口先介入などで耐え忍びたいとと思っているのではないかと推測しています。75円にはオプション取引等を含めて大きなオーダーがあると思われることで、この防衛ラインが破られると円高が加速すると思っています。3月17日のような急落もあり得る?

本日は、昨日のイベントが終わったことから、久しぶりに米国の経済指標に目が向けられる可能性があります。特に米7-9月GDPの発表が21時30分に予定されていることから、このところの米景気回復傾向を反映して、市場では前期比年率で2.5%の成長を見込んでいます。予想以上に上振れしていた場合には、米株価の上昇と、ドルが売られやすい展開を予想しています。逆に下振れしていた場合には、米QE3期待からドルは買われず、円が買われやすい動きとなるものと思っています。

■AUDJPY 日足(一目均衡表、ストキャスティックス、トレンドライン) AUDJPY source:uedaharlowfx
豪ドル/円は7/8の高値の87.72円と8/1の高値の86.15円を結んだトレンドラインを上に抜けていることから、この線が下値のサポートとなります。現在は78.40円近辺に位置しています。一目均衡表(日足)の雲の中に入っていることや遅行線が日々線(ロウソク足)を上に抜けていることで、これらがサポートされれば9/1の高値の82.79円近辺まで上昇する可能性がありますが、雲の上抜けに失敗すると基準線となる76.15円近辺まで下落してくると思います。

■本日のテクニカルでの注目点(矢印はトレンドの方向を予想しています)
カナダドル/円 一目均衡表(日足)の基準線を上抜け

■変動率からの予想レンジ 08:50→NYクローズ

Ccy 予想レンジ
USDJPY 75.89 ~ 76.43
EURJPY 105.14 ~ 106.73
GBPJPY 120.88 ~ 122.44
AUDJPY 78.49 ~ 80.05
NZDJPY 60.42 ~ 61.60
CADJPY 75.23 ~ 76.47
ZARJPY 9.43 ~ 9.68
NOKJPY 13.70 ~ 13.94
MXNJPY 5.58 ~ 5.72
HKDJPY 9.74 ~ 9.81
SGDJPY 59.52 ~ 60.36
EURUSD 1.3822 ~ 1.4005

■前日のサマリー
昨日の東京時間は前日のNY時間で円が戦後最高値を更新したことを受け安住財務相が牽制発言を繰り返したものの効果は薄く、ドルはじりじりと75.94円まで下落、ユーロ/ドルも1.3937ドルから1.3896ドル、ユーロ/円も106.00円から105.62円まで下落しました。目立ったところでは、豪ドルが発表された消費者物価指数が予想とは変わらなかったもののトリム平均で低下していたことで売られました。ロンドン時間に入ると、ユーロ圏首脳会議を前にニュースヘッドライに振り回されながらユーロ/ドルは1.3953ドル、ユーロ/円は105.90円まで上昇、ドル/円は75.71円まで下落し、ドルは戦後最安値を更新しました。NY時間には、米耐久財受注が良かったものの市場は反応せず、ドイツ下院がFESFの動議を承認したとのニュースを受け、ユーロ/ドルが1.3976ドル、ユーロ/円が105.96円まで上昇、しかし、ギリシャ債損失をめぐり銀行団とEUの協議が行き詰るっている(関係者)との報道を受け、ユーロ/ドルは1.3798ドル、ユーロ/円は104.77円まで急落しました。ドル/円はユーロの下落を受け76.10円を回復しました。クローズにかけては中国がEFSF支援に肩無ている可能性と一部通信社が報道したことや仏独首相が銀行団と協議へ(関係者)が伝わったことなどからユーロが買われ、ユーロ/ドルは1.3923ドル、ユーロ/円は106.18円まで上昇、ドル/円は介入警戒もあり76.33円まで一時戻しました。
クローズはドル/円が76.16円、ユーロ/ドルが1.3902ドル、ユーロ/円は105.90円。

■株価(bloomberg.co.jp)

Index 引値 前日比
日経225 8748.47 -13.84
FTSE100(英) 5553.24 27.70
DAX(独) 6016.07 -30.68
NYダウ(米) 11869.04 162.42
S&P500(米) 1242.00 12.95
NASDAQ(米) 2650.67 12.25

■金利(bloomberg.co.jp)

Country 利回り 前日比
米10年債 2.20 0.10
日本10年債 0.999 -0.024
英10年債 2.47 -0.04
独10年債 2.03 -0.02

■コモディティ価格

Commodities 引値 前日比
NY金(期近) 1723.50 23.10
NY原油(期近) 90.20 -2.97

■本日の指標発表(FXミュージアムより)
10/27(木)
・ 08:50 日本 9月 小売業販売額
・ 08:50 日本 9月 大型小売店(既存店)販売額 前年同月比
00:00 日本 日銀金融政策決定会合、終了後政策金利発表
・ 17:00 ユーロ圏 9月 マネーサプライM3 前年同月比
・ 18:00 ユーロ圏 10月 消費者信頼感(確定値)
・ 00:00 ドイツ 10月 消費者物価指数(CPI、速報値)
・ 18:30 南ア 9月 卸売物価指数(PPI)
21:00 ユーロ圏 バイトマン独連銀総裁講演
・ 21:30 米国 7-9月期 四半期実質国内総生産(速報値)
21:30 米国 前週分 新規失業保険申請件数
・ 23:00 米国 9月 住宅販売保留指数
・ 02:00 米財務省7年債入札(290億ドル)

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2011年10月26日 (水)

10/26 本日の戦略-ユーロ圏首脳会議が最大の焦点-

おはようございます。本日もユーロ圏首脳会議など重要なイベントが続きます。円は戦後の最高値を更新中ですので、目が離せませんね。

■変化率から見た前日の通貨の強弱
ポンド>円>ドル>ユーロ>豪ドル>NZドル
※ ">" の左側の通貨が右側の通貨より強いことを示しています。

■本日の見通し
昨日もユーロ圏からのニュースに振り回される展開となりましたが、ドルへの先安観測があることから、ユーロ/ドルなどドルストレート通貨は底堅く推移しています。本日(あす未明)にEU首脳会談(現地時間午後6時)と、ユーロ圏首脳会談(現地時間7時15分)が行われます。メルケル独首相はECBの国債買い入れ継続要請に反対を表明、イタリアの内閣も経済改革では合意できず(本日の地元紙の報道では野党と合意した模様)などがあり、市場では合意ができないとの見方が一部に出てユーロが下落していますが、ドル安にバイアスがかかっている分だけ下落せず1.39台へと戻しています。本日のユーロ圏首脳会議で市場の期待が裏切られたとしても、事前に合意すると目されているEFSFの1兆ドルへの拡大や欧州銀行への資本増強などが合意されれば、足許ではそれほど大崩れしないものと思います。

一方、ドル/円は75.73円まで昨日のNY時間に下落して、戦後のドルの最安値を更新しました。このため、本邦政府・日銀の介入への期待(警戒)が高まっています。安住財務相は「日銀と危機感を共有」「あらゆることにすぐ対応できるよう準備指示」と発言していますが、市場では口先に関しては既に織り込んでいるため、反応は限定的となっています。市場も26日のユーロ圏サミット後の日銀の金融政策のタイミングと併せてとの見方が強いことから、本日は東京時間に余程の円高に振れなければ、介入の可能性は低いとみられます。昨日同様に本日夜の円高進行(75円を割ると円高が加速する可能性が高い)には注意が必要と思います。

また、最近の動きは昨日もコンファレンスボード発表の米消費者信頼感指数が悪化していたことや米国の量的緩和観測からドル安にバイアスがかかっているため、これまでのように「株価の下落」= 「ドル高」にはなっていません。このため、ドル安のバイアスがかかっている間(FRB議長などから否定的な発言が出ない間)は、リスク回避局面からのドル買いは限定的になる可能性が高いといえます。

■EURJPY 日足(一目均衡表、ストキャスティックス、フィボナッチ) EURJPY source:uedaharlowfx
ユーロ/円は上昇のサポートとなっている一目均衡表(日足)の転換線は下に抜けているものの、10/4の安値の100.74円から10/17高値の107.66円まで上昇を100%としたフィボナッチの38.2%となる105.02円近辺で下値が支えられ、保合いとなっています。一目均衡表(日足)の雲に接近していることから、雲の中に入れば雲の上限となる107円台後半までの上昇の可能性が出てきますが、雲で押さえられてしまうと、基準線の104.20円近辺まで下落してくる可能性が高まります。

■本日のテクニカルでの注目点(矢印はトレンドの方向を予想しています)
ドル/円 年初来安値更新
カナダドル/円 21日移動平均線、一目均衡表(日足)の基準線を下抜け
南アランド/円 21日移動平均線を下抜け

■変動率からの予想レンジ 08:08→NYクローズ

Ccy 予想レンジ
USDJPY 75.79 ~ 76.32
EURJPY 105.00 ~ 106.61
GBPJPY 120.95 ~ 122.51
AUDJPY 78.60 ~ 80.21
NZDJPY 60.03 ~ 61.23
CADJPY 74.19 ~ 75.39
ZARJPY 9.43 ~ 9.70
NOKJPY 13.61 ~ 13.86
MXNJPY 5.53 ~ 5.67
HKDJPY 9.72 ~ 9.80
SGDJPY 59.78 ~ 60.64
EURUSD 1.3840 ~ 1.4005

■前日のサマリー
昨日の東京時間はアジアの株価が待ちまとなり、方向感が出なかったことから、ドル/円は仲値にかけてのドル買いで76.24円まで、ユーロ/円は106.09円まで上昇しましたが、上昇も一時的となりドル/円は76.04円、ユーロ/円は105.65円まで下落、ユーロ/ドルはじりじりと1.3886ドルまで下落しました。ロンドン時間に入ると、ドル/円は邦銀のまとまったドル買いが出たことから76.31円まで上昇しましたが直ぐに76.10円近辺に下落、ユーロはイタリア内閣が経済改革で合意できずやビニスマギECB理事が「ユーロ圏の金融政策を政府救済に利用することはできない」などと悪いニュースが出たこともあり、対ドルで1.3877ドルから1.3960ドルまで、ユーロ/円も105.65円から106.34円まで上下に行った来たりしました。NY時間には26日のユーロ圏財務相会談は中止と報道されると、リスク回避の動きからユーロ/ドルが1.3850ドル、ユーロ/円は105.34円までえらく、一方、米国のCB消費者信頼感指数が悪化するとドル安となり、ドル/円が75.73円まで下落して、ドルの戦後最安値を更新しました。ユーロ/円はドル/円につれる形で105.27円まで下落しましたが、英首相府が「26日のEU首脳会談は実施」と発言したことでユーロ/ドルは1.3932ドルまで戻しました。その後、日経新聞で電子版が「日銀が27日(木)に開く金融政策決定会合で追加的な金融緩和を検討する」と報じたことから、ドル/円は76.15円、ユーロ/円も106.03円まで戻しました。
クローズはドル/円が76.06円、ユーロ/ドルが1.3904ドル、ユーロ/円は105.78円。

■株価(bloomberg.co.jp)

Index 引値 前日比
日経225 8762.31 -81.67
FTSE100(英) 5525.54 -22.52
DAX(独) 6046.75 -8.52
NYダウ(米) 11706.62 -207.00
S&P500(米) 1229.05 -25.14
NASDAQ(米) 2638.42 -61.02

■金利(bloomberg.co.jp)

Country 利回り 前日比
米10年債 2.11 -0.13
日本10年債 1.026 0.016
英10年債 2.51 -0.05
独10年債 2.06 -0.06

■コモディティ価格

Commodities 引値 前日比
NY金(期近) 1700.40 48.10
NY原油(期近) 93.17 1.90

■本日の指標発表(FXミュージアムより)
10/26(水)
・ 08:50 日本 9月 企業向けサービス価格指数
・ 09:00 NZ 10月 NBNZ企業信頼感
・ 09:30 豪 7-9月期 四半期消費者物価(CPI)
・ 15:00 ドイツ 9月 輸入物価指数
16:30 ユーロ圏 ドラギ・イタリア中銀総裁、トレモンティ・イタリア財務相
・ 20:00 米国 MBA住宅ローン申請指数
21:30 米国 9月 耐久財受注
・ 21:30 米国 9月 耐久財受注・輸送用機器除く
・ 22:30 ユーロ圏 クーン・ベルギー中銀総裁講演
・ 23:00 米国 9月 新築住宅販売件数 年率換算件数
23:00 ユーロ圏 シュタルク欧州中央銀行(ECB)理事講演
・ 01:00 ユーロ圏 EU(27カ国)首脳会議
・ 02:00 米国 米財務省5年債入札(350億ドル)
02:15 ユーロ圏 ユーロ圏首脳会議
・ 03:00 米国 ポーゼン英中銀金融政策委員会(MPC)委員講演

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2011年10月25日 (火)

10/25 本日の戦略-方向感ない中でドル安材料が目立つ-

おはようございます。タイの洪水やトルコの地震など世界各地で自然災害が発生していますね。今は世界経済が密接にかかわっていますので、どこで影響が出てくるか怖いですね。

■変化率から見た前日の通貨の強弱
豪ドル>NZドル>ポンド>ユーロ>円>ドル
※ ">" の左側の通貨が右側の通貨より強いことを示しています。

■本日の見通し
ユーロ圏の債務問題についてはEFSFの規模が1兆ユーロになるとAPが報じるなど、ここにきて市場は楽観的になってきているようです。EFSFについては信用保証を活用する案、新たな特別目的事業体(SPV)を活用する案の2つがあります。26日のユーロ圏首脳会議での合意事項が発表されるまでは、憶測が出やすく、要人の発言などに振られやすくなります。ユーロ/ドルは相次ぐFRB理事らの発言で量的緩和のための追加措置が取られる可能性が出てきたことで、ドル安観測がでているため、底堅い動きが予想されます。

ドル/円は昨日、安住財務相が「事務方に(介入の)準備しておくように指示した」などと発言したことから、10時ころまでは介入に対する期待も高まりましたが、10時を過ぎると下落してしまいました。市場では26日のユーロ圏首脳会議を見買われ、翌27日の日銀金融財政決定会合を待って、実施するのかではないかとの見方が出ています。チャート上では保合い期間が長かったため、ここから下放れた場合には、75円を割り込むドル安が進む可能性が高まります。その場合は、73円が一つの目処となるのではないでしょうか。

本日は米国でS&P/ケースシラー住宅価格指数(22時)、米2年債の入札(350億ドル)が予定されていますが、どちらも市場への影響は限定的となりそうです。また、カナダの政策金利(予想:1%)のまま据え置かれると思います。とにかく明日の首脳会議まではドル安以外の市場の材料は無視される公算が高いのではないでしょうか。

■EURUSD 日足(一目均衡表、ストキャスティックス、フィボナッチ) EURUSD source:uedaharlowfx
ユーロ/ドルは上昇が継続したこともあり、一目均衡表(日足)の雲の中に入ってきました。遅行線も日々線(ロウソク足)を上に抜けていることもあり、雲の上限となる1.4024ドルを上に抜けられるかがポイントとなります。抜ければ8/29の高値の1.4548ドルから10/4の安値の1.3146ドルを100%としたフィボナッチの76.4%戻しの1.4216ドル近辺まで上昇すると思います。ただ、雲の上限は前出フィボナッチの61.8%戻しに当たります。また、ストキャスティックス(スロー)も%Kスローが、%Dスローともに80を超えてきていることから、抜けきれずに転換線の1.3804ドルを下抜けすると基準線の1.3505ドル近辺まで調整する可能性があります。。

■本日のテクニカルでの注目点(矢印はトレンドの方向を予想しています)
ユーロ/ドル 一目均衡表(日足)の雲の下から中へ
ポンド/ドル 一目均衡表(日足)の雲の下から中へ
南アランド/円 21日移動平均線を上抜け
豪ドル/米ドル 一目均衡表(日足)の雲の下から中へ

■変動率からの予想レンジ 08:16→NYクローズ

Ccy 予想レンジ
USDJPY 75.82 ~ 76.37
EURJPY 105.19 ~ 106.83
GBPJPY 120.98 ~ 122.57
AUDJPY 78.96 ~ 80.61
NZDJPY 60.83 ~ 62.06
CADJPY 75.20 ~ 76.38
ZARJPY 9.51 ~ 9.79
NOKJPY 13.63 ~ 13.89
MXNJPY 5.59 ~ 5.74
HKDJPY 9.73 ~ 9.80
SGDJPY 59.81 ~ 60.69
EURUSD 1.3862 ~ 1.4032

■前日のサマリー
昨日の東京時間は本邦政府・日銀によるドル買い/円売り介入への警戒から朝方はドルを買う動きが見らえ、ドル/円は76.48円まで上昇、ユーロ/ドルは1.3830ドルへと下落、ユーロ/円は105.80円近辺まで上昇しました。その後発表された中国のHSBC製造業PMIが市場予想を上回ったことから、豪ドルなどが上昇、ユーロ/ドルは1.3955ドル、ユーロ/円は106.47円へと上昇、ドル/円は一時76.20円まで下落後76.34円まで戻しました。ロンドン時間に入ると、発表されたユーロ圏の製造業やサービス業のPMIが市場予想を下回ったことやユーロ圏首脳会議が延期されるとの噂などが出て、ユーロ/ドルが1.3822ドル、ユーロ/円が105.15円、ドル/円も76.09円まで下落しました。NY時間には米キャタピラーなどの好決算を背景としてNYダウが堅調に推移したことやダドリーNY連銀総裁が「量的緩和第3弾はあり得る」などと発言したことから、リスク志向と米量的緩和期待からドル売りとなり、ドル/円は一時75.99円まで下落、ユーロ/ドルは1.3957ドル、ユーロ/円は106.14円まで上昇しました。ドル/円は介入警戒から76.12円まで戻してクローズしました。
クローズはドル/円が76.08円、ユーロ/ドルが1.3927ドル、ユーロ/円は105.96円。

■株価(bloomberg.co.jp)

Index 引値 前日比
日経225 8843.98 165.09
FTSE100(英) 5548.06 59.41
DAX(独) 6055.27 84.31
NYダウ(米) 11913.62 104.83
S&P500(米) 1254.19 15.94
NASDAQ(米) 2699.44 61.98

■金利(bloomberg.co.jp)

Country 利回り 前日比
米10年債 2.23 0.01
日本10年債 1.026 0.016
英10年債 2.55 0.03
独10年債 2.12 0.02

■コモディティ価格

Commodities 引値 前日比
NY金(期近) 1652.30 16.20
NY原油(期近) 91.27 3.87

■本日の指標発表(FXミュージアムより)
10/25(火)
・ 06:45 NZ 7-9月期 四半期消費者物価(CPI)
・ 15:00 ドイツ 11月 GFK消費者信頼感調査
17:30 英国 7-9月期 四半期国内総生産(速報値)
・ 17:30 英国 4-6月期 四半期経常収支
・ 17:45 英国 キング・イングランド銀行(BOE)総裁議会証言
・ 17:45 英国 ビーンBOE副総裁議会証言
・ 21:30 カナダ 8月 小売売上高
・ 22:00 カナダ カナダ銀行 政策金利
22:00 米国 8月 ケース・シラー米住宅価格指数
・ 22:00 ユーロ圏 ノボトニー・オーストリア中銀総裁講演
・ 23:00 米国 10月 消費者信頼感指数(コンファレンス・ボード)
・ 23:00 米国 8月 住宅価格指数
・ 23:00 米国 10月 リッチモンド連銀製造業指数
・ 02:00 米国 米財務省2年債入札(350億ドル)

ピボットポイントなどは山内俊哉のココに注目!もご覧ください

2011年10月24日 (月)

10/24 本日の戦略-本邦の介入期待からドル円は底堅いか-

おはようございます。先週末は円が約2カ月ぶりにドルで最高値を更新しましたね。これまでは対策が後手に回っている感がありますので、是非先手を打って欲しいですね。

■変化率から見た前日の通貨の強弱
豪ドル>NZドル>ポンド>ユーロ>円>ドル
※ ">" の左側の通貨が右側の通貨より強いことを示しています。

■本日の見通し
週末に円がドルに対して史上最高値を更新した背景には、円が買われたというより、ドルが売られたと言った方がしっくりきます。これはユーロやポンド、豪ドルなどが対ドルで上昇していることからわかります。市場参加者が23日のユーロ圏首脳会議を前に様子見を決め込んでいたことに加え、FRB理事や副議長からの発言(量的緩和が正当化される可能性がある)をきっかけとする後付け材料もありますが、少なくともドル/円の76.60円を割り込んだ後のテクニカル要因が全ての理由とはならないと思います。

円は今年に入り、3月17日、8月19日、10月21日と最高値を更新しています。このため、市場では本邦政府・日銀による介入が出ています。昨年9月からの介入状況を見てみますと、下記のようになっています。

日付     金額  形態 値幅(1日) 効果
2010/9/15 2兆1,249億円 単独 2.88円 85.93円(9/16)翌日まで
2011/3/18 6,925億円 G7協調 3.14円 85.52(4/6)まで
2011/8/4 4兆5,129億円 単独 3.27円 80.22(8/4)当日のみ


本邦政府・日銀が単独介入で、これまで通りの介入を行ったときは効果が限定的(過去3回は1日しか実施したことがない)となると思われ、ドルの上値の重たさが感じられます。26日のユーロ圏財務相会合が市場の期待を失望させなければドル売りが継続することになりそうです。

一方のユーロはギリシャの第6回融資に対しては承認しているものの、EFSFのレバレッジは仏独の間で合意に達していないことから、26日の首脳会だ儀に向けて調整できるかどうかだと思います。また、ギリシャの債務のヘアカット(債務の減免)に関しての銀行との合意も必要となることから、26日の合意は必要な条件であるものの、十分ではないと看做される可能性があります。この場合はユーロやクロス円などが売られると思います。。

■USDJPY 週足(一目均衡表、ストキャスティックス、トレンドチャネル) USDJPY source:uedaharlowfx
ドル/円の週足を見てみますと、ドル/円の下降トレンドが継続していることが示されています。一目均衡表の雲を上抜けられないことや2010年5月の高値の94.98円と2011年4月の高値の85.52円を結んだトレンドチャネルの中におさまっています。また、遅行線もロウソク足の下を推移しています。本年8月上旬から76円台では底堅く推移しているkとおで、ジワリジワリとトレンドチャネルの上限に近付いていますが、まだ4円近く距離があります。このため、中期的にもまだ下落トレンドが続く可能性が高く、テクニカル的には70円近辺までの円高が進む可能性がありそうです。

■本日のテクニカルでの注目点(矢印はトレンドの方向を予想しています)
ドル/円 21日移動平均線を下抜け

■変動率からの予想レンジ 08:39→NYクローズ

Ccy 予想レンジ
USDJPY 75.90 ~ 76.47
EURJPY 105.03 ~ 106.70
GBPJPY 120.76 ~ 122.41
AUDJPY 78.08 ~ 79.82
NZDJPY 60.44 ~ 61.76
CADJPY 74.81 ~ 76.09
ZARJPY 9.32 ~ 9.60
NOKJPY 13.59 ~ 13.85
MXNJPY 5.48 ~ 5.63
HKDJPY 9.74 ~ 9.83
SGDJPY 59.41 ~ 60.33
EURUSD 1.3810 ~ 1.3998

■前日のサマリー
週末の東京時間はEU首脳会談や財務省会合などを控えていたこともあり、取引が手控えられ、どの通貨も狭いレンジ取引となりました。ドル/円は76.87円から76.74円、ユーロ/ドルは1.3764ドルから1.3809ドル、ユーロ/円は105.73円から106.10円。ロンドン時間に入り、ユーロ/ドルが一時1.3705ドル、ユーロ/円が105.10円まで下落する場面が見られましたが独IFO景気動向指数が市場予想を若干上回ったことを手掛かりに反発しました。NY時間にはFRB理事らの発言もあり、金融緩和の期待が高まったこと、ドル/円のテクニカル要因や76.00円と77.50円のダブル・ノータッチ・オプションが見えていたことも売りを誘ったようで8月19日以来のドルの最安値となる75.78円まで一時下落、ユーロ/ドルは1.3900ドル、ユーロ/円は104.98円まで連れ安となり、すぐに105.82円まで戻しました。ドル/円も介入警戒感から76.28円まで戻す場面も見られましたが、戻りには鈍く76円台前半でクローズしました。
クローズはドル/円が76.17円、ユーロ/ドルが1.3896ドル、ユーロ/円は105.84円。

■株価(bloomberg.co.jp)

Index 引値 前日比
日経225 8678.89 -3.26
FTSE100(英) 5488.65 103.97
DAX(独) 5970.96 204.48
NYダウ(米) 11808.79 267.01
S&P500(米) 1238.25 22.86
NASDAQ(米) 2637.46 38.84

■金利(bloomberg.co.jp)

Country 利回り 前日比
米10年債 2.22 0.03
日本10年債 1.010 0.000
英10年債 2.53 0.08
独10年債 2.10 0.11

■コモディティ価格

Commodities 引値 前日比
NY金(期近) 1636.10 23.20
NY原油(期近) 87.40 1.33

■本日の指標発表(FXミュージアムより)
10/24(月)
・ 08:50 日本 9月 貿易統計(通関ベース)
・ 09:30 豪 7-9月期 四半期卸売物価指数(PPI)
17:00 ユーロ圏 10月 製造業購買担当者景気指数(PMI、速報値)
・ 17:00 ユーロ圏 10月 サービス部門購買担当者景気指数(PMI、速報値)
・ 18:00 ユーロ圏 8月 製造業新規受注
・ 21:45 米国 ダドリー米ニューヨーク連銀総裁講演
・ 22:00 米国 フィッシャー米ダラス連銀総裁講演

ピボットポイントなどは山内俊哉のココに注目!もご覧ください

2011年10月23日 (日)

10/24の週の見通し -本邦政府・日銀による介入はあるか-

こんにちは。なぜだかトイレ(様式)の便座が割れてしまいました。仕方がないので買ってきて取り替えました。我が家は温水洗浄の便座ではないので、ホームセンターでも探すのに苦労しました。

■ドル/円 60分足
USDJPY ※チャートをクリックすると拡大します。

■ユーロ/ドル 60分足
EURUSD ※チャートをクリックすると拡大します。

■ユーロ/円 60分足
EURJPY ※チャートをクリックすると拡大します。

■先週の動き
先週もユーロが主体となり市場が動きました。週初にはジョイブレ独財務相が「23日のEU首脳会談ではユーロ圏債務危機の最終的な解決策は提示されない」と発言、更に独政府首席報道官が「ユーロ圏危機が即解決するとの夢は実現しない。来年に入っても続くことは確実だ」と発言したことからユーロ/ドルは1.3913ドルの高値から1.3653ドル、ユーロ/円も107.66円から104.76円へ下落するなど調整色を強めしました。ただ、格付け会社ムーディーズがスペインの格付けを2段階引き下げたものの市場への影響は限定的となりました。週後半になると、EFSFのガイドラインでEFSFによるスペインやイタリアなどの国債購入の可能性が示されたことやEUが「EFSFとESMの2つの救済基金統合と9400億ユーロへの拡大検討」のニュース、IMF/EU/ECBのトロイカがギリシャへの第6回融資実行を承認(58億ユーロ)、格付け機関フィッチがフランスの「AAA」格付けを変更する計画はないとのコメントなどユーロにポジティブな内容となったことや米国の追加緩和の観測からドルが下落したことで、ユーロ/ドルは1.3899ドルまで上昇しましたが、ユーロ/円はドル/円の下落で打ち消され、105.80円近辺までの戻りにとどまりました。

ドル/円は週前半こそ、本邦政府が発表する円高対策や欧州の株価の堅調推移を背景に77.50円を試す動きを見せましたが、本邦輸出企業などの売りが厚かったことなどで77円を維持することができませんでした。ただ、76.60円近辺では底堅く推移していました。ところが週末に76.60円を割り込むと、このレベルから下にあったストップロス(損失覚悟の売り)に押され、一時75.78円のドルの最安値(円の最高値)を更新しました。急激に円高が進んだ背景として、23日のユーロ圏首脳会議を控えて市場参加者が少なかったこと、76.60円から下に断続的にストップロス(売り)が置かれていたこと。片方が76円のダブル・ノータッチ・オプションがあったことなどがあげらています。ただ、通貨での動きを見ていますとドル安が進んだ(円高が進んだわけではない)ことから、タルーロ米FRB理事の「脆弱な景気回復や住宅セクターを支えるため、さらなるモーゲージ債の追加購入を検討すべきである」やイエレンFRB副議長の「回復に著しい下方リスク、FRBは必要に応じて手段用いる用意がある」などの発言が要因でないかとも思われます(後付けかもしれませんが)。

通貨別では円が主要通貨に対して上昇する一方、ドルは主要通貨に対して下落しています。このことから、これまでリスク志向とリスク回避でドルと円が「カップリング」していたものが「デカップリング」となっています。足許では米国の経済指標が良くなっていることから、このまま「デカップリング」状態が継続していくのか「カップリング」に戻るのか読みにくいところです。

■週間騰落率(JPY)
JPY※グラフをクリックすると拡大します。

■週間騰落率(USD)
USD ※グラフをクリックすると拡大します。

■今週の見通し
先週金曜日(21日)に8月19日につけた1ドル=75.95円の最高値を1ドル=75.78円に更新したことから、週初は本邦政府・日銀によるドル買い介入が実施されるかどうかが注目されると思います。同日に本邦政府が「円高への総合的対策」を閣議決定したばかりです。また、安住財務相は22日「行き過ぎた投機的な動きには断固たる対応を取りたい」と発言しています。

政府・日銀が取ると思われる行動を下記にあげておきたいと思います
①本邦財務相、官房長官、首相など要人による円高けん制発言(口先介入)
②日本銀行によるレートチェックやオーダー状況のモニタリング
③午前9時までのドル買い/円売り介入(実弾)
④午前10までのドル買い/円売り介入(実弾)

明日の動きとしては、朝方は本邦政府・日銀の介入警戒感からドル/円は底堅く推移するとみられます。ただ、上記の①~④がいずれも実施されなかった場合には市場が「日本政府が円高を容認した」受け止める可能性があり、更に最高値を更新する可能性が高まります。

一方のユーロは、22日のEU財務相理事会で欧州の銀行に対し1,000億ユーロの資本増強を行う必要があることで合意した模様です。イタリア、スペイン、ポルトガルが難色を示したものの説得した模様です。23日(本日)と26日に開催されるユーロ圏サミット、EUサミットで最終的に合意が決まるものと思われますが、市場の一部ではこの内容では不十分と見ているところもあり、ギリシャ債務のヘアカット(減免)にしても7月時点での21%から30~50%に拡大しそうなため、民間が合意するのかも含めて、全てが解決するまでに2は至らないと思われますが、一時的にはリスクが後退する可能性があり、ユーロ/ドルで1.40ドルを超えてくる可能性があります。

クロス円はドル安傾向が続くと、ドル/円の下落で上値を押さえられる可能性が高く、現時点からの一段の上昇には期待が持てないのではないかと思っています。ただ、本邦政府・日銀による介入警戒感からドル/円が底堅く動き、ユーロ圏の債務問題で包括的な対策が打ち出された場合には、リスク志向による上昇が期待できると思います。このため、26日(水)までは底堅い動きが続くのではないかと思います。

■今週の予想レンジ

Ccy Low(下)   High(上)
ドル/円 75.30 78.40
ユーロ/ドル 1.3740 1.4150
ユーロ/円 104.40 107.70
ポンド/円 120.10 125.10
豪ドル/円 76.40 82.10
NZドル/円 59.90 63.80
南アランド/円 9.00 9.70

■日、週、月、年騰落データ Rate ※表をクリックすると拡大します。

■注目イベント
10/24(月)
・ 08:50 日本 9月 貿易統計(通関ベース)
・ 09:30 豪 7-9月期 四半期卸売物価指数(PPI)
・ 17:00 ユーロ圏 10月 製造業購買担当者景気指数(PMI、速報値)
・ 17:00 ユーロ圏 10月 サービス部門購買担当者景気指数(PMI、速報値)
・ 18:00 ユーロ圏 8月 製造業新規受注
10/25(火)
・ 06:45 NZ 7-9月期 四半期消費者物価(CPI)
・ 15:00 ドイツ 11月 GFK消費者信頼感調査
・ 17:30 英国 7-9月期 四半期国内総生産(速報値)
・ 17:30 英国 4-6月期 四半期経常収支
・ 21:30 カナダ 8月 小売売上高
・ 22:00 カナダ カナダ銀行 政策金利
・ 22:00 米国 8月 ケース・シラー米住宅価格指数
・ 23:00 米国 10月 消費者信頼感指数(コンファレンス・ボード)
・ 23:00 米国 8月 住宅価格指数
・ 23:00 米国 10月 リッチモンド連銀製造業指数
10/26(水)
・ 08:50 日本 9月 企業向けサービス価格指数
・ 09:00 NZ 10月 NBNZ企業信頼感
・ 09:30 豪 7-9月期 四半期消費者物価(CPI)
・ 15:00 ドイツ 9月 輸入物価指数
・ 20:00 米国 MBA住宅ローン申請指数
・ 21:30 米国 9月 耐久財受注
・ 21:30 米国 9月 耐久財受注・輸送用機器除く
・ 23:00 米国 9月 新築住宅販売件数 年率換算件数
10/27(木)
・ 05:00 NZ ニュージーランド準備銀行(RBNZ)政策金利
・ 06:45 NZ 9月 貿易収支
・ 08:50 日本 9月 小売業販売額
・ 08:50 日本 9月 大型小売店(既存店)販売額 前年同月比
・ 未定 日本 日銀金融政策決定会合、終了後政策金利発表
・ 17:00 ユーロ圏 9月 マネーサプライM3 前年同月比
・ 18:00 ユーロ圏 10月 消費者信頼感(確定値)
・ 未定 ドイツ 10月 消費者物価指数(CPI、速報値)
・ 18:30 南ア 9月 卸売物価指数(PPI)
・ 21:30 米国 7-9月期 四半期実質国内総生産(速報値)
・ 21:30 米国 前週分 新規失業保険申請件数
・ 23:00 米国 9月 住宅販売保留指数
10/28(金)
・ 08:01 英国 10月 GFK消費者信頼感調査
・ 08:30 日本 9月 有効求人倍率
・ 08:30 日本 9月 全世帯家計調査・消費支出
・ 08:30 日本 9月 失業率
・ 08:30 日本 10月 東京都区部消費者物価指数(CPI、生鮮食料品除く)
・ 08:30 日本 9月 全国消費者物価指数(CPI)
・ 08:30 日本 9月 全国消費者物価指数(CPI、生鮮食料品除く)
・ 08:50 日本 9月 鉱工業生産・速報値
・ 18:30 スイス 10月 KOF景気先行指数
・ 21:30 米国 9月 個人所得
・ 21:30 米国 9月 個人消費支出(PCE)
・ 21:30 米国 9月 個人消費支出(PCEコア・デフレーター、食品・エネルギー除く)
・ 22:55 米国 10月 ミシガン大学消費者態度指数・確報値
経済指標の詳細はFXmuseumのFXカレンダーを参照してください。

2011年10月22日 (土)

シカゴ通貨先物非商業ポジション(10/18現在)

こんばんは。昨日、健康診断の結果が戻ってきました。今回は高コレステロールが改善していると期待していましたが残念な結果となりました。

21日に発表された18日現在のシカゴIMMの非商業(投機)ポジションでは、ドルが151.2億ドルの買い超し、円は3,363.4億円の買い超し(ドルでは43.8億ドルの売り超し)に減少、ユーロは97.2億ユーロの売り超し(ドルでは133.6億ドルの買い超し)に増加となりました。また、豪ドルは20.4億豪ドルの買い超し(ドルでは20.9憶ドルの売り超し)に増加、NZドルは8.2億NZドルの買い超し(ドルでは6.5億ドルの売り超し)の増加となりました。

週末に円は最高値を75.78円まで更新しました。火曜日時点でのドルのネットポジション(ロング)はドルが4.6億ドル増加しましたが、金曜日の時点では各通貨に対してドルが全面的に下落しています。このため、今週増加したドルのロングポジションは大幅に減少したとみられますが、ネットではまだロングと思われることで、ポジションからはドルのロングの解消(ドル安)が継続する可能性があります。ただ、市場は26日のユーロ圏首脳会議の内容に注目していることから、決定内容が市場の期待を裏切るようだとリスク回避から再びドルが買われる可能性も残っています。

■シカゴIMM非商業ポジション

項目 Net(ネット) Dif(増減) Long(買) Short(売) All(総取組)
JPY 26,907 -8,212 49,047 22,140 71,187
EUR -77,720 -3,925 20,977 98,697 119,674
GBP -53,226 8,746 16,946 70,172 87,118
CHF -2,243 -2,256 3,829 6,072 9,901
CAD -24,795 118 23,343 48,138 71,481
AUD 20,353 9,600 41,395 21,042 62,437
NZD 8,225 1,387 12,445 4,220 16,665
MXN 26,907 -8,212 49,047 22,140 71,187
source:CFTC

【USD】 USD source:CFTC

ドルは6,207コントラクトのロング減少の126,628コントラクトのロングとなりました。
※ドルのポジションは円、ユーロをはじめ、メキシコペソまでを合計して算出しています。レートはFRBのメジャーカレンシーインデックスを使用しています。

【JPY】 JPY source:CFTC

円は8,212コントラクトのロング減少の26,907コントラクトのロングとなりました。

【EUR】 EUR source:CFTC

ユーロは3,925コントラクトのショート増加の77,720コントラクトのショートとなりました。

【CAD】 CAD source:CFTC

カナダドルは118コントラクトのショート減少の24,795コントラクトのショートとなりました。

【NZD】 NZD source:CFTC

NZドルは1,387コントラクトのロング増加の8,225コントラクトのロングとなりました。

他のIMM通貨先物のポジション動向は上田ハーローレポートのシカゴIMM非商業ポジションを参照してください。(24日更新)

2011年10月21日 (金)

10/21 本日の戦略-26日のユーロ圏首脳会議まで先送りで期待継続-

おはようございます。最近のマーケットはユーロ発のニュースで振り回されていますね。その中でもドル円は蚊帳の外です。この状態はいつまで続くのでしょうか。

■変化率から見た前日の通貨の強弱
ユーロ>NZドル>ポンド>豪ドル>ドル>円
※ ">" の左側の通貨が右側の通貨より強いことを示しています。

■本日の見通し
昨日のマーケットもユーロ圏発のニュース(材料)にユーロなどが振り回される展開となっています。ドイツに対する失望が出る一方で、EFSFやESM(欧州安定メカニズム)を統合して総額9400億ユーロへ拡大検討などのニュースが流れてユーロ買いに反応しました。23日のユーロ圏首脳会議も26日に再度開催されることになり、ユーロ圏全体では問題を先送りしたようです。このため、23日の会議への期待が後退したとみられ、26日の会議まではこれまで同様に市場はニュースに一喜一憂する展開となりそうです。焦点はフランスがドイツを説得できるかどうかだと思いますが、格付け機関S&Pが「フランスの経済ストレスから同国の格下げの公算が大きい」としました。格下げが中軸国に及んでくると、救済が更に難しくなると思われますが、市場は、なお、救済に期待を持っているため、ユーロは底堅い動きをしているようです。ただ、上昇したところでは売られやすくなっているため、振幅は大きいもののレンジの動きを予想しています。

ドルは昨日のフィラデルフィア連銀製造業景気指数がマイナス予想からプラス予想となりました。ただ、雇用指数は1.4(前月5.8)へ低下しています。足許では米経済指標が市場予想より良い内容のものが続いていることから、米株価が支えれているため、リスク回避の「ドル買い」「円買い」の動きも限定的となっているように見えます。本日は米国の経済指標発表の予定がないことから、欧州要人の発言に翻弄される可能性が高そうです。

ドル/円は昨日一時77円台に乗せていますが、長続きしていません。チャートでみる限りでは一目均衡表(日足)の雲で上値が押さえられているようにみえます。本邦政府が発表する総合円高対策では、M&A等の資金の拡充が主な目玉となると思われますので、市場へのインパクトは薄く、政府・日銀による介入警戒は残るものの、リスク回避が進めば市場は介入レベルを探ることになりそうです。当面は円高圧力が継続と思い、ドル/円は76-77.50円のレンジの中の推移となるのではないでしょうか。

■NZDJPY 日足(一目均衡表、ストキャスティックス、トレンドチャネル) NZDJPY source:uedaharlowfx
NZドル/円は8/1の高値の68.86円と9/1の高値を結んだトレンドチャネル(白い帯)の中でダウントレンドとなっています。10/17に上抜けを試したものの、押し戻されています。このまま推移するとチャネルの上限に再び近づくことと一目均衡表(日足)の雲の下限にも近づくことになりますので、抵抗が強くなると思います。ただ、基準線の60.70円がサポートとして機能していることから、これを下抜けなければ上抜けを試すことになりそうです。

■本日のテクニカルでの注目点(矢印はトレンドの方向を予想しています)
カナダドル/円 一目均衡表(日足)の基準線を上抜け(日替わり)

■変動率からの予想レンジ 08:03→NYクローズ

Ccy 予想レンジ
USDJPY 76.56 ~ 77.11
EURJPY 104.98 ~ 106.68
GBPJPY 120.41 ~ 122.10
AUDJPY 77.65 ~ 79.43
NZDJPY 60.14 ~ 61.50
CADJPY 74.88 ~ 76.18
ZARJPY 9.18 ~ 9.48
NOKJPY 13.53 ~ 13.80
MXNJPY 5.50 ~ 5.65
HKDJPY 9.81 ~ 9.89
SGDJPY 59.74 ~ 60.71
EURUSD 1.3695 ~ 1.3876

■前日のサマリー
昨日の東京時間はアジアの株価が軟調な推移となり、リスク回避の動きからドル/円は76.85円近辺から76.68円、ユーロ/ドルが1.3780ドル近辺から1.3683ドル、ユーロ/円が105.85円近辺から105.00円まで下落しました。ロンドン時間に入ると、EFSFのガイドラインでEFSFによる国債購入の可能性が示唆されたことから、ユーロ/ドルは1.3673ドルから1.3843ドル、ユーロ/円は104.89円から106.30円まで上昇しましたが、EU/IMF/ECBのトロイカがギリシャの債務状況に懸念を示したことから、高値をつけた後は下落しました。ドル/円もリスクへの懸念が和らぎ76.69円から76.85円へと上昇しました。NY時間にはフィラデルフィア連銀製造業指数が市場予想を大幅に上回ったことや日銀が本邦の景気見通しを引き下げるとの市場の噂にドル/円が一時77.09円まで上昇しましたが、独政府がサミット延期の可能性を日てしなかったことなどで、市場はリスクを回避する動きとなり、ユーロ/ドルが1.3656ドル、ユーロ/円が105.02円、ドル/円が76.81円まで下落しました。その後、EUが「EFSFとESMの2つの救済基金統合と9400億ユーロへの拡大検討」のニュースが出て株価が反発したことから、ユーロ/ドルは1.3791ドル、ユーロ/円は106.00円まで戻しました。
クローズはドル/円が76.80円、ユーロ/ドルが1.3776ドル、ユーロ/円は105.80円。

■株価(bloomberg.co.jp)

Index 引値 前日比
日経225 8682.15 -90.39
FTSE100(英) 5384.68 -65.81
DAX(独) 5766.48 -147.05
NYダウ(米) 11541.78 37.16
S&P500(米) 1215.39 5.51
NASDAQ(米) 2598.62 -5.42

■金利(bloomberg.co.jp)

Country 利回り 前日比
米10年債 2.19 0.03
日本10年債 1.010 -0.012
英10年債 2.45 -0.02
独10年債 2.00 -0.06

■コモディティ価格

Commodities 引値 前日比
NY金(期近) 1612.90 -34.10
NY原油(期近) 85.30 -0.81

■本日の指標発表(FXミュージアムより)
10/21(金)
・ 09:30 豪 7-9月期 四半期輸出物価指数 前期比
・ 09:30 豪 7-9月期 四半期輸入物価指数 前期比
・ 16:40 ユーロ トリシェ欧州中央銀行(ECB)総裁講演
16:50 ユーロ レーン欧州委員(経済・通貨問題担当)講演
・ 17:00 ユーロ シュタルクECB理事講演
17:00 ドイツ 10月 IFO企業景況感指数
・ 19:00 ユーロ ノボトニー・オーストリア中銀総裁講演
・ 19:30 ユーロ コスタ・ポルトガル中銀総裁講演
・ 20:00 カナダ 9月 消費者物価指数(CPI) 前月比
・ 20:00 カナダ 9月 消費者物価指数(CPI) 前年同月比
・ 20:00 カナダ 9月 消費者物価指数(CPIコア) 前月比
・ 20:00 カナダ 9月 消費者物価指数(CPIコア) 前年同月比
・ 22:45 米国 プラートECB理事講演
・ 02:20 米国 フィッシャー米ダラス連銀総裁講演
・ 04:00 米国 イエレンFRB副議長講演

ピボットポイントなどは山内俊哉のココに注目!もご覧ください

2011年10月20日 (木)

10/20 本日の戦略-本邦円高対策は期待外れだが、介入にはなお警戒-

こんにちは。朝からミーティングなどばたばたして更新が遅れてしまいました。日本の円高対策はそれほどインパクトのあるものではありませんでしたね。

■変化率から見た前日の通貨の強弱
豪ドル>NZドル>ユーロ>円>ドル>ポンド
※ ">" の左側の通貨が右側の通貨より強いことを示しています。

■本日の見通し
昨日は欧州時間帯まで株価が主導してクロス円の上昇となりましたが、NY時間には一転して下落しています。先のG20財務相・中央銀行総裁会合で「EFSFの影響力を最大化するための更なる作業、及び、包括的な計画」にコミットしていることから、23日のユーロ圏首脳会議を前に仏独の不協和音が聞こえてきたことで、市場は疑心暗鬼となり始めているようです。国内の銀行救済に向けてEFSFの拡充を進めたいフランスと資金の拠出を極力控えたいドイツの間で合意がまとまっていくのかということ、第2次ギリシャ融資で担保を求めているフィンランドがEFSFの再投票を行う可能性があることなどがありますし、仮に23日に合意されたとしても、まだまだ乗り越えなければならない問題があること、ギリシャで緊縮財政に反対するデモが続いていることなど、市場関係者が今後どのように評価していくかでユーロやクロス円の方向が決まります。

一方、ドルは昨日発表された米住宅着工件数は65.8万戸と市場予想を大幅に上回ったものの、先行指標とみられる建設許可件数は59.4万戸と市場予想を下回っています。ただ、その後に公表された米地区連銀報告「ベージュブック」では、見通しに対してネガティブな内容が多かったことから市場の失望を誘ったようです。本日は21時30分の米新規失業保険申請件数、23時のフィラデルフィア連銀製造業指数、米中古住宅販売件数が注目されると思います。内容が良ければ株価の上昇につながると思いますが、米景気もユーロ圏の悪化がマイナス要因となることから、ユーロ圏の要人発言やニュースに振り回される展開が継続することになると思います。このため、どちらか一方方向に動くというよりはレンジの動きになると思います。

ドル/円につきましては21日に政府が閣議決定する円高総合対策ですが、 「海外M&A(企業の合併・買収)や資源開発支援のために外国為替特別会計から国際協力銀行への融資枠を10兆円(現在1,000億ドル=約7.7兆円)規模に拡大する」という内容になる模様です。また、市場介入ついては「あらゆる措置を排除せず、必要な時は断固たる措置をとる」としています。引き続き、目先の1ドル=76円台前半では介入警戒が続くことになりそうですが、市場が予想していたよりは規模が小さいように感じます。市場がリスク回避に傾いた場合には76円割れ、本邦政府・日銀による介入実施を試す可能性があります。

■AUDJPY 日足(一目均衡表、ストキャスティックス、フィボナッチ) AUDJPY source:uedaharlowfx
豪ドル/円は昨日も一目均衡表(日足)の遅行線が日々線(ロウソク足)を超えることができませんでした。ロウソク足も上にヒゲの長い陰線となったことで上値の重さを感じます。目先は転換線の77.58円近辺が押し目と思われますが、これを下に抜けてしまうと基準線の76.16円近辺まで下落する可能性が高まります。8/1の高値の86.15、9/1の高値の82.79円、10/17の高値の80.28円がいずれも一目均衡表の雲で抵抗にあっていますので、雲の切り下がりに伴い、豪ドル/円も下がってくることが予想されます。

■本日のテクニカルでの注目点(矢印はトレンドの方向を予想しています)
カナダドル/円 一目均衡表(日足)の基準線を下抜け

■変動率からの予想レンジ 08:10→NYクローズ

Ccy 予想レンジ
USDJPY 76.54 ~ 77.08
EURJPY 104.83 ~ 106.51
GBPJPY 120.31 ~ 121.98
AUDJPY 77.58 ~ 79.36
NZDJPY 60.05 ~ 61.39
CADJPY 74.53 ~ 75.80
ZARJPY 9.35 ~ 9.66
NOKJPY 13.51 ~ 13.78
MXNJPY 5.60 ~ 5.75
HKDJPY 9.82 ~ 9.90
SGDJPY 60.07 ~ 61.05
EURUSD 1.3675 ~ 1.3855

■前日のサマリー
昨日の東京時間はシドニー・ウエリントン時間で格付け機関ムーディーズがスペインを2段階格下げしたものの、市場への影響は限定的で、むしろドルが売られる流れとなり、ドル/円は76.80円近辺から76.66円まで一時下落、ユーロ/ドルは1.3725ドルから1.3841ドル、ユーロ/円は105.33円から106.22円へと上昇しました。ロンドン時間では欧州の株価が上昇したことで、リスク回避の円売りも加わり、ドル/円は76.85円、ユーロ/ドルは1.3868ドル、ユーロ/円は106.45円へと上昇しました。NY時間にはドイツ財務省広報官が「EFSFの上限は4400ユーロ」と発言したことや仏独首脳電話会談後のサルコジ仏大統領の発言がなかったことなどでドル/円は76.86円から76.71円まで、ユーロ/ドルは1.3870ドルから1.3776ドル、ユーロ/円は106.55円から105.69円まで下落しました。その後、米ベージュブックで「多くの地区で成長ペースは緩和、わずか。景気見通しは後退もしくは一段と不透明」などと弱気な見通しだったことからNYダウが下落に転じ、リスク回避の動きとなったため、ユーロ/ドルが1.3732ドル、ユーロ/円が105.36円まで下落、ドル/円も一時76.69円まで下落後、76.85円へと上昇しました。
クローズはドル/円が76.78円、ユーロ/ドルが1.3756ドル、ユーロ/円は105.65円。

■株価(bloomberg.co.jp)

Index 引値 前日比
日経225 8772.54 30.63
FTSE100(英) 5450.49 40.14
DAX(独) 5913.53 36.12
NYダウ(米) 11504.62 -72.43
S&P500(米) 1209.88 -15.50
NASDAQ(米) 2604.04 -53.39

■金利(bloomberg.co.jp)

Country 利回り 前日比
米10年債 2.16 -0.02
日本10年債 1.022 -0.004
英10年債 2.47 0.04
独10年債 2.06 0.05

■コモディティ価格

Commodities 引値 前日比
NY金(期近) 1647.00 -5.80
NY原油(期近) 86.11 -2.23

■本日の指標発表(FXミュージアムより)
10/20(木)
・ 15:00 ドイツ 9月 生産者物価指数(PPI) 前月比
・ 15:00 スイス 9月 貿易収支
・ 17:30 英国 9月 小売売上高指数 前月比
・ 21:30 カナダ 8月 卸売売上高 前月比
21:30 米国 前週分 新規失業保険申請件数
・ 23:00 ユーロ 10月 消費者信頼感(速報値)
・ 23:00 米国 9月 景気先行指標総合指数 前月比
23:00 米国 10月 フィラデルフィア連銀製造業景気指数
・ 23:00 米国 9月 中古住宅販売件数 年率換算件数
・ 23:00 米国 9月 中古住宅販売件数 前月比
・ 23:15 米国 ブラード米セントルイス連銀総裁講演
・ 01:00 米国 ロックハート米アトランタ連銀総裁講演
・ 01:50 米国 ピアナルト米クリーブランド連銀総裁講演

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2011年10月19日 (水)

10/19 本日の戦略-23日まではユーロ圏の材料に振り回されそう-

おはようございます。本日は肌寒い日となりましたね。近年冷え症なのか足元が冷えるので、これだけはご勘弁願いたいです。

■変化率から見た前日の通貨の強弱
豪ドル>NZドル>ユーロ>円>ドル>ポンド
※ ">" の左側の通貨が右側の通貨より強いことを示しています。

■本日の見通し
昨日は欧州時間まで23日のユーロ圏首脳会議に対する懸念から株価が軟調に推移したこともあり、リスク回避の動きとなりユーロやクロス円が大きく下落する動きとなりましたが、英ガーディアンがEFSFを2兆ユーロに拡大すると仏独が合意と報じたことから、NY時間にはリスク回避を巻き戻す動きとなり、ユーロやクロス円が上昇、NYダウも上昇となりました。ただ、この報道は当局者が否定とダウ・ジョーンズが報じたこともあり、ユーロ関連のニュースに振り回される展開となりました。また、朝方には格付け機関ムーディーズがスペインを2段階引き下げ「A1」見通しを「ネガティブ」としています。この格下げはS&P、フィッチに続くもので新鮮味がないため、影響は限定的となると思いますが、今後もスペインの格付けが引き下げられる可能性が高いことで、スペインの調達コストの上昇などの懸念がつきまといます。このため、23日のユーロ圏首脳会議後もECBによる利下げ観測などが出ると思われ、ユーロやクロス円の上値が重くなると思います。

ドル円は先週末に報道された政府の円高対策の内容(最終案)が日経新聞の電子版で報道されていました。
「円相場が大幅に上昇する局面ではあらゆる措置を排除しないと最終案に明記し、円売りドル買いの市場介入に踏み切る考えを示唆した」
もちろん為替の水準には言及していませんが、円の史上最高値の75.95円を意識していると思いますので、76円台前半からは円が買いにくい(ドルが売りにくい)状況になると思われ、ドル/円はこのレベルでしばらく下支えされそうです。

本日は米国で消費者物価指数、住宅着工件数、建設許可件数の発表が予定されています。市場予想では変動の大きい食料品とエネルギーを除いたコアの物価指数が前月比0.2%、住宅着工件数が年率換算で59万戸、建設許可件数が同610万戸となっていて、物価指数が抑えられている限りはQE3の可能性が残りますし、住宅指標が改善しているようであれば、米景気に対する期待が出てくるものと思います。このため、これらが良ければドルとクロス円の上昇につながりやすいと思います。ただ、今週も米国の経済指標は従(主はユーロ圏)の位置づけとなることから、ユーロ圏の材料にほんろうされる展開が続きそうです。

全体を通しても個別の国または地域の材料というよりはユーロはつの材料で①リスク回避通貨(ドルと円)②リスク志向通貨(ユーロ、豪ドル、ポンド、NZドルなど)のどちらが選好されるのかといった単純な動きになっています。

■本日のテクニカルでの注目点(矢印はトレンドの方向を予想しています)
カナダドル/円 一目均衡表(日足)の基準線を上抜け

■変動率からの予想レンジ 07:47→NYクローズ

Ccy 予想レンジ
USDJPY 76.53 ~ 77.09
EURJPY 104.74 ~ 106.43
GBPJPY 119.80 ~ 121.48
AUDJPY 77.86 ~ 79.66
NZDJPY 60.33 ~ 61.70
CADJPY 74.97 ~ 76.26
ZARJPY 9.44 ~ 9.76
NOKJPY 13.51 ~ 13.80
MXNJPY 5.62 ~ 5.78
HKDJPY 9.82 ~ 9.90
SGDJPY 60.10 ~ 61.12
EURUSD 1.3661 ~ 1.3844

■前日のサマリー
昨日の東京時間はアジアの株価が堅調に推移したこともあり、ドル/円は77円台前半で推移したものの、上海総合株価指数が一時マイナスへと下落すると77.09円まで下落、ユーロ/ドルも1.3875ドル近辺からじりじりと下落し1.3828ドル、ユーロ/円も107.15円近辺から106.76円まで下落しました。ロンドン時間帯にはG20財務相・中央銀行総裁会議に対する期待などが先行し、欧州の株価が上昇したこともあり、ドル/円は77.45円、ユーロ/ドルは1.3914ドル、ユーロ/円は107.65円まで一部ストップロスを巻き込んで上昇しました。しかしながら、ジョイブレ独財務相が「23日のEU首脳会談ではユーロ圏債務危機の最終的な解決策は提示されない」と発言、更に独政府首席報道官が「ユーロ圏危機が即解決するとの夢は実現しない。来年に入っても続くことは確実だ」と発言したことから、欧州の株価が上げ幅を縮小したことから、ドル/円は77.17円、ユーロ/ドルは1.3770ドル、ユーロ/円は106.33円まで下落しました。NY時間には発表されたNY連銀製造業景気指数が市場予想を下回り、金融株が主導してNYダウが下落したことから、リスク回避の流れとなり、ドルと円が買われる一方で、資源国通貨が売られました。このため、ストップロスを巻き込んでドル/円は76.60円、ユーロ/ドルは1.3726ドル、ユーロ/円は105.36円まで下落しました。クローズにかけては下値からやや戻す場面も見られました。
クローズはドル/円が76.79円、ユーロ/ドルが1.3748ドル、ユーロ/円は105.60円。

■株価(bloomberg.co.jp)

Index 引値 前日比
日経225 8741.91 -137.69
FTSE100(英) 5410.35 -26.35
DAX(独) 5877.41 17.98
NYダウ(米) 11577.05 180.05
S&P500(米) 1225.38 24.52
NASDAQ(米) 2657.43 42.51

■金利(bloomberg.co.jp)

Country 利回り 前日比
米10年債 2.18 0.02
日本10年債 1.028 0.009
英10年債 2.43 -0.10
独10年債 2.01 -0.09

■コモディティ価格

Commodities 引値 前日比
NY金(期近) 1652.80 -23.80
NY原油(期近) 88.34 1.96

■本日の指標発表(FXミュージアムより)
10/19(水)
・ 13:30 日本 8月 全産業活動指数 前月比
・ 17:00 ユーロ圏 8月 経常収支
・ 17:00 南ア 9月 消費者物価指数(CPI) 前月比
・ 17:00 南ア 9月 消費者物価指数(CPI) 前年同月比
・ 17:30 英国 英中銀金融政策委員会(MPC)議事要旨
・ 18:00 ユーロ圏 8月 建設支出 前月比
・ 18:00 ユーロ圏 8月 建設支出 前年同月比
・ 19:30 米国 バンク・オブ・ニューヨーク・メロン第3四半期決算
・ 20:00 南ア 8月 小売売上高 前年同月比
・ 20:15 米国 モルガン・スタンレー第3四半期決算
・ 21:30 カナダ 9月 景気先行指数 前月比
21:30 米国 9月 消費者物価指数(CPIコア指数) 前月比
・ 21:30 米国 9月 消費者物価指数(CPI) 前年同月比
21:30 米国 9月 住宅着工件数 年率換算件数
21:30 米国 9月 建設許可件数 年率換算件数
・ 21:30 米国 ローゼングレン米ボストン連銀総裁講演
・ 23:00 ユーロ圏 メルケル独首相、トリシェ欧州中央銀行(ECB)総裁の送別会であいさつ
・ 03:00 米国 米地区連銀経済報告(ベージュブック)

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2011年10月18日 (火)

10/18 本日の戦略-ドル円77円台定着にはならなかった?-

おはようございます。本日もよろしくお願いします。

■変化率から見た前日の通貨の強弱
円>ドル>ポンド>ユーロ>NZドル>豪ドル
※ ">" の左側の通貨が右側の通貨より強いことを示しています。

■本日の見通し
G20財務相・中央銀行総裁会議を終えて市場が楽観的になりかけていたときに、またドイツから水を差すような発言が出て、昨日はリスク回避の動きに戻りました。もともと下落から戻るスピードが速かったことや資源国通貨などは21日移動平均線から+3%以上となっていたものもあり、調整が出たとみることもできます。本日これを打ち消すような内容の発言などが出てくるかということになりますが、何も出てこない場合には、テクニカル分析では売りのシグナルとなるストキャスティックス(スロー)でのデッドクロスが出現している通貨が複数あります(下記参照してください)ので、これらの通貨ペアは調整が続く可能性があります。サポートは一目均衡表(日足)の基準線となりますが、これを下抜けると、更なる下落につながりやすくなります。

一方、経済指標では18時の独ZEW景況感調査、20時のバンク・オブ・アメリカ(BOA)の四半期決算、21時のゴールドマン・サックスの7-9月期決算が発表が予定されいます。また、NAHB住宅市場指数も予定されていることから、これらの悪化から株価が続落した場合にはリスク回避の動きが継続し、ドルと円が買われ、クロス円が売られることとなると思います。

■NZDUSD 日足(一目均衡表、ストキャスティックス、フィボナッチ) NZDUSD source:uedaharlowfx
NZドル/米ドルは昨日に0.8066ドルの高値をつけ、サポートとみられる一目均衡表(日足)の基準線まで下落しました。ここでサポートされれば戻りが継続して、一目均衡表の雲の下限となる0.83ドル近辺まで上昇する可能性があります。ただ、ストキャスティックス(スロー)がデッドクロスしているため、サポートをブレイクする可能性が高いと思われ、この場合は10/4の安値の0.7468ドルと10/17の高値の0.8066ドルを100%としたフィボナッチ50.0%押しの0.7768ドル近辺まで下落すると思われます。

■本日のテクニカルでの注目点(矢印はトレンドの方向を予想しています)
ユーロ/ドル ストキャスティックス(スロー)がデッドクロス
ドル/円 一目均衡表(日足)の基準線を下抜け
ユーロ/円 一目均衡表(日足)の基準線を上抜け
豪ドル/円 ストキャスティックス(スロー)がデッドクロス
ポンド/円 ストキャスティックス(スロー)がデッドクロス
NZドル/円 ストキャスティックス(スロー)がデッドクロス
カナダドル/円 ストキャスティックス(スロー)がデッドクロス、一目均衡表(日足)の基準線を下抜け
豪ドル/米ドル ストキャスティックス(スロー)がデッドクロス
NZドル/米ドル ストキャスティックス(スロー)がデッドクロス

■変動率からの予想レンジ 07:48→NYクローズ

Ccy 予想レンジ
USDJPY 76.55 ~ 77.12
EURJPY 104.63 ~ 106.31
GBPJPY 120.08 ~ 121.73
AUDJPY 77.05 ~ 78.80
NZDJPY 60.04 ~ 61.39
CADJPY 74.31 ~ 75.57
ZARJPY 9.40 ~ 9.72
NOKJPY 13.44 ~ 13.72
MXNJPY 5.58 ~ 5.74
HKDJPY 9.82 ~ 9.90
SGDJPY 59.74 ~ 60.74
EURUSD 1.3647 ~ 1.3826

■前日のサマリー
昨日の東京時間はアジアの株価が堅調に推移したこともあり、ドル/円は77円台前半で推移したものの、上海総合株価指数が一時マイナスへと下落すると77.09円まで下落、ユーロ/ドルも1.3875ドル近辺からじりじりと下落し1.3828ドル、ユーロ/円も107.15円近辺から106.76円まで下落しました。ロンドン時間帯にはG20財務相・中央銀行総裁会議に対する期待などが先行し、欧州の株価が上昇したこともあり、ドル/円は77.45円、ユーロ/ドルは1.3914ドル、ユーロ/円は107.65円まで一部ストップロスを巻き込んで上昇しました。しかしながら、ジョイブレ独財務相が「23日のEU首脳会談ではユーロ圏債務危機の最終的な解決策は提示されない」と発言、更に独政府首席報道官が「ユーロ圏危機が即解決するとの夢は実現しない。来年に入っても続くことは確実だ」と発言したことから、欧州の株価が上げ幅を縮小したことから、ドル/円は77.17円、ユーロ/ドルは1.3770ドル、ユーロ/円は106.33円まで下落しました。NY時間には発表されたNY連銀製造業景気指数が市場予想を下回り、金融株が主導してNYダウが下落したことから、リスク回避の流れとなり、ドルと円が買われる一方で、資源国通貨が売られました。このため、ストップロスを巻き込んでドル/円は76.60円、ユーロ/ドルは1.3726ドル、ユーロ/円は105.36円まで下落しました。クローズにかけては下値からやや戻す場面も見られました。
クローズはドル/円が76.81円、ユーロ/ドルが1.3733ドル、ユーロ/円は105.50円。

■株価(bloomberg.co.jp)

Index 引値 前日比
日経225 8879.60 131.64
FTSE100(英) 5436.70 -29.66
DAX(独) 5859.43 -107.77
NYダウ(米) 11397.00 -247.49
S&P500(米) 1200.86 -23.72
NASDAQ(米) 2614.92 -52.93

■金利(bloomberg.co.jp)

Country 利回り 前日比
米10年債 2.16 -0.09
日本10年債 1.028 0.009
英10年債 2.53 -0.08
独10年債 2.10 -0.10

■コモディティ価格

Commodities 引値 前日比
NY金(期近) 1676.60 -6.40
NY原油(期近) 86.38 -0.42

■本日の指標発表(FXミュージアムより)
10/18(火)
・ 09:30 豪 豪準備銀行(中央銀行)、金融政策会合議事要旨公表
・ 17:00 コスタ・ポルトガル中銀総裁講演
・ 17:30 英国 9月 消費者物価指数(CPI) 前月比
・ 17:30 英国 9月 小売物価指数(RPI) 前月比
・ 18:00 ユーロ圏 10月 ZEW景況感調査
18:00 ドイツ 10月 ZEW景況感調査(期待指数)
・ 20:00 米国 バンク・オブ・アメリカ(BOA)第3四半期決算発表
・ 21:00 米国 ゴールドマン・サックス第3四半期決算
・ 21:30 米国 9月 卸売物価指数(PPI) 前月比
・ 21:30 米国 9月 卸売物価指数(PPIコア指数、食品・エネルギー除く) 前月比
・ 22:00 米国 8月 対米証券投資(短期債除く)
・ 23:00 米国 10月 NAHB住宅市場指数
・ 01:00 ユーロ圏 クーン・ベルギー中銀総裁講演
02:15 米国 バーナンキ米連邦準備理事会(FRB)議長講演

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2011年10月17日 (月)

10/17 本日の戦略-米決算発表とNY連銀指数に注目-

おはようございます。G20財務相・中央銀行総裁会議も終わりましたが、また23日にEUサミットが開かれます。週をまたいだ会議が続くことから月曜朝の為替の動きは難しいですね。

■変化率から見た前日の通貨の強弱
豪ドル>NZドル>ユーロ>ポンド>ドル>円
※ ">" の左側の通貨が右側の通貨より強いことを示しています。

■本日の見通し
週末のG20財務相・中央銀行総裁会合では23日のユーロ圏のサミットでEFSFの強化や包括的な対応を求めています。本日朝の動きをみる限りでは、ほぼ市場の予想通りで、週末のユーロの上昇はこれをある程度織り込んだとみられます。市場はリスク志向に傾きかけているようですが、懸念材料としてはフランス国債の利回りが上昇している点が上げられ、市場がこれらに注目するとリスク回避の動きに戻る可能性があります。23日のサミットまでユーロ圏の要人の発言が相次ぐものと思われますので、これに振り回されるとは思いますが、対策も前進しているように見えることからユーロは底堅い動きになるのではないでしょうか。

一方のドルは21時30分のNY連銀製造業景気指数、21時のウエルズ・ファーゴ、シティグループの7-9月期決算が注目されると思います。NY連銀指数も前月よりは改善との予想値もあり、足許の米経済指標は回復傾向にあることから内容が良ければ米株価の上昇につながりリスク志向の円売り(ドル/円でのドルの上昇)とクロス円の上昇が続く可能性があります。

■NZDJPY 日足(一目均衡表、ストキャスティックス、フィボナッチ) NZDJPY source:uedaharlowfx
NZドル/円は先週末の高値の62.20円が9/1の高値の65.75円と10/4の安値の57.33円を100%としたフィボナッチ61.8%戻しの62.54円へ接近してきました。また、一目均衡表(日足)の遅行線も日々線(ロウソク足)に接近しています。ただ、まだ日々線を超えるまでには至らないようです。オシレーター系のストキャスティックス(スロー)は90以上で推移していることもあり、デッドクロスすると下落開始のシグナルとなりそうです。仮にここで下落すると基準線の60.70円か転換線の60.04円がサポートになるとみられます。

■本日のテクニカルでの注目点(矢印はトレンドの方向を予想しています)
ドル/円 一目均衡表(日足)の基準線を上抜け
カナダドル/円 一目均衡表(日足)の基準線を上抜け

■変動率からの予想レンジ 07:29→NYクローズ

Ccy 予想レンジ
USDJPY 77.00 ~ 77.57
EURJPY 106.41 ~ 108.10
GBPJPY 121.40 ~ 123.06
AUDJPY 78.97 ~ 80.71
NZDJPY 61.44 ~ 62.80
CADJPY 75.71 ~ 76.96
ZARJPY 9.69 ~ 10.00
NOKJPY 13.73 ~ 14.01
MXNJPY 5.73 ~ 5.88
HKDJPY 9.89 ~ 9.97
SGDJPY 60.55 ~ 61.54
EURUSD 1.3824 ~ 1.3983

■前日のサマリー
週末の東京時間はシンガポール通貨庁(MAS)がシンガポールドルの緩やかな上昇を維持したものの、バンド幅(許容変動幅)を緩やかな傾斜にすると緩和気味の政策にしたものの、市場へのヘイ今日は限定的で、ドル/円は76.86円から77.00円のレンジとなりました。ユーロはアジアの株価がさえない動きとなったことから、対ドルで一時1.3723ドル、対円で105.58円まで下落しましたが、シュタルク専務理事は14日、「ギリシャのユーロ圏離脱は選択肢に入っていない」などと発言したことなどが好感され、対ドルでは1.3816ドル、対円では106.25円まで上昇しました。ロンドン時間に入ると欧州の株価が一時マイナスとなるとドル/円も77円台前半を維持、ユーロ/ドルは一時1.3854ドルまで下落したものの、株価が堅調となったことでユーロ/ドルは1.3828ドル、ユーロ/円は106.41円まで上昇しました。NY時間には、米小売売上高が市場予想を上回ったことでドル/円は77.19円まで上昇、その後発表されたミシガン大消費者信頼感指数速報値は予想より下振れし、76.88円まで下落したものの、ダウ・ジョーンズのニュースで政府筋との話として、「来週にも円高是正対策を発表」と報道されたことから、ドル/円は77.45円まで上昇、77.20円近辺でクローズしました。ユーロはG20財務相・中銀行総裁会合への期待などから対ドルで1.3894ドル、対円で107.45円まで上昇しましたが、ギリシャ債で50%の評価下げ、銀行支援策を検討とのニュースが出ると、1.3838ドル、107.04円まで一時下落、各々1.3880ドル近辺、107.25円近辺でクローズしました。
クローズはドル/円が77.24円、ユーロ/ドルが1.3882ドル、ユーロ/円は107.23円。

■株価(bloomberg.co.jp)

Index 引値 前日比
日経225 8747.96 -75.29
FTSE100(英) 5466.36 62.98
DAX(独) 5967.20 52.36
NYダウ(米) 11644.49 166.36
S&P500(米) 1224.58 20.92
NASDAQ(米) 2667.85 47.61

■金利(bloomberg.co.jp)

Country 利回り 前日比
米10年債 2.25 0.06
日本10年債 1.019 -0.004
英10年債 2.60 0.05
独10年債 2.20 0.09

■コモディティ価格

Commodities 引値 前日比
NY金(期近) 1683.00 14.50
NY原油(期近) 86.80 2.57

■本日の指標発表(FXミュージアムより)
10/17(月)
・ 08:01 英国 10月 ライトムーブ住宅価格 前月比
・ 13:30 日本 8月 鉱工業生産・確報値 前月比
・ 21:00 米国 ウェルズ・ファーゴ第3四半期決算
・ 21:00 米国 シティ・グループ第3四半期決算
・ 21:30 カナダ 8月 対カナダ証券投資額
21:30 米国 10月 ニューヨーク連銀製造業景気指数
・ 22:15 米国 9月 鉱工業生産 前月比
・ 22:15 米国 9月 設備稼働率
・ 23:35 ユーロ圏 シュタルク欧州中央銀行(ECB)理事講演

ピボットポイントなどは山内俊哉のココに注目!もご覧ください

2011年10月16日 (日)

10/17の週の見通し -リスク志向の動きが継続するか-

こんばんは。今日は昨日とうって変わって良い天気になりました。昼間図書館に行きましたが半そでで十分でした。

■ドル/円 60分足
USDJPY ※チャートをクリックすると拡大します。

■ユーロ/ドル 60分足
EURUSD ※チャートをクリックすると拡大します。

■ユーロ/円 60分足
EURJPY ※チャートをクリックすると拡大します。

■先週の動き
先週はドル/円が76.75円、ユーロ/ドルが1.3383ドル、ユーロ/円が102.76円でオープン、週末の独仏首脳会談で両首脳がの資本増強について合意してことや新たな危機対応策を今月末までに打ち出すと表明したことを手掛かりにリスク回避を巻き戻す動きとなり、ユーロが主導してクロス円なども買い戻され、ほぼ一本調子に上昇して週の取引を終えました。このため、ユーロ/ドルは1.3893ドルと約500ポイント、ユーロ/円は107.42円とこちらも約4.5円の大幅上昇となりました。ドル/円は77円を挟んだ動きを続けていましたが、政府筋の話として17日の週の前半に新たな円高対策を発表すると週末に一部通信社が報じたことで77.44円まで上昇(週の高値は10/12の77.48円)して各通貨とも高値圏でクローズしています。

週を通してみると、週の序盤はリスク回避の巻き戻し、週の後半はリスク志向の高まりといえそうです。通貨別では、円が主要通貨に対して売られ、ドル/円でも下落、ドルは円以外の主要通貨に対して下落しました。こうした中で豪ドル、NZドルが大幅に増加しました。

■週間騰落率(JPY)
JPY ※グラフをクリックすると拡大します。

■週間騰落率(USD)
USD ※グラフをクリックすると拡大します。

■今週の見通し
14・15日にパリで開催されたG20財務相・中央銀行総裁会合は欧州が見直したソブリン債危機への取り組みに対し、米国など各国の支持が寄せられた一方、IMFの資金拡大をめぐっては意見が分かれています。また、世界の金融システム上重要な金融機関(G-SIFIs)に対し、2016年から段階的に自己資本の1-2.5%上積みを求める案を承認し、対象の金融機関は11月にカンヌで開催される首脳会談(サミット)で指定される予定となりました。指定金融機関は28銀行程度が対象になるとされていますが、G20筋によると、最大50銀行がリストアップされる可能性があるとも言われています。ユーロ圏の銀行への資本増強に関しては進展が見られたようですが、先週にどこまで織り込まれているか明日の朝の動きを見たいと思います。G20財務相・中央銀行総裁会合の声明は財務省の20か国財務大臣・中央銀行総裁会議声明(仮訳)を参照してください。ただ、23日のEUサミットまでは債務危機への対応の概要について合意されるとの期待感が残ることから、ユーロが底堅い動きになると思います。

円は安住淳財務相が「日本の主張が受け入れられた」と述べたものの、G20の声明では「過度の変動や無秩序な動きは、経済および金融の安定に対して悪影響を与えることを再確認する」とこれまでの表現が踏襲されました。ただ、財務相は文章に含まれた「悪影響」の表現が、円高に苦しむ日本の主張が盛り込まれた部分だと強調しています。市場では今週の早い段階に新たな円高対策の発表があるとの期待があるため、ドル/円も底堅く推移すると思いますが、内容に具体性がないと失望から円が買われる可能性があります。

ドルは17日のNY連銀製造業景気指数、19日の消費者物価指数、住宅着工件数、20日のフィラデルフィア連銀指数、中古住宅販売件数が注目されると思います。市場が落ち着きを取り戻している場合には、米経済指標が良い場合に、株価の上昇につながると思われ、ドル/円、クロス円の上昇につながりやすくなると思います。

世界的に反格差デモが拡大しています。イタリアでは一部が暴徒化しけが人も出ているようです。米国でもニューヨーク、ワシントン、サンフランシスコなどでデモが発生しているほか、オーストラリア、ニュージーランドでもデモが発生したようです。今のところ為替への影響は限定的と思われますが、デモが拡大していくようであれば株価の下落からクロス円などが下落する可能性が高まります。

■今週の予想レンジ

Ccy Low(下)   High(上)
ドル/円 76.40 78.80
ユーロ/ドル 1.3540 1.4030
ユーロ/円 104.30 110.80
ポンド/円 120.50 126.10
豪ドル/円 77.20 82.10
NZドル/円 61.10 63.80
南アランド/円 9.60 10.10

■日、週、月、年騰落データ Rate
※表をクリックすると拡大します。

■注目イベント
10/17(月)
・ 08:01 英国 10月 ライトムーブ住宅価格 前月比
・ 13:30 日本 8月 鉱工業生産・確報値 前月比
・ 21:30 カナダ 8月 対カナダ証券投資額
21:30 米国 10月 ニューヨーク連銀製造業景気指数
・ 22:15 米国 9月 鉱工業生産 前月比
・ 22:15 米国 9月 設備稼働率
10/18(火)
・ 09:30 豪 豪準備銀行(中央銀行)、金融政策会合議事要旨公表
・ 17:30 英国 9月 消費者物価指数(CPI) 前月比
・ 17:30 英国 9月 消費者物価指数(CPI) 前年同月比
・ 17:30 英国 9月 小売物価指数(RPI) 前月比
・ 17:30 英国 9月 小売物価指数(RPI) 前年同月比
・ 18:00 ユーロ 10月 ZEW景況感調査
18:00 ドイツ 10月 ZEW景況感調査(期待指数)
・ 21:30 米国 9月 卸売物価指数(PPI) 前月比
・ 21:30 米国 9月 卸売物価指数(PPIコア指数、食品・エネルギー除く) 前月比
・ 22:00 米国 8月 対米証券投資(短期債除く)
・ 23:00 米国 10月 NAHB住宅市場指数
10/19(水)
・ 13:30 日本 8月 全産業活動指数 前月比
・ 17:00 ユーロ 8月 経常収支
・ 17:00 南ア 9月 消費者物価指数(CPI) 前月比
・ 17:00 南ア 9月 消費者物価指数(CPI) 前年同月比
・ 17:30 英国 英中銀金融政策委員会(MPC)議事要旨
・ 18:00 ユーロ 8月 建設支出 前月比
・ 18:00 ユーロ 8月 建設支出 前年同月比
・ 20:00 南ア 8月 小売売上高 前年同月比
・ 21:30 カナダ 9月 景気先行指数 前月比
21:30 米国 9月 消費者物価指数(CPIコア指数) 前月比
・ 21:30 米国 9月 消費者物価指数(CPI) 前年同月比
21:30 米国 9月 住宅着工件数 年率換算件数
21:30 米国 9月 建設許可件数 年率換算件数
・ 03:00 米国 米地区連銀経済報告(ベージュブック)
10/20(木)
・ 14:00 日本 8月 景気一致指数(CI)・改定値
・ 14:00 日本 8月 景気先行指数(CI)・改定値
・ 15:00 ドイツ 9月 生産者物価指数(PPI) 前月比
・ 15:00 スイス 9月 貿易収支
・ 17:30 英国 9月 小売売上高指数 前月比
・ 21:30 カナダ 8月 卸売売上高 前月比
・ 21:30 米国 前週分 新規失業保険申請件数
・ 23:00 ユーロ 10月 消費者信頼感(速報値)
・ 23:00 米国 9月 景気先行指標総合指数 前月比
・ 23:00 米国 10月 フィラデルフィア連銀製造業景気指数
・ 23:00 米国 9月 中古住宅販売件数 年率換算件数
・ 23:00 米国 9月 中古住宅販売件数 前月比
10/21(金)
・ 09:30 豪 7-9月期 四半期輸出物価指数 前期比
・ 09:30 豪 7-9月期 四半期輸入物価指数 前期比
・ 17:00 ドイツ 10月 IFO企業景況感指数
・ 20:00 カナダ 9月 消費者物価指数(CPI) 前月比
・ 20:00 カナダ 9月 消費者物価指数(CPI) 前年同月比
・ 20:00 カナダ 9月 消費者物価指数(CPIコア) 前月比
・ 20:00 カナダ 9月 消費者物価指数(CPIコア) 前年同月比
経済指標の詳細はFXmuseumのFXカレンダーを参照してください。

2011年10月15日 (土)

シカゴ通貨先物非商業ポジション(10/11現在)

こんにちは。文部科学省から放射線等に関する副読本の作成についてが公表されました。ニュースでご存知の方も多いと思います。小学校教師用解説書を読んでいます。

14日に発表された11日現在のシカゴIMMの非商業(投機)ポジションでは、ドルが146.6億ドルの買い超し、円は4,389.9億円の買い超し(ドルでは57.3億ドルの売り超し)に減少、ユーロは92.9億ユーロの売り超し(ドルでは125.8億ドルの買い超し)に減少となりました。また、豪ドルは10.0億豪ドルの買い超し(ドルでは10.7憶ドルの売り超し)に減少、NZドルは6.8億NZドルの買い超し(ドルでは5.3億ドルの売り超し)増加となりました。

格付け会社からスペイン、イタリアの格下げがされたものの、マルタ、スロバキアでEFSFの拡充案が承認されたことや銀行の資本増強など金融不安解消に向けての動きが強まったことを背景に、これまでのリスク回避傾向の巻き戻しが加速したこともあり、ドルや円のロングとユーロやポンドのショートが解消に向かいました。週末にかけてはこうした動きが加速したとみられます。昨日から始まったG20財務相・中央銀行総裁会合での結果次第では次週もこの流れが継続すると思われ、ドル安と円安が継続することになりそうです。

■シカゴIMM非商業ポジション

項目 Net(ネット) Dif(増減) Long(買) Short(売) All(総取組)
JPY 35,119 -8,343 54,190 19,071 73,261
EUR -73,795 8,902 17,040 90,835 107,875
GBP -61,972 6,752 15,391 77,363 92,754
CHF 13 1,122 5,233 5,220 10,453
CAD -24,913 -9,231 23,922 48,835 72,757
AUD 10,753 -2,158 37,196 26,443 63,639
NZD 6,838 1,272 12,075 5,237 17,312
MXN 35,119 -8,343 54,190 19,071 73,261
source:CFTC

【USD】 USD source:CFTC

ドルは1,131コントラクトのロング増加の132,835コントラクトのロングとなりました。
※ドルのポジションは円、ユーロをはじめ、メキシコペソまでを合計して算出しています。レートはFRBのメジャーカレンシーインデックスを使用しています。

【JPY】 JPY source:CFTC

円は8,343コントラクトのロング減少の35,119コントラクトのロングとなりました。

【EUR】 EUR source:CFTC

ユーロは8,902コントラクトのショート減少の73,795コントラクトのショートとなりました。

【CAD】 CAD source:CFTC

カナダドルは9,231コントラクトのショート増加の24,913コントラクトのショートとなりました。

【NZD】 NZD source:CFTC

NZドルは1,272コントラクトのロング増加の6,838コントラクトのロングとなりました。

他のIMM通貨先物のポジション動向は上田ハーローレポートのシカゴIMM非商業ポジションを参照してください。(17日更新)

2011年10月14日 (金)

10/14 本日の戦略-米経済指標は改善が予想されている-

おはようございます。世田谷の放射能は福島第1原発のホットスポットではなくて良かったと言いたいところですが、別の問題で身近にこうしたものがあるというのも恐ろしいですね。

■変化率から見た前日の通貨の強弱
円>豪ドル>ポンド>ドル>NZドル>ユーロ
※ ">" の左側の通貨が右側の通貨より強いことを示しています。

■本日の見通し
昨日はこれまでのユーロや豪ドルなどの買い(ドルの売り)が一服し、軽い調整局面となりました。これらの通貨ペアはチャートではオシレーターのストキャスティックス(スロー)の%Kスローが80を超えてきていることもあり、短期的には高値圏にあると言え、調整が入るとみられますが、この調整が基準線や21日移動平均線でサポートされるかに注目したいと思っています。サポートされれば下落トレンドの「戻り」から上昇トレンドへの転換になる可能性もあります。逆に下に抜けると下落トレンドが継続していることになると思っています。

本日は早朝から格付け機関S&Pがスペインの格付けを1段階引き下げ「AA-」としました。これを受けて、ユーロや豪ドル(リスク回避のため)が売られましたが、影響は一時的にとどまっています。一方、9時にはシンガポール通貨庁(MAS)が「ンガポールドルの取引バンドの傾斜を穏やかにする」「緩やかで段階的にシンガポールドルを上昇させる政策を続ける」と発表、これを受けてドル/シンガポールドルでドル売りが強まったため、ユーロや豪ドルが一時上昇しました。ただ、こちらの影響も限定的となり、本日から開催されるG20財務相・中央銀行総裁会合を前に様子見が強くなると思われ、ここまで戻してきたこれらの通貨はポジション調整が出やすいものと思います。

また、本日は21時30分に米小売売上高、22時55分に米ミシガン大学消費者信頼感指数の発表が予定されています。これらの市場予想は前月に比べると改善傾向となっています。市場予想より良い内容となれば、米株価が上昇すると思われますので、ドルと円は売られやすくなるものと思います。ただ、ドル/円の77円台は前半が売り、ミドルから上にストップロスの買いがあるとみられることから、77円台では上値が重くなると思っています。

■AUDUSD 日足(エンベロープ、ストキャスティックス、フィボナッチ) AUDUSD source:uedaharlowfx
豪ドル/米ドルは7/27の高値の1.1079ドルと9/1の高値の1.0761ドル、8/9の安値の0.9926ドルと10/4の安値の0.9387ドルを結んだトレンドチャネル(チャート上の白い帯)の上限に近付いています。また、9/16の高値の1.0396ドルも目先の抵抗線として、一目均衡表(日足)の雲の下限とともに位置しています。ストキャスティックス(スロー)は本日の引値次第となりますが、デッドクロスする可能性が高いことから、デッドクロスした場合には調整に入ると思います。調整めどは基準線の1.0011ドルか転換線の0.9807ドル近辺と思います。

■本日のテクニカルでの注目点(矢印はトレンドの方向を予想しています)
ドル/円 一目均衡表(日足)の基準線を下抜け

■変動率からの予想レンジ 07:50→NYクローズ

Ccy 予想レンジ
USDJPY 76.61 ~ 77.17
EURJPY 105.08 ~ 106.71
GBPJPY 120.39 ~ 122.01
AUDJPY 77.39 ~ 79.09
NZDJPY 60.38 ~ 61.70
CADJPY 74.56 ~ 75.77
ZARJPY 9.55 ~ 9.86
NOKJPY 13.50 ~ 13.78
MXNJPY 5.62 ~ 5.76
HKDJPY 9.83 ~ 9.91
SGDJPY 59.65 ~ 60.60
EURUSD 1.3711 ~ 1.3873

■前日のサマリー
昨日の東京時間はアジアの株価は底堅い動きとなったものの、ドル/円の77円台は本邦輸出企業の売りなどに押されて一時77.02円まで下落、ユーロ/ドルは1.3770ドル近辺から1.3818ドル、ユーロ/円は106.15円近辺から106.50円でのレンジの取引となりました。ロンドン時間に入ると欧州の株価が下落に転じたことから、リスク回避の円買いとドル買いになりました。ドル/円は77円割れでストップロスをつけて76.67円まで一時下落、ユーロ/ドルも1.3827ドルから1.3709ドル、ユーロ/円も106.56円から105.25円まで下落しました。NY時間には、NYダウが下落してオープンしたことから、ユーロ/ドルが1.3685ドル、ユーロ/円が105.14円まで下落しましたが、スロバキアがEFSF拡充案を承認したことやNYダウが下げ幅を縮小た事から、ユーロ/ドルは1.3800ドル、ユーロ/円は106.08円まで戻しました。ドル/円は76円台後半での狭いレンジの動きとなりました。
クローズはドル/円が76.86円、ユーロ/ドルが1.3774ドル、ユーロ/円は105.91円。

■株価(bloomberg.co.jp)

Index 引値 前日比
日経225 8823.25 84.35
FTSE100(英) 5403.38 -38.42
DAX(独) 5914.84 -79.63
NYダウ(米) 11478.13 -40.72
S&P500(米) 1203.66 -3.59
NASDAQ(米) 2620.24 15.51

■金利(bloomberg.co.jp)

Country 利回り 前日比
米10年債 2.18 -0.03
日本10年債 1.023 0.019
英10年債 2.56 -0.08
独10年債 2.10 -0.08

■コモディティ価格

Commodities 引値 前日比
NY金(期近) 1668.50 -14.10
NY原油(期近) 84.23 -1.34

■本日の指標発表(FXミュージアムより)
10/14(金)
・ 08:50 日本 9月 マネーストックM2 前年同月比
・ 08:50 日本 9月 国内企業物価指数 前月比
・ 08:50 日本 9月 国内企業物価指数 前年同月比
・ 17:00 ユーロ圏 リーカネン・フィンランド中銀総裁講演
・ 18:00 ユーロ圏 9月 消費者物価指数(HICP、改定値) 前年同月比
・ 18:00 ユーロ圏 8月 貿易収支
・ 21:30 米国 8月 製造業出荷 前月比
・ 21:30 米国 9月 輸入物価指数 前月比
・ 21:30 米国 9月 輸出物価指数 前月比
21:30 米国 9月 小売売上高 前月比
22:55 米国 10月 ミシガン大学消費者態度指数・速報値
・ 23:00 米国 8月 企業在庫 前月比
・ 03:00 米国 9月 月次財政収支
・ 未定 その他20カ国・地域(G20)財務相・中央銀行総裁会議

ピボットポイントなどは山内俊哉のココに注目!もご覧ください

2011年10月13日 (木)

10/13 本日の戦略-クロス円の上昇は分岐点に差し掛かっている-

おはようございます。Blogアップ中に豪失業率が発表され、新規雇用者数が予想より1万人程度増加、失業率は5.2%へ0.1%改善しています。

■変化率から見た前日の通貨の強弱
NZドル>豪ドル>ユーロ>ポンド>ドル>円
※ ">" の左側の通貨が右側の通貨より強いことを示しています。

■本日の見通し
昨日はユーロ圏にポジティブとみられる材料が多く出て、市場はこれまでの悲観的なムードから楽観的なムードへと急激に変化したように見えます。要因として①トリシェECB総裁が「EFSFはレバレッジ効果通じ効力を増すべき(これまで同総裁はレバレッジには反対だった)、②ギリシャ向け融資、11月初旬に実施(ユンケル議長)、③スロバキアの与党3党と最大野党がEFSF拡充案の採決を合意したとのニュース(2回目の採決は早ければ本日、遅くても明日)、④バローゾ欧州委員が協調したアプローチが必要と発言したことなど。

一方、材料視はされませんでしたが不安要因としては①イタリア、スペイン国債が下落していること、②ギリシャ債務元本の削減率(ヘアカット)30%~50%を検討(7/21合意では21%)、③バイトマン独連銀総裁がギリシャの債務再編を除外できない(独紙のインタビューで)、④EBA(欧州銀行監督機構)が欧州の銀行に自己資本比率9%維持を要求もとのニュースがあります。パリで明日から開催されるG20財務相・中央銀行総裁会合を前に、ユーロなどの売りポジションの解消(ドルの買いポジションの解消)の流れが続いていることもあり、これまでのところ、市場では悪い材料を無視しています。チャート上では8月下旬から10月上旬の下落の半値戻しの地点まで来ていることから、このまま上昇するのか、止められるのか判断が難しい局面となっています。チャートのオシレータ系のストキャスティックススローでは、これらの通貨は高値圏に入ってきています。

本日はこの後9時30分に豪失業率、新規雇用者数の発表が予定されています。雇用が悪化した場合には、来月の金融政策で利下げの可能性が出ることから、豪ドルが売られやすくなります。逆に高ければ素直に買われると思います。その他では21時30分の米新規失業保険申請件数、米貿易収支の発表に注目です。また、本日はJPモルガン・チェースの7-9月期決算(20時)とグーグルの7-9月期の決算の発表(明日の5時以降)が予定されており、とくに後者は株価に与える影響が大きいので、注目です。

■AUDJPY 日足(エンベロープ、ストキャスティックス、フィボナッチ) AUDJPY source:uedaharlowfx
豪ドル/円は9/1の高値の82.79円と10/4の安値の72.05円を100%としたフィボナッチの61.8%を一時回復しました。10/4からほぼ一本調子で上昇してきていることから、オシレーター系のストキャスティックス(スロー)で%Kスロー、%Dスローともに80を超えて買われ過ぎの水準に入ってきています。また、21日移動平均線から上限に3%乖離したエンベロープでは、+3%を上抜けています。このため、調整が入る可能性が高いと思われます。ただ、一目均衡表(日足)の転換線(75.10)や21日移動平均線(76.05)がサポートとなるとみられます。

■本日のテクニカルでの注目点(矢印はトレンドの方向を予想しています)
ユーロ/ドル 一目均衡表(日足)の基準線を上抜け
ドル/円 21日移動平均線、一目均衡表(日足)の基準線を上抜け
ポンド/ドル 21日移動平均線、一目均衡表(日足)の基準線を上抜け
ユーロ/円 一目均衡表(日足)の基準線を上抜け
豪ドル/円 一目均衡表(日足)の基準線を上抜け
ポンド/円 一目均衡表(日足)の基準線を上抜け
NZドル/円 21日移動平均線、一目均衡表(日足)の基準線を上抜け
ドル/スイス 21日移動平均線を下抜け
カナダドル/円 21日移動平均線、一目均衡表(日足)の基準線を上抜け
南アランド/円 21日移動平均線を上抜け
豪ドル/米ドル 一目均衡表(日足)の基準線を上抜け
NZドル/米ドル 21日移動平均線、一目均衡表(日足)の基準線を上抜け

■変動率からの予想レンジ 07:40→NYクローズ

Ccy 予想レンジ
USDJPY 77.00 ~ 77.55
EURJPY 105.69 ~ 107.33
GBPJPY 120.83 ~ 122.44
AUDJPY 77.51 ~ 79.20
NZDJPY 60.72 ~ 62.04
CADJPY 75.21 ~ 76.41
ZARJPY 9.65 ~ 9.97
NOKJPY 13.54 ~ 13.82
MXNJPY 5.70 ~ 5.84
HKDJPY 9.87 ~ 9.95
SGDJPY 59.98 ~ 60.94
EURUSD 1.3724 ~ 1.3888

■前日のサマリー
昨日の東京時間は早朝のスロバキアによるEFSF拡充案の否決から、アジアの株価が軟調推移となったことでドル/円は76.68銭から73銭のかなり狭いレンジの動きとなり、ユーロ/ドルは1.3650ドル近辺から1.3582ドル、ユーロ/円は104円台後半から104.20円まで一時下落しましたが、後半にかけては株価が上昇したことからユーロ/ドルは1.3650ドル、ユーロ/円は104.70円まで上昇しました。ロンドン時間に入るとトリシェECB総裁が「EFSFはレバレッジ効果通じ効力を増すべき」「ギリシャはデフォルトを回避するはずだ」と発言したことなどがきっかけとなり、ユーロ/ドルがストップロスを巻き込み1.3816ドル、ユーロ/円が105.82円へと上昇、ドル/円は一時76.31円まで下落しました。NY時間に入ると、ユンケル議長がギリシャ向け融資、11月初旬に実施と発言、更にスロバキア連立与党3党と最大野党スメルがEFSFを承認することで合意、14日までに再投票となったこと、北朝鮮軍の異常な動きに韓国軍が警戒を強めたことなどから、リスク志向と極東のリスク懸念から円が売られ、ドル/円は76.48円を一時付けまhした。ユーロ/ドルは1.3834ドル、ユーロ/円は107.03円までそれぞれ上昇。クローズにかけては米FOMC議事録で大規模資産購入(QE3)は選択肢として温存などの内容が含まれていたことや利益確定の売りなどから、各々の通貨で小幅ながら上げ幅を縮小しました。
クローズはドル/円が77.24円、ユーロ/ドルが1.3788ドル、ユーロ/円は106.52円。

■株価(bloomberg.co.jp)

Index 引値 前日比
日経225 8738.90 -34.78
FTSE100(英) 5441.80 46.10
DAX(独) 5994.47 129.46
NYダウ(米) 11518.85 102.55
S&P500(米) 1207.25 11.71
NASDAQ(米) 2604.73 21.70

■金利(bloomberg.co.jp)

Country 利回り 前日比
米10年債 2.21 0.06
日本10年債 1.004 0.005
英10年債 2.64 0.06
独10年債 2.19 0.10

■コモディティ価格

Commodities 引値 前日比
NY金(期近) 1682.60 21.60
NY原油(期近) 85.57 -0.23

■本日の指標発表(FXミュージアムより)
10/13(木)
・ 08:50 日本 日銀・金融政策決定会合議事要旨
・ 08:50 日本 8月 第三次産業活動指数 前月比
09:30 豪 9月 新規雇用者数
09:30 豪 9月 失業率
・ 15:00 ドイツ 9月 消費者物価指数(CPI、改定値) 前月比
・ 16:15 スイス9月 生産者輸入価格 前月比
・ 17:00 ユーロ圏 欧州中央銀行(ECB)月報
・ 17:30 英国 8月 貿易収支
20:00 米国 JPモルガン・チェース第3四半期決算
・ 21:30 カナダ 8月 貿易収支
・ 21:30 米国 8月 貿易収支
21:30 米国 前週分 新規失業保険申請件数
・ 22:00 英国 ポーゼン英中銀金融政策委員会(MPC)委員講演
・ 02:00 米国 米財務省30年債入札(130億ドル)
・ 03:30 米国 コチャラコタ米ミネアポリス連銀総裁講演
・ 05:00 米国 グーグル第3四半期決算

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2011年10月12日 (水)

10/12 本日の戦略-ユーロは良い材料に反応しやすい模様-

おはようございます。昨日のワールドカップ第3次予選の日本とタジキスタンのゲームは大差で日本が勝ってよかったです。後々のことを考えると点を取れるときに取っておくことはよいですね。次のゲームにも期待。

■変化率から見た前日の通貨の強弱
円>ドル>ユーロ>豪ドル>NZドル>ポンド
※ ">" の左側の通貨が右側の通貨より強いことを示しています。

■本日の見通し
難航していましたスロバキアのEFSF拡充案の採決は1回目が予想通り否決されましたが、市場の反応は限定的となっています。スロバキアは今週中(日程はまだ未定)にも第2回投票を実施する見込みであり、最大野党「スメル」が賛成に回る方針であるため、買決・承認されるとの見通しで楽観的になっていると思われます。ただ、欧州では昨日も格付け機関S&Pがスペインの銀行10行の格付けを引き下げ、フィッチもスペインの大手銀行6行の格付けを引き下げています。こうしたネガティブな材料に反して市場ではユーロが買われていることから、ユーロや豪ドルなどドルに対して売り込まれた通貨のショートポジションを解消する動きが続いているとみることもできます。

本日は、バローゾ欧州委員が銀行増資等に関する提案を発表する予定となっています(現地時間午後3時)。また、ドラギ・イタリア中銀総裁(次期ECB総裁)、トリシェEC総裁の講演などが予定されており、こうした要人の発言には注意が必要となります。ただ、市場はユーロの弱材料には反応しにくくなっていますので、押し目は買われやすいとは思いますが、個人的には取り巻く環境や諸問題が解決していないとみられることで、積極的にユーロを買っていく地合いではないとみています。

一方、米企業の7-9月期決算が好調との見方もあり、NYダウが堅調に推移(昨日は小幅下落しましたが)していることで、ドルが売られやすくなっています(リスク回避の巻き戻し)。市場は欧州の問題を懸念しつつも、仏独が銀行への資本注入や新たな危機回避対策への強い決意を見せたことで、最悪のセンチメントからは回復しつつあるように見えます。このため、14日からのG20などを前に動きにくい展開となっていると思います。特にドル/円は上には実需の売りが残っているとみられることから、77円台の重さと76円台の堅さがしばらく続くのではないでしょうか。

■EURJPY 日足(一目均衡表、ストキャスティックス、フィボナッチ) EURJPY source:uedaharlowfx
ユーロ/円は10/4に約10年ぶりとなる100.74の安値をつけ反発しました。一目均衡表(日足)の基準線の104.90円に接近していますので、これを上に抜けることができれば8/29の高値の111.92円から前出安値の100.74円を100%としたフィボナッチの50.0%戻しの106.32円近辺まで戻す可能性がありますが、同フィボナッチの38.2%戻しが105.01円に位置していることから、ここで止められると一目均衡表(日足)の転換線の102.85円近辺まで下落してくる可能性があります。ストキャスティックス(スロー)では%Kスローが80を超えてきていることから、このレベルでデッドクロスした場合には、ユーロの下落につながると思います。

■本日のテクニカルでの注目点(矢印はトレンドの方向を予想しています)
ポンド/ドル 21日移動平均線を下抜け
ポンド/円 21日移動平均線を下抜け

■変動率からの予想レンジ 07:38→NYクローズ

Ccy 予想レンジ
USDJPY 76.37 ~ 76.90
EURJPY 103.66 ~ 105.22
GBPJPY 118.50 ~ 120.02
AUDJPY 75.29 ~ 76.87
NZDJPY 58.99 ~ 60.21
CADJPY 73.66 ~ 74.79
ZARJPY 9.44 ~ 9.75
NOKJPY 13.26 ~ 13.55
MXNJPY 5.60 ~ 5.75
HKDJPY 9.78 ~ 9.86
SGDJPY 59.13 ~ 60.05
EURUSD 1.3566 ~ 1.3732

■前日のサマリー
昨日の東京時間はアジアの株価が堅調な推移となったものの、ドル/円は完全に蚊帳の外で76.63円から76.75円までの狭い範囲の動きとなりました。一方、ユーロ/ドルも1.3617ドルから1.3657ドル、ユーロ/円も104.39円から104.73円の範囲に留まりました。ロンドン時間の序盤はユーロ/ドルが1.3673ドル、ユーロ/円が104.85円まで上昇する場面が見られましたが、最後に残ったスロバキアのEFSF拡充案への採決の行方が不透明なことが嫌気され、ユーロ/ドルは1.3577ドル、ユーロ/円は104.08円、ドル/円も76.60円まで下落する場面が見られました。その後、EU/IMFがギリシャへの第1次融資の第6弾(80億ユーロ)を11月初旬に実施とアナウンスしたことが好感されユーロ/ドルで1.36ドル台前半、ユーロ/円で104.40円近辺へ戻したものの、NY時間にはスロバキアの採決が難航していることからユーロが弱含み、ユーロ/ドルが一時1.3565ドル、ユーロ/円が104.02円まで下落、ドル/円は76.76円まで上昇しました。しかし、クローズにかけては米株価が堅調に推移したこともあり、「ドル」と「円」が売られる流れとなり、ドル/円は76.64円まで小幅下落、ユーロ/ドルは1.3684ドル、ユーロ/円は104.90円まで上昇しましたが、スロバキアが1回目の投票でEFSF拡充案を否定したことから、ユーロ/ドルが1.3640ドル近辺、ユーロ/円が104.50ドル近辺まで下落しました。
クローズはドル/円が76.63円、ユーロ/ドルが1.3636ドル、ユーロ/円は104.52円。

■株価(bloomberg.co.jp)

Index 引値 前日比
日経225 8773.68 168.06
FTSE100(英) 5395.70 -3.30
DAX(独) 5865.01 17.72
NYダウ(米) 11416.30 -16.88
S&P500(米) 1195.54 0.65
NASDAQ(米) 2583.03 16.98

■金利(bloomberg.co.jp)

Country 利回り 前日比
米10年債 2.15 0.07
日本10年債 0.999 0.011
英10年債 2.58 0.00
独10年債 2.09 0.01

■コモディティ価格

Commodities 引値 前日比
NY金(期近) 1661.00 -9.80
NY原油(期近) 85.81 0.40

■本日の指標発表(FXミュージアムより)
10/12(水)
・ 08:50 日本 8月 機械受注 前月比
・ 09:30 豪 8月 住宅ローン件数 前月比
・ 15:00 ドイツ 9月 卸売物価指数(WPI) 前月比
17:30 英国 9月 失業率
・ 17:30 英国 9月 失業保険申請件数
・ 17:30 ユーロ圏 シュタルク欧州中央銀行(ECB)理事講演
・ 18:00 ユーロ圏 8月 鉱工業生産 前月比
・ 20:00 米国 MBA住宅ローン申請指数 前週比
・ 21:30 カナダ 8月 新築住宅価格指数 前月比
00:00 ユーロ圏 ドラギ・イタリア中銀総裁講演
・ 01:00 ユーロ圏 ビニスマギECB理事講演
・ 02:15 米国 ピアナルト米クリーブランド連銀総裁講演
・ 02:20 米国 フィッシャー米ダラス連銀総裁講演
・ 02:30 米国 プロッサー米フィラデルフィア連銀総裁講演
03:00 米国 米連邦公開市場委員会(FOMC)議事要旨
03:30 ユーロ圏 トリシェECB総裁講演

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2011年10月11日 (火)

10/11 本日の戦略-昨日の材料は織り込みつつある?-

おはようございます。本日は年1回の定期健康診断です。胃カメラは2回目で好きにはなれません。仕方がないのでこれから行ってきます。

■変化率から見た前日の通貨の強弱
豪ドル>ユーロ>NZドル>ポンド>円>ドル
※ ">" の左側の通貨が右側の通貨より強いことを示しています。

■本日の見通し
昨日のユーロや豪ドルの上昇は、これまでリスク回避で溜まっていたドル買いポジションの解消が一気に出たものと思います。仏・ベルギー系の金融大手デクシアが分割され、ベルギーの国内事業についてはベルギー政府が40億ユーロで国有化するもようです。また、フランスの事業については2つのフランス国内からの金融支援、ルクセンブルクの事業については中東カタールの投資グループ(国営)が買収するようです。不良債権については各国政府が保証(総額は10年間で最大900億ユーロ)を与える予定です。週末のサルコジ仏大統領とメルケル独首相の会談で銀行への資本増強で一致したことから、欧州の株式市場はこれを比較的冷静に受け止めたため、上記のポジション解消の動きにつながったと思います。

本日は、昨日のドル安(ユーロ、豪ドル、ポンド、NZドルなど)が上昇した流れが継続するかどうかです。ギリシャへの融資や銀行への資本増強がかなり織り込まれたとみられることで1日で約300ポイント上昇したユーロや一時パリティ(1豪ドル=1米ドル)を回復した豪ドルを素直に買っていけるかどうかは疑問が残ります。ユーロに関しては銀行への資本増強で仏独が合意したものの、EU首脳会議やユーロ圏首脳会議が延期されたことやこれまでの経緯を考えると紆余曲折があると思われますし、今週から米株式市場の7-9月の決算が発表されてくることを考えると、リスク志向に一気にセンチメントが傾くとは思えません。しかしながら、新たなリスク要因ない限り、下げ難くなっていることも事実ですので、しばらくはドルが弱含み(ユーロや豪ドルが強含み)の展開が続くと思います。 >

■EURUSD 日足(一目均衡表、ストキャスティックス、フィボナッチ) EURUSD source:uedaharlowfx
ユーロ/ドルは10/4に1.3146ドルの安値をつけ、一目均衡表(日足)の転換線の抵抗にあったものの、これを大きく上に抜け8/29の高値の1.4548ドルとのフィボナッチの38.2%戻しとなる1.3687ドル(昨日の高値は1.3698)を達成しました。この上には基準線の1.3715ドルが控えていることから、これを上抜けできれば、フィボナッチ50%戻しの1.3854ドル近辺まで上昇するとみられます。ストキャスティックス(スロー)からはまだ上昇余地があるといますが、%Kスローは80に接近していることもあり、短期的な上昇からの足踏みも考えられます。

■本日のテクニカルでの注目点(矢印はトレンドの方向を予想しています)
ユーロ/ドル 21日移動平均線を上抜け
ポンド/ドル 21日移動平均線を上抜け
ユーロ/円 21日移動平均線を上抜け
豪ドル/円 21日移動平均線を上抜け
ポンド/円 21日移動平均線を上抜け
豪ドル/米ドル 21日移動平均線を上抜け

■変動率からの予想レンジ 07:46→NYクローズ

Ccy 予想レンジ
USDJPY 76.36 ~ 76.92
EURJPY 103.62 ~ 105.26
GBPJPY 119.18 ~ 120.75
AUDJPY 75.54 ~ 77.17
NZDJPY 59.29 ~ 60.56
CADJPY 73.98 ~ 75.14
ZARJPY 9.55 ~ 9.86
NOKJPY 13.22 ~ 13.52
MXNJPY 5.68 ~ 5.83
HKDJPY 9.79 ~ 9.87
SGDJPY 59.56 ~ 60.51
EURUSD 1.3577 ~ 1.3734

■前日のサマリー
昨日は東京市場が体育の日で休場となる中、先週末の仏独首脳会談で欧州の銀行への資本増強について合意してことや新たな危機対応策を今月末までに打ち出すと表明したことから、リスク回避のドル買いの巻き戻しが続き、ユーロ/ドルは朝方の1.3395ドル近辺から1.3489ドル、ユーロ/円は102.85円近辺から103.50円まで上昇、ドル/円は76.85円近辺から76.70円まで小幅下落となりました。ロンドン時間に入ると、EU/IMF/ECBのトロイカとギリシャの協議が終了したことなどから、ユーロなどの買い戻しが続き、ユーロ/ドルは1.36ドル、ユーロ/円は104円台を回復する一方、ドル/円は76.57円まで一時下落しました。米国はコロンブスデーだったものの、株式市場はオープンしていて、NY時間もNYダウの上昇を背景としたユーロやクロスの買いが継続し、ユーロ/ドルはストップロスを巻き込み一時1.3698ドル、ユーロ/円は104.99円まで上昇、ドル/円は76.60円から76.75円のレンジの取引となりました。
クローズはドル/円が76.64円、ユーロ/ドルが1.3638ドル、ユーロ/円は104.55円。

■株価(bloomberg.co.jp)

Index 引値 前日比
日経225 8605.62 83.60
FTSE100(英) 5399.00 95.60
DAX(独) 5847.29 171.59
NYダウ(米) 11433.18 330.06
S&P500(米) 1194.89 39.43
NASDAQ(米) 2566.05 86.70

■金利(bloomberg.co.jp)

Country 利回り 前日比
米10年債 2.08 0.00
日本10年債 0.988 -
英10年債 2.58 0.12
独10年債 2.08 0.08

■コモディティ価格

Commodities 引値 前日比
NY金(期近) 1670.80 35.00
NY原油(期近) 85.41 2.43

■本日の指標発表(FXミュージアムより)
10/11(火)
・ 08:01 英国 9月 英小売連合(BRC)小売売上高調査 前年同月比
・ 08:01 英国 9月 英王立公認不動産鑑定士協会(RICS)住宅価格指数
・ 08:50 日本 8月 国際収支・経常収支
・ 08:50 日本 8月 国際収支・貿易収支
・ 09:30 豪 9月 NAB企業景況感指数
・ 14:00 日本 9月 消費者態度指数・一般世帯
・ 15:00 日本 9月 景気ウオッチャー調査-現状判断DI
・ 17:30 英国 8月 鉱工業生産指数 前月比
・ 17:30 英国 8月 製造業生産指数 前月比
・ 21:15 カナダ 9月 住宅着工件数
・ 00:30 英国 ポーゼン英中銀金融政策委員会(MPC)委員講演
・ 03:00 米国 9月 月次財政収支

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2011年10月10日 (月)

10/10 本日の戦略-市場参加者少なく方向感定まらず-

こんにちは。もうすぐ昼ですね。晴れの特異日らしく、良い天気となりました。スポーツには最適な日のようです。

■変化率から見た前日の通貨の強弱
円>ドル>ユーロ>ポンド>NZドル>豪ドル
※ ">" の左側の通貨が右側の通貨より強いことを示しています。

■本日の見通し
本日は日本が体育の日、米国はコロンブスデーとなりますが、米国の為替、株式市場はオープンしています(債券市場のみ休場)です。朝方は休日中に行われた仏独首脳会談で銀行への資本増強で完全に合意したことなどが好感され、アジアの株式も上昇しましたが、この時間(11:25現在)では上海総合指数が小幅下落、ASX200(豪株式指数)も上げ幅を縮小しています。本日は15時に独経常収支、17時にコンスタンシオ欧州中央銀行(ECB)副総裁講演の講演が控えていますが、これ以外には経済指標などの発表が予定されていません。ただ、欧州からは銀行への資本増強などに関する要人の発言が出ることが予想されるため、これらが14-15日に開催されるG20に向けてポジティブな方向にでればリスク志向の動きが高まると思われ、ドルが買われることになる可能性が高まるものと思われます。

ドル/円については市場参加者が少ないうえに、米雇用統計を受けても77円を達成できなかったこともあり、引き続きレンジでの取引が予想されます。ただ、76.50円割れにはストップロス(売り)も溜まってきていると思われることで、76円台前半まで下落する可能性はあります、ただ、76円割れでの本邦政府・日銀の介入警戒が伴うことから、一気に下に走る可能性は低いと思います。

■本日のテクニカルでの注目点(矢印はトレンドの方向を予想しています)
ドル/円 21日移動平均線を下抜け
ユーロ/ポンド 21日移動平均線、一目均衡表(日足)の基準線を下抜け

■変動率からの予想レンジ 08:43→NYクローズ

Ccy予想レンジ
USDJPY76.61 ~ 77.18
EURJPY101.85 ~ 103.42
GBPJPY118.61 ~ 120.17
AUDJPY74.13 ~ 75.67
NZDJPY58.43 ~ 59.65
CADJPY73.25 ~ 74.37
ZARJPY9.41 ~ 9.71
NOKJPY12.98 ~ 13.26
MXNJPY5.61 ~ 5.75
HKDJPY9.83 ~ 9.92
SGDJPY58.71 ~ 59.61
EURUSD1.3280 ~ 1.3455

■前日のサマリー
先週の東京時間は本邦日銀の金融決定会合を控えてドル/円は小動きながらじりじりとドルが売られ76.58円まで一時下落、ユーロ/ドルは1.3402ドルまで下落後1.34ドル台で底堅く推移、ユーロ/円は103円を挟んでの小動きとなりました。ロンドン時間では、独鉱工業生産指数が市場予想より良かったものの、メルケルドイツ首相が「銀行の資本増強が直ちに必要になるとは考えていない」「EFSFの活用には厳密な条件が必要」などと発言、強弱がミックスされ各通貨とも小動きとなりました。NY時間では注目されていた米雇用統計が市場予想より良い10.3万人の増加となり、ドル/円が76.90円まで、ユーロ/ドルも1.3515ドル、ユーロ/円も103.84円まで上昇しました。その後、格付け会社フィッチがイタリアとスペインの格付けを引き下げたことからリスク回避の動きとなり、ドル/円はドル円は76円台後半で底堅く推移する一方、ユーロ/ドルは1.3360ドル、ユーロ/円は102.63円まで下落し安値圏で取引を終えました。
クローズはドル/円が76.88円、ユーロ/ドルが1.3375ドル、ユーロ/円は102.82円。

■株価(bloomberg.co.jp)

Index 引値 前日比
日経225 8605.62 83.60
FTSE100(英) 5303.40 12.14
DAX(独) 5675.70 30.45
NYダウ(米) 11103.12 -20.21
S&P500(米) 1155.46 -9.51
NASDAQ(米) 2479.35 -27.47

■金利(bloomberg.co.jp)

Country 利回り 前日比
米10年債 2.08 0.09
日本10年債 0.988 0.010
英10年債 2.47 0.08
独10年債 2.00 0.06

■コモディティ価格

Commodities 引値 前日比
NY金(期近) 1635.80 -17.40
NY原油(期近) 82.98 0.39

■本日の指標発表(FXミュージアムより)
10/10(月)
・ 米国債券市場が休場(コロンブスデー)
・ カナダ市場休場(感謝祭)
・ 15:00 ドイツ 8月 経常収支
・ 15:00 ドイツ 8月 貿易収支
・ 17:00 ユーロ コンスタンシオ欧州中央銀行(ECB)副総裁講演

ピボットポイントなどは山内俊哉のココに注目!もご覧ください

2011年10月 9日 (日)

10/10の週の見通し -欧州の銀行への資本増強が注目される週-

こんばんは。本日は筑波山(茨城県)に登ってきました。初めてで御幸ヶ原コースは急勾配できつかったです。

■ドル/円 60分足
USDJPY ※チャートをクリックすると拡大します。

■ユーロ/ドル 60分足
EURUSD ※チャートをクリックすると拡大します。

■ユーロ/円 60分足
EURJP ※チャートをクリックすると拡大します。

■先週の動き
先週は9月末の米経済指標が良かったことでドル/円は77.10円、ユーロ/ドルは1.3344ドル、ユーロ/円は102.91円でオープン、日銀短観の内容が良かったものの、アジアや欧米の株価が下落したことなどでリスク回避の動きが再燃し、ユーロ/ドルが1.3146ドル、ユーロ/円は2001年6月以来となる100.74円まで下落、ドル/円は76円台ミドルまで下落しました。その後は、レーン欧州委員がEFSFレバレッジにECBを含める選択肢と発言したことや本邦政府が欧州基金債の追加購入を示したこと、バーナンキ米FRB議長の「FOMCは米経済支援へ適切な行動をとる用意」「インフレは鈍化し始めた」「FRBは米銀へ流動性を供給する用意 」などとの発言を受け欧米の株価が上昇したことで、ユーロを始め資源国通貨などが反転上昇しました。週末金曜日には米雇用統計で非農業部門雇用者数が10.3万人増と市場予想を5万人程度上回ったことで、ユーロ/ドルが1.3523ドル、ユーロ/円は103.84円まで上昇しましたが、格付け機関フィッチがイタリアの格付けを「AA-」から「A+」、スペインの格付けを「AA+」から「AA-」に引き下げ、ベルギーの格付けを引き下げ方向で見直すとアナウンスしたことことからユーロ/ドルは1.3360ドル、ユーロ/円は102.63円まで下落しています。ドル/円は週を通して76円台ミドルから77円台前半でのレンジの取引となりました。

■週間騰落率(JPY)
JPY ※グラフをクリックすると拡大します。

■週間騰落率(USD)

USD
※グラフをクリックすると拡大します。


■今週の見通し

先週は格付機関ムーディーズがイタリアの格付けを3段階、フィッチがイタリアの格付けを1段階、スペインを格付けを2段階引き下げました。また、ベルギーの格付けを引き下げ方向で見直すとのアナウンスをしており、今後も格付け機関からの格下げが続く可能性があります。更に、ムーディーズは英国の銀行12行とポルトガルの銀行9行の格付けを1~5段階引き下げています。大手銀行ではRBS(ロイヤル・バンクオブ・スコットランド)を「A2」、ロイズTSBは「A1]に引き下げられました。英国の銀行を引き下げた理由として「英国の銀行については政府による支援姿勢の後退」をあげていることから、今後の英国は「AAA」格付けの引き下げの可能性から、ポンド安につながる可能性があります。



ユーロ圏の危機がギリシャ問題から銀行の資本増強に移っています。レーン欧州委員会委員は「11月半ばまでの資金は確保されていると述べるとともに、第1次支援に基づく第6弾の融資実行に関する決定は月内に行われると」発言していますが、一方では「第6弾の融資が実行されないこともあり得るとした上で、そうならないようにするのはギリシャの政治家次第だ」との見解も示しています。ユーロ圏では、残り2カ国となっているEFSF機能拡充の承認が順調に進めば、リスク懸念が後退するとは思われますが、EFSFを使った銀行への資本注入にはフィンランドが難色を示していることから、引き続き要人の発言には注意です。また、17日にEU首脳会議、18日ユーロ圏首脳会議が予定されていることから、銀行への資本増強について進展があるかが注目されるでしょう。



ドルは週末発表された非農業部門雇用者数は10.3万人増となり、前月も5.7万人上方修正されたものの、失業率が9.1%と高止まりしています。米国では雇用を求めるデモも多発していることもあり、足許でいくつかの経済指標が良かったものの、今後発表される米国の経済指標に注目が集まるものと思われます。特に米FOMC議事録(11日)、貿易収支(13日)、新規失業件申請件数(13日)、小売売上高(14日)、ミシガン大消費者信頼感指数(14日)が注目され、これらが悪化すればリスク回避の動きが強まり、再びクロス円などが売られ、先週週初につけた安値を更新する可能性もあります。

■今週の予想レンジ

Ccy Low(下) High(上)
ドル/円 76.10 77.30
ユーロ/ドル 1.3140 1.3570
ユーロ/円 101.20 104.90
ポンド/円 116.90 120.90
豪ドル/円 72.10 77.30
NZドル/円 57.30 60.70
南アランド/円 9.10 9.90

■日、週、月、年騰落データ Rate ※表をクリックすると拡大します。

■注目イベント
10/10(月)
・ 15:00 ドイツ 8月 経常収支
・ 15:00 ドイツ 8月 貿易収支
10/11(火)
・ 08:01 英国 9月 英小売連合(BRC)小売売上高調査 前年同月比
・ 08:01 英国 9月 英王立公認不動産鑑定士協会(RICS)住宅価格指数
・ 08:50 日本 8月 国際収支・経常収支
・ 08:50 日本 8月 国際収支・貿易収支
・ 09:30 豪 9月 NAB企業景況感指数
・ 14:00 日本 9月 消費者態度指数・一般世帯
・ 15:00 日本 9月 景気ウオッチャー調査-現状判断DI
・ 17:30 英国 8月 鉱工業生産指数 前月比
・ 17:30 英国 8月 製造業生産指数 前月比
・ 21:15 カナダ 9月 住宅着工件数
03:00 米国 米連邦公開市場委員会(FOMC)議事要旨
・ 03:00 米国 9月 月次財政収支
10/12(水)
・ 08:50 日本 8月 機械受注 前月比
・ 09:30 豪 8月 住宅ローン件数 前月比
・ 15:00 ドイツ 9月 卸売物価指数(WPI) 前月比
17:30 英国 9月 失業率
・ 17:30 英国 9月 失業保険申請件数
・ 18:00 ユーロ 8月 鉱工業生産 前月比
・ 20:00 米国 MBA住宅ローン申請指数 前週比
・ 21:30 カナダ 8月 新築住宅価格指数 前月比
10/13(木)
・ 08:50 日本 日銀・金融政策決定会合議事要旨
・ 08:50 日本 8月 第三次産業活動指数 前月比
09:30 豪 9月 新規雇用者数
・ 09:30 豪 9月 失業率
・ 15:00 ドイツ 9月 消費者物価指数(CPI、改定値) 前月比
・ 16:15 スイス 9月 生産者輸入価格 前月比
・ 17:30 英国 8月 貿易収支
・ 21:30 カナダ 8月 貿易収支
・ 21:30 米国 8月 貿易収支
21:30 米国 前週分 新規失業保険申請件数
10/14(金)
・ 08:50 日本 9月 マネーストックM2 前年同月比
・ 08:50 日本 9月 国内企業物価指数 前月比
・ 08:50 日本 9月 国内企業物価指数 前年同月比
・ 18:00 ユーロ 9月 消費者物価指数(HICP、改定値) 前年同月比
・ 18:00 ユーロ 8月 貿易収支
・ 21:30 カナダ 8月 製造業出荷 前月比
・ 21:30 米国 9月 輸入物価指数 前月比
・ 21:30 米国 9月 輸出物価指数 前月比
21:30 米国 9月 小売売上高 前月比
22:55 米国 10月 ミシガン大学消費者態度指数・速報値
・ 23:00 米国 8月 企業在庫 前月比
経済指標の詳細はFXmuseumのFXカレンダーを参照してください。

2011年10月 8日 (土)

シカゴ通貨先物非商業ポジション(10/4現在)

こんにちは。北海道札幌市の中心部でヒグマが出没しているニュースには驚きました。1頭だけでなく少なくとも3頭はいるということなので、怖いですね。

7日に発表された4日現在のシカゴIMMの非商業(投機)ポジションでは、ドルのネットポジションはドルが209億ドルの買い超し、円は5,442.8億円の買い超し(ドルでは70.8億ドルの売り超し)、ユーロは103.4億ユーロの売り超し(ドルでは138億ドルの買い超し)となりました。また、豪ドルは12.9億豪ドルの買い超し(ドルでは12.4憶ドルの売り超し)、NZドルは5.6億NZドルの買い超し(ドルでは4.2億ドルの売り超し)となりました。

フィンランドやドイツ、オーストリアでEFSFの拡充案が議会で承認されたことなどリスク志向につながる動きも出たものの、仏・ベルギー系の大手金融機関のデクシアの株価が急落するなどリスク回避の動きが継続したことで、ドルのロング(買い)が継続しました。しかし、ここ4週間の大幅なドル買いと比べると、小幅な増加に留まりました。ドルのロングが増加した一方で、円、豪ドル、カナダドルではドルが売られて(ロングが減少)しています。ユーロは5週連続のショート増加となっていますが、増加のスピードが鈍っていることから、ユーロ圏に更なる不安材料が出てこないとユーロのショートやドルのロングポジションの解消に繋がると思われますが、週末には格付け機関フィッチがイタリアとスペインの格付けを引き下げたことから、不安が増幅するとユーロがさらに売り込まれる可能性があります。

■シカゴIMM非商業ポジション

項目 Net(ネット) Dif(増減) Long(買) Short(売) All(総取組)
JPY 43,462 1,140 60,867 17,405 78,272
EUR -82,697 -224 18,104 100,801 118,905
GBP -68,724 -4,714 14,929 83,653 98,582
CHF -1,109 -3,533 5,110 6,219 11,329
CAD -15,682 4,868 22,713 38,395 61,108
AUD 12,911 7,744 35,937 23,026 58,963
NZD 5,566 -4,025 12,929 7,363 20,292
MXN 43,462 1,140 60,867 17,405 78,272
BRL -5,152 -7,024 11,826 16,978 28,804
source:CFTC

【USD】 USD source:CFTC

ドルは3,549コントラクトのロング増加の131,704コントラクトのロングとなりました。
※ドルのポジションは円、ユーロをはじめ、メキシコペソまでを合計して算出しています。レートはFRBのメジャーカレンシーインデックスを使用しています。

【JPY】 JPY source:CFTC

円は1,140コントラクトのロング増加の43,462コントラクトのロングとなりました。

【EUR】 EUR source:CFTC

ユーロは224コントラクトのショート増加の82,697コントラクトのショートとなりました。

【CAD】 CAD source:CFTC

カナダドルは4,868コントラクトのショート減少の15,682コントラクトのショートとなりました。

【NZD】NZD source:CFTC

NZドルは4,025コントラクトのロング減少の5,566コントラクトのロングとなりました。

他のIMM通貨先物のポジション動向は上田ハーローレポートのシカゴIMM非商業ポジションを参照してください。(10日更新)

2011年10月 7日 (金)

10/7 本日の戦略-米雇用統計後の株価の動き次第-

おはようございます。来週の月曜は体育の日で日本は3連休ですが、米国もコロンブスデーで3連休となります。本日の雇用統計を乗り切ってよい週末を迎えたいですね。

■変化率から見た前日の通貨の強弱
豪ドル>NZドル>ユーロ>円>ドル>ポンド
※ ">" の左側の通貨が右側の通貨より強いことを示しています。

■本日の見通し
昨日は相場の格言の「材料はあとからついてくる」のとおり、チャート上でユーロや豪ドルなどが上昇の確率の方が高いこと(日足でのチャートパターンやスローストキャスティックスのゴールデンクロス)が示されていました。英中銀やECB理事会、トリシェECB総裁の定例記者会見を経て、ユーロの買い戻しなどが主導となり、足許の抵抗線と見られる一目均衡表(日足)の転換線を上に抜いてきました。これらの通貨ペアはMACDもゴールデンクロスを形成する可能性が高く、追随するかの如く市場によい材料が出てくるかもしれません。こうした意味では本日21時30分に発表される米雇用統計での反応には注目です。

米国の雇用統計は現在市場予想の中心値が5.5万人の増加となっています。先月は大手通信会社ベライゾンのストの影響で4.5万人引き下げられたとの見方もあり、その分は今月に加えられるため、実質の増加は1.0万程度と予想されます(実質は減少)。ただ、ISMやシカゴPMIの雇用指数をみるとそれほど悲観する内容でもないかもしれません。

各雇用指数( )内は前月比
・製造業ISM 53.8(+2.0)
・非製造業ISM 48.7(-2.9)
・シカゴPMI 60.6(+8.5)

雇用統計後のアクションですが、非農業部門雇用者数がマイナスの場合はまずはドルが売られると思いますが、QE3への期待感が高まり株価が上昇すればドル売りが継続、株価が下落すればドル買いとなりそうです。このため、クロス円は株価が上昇すればクロス円の上昇、下落すればクロス円の下落となりと思います。ドル/円は雇用統計の結果の通りに良ければ上昇、悪ければ悪化と思います。ドル/円は本日NR7(過去7日間で最もボラティリティが低かった状態)となっているため、76.50-76.90円のレンジを外れる可能性がありますが、チャートからは一方方向へのトレンドは出にくいと思います。



■NZDUSD 日足(一目均衡表、ストキャスティックス、パラボリック、フィボナッチ) NZDUSD source:uedaharlowfx
NZドル/米ドルは一目均衡表(日足)の転換線を上に抜けると10/4の安値の0.7468ドルが当面の底値となりそうです。パラボリックでは昨日に上昇へとトレンド転換が見られていますので、前出の転換線(0.7710ドル)を引値で確り抜いてくると、8/31の高値の0.8569ドルと前出安値の0.7468ドルを100%としたフィボナッチ38.2%戻しの0.7889ドル近辺が戻りの目処となります。

■本日のテクニカルでの注目点(矢印はトレンドの方向を予想しています)
ユーロ/ポンド 21日移動平均線を上抜け

■変動率からの予想レンジ 07:47→NYクローズ

Ccy 予想レンジ
USDJPY 76.40 ~ 76.98
EURJPY 102.09 ~ 103.64
GBPJPY 117.55 ~ 119.05
AUDJPY 73.78 ~ 75.30
NZDJPY 58.41 ~ 59.60
CADJPY 73.17 ~ 74.26
ZARJPY 9.46 ~ 9.76
NOKJPY 12.95 ~ 13.23
MXNJPY 5.60 ~ 5.74
HKDJPY 9.79 ~ 9.88
SGDJPY 58.50 ~ 59.39
EURUSD 1.3312 ~ 1.3516

■前日のサマリー
昨日の東京時間帯はアジアの株価が上昇したものの、英中銀やECBの政策金利発表待ちなどから、小動きとなり、ドル/円は76.80円近辺から76.69円へ下落、ユーロ/ドルは1.3320ドルから1.3355ドル、ユーロ/円は102.21円から102.51円の狭いレンジに留まりました。ロンドン時間常磐には欧州の株価が堅調に推移したことで、リスク回避を巻き戻す「ドル売り」「円売り」となったことで、ユーロ/ドルが1.3399ドル、ユーロ/円が102.71円まで上昇しましたが続かず、英中銀が資産買い入れプログラムを2750億ポンドへ拡大(予想2000億ポンド)としたことから、ポンドが主要通貨に対して急落したため、ユーロ/ドルも1.33ドル近辺、ユーロ/円も101.80円近辺まで下落しました。ECBは政策金利を現行の1.5%に据え置いたことで、ファーストアクションはユーロ買いに反応したものの、すぐに売られ、ユーロ/ドルは1.3242ドル、ユーロ/円は101.69円まで下落、ドル/円は76.84円まで上昇しました。NY時間にはトリシェECB総裁が「インフレ率は年内は2%を上回る状況が続く公算が大きい」「ECBは1年ものの長期りファイナンスオペを実施する」「カバードボンド購入を11月に再開し、新たな購入規模は400億ユーロ」などと発言、金融緩和の強化を発表したものの、11月の利下げの可能性には言及しなかった(任期最後ということもあったとおもわれる)ことから、ショートカバーが主導して、ユーロ/ドルは1.3451ドル、ユーロ/円は103.10円まで一時上昇、ドル/円は76.60円近辺から76.75円近辺の小動きとなりました。
クローズはドル/円が76.69円、ユーロ/ドルが1.3433ドル、ユーロ/円は103.06円。

■株価(bloomberg.co.jp)

Index 引値 前日比
日経225 8522.02 139.04
FTSE100(英) 5291.26 189.09
DAX(独) 5645.25 172.22
NYダウ(米) 11123.33 183.38
S&P500(米) 1164.97 20.94
NASDAQ(米) 2506.82 46.31

■金利(bloomberg.co.jp)

Country 利回り 前日比
米10年債 1.99 0.10
日本10年債 0.978 0.002
英10年債 2.39 0.04
独10年債 1.94 0.10

■コモディティ価格

Commodities 引値 前日比
NY金(期近) 1653.20 11.60
NY原油(期近) 82.59 2.91

■本日の指標発表(FXミュージアムより)
10/7(金)
未定 日本 日銀金融政策決定会合、終了後政策金利発表
・ 14:00 日本 8月 景気一致指数(CI)・速報値
・ 14:00 日本 8月 景気先行指数(CI)・速報値
・ 14:45 スイス 9月 失業率
・ 15:30 白川方明日銀総裁定例記者会見
・ 17:30 英国 9月 卸売物価指数(食品、エネルギー除くコアPPI) 前年同月比
・ 19:00 ドイツ 8月 鉱工業生産 前月比
・ 20:00 カナダ 9月 失業率
・ 20:00 カナダ 9月 新規雇用者数
21:30 米国 9月 非農業部門雇用者数変化 前月比
21:30 米国 9月 失業率
・ 22:30 フィッシャー米ダラス連銀総裁講演
・ 23:00 米国 8月 卸売在庫 前月比
・ 23:45 ロックハート米アトランタ連銀総裁講演
・ 04:00 米国 8月 消費者信用残高 前月比

ピボットポイントなどは山内俊哉のココに注目!もご覧ください

2011年10月 6日 (木)

10/6 本日の戦略-本日のECB理事会で利下げが示されるか-

おはようございます。アップル創始者のスティーブ・ジョブスが本日、朝亡くなりました。マイクロソフトのビル・ゲイツと同時代にコンピューターを個人まで普及させた功績はさることながら、最近もiphoneやipadなど新商品を次々と投入していただけに、惜しい人を亡くしました。ご冥福をお祈りします。

■変化率から見た前日の通貨の強弱
豪ドル>NZドル>円>ユーロ>ドル>ポンド
※ ">" の左側の通貨が右側の通貨より強いことを示しています。

■本日の見通し
昨日はボルヘスIMF欧州委員長の「IMFもEFSFとともに投資を行うことが可能だ」との発言やメルケル独首相の「ドイツ政府は必要に応じ、銀行の資本を増強する用意がある」「銀行が自力での増強を行うように促し、これができず、当事国もそれができない場合にはEFSFを利用する可能性に至る」と発言したことが好感され、ユーロが上昇しましたが、一方では、EU/ECB/IMFのトロイカ調査団は「調査は進んでいるが進展は遅い」「(第6次ギリシャ融資が実施されない可能性について)リスクは常にあり、等のことと見なされるべきではない。しかし、最終的には実施されると確信している」と発言しています。昨日はECBによるイタリア、スペイン国債の買い支えも行われた模様であることから、ギリシャ融資の実施も含めてまだ安心できるレベルではないとみられますが、悲観的な市場心理からは回復傾向にあるとみることができるかもしれません。

そうした中で、本日はECB理事会が開催されます。市場では政策金利の据え置き、0.25%の引き下げ、0.50%の引き下げまで広く予想されていますが、直前に発表されたユーロ圏のHICP(消費者物価指数)速報が前年比で+3.0%まで上昇してきていることから、インフレ警戒心が強いECBが利下げに踏み切る可能性は低いと思います。ただ、以前行っていた政策となる1年物の無制限資金供給とカバードボンドの購入は実施されると思います。また、英中銀(BOE)も金融政策委員会が予定されていて、これまで5000億ポンドで据え置かれていた資産買い入れが500億ポンド拡大される可能性があります。この場合、ユーロ/ポンドでユーロが買いからユーロ/ドルやユーロ/円でもユーロが買われる可能性があります。

一方、ドル/円はダウジョーンズがHIA2(Homeland Investment Act 2=本国投資法第2弾)の可能性を報じたことから、2005年年末のドルの大幅上昇が連想され、ドル/円が一時77.07円まで上昇しましたが続きませんでした。当時の本国投資法を下に記しておきます。

2004年10月22日に成立したHIA(時限立法)
内容: 2002年12月31日に終わる課税年度までの5年間に発生した所得の内、最大・最小年度を除いた3年分を米国内に送金する場合に税負担を優遇して米国内での投資を促進する。
法人所得税率: 35.0% → 5.25%
期限: 2005年末まで
2005年のドル円 安値101.68(1月) 高値121.40(12月)

雇用促進の意味で、現政権が同様の内容を実施した場合には、ドルが買われる可能性があると思いますが、これまで何回か噂が出ては消えていることから、上院に法案が提出されるかも不透明な状況です。これは当てにできませんし、市場は明日の雇用統計待ちとなっていますので、狭いレンジの取引が継続すると思われます。

■NZDJPY 日足(一目均衡表、ストキャスティックス、トレンドチャネル) USDJPY source:uedaharlowfx
NZドル/円は8/1の高値の68.86円と9/1の高値の65.75円を結んだトレンドチャネルの中で下降トレンドでの推移となっています。ストキャスティックス(スロー)がゴールデンクロスしていることから、足許では戻りの可能性がありますが、直近のレジスタンスとなる一目均衡表(日足)の転換線(59.15円)を上に抜けられないとトレンドチャネル下限の56円を試す可能性があります。

■本日のテクニカルでの注目点(矢印はトレンドの方向を予想しています)
ユーロ/ドル ストキャスティックス(スロー)がゴールデンクロス
豪ドル/円 ストキャスティックス(スロー)がゴールデンクロス
NZドル/円 ストキャスティックス(スロー)がゴールデンクロス
ユーロ/ポンド ストキャスティックス(スロー)がゴールデンクロス
豪ドル/米ドル ストキャスティックス(スロー)がゴールデンクロス
NZドル/米ドル ストキャスティックス(スロー)がゴールデンクロス

■変動率からの予想レンジ 07:35→NYクローズ

Ccy 予想レンジ
USDJPY 76.48 ~ 77.10
EURJPY 101.52 ~ 103.09
GBPJPY 117.83 ~ 119.33
AUDJPY 73.15 ~ 74.67
NZDJPY 58.05 ~ 59.25
CADJPY 73.03 ~ 74.13
ZARJPY 9.44 ~ 9.73
NOKJPY 12.92 ~ 13.20
MXNJPY 5.55 ~ 5.69
HKDJPY 9.79 ~ 9.88
SGDJPY 58.32 ~ 59.22
EURUSD 1.3245 ~ 1.3434

■前日のサマリー
昨日の東京時間帯はアジアの株価が軟調に推移したことで、リスク回避の動きが高まったことで、ドル/円は76.90円近辺から76.62円、ユーロ/ドルは1.3340ドル近辺から1.3260ドル、ユーロ/円は102.50円近辺から101.59円まで下落しました。その後、株価が下げ幅を縮小したこともあり、ドル/円は76.70円、ユーロ/ドルは1.3320ドル、ユーロ/円は102.10円までそれぞえれ戻しました。ロンドン時間には、ECBがイタリア、スペイン国債の購入を行ったことやIMF欧州局長が「EUは銀行セクターの資本増強計画について作業を行っている」との見解を示したと伝わると、ユーロが買われ1.3281ドルから1.3375ドルまで、ユーロ/円は101.87円から102.50円まで上昇しました。ドル/円は小動き。NY時間には、発表されたADP雇用調査、非製造業ISM景気指数が市場予想より良かったことや米HIA2(本国投資法第2弾)への期待が高まったことなどからNYダウが2日連側の上昇となり、ドル/円は一時77.07円へ上昇、ユーロ/ドルは1.3277ドル、ユーロ/円は102.21円へと下落しましたが続かず、メルケル独首相が「EFSFは銀行の資本増強で最後の砦として利用可能」と発言したことなどでユーロ/ドルは1.3385ドル、ユーロ/円は102.73円まで上昇しました。
クローズはドル/円が76.77円、ユーロ/ドルが1.3348ドル、ユーロ/円は102.47円。

■株価(bloomberg.co.jp)

Index 引値 前日比
日経225 8382.98 -73.14
FTSE100(英) 5102.17 157.73
DAX(独) 5473.03 256.32
NYダウ(米) 10939.95 131.24
S&P500(米) 1144.03 20.08
NASDAQ(米) 2460.51 55.69

■金利(bloomberg.co.jp)

Country 利回り 前日比
米10年債 1.89 0.07
日本10年債 0.976 -0.016
英10年債 2.35 0.11
独10年債 1.84 0.11

■コモディティ価格

Commodities 引値 前日比
NY金(期近) 1641.60 25.60
NY原油(期近) 79.68 4.01

■本日の指標発表(FXミュージアムより)
10/6(木)
・ 16:15 スイス 9月 消費者物価指数(CPI) 前月比
・ 19:00 ドイツ 8月 製造業新規受注 前月比
20:00 英国 イングランド銀行(BOE、英中央銀行)金利発表
20:45 ユーロ圏 欧州中央銀行(ECB)政策金利
・ 21:30 カナダ 8月 住宅建設許可件数 前月比
・ 21:30 米国 前週分 新規失業保険申請件数
・ 21:30 ユーロ圏 トリシェECB総裁定例記者会見
・ 23:00 カナダ 9月 Ivey購買部協会指数
・ 00:00 米国 フィッシャー米ダラス連銀総裁講演

ピボットポイントなどは山内俊哉のココに注目!もご覧ください

2011年10月 4日 (火)

10/4 本日の戦略-バーナンキ米FRB議長の議会証言に注目-

おはようございます。昨日から豪ドル・NZドルのキャッシュバックと豪ドルのレート当てのキャンペーンを開始しました。キャンペーン期間中は対象通貨ペアのスプレッドを1ポイント縮めていますので、豪ドル/円の場合はスプレッドが2銭(原則)となります。スプレッド縮小期間は12月末までですので是非ご利用ください。

■変化率から見た前日の通貨の強弱
円>ドル>ポンド>NZドル>豪ドル>ユーロ
※ ">" の左側の通貨が右側の通貨より強いことを示しています。

■本日の見通し
ギリシャ支援に対する有効な手段が見いだせないまま、株価の下落とリスク回避の「ドル買い」「円買い」となり、円が昨日は主要通貨の中で買われました。21日移動平均線からの乖離率がAUDJPYで-6.309%、NZDJPYで-6.789%、EURJPYで-3.977%と再び拡大を見せていて、値頃的にもそろそろ下げ止まるのではないかと考えたいところです。ただ、EURJPYやAUDJPYは年初来安値を更新していることから、まだ底が確認できていません。ユーロ圏からギリシャへの融資の決定、各国のEFSF拡充案の議会承認、フィンランドが主張しているギリシャの第2次支援での担保問題が解決していかないと、ユーロのみならず、金融機関の信用不安への懸念が続くことになり、資源国通貨を中心に更なる下落につながる可能性があります。本日の欧州連合(EU)財務相理事会で新たな決定がなされる可能性も低いことから、欧州要人からのポジティブとネガティブの発言に振り回される可能性があります。そうした意味では、22時のトリシェECB総裁(任期今月末まで)と1時のメルケル独首相の講演には注目です。

一方、ドルは昨日ダラス連銀総裁が「FRBに残された弾薬は限られている」「インフレ率は2%に向かっている、年内の成長は2%を下回るとみている」と発言しています。本日は23時にバーナンキ米FRB議長が上下両院合同経済委員会で証言を予定していることから、FRBとして新たな策が出てくるのかに注目です。もし、策や案が示されないと、市場は失望から株価が下落する可能性があり、この場合もリスク回避からのドル買いと円買いにつながりやすくなります。

その他としましては、豪準備銀行の金融政策会合があり、結果が12時30分に発表されます。世界的に不確実性が高まっていることを背景に利上げを見送っているものの、中国の成長にはポジティブな見方をしていましたが、これらに変化があるのかどうかに注目です。利下げ方向に舵を切るようであれば、豪ドルが更に下落する可能性が高くなります。

■AUDJPY 日足(一目均衡表、ボリンジャーバンド、ストキャスティックス) AUDJPY source:uedaharlowfx
豪ドル/円は年初来安値を更新して73円を割り込んでいます。ボリンジャーバンドでも-2σ(標準偏差2倍)に沿って下落が続いており、ここからは反転の兆しが見えません。また、下落過程では一目均衡表(日足)の転換線が戻りのレジスタンスとして機能しています。過去の安値からは2010/5/21の安値の71.85円が下値のめどとなりそうです。一方、9/26の安値の73.38円が戻りのレジスタンスとなり、更に前出の転換線が74.97円に控えていることで、行きすぎの反発があったとしても戻りが鈍そうです。

■本日のテクニカルでの注目点(矢印はトレンドの方向を予想しています)
ユーロ/円 年初来安値更新
豪ドル/円 年初来安値更新
豪ドル/米ドル 年初来安値更新

■変動率からの予想レンジ 07:52→NYクローズ

Ccy 予想レンジ
USDJPY 76.30 ~ 76.91
EURJPY 99.97 ~ 101.45
GBPJPY 117.35 ~ 118.80
AUDJPY 72.03 ~ 73.45
NZDJPY 56.85 ~ 58.00
CADJPY 71.89 ~ 72.93
ZARJPY 9.00 ~ 9.27
NOKJPY 12.74 ~ 13.02
MXNJPY 5.34 ~ 5.47
HKDJPY 9.77 ~ 9.86
SGDJPY 57.47 ~ 58.31
EURUSD 1.3077 ~ 1.3251

■前日のサマリー
昨日の東京時間帯は朝方発表された日銀短観の内容は良かったものの、日経225平均株価を含むアジアの株価が軟調な推移となったことで、リスク回避からのドル買いと円買いとなり、ドル/円は朝方の77.20円近辺から76.96円、ユーロ/ドルが1.3370ドル近辺から1.3314ドル、ユーロ/円が103.20円近辺から102.50円近辺へと下落しました。ロンドン時間にはリスク回避ムードが続く中、ドル/円は76.76円まで下落、レーン欧州委員がEFSFレバレッジにECBを含める選択肢と発言したことから、ユーロ/ドルは1.3382ドル、ユーロ/円は102.96円辺と反発しました。NY市場では注目されていた米製造業ISMが市場予想より良かったものの、為替に対する反応は限定的で、ユンケルEU圏議長が「ユーロ圏の主将舘はギリシャへの注入は今日決定しないだろう」と発言、また、フィンランドの財務相が「われわれは、EFSFの限度を増やしたくない。レバレッジは今日、議論されるだろう」と発言したことからユーロが売られ、ユーロ/ドルは1.3167ドル、ユーロ/円は100.96円へと大幅に下落、ドル/円は一時76.51円まで下落したものの、76.70円近辺とのレンジの動きとなりました。
クローズはドル/円が76.60円、ユーロ/ドルが1.3174ドル、ユーロ/円は100.92円。

■株価(bloomberg.co.jp)

Index 引値 前日比
日経225 8545.48 -154.81
FTSE100(英) 5075.50 -52.98
DAX(独) 5376.70 -125.32
NYダウ(米) 10655.30 -258.08
S&P500(米) 1099.23 -32.19
NASDAQ(米) 2335.83 -79.57

■金利(bloomberg.co.jp)

Country 利回り 前日比
米10年債 1.76 -0.16
日本10年債 1.027 -0.005
英10年債 2.34 -0.08
独10年債 1.81 -0.07

■コモディティ価格

Commodities 引値 前日比
NY金(期近) 1657.70 35.40
NY原油(期近) 77.61 -1.59

■本日の指標発表(FXミュージアムより)
10/4(火)
・ 08:50 日本 9月 マネタリーベース 前年同月比
09:30 豪 8月 貿易収支
・ 09:30 豪 8月 住宅建設許可件数 前月比
・ 10:30 日本 8月 毎月勤労統計調査-現金給与総額 前年同月比
12:30 豪 豪準備銀行(中央銀行)、政策金利発表
・ 17:30 英国 マイルズ英中銀金融政策委員会(MPC)委員講演
・ 18:00 ユーロ圏 8月 卸売物価指数(PPI) 前月比
・ 18:00 ユーロ圏 8月 卸売物価指数(PPI) 前年同月比
・ 19:30 ユーロ圏 クラニェツ・スロベニア中銀総裁講演
22:00 ユーロ圏 トリシェ欧州中央銀行(ECB)総裁講演
・ 22:00 米国 ラスキン米連邦準備理事会(FRB)理事講演
・ 23:00 米国 8月 製造業新規受注 前月比
23:00 米国 バーナンキ米FRB議長米議会上下両院合同経済委員会で証言
・ 00:45 ユーロ圏 コンスタンシオECB副総裁講演
01:00 ユーロ圏 メルケル独首相講演
・ 未定 ユーロ圏 欧州連合(EU)財務相理事会

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2011年10月 3日 (月)

10/3 本日の戦略-欧(PMI)、米(ISM)とも景況感に注目の日-

おはようございます。南極圏でのオゾン層の破壊は広く知られていましたが、このほど、北極圏でも史上最大規模の破壊とのニュースに驚きました。今年の春の話なので、既に遅いかもしれませんが、紫外線ケアには気おつけたいですね。

■変化率から見た前日の通貨の強弱
ユーロ>ポンド>豪ドル>ドル>円>NZドル
※ ">" の左側の通貨が右側の通貨より強いことを示しています。

■本日の見通し
先週末は月末の実需のドル売り(円買い)予想をしていましたが、見事に裏切られ77円台前半へとドルが上昇しました。ただ、このレベルまで回復してくると、財務省が外為特会のシャクニュウ限度枠を15兆円引き上げ165兆円としましたが、本邦政府・日銀による介入の可能性はほぼないとみられます。その一方で、急激にユーロ安が進んでいることから、ユーロでの介入の予想も一部出てきているようです。欧州救済のために、ユーロ買い介入で得たユーロでEFSF債の購入ということになれば、欧州からの理解も得やすいと思いますが、個人的には1ユーロ=100円を切るような円高にならないと難しいのではないかと思います。

本日はオーストラリアが勤労感謝の日、ドイツが統一記念日で市場が休場となっています。豪は明日の金融政策、ユーロ圏は今週木曜日のECB理事会が焦点となると思われ、それまでは本日、明日と開催されるEU財務相会合などでギリシャの支援の進展があるかどうか(今回の会合でのギリシャ融資決定の可能性は極めて低い)になります。また、EFSF拡充案の承認が5カ国残っていることで、こちらもまだ楽観できる状態ではないと思われます。このため、今週は大きなイベントを控えながらもリスク回避の動きが出やすく、ドルがサポートされる(ドル高)に向きやすい週だと思われます。経済指標ではユーロ圏のPMI(購買担当者景気指数)や米ISM(供給管理協会)製造業景気指数の発表が予定されていることで、これらを見た株価のう動向に影響を受けると思われます。

■EURJPY 日足(一目均衡表、ストキャスティックス、トレンドチャネル) EURJPY source:uedaharlowfx
ユーロ/円は7/4の高値の117.73円と8/4の高値の114.14円、7/12の安値の109.59円と9/12の安値の103.90円を結んだトレンドチャネル(下降トレンド)の中で、チャネルの下抜けを試している状況です。一目均衡表(日足)では転換線を一時上に抜けたものの、引値ベースでは1日も持ちませんでした。また、ストキャスティックス(スロー)でもデッドクロスする可能性が高いとみられ、下落トレンドが強い中なので50以下でのデッドクロスとしても下落が継続する可能性が高そうです。このまま下落下が継続しチャネルを下抜けすると100円割れとなりそうです。

■本日のテクニカルでの注目点(矢印はトレンドの方向を予想しています)
該当はありません

■変動率からの予想レンジ 07:48→NYクローズ

Ccy 予想レンジ
USDJPY 76.85 ~ 77.46
EURJPY 102.39 ~ 103.85
GBPJPY 119.45 ~ 120.87
AUDJPY 73.64 ~ 75.04
NZDJPY 58.02 ~ 59.16
CADJPY 72.78 ~ 73.82
ZARJPY 9.37 ~ 9.63
NOKJPY 12.97 ~ 13.25
MXNJPY 5.45 ~ 5.58
HKDJPY 9.86 ~ 9.95
SGDJPY 58.45 ~ 59.28
EURUSD 1.3297 ~ 1.3467

■前日のサマリー
週末の東京時間帯はアジアの株価が軟調な推移となったことから、リスク回避の動きでドル/円が76.80円近辺から76.49円、ユーロ/円が104.35円近辺から103.58円、ユーロ/ドルが1.36ドルちょうど近辺から1.3522ドルまで一時下落しました。ロンドン時間に入ると、欧州の株価が下落したことからドル買いとなり、ドル/円は77円手前まで上昇、ユーロ/ドルは1.3488ドル、ユーロ/円は103.40円まで下落後、オーストリアのEFSF議会承認などを受けそれぞれ1.3548ドル、104.10円まで一時回復したものの、スペイン中銀が4行に公的資金を注入との報道からユーロ/ドルは1.3476ドル、ユーロ/円は103.57円へと下落しました。NY市場では米個人消費支出が市場予想と変わらなかったものの、NYダウの下落によりドル/円は76.70円、1.3423ドル、103.03円まで下落しましたが、シカゴPMI、ミシガン大消費者信頼感指数が市場予想よりよかったことで、ドル買いとなり、ドル/円は77.20円まで一時上昇、ユーロ/ドルは1.3384ドルまで下落、ユーロ/円は103.81円まで石地戻したものの103.10円近辺まで再び下落しました。
クローズはドル/円が77.13円、ユーロ/ドルが1.3390ドル、ユーロ/円は103.29円。

■株価(bloomberg.co.jp)

Index 引値 前日比
日経225 8700.29 -0.94
FTSE100(英) 5128.48 -68.36
DAX(独) 5502.02 -137.56
NYダウ(米) 10913.38 -240.60
S&P500(米) 1131.42 -28.98
NASDAQ(米) 2415.40 -65.36

■金利(bloomberg.co.jp)

Country 利回り 前日比
米10年債 1.92 -0.08
日本10年債 1.032 0.032
英10年債 2.42 -0.10
独10年債 1.88 -0.12

■コモディティ価格

Commodities 引値 前日比
NY金(期近) 1622.30 5.00
NY原油(期近) 79.20 -2.94

■本日の指標発表(FXミュージアムより)
10/3(月)
08:50 日本 7-9月期 日銀短観・四半期大企業製造業業況判断
08:50 日本 7-9月期 日銀短観・四半期大企業製造業先行き
・ 08:50 日本 7-9月期 日銀短観・四半期大企業全産業設備投資 前年度比
・ 16:15 スイス 8月 実質小売売上高 前年同月比
・ 16:30 スイス 9月 SVME購買部協会景気指数
・ 17:00 ユーロ圏 9月 製造業購買担当者景気指数(PMI、改定値)
・ 17:00 ユーロ圏 ノボトニー・オーストリア中銀総裁講演
・ 17:30 英国 9月 製造業購買担当者景気指数(PMI)
・ 20:00 米国 フィッシャー米ダラス連銀総裁講演
・ 23:00 米国 8月 建設支出 前月比
23:00 米国 9月 ISM製造業景況指数

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2011年10月 2日 (日)

10/3の週の見通し -欧米日と材料が多い週-

こんにちは。本日は思ったほど寒くなかったのですが、今後のことを考えて炬燵を出しました。

■ドル/円 60分足
USDJPY ※チャートをクリックすると拡大します。

■ユーロ/ドル 60分足
EURUSD ※チャートをクリックすると拡大します。

■ユーロ/円 60分足
EURJPY ※チャートをクリックすると拡大します。

■先週の動き
先週は10月3・4日に開催されるEU財務相会合でギリシャ支援の次回支払いが決定される公算が少ないとの発言からアジアの株価が下落、リスク回避の動きから「円」と「ドル」が買われ、ドル/円は76.23円まで下落、ユーロ/ドルも1.3362ドル、ユーロ/円は2001年6月以来となる101.93円を一時付けました。その後は、ビニスマギECB理事が「欧州金融当局者、EFSFのレバレッジ活用を検討」などと発言したことや火曜日に行われたイタリア国債の入札が無難にこなされたこと、28日にはフィンランド議会でのEFSFの採決が賛成103、反対66で可決されたことなどユーロに対してポジティブと見られる見方が出たことで、欧米の株価が上昇し、ユーロ/ドルは1.36ドル台後半、ユーロ/円が105円台手前まで上昇しました。しかし、週末は欧米の株価が2%程度下落したことから、リスク回避の動きからドルが買われ、ドル/円は77.19円まで上昇する一方、ユーロ/ドルは1.3384ドル、ユーロ/円は103.03円まで下落しました。

■週間騰落率(JPY)
JPY ※グラフをクリックすると拡大します。 ■週間騰落率(USD)
USD ※グラフをクリックすると拡大します。

■今週の見通し
先週はフィンランド、ドイツ、オーストリなどが欧州金融安定ファシリティー(EFSF)拡充案を承認、これで17カ国中12カ国が承認したことになり、残りはオランダ、ポルトガル、キプロス、マルタ、スロバキアの5カ国となりました。スロバキアのラディツォバー首相は10月14日までにEFSFの拡充案の承認をすべきとの見解を示しています。この日程で承認されれば17-18日のEUサミットまでには承認されるとの見通しを示しました。EFSFに関しては残りの各国も承認するとみられますが、ギリシャ支援に関しては、パパンドレウ・ギリシャ首相がサルコジ仏大統領とパリで会談し、サルコジ仏大統領は「ギリシャの破綻は、欧州の破綻だ」と発言し、ギリシャを支援することを再確認し、パパンドレウ・ギリシャ首相も財政再建を内外に知ってもらうため、外国から専門家を受け入れる方針を示しています。また、サルコジ仏大統領はメルケル独首相と会談することも明らかにしました。ただ、10月3・4日に開催されるEU財務相会合では、EFSFのレバレッジ案が議論されると思いますが、結論は出ないとみられていることや10月6日のECB理事会では1年物のオペの再開の可能性があることや政策金利の引き下げも議論されると思われることから、これらに対する期待が高まるものとみられ、週後半にかけてはユーロの反発も予想されます。

一方、米国では3日の米製造業ISM、5日のADP雇用調査、7日の雇用統計など注目度の高い経済指標が発表されます。ユーロ圏の債務危機から米国の景況感が悪化している可能性が高いことや雇用の減速がここ数カ月示されていることから、こうした経済指標が悪化している場合には、米株価が下落して、リスク回避からのドル高と円高(ドル/円は除く)になりやすい環境が続くと思われます。

円は3日に日銀短観の発表が予定されていて、景況感と企業の想定レートが注目されると思われますし、日銀の金融政策決定会合が6・7日に行われ、7日に金融政策が発表されます。先週、米著名なアドバイザリー・レポートが日銀の金融緩和の可能性に触れていることから、注目度は高いと思われますが、有効な対策は出てこないと思いますので、円が反転下落する可能性は低いと思います。

その他の通貨では、豪ドルが4日、ポンドが6日に金融政策の発表があります。どちらも政策金利は据え置かれると思いますが、豪は不確実性の高まりから利下げの検討をする可能性もあり、英は引き締め派の委員がいなくなっていることから、量的緩和が実施される可能性もあり、リスク回避の動きとともにこれらる通貨が一段安となる可能性が高まっていると思われます。

■今週の予想レンジ

Ccy Low(下)   High(上)
ドル/円 76.10 78.70
ユーロ/ドル 1.3060 1.3500
ユーロ/円 101.60 106.90
ポンド/円 118.80 121.70
豪ドル/円 73.30 76.10
NZドル/円 58.20 60.90
南アランド/円 9.20 9.90

■日、週、月、年騰落データ Rate ※表をクリックすると拡大します。

■注目イベント
10/3(月)
08:50 日本 7-9月期 日銀短観・四半期大企業製造業業況判断
08:50 日本 7-9月期 日銀短観・四半期大企業製造業先行き
・ 08:50 日本 7-9月期 日銀短観・四半期大企業全産業設備投資 前年度比
・ 16:15 スイス 8月 実質小売売上高 前年同月比
・ 16:30 スイス 9月 SVME購買部協会景気指数
・ 17:00 ユーロ圏 9月 製造業購買担当者景気指数(PMI、改定値)
・ 17:30 英国 9月 製造業購買担当者景気指数(PMI)
・ 23:00 米国 8月 建設支出 前月比
23:00 米国 9月 ISM製造業景況指数
10/4(火)
・ 08:50 日本 9月 マネタリーベース 前年同月比
09:30 豪 8月 貿易収支
・ 09:30 豪 8月 住宅建設許可件数 前月比
・ 10:30 日本 8月 毎月勤労統計調査-現金給与総額 前年同月比
12:30 豪 豪準備銀行(中央銀行)、政策金利発表
・ 18:00 ユーロ圏 8月 卸売物価指数(PPI) 前月比
・ 18:00 ユーロ圏 8月 卸売物価指数(PPI) 前年同月比
・ 23:00 米国 8月 製造業新規受注 前月比
10/5(水)
・ 09:30 豪 8月 小売売上高 前月比
・ 17:00 ユーロ圏 9月 サービス部門購買担当者景気指数(PMI、改定値)
・ 17:30 英国 9月 サービス部門購買担当者景気指数(PMI)
・ 17:30 英国 4-6月期 四半期国内総生産(GDP、確定値) 前期比
・ 17:30 英国 4-6月期 四半期国内総生産(GDP、確定値) 前年同期比
・ 17:30 英国 4-6月期 四半期経常収支
・ 18:00 ユーロ圏 8月 小売売上高 前月比
・ 18:00 ユーロ圏 8月 小売売上高 前年同月比
・ 20:00 米国 MBA住宅ローン申請指数 前週比
・ 20:30 米国 9月 チャレンジャー人員削減数 前年比
21:15 米国 9月 ADP雇用統計 前月比
・ 23:00 米国 9月 ISM非製造業景況指数(総合)
10/6(木)
・ 16:15 スイス 9月 消費者物価指数(CPI) 前月比
・ 19:00 ドイツ 8月 製造業新規受注 前月比
20:00 英国 イングランド銀行(BOE、英中央銀行)金利発表
20:45 ユーロ圏 欧州中央銀行(ECB)政策金利
・ 21:30 カナダ 8月 住宅建設許可件数 前月比
・ 21:30 米国 前週分 新規失業保険申請件数
・ 23:00 カナダ 9月 Ivey購買部協会指数
10/7(金)
未定 日本 日銀金融政策決定会合、終了後政策金利発表
・ 14:00 日本 8月 景気一致指数(CI)・速報値
・ 14:00 日本 8月 景気先行指数(CI)・速報値
・ 14:45 スイス 9月 失業率
・ 17:30 英国 9月 卸売物価指数(食品、エネルギー除くコアPPI) 前年同月比
・ 19:00 ドイツ 8月 鉱工業生産 前月比
・ 20:00 カナダ 9月 失業率
・ 20:00 カナダ 9月 新規雇用者数
21:30 米国 9月 非農業部門雇用者数変化 前月比
21:30 米国 9月 失業率
・ 23:00 米国 8月 卸売在庫 前月比
・ 04:00 米国 8月 消費者信用残高 前月比
経済指標の詳細はFXmuseumのFXカレンダーを参照してください。

2011年10月 1日 (土)

シカゴ通貨先物非商業ポジション(9/27現在)

こんにちは。今日から10月ですね。明日は急に寒くなるそうなのでそろそろ外に出してある観葉植物を家の中に入れようと思います。

30日に発表された27日現在のシカゴIMMの非商業(投機)ポジションでは、ドルのネットポジションでのロングが大幅に増加、円のネットポジションでのロングは減少、ユーロのネットポジションもショートが増加しました。カナダドルと豪ドルはショートが大幅に増加、NZドルはロングが減少となりました。

ドルが2週連続でロングが増加、不透明感の中でドル買いが続いているようです。中国のPMI(購買担当者景気指数)が悪化しているで中国の景気減速懸念も加わり、資源国や新興国が売られています。このため、豪ドル、NZドルは僅かにロングを保っているものの、リスク退避通貨としての円とスイスフランを除く通貨はショートとなっています。ユーロ圏でギリシャ支援をめぐる動きが10月中旬まで継続する可能性があることから、まだ、リスク回避通貨としてドル買いが継続する可能性が高いと思っています。ただ、ドルのネットのロングも12万コントラクトを超えてきていることから、ポジション解消のドル売りにも警戒が必要と思われます。

■シカゴIMM非商業ポジション

項目Net(ネット)Dif(増減)Long(買)Short(売)All(総取組)
JPY42,322-3,295 61,16618,84480,010
EUR-82,473-3,01319,705102,178121,883
GBP-64,010-4,25514,28878,29892,586
CHF2,424-1,7976,6184,19410,812
CAD-20,550-15,09221,32041,87063,190
AUD5,167-17,92829,42224,25553,677
NZD9,591-3,97414,4754,88419,359
MXN42,322-3,29561,16618,84480,010
source:CFTC

【USD】 USD source:CFTC

ドルは53,090コントラクトのロング増加の128,155コントラクトのロングとなりました。
※ドルのポジションは円、ユーロをはじめ、メキシコペソまでを合計して算出しています。レートはFRBのメジャーカレンシーインデックスを使用しています。

【JPY】 JPY source:CFTC

円は3,295コントラクトのロング減少の42,322コントラクトのロングとなりました。

【EUR】 EUR source:CFTC

ユーロは3,013コントラクトのショート増加の82,473コントラクトのショートとなりました。

【CAD】 CAD source:CFTC

カナダドルは15,092コントラクトのショート増加の20,550コントラクトのショートとなりました。

【NZD】 NZD source:CFTC

NZドルは3,974コントラクトのロング減少の9,591コントラクトのロングとなりました。

他のIMM通貨先物のポジション動向は上田ハーローレポートのシカゴIMM非商業ポジションを参照してください。(3日更新)

2011年9月30日 (金)

9/30 本日の戦略-月末、半期末で実需中心の動きか-

おはようございます。本日は遅くなりすみません。すみませんついでで申し訳ないのですがチャート部分を省略させていただきました。

■変化率から見た前日の通貨の強弱
ユーロ>ポンド>豪ドル>ドル>円>NZドル
※ ">" の左側の通貨が右側の通貨より強いことを示しています。

■本日の見通し
本日は月末で中間期末となったこともあり、5・10日のドル買いと本邦輸出企業のドル売りがあり、ややドル売りが勝ったようです。昨日77円台を一瞬つけたものの、実需がらみのドル売りがドル/円の頭を押さえたことから、本日の午後からもドルの上値が重い展開が続くと思います。

一方、ニュージーランドが格付け機関フィッチとS&Pから外貨建て格付けを1段階引き下げられ「AA」となりました。ムーディーズがイタリアの見直しを行っており、9月16日に「見直しを1カ月以内に終える」と発表していることから、イタリアの格下げリスクが継続している状態です。本日はオーストリアでEFSFの採決が予定されているものの、フィンランド、ドイツと承認されてきていることから大きな波乱はないと思います。

米国では21時30分の個人消費支出が上方修正されていると米株価の上昇が予想され、クロス円の上昇につながると思われます。また、22時45分のシカゴPMI(購買担当者景気指数)や22時55分のミシガン大消費者信頼感指数確報もそれほど重要ではないですがマークの必要はありそうです。市場は欧州の金融機関に対する懸念を共有していますが、解決の糸口が見えないことで相場の方向感も定まっていないように思います。このため、足許の要人発言や株価の動きに一喜一憂している展開が続いていますので、本日は方向感が出ず、実需の動きに左右されるのではないかと思います。

■本日のテクニカルでの注目点(矢印はトレンドの方向を予想しています)
該当はありません

■変動率からの予想レンジ 08:10→NYクローズ

Ccy 予想レンジ
USDJPY 76.53 ~ 77.13
EURJPY 103.54 ~ 105.00
GBPJPY 119.25 ~ 120.64
AUDJPY 74.24 ~ 75.63
NZDJPY 58.48 ~ 59.61
CADJPY 73.42 ~ 74.46
ZARJPY 9.46 ~ 9.73
NOKJPY 13.07 ~ 13.34
MXNJPY 5.49 ~ 5.61
HKDJPY 9.79 ~ 9.88
SGDJPY 58.72 ~ 59.55
EURUSD 1.3534 ~ 1.3673

■前日のサマリー
昨日の東京時間帯の序盤はアジアの株価の大半が下落したことでドル/円が76.42円、ユーロ/円が103.31円、ユーロ/ドルが1.3520ドルまで下落しました。午後にかけて株価が下げ幅を縮小するなどしたことから、ドル/円は76.58円、ユーロ/円は104.37円、ユーロ/ドルは1.3638ドルまで上昇しました。ロンドン時間には独議会がEFSF拡充を可決したものの、既にユーロ/ドルは1.3678ドル、ユーロ/円は104.70円、ドル/円も76.78円まで上昇していたこともあり、発表後はユーロ/ドルが1.3605ドル、ユーロ/円が104.24円、ドル/円が76.60円まで下落しました。NY時間には発表された米新規失業保険申請件数が40万件を下回り雇用の回復傾向が見られたことや米4-6月期GDP改定値が上方修正されたことを背景に欧米の株価が上昇すると、ドル/円は一時77.03円、ユーロ/ドルは1.3665ドル、ユーロ/円は104.93円まで上昇しましたが、格付け機関フィッチがニュージーランドの長期外貨建てを「AA」に格下げしたことからクロス円が下落、リスク回避の動きとなりドル/円が76.63円、ユーロ/ドルが1.3552ドル、ユーロ/円が103.90円まで下落しました。クローズにかけては別の格付け機関ムーディーズがニュージーランドの格付けの「AAA」見通しを「安定的」で維持することを発表したため、ユーロ/ドルは1.36ドル近辺、ユーロ/円は104.50円近辺まで戻しました。
クローズはドル/円が76.81円、ユーロ/ドルが1.3594ドル、ユーロ/円は104.43円。

■株価(bloomberg.co.jp)

Index 引値 前日比
日経225 8701.23 85.58
FTSE100(英) 5196.84 -20.79
DAX(独) 5639.58 61.16
NYダウ(米) 11153.98 143.08
S&P500(米) 1160.40 9.34
NASDAQ(米) 2480.76 -10.82

■金利(bloomberg.co.jp)

Country 利回り 前日比
米10年債 2.00 0.02
日本10年債 1.000 -0.004
英10年債 2.53 -0.02
独10年債 2.00 -0.01

■コモディティ価格

Commodities 引値 前日比
NY金(期近) 1617.30 -0.80
NY原油(期近) 82.14 0.93

■本日の指標発表(FXミュージアムより)
9/30(金)
・ 10:00 NZ 9月 NBNZ企業信頼感
・ 14:00 日本 8月 新設住宅着工戸数 前年同月比
15:00 ドイツ 8月 小売売上高指数 前月比
・ 15:00 ドイツ 8月 小売売上高指数 前年同月比
・ 17:30 英国 4-6月期 四半期国内総生産(GDP、確定値) 前期比
・ 17:30 英国 4-6月期 四半期国内総生産(GDP、確定値) 前年同期比
・ 17:30 英国 4-6月期 四半期経常収支
・ 18:00 ユーロ圏 9月 消費者物価指数(HICP、速報値) 前年同月比
・ 18:00 ユーロ圏 8月 失業率
・ 18:30 スイス 9月 KOF景気先行指数
・ 19:00 ユーロ圏 オルドネス・スペイン中銀総裁講演
・ 19:00 日本 外国為替平衡操作の実施状況(介入実績)
・ 21:00 南ア 8月 貿易収支
・ 21:30 カナダ 7月 月次国内総生産(GDP) 前月比
・ 21:30 米国 8月 個人所得 前月比
・ 21:30 米国 8月 個人消費支出(PCE) 前月比
・ 21:30 米国 8月 個人消費支出(PCEコア・デフレーター、食品・エネルギー除く) 前月比
22:45 米国 9月 シカゴ購買部協会景気指数
・ 22:55 米国 9月 ミシガン大学消費者態度指数・確報値

ピボットポイントなどは山内俊哉のココに注目!もご覧ください

2011年9月29日 (木)

9/29 本日の戦略-ユーロ主導の動きが来月まで続く公算-

おはようございます。本日もよろしくお願いします。

■変化率から見た前日の通貨の強弱
円>ドル>ユーロ>ポンド>豪ドル>NZドル
※ ">" の左側の通貨が右側の通貨より強いことを示しています。

■本日の見通し
昨日はフィンランド議会がEFSFの拡充を承認するというユーロにとってはプラスの材料が出ましたが、メルケル独首相がギリシャの第2次救済を見直す可能性を示唆したことなどから、市場のセンチメントがリスク回避へと一転しています。ボラードRBNZ総裁はNZ銀行の資金調達がユーロ債務危機の影響を受ける恐れもと発言、商品価格も下落したことから、豪ドルも下落率が大きくなっています。昨日のフィンランドのEFSF拡充の承認で9カ国が承認したこととなり、本日のドイツでの採決、明日のオーストリアでの採決と最後の採決国となるスロバキアまで波乱なく承認が進むのであれば、市場ももう少し落ち着きを取り戻すのではないかと思われます。次週に向けても10月3日のギリシャによる2012年予算案の提出やEU財務相会合、ECB理事会などユーロに影響を与えそうなイベントが続くことから、リスク志向の動きが出ても長続きしないと予想され、ドルストレート(ユーロ/ドルや豪ドル米ドルなど)やクロス円は戻り売りの流れが継続すると思われます。特にこのところ年初来安値を更新した通貨などは日足ベースで直近につけた安値を更新すると更に下落が進むことになりそうです。

ドル/円は昨日の月末受渡日のスポット市場でも本邦政府・日銀による介入は見られなかったことで、本邦半期末に向けた介入の可能性はゼロではないものの、極端に低くなったと思われます。このため、月末に向けて本邦実需の売りがドル/円の上値を押さえる展開が続くと予想され、場合によっては76円割れを試す可能性も高いと思います。特に月末最終日の海外時間帯にはこうした動きには注意と思われます。

■EURUSD 日足(一目均衡表、ストキャスティックス) EURUSD source:uedaharlowfx
ユーロ/ドルは戻りが一目均衡表(日足)の転換線に押さえられていますが、コンバージェンスが出ていることで前出の抵抗を上に抜ければ戻りにつながる可能性が高いと思われます。9/12の安値の1.3509ドル、9/26の安値の1.3362ドルと安値は下がっていますが、ストキャスティックス(スロー)では9/12の%Dスローが8.02、9/26の%Dスローが19.84と上がっています(コンバージェンス)。戻り目処としては7/12の安値の1.3838ドル、9/15の高値の1.3935ドル当たりと思われます。

■本日のテクニカルでの注目点(矢印はトレンドの方向を予想しています)
該当はありません

■変動率からの予想レンジ 07:37→NYクローズ

Ccy予想レンジ
USDJPY76.30 ~ 76.88
EURJPY102.80 ~ 104.24
GBPJPY118.47 ~ 119.83
AUDJPY74.01 ~ 75.34
NZDJPY58.77 ~ 59.86
CADJPY73.40 ~ 74.41
ZARJPY9.46 ~ 9.72
NOKJPY13.03 ~ 13.30
MXNJPY5.54 ~ 5.66
HKDJPY9.76 ~ 9.85
SGDJPY58.56 ~ 59.36
EURUSD1.3446 ~ 1.3612

■前日のサマリー
昨日の東京時間帯はドル/円が本邦実需企業のドル売りに押され76.80円近辺から76.47円、ユーロ/円が104.20円近辺から103.66円まで連れ安となり、ユーロ/ドルも1.3590ドル近辺から1.3541ドル近辺へと下落しました。ロンドン時間に入るとEU/IMF/ECBのトロイカが29日にアテネ(ギリシャ)を訪問して査定再開するとの報道や懸念されていたフィンランド議会でのEFSFの採決が賛成103、反対66で可決されたことなどが好感され、欧州の株価が上昇したことで、ユーロ/ドルは1.3690ドル、ユーロ/円は104.50円まで上昇、ドル/円はドル売りから76.34円まで下落しました。NY時間では米耐久財受注が市場予想より良かったことなどからドル/円が76円台ミドルまで回復する場面が見られましたが、NYダウが下げ幅を拡大すると76.37円まで一時下落しました。ユーロ/ドルはNYダウの下落からリスク回避のドル買いとなったことで1.3533ドル、ユーロ/円は103.50円まで下落しました。クローズにかけては、ドルが対円で買われて76.60円近辺まで戻し、ユーロは安値圏での取引となりました。
クローズはドル/円が76.58円、ユーロ/ドルが1.3538ドル、ユーロ/円は103.71円。

■株価(bloomberg.co.jp)

Index 引値 前日比
日経225 8615.65 5.70
FTSE100(英) 5217.63 -76.42
DAX(独) 5578.42 -50.02
NYダウ(米) 11010.90 -179.79
S&P500(米) 1151.06 -24.32
NASDAQ(米) 2491.58 -55.25

■金利(bloomberg.co.jp)

Country 利回り 前日比
米10年債 1.98 0.01
日本10年債 1.004 0.001
英10年債 2.55 0.02
独10年債 2.01 0.05

■コモディティ価格

Commodities 引値 前日比
NY金(期近) 1618.10 -34.40
NY原油(期近) 81.21 -3.24

■本日の指標発表(FXミュージアムより)
9/29(木)
・ 08:50 日本 8月 小売業販売額 前年同月比
・ 08:50 日本 8月 大型小売店(既存店)販売額 前年同月比
・ 15:00 南ア 8月 マネーサプライM3 前年同月比
・ 15:50 英国 ローゼングレン米ボストン連銀総裁講演
・ 16:00 英国 マイルズ英中銀金融政策委員会(MPC)委員講演
・ 16:30 日本 白川方明日銀総裁講演
16:55 ドイツ 9月 失業者数 前月比
16:55 ドイツ 9月 失業率
・ 17:15 ユーロ圏 ノボトニー・オーストリア中銀総裁講演
・ 17:30 英国 8月 消費者信用残高
・ 18:00 ユーロ圏 9月 消費者信頼感(確定値)
・ 18:30 南ア 8月 卸売物価指数(PPI) 前月比
・ 18:30 南ア 8月 卸売物価指数(PPI) 前年同月比
・ 21:30 カナダ 8月 鉱工業製品価格 前月比
・ 21:30 カナダ 8月 原料価格指数 前月比
・ 21:30 米国 前週分 新規失業保険申請件数
・ 21:30 米国 4-6月期 四半期実質国内総生産(GDP、確定値) 前期比年率
・ 21:30 米国 プロッサー米フィラデルフィア連銀総裁講演
23:00 米国 8月 住宅販売保留指数 前月比
・ 02:00 米国 ロックハート米アトランタ連銀総裁講演
・ 02:00 米国 米財務省7年債入札(290億ドル)

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2011年9月28日 (水)

9/28 本日の戦略-フィンランドの投票次第か-

おはようございます。ノーベル平和賞受賞で日本の"MOTTAINAI(もったいない)"を世界に広めたワンガリ・マータイさんが25日に亡くなられたようです。ご冥福をお祈りします。

■変化率から見た前日の通貨の強弱
NZドル>豪ドル>ポンド>ユーロ>ドル>円
※ ">" の左側の通貨が右側の通貨より強いことを示しています。

■本日の見通し
昨日は市場がリスク志向となったときの典型的なパターンであるドル安と円安となりました。一方、ユーロやクロス円等は上昇しました。

リスク志向となった主な要因は
・イタリア国債の入札(合計110億ユーロ)が無難に終わったこと
・ギリシャ議会で固定資産税法案が可決に必要な表を確保
・ECBのマクチ氏(スロバキア中銀総裁)が必要ならばECBは域内銀行向けに1年物の融資を「当然」再開すると発言
・パパンドレウ・ギリシャ首相「ギリシャは支援受け取りに必要な目標を達成する」と発言
・メルケル独首相「29日(木)の「29日のEFSF拡充巡る議会採決、連立与党が過半数票を獲得と確信」と発言

などです。本日はフィンランド議会によるEFSF拡充の採決(時間未定)や昨日に続きイタリア国債の入札が予定されています。これらが順調にこなされれば、ここ2日間のリスク志向の流れが継続すると思われますが、特にフィンランドはギリシャの第2次支援で担保を要求しているため懸念が残ります。また、米国では耐久財受注の発表が21時30分に予定されています。前月比でもマイナスが予想されていることから、更に悪化した場合には、米国の株価の下落からのドル高の可能性があり、また、バーナンキ米FRB議長の講演も予定されていることから、内容で金融緩和に触れていた場合には、ドルが売られやすくなるものと見ています。

豪ドルはロシア中銀が試験的に豪ドル買いを行っているというニュースが流れたことも、豪ドルを押し上げる要因となりましたが、対ドルでは依然としてパリティ(1豪ドル=1米ドル)を割れたままとなっています。継続して購入する可能性もありますので、リスク回避での巻き戻しがなければ底堅く推移するのではないかと思われます。

■USDJPY 日足(一目均衡表、ストキャスティックス) USDJPY source:uedaharlowfx
ドル/円は76円台前半をボトムとして底堅く推移していることから、本年8月中旬と同じようにソーサーボトム(=鍋底)を形成しているようにも見えます。このため、抵抗とみられる一目均衡表(日足)の基準線を上抜けてきた場合には、9/9の高値の77.85円近辺か雲の上限となる78.50円近辺まで上昇する可能性があります。

■本日のテクニカルでの注目点(矢印はトレンドの方向を予想しています)
該当はありません

■変動率からの予想レンジ 07:47→NYクローズ

Ccy 予想レンジ
USDJPY 76.54 ~ 77.12
EURJPY 103.41 ~ 104.84
GBPJPY 119.28 ~ 120.65
AUDJPY 75.27 ~ 76.60
NZDJPY 59.87 ~ 60.96
CADJPY 74.68 ~ 75.69
ZARJPY 9.57 ~ 9.83
NOKJPY 13.14 ~ 13.40
MXNJPY 5.65 ~ 5.77
HKDJPY 9.78 ~ 9.87
SGDJPY 59.31 ~ 60.10
EURUSD 1.3466 ~ 1.3648

■前日のサマリー
昨日の東京時間帯はアジアの株価の上昇などからドル/円が76.47円まで上昇したものの、本邦輸出企業の売りなどに押され76.26円まで下落、ユーロ/ドルは朝方に1.3479ドル、ユーロ/円は102.86円まで下落したものの、株価の上昇などを背景に1.3568ドル、103.58円まで上昇しました。ロンドン時間に入ると、ユーロ/ドルは1.3482、ユーロ/円は102.04円まで下落していましたが、イタリア国債の入札が無難にこなされた(利回りは前回2.14%に対し3.071%と上昇)ことなどから、欧州の金融株が大幅に上昇、ユーロ/ドルは1.3504ドル、ユーロ/円は103.96円まで上昇、ドル/円も76.50円までじりじりと上昇しました。NY時間には米S&P/ケースシラー住宅価格が市場予想より良かったものの、影響は限定的となりました。一方、欧州ではギリシャで固定資産税に関する法案が可決に必要な賛成票を獲得したとのニュースやメルケル独首相が「ドイツは強いギリシャを望む、そのために必要なことを全て行う」と発言、更に「29日(木)のEFSF拡充を巡る議会採決、連立与党が過半数票獲得と確信」との発言もリスク志向を高める動きとなり、ユーロ/ドルは1.3669ドル、ユーロ/円は104.96円、ドル/円も76.94円まで上昇しました。その後、英FTの「いくつかのユーロ圏の国がギリシャ債の評価損を民間債権者が引き受けるように要求している」との記事でユーロが弱含みのとなり、ユーロ/ドルは1.3578ドル、ユーロ/円は104.27円、ドル/円は76.66円まで一時下落しました。
クローズはドル/円が76.80円、ユーロ/ドルが1.3577ドル、ユーロ/円は104.29円。

■株価(bloomberg.co.jp)

Index 引値 前日比
日経225 8609.95 235.82
FTSE100(英) 5294.05 204.68
DAX(独) 5628.44 282.88
NYダウ(米) 11190.69 146.83
S&P500(米) 1175.38 12.43
NASDAQ(米) 2546.83 30.14

■金利(bloomberg.co.jp)

Country 利回り 前日比
米10年債 1.97 0.07
日本10年債 1.003 0.022
英10年債 2.54 0.11
独10年債 1.96 0.13

■コモディティ価格

Commodities 引値 前日比
NY金(期近) 1652.50 57.70
NY原油(期近) 84.45 4.21

■本日の指標発表(FXミュージアムより)
9/28(水)
・ 15:00 ドイツ 8月 輸入物価指数 前月比
・ 15:00 ドイツ 8月 輸入物価指数 前年同月比
・ 15:40 米国 ローゼングレン米ボストン連銀総裁講演
・ 未定 ドイツ 9月 消費者物価指数(CPI、速報値) 前月比
・ 20:00 米国 MBA住宅ローン申請指数 前週比
・ 21:00 ユーロ圏 メルシュ・ルクセンブルク中銀総裁講演
21:30 米国 8月 耐久財受注 前月比
・ 21:30 米国 8月 耐久財受注・輸送用機器除く 前月比
・ 21:30 米国 ホーニッグ米カンザスシティー連銀総裁講演
・ 02:00 米国 米財務省5年債入札(350億ドル)
06:00 米国 バーナンキ米連邦準備理事会(FRB)議長講演

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2011年9月27日 (火)

9/27 本日の戦略-ECBへの期待はいつまで続くか-

おはようございます。先日、光速より早いニュートリノが見つかったとの新聞記事を読みました。確かに、相対性理論から考えれば拘束に近付くほど質量は重くなるはずですので、光速は超えられないのですが。観測値が正しいとすると新たな分野が開けそうですね。

■変化率から見た前日の通貨の強弱
NZドル>ポンド>豪ドル>円>ユーロ>ドル
※ ">" の左側の通貨が右側の通貨より強いことを示しています。

■本日の見通し
昨日の欧州株価の反発は、ECBによる緩和政策期待とみることができそうです。ギリシャ支援に対する80億ユーロの次回支払いが10月3,4日のEU財務相会合では決定されない見込みである(査定のためのEU、ECB、IMFの代表団がアテネにもどっていない)ことから、懸念が高まったものの、次回10月6日のECB理事会で①カバード・ボンドの購入、②1年物資金供給オペ、③政策金利の引き下げ、④そのほかの追加緩和措置が協議されるとみられます。また、10月1日にメルケル独首相とサルコジ仏大統領がパリで会談する可能性があるとルモンド紙(仏)が報じているようです。ただ、ドイツはEFSFの4400億ユーロを上回る規模に拡大するつもりはないとし、ビニスマギECB理事のEFSFレバレッジの活用に対しては否定的な発言を行っています。このため、昨日はECBに期待感が出ましたが、これが長続きする可能性は低そうです。このため、ユーロの戻りは売られやすい状況が継続すると思います。

本日は米国で、22:00にS&P/ケースシラー住宅価格、23:00にCB消費者信頼感指数、リッチモンド連銀製造業指数、2:00に米2年債の入札の予定があります。ただ、現在は市場が欧州に注目していることもあり、余程内容にインパクトがない限り、為替への影響は限定的と思われます。ただ、足許での米景気も悪化していることから、リッチモンド連銀指数などが悪ければ、米株価の下落からドルの底堅い動きが予想されます。

クロス円については、チャート上でみると底堅めをしているようにも見えますが、安値を更新した通貨もまだ見られますので、下向きの都連が継続しているとみられます。

■NZDUSD 日足(一目均衡表、ストキャスティックス) NZDUSD source:uedaharlowfx
NZドル/米ドルは昨日0.7636の安値をつけたことで、8/31の高値の0.8569ドルから0.0923ドルの下落となり、8/1の高値の0.8841ドルから8/9の安値の0.7964まで下落した幅の0.0877ドルとほぼ同じ値幅の下落となりました。一目均衡表(日足)では、三役逆転となっていて下落トレンドが継続していますが、ストキャスティックス(スロー)では20以下でゴールデンクロスしていることから戻りにつながる可能性があります。戻りは前出8/9の安値の0.7964ドル近辺と思われます。

■本日のテクニカルでの注目点(矢印はトレンドの方向を予想しています)
ユーロ/ドル ストキャスティックス(スロー)がゴールデンクロス
ポンド/ドル ストキャスティックス(スロー)がゴールデンクロス
ユーロ/円 年初来安値更新
豪ドル/円 年初来安値更新、ストキャスティックス(スロー)がゴールデンクロス
カナダドル/円 年初来安値更新
豪ドル/米ドル 年初来安値更新

■変動率からの予想レンジ 07:35→NYクローズ

Ccy 予想レンジ
USDJPY 76.05 ~ 76.64
EURJPY 102.41 ~ 103.79
GBPJPY 118.01 ~ 119.35
AUDJPY 74.22 ~ 75.48
NZDJPY 58.89 ~ 59.91
CADJPY 73.77 ~ 74.76
ZARJPY 9.30 ~ 9.54
NOKJPY 13.08 ~ 13.34
MXNJPY 5.54 ~ 5.66
HKDJPY 9.72 ~ 9.80
SGDJPY 58.49 ~ 59.24
EURUSD 1.3412 ~ 1.3599

■前日のサマリー
昨日の東京時間帯は、ギリシャ支援の次回支払いが10月3,4日のEU財務相会合で決定される公算は少ないとの発言などから、ユーロへの懸念でアジアの株式が下落、全般的にリスク回避の動きが強まったことで、ドル/円は76.76円から76.22円、ユーロ/ドルは1.3540ドル近辺から1.3360ドル、ユーロ/円は103.70円近辺から10年ぶりとなる101.98円まで下落しました。ロンドン時間に入ると独IFO景気動向指数が市場予想より少し良かったことやECB関係筋が「カバード・ボンドの購入再開を検討」、ECBのメルシュ氏が「利下げの可能性完全に排除しない」と発言したことからリスク回避の巻き戻しとなり、ドル/円は76.52円、ユーロ/ドルは1.3543ドル、ユーロ/円は103.27円までそれぞれ上昇しました。NY時間には米国の株価が一時上げ幅を縮小したことで、ドル/円が76.35円、ユーロ/ドルが1.3415ドル、ユーロ/円は102.43円まで下落したものの、ビニスマギECB理事が「欧州金融当局者、EFSFのレバレッジ活用を検討」の発言を受け、米国の株価が上げ幅を買う題したことから、ドル/円は76.50円、ユーロ/ドルは1.3534ドル、ユーロ/円は103.38円まで上昇して高値圏でクローズしました。
クローズはドル/円が76.35円、ユーロ/ドルが1.3529ドル、ユーロ/円は103.31円。

■株価(bloomberg.co.jp)

Index 引値 前日比
日経225 8374.13 -186.13
FTSE100(英) 5089.37 22.56
DAX(独) 5345.56 149.00
NYダウ(米) 11043.86 272.38
S&P500(米) 1162.95 26.52
NASDAQ(米) 2516.69 33.46

■金利(bloomberg.co.jp)

Country 利回り 前日比
米10年債 1.90 0.07
日本10年債 0.981 -0.006
英10年債 2.43 0.07
独10年債 1.83 0.08

■コモディティ価格

Commodities 引値 前日比
NY金(期近) 1594.80 -45.00
NY原油(期近) 80.24 0.39

■本日の指標発表(FXミュージアムより)
9/27(火)
・ 08:50 日本 8月 企業向けサービス価格指数 前年同月比
・ 15:00 ドイツ 10月 GFK消費者信頼感調査
・ 16:30 英国 ポーゼン英中銀金融政策委員会(MPC)委員講演
・ 17:00 ユーロ圏 8月 マネーサプライM3 前年同月比
・ 22:00 米国 7月 ケース・シラー米住宅価格指数
・ 22:00 米国 7月 ケース・シラー米住宅価格指数 前年同月比
23:00 米国 9月 消費者信頼感指数(コンファレンス・ボード)
23:00 米国 9月 リッチモンド連銀製造業指数
・ 01:30 米国 ロックハート米アトランタ連銀総裁講演
02:00 米国 米財務省2年債入札(350億ドル)
・ 02:20 米国 フィッシャー米ダラス連銀総裁講演

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2011年9月26日 (月)

9/26 本日の戦略-リスク回避継続、ドル円は介入に警戒継続-

おはようございます。いよいよ9月月末最終週となりましたね。

■変化率から見た前日の通貨の強弱
ポンド>豪ドル>ユーロ>ドル>円>NZドル
※ ">" の左側の通貨が右側の通貨より強いことを示しています。

■本日の見通し
いよいよ本邦中間期末の最終週となりました。週末にリスク回避からドルが買われた影響でドル/円は76.89円まで一時上昇したこともあり、このレベルでは本邦政府・日銀による介入の可能性は低いと思われます。ただ、リスク回避が高まり、8/19につけた円の史上最高値を更新するような事態となれば、介入の可能性が高まり、2~3円程度ドルが押し上げられると思われます。

市場では引き続きユーロ圏の債務問題に対しては懸念が残っており、こうした中で本日は17:00に独IFO景気動向指数の発表が予定されていることから、中心国となるドイツの景況感が悪化した場合には、DAX株価指数の下落などからユーロ売りとドル買いの動きが継続すると思います。また、22:30にビニスマギ欧州中央銀行(ECB)理事講演、1:00にバイトマン独連銀総裁講演が予定されていることから、これらの要人発言には注意が必要となり、市場が安心できる内容となった場合には、目先はユーロが反発する可能性があります。

一方、米国では新築住宅販売件数の発表が予定されているものの、住宅関連指標でも新築住宅は低迷を続けていることから、市場予想より多少よかったくらいでは反応は限定的となると思います。先週のリスク回避の動きはユーロ圏に端を発しているものの、米FOMCに対する市場の失望という側面が、この動きを加速させたことも否めないことから、本日講演が予定されているブラード米セントルイス連銀総裁、コチャラコタ米ミネアポリス連銀総裁の発言内容には注目となりそうです。

■NZDPY 日足(一目均衡表、ストキャスティックス、トレンドライン) NZDJPY source:uedaharlowfx
NZドル/円は8/1の高値68.86円と9/1の高値の65.75円を結んだトレンドラインと7/13の安値の64.12円と8/9の安値の61.39円を結んだトレンドラインの間で下落トレンドを形成しています。一目均衡表(日足)でも三役逆転となっていることから強い下落トレンドの中にあるといえそうです。ただ、ストキャスティックス(スロー)では20以下で売られ過ぎの状態となっていることから、足許での反発の可能性はありますが、戻りが鈍い場合には、56円近辺までのNZドル安の可能性があります。

■本日のテクニカルでの注目点(矢印はトレンドの方向を予想しています)
豪ドル/円 年初来安値更新
豪ドル/米ドル 年初来安値更新

■変動率からの予想レンジ 07:30→NYクローズ

Ccy予想レンジ
USDJPY76.41 ~ 77.02
EURJPY102.68 ~ 104.03
GBPJPY117.96 ~ 119.28
AUDJPY74.21 ~ 75.42
NZDJPY58.86 ~ 59.87
CADJPY73.79 ~ 74.77
ZARJPY9.28 ~ 9.51
NOKJPY12.94 ~ 13.19
MXNJPY5.31 ~ 5.43
HKDJPY9.77 ~ 9.86
SGDJPY58.57 ~ 59.31
EURUSD1.3398 ~ 1.3572

■前日のサマリー
週末の東京時間帯は、本邦が秋分の日で休場だったものの、本邦政府・日銀に対する介入警戒が強くドル/円は76.20円~76.36円の間での小動きとなりましたが、ユーロはG20財務相・中央銀行総裁会合で急遽「われわれは、成長を支え、信頼に足る財政健全化計画を実施し、強固で持続可能かつ均衡ある成長を確保することにコミットしている」「必要な場合に銀行システムと金融市場の安定を保つために必要なすべての行動を採ることにコミットする」との声明を出したことなどから、ユーロ/ドルが1.3567ドルと100ポイント近く上昇、ユーロ/円が103.45円と80ポイント近く上昇しました。しかし、ロンドン時間には格付け機関ムーディーズがギリシャの銀行8行の格付けを2段階引き下げたことやドイツ財務相報道官がユーロ共同債に改めて反対の方針を示したことから、ユーロ/ドルは1.3419ドル、ユーロ/円は102.25円まで下落、ドル/円は76.15円へと下落しました。NY時間には、ECBのノボトニー氏が「必要に応じ1年物融資の再導入も」などと発言したことからユーロ/ドルが1.35ドル、ユーロ/円が103円を回復しました。クローズにかけてはドル買いの中でドル/円がストップロスをつけて76.89円まで買われたことで、ユーロ/円も103.74円まで上昇、ユーロ/ドルは1.3458まで下落後、1.3523ドルまで一時上昇しました。
クローズはドル/円が76.70円、ユーロ/ドルが1.3501ドル、ユーロ/円は103.53円。

■株価(bloomberg.co.jp)

Index 引値 前日比
日経225 8560.26 -180.90
FTSE100(英) 5066.81 25.20
DAX(独) 5196.56 32.35
NYダウ(米) 10771.48 37.65
S&P500(米) 1136.43 6.87
NASDAQ(米) 2483.23 27.56

■金利(bloomberg.co.jp)

Country 利回り 前日比
米10年債 1.83 0.12
日本10年債 0.987 -
英10年債 2.36 0.05
独10年債 1.74 0.07

■コモディティ価格

Commodities 引値 前日比
NY金(期近) 1639.80 -101.90
NY原油(期近) 79.85 -0.66

■本日の指標発表(FXミュージアムより)
9/26(月)
・ 07:45 NZ 8月 貿易収支
17:00 ドイツ 9月 IFO企業景況感指数
・ 17:30 英国 ブロードベント英中銀金融政策委員会(MPC)委員講演
・ 22:15 米国 ラスキン米連邦準備理事会(FRB)理事講演
・ 22:30 米国 ブラード米セントルイス連銀総裁講演
・ 22:30 ユーロ圏 ビニスマギ欧州中央銀行(ECB)理事講演
・ 23:00 米国 8月 新築住宅販売件数 年率換算件数
・ 23:00 米国 8月 新築住宅販売件数 前月比
01:00 ユーロ圏 バイトマン独連銀総裁講演
・ 04:00 米国 コチャラコタ米ミネアポリス連銀総裁講演

ピボットポイントなどは山内俊哉のココに注目!もご覧ください

2011年9月25日 (日)

9/26の週の見通し -本邦政府・日銀による介入あるか-

こんにちは。先週は3連休、3日出勤、3連休と恵まれた環境でしたが、特になにすることなく無為に過ごしてしまったようです。

■ドル/円 60分足
USDJPY ※チャートをクリックすると拡大します。

■ユーロ/ドル 60分足
EURUSD ※チャートをクリックすると拡大します。

■ユーロ/円 60分足
EURJPY ※チャートをクリックすると拡大します。

■先週の動き
先週はユーロ圏非公式財務相会合でユーロ圏の債務問題に対して有効な手段を打ち出せなかったことなどからユーロが先行、1.36ドル後半でオープンしたユーロ/ドルが1.3587ドル、105円台ミドル近辺でオープンしたユーロ/円が103.98円まで下落しました。また、20日には格付け会社S&Pがイタリアの長期債務信用格付けを1段階引き下げ「A」としたことから、ユーロの弱含みが継続しましたが、米FOMCを前にユーロの下値が1.35ドル台は堅く推移しました。FOMCでは「オペレーション・ツイスト」の実施が決定されたものの、準備預金に対する付利の利下げなどは実施されず、市場に失望が広がったことから、世界的な株価の下落の連鎖となり、22日にはユーロ/ドルが1.3387ドル、ユーロ/円が102.20円まで下落しました。しかし、G20財務相・中央銀行総裁会議では「われわれは、成長を支え、信頼に足る財政健全化計画を実施し、強固で持続可能かつ均衡ある成長を確保することにコミットしている」「必要な場合に銀行システムと金融市場の安定を保つために必要なすべての行動を採ることにコミットする」と急きょ声明を発表したほか、10月の理事会でECBが1.00%の利下げを行う可能性を示したことなどで、ユーロ/ドルは1.35ドル近辺、ユーロ/円は103.70円近辺まで戻しました。

ドル/円は本邦政府・日銀による介入警戒が強い中で、ユーロ圏の債務問題などから世界的な株価の下落が継続すると、21日には一時76.11円まで下落しましたが、日銀のレートチェックの噂から76.66円まで反発、22日には介入期待の高まりで76.97円まで上昇しました。しかし、本邦輸出企業のドル売りが77円台で暑いこともあり、22日には再び76.11円まで下落、FOMCの結果を受けて失望からのドル買いで76円台後半まで戻し、週末は本邦の中間期末を前にした本邦政府・日銀の介入警戒などから円が売られ76.85円まで戻し、76円台後半でクローズしました。

通貨でみると、円とドルが主要通貨に対して1%以上上昇しています。一方、資源国通貨や新興国通貨が大きく売られました。

■週間騰落率(JPY)
JPY ※グラフをクリックすると拡大します。 ■週間騰落率(USD)
USD ※グラフをクリックすると拡大します。

■今週の見通し
今週最大の焦点は、本邦政府・日銀による円売りの介入があるかどうかと思われます。ドル/円は史上最高値の75.95円を更新するには至っていませんが、歴史的に見ても円高水準が続いていることに加え、ユーロ/円が10年ぶりの円高水準になっていることで、9月の本邦企業の中間決算を前に円売り(ドル買い)介入に対する期待が高まっていることで、月末最終週となる26日の週はこれまで円買い(ドル売り)を控えていたこれらの企業がドル売りを行ってくる可能性があります。このため、事前に水準を引き上げておかないと円の史上最高値の75.95円を実需面から更新するのではないかとの警戒感があります。

こうした中で、実質上の月末となる28日(スポット取引は2営業日後が受け渡しとなるため、この日の取引は30日の受け渡しとなる)までに行ってくるとの見方と、この日がすぎて円高が進むようであれば、月末までに行ってくるとの見方もあります。いずれにしても今週に円売り介入がなければ10月からは円高が一段と進む可能性もあるのではないかと思います。ただ、浅川雅嗣副財務官は「円相場の適正水準についてはコメントしない」「デフレが続く限り、円に対する上昇圧力も継続する」との考えを示していて、継続的な円売り介入の可能性が低いことを示唆していると思われます。

G20財務相・中央銀行総裁会合では、「必要な場合に銀行システムと金融市場の安定を保つために必要なすべての行動を採ることにコミットする」としていますが、踏み込んだ具体的な内容は示されていず、ドイツは「欧州共同債」の発行に反対を改めて示しました。ドイツ銀行はギリシャ国債のヘアカット率(債務元本の削減)が25%以上に達する可能性を指摘しており、ギリシャにエクスポージャーを抱える金融機関に対する懸念が継続することが予想されます。また、ギリシャでは政府が新たに決定した緊縮財政政策に対する不満が高まっており、10月5日と19日に大規模なストを計画しており、ギリシャの政情不安も懸念要因となります。一方、安住財務相は「次回G20財務相・中央銀行総裁会合が行われる10月中旬までにギリシャ問題に一定の進展がみられないと世界経済の失速感は免れない」と発言しています。このため、ECBによる政策金利の引き下げも含めて10月初旬から中旬にかけてが一つの山場になると思われ、対応が市場の不信を招くと資源国通貨や新興国通貨などが下落、ドル買いと円買いが継続することになり、クロス円の下落幅が大きくなると思います。

この他ではシカゴ・マーカンタイル取引所(CME)が金の証拠金を21.4%、銀の証拠金を15.6%、同の証拠金を17.6%引き上げ、26日から適応するとしています。このため、これらの商品はポジションの調整が進むことも考えられ、これが株価の下落、ドルの上昇につながる可能性も否定できません。経済指標では26日の独IFO景気動向指数、27日米CB消費者信頼感指数、28日米耐久財受注、29日米4-6月期GDP確定値、30日独小売売上高が注目され、これらが悪化し、株価が下落するとクロス円の下落につながりそうです。

■今週の予想レンジ

Ccy Low(下)   High(上)
ドル/円 75.00 78.50
ユーロ/ドル 1.3300 1.3660
ユーロ/円 102.20 107.60
ポンド/円 116.00 120.60
豪ドル/円 73.50 76.50
NZドル/円 58.80 64.70
南アランド/円 9.00 9.70

■日、週、月、年騰落データ Rate ※表をクリックすると拡大します。

■注目イベント
9/26(月)
・ 07:45 NZ 8月 貿易収支
17:00 ドイツ 9月 IFO企業景況感指数
・ 23:00 米国 8月 新築住宅販売件数 年率換算件数
・ 23:00 米国 8月 新築住宅販売件数 前月比
9/27(火)
・ 08:50 日本 8月 企業向けサービス価格指数 前年同月比
・ 15:00 ドイツ 10月 GFK消費者信頼感調査
・ 17:00 ユーロ圏 8月 マネーサプライM3 前年同月比
・ 22:00 米国 7月 ケース・シラー米住宅価格指数
・ 22:00 米国 7月 ケース・シラー米住宅価格指数 前年同月比
・ 23:00 米国 9月 消費者信頼感指数(コンファレンス・ボード)
・ 23:00 米国 9月 リッチモンド連銀製造業指数
9/28(水)
・ 15:00 ドイツ 8月 輸入物価指数 前月比
・ 15:00 ドイツ 8月 輸入物価指数 前年同月比
・ 未定 ドイツ 9月 消費者物価指数(CPI、速報値) 前月比
・ 20:00 米国 MBA住宅ローン申請指数 前週比
21:30 米国 8月 耐久財受注 前月比
・ 21:30 米国 8月 耐久財受注・輸送用機器除く 前月比
9/29(木)
・ 08:50 日本 8月 小売業販売額 前年同月比
・ 08:50 日本 8月 大型小売店(既存店)販売額 前年同月比
・ 15:00 南ア 8月 マネーサプライM3 前年同月比
16:55 ドイツ 9月 失業者数 前月比
16:55 ドイツ 9月 失業率
・ 17:30 英国 8月 消費者信用残高
・ 18:00 ユーロ圏 9月 消費者信頼感(確定値)
・ 18:30 南ア 8月 卸売物価指数(PPI) 前月比
・ 18:30 南ア 8月 卸売物価指数(PPI) 前年同月比
・ 21:30 カナダ 8月 鉱工業製品価格 前月比
・ 21:30 カナダ 8月 原料価格指数 前月比
・ 21:30 米国 前週分 新規失業保険申請件数
・ 21:30 米国 4-6月期 四半期実質国内総生産(GDP、確定値) 前期比年率
・ 23:00 米国 8月 住宅販売保留指数 前月比
9/30(金)
・ 06:45 NZ 8月 住宅建設許可件数 前月比
・ 08:01 英国 9月 GFK消費者信頼感調査
・ 08:30 日本 8月 有効求人倍率
・ 08:30 日本 8月 失業率
・ 08:30 日本 8月 全世帯家計調査・消費支出 前年同月比
・ 08:30 日本 9月 東京都区部消費者物価指数(CPI、生鮮食料品除く) 前年同月比
08:30 日本 8月 全国消費者物価指数(CPI) 前年同月比
・ 08:30 日本 8月 全国消費者物価指数(CPI、生鮮食料品除く) 前年同月比
・ 08:50 日本 8月 鉱工業生産・速報値 前月比
・ 10:00 NZ 9月 NBNZ企業信頼感
・ 14:00 日本 8月 新設住宅着工戸数 前年同月比
・ 15:00 ドイツ 8月 小売売上高指数 前月比
・ 15:00 ドイツ 8月 小売売上高指数 前年同月比
・ 17:30 英国 4-6月期 四半期国内総生産(GDP、確定値) 前期比
・ 17:30 英国 4-6月期 四半期国内総生産(GDP、確定値) 前年同期比
・ 17:30 英国 4-6月期 四半期経常収支
・ 18:00 ユーロ圏 9月 消費者物価指数(HICP、速報値) 前年同月比
・ 18:00 ユーロ圏 8月 失業率
・ 18:30 スイス 9月 KOF景気先行指数
・ 19:00 日本 外国為替平衡操作の実施状況(介入実績)
・ 21:00 南ア 8月 貿易収支
・ 21:30 カナダ 7月 月次国内総生産(GDP) 前月比
・ 21:30 米国 8月 個人所得 前月比
・ 21:30 米国 8月 個人消費支出(PCE) 前月比
・ 21:30 米国 8月 個人消費支出(PCEコア・デフレーター、食品・エネルギー除く) 前月比
・ 22:45 米国 9月 シカゴ購買部協会景気指数
・ 22:55 米国 9月 ミシガン大学消費者態度指数・確報値
経済指標の詳細はFXmuseumのFXカレンダーを参照してください。

2011年9月24日 (土)

シカゴ通貨先物非商業ポジション(9/20現在)

こんにちは。防災グッズではないのですがソーラー発電+蓄電+ラジオを探していたところ、USBでも充電できるという優れモノがありました。

23日に発表された20日現在のシカゴIMMの非商業(投機)ポジションでは、ドルのネットポジションがはロングに転換、円のネットポジションでのロングが増加、ユーロのネットポジションはショートが更に大幅増加しました。カナダドルはショートが小幅減少、豪ドルとNZドルはロングが大幅減少となりました。

欧州周辺国の債務危機から欧州の金融機関へ懸念が出たことで、リスク回避からのドル買いとなっています。ポジションからはドルが2010年7月6日以来のロングとなり、ユーロが2010年6月29日以来の7万コントラクト(1コントラクト=125,000ユーロ)を超えるネットのショートポジションとなっています。ユーロは2010年5月11日に113,890コントラクトのショートまで増加しています。円については2週連続でロングが増加したものの、本邦政府・日銀の介入の前の水準である58,833コントラクト(1コントラクト=12,500,000円)まではまだ開きがあります。このため、リスク回避の傾向が続くのであれば、ポジション的にも円のロング、ユーロのショートともに過去の水準からみて増加余地があるため、円とドル以外の通貨ではその通貨安が続く可能性が高そうです。

■シカゴIMM非商業ポジション

項目 Net(ネット) Dif(増減) Long(買) Short(売) All(総取組)
JPY 45,617 10,662 63,888 18,271 82,159
EUR -79,460 -25,001 19,920 99,380 119,300
GBP -59,755 -33,562 14,106 73,861 87,967
CHF 4,221 -1,272 7,258 3,037 10,295
CAD -5,458 845 20,422 25,880 46,302
AUD 23,095 -13,839 39,049 15,954 55,003
NZD 13,565 -4,099 16,511 2,946 19,457
MXN 45,617 10,662 63,888 18,271 82,159
source:CFTC

【USD】 USD source:CFTC

ドルは64,829コントラクトのロング増加の75,065コントラクトのロングとなりました。
※ドルのポジションは円、ユーロをはじめ、メキシコペソまでを合計して算出しています。レートはFRBのメジャーカレンシーインデックスを使用しています。

【JPY】 JPY source:CFTC

円は10,662コントラクトのロング増加の45,617コントラクトのロングとなりました。

【EUR】 EUR source:CFTC

ユーロは25,001コントラクトのショート増加の79,460コントラクトのショートとなりました。

【CAD】 CAD source:CFTC

カナダドルは845コントラクトのショート減少の5,458コントラクトのショートとなりました。

【NZD】 NZD source:CFTC

NZドルは4,099コントラクトのロング減少の13,565コントラクトのロングとなりました。

他のIMM通貨先物のポジション動向は上田ハーローレポートのシカゴIMM非商業ポジションを参照してください。(26日更新)

2011年9月23日 (金)

9/23 本日の戦略-G20への期待が下支えとなるか-

おはようございます。本日は秋分の日で昼と夜の長さがほぼ同じになる日ですね。季節を先取りしたようで10月下旬の気温のようですので肌寒さを感じます。

■変化率から見た前日の通貨の強弱
円>ドル>ユーロ>ポンド>NZドル>豪ドル
※ ">" の左側の通貨が右側の通貨より強いことを示しています。

■本日の見通し
昨日は期待されていた米FOMCに対する失望から、アジアの株価が下落したことに加え、欧州の金融機関などへの不安が広がったことで、リスク回避の動きが加速したようです。原油価格なども大幅な下落や中国の成長に対する懸念も出て、豪ドル、NZドルなどが主要通貨に対して大きく売られました。ユーロもECBによるスペイン、イタリア国債の購入などによりかろうじて大幅な下落は避けられていますが、ギリシャのデフォルト懸念がくすぶり続ける中で、エクスポージャーを抱える欧州(とくにフランス)の金融機関に対する不安が継続しています。こうした中で本日から、20カ国・地域(G20)財務相・中央銀行総裁会議がワシントンで開催されます。市場はG20で何らかの合意がみられるのではないかとの期待が持たれています。何らかの合意がないようであれば、株価ガの下落が継続することとなり、リスク回避からの「ドル買い」と「円買い」の流れが継続することになりそうです。

昨日、21日移動平均線からの乖離率から見ると「売られすぎの状態となっている通貨ペアが多数」と書きましたが、更に21日移動平均線から乖離しています。本年7-8月の高値の昨日の安値、昨日の21日移動平均線からの乖離率を表にしてみました。 Ratio 2007年のBNPパリバ傘下のファンドが凍結されたときや2008年のリーマンショックに比べると、まだ下落余地があるように見えますが、そこまで行くのかはG20での協調行動がとれるかどうかにかかってきます。

先進国と新興国経済は景気悪化時にはデカップリングではなく、新興国の経済も先進国の減速による影響を受けることが確実で(2008年のリーマンショック時も同じ)、今回もその懸念が高まっています。このため、G20でこの認識が共有でき、ブラジルからの支援提案などの協調行動が見られることを市場は期待していると思います。ただ、市場は疑心暗鬼になっているため、手元資金を確保する方向に歯しやすいのではないでしょうか。

また、本邦政府・日銀による介入に対する期待ですが、ドル/円は歴史的な円高水準にあるのに加え、クロス円でも円高が進んでいて、ユーロ/円でも10年ぶりの高値水準との報道がよくなされています。本邦9月の中間期末に向け本邦輸出企業の円転(円買い)需要が多いとの噂もあり、本日は休日のため、週明け26日からスポットの月末となる28日(資金の受け渡しが30日)の間に実施するのではないかとの見方が市場では多くなっているため、本日は円の高値(ドルの安値)は限定的となると思われます。

■AUDJPY 日足(一目均衡表、ボリンジャーバンド、MACD) 豪ドル/円は8/9につけた安値の76.58円を下抜け下げが加速し73.87円まで下落しました。ボリンジャーバンドの-2σ(標準偏差2倍)も大きく下抜けています。バンド幅が拡大していることから、まだ下落余地があると思われ、チャートからは-2σの中に戻った時がエントリーポイントと見られます。ただ、前出安値の76.58円が戻りの目処と見られます。 AUDJPY source: uedaharlowfx

■本日のテクニカルでの注目点(矢印はトレンドの方向を予想しています)
ポンド/ドル 年初来安値更新
ユーロ/円 年初来安値更新
豪ドル/円 年初来安値更新
ポンド/円 年初来安値更新
南アランド/円 年初来安値更新
カナダドル/円 年初来安値更新

■変動率からの予想レンジ 07:22→NYクローズ

Ccy 予想レンジ
USDJPY 75.92 ~ 76.51
EURJPY 101.73 ~ 103.04
GBPJPY 116.13 ~ 117.39
AUDJPY 73.48 ~ 74.64
NZDJPY 58.87 ~ 59.85
CADJPY 73.46 ~ 74.43
ZARJPY 8.85 ~ 9.04
NOKJPY 12.85 ~ 13.09
MXNJPY 5.31 ~ 5.41
HKDJPY 9.70 ~ 9.79
SGDJPY 57.87 ~ 58.58
EURUSD 1.3340 ~ 1.3526

■前日のサマリー
昨日の東京時間は本邦政府・日銀への介入期待などで10時過ぎにドル/円が76.97円、ユーロ/円は104.36円まで上昇しましたが、アジアの株価が下落したことでリスク回避の動きとなり、ドル/円は76.20円、ユーロ/円は103.14円まで下落、ユーロ/ドルも1.3600ドルから1.3520ドルまで下落しました。ロンドン時間帯では、欧州の株価が大幅に下落(4%以上)したため、リスク回避が継続し、ドル/円は76.53円から76.15円、ユーロ/円は103.20円近辺から102.22円、ユーロ/ドルが1.3520ドル近辺から1.3420ドル近辺まで下落しました。NY時間帯は発表された米新規失業保険申請件数が市場予想より良かったものの、ガイトナー米財務長官が「広範な金融支援なしには、ユーロ圏のフレームワークは失敗する」などと発言したことから、ユーロ/ドルが1.3387ドル、ユーロ/円が102.20円まで下落しました。米株式市場がオープンし、NYダウが大幅下落となるとドル/円も76.11円まで下落、ECBによる政策金利の引き下げの噂やFRBがドルの借入金金利を1%引き下げるとの噂、安住財務相が「日本はギリシャ救済のためにEFSF債の購入が可能」などと発言したことなどから、ドル/円が76.57円、ユーロ/円は103.29円、ユーロ/ドルは1.3528ドルまで上昇しましたが、クローズにかけては、ドル/円は76.20円近辺、ユーロ/円は102.60円近辺、ユーロ/ドルは1.3450ドル近辺まで下落しました。
クローズはドル/円が76.21円、ユーロ/ドルが1.3459ドル、ユーロ/円は102.58円。

■株価(bloomberg.co.jp)

Index 引値 前日比
日経225 8560.26 -180.90
FTSE100(英) 5041.61 -246.80
DAX(独) 5164.21 -269.59
NYダウ(米) 10733.83 -391.01
S&P500(米) 1129.56 -37.20
NASDAQ(米) 2455.67 -82.52

■金利(bloomberg.co.jp)

Country 利回り 前日比
米10年債 1.72 -0.14
日本10年債 0.987 -0.005
英10年債 2.31 -0.10
独10年債 1.67 -0.10

■コモディティ価格

Commodities 引値 前日比
NY金(期近) 1741.70 -66.40
NY原油(期近) 80.51 -5.41

■本日の指標発表(FXミュージアムより)
9/23(金)
・ 21:00 ユーロ圏 バイトマン独連銀総裁講演
・ 03:00 米国 ダドリー米ニューヨーク連銀総裁講演
・ 03:00 米国 ウィリアムズ米サンフランシスコ連銀総裁講演
・ 05:30 ユーロ圏 トリシェ欧州中央銀行(ECB)総裁講演
・ 未定 その他20カ国・地域(G20)財務相・中央銀行総裁会議

ピボットポイントなどは山内俊哉のココに注目!もご覧ください

2011年9月22日 (木)

9/22 本日の戦略-市場の注目は再び欧州に戻るとみられる-

おはようございます。昨日は台風15号の影響で帰宅に通常より多くの時間を費やしてしまいましたが、交通機関が完全に止まったところに比べれば「まし」な方でした。皆様はこの台風大丈夫だったでしょうか。

■変化率から見た前日の通貨の強弱
ドル>円>ユーロ>ポンド>豪ドル>NZドル
※ ">" の左側の通貨が右側の通貨より強いことを示しています。

■本日の見通し
昨日の米FOMCでは、大方の市場の予想通り「オペレーション・ツイスト」が決定されました。内容は2012年6月までに4000億ドルの期間3年以内の国債を売却し、残存期間6~30年の国債を購入するというものです。これはより長い金利を押し下げるという効果がありますが、足許では短期金利が上昇しています。為替への影響としては、足許では短期金利差の拡大からのドル買いとなりますが、この金利差によるドル買いの効果は限定的と思われます。

さて、昨日は米FOMCの結果に失望したためか、NYダウが大幅な下落となり、リスク回避の典型的なパターンである「ドル買い」と「円買い」につながりました。このため、クロス円が大きく下落、また、資源国通貨も大幅な下落となりました。これらは、欧州の債務危機問題からの一連の下落により、チャート上の21日移動平均線乖離率から見ると、売られ過ぎの状態となっている通貨ペアが数多くあります。21日移動平均線からの乖離率は山内俊哉のココに注目!を参照してください。特に南アランド/円は-12%強とかなり行き過ぎた状態のように思いますので戻りが期待されます。本日、南ア準備銀行(中銀)による金融政策の発表が予定されていて、政策金利は据え置きが予想されています。

また、本日はユーロ圏でPMIの速報値、米では新規失業申請件数やガイトナー米財務長官の講演が予定されていることから、株価の上昇につながる内容となった場合にはクロス円の上昇につながると思います。一方、ドル/円につては9月期末前での介入期待が根強くあることから、いつ介入をしてもおかしくないとは思いますが、現在のレベルで留まっている打と、なかなか介入に踏み切る決断にはいかないのではないでしょうか。週末のG20後のドル/円のレベルによっては介入が実施される可能性もありと思います。

■EURJPY 日足(一目均衡表、ストキャスティックス、トレンドチャネル)EURUSD source:uedaharlowfx
ユーロ/円は7/4の高値の117.73円と8/4の高値の114.14円を結んだトレンドチャネルの中で(ダウントレンド)動いているようです。9/12につけた年初来安値も下に抜けたことから、下落が継続しているとみられ、トレンドチャネルの下限の102円近辺まで下落する可能性が高いとみられます。ただ、21日移動平均線からの乖離が-3.8%に達していることやストキャスティックス(スロー)でもゴールデンクロスしていないものの、%Kスロー、%Dスローがともに20以下で推移していることから、ゴールデンクロスをすると反転上昇につながるものと思います。

■本日のテクニカルでの注目点(矢印はトレンドの方向を予想しています)
ユーロ/円 年初来安値更新
ポンド/円 年初来安値更新
NZドル/円 年初来安値更新
南アランド/円 年初来安値更新

■変動率からの予想レンジ 08:15→NYクローズ

Ccy 予想レンジ
USDJPY 76.14 ~ 76.72
EURJPY 102.95 ~ 104.22
GBPJPY 117.74 ~ 118.94
AUDJPY 76.07 ~ 77.15
NZDJPY 60.71 ~ 61.64
CADJPY 75.27 ~ 76.16
ZARJPY 9.13 ~ 9.32
NOKJPY 13.16 ~ 13.39
MXNJPY 5.49 ~ 5.59
HKDJPY 9.74 ~ 9.82
SGDJPY 58.60 ~ 59.25
EURUSD 1.3476 ~ 1.3642

■前日のサマリー
昨日の東京時間帯は、小動きの中、ドル/円が一時76.12円まで下落、日銀によるレートチェックとの噂に76.86円まで上昇しましたが続かず、76円台前半でのもみ合いとなりました。ユーロ/円もレートチェックの噂に一時105.21円まで上昇したものの、104円台後半での動きとなりました。ユーロ/ドルは1.37ドルを挟んでの高時となりました。ロンドン時間は手掛かりに乏しく方向感がない中で各通貨とも小動きとなりましたが、ユーロ/ドルが1.3637ドル、ユーロ/円が104.10円近辺まで下落する場面が見られました。NY時間では発表された米中古住宅販売が市場予想を上回ったことからドル/円が76.48円まで上昇したものの、ギリシャ政府報道官が「ギリシャはユーロ圏に留まる」「今回の措置、2014年までのEU・IMF支援計画の条件順守可能」と発言したことから、ドル/円は76.28円へ下落、ユーロ/ドルは1.3799ドル、ユーロ/円は105.40円まで上昇しました。注目されていた米FOMCでは、「長期国債を4000億ドル購入、短期国債を4000億ドル売却」「保有国債の平均償還期間を長期化へ」予想通りだったため市場に失望が出て、更に景気見通しで「著しい下向きリスク」との声明などがリスク回避の動きにつながり、ユーロ/ドルが1.3564ドル、ユーロ/円が103.70円まで下落、ドル/円は76.74円まで上昇しました。
クローズはドル/円が76.43円、ユーロ/ドルが1.3569ドル、ユーロ/円は103.75円。

■株価(bloomberg.co.jp)

Index 引値 前日比
日経225 8741.16 19.92
FTSE100(英) 5288.41 -75.30
DAX(独) 5433.80 -137.88
NYダウ(米) 11124.84 -283.82
S&P500(米) 1166.76 -35.33
NASDAQ(米) 2538.19 -52.05

■金利(bloomberg.co.jp)

Country 利回り 前日比
米10年債 1.86 -0.08
日本10年債 0.992 -0.004
英10年債 2.41 0.03
独10年債 1.77 -0.03

■コモディティ価格

Commodities 引値 前日比
NY金(期近) 1808.10 -1.00
NY原油(期近) 85.92 -1.00

■本日の指標発表(FXミュージアムより)
9/22(木)
・ 07:45 NZ 4-6月期 四半期国内総生産(GDP) 前期比
・ 17:00 ユーロ圏 9月 製造業購買担当者景気指数(PMI、速報値)
・ 17:00 ユーロ圏 9月 サービス部門購買担当者景気指数(PMI、速報値)
・ 18:00 ユーロ圏 7月 製造業新規受注 前月比
・ 18:00 ユーロ圏 7月 製造業新規受注 前年同月比
・ 21:30 カナダ 7月 小売売上高 前月比
・ 21:30 カナダ 7月 小売売上高(除自動車) 前月比
21:30 米国 前週分 新規失業保険申請件数
21:30 米国 ガイトナー米財務長官講演
・ 未定 南ア 9月 南アフリカ準備銀行(中央銀行)政策金利
・ 23:00 ユーロ圏 9月 消費者信頼感(速報値)
・ 23:00 米国 7月 住宅価格指数 前月比
・ 23:00 米国 8月 景気先行指標総合指数 前月比

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2011年9月21日 (水)

9/21 本日の戦略-FOMCの内容に注目-

おはようございます。いよいよ大型台風15号が関東地方に接近してくるようです。気をつけましょう。

■変化率から見た前日の通貨の強弱
豪ドル>ポンド>円>ユーロ>ドル>NZドル
※ ">" の左側の通貨が右側の通貨より強いことを示しています。

■本日の見通し
昨日は格付け会社フィッチがドイツの格付けの「AAA」を確認、見通しも「安定的」としました。また、ギリシャ財務省はトロイカ(EU・IMF・ECB)との電話会合について「談話協議、満足のいく進展あった」「EU、ECB、IMFの3機関との間で支援継続について合意が近い」との発表にユーロが買い戻された形となりました。ただ、合意に至ったわけではなく、週末のワシントンでのIMF会合時に合同調査団と引き続き協議すると述べいていることから、まだ予断は許せない状況と思います。こうした中で、IMFはソブリン債務危機がユーロ圏成長の重しとなり続けるならば、ECBは政策金利を引き下げるべきだとの見解を示しました。ギリシャ債務問題への懸念とECBの利下げ観測から、ユーロの戻りは鈍いと思われますが、本日2日目を迎える米FOMCでの金融緩和の政策次第によってはドル安になる可能性があるため、ユーロが底堅く推移するのではないかと思います。

本日は米FOMC以外での重要な経済指標の発表は予定されていません。FOMCでは何度か書いています通り、ツイストオペレーション(期間の短い債券から長い債券への乗り換え)が実施されるとみられています。また、準備預金の利率引き下げの可能性もあり、これらで資金の供給を増やす(前者の政策はあまり量的緩和には寄与しないと思いますが)とみられます。市場へのインパクトとしては、予想されていた通りのないようであれば、中長期的なドル安要因とはなると思いますが、短期的には動きづらいと思います。

一方、引き続き心配なのは、ユーロ/円、豪ドル/円などのクロス円になります。リスク回避が続けば「ドル」と「円」が強含みとなる可能性が高く、クロス円には下落圧力が継続することになりそうです。

■EURUSD 日足(一目均衡表、ストキャスティックス、フィボナッチ) EURUSD source:uedaharlowfx
ユーロ/ドルは9/12の安値の1.3500ドルと9/19の安値の1.3587ドルでダブル(W)底を形成する可能性があります。一目均衡表(日足)の転換線がレジスタンスとなって下落していることから、転換線を上に抜けることができれば、8/29日の高値の1.4548ドルと前出安値の1.3500ドルを100%としたフィボナッチの38.2%の1.3900ドル近辺までは戻る可能性がありそうです。

■本日のテクニカルでの注目点(矢印はトレンドの方向を予想しています)
特にありません

■変動率からの予想レンジ 08:01→NYクローズ

Ccy 予想レンジ
USDJPY 76.15 ~ 76.72
EURJPY 103.94 ~ 105.20
GBPJPY 119.58 ~ 120.75
AUDJPY 77.91 ~ 78.98
NZDJPY 62.46 ~ 63.39
CADJPY 76.46 ~ 77.34
ZARJPY 9.76 ~ 9.94
NOKJPY 13.42 ~ 13.66
MXNJPY 5.69 ~ 5.79
HKDJPY 9.74 ~ 9.82
SGDJPY 60.25 ~ 60.87
EURUSD 1.3617 ~ 1.3772

■前日のサマリー
昨日の東京時間帯は、朝方に格付け会社S&Pがイタリアの格付けを「A」に引き下げたことからユーロが売られ、ユーロ/ドルは1.3680ドル近辺から1.36ドル台前半、ユーロ/円は104.80円近辺から104円台前半へと下落、リスク回避の動きからドル/円は76.76円まで上昇しました。その後は、アジアの株価の軟調推移からドル/円は76.46円まで下落しました。ユーロ/ドルは1.3648ドル、ユーロ/円は104.59円まで戻していましたが、株価の下落を受けそれぞれ1.3593ドル、104.00円まで下落しました。ロンドン時間に入ると発表された独ZEW景況感調査が市場予想よりは悪くなかったことや、ギリシャがユーロ離脱の国民投票を行うとの報道が否定されたこと等を背景にユーロが買われ、ユーロ/ドルは1.3719ドル、ユーロ/円は104.90円まで上昇、ドル/円は一時76.41円まで下落しました。NY時間帯には発表された米住宅着工件数が市場予想を下回ったものの、許可件数が予想を上回り、影響は限定的となりました。その後、スイス国立銀行(SNB)がスイスフランの上限を引き下げるとの思惑からユーロ/ドルが1.3745ドル、ユーロ/円は105.18円まで上昇、ドル/円も76.71円まで連れ高となりました。しかし、IMFが世界経済見通しを下方修正したことなどでユーロ/ドルが1.3644ドル、ユーロ/円が104.53円、ドル/円が76.44円まで下落しました。クローズにかけてはスペインの上院がEFSF拡充に対して承認したことからドルが売られ、ドル/円は76.36円、ユーロ/円が104.35円まで一時下落しましたが、やや戻してクローズしています。
クローズはドル/円が76.56円、ユーロ/ドルが1.3683ドル、ユーロ/円は104.78円。

■株価(bloomberg.co.jp)

Index 引値 前日比
日経225 8721.24 -142.92
FTSE100(英) 5363.71 104.15
DAX(独) 5571.68 155.77
NYダウ(米) 11408.66 7.65
S&P500(米) 1202.09 -2.00
NASDAQ(米) 2590.24 -22.59

■金利(bloomberg.co.jp)

Country 利回り 前日比
米10年債 1.94 -0.01
日本10年債 0.996 -0.017
英10年債 2.39 -0.01
独10年債 1.79 -0.01

■コモディティ価格

Commodities 引値 前日比
NY金(期近) 1809.10 30.20
NY原油(期近) 86.89 1.19

■本日の指標発表(FXミュージアムより)
9/21(水)
・ 13:30 日本 7月 全産業活動指数 前月比
・ 17:00 南ア 8月 消費者物価指数(CPI) 前月比
・ 17:00 南ア 8月 消費者物価指数(CPI) 前年同月比
・ 17:30 英国 英中銀金融政策委員会(MPC)議事要旨
・ 20:00 カナダ 8月 消費者物価指数(CPI) 前月比
・ 20:00 カナダ 8月 消費者物価指数(CPI) 前年同月比
・ 20:00 カナダ 8月 消費者物価指数(CPIコア) 前月比
・ 20:00 カナダ 8月 消費者物価指数(CPIコア) 前年同月比
・ 20:00 米国 MBA住宅ローン申請指数 前週比
・ 20:00 南ア 8月 小売売上高 前年同月比
・ 20:35 英国 デール英中銀金融政策委員会(MPC)委員講演
23:00 米国 8月 中古住宅販売件数 年率換算件数
・ 23:00 米国 8月 中古住宅販売件数 前月比
03:15 米国 米連邦公開市場委員会(FOMC)、終了後政策金利発表

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2011年9月20日 (火)

9/20 本日の戦略-ユーロ反転の兆しは見えず-

おはようございます。台風15号が接近してきていて、進路予想を見ますと、和歌山に上陸する可能性が出ています。新たな被害が出ずに通過してくれることを祈るのみです。

■変化率から見た前日の通貨の強弱
円>ドル>NZドル>ポンド>ユーロ>豪ドル
※ ">" の左側の通貨が右側の通貨より強いことを示しています。

■本日の見通し
昨日は先週末のEU財務相非公式会合でギリシャやユーロ周辺国の債務問題で進展が見られなかったことに失望して、アジアの株価が下落、ユーロが主要な通貨に対して売られました。その中で、ドル/円は本邦政府・日銀による介入への警戒や本日(20日)に発表されるとみられる円高対策などもあり底堅く推移したことで、クロス円が大きく下落しました。特に世界的に景気の先行きが不透明となっていることから、資源国通貨などが売られ、豪ドルやNZドル、カナダドルなどが大きく下落、南アランドも10円を割り込む水準まで下落しています。本日も朝方に格付け機関S&Pがイタリアの長期債務信用格付けを「A」に引き下げ、見通しを「ネガティブ」としたことから、ユーロとクロス円が下落しました。

ユーロ圏の周辺国債務問題が欧州の金融機関の信用問題に飛び火しており、ユーロ圏が有効な手段を打ち出せていないことから、市場が疑心暗鬼となっていて、リスク回避の動きが出やすくなっています。こうした中で、ブラジルが22日のBRICs諸国に対して、「ユーロを救済するための手段としてさらなる資金を拠出することを提案する」と当局筋との話として伝わってきています。いまのところ、これに賛同を表明しているBRICsの国はありませんが、最大で100億ドルの資金を準備することができるとしていることから、これにより、市場の不安が少しでも和らぐようであれば、ユーロなどの反発の可能性も出てきます。ただ、引き続き欧州の要人の発言次第では、ユーロが一段安になる可能性がありますので、注意が必要です。

一方、米国では、本日・明日と米国のFOMCが開催されることから、市場はツイストオペレーション(期間の短い債券から期間の長い債券への乗り換え)を織り込んでいるものの、これ待ちとなるとみられますが、前回のFOMCで反対票を投じた3人のメンバーが今回も反対を表明する可能性があり、市場の期待を裏切る可能性があります。この場合は、株価の下落からのドル高となるとみられます。

豪ドルは本日10時30分に9月6日に行われた金融政策の議事録が発表されます。議事録は声明の「現在の金融政策を維持することが賢明」「豪ドルレートは高い」「成長とインフレ見通しを評価していく」「世界経済の見通しは以前に比べ不透明になっている」と同じ内容となると思われ、豪ドルのレート影響を与える可能性は低いと思われます。豪ドルなどクロス円は引き続き下落圧力がかかっています。

■ZARJPY 日足(一目均衡表、ストキャスティックス) ZARJPY source:uedaharlowfx
南アランド/円は2009年3月以来の10円割れとなりました。日足でみると、一目均衡表の基準線が抵抗として機能しており、転換線が基準線の下、ロウソク足が雲の下、遅行線がロウソク足の下という「三役逆転」の状態となっていて、下落トレンドが継続しています。節目としての10円を割り込んだものの、テクニカル分析からは反転の兆しとして見えるものがないことから、2009年2月の安値の8.61円近辺を試す可能性があります。

■本日のテクニカルでの注目点(矢印はトレンドの方向を予想しています)
ポンド/円 年初来安値更新
カナダドル/円 21日移動平均線、一目均衡表(日足)の基準線を下抜け

■変動率からの予想レンジ 08:24→NYクローズ

Ccy 予想レンジ
USDJPY 76.26 ~ 76.86
EURJPY 104.01 ~ 105.26
GBPJPY 119.56 ~ 120.74
AUDJPY 77.64 ~ 78.70
NZDJPY 62.68 ~ 63.61
CADJPY 76.79 ~ 77.68
ZARJPY 9.91 ~ 10.09
NOKJPY 13.33 ~ 13.56
MXNJPY 5.77 ~ 5.86
HKDJPY 9.75 ~ 9.85
SGDJPY 60.34 ~ 60.95
EURUSD 1.3593 ~ 1.3757

■前日のサマリー
昨日は先週末に行われたEU財務相会合で新しい内容が見られなかったことから、ユーロに対する失望などから、ドル/円が76.98円まで上昇しましたが、77円台には本邦輸出などのドル売りのオーダーがあるとの観測やアジアの株価が下落したことなどを背景に円も強含み、76円台後半での推移となりました。ユーロ/ドルは1.37ドル近辺から1.3645ドル、ユーロ/円は105.39円から104.97円まで下落しました。ロンドン時間に入ると、リイカネン・フィンランド中銀総裁が「ユーロ圏の計座成長に対するリスクが『著しく下向き』と発言」、バイトマン独連銀総裁はECBによる国債購入に対して批判的な見方を示したことなどから、1.37ドル近辺まで戻していたユーロ/ドルが1.3634ドルまで下落、ユーロ/円も105.27円から104.72円まで下落しました。ドル/円は76.66円まで下落。NY時間に入ると、発表された米9月のNAHB住宅市場指数は市場予想を下回ったことやNYダウが一時200ドル超下落したことで、ドル/円は76.33円、ユーロ/円は103.97円、ユーロ/ドルは1.3586ドルまで下落しました。クローズにかけてはギリシャ財務省筋が「ギリシャ、EU・IMF・ECBの3機関の間で支援継続についての合意が近い」と発言したことから、やや悲観的な見方が後退して、ユーロ/ドルは1.3721ドル、ユーロ/円は104.93円、ドル/円は76.62円まで上昇しました。
クローズはドル/円が76.56円、ユーロ/ドルが1.3683ドル、ユーロ/円は104.78円。

■株価(bloomberg.co.jp)

Index 引値 前日比
日経225 8864.16 -
FTSE100(英) 5259.56 -108.85
DAX(独) 5415.91 -157.60
NYダウ(米) 11401.01 -108.08
S&P500(米) 1204.09 -11.92
NASDAQ(米) 2612.83 -9.48

■金利(bloomberg.co.jp)

Country 利回り 前日比
米10年債 1.95 -0.10
日本10年債 1.013 -
英10年債 2.39 -0.09
独10年債 1.80 -0.06

■コモディティ価格

Commodities 引値 前日比
NY金(期近) 1778.90 -35.80
NY原油(期近) 85.70 -2.26

■本日の指標発表(FXミュージアムより)
9/20(火)
・ 10:30 豪ドル 豪準備銀行(中央銀行)、金融政策会合議事要旨公表
・ 14:00 日本 7月 景気一致指数(CI)・改定値
・ 14:00 日本 7月 景気先行指数(CI)・改定値
・ 15:00 ドイツ 8月 生産者物価指数(PPI) 前月比
・ 15:00 スイス 8月 貿易収支
・ 18:00 ユーロ圏 9月 ZEW景況感調査
18:00 ドイツ 9月 ZEW景況感調査(期待指数)
・ 21:30 カナダ 8月 景気先行指数 前月比
・ 21:30 カナダ 7月 卸売売上高 前月比
21:30 米国 8月 住宅着工件数 年率換算件数
・ 21:30 米国 8月 住宅着工件数 前月比
21:30 米国 8月 建設許可件数 年率換算件数
・ 21:30 米国 8月 建設許可件数 前月比
・ 00:30 カナダ カーニー・カナダ中銀総裁講演

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2011年9月19日 (月)

9/19 本日の戦略-朝の動きからは欧州へのリスク継続の模様-

おはようございます。本日も関東地方は暑くなりそうですね。

■変化率から見た前日の通貨の強弱
NZドル>豪ドル>ドル>ポンド>円>ユーロ
※ ">" の左側の通貨が右側の通貨より強いことを示しています。

■本日の見通し
本日は本邦が敬老の日で祝日となっていることから、オーダー以外での本邦輸出企業のドル売り圧力は低下していると思われます。また、朝方、古川元久国家戦略・経済財政担当相が「(円高対策について)明日20日にも発表する」としていることで、警戒感(期待感)からドルが底堅く推移しています。週末に行われたEU財務相会合で、目新しいことが示されなかったことから、豪・NZの株価が下落していることを考えると、欧州の株価が下落する可能性が高そうであり、リスク回避からユーロや豪ドルなどクロス円が下落することが予想されます。こうした中で、リーカネン・フィンランド中銀総裁講演やバイトマン独連銀総裁講演が予定されていることから、ギリシャ支援に対するネガティブな見方が示されると、ユーロが主要通貨に対して下落する可能性があります。

この他には、注目の経済指標がありませんが、今週は米国の住宅関連の経済指標が多く発表されることで、本日のNAHBの住宅市場指数(建設業への景況感調査)が注目されれると思います。これが下振れするようであれば、今後発表される住宅関連指標の低迷が連想され、米株価の下落につながる可能性があります。また、ウォール・ストリート・ジャーナルによると、オバマ米大統領は10年間で3兆ドルの債務削減計画を発表するとみられていますが、市場への影響は限定的となると思います。

■NZDJPY 日足(一目均衡表、ボリンジャーバンド、トレンドライン、ストキャスティックス) NZDJPY source:uedaharlowfx
NZドル/円は8/1の高値の68.86円、9/1の高値の65.75円を結んだトレンドライン(抵抗線)で上値を押さえられ、下落トレンドが継続しています。ボリンジャーバンドでは-2σを下抜けると戻る状態が続いているようです。ただ、一目均衡表(日足)の基準線が64.01円、ボリンジャーバンドのセンターラインが64.13円、7/13の安値が64.12円に立て続けに位置し、前出のトレンドラインも64.10円近辺が抵抗と見られることから、戻りがあってもこの近辺で押さえられると思われます。

■本日のテクニカルでの注目点(矢印はトレンドの方向を予想しています)
豪ドル/円 ストキャスティックス(スロー)がゴールデンクロス
NZドル/円 ストキャスティックス(スロー)がゴールデンクロス
カナダドル/円 21日移動平均線を上抜け

■変動率からの予想レンジ 07:23→NYクローズ

Ccy予想レンジ
USDJPY76.53 ~ 77.12
EURJPY105.11 ~ 106.37
GBPJPY120.51 ~ 121.68
AUDJPY78.93 ~ 80.01
NZDJPY63.11 ~ 64.06
CADJPY77.96 ~ 78.85
ZARJPY10.19 ~ 10.37
NOKJPY13.65 ~ 13.88
MXNJPY5.81 ~ 5.91
HKDJPY9.81 ~ 9.90
SGDJPY61.50 ~ 62.10
EURUSD1.3697 ~ 1.3858

■前日のサマリー
昨日の東京時間はドル不足観測から仲値にかけてドル/円は76.88円まで上昇しましたが、77円台にあるといわれる本邦輸出企業のドル売りに上値を押さえられました。ユーロ/円は106円台ミドル、ユーロ/ドルは1.38ドル台後半から前半まで下落しました。ロンドン時間に入るとEU財務相非公式会合を控えてポジション調整からユーロ/ドルが1.3754ドル、ユーロ/円が105.53円まで下落、ドル/円は76円台後半で小動きとなりました。NY時間には、オーストリア下院がEFSF拡充の採決を9月30日に行うと発表したことなどから、1.3843ドル、ユーロ/円は106.35円まで上昇、ドル/円はミシガン大消費者信頼感指数が57.8と市場予想より上ぶれしたことから76.97円まで上昇しました。クローズにかけてはEU財務相非公式会合で目新しいことが出なかったことで、失望からユーロ/ドルが1.3785ドル近辺、ユーロ/円が105.90円近辺、ドル/円が76.80円近辺でクローズしました。
クローズはドル/円が76.81円、ユーロ/ドルが1.3785ドル、ユーロ/円は105.89円。

■株価(bloomberg.co.jp)

Index 引値 前日比
日経225 8864.16 195.30
FTSE100(英) 5368.41 30.87
DAX(独) 5573.51 65.27
NYダウ(米) 11509.09 75.91
S&P500(米) 1216.01 6.90
NASDAQ(米) 2622.31 15.24

■金利(bloomberg.co.jp)

Country 利回り 前日比
米10年債 2.05 -0.03
日本10年債 1.013 0.015
英10年債 2.48 -0.04
独10年債 1.86 -0.07

■コモディティ価格

Commodities 引値 前日比
NY金(期近) 1814.70 33.30
NY原油(期近) 87.96 -1.44

■本日の指標発表(FXミュージアムより)
9/19(月)
・ 08:01 英国 9月 ライトムーブ住宅価格 前月比
17:00 ユーロ圏 リーカネン・フィンランド中銀総裁講演
・ 17:30 ユーロ圏 コスタ・ポルトガル中銀総裁講演
・ 18:00 ユーロ圏 7月 建設支出 前月比
・ 18:00 ユーロ圏 7月 建設支出 前年同月比
18:30 ユーロ圏 バイトマン独連銀総裁講演
・ 22:00 ユーロ圏 ゴンザレス・パラモ欧州中央銀行(ECB)理事講演
・ 23:00 米国 9月 NAHB住宅市場指数

ピボットポイントなどは山内俊哉のココに注目!もご覧ください

2011年9月18日 (日)

9/19の週の見通し -EU・米ともに重大な局面を迎える週となりそう-

こんばんは。本日放送されたNHKの「宇宙の渚」は、宇宙からの映像を超高感度で見せてくれました。ここまで見れるとは思いませんでした。

■ドル/円 60分足
USDJPY ※チャートをクリックすると拡大します。

■ユーロ/ドル 60分足
EURUSD ※チャートをクリックすると拡大します。

■ユーロ/円 60分足
EURJPY ※チャートをクリックすると拡大します。

■先週の動き
先週は9-10日に開催されたG7財務相・中央銀行総裁会合で、ユーロ圏の債務問題に対して有効な手段が出なかったことなどが嫌気され、ユーロ売り圧力が継続したこともあり、ユーロ/円が10年ぶりの水準となる103.90円、ユーロ/ドルは1.3500ドルまで下落、ドル/円も76.76円までつれ安となりました。その後はトリシェECB総裁が「流動性を供給する準備はできている」と発言したことやECBがイタリア、スペイン国債を購入したこと、仏独首脳がギリシャ首相と3者電話会談後に「仏独、ギリシャが将来もユーロ圏に留まると確信」と共同声明を出したことなどから、市場のリスク懸念が後退して、ユーロ/ドルは15日には1.3935ドル、ユーロ/円は106.97円まで上昇しました。ドル/円は日銀のレートチェックの噂もあり、77.29円まで上昇しました。週末には開催されたEU財務相会合でギリシャ救済融資の次回実行が10月3日に決定を目指すことと、14日に実施方針を示したものの、これは5月に決められた救済の枠組みにすぎないことから、ユーロが下落してクローズしました。

通貨別では円がカナダドルに対して下落した以外では主要通貨に対して強含みました。ドルはまちまちでした。また、豪統計局が消費者物価の計算方法を変更したことに伴い、再計算後の消費者物価指数が抑えれているため、0.25%の利下げ観測から下落しました。

■週間騰落率(JPY)
JPY ※グラフをクリックすると拡大します。

■週間騰落率(USD)
USD ※グラフをクリックすると拡大します。

■今週の見通し
EU財務相非公式会合はガイトナー米財務長官が参加し、欧州金融救済ファシリティー(EFSF)の拡充を求めたのに対し、欧州の一部の国が不快感を示すなど、ユーロ圏でのまとまりは見られませんでした。また、ユーロ共通債については素案を示したレーン欧州委員が「財政や経済セ町の持続含む経済統治の強化が必要だ。それがなければ、共通債はジャンクポンドになる」と発言しています。20日にはラガルドIMF専務理事とパパンドレウ・ギリシャ首相の会合、20日と23日にフィンランドの議会がEFSF拡充について協議の予定があります。ギリシャ支援の民間の参加率は未達で、期限を10月中旬にまで延期しています。格付け機関ムーディーズも「イタリアの格下げ方向での見直しを1か月以内に終了する」とアナウンスしていることから、イタリアの格下げが近い将来行われる可能性が高いと思われます。このため、ユーロの下落圧力が継続し、週明けの欧州の株価の動き次第では、再びユーロが下落する可能性があります。

一方、米国ではバーナンキ米FRB議長がジャクソンホールの講演で延長を示したFOMCが20・21日に開催されます。現在のところは、量的緩和としてツイスト・オペレーション(期間の短い債券から期間の長い債券への乗り換え)が予想され、短期債が売られる(債券価格の下落)ことで、短期金利差からドルが買われる可能性がありますが、本邦輸出企業のドル売りが月末にかけて暑くなると予想されることやツイスト・オペレーションでは金融緩和が不十分との見方も強いことから、米国の株価が下落する可能性もあり、円高圧力が継続しやすいと思われます。引き続き本邦政府・日銀による介入警戒との綱引きとなると思います。このため、豪ドルなどのクロス円には下落圧力が続くと思います。

その他では、22日に予定されていまG20では声明が見送られる公算ですし、14日にラガルドIMF専務理事が「中国、ブラジル、ロシア、インドなど主要新興国による欧州債券への投資が、独英などリスクが低い域内国の国債に限定されないことを望む」と発言していますが、22日のBRICs会合でこの意向が盛り込まれるかは未定です。

■今週の予想レンジ

Ccy Low(下)   High(上)
ドル/円 75.90 77.20
ユーロ/ドル 1.3500 1.3930
ユーロ/円 103.90 106.90
ポンド/円 119.30 123.90
豪ドル/円 78.10 80.90
NZドル/円 62.30 64.70
南アランド/円 9.80 10.50

■日、週、月、年騰落データ Rate ※表をクリックすると拡大します。

■注目イベント
9/19(月)
・ 08:01 英国 9月 ライトムーブ住宅価格 前月比
・ 18:00 ユーロ圏 7月 建設支出 前月比
・ 18:00 ユーロ圏 7月 建設支出 前年同月比
・ 23:00 米国 9月 NAHB住宅市場指数
9/20(火)
・ 10:30 豪ドル 豪準備銀行(中央銀行)、金融政策会合議事要旨公表
・ 14:00 日本 7月 景気一致指数(CI)・改定値
・ 14:00 日本 7月 景気先行指数(CI)・改定値
・ 15:00 ドイツ 8月 生産者物価指数(PPI) 前月比
・ 15:00 スイス 8月 貿易収支
・ 18:00 ユーロ圏 9月 ZEW景況感調査
18:00 ドイツ 9月 ZEW景況感調査(期待指数)
・ 21:30 カナダ 8月 景気先行指数 前月比
・ 21:30 カナダ 7月 卸売売上高 前月比
21:30 米国 8月 住宅着工件数 年率換算件数
・ 21:30 米国 8月 住宅着工件数 前月比
21:30 米国 8月 建設許可件数 年率換算件数
・ 21:30 米国 8月 建設許可件数 前月比
9/21(水)
・ 07:45 NZ 4-6月期 四半期経常収支
・ 08:50 日本 8月 貿易統計(通関ベース)
・ 13:30 日本 7月 全産業活動指数 前月比
・ 17:00 南ア 8月 消費者物価指数(CPI) 前月比
・ 17:00 南ア 8月 消費者物価指数(CPI) 前年同月比
・ 17:30 英国 英中銀金融政策委員会(MPC)議事要旨
・ 20:00 カナダ 8月 消費者物価指数(CPI) 前月比
・ 20:00 カナダ 8月 消費者物価指数(CPI) 前年同月比
・ 20:00 カナダ 8月 消費者物価指数(CPIコア) 前月比
・ 20:00 カナダ 8月 消費者物価指数(CPIコア) 前年同月比
・ 20:00 米国 MBA住宅ローン申請指数 前週比
・ 20:00 南ア 8月 小売売上高 前年同月比
23:00 米国 8月 中古住宅販売件数 年率換算件数
・ 23:00 米国 8月 中古住宅販売件数 前月比
03:15 米国 米連邦公開市場委員会(FOMC)、終了後政策金利発表
9/22(木)
・ 07:45 NZ 4-6月期 四半期国内総生産(GDP) 前期比
・ 17:00 ユーロ圏 9月 製造業購買担当者景気指数(PMI、速報値)
・ 17:00 ユーロ圏 9月 サービス部門購買担当者景気指数(PMI、速報値)
・ 18:00 ユーロ圏 7月 製造業新規受注 前月比
・ 18:00 ユーロ圏 7月 製造業新規受注 前年同月比
・ 21:30 カナダ 7月 小売売上高 前月比
・ 21:30 カナダ 7月 小売売上高(除自動車) 前月比
21:30 米国 前週分 新規失業保険申請件数
・ 未定 南ア 9月 南アフリカ準備銀行(中央銀行)政策金利
・ 23:00 ユーロ圏 9月 消費者信頼感(速報値)
・ 23:00 米国 7月 住宅価格指数 前月比
・ 23:00 米国 8月 景気先行指標総合指数 前月比
経済指標の詳細はFXmuseumのFXカレンダーを参照してください。

2011年9月17日 (土)

シカゴ通貨先物非商業ポジション(9/13現在)

こんにちは。今日は長男の通う小学校の運動会でした。以前も書きましたが熱中症対策プログラムでしたが、それほど暑くなかったこともあり、徒競争は開催されました。

16日に発表された13日現在のシカゴIMMの非商業(投機)ポジションでは、ドルのネットポジションがほぼフラットになりました。円のネットポジションでのロングは小幅増加、ユーロのネットポジションはショートが2週連続で大幅に増加しました。カナダドルはショートに転換、豪ドルはロングが大幅減少となりました。

ポジションからはドルのショートがほぼなくなる一方で、ユーロとポンドのショートが増加したことで、ユーロ圏周辺国の債務問題が継続していることや欧州の金融機関に対する懸念がポジションに反映されているようです。仏・独・ギリシャの首脳の電話会談で仏独首脳の共同声明の発表でギリシャのデフォルト懸念が後退したことなどを考えると、2010年7月13日から62週続いたこともあり、米FOMCでの量的緩和が視野に入っていることから、ドルがロングに転換した可能性は低く、今後はドルのショートが増加するのではないかと思われます。このため、ドル売りが進むのではないかと思います。

■シカゴIMM非商業ポジション

項目 Net(ネット) Dif(増減) Long(買) Short(売) All(総取組)
JPY 34,955 2,168 53,778 18,823 72,601
EUR -54,459 -18,016 25,704 80,163 105,867
GBP -26,193 -12,973 33,969 60,162 94,131
CHF 5,493 -2,056 10,409 4,916 15,325
CAD -6,303 -8,384 17,337 23,640 40,977
AUD 36,934 -11,107 50,014 13,080 63,094
NZD 17,664 -6 19,303 1,639 20,942
MXN 34,955 2,168 53,778 18,823 72,601
source:CFTC

【USD】 USD source:CFTC

ドルは64,829コントラクトのショート減少の6,882コントラクトのショートとなりました。
※ドルのポジションは円、ユーロをはじめ、メキシコペソまでを合計して算出しています。レートはFRBのメジャーカレンシーインデックスを使用しています。

【JPY】 JPY source:CFTC

円は2,168コントラクトのロング増加の34,955コントラクトのロングとなりました。

【EUR】 EUR source:CFTC

ユーロは18,016コントラクトのショート増加の54,459コントラクトのショートとなりました。

【CAD】 CAD source:CFTC

カナダドルは8,384コントラクトのショート増加の6,303コントラクトのショートとなりました。

【NZD】 NZD source:CFTC

NZドルは6コントラクトのロング減少の17,664コントラクトのロングとなりました。

他のIMM通貨先物のポジション動向は上田ハーローレポートのシカゴIMM非商業ポジションを参照してください。(20日更新)

2011年9月15日 (木)

9/15 本日の戦略-3者会談で解決策でるか-

おはようございます。今週末は長男の通う小学校で運動会が予定されています。気温が上がった場合には熱中症対策プログラムとなるそうで、徒競争なども全て後日(平日)に延期されるという残念な結果となります。

■変化率から見た前日の通貨の強弱
ユーロ>円>NZドル>ドル>ポンド>豪ドル
※ ">" の左側の通貨が右側の通貨より強いことを示しています。

■本日の見通し
昨日は仏独の共同宣言もあり、ユーロが主要通貨に対して反発しました。短期的には市場にユーロショート(売り)が溜まっていたとみることもできます。下記に好感された発言などと不安要因を記載します。

昨日のユーロの上昇要因
・バローゾ欧州委員長「ユーロ共同債に関し、導入の選択肢を近く提示する」
・独外相「ドイツはユーロを守るために何でもする」
・イタリア議会が財政緊縮案を承認
・ガイトナー米財務長官「欧州の首脳らは『一段と行動せねばならない』ことを認識している」 ・ギリシャ首相「全ての責務果たす」
・仏独共同宣言「ギリシャが将来もユーロ圏に留まる」 ・財経(中国誌)「同国は依然、債務危機に見舞われた国の国債を購入する意向がある」

ユーロの不安要因
・ムーディーズ「仏ソシエテ・ジェネラル、仏クレディ・アグリコールを格下げ、BNPは維持」
・オーストリア財務相「オーストリア下院がEFSF変更に関し、予定通りに9月21日に採決できない」
・サウジアラビア中央銀行総裁「サウジアラビアはユーロ圏加盟国の国債の買い入れは検討しない」

こうした中で、本日はスペインで最大40億ユーロの国債入札が実施されます。2日前のイタリア国債発行では資金調達コストが大幅に増加したこともあり、昨日もECBがスペイン、イタリア債を購入した経緯もあると考えると、入札が不調とまではいかないものの、調達コストは大幅に増加するとみられます。直ちにこれがユーロの下落の要因とはなりませんが、中長期で見ると、ユーロの下落につながると思います。

一方、ドル/円は株価の上昇もあり、円対してはドルが売られたようです。本日は21時30分に米消費者物価指数、米NY連銀製造業景気指数、22時15分に米鉱工業生産、23時にフィラデルフィア連銀製造業景気指数の発表が予定されています。フィラデルフィア連銀指数は月初に発表されるISM製造業景気指数との相関性も高いといわれていますので、これが悪化している場合にはドル売りにつながると思います。また、全体の流れはドル売りトレンド中ですが、76円割には本邦政府・日銀への介入警戒も残っていることで、下値も試しにくいと思われますので、レンジの動き継続と思います。

昨日は豪統計局が消費者物価指数の季節調整の新しい計算手法を発表したことで、これをもとに計算した第2四半期消費者物価指数が下方修正されたことから、豪の次の金融政策が利下げ(10月4日の会合とは限りません)との見方が広がり、豪ドルは大幅に下落しました。また、NZは本日政策金利を0.25%に据え置くと発表、要因として世界経済活動が急激に鈍化する新のリスクが現在存在するとしています。ユーロ圏のリスクが後退し、欧米の株価が堅調推移となれば戻る可能性もあり、チャート上でもサポートとなる78円近辺(フィボナッチで計算)でまずはサポートされたことから、本日の引値で79円を回復できるかがカギとなりそうです。

■EURJPY 日足(エンベロープ、ストキャスティックス) EURJPY source:uedaharlowfx
ユーロ/円は21日移動平均線から-4%の乖離が転換点となることが多いようです。上記チャート上の帯の外側が上に4%と下に-4%の乖離、内側が上に3%と下に-3%の乖離となります(一般的には21日移動平均線から上に3%、下に-3%乖離したところが転換点と言われています)。ストキャスティックスを見ても20以下でゴールデンクロスしていることもあり、戻りが期待できますが、目処としては8/29の高値の111.92円と9/12の安値の103.90円を100%としたフィボナッチ38.2%戻しとなる107円手前と思われます。

■本日のテクニカルでの注目点(矢印はトレンドの方向を予想しています)
カナダドル/円 21日移動平均線、一目均衡表(日足)の基準線を下抜け
南アランド/円 一目均衡表(日足)の転換線が基準線を下抜け

■変動率からの予想レンジ 07:27→NYクローズ

Ccy 予想レンジ
USDJPY 76.31 ~ 76.88
EURJPY 104.58 ~ 105.79
GBPJPY 120.06 ~ 121.23
AUDJPY 78.14 ~ 79.20
NZDJPY 62.56 ~ 63.46
CADJPY 76.91 ~ 77.76
ZARJPY 10.25 ~ 10.42
NOKJPY 13.43 ~ 13.65
MXNJPY 5.82 ~ 5.92
HKDJPY 9.75 ~ 9.84
SGDJPY 61.16 ~ 61.73
EURUSD 1.3602 ~ 1.3820

■前日のサマリー
昨日の東京時間は日経225平均株価がプラス圏からマイナス圏になったことや格付け機関ムーディーズが仏の銀行2行の格付けを引き下げたことなどで、リスク回避の動きとなりドル/円は77.06円から76.85円、ユーロ/円も105.42円から104.56円まで下落、ユーロ/ドルも1.3706ドルから1.3691ドルへと下落しました。ロンドン時間に入ると、バローゾ欧州委員長が「ユーロ共同債に関し、導入の選択肢を近く提示する」などと発言、ドイツ外相が「ドイツはユーロを守るために何でもする」などと発言したことで、ユーロ/ドルは1.3742ドル、ユーロ/円は105.50円、ドル/円は76.70円近辺まで下落しました。NY時間には、発表された米小売売上高が市場予想を下回ったものの、市場の反応は限定的となりました。その後、「オーストリア議会委員会がEFSFの強化を承認せず」「オーストリア下院がEFSF変更に関し、予定通りに9月21日に採決できない」と同国財務相が発言したことから、ユーロ/ドルは1.3636ドル、ユーロ/円は104.63円まで下落しました。注目されていたギリシャ・フランス・ドイツの首脳会談では、ギリシャの首相が全ての責務を果たすと仏独首脳に伝えたとギリシャの政府報道官が発言、また、「仏独、ギリシャが将来もユーロ圏に留まると確信」と共同声明を出したことから、市場に安心感も出て、ユーロ/円は1.3784ドル、ユーロ/円は105.57円まで上昇しましたが、ドル/円は76円台後半での小動きにとどまりました。
クローズはドル/円が76.61円、ユーロ/ドルが1.3750ドル、ユーロ/円は105.37円。

■株価(bloomberg.co.jp)

Index 引値 前日比
日経225 8518.57 -97.98
FTSE100(英) 5227.02 52.77
DAX(独) 5340.19 173.83
NYダウ(米) 11246.73 140.88
S&P500(米) 1188.68 15.81
NASDAQ(米) 2572.55 40.40

■金利(bloomberg.co.jp)

Country 利回り 前日比
米10年債 1.98 -0.01
日本10年債 0.997 -0.010
英10年債 2.44 0.03
独10年債 1.87 0.08

■コモディティ価格

Commodities 引値 前日比
NY金(期近) 1826.50 -3.60
NY原油(期近) 88.91 -1.30

■本日の指標発表(FXミュージアムより)
9/15(木)
・ 16:00 ユーロ圏 ビニスマギ欧州中央銀行(ECB)理事講演
・ 16:15 スイス 4-6月期 四半期鉱工業生産 前期比
・ 16:15 スイス 4-6月期 四半期鉱工業生産 前年同期比
・ 16:20 ユーロ圏 メルシュ・ルクセンブルク中銀総裁講演
・ 16:30 スイス スイス国立銀行3カ月物銀行間取引金利誘導目標中心値
・ 17:00 ユーロ圏 欧州中央銀行(ECB)月報
・ 17:30 英国 8月 小売売上高指数 前月比
・ 18:00 ユーロ圏 8月 消費者物価指数(HICP、速報値) 前年同月比
・ 21:30 カナダ 7月 製造業出荷 前月比
・ 21:30 米国 8月 消費者物価指数(CPI) 前月比
・ 21:30 米国 8月 消費者物価指数(CPI) 前年同月比
・ 21:30 米国 8月 消費者物価指数(CPIコア指数) 前月比
21:30 米国 9月 ニューヨーク連銀製造業景気指数
・ 21:30 米国 4-6月期 四半期経常収支
21:30 米国 前週分 新規失業保険申請件数
・ 22:15 米国 8月 鉱工業生産 前月比
・ 22:15 米国 8月 設備稼働率
23:00 米国 9月 フィラデルフィア連銀製造業景気指数
・ 23:00 その他ラガルド国際通貨基金(IMF)専務理事講演
01:30 ユーロ圏 シュタルクECB専務理事講演
・ 02:45 米国 タルーロFRB理事講演
03:00 ユーロ圏 トリシェECB総裁講演

ピボットポイントなどは山内俊哉のココに注目!もご覧ください

2011年9月14日 (水)

9/14 本日の戦略-3者会談で解決策でるか-

おはようございます。野田新首相の所信表明演説が先ほど行われました。勝海舟の氷川清話から「正心誠意」を引用したとのことですが、勝栄二郎財務事務次官(勝海舟の子孫という誤報も過去にありました)の影響もあったのでしょうか。

■変化率から見た前日の通貨の強弱
円>ドル>ユーロ>NZドル>豪ドル>ポンド
※ ">" の左側の通貨が右側の通貨より強いことを示しています。

■本日の見通し
ギリシャを巡っては、昨日も要人の発言が相次いだことで、市場も振り回されているようです。本日(日本時間明日午前1時)予定されているパパンドレウ・ギリシャ首相とサルコジ仏大統領、メルケル独首相との電話会談への期待が先行していると思いますが、ユーロにとってポジティブな内容になるとは思われません。ギリシャには今まで以上に債務削減計画の厳格な履行を求めるに留まるのではないかと思われます。ポイントは①ギリシャ債務に対して新たな対策が出されるか ②仏独首脳の共同声明が出されるかとその内容

昨日も仏独首脳の共同声明予定のニュースのヘッドラインだけでユーロが上昇した経緯があり、内容が伴わなければユーロが下落することになるでしょう。市場の一部ではギリシャのデフォルトは「やむなし」との見方も出ていて、ガイトナー米財務長官が16日にEU財務相会合に参加するのも、これに向けた地ならしとの憶測もあります(米大統領報道官は否定していますが)。本日も市場にはこうした憶測が出やすくなるため、発言で相場が振り回されると思います。

ドル/円は76円台後半から77円台前半での狭いレンジの動きが継続しています。本邦輸出のドル売りが77円台ミドルから後半へ降りてきたとの噂もあり、上値が重くなることが予想されます。また、本日は21時30分に米国の小売売上高と生産者物価指数の発表予定があることから、小売りが予想通り悪く、生産者物価も低下しているようだとQE3など量的緩和が連想しやすくなり、米株価の上昇と併せてドル売りの要因になると思われます。

■EURUSD 日足(一目均衡表、ストキャスティックス、乖離) EURUSD source:uedaharlowfx
ユーロ/ドルは9/12に1.3500ドルの安値をつけました。21日移動平均線からの乖離率は-4%を一時超えて売られ過ぎの水準となっています。ストキャスティックス(スロー)では20以下でゴールデンクロスしていることから、足許では上昇する可能性が高いと思われます。ただ、戻りが7/12の安値の1.3838ドル近辺で押さえられると、レンジが一段切り下がることになりそうです。

■本日のテクニカルでの注目点(矢印はトレンドの方向を予想しています)
ドル/円 21日移動平均線を下抜け
豪ドル/円 一目均衡表(日足)の基準線を上抜け
カナダドル/円 一目均衡表(日足)の基準線を上抜け

■変動率からの予想レンジ 07:36→NYクローズ

Ccy 予想レンジ
USDJPY 76.60 ~ 77.17
EURJPY 104.46 ~ 105.68
GBPJPY 120.65 ~ 121.84
AUDJPY 78.70 ~ 79.75
NZDJPY 62.80 ~ 63.71
CADJPY 77.54 ~ 78.39
ZARJPY 10.41 ~ 10.60
NOKJPY 13.55 ~ 13.77
MXNJPY 5.87 ~ 5.97
HKDJPY 9.78 ~ 9.87
SGDJPY 61.70 ~ 62.27
EURUSD 1.3542 ~ 1.3748

■前日のサマリー
昨日の東京時間は材料がない中で、日経225平均株価が上昇したものの、ドル/円は77.25円までで上値が重くなり76.97円まで下落、ユーロ/ドルは1.3621ドルの安値をつけた後、1.3696ドルまで上昇、ユーロ/円は105円台前半で狭いレンジの動きとなりました。ロンドン時間には、欧州の金融株などが下落したことで、リスク回避の動きから、ドル/円は76.92円、ユーロ/ドルが1.3558ドル、ユーロ/円が104.41円まで下落する場面が見られましたが、サルコジ仏大統領とメルケル独首相が声明を発表との報道からユーロ/ドルが1.3711ドル、ユーロ/円が105.55円まで上昇、ドル/円も77円台を一時回復しました。しかし、仏独首脳の声明の発表がないとの続報が流れると上昇分を打ち消しました。NY時間には発表された米輸入物価指数が低下したことなどからドル/円が76.81円、ユーロ/円も104.78円まで連れ安となりました。その後は仏独首脳がギリシャ首相と明日(14日)会談予定と報じられたことなどから、ユーロ/ドルは1.3739ドル、ユーロ/円は105.55円まで上昇しましたが、クローズにかけては上値が重くなり、ユーロ/ドルが1.3680ドル、ユーロ/円が105.20円近辺まで下落しました。
クローズはドル/円が76.90円、ユーロ/ドルが1.3674ドル、ユーロ/円は105.22円。

■株価(bloomberg.co.jp)

Index 引値 前日比
日経225 8616.55 80.88
FTSE100(英) 5174.25 44.63
DAX(独) 5166.36 94.03
NYダウ(米) 11105.85 44.73
S&P500(米) 1172.87 10.60
NASDAQ(米) 2532.15 37.06

■金利(bloomberg.co.jp)

Country 利回り 前日比
米10年債 1.99 0.04
日本10年債 1.007 0.004
英10年債 2.41 0.03
独10年債 1.79 0.05

■コモディティ価格

Commodities 引値 前日比
NY金(期近) 1830.10 16.80
NY原油(期近) 90.21 2.02

■本日の指標発表(FXミュージアムより)
9/14(水)
・ 13:30 日本 7月 鉱工業生産・確報値 前月比
・ 16:15 スイス 8月 生産者輸入価格 前月比
・ 17:00 コスタ・ポルトガル中銀総裁講演
・ 17:30 英国 8月 失業保険申請件数
・ 17:30 英国 8月 失業率
・ 18:00 ユーロ圏 7月 鉱工業生産 前月比
・ 20:00 米国 MBA住宅ローン申請指数 前週比
・ 21:30 カナダ 4-6月期 四半期設備稼働率
・ 21:30 米国 8月 卸売物価指数(PPI) 前月比
・ 21:30 米国 8月 卸売物価指数(PPIコア指数、食品・エネルギー除く) 前月比
21:30 米国 8月 小売売上高 前月比
・ 23:00 米国 7月 企業在庫 前月比
01:00 ユーロ圏 パパンドレウ・ギリシャ首相、メルケル独首相やサルコジ仏大統領と電話会議
・ 02:00 米国 米財務省30年債入札(130億ドル)
9/15(木)
06:00 NZ ニュージーランド準備銀行(RBNZ、NZ中央銀行)政策金利

ピボットポイントなどは山内俊哉のココに注目!もご覧ください

2011年9月13日 (火)

9/13 本日の戦略-ユーロへの懸念は継続だが-

おはようございます。陸前高田の一本松が月光に照らされている幻想的な写真が朝日新聞社のWebに掲載されています。月光が包む「奇跡の一本松」 陸前高田美しいですね。

■変化率から見た前日の通貨の強弱
円>ユーロ>NZドル>ポンド>ドル>豪ドル
※ ">" の左側の通貨が右側の通貨より強いことを示しています。

■本日の見通し
昨日はユーロに対するポジティブなニュースがみられました。
・バルニエ欧州委員会委員
2008年にリーマンが破綻したときより欧州の銀行には十分な資本が備わっている
数週間前に実施されたストレステストはより厳格なもので、われわれは冷静さを保つ費用がある
・トリシェECB総裁
欧州とドイツはギリシャが合意事項を実施すると望む
流動性を供給する準備ができている
・英FT紙
イタリア政府が中国に対し、イタリア国債の購入を要請している
・IMF
ポルトガル向けの39億8000万ユーロの融資を承認した


また、ネガティブなニュースも出ています。
・一部通信社
ムーディーズがフランスの銀行を格下げする
・ジョイブレ独財務相
次回のギリシャ融資支払いで条件が達成されない限り、ギリシャの第2次支援パッケージについて協議する必要はない

これらが混在する中で、昨日の動きはユーロ/ドルで1.35ドル、ユーロ/円で104円を一時割り込んだことから、ポジションを閉じる動きが先行したものと思います。ドイツは「ギリシャのユーロ離脱はありえない」としているものの、メルケル独首相もギリシャが条件を満たさなければ支援をしないとしていることから、デフォルトの可能性が高まっていると同時に欧州(とくにフランス)の金融機関に対しての懸念が高まっているものとみられ、昨日はやや落ち着いているものの、今後も格下げリスクなどがあると思われることで、ユーロの戻りは鈍いとみられます。

ドルはユーロの下落につれた形で一時77円を割り込みましたが、77円台前半でクローズしたことで底堅さを感じます。しかしながら、引き続き78円台が重くなっていることで、しばらくは76円台前半から78円手前までのレンジの動きとなると思います。本日は相場に影響を与えるような米国の経済指標、要人発言の予定はないことから、レンジから外れる可能性は低そうです。

クロス円に関しては、リスク回避傾向が続いていることを考えると、NYダウが上昇しただけでは上昇につながらないと思われます。欧州の株価の下落傾向が続くようであれば、円が買われやすい状況は続き、クロス円は下値を試す可能性があります。特に、ユーロ/円、ポンド/円は年初来安値を更新したこともあり、これを再び試しに行くのではないかと思います。

■EURJPY 日足(一目均衡表、乖離) EURJPY source:uedaharlowfx
ユーロ/円は年初来安値を更新し103.90円まで一時下落しました。21日移動平均線からの乖離率も-3%を超え、7/4の高値117.73円から7/12の安値109.59円まで下落したときとパターンが似ているように見えます。今回の下落は8/29の高値111.92円から103.90円までで、前者の値幅が8.14円に対して、今回の値幅は8.02円とほぼ同じです。ロウソク足の形状は異なるものの、103.90円を下に抜けなければ戻りにつながると思われます。ただ、前回が本邦の介入も含めて114.14円までと約4.5円の幅となりますので、一目均衡表(日足)の基準線の107.91円(約4円)が戻りの目標となりそうです。

■本日のテクニカルでの注目点(矢印はトレンドの方向を予想しています)
ユーロ/円 年初来安値更新
ポンド/円 年初来安値更新
豪ドル/円 21日移動平均線を下抜け

■変動率からの予想レンジ 07:27→NYクローズ

Ccy 予想レンジ
USDJPY 76.90 ~ 77.48
EURJPY 104.86 ~ 106.08
GBPJPY 121.77 ~ 122.96
AUDJPY 79.28 ~ 80.33
NZDJPY 63.02 ~ 63.96
CADJPY 77.25 ~ 78.10
ZARJPY 10.30 ~ 10.48
NOKJPY 13.60 ~ 13.83
MXNJPY 5.92 ~ 6.02
HKDJPY 9.82 ~ 9.91
SGDJPY 62.17 ~ 62.73
EURUSD 1.3545 ~ 1.3750

■前日のサマリー
昨日の東京時間は週末のG7財務相・中央銀行総裁会合で欧州債務危機に関しては目立った対策も打ち出されなかったことから、日経225平均株価などが下落したことでリスク回避の動きが継続、午後には目立った材料がないものの下げ足を速め、ドル/円は朝方の77.55円近辺から76.92円、ユーロ/円は105.55円近辺から104.11円、ユーロ/ドルは1.3615ドル近辺から1.3495ドルまで下落しました。ロンドン時間にも欧州株価の下落を背景として円買いが進み、ドル/円は76.76円まで下落、ユーロ/円は103.90円をつけ年初来の安値を更新、ユーロ/ドルはEUがギリシャのデフォルトに基づく作業はしていないなどの発言で東京時間につけた安値から反発し1.36ドル台ミドルまで上昇しました。その後、仏①クール原子力施設(低濃度廃棄物処理場)で爆発事故が起きたものの、放射能漏れはないとのことで為替市場への影響は限定的となりました。NY時間には、トリシェECB総裁が「流動性を供給する準備はできている」などと発言したことから、ユーロ/ドルは1.3695ドル、ユーロ/円は105.60円まで上昇する場面が見られました。しかし、欧州の金融株の下落などからユーロ/ドルは1.3557ドル、ユーロ/円は104.72円、ドル/円は76.95円まで下落しました。クローズにかけては、フィナンシャル・タイムズ(英紙)がイタリア政府が中国に対し、イタリア国債の大規模な購入を要請していると報道したことで、NYダウがプラス圏を回復、ドル/円は77.39円、ユーロ/ドルは1.3685ドル、ユーロ/円は105.76円まで上昇しました。
クローズはドル/円が77.20円、ユーロ/ドルが1.3676ドル、ユーロ/円は105.61円。

■株価(bloomberg.co.jp)

Index 引値 前日比
日経225 8535.67 -201.99
FTSE100(英) 5129.62 -85.03
DAX(独) 5072.33 -117.60
NYダウ(米) 11061.12 68.99
S&P500(米) 1162.27 8.04
NASDAQ(米) 2495.09 27.10

■金利(bloomberg.co.jp)

Country 利回り 前日比
米10年債 1.95 0.03
日本10年債 1.003 -0.002
英10年債 2.18 -0.07
独10年債 1.74 -0.03

■コモディティ価格

Commodities 引値 前日比
NY金(期近) 1813.30 -46.20
NY原油(期近) 88.19 0.95

■本日の指標発表(FXミュージアムより)
9/13(火)
・ 07:45 NZ 4-6月期 四半期製造業売上高 前期比
・ 08:01 英国 8月 英王立公認不動産鑑定士協会(RICS)住宅価格指数
・ 10:30 豪 8月 NAB企業景況感指数
・ 16:00 南ア 4-6月期 四半期経常収支
・ 17:30 英国 7月 貿易収支
17:30 英国 8月 消費者物価指数(CPI) 前月比
・ 17:30 英国 8月 消費者物価指数(CPI) 前年同月比
・ 17:30 英国 8月 小売物価指数(RPI) 前月比
・ 17:30 英国 8月 小売物価指数(RPI) 前年同月比
・ 20:00 英国 ポーゼン英中銀金融政策委員会(MPC)委員講演
・ 21:30 米国 8月 輸入物価指数 前月比
・ 21:30 米国 8月 輸出物価指数 前月比
00:30 ユーロ圏 バイトマン独連銀総裁講演
・ 02:00 米国 米財務省10年債入札(210億ドル)
・ 03:00 米国 8月 月次財政収支

ピボットポイントなどは山内俊哉のココに注目!もご覧ください

2011年9月12日 (月)

9/12 本日の戦略-早急な対策難しくユーロのリスク継続-

おはようございます。本日の日経CNBCの為替電話レポはユーロ安懸念を話しました。本邦政府・日銀も過去にはユーロ買い介入を行ったことがありました(財務省が発表している過去の記録をみるとわかります)が、メインはドルですので、期待はしないほうが賢明と思います。

■変化率から見た前日の通貨の強弱
ドル>円>ポンド>NZドル>豪ドル>ユーロ
※ ">" の左側の通貨が右側の通貨より強いことを示しています。

■本日の見通し
G7財務相・中央銀行総裁会合では、為替に関してはこれまでの内容から大きく変わった点はななかったが、緊密に連絡を取り合い必要に応じて協力すると盛り込まれたことで、日本の円高対策の姿勢については協調介入の合意こそ得られなかったものの、一定の理解は得られたと看做されてもいいのではないかと思います。このため、ドル/円は底堅く推移すると見られますが、78円台には相変わらず本邦輸出のドル売りがまとまってあるとみられることから78円はやや遠いのではないかと思います。

ユーロは先週末のシュタルクECB理事の退任やドイツがギリシャのデフォルトに備え銀行保護の計画を準備などユーロに対する懸念が継続し、ユーロが主要通貨に対して売られ、本日早朝には約10年ぶりとなる一時105円を割り込む場面がみられました。
ギリシャのデフォルトに対する懸念がくすぶるなか、ギリシャ政府は救済プログラムに基づく合意を完全に実行する決意を表明しましたが、ECB内やユーロ圏内で意見の対立が見られることから、ギリシャへの次回融資が厳しい状況になると、ギリシャのユーロ離脱やユーロの崩壊などの憶測が市場に出てユーロが更に下落する可能性があります。特に目立った材料はないものの、ユーロ圏の要人発言には注意が必要と思います。

ユーロの懸念からリスク回避の動きが鮮明となっていることで、ドルと円が買われやすい状況となっています。このため、クロス円の下落圧力が強くなるとみられ、豪ドルやNZドル、カナダドルなどの資源国通貨は売られやすい状況が続くと思います。

■本日のテクニカルでの注目点(矢印はトレンドの方向を予想しています)
ユーロ/円 年初来安値更新
ポンド/円 年初来安値更新
NZドル/円 21日移動平均線、一目均衡表(日足)を下抜け
カナダドル/円 21日移動平均線を下抜け
豪ドル/米ドル 21日移動平均線を下抜け

■変動率からの予想レンジ 08:07→NYクローズ

Ccy 予想レンジ
USDJPY 77.30 ~ 77.89
EURJPY 105.18 ~ 106.40
GBPJPY 122.32 ~ 123.50
AUDJPY 80.60 ~ 81.68
NZDJPY 63.31 ~ 64.28
CADJPY 77.33 ~ 78.18
ZARJPY 10.56 ~ 10.74
NOKJPY 13.90 ~ 14.12
MXNJPY 6.06 ~ 6.16
HKDJPY 9.89 ~ 9.98
SGDJPY 62.84 ~ 63.40
EURUSD 1.3514 ~ 1.3723

■前日のサマリー
週末の東京時間はオバマ米大統領の雇用対策の額が4,470億ドルと市場の予想の3,000億ドルを上回ったものの、ドル/円は77.59円までで、77.43円へと下落しました。ユーロはドルの弱含みから、ユーロ/ドルで1.3937ドル、ユーロ/円は108.00円まで上昇しましたが、上値もここまでとなりました。ロンドン時間に入るとユーロに対するリスクの継続からドル/円が77.84円まで上昇する一方で、ユーロ/ドルは1.3788ドル、ユーロ/円は107.17円まで下落しました。NY時間に入るとシュタルクECB専務理事がECBによるイタリア、スペイン債の購入反対での意見対立から退任を表明、独政府がギリシャのデフォルトに備えて銀行保護計画を準備としたことから、ユーロが大幅に下落してユーロ/ドルは1.3627ドル、ユーロ/円は105.30円、ドル/円も77.10円まで下落しました。その後、ギリシャ財務省が救済受け入れの合意事項を完全に実施する決意と発言したことから、ユーロ/ドルは1.3723ドル、ユーロ/円は106.26円まで上昇しました。ただ、NYダウが大幅に下落したことから、リスク回避でドル/円は77.65円近辺まで上昇、ユーロ/ドルは1.36ドル台ミドル、ユーロ/円は106.07円近辺でクローズしました。
クローズはドル/円が77.59円、ユーロ/ドルが1.3650ドル、ユーロ/円は105.91円。

■株価(bloomberg.co.jp)

Index 引値 前日比
日経225 8737.66 -55.46
FTSE100(英) 5214.65 -125.73
DAX(独) 5189.93 -218.53
NYダウ(米) 10992.13 -303.68
S&P500(米) 1154.23 -31.67
NASDAQ(米) 2467.99 -61.15

■金利(bloomberg.co.jp)

Country 利回り 前日比
米10年債 1.92 -0.06
日本10年債 1.005 -0.013
英10年債 2.26 -0.09
独10年債 1.77 -0.10

■コモディティ価格

Commodities 引値 前日比
NY金(期近) 1859.50 2.00
NY原油(期近) 87.24 -1.81

■本日の指標発表(FXミュージアムより)
9/12(月)
・ 08:50 日本 7-9月期 四半期法人企業景気予測調査・大企業業況判断指数(BSI)
・ 08:50 日本 7月 第三次産業活動指数 前月比
・ 08:50 日本 8月 国内企業物価指数 前月比
・ 08:50 日本 8月 国内企業物価指数 前年同月比
・ 08:50 日本 日銀・金融政策決定会合議事要旨
10:30 豪 7月 貿易収支
・ 19:00 南ア 7-9月期 四半期 南アフリカ経済研究所(BER)消費者信頼感指数
・ 02:00 米国 米財務省3年債入札(320億ドル)
・ 05:00 米国 フィッシャー米ダラス連銀総裁講演

ピボットポイントなどは山内俊哉のココに注目!もご覧ください

2011年9月11日 (日)

9/12の週の見通し -G7で異例の合意文書だが、リスクは払しょくに至らず-

こんばんは。本日は911から10年、311東日本大震災から半年となりました。世界を大きく変えた2つを報道する番組が多かったです。

■ドル/円 60分足
USDJPY ※チャートをクリックすると拡大します。

■ユーロ/ドル 60分足
EURUSD ※チャートをクリックすると拡大します。

■ユーロ/円 60分足
EURJPY ※チャートをクリックすると拡大します。

■先週の動き
先週のドル/円は5日の米雇用統計の悪化を受け、76.70円まで一時下落したものの、ユーロの下落からドルが堅調に推移、6日にスイス国立銀行(SNB)がユーロ/スイスフランの水準を1ユーロ=1.20スイスフランを下回る水準を容認しない、為替ターゲットを最大の決意で守ると発言、介入に踏み切ったことから、ドルも買われ77.72円まで上昇、その後は77円を割れることなく下値を切り上げました。週末にもギリシャのユーロ圏離脱やデフォルトの噂名が出たことなどからユーロが下落したことで77.85円まで上昇し、77円台後半でクローズしました。

ユーロは対ドルで1.41ドル台前半、対円で108円台後半でオープンしたものの、ユーロ周辺国の債務問題が懸念され、狭いレンジの動きとなりましたが、6日のスイス国立銀行(SNB)がユーロ買いの介入に踏み切ったことで、対ドルは1.4284ドル、対円で109.92円まで上昇しました。その後、メルケル独首相がギリシャのユーロ圏離脱を警告したことやフィンランド首相がギリシャの救済に参加しない可能性が浮上、8日の木曜日はECB理事会でトリシェECB総裁が金融政策を中立(成長見通し、インフレ警戒をともに引き下げ)にし、週末はシュタルクECB理事がECBによるユーロ周辺国の債券買い入れに反対して辞任したことから、欧州の金融株が下落、リスク回避がすすみ、ドルが買われたことで、ユーロ/ドルが1.3628ドル、ユーロ/円が105.31円まで一時下落しました。

通貨別に見てもリスク回避の時の典型的な動きとなる「ドル買い」「円買い」が進んだことで、ドルは主要通貨に対して上昇、円もドル以外では上昇となっています。

■週間騰落率(JPY)
JPY ※グラフをクリックすると拡大します。 ■週間騰落率(USD)
USD ※グラフをクリックすると拡大します。

■今週の見通し
先週9-10日に仏マルセイユで開催されたG7財務相・中央銀行総裁会合は下記の合意事項を発表して閉会しました。
合意事項

為替に関する事項では、「市場において決定される為替レートを我々が支持することを再確認した。為替レートの過度の変動や無秩序な動きは、経済及び金融の安定に対して悪影響を与える。我々は、為替市場における行動に関して緊密に協議し、適切に協力する」との内容に留まりましたが、安住財務相は「為替市場の投機的な動きには、今後も介入を含めた『断固たる措置』を取る方針を欧米当局に伝えた」「(円高の是正措置を講じる考えを示したことに対して)発言を求めた国はなかった」としています。また、他の財務相らの発言は下記を参照してください。

・ガイトナー米財務長官
欧州の当局者は、事態の深刻さを完全に理解している
G7は、国際通貨基金(IMF)とともに、欧州の危機に断固として対処するため、協力していく決意だ
米大統領が成長強化と長期的な財政の持続可能性回復のために発表した計画に力強い支持が示された

・ショイブレ独財務相
世界経済の成長はやや鈍化し、それはドイツでも同じだ。高水準の財政赤字が主要問題であり、財政健全化努力を継続すべきだ。

・バイトマン独連銀総裁
ドイツ経済について広がっている悲観論は行き過ぎだ。回復は鈍化したが、止まってはいない。第2・四半期の減速は一時的な要因によるところが大きい。予測を下方修正する理由はない。第3・四半期も力強い成長が続くとみている。

・バロワン仏経済財政産業相
G7はソブリン格付けの堅実性を守る決意を再確認した。
すべての国に効く解決策があるとの考えから決別しなければならない。問題は、緊縮対成長というものではない。

・トリシェECB総裁
ドイツやその他の国に(ギリシャ問題などで)「プランB」があるとの情報は、私は持っていない。
信認の確保が重要な局面に来ており、これが、われわれがやろうとしていることだ。

これらの発言から見る限り、本邦の政府・日銀に対する単独介入を否定する動きはなかったものと見られますが、積極的な関与(協調介入など)の可能性は低いとみられます。このため、円が週明けから買われるリスクはひとまず後退したとみられます。ただ、ユーロへの懸念の継続から株価が下落しているしていることを背景としたリスク回避の動きは継続するとみられ、クロス円の下落やリスク回避からの円高傾向は継続すると思われます。

一方、ユーロ圏は週末にシュタルク理事がECBによる債券購入に対して反対した(とみられる)ことで辞任、ギリシャのデフォルトの可能性が高まったことなどからユーロが大幅に下落しています。ドイツはギリシャのデフォルトに備え銀行保護の計画を準備しているようで、ギリシャ財務省は「救済受け入れの合意事項を完全に実施する決意」、また財務相は「(マーケットに広がるデフォルトに関するうわさは)組織的な憶測」と発言しています。ただ、G7財務相・中央銀行総裁会合の合意事項では、異例の合意文書を出したことから、G7の決意が見えるものの、具体的な内容に乏しいことで、金融株が主導して株価が下落するようであれば、更なるユーロ安につながる可能性があります。

経済指標では、米国の小売売上高(14日)やNY連銀製造業景気指数、フィラデルフィア連銀製造業景気指数(15日)、ミシガン大消費者信頼感指数(16日)の発表が予定されていることから、これらが悪化しているようだと、株価の下落が継続することとなり、リスク回避からのドル買い傾向が続くと思います(ただし、ドル/円はレンジでの動きとなると思います)。

■今週の予想レンジ

Ccy Low(下)   High(上)
ドル/円 76.20 78.50
ユーロ/ドル 1.3420 1.3840
ユーロ/円 104.10 111.70
ポンド/円 120.90 125.20
豪ドル/円 79.40 82.70
NZドル/円 62.50 64.50
南アランド/円 10.30 10.80

■日、週、月、年騰落データ Rate ※表をクリックすると拡大します。

■注目イベント
9/12(月)
・ 08:50 日本 7-9月期 四半期法人企業景気予測調査・大企業業況判断指数(BSI)
・ 08:50 日本 7月 第三次産業活動指数 前月比
・ 08:50 日本 8月 国内企業物価指数 前月比
・ 08:50 日本 8月 国内企業物価指数 前年同月比
・ 08:50 日本 日銀・金融政策決定会合議事要旨
10:30 豪 7月 貿易収支
・ 19:00 南ア 7-9月期 四半期 南アフリカ経済研究所(BER)消費者信頼感指数
9/13(火)
・ 07:45 NZ 4-6月期 四半期製造業売上高 前期比
・ 08:01 英国 8月 英王立公認不動産鑑定士協会(RICS)住宅価格指数
・ 10:30 豪 8月 NAB企業景況感指数
・ 16:00 南ア 4-6月期 四半期経常収支
・ 17:30 英国 7月 貿易収支
17:30 英国 8月 消費者物価指数(CPI) 前月比
・ 17:30 英国 8月 消費者物価指数(CPI) 前年同月比
・ 17:30 英国 8月 小売物価指数(RPI) 前月比
・ 17:30 英国 8月 小売物価指数(RPI) 前年同月比
・ 21:30 米国 8月 輸入物価指数 前月比
・ 21:30 米国 8月 輸出物価指数 前月比
・ 03:00 米国 8月 月次財政収支
9/14(水)
・ 13:30 日本 7月 鉱工業生産・確報値 前月比
・ 16:15 スイス 8月 生産者輸入価格 前月比
・ 17:30 英国 8月 失業保険申請件数
・ 17:30 英国 8月 失業率
・ 18:00 ユーロ圏 7月 鉱工業生産 前月比
・ 20:00 米国 MBA住宅ローン申請指数 前週比
・ 21:30 カナダ 4-6月期 四半期設備稼働率
・ 21:30 米国 8月 卸売物価指数(PPI) 前月比
・ 21:30 米国 8月 卸売物価指数(PPIコア指数、食品・エネルギー除く) 前月比
21:30 米国 8月 小売売上高 前月比
・ 23:00 米国 7月 企業在庫 前月比
9/15(木)
06:00 NZ ニュージーランド準備銀行(RBNZ、NZ中央銀行)政策金利
・ 16:15 スイス 4-6月期 四半期鉱工業生産 前期比
・ 16:15 スイス 4-6月期 四半期鉱工業生産 前年同期比
・ 16:30 スイス スイス国立銀行3カ月物銀行間取引金利誘導目標中心値
・ 17:00 ユーロ圏 欧州中央銀行(ECB)月報
・ 17:30 英国 8月 小売売上高指数 前月比
・ 18:00 ユーロ圏 8月 消費者物価指数(HICP、速報値) 前年同月比
・ 21:30 カナダ 7月 製造業出荷 前月比
・ 21:30 米国 8月 消費者物価指数(CPI) 前月比
・ 21:30 米国 8月 消費者物価指数(CPI) 前年同月比
・ 21:30 米国 8月 消費者物価指数(CPIコア指数) 前月比
21:30 米国 9月 ニューヨーク連銀製造業景気指数
・ 21:30 米国 4-6月期 四半期経常収支
21:30 米国 前週分 新規失業保険申請件数
・ 22:15 米国 8月 鉱工業生産 前月比
・ 22:15 米国 8月 設備稼働率
23:00 米国 9月 フィラデルフィア連銀製造業景気指数
9/16(金)
・ 17:00 ユーロ圏 7月 経常収支
・ 18:00 ユーロ圏 7月 貿易収支
・ 21:30 カナダ 7月 対カナダ証券投資額
・ 22:00 米国 7月 対米証券投資(短期債除く)
22:55 米国 9月 ミシガン大学消費者態度指数・速報値
経済指標の詳細はFXmuseumのFXカレンダーを参照してください。

2011年9月10日 (土)

シカゴ通貨先物非商業ポジション(9/6現在)

こんにちは。ラグビーのワールドカップは、日本が強豪フランスを一時4点差まで追いつめましたが、最終的には大差で負けてしまいました。フランスの選手はなかなかタックルを受けても倒れないですね。

9日に発表された6日現在のシカゴIMMの非商業(投機)ポジションでは、ドルのネットポジションでのショート(売)は大幅減少、円のネットポジションでのロングは3週連続減少、ユーロのネットポジションはショートが大幅増加しました。カナダドルはネットロングが大幅に減少、豪ドル、NZドルはロングが小幅増加となりました。

ポジションから見ると、目立ったのはドルのショートが半減していることです。これは世界的な株価の下落からのリスク回避傾向が続いているためとみられます。その一方で、ユーロのショートが増加し、約3.5万コントラクト(63億7500万ドル)のショートとなっています。この背景は、ユーロ圏周辺国の債務問題が深刻となっていることなどがあげられます。その一方で、豪ドル、NZドルがロングポジションを増やしています。ポジションからはドルのショートポジションが2010年7月13日にショートに転換して以来のショートの少なさになりました。ドルショートが少なくなっていることで、そろそろドルの買い戻しがピークを迎える可能性がありますが、リスク回避が続くようであれば一時的にロングに転換するかもしれません。

■シカゴIMM非商業ポジション

項目 Net(ネット) Dif(増減) Long(買) Short(売) All(総取組)
JPY 32,787 -8,398 48,125 15,338 63,463
EUR -36,443 -36,059 33,167 69,610 102,777
GBP -13,220 -13,664 30,543 43,763 74,306
CHF 7,549 -1,793 12,589 5,040 17,629
CAD 2,081 -11,858 18,441 16,360 34,801
AUD 48,041 472 62,247 14,206 76,453
NZD 17,670 1,105 19,215 1,545 20,760
MXN 32,787 -8,398 48,125 15,338 63,463
source:CFTC

【USD】 USD source:CFTC

ドルは77,829コントラクトのショート減少の71,711コントラクトのショートとなりました。
※ドルのポジションは円、ユーロをはじめ、メキシコペソまでを合計して算出しています。レートはFRBのメジャーカレンシーインデックスを使用しています。

【JPY】 JPY source:CFTC

円は8,398コントラクトのロング減少の32,787コントラクトのロングとなりました。

【EUR】 EUR source:CFTC

ユーロは36,059コントラクトのショート増加の36,443コントラクトのショートとなりました。

【CAD】 CAD source:CFTC

カナダドルは11,858コントラクトのロング減少の2,081コントラクトのロングとなりました。

【NZD】 NZD source:CFTC

NZドルは1,105コントラクトのロング増加の17,670コントラクトのロングとなりました。

他のIMM通貨先物のポジション動向は上田ハーローレポートのシカゴIMM非商業ポジションを参照してください。(12日更新)

2011年9月 9日 (金)

9/9 本日の戦略-G7財務相・中央銀行総裁会合を前に動きにくいがユーロはリスク-

おはようございます。近くの田んぼで稲刈りが始まりました。稲刈りが終わると秋だなっていう感じになります。

■変化率から見た前日の通貨の強弱
ドル>NZドル>円>ポンド>豪ドル>ユーロ
※ ">" の左側の通貨が右側の通貨より強いことを示しています。

■本日の見通し
昨日はトリシェECB総裁が政策のスタンスを「中立」に変更したとみられることから、ユーロが売られ、バーナンキ米FRB議長が手段はあると発言したものの、具体的な内容が示されなかったことから、株価が下落し、リスク回避からもユーロが売られるという結果となりました。バーナンキ米FRB議長が具体的な手段を示せない背景には、FRBの中で意見の一致をみるのが難しい状況が続いていると推測できそうです。今月20・21日に行われるFOMCでも有効な手段が出せなかった場合には、世界的な株安の連鎖が続き、「ドル」「円」に上昇圧力がかかるものと思われ、「ユーロ」「豪ドル」などが売られると思います。本日のこれまでの動きを見ていますと、オバマ米大統領により4470億ドルの米雇用対策が発表されましたが、市場の反応は今一つであることから、本日から開催されるG7財務相・中央銀行を前にして動きにく、現状方向性(ユーロ安、ドル高)が継続するのではないかと思います。

また、本日は10時30分に中国の消費者物価指数が発表されます。小売売上高も発表される予定ですが、時間は未定のようです。消費者物価の上昇は中国の引き締めが懸念されることから、株価が下落した場合には、リスク回避から「ドル」「円」が買われやすくなると思います。

ユーロ圏では本日がギリシャ債のロールオーバーの締切日となっています。参加率が90%に届かなかった場合にどのような措置が取られるのかが未定であり、ユーロにリスクが残る状態が続いています。イタリアやスペインの国債も売られ続けていることから、リスクはよりユーロに強いと思われます。

■USDJPY 日足(一目均衡表、ストキャスティックス) USDJPY source:uedaharlowfx
ドル/円は一目均衡表(日足)の転換線に支えられて底堅く推移しています。遅行線は日々線(ロウソク足)の下にありますが、このレベルを維持できれば日々線の上に抜けだせることから、雲の下限となる78.56円近辺まで上昇が継続する可能性があります。ただ、ストキャスティックス(スロー)では%Kスローが80に接近していることでこれまでの流れからは反転の可能性も出ています。

■本日のテクニカルでの注目点(矢印はトレンドの方向を予想しています)
該当なし

■変動率からの予想レンジ 08:25→NYクローズ

Ccy 予想レンジ
USDJPY 77.17 ~ 77.77
EURJPY 106.77 ~ 108.02
GBPJPY 122.96 ~ 124.19
AUDJPY 81.36 ~ 82.48
NZDJPY 63.82 ~ 64.87
CADJPY 77.78 ~ 78.68
ZARJPY 10.67 ~ 10.86
NOKJPY 14.18 ~ 14.40
MXNJPY 6.09 ~ 6.20
HKDJPY 9.86 ~ 9.95
SGDJPY 63.40 ~ 63.98
EURUSD 1.3778 ~ 1.3953

■前日のサマリー
昨日の東京時間はドルが底堅い動きとなり、ドル/円は77.25円近辺から77.42円まで上昇したものの、狭いレンジの動きとなりました。ユーロ/ドルは1.4080ドル近辺から1.4051ドル、ユーロ/円は108.90円近辺から108.71円まで小幅な動きとなりました。ロンドン時間は、ECB理事会を控えて小動きとなる中、欧州系ファンドの売りでドル/円が77.15円、ユーロ/円は109.04円から108.40円近辺、ユーロ/ドルが1.4089ドルから1.4040ドル近辺へと下落しました。NY時間に入り、発表された米貿易収支は市場予想より減少していたものの、新規失業保険指数が悪化していたものの、同時刻に始まったトリシェECB総裁の記者会見で「ユーロ圏経済は特段に泰赤不確実性と、従来より強い下方向リスクに直面している」「インフレは均衡でもはや上向きではない」と発言すると、ユーロ/ドルは1.4060ドル近辺から1.3943ドルまで下落、ユーロ/円も108.53円から107.96円へと下落しました。ドル/円は77.42円まで上昇しました。その後はバーナンキ米FRB議長の講演で「FOMCは一連の手段を適切に利用する用意がある」「FOMCは一段の景気し下に向け手段を持つ」と発言したものの、具体的な内容には言及しなかったため、市場では失望となり、株価が下落し、リスク回避のドル買いから、ドル/円は77.59円まで上昇、ユーロ/ドルは1.3875ドル、ユーロ/円は107.54円まで一時下落しました。
クローズはドル/円が77.47円、ユーロ/ドルが1.3880ドル、ユーロ/円は107.51円。

■株価(bloomberg.co.jp)

Index 引値 前日比
日経225 8793.12 29.71
FTSE100(英) 5340.38 21.79
DAX(独) 5408.46 2.93
NYダウ(米) 11295.81 -119.05
S&P500(米) 1185.90 -12.72
NASDAQ(米) 2529.14 -19.80

■金利(bloomberg.co.jp)

Country 利回り 前日比
米10年債 1.98 -0.06
日本10年債 1.018 0.009
英10年債 2.35 0.01
独10年債 1.87 -0.04

■コモディティ価格

Commodities 引値 前日比
NY金(期近) 1857.50 39.90
NY原油(期近) 86.05 -0.29

■本日の指標発表(FXミュージアムより)
9/9(金)
・ 08:50 日本 8月 マネーストックM2 前年同月比
・ 08:50 日本 4-6月期 四半期実質国内総生産(GDP、改定値) 年率換算
・ 08:50 日本 4-6月期 四半期実質国内総生産(GDP、改定値) 前期比
・ 14:00 日本 8月 消費者態度指数・一般世帯
・ 15:00 ドイツ 8月 国内総生産(GDP、改定値) 前期比
・ 15:00 ドイツ 8月 国内総生産(GDP、改定値) 前年同期比
・ 15:00 ドイツ 8月 消費者物価指数(CPI、改定値) 前月比
・ 15:00 ドイツ 8月 卸売物価指数(WPI) 前月比
・ 17:30 英国 8月 卸売物価指数(食品、エネルギー除くコアPPI) 前年同月比
・ 20:00 カナダ 8月 失業率
・ 20:00 カナダ 8月 新規雇用者数
・ 21:15 カナダ 8月 住宅着工件数
・ 21:30 カナダ 4-6月期 四半期労働生産性指数 前期比
・ 23:00 米国 7月 卸売在庫 前月比
・ 00:30 ウィリアムズ米サンフランシスコ連銀総裁講演
未定 G7財務相・中央銀行総裁会合(10日まで)

ピボットポイントなどは山内俊哉のココに注目!もご覧ください

2011年9月 8日 (木)

9/8 本日の戦略-トリシェECB総裁、バーナンキFRB議長発言に注目-

おはようございます。本日もよろしくお願いします。

■変化率から見た前日の通貨の強弱
豪ドル>NZドル>ユーロ>円>ポンド>ドル
※ ">" の左側の通貨が右側の通貨より強いことを示しています。

■本日の見通し
昨日はドイツ連邦憲法裁判所が原告の意見申し立てを棄却したこと(ただし、9月29日の議会委員会の承認が必要)、スペイン上院で、予算に関する憲法改正案が承認されたこと、イタリアで財政緊縮計画が上院で過半数を獲得したことなどから、リスク回避を巻き戻すドル売りの動きとなり、ドルが売られる展開となりました。ただ、ユーロではギリシャの2年債の利回り55.3%に達していることやフィンランド首相がギリシャ救済に参加しない可能性を示唆、ユンケル議長もギリシャ向け次回融資の実行、保証しないと発言するなど、ギリシャのデフォルトリスクが高まっています。また、IMFはユーロ圏経済成長見通しを引き下げています。このため、世界同時株安は昨日は収まっているものの、状況が変わったわけではないので、引き続きユーロには下落圧力がかかるものと思っています。一方、テクニカル分析ではユーロ/ドル、ユーロ/円がともにストキャスティックススローがゴールデンクロスしていることで、本日予定されていますECB理事会後のトリシェECB総裁の記者会見の内容では、ユーロが上昇する可能性があります。

本日は上記のECB理事会以外にも米国の貿易収支、バーナンキ米FRB議長の講演が予定されていて、今月に20・21日に実施される米FOMCでの緩和策のヒントとなる内容に注目していると思われ、特に触れられなかった場合には、米株価の下落からドルが買われやすくなると思います。また、オバマ米大統領が雇用対策に3000億ドル以上を投入するとの見方から期待感

また、本日は10時30分に豪で失業率、新規雇用者数の発表が予定されています。昨日の4-6月GDPに続き、よい雇用の内容が示されると豪ドルは堅調に推移するものと思われます。

■EURUSD 日足(一目均衡表、ストキャスティックス、エンベロープ) EURUSD source:uedaharlowfx
ユーロ/ドルは21日移動平均線から上に2%(エンベロープの内側)、下に3%(エンベロープの外側)でのレンジの動きとなっています。このため、ストキャスティックス(スロー)の%Kスローと%Dスローのクロスがレンジに近いところで発生した場合には有効に機能すると思われます。昨日、ストキャスティックス(スロー)がゴールデンクロスしていることから、上昇する確率は高いと思いますが、一目均衡表(日足)から見るトレンドは下向きなので、9/6の安値の1.3971ドルを下抜けたときはレンジから外れる可能性が高くなります。

■本日のテクニカルでの注目点(矢印はトレンドの方向を予想しています)
ユーロ/ドル ストキャスティックス(スロー)がゴールデンクロス
ユーロ/円 ストキャスティックス(スロー)がゴールデンクロス
NZドル/円 21日移動平均線を上抜け
豪ドル/米ドル 21日移動平均線を上抜け

■変動率からの予想レンジ 07:51→NYクローズ

Ccy予想レンジ
USDJPY76.87 ~ 77.49
EURJPY108.11 ~ 109.38
GBPJPY122.73 ~ 124.02
AUDJPY81.64 ~ 82.89
NZDJPY63.56 ~ 64.72
CADJPY77.97 ~ 78.94
ZARJPY10.67 ~ 10.88
NOKJPY14.20 ~ 14.44
MXNJPY6.09 ~ 6.22
HKDJPY9.83 ~ 9.92
SGDJPY63.58 ~ 64.19
EURUSD1.4006 ~ 1.4176

■前日のサマリー
昨日の東京時間はアジア株が全般的に堅調に推移したこともあり、リスク回避の巻き戻しとなったことから、ドルが主要通貨に対して売られました。ドル/円は本邦日銀の金融政策が現状のまま据え置かれたことから、一時77.07円まで下落し、ユーロ/円も108.31円まで連れ安となりました。ユーロ/ドルはドルの下落から1.40ドル近辺から1.4080ドルまで上昇しました。ロンドン時間に入ると、ドイツ連邦憲法裁判所がユーロ救済策への参加の合憲性を問う訴えを退けたことで、ユーロ/ドルが1.4150ドル、ユーロ/円が109.09円まで上昇、ドル/円は再び77.07円まで下落しました。しかし、フィンランド首相が「ギリシャ救済へ参加しない公算も」と発言したことから、ユーロ/ドルは1.4025ドル、ユーロ/円は108.33円まで下落、ドル/円は77.20円近辺まで戻しました。NY時間に入るとユーロ/ドルは1.4012ドル、ユーロ/円は108.29円へと下落しましたが、スペイン上院が予算に関する憲法改正案を承認したこと、イタリア財政緊縮計画が上院で過半数を獲得したことを背景に欧米の株価が堅調に推移したことで、ユーロ/ドルは1.4108ドル、ユーロ/円は109.00円まで一時上昇しました。ドル/円はエバンス米シカゴ連銀総裁が「FRBはインフレ率が3%を下回る限り、失業率が7.5%に低下するまで低金利を確約する可能性がある」と発言したことで、株価のう上昇にも後押しされ、一時77.45円まで上昇しました。
クローズはドル/円が77.21円、ユーロ/ドルが1.4093ドル、ユーロ/円は108.85円。

■株価(bloomberg.co.jp)

Index 引値 前日比
日経225 8763.41 172.84
FTSE100(英) 5318.59 161.75
DAX(独) 5405.53 211.56
NYダウ(米) 11414.86 275.56
S&P500(米) 1198.62 33.38
NASDAQ(米) 2548.94 75.11

■金利(bloomberg.co.jp)

Country 利回り 前日比
米10年債 2.04 0.01
日本10年債 1.009 0.022
英10年債 2.34 0.00
独10年債 1.90 0.01

■コモディティ価格

Commodities 引値 前日比
NY金(期近) 1817.60 -55.70
NY原油(期近) 89.34 3.32

■本日の指標発表(FXミュージアムより)
9/8(木)
・ 08:50 日本 7月 国際収支・経常収支
・ 08:50 日本 7月 国際収支・貿易収支
・ 08:50 日本 7月 機械受注 前月比
10:30 豪 8月 新規雇用者数
10:30 豪 8月 失業率
・ 14:00 日本 8月 景気ウオッチャー調査-現状判断DI
・ 14:45 スイス 8月 失業率
・ 15:00 ドイツ 7月 経常収支
・ 15:00 ドイツ 7月 貿易収支
・ 20:00 英国 イングランド銀行(BOE、英中央銀行)金利発表
・ 20:45 ユーロ圏 欧州中央銀行(ECB)政策金利
・ 21:30 カナダ 7月 住宅建設許可件数 前月比
・ 21:30 カナダ 7月 新築住宅価格指数 前月比
・ 21:30 カナダ 7月 貿易収支
21:30 米国 7月 貿易収支
21:30 米国 前週分 新規失業保険申請件数
21:30 ユーロ圏 トリシェECB総裁定例記者会見
02:00 米国 バーナンキ米連邦準備理事会(FRB)議長講演
・ 04:00 米国 7月 消費者信用残高 前月比

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2011年9月 6日 (火)

9/6 本日の戦略-欧州に対するリスク継続と思われる-

おはようございます。本日もよろしくお願いします。

■変化率から見た前日の通貨の強弱
ドル>円>ユーロ>ポンド>豪ドル>NZドル
※ ">" の左側の通貨が右側の通貨より強いことを示しています。

■本日の見通し
昨日は米国、カナダが休場だったことや今週8日にECB理事会を控えていることから、欧州に関心が向かい、週末のドイツの州議会選挙でメルケル首相が率いるCDUが敗北したことなどが要因となり、イタリアの格下げのうわさやドラギ・イタリア中銀総裁(次期ECB総裁)が「ECBによる欧州債購入を当然視すべきではない」との発言などから欧州株価が大幅に下落、ユーロが主導する形でリスク回避の動きが強まったことから、ドルと円が買われる展開となりました。このため、豪ドルやNZドルなども下落しています。本日はギリシャで6カ月物のT-Billの入札が予定されていることから、これが不調に終わると更にユーロが下落し、1.4050ドル、1.40ドルのオプションの防戦買いの噂もありますが、これを下に抜けると7/12の安値の1.3838ドル近辺まで下落する可能性が高くなります。

ドル/円は株価の下落からのリスク回避にもかかわらず、円がドルより強いため、76円台での小動きながら、ドルの下値を試すには至りません。この背景には銀行間市場でドル資金が逼迫していることや、本邦政府・日銀による介入警戒が残っていることが挙げられます。本日は23時に米供給管理協会(ISM)の非製造業景気指数が発表されることから、これが弱い結果となった場合には、株価の下落からドルが買われる要因となると思います。ただ、昨日はG7関係者の発言として、「大規模な経常黒字を有する国に、需要拡大と為替相場の上昇を求める可能性」「日本が円高問題を取り上げる可能性があるが、協調的な為替市場の介入に関する合意はない見通」としていることから、震災復興という事情があるものの、単独介入の理解を得られるかどうかが焦点となると思います。

その他の通貨では、本日は豪準備銀行(RBA)の金融政策の発表が13時30分に予定されています。世界的に不透明感が高まっていることからRBAは前回同様に政策金利を据え置くものとみられます。また、声明に関しては先月下旬に行われたスティーブンスRBA総裁のインフレ警戒の発言に変更があった場合には豪ドルが売られることになると思いますが、短期間での変化はないものと思われます。

■AUDJPY 日足(一目均衡表、ストキャスティックス、トレンドライン、フィボナッチ) AUDJPY source:uedaharlowfx
豪ドル/円は7/8の高値の87.72円と8/1の高値の86.15円を結んだトレンドラインが抵抗線として機能しています。一目均衡表(日足)の転換線が基準線を上に抜けたものの、基準線は下方向を示していることから、下降トレンドが継続中とみられます。ストキャスティックスでもまだ下落余地があるとみられます。下値目処ですが、8/9の安値の76.52円と9/1の高値の82.79円を100%としたフィボナッチ38.2%押しの80.39円近辺か、50%押しの79.65円近辺と思います。

■本日のテクニカルでの注目点(矢印はトレンドの方向を予想しています)
ドル/円 21日移動平均線を上抜け(僅か)
ポンド/ドル 一目均衡表(日足)の雲を下抜け
豪ドル/円 一目均衡表(日足)の基準線を下抜け
NZドル/円 21日移動平均線を下抜け
NZドル/米ドル 21日移動平均線、一目均衡表(日足)の基準線、雲を下抜け

■変動率からの予想レンジ 07:55→NYクローズ

Ccy 予想レンジ
USDJPY 76.50 ~ 77.14
EURJPY 107.51 ~ 108.85
GBPJPY 123.05 ~ 124.39
AUDJPY 80.26 ~ 81.59
NZDJPY 63.18 ~ 64.41
CADJPY 76.98 ~ 78.01
ZARJPY 10.62 ~ 10.85
NOKJPY 13.97 ~ 14.20
MXNJPY 6.01 ~ 6.15
HKDJPY 9.79 ~ 9.88
SGDJPY 63.24 ~ 63.87
EURUSD 1.3994 ~ 1.4174

■前日のサマリー
昨日の東京時間は先週末の米国雇用統計を受け、NYダウが大幅下落となったことから、アジアの株式も全般的に下落したことから、リスク回避の動きが鮮明となり、ドル/円は76.95円近辺から76.69円、ユーロ/円が108.90円近辺から108.52円、ユーロ/ドルが1.4170ドル近辺から1.4139ドルまで下落しました。欧州時間に入ると、週末の選挙でメルケル独首相が率いるCDUが地元の州議会選挙で敗北したことを受け、ユーロ周辺国の債務問題が深刻になるとの見方などからギリシャ国債が売られ、ギリシャ2年債は利回りが50%を超えたことやイタリアにダウングレード(格下げ)の噂が出たことなどから、欧州の株価が大幅安となり、レイバーデーで休場のNY時間帯に、ユーロ/ドルは1.4061ドル、ユーロ/円は108.15円まで下落、ドル/円は76.99円まで上昇しました。欧州市場が終了するとフローもなくなり、ユーロは下値からやや戻してクローズしました。
クローズはドル/円が76.86円、ユーロ/ドルが1.4095ドル、ユーロ/円は108.36円。

■株価(bloomberg.co.jp)

Index 引値 前日比
日経225 8784.46 -166.28
FTSE100(英) 5102.58 -189.45
DAX(独) 5246.18 -292.15
NYダウ(米) 11240.26 -
S&P500(米) 1173.97 -
NASDAQ(米) 2480.33 -

■金利(bloomberg.co.jp)

Country 利回り 前日比
米10年債 1.99 -
日本10年債 1.019 -0.049
英10年債 2.28 -0.16
独10年債 1.84 -0.16

■コモディティ価格

Commodities 引値 前日比
NY金(期近) 1876.90 -
NY原油(期近) 86.45 -

■本日の指標発表(FXミュージアムより)
9/6(火)
・ 08:01 英国 8月 英小売連合(BRC)小売売上高調査 前年同月比
・ 10:30 豪 4-6月期 経常収支
・ 10:30 豪 7月 住宅ローン件数 前月比
13:30 豪 豪準備銀行(中央銀行)、政策金利発表
・ 16:15 スイス 8月 消費者物価指数(CPI) 前月比
・ 18:00 ユーロ圏 4-6月期 四半期域内総生産(GDP、改定値) 前期比
・ 18:00 ユーロ圏 4-6月期 四半期域内総生産(GDP、改定値) 前年同期比
・ 19:00 ドイツ 7月 製造業新規受注 前月比
23:00 米国 8月 ISM非製造業景況指数(総合)
・ 02:10 米国 コチャラコタ米ミネアポリス連銀総裁講演

ピボットポイントなどは山内俊哉のココに注目!もご覧ください

2011年9月 5日 (月)

9/5 本日の戦略-株価の下落継続か、クロス円に下落リスク-

おはようございます。NHKラジオがインターネット経由で聞くことができるようになりました。民法はradiko(以前はラジ朗だったと思います)でサービスを提供していますのでこれに加えてくれればなお良かったのですが。

■変化率から見た前日の通貨の強弱
ポンド>円>ドル>ユーロ>NZドル>豪ドル
※ ">" の左側の通貨が右側の通貨より強いことを示しています。

■本日の見通し
本日は米国、カナダがレーバーディで休場となり、夜中の1時以降は参加者が少なくなり、動きにくくなると思います。また、先週に発表された米国の雇用統計を受け、アジアおよび欧州の株価が下落する可能性が高いため、リスク回避の動きにつながりやすいのではないかとみています。このため、豪ドルやNZドルなど資源国通貨は弱含みが予想されます。また、欧州では17時にトリシェECB総裁が講演を予定していることから、今週8日に実施されるECB理事会で利下げの可能性があるかどうかを発言から読み取ろうとすると思われ、利下げを示唆(あるいは、利下げに対する時間軸)を示した場合にはユーロは売られると思います。ただ、その前にジョーダン・スイス国立銀行副総裁の講演があることから、こちらもスイス高に対する牽制的な発言が行われるかに注目と思います。

■EURJPY 日足(一目均衡表、ストキャスティックス、トレンドライン) EURJPY source:uedaharlowfx
ユーロ/円は7/4の高値の117.73円、8/4の高値の114.14円を結んだトレンドラインが、抵抗となり8/29の高値も111.92円止まりとなりました。一目均衡表(日足)の遅行線が日々線(ロウソク足)を超えられなかったことから下降トレンドが継続していると見られます。8/11の安値の108.03円を下抜けると、3/17につけた年初来安値の106.71円がターゲットとなると思われます。ただ、ストキャスティックス(スロー)では%Kスロー、%Dスローともに20を下回っていることから、戻りとなる可能性もありますが、戻りも7/12の安値の109.59円近辺で止められると下落の可能性がより高くなると思います。

■本日のテクニカルでの注目点(矢印はトレンドの方向を予想しています)
ドル/スイス 一目均衡表(日足)の転換線が基準線を上抜け
ユーロ/ポンド 一目均衡表(日足)の基準線を上抜け
ユーロ/スイス 一目均衡表(日足)の転換線が基準線を上抜け
ポンド/スイス 一目均衡表(日足)の転換線が基準線を上抜け
豪ドル/米ドル 一目均衡表(日足)の基準線を下抜け

■変動率からの予想レンジ 07:59→NYクローズ

Ccy予想レンジ
USDJPY76.44 ~ 77.22
EURJPY108.20 ~ 109.68
GBPJPY125.20 ~ 126.72
AUDJPY81.00 ~ 82.42
NZDJPY64.25 ~ 65.54
CADJPY77.28 ~ 78.41
ZARJPY10.71 ~ 10.95
NOKJPY14.09 ~ 14.34
MXNJPY6.10 ~ 6.24
HKDJPY9.80 ~ 9.91
SGDJPY63.42 ~ 64.15
EURUSD1.4111 ~ 1.4278

■前日のサマリー
週末の東京時間は仲値にかけてのドル買いから、ドル/円は76.97円、ユーロ/円は109.87円まで上昇しましたが、アジアの株式市場が軟調な推移となったことでじりじりと下落、ドル/円は76.80円近辺、ユーロ/円は109.48円近辺まで下落、ユーロ/ドルも午前中には一時1.4288ドルの高値をつけたものの、軟調となり1.4242ドルまで下落しました。ロンドン時間に入ると、ユーロ/ドルが1.4209ドルまで下落、ユーロ/円も109.13円まで連れ安となりましたが、ユーロ/ドルで1.42ドルちょうどにあると見られるダブル・ノータッチ・オプションの防戦とみられるユーロ買いや温家宝首相が「欧州は依然、主要な投資先」などと発言したことなどで、ユーロ/ドルは1.4266ドル、ユーロ/円は109.46円までじょうしょう、ドル/円は76.77円から76.86円での狭いレンジの動きに終始しました。NY時間には米雇用統計発表前に、ドル/円は一時76.92円まで上昇しましたが、発表された内容が市場予想から下振れ、過去2カ月分も下方修正されたことで、ドル/円は76.53円まで下落、ユーロ/ドルは1.4288ドル、ユーロ/円は109.70円まで上昇しました。その後は、NYダウが200ドル超の下落となったことやIMF関係者がギリシャ支援だ担保差出を強制する措置に反対と発言したことなどでユーロ/ドルはストップロスをつけて1.4185ドル、ユーロ/円は108.85円まで下落しました。
クローズはドル/円が76.80円、ユーロ/ドルが1.4197ドル、ユーロ/円は109.02円。

■株価(bloomberg.co.jp)

Index 引値 前日比
日経225 8950.74 -110.06
FTSE100(英) 5292.03 -126.62
DAX(独) 5538.33 -192.30
NYダウ(米) 11240.26 -253.31
S&P500(米) 1173.97 -30.45
NASDAQ(米) 2480.33 -65.71

■金利(bloomberg.co.jp)

Country 利回り 前日比
米10年債 1.99 -0.14
日本10年債 1.068 0.016
英10年債 2.44 -0.10
独10年債 2.00 -0.01

■コモディティ価格

Commodities 引値 前日比
NY金(期近) 1876.90 47.80
NY原油(期近) 86.45 -2.48

■本日の指標発表(FXミュージアムより)
9/5(月)
・ 米国休場(レーバーデー)
・ カナダ休場(レーバーデー)
・ 15:50 スイス ジョーダン・スイス国立銀行(SNB)副総裁講演
・ 17:00 ユーロ圏 8月 サービス部門購買担当者景気指数(PMI、改定値)
17:00 ユーロ圏 トリシェ欧州中央銀行(ECB)総裁講演
・ 17:30 英国 8月 サービス部門購買担当者景気指数(PMI)
・ 18:00 ユーロ圏 7月 小売売上高 前月比
・ 18:00 ユーロ圏 7月 小売売上高 前年同月比

ピボットポイントなどは山内俊哉のココに注目!もご覧ください

2011年9月 4日 (日)

9/5の週の見通し -豪・日・英・欧州の金融政策に注目の週-

こんばんは。台風12号はノロノロで近畿を始め各地に甚大な被害をもたらしています。震災、豪雨、台風と日本に無事なところがありません。

■ドル/円 60分足
USDJPY ※チャートをクリックすると拡大します。

■ユーロ/ドル 60分足
EURUSD ※チャートをクリックすると拡大します。

■ユーロ/円 60分足
EURJPY ※チャートをクリックすると拡大します。

■先週の動き
先週のドル/円は本邦民主党の代表選挙で新首相に財務相の野田佳彦氏が決選投票の末勝利したものの、為替市場への影響は限定的で本邦政府・日銀の介入警戒から、76円台ミドル近辺では底堅く推移しました。週半ばにはロンドンフィキシングでユーロへのまとまった売りの噂などが、一時76.41円まで下落する場面が見られました。その翌日には本邦企業のよるM&Aに絡むドル買いの噂から一時77.24円まで上昇しましたが、2日に発表された米雇用統計で、非農業部門雇用者数が市場予想から下振れする0人の増加となったことで、76円台後半でクローズしました。

ユーロは週初こそ、ギリシャ第3位のアルファ銀行が第2位のEFGユーロバンク・エルガシアスを買収すると発表したことなどを背景にして金融株が主導して株価が上昇したことなどから1.4547ドルまで上昇しましたが、イタリア国債の入札が不調に終わったことやユーロ圏の景況感が悪化したことなどから弱含みの推移となり、31日のロンドンフィキシングでまとまったユーロ売りの噂もあり、ユーロ/ドルは1.4358ドル、ユーロ/円は109.89円まで下落しました。その後もスペインの国債入札も低調だったことや米国の金融株が下落したことなどでストップロスを巻き込んでユーロ/ドルは1.4185ドル、ユーロ/円は108.85円まで下落しました。

通貨別に見ますと、ドルもユーロも悪材料が続いていることで、比較的リスクが少ないとみられている豪ドル、NZドルが上昇、ドル/円は強弱がほとんどありませんでした。ドルとユーロでは、ユーロのほうがより弱い材料となったことで、ユーロは主要通貨に対して下落しています。

■週間騰落率(JPY)
JPY ※グラフをクリックすると拡大します。 ■週間騰落率(USD)
USD
※グラフをクリックすると拡大します。

■今週の見通し
先週金曜日に発表された米国の雇用統計では、失業率は前月と変わらずの9.1%となったものの、非農業部門雇用者数は増加が0人となり、市場予想から下振れしました。詳細下記のようになっています。

・非農業部門雇用者数( )内は前月
製造業 0.3万人減(5.2万人増)
サービス産業 2万人増(10.4万人増)
政府 1.7万人減(7.1万人減)

・期間( )内は前月
5週間未満 19.6%(19.3%)
5週から14週 21.7%(22.2%)
15週から26週 15.9%(14.1%)
27週以上 42.9%(44.4%)

これらの数字を見ると、民間(製造業とサービス業を足した雇用者数)は1.7万人の増加に留まり、前月からは大幅に低下しています。サービス業の大幅低下は8月6日に始まったベライゾン(大手通信社)のストの影響があったものとみられることから、見かけより悪くないと考えられますが、小売業なども減少していることから、個人消費が減少してきていることが推測されそうです。また、27週(半年)以上職のない人の割合は減少しているものの、これは求職をあきらめた人たちが増加していると考えられ、米国の雇用の状況が決して良くないとみられます。今後、非農業部門雇用者数がマイナスになっていくようだと、景気刺激策の要求が高まると思われ、財政的に厳ししい状況にある中で、FRBへの緩和への期待が高まるものとみられることや、格付け機関ムーディーズやフィッチにより、米国の格下げが行われる可能性があり、ドルの一段安につながるものと思います。こうした中での8日のバーナンキ米FRB議長の講演には注意が必要と思われます。

こうした中で、今週は週末に仏マルセイユで行われるG7財務相・中央銀行総裁会議が注目されると思います。この中で、本邦政府・日銀による介入を持さない姿勢に対して理解が得られるのかなど安住新財務相の手腕が試されそうです。また、ここ数カ月の株価の不安定な動きや欧州周辺国の債務危機に対して対策等が示されるかにも注目です。

今週は6日に豪準備銀行(RBA)、7日に日本銀行(BOJ)、8日に英中銀(BOE)、欧州中銀(ECB)と各国の金融政策が発表されます。豪は市場の利下げ期待に対して、スティーブンス豪RBA総裁の議会証言ではインフレを懸念していることが示されましたが、今回の会合後のステートメントではどのような内容が示されるのかに注目で、利下げが示唆されるようならば豪ドルの下落の可能性が高まります。日銀では円高対策として更なる量的緩和が期待されているものの、できる範囲が陰られている中で、日銀がどのように判断するかに注目と思います。ただ、ドル/円に与える影響は限定されると思っています。英国はタカ派(利上げ派)がいなくなったことで、据え置きと思われることから特に影響はないと思います。ユーロはトリシェECB総裁が利下げの可能性をほのめかしたこともあり、トリシェECB総裁の定例記者会見に注目が集まるものと思われ、仮に利下げに言及した場合にはユーロが売られることになると思います。

■今週の予想レンジ

Ccy Low(下)   High(上)
ドル/円 75.10 78.10
ユーロ/ドル 1.4050 1.4350
ユーロ/円 108.00 111.70
ポンド/円 123.30 127.10
豪ドル/円 80.60 83.10
NZドル/円 64.20 66.10
南アランド/円 10.70 11.20

■日、週、月、年騰落データ Rate
※表をクリックすると拡大します。

■注目イベント
9/5(月)
・ 17:00 ユーロ圏 8月 サービス部門購買担当者景気指数(PMI、改定値)
・ 17:30 英国 8月 サービス部門購買担当者景気指数(PMI)
・ 18:00 ユーロ圏 7月 小売売上高 前月比
・ 18:00 ユーロ圏 7月 小売売上高 前年同月比
9/6(火)
・ 08:01 英国 8月 英小売連合(BRC)小売売上高調査 前年同月比
・ 10:30 豪 4-6月期 経常収支
・ 10:30 豪 7月 住宅ローン件数 前月比
13:30 豪 豪準備銀行(中央銀行)、政策金利発表
・ 16:15 スイス 8月 消費者物価指数(CPI) 前月比
・ 18:00 ユーロ圏 4-6月期 四半期域内総生産(GDP、改定値) 前期比
・ 18:00 ユーロ圏 4-6月期 四半期域内総生産(GDP、改定値) 前年同期比
・ 19:00 ドイツ 7月 製造業新規受注 前月比
23:00 米国 8月 ISM非製造業景況指数(総合)
9/7(水)
・ 08:50 日本 8月 外貨準備高
10:30 豪 4-6月期 四半期国内総生産(GDP) 前期比
10:30 豪 4-6月期 四半期国内総生産(GDP) 前年同期比
00:00 日本 日銀金融政策決定会合、終了後政策金利発表
・ 14:00 日本 7月 景気一致指数(CI)・速報値
・ 14:00 日本 7月 景気先行指数(CI)・速報値
17:30 英国 7月 鉱工業生産指数 前月比
17:30 英国 7月 製造業生産指数 前月比
・ 19:00 ドイツ 7月 鉱工業生産 前月比
・ 20:00 米国 MBA住宅ローン申請指数 前週比
22:00 カナダ カナダ銀行 政策金利
・ 23:00 カナダ 8月 Ivey購買部協会指数
・ 03:00 米国 米地区連銀経済報告(ベージュブック)
9/8(木)
・ 07:45 NZ 4-6月期 四半期製造業売上高 前期比
・ 08:50 日本 7月 国際収支・経常収支
・ 08:50 日本 7月 国際収支・貿易収支
・ 08:50 日本 7月 機械受注 前月比
10:30 豪 8月 新規雇用者数
10:30 豪 8月 失業率
・ 14:00 日本 8月 景気ウオッチャー調査-現状判断DI
・ 14:45 スイス 8月 失業率
・ 15:00 ドイツ 7月 経常収支
・ 15:00 ドイツ 7月 貿易収支
・ 20:00 英国 イングランド銀行(BOE、英中央銀行)金利発表
・ 20:45 ユーロ圏 欧州中央銀行(ECB)政策金利
・ 21:30 カナダ 7月 住宅建設許可件数 前月比
・ 21:30 カナダ 7月 新築住宅価格指数 前月比
・ 21:30 カナダ 7月 貿易収支
21:30 米国 7月 貿易収支
21:30 米国 前週分 新規失業保険申請件数
・ 04:00 米国 7月 消費者信用残高 前月比
9/9(金)
・ 08:50 日本 8月 マネーストックM2 前年同月比
・ 08:50 日本 4-6月期 四半期実質国内総生産(GDP、改定値) 年率換算
・ 08:50 日本 4-6月期 四半期実質国内総生産(GDP、改定値) 前期比
・ 14:00 日本 8月 消費者態度指数・一般世帯
・ 15:00 ドイツ 8月 国内総生産(GDP、改定値) 前期比
・ 15:00 ドイツ 8月 国内総生産(GDP、改定値) 前年同期比
・ 15:00 ドイツ 8月 消費者物価指数(CPI、改定値) 前月比
・ 15:00 ドイツ 8月 卸売物価指数(WPI) 前月比
・ 17:30 英国 8月 卸売物価指数(食品、エネルギー除くコアPPI) 前年同月比
・ 20:00 カナダ 8月 失業率
・ 20:00 カナダ 8月 新規雇用者数
・ 21:15 カナダ 8月 住宅着工件数
・ 21:30 カナダ 4-6月期 四半期労働生産性指数 前期比
・ 23:00 米国 7月 卸売在庫 前月比
経済指標の詳細はFXmuseumのFXカレンダーを参照してください。

2011年9月 3日 (土)

シカゴ通貨先物非商業ポジション(8/30現在)

こんにちは。昨日はワールドカップアジア最終予選の日本vs北朝鮮をTV見つつ雇用統計の発表を待っていました。蒸し暑いのと雨の中、ゲームも大変だったと思いますが、かろうじて日本が勝ってくれてよかったです。

2日に発表された30日現在のシカゴIMMの非商業(投機)ポジションでは、ドルのネットポジションでのショート(売)は減少、円のネットポジションでのロングも小幅ながら減少しました。ユーロのネットポジションではロングが減少しショートに転換しました。カナダドル、豪ドルはロングが大幅増加となりました。

ポジションから見ると、引き続き本邦政府・日銀による介入への警戒感が残っているため、円のロングポジションは減少したものの小幅な動きとなっています。週末に発表された米国の雇用統計は悪化していたものの、ISMなどは市場予想より良かったことで、為替レートも狭いレンジに留まったことから、ポジション残からはロング(買い)が増加に向かうのか、減少に向かうのか方向感がつかみにくい状況です。ユーロもネットでショートに転換したものの、ほぼゼロといっても過言ではありません。イタリア国債やスペイン国債の入札不調やECBによる利下げの可能性も出てきていることから、ショートが積み上がっていく可能性があります。豪ドルはロングポジションが3週連続で増加したものの、ピークのポジションからはまだ半分位の量ですので、増加余地はあるといえそうです。

■シカゴIMM非商業ポジション

項目 Net(ネット) Dif(増減) Long(買) Short(売) All(総取組)
JPY 41,185 -5,954 54,136 12,951 67,087
EUR -384 -2,923 43,894 44,278 88,172
GBP 444 -10,517 31,248 30,804 62,052
CHF 9,342 -295 13,347 4,005 17,352
CAD 13,939 5,135 24,823 10,884 35,707
AUD 47,569 3,995 60,605 13,036 73,641
NZD 16,565 -311 17,953 1,388 19,341
MXN 41,185 -5,954 54,136 12,951 67,087
source:CFTC

【USD】 USD source:CFTC

ドルは11,825コントラクトのショート減少の149,540コントラクトのショートとなりました。
※ドルのポジションは円、ユーロをはじめ、メキシコペソまでを合計して算出しています。レートはFRBのメジャーカレンシーインデックスを使用しています。

【JPY】 JPY source:CFTC

円は5,954コントラクトのロング減少の41,185コントラクトのロングとなりました。

【EUR】 EUR source:CFTC

ユーロは2,923コントラクトのショート増加の384コントラクトのショートとなりました。

【CAD】 CAD source:CFTC

カナダドルは5,135コントラクトのロング増加の13,939コントラクトのロングとなりました。

【NZD】 NZD source:CFTC

NZドルは311コントラクトのロング減少の16,565コントラクトのロングとなりました。

他のIMM通貨先物のポジション動向は上田ハーローレポートのシカゴIMM非商業ポジションを参照してください。(3日更新)

2011年9月 2日 (金)

9/2 本日の戦略-米雇用統計の市場予想は下方修正ぎみ-

おはようございます。本日は野田新首相の閣僚が決まる予定です。ツイッターで「いい国(1192)作ろう野田政権」とつぶやいている方がいました。上手いですね。

■変化率から見た前日の通貨の強弱
豪ドル>ドル>NZドル>ポンド>円>ユーロ
※ ">" の左側の通貨が右側の通貨より強いことを示しています。

■本日の見通し
昨日発表された米製造業ISMは50を維持(予想が外れてしまいました)したものの、ヘッドラインほど決して内容はよいものとはいえません。具体的には雇用指数が51.8(前月が53.5)に低下、生産が48.6(前月が52.5)、新規輸出受注が50.5(前月が54.0)からそれぞれ低下していました。このため、本日21時30分に発表されます米国の雇用統計を見極めたいとの思惑が強いと思われます。また、本日の雇用統計での非農業部門雇用者数は予想を下方修正しているところも多く、現在の市場の予想の平均値である6.8万人増からは低めの数字が織り込まれていると思います。
ヘッドラインが下記となった場合の動きを考えておきたいと思います。
ケース1:増加が7万人以上のときは、ファーストアクションはドルが売り、その後は緩和期待の後退で株価の下落からのドル買いとなる。
ケース2:増加が3万人から7万人までのときは、予想の範囲内となり、ファーストアクションは変化なし。その後は、3万人に近いほど緩和期待が出るものと思われ、株価の上昇からドルが売られる。
ケース3:増加が3万人以下のときは、ファーストアクションはドル売り、その後は緩和期待からの株価上昇でドル売りとなる。
※あくまでも個人の予想です。

一方、ユーロは昨日のスペイン国債の入札の需要が低調だったことやメルケル独首相がユーロ共同債について「誤った解決法」との見解を再び示したことなど、ユーロが1.43ドルを割り込みました。ただ、下落していたイタリア、スペインの国債が反発(ECBの買いとの噂)したこともあり、このレベルで下げ止まっています。ユーロ圏では、次週の6日にドイツ、オランダ、フィンランドがギリシャへの担保要求での財務省会合を開くことから、ここでフィンランドから妥協を引き出すことができるかどうかにかかっていると思われます。また、米の著名なアドバイザリーレポートで、ECBの利下げの可能性が示されたことから、次週8日のECB理事会が注目されることとなり、それまでは上値が抑えられることになるのではないかと思います。引き続き1.40ドルから1.4550ドルのレンジの範囲内での動きと思われます。

■USDJPY 日足(一目均衡表、水平ライン、変化率) USDJPY source:uedaharlowfx
ドル/円はドルの史上最安値をつけた8/19以降は概ね76円台の推移となり、下値が76.50円近辺(チャートの水平ライン)で維持されています。小動きが続いているものの、一目均衡表(日足)から伺えるトレンドは依然として下向きであり、狭いレンジでの動きが続いていることから、エネルギーも溜まっているとみられ、下に抜け、75.94円を下回ったときのリスクが大きくなっているよう思います。ただ、チャートからは大きな陽線で上に離れれば「なべ底」を形成(8/25は失敗)するため、一目均衡表(日足)の基準線となる78.08円近辺から雲の下限となる78.50円近辺までの上昇はあるかと思います。

■本日のテクニカルでの注目点(矢印はトレンドの方向を予想しています)
ユーロ/ドル 21日移動平均線、一目均衡表(日足)の基準線を下抜け、雲の上から中へ
豪ドル/円 ストキャスティックス(スロー)がデッドクロス
豪ドル/米ドル ストキャスティックス(スロー)がデッドクロス

■変動率からの予想レンジ 08:02→NYクローズ

Ccy 予想レンジ
USDJPY 76.54 ~ 77.32
EURJPY 108.85 ~ 110.36
GBPJPY 123.58 ~ 125.12
AUDJPY 81.62 ~ 83.06
NZDJPY 64.65 ~ 65.94
CADJPY 78.08 ~ 79.22
ZARJPY 10.79 ~ 11.03
NOKJPY 14.06 ~ 14.31
MXNJPY 6.15 ~ 6.29
HKDJPY 9.81 ~ 9.92
SGDJPY 63.46 ~ 64.20
EURUSD 1.4175 ~ 1.4342

■前日のサマリー
昨日の東京時間は朝方に邦銀のまとまった買い(M&A案件との噂あり)から、ドル/円がストップロス(買い)を巻き込んで77.25円、ユーロ/円もつれ高となり111.00円まで上昇しましたが続かず、ドル/円は76円台後半、ユーロ/ドルは110円台前半へと下落しました。ユーロ/ドルは1.43ドル台後半での狭いレンジの推移となりました。ロンドン時間には、スペインの5年債の入札で需要が弱かったこともあり、ユーロ/ドルがストップロス(売り)をつけて1.4263ドル、ユーロ/円が109.76円まで下落する一方で、ドル/円は77.16円まで上昇しました。NY時間には発表された米新規失業保険申請件数、米供給管理協会(ISM)製造業指数がともに予想を上回ったものの、ファーストアクションはドル/円が76.85円まで下落しました。その後、米株価が下落に転じたことから、リスク回避の動きから「ドル買い」となり、ユーロ/ドルがストップロス(売り)をつけ1.4227ドル、ユーロ/円は109.53円まで下落、ドル/円は77.18円まで上昇しました。クローズにかけてはFRBが米大手金融のゴールドマンサックスに住宅ローン関連で強制措置とのニュースが流れ、金融株がげらくしたことから、ドル/円は76円台後半へと下落、ユーロ/ドルは1.42ドル台後半まで戻し、ユーロ/円は109円台後半での推移となりました。
クローズはドル/円が76.90円、ユーロ/ドルが1.4256ドル、ユーロ/円は109.66円。

■株価(bloomberg.co.jp)

Index 引値 前日比
日経225 9060.80 105.60
FTSE100(英) 5418.65 24.12
DAX(独) 5730.63 -54.22
NYダウ(米) 11493.57 -119.96
S&P500(米) 1204.42 -14.47
NASDAQ(米) 2546.04 -33.42

■金利(bloomberg.co.jp)

Country 利回り 前日比
米10年債 2.13 -0.09
日本10年債 1.052 0.018
英10年債 2.54 -0.06
独10年債 2.14 -0.07

■コモディティ価格

Commodities 引値 前日比
NY金(期近) 1829.10 -2.60
NY原油(期近) 88.93 0.12

■本日の指標発表(FXミュージアムより)
9/2(金)
・ 08:50 日本 8月 マネタリーベース 前年同月比
・ 18:00 ユーロ圏 7月 卸売物価指数(PPI) 前月比
・ 18:00 ユーロ圏 7月 卸売物価指数(PPI) 前年同月比
21:30 米国 8月 非農業部門雇用者数変化 前月比
21:30 米国 8月 失業率

ピボットポイントなどは山内俊哉のココに注目!もご覧ください

2011年9月 1日 (木)

9/1 本日の戦略-米ISMの50割れは必至と思われる-

おはようございます。台風が接近してきていますね。勢力が強いので新たな災害の被害が出ないか心配です。

■変化率から見た前日の通貨の強弱
豪ドル>NZドル>円>ドル>ポンド>ユーロ
※ ">" の左側の通貨が右側の通貨より強いことを示しています。

■本日の見通し
昨日は米経済指標が思ったほど悪くなかったことで、NYダウなど株価が上昇しましたが、ドル/円での円の上昇圧力がそれほど緩和されたわけでもないようです。また、財務省から発表された外国為替平衡操作の実施状況(介入の実施状況)は4兆5,129億円で、予想されていた以上のものはありませんでした。結局4.5兆円で約3円の押し上げをしたものの、外部要因の悪化から効果は1日も持たなかったことになります。野田政権も円高対策として介入というカードを持っていることをちらつかせると思われますので、本日の米供給管理協会(ISM)製造業景気指数、明日の米雇用統計で悪化が示されたとしても、円の史上最高値は更新される可能性が高いと思いますが、急激な円高にはならないのではないかかと思います。

一方、ユーロはギリシャギリシャ議会予算監査当局が「ギリシャ債務は制御不能」と発言していることやフィンランドのカタイネン首相が「この担保問題は目標に達するだろう」と発言、また、ギリシャ財務省は否定していますが、「同国がユーロ離脱の準備のために米法律事務所を起用した」とのルーマーも出ました。ギリシャに関してはデフォルト必死とみられることで、ユーロは引き続き1.45ドルでは重たさが感じられ、1.40ドル近辺とのレンジの動きはしばらく続くとみられます。いずれにしろスイスフランにはこれからも振り回されることになりそうです。

豪ドルはこの後10時30分に小売売上高の発表が予定されています。小売りが良ければ豪ドルが買われ、直近でつけた高値の82.18円を上に抜けると7/13の安値の83.15円近辺まで上昇するのではないかと思います。ただ、本日、新興国のブラジルが欧米のリセッション(景気後退)リスクから政策金利を0.5%引き下げていることで、次週の金融政策での利上げの可能性はほとんどないと思われますし、声明には注意と思います。

■NZDUSD 日足(一目均衡表、ストキャスティックス、フィボナッチ) NZDUSD source:uedaharlowfx
NZドル/米ドルは一目均衡表(日足)の雲の上限にサポートされて上昇が継続しています。ただ、ストキャスティックス(スロー)では%Kスロー、%Dスローがともに80を超えていて、デッドクロスする可能性が高いと思われることや8/1の高値の0.8841ドルと8/9の安値の0.7964ドルを100%としたフィボナッチ61.8%戻しを達成したことから、一目均衡表の雲の中に入ってくると基準線の0.8402ドル近辺か転換線の0.8364ドル近辺まで下落してくる可能性があります。

■本日のテクニカルでの注目点(矢印はトレンドの方向を予想しています)
ユーロ/円 21日移動平均線を下抜け
南アランド/円 21日移動平均線を上抜け

■変動率からの予想レンジ 07:33→NYクローズ

Ccy 予想レンジ
USDJPY 76.26 ~ 77.05
EURJPY 109.30 ~ 110.83
GBPJPY 123.70 ~ 125.26
AUDJPY 81.15 ~ 82.65
NZDJPY 64.65 ~ 65.98
CADJPY 77.74 ~ 78.90
ZARJPY 10.77 ~ 11.02
NOKJPY 14.13 ~ 14.39
MXNJPY 6.11 ~ 6.25
HKDJPY 9.77 ~ 9.88
SGDJPY 63.22 ~ 63.97
EURUSD 1.4295 ~ 1.4453

■前日のサマリー
昨日の東京時間は本邦の鉱工業生産が下振れしたものの、為替への影響は限定的で方向感のないまま、ドル/円は76.75円台近辺からミドルへ緩やかに下落、ユーロ/円は110.75円近辺から110.45円近辺へと下落、ユーロ/ドルは1.44前半からミドル近辺までの小動きとなりました。ロンドン時間では発表された独失業者数が減少していたことでユーロ/ドルが1.4470ドル、ユーロ/円が110.78円まで上昇する場面が見られましたが、長くは続きませんでした。ドル/円は一時76.67円へ上昇する場面も見られましたが、上値が重く76.50円まで下落しました。NY時間には発表された米ADP雇用調査は市場予想より下振れしたものの、米製造業受注、シカゴPMIが市場予想より良かったこと、ロンドンフィキシングでまとまったユーロ買いの噂があったことで、ドル/円は76.84円まで上昇しましたが、すぐに76.42円まで下落、その後はNYダウが上昇したことで76円台後半を回復しました。ユーロは、スイス財務相による「当面は、自国通貨の上昇に対得る必要がある」との発言でスイスフランが上昇したことやロンドンフィキシングでのユーロ売りの噂から、ユーロ/ドルは1.4393ドル、ユーロ/円は110.05円まで下落しました。その後やや戻る場面も見られましたが、ギリシャ議会予算監査当局が「ギリシャの債務は、制御不能、政府の対応は奏功せず」と発言したことなどが嫌気され、ユーロ/ドルは1.4359ドル、ユーロ/円は109.90円まで下落しやや戻したものの安値圏でクローズしました。
クローズはドル/円が76.63円、ユーロ/ドルが1.4365ドル、ユーロ/円は110.12円。

■株価(bloomberg.co.jp)

Index 引値 前日比
日経225 8955.20 1.30
FTSE100(英) 5394.53 125.87
DAX(独) 5784.85 140.93
NYダウ(米) 11613.53 53.58
S&P500(米) 1218.89 5.97
NASDAQ(米) 2579.46 3.35

■金利(bloomberg.co.jp)

Country 利回り 前日比
米10年債 2.22 0.05
日本10年債 1.034 0.010
英10年債 2.60 0.10
独10年債 2.21 0.07

■コモディティ価格

Commodities 引値 前日比
NY金(期近) 1831.70 1.90
NY原油(期近) 88.81 0.09

■本日の指標発表(FXミュージアムより)
9/1(木)
・ 10:30 豪 4-6月期 四半期民間設備投資 前期比
10:30 豪 7月 小売売上高 前月比
・ 14:45 スイス 4-6月期 四半期国内総生産(GDP) 前期比
・ 15:00 ドイツ 4-6月期 国内総生産(GDP、改定値) 前期比
・ 15:00 ドイツ 4-6月期 国内総生産(GDP、改定値) 前年同期比
・ 16:15 スイス 7月 実質小売売上高 前年同月比
・ 16:30 スイス 8月 SVME購買部協会景気指数
・ 16:30 ユーロ圏 シュタルク欧州中央銀行(ECB)理事講演
・ 17:00 ユーロ圏 8月 製造業購買担当者景気指数(PMI、改定値)
・ 17:30 英国 8月 製造業購買担当者景気指数(PMI)
・ 21:15 ユーロ圏 ノボトニー・オーストリア中銀総裁講演
・ 21:30 米国 4-6月期 四半期非農業部門労働生産性・改定値 前期比
21:30 米国 前週分 新規失業保険申請件数
・ 23:00 米国 7月 建設支出 前月比
23:00 米国 8月 ISM製造業景況指数
・ 01:00 米国 デューク米連邦準備委員会(FRB)理事講演

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2011年8月31日 (水)

8/31 本日の戦略-米雇用悪化なら金融緩和は避けられないか-

おはようございます。本日で子供たちの夏休みも終了します。長男は明日が休みにならないかと台風に期待しているようです。

■変化率から見た前日の通貨の強弱
豪ドル>NZドル>円>ドル>ユーロ>ポンド
※ ">" の左側の通貨が右側の通貨より強いことを示しています。

■本日の見通し
昨日のイタリア国債の入札は不調に終わり、国債利回りが上昇、対独国債スプレッドも拡大しましたが、ECBがイタリア国債を買い入れたことから、落ち着きを取り戻しました。引き続きスペイン、フランスの国債入札(明日)が予定されています。一方、ユーロ圏景況感調査も2008年以来の悪化となっています。米国に続き欧州の景況感も悪化していることから、インフレを警戒しているECBが引き締め的な政策から変化を見せる可能性があり、次週のECB理事会で利下げの可能性などが話し合われるようであれば、ユーロ安につながりやすいと思います。この場合は欧州の株価が上昇し、「円」が売られやすくなると予想されることから、豪ドル円やNZドル円が上昇するものと思います。

一方の米国でも昨日発表されたコンファレンスボードでの消費者信頼感指数が44.5に急激に悪化しました。本日もシカゴ購買部協会指数(PMI)が発表されますが、こちらも悪化を示すようだと、センチメントの悪化が実体経済に及ぼす影響が懸念されます。特に明日の米供給管理協会(ISM)製造業景気指数が50を切るようだと、景気減速からリセッションの懸念が高まりそうで、FOMCでの量的緩和期待に市場がなりそうです。そうなると潜在的なドル安(円高)が継続することになると思います。

本日は21時15分の米ADP雇用調査が注目されると思います。労働省発表の非農業部門雇用者数のとの相関は低いものの、ファーストアクションとしては市場が反応しやすい指標と思われます。既に悪化は予想されているものの、市場予想から下振れした場合には、上記と同様に米金融緩和に対する市場の期待が高まるものとみています。その他の指標としては19時発表の本邦財務省の外国為替平衡操作の実施状況(介入額)でしょうか。市場予想では4兆5千億(8月4日実施分として)となっています。

■AUDUSD 日足(一目均衡表、ストキャスティックス、フィボナッチ) AUDUSD source:uedaharlowfx
豪ドル/米ドルは7/27の高値の1.1079ドルから8/9の安値の0.9926ドルを100%としたフィボナッチで61.8%戻しを達成しています。ただ、一目均衡表(日足)からは、雲の下限が1.0734ドルに位置していること、遅行線に対する雲の上限が1.07ドルに位置していること、ストキャスティックス(スロー)では%Kスロー、%Dスローがともに80以上であり、デッドクロスする可能性が高いことで、このまま上昇するというよりは調整するのではないかと思います。調整めどは転換線の1.05155ドル近辺と思います。逆に上に抜けてしまった場合はフィボナッチの100%戻しとなる1.1079ドルを目指すもと思います。

■本日のテクニカルでの注目点(矢印はトレンドの方向を予想しています)
ポンド/ドル 21日移動平均線、一目均衡表(日足)の基準線を下抜け
ユーロ/円 一目均衡表(日足)の基準線を下抜け
ポンド/円 21日移動平均線を下抜け
NZドル/円 一目均衡表(日足)の基準線を上抜け

■変動率からの予想レンジ 07:54→NYクローズ

Ccy 予想レンジ
USDJPY 76.31 ~ 77.16
EURJPY 109.88 ~ 111.55
GBPJPY 124.10 ~ 125.81
AUDJPY 81.02 ~ 82.60
NZDJPY 64.60 ~ 66.00
CADJPY 77.77 ~ 78.99
ZARJPY 10.66 ~ 10.91
NOKJPY 14.15 ~ 14.42
MXNJPY 6.00 ~ 6.14
HKDJPY 9.76 ~ 9.88
SGDJPY 63.17 ~ 63.97
EURUSD 1.4370 ~ 1.4528

■前日のサマリー
昨日の東京時間は朝方発表されたNZの住宅着工が良かった以外は目立った材料がなく、ドル/円はじりじりと77円手前から76.70円近辺、ユーロ/円は1.4530ドル近辺から1.4496ドル、ユーロ/円は111.70円近辺から111.27円へと下落しました。ロンドン時間にはイタリア国債の入札が不調に終わったこと、ユーロ圏景況感指数が2008年以来となる最大の悪化を示したことなどから、ユーロ/ドルが1.4385ドル、ユーロ/円が110.44円まで下落、ドル/円は76.66円から76.89円まで上昇しました。NY時間には、エバンズ・シカゴ連銀総裁が「現時点では強力な緩和措置が好ましい」「金融緩和の余地はある」などと発言したことや米消費者信頼感指数が予想より大幅に下振れしたことで、ドル/円は76.61円まで一時下落、その後のFOMC議事録では反応は限定的となったものの、どちらかというと緩和的な色彩が強かったこともあり、弱含みでの推移となりました。ユーロはFOMC議事録などを受け、じりじりと上昇し、対ドルでは1.4466ドル、対円では110.91円を一時回復しました。
クローズはドル/円が76.71円、ユーロ/ドルが1.4437ドル、ユーロ/円は110.78円。

■株価(bloomberg.co.jp)

Index 引値 前日比
日経225 8953.90 102.55
FTSE100(英) 5268.66 138.74
DAX(独) 5643.92 -26.15
NYダウ(米) 11559.95 20.70
S&P500(米) 1212.92 2.84
NASDAQ(米) 2576.11 14.00

■金利(bloomberg.co.jp)

Country 利回り 前日比
米10年債 2.18 -0.08
日本10年債 1.024 0.004
英10年債 2.50 0.00
独10年債 2.15 -0.07

■コモディティ価格

Commodities 引値 前日比
NY金(期近) 1829.80 38.20
NY原油(期近) 88.90 1.63

■本日の指標発表(FXミュージアムより)
8/31(水)
・ 08:01 英国 8月 GFK消費者信頼感調査
・ 08:50 日本 7月 鉱工業生産・速報値 前月比
・ 10:00 NZ 8月 NBNZ企業信頼感
・ 10:30 日本 7月 毎月勤労統計調査-現金給与総額 前年同月比
・ 14:00 日本 7月 新設住宅着工戸数 前年同月比
・ 15:00 ドイツ 7月 小売売上高指数 前月比
・ 15:00 ドイツ 7月 小売売上高指数 前年同月比
16:55 ドイツ 8月 失業者数 前月比
16:55 ドイツ 8月 失業率
・ 18:00 ユーロ圏 8月 消費者物価指数(HICP、速報値) 前年同月比
・ 18:00 ユーロ圏 7月 失業率
19:00 日本 外国為替平衡操作の実施状況(介入実績)
・ 20:00 米国 MBA住宅ローン申請指数 前週比
・ 20:30 米国 8月 チャレンジャー人員削減数 前年比
・ 21:00 南ア 7月 貿易収支
21:15 米国 8月 ADP雇用統計 前月比
・ 21:30 カナダ 6月 月次国内総生産(GDP) 前月比
・ 21:30 カナダ 4-6月期 四半期国内総生産(GDP) 前期比年率
・ 22:45 米国 8月 シカゴ購買部協会景気指数
・ 23:00 米国 7月 製造業新規受注 前月比
・ 01:30 米国 ロックハート米アトランタ連銀総裁講演

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2011年8月30日 (火)

8/30 本日の戦略-本日、明日の欧州周辺国国債入札に注意か-

おはようございます。長女の通う中学校は2学期制を採用しているので、夏休み明けの9月早々に期末テストがあるようです。夏休みは毎日クラブだったようで、テストはどうなる事やらです。

■変化率から見た前日の通貨の強弱
豪ドル>NZドル>ポンド>ユーロ>ドル>円
※ ">" の左側の通貨が右側の通貨より強いことを示しています。

■本日の見通し
昨日はギリシャ第2位と第3位の銀行が経営統合とのニュースに金融株を中心に上昇し、為替はリスク志向が高まり、「ドル」と「円」が売られるという典型的な動きとなりました。ただ、本日はイタリア国債の入札、明日はスペイン国債、フランス国債の入札が控えており、発行額が減少させられたイタリアの入札状況が不調であれば、欧州株価が下落して、ユーロ安につながる可能性があります。

一方、民主党代表選挙は決選投票の末、野田佳彦財務相が勝利しましたが、為替市場の反応は限定的となりました。組閣については9月2日か9月5日になるとの声もあり、財務相が誰になるかによって、介入警戒感を残せるのかどうかが見えてくるのではないかと思いますが、首相に財務相時代に介入を経験した野田氏が就任することで、一定の効果は残ると思います。ただ、円高傾向は外的な要因が強い(日本の対策が遅いとの見方もあるが)ことから、ドル/円でのドルの上昇は限定的と思われ、引き続き77円台前半からミドルまでで上値が重い状況となると思います。

先週のバーナンキ米FRB議長の講演では、次回FOMCを1日延長し、議論することが述べられていました。8月9日のFOMCでは声明で「物価の安定に伴ったより強い景気回復を促すための様々な手段を議論した」としており、9月のFOMCに向けて、金融刺激策のヒントとなる可能性があり、市場は注目していると思います。内容によってはドルの下落につながる可能性があると思っています。

■EURUSD 日足(一目均衡表、ストキャスティックス、トレンドライン) EURUSD source:uedaharlowfx
ユーロ/ドルはこれまでレンジとなっていた7/28の高値の1.4536を一時上抜け、次の目標となる7/4の高値の1.4577ドルを目指す展開となっています。一目均衡表(日足)の遅行線も雲の上に抜け出たことから、上昇が継続すると思われますが、ストキャスティックス(スロー)の%Kスローが80を超えてきているため、調整も入りやすくなっているとみられます。7/4の高値を上に抜ければ、6/7の高値の1.4695ドル近辺までは上昇すると思われます。逆にh攻勢となった場合には転換線の1.4402円近辺と思われます。

■本日のテクニカルでの注目点(矢印はトレンドの方向を予想しています)
豪ドル/円 一目均衡表(日足)の基準線を上抜け
NZドル/円 21日移動平均線を上抜け
カナダドル/円 21日移動平均線を上抜け(ただし、僅か)
ポンド/スイス 一目均衡表(日足)の雲の下から中へ
豪ドル/米ドル 一目均衡表(日足)の雲の下から中へ
NZドル/米ドル 一目均衡表(日足)の基準線を上抜け

■変動率からの予想レンジ 07:58→NYクローズ

Ccy 予想レンジ
USDJPY 76.38 ~ 77.26
EURJPY 110.56 ~ 112.23
GBPJPY 125.11 ~ 126.82
AUDJPY 80.87 ~ 82.48
NZDJPY 64.11 ~ 65.52
CADJPY 77.89 ~ 79.15
ZARJPY 10.70 ~ 10.95
NOKJPY 14.20 ~ 14.47
MXNJPY 6.05 ~ 6.19
HKDJPY 9.77 ~ 9.89
SGDJPY 63.28 ~ 64.10
EURUSD 1.4464 ~ 1.4602

■前日のサマリー
昨日の東京時間は目立った材料がなく、ドル/円は76円台後半での狭いレンジ動きとなりました。ユーロ/ドルは上海総合株価指数を除くアジア株式市場が堅調な動きとなったことから、1.45ドル台前半にあったストップロスをつけて1.4450ドルまで、ユーロ/円は111.55円まで上昇しました。ロンドン時間にもドル/円は小動きを続けながらも一時76.58円まで下落、一方、ユーロは上昇分を吐き出し、NY序盤にユーロ/ドルが1.4485ドル、ユーロ/円が111.05円まで下落しました。その後は、ギリシャ第3位のアルファ銀行が第2位のEFGユーロバンク・エルガシアスを買収すると発表したことから、金融株を主導に欧米の株価が上昇したため、ドル/円は77.02円、ユーロ/ドルは1.4547ドル、ユーロ/円は111.92円まで上昇し、クローズにかけてはやや緩みました。
クローズはドル/円が76.81円、ユーロ/ドルが1.4507ドル、ユーロ/円は111.46円。

■株価(bloomberg.co.jp)

Index 引値 前日比
日経225 8851.35 53.57
FTSE100(英) 5129.92 -1.18
DAX(独) 5670.07 132.59
NYダウ(米) 11539.25 254.71
S&P500(米) 1210.08 33.28
NASDAQ(米) 2562.11 82.26

■金利(bloomberg.co.jp)

Country 利回り 前日比
米10年債 2.26 0.07
日本10年債 1.020 -0.023
英10年債 2.50 -
独10年債 2.22 0.07

■コモディティ価格

Commodities 引値 前日比
NY金(期近) 1791.60 -5.70
NY原油(期近) 87.27 1.90

■本日の指標発表(FXミュージアムより)
8/30(火)
・ 07:45 NZ 7月 住宅建設許可件数 前月比
・ 08:30 日本 7月 有効求人倍率
・ 08:30 日本 7月 全世帯家計調査・消費支出 前年同月比
・ 08:30 日本 7月 失業率
・ 08:50 日本 7月 小売業販売額 前年同月比
・ 08:50 日本 7月 大型小売店(既存店)販売額 前年同月比
・ 10:30 豪 7月 住宅建設許可件数 前月比
・ 15:00 南ア 7月 マネーサプライM3 前年同月比
・ 17:30 英国 7月 消費者信用残高
・ 17:30 英国 7月 マネーサプライM4 前月比
・ 17:30 英国 7月 マネーサプライM4 前年同月比
・ 18:00 ユーロ圏 8月 消費者信頼感(確定値)
・ 18:30 南ア 4-6月期 四半期国内総生産(GDP) 前期比年率
・ 18:30 南ア 4-6月期 四半期国内総生産(GDP) 前年同期比
・ 21:30 カナダ 4-6月期 四半期経常収支
・ 21:30 カナダ 7月 鉱工業製品価格 前月比
・ 21:30 カナダ 7月 原料価格指数 前月比
・ 22:00 米国 6月 ケース・シラー米住宅価格指数
22:00 米国 6月 ケース・シラー米住宅価格指数 前年同月比
・ 23:00 米国 8月 消費者信頼感指数(コンファレンス・ボード)
・ 01:15 米国 コチャラコタ米ミネアポリス連銀総裁講演
03:00 米国 米連邦公開市場委員会(FOMC)議事要旨

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2011年8月28日 (日)

8/29の週の見通し -重要指標と本邦政権メンバーがカギか-

こんばんは。本日は家にある古いノートパソコンをリサイクルに出す用意をしていました。

■ドル/円 60分足
USDJPY ※チャートをクリックすると拡大します。

■ユーロ/ドル 60分足
EURUSD ※チャートをクリックすると拡大します。

■ユーロ/円 60分足
EURJPY ※チャートをクリックすると拡大します。

■先週の動き
先週のドル/円は週初から、本邦政府・日銀による介入警戒感が強く76円台後半でオープン、77円台に上昇するものの、上値にでは本邦輸出企業のドル売りなどから、週前半は大半が76円台の取引となりました。25日の木曜日にはドイツ国債の格下げのうわさが市場に出たこともあり、リスク回避のドル買いとなり、一時77.70円までドルが買われる場面が見られました。ただ、26日のバーナンキ米FRB議長の講演で、量的緩和第3弾には触れていないものの、「FOMCは、一連の追加的金融刺激手段の検討を続ける」「9月のFOMCは、2日間あるので、十分な議論が可能」と発言したこともあり76円台後半でクローズしました。

ユーロは、ドルが弱含みのとなる中で、上値は1.45ドル手前まで上昇したものの、ユーロ自体でもギリシャ債の利回りが上昇したことやカタイネン・フィンランド首相が「担保差し入れが拒否されれば、ギリシャ救済から離脱する」と発言したこと、ZEW景況感調査やIFO景気動向指数が市場予想より下振れし、1.43ドル台ミドルから後半まで下落しました。木曜日にはドイツの「AAA」格付けが引き下げられるとの噂が出て(後にCNBCはS&P、ムーディーズ、フィッチが格付けを維持するだろうと報道があった)、ユーロ/ドルは1.4328ドルまで下落しました。26日は欧州株価が下落したタイミングで1.4450ドル近辺まで上昇していたユーロ/ドルは1.4330ドルまで下落しましたが、バーナンキ米FRB議長の講演からドルが売られたため、ユーロ/ドルは1.4499ドルまで上昇してこのレベルでクローズしました。

通貨別に見ますと、円がポンド以外の通貨に対して下落、ドルはユーロとオセアニア通貨に対しては下落しています。

■週間騰落率(JPY)
JPY ※グラフをクリックすると拡大します。 ■週間騰落率(USD)
USD ※グラフをクリックすると拡大します。

■今週の見通し
先週金曜日のジャクソンホールでのバーナンキ米FRB議長の講演では、追加的金融緩和策などの具体的な新たな手段について言及はしなかったものの、「FOMCは、一連の追加的金融刺激手段の検討を続ける」「9月のFOMCは、2日間あるので十分な議論が可能」と発言したことから、9月のFOMCで追加緩和を決める可能性があると市場が受け止めた可能性があります。このため、ユーロ圏などで新たな懸念が浮上しなければ、欧米の株価の上昇とリスク・オンから「ドル安」と「円安」が継続し、金利差からは「円」より「ドル」が弱含ものと思われ、ドル/円は19日に付けた75.95円の最高値を試す可能性があり、特に週末の米国の雇用統計が悪化を示した場合にはその確率がかなり高くなります。

今週は月末月初に当たることから、重要な経済指標が発表されます。特に31日のADP雇用調査、1日の米製造業ISM、2日の米雇用統計が注目されます。欧州では、独の小売売上高、失業率の発表(31日)が予定されており、独の景気が減速するようであれば、欧州の株価の下落要因となりますので、こちらは警戒が必要です。

一方、クロス円は、週末に米の量的緩和の可能性から株価が上昇したこともあり、上記にも書きましたが、ドルと円が弱くなることで相対的に上昇するものと思われます。特に豪ドルはスティーブンス豪準備銀行(RBA)総裁の議会証言から、利下げの観測が後退したことで、リスク回避に市場が動いた場合には82円から83円近辺まで上昇する可能性があります。

最後に、31日に財務省から発表される外国為替平衡操作にも注目で、8月4日の「円売り」介入で4兆5千億円使ったとみられる介入額がどれくらいかと、4日の単発(31日の発表は詳細が示されない)だったのか(額からの推測)がなされると思います。また、事実上の首相を決める民主党の代表選が行われることと、次の財務大臣が誰になるのかが市場の焦点となり、財務相の人選によっては、円の最高値が試される可能性があると思っています。

■今週の予想レンジ

Ccy Low(下)   High(上)
ドル/円 75.10 78.10
ユーロ/ドル 1.4300 1.4630
ユーロ/円 110.30 113.80
ポンド/円 124.50 127.40
豪ドル/円 78.90 82.40
NZドル/円 63.40 65.10
南アランド/円 10.40 10.90

■日、週、月、年騰落データ Rate ※表をクリックすると拡大します。

■注目イベント
8/29(月)
・ 21:30 米国 7月 個人消費支出(PCE) 前月比
・ 21:30 米国 7月 個人消費支出(PCEコア・デフレーター、食品・エネルギー除く) 前月比
・ 21:30 米国 7月 個人所得 前月比
23:00 米国 7月 住宅販売保留指数 前月比
8/30(火)
・ 07:45 NZ 7月 住宅建設許可件数 前月比
・ 08:30 日本 7月 有効求人倍率
・ 08:30 日本 7月 全世帯家計調査・消費支出 前年同月比
・ 08:30 日本 7月 失業率
・ 08:50 日本 7月 小売業販売額 前年同月比
・ 08:50 日本 7月 大型小売店(既存店)販売額 前年同月比
・ 10:30 豪 7月 住宅建設許可件数 前月比
・ 15:00 南ア 7月 マネーサプライM3 前年同月比
・ 17:30 英国 7月 消費者信用残高
・ 17:30 英国 7月 マネーサプライM4 前月比
・ 17:30 英国 7月 マネーサプライM4 前年同月比
・ 18:00 ユーロ圏 8月 消費者信頼感(確定値)
・ 18:30 南ア 4-6月期 四半期国内総生産(GDP) 前期比年率
・ 18:30 南ア 4-6月期 四半期国内総生産(GDP) 前年同期比
・ 21:30 カナダ 4-6月期 四半期経常収支
・ 21:30 カナダ 7月 鉱工業製品価格 前月比
・ 21:30 カナダ 7月 原料価格指数 前月比
・ 22:00 米国 6月 ケース・シラー米住宅価格指数
22:00 米国 6月 ケース・シラー米住宅価格指数 前年同月比
・ 23:00 米国 8月 消費者信頼感指数(コンファレンス・ボード)
03:00 米国 米連邦公開市場委員会(FOMC)議事要旨
8/31(水)
・ 08:01 英国 8月 GFK消費者信頼感調査
・ 08:50 日本 7月 鉱工業生産・速報値 前月比
・ 10:00 NZ 8月 NBNZ企業信頼感
・ 10:30 日本 7月 毎月勤労統計調査-現金給与総額 前年同月比
・ 14:00 日本 7月 新設住宅着工戸数 前年同月比
・ 15:00 ドイツ 7月 小売売上高指数 前月比
・ 15:00 ドイツ 7月 小売売上高指数 前年同月比
16:55 ドイツ 8月 失業者数 前月比
16:55 ドイツ 8月 失業率
・ 18:00 ユーロ圏 8月 消費者物価指数(HICP、速報値) 前年同月比
・ 18:00 ユーロ圏 7月 失業率
19:00 日本 外国為替平衡操作の実施状況(介入実績)
・ 20:00 米国 MBA住宅ローン申請指数 前週比
・ 20:30 米国 8月 チャレンジャー人員削減数 前年比
・ 21:00 南ア 7月 貿易収支
21:15 米国 8月 ADP雇用統計 前月比
・ 21:30 カナダ 6月 月次国内総生産(GDP) 前月比
・ 21:30 カナダ 4-6月期 四半期国内総生産(GDP) 前期比年率
・ 22:45 米国 8月 シカゴ購買部協会景気指数
・ 23:00 米国 7月 製造業新規受注 前月比
9/1(木)
・ 10:30 豪 4-6月期 四半期民間設備投資 前期比
10:30 豪 7月 小売売上高 前月比
・ 14:45 スイス 4-6月期 四半期国内総生産(GDP) 前期比
・ 15:00 ドイツ 4-6月期 国内総生産(GDP、改定値) 前期比
・ 15:00 ドイツ 4-6月期 国内総生産(GDP、改定値) 前年同期比
・ 16:15 スイス 7月 実質小売売上高 前年同月比
・ 16:30 スイス 8月 SVME購買部協会景気指数
・ 17:00 ユーロ圏 8月 製造業購買担当者景気指数(PMI、改定値)
・ 17:30 英国 8月 製造業購買担当者景気指数(PMI)
・ 21:30 米国 4-6月期 四半期非農業部門労働生産性・改定値 前期比
21:30 米国 前週分 新規失業保険申請件数
・ 23:00 米国 7月 建設支出 前月比
23:00 米国 8月 ISM製造業景況指数
9/2(金)
・ 08:50 日本 8月 マネタリーベース 前年同月比
・ 18:00 ユーロ圏 7月 卸売物価指数(PPI) 前月比
・ 18:00 ユーロ圏 7月 卸売物価指数(PPI) 前年同月比
21:30 米国 8月 非農業部門雇用者数変化 前月比
21:30 米国 8月 失業率
経済指標の詳細はFXmuseumのFXカレンダーを参照してください。

2011年8月27日 (土)

シカゴ通貨先物非商業ポジション(8/23現在)

こんにちは。昨日は菅首相が退陣表明をし、事実上の首相選びとなる民主党の代表選が始まりました。細かいとこですが、出馬された各候補のインタビューで鹿野農水省の「国民の理解」「野党のご理解」というのが逆かなと思いました。国民の理解が大事で、国民のご理解が得られていれば、野党は理解せざるを得ないと思いますが・・・。

26日に発表された23日現在のシカゴIMMの非商業(投機)ポジションでは、ドルのネットポジションでのショート(売)が増加、円のネットポジションでのロングはほとんど変化がありませんでした。ユーロはネットポジションでのロングは減少しフラットになっています。カナダドル、豪ドルはロングが大幅増加となりました。

ポジションから見ると、ユーロは方向感がないことが示されていると思います。円は本邦政府・日銀による介入への警戒にもかかわらず、円のロングポジションが解消されていません。ドルは昨日のバーナンキ米FRB議長の講演で追加の金融緩和の姿勢が示されたとみられたことから、ドルのショートが増加することが予想されます。現在のドルのショートポジション残からは、まだまだドルショートの増加余地があると思います。

■シカゴIMM非商業ポジション

項目 Net(ネット) Dif(増減) Long(買) Short(売) All(総取組)
JPY 47,139 -209 60,831 13,692 74,523
EUR 2,539 -4,187 47,711 45,172 92,883
GBP 10,961 14,057 40,888 29,927 70,815
CHF 9,637 629 14,889 5,252 20,141
CAD 8,804 4,683 23,368 14,564 37,932
AUD 43,574 13,851 50,917 7,343 58,260
NZD 16,876 -1,541 17,980 1,104 19,084
MXN 47,139 -209 60,831 13,692 74,523
source:CFTC

【USD】 USD source:CFTC

ドルは26,484コントラクトのショート増加の161,365コントラクトのショートとなりました。
※ドルのポジションは円、ユーロをはじめ、メキシコペソまでを合計して算出しています。レートはFRBのメジャーカレンシーインデックスを使用しています。

【JPY】 JPY source:CFTC

円は209コントラクトのロング減少の47,139コントラクトのロングとなりました。

【EUR】 EUR source:CFTC

ユーロは4,187コントラクトのロング減少の2,539コントラクトのロングとなりました。

【CAD】 CAD source:CFTC

カナダドルは4,683コントラクトのロング増加の8,804コントラクトのロングとなりました。

【NZD】 NZD source:CFTC

NZドルは1,541コントラクトのロング減少の16,876コントラクトのロングとなりました。

他のIMM通貨先物のポジション動向は上田ハーローレポートのシカゴIMM非商業ポジションを参照してください。(29日更新)

2011年8月26日 (金)

8/26 本日の戦略-バーナンキ米FRB議長講演内容次第か-

おはようございます。本日もよろしくお願いします。

■変化率から見た前日の通貨の強弱
ドル>NZドル>ユーロ>豪ドル>ポンド>円
※ ">" の左側の通貨が右側の通貨より強いことを示しています。

■本日の見通し
昨日は、ドイツの格下げのうわさなどが流れて、一時株式市場が混乱しましたが、欧州ではフィンランドが端を発したギリシャ支援で担保を求めている件の協議が本日行われると英FT紙が報じているようです。現金の担保についてはフィンランドとギリシャの2国間では合意していますが、ユーロ圏の承認を得なければならず、ドイツなどは反対しています。このため、現金以外の担保について話し合われるものと思われます。仮にまとまらなかった場合には、フィンランドがギリシャ救済から離脱する可能性も出てくることから、欧州の株価の下落につながり、ユーロが売られる可能性があります。

本日8時30分から行われていますスティーブンス豪準備銀行(RBA)総裁の議会証言では、「不確実性が高まっている」「信頼感の低下がインフレ抑制の公算」「1-3月期のGDPは弱かった」などとハト派的な発言をしたものの、「中国の成長は鈍化を見せているが以前かなり堅調」「豪州は概して米国や欧州の危機の影響を受けていない」などとの発言を行ったこともあり、豪ドル/円は81.19円まで一時上昇しましています。発言内容からはそれほど上昇するとは思えませんでしたが、市場が利下げ期待をしていたということでしょうか。ただ、今後も欧米などで不確実な状況が見られると思われることから、上昇が継続するかは疑問に思っています。

ドル/円は昨日に、ストップロスを巻き込んで一時77.70円まで上昇しましたが、さすがにこのレベルではドル売りが多く頭を押さえられたように思います。本日23時のバーナンキ米FRB議長の講演ではQE3に触れる可能性は低いとみられ、市場もこれを織り込んでいるように思います。このため、サプライズが無ければ、反応は限定的となると思っています。チャート上では一目均衡表(日足)の基準線の78.08円がレジスタンスとして位置しています。

■AUDJPY 日足(一目均衡表、ストキャスティックス) AUDJPY source:uedaharlowfx
豪ドル/円は足許では一目均衡表(日足)の転換線にサポートされて、上昇トレンドが継続しているように見えます。ただ、ストキャスティックス(スロー)が%Kスロー、%Dスローともに80を超えてきている(デッドクロスはしていないが)ことや、一目均衡表(日足)の基準線が81.34円に控えていることから、これを超えられないと下落につなっていく可能性が高いと思われます。この場合の直近のサポートは転換線の80.02円近辺になります。

■本日のテクニカルでの注目点(矢印はトレンドの方向を予想しています)
ドル/円 21日移動平均線を上抜け
ポンド/ドル 21日移動平均線、一目均衡表(日足)の基準線を下抜け
ユーロ/円 一目均衡表(日足)の基準線を上抜け

■変動率からの予想レンジ 07:49→NYクローズ

Ccy 予想レンジ
USDJPY 77.01 ~ 77.88
EURJPY 110.41 ~ 112.08
GBPJPY 125.19 ~ 126.84
AUDJPY 79.83 ~ 81.40
NZDJPY 63.20 ~ 64.56
CADJPY 77.65 ~ 78.87
ZARJPY 10.54 ~ 10.78
NOKJPY 14.08 ~ 14.34
MXNJPY 6.07 ~ 6.21
HKDJPY 9.85 ~ 9.97
SGDJPY 63.49 ~ 64.29
EURUSD 1.4326 ~ 1.4463

■前日のサマリー
昨日の東京時間は5・10日ということもあり、仲値不足の観測からドル/円が一時77円台、ユーロ/円が111円台に乗せましたが、すぐにドル/円は76.85円、ユーロ/円は110.59円まで下落しました。ただ、アジア株価が堅調に推移したことを受け、ロンドン時間にかけてドル/円は77円台前半、ユーロ/円は111円台前半、ユーロ/ドルは1.43ドル台後半から1.44ドル台前半へと上昇しました。ロンドン時間はおおむね堅調だったものの、ギリシャ債の利回りが上昇(債券価格は下落)したことで、ユーロ/ドルは一時1.4408ドル、ユーロ/円は111.12円まで下落しました。NY時間には発表された米新規失業保険申請件数が市場予想より悪かったことで、ドル/円は77.05円まで下落、ユーロ/ドルは1.4457ドルまで上昇しました。その後、ドイツの格下げの噂などから、欧州の株価が急落すると、ユーロ/ドルは1.4328ドル、ユーロ/円は110.86円まで下落する一方、ドル/円はストップロスをつけて77.70円まで上昇しました。ただ、CNBCがS&P、ムーディーズ、フィッチの格付け会社が「AAA」の維持をするだろうと報じたこともあり、ユーロ/ドルは1.4380ドル近辺へと戻し、ユーロ/円はドル/円に連れ111.64円の高値をつけました。
クローズはドル/円が77.43円、ユーロ/ドルが1.4375ドル、ユーロ/円は111.35円。

■株価(bloomberg.co.jp)

Index 引値 前日比
日経225 8772.36 132.75
FTSE100(英) 5131.10 -74.75
DAX(独) 5584.14 -96.94
NYダウ(米) 11149.82 -170.89
S&P500(米) 1159.27 -18.33
NASDAQ(米) 2419.63 -48.06

■金利(bloomberg.co.jp)

Country 利回り 前日比
米10年債 2.23 -0.07
日本10年債 1.042 0.025
英10年債 2.46 -0.01
独10年債 2.18 -0.02

■コモディティ価格

Commodities 引値 前日比
NY金(期近) 1763.20 5.90
NY原油(期近) 85.30 0.14

■本日の指標発表(FXミュージアムより)
8/26(金)
・ 08:30 日本 8月 東京都区部消費者物価指数(CPI、生鮮食料品除く) 前年同月比
・ 08:30 日本 7月 全国消費者物価指数(CPI) 前年同月比
・ 08:30 日本 7月 全国消費者物価指数(CPI、生鮮食料品除く) 前年同月比
・ 08:30 豪 スティーブンス豪準備銀行(中央銀行)総裁議会証言
・ 17:00 ユーロ圏 7月 マネーサプライM3 前年同月比
・ 17:30 英国 4-6月期 四半期国内総生産(GDP、速報値) 前期比
・ 17:30 英国 4-6月期 四半期国内総生産(GDP、速報値) 前年同期比
・ 18:30 スイス 8月 KOF景気先行指数
21:30 米国 4-6月期 四半期実質国内総生産(GDP、改定値) 前期比年率
・ 22:55 米国 8月 ミシガン大学消費者態度指数・確報値
23:00 米国 バーナンキ米連邦準備理事会(FRB)議長講演

ピボットポイントなどは山内俊哉のココに注目!もご覧ください

2011年8月24日 (水)

8/24 本日の戦略-日本の格下げには反応なし、独IFO待ちか-

おはようございます。米ワシントンポストのアラートメールを受け取っているのですが、朝方のメールで米東海岸でM5.8の地震が発生したようです。西海岸の地震はよく聞きますが、東海岸とは珍しいので驚きました。

■変化率から見た前日の通貨の強弱
NZドル>豪ドル>ユーロ>ポンド>円>ドル
※ ">" の左側の通貨が右側の通貨より強いことを示しています。

■本日の見通し
昨日は今週末に向け量的緩和を期待(バーナンキ米FRB議長のジャクソンホールでの講演に期待)が高まったことや、FDIC(連邦預金保険公社)から、「2006年以来で初めて問題のある銀行の数が減少」との発表があったことなどが好感され株価が上昇、これまでのリスク回避を巻き戻す形で「ドル」と「円」が売られました(クロス円は上昇)。ただ、フィンランド首相がギリシャへの新規融資対する担保が拒否された場合にはギリシャ救済から離脱と発言するなどユーロに対しての懸念がくすぶり続けていることから、本日17時の独IFO景気動向指数や21時30分の米耐久財受注には注目しなければならないと思います。

ドル/円は昨日一時76.47円まで下落しましたが、この水準では政府・日銀による円売り介入への警戒もあり下げ渋り反発しています。ただ、次週は菅内閣の総辞職が予定されており、政治空白が出ることや、これまで3回の介入を実施した菅首相、野田財務相の後任が誰になるかによって、市場が75.95円の円の最高値を試してくることも想像に難くなく、円高圧力が継続していると思われます。

豪ドルは昨日、バッテリーノ豪準備銀行(RBA)副総裁が「現在の豪ドルは交易条件や商品価格に沿っている」「現在の豪ドルは為替介入を正当化しない」「為替介入には有意義な効果がない」等と発言したことや、原油価格が上昇したこと、NYダウが大幅に上昇したことなどを背景に堅調な動きとなりました。特に経済指標のは票の予定もないことで、外的要因が主導する展開が続くと思われます。ただ、先行きに関しては中国商務省高官が「中国は弱い外需とコスト高に直面している」「先進国の債務危機は中国を含めた新興経済に困難をもたらす」との認識を示していることで、中国の景気減速が鮮明となると下落につながる可能性が高くなります(これまでのところでは76円レベルで強力にサポートされているようです)。

また、本日朝に格付け会社ムーディーズが日本政府の格付けを「Aa2」から「Aa3」へ1段階格下げしました。見通しは「安定的」。ただ、市場の反応は限定的でドル/円の為替レートもほとんど動いていません。欧米市場で反応があるかないかといったところでしょうか。

■EURJPY 日足(一目均衡表、ストキャスティックス、トレンドライン) EURJPY source:uedaharlowfx
ユーロ/円は8/11に108.03円の安値をつけた後に、一目均衡表(日足)の基準線となる111.08円にタッチしています。本日これの上抜けを試してくると思われますが、成功すれば7/4の高値の117.73円と8/4の高値の114.14円を結んだレジスタンスラインの112円近辺まで上昇する可能性があります。ただ、ストキャスティックス(スロー)の%Kスローが80に接近していることから、レジスタンスラインを仮に上抜けたとしても112円台みどから後半までと思います。

■本日のテクニカルでの注目点(矢印はトレンドの方向を予想しています)
ユーロ/円 21日移動平均線を上抜け
ポンド/円 21日移動平均線を上抜け(僅か)
豪ドル/米ドル 一目均衡表(日足)の基準線を上抜け
NZドル/米ドル 一目均衡表(日足)の雲の上

■変動率からの予想レンジ 07:45→NYクローズ

Ccy 予想レンジ
USDJPY 76.20 ~ 77.05
EURJPY 109.74 ~ 111.41
GBPJPY 125.51 ~ 127.17
AUDJPY 79.71 ~ 81.28
NZDJPY 63.22 ~ 64.56
CADJPY 76.93 ~ 78.12
ZARJPY 10.48 ~ 10.72
NOKJPY 13.96 ~ 14.22
MXNJPY 6.11 ~ 6.25
HKDJPY 9.74 ~ 9.86
SGDJPY 63.22 ~ 64.01
EURUSD 1.4372 ~ 1.4529

■前日のサマリー
昨日の東京時間は午前10時30分に発表されたHSBC中国製造業PMIが市場予想を上回ったことから、アジアの株価が上昇したことから、リスク回避の巻き戻しとなり、ドルが売られました。このため、ドル/円は76.95円から76.74円まで下落する一方、ユーロ/ドルは1.4350ドル近辺から1.44ドル手前、ユーロ/円は110円台前半からミドル近辺へと上昇しました。ロンドン時間に入ると、ユーロ圏の製造業、サービス業PMI、独ZEW景況感調査が市場予想から上振れしたことで、欧州の株価が上昇、ユーロ/ドルは一時1.45ドルちょうど、ユーロ/円は一時111.10円まで上昇しましたが、ドル/円は76.50円まで下落しました。NY時間にはグリーンスパン元FRB議長が「ユーロは崩壊しつつある」と発言したことや、カタイネン・フィンランド首相が「担保差し入れが拒否されれば、ギリシャ救済から離脱する」と質問に答える形で発言したことが嫌気され、ユーロ/ドルが1.4376ドル、ユーロ/円が110.09円まで下落し、ドル/円も76.47円まで小幅ながら下落しました。クローズにかけては米FRBの金融緩和期待などでNYダウが300ドル超の上昇となり、ドル/円は76.76円、ユーロ/ドルは1.4448ドル、ユーロ/円は110.77円まで戻しました。また、米東部のバージニア州でM5.8の地震が発生したものの影響は限定的となりました。
クローズはドル/円が76.63円、ユーロ/ドルが1.4438ドル、ユーロ/円は110.67円。

■株価(bloomberg.co.jp)

Index 引値 前日比
日経225 8733.01 104.88
FTSE100(英) 5129.42 34.12
DAX(独) 5532.38 58.60
NYダウ(米) 11176.76 322.11
S&P500(米) 1162.35 38.53
NASDAQ(米) 2446.06 100.68

■金利(bloomberg.co.jp)

Country 利回り 前日比
米10年債 2.15 0.05
日本10年債 1.014 0.027
英10年債 2.39 0.01
独10年債 2.12 0.03

■コモディティ価格

Commodities 引値 前日比
NY金(期近) 1861.30 -30.60
NY原油(期近) 85.44 1.32

■本日の指標発表(FXミュージアムより)
8/24(水)
・ 08:50 日本 7月 企業向けサービス価格指数 前年同月比
17:00 ドイツ 8月 IFO企業景況感指数
・ 17:00 南ア 7月 消費者物価指数(CPI) 前月比
・ 17:00 南ア 7月 消費者物価指数(CPI) 前年同月比
・ 18:00 ユーロ圏 6月 製造業新規受注 前月比
・ 18:00 ユーロ圏 6月 製造業新規受注 前年同月比
・ 20:00 米国 MBA住宅ローン申請指数 前週比
21:30 米国 7月 耐久財受注 前月比
・ 21:30 米国 7月 耐久財受注・輸送用機器除く 前月比
・ 23:00 米国 4-6月期 四半期住宅価格指数 前期比
・ 23:00 米国 6月 住宅価格指数 前月比
・ 02:00 米国 米財務省5年債入札(350億ドル)

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2011年8月23日 (火)

8/23 本日の戦略-材料少ない中でも円の最高値を試す可能性あり-

おはようございます。昨日は金が1トロイオンス=1900ドルを一時超えたようです。金価格の上昇はいつまで続くのでしょうか。

■変化率から見た前日の通貨の強弱
NZドル>ドル>豪ドル>ポンド>ユーロ>円
※ ">" の左側の通貨が右側の通貨より強いことを示しています。

■本日の見通し
昨日はリビア情勢の改善から戦闘終結が近いとの見方や26日のバーナンキ米FRB議長のジャクソン・ホールでの公演で量的緩和第3段(QE3)への期待などから欧米の株価が上昇しましたが、クローズにかけては上昇分を打ち消し、上げ下げまちまちとなりました。外国為替市場全体としてみると、株価がしっかりしたことや本邦政府・日銀による介入警戒が継続していることで、円が主要通貨に対して売られました。ただ、株価に対しては先行きが不透明なこともあり、本日は17時にユーロ圏製造業、サービス業のPMI(購買担当者景気指数)と18時に独ZEW景況感調査が発表されることから、これらのセンチメントが悪化していた場合には欧州株価が弱含む可能性があり、株価が下落した場合にはリスク回避に戻ると思われます。

格付け会社ムーディーズは、ギリシャへの新規融資に対して支援国が担保を求めていることについて、ギリシャおよび債務問題に直面する他のユーロ圏諸国の格付けに悪影響を及ぼすとの認識を示しています。また、ノボトニー・オーストリア中銀総裁はEFSFの機能拡充のユーロ圏加盟国の議会承認について、想定されている10月は無理かもしれないと発言しています。また、ECBが発表した先週の国債購入規模は142.91億ユーロでその前の週から減少しています。これはイタリアとスペインの国債利回りが低下しているという理由によるものですが、今後、利回りが上昇したときの持続性にも疑問が残り、冒頭のギリシャへの担保問題からドイツとの国債利回りスプレッドが拡大していることから、ユーロも依然として懸念が残っていることが伺われます。

資源国通貨は昨日のリビア情勢の好転を受けても原油価格の下落にはつながらず(生産回復までには時間がかかるとの見方)、株価が上昇したことにより、堅調な動きとなりました。引き続き株価動向が相場の方向を決めていくものと思います。

■USDJPY 日足(一目均衡表、ストキャスティックス、フィボナッチ) USDJPY source:uedaharlowfx
ドル/円は引き続きトレンドは下向きですが、政府・日銀による介入警戒から下げ渋っています。ストキャスティックス(スロー)では何度もダマシにあっているものの、今回は20以下でのデッドクロスで%kスローも30を超えてきています。また、これまで長期でレジスタンスとなっていた一目均衡表(日足)の転換線を上抜けしています。このため、7/8の高値の81.47円と8/19の安値の75.94円を100%としたフィボナッチの38.2%戻りとなる78.05円辺りが目処となると思います。

■本日のテクニカルでの注目点(矢印はトレンドの方向を予想しています)
特になし

■変動率からの予想レンジ 07:26→NYクローズ

Ccy予想レンジ
USDJPY76.34 ~ 77.19
EURJPY109.25 ~ 110.92
GBPJPY125.37 ~ 127.04
AUDJPY78.95 ~ 80.49
NZDJPY62.45 ~ 63.74
CADJPY76.78 ~ 77.99
ZARJPY10.47 ~ 10.72
NOKJPY13.91 ~ 14.17
MXNJPY6.08 ~ 6.22
HKDJPY9.76 ~ 9.88
SGDJPY63.06 ~ 63.86
EURUSD1.4274 ~ 1.4441

■前日のサマリー
昨日の東京時間は本邦政府・日銀による介入警戒が強い中で76円台後半のスタートとなりました。午前11時過ぎには米銀のドル買いなどから77円をストップロスをつけて一時77.23円まで上昇、ユーロ/円は110.94円まで上昇しました。ユーロ/ドルは1.4391ドルまで上昇したものの、すぐにドル/円は76円台後半、ユーロ/円は110円台前派、ユーロ/ドルは1.43ドル台ミドル近辺へ戻しました。ロンドン時間に入ると、戦闘状態にあるリビアでガダフィ政権が崩壊に近いことを好感し、欧州株価が上昇、ユーロ/ドルは1.4434ドル、ユーロ/円は110.84円まで上昇しました。ドル/円は76.67円から76.83円と膠着。NY時間にはNYダウが上昇して寄り付いたものの、クローズにかけて上げ幅を縮小したことから、ユーロ/ドルは1.4356ドル、ユーロ/円は110.25円まで下落、ドル/円は76.70から76.80近辺での狭いレンジの動きとなりました。
クローズはドル/円が76.76円、ユーロ/ドルが1.4356ドル、ユーロ/円は110.20円。

■株価(bloomberg.co.jp)

Index 引値 前日比
日経225 8628.13 -91.11
FTSE100(英) 5095.30 54.54
DAX(独) 5473.78 -6.22
NYダウ(米) 10854.65 37.00
S&P500(米) 1123.82 0.29
NASDAQ(米) 2345.38 3.54

■金利(bloomberg.co.jp)

Country 利回り 前日比
米10年債 2.11 0.04
日本10年債 0.987 -0.003
英10年債 2.38 0.00
独10年債 2.10 0.00

■コモディティ価格

Commodities 引値 前日比
NY金(期近) 1891.90 39.70
NY原油(期近) 84.12 1.86

■本日の指標発表(FXミュージアムより)
8/23(火)
・ 15:00 スイス 7月 貿易収支
・ 17:00 ユーロ圏 8月 製造業購買担当者景気指数(PMI、速報値)
・ 17:00 ユーロ圏 8月 サービス部門購買担当者景気指数(PMI、速報値)
・ 18:00 ユーロ圏 8月 ZEW景況感調査
18:00 ドイツ 8月 ZEW景況感調査(期待指数)
・ 21:30 カナダ 6月 小売売上高 前月比
・ 21:30 カナダ 6月 小売売上高(除自動車) 前月比
23:00 米国 7月 新築住宅販売件数 年率換算件数
・ 23:00 米国 7月 新築住宅販売件数 前月比
・ 23:00 米国 8月 リッチモンド連銀製造業指数
・ 23:00 ユーロ圏 8月 消費者信頼感(速報値)
・ 23:00 英国 ウィール英中銀金融政策委員会(MPC)委員講演
02:00 米国 米財務省2年債入札(350億ドル)

ピボットポイントなどは山内俊哉のココに注目!もご覧ください

2011年8月22日 (月)

8/22 本日の戦略-材料少ない中でも円の最高値を試す可能性あり-

 本日の予想レンジが先週金曜日と同じものでした。お詫びして訂正させていただきます。

おはようございます。昨日の24時間TVの徳光さんのマラソンが気になっていたらしいのですが、妻はTVをみるのではなく、携帯で検索して見ていたようです。70歳にして完走はすごいですね。

■変化率から見た前日の通貨の強弱
ユーロ>豪ドル>円>ドル>ポンド>NZドル
※ ">" の左側の通貨が右側の通貨より強いことを示しています。

■本日の見通し
週末の日本の新聞各紙は円が史上最高値を更新したことと、本邦の政府・日銀が単独介入や日銀の量的緩和、日銀の臨時の金融政策決定会合の可能性を伝える記事が多く掲載され、さながら介入を催促しているような内容となっています。これを受けて、海外でも本日の東京時間帯の本邦の行動に警戒をしているようです。これまでのところは76円台後半にドルが上昇していますが、77円台に乗せると売りが待ち構えていることもあり、介入がなければドルの上値は重くなると思われますし、本日介入がなければ海外時間帯には再びドルの最安値を試す可能性もあります。

昨日から本日にかけてはTVの報道もあり、リビアの情勢が急展開しています。ガダフィ大佐の息子が拘束されたとの報道やガダフィ大佐がリビア出国、暫定国民評議会がトリポリの空港を掌握とのニュースも入ってきています。仮にリビア情勢が落ち着きを取り戻した場合には、原油価格の下落を連想させ、また、支援をしてきたNATOのコストも低下すると思われることから、ユーロにとってはプラスの材料となると思います。また、原油価格の下落は資源国通貨安を連想させます。

今週は、まだまだ週末のバーナンキ米FRB議長によるジャクソン・ホールでの講演などが控えていて株価の安定までは程遠いと思います。このため、リスク回避の円高圧力は継続するものと思われます。一方のユーロはフィンランドが先週16日、ギリシャへの新規融資に際して20%の現金を受け取り、「AAA」格付けの債券に投資する案でギリシャ政府と合意し、同様の条件でオーストリア、オランダ、スロベニア、スロバキアがギリシャと交渉する方針を明らかにしています。このため、この交渉が進展すれば金融救済のパッケージの崩壊につながりかねない可能性があり、ユーロに対するリスクが高まります。他のユーロ圏諸国は承認しない(2国間の合意は他の諸国の承認が必要)ものと思われますが、なお予断を許さない状況が続くと思われます。

■NZDUSD 日足(一目均衡表、パラボリック、ストキャスティックス) Blog20110822_01 source:uedaharlowfx
NZドル/米ドルは8/9の安値をつけたときに一目均衡表(日足)の雲を下に抜けたものの、すぐに雲の上に抜け出しました。ただ、ストキャスティックス(スロー)が60近辺ながらデッドクロスしていることに加え、一目均衡表の雲の中に再び入ってきていることから、これの下限の0.8128ドル近辺を下抜けると、遅行線の雲の下限となる0.7938ドル近辺まで下落する可能性が高くなります。

■本日のテクニカルでの注目点(矢印はトレンドの方向を予想しています)
ユーロ/ドル 一目均衡表(日足)の雲の中から上へ
ドル/円 史上最安値更新
ポンド/ドル ストキャスティックス(スロー)がデッドクロス

■変動率からの予想レンジ 09:59→NYクローズ

Ccy 予想レンジ
USDJPY 76.06 ~ 76.91
EURJPY 109.15 ~ 110.86
GBPJPY 125.12 ~ 126.79
AUDJPY 78.73 ~ 80.26
NZDJPY 61.79 ~ 63.06
CADJPY 76.62 ~ 77.82
ZARJPY 10.48 ~ 10.73
NOKJPY 13.85 ~ 14.11
MXNJPY 6.12 ~ 6.26
HKDJPY 9.74 ~ 9.86
SGDJPY 62.77 ~ 63.56
EURUSD 1.4315 ~ 1.4485

■前日のサマリー
週末の東京時間は実質の5・10日にあたり、仲値にかけてドル買いとなったことから、ドル/円は一時77.00円、ユーロ/円は110.16円まで上昇しましたが、株価の全面安を受け、リスク回避の動きから、ドル/円は76.45円、ユーロ/円は109.34円、ユーロ/ドルは1.4283円まで下落しました。ロンドン時間にも株価の下落は継続したことやフィンランドがギリシャへの新規融資に対して担保を求めたことなどが伝わると、ドル/円は一時76.31円、ユーロ/円は109.03円、ユーロ/ドルは1.4259ドルまで下落しました。その後、スペイン議会が更なる財政削減案を承認したことなどから株価の下落幅が縮小し、ドル/円は76.64円、ユーロ/円は109.65円、ユーロ/ドルは1.4345ドルまで戻しました。NY時間帯には、WSJの「介入を頻繁に行う計画はない-日本の当局者」との内容の記事でドルが下落して、76.30円近辺からのストップロスを断続的につけて75.95円とドルの史上最安値を更新、ユーロ/円は110.25円近辺、ユーロ/ドルは1.4453ドルまで上昇しました。クローズにかけては米株価が下落したこともあり、ドル/円は76円台ミドル近辺、ユーロ/円は110円台前半、ユーロ/ドルは1.44ドル近辺となりました。
クローズはドル/円が76.55円、ユーロ/ドルが1.4331ドル、ユーロ/円は109.73円。

■株価(bloomberg.co.jp)

Index 引値 前日比
日経225 8719.24 -224.52
FTSE100(英) 5040.76 -51.47
DAX(独) 5480.00 -122.80
NYダウ(米) 10817.65 -172.93
S&P500(米) 1123.53 -17.12
NASDAQ(米) 2341.84 -38.59

■金利(bloomberg.co.jp)

Country 利回り 前日比
米10年債 2.06 0.00
日本10年債 0.990 -0.007
英10年債 2.38 0.07
独10年債 2.10 0.02

■コモディティ価格

Commodities 引値 前日比
NY金(期近) 1852.20 30.20
NY原油(期近) 82.26 -0.12

■本日の指標発表(FXミュージアムより)
8/22(月)
特になし

ピボットポイントなどは山内俊哉のココに注目!もご覧ください

2011年8月21日 (日)

8/22の週の見通し -週明けの介入の有無にかかわらず円高圧力継続の見通し-

こんばんは。本日は霧のような雨で、傘をさして歩いてもじわじわと濡れてきました。また、肌寒い日でしたね。

■ドル/円 60分足
USDJPY ※チャートをクリックすると拡大します。

■ユーロ/ドル 60分足
EURUSD ※チャートをクリックすると拡大します。

■ユーロ/円 60分足
EURJPY ※チャートをクリックすると拡大します。

■先週の動き
先週のドル/円は週初は本邦4-6月期GDPのマイナス幅が小さかったことやスイス政府と国立銀行がユーロ/スイスの目標設定を協議しているとの現地紙の報道などからドルが買われ、一時77.10円まで上昇しました。しかし、NY連銀製造業景気指数やフィラデルフィア連銀指数、中古住宅販売件数など発表された経済指標が悪化したため欧米の株価が下落し、リスク回避の動きから円が買われたものの、本邦政府・日銀の介入警戒との間で小動きとなりましたが、週末のNY市場で3月17日につけたドルの最安値の76.25円を下抜けして75.95円をつけましたが。その後は、週明けの本邦政府・日銀による介入への警戒から76円台ミドル近辺へ戻してクローズしました。

ユーロは、16日に実施された独仏首脳会談に期待が高まり、ユーロ/ドルは上昇しましたが、会談の内容はサルコジ仏大統領が「ユーロ防衛『絶対の決意』を独首相と共有」「ユーロ評議会の議長にファンロンパイEU大統領を提案」「金融取引税を9月に提案」、メルケル首相は「より強いユーロにはより強い経済のつながり必要、EUの債務規定を優先する必要」と発言するにとどまったことで、1.4470ドルまで上昇していたユーロは1.4353ドルまで下落しました。その後、英中銀(BOE)の議事録が公表され、9対0で英国の政策金利が据え置かれたことを受け、ユーロ/ポンドでポンドが下落したことから、ユーロ/ドルは1.4516ドルまで上昇しました。週末後半にはギリシャへの新規融資に対してフィンランドやオランダなどが担保を要求するとの噂や欧米の株価が下落したことから、一時1.4258ドルまで下落したものの、ドルが下落したことで1.4450ドル近辺まで戻してクローズしました。

通貨別に見ますと、スイスがユーロに対して通貨高防衛を打ち出したことなどから、ユーロやポンドが主要通貨に対して上昇しました。

■週間騰落率(JPY)
JPY
※グラフをクリックすると拡大します。 ■週間騰落率(USD)
USD ※グラフをクリックすると拡大します。

■今週の見通し
先週金曜日に円が最高値を更新し、一時1ドル=75.95円を付けたことから、翌朝の日本の新聞各紙は、「円が一段と急伸し、円高進行に歯止めがかからない場合には、相場の状況を見極めながら介入に踏み切る見通し-日経」「政府*日銀は、急遽、ドル買い円売り介入に向けた本格協議に入った。さらに、日銀は追加の金融緩和を検討している-読売新聞」「政府*日銀は、再度、円売りの市場介入と追加の金融緩和を検討する見通しだ-朝日新聞」「円が戦後最高値を更新、政府*日銀が円高を是正するための緊急対策の検討へ-産経新聞」「政府*日銀は、ドル買い円売りの再介入や追加金融緩和の検討に入った-毎日新聞」と各紙が介入を催促するような記事を掲載しました。このため、週明け月曜日の朝は本邦の政府・日銀による介入があるかどうかに注目しています。仮に介入が実施されても、円を押し下げる(ドルを押し上げる)には相当な金額が必要(今月4日の介入では4兆5千億円の金額を投入し、約3円の押し上げ)であり、今回は市場が介入を待ち構えて上で売ろうとしているため、同金額を使ったとしても2円程度しか押し上げることができないのではないかと思います。また、野田財務相が先週木曜日に「介入はサプライズ出ないと意味がない」と発言している通り、見え見えの介入でどこまで効果があるかも疑問が残ります。このため、介入の実施が見送られる可能性も高く、この場合には政府・日銀の警戒が続くものの、76円割れを試し、75円台が定着するかもしれませんし、さらなる円高につながると思われます。

また、今週は26日にジャクソン・ホールでのバーナンキ米FRB議長の講演ではQE3(米追加緩和第3段)への期待が株式市場を中心にある(2010年の同公園ではQE2が示された)ことから、QE3に振れなかった場合は株価の大幅な下落につながる可能性があり、リスク回避の動きに拍車がかかるものと思われます。この場合は円高の圧力が継続することになり、更に資源需要の減退の懸念につがなり、豪ドルなどの資源国通貨が売られることになりそうです。ます。逆にQE3に振れた場合にはドルの下落につながる確率が高まり、いずれにしても円高への圧力は継続することになります。

経済指標ではドイツのZEW景況感調査(23日)、独IFO景気動向指数(24日)に注目したいと思います。先に発表された独のGDPが悪化していることもあり、更に景況感の悪化が示されると現在問題となっている欧州周辺国の債務問題の更なる懸念を招く可能性もあります。ドルの弱含みが続いたとしてもユーロの上値の重さは残るものと思います。

■今週の予想レンジ

Ccy Low(下)   High(上)
ドル/円 75.10 79.00
ユーロ/ドル 1.4020 1.4520
ユーロ/円 108.30 113.00
ポンド/円 123.60 128.00
豪ドル/円 78.00 82.10
NZドル/円 61.80 65.10
南アランド/円 10.10 10.95

■日、週、月、年騰落データ Rate ※表をクリックすると拡大します。

■注目イベント
8/23(火)
・ 15:00 スイス 7月 貿易収支
・ 17:00 ユーロ圏 8月 製造業購買担当者景気指数(PMI、速報値)
・ 17:00 ユーロ圏 8月 サービス部門購買担当者景気指数(PMI、速報値)
・ 18:00 ユーロ圏 8月 ZEW景況感調査
18:00 ドイツ 8月 ZEW景況感調査(期待指数)
・ 21:30 カナダ 6月 小売売上高 前月比
・ 21:30 カナダ 6月 小売売上高(除自動車) 前月比
23:00 米国 7月 新築住宅販売件数 年率換算件数
・ 23:00 米国 7月 新築住宅販売件数 前月比
・ 23:00 米国 8月 リッチモンド連銀製造業指数
・ 23:00 ユーロ圏 8月 消費者信頼感(速報値)
8/24(水)
・ 07:45 NZ 7月 貿易収支
・ 08:50 日本 7月 企業向けサービス価格指数 前年同月比
・ 17:00 ドイツ 8月 IFO企業景況感指数
・ 17:00 南ア 7月 消費者物価指数(CPI) 前月比
・ 17:00 南ア 7月 消費者物価指数(CPI) 前年同月比
・ 18:00 ユーロ圏 6月 製造業新規受注 前月比
・ 18:00 ユーロ圏 6月 製造業新規受注 前年同月比
・ 20:00 米国 MBA住宅ローン申請指数 前週比
21:30 米国 7月 耐久財受注 前月比
・ 21:30 米国 7月 耐久財受注・輸送用機器除く 前月比
・ 23:00 米国 4-6月期 四半期住宅価格指数 前期比
・ 23:00 米国 6月 住宅価格指数 前月比
8/25(木)
・ 07:45 NZ 4-6月期 四半期小売売上高指数 前期比
・ 08:50 日本 前週分 対外対内証券売買契約等の状況(対内株式)
・ 08:50 日本 前週分 対外対内証券売買契約等の状況(対外中長期債)
・ 15:00 ドイツ 9月 GFK消費者信頼感調査
・ 18:30 南ア 7月 卸売物価指数(PPI) 前月比
・ 18:30 南ア 7月 卸売物価指数(PPI) 前年同月比
21:30 米国 前週分 新規失業保険申請件数
8/26(金)
・ 08:30 日本 8月 東京都区部消費者物価指数(CPI、生鮮食料品除く) 前年同月比
・ 08:30 日本 7月 全国消費者物価指数(CPI) 前年同月比
・ 08:30 日本 7月 全国消費者物価指数(CPI、生鮮食料品除く) 前年同月比
・ 17:00 ユーロ圏 7月 マネーサプライM3 前年同月比
・ 17:30 英国 4-6月期 四半期国内総生産(GDP、速報値) 前期比
・ 17:30 英国 4-6月期 四半期国内総生産(GDP、速報値) 前年同期比
・ 18:30 スイス 8月 KOF景気先行指数
21:30 米国 4-6月期 四半期実質国内総生産(GDP、改定値) 前期比年率
・ 22:55 米国 8月 ミシガン大学消費者態度指数・確報値
経済指標の詳細はFXmuseumのFXカレンダーを参照してください。

2011年8月20日 (土)

シカゴ通貨先物非商業ポジション(8/16現在)

こんばんは。涼しくて歩くにはちょうど良い日でした。

19日に発表された16日現在のシカゴIMMの非商業(投機)ポジションでは、ドルのネットポジションのショート(売)が減少、円のネットポジションのロングは増加となりました。先週ショートに転換したユーロは今週ロングに転換しました。カナダドル、豪ドルはロングが大幅減少となりました。

リスク回避を背景にドルのショートポジションが減少、円のロングポジションが増加しています。世界経済に対する不確実性が高まっていることから、株価の下落が続くようであれば、ドルのショートポジションの減少と円のロングポジションの増加は継続する可能性があります。同様に、資源国通貨は景気の悪化から資源需要が減少するとみられることで、こうした通貨のロングポジションが減少すると思われます。また、週明けにはポジション動向に関係なく本邦政府・日銀の介入があるのかが注目されています。

■シカゴIMM非商業ポジション

項目 Net(ネット) Dif(増減) Long(買) Short(売) All(総取組)
JPY 47,348 5,199 59,060 11,712 70,772
EUR 6,726 14,999 47,094 40,368 87,462
GBP -3,096 -3,341 36,193 39,289 75,482
CHF 9,008 4,353 13,330 4,322 17,652
CAD 4,121 -19,583 23,153 19,032 42,185
AUD 29,723 707 41,286 11,563 52,849
NZD 18,417 -2,010 19,214 797 20,011
MXN 47,348 5,199 59,060 11,712 70,772
source:CFTC

【USD】 USD source:CFTC

ドルは18,335コントラクトのショート減少の134,881コントラクトのショートとなりました。
※ドルのポジションは円、ユーロをはじめ、メキシコペソまでを合計して算出しています。レートはFRBのメジャーカレンシーインデックスを使用しています。

【JPY】 JPY source:CFTC

円は5,199コントラクトのロング増加の47,348コントラクトのロングとなりました。

【EUR】 EUR source:CFTC

ユーロは14,999コントラクトのロング増加の6,726コントラクトのロングになりました。

【CAD】 CAD source:CFTC

カナダは19,583コントラクトのロング減少の4,121コントラクトのロングになりました。

【NZD】 NZD source:CFTC

NZドルは2,011コントラクトのロング減少の18,417コントラクトのロングとなりました。
他のIMM通貨先物のポジション動向は上田ハーローレポートのシカゴIMM非商業ポジションを参照してください。(8日更新)

2011年8月19日 (金)

8/19 本日の戦略-材料少ない中でも円の最高値を試す可能性あり-

おはようございます。本日の関東地方は午後からは雨の予報ですが既に降ってきていますね。涼しくなってくれれば助かります。

■変化率から見た前日の通貨の強弱
円>ドル>ポンド>ユーロ>豪ドル>NZドル
※ ">" の左側の通貨が右側の通貨より強いことを示しています。

■本日の見通し
昨日はリスクを回避する動きから米国債が買われ、米10年債利回りが史上初めて2%を割り込みみました(国債は価格が上昇すると利回りは低下する)。また、金が1トロイオンス(=31.1532g)=1,822ドルまで上昇、市場は再びリスク回避のムードに陥っています。こうした中では、「円」「ドル」「スイスフラン」が買われる流れになるのですが、本邦は政府・日銀が介入の構えをちらつかせている(中尾財務官と中曽日銀理事が会談したなど)ことから、「円」が買いにくく、スイス政府や国立銀行もスイスフラン高を阻止する行動を取っていることで、「スイスフラン」も買いにくくなっています。このため、ユーロや豪ドルなどといった通貨の下落が大きくなりました。本日は目立った材料がないことやアジアの株価が下落するとみられることで、円高圧力と介入警戒の駆け引きの日となると思います。ただ、昨日夕の野田財務相の発言を見てみると「介入はサプライズ出ないと意味はない」「(円高進行では)プラスの人もいるはず」と円高を容認?ともとれなくもない発言をしていることで、76.25円の円の史上最高値(ドルの最安値)を抜けてくる可能性があります。市場ではこのレベルにまとまったストップロスがあるとの見方が強く、材料がなくてもこのレベルを試すことは想像に難くなく、本邦からの何らかの行動がない場合には76円を下抜けてくる可能性も否定できません。

市場では、雇用や住宅の回復が見えないことに加え、先般発表されたNY連銀、昨日発表されたフィラデルフィア連銀製造業景気指数が大幅に下振れしたことで、今後発表が予定されているシカゴ購買部協会景気指数や米供給管理協会(ISM)製造業・非製造業景気指数が悪化することが予想されます。特にISMで分岐となる50を割り込んでくるようであれば、米国のリセッション入りの可能性も出てくることから、更に株価の下落となるのではないかと思われます。こうした中で、米国が財政出動しにくい状況にあり、また、QE2の効果を疑問視する向きもあるので、26日(金)23時に行われるジャクソンホールでのバーナンキ米FRB議長の講演でもQE3には触れない可能性もあり、そうなると失望から米国の株価が一段安となるかもしれません。依然としてリスクは円高方向にあります。

上にも書きましたが、昨日の動きが典型的なリスク回避の動きとなっていることで、本日もクロス円の下落には警戒と思います。

■AUDUSD 日足(一目均衡表、ストキャスティックス、フィボナッチ) AUDUSD source:uedaharlowfx
豪ドル/米ドルは8/17の高値の1.0599ドルが一目均衡表(日足)の雲の下限で止められたことやストキャスティックス(スロー)がデッドクロスする可能性が高いことから、本日引値でデッドクロスした場合には下落するものと思われます。8/9の安値の0.9926ドルと前出の高値を100%としたフィボナッチでみると、38.2%押しの1.0339ドルもしくは50%押しの1.0259ドル(=一目均衡表の転換線と同値)、61.8%押しの1.0179ドルで止まらない場合には前出安値の0.9926ドルを下抜ける可能性があります。

■本日のテクニカルでの注目点(矢印はトレンドの方向を予想しています)
ユーロ/ドル 一目均衡表(日足)の雲の上から中へ
ポンド/円 21日移動平均線を下抜け
NZドル/米ドル 一目均衡表(日足)の雲の上から中へ

■変動率からの予想レンジ 07:48→NYクローズ

Ccy 予想レンジ
USDJPY 76.13 ~ 76.96
EURJPY 108.79 ~ 110.46
GBPJPY 125.53 ~ 127.20
AUDJPY 78.63 ~ 80.13
NZDJPY 62.07 ~ 63.32
CADJPY 76.56 ~ 77.75
ZARJPY 10.47 ~ 10.72
NOKJPY 13.83 ~ 14.09
MXNJPY 6.11 ~ 6.25
HKDJPY 9.73 ~ 9.85
SGDJPY 62.48 ~ 63.26
EURUSD 1.4250 ~ 1.4421

■前日のサマリー
昨日の東京時間は日経225平均株価やアジアの株価が下落したことから、全般的にリスク管理の動きとなり、ドル/円は76.55円近辺から76.70円近辺の小動き、ユーロ/ドルは1.4430ドル近辺から1.4385ドル近辺へ下落、ユーロ/円は110.20円近辺から110.55円近辺のレンジの動きとなりました。ロンドン時間には、フィンランドやオランダなどがギリシャへの新規融資に担保を要求するとの話から、欧州の株価も下落して、1.4452ドルまで一時上昇したユーロ/ドルは1.4358ドル、同じく110.72円まで上昇していたユーロ/円は109.94円まで下落しました。ドル/円は76円台ミドルから後半での狭いレンジの動き。NY時間には発表された米新規失業保険申請件数は小幅悪化だったものの、フィラデルフィア連銀製造業景気指数が大幅に悪化し、中古住宅販売件数も予想から下振れしていたことで、NYダウが大幅に下落、リスク回避の動きからドル/円は76.45円、ユーロ/ドルは1.4271ドル、ユーロ/円は109.25円まで下落しました。クローズにかけては米株式が下げ止まったこともあり、下値からは戻してクローズしています。
クローズはドル/円が76.55円、ユーロ/ドルが1.4331ドル、ユーロ/円は109.73円。

■株価(bloomberg.co.jp)

Index 引値 前日比
日経225 8943.76 -113.50
FTSE100(英) 5092.23 -239.37
DAX(独) 5602.80 -346.14
NYダウ(米) 10990.58 -419.63
S&P500(米) 1140.65 -53.24
NASDAQ(米) 2380.43 -131.05

■金利(bloomberg.co.jp)

Country 利回り 前日比
米10年債 2.06 -0.10
日本10年債 0.997 -0.029
英10年債 2.31 -0.12
独10年債 2.08 -0.12

■コモディティ価格

Commodities 引値 前日比
NY金(期近) 1822.00 28.20
NY原油(期近) 82.38 -5.20

■本日の指標発表(FXミュージアムより)
8/19(金)
・ 13:30 日本 6月 全産業活動指数 前月比
・ 15:00 ドイツ 7月 生産者物価指数(PPI) 前月比
・ 20:00 カナダ 7月 消費者物価指数(CPI) 前月比
・ 20:00 カナダ 7月 消費者物価指数(CPI) 前年同月比
・ 20:00 カナダ 7月 消費者物価指数(CPIコア) 前月比
・ 20:00 カナダ 7月 消費者物価指数(CPIコア) 前年同月比
・ 21:30 米国 ダドリー米NY連銀総裁講演
・ 21:35 米国 ピアナルト米クリーブランド連銀総裁講演
・ 22:00 カナダ カーニー・カナダ中銀総裁議会証言

ピボットポイントなどは山内俊哉のココに注目!もご覧ください

2011年8月18日 (木)

8/18 本日の戦略-フィラデルフィア連銀指数悪化なら、円は最高値更新か-

おはようございます。昨日はエアコンのタイマーが切れた後は強烈に寝苦しかったです。暑さはひとまず本日までのようですので、涼しくなってくれればありがたいです。

■変化率から見た前日の通貨の強弱
豪ドル>ポンド>円>NZドル>ユーロ>ドル
※ ">" の左側の通貨が右側の通貨より強いことを示しています。

■本日の見通し
昨日の英金融政策委員会(MPC)の議事録では、ディール委員とウィール委員がこれまでの利上げの主張を取り下げ、0.5%で政策金利を据え置くことに合意、一方、ポーゼン委員は引き続き500億ポンドの資産買い取りプログラムの増加を求めています。中銀は「最近の動向を受け、金融刺激策の一部が解除される可能性は低下した」として、緩和状態を続ける見通しとなったことから、英国も日本、米国同様に低金利が長期化しそうです。とはいうものの、対円、対ドルでは上昇しています。チャートでみる限りでは対円、対ドルで上昇の余地はありそうです。

昨日は目立った材料のない中で、欧米の株価の動向から円高圧力が継続、ドル/円は76円台が定着してきました。市場では76円台前半を何度か試しているものの、本邦政府・日銀の警戒姿勢薄れてきているのではないかと思う人たちも出てきていることから、本日21時30分に発表される米新規失業保険申請件数、23時に発表されるフィラデルフィア連銀指数が下振れするようだと、円の最高値の76.25円を抜けてくる可能性があり、このレベルでは短期スペック勢などのストップロスがおかれているため、ドルが76円を割り込む可能性があります。

いずれにしろ、ドルは下落圧力が継続中ですし、ユーロ/ドルはレンジの中での動きとなっていて、方向感が出にくいところであり、市場は次の材料を待っているところと思います。

■EURUSD 日足(一目均衡表、ストキャスティックス) EURUSD source:uedaharlowfx
ユーロ/ドルは7/4高値の1.4577ドル、7/27高値の1.4536ドル、8/17高値の1.4516ドルと、いずれも1.45ドル台では反落していること、6/16安値の1.4073ドル、8/5安値の1.4056ドルと1.40ドル台で反発していることから、1.40ドルと1.45ドルでのレンジとなっているように見えます(7/12安値の1.3838ドルは除外しています)。ストキャスティックス(スロー)を見ると80近辺でデッドクロス間近ですのでクロスした場合は、下落してくる可能性が高そうです。ただ、一目均衡表(日足)の遅行線が雲の上限に接近していることから、雲を抜け出て上昇するようだと、レンジから上放れることになりそうです。この場合は6/7高値の1.4695ドル近辺まで上昇する可能性があります。

■本日のテクニカルでの注目点(矢印はトレンドの方向を予想しています)
ポンド/円 21日移動平均線を上抜け
豪ドル/米ドル 一目均衡表(日足)の基準線を上抜け

■変動率からの予想レンジ 07:53→NYクローズ

Ccy 予想レンジ
USDJPY 76.15 ~ 76.99
EURJPY 109.56 ~ 111.23
GBPJPY 125.82 ~ 127.49
AUDJPY 79.92 ~ 81.43
NZDJPY 63.34 ~ 64.61
CADJPY 77.40 ~ 78.60
ZARJPY 10.62 ~ 10.86
NOKJPY 14.05 ~ 14.31
MXNJPY 6.17 ~ 6.30
HKDJPY 9.74 ~ 9.86
SGDJPY 63.37 ~ 64.13
EURUSD 1.4357 ~ 1.4516

■前日のサマリー
昨日の東京時間は目立った材料がなく、ドル/円は日経225平均株価の下落などから朝方の76.85円近辺から76.60円近辺へと下落、一方のユーロは、スイスフランのユーロペッグ(固定)等を巡る思惑から、ユーロ買いが先行し、対ドルでは1.4355ドル近辺から1.4415ドル近辺、ユーロ/円は110.15円近辺から110.55円近辺まで上昇しました。ロンドン時間にはスイス政府・国立銀行から当座預金の残高目標引き上げが発表されたが、市場の予想よりは緩い内容となったことで、ユーロが売られ、スイスフランが買い戻されたことで、ユーロ/ドルが1.4325ドル、ユーロ/円は109.80円まで下落、ドル/円も欧州株価が下落していたことから76.50円を下抜けました。その後、英中銀の議事録が公表され、9対0で据え置きが決定されたことが分かると、ポンドがユーロに対して売られたことなどから、ユーロ/ドルは1.4454ドル、ユーロ/円は110.65円まで反発しました。NY時間にはNYダウが堅調に寄り付いたことからドルが主要通貨に対して売られる流れとなり、ドル/円は76.41円まで一時下落、ユーロ/ドルは1.4518ドル、ユーロ/円は110.97円まで上昇しました。その後、NYダウが下落に転じると、リスク回避の動きでドルが買い戻され、クローズにかけてはドル/円は76円台ミドルへ戻し、ユーロ/ドルは1.44ドル台前半、ユーロ/円は110円台ミドル近辺へと下落しました。
クローズはドル/円が76.57円、ユーロ/ドルが1.4422ドル、ユーロ/円は110.47円。

■株価(bloomberg.co.jp)

Index 引値 前日比
日経225 9057.26 -50.17
FTSE100(英) 5331.60 -26.03
DAX(独) 5948.94 -45.96
NYダウ(米) 11410.21 4.28
S&P500(米) 1193.89 1.13
NASDAQ(米) 2511.48 -11.97

■金利(bloomberg.co.jp)

Country 利回り 前日比
米10年債 2.17 -0.05
日本10年債 1.026 -0.017
英10年債 2.43 -0.13
独10年債 2.20 -0.12

■コモディティ価格

Commodities 引値 前日比
NY金(期近) 1793.80 8.80
NY原油(期近) 87.58 0.93

■本日の指標発表(FXミュージアムより)
8/18(木)
・ 08:50 日本 7月 貿易統計(通関ベース)
・ 14:00 日本 6月 景気一致指数(CI)・改定値
・ 14:00 日本 6月 景気先行指数(CI)・改定値
・ 17:30 英国 7月 小売売上高指数 前月比
・ 18:00 ユーロ圏 6月 建設支出 前月比
・ 18:00 ユーロ圏 6月 建設支出 前年同月比
・ 18:30 日本 野田佳彦財務相講演
・ 21:30 カナダ 7月 景気先行指数 前月比
・ 21:30 カナダ 6月 卸売売上高 前月比
・ 21:30 米国 7月 消費者物価指数(CPI) 前月比
21:30 米国 7月 消費者物価指数(CPI) 前年同月比
21:30 米国 7月 消費者物価指数(CPIコア指数) 前月比
21:30 米国 前週分 新規失業保険申請件数
・ 21:35 米国 ダドリー米NY連銀総裁講演
・ 23:00 米国 7月 中古住宅販売件数 前月比
23:00 米国 7月 中古住宅販売件数 年率換算件数
・ 23:00 米国 7月 景気先行指標総合指数 前月比
23:00 米国 8月 フィラデルフィア連銀製造業景気指数

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2011年8月17日 (水)

8/17 本日の戦略-方向感定まらず、次のテーマ待ち-

おはようございます。円高のメリットを生かして本邦企業による海外企業のM&Aが進んでいるようですね。ただ、M&Aの資金で為替が大きく動くことはほとんどありません。

■変化率から見た前日の通貨の強弱
ポンド>NZドル>円>ドル>豪ドル>ユーロ
※ ">" の左側の通貨が右側の通貨より強いことを示しています。

■本日の見通し
昨日の独仏首脳会談ではユーロ防衛に向けての両国の意思がみられたものの、ユーロ圏共同債については統合の最終段階(サルコジ仏大統領)と先送りし、4400億ユーロの救済基金についても、現時点では必要ない(サルコジ仏大統領)としたことで、市場の予想の範疇だとは思われるものの、その前に上していたことで、ユーロは高値から約100ポイントほど下落しました。また、この日発表されたユーロ圏4-6月期のGDPは市場予想を下回っています。このため、ユーロ圏に対する不安の払しょくには至らず、引き続き方向感が定まりにくい展開を予想しています。また、小国ではありますが8月11日に格付け会社フィッチから「BB」に2段階引き下げられたキプロスが新たな火種になる可能性もあり、今後も欧州の株価の警戒は必要と思われます。

米国は昨日発表された鉱工業生産が市場予想を上回ったものの、住宅着工など先行指標の回復は思わしくありません。住宅の差し押さえでの在庫が住宅市場を長期低迷に導いていることで、こちらの回復が見えてこないとドルの上昇にはつながりにくいと思います。本日は米国の卸売物価指数の発表があるくらいですので、株価の動向が為替を動かす流れは継続すると思います。

チャート上では、一つ気になる動きがあり、ドル/円の変動幅がこの3日間極端に狭いことです。変動のエネルギーが高まりつつあると思いますが、円の史上最多稲の76.25円が射程に入っていることもあり、本邦政府・日銀の介入警戒で下攻めしにくい状況もあるとは思いますが、変動した場合のリスクは下と思われます。下抜けした場合の目先の目処は75.10円近辺か。

■ZARJPY 日足(一目均衡表、ストキャスティックス、フィボナッチ) ZARJPY source:uedaharlowfx
南アランド/円は過去2日間一目均衡表(日足)の転換線がレジスタンスとなり頭を押さえられました。この位置は7/8高値の12.16円と8/9安値の10.17円を100%としたフィボナッチ38.2%戻しとほぼ重なります。本日は転換線が10.82円へと切り下がってきていることで、これを超えていけないと上値が押さえられていくことになり、前出安値の10.17円を試しに行くと思われます。一方、超えた場合には一目均衡表(日足)の基準線が10.95円とフィボナッチ38.2%がほぼ重なることで、このレベルが再び厚いレジスタンスとなると思います。

■本日のテクニカルでの注目点(矢印はトレンドの方向を予想しています)
特になし

■変動率からの予想レンジ 07:49→NYクローズ

Ccy 予想レンジ
USDJPY 76.34 ~ 77.18
EURJPY 109.69 ~ 111.37
GBPJPY 125.47 ~ 127.11
AUDJPY 79.64 ~ 81.13
NZDJPY 63.41 ~ 64.68
CADJPY 77.45 ~ 78.66
ZARJPY 10.56 ~ 10.80
NOKJPY 13.94 ~ 14.20
MXNJPY 6.14 ~ 6.27
HKDJPY 9.77 ~ 9.89
SGDJPY 63.56 ~ 64.32
EURUSD 1.4311 ~ 1.4493

■前日のサマリー
昨日の東京時間は独仏首脳会談を前に様子見気分が強かったことやアジアの株式市場もまちまちの動きとなったことで、ドル/円は76.71円から76.91円の狭い幅での小動きとなりましたが、15時に発表された独4-6月期GDPの内容が市場予想より悪化していたため、ユーロ/円が110.49円、ユーロ/ドルが1.4384ドルまで下落しました。ロンドン時間に入ると、欧州の株価が下落したこともあり、ドル/円は76.70円近辺、ユーロ/ドルは1.4360ドル近辺、ユーロ/円は110.20円近辺へと下落しました。NY時間には発表された米住宅着工件数が市場予想を下回ったものの、鉱工業生産が予想から上振れしたこと、格付け機関フィッチが米国の格付けを「AAA」、見通しを「安定的」としたことで、ドル/円は一時76.93円まで上昇しました。また、注目されていた独仏首脳会談はサルコジ仏大統領が「ユーロ防衛『絶対の決意』を独首相と共有」「ユーロ評議会の議長にファンロンパイEU大統領を提案」「金融取引税を9月に提案」、メルケル首相は「より強いユーロにはより強い経済のつながり必要、EUの債務規定を優勢ンする必要」としたことから、これらを好感しユーロ/ドルは一時1.4473ドル、ユーロ/円は一時111.00円まで上昇したものの、ユーロ圏共同債の発行や4400億ユーロの救済基金の拡充については否定したことで、これらが失望へとつながり、すぐにユーロ/ドルは1.4377ドル、ユーロ/円は110.31円へと下落しました。クローズにかけてはNYダウもこの日は下落したことで、ドル/円は76円台後半、ユーロ/ドルは1.44ドル台前半、ユーロ/円は110円台ミドル近辺でクローズしました。
クローズはドル/円が76.76円、ユーロ/ドルが1.4403ドル、ユーロ/円は110.61円。

■株価(bloomberg.co.jp)

Index 引値 前日比
日経225 9107.43 21.02
FTSE100(英) 5357.63 7.05
DAX(独) 5994.90 -27.34
NYダウ(米) 11405.93 -76.97
S&P500(米) 1192.76 -11.73
NASDAQ(米) 2523.45 -31.75

■金利(bloomberg.co.jp)

Country 利回り 前日比
米10年債 2.22 -0.09
日本10年債 1.045 -0.002
英10年債 2.56 0.03
独10年債 2.32 0.00

■コモディティ価格

Commodities 引値 前日比
NY金(期近) 1785.00 27.00
NY原油(期近) 86.65 -1.23

■本日の指標発表(FXミュージアムより)
8/17(水)
・ 07:45 NZ 4-6月期 四半期卸売物価指数(PPI) 前期比
・ 17:00 ユーロ圏 6月 経常収支
・ 17:30 英国 英中銀金融政策委員会(MPC)議事要旨
17:30 英国 7月 失業保険申請件数
17:30 英国 7月 失業率
・ 18:00 ユーロ圏 7月 消費者物価指数(HICP、改定値)
・ 20:00 米国 MBA住宅ローン申請指数 前週比
・ 21:30 カナダ 6月 対カナダ証券投資額
・ 21:30 米国 7月 卸売物価指数(PPI) 前月比
・ 21:30 米国 7月 卸売物価指数(PPIコア指数、食品・エネルギー除く) 前月比
・ 02:20 米国 フィッシャー米ダラス連銀総裁講演

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2011年8月16日 (火)

8/16 本日の戦略-独仏首脳会談は進展なしか-

おはようございます。昨日は66回目の終戦の日でした。今年は東日本大震災と重ねる報道が多かったようにも思います。

■変化率から見た前日の通貨の強弱
豪ドル>ユーロ>ポンド>NZドル>ドル>円
※ ">" の左側の通貨が右側の通貨より強いことを示しています。

■本日の見通し
昨日の動きは、米国の経済指標が悪かったものの、欧米の株価が上昇したことでリスクオンの流れとなりました。また、原油価格も上昇したことで、豪ドル/円やNZドル/円などが買われています。ユーロも米国の経済指標の悪化を受けて1.44ドル台後半まで上昇、買いの主導はヘッジファンドや投機筋だったようです。こうした中で本日は独仏首脳会談が開催されますが、ザイベルト独首相報道官は「(市場は)大きな打開策が出てくるとの期待を持つべきではない」と発言しており、ユーロ共同債についても否定的な発言をしています。ただ、これを受けても昨日はユーロが上昇したことから、ネガティブな内容は織り込まれているとみられ、むしろポジティブな内容が出た場合にはユーロ/ドルで1.45ドル超えとなるのではないかと思います。

こうした中で、本日は15時に独4-6月期GDPと18時にユーロ圏4-6月期GDP速報値の発表が予定されています。いずれも前回より下振れが予想されていますが、予想より悪化した場合には、素直にユーロ売りにつながるものと思います。また、米国では住宅着工件数、住宅許可件数の発表が予定されています。昨日の米国は指標の悪化にもかかわらず、株価は上昇しましたが、仮に予想より下振れした場合に、株価が堅調に推移するのかが気になるところです。米国の経済指標の状況を見ると、円高圧力は継続していると思われます。

■NZDJPY 日足(一目均衡表、ストキャスティックス、フィボナッチ) NZDJPY source:uedaharlowfx
NZドル/円は昨日8/1高値の68.86円と8/9安値の61.39円を100%としたフィボナッチ38.2%を一時上に抜けたものの、その上にある一目均衡表(日足)の転換線の64.72円はレジスタンスとなりました。一目均衡表の遅行線はまだ雲の下に位置していることや日々線(ロウソク足)が今後切り上がっていくことから、しばらくは上値の重い展開が続くと思われ、戻りがあったとしても同フィボナッチ50%と一目均衡表の基準線、雲の下限となる65.15円近辺が目処となると思います。

■本日のテクニカルでの注目点(矢印はトレンドの方向を予想しています)
ユーロ/ドル 21日移動平均線を上抜け、一目均衡表(日足)の雲の下から中へ
ポンド/ドル 21日移動平均線を上抜け、一目均衡表(日足)の雲の上へ
ドル/スイス 21日移動平均線、一目均衡表(日足)の基準線を上抜け
ユーロ/スイス 21日移動平均線、一目均衡表(日足)の基準線を上抜け
ポンド/スイス 21日移動平均線を上抜け

■変動率からの予想レンジ 08:04→NYクローズ

Ccy 予想レンジ
USDJPY 76.39 ~ 77.23
EURJPY 110.05 ~ 111.72
GBPJPY 125.04 ~ 126.66
AUDJPY 79.85 ~ 81.35
NZDJPY 63.21 ~ 64.47
CADJPY 77.76 ~ 78.97
ZARJPY 10.69 ~ 10.93
NOKJPY 13.97 ~ 14.22
MXNJPY 6.16 ~ 6.29
HKDJPY 9.78 ~ 9.90
SGDJPY 63.58 ~ 64.34
EURUSD 1.4361 ~ 1.4531

■前日のサマリー
昨日の東京時間は本邦の4-6月GDPの前期比年率が-1.3%となったものの、市場予想よりはマイナス幅が少なかったことや早朝にスイス政府とスイス国立銀行がEUR/CHFの目標設定の可能性について協議したとの現地紙の報道からドルが買われ、ドル/円は77.10円、ユーロ/円は110.27円、ユーロ/ドルは1.4315ドル近辺まで上昇しました。その後はアジア株が上昇したことなどから、クロス円が上昇したものの、ドル/円は76円台後半、ユーロ/円は109円台後半まで下落しました。ロンドン時間に入ると、16日に開催が予定されてる独仏首脳会談でドイツのスポークスマンが「ユーロ圏共同債、独仏首脳会談の議題にはならない」との発言を受け、ユーロ/ドルが1.4264ドル、ユーロ/円が109.65円まで下落、ドル/円は76円台後半での小動きとなりました。NY時間では発表されたNY連銀製造業景気指数が市場予想を大幅に下回った上に、6月の対米証券投資も予想を大幅に下回る結果となり、ドル/円は76.60円まで一時下落、ユーロ/ドルは1.4477ドル、ユーロ/円は111.01円へと上昇しました。クローズにかけてはNYダウが213ドル上昇したこともあり、ドル/円の下値は堅くなりました。
クローズはドル/円が76.81円、ユーロ/ドルが1.4440ドル、ユーロ/円は110.95円。

■株価(bloomberg.co.jp)

Index 引値 前日比
日経225 9086.41 122.69
FTSE100(英) 5350.58 30.55
DAX(独) 6022.24 24.50
NYダウ(米) 11482.90 213.88
S&P500(米) 1204.49 25.68
NASDAQ(米) 2555.20 47.22

■金利(bloomberg.co.jp)

Country 利回り 前日比
米10年債 2.31 0.05
日本10年債 1.045 -0.004
英10年債 2.53 0.00
独10年債 2.32 -0.01

■コモディティ価格

Commodities 引値 前日比
NY金(期近) 1758.00 15.40
NY原油(期近) 87.88 2.50

■本日の指標発表(FXミュージアムより)
8/16(火)
15:00 ドイツ 4-6月期 国内総生産(GDP、速報値) 前期比
15:00 ドイツ 4-6月期 国内総生産(GDP、速報値) 前年同期比
17:30 英国 7月 消費者物価指数(CPI) 前月比
・ 17:30 英国 7月 消費者物価指数(CPI) 前年同月比
・ 17:30 英国 7月 小売物価指数(RPI) 前月比
・ 17:30 英国 7月 小売物価指数(RPI) 前年同月比
18:00 ユーロ圏 4-6月期 四半期域内総生産(GDP、速報値) 前期比
18:00 ユーロ圏 4-6月期 四半期域内総生産(GDP、速報値) 前年同期比
・ 18:00 ユーロ圏 6月 貿易収支
・ 21:30 カナダ 6月 製造業出荷 前月比
・ 21:30 米国 7月 輸入物価指数 前月比
・ 21:30 米国 7月 輸出物価指数 前月比
・ 21:30 米国 7月 建設許可件数 前月比
・ 21:30 米国 7月 住宅着工件数 前月比
・ 21:30 米国 7月 建設許可件数 年率換算件数
・ 21:30 米国 7月 住宅着工件数 年率換算件数
・ 22:15 米国 7月 設備稼働率
・ 22:15 米国 7月 鉱工業生産 前月比

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2011年8月15日 (月)

8/15 本日の戦略-本日のNY連銀指数に注目-

おはようございます。先週は休暇をいただいた関係上、簡易版や更新できない日もありご迷惑をおかけしました。今週からまたよろしくお願いいたします。

■変化率から見た前日の通貨の強弱
ポンド>豪ドル>NZドル>円>ユーロ>ドル
※ ">" の左側の通貨が右側の通貨より強いことを示しています。

■本日の見通し
先ほど8時50分に発表された本邦4-6月期の実質GDPは前期比で-0.3%、前期比年率で-1.3%といずれも市場予想より良い結果となりました。また、週末のNYダウが上昇してクローズしたこともあり、日経225も上昇しています。このため、リスク回避の動きの巻き戻しから、ドル/円は76円台後半で底堅く推移しています。欧州は16日に独仏首脳会談が控えていることや空売り規制がこれまでのところ一定の効果を出しているとみられることで、株価が落ち着いてくるようであれば、ひとまず円が売られる展開になるのではないかと思います。こうした中では、ドルも売られることから、クロス円の上昇につながりやすいと思います。

本日は21時30分にNY連銀製造業景気指数の発表が予定されていることで、これが悪化するようであれば、NYダウの下落につながる可能性があり、株価下落の場合は円高の要因となると思われます。また、NAHB住宅市場指数が発表されますが、こちらもなかなか回復を見せない住宅市場の動向を探る上で注目されますが、インパクトは低いと思います。

■AUDJPY 日足(一目均衡表、パラボリック、乖離率、フィボナッチ) AUDJPY source:uedaharlowfx
豪ドル/円は8/9に76.52円の安値をつけ戻ってきています。同日の21日移動平均線乖離率は-6.48まで離れていましたが、8/12のクローズでは-4.36まで回復しています。7/8の高値の87.72円と前出安値の76.52円を100%としたフィボナッチでは38.2%戻しが80.78円に位置し、一目均衡表(日足)の転換線の80.82円とも同値であることから、ここを超えられるようであれば、フィボナッチ50%戻しとなる82.10円近辺までは戻すと思われます。

■本日のテクニカルでの注目点(矢印はトレンドの方向を予想しています)
ユーロ/ドル ストキャスティックス(スロー)がデッドクロス
NZドル/米ドル 一目均衡表(日足)の雲の中から上へ

■変動率からの予想レンジ 07:06→NYクローズ

Ccy 予想レンジ
USDJPY 76.38 ~ 77.27
EURJPY 108.49 ~ 110.19
GBPJPY 123.86 ~ 125.54
AUDJPY 78.66 ~ 80.16
NZDJPY 63.16 ~ 64.45
CADJPY 77.36 ~ 78.59
ZARJPY 10.50 ~ 10.73
NOKJPY 13.75 ~ 14.00
MXNJPY 6.14 ~ 6.27
HKDJPY 9.77 ~ 9.89
SGDJPY 63.12 ~ 63.91
EURUSD 1.4123 ~ 1.4330

■前日のサマリー
週末の東京時間はアジアの株価が堅調にスタートしたことから、ドル/円は一時77.02円まで上昇しましたが、その後は上値が重くなったことから、リスク回避の円買いの動きとなり、ドル/円は76.75円、ユーロ/ドルは1.4182ドル、ユーロ/円は108.82円まで下落しました。ロンドン時間には、ドル/円が76.60円、ユーロ/ドルが1.4150ドル、ユーロ/円が108.52円まで下落しましたが、空売り規制やECBによるスペイン、イタリア国債の買い入れなどもあり、ユーロ/ドルは1.4263ドル、ユーロ/円は109.35円まで反発しました。NY時間には発表された米小売売上高が(除く自動車)で市場予想を上回ったことから、76.52円まで下落していたドル/円は77.72円、ユーロ/ドルは1.4293ドル、ユーロ/円は109.51円までそれぞれ上昇shました。その後発表された米ミシガン大消費者信頼感指数は市場予想から急低下したものの、クローズにかけては米株価が上昇したこともあり、ドル/円は76円台後半、ユーロ/ドルは1.42ドル台ミドルから前半、ユーロ/円は109円台ミドル近辺で取引を終えました。
クローズはドル/円が76.82円、ユーロ/ドルが1.4236ドル、ユーロ/円は109.39円。

■株価(bloomberg.co.jp)

Index 引値 前日比
日経225 8963.72 -18.22
FTSE100(英) 5320.03 157.20
DAX(独) 5997.74 200.08
NYダウ(米) 11269.02 125.71
S&P500(米) 1178.81 6.17
NASDAQ(米) 2507.98 15.30

■金利(bloomberg.co.jp)

Country 利回り 前日比
米10年債 2.26 -0.09
日本10年債 1.049 0.006
英10年債 2.53 -0.01
独10年債 2.33 0.02

■コモディティ価格

Commodities 引値 前日比
NY金(期近) 1742.60 -8.90
NY原油(期近) 85.38 -0.34

■本日の指標発表(FXミュージアムより)
8/15(月)
・ 08:01 英国 8月 ライトムーブ住宅価格 前月比
08:50 日本 4-6月期 四半期実質国内総生産(GDP、速報値) 前期比
08:50 日本 4-6月期 四半期実質国内総生産(GDP、速報値) 年率換算
・ 16:15 スイス 7月 生産者輸入価格 前月比
21:30 米国 8月 ニューヨーク連銀製造業景気指数
・ 22:00 米国 6月 対米証券投資(短期債除く)
・ 23:00 米国 8月 NAHB住宅市場指数
・ 02:25 米国 ロックハート米アトランタ連銀総裁講演

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2011年8月14日 (日)

8/15の週の見通し -株価下げ止まりならクロス円上昇-

こんばんは。久しぶりにウォーキングを復活しました。ただ、歩いた距離は5Km弱ですが。

■ドル/円 60分足
USDJPY ※チャートをクリックすると拡大します。

■ユーロ/ドル 60分足
EURUSD ※チャートをクリックすると拡大します。

■ユーロ/円 60分足
EURJPY ※チャートをクリックすると拡大します。

■先週の動き
先週は5日の米国市場クローズ後に格付け会社S&Pが米国の格付けを一段階引き下げて「AA+」としたことで、週明けから株価が下落、リスク回避の動きとなったことで、円が主要通貨に対して上昇しました。その後はNYダウが一時反発を見せたものの、フランスの金融機関に対して懸念が高まったことで、欧州株主導で株価が下落、円は本年3月17日に付けた76.25円に迫る76.31円まで一時下落しました。ただ、本邦政府・日銀による介入警戒感が継続(日銀のレートチェックの噂などもあり)していることや、週末には欧州各国が株の空売り規制の実施に踏み切ったことで、やや下値から反発して取引を終えました。

ユーロは、米国の格下げからリスク回避の動きでドルが買われたことで、ユーロ/ドルが1.4130ドルまで下落しましたが、株価の反発やECBによるスペイン、イタリアの国債購入などから、1.43ドル後半まで一時上昇しました。しかしながら、フランスに対する格下げの懸念や同国の銀行や保険会社など金融機関に対する懸念が出たことで、再び1.4103ドルまで下落しました。週末にはスイスフランがユーロとペッグする可能性が浮上したほか、欧州各国の空売り規制の動きから、投機筋がユーロ/スイスでスイスフランを売る動きが見られ、1.42ドル台後半で取引を終えました。

他の通貨はNYダウが大幅に続落したこともあり、資源国通貨(豪ドル、NZドル、南アランドなど)が下落、豪ドル/円は76.52円、NZドル/円は61.39円、南アランド/円は10.17円まで下落しましたが、週後半に向かうに従い、NYダウの戻りなどもあり、これらのクロス通貨も下落前の水準を回復するには至りませんでしたが、安値からはほぼ戻した格好となりました。

■週間騰落率(JPY)
JPY ※グラフをクリックすると拡大します。 ■週間騰落率(USD)
USD ※グラフをクリックすると拡大します。

■今週の見通し
先週、スペインなどが実施した株の空売り規制で、NYダウが連騰となり、投資家心理を表すVIX指数も米国が格下げされた翌営業日の8日の48.00から12日のクローズベースで36.36まで低下しています。ひとまず、株の大幅な下落の可能性が低下したとみられることから、円高の圧力も幾分かは和らぐものと思われます。また、野田財務相は13日にも民法に出演し「市場を注視しながら、やるべき時に介入をする」とけん制発言を繰り返していることも、円の史上最高値の76.25円を目前としているものの、このレベルから更にドルを売り込むことを難しくしているとみられます。

ただ、週末に発表されたミシガン大消費者信頼感指数の期待指数が50を割り込み45.7まで低下していることから、米国の経済に対する先行きへの懸念が継続、ダドリーNY連銀総裁も「経済成長の見通しを下方 修正」「労働市場の状況は、悪化している」「政策当局者は、経済について慎重な予測を提示」「景気が二番底のリスクは、幾分、高まった」と発言しており、株価が安定してきた場合には、ドルが主要通貨に対して売られる流れが続きそうです。

一方、ユーロは先週に引き続き、フランスの格下げ懸念と仏の金融機関に対する懸念が継続することになりそうです。また、英国では各地で暴動が発生しており、これのゆくへも懸念されるところです。このため、リスクの回避傾向が高まればユーロが下落することになりそうです。クロス円も株価の動向次第で、リスク回避傾向が高まると下値を探ることになりそうですが、先週末の動きからは、まずはリスク・オンの方向に動く可能性のほうが高いと思われます。

■今週の予想レンジ

Ccy Low(下)   High(上)
ドル/円 75.10 78.20
ユーロ/ドル 1.4100 1.4440
ユーロ/円 108.00 111.00
ポンド/円 124.00 126.70
豪ドル/円 78.00 82.10
NZドル/円 63.00 65.10
南アランド/円 10.40 10.95

■日、週、月、年騰落データ ※表をクリックすると拡大します。Rate

■注目イベント
8/15(月)
・ 08:01 英国 8月 ライトムーブ住宅価格 前月比
08:50 日本 4-6月期 四半期実質国内総生産(GDP、速報値) 前期比
08:50 日本 4-6月期 四半期実質国内総生産(GDP、速報値) 年率換算
・ 16:15 スイス 7月 生産者輸入価格 前月比
21:30 米国 8月 ニューヨーク連銀製造業景気指数
・ 22:00 米国 6月 対米証券投資(短期債除く)
・ 23:00 米国 8月 NAHB住宅市場指数
8/16(火)
15:00 ドイツ 4-6月期 国内総生産(GDP、速報値) 前期比
15:00 ドイツ 4-6月期 国内総生産(GDP、速報値) 前年同期比
17:30 英国 7月 消費者物価指数(CPI) 前月比
・ 17:30 英国 7月 消費者物価指数(CPI) 前年同月比
・ 17:30 英国 7月 小売物価指数(RPI) 前月比
・ 17:30 英国 7月 小売物価指数(RPI) 前年同月比
18:00 ユーロ圏 4-6月期 四半期域内総生産(GDP、速報値) 前期比
18:00 ユーロ圏 4-6月期 四半期域内総生産(GDP、速報値) 前年同期比
・ 18:00 ユーロ圏 6月 貿易収支
・ 21:30 カナダ 6月 製造業出荷 前月比
・ 21:30 米国 7月 輸入物価指数 前月比
・ 21:30 米国 7月 輸出物価指数 前月比
・ 21:30 米国 7月 建設許可件数 前月比
・ 21:30 米国 7月 住宅着工件数 前月比
・ 21:30 米国 7月 建設許可件数 年率換算件数
・ 21:30 米国 7月 住宅着工件数 年率換算件数
・ 22:15 米国 7月 設備稼働率
・ 22:15 米国 7月 鉱工業生産 前月比
8/17(水)
・ 07:45 NZ 4-6月期 四半期卸売物価指数(PPI) 前期比
・ 17:00 ユーロ圏 6月 経常収支
・ 17:30 英国 英中銀金融政策委員会(MPC)議事要旨
・ 17:30 英国 7月 失業保険申請件数
・ 17:30 英国 7月 失業率
・ 18:00 ユーロ圏 7月 消費者物価指数(HICP、改定値)
・ 20:00 米国 MBA住宅ローン申請指数 前週比
・ 21:30 カナダ 6月 対カナダ証券投資額
・ 21:30 米国 7月 卸売物価指数(PPI) 前月比
・ 21:30 米国 7月 卸売物価指数(PPIコア指数、食品・エネルギー除く) 前月比
8/18(木)
・ 08:50 日本 7月 貿易統計(通関ベース)
・ 14:00 日本 6月 景気一致指数(CI)・改定値
・ 14:00 日本 6月 景気先行指数(CI)・改定値
・ 17:30 英国 7月 小売売上高指数 前月比
・ 18:00 ユーロ圏 6月 建設支出 前月比
・ 18:00 ユーロ圏 6月 建設支出 前年同月比
・ 21:30 カナダ 7月 景気先行指数 前月比
・ 21:30 カナダ 6月 卸売売上高 前月比
・ 21:30 米国 7月 消費者物価指数(CPI) 前月比
・ 21:30 米国 7月 消費者物価指数(CPI) 前年同月比
21:30 米国 7月 消費者物価指数(CPIコア指数) 前月比
21:30 米国 前週分 新規失業保険申請件数
・ 23:00 米国 7月 中古住宅販売件数 前月比
・ 23:00 米国 7月 中古住宅販売件数 年率換算件数
・ 23:00 米国 7月 景気先行指標総合指数 前月比
・ 23:00 米国 8月 フィラデルフィア連銀製造業景気指数
8/19(金)
・ 13:30 日本 6月 全産業活動指数 前月比
・ 15:00 ドイツ 7月 生産者物価指数(PPI) 前月比
・ 20:00 カナダ 7月 消費者物価指数(CPI) 前月比
・ 20:00 カナダ 7月 消費者物価指数(CPI) 前年同月比
・ 20:00 カナダ 7月 消費者物価指数(CPIコア) 前月比
・ 20:00 カナダ 7月 消費者物価指数(CPIコア) 前年同月比
経済指標の詳細はFXmuseumのFXカレンダーを参照してください。

2011年8月13日 (土)

シカゴ通貨先物非商業ポジション(8/9現在)

こんにちは。本日も暑くなりましたね。本日は2階の窓の外にできた蜂の巣の退治をしようと思っています。

12日に発表された9日現在のシカゴIMMの非商業(投機)ポジションでは、ドルのネットポジションのショート(売)が半減、円のネットポジションのロングは減少、ユーロはネットポジションはショートに転換しました。カナダドル、豪ドル、NZドルはロングが大幅減少となりました。

今週は米S&Pが米国の格付けを1段階引き下げたことで、世界的に株価が下落したため、リスク回避の動きとなりドルが買われたことで、ドルのショートポジションが約15万コントラクトと半減しました。それに伴い、円、ユーロ、豪ドルなどがロングポジションの減少となりました。欧州での株の空売り規制などから、株価が落ち着きを取り戻すと思われますし、短期的に投機ポジションの解消が進んでいることから、再びドルのショートポジションが積み上がる可能性が高そうです。

■シカゴIMM非商業ポジション

項目 Net(ネット) Dif(増減) Long(買) Short(売) All(総取組)
JPY 42,149 -16,684 53,386 11,237 64,623
EUR -8,273 -10,036 49,029 57,302 106,331
GBP 245 -4,894 41,290 41,045 82,335
CHF 4,655 -7,686 14,449 9,794 24,243
CAD 23,704 -17,333 38,872 15,168 54,040
AUD 29,016 -46,582 40,840 11,824 52,664
NZD 20,427 -3,699 21,588 1,161 22,749
MXN 42,149 -16,684 53,386 11,237 64,623
source:CFTC

【USD】 USD source:CFTC

ドルは154,105コントラクトのショート減少の153,216コントラクトのショートとなりました。
※ドルのポジションは円、ユーロをはじめ、メキシコペソまでを合計して算出しています。レートはFRBのメジャーカレンシーインデックスを使用しています。

【JPY】 JPY source:CFTC

円は16,684コントラクトのロング減少の42,149コントラクトのロングとなりました。

【EUR】 EUR source:CFTC

ユーロは10,036コントラクトのロング減少の8,273コントラクトのショートになりました。

【CAD】 CAD source:CFTC

カナダは17,333コントラクトのロング減少の23,704コントラクトのロングになりました。

【NZD】 NZD source:CFTC

NZドルは3,699コントラクトのロング減少の20,427コントラクトのロングとなりました。
他のIMM通貨先物のポジション動向は上田ハーローレポートのシカゴIMM非商業ポジションを参照してください。(15日更新)

2011年8月12日 (金)

8/12 本日の戦略-欧州の規制強化で株価は下げ止まるか-

おはようございます。本日も暑くなりそうですね。お盆休みで帰省ラッシュが始まっているようですね。

■変化率から見た前日の通貨の強弱
NZドル>豪ドル>ポンド>ユーロ>円>ドル
※ ">" の左側の通貨が右側の通貨より強いことを示しています。

■本日の見通し
昨日のNY市場終了後、スペインは12日から15日間空売りの禁止、フランスは銀行と保険会社11社の株式の空売りを15日間禁止することを発表、イタリア、ベルギーも12日から空売りを禁止することを発表しました。空売り規制はリーマン・ショック後にも行われ、一定の効果をあげたとみられることから、投機筋もポジションをクローズしたようです。規制が行われている期間に市場が落ち着けば、株価下落からの円高圧力が低下すると思いますが、16日の独仏首脳会談(日本時間23時)の結果が思わしくない場合には、市場が不安定となることが予想されますので、円高圧力はまだ継続すると思います。これに対して、昨日も日銀のレートチェックの噂がでるなど、3月に付けた円の史上最高値近辺ではドルはサポートされるのではないかと思います。

また、ヨーダンSNB副総裁は、「(スイスフランを一時的にユーロにペッグさせる措置について)為替相場に影響を及ぼす一時的措置は、長期的な物価安定と両立し得る限り、中銀の責務の一部となる」と発言、これも投機筋のユーロ売りを解消する一つのきっかけとなり、スイスフランは主要通貨に対して大幅に下落しました。また、本日はEUとIMFがポルトガル支援条件の第1回目の調査を完了する見込みであり、日本時間17時に記者会見を開く予定としています。特に波乱がなければ、ユーロの支援材料となると思います。

本日は米国の小売売上高(21時30分)、ミシガン大学消費者信頼感指数の発表が予定されています。とくに後者のセンチメントの悪化には注意が必要となり、市場が思っているほど指数が悪化していない場合には株価の上昇が予想され、円が売られやすくなると思います。

■EURJPY 日足(一目均衡表、ボリンジャーバンド、パラボリック、ストキャスティックス) EURJPY source:uedaharlowfx
ユーロ/円は昨日108.31円と直近の安値を更新しましたが、ボリンジャーバンドの-2σの中に戻って、陽線でクローズしたことから、ストキャスティックス(スロー)がゴールデンクロスすると戻りにつながる可能性が高まります。戻りの目処はボリンジャーバンドのセンターラインと一目均衡表(日足)の転換線が重なる111.10円近辺となりそうです。

■本日のテクニカルでの注目点(矢印はトレンドの方向を予想しています)
ユーロ/ドル 一目均衡表(日足)の基準線を上抜け(ただし、日替わり)
NZドル/米ドル 一目均衡表(日足)の雲の中から上へ

■変動率からの予想レンジ 07:06→NYクローズ

Ccy 予想レンジ
USDJPY 76.38 ~ 77.27
EURJPY 108.49 ~ 110.19
GBPJPY 123.86 ~ 125.54
AUDJPY 78.66 ~ 80.16
NZDJPY 63.16 ~ 64.45
CADJPY 77.36 ~ 78.59
ZARJPY 10.50 ~ 10.73
NOKJPY 13.75 ~ 14.00
MXNJPY 6.14 ~ 6.27
HKDJPY 9.77 ~ 9.89
SGDJPY 63.12 ~ 63.91
EURUSD 1.4123 ~ 1.4330

■前日のサマリー
昨日の東京時間は朝方に米系投機筋の仕掛け的なドル買いがあり、ドル/円は77.15円近辺、ユーロ/円は109.40円近辺まで上昇しましたが、日経225平均株価が下落するなどリスク回避の動きが継続し、ドル/円は76.31円、ユーロ/円は108.66円まで下落しました。このレベルで、日銀からレートチェックが入ったとの噂で、ドル/円は77.30円、ユーロ/円は109.91円まで急上昇しましたが、介入ではないとの見方が広がり、急速に値を下げました。ユーロ/ドルはECBがイタリアとスペインの国債を購入とのニュースなどを受けて朝方の1.4125ドル近辺から1.4270ドルまで上昇しました。ロンドン時間には再びフランスの金融機関に対して噂や憶測が出てリスク回避の様相となり、NY時間序盤に歯、ユーロ/ドルは1.4104ドル、ユーロ/円は108.01円まで下落、ドル/円は新規失業保険申請件数が39.5万件に減少したことを受け、77.94円近辺まで上昇しましたが、同時に発表された貿易収支が悪化したこともあり、77円を超えることができませんでした。その後、独仏首相が16日に会談とのニュースや、EU当局が空売り規制を検討しているとの報道もあり、株価の買い戻しが進み、また、スイスフランがユーロとペッグするとの思惑なども出てユーロ/ドルは1.4295ドル、ユーロ/円は109.73円まで上昇しました。クローズにかけては、NYダウの大幅な反発もあり、高値圏を維持して取引を終えました。
クローズはドル/円が76.82円、ユーロ/ドルが1.4236ドル、ユーロ/円は109.39円。

■株価(bloomberg.co.jp)

Index 引値 前日比
日経225 8981.94 -56.80
FTSE100(英) 5162.83 155.67
DAX(独) 5797.66 184.24
NYダウ(米) 11143.31 423.37
S&P500(米) 1172.64 51.88
NASDAQ(米) 2492.68 111.63

■金利(bloomberg.co.jp)

Country 利回り 前日比
米10年債 2.34 0.20
日本10年債 1.043 -0.009
英10年債 2.54 0.06
独10年債 2.31 0.12

■コモディティ価格

Commodities 引値 前日比
NY金(期近) 1751.50 -32.80
NY原油(期近) 85.72 2.83

■本日の指標発表(FXミュージアムより)
8/12(金)
・ 13:30 日本 6月 鉱工業生産・確報値 前月比
・ 18:00 ユーロ圏 6月 鉱工業生産 前月比
21:30 米国 7月 小売売上高 前月比
22:55 米国 8月 ミシガン大学消費者態度指数・速報値
・ 23:00 米国 6月 企業在庫 前月比
・ 23:00 米国 ダドリー米NY連銀総裁講演

ピボットポイントなどは山内俊哉のココに注目!もご覧ください

2011年8月11日 (木)

8/11 本日の戦略-市場心理は懐疑的な状態続く-

おはようございます。先週までの天気が嘘のように猛暑日が続いています。皆さんも熱中症には注意してください。

■変化率から見た前日の通貨の強弱
円>ドル>ポンド>ユーロ>豪ドル>NZドル
※ ">" の左側の通貨が右側の通貨より強いことを示しています。

■本日の見通し
昨日はフランスの格下げの噂や銀行に対する懸念が出て、これをきっかけとして欧米の株が大幅に下落、市場はリスク回避のセンチメントとなり、円とドルが買われる動きとなっています。もうひとつのリスク回避通貨であるスイスフランは介入権限のあるスイス国立銀行(SNB)が「通貨高の抑制措置を拡大」とのコメントがありましたが、公開は一時的となっています。ドル/円は3月17日につけた76.25円の変動相場制移行後の史上最高値に迫る76.30円まで再び接近しましたが、このレベルでは本邦政府・日銀による介入警戒感が出て下げ止まっています。本邦政府・日銀の介入については過去2回の単独介入の方法を見ますと、介入後に即座にアナウンスするというもので、これまで行ってきたスムージング(覆面介入)の手法ではなく、一定レベル押し上げるという方法をとっていますので、今後もタイミングを見てこの方式を使ってくるのではないかと思われます。ただ、現在の市場情勢から考えると、介入の効果は一時的となると思われることで、介入警戒感が続いている状態では、野田財務相などの口先介入に留め、まだ踏み切らないものと思われますし、76円台など特定のレベル感を持っているわけではありませんので、期待はあまりしないほうがよいと思います。

本日はこの後10時30分に豪の失業率、新規雇用者数の発表が予定されています。リスク回避の動きから、豪ドル/米ドルは9日に一時1豪ドル=1ドルを割り込む水準まで下落しました。世界経済の不透明感が増す中で、自国の経済指標が悪化傾向を示した場合には、株価が下落して、豪ドルも売られることになると思います。また、本日は米国の貿易収支と米新規失業保険申請件数(21時30分)の発表が予定されています。こちらは良い結果は無視され、悪い結果には反応するという流れとなりやすい状況ですので、下振れリスクに注意してください。

■USDJPY 日足(一目均衡表、ボリンジャーバンド、パラボリック、ストキャスティックス) USDJPY source:uedaharlowfx
ドル/円はボリンジャーバンドの-2σに再び接近しています。一目均衡表(日足)では、「売りの三役」が点灯中であり、21日移動平均線も下向き、パラボリックも下降トレンドが継続していることを示しています。このため、直近安値の8月1日の76.29円を下に抜けてしまうと、3月17日の76.25円はすでに射程であることから、7月8日の高値の81.47円を起点とした一目均衡表のN計算値となる75.045円近辺が目標となると思われます。

■本日のテクニカルでの注目点(矢印はトレンドの方向を予想しています)
ポンド/ドル 21日移動平均線を下抜け

■変動率からの予想レンジ 07:15→NYクローズ

Ccy 予想レンジ
USDJPY 76.36 ~ 77.27
EURJPY 107.96 ~ 109.72
GBPJPY 123.06 ~ 124.77
AUDJPY 77.31 ~ 78.79
NZDJPY 61.53 ~ 62.80
CADJPY 76.51 ~ 77.76
ZARJPY 10.40 ~ 10.63
NOKJPY 13.68 ~ 13.94
MXNJPY 6.01 ~ 6.13
HKDJPY 9.76 ~ 9.88
SGDJPY 62.52 ~ 63.31
EURUSD 1.4027 ~ 1.4261

■前日のサマリー
昨日の東京時間はNYダウが大幅反発してクローズしたことから、日経225平均株価の上昇期待から、ドル/円は77.40円近辺、ユーロ/円は111.20円近辺、ユーロ/ドルは1.44ドル手前へと上昇しましたが続かず、夕方にかけてだらだらと下落、ドル/円は76.70円近辺、ユーロ/円は109.90円近辺、ユーロ/ドルは1.4320ドル近辺へと下落しました。ロンドン時間に入ると市場ではフランスの格下げやサルコジ仏大統領が休暇返上で緊急会議、フランスの金融機関が危ないとの噂が流れたことで、フランスの金融株が大きく下落、NY史上に入って、NYダウも再び大幅な下落となったことで、ドル/円は76.35円、ユーロ/円は108.30円、ユーロ/ドルは1.4162ドルまで下落しました。フランスの格付けは格付け機関ムーディーズが「AAA」を維持、見通しを「STABLE」としたものの市場の不安を解消するまでには至りませんでした。クローズにかけては、本邦政府・日銀による介入警戒感もあり、ドル/円は76.90円近辺まで戻しましたが、ユーロ/ドルは一時1.42ドルを回復したものの、1.41ドル台後半、ユーロ/円は109.35円近辺まで上昇したものの、108.90円近辺でクローズしました。
クローズはドル/円が76.83円、ユーロ/ドルが1.4172ドル、ユーロ/円は108.95円。

■株価(bloomberg.co.jp)

Index 引値 前日比
日経225 9038.74 94.26
FTSE100(英) 5007.16 -157.76
DAX(独) 5613.42 -303.66
NYダウ(米) 10719.94 -519.83
S&P500(米) 1120.76 -51.77
NASDAQ(米) 2381.05 -101.47

■金利(bloomberg.co.jp)

Country 利回り 前日比
米10年債 2.11 -0.14
日本10年債 1.043 -0.009
英10年債 2.48 -0.23
独10年債 2.19 -0.17

■コモディティ価格

Commodities 引値 前日比
NY金(期近) 1784.30 41.30
NY原油(期近) 82.89 3.59

■本日の指標発表(FXミュージアムより)
8/11(木)
08:50 日本 6月 機械受注 前月比
10:30 豪ドル 7月 新規雇用者数
10:30 豪ドル 7月 失業率
・ 15:00 ドイツ 7月 卸売物価指数(WPI) 前月比
・ 17:00 ユーロ圏 欧州中央銀行(ECB)月報
・ 21:30 カナダ 6月 新築住宅価格指数 前月比
・ 21:30 カナダ 6月 貿易収支
21:30 米国 前週分 新規失業保険申請件数
21:30 米国 6月 貿易収支
・ 02:00 米国 米財務省30年債入札(160億ドル)

ピボットポイントなどは山内俊哉のココに注目!もご覧ください

2011年8月 9日 (火)

8/9 本日の戦略-米FOMCでの失望リスク要警戒-

おはようございます。日本の原発での安全神話、米国の格付けは下がらないの安全神話が崩れてしまい、反動は大きいですね。

■変化率から見た前日の通貨の強弱
円>ドル>ポンド>ユーロ>豪ドル>NZドル
※ ">" の左側の通貨が右側の通貨より強いことを示しています。

■本日の見通し
格付け会社S&Pによる米国の格下げで、昨日のNY市場で株価が大幅な続落となり、NYダウは-634.76(-5.55%)安、S&P500種は-79.92(-6.66%)安、NASDAQは-174.72(-6.90%)安となっています。これらを受け、NYMEX原油先物も5.57ドル安となり、豪ドルやNZドルなどの資源国通貨が大幅に下落、リスク回避の動きが継続しました。こうした中で逃避資産としての「金」や「米国債」が買われています。通貨では「ドル」と「円」が買われ、米国債の利回りが低下していることもあり、「円」が主要通貨他に対して強含みとなっています。

G7財務相・中央銀行総裁会合では、市場の懸念を払しょくできず、市場心理の転換の糸口が見えません。ただ、世界的な株価の下落は、G7のみならず各国政府が懸念を持っていると思われ、何らかの対策を打ち出してくる可能性はあります。本日は米国のFOMCが予定されていることから、FRBが声明で何らかの方策を打ち出してくる可能性があり、FOMCが終わるまでは様子見気分が強くなると思います。アジア時間では引き続き日経225平均株価や上海総合株価指数の下落が予想され、株価の下落はリスク回避の動きとなることから、本邦政府・日銀による円売り介入への警戒がどこまで円高をけん制できるのかが焦点となると思いますし、リスク回避が続けばドルが買われることになりそうです。

チャート上では21日移動平均線から-3%以上かい離した通貨ペアが数多くありますので、ここで下げ止まるとの断言はできませんが、売られすぎの域に達している可能性があり、不安材料が後退するような声明などが出された場合には一時的に反発するかもしれません。中長期では米国の経済を見極めなければなりません。

■本日のテクニカルでの注目点(矢印はトレンドの方向を予想しています)
ユーロ/ドル 21日移動平均線、一目均衡表(日足)の基準線を下抜け
ドル/円 21日移動平均線を下抜け
ポンド/ドル 一目均衡表(日足)の雲の上から中へ
ユーロ/円 21日移動平均線を下抜け
ポンド/円 21日移動平均線、一目均衡表(日足)の基準線を下抜け
NZドル/円 一目均衡表(日足)の雲の下

■変動率からの予想レンジ 06:32→NYクローズ

Ccy 予想レンジ
USDJPY 77.29 ~ 78.18
EURJPY 109.20 ~ 110.97
GBPJPY 125.99 ~ 127.64
AUDJPY 78.40 ~ 79.74
NZDJPY 63.19 ~ 64.29
CADJPY 77.51 ~ 78.71
ZARJPY 10.66 ~ 10.87
NOKJPY 14.03 ~ 14.29
MXNJPY 6.22 ~ 6.33
HKDJPY 9.87 ~ 9.99
SGDJPY 63.15 ~ 63.92
EURUSD 1.4045 ~ 1.4254

■前日のサマリー(簡易版)
昨日は朝方のG7財務相・中央銀行総裁会合で「為替レートの過度な変動や無秩序な動きは、経済および金融の安定に対して悪影響を与える」と従来の文言を踏襲したうえで、先行きの行動に関して、為替市場における「行動に関して緊密に協議し、適切に協力する」としましたが、日経225平均株価、上海総合株価指数が下落する中、影響は限定的となり、ドル/円は77円台後半へと下落、リスク回避の様相が高まりました。株価下落の連鎖は欧州、米国市場に引き継がれ、ECBによるイタリア・スペイン国債の購入やオバマ米大統領の声明などは材料視されず、ドル/円は77.50円まで下落、77円台後半でクローズしました。この日はリスク回避の様相が強く、ユーロ/ドルも1.4130ドル、ユーロ/円は109.74円まで一時下落しました。
クローズはドル/円が77.74円、ユーロ/ドルが1.4174ドル、ユーロ/円は110.22円。

■株価(bloomberg.co.jp)

Index 引値 前日比
日経225 9097.56 -202.32
FTSE100(英) 5068.95 -178.04
DAX(独) 5923.27 -312.89
NYダウ(米) 10809.85 -634.76
S&P500(米) 1119.46 -79.92
NASDAQ(米) 2357.69 -174.72

■金利(bloomberg.co.jp)

Country 利回り 前日比
米10年債 2.32 -0.24
日本10年債 1.013 0.006
英10年債 2.64 -0.04
独10年債 2.26 -0.08

■コモディティ価格

Commodities 引値 前日比
NY金(期近) 1713.20 61.40
NY原油(期近) 81.31 -5.57

■本日の指標発表(FXミュージアムより)
8/9(火)
・ 08:01 英国 7月 英小売連合(BRC)小売売上高調査 前年同月比
・ 08:01 英国 7月 英王立公認不動産鑑定士協会(RICS)住宅価格指数
・ 08:50 日本 7月 マネーストックM2 前年同月比
・ 10:30 豪 7月 NAB企業景況感指数
・ 10:30 豪 6月 住宅ローン件数 前月比
・ 14:00 日本 7月 消費者態度指数・一般世帯
・ 14:45 スイス 7月 スイスSECO消費者信頼感指数
・ 15:00 ドイツ 6月 経常収支
・ 15:00 ドイツ 6月 貿易収支
・ 17:30 英国 6月 鉱工業生産指数 前月比
・ 17:30 英国 6月 製造業生産指数 前月比
・ 17:30 英国 6月 貿易収支
・ 21:15 カナダ 7月 住宅着工件数
・ 21:30 米国 4-6月期 四半期非農業部門労働生産性・速報値 前期比
03:15 米国 米連邦公開市場委員会(FOMC)、終了後政策金利発表

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2011年8月 8日 (月)

8/8 本日の戦略-G7協調と市場心理がカギ-

おはようございます。本日から夏期休暇をとらせていただいていますが、週末の大きなニュースで市場がどのように動くのか気になります。いろいろと予定がありますので、簡易版で申し訳ないのですがご了承お願いします。

■変化率から見た前日の通貨の強弱
ユーロ>NZドル>ポンド>円>豪ドル>ドル
※ ">" の左側の通貨が右側の通貨より強いことを示しています。

■本日の見通し
週末の市場終了後に発表された格付け会社S&Pによる米国債の長期格付けの「AA+」への1段階引き下げにより、本日早朝のシドニー・ウエリントン市場では、ドル/円は一時77.60円までドルが売られたものの、G7が電話会談を行っていることから、市場はG7の結果を見極めたいとして、円買いも限定的となっているようです。また、欧州中央銀行(ECB)は「国債買い入れプログラムを積極的に実行」などと発表しています。こうした発表を受けて、本邦の株式市場がどのように反応するかに注目となります。また、世界経済で不確実性が高まっていることから、中国の上海総合株価指数を初め、欧米の株価の動向に注視が必要で、短期的にはG7効果が出たとしても、その後もじりじりとドルの売りが続く可能性があります。

これまで、米国債は最終的に資産の逃避先となっていた米国債以外(例えばスイスフランや円だけ)では、逃避資産の吸収は難しいと思われることから、市場が落ち着けば、結局はドルに戻ってくると思われます。

■本日のテクニカルでの注目点(矢印はトレンドの方向を予想しています)
ユーロ/ドル 21日移動平均線、一目均衡表(日足)の基準線を上抜け
ポンド/ドル 一目均衡表(日足)の雲の上
ユーロ/円 21日移動平均線を上抜け

■変動率からの予想レンジ 05:59→NYクローズ

Ccy 予想レンジ
USDJPY 78.11 ~ 79.00
EURJPY 111.25 ~ 112.99
GBPJPY 127.91 ~ 129.52
AUDJPY 81.44 ~ 82.76
NZDJPY 65.72 ~ 66.81
CADJPY 79.60 ~ 80.79
ZARJPY 11.29 ~ 11.49
NOKJPY 14.23 ~ 14.49
MXNJPY 6.48 ~ 6.58
HKDJPY 9.99 ~ 10.11
SGDJPY 64.18 ~ 64.93
EURUSD 1.4172 ~ 1.4370

■前日のサマリー(簡易版)
週末は、日経平均株価やアジアの株式市場が大幅下落となったことから、リスク回避の動きが継続し、4日の本邦政府・日銀が行った円売り介入の効果も半減、ドル/円は78円台ミドル近辺まで下落しました。ロンドン時間にはいってもリスク回避の動きが継続しましたが、NY時間では注目していた米国の雇用統計で非農業部門雇用者数が11.7万件増加、失業率が9.1%と改善を示したことで、NYダウが上昇したことや格付け会社S&Pによる米国債の格下げ懸念が高まったことで、クローズにかけてはユーロなどが買われ(ドルが売られ)てクローズしました。
クローズはドル/円が78.54円、ユーロ/ドルが1.4289ドル、ユーロ/円は112.19円。

■株価(bloomberg.co.jp)

Index 引値 前日比
日経225 9299.88 -359.30
FTSE100(英) 5246.99 -146.15
DAX(独) 6236.16 -178.60
NYダウ(米) 11444.61 60.93
S&P500(米) 1199.38 -0.69
NASDAQ(米) 2532.41 -23.98

■金利(bloomberg.co.jp)

Country 利回り 前日比
米10年債 2.56 0.16
日本10年債 1.007 -0.016
英10年債 2.68 0.01
独10年債 2.34 0.05

■コモディティ価格

Commodities 引値 前日比
NY金(期近) 1651.80 -7.20
NY原油(期近) 86.88 0.25

■本日の指標発表(FXミュージアムより)
8/8(月)
・ 08:50 日本 6月 国際収支・経常収支
・ 08:50 日本 6月 国際収支・貿易収支
・ 14:00 日本 7月 景気ウオッチャー調査-現状判断DI
・ 14:45 スイス 7月 失業率

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2011年8月 7日 (日)

8/8の週の見通し -ドル下落圧力とG7の協調はどこまで-

こんばんは。昨日実家に帰ってきましたが、ちょうど旧暦の七夕でした。仙台のように派手ではありませんが、何年か前から町内をあげて飾りつけをするようになっているそうです。

■ドル/円 60分足
USDJPY ※チャートをクリックすると拡大します。

■ユーロ/ドル 60分足
EURUSD ※チャートをクリックすると拡大します。

■ユーロ/円 60分足
EURJPY ※チャートをクリックすると拡大します。

先週は米国の債務上限引き上げ問題が大詰めを迎え、ギリギリのところで米民主党と共和党が合意に至り、法案は上院、下院を通過、オバマ米大統領が署名をし成立しました。この一連の過程で、ドル/円は一時3月17日以来となる76.29円まで下落したことから、本邦政府・日銀による介入の可能性が高まり、日経新聞電子版で報じられ、8月4日(木)の午前10時頃、本年3月18日以来の円売り介入に踏み切り、ドル/円は一時80.23円まで上昇したものの、木曜日に行われたECB理事会後のトリシェECB総裁が「景気の見通しに関して不確実性が高まっている」と発言したことから、NYダウが512ドル安と大幅下落、欧州の株価、新興国の株価も下落し、翌金曜日もアジア株などが大幅に下落しました。このため、約4兆5千億円の円売り介入の効果は1日で半減、米雇用統計も市場予想より上振れしたものの78円台前半でクローズしました。ユーロは米国の債務上限問題が決着したことで1.44ドル台から1.41ドル台まで下落しましたが、スイス国立銀行(SNB)が緊急利下げを行い、政策金利の誘導目標をゼロ近傍まで引き下げたことで、1.43ドル台まで戻しました。ただ、木曜日の株価急落で、1.4056ドルまで再び下落、週末はNYダウが反発したことで1.43ドル手前まで戻しました。

他の通貨では、豪ドルが2日の金融政策で、政策金利を据え置いたことに加え、豪準備銀行の声明で「世界の不確実さで金利維持が鮮明」としたことで、豪ドルが下落、その後はリスク回避の動きから豪ドルが売られ、7営業日連続下落で81.39円の安値を付けました。

通貨別では円が欧州通貨に対して下落した週となりました。また、ドルはスイスフランに対して下落した以外は主要通貨に対して上昇しています。

■週間騰落率(JPY)
JPY ※グラフをクリックすると拡大します。 ■週間騰落率(USD)
USD ※グラフをクリックすると拡大します。

■今週の見通し
週末のマーケット終了後に米格付け会社S&Pが米国債の長期格付けを「AA+」に最上級の「AAA」から1段階引き下げました。引き下げ後、すぐに米FRBは「米財務省証券と政府機関債のリスクウエートに変更はないと指摘」と声明を発表、週末にイタリアのベルルスコーニ首相が週末にG7財務相会議の開催を要請、フランスの支持を求めていたこともあり、本日7日にG7電話会談が行われ、「市場の混乱を回避させるため一致して協力することで合意」、8日に再協議を行う予定であることから、週明け8日の市場を見て、市場の混乱が収まらないようであれば、協調して行動(ドル買い介入を含む)することで一致した可能性もあります。特に週明けの日本市場では、ドルが下落した場合には、日本が介入を行い、G7がこれを支持する声明を発表するなどの可能性が考えられます。ただ、これまでの新聞、TVの報道を見ている限り、不安心理のほうが大きいことから、シドニー・ウエリントン市場では市場の参加者が少ないところで一時的にドル安が進むことも考えられます。

また、米国の長期格付けが引き下げられたことで、中国の次に米国債を保有している日本の円が継続的に買われるのか疑問があります。更に、今回格下げを行ったのがS&Pであり、フィッチも格下げを行う可能性があるもののムーディーズは「AAA」を維持するとしていることからジレンマを抱えながらも米国債を保有するということも起こりえますし、「AAA」の仏や英、ドイツなども格下げされる可能性があります。また、米国債の長期格付けが1段階引き下げられたからと言って、米国債がデフォルトするわけでもありませんので、市場の不安心理がこの休み中にどこまで解消されるかが焦点です。

もし、この格下げの影響が限定的もしくは、G7が協調して対策を行いドルの下落が食い止められた場合には、週末の米国の小売売上高やミシガン大学消費者信頼感指数などの米国の経済指標が焦点となると思いますが、ドル安のバイアスは当面続くと思います。

■今週の予想レンジ

Ccy Low(下)   High(上)
ドル/円 75.00 79.70
ユーロ/ドル 1.3950 1.4500
ユーロ/円 109.60 113.20
ポンド/円 124.90 130.80
豪ドル/円 80.60 84.50
NZドル/円 64.10 67.00
南アランド/円 11.20 11.50

■日、週、月、年騰落データ Rate ※表をクリックすると拡大します。

■注目イベント
8/8(月)
・ 08:50 日本 6月 国際収支・経常収支
・ 08:50 日本 6月 国際収支・貿易収支
・ 14:00 日本 7月 景気ウオッチャー調査-現状判断DI
・ 14:45 スイス 7月 失業率
8/9(火)
・ 08:01 英国 7月 英小売連合(BRC)小売売上高調査 前年同月比
・ 08:01 英国 7月 英王立公認不動産鑑定士協会(RICS)住宅価格指数
・ 08:50 日本 7月 マネーストックM2 前年同月比
・ 10:30 豪ドル 7月 NAB企業景況感指数
・ 10:30 豪ドル 6月 住宅ローン件数 前月比
・ 14:00 日本 7月 消費者態度指数・一般世帯
・ 14:45 スイス 7月 スイスSECO消費者信頼感指数
・ 15:00 ドイツ 6月 経常収支
・ 15:00 ドイツ 6月 貿易収支
・ 17:30 英国 6月 鉱工業生産指数 前月比
・ 17:30 英国 6月 製造業生産指数 前月比
・ 17:30 英国 6月 貿易収支
・ 21:15 カナダ 7月 住宅着工件数
・ 21:30 米国 4-6月期 四半期非農業部門労働生産性・速報値 前期比
03:15 米国 米連邦公開市場委員会(FOMC)、終了後政策金利発表
8/10(水)
・ 08:50 日本 6月 第三次産業活動指数 前月比
・ 08:50 日本 7月 国内企業物価指数 前月比
・ 08:50 日本 7月 国内企業物価指数 前年同月比
・ 08:50 日本 日銀・金融政策決定会合議事要旨
・ 15:00 ドイツ 7月 消費者物価指数(CPI、改定値) 前月比
18:30 英国 英中銀イングランド銀行、四半期ごとの物価報告(インフレリポート)
・ 20:00 米国 MBA住宅ローン申請指数 前週比
・ 23:00 米国 6月 卸売在庫 前月比
・ 03:00 米国 7月 月次財政収支
8/11(木)
08:50 日本 6月 機械受注 前月比
10:30 豪ドル 7月 新規雇用者数
10:30 豪ドル 7月 失業率
・ 15:00 ドイツ 7月 卸売物価指数(WPI) 前月比
・ 17:00 ユーロ圏 欧州中央銀行(ECB)月報
・ 21:30 カナダ 6月 新築住宅価格指数 前月比
・ 21:30 カナダ 6月 貿易収支
・ 21:30 米国 前週分 新規失業保険申請件数
・ 21:30 米国 6月 貿易収支
8/12(金)
・ 13:30 日本 6月 鉱工業生産・確報値 前月比
・ 18:00 ユーロ圏 6月 鉱工業生産 前月比
21:30 米国 7月 小売売上高 前月比
22:55 米国 8月 ミシガン大学消費者態度指数・速報値
・ 23:00 米国 6月 企業在庫 前月比
経済指標の詳細はFXmuseumのFXカレンダーを参照してください。

2011年8月 6日 (土)

シカゴ通貨先物非商業ポジション(8/2現在)

こんにちは。本日は浜名湖の舘山寺のサンビーチによってから実家へ戻ってきました。サンビーチではアサリが自由にとれるのですが、今年は小ぶりなのが多かったです。

5日に発表された2日現在のシカゴIMMの非商業(投機)ポジションでは、ドルのネットポジションのショート(売)が減少する一方、円のネットポジションのロングは僅かに増加、ユーロはネットポジションのロングが減少しほぼフラットとなりました。カナダドル、豪ドル、NZドルは増減がまちまちとなりました。

今週は4日(木)に本邦政府・日銀がまとまった規模で円売り介入を行ったことやイタリアやスペインの懸念が継続し、ユーロが方向感の定まらない動きとなりました。介入によって、シカゴの非商業(投機筋)のポジションがどう動いているかが気になるところで、仮に円のロングポジションが減少しているようであれば、再度、円のロング構築に動いてくると思われ、ドルの下押し要因と思います。ユーロはネットポジションで1,763コントラクトとなり、今後どちらに動いてもおかしくない状況となりました。本日、格付け機関S&Pが米国の格付けを「AA」に引き下げたことから、ポジション動向よりは、週明けの市場の反応に注目です。

■シカゴIMM非商業ポジション

項目 Net(ネット) Dif(増減) Long(買) Short(売) All(総取組)
JPY 58,833 7,531 78,855 20,022 81,393
EUR 1,763 -15,275 58,313 56,550 114,863
GBP 5,139 3,917 43,266 38,127 81,393
CHF 12,341 4,464 25,593 13,252 38,845
CAD 41,037 4,896 57,482 16,445 73,927
AUD 75,598 -5,840 91,352 15,754 107,106
NZD 24,126 835 25,808 1,682 27,490
MXN 58,833 7,531 78,855 20,022 81,393
ZAR 0 0 0 0 0
source:CFTC

【USD】 USD source:CFTC

ドルは56,595コントラクトのショート減少の253,627コントラクトのショートとなりました。
※ドルのポジションは円、ユーロをはじめ、メキシコペソまでを合計して算出しています。レートはFRBのメジャーカレンシーインデックスを使用しています。

【JPY】 JPY source:CFTC

円は7,531コントラクトのロング増加の58,833コントラクトのロングとなりました。

【EUR】 EUR source:CFTC

ユーロは15,275コントラクトのロング減少の1,763コントラクトのロングになりました。

【CAD】 cad source:CFTC

カナダは4,896コントラクトのロング増加の41,037コントラクトのロングになりました。

【NZD】 NZD source:CFTC

NZドルは835コントラクトのロング増加の24,126コントラクトのロングとなりました。
他のIMM通貨先物のポジション動向は上田ハーローレポートのシカゴIMM非商業ポジションを参照してください。(8日更新)

2011年8月 5日 (金)

8/5 本日の戦略-株安から円高圧力継続-

おはようございます。来週1週間下記休暇を取らせていただく予定としています。ご不便をおかけしますがよろしくお願いします。できるだけ簡易でも懇親したいとは思っています。

■変化率から見た前日の通貨の強弱
ドル>ポンド>ユーロ>円>豪ドル>NZドル
※ ">" の左側の通貨が右側の通貨より強いことを示しています。

■本日の見通し
昨日の本邦政府・日銀による円売り介入がなければ、昨日の欧米の株価の大幅な下落から、ドル/円は75円を割り込んでいた可能性があります。ドル/円は昨日付けた高値から1円以上下落していますが、78円台後半では底堅く推移、また、確認は取れていないものの、夜間も介入を行ったとの噂もあります(FRBや銀行への委託ではなく、最近は直接行うこともあります)。介入に関しては、昨年9月が2兆1249億円(単独)、本年3月が6925億円(G7協調)、今回が上昇幅から推測すると約3億円(単独)と思われますので、そう頻繁に実施できるものではないと思われ、介入警戒感がどこまで続くのかとなります。世界経済に不確実性が高まっていることで、リスク回避が続いた場合には、本邦政府・日銀の介入のレベル感を探ることになると思います。ただ、レベル感や防衛ラインは設けていないと思いますので、77円台や76円台で介入期待を持つのは禁物ですが、本日に下落してクローズした場合には月曜朝は介入を警戒となります。

本日の米国の雇用統計は、これまで発表されているADP雇用調査や新規失業保険申請件数からはそれほど下振れの懸念はないと思いますが、ISM雇用指数などからは引き続き雇用の状況が良くないといえそうです。このため、市場予想の8.5万人増から、上下5万人以内に留まれば、市場に与える影響は少ないと思いますが、下振れした場合には不安定な株価に下落バイアスがかかることから、ドルと円が買われる流れとなり、ユーロや豪ドルなどクロス円が下落することになると思います。

ユーロは昨日のECB理事会での「債券買い取の再開」の決定やECBによる国債買い取りの継続と、ポルトガル、アイルランドの国債購入はユーロ周辺国の懸念を払しょくするには至りませんでした。トリシェECB総裁はインフレ懸念と現在の政策金利が緩和的と発言しましたが、こちらもユーロのサポート要因とはなっていません。市場の懸念を払しょくする出口が見えませんので、ユーロも下方向のバイアスがかかっていると思います。

■ZAR/JPY 日足(一目均衡表、パラボリック、ストキャスティックス) ZARJPY source:uedaharlowfx
南アランド/円は8/3の安値の11.27円が7/19の安値の11.28円と面を合わせました。ストキャスティックス(スロー)ではゴールデンクロスが出現し、ここで反発すればダブル底になる可能性が高まります。まずは一目均衡表(日足)の基準線の11.71円近辺を目指すと思いますが、21日移動平均線(11.50円)、転換線(11.50円)と重なったレジスタンスがあることから、この近辺を上抜けできるかどうかにかかります。

■日足からのテクニカルでの注目点(矢印はトレンドの方向を予想しています)
ユーロ/ドル 21日移動平均線、一目均衡表(日足)の基準線を下抜け
ドル/円 21日移動平均線を上抜け
ポンド/円 21日移動平均線を上抜け
ユーロ/スイス 年初来安値更新
豪ドル/米ドル 一目均衡表(日足)の雲の下
NZドル/米ドル 21日移動平均線、一目均衡表(日足)の基準線を下抜け

■変動率からの予想レンジ 07:57→NYクローズ

Ccy 予想レンジ
USDJPY 78.44 ~ 79.30
EURJPY 110.18 ~ 111.87
GBPJPY 127.31 ~ 128.90
AUDJPY 81.84 ~ 83.11
NZDJPY 65.40 ~ 66.44
CADJPY 79.71 ~ 80.87
ZARJPY 11.23 ~ 11.43
NOKJPY 14.07 ~ 14.33
MXNJPY 6.46 ~ 6.56
HKDJPY 10.02 ~ 10.14
SGDJPY 64.03 ~ 64.77
EURUSD 1.3956 ~ 1.4157

■前日のサマリー
昨日の東京市場は午前10時ころ、本邦政府・日銀による円売り介入が実施され、ドル/円は77.00円近辺から79.47円、ユーロ/円は110.50円近辺から113.65円近辺まで上昇しました。また、2日間の開催が予定されていた金融政策決定会合が1日に短縮され、固定金利方式・共通担保資金供給オペレーションを35兆円に増額、資産の買い入れを15兆円に増額することを発表したことも円売りのサポートとなりましたが影響は限定的でした。ロンドン時間に入るとECB理事会では市場の予想通り政策金利を現行の1.5%で据え置きました。NY時間ではトリシェECB総裁が「(ECBの金融政策は)非常に緩和的」「(インフレ対するリスクは)依然上向き」などと発言したものの、市場の反応は限定的で、むしろ「緩やかな拡大が続くと予想されるものの、不透明感は特大に高い」との発言などから、ユーロ/ドルはじりじりと下落、ECBがポルトガル、アイルランドの国債を購入したものの、バイトマン独連銀総裁が「債券購入再開には反対」と発言(関係者筋)したことや欧米の株価が大幅な下落となったことからユーロ/ドルは1.4111ドル、ユーロ/円は111.28円、ドル/円は78.67円まで一時下落しました。
クローズはドル/円が78.86円、ユーロ/ドルが1.4085ドル、ユーロ/円は111.13円。

■株価(bloomberg.co.jp)

Index 引値 前日比
日経225 9659.18 22.04
FTSE100(英) 5393.14 -191.37
DAX(独) 6414.76 -225.83
NYダウ(米) 11383.68 -512.76
S&P500(米) 1200.07 -60.27
NASDAQ(米) 2556.39 -136.68

■金利(bloomberg.co.jp)

Country 利回り 前日比
米10年債 2.40 -0.22
日本10年債 1.023 0.005
英10年債 2.68 -0.06
独10年債 2.30 -0.10

■コモディティ価格

Commodities 引値 前日比
NY金(期近) 1659.00 -7.30
NY原油(期近) 86.63 -5.30

■本日の指標発表(FXミュージアムより)
8/5(金)
・ 08:50 日本 7月 外貨準備高
・ 14:00 日本 6月 景気一致指数(CI)・速報値
・ 14:00 日本 6月 景気先行指数(CI)・速報値
・ 14:00 日本 金融経済月報(基本的見解)
・ 16:15 スイス 7月 消費者物価指数(CPI) 前月比
・ 17:30 英国 7月 卸売物価指数(食品、エネルギー除くコアPPI) 前年同月比
19:00 ドイツ 6月 鉱工業生産 前月比
・ 20:00 カナダ 7月 新規雇用者数
・ 20:00 カナダ 7月 失業率
・ 21:30 カナダ 6月 住宅建設許可件数 前月比
21:30 米国 7月 非農業部門雇用者数変化 前月比
21:30 米国 7月 失業率
・ 23:00 カナダ 7月 Ivey購買部協会指数
・ 04:00 米国 6月 消費者信用残高 前月比
※経済指標の発表予定は予告なく変更になることがあります。

2011年8月 4日 (木)

8/4 本日の戦略-ECBの判断に注目-

おはようございます。耳元での蚊の羽音は嫌なものですね。昨夜は久しぶりに悩まされました。

■変化率から見た前日の通貨の強弱
ユーロ>ポンド>円>ドル>豪ドル>NZドル
※ ">" の左側の通貨が右側の通貨より強いことを示しています。

■本日の見通し
昨日は、スイス国立銀行(中銀)の緊急利下げで、これまで0.25%の政策金利から「限りなくゼロに近く」としたことで、スイスフランが主要通貨に対して下落しました。このため、リスク回避の動きが一時小康状態になったようです。ただ、イタリアやスペイン、フランス、ベルギーのドイツとの国債利回りのスプレッドは拡大をしていることから、懸念が後退したとはいえません。こうした中で、本日はスペインの国債の入札が実施されますので、仮にイタリア同様、入札が不調となればユーロの弱含みの要因となると思います。ただ、本日はECB理事会で政策金利の発表(20時45分)とトリシェECB総裁記者会見(21時30分)の発表が予定されているため、来月の利上げを示唆する発言があれば、ユーロが買われるものと思います。市場は足許の域内経済や米国経済の減速懸念があることから、ECBがしばらくは政策金利を据え置くのではないかと予想しているようです。

一方、昨日発表された米供給管理協会(ISM)非製造業景況指数は、新規受注が51.7と前月の53.6~下振れ、雇用指数も52.5と前月の54.1から下振れしています。ADP雇用調査こそ、市場予想より良かったものの、景況感については悪化の傾向が続いていることで、明日発表される米国の雇用統計でも改善は見込めないものと思います。このため、ドルの戻りは売られやすい状況が継続すると思います。また、昨日はコーン元FRB理事がQE3を支持しているとWSJの記事がありましたが、米雇用統計が悪化し、非農業部門雇用者数が前月に比べ減少するようだと、俄かに市場もQE3期待へと動く可能性があり、こちらもドルの上値を抑えることとなるでしょう。ドル/円は早々に78円を回復しないと、75円の方向に向かっていくのではないでしょうか。

豪ドル、NZドルはリスク回避の流れが一旦落ち着いたものの、昨日発表された豪小売売上高が市場予想より良くなかったことで下落が継続しました。投資家心理を表すVIX指数では現在23.38と比較的リスク回避のセンチメントなっていることで、欧米に懸念が残っている現在は、これらの通貨も下方向のバイアスがかかっていると思います。

■NZD/JPY 日足(一目均衡表、トレンドライン、ストキャスティックス) NZDJPY source:uedaharlowfx
NZドル/円は、ここ数カ月、調整の場合は一目均衡表(日足)の雲(上限か下限)でサポートされています。今回も8/1の68.86円の高値をつけた後に調整となっていますが、雲の上限となる65.77円近辺か下限となる64.96円近辺でサポートされる可能性があります。また、5/5の安値の62.53円と7/13の安値の64.12円を結んだトレンドラインが前出の雲の下限と重なることから、比較的強いサポートとなると思います。ストキャスティックス(スロー)でも%Kスローが20を下回ってきていることから、ゴールデンクロスした場合には上昇に転じると思います。

■日足からのテクニカルでの注目点(矢印はトレンドの方向を予想しています)
ユーロ/ドル 21日移動平均線を上抜け
ポンド/ドル 一目均衡表(日足)の雲の上
ユーロ/円 ストキャスティックス(スロー)がゴールデンクロス
豪ドル/米ドル 一目均衡表(日足)の基準線を下抜け

■変動率からの予想レンジ 08:04→NYクローズ

Ccy 予想レンジ
USDJPY 76.61 ~ 77.32
EURJPY 109.34 ~ 110.89
GBPJPY 125.74 ~ 127.16
AUDJPY 82.16 ~ 83.33
NZDJPY 65.98 ~ 66.96
CADJPY 79.43 ~ 80.49
ZARJPY 11.33 ~ 11.52
NOKJPY 14.19 ~ 14.43
MXNJPY 6.43 ~ 6.52
HKDJPY 9.79 ~ 9.89
SGDJPY 63.54 ~ 64.18
EURUSD 1.4213 ~ 1.4391

■前日のサマリー
昨日の東京市場は日経225平均株価が下落したものの、ドル/円は77円台前半でのレンジの動きとなり、ユーロ/ドルは1.4160ドル近辺から1.4220ドル近辺へ上昇、ユーロ/円も109.35円近辺から109.90円近辺へと上昇しました。ロンドン時間にはスイス国立銀行(SNB=中銀)が緊急利下げを発表し、短期市場でスイスフランの供給量を増やすと表明したことで、ユーロ/ドルが1.4345ドル、ユーロ/円が110.60円近辺まで上昇し、ドル/円も77.37円へと上昇しました。NY時間には、発表されたADP雇用調査が市場予想よりは上振れしたものの、ロンドン時間の高値は抜けませんでした。その後、米非製造業ISMが市場予想より下振れしたことから、下げ足を速め76.78円まで下落、クローズにかけてはNYダウが小幅ながら上昇したことで、77円近辺まで戻しました。一方のユーロは米ADPの内容を受け、対ドルで1.4345ドル、対円で110.55円の高値を付けましたが、米非製造業ISMの悪化からNYダウが下落すると、ユーロ/ドルは1.4258ドル、ユーロ/円は109.58円まで下落しました。クローズにかけては、ベルルスコーニ・イタリア首相がイタリアの銀行の株価下落は「行きすぎ」などと発言したことから、対ドルで1.43ドル台で底堅く推移、対円でも110円台前半での推移となりました。
クローズはドル/円が77.02円、ユーロ/ドルが1.4319ドル、ユーロ/円は110.32円。

■株価(bloomberg.co.jp)

Index 引値 前日比
日経225 9637.14 -207.45
FTSE100(英) 5584.51 -133.88
DAX(独) 6640.59 -156.16
NYダウ(米) 11896.44 29.82
S&P500(米) 1260.34 6.29
NASDAQ(米) 2693.07 23.83

■金利(bloomberg.co.jp)

Country 利回り 前日比
米10年債 2.62 0.01
日本10年債 1.018 -0.030
英10年債 2.74 -0.03
独10年債 2.40 -0.01

■コモディティ価格

Commodities 引値 前日比
NY金(期近) 1666.30 21.80
NY原油(期近) 91.93 -1.86

■本日の指標発表(FXミュージアムより)
8/4(木)
・ 19:00 ドイツ 6月 製造業新規受注 前月比
・ 20:00 英国 イングランド銀行(BOE、英中央銀行)金利発表
・ 20:45 ユーロ圏 欧州中央銀行(ECB)政策金利
21:30 米国 前週分 新規失業保険申請件数
21:30 ユーロ圏 トリシェECB総裁定例記者会見
※経済指標の発表予定は予告なく変更になることがあります。

2011年8月 3日 (水)

8/3 本日の戦略-スイスフラン高からリスク回避継続の様相-

おはようございます。7月からの省電は天候の助けもあって順調のようですが、報道などを見ていますと、各企業の担当者は監視に追われているようで、本当に大変だと思います。これが今夏で終わるとは思えませんので、本格的な対策が必要なのでしょうね。

■変化率から見た前日の通貨の強弱
円>ドル>ポンド>ユーロ>NZドル>豪ドル
※ ">" の左側の通貨が右側の通貨より強いことを示しています。

■本日の見通し
ようやく米国の債務引き上げ法案が成立しました。これを受けて格付け機関ムーディーズは「米国のAAA格付けを確認、見通しはネガティブ。米債務合意がデフォルトのリスクを解消」としたものの、フィッチは「米国の格付けは依然見直し対象、債務負担の増加で」としています。S&Pは先の発表で法案が通過したものの債務削減が4兆ドル規模にないことで、格下げのリスクが残っています。こうした懸念からドルの上値が重いことに加え、欧州では引き続きイタリア、スペインの国債が売られ、ドイツとのスプレッドがワイドニング化していることから、欧米の株価が大幅に下落、リスク回避の動きが継続しています。このため、安全通貨としての「スイスフラン」が大幅に上昇、対ドル、対スイスフラン、対ポンドでスイスフランの最高値を更新しています。また、リスク回避では「円」と「ドル」が買われやすい状況で、米国債が買われ(利回りが低下)、米国と日本の金利差が縮小したことから、ドル/円では円が買われています。この傾向は本日も継続すると思われ、豪ドルやNZドルなどクロス円も重いことから、引き続き円には上昇圧力がかかるものと思います。こうした中で、本邦政府・日銀による介入に対する警戒がどこまで有効かが試されるのではないかと思います。

こうした意味で本日は21時15分にADP雇用調査の発表が予定されています。労働省が発表する雇用統計との相関関係には疑問が残りますが、予想10万人増に対して下振れするようだと76円台のミドルから前半を試しに行くかもしれません。また、ユーロ圏からはイタリア、スペインに対しては発言などの動きもないことから、引き続きリスクが残る状態と思います。

■AUD/JPY 日足(トレンドチャネル、フィボナッチ) AUDJPY source:uedaharlowfx
豪ドル/円は昨日、大幅に下落し83.12円をつけ、7/13の安値の83.15円を下抜けしました。4/11の高値の90.01円を起点としてトレンドチャネルを引いてみると、緩やかなダウントレンドを形成していることが見て取れます。現在はチャネルの下限を試している状態で、3/17の安値の74.69円と4/11の高値の90.01円を100%としたフィボナッチ50%押しの手前でサポートされています。ストキャスティックス(スロー)は売られ過ぎに近付いていますが、まだ下落余地は残っていることから、仮にフィボナッチ50%押しの82.32円近辺を下に抜けてくると、同61.8%押しとなる80.57円近辺を目指すものと思われます。

■日足からのテクニカルでの注目点(矢印はトレンドの方向を予想しています)
ユーロ/ドル 一目均衡表(日足)の基準線を下抜け
NZドル/円 21日移動平均線を下抜け
ドル/スイスフラン 年初来安値更新
ユーロ/スイス 年初来安値更新
ポンド/スイス 年初来安値更新
豪ドル/米ドル 21日移動平均線を下抜け

■変動率からの予想レンジ 07:59→NYクローズ

Ccy 予想レンジ
USDJPY 76.76 ~ 77.45
EURJPY 108.57 ~ 110.07
GBPJPY 124.90 ~ 126.27
AUDJPY 82.47 ~ 83.61
NZDJPY 66.34 ~ 67.30
CADJPY 79.62 ~ 80.66
ZARJPY 11.24 ~ 11.42
NOKJPY 14.09 ~ 14.31
MXNJPY 6.42 ~ 6.51
HKDJPY 9.81 ~ 9.91
SGDJPY 63.59 ~ 64.21
EURUSD 1.4071 ~ 1.4266

■前日のサマリー
昨日の東京市場は未明の日経新聞電子版の介入の検討に関する記事を受け警戒から、ドル/円は一時77.85円まで、ユーロ/円も一時111.01円まで上昇、ユーロ/ドルは1.4240ドル近辺から1.4280ドル近辺で推移しました。ロンドン時間に入ると、イタリア・スペインの国債がオープンとともに下落し、ドイツ国債とのスプレッドが拡大、欧州の株価も下落したことから、ユーロ/ドルは1.4158ドル、ユーロ/円は109.30円、ドル/円も77.18円まで下落しました。NY時間に入ると発表された米個人所得、個人消費ともに市場予想を下回る結果となり、リスク回避の動きからドル/円は一時77.30円、ユーロ/ドルも1.4151ドル、ユーロ/円は109.47円まで下落、その後、下落してオープンした米株価が下げ幅を縮小したことで、ユーロ/ドルは1.4283ドル、ユーロ/円は110.17円まで上昇、ドル/円は77.07円まで下落しました。クローズにかけては米株価が下げ幅を拡大したことや米10年債が買われ、利回りが2.64%となったことで、ドル/円は一時76.98円まで下落、ユーロ/ドルも一時1.4176ドル、ユーロ/円も一時109.21ドルまで下落しました。また、昨日に政策金利が据え置かれた豪ドルは豪準備銀行(RBA)の「世界の不確実さで金利維持が鮮明」との声明もあり、大幅に下落しました。
クローズはドル/円が77.16円、ユーロ/ドルが1.4199ドル、ユーロ/円は109.54円。

■株価(bloomberg.co.jp)

Index 引値 前日比
日経225 9844.59 -120.42
FTSE100(英) 5718.39 -56.04
DAX(独) 6796.75 -157.23
NYダウ(米) 11866.62 -265.87
S&P500(米) 1254.05 -32.89
NASDAQ(米) 2669.24 -75.37

■金利(bloomberg.co.jp)

Country 利回り 前日比
米10年債 2.61 -0.13
日本10年債 1.048 -0.031
英10年債 2.76 -0.04
独10年債 2.41 -0.04

■コモディティ価格

Commodities 引値 前日比
NY金(期近) 1644.50 22.80
NY原油(期近) 93.79 -1.10

■本日の指標発表(FXミュージアムより)
8/3(水)
10:30 豪 6月 貿易収支
10:30 豪 6月 小売売上高 前月比
・ 17:00 ユーロ圏 7月 サービス部門購買担当者景気指数(PMI、改定値)
・ 17:30 英国 7月 サービス部門購買担当者景気指数(PMI)
・ 18:00 ユーロ圏 6月 小売売上高 前月比
・ 18:00 ユーロ圏 6月 小売売上高 前年同月比
・ 20:00 米国 MBA住宅ローン申請指数 前週比
・ 20:30 米国 7月 チャレンジャー人員削減数 前年比
21:15 米国 7月 ADP雇用統計 前月比
23:00 米国 7月 ISM非製造業景況指数(総合)
・ 23:00 米国 6月 製造業新規受注 前月比
※経済指標の発表予定は予告なく変更になることがあります。

2011年8月 2日 (火)

8/2 本日の戦略-本邦による介入警戒感はいつまで継続するか-

おはようございます。米債務上限の引き上げが合意に達したものの、円安は半日しか持ちませんでした。日本も決して良くないのですが、強固な円高が続きますね。

■変化率から見た前日の通貨の強弱
ドル>豪ドル>NZドル>円>ポンド>ユーロ
※ ">" の左側の通貨が右側の通貨より強いことを示しています。

■本日の見通し
米国の債務引き上げ問題は下院で法案が賛成269、反対161で可決されました。この後、米上院が米国東部時間2日の正午に採決を行い、オバマ大統領が承認という手続きを持って成立することになります。債務の削減額は2兆4000億ドルで、格付け機関S&Pが示していた「AAA」を維持するための削減額の4兆ドルとは乖離があることで、米国債の引き下げリスクが当面継続することになりそうです。引き下げタイミングは未定ですが、ウォッチネガティブとなっていることで、今月か来月には何らかの動きがあるかもしれません。また、先週発表された4-6月のGDP、昨日発表された米ISM製造業景況指数とも市場予想から下振れ、ISMは50.9とかろうじて景気の分岐となる50は下回らなかったものの、足許での米景気悪化の懸念は避けられず、ドルに対しての弱気な見方は継続しています。本日は米個人消費支出などの指標の発表がありますが、仮に内容が良くてもドルを押し上げるまでには至らないと思います。目先は78円まで届くかが焦点となりそうです。

日経新聞の電子版で報道された本邦財務省・日銀による円売り介入は、震災復興のための円高是正という大義名分の下、米国も事実上容認するとの見方が出ています。また、日銀も今週4・5日に開催される金融政策決定会合で追加緩和を行ってくる可能性があります。日経の記事の信ぴょう性がどこまであるかわかりませんが、野田財務相は「確り市場を見ていきたい」と発言するにとどまり、「介入についてのコメントはしない」としています。3月17日の円の史上最高値に迫ったことから、このレベルでは警戒感が高まると思います。ただ、介入は3月のときのようにG7協調ではなく、昨年9月の介入のときのように日本単独となると思いますので、押し上げは難しく、レベルとしても80を回復して維持するというのはかなり厳しいと思っています。

■USD/JPY 日足(ボリンジャーバンド、パラボリック、ストキャスティックス、フィボナッチ) USDJPY source:uedaharlowfx
ドル/円は昨日、3/17の安値の76.25円(当社のレートと異なります)に迫る76.29円まで一時下落しました。ボリンジャーバンドではバンド幅が拡大中で-2σに沿って下落を続けていますが、昨日はようやく-2σから少し中に入ってきて、これまで20以下で張り付いていたストキャスティックス(スロー)もゴールデンクロスしています。このため、パラボリックの78.02円を超えてくると戻る可能性が高まります。目処としては7/8の高値の81.47円と昨日の安値の76.29円を結んだフィボナッチの50%戻し(=ボリンジャーバンドのミッドラインとほぼ同値)となる78.86円近辺ではないでしょうか。

■日足からのテクニカルでの注目点(矢印はトレンドの方向を予想しています)
ユーロ/ドル 21日移動平均線を下抜け
NZドル/円 年初来高値更新
ドル/スイスフラン 年初来安値更新
ユーロ/スイス 年初来安値更新
ポンド/スイス 年初来安値更新
NZドル/米ドル 年初来高値更新

■変動率からの予想レンジ 07:58→NYクローズ

Ccy 予想レンジ
USDJPY 76.80 ~ 77.48
EURJPY 109.06 ~ 110.52
GBPJPY 125.01 ~ 126.35
AUDJPY 84.08 ~ 85.18
NZDJPY 67.18 ~ 68.11
CADJPY 80.05 ~ 81.07
ZARJPY 11.35 ~ 11.53
NOKJPY 14.16 ~ 14.38
MXNJPY 6.50 ~ 6.59
HKDJPY 9.83 ~ 9.92
SGDJPY 63.91 ~ 64.53
EURUSD 1.4134 ~ 1.4315

■前日のサマリー
昨日の東京市場は米債務上限問題で米民主党と共和党が合意に達したと報じられ、更に米オバマ大統領が「上下院両党の指導部が赤字を削減しデフォルトを回避する合意に達した」との声明もあり、これを好感してドル/円は78.05円、ユーロ/円は111.25円まで上昇しましたが、議会での可決まではまだ懸念が残ることでじりじりと下落、ユーロ/ドルは1.43ドル台ミドルから1.4420ドルまで上昇しました。ロンドン時間に入ると米国の格下げの懸念などもありドル/円は76.87円、ユーロ/円は111円台前半まで下落、ユーロ/ドルは一時1.4454ドルまで上昇しました。NY時間には発表された米ISM製造業景況指数が市場予想から下振れしたことで、ドル/円は76.29円まで下落、ユーロはイタリアの銀行の格下げの噂などがでて、欧州の株価が大幅下落、イタリア国債とドイツ国債の対独スプレッドが拡大する中で、ユーロ/ドルが1.4185ドル、ユーロ/円が109.74円まで下落しました。その後、日経新聞の記事で「政府が円高是正へ介入準備」「米国も事実上容認する姿勢」「日銀は追加の金融緩和に向け調整」と報じたことでドルが買われ、ドル/円は77.28円、ユーロ/円も110.11円まで戻しました。
クローズはドル/円が77.19円、ユーロ/ドルが1.4247ドル、ユーロ/円は110.00円。

■株価(bloomberg.co.jp)

Index 引値 前日比
日経225 9965.01 131.98
FTSE100(英) 5774.43 -40.76
DAX(独) 6953.98 -204.79
NYダウ(米) 12132.49 -10.75
S&P500(米) 1286.94 -5.34
NASDAQ(米) 2744.61 -11.77

■金利(bloomberg.co.jp)

Country 利回り 前日比
米10年債 2.74 -0.04
日本10年債 1.079 -0.003
英10年債 2.80 -0.18
独10年債 2.45 -0.20

■コモディティ価格

Commodities 引値 前日比
NY金(期近) 1621.70 -6.60
NY原油(期近) 94.89 -0.81

■本日の指標発表(FXミュージアムより)
8/2(火)
・ 10:30 日本 6月 毎月勤労統計調査-現金給与総額 前年同月比
・ 10:30 豪 4-6月期 四半期住宅価格指数 前期比
・ 10:30 豪 4-6月期 四半期住宅価格指数 前年同期比
・ 10:30 豪 6月 住宅建設許可件数 前月比
13:30 豪 豪準備銀行(中央銀行)、政策金利発表
・ 16:15 スイス 6月 実質小売売上高 前年同月比
・ 16:30 スイス 7月 SVME購買部協会景気指数
・ 18:00 ユーロ圏 6月 卸売物価指数(PPI) 前月比
・ 18:00 ユーロ圏 6月 卸売物価指数(PPI) 前年同月比
21:30 米国 6月 個人消費支出(PCE) 前月比
・ 21:30 米国 6月 個人所得 前月比
・ 21:30 米国 6月 個人消費支出(PCEコア・デフレーター、食品・エネルギー除く) 前月比
※経済指標の発表予定は予告なく変更になることがあります。

2011年8月 1日 (月)

8/1 本日の戦略-米債務上限問題合意で焦点は米経済指標へ-

おはようございます。昨日の若洲海浜公園の続きですが、釣りは午後2時過ぎに終了し、レンタル自転車を借りて1週約5kmのサイクリングコースを回りました。長男には100m以上の差をつけられ、体力のなさを実感させられました。

■変化率から見た前日の通貨の強弱
円>NZドル>ユーロ>ポンド>豪ドル>ドル
※ ">" の左側の通貨が右側の通貨より強いことを示しています。

■本日の見通し
米国の債務引き上げ問題が本当に大詰めを迎えています。昨日に米ABCが「暫定合意」と報じたことに加え、リード上院院内総務が民主党上院議員の承認を得られることが前提としているものの、妥結の方向で動いていることから、足許のリスクは後退したとの見方で、ドル/円は77円台を回復しました。本日9時30分過ぎにリード上院院内総務が、教頭との電話会談で合意に達したと発表、オバマ米大統領が「合意に達した」との声明を発表したことでドル/円は77.94円まで上昇しました。ただ、本邦の仲値(9時55分)の直前であり、本日は米供給管理協会(ISM)の製造業景気指数の発表を控えているため、足許の経済指標の悪化が示されるとドルの下落につながると思います。

一方、ユーロも格付け会社ムーディーズがスペインの格付けを引き下げ方向で見直す、スペイン大手銀行サンタンデールなど金融機関の格付けを格下げ方向で見直す方針を明らかにしたことから、短期的には米国の弱含みでの対局のユーロとの位置づけや今週予定されているECB理事会での利上げの継続(8月は無いとほとんどの市場参加者が予想)の可能性から底堅い動きが予想されます。ただ、イタリアにも懸念が出ていることから、より深刻的な状況となれば、ユーロの下落トレンドにつながるのではないかと思っています。

■EUR/JPY 日足(移動平均線、一目均衡表、パラボリック、ストキャスティックス) EURJPY source:uedaharlowfx
ユーロ/円は7/12の安値の109.59円からの戻りが一目均衡表(日足)の基準線の113.66円で止められ下落、転換線を下抜けています。21日移動平均線、パラボリックでも、下落トレンドが継続していることが示されており、ストキャスティックス(スロー)でも%Kスローは20を下回っているものの、%Dスローからはまだ下落余地あるといえそうです。戻りで転換線の111.95円を上に抜けられないと前出109.59円を試しに行くことになると思われ、ここを下抜けると3/17の安値の106.71円を目指す可能性が高まります。

■日足からのテクニカルでの注目点(矢印はトレンドの方向を予想しています)
ドル/スイスフラン 年初来安値更新
NZドル/米ドル 年初来高値更新

■変動率からの予想レンジ 08:34→NYクローズ

Ccy 予想レンジ
USDJPY 76.52 ~ 77.15
EURJPY 109.72 ~ 111.07
GBPJPY 125.49 ~ 126.70
AUDJPY 84.12 ~ 85.14
NZDJPY 67.22 ~ 68.08
CADJPY 79.87 ~ 80.81
ZARJPY 11.41 ~ 11.59
NOKJPY 14.16 ~ 14.37
MXNJPY 6.49 ~ 6.58
HKDJPY 9.81 ~ 9.90
SGDJPY 63.59 ~ 64.15
EURUSD 1.4290 ~ 1.4454

■前日のサマリー
週末の東京市場は米債務上限問題が重しとなり、アジアの株価が下落したことから、リスク回避の動きが継続し、ドル/円は戻りが77.87円までで77.45円まで下落しました。ユーロ/円はリスク回避の円買いで111.56円から110.65円へと下落、ユーロ/ドルは一時1.4364ドルまで上昇しましたが、ユーロ/円の下落につれ1.4275ドルまで下落しました。ロンドン時間にはサパテロ・スペイン首相が総選挙を11月20日に前倒しして実施することを発表したことで、ユーロ/ドルは1.4230ドル、ユーロ/円は110.50円まで下落しました。NY時間には発表された米4-6月期のGDPが市場予想から下振れしたことでドルが売られ、ドルが売られ、ドル/円は77.01円、ユーロ/円は110.39円まで下落、ユーロ/ドルは1.4393ドルまで上昇しました。その後は米債務上限問題で進展がないことが嫌気され、ドル/円は76.80円近辺、ユーロ/円は112.16円まで上昇していましたが110.60円近辺へと下落、ユーロ/ドルは1.44ドル台へと上昇しました。
クローズはドル/円が76.88円、ユーロ/ドルが1.4385ドル、ユーロ/円は110.57円。

■株価(bloomberg.co.jp)

Index 引値 前日比
日経225 9833.03 -68.32
FTSE100(英) 5815.19 -58.02
DAX(独) 7158.77 -31.29
NYダウ(米) 12143.24 -96.87
S&P500(米) 1292.28 -8.39
NASDAQ(米) 2756.38 -9.87

■金利(bloomberg.co.jp)

Country 利回り 前日比
米10年債 2.80 -0.15
日本10年債 1.082 0.004
英10年債 2.86 -0.11
独10年債 2.54 -0.10

■コモディティ価格

Commodities 引値 前日比
NY金(期近) 1628.30 14.90
NY原油(期近) 95.70 -1.74

■本日の指標発表(FXミュージアムより)
8/1(月)
・ 00:00 オーストラリア市場休場(バンクホリデー)
・ 00:00 カナダ市場休場(シビック・デー)
・ 17:00 ユーロ圏 7月 製造業購買担当者景気指数(PMI、改定値)
・ 17:30 英国 7月 製造業購買担当者景気指数(PMI)
・ 18:00 ユーロ圏 6月 失業率
・ 23:00 米国 6月 建設支出 前月比
23:00 米国 7月 ISM製造業景況指数
※経済指標の発表予定は予告なく変更になることがあります。

2011年7月31日 (日)

8/1の週の見通し -米国はデフォルトを回避できるか-

こんばんは。本日は江東区の若洲海浜公園に釣りに行ってきました。朝ちょっとだけ雨に降られましたが、何とか天気はもってくれ、釣果はギマが2匹でした。ちなみにギマは以前、浜名湖で釣ったことがありますが、関東まで北上していたとは驚きです。

■ドル/円 60分足
USDJPY ※チャートをクリックすると拡大します。

■ユーロ/ドル 60分足
EURUSD ※チャートをクリックすると拡大します。

■ユーロ/円 60分足
EURJPY チャートをクリックすると拡大します。

先週は米国の債務上限引き上げ問題で米民主党と共和党が合意に至らず、米下院でのベイナー議長(共和党)の案が採決に至りませんでした。このため、8月2日の期限が近付くにつれドルが主要通貨に対して下落し、スイスフランでは最高値を更新、日本円でも3月17日の朝に付けた76.25円に迫る76.85円まで下落しました。一方のユーロは週前半にはドルの弱含みから堅調に推移し1.4536ドルまで上昇しましたが、イタリア国債の入札不調や格付け会社のギリシャの更なる格下げ、スペインを格下げ方向で見直すとの発表などから、1.4254ドルまで一時下落するなど、こちらも弱含みとなりました。

欧米の通貨がどっちつかずの状態の中、NZドルは対ドルで変動相場制移行の高値を0.8797ドルまで更新、豪ドルは発表された四半期消費者物価指数が市場予想を上回っていたことなどから、8月の利上げの可能性が出てきたことから、対ドルでは1.1079ドルの最高値を付け週末も1.01ドル台を維持しました。

通貨別ではドルが主要通貨に対して下落、円は主要通貨に対して上昇となりました。

■週間騰落率(JPY)
JPY
グラフをクリックすると拡大します。 ■週間騰落率(USD)
USD
グラフをクリックすると拡大します。

■今週の見通し
先週まだ米国の債務上限引き上げができていないことから、まずは明日の朝のシドニー市場のオープンでのドル/円が気になります。週末に77円を割り込んでクローズしており、明日の朝までに何らかの進展が見られない場合には、ドル/円は3月17日の安値の76.25円を下抜けする可能性があります。引き上げに関しては上院民主党の妥協案に共和党の支持が得られていないため、超党派での成立を目指していますが、上院の動議の可決には60票以上が必要で、動議が可決されないと採決に移れない(移っても否決される)ます。このため、8月2日の期限まではドルの下落圧力が継続し、仮に米債がデフォルトとなった場合には一段のドル安となると思われますし、中長期的に米国経済に与える影響も大きくなります。ただ、債務不履行となった場合には、米国債を保有している中国、日本、英国も影響を受け、ドルの下落が一段落した後に、これらの通貨が下落する可能性も否定できません。、

仮に債務上限が引き上げられた場合には、ドルが買われると思われますが、次の焦点は米国の経済指標、特に週末に発表される米雇用統計にかかってくると思います。先週発表された米新規失業保険申請件数は好転し、雇用の良し悪しの分岐点の40万件を下回ってきましたが、これは今回の米雇用統計には含まれないことや、米国の地方政府などの公務員の削減などもあり、引き続き米国の雇用は期待が持てそうにもありませんので、雇用が悪化した場合もドル売りの圧力がかかると思います。また、財政削減額が米S&Pの米国の「AAA」格付けを維持する条件には満たない可能性が高いため、米格付けが引き下げられた場合には、ドルは下落すると思います。そうなりますと、対極となるユーロが上昇するのではないでしょうか。

クロス円は引き続き欧米の株価の動向がカギを握ると思います。株価が上昇しリスク選好となれば、クロス通貨の買い、リスク回避となればクロス通貨の売りとなります。

8月1日から個人の証拠金取引のレバレッジが25倍となります。市場への影響は「ある」という見方と「軽微」という味方の2通りがあり、こちらは明日の東京市場のオープンを見守る必要があります。

■今週の予想レンジ

Ccy Low(下)   High(上)
ドル/円 75.50 77.80
ユーロ/ドル 1.4200 1.4530
ユーロ/円 109.50 113.00
ポンド/円 125.00 128.00
豪ドル/円 83.20 85.50
NZドル/円 66.80 68.30
南アランド/円 11.35 11.65

■日、週、月、年騰落データ Rate
※表をクリックすると拡大します。

■注目イベント
8/1(月)
・ 17:00 ユーロ圏 7月 製造業購買担当者景気指数(PMI、改定値)
・ 17:30 英国 7月 製造業購買担当者景気指数(PMI)
・ 18:00 ユーロ圏 6月 失業率
・ 23:00 米国 6月 建設支出 前月比
23:00 米国 7月 ISM製造業景況指数
8/2(火)
・ 08:50 日本 7月 マネタリーベース 前年同月比
・ 10:30 日本 6月 毎月勤労統計調査-現金給与総額 前年同月比
・ 10:30 豪 4-6月期 四半期住宅価格指数 前期比
・ 10:30 豪 4-6月期 四半期住宅価格指数 前年同期比
・ 10:30 豪 6月 住宅建設許可件数 前月比
13:30 豪 豪準備銀行(中央銀行)、政策金利発表
・ 16:15 スイス 6月 実質小売売上高 前年同月比
・ 16:30 スイス 7月 SVME購買部協会景気指数
・ 18:00 ユーロ圏 6月 卸売物価指数(PPI) 前月比
・ 18:00 ユーロ圏 6月 卸売物価指数(PPI) 前年同月比
21:30 米国 6月 個人消費支出(PCE) 前月比
・ 21:30 米国 6月 個人所得 前月比
・ 21:30 米国 6月 個人消費支出(PCEコア・デフレーター、食品・エネルギー除く) 前月比
8/3(水)
・ 10:30 豪 6月 貿易収支
・ 10:30 豪 6月 小売売上高 前月比
・ 17:00 ユーロ圏 7月 サービス部門購買担当者景気指数(PMI、改定値)
・ 17:30 英国 7月 サービス部門購買担当者景気指数(PMI)
・ 18:00 ユーロ圏 6月 小売売上高 前月比
18:00 ユーロ圏 6月 小売売上高 前年同月比
・ 20:00 米国 MBA住宅ローン申請指数 前週比
・ 20:30 米国 7月 チャレンジャー人員削減数 前年比
21:15 米国 7月 ADP雇用統計 前月比
・ 23:00 米国 7月 ISM非製造業景況指数(総合)
・ 23:00 米国 6月 製造業新規受注 前月比
8/4(木)
・ 07:45 NZ 4-6月期 四半期失業率
・ 19:00 ドイツ 6月 製造業新規受注 前月比
20:00 英国 イングランド銀行(BOE、英中央銀行)金利発表
20:45 ユーロ圏 欧州中央銀行(ECB)政策金利
・ 21:30 米国 前週分 新規失業保険申請件数
8/5(金)
未定 日本 日銀金融政策決定会合、終了後政策金利発表
・ 14:00 日本 6月 景気一致指数(CI)・速報値
・ 14:00 日本 6月 景気先行指数(CI)・速報値
・ 16:15 スイス 7月 消費者物価指数(CPI) 前月比
・ 17:30 英国 7月 卸売物価指数(食品、エネルギー除くコアPPI) 前年同月比
・ 19:00 ドイツ 6月 鉱工業生産 前月比
・ 20:00 カナダ 7月 新規雇用者数
・ 20:00 カナダ 7月 失業率
・ 21:30 カナダ 6月 住宅建設許可件数 前月比
21:30 米国 7月 非農業部門雇用者数変化 前月比
21:30 米国 7月 失業率
・ 23:00 カナダ 7月 Ivey購買部協会指数
・ 04:00 米国 6月 消費者信用残高 前月比
経済指標の詳細はFXmuseumのFXカレンダーを参照してください。

2011年7月30日 (土)

シカゴ通貨先物非商業ポジション(7/26現在)

こんにちは。本日は朝から内科、眼科と病院のはしごをしていました。眼科は検査だけで問題はなかったのでよかったです。これから歯科に行って、定期的なクリーニングをしてもらいます。

29日に発表された26日現在のシカゴIMMの非商業(投機)ポジションでは、ドルのネットポジションのショート(売)が約4万コントラクトの増加、円のネットポジションのロングは約1万コントラクトの増加、ユーロはネットポジションのロングが8コントラクトの増加となりました。カナダドル、豪ドル、NZドルはネットポジションが4週連続で増加しています。

今週は米国の債務上限引き上げ問題で米民主党と共和党との間で合意が見られず、ドルが弱含みに推移する一方で、ユーロもイタリア国債の入札が不調だったことなどから、リスクを回避する動きとなったものの、火曜日までは全体的には方向感がなく、非商業ポジション(投機筋のポジション)も各通貨ともに増減が小幅にとどまっています。ただ、週末にかけては円が76円台に入ったことで、円のロング(買い)ポジションは火曜日の約5万コントラクトから更に増加しているものと思われます。このため、これまでの円ロングのピークに近い状況にあるとみられることで、さらなる円高も限られる可能性があります。

■シカゴIMM非商業ポジション

項目 Net(ネット) Dif(増減) Long(買) Short(売) All(総取組)
JPY 51,302 9,147 72,114 20,812 92,926
EUR 17,038 7,792 60,177 43,139 103,316
GBP 1,222 7,936 33,312 32,090 65,402
CHF 7,877 -3,617 21,103 13,226 34,329
CAD 36,141 8,377 52,884 16,743 69,627
AUD 81,438 3,643 92,174 10,736 102,910
NZD 23,291 1,853 25,241 1,950 27,191
MXN 51,302 9,147 72,114 20,812 92,926
source:CFTC

【USD】 USD source:CFTC

ドルは37,778コントラクトのショート増加の310,222コントラクトのショートとなりました。
※ドルのポジションは円、ユーロをはじめ、メキシコペソまでを合計して算出しています。レートはFRBのメジャーカレンシーインデックスを使用しています。

【JPY】 JPY source:CFTC

円は9,147コントラクトのロング増加の51,302コントラクトのロングとなりました。

【EUR】 EUR source:CFTC

ユーロは7,792コントラクトのロング増加の17,038コントラクトのロングになりました。

【CAD】 CAD source:CFTC

カナダは8,377コントラクトのロング増加の36,141コントラクトのロングになりました。

【NZD】 NZD source:CFTC

NZドルは1,853コントラクトのロング増加の23,291コントラクトのロングとなりました。
他のIMM通貨先物のポジション動向は上田ハーローレポートのシカゴIMM非商業ポジションを参照してください。(1日更新)

2011年7月29日 (金)

7/29 本日の戦略-米債務上限引き上げの決着は難しそう-

おはようございます。夏らしくない天気が続きますね。大型台風6号が去ってからすっきりしない日が続いています。猛暑にならないのは電力使用上からも助かりますが、すっきりした快晴の空も見たいものです。

■変化率から見た前日の通貨の強弱
円>ポンド>NZドル>ドル>豪ドル>ユーロ
※ ">" の左側の通貨が右側の通貨より強いことを示しています。

■本日の見通し
ユーロは昨日のイタリア10年債の入札が不調で10年債の利回りは一時5.98%まで上昇しています。CDSも300bp(1bp=0.01%)を超える水準まで上昇しています。とレモンティ財務相が辞任するという噂も出たりしていますので、米国の債務上限引き上げ問題の隠れる形となっていますが、ユーロ圏のリスクは継続しているといえます。このため、リスク回避の動きでドルが買われるため、ドルの下値が堅くなっているように見えます。ただ、引き続き米議会での上限引き上げの動向に市場は注目していることから、ベイナー下院議員議長の案が否定された場合には、今夜の日本時間23時に米上院民主党が債務上限引き上げ問題を協議する予定で、新たな妥協案が米上院から提出されることになるのでしょうか。それまでは、市場も様子見を決め込むしかなく、正直言って動きようがありません。また、仮に債務上限が8月2日までに引き揚げられなかった場合の対応策は29日の金融市場終了以降に説明がなされる見通しとなっています。

一方、本日は21時30分に米国の4-6月つGDPが発表されます。市場のセンチメントとしては、昨日の米新規失業保険申請件数や中古住宅販売以外ではあまりよい指標結果はありません。このため、債務上限引き上げ問題以外でも米景気が良くないため、いずれにしろドルが売られやすいとみているようです。このため、短期的にはリスク回避や債務上限引き上げ問題が回復した場合に、一時的にドルが買われる可能性があるものの、ドルの上昇が持続しないのではないかと思います。また、ユーロ圏での懸念が続いていることで、円が買われやすい地合いがしばらく続くのではないかと思います。

■EUR/USD 日足(一目均衡表、パラボリック、ストキャスティックス) EURUSD source:uedaharlowfx
ユーロ/ドルは一旦、一目均衡表(日足)の雲の上に抜け出たものの、すぐに雲の中に入りました。7/26の上昇、7/27に下落というチャートパターンは6/7、6/8のパターンと同じであり、現在サポートされている雲と21日移動平均線を下抜けすると、6/16の安値の1.4073ドルをまずは目指すものと思います。また、一目均衡表(日足)の遅行線がロウソク足の上にありますが、こちらは下抜けする可能性が高く、下落トレンドを追認する可能性があります。

■日足からのテクニカルでの注目点(矢印はトレンドの方向を予想しています)
ポンド/ドル 一目均衡表(日足)の雲の上
豪ドル/円 21日移動平均線を下抜け

■変動率からの予想レンジ 08:51→NYクローズ

Ccy 予想レンジ
USDJPY 77.33 ~ 77.95
EURJPY 110.47 ~ 111.82
GBPJPY 126.44 ~ 127.65
AUDJPY 84.95 ~ 85.97
NZDJPY 67.27 ~ 68.13
CADJPY 81.29 ~ 82.22
ZARJPY 11.43 ~ 11.60
NOKJPY 14.24 ~ 14.45
MXNJPY 6.55 ~ 6.63
HKDJPY 9.89 ~ 9.98
SGDJPY 64.31 ~ 64.87
EURUSD 1.4235 ~ 1.4397

■前日のサマリー
昨日の東京市場はアジアの株価が下落したことから、リスク回避の動きとなり、78.03円まで上昇していたドルは77.73円まで下落、ユーロ/円も112.09円から111.55円、ユーロ/ドルも1.4378ドルから1.4330ドルへと下落しました。ロンドン時間に入るとECBのメルシュ氏から「新興国・地域の力強い経済成長と物価上昇は新たなインフレ要因」との発言やポルトガル国債購入の噂が流れたことで、ユーロ/ドルは1.4401ドル、ユーロ/円は111.83円まで上昇、ドル/円は77.63円まで下落しましたが、イタリア10年債入札が不調に終わったことやとレモンティ財務相辞任のうわさなどでユーロ/ドルは1.4253ドルユーロ/円は110.84円まで下落、ドル/円は77.81円まで上昇しました。NY時間には米新規失業保険申請件数が39.8万件とよかったことや中古住宅販売も前月比でプラスになるなどで、ドル/円は77.90円まで上昇しましたが、NY午後からNYダウが反落するとドル/円は77.70円近辺へ下落、ユーロ/ドルは1.4338ドル、ユーロ/円は111.45円近辺まで上昇しました。
クローズはドル/円が77.68円、ユーロ/ドルが1.4329ドル、ユーロ/円は111.31円。

■株価(bloomberg.co.jp)

Index 引値 前日比
日経225 9901.35 -145.84
FTSE100(英) 5873.21 16.63
DAX(独) 7190.06 -62.62
NYダウ(米) 12240.11 -62.44
S&P500(米) 1300.67 -4.22
NASDAQ(米) 2766.25 1.46

■金利(bloomberg.co.jp)

Country 利回り 前日比
米10年債 2.95 -0.04
日本10年債 1.078 -0.010
英10年債 2.96 -0.02
独10年債 2.63 -0.02

■コモディティ価格

Commodities 引値 前日比
NY金(期近) 1613.40 -1.70
NY原油(期近) 97.44 0.04

■本日の指標発表(FXミュージアムより)
7/29(金)
・ 08:30 日本 6月 有効求人倍率
・ 08:30 日本 6月 全世帯家計調査・消費支出 前年同月比
・ 08:30 日本 6月 失業率
・ 08:30 日本 7月 東京都区部消費者物価指数(CPI、生鮮食料品除く) 前年同月比
・ 08:30 日本 6月 全国消費者物価指数(CPI) 前年同月比
・ 08:30 日本 6月 全国消費者物価指数(CPI、生鮮食料品除く) 前年同月比
・ 08:50 日本 6月 鉱工業生産・速報値 前月比
・ 14:00 日本 6月 新設住宅着工戸数 前年同月比
・ 15:00 南ア 6月 マネーサプライM3 前年同月比
15:00 ドイツ 6月 小売売上高指数 前月比
・ 15:00 ドイツ 6月 小売売上高指数 前年同月比
・ 15:00 英国 7月 ネーションワイド住宅価格 前月比
・ 17:30 英国 6月 消費者信用残高 前月比
・ 17:30 英国 6月 マネーサプライM4 前月比
・ 17:30 英国 6月 マネーサプライM4 前年同月比
・ 18:00 ユーロ圏 6月 消費者物価指数(HICP、速報値) 前年同月比
・ 19:00 日本 外国為替平衡操作の実施状況(介入実績)
・ 21:00 南ア 6月 貿易収支
・ 21:30 カナダ 5月 月次国内総生産(GDP) 前月比
・ 21:30 カナダ 6月 鉱工業製品価格 前月比
・ 21:30 カナダ 6月 原料価格指数 前月比
21:30 米国 4-6月期 四半期実質国内総生産(GDP、速報値) 前期比年率
・ 22:45 米国 7月 シカゴ購買部協会景気指数
・ 22:55 米国 7月 ミシガン大学消費者態度指数・確報値
・ 04:15 米国 ブラード米セントルイス連銀総裁講演
・ 04:15 米国 ロックハート米アトランタ連銀総裁講演
※経済指標の発表予定は予告なく変更になることがあります。

2011年7月28日 (木)

7/28 本日の戦略-ドル安はしばらく続きそう-

おはようございます。中国の高速鉄道の事故に対する同国の鉄道省の対応は驚きの連続です。さすがに、これだけ非難が高まると政府も動かざるを得ないのでしょうね。

■変化率から見た前日の通貨の強弱
豪ドル>ドル>NZドル>円>ポンド>ユーロ
※ ">" の左側の通貨が右側の通貨より強いことを示しています。

■本日の見通し
昨日は朝方発表された豪の消費者物価指数(CPI)が前年同期比で3.6%、前期比でも0.9%となったことから、一部市場で出ていた政策金利の引き下げ観測は大幅に後退、一部では8月2日の豪準備銀行(RBA)の0.25%の引き上げを予想するところも出てきました。物価を押し上げた要因は食品価格(特に果物)で、サイクロン「ヤシ」の影響が強く出ていたようです。こうした要因による物価高がに対して、RBAが物価の上昇が一時的と判断するか、上昇を抑えるという判断をすることになると思います。また、第3四半期には豪のCPIの集計項目とウエイトのかけ方が変更されることから、RBAが新しくなったCPIまで政策金利を変更しないという選択肢もあります。

米債務上限引き上げ問題は、依然として米民主党(リード上院院内総務)とベイナー米共和党は隔たりがあり、歩み寄る気配はありません。ベイナー下院議長案について、リード上院院内総務は「右派へのあからさまなかじ取り」「解決策ではない、上院では通過しないだろう」などと発言しています。下院の採決が日本時間明日となるとみられますが、現在の案のまま可決されれは、ドルは一時的に上昇するとは思いますが、上院で否決されると失望に変わり、ドルが売られるものと思います。このため、ここ数日間はリスク回避の動きが出るとドルが買われるという流れとなると思われますが、ドル/円ではドルの上値が重いままと思います。本日のガイトナー米財務長官の下院の議会証言に注目です。

一方のユーロも昨日はギリシャの格下げ、ジョイブレ独財務相の「白紙小切手は切らない」との発言などもあり、再びユーロ周辺国に懸念が出ています。仮に米債務上限問題が先に解決するとユーロが売られることになりそうです。特にギリシャではなく、イタリアとスペインに焦点が移ってきていますので、下落に対する警戒が必要となります。

■AUD/USD 日足(ボリンジャーバンド、パラボリック、ストキャスティックス) AUDUSD source:uedaharlowfx
ユーロ/ドルは5/2以来となる高値更新となり、高値を1.1079ドルまで伸ばしました。ボリンジャーバンドはバンド幅が拡大し、+2σのラインに沿って上昇しています。パラボリックを見ても上昇トレンドが継続していることから、6/27の安値の1.0389ドルと7/1の高値の1.0789ドルを100%としたフィボナッチ200%の1.1190ドル近辺が目標となると思います。ただ、ストキャスティックス(スロー)が買われ過ぎとなる90以上を上回っていることから、本日大幅な下落した場合には短期的に調整となると思います。

■日足からのテクニカルでの注目点(矢印はトレンドの方向を予想しています)
ユーロ/ドル 一目均衡表(日足)の雲を上から中へ
豪ドル/円 21日移動平均線を上抜け、一目均衡表(日足)の雲の下から中へ
ドル/スイスフラン 年初来安値更新
豪ドル/米ドル 年初来高値更新
NZドル/米ドル 年初来高値更新

■変動率からの予想レンジ 07:52→NYクローズ

Ccy 予想レンジ
USDJPY 77.61 ~ 78.24
EURJPY 111.19 ~ 112.56
GBPJPY 126.58 ~ 127.81
AUDJPY 85.38 ~ 86.43
NZDJPY 67.39 ~ 68.28
CADJPY 81.56 ~ 82.52
ZARJPY 11.55 ~ 11.72
NOKJPY 14.28 ~ 14.50
MXNJPY 6.62 ~ 6.70
HKDJPY 9.93 ~ 10.02
SGDJPY 64.48 ~ 65.05
EURUSD 1.4277 ~ 1.4436

■前日のサマリー
昨日の東京市場は米債務上限引き上げ問題の進展がないことから、ドル/円は78円近辺から77.65円途へ下落、ユーロ/ドルは1.4495ドル近辺から1.4535ドル近辺のレンジ、ユーロ/円は112.20円近辺から111.60円近辺へと下落しました。ロンドンからNY時間には、ジョイブレ独財務相がEFSF(欧州金融安定ファシリティー)が流通市場で財政難国の国債を購入する際にドイツは白紙小切手を切らないと発言したことや格付け機関S&Pがギリシャの格付けを「CC」に引き下げたことから、ユーロ圏周辺国とドイツの国債スプレッドが拡大、ユーロ/ドルは1.4340ドル、ユーロ/円は111.95円まで下落、ドル/円は債務引き上げが合意したという市場の噂で78.18円まで一時上昇しました。また、米ベージュブックでは8地区で経済成長ペースが鈍化したとなっていたものの、影響は限定的となりました。
クローズはドル/円が77.96円、ユーロ/ドルが1.4364ドル、ユーロ/円は112.00円。

■株価(bloomberg.co.jp)

Index 引値 前日比
日経225 10047.19 -50.53
FTSE100(英) 5856.58 -73.15
DAX(独) 7252.68 -96.77
NYダウ(米) 12302.55 -198.75
S&P500(米) 1304.89 -27.05
NASDAQ(米) 2764.79 -75.17

■金利(bloomberg.co.jp)

Country 利回り 前日比
米10年債 2.98 0.03
日本10年債 1.088 -0.010
英10年債 2.98 -0.09
独10年債 2.65 -0.09

■コモディティ価格

Commodities 引値 前日比
NY金(期近) 1615.10 -1.70
NY原油(期近) 97.40 -2.19

■本日の指標発表(FXミュージアムより)
7/28(木)
・ 08:50 日本 6月 小売業販売額 前年同月比
・ 08:50 日本 6月 大型小売店(既存店)販売額 前年同月比
・ 16:55 ドイツ 7月 失業者数 前月比
16:55 ドイツ 7月 失業率
・ 18:00 ユーロ圏 7月 消費者信頼感(確定値)
・ 18:30 南ア 6月 卸売物価指数(PPI) 前月比
・ 18:30 南ア 6月 卸売物価指数(PPI) 前年同月比
21:30 米国 前週分 新規失業保険申請件数
22:30 米国 ガイトナー米財務長官下院金融委員会で議会証言
・ 23:00 米国 6月 住宅販売保留指数 前月比
23:00 米国 6月 中古住宅販売件数 年率換算件数
・ 01:45 米国 ラッカー米リッチモンド連銀総裁講演
・ 02:00 米国 米財務省7年債入札(290億ドル)
・ 03:30 米国 ウィリアムズ米サンフランシスコ連銀総裁講演
※経済指標の発表予定は予告なく変更になることがあります。

2011年7月27日 (水)

7/27 本日の戦略-ドル安はしばらく続きそう-

おはようございます。3月に発生しました東日本大震災の影響で22年産のコメの価格が上昇しているようです。食の安全が問題となっていますが、日本も少しずつ物価が上昇してくる可能性が高まっていると思います。

■変化率から見た前日の通貨の強弱
豪ドル>ユーロ>ポンド>NZドル>円>ドル
※ ">" の左側の通貨が右側の通貨より強いことを示しています。

■本日の見通し
昨格付け機関S&Pは米国が「AAA」格付けを維持する条件として
4兆ドルの財政赤字削減
民主党、共和党両党間の信頼できる合意
を上げています。現状では、
・下院(ベイナー議長=共和党)では、総額3兆ドルの財政赤字削減
・上院(リード民主党上院院内総務)では、総額2兆7千億ドルの財政赤字削減
となっていて、どちらも4兆ドルには届いていません。このため、S&Pによる格下げは不可避との見方でドルが主要通貨に対して弱含みでの推移となっています。米オバマ大統領は改めて2段階の引き上げ案については拒否権を発動する構えを見せていることから、ドルの弱含みは継続することになりそうです。

こうしたドル安に対して本邦政府筋から単独介入の可能性の発言が昨日なされたようですが、欧米自身も問題を抱えていることからG7の協調は取れないと思います。また、当局による介入が実施される場合には、為替のレベル感(77円とか76円とか)ではなく、株価の水準と円高のスピードが重要となってくると思います。現状はどちらもあてはまっていないとみられることで、口先による介入はあると思いますが、実弾による介入の可能性は限りなく低いと思います。また、現段階で注意したいのは、個人投資家のFXのレバレッジが引き下げられるため、現状のポジションを維持するための資金が必要となることや新たにポジションを持つための資金も必要となり、円高が進んだ時の個人投資家による買い支えの力が減少すると思われること、ポジションクローズによるドル売り(円買い)が出やすくなると思われ、既にレバレッジを引き下げている会社もあるものの、8月1日以降の動向には注意が必要と思われます。ユーロに関してはイタリアとドイツの国債利回りがイタリア国債の入札がやや悪いことを背景に高い水準にあることで、市場はリスクオンとなっているものの、これが継続するかの疑問はあります。

■NZD/JPY 日足(一目均衡表、パラボリック、ストキャスティックス) NZDJPY source:uedaharlowfx
先般ダブル天井を形成し下落する可能性があると書きましたNZドル/円ですが、天井形成には至らず、昨日年初来高値を更新しました。ストキャスティックス(スロー)はデッドクロスしているものの、上昇トレンドが継続しています。ただ、依然としてストキャスティックスは%Kスロー、%Dスローがともに80以上で推移していることから、調整が入りやすくなっているため、少し調整してから、69円近辺に高値を切り上げていくのではないかと思います。

■日足からのテクニカルでの注目点(矢印はトレンドの方向を予想しています)
ユーロ/ドル 一目均衡表(日足)の雲を上抜け
ドル/スイスフラン 年初来安値更新
NZドル/米ドル 年初来高値更新

■変動率からの予想レンジ 08:06→NYクローズ

Ccy 予想レンジ
USDJPY 77.54 ~ 78.16
EURJPY 112.18 ~ 113.59
GBPJPY 127.02 ~ 128.27
AUDJPY 84.81 ~ 85.83
NZDJPY 67.37 ~ 68.27
CADJPY 81.96 ~ 82.92
ZARJPY 11.52 ~ 11.70
NOKJPY 14.41 ~ 14.64
MXNJPY 6.62 ~ 6.70
HKDJPY 9.94 ~ 10.03
SGDJPY 64.44 ~ 65.01
EURUSD 1.4451 ~ 1.4584

■前日のサマリー
昨日の東京市場は午前10時のオバマ大統領の声明では民主・共和両党の対立は解消されていないとの印象を与え、ドル/円は失望から78円を割り込み77.89円まで下落しました。その後、本邦の銀行からまとまった買いが入ると「介入?」との観測から78.75円まで上昇する場面が見られましたが、続かず78円台前半に戻りました。ユーロ/ドルは米債務上限引き上げ問題が難航していることを受け、1.43ドル台ミドルから1.4510ドル、ユーロ/円は112.30円近辺から113.54円(邦銀のドル買いのとき)まで一時上昇し、113.10円近辺で推移しました。ロンドン時間には本邦政府関係者が「単独介入も排除しない」と発言したものの影響は限定的で、ユーロは小幅に下落しました。NY時間にはケース・シラー住宅価格指数、リッチモンド連銀製造業景気指数、新築住宅販売件数がともに下振れしたものの、消費者信頼感指数が宇和ブレ視しました。しかし、市場は米国の格下げに対する懸念からドルの弱含みが継続し、ドル/円は77.83円まで下落、ユーロ/ドルは1.4526ドル、ユーロ/円は113.23ドルまで上昇しました。
クローズはドル/円が77.87円、ユーロ/ドルが1.4508ドル、ユーロ/円は112.97円。

■株価(bloomberg.co.jp)

Index 引値 前日比
日経225 10097.72 47.71
FTSE100(英) 5929.73 4.47
DAX(独) 7349.45 4.91
NYダウ(米) 12501.30 -91.50
S&P500(米) 1331.94 -5.49
NASDAQ(米) 2839.96 -2.84

■金利(bloomberg.co.jp)

Country 利回り 前日比
米10年債 2.95 -0.05
日本10年債 1.098 0.003
英10年債 3.07 0.02
独10年債 2.74 -0.02

■コモディティ価格

Commodities 引値 前日比
NY金(期近) 1616.80 4.60
NY原油(期近) 99.59 0.39

■本日の指標発表(FXミュージアムより)
7/27(水)
・ 10:00 NZ 7月 NBNZ企業信頼感
10:30 豪 4-6月期 四半期消費者物価(CPI) 前期比
10:30 豪 4-6月期 四半期消費者物価(CPI) 前年同期比
・ 15:00 ドイツ 6月 輸入物価指数 前月比
・ 15:00 ドイツ 6月 輸入物価指数 前年同月比
・ 17:00 ユーロ圏 6月 マネーサプライM3 前年同月比
・ 18:30 スイス 7月 KOF景気先行指数
・ 20:00 米国 MBA住宅ローン申請指数 前週比
21:30 米国 6月 耐久財受注 前月比
21:30 米国 6月 耐久財受注・輸送用機器除く 前月比
02:00 米国 米財務省5年債入札(350億ドル)
・ 02:30 英国 マイルズ英中銀金融政策委員会(MPC)委員講演
・ 03:00 米国 米地区連銀経済報告(ベージュブック)
※経済指標の発表予定は予告なく変更になることがあります。

2011年7月26日 (火)

7/26 本日の戦略-米債務上限引き上げ決着までは動けず-

おはようございます。中国の高速鉄道が相次ぐトラブルに見舞われているようです。ハードはすぐに導入できますが、長い間培ってきたソフト(安全運行)は簡単には導入できないようですね。

■変化率から見た前日の通貨の強弱
円>ユーロ>NZドル>ドル>豪ドル>ポンド
※ ">" の左側の通貨が右側の通貨より強いことを示しています。

■本日の見通し
本日は米オバマ大統領が債務上限引き上げ問題で日本時間午前10時に声明を発表する予定となっています。内容は「デフォルトを回避するための方策について」ということですので、ここでもし効果的な内容で、市場を安心させられればドルが買われることになると思いますが、逆に失望を呼び込むようであれば、ドル/円が78円を割り込む可能性もあります。ユーロも昨日、ギリシャが格下げになったことに加え、イタリア、スペインの国債が下落(利回りは上昇)していることで、ドルが弱くてもユーロも買いにくい状態で、市場は方向感を持てなくなっています。このため、スイスフランと円が買われやすい状況は継続しています。

また本日は、ケース・シラー住宅価格指数、消費者信頼感指数、新築住宅は倍件数、リッチモンド連銀製造業指数と米国の経済指標が多数発表されます(時間は本日の経済指標予定を参照)。また、米2年債の入札も予定されており、債務上限引き上げ問題と相まって、応札状況にも関心が集まるものと思われます。個人的には米国の信用にかかわるため、債務上限は何らかの形で引き上げられると思いますが、今のところ歩み寄りが見られない(共和党は2段階の引き上げを支持)ことから、ぎりぎりまで決着しないものと思います。他では、英国の4-6月GDP速報値の発表予定があり、1-3月期より下振れが予想されていることで、ポンドの重しとなる可能性があり、豪はスティーブンス豪準備銀行(RBA)総裁の講演が控えていることで、8月の政策金利の行方を見る上で注目されると思います。

■GBP/JPY 日足(一目均衡表、パラボリック、ストキャスティックス) GBPJPY source:uedaharlowfx
ポンド/円はストキャスティックス(スロー)でデッドクロスとなっています。7/13の安値の124.90円からは反発していますが、一目均衡表(日足)の実勢レートが雲の下を推移していることや遅行線がロウソク足の下を推移していることで、ダウントレンドが継続していると思われます。半値戻しが達成していることもあり、再度下落して7/13の安値を下に抜けると3/17の安値の123.01円まで下落する可能性が高まります。

■日足からのテクニカルでの注目点(矢印はトレンドの方向を予想しています)
ポンド/ドル 一目均衡表(日足)の雲を下抜け
NZドル/円 ストキャスティックス(スロー)がデッドっクロス
ドル/スイスフラン 年初来安値更新

■変動率からの予想レンジ 08:09→NYクローズ

Ccy 予想レンジ
USDJPY 77.94 ~ 78.55
EURJPY 111.71 ~ 113.10
GBPJPY 126.68 ~ 127.91
AUDJPY 84.37 ~ 85.37
NZDJPY 67.22 ~ 68.10
CADJPY 82.12 ~ 83.09
ZARJPY 11.44 ~ 11.61
NOKJPY 14.31 ~ 14.53
MXNJPY 6.64 ~ 6.72
HKDJPY 9.99 ~ 10.08
SGDJPY 64.52 ~ 65.08
EURUSD 1.4313 ~ 1.4445

■前日のサマリー
昨日の東京市場早朝には週末の米政府と議会(下院)が合意に至らなかったため、失望から米株価指数先物が売られるなどで、ドル/円は78.18円まで下落したものの、介入への警官感もあり、78円台ミドルまで戻しました。ユーロ/ドルは1.4340ドル近辺から1.4405ドル近辺、ユーロ/円は112.55円近辺から113円近辺で方向感がありませんでした。ロンドン時間には、ムーディーズがギリシャの格付けを「Caa1」から「Ca」に引き下げ、欧州の支援パッケージについてはギリシャの秩序あるデフォルトを容認するものだと指摘したことで、リスク回避の様相となり、ドル/スイスフランが史上最高値を更新(ドル安)となると、ドル/円も78.06円まで下落しました。ユーロ/ドルは1.4329ドルをつけた後、ドルの下下落から1.4406ドルまで上昇、ユーロ/円は112.11円まで下落した後、112円台ミドルまで戻しました。NY時間には、米政府と議会で、債務上限引き上げ問題に進展がないことと、ユーロにも懸念が残っていることから、方向感がなく、ドル/円は78円台前半、ユーロ/ドルは1.43ドル台前半から1.44ドル手前、ユーロ/円は112円台前半から112円台ミドルより上で取引されました。
クローズはドル/円が78.27円、ユーロ/ドルが1.4374ドル、ユーロ/円は112.52円。

■株価(bloomberg.co.jp)

Index 引値 前日比
日経225 10050.01 -82.10
FTSE100(英) 5925.26 -9.76
DAX(独) 7344.54 18.15
NYダウ(米) 12592.80 -88.36
S&P500(米) 1337.43 -7.59
NASDAQ(米) 2842.80 -16.03

■金利(bloomberg.co.jp)

Country 利回り 前日比
米10年債 3.00 0.04
日本10年債 1.095 -0.009
英10年債 3.05 -0.06
独10年債 2.76 -0.06

■コモディティ価格

Commodities 引値 前日比
NY金(期近) 1612.20 10.70
NY原油(期近) 99.20 -0.67

■本日の指標発表(FXミュージアムより)
7/26(火)
・ 08:50 日本 6月 企業向けサービス価格指数 前年同月比
12:05 豪 スティーブンス豪準備銀行(中央銀行)総裁講演
・ 15:00 ドイツ 8月 GFK消費者信頼感調査
・ 17:30 英国 4-6月期 四半期国内総生産(GDP、速報値) 前期比
・ 17:30 英国 4-6月期 四半期国内総生産(GDP、速報値) 前年同期比
・ 21:00 その他 ラガルドIMF専務理事講演
22:00 米国 5月 ケース・シラー米住宅価格指数
・ 22:00 米国 5月 ケース・シラー米住宅価格指数 前年同月比
・ 23:00 米国 7月 消費者信頼感指数(コンファレンス・ボード)
・ 23:00 米国 6月 新築住宅販売件数 前月比
23:00 米国 6月 新築住宅販売件数 年率換算件数
23:00 米国 7月 リッチモンド連銀製造業指数
02:00 米国 米財務省2年債入札(350億ドル)
・ 03:00 米国 ホーニッグ米カンザスシティー連銀総裁議会証言
※経済指標の発表予定は予告なく変更になることがあります。

2011年7月25日 (月)

7/25 本日の戦略-ドルはひとまず78円割れを免れたが-

おはようございます。本日も未明に東北地方に強い地震があり、起きてしまいました。3月の震災発生からそろそろ5か月近くたちますがなかなかおさまる様子が見えません。被災地の方の復興の様子も気になります。

■変化率から見た前日の通貨の強弱
豪ドル>NZドル>ドル>ポンド>円>ユーロ
※ ">" の左側の通貨が右側の通貨より強いことを示しています。

■本日の見通し
本日朝方は週末の米国で、債務上限引き上げに対して進展がなかったことから、取引開始前の市場で78.18円まで下落しましたが、野田財務相の寛までの講演での「断固たる措置を取る」との発言もあり、78円を割り込んでいはいません。今回の円高は米国での問題からのドル安であり、口先介入での効果が不調であった場合にも、G7での協調の合意を取り付けるのは難しく、日本単独の介入の合意を得られるのが精いっぱいではないでしょうか。市場もこれを見透かしていると思われ、警戒感があることでのドルの下値は試しにくいと思われますが、逆に戻りは売られやすくなっていると思われ、短期的には79円台に戻る局面があれば戻り売りが優勢となると思います。

ユーロはノルウェーのオスロでの爆弾テロ及び銃乱射については、これまでの報道によると国際テロ組織の関与の可能性が低いことで、他の国などに波及していく可能性は低いと思われます。一方、ユーロ周辺国の国債の対独スプレッドはギリシャが大幅縮小したものの、イタリア、スペインでは拡大しました。市場にはまだ懸念が残っていると思われ、ドルの弱含みがユーロの上昇要因となるかは不透明です。また、株価の下落リスクもあるため、クロス円投の上昇の可能性も限られるのではないかと思います。

■EUR/USD 日足(一目均衡表、パラボリック、トレンドライン、ストキャスティックス) EURUSD source:uedaharlowfx
ユーロ/ドルは本年5月からの高値が5/4に1.4938ドル、6/7に1.4695ドル、7/4に1.4577ドル、7/22に1.4436ドルときれいにトレンドライン(レジスタンスライン)で押さえられています。また、チャート上では一目均衡表(日足)の雲の上限の1.4453ドルがあることやストキャスティックス(スロー)が%Kスロー、%Dスローともに80を超えてきていることで、雲の下に抜けるようであれば、基準線となる1.4205ドル近辺まで下げると思います。

■日足からのテクニカルでの注目点(矢印はトレンドの方向を予想しています)
NZドル/米ドル 年初来高値更新

■変動率からの予想レンジ 08:22→NYクローズ

Ccy 予想レンジ
USDJPY 78.18 ~ 78.80
EURJPY 111.84 ~ 113.26
GBPJPY 127.24 ~ 128.46
AUDJPY 84.67 ~ 85.68
NZDJPY 67.40 ~ 68.30
CADJPY 82.32 ~ 83.30
ZARJPY 11.47 ~ 11.64
NOKJPY 14.34 ~ 14.57
MXNJPY 6.69 ~ 6.77
HKDJPY 10.02 ~ 10.12
SGDJPY 64.67 ~ 65.24
EURUSD 1.4288 ~ 1.4426

■前日のサマリー
週末の東京市場は木曜日のNY市場でのドルの下落への修正で、ドル/円は78.25円近辺から78.74円まで上昇、ユーロ/ドルは1.4440ドル近辺から1.4382ドル、ユーロ/円は112.95円近辺から113.30円近辺でのレンジとなりました。ロンドン時間帯にはギリシャ国債が買われ、対独スプレッドが大幅に縮小(約200bp=2%)となったことから、ユーロ/ドルは1.4438ドル、ユーロ/円は113.57円、ドル/円も78.71円まで上昇しました。ただ、イタリア、スペイン国債の対独スプレッドが拡大方向を示したことや、格付け会社フィッチが「ギリシャは制限的デフォルトに直面」としたことなどから、ユーロの上値は限られました。NY時間帯に入ると、ノルウェーのオスロで爆弾が爆発との報を受け、ユーロ/ドルはストップロスを巻き込み1.4324ドル、ユーロ/円は112.25円まで下落、ドル/円も78.28円まで下落しました。その後、ベイナー米下院議長が「オバマ大統領との債務問題の話し合いは合意に近づいていない。ワシントンは、ホットな週末を迎えることになるだろう」等と発言したことからドルが弱含む一方でユーロは戻しました。クローズにかけては薄いマーケットの中、ドル/円は78円台ミドル、ユーロ/ドルは1.4375ドル、ユーロ/円は112.79円まで戻しました。
クローズはドル/円が78.51円、ユーロ/ドルが1.4355ドル、ユーロ/円は112.69円。

■株価(bloomberg.co.jp)

Index 引値 前日比
日経225 10132.11 121.72
FTSE100(英) 5935.02 35.13
DAX(独) 7326.39 36.25
NYダウ(米) 12681.16 -43.25
S&P500(米) 1345.02 1.22
NASDAQ(米) 2858.83 24.40

■金利(bloomberg.co.jp)

Country 利回り 前日比
米10年債 2.96 -0.05
日本10年債 1.104 0.006
英10年債 3.10 -0.07
独10年債 2.82 -0.05

■コモディティ価格

Commodities 引値 前日比
NY金(期近) 1601.50 14.50
NY原油(期近) 99.87 0.74

■本日の指標発表(FXミュージアムより)
7/25(月)
・ 10:30 豪 4-6月期 四半期卸売物価指数(PPI) 前期比
・ 10:30 豪 4-6月期 四半期卸売物価指数(PPI) 前年同期比
・ 12:30 日本 白川方明日銀総裁講演
・ 17:00 ユーロ圏 コスタ・ポルトガル中銀総裁講演
※経済指標の発表予定は予告なく変更になることがあります。

2011年7月24日 (日)

7/25の週の見通し -米債務上限引き上げ問題が大詰め-

こんばんは。今日は長女の所属する中学の合唱部の参加する合唱祭がありましたので見に行ってきました。部員85名の大所帯でしたので、他のグループと違い目立っていました。

■ドル/円 60分足
USDJPY ※チャートをクリックすると拡大します。

■ユーロ/ドル 60分足
EURUSD ※チャートをクリックすると拡大します。

■ユーロ/円 60分足
EURJPY チャートをクリックすると拡大します。

先週はギリシャの第2次支援策を話し合うユーロ圏首脳会談を21日控えていたことで、上値が限られたものの、周辺国とドイツの国債スプレッドが縮小したこともあり、ユーロ/ドルは1.4014ドルを底に1.4273ドルまで上昇しました。21日のユーロ圏首脳会談では、「EFSF(欧州金融安定化ファシリティー)、政府融資を通じて金融機関の資本増強が可能」「EFSF、融資期間を7.5年から少なくとも15年に延長」「EFSF、ECB次第で、流通市場への介入が可能」「ギリシャへの投資や成長刺激で"マーシャルプラン"を要請」という内容が発表されると、市場の懸念が後退したため、ユーロ/ドルは1.4434ドルまで上昇、週末はイタリア、スペインの国債が下落(利回りは上昇)、ドイツとの国債スプレッドがワイドニングしたことから、やや下落してクローズしました。

ドル/円は米債務上限引き上げ問題がくすぶる中、ユーロ圏首脳会談でユーロの懸念が後退したことで、一時78.21円まで下落、レンジの取引ながら78円台での取引が多くなりました。

その他の通貨では、引き続きNZドルが対ドルで変動相場制移行後の最高値を0.8672ドルまで更新、リスク選好のセンチメントとなったことから、豪ドルやカナダドルなどが上昇しています。

■週間騰落率(JPY)
JPY
グラフをクリックすると拡大します。 ■週間騰落率(USD)
USD
グラフをクリックすると拡大します。

■今週の見通し
米債務上限引き上げ問題が大詰めに近づいています。週末、オバマ大統領は「週明けの株式市場開始までに答えが必要」と発言しています。オバマ米大統領は短期的な債務上限の引き上げについては拒否権を発動する可能性を示しており、明日のシドニー市場では市場がドル売りに反応し、ドルが一段安となる可能性があります。

また、今週は月末週となり、ドル/円では比較的ドルが売られやすい週となりますので、3/17の安値の76.25円を目指す可能性があります。その中で注目の経済指標は、米ケースシラー住宅価格指数や新築住宅販売、リッチモンド連銀指数(26日)、米耐久財受注(27日)、中古住宅販売(28日)、米4-6月期GBP速報値(29日)に注目です。ただ、やはり格付け機関による米国の格付けの引き下げの可能性も高まっており、ドルにとってかなりポジティブな材料が出てこないと、反発は難しいと思います。また、米株価が下落した場合にはリスク回避の動きとなることが予想され、スイスフランと円が買われる流れとなる可能性があります。ただ、リスク回避でのドル買いにつながるかは疑問があります。

■今週の予想レンジ

Ccy Low(下)   High(上)
ドル/円 77.30 79.80
ユーロ/ドル 1.4290 1.4570
ユーロ/円 111.60 114.30
ポンド/円 126.50 129.50
豪ドル/円 84.40 86.00
NZドル/円 66.70 69.10
南アランド/円 11.40 11.75

■日、週、月、年騰落データ Rate ※表をクリックすると拡大します。

■注目イベント
7/25(月)
・ 10:30 豪 4-6月期 四半期卸売物価指数(PPI) 前期比
・ 10:30 豪 4-6月期 四半期卸売物価指数(PPI) 前年同期比
7/26(火)
・ 07:45 NZ 6月 貿易収支
・ 08:50 日本 6月 企業向けサービス価格指数 前年同月比
・ 15:00 ドイツ 8月 GFK消費者信頼感調査
17:30 英国 4-6月期 四半期国内総生産(GDP、速報値) 前期比
・ 17:30 英国 4-6月期 四半期国内総生産(GDP、速報値) 前年同期比
・ 22:00 米国 5月 ケース・シラー米住宅価格指数
・ 22:00 米国 5月 ケース・シラー米住宅価格指数 前年同月比
・ 23:00 米国 7月 消費者信頼感指数(コンファレンス・ボード)
23:00 米国 6月 新築住宅販売件数 前月比
・ 23:00 米国 6月 新築住宅販売件数 年率換算件数
・ 23:00 米国 7月 リッチモンド連銀製造業指数
7/27(水)
・ 10:00 NZ 7月 NBNZ企業信頼感
10:30 豪 4-6月期 四半期消費者物価(CPI) 前期比
・ 10:30 豪 4-6月期 四半期消費者物価(CPI) 前年同期比
・ 15:00 ドイツ 6月 輸入物価指数 前月比
・ 15:00 ドイツ 6月 輸入物価指数 前年同月比
・ 17:00 ユーロ圏 6月 マネーサプライM3 前年同月比
・ 18:30 スイス 7月 KOF景気先行指数
・ 20:00 米国 MBA住宅ローン申請指数 前週比
21:30 米国 6月 耐久財受注 前月比
・ 21:30 米国 6月 耐久財受注・輸送用機器除く 前月比
・ 03:00 米国 米地区連銀経済報告(ベージュブック)
7/28(木)
06:00 NZ ニュージーランド準備銀行(RBNZ、NZ中央銀行)政策金利
・ 08:50 日本 6月 小売業販売額 前年同月比
・ 08:50 日本 6月 大型小売店(既存店)販売額 前年同月比
・ 16:55 ドイツ 7月 失業者数 前月比
16:55 ドイツ 7月 失業率
・ 18:00 ユーロ圏 7月 消費者信頼感(確定値)
・ 18:30 南ア 6月 卸売物価指数(PPI) 前月比
・ 18:30 南ア 6月 卸売物価指数(PPI) 前年同月比
・ 21:30 米国 前週分 新規失業保険申請件数
・ 23:00 米国 6月 住宅販売保留指数 前月比
23:00 米国 6月 中古住宅販売件数 年率換算件数
7/29(金)
・ 07:45 NZ 6月 住宅建設許可件数 前月比
・ 08:01 英国 7月 GFK消費者信頼感調査
・ 08:30 日本 6月 有効求人倍率
・ 08:30 日本 6月 全世帯家計調査・消費支出 前年同月比
08:30 日本 6月 失業率
・ 08:30 日本 7月 東京都区部消費者物価指数(CPI、生鮮食料品除く) 前年同月比
・ 08:30 日本 6月 全国消費者物価指数(CPI) 前年同月比
・ 08:30 日本 6月 全国消費者物価指数(CPI、生鮮食料品除く) 前年同月比
・ 08:50 日本 6月 鉱工業生産・速報値 前月比
・ 14:00 日本 6月 新設住宅着工戸数 前年同月比
・ 15:00 南ア 6月 マネーサプライM3 前年同月比
15:00 ドイツ 6月 小売売上高指数 前月比
・ 15:00 ドイツ 6月 小売売上高指数 前年同月比
・ 17:30 英国 6月 消費者信用残高 前月比
・ 17:30 英国 6月 マネーサプライM4 前月比
・ 17:30 英国 6月 マネーサプライM4 前年同月比
・ 18:00 ユーロ圏 6月 消費者物価指数(HICP、速報値) 前年同月比
・ 21:00 南ア 6月 貿易収支
・ 21:30 カナダ 5月 月次国内総生産(GDP) 前月比
・ 21:30 カナダ 6月 鉱工業製品価格 前月比
・ 21:30 カナダ 6月 原料価格指数 前月比
・ 21:30 米国 4-6月期 四半期実質国内総生産(GDP、速報値) 前期比年率
22:45 米国 7月 シカゴ購買部協会景気指数
・ 22:55 米国 7月 ミシガン大学消費者態度指数・確報値
経済指標の詳細はFXmuseumのFXカレンダーを参照してください。

2011年7月23日 (土)

シカゴ通貨先物非商業ポジション(7/19現在)

こんばんは。本日は涼しかったので庭の草抜きをしました。雑草はすぐに育ちますね。

22日に発表された19日現在のシカゴIMMの非商業(投機)ポジションでは、ドルのネットポジションではショート(売)が約4.5万コントラクトの増加、ユーロはネットポジションのロングが1万コントラクトを割り込み、円のネットポジションのロングは増加となっています。カナダドルはネットポジションが2週連続で増加、豪ドル、NZドルもネットポジションはロングが増加しています。

今週は米国の債務上限引き上げ問題の進展がないことや、21日に実施されたユーロ圏首脳緊急首脳会談を前にしていたことで、ドルとユーロのショート(売り)が増加する一方、他の通貨はロング(買い)が増加しました。ユーロ圏首脳会談はギリシャ支援への懸念を後退させる効果があったことから、ユーロのロングが増加したとみられます。円はロングが4万コントラクトを超えてきていますが、まだロングが増加(円高が進む)する余地は十分あると思います。

■シカゴIMM非商業ポジション

項目 Net(ネット) Dif(増減) Long(買) Short(売) All(総取組)
JPY 42,155 13,867 63,535 21,380 84,915
EUR 9,246 -3,170 58,580 49,334 107,914
GBP -6,714 18,087 26,011 32,725 58,736
CHF 11,494 3,413 21,159 9,665 30,824
CAD 27,764 12,430 52,623 24,859 77,482
AUD 77,795 10,172 90,221 12,426 102,647
NZD 21,438 1,854 23,364 1,926 25,290
MXN 42,155 13,867 63,535 21,380 84,915
source:CFTC

【USD】 USD source:CFTC

ドルは47,472コントラクトのショート増加の272,444コントラクトのショートとなりました。
※ドルのポジションは円、ユーロをはじめ、メキシコペソまでを合計して算出しています。レートはFRBのメジャーカレンシーインデックスを使用しています。

【JPY】 JPY source:CFTC

円は13,867コントラクトのロング増加の42,155コントラクトのロングとなりました。

【EUR】 EUR source:CFTC

ユーロは3,170コントラクトのロング減少の9,246コントラクトのロングになりました。

【CAD】 CAD source:CFTC

カナダは12,430コントラクトのロング増加の27,764コントラクトのロングになりました。

【NZD】 NZD source:CFTC

NZドルは1,854コントラクトのロング増加の21,438コントラクトのロングとなりました。
他のIMM通貨先物のポジション動向は上田ハーローレポートのシカゴIMM非商業ポジションを参照してください。(26日更新)

2011年7月22日 (金)

7/22 本日の戦略-テーマは米国の債務上限引き上げに移行か-

おはようございます。昨日は土用の丑の日でしたが、昨日の気温は低くて鰻という雰囲気でもなかったですね。

■変化率から見た前日の通貨の強弱
ユーロ>ポンド>豪ドル>NZドル>円>ドル
※ ">" の左側の通貨が右側の通貨より強いことを示しています。

■本日の見通し
昨日のユーロ圏首脳会談での合意内容は

・EFSF(欧州金融安定化ファシリティー)、政府融資を通じて金融機関の資本増強が可能
・EFSF、融資期間を7.5年から少なくとも15年に延長
・EFSF、ECB次第で、流通市場への介入が可能
・ギリシャへの投資や成長刺激で"マーシャルプラン"を要請

これらが懸念を後退させ、ドルの弱含みもあり、ユーロは大幅に反発しました。これですべし市場が安心できるというわけではなく、低利もしくは無償での経済援助(マーシャルプラン)を行っても、ギリシャの経済が回復しないなども十分考えられますし、ギリシャ国内での財政緊縮がうまく機能するかも懸念が残ります。また、ポルトガルやアイルランドなども不安要因としては残っていることで、楽観はできないものの、足許では最悪の状態は回避されたとみられて、市場の関心は米国の債務上限引き上げに向かうものと思われます。このため、ドル/円は既に80円が遠くなっているようで、この問題が解決しない限り79円台は戻り売りのターゲットとされそうです。

こうした中で本日は独IFO景気動向指数が発表されます。PMIが落ち込んでいることもあるので、IFOも悪化する可能性があります。ただ、市場はユーロをポジティブに見ているとみられることで影響は限定的となると思われます。

■USD/JPY 日足(ボリンジャーバンド、ストキャスティックス) USDJPY source:uedaharlowfx
ドル/円はボリンジャーバンドのバンド幅が拡大、-2σは下抜けていないものの、-2σに沿って下落しています。ストキャスティックススローは%Kスロー、%Dスローが20以下になっているものの、明らかにトレンドは下向きとなっていることから、4/6から5/5の下落幅の約5円を7/8の高値の81.47円にあてはめた76.50円近辺 = 3/17の早朝につけた安値の78.25円(当社のレートとずれはあります)を試しに行く可能性は高いとみられます。

■日足からのテクニカルでの注目点(矢印はトレンドの方向を予想しています)
ユーロ/ドル 21日移動平均線を上抜け、一目均衡表(日足)の雲の下から中へ
ポンド/ドル 一目均衡表(日足)の雲の下から中へ
NZドル/米ドル 年初来高値更新

■変動率からの予想レンジ 07:53→NYクローズ

Ccy 予想レンジ
USDJPY 77.97 ~ 78.58
EURJPY 112.08 ~ 113.48
GBPJPY 127.10 ~ 128.34
AUDJPY 84.32 ~ 85.32
NZDJPY 67.16 ~ 68.05
CADJPY 82.47 ~ 83.43
ZARJPY 11.41 ~ 11.59
NOKJPY 14.34 ~ 14.57
MXNJPY 6.67 ~ 6.75
HKDJPY 9.97 ~ 10.06
SGDJPY 64.38 ~ 64.93
EURUSD 1.4363 ~ 1.4493

■前日のサマリー
昨日は東京市場は「仏独がギリシャの支援策において、同じ位置に立つと合意した」との報道もあり、ユーロ/ドルが1.4285ドル近辺、ユーロ/円が112.60ドル近辺へと上昇、ドル/円は一時78.62円まで下落後、79.03円まで反発しました。ロンドン時間に入ると、ユンケル・ユーログループ議長が「ギリシャの選択的デフォルトは1つの可能性」と発言したことから、ユーロ/ドルが1.4139ドル、ユーロ/円が111.45円まで売られ、ドル/円は78.97円まで上昇しました。その後、ユーロ圏首脳会談の文書草案が出され、ポジティブな内容であったことから、NY時間クローズにかけてユーロ買いが継続し、ユーロ/ドルは1.4435ドル、ユーロ/円は113円台前半まで上昇しました。ドル/円は米新規失業保険申請件数が悪化したことからドルが売られ、格付け機関S&Pが米国の格付けを3カ月以内に引き下げる確率が50%とコメントしたことから、ストップロスを巻き込み78.34円をつけました。その後、NYタイムズで米大統領と下院議長、債務上限引き上げで合意が近いと報道され、一時戻したものの、ホワイトハウス、ベイナー下院議長がともに否定したことから、78.28円まで下落しました。
クローズはドル/円が78.30円、ユーロ/ドルが1.4421ドル、ユーロ/円は112.92円。

■株価(bloomberg.co.jp)

Index 引値 前日比
日経225 10010.39 4.49
FTSE100(英) 5899.89 46.07
DAX(独) 7290.14 68.78
NYダウ(米) 12724.41 152.50
S&P500(米) 1343.80 17.96
NASDAQ(米) 2834.43 20.20

■金利(bloomberg.co.jp)

Country 利回り 前日比
米10年債 3.01 0.09
日本10年債 1.098 0.013
英10年債 3.17 0.10
独10年債 2.85 0.08

■コモディティ価格

Commodities 引値 前日比
NY金(期近) 1587.00 -9.90
NY原油(期近) 99.13 0.99

■本日の指標発表(FXミュージアムより)
7/22(金)
・ 08:50 日本 前週分 対外対内証券売買契約等の状況(対内株式)
・ 08:50 日本 前週分 対外対内証券売買契約等の状況(対外中長期債)
・ 10:30 豪 4-6月期 四半期輸出物価指数 前期比
・ 10:30 豪 4-6月期 四半期輸入物価指数 前期比
17:00 ドイツ 7月 IFO企業景況感指数
・ 18:00 ユーロ圏 5月 製造業新規受注 前月比
・ 18:00 ユーロ圏 5月 製造業新規受注 前年同月比
・ 20:00 カナダ 6月 消費者物価指数(CPI) 前月比
・ 20:00 カナダ 6月 消費者物価指数(CPI) 前年同月比
・ 20:00 カナダ 6月 消費者物価指数(CPIコア) 前月比
・ 20:00 カナダ 6月 消費者物価指数(CPIコア) 前年同月比
・ 21:30 カナダ 5月 小売売上高 前月比
・ 21:30 カナダ 5月 小売売上高(除自動車) 前月比
・ 22:45 ユーロ圏 コスタ・ポルトガル中銀総裁講演
※経済指標の発表予定は予告なく変更になることがあります。

2011年7月21日 (木)

7/21 本日の戦略-ユーロ圏首脳会談で合意に至れるか-

おはようございます。本日はスペースシャトルが最後の飛行を終え帰還をする予定です。無事帰還してほしいのはもちろん、30年間お疲れ様でした。

■変化率から見た前日の通貨の強弱
円>ユーロ>ポンド>豪ドル>NZドル>ドル
※ ">" の左側の通貨が右側の通貨より強いことを示しています。

■本日の見通し
本日はユーロ圏の臨時首脳会談が予定されています。それに先立ち、サルコジ仏大統領とメルケル独首相が会談、本日朝方に両国は「フランスとドイツがギリシャの支援策において、同じ位置に立つと合意した」との声明を出しています。ギリシャの第2次支援策が本日合意に至れば、懸念は残るものの、今まで以上の楽観的な見方となると思われます。一方では、ドルは米連邦債務引き上げの問題の進展が見えてこないことに加え、プロッサー米フィラデルフィア連銀総裁が「FRBは数カ月前から米財務省と緊密に連携し、8月2日に米国がデフォルトに陥った場合の措置について検討してきた」「今は、有事の対策モードに入っている」などと発言、こちらはオバマ米大統領が共和党指導者と協議するなどしていますが、現時点では不安感を払しょくできない(2009年のリーマンショックと同様)と思われ、ドルが主要通貨に対して売られやすくなっています。このため、必然的に円が買われやすくなっているようです。本日のユーロ圏首脳会談で良い方向に合意すれば、素直にユーロが買われ、ドルが売られることとなると思います。

一方、クロス円はドルに対して上昇したものの、ドルに対しての円高が進んだことで、小幅ながら下落しています。仮に上記のようにユーロが上昇、ドルが下落した場合には、ドル/円も下落することになると思われますが、クロス円への影響は少ない(上昇したとしても小幅)と思われます。

■NZD/JPY 日足(一目均衡表、パラボリック、ストキャスティックス) USDJPY source:uedaharlowfx
NZドル/米ドルは変動相場制移行後の最高値を更新していますが、NZドル/円は7/8の高値の67.83円、7/19の高値の67.84円とダブル天井を形成する可能性があります。ストキャスティックススローでも%Kスローが80以上で推移しており、高値圏(あくまでもストキャスティックスで)にあるとみられることから、一目均衡表(日足)の基準線の65.98円近辺までの調整がある可能性があります。

■日足からのテクニカルでの注目点(矢印はトレンドの方向を予想しています)
ユーロ/ドル 一目均衡表(日足)の基準線を上抜け(僅か)

■変動率からの予想レンジ 07:35→NYクローズ

Ccy 予想レンジ
USDJPY 78.43 ~ 79.02
EURJPY 111.14 ~ 112.50
GBPJPY 126.49 ~ 127.70
AUDJPY 84.11 ~ 85.10
NZDJPY 67.05 ~ 67.94
CADJPY 82.61 ~ 83.58
ZARJPY 11.32 ~ 11.50
NOKJPY 14.18 ~ 14.40
MXNJPY 6.68 ~ 6.76
HKDJPY 10.04 ~ 10.12
SGDJPY 64.58 ~ 65.13
EURUSD 1.4159 ~ 1.4279

■前日のサマリー
昨日は東京市場は5・10日ということもあり、取引序盤は仲値に向けたドル買いでドル/円は79.32円、ユーロ/円も112.36円まで上昇しました。しかし、上海総合株価が前日比マイナスに転じるとリスク回避の動きから、ドル/円が79.00円、ユーロ/円が111.70円、ユーロ/ドルは1.4133ドルまで下落しました。ロンドン時間に入ると欧州周辺国の国債の対独スプレッドが縮小したことなどからユーロが買われ、対ドルでは1.4239ドル、対円では112.34円まで上昇、ドル/円は78.72円まで一時下落しました。NY時間には米中古住宅販売が悪化していたこともあり、78.94円まで戻していたドル/円は78.71円まで下落、78円台後半での狭いレンジの取引となりました。ユーロ/ドルは21日(木)のユーロ圏首脳会談の結果待ちから方向感に乏しく、ロンドン時間の高値からはじりじりと下落して、対ドルで1.4168ドル、対円で111.75円まで一時下落しましたが、クローズにかけては「FRBは米デフォルトの可能性に対して、準備を進めている」などとプロッサー米フィラデルフィア連銀総裁が発言したことで、ユーロ/ドルは1.4234ドル、ユーロ/円は112.07円まで戻しました。
クローズはドル/円が78.75円、ユーロ/ドルが1.4212ドル、ユーロ/円は111.96円。

■株価(bloomberg.co.jp)

Index 引値 前日比
日経225 10005.90 116.18
FTSE100(英) 5853.82 63.83
DAX(独) 7221.36 28.69
NYダウ(米) 12571.91 -15.51
S&P500(米) 1325.84 -0.89
NASDAQ(米) 2814.23 -12.29

■金利(bloomberg.co.jp)

Country 利回り 前日比
米10年債 2.93 0.05
日本10年債 1.085 0.011
英10年債 3.07 0.03
独10年債 2.76 0.09

■コモディティ価格

Commodities 引値 前日比
NY金(期近) 1596.90 -4.20
NY原油(期近) 98.14 0.64

■本日の指標発表(FXミュージアムより)
7/21(木)
・ 08:50 日本 6月 貿易統計(通関ベース)
・ 13:30 日本 5月 全産業活動指数 前月比
・ 15:00 スイス 6月 貿易収支
・ 17:00 ユーロ圏 5月 経常収支
・ 17:00 ユーロ圏 7月 製造業購買担当者景気指数(PMI、速報値)
・ 17:00 ユーロ圏 7月 サービス部門購買担当者景気指数(PMI、速報値)
・ 17:30 英国 6月 小売売上高指数 前月比
・ 20:15 米国 モルガン・スタンレー第2四半期決算
・ 21:00 米国 AT&T第2四半期決算
21:30 米国 前週分 新規失業保険申請件数
・ 21:30 米国 エバンズ米シカゴ連銀総裁講演
・ 23:00 米国 5月 住宅価格指数 前月比
・ 23:00 米国 6月 景気先行指標総合指数 前月比
23:00 米国 7月 フィラデルフィア連銀製造業景気指数
23:00 米国 バーナンキ米連邦準備理事会(FRB)議長公聴会証言
※経済指標の発表予定は予告なく変更になることがあります。

2011年7月20日 (水)

7/20 本日の戦略-リスクセンチメントの日替わり相場-

こんにちは。今回の台風は雨と風が強く速度もゆっくりしているようで警戒が必要です。ただ、コースはかなり変わっているなって思います。

■変化率から見た前日の通貨の強弱
NZドル>豪ドル>ポンド>ユーロ>ドル>円
※ ">" の左側の通貨が右側の通貨より強いことを示しています。

■本日の見通し
昨日は、米オバマ大統領の発言をきっかけに、リスク選好となり、「円」と「ドル」が売られる流れとなりました。ただ、日替わりもしくは週替わりの動きが続いていることから、これでリスク回避が終わるというのは時期尚早と思います。依然としてユーロ圏にはリスクがあり、メルケル独首相も21日の会議では全てを解決することができず、ギリシャの債務問題に関しては更なるステップが必要となるだろうと発言していることから、まだまだ不安要因が残っているといえます。昨日、一部通信社がギリシャの第2次支援における民間セクターの関与については以下の3つの選択肢があると報じたています。

(1)ギリシャ国債の買い戻しと公的部門による信用補完 (2)フランスの銀行が提案した債務のロールオーバーに基づくもの (3)金融セクターへの課税、あるいは「ウィーン方式」に沿って民間銀行とエクスポージャーの維持に合意する

上記いずれかが実施されれば、足許ではユーロに楽観的な見方が出てくる可能性があり、更に米国でも債務の上限が引き上げられれば、リスク選好につながると思います。

一方、資源国通貨などクロス円は、リスク選好の動きから「円」や「ドル」に対して上昇しました。ただ、豪ドルはRBAの議事録が発表され「最近の情報は、国内インフレ圧力の強さを評価するために更に時間をかけることが賢明であることを示している」などハト派的なトーンとなっています。このため、8月の利上げの可能性はほぼ無いと思われます。それに比べ金融政策を据え置いたカナダは声明で「コアインフレは、予想よりいくらか強い」と表明しており、年内の利上げ観測がでてきています。NZドルも対ドルでは年初来高値を更新しています。このため、楽観的なムードが続けばこれらの通貨の上昇が継続すると思います。

■日足からのテクニカルでの注目点(矢印はトレンドの方向を予想しています)
ポンド/ドル 一目均衡表(日足)の基準線を上抜け
カナダドル/円 21日移動平均線、一目均衡表(日足)の基準線を上抜け、雲の下から中へ
豪ドル/米ドル 21日移動平均線、一目均衡表(日足)の雲を上抜け
NZドル/米ドル 年初来高値更新

■変動率からの予想レンジ 08:46→NYクローズ

Ccy 予想レンジ
USDJPY 78.85 ~ 79.43
EURJPY 111.23 ~ 112.61
GBPJPY 126.91 ~ 128.14
AUDJPY 84.40 ~ 85.40
NZDJPY 67.31 ~ 68.21
CADJPY 82.80 ~ 83.79
ZARJPY 11.28 ~ 11.45
NOKJPY 14.18 ~ 14.40
MXNJPY 6.71 ~ 6.79
HKDJPY 10.09 ~ 10.17
SGDJPY 64.84 ~ 65.39
EURUSD 1.4099 ~ 1.4217

■前日のサマリー
昨日は東京市場はドル/円が手掛かり難から78.97円から79.15円までの狭いレンジの動きとなりましたが、ユーロ/ドルは1.4135ドル近辺から1.4070ドル近辺へ下落、ユーロ/円は111.80円近辺から111.20円近辺へと下落しました。ロンドン時間に入ると、欧州の株価が上昇、欧州周辺国の対独国債利回りスプレッドが縮小すると、リスク選好からユーロ/ドルは1.4217ドル、ユーロ/円が112.33円まで上昇しました。NY時間にはメルケル独首相が「21日(木)の会議は、全ての問題を解決することができない」と発言したことで、市場に失望が広がり、ユーロ/ドルは1.4138ドル、ユーロ/円は111.62円まで下落しましたが、すぐに下落前の水準に戻しました。その後、IFMスタッフが「ユーロ圏に深刻な危機波及のリスク」と発言したことやオバマ米大統領が「米上院の超党派案を支持」「(デフォルト回避に向けた)債務を巡る協議で、一定の進展があった」と発言したことから、楽観的に見方取り、ドル/円は79.28円まで上昇、ユーロ/ドルは1.4114ドル、ユーロ/円は111.65円まで下落しました。
クローズはドル/円が79.15円、ユーロ/ドルが1.4152ドル、ユーロ/円は112.06円。

■株価(bloomberg.co.jp)

Index 引値 前日比
日経225 9889.72 -84.75
FTSE100(英) 5789.99 37.18
DAX(独) 7192.67 84.75
NYダウ(米) 12587.42 202.26
S&P500(米) 1326.73 21.29
NASDAQ(米) 2826.52 61.41

■金利(bloomberg.co.jp)

Country 利回り 前日比
米10年債 2.88 -0.05
日本10年債 1.074 -0.018
英10年債 3.04 0.02
独10年債 2.67 0.03

■コモディティ価格

Commodities 引値 前日比
NY金(期近) 1601.10 -1.30
NY原油(期近) 97.50 1.57

■本日の指標発表(FXミュージアムより)
7/20(水)
・ 14:00 日本 5月 景気一致指数(CI)・改定値
・ 14:00 日本 5月 景気先行指数(CI)・改定値
・ 15:00 ドイツ 6月 生産者物価指数(PPI) 前月比
・ 17:00 南ア 6月 消費者物価指数(CPI) 前月比
・ 17:00 南ア 6月 消費者物価指数(CPI) 前年同月比
17:30 英国 英中銀金融政策委員会(MPC)議事要旨
・ 20:00 米国 MBA住宅ローン申請指数 前週比
・ 20:00 南ア 5月 小売売上高 前年同月比
・ 21:30 カナダ 5月 卸売売上高 前月比
・ 23:00 米国 6月 中古住宅販売件数 前月比
23:00 米国 6月 中古住宅販売件数 年率換算件数
23:00 ユーロ圏 7月 消費者信頼感(速報値)
※経済指標の発表予定は予告なく変更になることがあります。

2011年7月19日 (火)

7/19 本日の戦略-本日の米金融機関決済に注目-

おはようございます。この3連休は暑かったですね。休日のキャンプ中に"ぐんま昆虫の森"に行ってきました。45haの広大な施設ですが、あまりに暑過ぎて昆虫館とその周辺を見て帰ってきました。採取することはできませんが、くわがたやカブトムシなどが飛んでいるところを見られて良かったです。

■変化率から見た前日の通貨の強弱
円>ドル>NZドル>ユーロ>豪ドル>ポンド
※ ">" の左側の通貨が右側の通貨より強いことを示しています。

■本日の見通し
昨日は金融株が下落して、リスク回避モードとなり、「円」と「ドル」が買われる結果となりました。ただ、全体としては方向感がなくレンジの動きとなっています。市場の関心は米国の債務上限の引き上げにあるとみられことから、しばらくは欧米のリスク要因を見極めながら、足許では比較的問題が少ない「円」が選好されやすい地合いとなっているようで、しばらくはこの不美人投票的な動きになってくるのではないかと思います。

こうした中で、本日は、米国の金融機関の決算発表が多数予定されています。バンク・オブ・NY・メロン、バンク・オブ・アメリカ、ゴールドマン・サックス、ウエルズファーゴ、ステートストリート(時間は最下部「本日の経済指標発表予定」を参照してください。)です。米国の金融機関は欧州に対してのエクスポージャー(リスク資産への投資)を持っていないといわれて言いますので、単純に決算内容が良ければ株価が上昇、悪ければ下落となると思います。ただ、株価が上昇しなければリスク回避の動きが出やすくなると思いますので、引き続き株価が主導の動きとなると思います。

一方、欧州では引き続き、イタリアやスペインの国債の利回りの状況をウォッチする必要があります。

■USDJPY週足 (一目均衡表、パラボリック、ストキャスティックス) USDJPY source: uedaharlowfx
ドル/円の週足では、先週の下落により、パラボリックが売りのを示し、ストキャスティックス(スロー)も40以下ながらデッドクロスしました。一目均衡表(日足)の遅行線はロウソク足の下を推移しており、実勢レートも雲からは再び離れてきています。このため、しばらくはドルの弱含みが継続しそうです。

■日足からのテクニカルでの注目点(矢印はトレンドの方向を予想しています)
ポンド/ドル ストキャスティックス(スロー)がデッドクロス

■変動率からの予想レンジ 08:55→NYクローズ

Ccy 予想レンジ
USDJPY 78.69 ~ 79.28
EURJPY 110.67 ~ 112.05
GBPJPY 126.12 ~ 127.34
AUDJPY 83.24 ~ 84.20
NZDJPY 66.36 ~ 67.22
CADJPY 81.82 ~ 82.77
ZARJPY 11.19 ~ 11.36
NOKJPY 14.03 ~ 14.24
MXNJPY 6.66 ~ 6.74
HKDJPY 10.07 ~ 10.15
SGDJPY 64.66 ~ 65.22
EURUSD 1.4025 ~ 1.4174

■前日のサマリー
昨日は東京市場が海の日で休場だったこともあり、市場の参加者も少ない中で、アジアの株式市場が軟調に推移したことから、ドル/円は79.10円近辺から78.95円近辺まで下落、ユーロ/ドルも1.4125ドル近辺から1.4050ドル近辺、ユーロ/円は111.70円近辺から111.03円近辺まで下落、リスク回避のムードとなりました。ロンドン時間にはイタリアの10年債利回りが一時6.02%まで上昇したことや英国やフランスの銀行株が下落したことを背景にリスク回避のドル買いとなり、ドル/円は78.95円から79.10円近辺まで上昇、ユーロ/ドルは1.4015ドルから1.4072ドルでのレンジの動き、ユーロ/円は一時110.66円まで下落したものの、111.28円まで回復しました。NY時間には株価の動向を見ながらドルは79円台前半でドルは小幅な動き、ユーロは米経済指標の悪化で1.4095ドルまで上昇後、1.4019ドルまで下落してクローズにかけては1.4124ドルまで上昇しました。ユーロ/円も111.50円まで上昇後、110.93円まで下落し、クローズにかけて111.60円まで上昇しました。
クローズはドル/円が79.01円、ユーロ/ドルが1.4108ドル、ユーロ/円は111.52円。

■株価(bloomberg.co.jp)

Index 引値 前日比
日経225 9974.47 38.35
FTSE100(英) 5752.81 -90.85
DAX(独) 7107.92 -112.20
NYダウ(米) 12385.16 -94.57
S&P500(米) 1305.44 -10.70
NASDAQ(米) 2765.11 -24.69

■金利(bloomberg.co.jp)

Country 利回り 前日比
米10年債 2.93 0.02
日本10年債 1.092 -
英10年債 3.02 -0.05
独10年債 2.64 -0.05

■コモディティ価格

Commodities 引値 前日比
NY金(期近) 1602.40 12.30
NY原油(期近) 95.93 -1.31

■本日の指標発表(FXミュージアムより)
7/19(火)
10:30 豪 豪準備銀行(中央銀行)、金融政策会合議事要旨公表
・ 18:00 ユーロ圏 5月 建設支出 前月比
・ 18:00 ユーロ圏 5月 建設支出 前年同月比
18:00 ドイツ 7月 ZEW景況感調査(期待指数)
・ 18:00 ユーロ圏 7月 ZEW景況感調査
・ 19:30 米国 バンク・オブ・ニューヨーク・メロン第2四半期決算
・ 20:00 米国 バンク・オブ・アメリカ(BOA)第2四半期決算発表
・ 21:00 米国 ゴールドマン・サックス第2四半期決算
・ 21:00 米国 ウェルズ・ファーゴ第2四半期決算
・ 21:30 カナダ 6月 景気先行指数 前月比
・ 21:30 米国 6月 建設許可件数 前月比
・ 21:30 米国 6月 住宅着工件数 前月比
21:30 米国 6月 建設許可件数 年率換算件数
21:30 米国 6月 住宅着工件数 年率換算件数
・ 22:00 カナダ カナダ銀行 政策金利
・ 22:30 米国 ステート・ストリート第2四半期決算
※経済指標の発表予定は予告なく変更になることがあります。

2011年7月16日 (土)

シカゴ通貨先物非商業ポジション(7/12現在)

おはようございます。本日から2泊3日の予定で群馬県の小平(おだいら)の森へキャンプに行ってきます。2日ほど更新ができずご迷惑をおかけしますが、ご了承ください。

15日に発表された12日現在のシカゴIMMの非商業(投機)ポジションでは、ドルのネットポジションではショート(売)が増加、ユーロはネットポジションでロング大幅に減少、円のネットポジションのロングは増加となっています。カナダドルはネットポジションが大幅に増加、豪ドル、NZドルはネットポジションはロングが僅かに増加しています。

今週は8日の米雇用統計を受けドル安方向に進んだことや、イタリアの債務懸念でユーロが一時売られたことで、ドルとユーロでグロスではショートが増加、ユーロ以外ではドルに対してロングが増加した状態となっています。ドルのショートはまだ増加余地があります。円もロングが先週に比べ倍近くとなりましたが、内訳ではロングポジションが増加(円買いが増加)しているため、更に増加する可能性も捨てきれませんが、ポジションを閉じるときには円安のスピードも速いものと思います。ユーロはショートに転換する可能性は低いものと思われます。

■シカゴIMM非商業ポジション

項目 Net(ネット) Dif(増減) Long(買) Short(売) All(総取組)
JPY 28,288 13,961 52,277 23,989 76,266
EUR 12,416 -30,778 61,392 48,976 110,368
GBP -24,801 6,868 27,687 52,488 80,175
CHF 8,081 2,790 18,139 10,058 28,197
CAD 15,334 8,513 39,535 24,201 63,736
AUD 67,623 4,287 81,258 13,635 94,893
NZD 19,584 598 22,687 3,103 25,790
MXN 28,288 13,961 52,277 23,989 76,266
source:CFTC

【USD】 USD source:CFTC

ドルは21,742コントラクトのショート増加の224,972コントラクトのショートとなりました。
※ドルのポジションは円、ユーロをはじめ、メキシコペソまでを合計して算出しています。レートはFRBのメジャーカレンシーインデックスを使用しています。

【JPY】 jpy source:CFTC

円は13,961コントラクトのロング増加の28,288コントラクトのロングとなりました。

【EUR】 EUR source:CFTC

ユーロは30,778コントラクトのロング減少の12,416コントラクトのロングになりました。

【CAD】 CAD source:CFTC

カナダは8,513コントラクトのロング増加の15,334コントラクトのロングになりました。

【NZD】 NZD source:CFTC

NZドルは598コントラクトのロング増加の19,584コントラクトのロングとなりました。
他のIMM通貨先物のポジション動向は上田ハーローレポートのシカゴIMM非商業ポジションを参照してください。(19日更新)

2011年7月15日 (金)

7/15 本日の戦略-米消費者物価指数に注目か-

おはようございます。本日もよろしくお願いします。

■変化率から見た前日の通貨の強弱

NZドル>ポンド>ドル>ユーロ>円>豪ドル
※ ">" の左側の通貨が右側の通貨より強いことを示しています。

■本日の見通し
本日も朝方に格付け機関S&Pが米国の格付けを格下げ方向で見直すとしたことを受け、ドル/円は本日も下落しました。ただ、以前も同様なことを指摘していたことや昨日のムーディーズに続いたことで市場の反応は小さく、ドル売りは一時的となっています。主役が米国に移りつつあり、その意味では本日の消費者物価指数やNY連銀製造業景気指数、鉱工業生産、ミシガン大消費者信頼感指数など米の経済指標の内容が重要となってきます。

昨日はバーナンキ米FRB議長が上院で議会証言を行いました。ただ、下院でQE3の可能性を示唆したのとは対照的にFRBは現段階で行動をとる用意していない」と発言、下院での議会証言後のドル下落に対して警戒をして発言を変えた可能性があります。これを受けてNYダウは下落しましたがドルはそれほど上昇していません。まだ市場がこの材料に反応していいのか決めかねているように思います。少なくとも雇用の改善が示されるまではドルの上昇は厳しいと思われ、新たな悪材料が出てこなければこのレベルでのレンジとなる可能性が高いと思います。

一方、ユーロは本日ストレステストの発表が予定されています。イタリアは緊縮財政法案が昨日上院で可決され、本日は下院で信任投票が実施されます。ストレステストは10-15行が不合格となる公算で、資本増強をすると思われます。また、EU首脳会議が開催される予定であるものの、ギリシャの追加支援での各国合意の遅れがあり、開催が月曜日まで遅れる可能性があります。首脳会議で何らかのギリシャの救済がまとまればユーロにとってはプラス材料となると思われますが、ギリシャはまだまだ不安要因があり、火種を抱えているといえそうですので、1.42ドル以上でのユーロ買いも厳しいと思われます。

■日足からのテクニカルでの注目点(矢印はトレンドの方向を予想しています)
ポンド/ドル 一目均衡表(日足)の基準線を上抜け
豪ドル/円 ストキャスティックス(スロー)がゴールデンクロス
ポンド/円 ストキャスティックス(スロー)がゴールデンクロス
NZドル/米ドル 年初来高値更新

■変動率からの予想レンジ 08:46→NYクローズ

Ccy 予想レンジ
USDJPY 78.78 ~ 79.40
EURJPY 110.97 ~ 112.40
GBPJPY 126.90 ~ 128.17
AUDJPY 84.24 ~ 85.23
NZDJPY 66.17 ~ 67.07
CADJPY 81.82 ~ 82.81
ZARJPY 11.48 ~ 11.65
NOKJPY 14.09 ~ 14.31
MXNJPY 6.66 ~ 6.75
HKDJPY 10.08 ~ 10.17
SGDJPY 64.66 ~ 65.24
EURUSD 1.4009 ~ 1.4205

■前日のサマリー
昨日の東京時間帯は格付け機関ムーディーズが米国の格付けを引き下げ方向で見直すことを発表したことからドルが売られ、ドル/円は78.47円まで下落、ユーロ/ドルは1.4270ドルまで上昇、ユーロ/ドルは112.60円近辺まで上昇した後に111.65円まで下落しました。夕方には一時米銀系のまとまった買いが見られ、本邦当局による介入との憶測も呼び、ドル/円は79.60円、、ユーロ/円は112.93円まで急騰、ユーロ/ドルは1.4168ドルまで下落しましたが、すぐに水準を戻しました。ロンドン時間はイタリア国債の入札が不調で欧州周辺国とドイツの国債利回りスプレッドが拡大するなどしたことから、ユーロ/ドルは1.4258ドルから1.4156ドルへと下落、ユーロ/円も112.57円から111.87円へと下落しました。ドル/円は79円を挟んで上下20銭程度の狭いレンジの動きとなりました。NY時間にはイタリア議会が財政緊縮案を承認したことからユーロ/ドルが1.4249ドル、ユーロ/円が112.69円まで上昇しましたが、バーナンキ米FRB議長の上院での議会証言で「FRBは現段階で行動をとる用意していない」と発言したことからユーロ/ドルは1.4115ドル、ユーロ/円は11.75円へと下落、ドル/円は79.24円まで一時上昇しました。
クローズはドル/円が79.11円、ユーロ/ドルが1.4140ドル、ユーロ/円は111.88円。

■株価(bloomberg.co.jp)

Index 引値 前日比
日経225 9936.12 -27.02
FTSE100(英) 5846.95 -59.48
DAX(独) 7214.74 -53.13
NYダウ(米) 12437.12 -54.49
S&P500(米) 1308.87 -8.85
NASDAQ(米) 2762.67 -34.25

■金利(bloomberg.co.jp)

Country 利回り 前日比
米10年債 2.95 0.07
日本10年債 1.078 -0.035
英10年債 3.10 -0.01
独10年債 2.73 -0.01

■コモディティ価格

Commodities 引値 前日比
NY金(期近) 1589.30 3.80
NY原油(期近) 95.69 -2.36

■本日の指標発表(FXミュージアムより)
7/15(金)
・ 08:50 日本 日銀・金融政策決定会合議事要旨
・ 18:00 ユーロ圏 5月 貿易収支
・ 21:30 カナダ 5月 製造業出荷 前月比
21:30 米国 6月 消費者物価指数(CPI) 前月比
・ 21:30 米国 6月 消費者物価指数(CPI) 前年同月比
・ 21:30 米国 6月 消費者物価指数(CPIコア指数) 前月比
21:30 米国 7月 ニューヨーク連銀製造業景気指数
22:15 米国 6月 鉱工業生産 前月比
・ 22:15 米国 6月 設備稼働率
・ 22:55 米国 7月 ミシガン大学消費者態度指数・速報値
※経済指標の発表予定は予告なく変更になることがあります。

2011年7月14日 (木)

7/14 本日の戦略-ドルの悪材料が先行-

おはようございます。

■変化率から見た前日の通貨の強弱

NZドル>豪ドル>ユーロ>ポンド>円>ドル
※ ">" の左側の通貨が右側の通貨より強いことを示しています。

■本日の見通し
本日早朝に格付け機関ムーディーズがS&Pに続き米国債の格付けを引き下げ方向で見直すことを表明、理由は米連邦債務上限が適切な時期に引き上げられない可能性が高まっているとしています。これら格付け機関により、米国の「AAA」が引き下げられた場合には、最悪の場合、ドル安、株安、債券安のトリプル安につながる可能性があります。このため、8月にかけては米議会の動向が懸念材料となりそうです。ただ、足許では本日21時30分に発表される米小売売上高と、23時からのバーナンキ米FRB議長の上院での議会証言(目新しいものは出てこない可能性が高いです)が注目され、ドル安のトレンドが反転するかどうかです。

ユーロは下値から切り返し、1.42ドルを超えて上昇しています。ロンドン時間にはイタリアの下院が財政赤字削減法案を15日に採決する見込みであり、週末に開催されるEU財務相臨時会合とともに、一時的に不安要因が棚上げされたようです。ただ、ギリシャの第2次救済策なども決まっていないことから、目先の関心がドルに向いているだけであり、これまで何度か繰り返している「ドル」と「ユーロ」の不美人投票となっているように思います。このため、火種を抱えるユーロに懸念が高まれば再びユーロが売られることになりそうです。本日はイタリアで50億ユーロの国債の入札があり、再び関心がユーロに向くか注目です。

■USDJPY日足 (5、21移動平均線、パラボリック、乖離率) USDJPY source: Uedaharlowfx

ドル/円は5月5日の安値の79.57円を下抜けして78円台へ下落しています。21日移動平均線は下向き、パラボリックでも下落トレンドとなっています。21日移動平均線からの乖離率は-2.3%と行き過ぎとまでは言えない状況です。仮に反転の目安となる-3%の乖離率で計算しますと77.85円近辺となります。

■日足からのテクニカルでの注目点(矢印はトレンドの方向を予想しています)
ポンド/ドル 21日移動平均線を上抜け
NZドル/円 21日移動平均線、一目均衡表(日足)の雲を上抜け
豪ドル/米ドル 21日移動平均線、一目均衡表(日足)の雲を上抜け
NZドル/米ドル 年初来高値更新

■変動率からの予想レンジ 08:07→NYクローズ

Ccy予想レンジ
USDJPY78.68 ~ 79.27
EURJPY110.95 ~ 112.39
GBPJPY126.41 ~ 127.67
AUDJPY84.39 ~ 85.40
NZDJPY65.64 ~ 66.51
CADJPY81.84 ~ 82.84
ZARJPY11.52 ~ 11.69
NOKJPY14.12 ~ 14.35
MXNJPY6.68 ~ 6.77
HKDJPY10.08 ~ 10.16
SGDJPY64.57 ~ 65.13
EURUSD1.4025 ~ 1.4229

■前日のサマリー
昨日の東京時間帯は早朝6時過ぎにドル/円がストップロスを巻き込み78.48円まで下落したことから、ユーロ/円も109.59円、豪ドル/円83.15円、ポンド/円129.40円などクロス円も大幅に下落しました。しかし、3月18日の介入を連想させ、急落後は急激に下落前の水準へと戻しました。その後、中国のGDPなどが市場予想を上回ったことで、アジアの株価が上昇すると、ドル/円は79.57円、ユーロ/円も111.57円まで上昇、ユーロ/ドルは1.3960ドル近辺から1.4035ドル近辺でも動きとなりました。ロンドン時間もドル売りが継続し、ドル/円は79.18円まで下落、ユーロ/ドルは1.4111ドル、ユーロ/円は111.84円まで上昇しました。NY時間に入るとバーナンキ米FRB議長の下院での議会証言で、刺激策が必要なら「対応の準備も」と発言したことからドル売りとなり、ドル/円は78.89円まで下落、ユーロ/ドルは1.4193ドル、ユーロ/円は112.08円まで上昇しました。
クローズはドル/円が78.99円、ユーロ/ドルが1.4165ドル、ユーロ/円は111.87円。

■株価(bloomberg.co.jp)

Index 引値 前日比
日経225 9963.14 37.22
FTSE100(英) 5906.43 37.47
DAX(独) 7267.87 93.73
NYダウ(米) 12491.61 44.73
S&P500(米) 1317.72 4.08
NASDAQ(米) 2796.92 15.01

<

■金利(bloomberg.co.jp)
























Country 利回り 前日比
米10年債 2.88 0.01
日本10年債 1.113 0.003
英10年債 3.12 0.03
独10年債 2.74 0.04

■コモディティ価格

Commodities 引値 前日比
NY金(期近) 1585.50 23.50
NY原油(期近) 98.05 0.62

■本日の指標発表(FXミュージアムより)
/14(木)
・ 08:50 日本 前週分 対外対内証券売買契約等の状況(対内株式)
・ 08:50 日本 前週分 対外対内証券売買契約等の状況(対外中長期債)
・ 17:00 ユーロ圏 欧州中央銀行(ECB)月報
・ 18:00 ユーロ圏 6月 消費者物価指数(HICP、改定値) 前年同月比
・ 21:30 米国 前週分 新規失業保険申請件数
・ 21:30 米国 6月 卸売物価指数(PPI) 前月比
・ 21:30 米国 6月 卸売物価指数(PPIコア指数、食品・エネルギー除く) 前月比
21:30 米国 6月 小売売上高 前月比
・ 23:00 米国 5月 企業在庫 前月比
23:00 米国 バーナンキ米連邦準備理事会(FRB)議長議会証言(上院)
・ 02:00 米国 米財務省30年債入札(130億ドル)
※経済指標の発表予定は予告なく変更になることがあります。

2011年7月13日 (水)

7/13 本日の戦略-ドルの弱材料もありユーロ売り小休止-

こんにちは。もうこんな時間となってしまいました。本日は早朝にまた為替が動きましたね。

■変化率から見た前日の通貨の強弱

円>ポンド>ドル>ユーロ>豪ドル>NZドル
※ ">" の左側の通貨が右側の通貨より強いことを示しています。

■本日の見通し
本日朝は東京オープン前(NYクローズ直後)にドル/円が下落し、一時78.48円の安値をつけました。クロス円も同時に下落。これは3月17日の状況とほぼ同じで市場も淡々とストップロスをこなし、売りが一巡すると戻しています。市場はユーロでの売り材料に加え、ドルの売り材料も出たことから、2日連続で円が主要通貨に対して買われています。市場ではユーロ圏のリスクについては疑心暗鬼となっていることから、新たに買う動きは手控えられていることから、ユーロに対して余程ポジティブな材料が出ないと、ユーロの戻り売り圧力は継続すると思います。

一方、円は株価が調整となったことから、主要通貨に対して2日連続で上昇、膠着していたドル/円も本日朝には78円台ミドルと3円弱動きました。クロス円はリスク回避回避からの円を買う動きで、豪ドル、NZドルを筆頭に調整となっています。市場では、既にドル/円の80円は重いとの声も聞かれ、下は79.00円や78.50円にストップがおかれているとの声も聞かれています。本日はバーナンキ米FRB議長の下院議会証言が予定されているため、公表されたFOMC議事録の内容を踏襲するような発言となった場合には、ドルが主要つか対して売られることとなり、クロス円は戻りが押さえられるものと思います。

昨日のクローズではユーロ/円が21日移動平均線から-4%の乖離となっていました。売られ過ぎとなっているものの、ユーロの下落トレンドが強く出ていることから、もう少し乖離が進む可能性がありますので、目先は手を出さないほうが無難と思われます。また、朝方の急落のパターンは3月17日と似ていますが、18日に戻したのは本邦財務省・日銀によるドル買い介入がありましたが、今回は介入の提案を行ったとされるラガルド氏はIMFの専務理事になっていますし、欧州は他国に気を使える状況ではありませんので、仮に介入が行えたとしても本邦の単独となるため、戻るが売られやすくなると思います。

■日足からのテクニカルでの注目点(矢印はトレンドの方向を予想しています)
NZドル/円 21日移動平均線を下抜け、一目均衡表(日足)の雲の上から中へ
豪ドル/米ドル 21日移動平均線、一目均衡表(日足)の雲を下抜け
NZドル/米国ドル 21日移動平均線を下抜け

■変動率からの予想レンジ 08:39→NYクローズ

Ccy予想レンジ
USDJPY78.92 ~ 79.49
EURJPY109.82 ~ 111.16
GBPJPY125.33 ~ 126.52
AUDJPY83.43 ~ 84.37
NZDJPY64.34 ~ 65.14
CADJPY81.42 ~ 82.38
ZARJPY11.43 ~ 11.59
NOKJPY13.98 ~ 14.20
MXNJPY6.64 ~ 6.72
HKDJPY10.10 ~ 10.18
SGDJPY64.37 ~ 64.91
EURUSD1.3813 ~ 1.4031

■前日のサマリー
昨日の東京時間帯は早朝のEUグループ会合では「EFSFの拡充」などが話し合われましたが結論まで至らず、日経225平均を始めアジアの株価が下落する中で、リスクを回避する動きから「円」と「ドル」が買われ、ドル/円は80.35円近辺から79.85円近辺、ユーロ/ドルは1.4045ドル近辺から1.3925ドル近辺、ユーロ/円は112.85円近辺から111.25円近辺に下落しました。ロンドン時間に入るとISDA(国債スワップデリバティブ協会)が、アイルランド銀行債にクレジットイベントが発生と一部通信社が報じたことで、ドル/円が79.18円、ユーロ/ドルが1.3838ドル、ユーロ/円が109.59円まで下落しました。その後、ECBがイタリア国債などを買っているとの噂などでユーロが切り返し、ユーロ/ドルは1.3965ドル近辺、ユーロ/円は111.35円近辺、ドル/円も79.80円近辺へと戻しました。NY時間には発表された米貿易収支が市場予想より悪化したことでドルが弱含みとなり、FOMC議事録では一部のメンバーが成長が弱い状態が続いたときは一段の金融緩和必要になる可能性があるとの発言していたことが伝わると、QE3の連想を呼び、ドル/円は78.24円まで下落しました。ユーロは弱い米雇用を受けユーロ/ドルで1.4054ドル、ユーロ/円で111.90円まで上昇したものの格付け会社ムーディーズがアイルランドの格付けを「Ba1」に引き下げたことから1.3882ドル、ユーロ/円は110.74円まで下落しました。
クローズはドル/円が79.21円、ユーロ/ドルが1.3973ドル、ユーロ/円は110.68円。

■株価(bloomberg.co.jp)

Index 引値 前日比
日経225 9925.92 -143.61
FTSE100(英) 5868.96 -60.20
DAX(独) 7174.14 -56.11
NYダウ(米) 12446.88 -58.88
S&P500(米) 1313.64 -5.85
NASDAQ(米) 2781.91 -20.71

■金利(bloomberg.co.jp)

Country 利回り 前日比
米10年債 2.88 -0.04
日本10年債 1.110 -0.035
英10年債 3.09 0.00
独10年債 2.71 0.04

■コモディティ価格

Commodities 引値 前日比
NY金(期近) 1562.30 13.10
NY原油(期近) 97.43 2.28

■本日の指標発表(FXミュージアムより)
7/13(水)
・ 13:30 日本 5月 鉱工業生産・確報値 前月比
・ 14:00 日本 金融経済月報(基本的見解)
・ 15:00 ドイツ 6月 卸売物価指数(WPI) 前月比
・ 16:15 スイス 6月 生産者輸入価格 前月比
17:30 英国 6月 失業保険申請件数
・ 17:30 英国 6月 失業率
18:00 ユーロ圏 5月 鉱工業生産 前月比
・ 20:00 米国 MBA住宅ローン申請指数 前週比
・ 21:30 米国 6月 輸入物価指数 前月比
・ 21:30 米国 6月 輸出物価指数 前月比
・ 22:10 米国 ローゼングレン米ボストン連銀総裁講演
・ 23:00 米国 バーナンキ米連邦準備理事会(FRB)議長議会証言(下院)
・ 02:00 米国 米財務省10年債入札(210億ドル)
・ 02:20 米国 フィッシャー米ダラス連銀総裁講演
・ 03:00 米国 6月 月次財政収支
※経済指標の発表予定は予告なく変更になることがあります。

2011年7月12日 (火)

7/12 本日の戦略-イタリア、ギリシャなど短期債入札に注目-

おはようございます。昨日は夕焼けではないのですが、太陽が雲の隠れているところから放射状に光が出ていましたが、そのうちのある方向だけ光が黒く見えてちょっと不思議な光景でした。写真がなくてお伝えできませんが。

■変化率から見た前日の通貨の強弱

円>ドル>ポンド>豪ドル>NZドル>ユーロ
※ ">" の左側の通貨が右側の通貨より強いことを示しています。

■本日の見通し
昨日はイタリアの債務問題で緊急会合が開かれるなど、ユーロが主要通貨に対して大幅に下落、メルケル独首相、ジェイブレ独財務相などがイタリアは債務危機の巻き添えを回避できるなどと発言しましたが、市場のリスク回避姿勢は変わらず欧米の株価が軒並み下落、米国債などが買われ米金が低下したこともあり、ドル/円で円が強含みました。結局、ユーロはユンケル・ユーログループ議長が「流通市場でのギリシャ債買い戻しを1つの選択肢」と発言したため、足許ではやや落ち着いたように思います。ただ、ギリシャ支援は難航しているほか、イタリアの債務問題もあり、本日予定されているイタリア、ベルギー、ギリシャの短期国債入札が不調に終わるとユーロが更に下落し、5/23の安値の1.3969ドルを割り込むと3/11の安値の1.3752ドル近辺まで下落する可能性があります。

一方、ドルは昨日、米オバマ大統領が「(連邦債務上限引き上げの)短期的な応急措置は検討しない」と発言するなど米国にもリスクが残っている形となっています。ただ、足許では10年債利回りが3%を割り込んでいることで、ドルは円に対して下落していますが、世界的な株安の中ではドルも買い戻しの対象となっており、主要な通貨の中では上昇しています。今週の主役はユーロですので、欧州での安心感につながる材料が出ればドルと円は売られやすくなるものの、ドル/円では引き続き方向感はないものと思います。

■日足からのテクニカルでの注目点(矢印はトレンドの方向を予想しています)
豪ドル/円 21日移動平均線、一目均衡表(日足)の雲を下抜け
カナダドル/円 21日移動平均線、一目均衡表(日足)の雲を下抜け
ユーロ/ポンド 一目均衡表(日足)の雲の上から中へ
南アランド/円 21日移動平均線、一目均衡表(日足)の雲を下抜け
ユーロ/スイス 年初来安値更新
豪ドル/米ドル ストキャスティックス(スロー)がデッドクロス、一目均衡表(日足)の雲の上から中へ

■変動率からの予想レンジ 08:04→NYクローズ

Ccy 予想レンジ
USDJPY 79.99 ~ 80.53
EURJPY 111.75 ~ 113.04
GBPJPY 126.93 ~ 128.10
AUDJPY 85.02 ~ 85.93
NZDJPY 66.13 ~ 66.88
CADJPY 82.32 ~ 83.24
ZARJPY 11.65 ~ 11.81
NOKJPY 14.37 ~ 14.59
MXNJPY 6.74 ~ 6.82
HKDJPY 10.24 ~ 10.32
SGDJPY 65.15 ~ 65.67
EURUSD 1.3876 ~ 1.4084

■前日のサマリー
昨日の東京時間帯は、ファンロンパイEU大統領がトリシェECB総裁やバロッソ欧州委員長、ユンケルEUグループ議長などユーロ圏首脳による緊急会合開催を要請したことやフィナンシャル・タイムス(FT)がギリシャ債務の一部のデフォルトを容認する可能性の記事を掲載したことなどからユーロが弱含みで推移、ユーロ/ドルは1.42ドル台前半から1.4180ドル近辺へとじりじりと下落、ドル/円は80円台ミドルから80.80円近辺まで底堅く推移しました。ユーロ/円も114円台ミドルから114円台後半での推移となりました。ロンドン時間には、メルケル独首相が「ユーロの防衛に向けあらゆる措置を取る」などと発言したものの、ユーロ売りは止まらず、ユーロ/ドルは1.41ドルを割り込み、ユーロ/円も113円台ミドル、ドル/円も80.60円近辺まで下落しました。NY時間もスペイン財務相が「イタリアは自力で債務問題解決できる」「イタリアには金融支援は不要」、ジョイブレ独財務相も「イタリアは債務危機の巻き添えを回避できる」と発言、さらにユーロ圏財務相はEMSを2013年7月に摂理する条約に署名したものの、ユーロの下げは止まらずユーロ/ドルは1.3986ドル、ユーロ/円は112.35円まで下落しました。ドル/円も80.50円のストップロスをつけると一時80.11円まで下落しました。
クローズはドル/円が80.25円、ユーロ/ドルが1.4026ドル、ユーロ/円は112.56円。

■株価(bloomberg.co.jp)

Index 引値 前日比
日経225 10069.53 -68.20
FTSE100(英) 5929.16 -61.42
DAX(独) 7230.25 -172.48
NYダウ(米) 12505.76 -151.44
S&P500(米) 1319.49 -24.31
NASDAQ(米) 2802.62 -57.19

■金利(bloomberg.co.jp)

Country 利回り 前日比
米10年債 2.92 -0.11
日本10年債 1.145 -0.033
英10年債 3.08 -0.11
独10年債 2.67 -0.16

■コモディティ価格

Commodities 引値 前日比
NY金(期近) 1549.20 7.60
NY原油(期近) 95.15 -1.05

■本日の指標発表(FXミュージアムより)
7/12(火)
・ 08:50 日本 5月 第三次産業活動指数 前月比
・ 08:50 日本 6月 国内企業物価指数 前月比
・ 08:50 日本 6月 国内企業物価指数 前年同月比
・ 10:30 豪 6月 NAB企業景況感指数
・ 00:00 日本 日銀金融政策決定会合、終了後政策金利発表
・ 14:30 frf 6月 消費者物価指数(CPI) 前月比
・ 15:00 ドイツ 6月 消費者物価指数(CPI、改定値) 前月比
・ 17:30 英国 5月 貿易収支
17:30 英国 6月 消費者物価指数(CPI) 前月比
・ 17:30 英国 6月 消費者物価指数(CPI) 前年同月比
・ 17:30 英国 6月 小売物価指数(RPI) 前月比
・ 17:30 英国 6月 小売物価指数(RPI) 前年同月比
・ 21:30 カナダ 5月 貿易収支
21:30 米国 5月 貿易収支
02:00 米国 米財務省3年債入札(320億ドル)
・ 03:00 米国 米連邦公開市場委員会(FOMC)議事要旨
※経済指標の発表予定は予告なく変更になることがあります。

2011年7月11日 (月)

7/11 本日の戦略-欧州への懸念継続か-

おはようございます。本日は東日本大震災が発生して4カ月となりました。関東から西で梅雨が明けて暑さが深刻となる中で非難されている方の健康が気になります。できるだけの支援は続けたいと思います。

■変化率から見た前日の通貨の強弱

円>NZドル>豪ドル>ポンド>ドル>ユーロ

※ ">" の左側の通貨が右側の通貨より強いことを示しています。

■本日の見通し
週末の米雇用統計では、非農業部門の増加は示されているものの、過去2カ月が下方修正されるなど力強さは見えてきません。雇用が増加した業種が限られているため、非農業部門で減少となるようだと、現在の量的緩和(償還を迎えたもののみ再投資)が継続する続くと思われ、週末発表された中国の消費者物価指数の上昇も中国の継続的な利上げを連想させることになるため、グローバルな景気の後退につながる可能性があります。こうした中で、短期的には株価が下落するとリスク回避からの「ドル買い」と「円買い」が起こりやすいといえ、豪ドルなどが影響を受けて下げ圧力がかかりやすいと思います。

ユーロはイタリアの銀行に懸念が出たことで、ミラノの株式市場で金融株が売られ、ユーロも下落しました。先週のポルトガルに続きイタリアの銀行にも懸念が出ていることで、今週15日に発表されるストレステストを前にリスク回避の姿勢が出やすくなるものと思います。引き続きユーロの上値は抑えられやすくなると思います。

一方、変動相場制に移行してからの最高値を更新したNZドル/米ドルは14日にGDPの発表が予定されていて、2月の地震の影響からは小幅ながら成長が見込まれているようです。欧米に懸念が出ていることや豪は炭素税の導入を巡って景気の減速の可能性があること(ギラード首相の公約に反する)から、豪よりNZドルが選好される可能性は高いのですが、シカゴ通貨先物のポジションではNZドルのロングが溜まっていることから要注意です。

■NZDJPY 日足(一目均衡表、パラボリック、ストキャスティックススロー) NZDJPY source: Uedaharlowfx

NZドル/円は先週末に5/31につけた高値の67.40円更新し67.83円まで伸ばしました。ただ、足は下にヒゲの長い陰線となっています。一目均衡表(日足)でみると、3/30に雲の上に抜け出て以来、雲でさぽーされた状態が続いていますので、調整が起こっても雲の上限となる65.51円近辺ではサポートされるのではないかとみています。ストキャスティックス(スロー)が80以上で推移していることもあり、いつ調整が起きてもおかしくないといえます。

■日足からのテクニカルでの注目点(矢印はトレンドの方向を予想しています)
ユーロ/ドル 一目均衡表(日足)の雲の下へ
ドル/円 一目均衡表(日足)の雲の下へ
ユーロ/円 21日移動平均線、位置も均衡表(日足)の基準線を下抜け
ドル/スイス 21日移動平均線、位置も均衡表(日足)の基準線を下抜け
ユーロ/ポンド 21日移動平均線、位置も均衡表(日足)の基準線を下抜け
ユーロ/スイス 21日移動平均線、位置も均衡表(日足)の基準線を下抜け
NZドル/米ドル 年初来高値更新

■変動率からの予想レンジ 08:09→NYクローズ

Ccy予想レンジ
USDJPY80.35 ~ 80.88
EURJPY114.14 ~ 115.42
GBPJPY128.62 ~ 129.76
AUDJPY86.28 ~ 87.19
NZDJPY67.13 ~ 67.91
CADJPY83.46 ~ 84.39
ZARJPY11.93 ~ 12.08
NOKJPY14.76 ~ 14.97
MXNJPY6.89 ~ 6.97
HKDJPY10.32 ~ 10.40
SGDJPY65.79 ~ 66.31
EURUSD1.4145 ~ 1.4320

■前日のサマリー
昨日の東京時間帯は米雇用統計の発表を控え模様眺めとなり、ドル/円は81.21円から81.32円、ユーロ/ドルは1.4334ドルから1.4368ドル、ユーロ/円は116.52円から116.80円のレンジでの狭い動きとなりました。ロンドン時間ではイタリアの銀行に懸念が出てユーロ/ドルは1.4228ドル、ユーロ/円は115.72ドルまで下落、ドル/円は81.30円近辺まで上昇しました。NY時間には雇用統計発表直前にドル/円が81.49円まで上昇しましたが、大幅に下振れした雇用統計を受け、80.51円まで下落しました。ユーロ/ドルは米雇用統計の下振れやイタリアの株式市場で金融株が下落したことなどから、1.4205ドルまで下落後、1.4351ドルまで急騰、再び1.4212ドルまで下落するという荒い動きとなり、ユーロ/円も114.87円、115.67円、114.67円とこちらも荒い値動きとなりました。
クローズはドル/円が80.59円、ユーロ/ドルが1.4258ドル、ユーロ/円は114.89円。

■株価(bloomberg.co.jp)

Index 引値 前日比
日経225 10137.73 66.59
FTSE100(英) 5990.58 -63.97
DAX(独) 7402.73 -68.71
NYダウ(米) 12657.20 -62.29
S&P500(米) 1343.80 -9.42
NASDAQ(米) 2859.81 -12.85

■金利(bloomberg.co.jp)

Country 利回り 前日比
米10年債 3.03 -0.11
日本10年債 1.178 0.000
英10年債 3.19 -0.10
独10年債 2.83 -0.14

■コモディティ価格

Commodities 引値 前日比
NY金(期近) 1541.60 11.00
NY原油(期近) 6.20 -2.47

■本日の指標発表(FXミュージアムより)
7/11(月)
・ 08:50 日本 6月 マネーストックM2 前年同月比
・ 10:30 豪 5月 住宅ローン件数 前月比
・ 14:00 日本 6月 消費者態度指数・一般世帯
・ 21:00 ユーロ圏ボトニー・オーストリア中銀総裁講演
・ 21:15 カナダ 6月 住宅着工件数
※経済指標の発表予定は予告なく変更になることがあります。

2011年7月10日 (日)

7/11の週の見通し -週末発表の中国の経済指標の評価は?-

こんばんは。今日も暑かったですね。今日は節電対策で家の蛍光灯を少し(3本のところを1本)はずして、PCの輝度も数ランク落としました。

■ドル/円 60分足 USDJPY ※チャートをクリックすると拡大します。

■ユーロ/ドル 60分足 EURUSD ※チャートをクリックすると拡大します。

■ユーロ/円 60分足 EURJPY チャートをクリックすると拡大します。

先週はギリシャの緊縮財政法案が無事通過したことで楽観的なムードが先行するかと思われましたが、格付け機関S&Pが「債務のロールオーバー計画は、ギリシャを選択的デフォルトとみなす可能性がある」との見解を示したことや別の格付け機関ムーディーズがポルトガルの長期国債格付けを「Baa1」から「Ba2」に引き下げ、見通しを「ネガティブ」としたことから、ユーロが週初から弱含みで推移、週初の1.4577ドルからECB理事会直後には1.4221ドルまで下落しました。ECB理事会では市場の予想通り政策金利を0.25%引き上げ1.50%とした後、トリシェECB総裁は「ECBは物価上昇リスクを考えれば利上げは必要」などと発言したことから1.4373まで上昇しましたが、週末には米雇用統計の失速などもあり一時1.4202ドルまで下落しました。

ドル/円は狭いレンジながら比較的リスクをとる動きから、ドルと円が売られたことで週初の80.71円から週末の雇用統計前には81.47円まで上昇しました。しかし、米雇用統計が非農業部門雇用者数で1.8万人増と市場の予想から大幅に悪化するとドルが80.50円まで急落しました。

その他の通貨では、豪ドルが週初の小売売上高の悪化から下落したものの、豪の雇用統計で市場の予想より上ブレしたことから、87.72円と6/1の67.58円の高値を更新しましたが、米国の雇用統計の失速から87円を割り込んでクローズしています。また、NZドル/米国ドルは変動相場制移行以来の史上最高値を更新し08879ドルの高値を付けました。

■週間騰落率(JPY) JPY
グラフをクリックすると拡大します。 ■週間騰落率(USD) USD グラフをクリックすると拡大します。

■今週の見通し
今週は先週週末に発表された米国の雇用統計で財政悪化などから地方政府での人員削減が進み、政府部門が6カ月連続のマイナスとなるなど雇用を取り巻く環境は悪化しています。また、全体の非農業部門雇用者数も過去2カ月が下方修正されたことも嫌気されました。ただ、クローズにかけては米新規失業保険申請件数が足許ではそれほど悪化していないことから、更に雇用が悪化する可能性は引くのではないかとの見方が出たこともあり、ドル/円は80円台ミドルで下げ止まっているため、14日(木)の小売売上高や15日(金)のNY連銀製造業景気指数、ミシガン大消費者信頼感指数を見て判断することとなりそうです。そのため、ドル/円は80円割れが一時あるかもしれませんが80円台では底堅く推移するものと思います。

また、9日10時30分に中国の消費者物価指数が発表されて市場予想(6.2%)を上回る6.4%、10日に発表された中国の貿易黒字は223億ドルに拡大しています。市場がどちらを材料視するか予想がつきにくいところではありますが、中国は先週政策金利を0.25%引き上げたばかりであり、次の利上げに踏み切るまではまだ時間的な猶予があると思われ、仮に貿易黒字を材料とすれば、豪ドルやNZドルが上昇するものと思います。

ユーロはストレステストの発表を控えていますし、イタリアの銀行に一時懸念が出て、イタリアやスペインの株価が下落したこともあり、リスク回避の動きが出ると、ユーロの一段安につながる可能性があります。

■今週の予想レンジ

Ccy Low(下)   High(上)
ドル/円 80.00 81.30
ユーロ/ドル 1.4050 1.4380
ユーロ/円 113.50 116.70
ポンド/円 128.20 130.80
豪ドル/円 85.90 87.70
NZドル/円 66.30 68.20
南アランド/円 11.80 12.15

■日、週、月、年騰落データ rate ※表をクリックすると拡大します。

■注目イベント 7/11(月)
・ 08:50 日本 6月 マネーストックM2 前年同月比
・ 10:30 豪 5月 住宅ローン件数 前月比
・ 14:00 日本 6月 消費者態度指数・一般世帯
・ 21:15 カナダ 6月 住宅着工件数
7/12(火)
・ 08:01 英国 6月 英小売連合(BRC)小売売上高調査 前年同月比
・ 08:01 英国 6月 英王立公認不動産鑑定士協会(RICS)住宅価格指数
・ 08:50 日本 5月 第三次産業活動指数 前月比
・ 08:50 日本 6月 国内企業物価指数 前月比
・ 08:50 日本 6月 国内企業物価指数 前年同月比
・ 10:30 豪 6月 NAB企業景況感指数
・ 00:00 日本 日銀金融政策決定会合、終了後政策金利発表
・ 15:00 ドイツ 6月 消費者物価指数(CPI、改定値) 前月比
・ 17:30 英国 5月 貿易収支
17:30 英国 6月 消費者物価指数(CPI) 前月比
・ 17:30 英国 6月 消費者物価指数(CPI) 前年同月比
・ 17:30 英国 6月 小売物価指数(RPI) 前月比
・ 17:30 英国 6月 小売物価指数(RPI) 前年同月比
・ 21:30 カナダ 5月 貿易収支
21:30 米国 5月 貿易収支
・ 03:00 米国 米連邦公開市場委員会(FOMC)議事要旨
7/13(水)
・ 13:30 日本 5月 鉱工業生産・確報値 前月比
・ 14:00 日本 金融経済月報(基本的見解)
・ 15:00 ドイツ 6月 卸売物価指数(WPI) 前月比
・ 16:15 スイス 6月 生産者輸入価格 前月比
・ 17:30 英国 6月 失業保険申請件数
・ 17:30 英国 6月 失業率
・ 18:00 ユーロ圏 5月 鉱工業生産 前月比
・ 20:00 米国 MBA住宅ローン申請指数 前週比
・ 21:30 米国 6月 輸入物価指数 前月比
・ 21:30 米国 6月 輸出物価指数 前月比
・ 03:00 米国 6月 月次財政収支
7/14(木)
07:45 NZ 1-3月期 四半期国内総生産(GDP) 前期比
・ 08:50 日本 前週分 対外対内証券売買契約等の状況(対内株式)
・ 08:50 日本 前週分 対外対内証券売買契約等の状況(対外中長期債)
・ 17:00 ユーロ圏 欧州中央銀行(ECB)月報
・ 18:00 ユーロ圏 6月 消費者物価指数(HICP、改定値) 前年同月比
21:30 米国 前週分 新規失業保険申請件数
・ 21:30 米国 6月 卸売物価指数(PPI) 前月比
・ 21:30 米国 6月 卸売物価指数(PPIコア指数、食品・エネルギー除く) 前月比
21:30 米国 6月 小売売上高 前月比
・ 23:00 米国 5月 企業在庫 前月比
7/15(金)
・ 08:50 日本 日銀・金融政策決定会合議事要旨
・ 18:00 ユーロ圏 5月 貿易収支
・ 21:30 カナダ 5月 製造業出荷 前月比
21:30 米国 6月 消費者物価指数(CPI) 前月比
・ 21:30 米国 6月 消費者物価指数(CPI) 前年同月比
・ 21:30 米国 6月 消費者物価指数(CPIコア指数) 前月比
21:30 米国 7月 ニューヨーク連銀製造業景気指数
・ 22:15 米国 6月 鉱工業生産 前月比
・ 22:15 米国 6月 設備稼働率
22:55 米国 7月 ミシガン大学消費者態度指数・速報値
経済指標の詳細はFXmuseumのFXカレンダーを参照してください。

2011年7月 9日 (土)

シカゴ通貨先物非商業ポジション(7/5現在)

こんばんは。今日の昼間はすごく暑かったですね。

8日に発表された5日現在のシカゴIMMの非商業(投機)ポジションでは、円ロングは先週とほとんど変わらず、ドルのネットポジションではショート(売)が大幅に増加しました。ユーロはネットポジションでロング2週連続で増加、カナダドルはネットポジションが1週でロング転換、豪ドルのネットポジションはロングが増加しています。

今週は後半にECBの金融政策や米国の雇用統計などのイベントがあり、5日のポジションからは大きく変わっている可能性があります。ただ、状況としてはドルのネットシートが大幅に増加した可能性があり、今後もドルのショートが増加するのではないかと思われます。また、スイスフランや豪ドルなどのネットロングの増加も継続するのではないでしょうか。円は小幅な増加に留まっているため方向感がない状態と思います。

■シカゴIMM非商業ポジション

項目 Net(ネット) Dif(増減) Long(買) Short(売) All(総取組)
JPY 14,327 704 34,595 20,268 54,863
EUR 43,194 10,207 81,860 38,666 120,526
GBP -31,669 -13,320 28,634 60,303 88,937
CHF 5,291 -4,657 15,983 10,692 26,675
CAD 6,821 8,684 31,346 24,525 55,871
AUD 63,336 16,439 82,079 18,743 100,822
NZD 18,986 622 22,648 3,662 26,310
MXN 14,327 704 34,595 20,268 54,863
source:CFTC

【USD】 USD source:CFTC

ドルは55,546コントラクトのショート増加の203,230コントラクトのショートとなりました。
※ドルのポジションは円、ユーロをはじめ、メキシコペソまでを合計して算出しています。レートはFRBのメジャーカレンシーインデックスを使用しています。

【JPY】 JPY source:CFTC

円は704コントラクトのロング増加の14,327コントラクトのロングとなりました。

【EUR】 EUR source:CFTC

ユーロは10,207コントラクトのロング増加の43,194コントラクトのロングになりました。

【CAD】 CAD source:CFTC

カナダは8,684コントラクトのロング増加の6,821コントラクトのロングになりました。

【NZD】 NZD source:CFTC

NZドルは622コントラクトのロング増加の18,986コントラクトのロングとなりました。
他のIMM通貨先物のポジション動向は上田ハーローレポートのシカゴIMM非商業ポジションを参照してください。(11日更新)

2011年7月 8日 (金)

7/8 本日の戦略-予想以上のADP上振れでNFPへの期待先行-

おはようございます。本日も暑くなるという予報ですが、今週火曜日ころからクーラーを入れているわけではないのに風邪をひいてしまいました。

■変化率から見た前日の通貨の強弱

NZドル>円>豪ドル>ドル>ポンド>ユーロ
※ ">" の左側の通貨が右側の通貨より強いことを示しています。

■本日の見通し
昨日は予想外にADP雇用調査が上振れし、予想の倍以上となる15.7万人増となったことで、本日の21時30分の米国雇用統計にも期待がもたれています。市場予想でも現在10.5万人と若干の上方修正がされているようです。ただ、市場では昨日の結果でかなり良い内容を織り込んだ可能性があり、15人増が一つの分岐点になるのではないかと思います(15万人に届かない場合はドルの下落か)。

ユーロはECBが予想通り0.25%の利上げを行いました。その後の記者会見でも「ECBは物価上昇リスクを考えれば利上げは必要」とタカ派的なスタンスを継続、早ければ9月にも利上げをする可能性があります。ただ、一方では、ポルトガルに対して担保適用規則の運用を注視する」と発言し、ECBがポルトガル債を担保として受け入れることを表明し、ECBがリスクを負うことになります。利上げの効果が一巡した後は引き続きユーロ圏の財政問題に注目が戻る可能性があります。本日はIMF理事会でギリシャへの33億ユーロの融資が承認されると思います。

昨日の動きを見ていますと、先週からの楽観的な見方が継続しています。株価が上昇を続けていることもあり、市場はリスク選好モードのようです。ただ、来週以降米国の4-6月の企業決算の発表が出てきますので、株価の動きにも注意する必要があると思います。

■日足からのテクニカルでの注目点(矢印はトレンドの方向を予想しています)
ユーロ/ドル 一目均衡表(日足)の雲の下から中へ
豪ドル/円 一目均衡表(日足)の雲の上へ
カナダドル/円 一目均衡表(日足)の雲の下から中へ
NZドル/円 一目均衡表(日足)の雲の上へ

■変動率からの予想レンジ 09:15→NYクローズ

Ccy 予想レンジ
USDJPY 81.00 ~ 81.52
EURJPY 115.92 ~ 117.19
GBPJPY 129.07 ~ 130.22
AUDJPY 87.05 ~ 87.98
NZDJPY 67.32 ~ 68.10
CADJPY 84.27 ~ 85.18
ZARJPY 12.06 ~ 12.21
NOKJPY 14.98 ~ 15.20
MXNJPY 6.97 ~ 7.05
HKDJPY 10.38 ~ 10.46
SGDJPY 66.22 ~ 66.73
EURUSD 1.4265 ~ 1.4421

■前日のサマリー
昨日の東京時間帯は10時30分に発表された豪の新規雇用者数が市場予想から上振れしたことで、豪ドルが上昇、対円で86.60円近辺から87.00円近辺、対ドルで1.0695ドル近辺から1.0750ドル近辺へと上昇しました。それ以外では特に目立った動きはなく、ドル/円は80.80円から81.02円、ユーロ/ドルは1.4312ドルから1.4347ドル、ユーロ/円は115.83円から116.12円までのレンジの動きとなりました。ロンドン時間はムーディーズがポルトガル銀行の政府保証債務の格付けを引き下げたことなどでユーロ/ドルが1.4277ドル、ユーロ/円が115.59円まで下落しました。NY時間では米ADP雇用調査が市場予想から上振れしたことで、ドル/円がストップロスをつけ81.41円へと上昇、ユーロ/ドルは1.4220ドル、ユーロ/円は115.54円まで下落しましたが、ECBで政策金利を0.25%引き上げた後のトリシェECB総裁の記者会見で「ECBは物価上昇リスクを考えれば利上げは必要」などと発言したことから、ユーロ/ドルは1.4375ドル、ユーロ/円は118.80円へと上昇しました。また、NYダウも続騰したことで、市場は全般的にリスク選好となりました。
クローズはドル/円が81.23円、ユーロ/ドルが1.4359ドル、ユーロ/円は116.65円。

■株価(bloomberg.co.jp)

Index 引値 前日比
日経225 10071.14 -11.34
FTSE100(英) 6054.55 51.63
DAX(独) 7471.44 40.25
NYダウ(米) 12719.49 93.47
S&P500(米) 1353.22 14.00
NASDAQ(米) 2872.66 38.64

■金利(bloomberg.co.jp)

Country 利回り 前日比
米10年債 3.14 0.03
日本10年債 1.178 -0.004
英10年債 3.29 0.05
独10年債 2.96 0.03

■コモディティ価格

Commodities 引値 前日比
NY金(期近) 1530.60 1.40
NY原油(期近) 98.67 2.02

■本日の指標発表(FXミュージアムより)
7/8(金)
・ 08:50 日本 5月 国際収支・経常収支
・ 08:50 日本 5月 国際収支・貿易収支
・ 14:00 日本 6月 景気ウオッチャー調査-現状判断DI
・ 14:45 スイス 6月 失業率
・ 15:00 ドイツ 5月 経常収支
・ 15:00 ドイツ 5月 貿易収支
・ 17:30 英国 6月 卸売物価指数(食品、エネルギー除くコアPPI) 前年同月比
・ 20:00 カナダ 6月 新規雇用者数
・ 20:00 カナダ 6月 失業率
21:30 米国 6月 非農業部門雇用者数変化 前月比
21:30 米国 6月 失業率
・ 23:00 米国 5月 卸売在庫 前月比
・ 02:30 ユーロ圏 ビニスマギ欧州中央銀行(ECB)理事講演
・ 04:00 米国 5月 消費者信用残高 前月比
※経済指標の発表予定は予告なく変更になることがあります。

2011年7月 7日 (木)

7/7 本日の戦略-利上げ期待ではユーロは買いにくい-

おはようございます。本日は七夕ですね。いつも曇りとか雨とか天気が悪いので、たまにはきれいな星空を見たいですね。

■変化率から見た前日の通貨の強弱

NZドル>円>豪ドル>ドル>ポンド>ユーロ
※ ">" の左側の通貨が右側の通貨より強いことを示しています。

■本日の見通し
昨日はポルトガルやアイルランド、イタリア、スペインの対ドイツ国債利回りのスプレッドが拡大し、リスク回避の動きにつながりました。本日はECB理事会で政策金利が0.25%引き上げられることがほぼ確実で、その後の21時30分のトリシェECB総裁の記者会見待ちとなります。前回は"strong vigilance(強い警戒)"と発言して、利上げを示唆しましたが、今回の会見では"monitor Closely(注視する)"と述べるのではないでしょうか。この場合は2カ月後の利上げの可能性を示唆することになり、利上げに対する材料出尽くし感、欧州周辺国の財政懸念からユーロは下落すると思われます。

ドルは本日21時15分にADP雇用調査、21時30分に新規失業保険申請件数の発表が予定されています。ただ、明日の雇用統計が控えていますので、余程の悪い数字でも出ない限りは影響は小幅の推移となると思います。

このあと、10時30分には豪の失業率(予想4.9%)、雇用者数変化(15,000人増)の発表が予定されています。既に8月の利上げの可能性はなくなっているとみられますが、雇用者数が増加しているようであれば豪ドルが買われることになりそうです。

■EURUSD 日足(一目均衡表、パラボリック、ストキャスティックス) EURUSD source: Uedaharlowfx

昨日もユーロ/ドルでしたが、昨日書きました目標に到達してしまいました。トレンドは下方向でパラボリックのサポートラインを下抜けしそうです。下抜けした場合には6/16の安値の1.4073ドルと7/4の高値の1.4577ドルを100%としたフィボナッチ76.4%の1.4190ドル近辺までの可能性が出てきます。

■日足からのテクニカルでの注目点(矢印はトレンドの方向を予想しています)
ユーロ/ドル 21日移動平均線、一目均衡表(日足)の雲の下

■変動率からの予想レンジ 08:29→NYクローズ

Ccy 予想レンジ
USDJPY 80.66 ~ 81.17
EURJPY 115.12 ~ 116.38
GBPJPY 128.81 ~ 129.97
AUDJPY 86.09 ~ 86.98
NZDJPY 66.53 ~ 67.30
CADJPY 83.37 ~ 84.26
ZARJPY 11.90 ~ 12.05
NOKJPY 14.80 ~ 15.01
MXNJPY 6.89 ~ 6.96
HKDJPY 10.34 ~ 10.42
SGDJPY 65.64 ~ 66.13
EURUSD 1.4239 ~ 1.4380

■前日のサマリー
昨日の東京時間帯は日経225平均株価が10,000円を回復、アジアの株価もしっかりした動きとなったことから、ドルが売られる動きとなりました。ドル/円は81.10円近辺から80.81円まで下落、ユーロ/ドルは1.4420ドル近辺から1.4467ドルへと上昇、ユーロ/円は117円近辺から116.75円まで下落しました。ロンドン時間に入ると中国が政策金利を0.25%引き上げたことやポルトガル、アイルランドとドイツの国債利回りが急拡大したことなどから、リスク回避でのドル買いから、ドル/円は81.10円まで上昇、ユーロ/ドルは1.4315ドル、ユーロ/円は116.10円近辺まで下落しました。NY時間には発表された非製造業ISMが予想より下振れしたことや欧州の株価が下振れしたことで、更にドルと円が買われ、ドル/円は80.77円、ユーロ/ドルが1.4286ドル、ユーロ/円が115.56円まで下落しました。クローズにかけてはNYダウが上昇したことで下値からは上昇してクローズしました。
クローズはドル/円が80.89円、ユーロ/ドルが1.4315ドル、ユーロ/円は115.83円。

■株価(bloomberg.co.jp)

Index 引値 前日比
日経225 10082.48 110.02
FTSE100(英) 6002.92 -21.11
DAX(独) 7431.19 -8.25
NYダウ(米) 12626.02 56.15
S&P500(米) 1339.22 1.34
NASDAQ(米) 2834.02 8.25

■金利(bloomberg.co.jp)

Country 利回り 前日比
米10年債 3.11 -0.01
日本10年債 1.182 0.010
英10年債 3.24 -0.07
独10年債 2.93 -0.08

■コモディティ価格

Commodities 引値 前日比
NY金(期近) 1529.20 16.50
NY原油(期近) 96.65 -0.24

■本日の指標発表(FXミュージアムより)
7/7(木)
・ 08:50 日本 5月 機械受注 前月比
・ 08:50 日本 前週分 対外対内証券売買契約等の状況(対内株式)
・ 08:50 日本 前週分 対外対内証券売買契約等の状況(対外中長期債)
・ 08:50 日本 6月 外貨準備高
10:30 豪 6月 新規雇用者数
10:30 豪 6月 失業率
・ 16:15 スイス 6月 消費者物価指数(CPI) 前月比
・ 17:30 英国 5月 鉱工業生産指数 前月比
・ 17:30 英国 5月 製造業生産指数 前月比
・ 19:00 ドイツ 5月 鉱工業生産 前月比
・ 20:00 英国 イングランド銀行(BOE、英中央銀行)金利発表
20:45 ユーロ圏 欧州中央銀行(ECB)政策金利
21:15 米国 6月 ADP雇用統計 前月比
21:30 ユーロ圏 トリシェECB総裁定例記者会見
・ 21:30 カナダ 5月 新築住宅価格指数 前月比
・ 21:30 米国 前週分 新規失業保険申請件数
・ 23:00 カナダ 6月 Ivey購買部協会指数
・ 01:30 米国 ホーニッグ米カンザスシティー連銀総裁講演
※経済指標の発表予定は予告なく変更になることがあります。

2011年7月 6日 (水)

7/6 本日の戦略-ユーロは悪材料で利上げ前に売り圧力-

おはようございます。ラガルト氏(元仏財務相)がIMF専務理事に就任しましたが、ストロスカーン元IMF専務理事の拘束もだんだん雲行きが怪しくなってきて、無罪となるかもしれませんね。

■変化率から見た前日の通貨の強弱

ドル>ポンド>円>豪ドル>NZドル>ユーロ
※ ">" の左側の通貨が右側の通貨より強いことを示しています。

■本日の見通し
昨日は米国の本国投資法(HIA)に対する期待が出たことやポルトガルの長期国債信用格付が4段階引き下げられたことから、ドルが主要通貨に対して上昇しました。米国のHIAは2005年のドル上昇が記憶にあります。2005年は年初に1ドル=100円を割れるかどうかの水準でしたが、12月初旬には121.40円まで上昇しています。その後、急激なポジション調整が起こり翌年1月には113.43円まで下落しました。こうした過去の記憶がHIAでのドル上昇期待につながっているものと思いますが、実際に法案が成立するか難しいところです。このため、ドルの上昇はそれほど長く続かず、週末の雇用統計次第となりそうですが、足ものとでは80.10-81.50円のレンジではないかと思います。

一方、ユーロはギリシャ以外でもソブリンリスクが浮上していることで、なかなか積極的に買うことはできません。トリシェECB総裁の発言は物価の安定はECBの責務と発言、明日のECB理事会でも政策金利が0.25%引き上げられる可能性が非常に高く、市場も100%織り込んでいるとみて間違いありません。このため、0.25%の利上げへの反応は限定的とみられ、注目は明日の21時30分のトリシェECBの記者会見となると思います。それまではユーロの上昇は押さえられるとみています。

また、昨日の豪準備銀行の政策金利発表では、政策金利が据え置かれ、声明では「2011年の成長は以前の予想ほど力強くない見込み」などとしています。豪では昨年年末から本年年初に発生した大洪水からの復興のため年間所得5万豪ドル以上の個人は0.5%、10万ドル以上の個人は1.0%それぞれ増税されることから、可処分所得の減少による消費の低迷なども予想され、明日の雇用統計もありますが、当面利上げを行わないものとみられ、下落の圧力がかかるものと思います。

■EURUSD 日足(一目均衡表、ストキャスティックス) EURUSD source: Uedaharlowfx

ユーロ/ドルは高値が5/4の1.4938ドル、6/7の1.4695ドル、7/4の1.4577と切り下がってきています。一目均衡表(日足)では雲の上から中に入っていて、ストキャスティックス(スロー)でも80以上でデッドクロスしています。このため、一目均衡表の基準線の1.4380ドルを下回るようであれば、遅行線も雲の中に入ってくることから、雲の下限の1.43ドルを目指してくると思います。

■日足からのテクニカルでの注目点(矢印はトレンドの方向を予想しています)
ユーロ/ドル ストキャスティックス(スロー)がデッドクロス、一目均衡表(日足)の雲の上から中
ユーロ/円 一目均衡表(日足)の雲の上から中
ポンド/円 21日移動平均線を上抜け
NZドル/米ドル 年初来高値更新(ただし、足は陰線)

■変動率からの予想レンジ 08:27→NYクローズ

Ccy 予想レンジ
USDJPY 80.81 ~ 81.33
EURJPY 116.23 ~ 117.48
GBPJPY 129.55 ~ 130.72
AUDJPY 86.20 ~ 87.11
NZDJPY 66.49 ~ 67.27
CADJPY 83.69 ~ 84.58
ZARJPY 11.90 ~ 12.05
NOKJPY 14.94 ~ 15.16
MXNJPY 6.89 ~ 6.97
HKDJPY 10.36 ~ 10.44
SGDJPY 65.78 ~ 66.28
EURUSD 1.4368 ~ 1.4490

■前日のサマリー
昨日の東京時間帯は5・10日の仲値で本邦輸入企業のドル買いや米国の本国投資法成立への期待からドル/円は80.75円近辺から81.10円近辺へ上昇、ユーロ/ドルは1.4540ドル近辺から1.4460ドル、ユーロ/円は117.30円から117.60円へ上昇後117.17円へと下落しました。ロンドン時間は特に材料がなく、ドル/円は81円台前半、ユーロ/ドルは1.44ドル台後半、ユーロ/円は117円台ミドルを挟んでの動きとなりました。NY時間には格付け機関ムーディーズがポルトガルの長期国債格付けを「Baa1」から「Ba2」に引き下げ、見通しを「ネガティブ」としたことでユーロが売られ、ユーロ/ドルは1.4385ドル、ユーロ/円は116.69円まで一時下落しました。ドル/円は81円台前半での小動きとなりました。
クローズはドル/円が81.04円、ユーロ/ドルが1.4425ドル、ユーロ/円は116.92円。

■株価(bloomberg.co.jp)

Index 引値 前日比
日経225 9972.46 7.37
FTSE100(英) 6024.03 6.49
DAX(独) 7439.44 -3.52
NYダウ(米) 12569.87 -12.90
S&P500(米) 1337.88 -1.79
NASDAQ(米) 2825.77 9.74

■金利(bloomberg.co.jp)

Country 利回り 前日比
米10年債 3.12 -0.06
日本10年債 1.172 0.010
英10年債 3.32 -0.04
独10年債 3.01 -0.01

■コモディティ価格

Commodities 引値 前日比
NY金(期近) 1512.70 30.10
NY原油(期近) 96.89 1.95

■本日の指標発表(FXミュージアムより)
7/6(水)
・ 14:00 日本 5月 景気一致指数(CI)・速報値
・ 14:00 日本 5月 景気先行指数(CI)・速報値
19:00 ドイツ 5月 製造業新規受注 前月比
・ 20:00 米国 MBA住宅ローン申請指数 前週比
・ 20:30 米国 6月 チャレンジャー人員削減数 前年比
・ 21:30 カナダ 5月 住宅建設許可件数 前月比
23:00 米国 6月 ISM非製造業景況指数(総合)
※経済指標の発表予定は予告なく変更になることがあります。

2011年7月 5日 (火)

7/5 本日の戦略-豪指標が悪ければ売られる公算-

おはようございます。昨日雨で本日の朝は虹ができていました。

■変化率から見た前日の通貨の強弱

NZドル>ポンド>ユーロ>円>ドル>豪ドル
※ ">" の左側の通貨が右側の通貨より強いことを示しています。

■本日の見通し
昨日は米国が休場ということとドル、ユーロともにリスクを抱えていることから、方向感を持ちにくく、狭いレンジの動きに留まりました。その中で、経済指標の悪かった豪ドルが出用通貨に対して弱含みました。本日は豪で10時30分に貿易収支、13時30分に豪準備銀行(RBA)の政策金利が発表されます。本日は4.75%のまま政策金利は据え置かれる公算です。前回のRBA議事録では一連の経済指標では利上げを正当化する緊急性を認めていないとしています。スティーブンスRBA総裁の発言からも7月27日の消費者物価指数までに、今週発表される豪失業率が悪化した場合には利上げの可能性はさらに遠のくことになると思います。

実質の週明けとなる本日は来週にかけてのギリシャ債のロールオーバーの問題と、米連某債務上限の引き上げ問題が焦点となってくると思います。その前に経済指標で米国の雇用統計があります。ギリシャ債のロールオーバーについては格付け会社S&Pが「フランスの銀行協会案が示した2つの資金提供方法のいずれも当社(S&P)の基準ではデフォルトに該当する公算が大きい」としています。ECBは格付け4社(S&P、ムーディーズ、フィッチ、カナダDBRS)がデフォルトと判断しない限り、ギリシャ債を保有残高を担保として受け入れることを続けるとしています。今後の格付け機関の動向がユーロのリスクを増大させる可能性が残っています。それが一段落すると市場の目が米国に行くと思います。ユーロのリスクを抱えつつも木曜まではレンジが継続する可能性が高いと思っています。

■AUDJPY 日足(ボリンジャーバンド、パラボリック、MACD) source: Uedaharlowfx

豪ドル/円は高値が4/11の90.01円、4/28の89.58円、6/1の87.58円、7/4の87.20円と切り下げてきています。このため、ボリンジャーバンドでは+2σを一時上に抜けたものの、バンド幅が急拡大するような状況には見えません。このまま+2σの中に入り、センターラインの85.41円を下に抜けると84円台までの下落の可能性が出てきます。ただ、パラボリックとMACDではトレンドが上向きであることが示されています。

■日足からのテクニカルでの注目点(矢印はトレンドの方向を予想しています)
特にありません。

■変動率からの予想レンジ 08:22→NYクローズ

Ccy予想レンジ
USDJPY80.51 ~ 81.04
EURJPY116.72 ~ 118.02
GBPJPY129.18 ~ 130.39
AUDJPY86.17 ~ 87.13
NZDJPY66.58 ~ 67.40
CADJPY83.55 ~ 84.50
ZARJPY11.88 ~ 12.04
NOKJPY15.00 ~ 15.22
MXNJPY6.89 ~ 6.97
HKDJPY10.32 ~ 10.39
SGDJPY65.64 ~ 66.16
EURUSD1.4496 ~ 1.4607

■前日のサマリー
昨日の東京時間帯は朝方に発表された豪小売売上高が市場の予想に反し前月比マイナスとなったことから、豪ドルが主要通貨に対して下落、発表直後には対ドルで1.0722ドル、対円で86.62円まで下落しました。ドル/円は80円台後半での狭いレンジ動きとなりましたが、格付け機関S&Pが「債務のロールオーバー計画は、ギリシャを選択的デフォルトとみなす可能性がある」との見解を示したことから、ユーロ/ドルは1.4580ドル近辺から1.4510ドル、ユーロ/円は117.75円近辺から117.12円まで下落しました。ロンドン時間序盤にはドル/円が80.54円まで下落したことで、ユーロ/ドルは1.4560ドル、ユーロ/円は117.51円まで戻しましたが、ドイツ当局者が「最終的なギリシャ債のロールオーバーモデルの決定はまだ」と発言したことで、ユーロ/ドルは1.4496ドル、ユーロ/円は117.05円近辺まで下落しました。ドル/円は80.80円近辺まで上昇。その後は米国が独利記念日で休場だったことから、手掛かりなんとなりましたが、ユーロ/ドルは1.45ドル台ミドル、ユーロ/円は117円台ミドルまで戻しました。
クローズはドル/円が80.77円、ユーロ/ドルが1.4535ドル、ユーロ/円は117.44円。

■株価(bloomberg.co.jp)

Index 引値 前日比
日経225 9965.09 97.02
FTSE100(英) 6017.54 27.78
DAX(独) 7442.96 23.52
NYダウ(米) 12582.77 -
S&P500(米) 1339.67 -
NASDAQ(米) 2816.03 -

■金利(bloomberg.co.jp)

Country 利回り 前日比
米10年債 3.18 -
日本10年債 1.140 0.000
英10年債 3.36 -0.02
独10年債 3.02 -0.01

■コモディティ価格

Commodities 引値 前日比
NY金(期近) 1482.60 -
NY原油(期近) 94.94 -

■本日の指標発表(FXミュージアムより)
7/5(火)
10:30 豪 5月 貿易収支
・ 10:30 日本 5月 毎月勤労統計調査-現金給与総額 前年同月比
13:30 豪準備銀行(中央銀行)政策金利発表
・ 17:00 ユーロ圏 6月 サービス部門購買担当者景気指数(PMI、改定値)
・ 17:30 英国 6月 サービス部門購買担当者景気指数(PMI)
・ 17:45 ユーロ圏 ノワイエ・フランス中銀総裁講演
・ 18:00 ユーロ圏 5月 小売売上高 前月比
・ 18:00 ユーロ圏 5月 小売売上高 前年同月比
・ 23:00 米国 5月 製造業新規受注 前月比
※経済指標の発表予定は予告なく変更になることがあります。

2011年7月 4日 (月)

7/4 本日の戦略-米国休場でレンジの動きと思われる-

おはようございます。昨日は昨年のキャンプの時に買った蚊取り線香があったので出してきたところ、子供が面白がってつけていました。

■変化率から見た前日の通貨の強弱

豪ドル>ユーロ>ポンド>ドル>NZドル>円
※ ">" の左側の通貨が右側の通貨より強いことを示しています。

■本日の見通し
ギリシャ問題は足許の120億ユーロの融資が決まり、次週は第2次救済策が順調にいけば決まってくるものと思います。ただ、民間のロールオーバーとのことで、格付け機関がデフォルトではないかどうかをどのような判断をするかが注目となります。その前に、7日のECB理事会で利上げを行った後(利上げはほぼ確実とみられる)のトリシェECB総裁の発言内容が連続利上げではないものの、次の利上げに対する含みを持たせるかどうかで変わってくると思います。また、格付け機関による仏や独、イタリアなどの銀行の格下げの可能性があることなどから、ギリシャが仮に終わっても楽観できる状況になるには時間がかかるものと思います。

本日は米国が独立記念日で休場となります。NY株式市場も休みとなることから、どちらかといえば先週のNYダウの上昇の影響を引きずって、株価が上昇しやすい地合いと思われます。このため、本日もリスク選好の流れが継続するのではないかと思いますが、全般的には小動きになると思います。

■USDJPY 日足(一目均衡表、パラボリック、変化率) USDJPY source: Uedaharlowfx

ドル/円は一目均衡表(日足)の雲がねじれとなったことで、雲の下限が81.32円まで切り上がりました。このため、この近辺までは上昇しやすくなったと思われます。また、パラボリックの上昇トレンドのサポートも続いていますし、遅行線もこのまま行けばロウソク足の上に抜け出てくる可能性が高まります。雲の上限が82.16円、5/19の高値が82.23円となっていますので、雲の中には入れればここまで行けるのではないかと思います。

■日足からのテクニカルでの注目点(矢印はトレンドの方向を予想しています)
ドル/円 一目均衡表(日足)の基準線を上抜け
豪ドル/円 一目均衡表(日足)の雲を上抜け
ドル/スイス 一目均衡表(日足)の基準線を上抜け
カナダドル/円 一目均衡表(日足)の雲を上抜け

■変動率からの予想レンジ 07:56→NYクローズ

Ccy 予想レンジ
USDJPY 80.55 ~ 81.11
EURJPY 116.68 ~ 118.01
GBPJPY 129.15 ~ 130.38
AUDJPY 86.58 ~ 87.55
NZDJPY 66.43 ~ 67.28
CADJPY 83.75 ~ 84.71
ZARJPY 11.88 ~ 12.05
NOKJPY 14.94 ~ 15.16
MXNJPY 6.90 ~ 6.98
HKDJPY 10.34 ~ 10.43
SGDJPY 65.66 ~ 66.20
EURUSD 1.4478 ~ 1.4604

■前日のサマリー
週末の東京時間帯は朝方には仲値に向けてのドル買いとなり、ドル/円は80.50円近辺から80.89円、ユーロ/円は116.75円近辺から117.10円近辺へ上昇、ユーロ/ドルは1.45ドル台前半から1.4467ドルへと下落しましたが、夕方にかけてはドルが売られました。ロンドン時間序盤はユーロ/ドルが1.4553ドル、ユーロ/円が117.31円まで上昇しましたが、EU財務相会合が2日の電話会議に前倒しされたことで懸念が先行し、ユーロ/ドルは1.4479ドル、ユーロ/円は117.02円まで下落。しかし、ギリシャ支援でポジティブな見方でユーロが上昇するなど動きの荒い展開となりました。NY時間はS&Pがイタリアは債務リスクに直面としたことやムーディーズが独の12行の銀行を格下げ方向で見直すとしたことなどから、ユーロの対するリスクでユーロ/ドルは1.4437ドル、ユーロ/円は116.86円まで下落しましたが、その後発表された米ISM製造業景気指数が市場予想より上ブレしたことから、ドル/円が81.15円まで上昇、米株価も5日連続の上昇となったことから、ユーロ/ドルは1.4540ドル、ユーロ/円は117.49円まで上昇しました。ドル/円は81円台を維持できずクローズしました。
クローズはドル/円が80.82円、ユーロ/ドルが1.4526ドル、ユーロ/円は117.39円。

■株価(bloomberg.co.jp)

Index 引値 前日比
日経225 9868.07 51.98
FTSE100(英) 5989.76 44.05
DAX(独) 7419.44 43.20
NYダウ(米) 12582.77 168.43
S&P500(米) 1339.67 19.03
NASDAQ(米) 2816.03 42.51

■金利(bloomberg.co.jp)

Country 利回り 前日比
米10年債 3.18 0.02
日本10年債 1.140 0.000
英10年債 3.38 0.01
独10年債 3.03 0.01

■コモディティ価格

Commodities 引値 前日比
NY金(期近) 1482.60 -20.20
NY原油(期近) 94.94 -0.48

■本日の指標発表(FXミュージアムより)
7/4(月)
・ 00:00 米国 市場休場(独立記念日)
・ 08:50 日本 6月 マネタリーベース 前年同月比
・ 10:30 豪 5月 住宅建設許可件数 前月比
10:30 豪 5月 小売売上高 前月比
・ 16:15 スイス 5月 実質小売売上高 前年同月比
・ 18:00 ユーロ圏 5月 卸売物価指数(PPI) 前月比
・ 18:00 ユーロ圏 5月 卸売物価指数(PPI) 前年同月比
・ 21:30 カナダ 5月 鉱工業製品価格 前月比
・ 21:30 カナダ 5月 原料価格指数 前月比
※経済指標の発表予定は予告なく変更になることがあります。

2011年7月 3日 (日)

7/4の週の見通し -リスク選好は継続するか-

こんばんは。今日は約4カ月ぶりに洗車をしました。かなり汚れていて落としがいがありました。

■ドル/円 60分足
※チャートをクリックすると拡大します。 USDJPY

■ユーロ/ドル 60分足
※チャートをクリックすると拡大します。 EURUSD

■ユーロ/円 60分足
EURJPY チャートをクリックすると拡大します。

先週はギリシャの緊縮財政法案の採決に関心が集まりましたが、その前の週にパパンドレウ政権が信任されたことから、29日の採決の前から楽観的な見通しとなり、NYダウが週を通して上昇、週の始値11,934.73ドルから週の終値12,582.77ドルまで5日連続の上昇となったことで、リスク・オンの動きとなったことから、ユーロや豪ドル、NZドルなどが大幅に上昇、円が下落しました。特にNZドル/米ドルは変動相場制に移行後の最高値となる0.8316ドル(6/30)まで上昇しました。一方、ドルは実施された米国債の2年・5年・7年の入札がいずれも不調だったことから、米10年債の利回りが3%を回復してきたことから、ドル/円は81円台まで一時上昇しましたが本邦の個人投資家などの売りに押され80円台後半へと下落しています。

通貨別にみると円は主要通貨に対して売られました。また、ドルもスイスフランと円以外では下落、これまでユーロ圏のリスクから上昇してきたスイスフランも下落しています。

■週間騰落率(JPY) JPY
グラフをクリックすると拡大します。 ■週間騰落率(USD) USD
グラフをクリックすると拡大します。

■今週の見通し
今週は足許のギリシャの120億ユーロ(EUが87億ユーロ、IMFが33億ユーロ)の資金援助が2日の電話会議で決まりました。第5段融資は8日のIMF理事会の承認を経て7月15日までに実施されます。このため、目先の関心は今週7日に行われるECB理事会での政策金利の引き上げ(可能性はかなり高い)後のトリシェECB総裁の記者会見で次の利上げに対して示唆されるかどうかがカギとなり、市場が期待していた内容でない場合には、"buy the rumor, sell the fact(噂で買って、事実で売る)となり、ユーロの下落につながる可能性があります。また、次のギリシャの焦点は第2次金融支援の民間部門関与の具体的な方法や規模となり、ユンケルEUグループ議長は今後数週間以内に決まるとの見通しを示しました。これが順調に決まるようであれば、ギリシャのリスクは大幅に後退することになります。ただ、13日には欧州の91の銀行のストレステストの結果が公表されますので、その内容待ちとなります。

一方の、ドルは最大の注目材料は8日の米国の雇用統計となります。2010年10月以来、非農業部門雇用者数は増加していますが、先月は増加数が5.4万件に留まっています。これが一過性のものなのか、2カ月連続となるかによって大きく変わってきます。これまで発表されているNY連銀などの雇用指数をみると、直近に発表されたISM製造業景気指数の雇用指数以外は前月より悪化しています。現在、市場の予想では8.3万人増となっていますが、これが下振れするようであればドルが下落する可能性があり、昨年も雇用が回復しない状況の中でFRBがQE2に舵を切った経緯がありますので、QE2が6月末日で終了した以降数カ月の雇用の状況には注意が必要となります。

■非農業部門雇用者数 Blog20110702_07
※図をクリックすると拡大します。

こうした欧米の経済指標の陰に隠れて、中国の製造業PMIが市場予想を下回って悪化しています。また、中国は物価上昇が続いていることもあり、政策金利を引き上げる可能性も言われています。このため、中国の景気の減速が示されてくるようだと、別の要因からリスク回避が起こり、ドルと円が買われる可能性もあります。VIX(恐怖指数)はギリシャのパパンドレウ政権の信任投票の前に大幅に上昇しましたが、15.87まで低下してきたことから、かなり市場は楽観的と見られますので、先週上がりすぎた株価の調整の可能性があります。

■今週の予想レンジ

Ccy Low(下)   High(上)
ドル/円 80.05 81.30
ユーロ/ドル 1.4400 1.4690
ユーロ/円 115.80 118.40
ポンド/円 128.40 132.30
豪ドル/円 86.30 88.70
NZドル/円 65.60 67.40
南アランド/円 11.70 12.10

■日、週、月、年騰落データ rate
※表をクリックすると拡大します。

■注目イベント 7/4(月)
・ 08:50 日本 6月 マネタリーベース 前年同月比
・ 10:30 豪 5月 住宅建設許可件数 前月比
10:30 豪 5月 小売売上高 前月比
・ 16:15 スイス 5月 実質小売売上高 前年同月比
・ 18:00 ユーロ圏 5月 卸売物価指数(PPI) 前月比
・ 18:00 ユーロ圏 5月 卸売物価指数(PPI) 前年同月比
・ 21:30 カナダ 5月 鉱工業製品価格 前月比
・ 21:30 カナダ 5月 原料価格指数 前月比
7/5(火)
10:30 豪 5月 貿易収支
・ 10:30 日本 5月 毎月勤労統計調査-現金給与総額 前年同月比
13:30 豪 豪準備銀行(中央銀行)、政策金利発表
・ 17:00 ユーロ圏 6月 サービス部門購買担当者景気指数(PMI、改定値)
・ 17:30 英国 6月 サービス部門購買担当者景気指数(PMI)
・ 18:00 ユーロ圏 5月 小売売上高 前月比
・ 18:00 ユーロ圏 5月 小売売上高 前年同月比
・ 23:00 米国 5月 製造業新規受注 前月比
7/6(水)
・ 14:00 日本 5月 景気一致指数(CI)・速報値
・ 14:00 日本 5月 景気先行指数(CI)・速報値
・ 18:00 ユーロ圏 1-3月期 四半期域内総生産(GDP、確定値) 前期比
・ 18:00 ユーロ圏 1-3月期 四半期域内総生産(GDP、確定値) 前年同期比
19:00 ドイツ 5月 製造業新規受注 前月比
・ 20:00 米国 MBA住宅ローン申請指数 前週比
・ 20:30 米国 6月 チャレンジャー人員削減数 前年比
・ 21:30 カナダ 5月 住宅建設許可件数 前月比
23:00 米国 6月 ISM非製造業景況指数(総合)
7/7(木)
・ 07:45 NZ 1-3月期 四半期国内総生産(GDP) 前期比
・ 08:50 日本 5月 機械受注 前月比
・ 08:50 日本 前週分 対外対内証券売買契約等の状況(対内株式)
・ 08:50 日本 前週分 対外対内証券売買契約等の状況(対外中長期債)
・ 08:50 日本 6月 外貨準備高
10:30 豪 6月 新規雇用者数
10:30 豪 6月 失業率
・ 16:15 スイス 6月 消費者物価指数(CPI) 前月比
・ 17:30 英国 5月 鉱工業生産指数 前月比
・ 17:30 英国 5月 製造業生産指数 前月比
・ 19:00 ドイツ 5月 鉱工業生産 前月比
・ 20:00 英国 イングランド銀行(BOE、英中央銀行)金利発表
20:45 ユーロ圏 欧州中央銀行(ECB)政策金利
21:15 米国 6月 ADP雇用統計 前月比
・ 21:30 カナダ 5月 新築住宅価格指数 前月比
・ 21:30 米国 前週分 新規失業保険申請件数
・ 23:00 カナダ 6月 Ivey購買部協会指数
7/8(金)
・ 08:50 日本 5月 国際収支・経常収支
・ 08:50 日本 5月 国際収支・貿易収支
・ 14:00 日本 6月 景気ウオッチャー調査-現状判断DI
・ 14:45 スイス 6月 失業率
・ 15:00 ドイツ 5月 経常収支
・ 15:00 ドイツ 5月 貿易収支
・ 17:30 英国 6月 卸売物価指数(食品、エネルギー除くコアPPI) 前年同月比
・ 20:00 カナダ 6月 新規雇用者数
・ 20:00 カナダ 6月 失業率
21:30 米国 6月 非農業部門雇用者数変化 前月比
21:30 米国 6月 失業率
・ 23:00 米国 5月 卸売在庫 前月比
・ 04:00 米国 5月 消費者信用残高 前月比
経済指標の詳細はFXmuseumのFXカレンダーを参照してください。

2011年7月 2日 (土)

シカゴ通貨先物非商業ポジション(6/28現在)

こんばんは。今日も暑かったですね。怪我以来約3カ月半ぶりに自転車に乗りました。さすがにスピードは出しませんでした。

1日に発表された28日現在のシカゴIMMの非商業(投機)ポジションでは、ドルのネットポジションではショート(売)が大幅に減少しました。円のネットポジションでロング(買)が減少、ユーロはネットポジションでロングが増加に転じました。カナダドルはネットポジションがショートに転換、豪ドルのネットポジションはロングが減少しています。

今週はギリシャでの緊縮財政法案の採決がおこなれたことから、これに対する懸念で週前半はリスク回避の動きから全般にドルを買い戻す動きがでました。ドル/円は米国の長期金利が上昇したことなどから、円のロングも減少しています。ただ、週後半にかけてはギリシャの財政緊縮法案が可決したことなどでリスク・オン(リスク選好)の動きとなり、株価が上昇したことなどでドルが売られているようです。このため、ドルのショートが増加していることと資源国通貨などのロングポジションが増加しているものと思われます。

■シカゴIMM非商業ポジション

項目 Net(ネット) Dif(増減) Long(買) Short(売) All(総取組)
JPY 13,623 -18,971 34,319 20,696 55,015
EUR 32,987 3,216 68,800 35,813 104,613
GBP -18,349 -6,989 27,928 46,277 74,205
CHF 9,948 -1,865 21,412 11,464 32,876
CAD -1,863 -4,067 21,896 23,759 45,655
AUD 46,897 -7,674 58,957 12,060 71,017
NZD 18,364 -485 22,242 3,878 26,120
MXN 13,623 -18,971 34,319 20,696 55,015
source:CFTC

【USD】 USD source:CFTC

ドルは32,181コントラクトのショート減少の147,684コントラクトのショートとなりました。
※ドルのポジションは円、ユーロをはじめ、メキシコペソまでを合計して算出しています。レートはFRBのメジャーカレンシーインデックスを使用しています。

【JPY】 JPY source:CFTC

円は18,971コントラクトのロング減少の13,623コントラクトのロングとなりました。

【EUR】 EUR source:CFTC

ユーロは3,216コントラクトのロング増加の32,987コントラクトのロングになりました。

【CAD】 CAD source:CFTC

カナダは4,067コントラクトのロング減少の1,863コントラクトのショートになりました。

【NZD】 NZD source:CFTC

NZドルは485コントラクトのロング減少の18,364コントラクトのロングとなりました。
他のIMM通貨先物のポジション動向は上田ハーローレポートのシカゴIMM非商業ポジションを参照してください。(4日更新)

2011年7月 1日 (金)

7/1 本日の戦略-そろそろ米国の指標に注目か-

おはようございます。本日から電力の使用制限ですね。不便は仕方ないですが、前向きに捉えて更なる節電に協力します。

■変化率から見た前日の通貨の強弱
ユーロ>NZドル>豪ドル>円>ドル>ポンド
※ ">" の左側の通貨が右側の通貨より強いことを示しています。

■本日の見通し
昨日もギリシャ関連では、ギリシャ政府が財政緊縮策を実施に移す法案を賛成155、反対136で可決しました。パパンドレウ政権は増税や資産売却など780億ユーロの規模の財政健全化策が実施できることとなり、週末のEU緊急財務相会合でEUからの融資が決定するとみられます。ただ、ここまでは既に市場が先取りしているとみられ、ここから先は株価の上昇からの市場の楽観(リスク・オン)的な動きが続くかどうかです。

また、昨日はシカゴ購買部協会景気指数(PMI)が発表され、市場予想を上回る良いないととなったことで、ドル/円が80円台後半へと上昇しました。これは先に発表されたNY連銀製造業景気指数やフィラデルフィア連銀製造業景気指数と比べ調査のタイミングが遅いために、サプライチェーンの回復とともに自動車関連の生産回復が加味されていると思います。ただ、内容を細かく見ますと指数を押し上げた要因は「生産」で、次に「新規受注」となっていますが、「雇用」は4カ月連続で低下となっていて、FRBが注目している雇用に対しては、この指数の内容からも期待が持ちにくくなっています。本日は23時に米供給管理協会(ISM)製造業景気指数が発表されますので、足許だけみると製造業ISMも回復している可能性があります。回復となればリスク・オンの動きが継続し、「円」と「ドル」が売られやすい状態が続くと思います。

■シカゴPMIの雇用指数 PMI-Chicago
source:Institute for Supply Management - Chicago
全データはこちらを参照してください。

本日朝方に発表されました日本の失業率は4.5%、全国消費者物価指数は前年比0.3%、日銀短観大企業製造業は-9となっています。日銀短観は前回の発表時には震災の影響がほとんど織り込まれていなかったことから、今回悪化しました。ただ、「円」は経済指標というより市場センチメントがリスク・オンかリスク・オフかという観点となりますので、短観などでは動きにくいようです。 ■AUDJPY 日足(一目均衡表、移動平均線、ストキャスティックス) AUDJPY source: Uedaharlowfx

豪ドル/円は6/27に84.05円まで下落した後に3日連続で上昇しました。現在は21日移動平均線を上に抜けて、一目均衡表(日足)の雲の上をうかがう展開となっています。ストキャスティックス(スロー)は%Kスローが80を超えて推移していて、短期的には買われ過ぎの水準となっていますが、雲の上に抜け出て6/1の高値の87.58円を上に抜けられれば、4/28の高値の89.58円を目指していくものと思います。

■日足からのテクニカルでの注目点(矢印はトレンドの方向を予想しています)
ドル/円 ストキャスティックス(スロー)がデッドクロス
ドル/スイス 21日移動平均線を上抜け
NZドル/米ドル 年初来高値更新

■変動率からの予想レンジ 08:11→NYクローズ

Ccy 予想レンジ
USDJPY 80.24 ~ 80.80
EURJPY 116.03 ~ 117.41
GBPJPY 128.49 ~ 129.77
AUDJPY 85.81 ~ 86.81
NZDJPY 66.30 ~ 67.19
CADJPY 83.04 ~ 84.02
ZARJPY 11.75 ~ 11.92
NOKJPY 14.80 ~ 15.04
MXNJPY 6.79 ~ 6.88
HKDJPY 10.28 ~ 10.36
SGDJPY 65.26 ~ 65.82
EURUSD 1.4440 ~ 1.4577

■前日のサマリー
昨日の東京時間帯は月末要因もあり、ドルが弱含みに推移、ドル/円は80.80円近辺から80.30近辺へ下落、ユーロ/ドルは1.4430ドル近辺から1.4519ドルへと上昇、ユーロ/ドルは116.45円近辺から116.85円近辺のレンジの動きとなりました。ロンドン時間に入ると、ドル/円は小動きとなり、ユーロ/ドルは1.4522ドルまで高値を伸ばしたものの、1.4460ドル近辺へ下落、ユーロ/円は116.68円まで戻した後、116.30円近辺へと下落しました。NY時間では、米新規失業保険申請件数が市場予想より悪化したことから、ドル/円は80.27円まで下落したものの、独政府が独の銀行とギリシャ債務で合意したことやギリシャ議会で緊縮財政実行法案が可決したことから、ユーロ/ドルは1.4538ドル、ユーロ/円は117.20円まで上昇、ドル/円は発表されたシカゴPMIが市場予想を大幅に上回る61.1(予想56.6)となったことで、ドル/円は80.86円へと上昇しました。クローズにかけては高値からは下落したものの、ドル/円は80.60円近辺、ユーロ/ドルは1.45ドル近辺、ユーロ/円は116.80円近辺となりました。
クローズはドル/円が80.54円、ユーロ/ドルが1.4498ドル、ユーロ/円は116.80円。

■株価(bloomberg.co.jp)

Index 引値 前日比
日経225 9816.09 18.83
FTSE100(英) 5945.71 89.76
DAX(独) 7376.24 82.10
NYダウ(米) 12414.34 152.92
S&P500(米) 1320.64 13.23
NASDAQ(米) 2773.52 33.03

■金利(bloomberg.co.jp)

Country 利回り 前日比
米10年債 3.16 0.05
日本10年債 1.140 0.015
英10年債 3.38 0.05
独10年債 3.02 0.04

■コモディティ価格

Commodities 引値 前日比
NY金(期近) 1502.80 -7.60
NY原油(期近) 95.42 0.65

■本日の指標発表(FXミュージアムより)
7/1(金)
・ 08:30 日本 5月 有効求人倍率
・ 08:30 日本 5月 失業率
・ 08:30 日本 6月 東京都区部消費者物価指数(CPI、生鮮食料品除く) 前年同月比
・ 08:30 日本 5月 全国消費者物価指数(CPI) 前年同月比
・ 08:30 日本 5月 全国消費者物価指数(CPI、生鮮食料品除く) 前年同月比
08:50 日本 4-6月期 日銀短観・四半期大企業製造業業況判断
08:50 日本 4-6月期 日銀短観・四半期大企業製造業先行き
08:50 日本 4-6月期 日銀短観・四半期大企業全産業設備投資 前年度比
・ 16:30 スイス 6月 SVME購買部協会景気指数
・ 17:00 ユーロ圏 6月 製造業購買担当者景気指数(PMI、改定値)
・ 17:30 英国 6月 製造業購買担当者景気指数(PMI)
・ 18:00 ユーロ圏 5月 失業率
・ 18:30 ユーロ圏 オルファニデス・キプロス中銀総裁議会証言
・ 22:55 米国 6月 ミシガン大学消費者態度指数・確報値
・ 23:00 米国 5月 建設支出 前月比
23:00 米国 6月 ISM製造業景況指数
※経済指標の発表予定は予告なく変更になることがあります。

2011年6月30日 (木)

6/30 本日の戦略-日本時間20時はギリシャの採決-

おはようございます。まだ6月というのに暑い日が続きますね。身体が慣れていないこともあり、ひときわ暑さを感じます。皆様も熱中症には注意が必要ですので、こまめに水分補給などをしましょうね。

■変化率から見た前日の通貨の強弱
NZドル>豪ドル>ユーロ>ポンド>円>ドル
※ ">" の左側の通貨が右側の通貨より強いことを示しています。

■本日の見通し
昨日は何とかギリシャで緊縮財政法案が可決されました。これにより7月3日の欧州財務相会合、7月8日のIMF理事会で融資が決定されると思います。当面は15日の国債償還と利払いが24億ユーロ予定されています。このため、足許では7月7日(木)に開催されるECB理事会での利上げの可能性が高いことを背景として、ユーロは確りした動きになると予想されます。ただ、今回の緊縮財政法案可決は問題の先送りとの見方もあり、ギリシャに返済能力があるのかが焦点となると思われます。第2次ギリシャ支援策は1,100-1,200億ユーロとみられ、デフォルト回避ができるように300億ユーロ程度の期限到来国債のロールオーバーを民間(銀行など)が自発的に行われるかどうかと思います。チャート上でも6/7の高値の1.4695ドル近辺までは可能性があります。

一方、ドル/円は5年債に続き7年債も入札が不調で利回りが上昇しています。ただ、利回りの情がドル高に結びついていないことで、ドルの上値の重さが意識されているようです。米ISM製造業指数や雇用統計などの結果待ちとなると思います。まだ、しばらくはユーロ主導の展開が続くと思います。

NZドル、豪ドルなどのクロス円が大幅に上昇しました。NYダウが3日連続で上昇していることもあり、リスク・オンの動きが続いています。ただ、米国の景気減速などの不安要因もあることから、このまま楽観的な状況が続くとは思えません。これらの通貨もチャート上では上昇トレンドのいくつかのシグナルが出ていますが、レンジの動きになるのではないと思います。

■EURJPY 日足(一目均衡表、パラボリック、MACD、ストキャスティックス) EURJPY source: Uedaharlowfx

ユーロ/円は一目均衡表(日足)の雲の上に抜け出てきましてが、雲を僅かに超えたばかりであり、遅行線も雲の中に入っていることから、明確に上昇トレンドとなったとはいえないようです。ストキャスティックス(スロー)では%Kスローが80を超えてきていることや6/7の高値の117.88円に接近していることで下落の可能性があります。今週末から次週週初にかけて雲のねじれがあることで、上に加速した場合には先々の一目均衡表(日足)の雲の上限となる118.30円近辺となると思います。

■日足からのテクニカルでの注目点(矢印はトレンドの方向を予想しています)
ユーロ/ドル 21日移動平均線を上抜け
ドル/円 一目均衡表(日足)の雲を下抜け
豪ドル/円 一目均衡表(日足)の基準線を上抜け
ドル/スイス ストキャスティックス(スロー)がゴールデンクロス
カナダドル/円 一目均衡表(日足)の基準線を上抜け
豪ドル/米ドル 21日移動平均線、一目均衡表(日足)の雲を上抜け
NZドル/米ドル 21日移動平均線を上抜け

■変動率からの予想レンジ 08:42→NYクローズ

Ccy 予想レンジ
USDJPY 80.47 ~ 81.05
EURJPY 115.81 ~ 117.24
GBPJPY 129.00 ~ 130.30
AUDJPY 85.70 ~ 86.71
NZDJPY 66.19 ~ 67.11
CADJPY 82.74 ~ 83.76
ZARJPY 11.75 ~ 11.92
NOKJPY 14.86 ~ 15.10
MXNJPY 6.79 ~ 6.87
HKDJPY 10.31 ~ 10.40
SGDJPY 65.20 ~ 65.78
EURUSD 1.4330 ~ 1.4511

■前日のサマリー
昨日の東京時間帯はギリシャの緊縮財政法案の可決を控え、東京時間は模様眺め気分からかドル/円は81円を挟んでの小動き、ユーロ/ドルは1.4340ドル近辺から1.4380ドル近辺、ユーロ/円は116.15円近辺から116.55円近辺のレンジの動きとなりました。ロンドン時間には欧州の株価が上昇したことや法案可決への楽観的な見方からドル/円は81.19円、ユーロ/ドルは1.4449ドル、ユーロ/円は117.17円まで上昇しました。ギリシャの法案の採決が日本時間21時30分ころから始まり、与党副首相が反対票を投じた(予告通り)ことで一時ユーロ売りとなったものの、22時過ぎには賛成155、反対138で可決され、ユーロ/ドルは1.4445ドル、ユーロ/円は116.98円まで上昇しましたが、材料出尽くし感から、ユーロとドルが売られて円が買われ、ドル/円は80.56円、ユーロ/ドルは1.4346ドル、ユーロ/円は115.90円を一時付けました。クローズにかけては米7年債の入札が不調だったことで、米長期金利が上昇、ドル/円は80.93円まで買われました。ユーロは米株価の上昇に伴い、ユーロ/ドルは1.4440ドル近辺、ユーロ/円は116.75円近辺まで上昇しました。
クローズはドル/円が80.76円、ユーロ/ドルが1.4431ドル、ユーロ/円は116.56円。

■株価(bloomberg.co.jp)

Index 引値 前日比
日経225 9797.26 148.28
FTSE100(英) 5855.95 89.07
DAX(独) 7294.14 123.71
NYダウ(米) 12261.42 72.73
S&P500(米) 1307.41 10.74
NASDAQ(米) 2740.49 11.18

■金利(bloomberg.co.jp)

Country 利回り 前日比
米10年債 3.11 0.08
日本10年債 1.125 0.035
英10年債 3.32 0.06
独10年債 2.98 0.05

■コモディティ価格

Commodities 引値 前日比
NY金(期近) 1510.40 10.20
NY原油(期近) 94.77 1.88

■本日の指標発表(FXミュージアムより)
6/30(木)
・ 08:01 英国 6月 GFK消費者信頼感調査
・ 10:00 NZ 6月 NBNZ企業信頼感
・ 14:00 日本 5月 新設住宅着工戸数 前年同月比
・ 15:00 南ア 5月 マネーサプライM3 前年同月比
15:00 ドイツ 5月 小売売上高指数 前月比
・ 15:00 ドイツ 5月 小売売上高指数 前年同月比
・ 16:00 ユーロ圏 トリシェ欧州中央銀行(ECB)総裁、欧州議会で経済・金融問題に関する声明を発表
16:55 ドイツ 6月 失業者数 前月比
16:55 ドイツ 6月 失業率
・ 17:00 ユーロ圏 5月 マネーサプライM3 前年同月比
・ 18:00 ユーロ圏 6月 消費者物価指数(HICP、速報値) 前年同月比
・ 18:30 南ア 5月 卸売物価指数(PPI) 前月比
・ 18:30 南ア 5月 卸売物価指数(PPI) 前年同月比
・ 20:00 ユーロ圏 クーン・ベルギー中銀総裁講演
・ 21:00 南ア 5月 貿易収支
・ 21:30 カナダ 4月 月次国内総生産(GDP) 前月比
・ 21:30 米国 前週分 新規失業保険申請件数
・ 22:45 米国 6月 シカゴ購買部協会景気指数
・ 23:00 米国 6月 製造業新規受注 前月比
・ 23:00 米国 ブラード米セントルイス連銀総裁講演
・ 23:00 米国 ホーニッグ米カンザスシティー連銀総裁講演
※経済指標の発表予定は予告なく変更になることがあります。

2011年6月29日 (水)

6/29 本日の戦略-日本時間20時はギリシャの採決-

おはようございます。昨日の東電の株主総会に続き、本日も関電など電力会社の株主総会が行われます。株主総会など関心が高まることは非常によいことだと思います。

■変化率から見た前日の通貨の強弱
豪ドル>NZドル>ユーロ>ポンド>ドル>円
※ ">" の左側の通貨が右側の通貨より強いことを示しています。

■本日の見通し
いよいよギリシャの緊縮財政の法案の採決が本日行われる予定となっています。野党は反対、ユニオンは48時間ストと予断を許さない状況に変わりはないですが、ECBは7月の利上げを行う意向であることがトリシェECB総裁の発言によって示された(?)こともあり、昨日は上昇しています。

仏の銀行によるギリシャ債のロールオーバーについては格付け会社がギリシャおよび同国既発債と新発債をデフォルト格付けに引き下げないことが条件となっているようです。フィッチ・レーティングスは民間投資家をギリシャ債ロールオーバーに参加させる計画が実行された場合は、ギリシャがデフォルトしたと判断する「公算が極めて大きい」と述べています。このため、ロールオーバーに対してもまだまだ懸念が残ります。

格付け機関ムーディーズはスペインの州政府が財政状況の改善が見られなければ格付けが「下げ圧力にさらされるだろう」としています。州政府の格付けですが、影響がイタリアやスペインにも広がってきていることや、欧州銀行のストレステストでは91行中、10-15行が不合格になる可能性があるとしています。こうした不安定な要因が多数あることから、仮に緊縮財政法案が可決してもリスク・オンとなる可能性はそれほど高くないかもしれません。

ドル/円は昨日ようやく81円台に上昇しました。チャートでも一目均衡表(日足)の雲の中に入ってきています。ただ、相変わらず81円台では売りが待ち構えていると思われることや、本邦の個人投資家の利益確定の売りも出やすい環境と思われることから、更に上昇するには、株価の上昇などのリスク・オンの動きが必要でしょう。

■GBPJPY 日足(ボリンジャーバンド、一目均衡表、パラボリック、変化率) GBPJPY source: Uedaharlowfx

ポンド/円は6/24に128.24円で目先の底打ちをし切り返しています。ただ、パラボリックでは売りトレンドが継続していることが示されていますし、変化率でももう少し下値余地があるように見えます。仮に前出の安値を下抜けたときは125円近辺まで下落すると思われます。一方、トレンドの転換としてはボリンジャーバンドのセンターラインの130.43円近辺を超えたところか一目均衡表の雲の下限となる131.51円近辺と思われます。

■日足からのテクニカルでの注目点(矢印はトレンドの方向を予想しています)
ユーロ/ドル 一目均衡表(日足)の基準線を上抜け
ドル/円 一目均衡表(日足)の雲の下から中へ
ユーロ/円 21日移動平均線、一目均衡表(日足)の基準線、雲を上抜け
豪ドル/円 21日移動平均線を上抜け
カナダドル/円 21日移動平均線を上抜け
南アランド/円 ストキャスティックス(スロー)がゴールデンクロス
NZドル/米ドル 一目均衡表(日足)の基準線を上抜け

■変動率からの予想レンジ 07:50→NYクローズ

Ccy 予想レンジ
USDJPY 80.83 ~ 81.40
EURJPY 115.81 ~ 117.21
GBPJPY 129.02 ~ 130.30
AUDJPY 84.94 ~ 85.91
NZDJPY 65.38 ~ 66.27
CADJPY 82.12 ~ 83.10
ZARJPY 11.69 ~ 11.86
NOKJPY 14.83 ~ 15.07
MXNJPY 6.79 ~ 6.87
HKDJPY 10.35 ~ 10.44
SGDJPY 65.21 ~ 65.77
EURUSD 1.4260 ~ 1.4443

■前日のサマリー
昨日の東京時間帯はドル/円が手掛かり難から小動きとなり、ドル/円は80.70円近辺から80.90円近辺のレンジ、ユーロ/ドルは1.4320ドルから1.4266ドルまで下落、ユーロ/円は115.65円近辺から115.24円へと下落しました。ロンドン時間に入るとユーロ/ドルは1.4328ドル、ユーロ/円は115.79円まで上昇しましたが続かず、ユーロ/ドルは1.4237ドル、ユーロ/円は115.13円まで下落。その後、トリシェECB総裁が「ECB理事会が非常に強い警戒モードにあることは周知の通りだ」と発言したことで7月のユーロの利上げに期待が出て、NY時間にはユーロ/ドルは1.4397ドル、ユーロ/円は116.25円まで上昇、ドル/円は80.66円まで弱含みました。ただ、ドルの下値もここまでとなり、米5年債の入札が不調となったことから米長期金利が3%を超えてきたことから、ドル/円は81.27円まで上昇しました。
クローズはドル/円が81.10円、ユーロ/ドルが1.4367ドル、ユーロ/円は116.55円。

■株価(bloomberg.co.jp)

Index 引値 前日比
日経225 9648.98 70.67
FTSE100(英) 5766.88 44.54
DAX(独) 7170.43 62.53
NYダウ(米) 12188.69 145.13
S&P500(米) 1296.67 16.57
NASDAQ(米) 2729.31 41.03

■金利(bloomberg.co.jp)

Country 利回り 前日比
米10年債 3.03 0.10
日本10年債 1.090 -0.010
英10年債 3.26 0.10
独10年債 2.93 0.04

■コモディティ価格

Commodities 引値 前日比
NY金(期近) 1500.20 3.80
NY原油(期近) 92.89 2.28

■本日の指標発表(FXミュージアムより)
6/29(水)
・ 08:50 日本 5月 鉱工業生産・速報値 前月比
・ 17:30 英国 5月 消費者信用残高
・ 17:30 英国 5月 マネーサプライM4 前月比
・ 17:30 英国 5月 マネーサプライM4 前年同月比
・ 18:00 ユーロ圏 6月 消費者信頼感(確定値)
・ 18:30 スイス 6月 KOF景気先行指数
20:00 ユーロ圏 ギリシャ議会、中期財政計画を採決
20:00 ユーロ圏 ドラギ・イタリア中銀総裁講演
20:00 ユーロ圏 ショイブレ独財務相講演
・ 20:00 カナダ 5月 消費者物価指数(CPI) 前月比
・ 20:00 カナダ 5月 消費者物価指数(CPI) 前年同月比
・ 20:00 カナダ 5月 消費者物価指数(CPIコア) 前月比
・ 20:00 カナダ 5月 消費者物価指数(CPIコア) 前年同月比
・ 20:00 米国 MBA住宅ローン申請指数 前週比
・ 23:00 米国 5月 住宅販売保留指数 前月比
・ 01:00 米国 ラスキン米連邦準備理事会(FRB)理事講演
・ 02:00 米国 米財務省7年債入札(290億ドル)
※経済指標の発表予定は予告なく変更になることがあります。

2011年6月28日 (火)

6/28 本日の戦略-仏独からのロールオーバーは示されたが-

おはようございます。国際刑事裁判所がリビアのガダフィ大佐ら3人に逮捕状を発行しました。リビアもNATOが軍事作戦に参加してから100日たったんですね。

■変化率から見た前日の通貨の強弱
ユーロ>ポンド>ドル>豪ドル>円>NZドル
※ ">" の左側の通貨が右側の通貨より強いことを示しています。

■本日の見通し
昨日はフランスの銀行、ドイツの銀行、保険会社がギリシャ国債の70%をロールオーバーすると方向で合意に向かっているというニュースと、法案可決が危ぶまれるギリシャに対しては、EUが緊急対応策をまとめているようです。また、ギリシャ国債のロールオーバーで新たに発行される国債に対しては、欧州投資銀行、もしくはEFSFが保証を与える可能性があることを明らかにしています。ただ、ギリシャで緊縮財政法案が可決・実施されることが望ましいく、ユーロの信認の観点からも引き続きギリシャでの法案採決待ちとなると思います。このため、更にユーロを買い上げる力はないと思われることで、1.43ドル台でのユーロは重くなると思います。

ドルは、ユーロに対する懸念が継続していることや米10年債利回りが上昇したことから、80円台後半で底堅く推移しています。ただ、昨日も81円をつけきれなかったこと、チャート上のポイントとなる一目均衡表(日足)の雲の下限に到達しているものの、なかなか雲の中には入れないことから、こちらも上値が重くなると思いますが、ギリシャ問題がくすぶり続けていることから、しばらくは底堅い動きとなると思います。

■AUDUSD 日足(ボリンジャーバンド、パラボリック、MACD) AUDUSD source: Uedaharlowfx

豪ドル/米ドルは5/25の安値の1.0440ドルを下に抜けてボリンジャーバンドの-2σに沿って下落しています。パラボリックでも下落トレンドが示され、MACDでもゼロラインを下回っています。ボリンジャーバンドのバンド幅の拡大が伴っていくようであれば、3/1の高値の1.0199ドルから3/17の安値の0.9696ドルと5/2の高値の1.1011ドルを100%としたフィボナッチ61.8%となる1.0181ドル近辺までの下落があるかもしれません。

■日足からのテクニカルでの注目点(矢印はトレンドの方向を予想しています)
ユーロ/円 一目均衡表(日足)の雲の下から中へ
南アランド/円 一目均衡表(日足)の雲の下から中へ

■変動率からの予想レンジ 08:41→NYクローズ

Ccy 予想レンジ
USDJPY 80.64 ~ 81.18
EURJPY 114.86 ~ 116.17
GBPJPY 128.64 ~ 129.86
AUDJPY 84.04 ~ 84.95
NZDJPY 64.77 ~ 65.61
CADJPY 81.52 ~ 82.46
ZARJPY 11.68 ~ 11.85
NOKJPY 14.66 ~ 14.89
MXNJPY 6.74 ~ 6.82
HKDJPY 10.34 ~ 10.42
SGDJPY 64.90 ~ 65.43
EURUSD 1.4190 ~ 1.4359

■前日のサマリー
昨日の東京時間帯は早朝にNZドルが下落、震災復興が遅れるとの観測や発表された貿易収支が下振れしたことで、NZドル/米ドルは0.8008ドル、NZドル/円は64.52円まで下落しました。ドルはギリシャに関するリスクの高まりと本邦の仲値に向けたドル買いから、朝方の80.40円近辺から80.89円まで上昇、ユーロ/ドルは1.4160ドル近辺から1.4103ドルまで下落しました。ユーロ/円は113.85円近辺から114.30円近辺まで一時上昇したものの、狭いレンジの動きとなりました。ロンドン時間にはサルコジ仏大統領が「同国の銀行が70%のロールオーバーに向けて調整している」「他の諸国も追随することを望む」と発言などからユーロが買われ、ユーロ/ドルは1.4237ドル、ユーロ/円は114.86円へと時上昇、ドル/円は小動きながら80.63円へと弱含みとなりました。NY時間に入ると発表された米個人消費などは市場予想と変わらなかったものの、ユーロに対する楽観的な見方がNYダウなどが大幅に上昇、更にEUはギリシャ議会が緊縮財政法案を通過させなかった場合の緊急プランにも取り組んでいるとのニュースにユーロ/ドルは1.4168ドルから1.4294ドル、ユーロ/円は114.60円から115.61円へ上昇、ドル/円は80.98円まで上昇し、いずれも高値圏でクローズしています。
クローズはドル/円が80.90円、ユーロ/ドルが1.4288ドル、ユーロ/円は115.57円。

■株価(bloomberg.co.jp)

Index 引値 前日比
日経225 9578.31 -100.40
FTSE100(英) 5722.34 24.62
DAX(独) 7107.90 -13.48
NYダウ(米) 12043.56 108.98
S&P500(米) 1280.10 11.65
NASDAQ(米) 2688.28 35.39

■金利(bloomberg.co.jp)

Country 利回り 前日比
米10年債 2.93 0.07
日本10年債 1.100 -0.010
英10年債 3.16 0.03
独10年債 2.89 0.06

■コモディティ価格

Commodities 引値 前日比
NY金(期近) 1496.40 -4.50
NY原油(期近) 90.61 -0.55

■本日の指標発表(FXミュージアムより)
6/28(火)
・ 08:50 日本 5月 小売業販売額 前年同月比
・ 08:50 日本 5月 大型小売店(既存店)販売額 前年同月比
・ 15:00 ドイツ 7月 GFK消費者信頼感調査
・ 15:00 ドイツ 5月 輸入物価指数 前月比
・ 15:00 ドイツ 5月 輸入物価指数 前年同月比
・ 17:30 英国 1-3月期 四半期経常収支
・ 17:30 英国 1-3月期 四半期国内総生産(GDP、確定値) 前期比
・ 17:30 英国 1-3月期 四半期国内総生産(GDP、確定値) 前年同期比
・ 18:00 英国 キング・イングランド銀行(BOE)総裁講演
・ 18:00 英国 タッカーBOE副総裁講演
・ 18:00 英国 デール英中銀金融政策委員会(MPC)委員講演
・ 18:00 英国 ポーゼンMPC委員講演
・ 18:00 英国 マイルズMPC委員講演
・ 19:00 英国 ビーンBOE副総裁講演
・ 20:00 ユーロ圏 トリシェ欧州中央銀行(ECB)総裁、ウェリンク・オランダ中銀総裁セミナー後に会見
22:00 米国 4月 ケース・シラー米住宅価格指数
・ 22:00 米国 4月 ケース・シラー米住宅価格指数 前年同月比
・ 23:00 米国 6月 消費者信頼感指数(コンファレンス・ボード)
・ 23:00 米国 6月 リッチモンド連銀製造業指数
・ 02:00 米国 フィッシャー米ダラス連銀総裁講演
・ 02:00 米国 米財務省5年債入札(350億ドル)
※経済指標の発表予定は予告なく変更になることがあります。

2011年6月27日 (月)

6/27 本日の戦略-欧州の懸念が続きリスク回避へ-

おはようございます。今週で6月も終わってしまいますね。ドル/円は動かなくなってしまい、方向もわかりにくいですね。

■変化率から見た前日の通貨の強弱
ドル>円>NZドル>ポンド>豪ドル>ユーロ
※ ">" の左側の通貨が右側の通貨より強いことを示しています。

■本日の見通し
本日朝方は、NZのクライストチャーチで発生した地震の復興が遅れるとの懸念から、NZドルが65円を割り込んでスタート、更に発表されたNZ5月の貿易収支が市場の予想を下回る1067NZ$となったことから64円台後半へと下落しています。これに連れ、豪ドルやユーロも弱含みでの推移となっています。本日はアジア、欧州での経済指標の発表が予定されていないことから、米国の個人消費の動向を見ての動きとなると思いますが、市場の焦点はギリシャの緊縮財政法案可決に係っていることで、引き続きリスク回避ムードが強い流れが予想されます。

ギリシャの採決の予定
29日 緊縮財政計画(日本時間18:00)
30日 緊縮財政の具体的な実行方法に関する法案


■NZDJPY 日足(移動平均線、ストキャスティックススロー) NZDJPY source: Uedaharlowfx

本日早朝に下落したNZドルですが、21日移動平均線で止められた上に、55日移動平均線を下に抜けています。また、ギャップ(窓)を開けて下落していることから、下方向に圧力がかかっているように見えます。6/16の安値の64.32円でサポートされなければ、下値目処としては一目均衡表(日足)の雲の上限の64.21円、89日移動平均線の63.21円近辺となると思います。

■日足からのテクニカルでの注目点(矢印はトレンドの方向を予想しています)
ドル/円 21位同意平均線が上抜け(僅か)

■変動率からの予想レンジ 08:23→NYクローズ

Ccy予想レンジ
USDJPY80.17 ~ 80.75
EURJPY113.37 ~ 114.74
GBPJPY127.75 ~ 129.00
AUDJPY83.88 ~ 84.84
NZDJPY64.85 ~ 65.74
CADJPY80.93 ~ 81.91
ZARJPY11.57 ~ 11.73
NOKJPY14.53 ~ 14.76
MXNJPY6.69 ~ 6.78
HKDJPY10.28 ~ 10.36
SGDJPY64.71 ~ 65.29
EURUSD1.4083 ~ 1.4258

■前日のサマリー
週末の東京時間帯はようすみき文が強く、ドル/円は80.36円から80.56円、ユーロ/ドルは1.4234ドルから1.4273ドル、ユーロ/円は114.59円から114.89円のいずれも狭いレンジに終始しました。ロンドン時間に入ると発表された独IFO景気動向指数が市場予想より良い内容となったことで、ユーロ/ドルが1.4198ドルから1.4306ドル、ユーロ/円が114.42円から114.75円まで上昇しましたが、格付け機関ムーディーズが23日にイタリアの16の銀行の格付けを引き下げ方向で見直すとしていたことから、イタリアの銀行株が急落したことで、リスク回避が強まり、ユーロ/ドルは1.4190ドル、ユーロ/円は113.78円、ドル/円は80.14円まで下落しました。NY時間に入り米耐久財受注が市場予想より上振れしたことから、ドル/円は80.51円まで戻しました。ユーロ/ドルはギリシャのほかにイタリアの銀行の資本増強を迫られる可能性があることから、一時1.4142ドルまで下落し、クローズにかけては1.4190ドル近辺まで戻しました。
クローズはドル/円が80.49円、ユーロ/ドルが1.4179ドル、ユーロ/円は114.12円。

■株価(bloomberg.co.jp)

Index 引値 前日比
日経225 9678.71 81.97
FTSE100(英) 5697.72 23.34
DAX(独) 7121.38 -28.06
NYダウ(米) 11934.58 -115.42
S&P500(米) 1268.45 -15.05
NASDAQ(米) 2652.89 -33.86

■金利(bloomberg.co.jp)

Country 利回り 前日比
米10年債 2.86 -0.05
日本10年債 1.100 -0.005
英10年債 3.13 -0.02
独10年債 2.83 -0.03

■コモディティ価格

Commodities 引値 前日比
NY金(期近) 1500.90 -19.60
NY原油(期近) 91.16 0.14

■本日の指標発表(FXミュージアムより)
6/27(月)
・ 21:30 米国 5月 個人所得 前月比
21:30 米国 5月 個人消費支出(PCE) 前月比
・ 21:30 米国 5月 個人消費支出(PCEコア・デフレーター、食品・エネルギー除く) 前月比
・ 00:00 コチャラコタ米ミネアポリス連銀総裁講演
・ 02:00 ホーニッグ米カンザスシティー連銀総裁講演
・ 02:00 ポーゼン英中銀金融政策委員会(MPC)委員講演
02:00 米財務省2年債入札(350億ドル)
※経済指標の発表予定は予告なく変更になることがあります。

2011年6月26日 (日)

6/27の週の見通し -ギリシャの緊縮財政案次第-

こんばんは。今日は小学生の長男とともにスカイツリー見物へといってきました。曇っていたこともあり、第2展望台以上は見えませんでしたが、かなり高かったです。

■ドル/円 60分足 USDJPY ※チャートをクリックすると拡大します。

■ユーロ/ドル 60分足 EURUSD ※チャートをクリックすると拡大します。

■ユーロ/円 60分足 EURJPY チャートをクリックすると拡大します。

先週は週序盤にギリシャの改造内閣の信任投票が実施され、一時的にリスクの懸念が後退したため、ユーロ/ドルは週半ばに1.4441ドルまで上昇しましたが、ギリシャの緊縮財政案の可決に対するリスクやIEAが石油備蓄を1日200万バレル、30日放出の計画を発表でコモディティ価格などの下落を受け1.4125ドルへと下落、ギリシャとIFM/EUの調査団が財政緊縮計画で合意と関係筋と発表し、1.4304ドルまで上昇しましたが、クローズにかけてはNYダウなどが下落したことで1.4141ドルでクローズしています。ドル/円は注目の米FOMCを受け、ドル/円が80.80円まで一時上昇しましたが、主役がユーロとなり80円台前半から80.80円でのレンジになりました。

通貨別にみると、ポンド、豪ドル、ユーロが下落する一方、ドルと円が上昇、ドル/円でもドルが上昇しています。このままリスク回避が継続するとドルと円が買われることになりそうです。

■週間騰落率(JPY) JPY
グラフをクリックすると拡大します。 ■週間騰落率(USD) USD

グラフをクリックすると拡大します。

■今週の見通し
来週も主役はユーロとなりそうです。先週の動きを見ていますとスイスフランも上昇しています。この動きを見ていますと、ギリシャの緊縮財政の法案の可決が依然としてカギを握っていることになります。ドイツのメルケル首相は「EU首脳はユーロ安定に向けてあらゆる措置講じる、ギリシャ首相が緊縮策で議会の過半数支持得ると確信」「支援総額はギリシャ議会の採決まで分からない、EU首脳はギリシャ債保有者の自発的役割を支持」と発言、6月28日の採決までは予断を許さないところです。また、ムーディーズはイタリアの銀行13行の格付けを引き下げる方向で見直していますし、ギリシャ以外でもユーロへの懸念は継続することになりそうです。ただ、足許のギリシャの危機が後退するとユーロが買われることになりそうです。チャートでもユーロ/ドルは1.40ドルを割り込んでいないことから、5/23の安値の1.3969ドルを下抜けなければ戻ると思われます。

ドル/円は80円台前半で底堅くなっています。ただ、上値も6/16日の80.96円まででほとんどレンジの動きとなっています。レンジを抜けられるきっかけが見えないものの、7月1日の米供給管理協会(ISM)製造業景気指数や7/8の米国雇用統計の結果待ちとなると思います。ただ、バーナンキ米FRB議長などが「失業率の低下は、いらだつほどに遅い」「景気減速は、一部で長期化する可能性も」などと発言していることから、どんどんドルが上昇していく局面にはないと思います。ギリシャの懸念が継続すればドルの上昇、懸念が後退すればドルは下落するものの、シカゴ通貨先物のポジションからは円がそれほど買われるとは思います。もっとも市場で言われています79.50円のストップロスを付けて下落したときには78円近辺までの下落ということも考えられます。

■今週の予想レンジ

Ccy Low(下)   High(上)
ドル/円 79.80 80.95
ユーロ/ドル 1.4070 1.4380
ユーロ/円 113.00 115.80
ポンド/円 126.00 130.30
豪ドル/円 80.45 85.45
NZドル/円 64.50 66.40
南アランド/円 11.45 11.80

■日、週、月、年騰落データ rate
※表をクリックすると拡大します。

■注目イベント 6/27(月)
・ 07:45 NZ 5月 貿易収支
・ 21:30 米国 5月 個人所得 前月比
21:30 米国 5月 個人消費支出(PCE) 前月比
・ 21:30 米国 5月 個人消費支出(PCEコア・デフレーター、食品・エネルギー除く) 前月比
6/28(火)
・ 00:00 ドイツ 6月 消費者物価指数(CPI、速報値) 前月比
・ 08:50 日本 5月 小売業販売額 前年同月比
・ 08:50 日本 5月 大型小売店(既存店)販売額 前年同月比
・ 15:00 ドイツ 7月 GFK消費者信頼感調査
・ 15:00 ドイツ 5月 輸入物価指数 前月比
・ 15:00 ドイツ 5月 輸入物価指数 前年同月比
・ 17:30 英国 1-3月期 四半期経常収支
・ 17:30 英国 1-3月期 四半期国内総生産(GDP、確定値) 前期比
・ 17:30 英国 1-3月期 四半期国内総生産(GDP、確定値) 前年同期比
22:00 米国 4月 ケース・シラー米住宅価格指数
・ 22:00 米国 4月 ケース・シラー米住宅価格指数 前年同月比
・ 23:00 米国 6月 消費者信頼感指数(コンファレンス・ボード)
・ 23:00 米国 6月 リッチモンド連銀製造業指数
6/29(水)
・ 08:50 日本 5月 鉱工業生産・速報値 前月比
・ 17:30 英国 5月 消費者信用残高
・ 17:30 英国 5月 マネーサプライM4 前月比
・ 17:30 英国 5月 マネーサプライM4 前年同月比
・ 18:00 ユーロ圏 6月 消費者信頼感(確定値)
・ 18:30 スイス 6月 KOF景気先行指数
・ 20:00 カナダ 5月 消費者物価指数(CPI) 前月比
・ 20:00 カナダ 5月 消費者物価指数(CPI) 前年同月比
・ 20:00 カナダ 5月 消費者物価指数(CPIコア) 前月比
・ 20:00 カナダ 5月 消費者物価指数(CPIコア) 前年同月比
・ 20:00 米国 MBA住宅ローン申請指数 前週比
・ 23:00 米国 5月 住宅販売保留指数 前月比
6/30(木)
・ 07:45 NZ 5月 住宅建設許可件数 前月比
・ 08:01 英国 6月 GFK消費者信頼感調査
・ 10:00 NZ 6月 NBNZ企業信頼感
・ 14:00 日本 5月 新設住宅着工戸数 前年同月比
・ 15:00 南ア 5月 マネーサプライM3 前年同月比
15:00 ドイツ 5月 小売売上高指数 前月比
・ 15:00 ドイツ 5月 小売売上高指数 前年同月比
16:55 ドイツ 6月 失業者数 前月比
16:55 ドイツ 6月 失業率
・ 17:00 ユーロ圏 5月 マネーサプライM3 前年同月比
・ 18:00 ユーロ圏 6月 消費者物価指数(HICP、速報値) 前年同月比
・ 18:30 南ア 5月 卸売物価指数(PPI) 前月比
・ 18:30 南ア 5月 卸売物価指数(PPI) 前年同月比
・ 21:00 南ア 5月 貿易収支
・ 21:30 カナダ 4月 月次国内総生産(GDP) 前月比
・ 21:30 米国 6月 シカゴ購買部協会景気指数
・ 21:30 米国 前週分 新規失業保険申請件数
・ 23:00 米国 6月 製造業新規受注 前月比
7/1(金)
・ 08:30 日本 5月 有効求人倍率
・ 08:30 日本 5月 失業率
・ 08:30 日本 6月 東京都区部消費者物価指数(CPI、生鮮食料品除く) 前年同月比
・ 08:30 日本 5月 全国消費者物価指数(CPI) 前年同月比
・ 08:30 日本 5月 全国消費者物価指数(CPI、生鮮食料品除く) 前年同月比
08:50 日本 4-6月期 日銀短観・四半期大企業製造業業況判断
08:50 日本 4-6月期 日銀短観・四半期大企業製造業先行き
08:50 日本 4-6月期 日銀短観・四半期大企業全産業設備投資 前年度比
・ 16:30 スイス 6月 SVME購買部協会景気指数
・ 17:00 ユーロ圏 6月 製造業購買担当者景気指数(PMI、改定値)
・ 17:30 英国 6月 製造業購買担当者景気指数(PMI)
・ 18:00 ユーロ圏 5月 失業率
・ 22:55 米国 6月 ミシガン大学消費者態度指数・確報値
・ 23:00 米国 5月 建設支出 前月比
23:00 米国 6月 ISM製造業景況指数
経済指標の詳細はFXmuseumのFXカレンダーを参照してください。

2011年6月25日 (土)

シカゴ通貨先物非商業ポジション(6/21現在)

こんばんわ。本日は3月の骨折の時に自転車を預かっていてもらっていたところに自転車を取りに行ってきました。特に壊れたところもなく無事でした。いままで預かっていただいてありがとうございました。

24日に発表された21日現在のシカゴIMMの非商業(投機)ポジションでは、円のネットポジションでロング(買)が更に増加、ドルのネットポジションではショート(売)が7万コントラクト強減少しています。ユーロはネットポジションでユーロが更に減少しましています。豪ドルはネットポジションでロングが大幅に減少、ポンドのネットポジションはロングからショートに1週で転換しています。

円はロングポジションは3.2万コントラクトまで増加、ユーロは2.9万コントラクトまで減少しています。また、カナダドル、ポンドも減少し、その分、ドルの買い戻しが進みまました。ドルは先週から7万コントラクト(概算)でショートが減少しています。ポジション動向からはドル/円の値動きが少ない割には円のロングが溜まってきていることから、ロングが増えても円が上昇する可能性が低いのではないかと思います。また、ユーロはギリシャの緊縮財政案の採決が予定されていることから、リスク回避のロングの減少が続く可能性が高いと思います。

■シカゴIMM非商業ポジション

項目 Net(ネット) Dif(増減) Long(買) Short(売) All(総取組)
JPY 32,594 7,826 47,074 14,480 61,554
EUR 29,771 -20,123 72,153 42,382 114,535
GBP -11,360 -22,586 26,763 38,123 64,886
CHF 11,813 -1,474 23,700 11,887 35,587
CAD 2,204 -16,651 19,983 17,779 37,762
AUD 54,571 -13,099 66,796 12,225 79,021
NZD 18,849 -369 22,942 4,093 27,035
MXN 32,594 7,826 47,074 14,480 61,554
source:CFTC

【USD】 USD source:CFTC

ドルは73,216コントラクトのショート減少の179,216コントラクトのショートとなりました。
※ドルのポジションは円、ユーロをはじめ、メキシコペソまでを合計して算出しています。レートはFRBのメジャーカレンシーインデックスを使用しています。

【JPY】 JPY source:CFTC

円は7,826コントラクトのロング増加の32,594コントラクトのロングとなりました。

【EUR】 EUR source:CFTC

ユーロは20,123コントラクトのロング減少の29,771コントラクトのロングになりました。

【CAD】 CAD source:CFTC

カナダは16,651コントラクトのロング減少の2,204コントラクトのロングになりました。

【NZD】 NZD
source:CFTC

NZドルは369コントラクトのロング減少の18,849コントラクトのロングとなりました。
他のIMM通貨先物のポジション動向は上田ハーローレポートのシカゴIMM非商業ポジションを参照してください。(27日更新)

2011年6月24日 (金)

6/24 本日の戦略-引き続きギリシャでの材料待ち-

おはようございます。長野県の上高地の土砂崩れで700人以上が孤立しているようです。今年のGWの連休で行ってきたばかりのところですので心配です。
※予想レンジが昨日のままでした。お詫びして訂正させていただきます。

 

■変化率から見た前日の通貨の強弱

ドル>NZドル>円>ポンド>豪ドル>ユーロ
※ ">" の左側の通貨が右側の通貨より強いことを示しています。

■本日の見通し
本日(24日)の日本時間の早朝には、ギリシャとIFM/EUの調査団が財政緊縮計画で合意と関係筋が発言しユーロは買い戻されました。ただ、「本日のEUサミットではギリシャ問題の具体的な行動計画を決定しない」とメルケル独首相が発言していることから、まだユーロには不安が残る内容となっています。次週に向けて、ギリシャの緊縮財政案で進展が見られるようであればリスク・オンの動きからユーロは買い戻されると思いますが、EUサミット2日目であることから、欧州サイドの要人の発言に振り回される可能性があります。

ドルは、昨日はインターバンク勢の短期のストップをつけた動きなどから一時80.80円まで上昇しています。オーダーでは80.80-90円にかけて売りがあるようですが、これをこなしていくようであれば、一目均衡表(日足)の雲に入ってくることから、雲の上抜け(81.50)を試す可能性もあります。経済指標では米耐久財受注の発表が予定されており、こちらが市場予想より強い内容となるとドルが買われることになりそうです。

■USDJPY 週足(一目均衡表、ストキャスティックススロー) USDJPY Week source: Uedaharlowfx

ドル/円の週足では、ストキャスティックススロー(計算期間9日、3日、3日)では、20以下でゴールデンクロスが出る可能性が高くなっています。基準線が80.98円ですのでこれを上抜ければ、雲の下限が83.53円近辺がターゲットとなると思います。

■日足からのテクニカルでの注目点(矢印はトレンドの方向を予想しています)
ユーロ/ドル 一目均衡表(日足)の雲の下
ユーロ/円 一目均衡表(日足)の雲の下
ドル/円 ストキャスティックス(スロー)がゴールデンクロス

■変動率からの予想レンジ 10:29→NYクローズ

Ccy 予想レンジ
USDJPY 80.17 ~ 80.75
EURJPY 114.01 ~ 115.38
GBPJPY 128.08 ~ 129.37
AUDJPY 84.12 ~ 85.11
NZDJPY 65.07 ~ 65.99
CADJPY 81.65 ~ 82.62
ZARJPY 11.64 ~ 11.80
NOKJPY 14.62 ~ 14.86
MXNJPY 6.70 ~ 6.79
HKDJPY 10.27 ~ 10.35
SGDJPY 64.81 ~ 65.39
EURUSD 1.4163 ~ 1.4330

■前日のサマリー
昨日の東京時間帯は米FOMCを受け、ドル買いの流れが継続、ドル/円は80円台前半から80.65円まで一時上昇、ユーロ/ドルは1.43ドル台ミドルから1.4284ドル、ユーロ/円は115.42円まで上昇したのち114.85円まで下落しました。ロンドン時間では、発表された独製造業景気指数、ユーロ圏製造業景気指数がともに市場予想から下振れしていたことで、リスク回避の動きからドル/円は80.64円まで上昇、ユーロ/ドルは1.4212ドル、ユーロ/円は114.40年近辺へと下落しました。NY時間には格付け機関S&Pがアングロ・アイリッシュ銀行の長期格付けを「CCC」に格下げ、米新規失業保険申請件数が市場予想より悪化、IEAが石油備蓄を1日200万バレル、30日放出すると発表、これらからリスク回避の動きが鮮明となり、ユーロ/ドルは1.4126ドル、ユーロ/円は113.85円まで下落、ドル/円は80.80円まで上昇後、80.39円まで下落しました。日本時間の午前4時ころ「ギリシャ、緊縮財政5カ年計画で、IMF/EU調査団と合意」とのヘッドラインが流れたことから、ユーロを買い戻す動きとなり、ユーロ/ドルは1.4264ドル、ユーロ/円は114.90円まで戻し、ドル/円も80.60円近辺まで一時戻しました。
クローズはドル/円が80.48円、ユーロ/ドルが1.4252ドル、ユーロ/円は114.75円。

■株価(bloomberg.co.jp)

Index 引値 前日比
日経225 9596.74 -32.69
FTSE100(英) 5674.38 -98.61
DAX(独) 7149.44 -128.75
NYダウ(米) 12050.00 -59.67
S&P500(米) 1283.50 -3.64
NASDAQ(米) 2686.75 17.56

■金利(bloomberg.co.jp)

Country 利回り 前日比
米10年債 2.91 -0.07
日本10年債 1.115 -0.005
英10年債 3.15 -0.04
独10年債 2.86 -0.08

■コモディティ価格

Commodities 引値 前日比
NY金(期近) 1520.50 -32.90
NY原油(期近) 91.02 -4.39

■本日の指標発表(FXミュージアムより)
6/24(金)
・ 08:50 日本 5月 企業向けサービス価格指数 前年同月比
17:00 ドイツ 6月 IFO企業景況感指数
・ 17:00 英国 ポーゼン英中銀金融政策委員会(MPC)委員講演
・ 18:30 英国 キング・イングランド銀行(BOE)総裁講演
・ 19:00 ユーロ圏 ゴンザレス・パラモ欧州中央銀行(ECB)理事講演
21:30 米国 5月 耐久財受注 前月比
・ 21:30 米国 5月 耐久財受注・輸送用機器除く 前月比
・ 21:30 米国 1-3月期 四半期実質国内総生産(GDP、確定値) 前期比年率
※経済指標の発表予定は予告なく変更になることがあります。

2011年6月23日 (木)

6/23 本日の戦略-FOMC後も方向感出しにくい-

おはようございます。昨日は夏至だったのですね。群馬の館林で36.5度だったそうです。館林といえば通勤で使っている東武線の沿線で春にはつつじがきれいなところです。

■変化率から見た前日の通貨の強弱

NZドル>ドル>円>豪ドル>ユーロ>ポンド
※ ">" の左側の通貨が右側の通貨より強いことを示しています。

■本日の見通し
昨日はギリシャのパパンドレウ政権の新内閣が議会で信任されたものの、メルケル独首相は「(ギリシャ国債の民間債権者にヘアカットを強いれば)現在自力で問題を解決できる国々をEFSF下に押し込むことになる」「これにより、ドイツ以外の国が市場のターゲットにならずに国内銀行の資本再構築を行うことが不可能となる状況が生じる」と発言、ギリシャの処理を間違えると、ユーロにとっては致命傷となる可能性があり、次週の28日といわれていますが、これまではユーロの弱含みが続くものと思われ、ユーロ/ドルは1.3200ドルから1.3450ドル近辺のレンジで推移すると思います。

また、米国のFOMCは声明の要旨が以下となります。
「景気減速は、一時的な現象の可能性が高い」
「景気回復のペースは、第3、第4四半期に上向きへ」
「6000億ドルの米国債購入計画は、予定通りに終了へ」
「長期にわたり、異例の低金利が正当化される可能性が高い」

また、バーナンキ米FRB議長の会見要旨は下記となります。
「もし、ギリシャがデフォルトしても、米銀への影響は非常に小さい見通し」、「欧州の国の無秩序なデフォルトは、金融市場を混乱させ、米国に影響する」
「失業率の低下は、いらだつほどに遅い」
「債券再投資の期間は、公約していない」
「逆風は、予想よりも強いかもしれない」
「景気減速は、一部で長期化する可能性も」
「FRBの立場は、昨年8月から変わった」
「インフレ目標は、検討に値する」
「インフレ目標を長期にわたり支持、インフレ期待の抑制に寄与」

と特にサプライズはありませんでしたが将来に向けインフレ目標を設定した場合はドルが買われやすくなると思います。ただ、今回の内容はドルを押し上げるには決め手を欠けること、80円後半ではドル売りオーダーが多いことなどから、ドルの上値は限定的(81円手前)となる可能性が高いです。本日は21時30分に米新規失業保険申請件数と23時に新築住宅販売件数の発表があります。

昨日はNZドルが1-3月期四半期の経常収支が良かったことから上昇しています。豪ドルやユーロに比べ底堅さが伺えます。

■NZDJPY 日足(一目均衡表、移動平均線、ストキャスティックススロー) NZDJPY source: Uedaharlowfx

NZドル/円は6/16の安値の64.32円でサポートされ、一目均衡表(日足)の雲の上を推移しています。遅行線も日々線の上を推移していることや55日移動平均線も上に抜けたことで、トレンドとして上昇の余地があります。ストキャスティックス(スロー)で見ても、まだ50手前であることから、まずは4/6のタオ明けの66.66円を目指すのではないかと思います。

■日足からのテクニカルでの注目点(矢印はトレンドの方向を予想しています)
ユーロ/ドル 21日移動平均線を下抜け
ポンド/ドル ストキャスティックス(スロー)がデッドクス(ただし、30以下で)

■変動率からの予想レンジ 08:04→NYクローズ

Ccy 予想レンジ
USDJPY 79.95 ~ 80.54
EURJPY 114.54 ~ 115.91
GBPJPY 128.29 ~ 129.61
AUDJPY 84.33 ~ 85.33
NZDJPY 64.93 ~ 65.87
CADJPY 81.86 ~ 82.82
ZARJPY 11.70 ~ 11.86
NOKJPY 14.61 ~ 14.84
MXNJPY 6.72 ~ 6.81
HKDJPY 10.24 ~ 10.32
SGDJPY 64.81 ~ 65.40
EURUSD 1.4284 ~ 1.4432

■前日のサマリー
昨日の東京時間帯は朝方にギリシャのパパンドレウ新内閣で信任投票が可決されたことから、ユーロ/ドルは一時1.4435ドル、ユーロ/円も115.85円まで上昇しましたが、材料出尽くしとの見方もあり、ユーロ/ドルは1.4345ドル、ユーロ/円は115.13円まで下落するも、ロンドン時間には再びユーロ/ドルが1.4420ドル、ユーロ/円は115.73円まで上昇するなどレンジの動きとなりました。ただ、仏原発で放射能漏れの噂が出たことからリスク回避の動きでユーロ/ドルが1.4354ドル、ユーロ/円は115.18円まで下落しました。NY時間にはFOMCを前にして80.02円までドル売りが進んだものの、FOMCの声明やバーナンキFRB議長の記者会見の中から特にサプライズはなく、発表後はドルが買い戻され、ドル/円は80.38円まで上昇する一方、ユーロ/ドルは1.4342ドル、ユーロ/円は115.22円まで下落してクローズしています。
クローズはドル/円が80.28円、ユーロ/ドルが1.4350ドル、ユーロ/円は115.24円。

■株価(bloomberg.co.jp)

Index 引値 前日比
日経225 9629.43 169.77
FTSE100(英) 5772.99 -2.32
DAX(独) 7278.19 -7.32
NYダウ(米) 12109.67 -80.34
S&P500(米) 1287.14 -8.38
NASDAQ(米) 2669.19 -18.07

■金利(bloomberg.co.jp)

Country 利回り 前日比
米10年債 2.98 0.00
日本10年債 1.120 -0.010
英10年債 3.19 -0.03
独10年債 2.94 -0.04

■コモディティ価格

Commodities 引値 前日比
NY金(期近) 1553.40 7.00
NY原油(期近) 95.41 2.01

■本日の指標発表(FXミュージアムより)
6/23(木)
・ 15:00 スイス 5月 貿易収支
・ 17:00 ユーロ圏 6月 製造業購買担当者景気指数(PMI、速報値)
・ 17:00 ユーロ圏 6月 サービス部門購買担当者景気指数(PMI、速報値)
21:30 米国 前週分 新規失業保険申請件数
23:00 米国 5月 新築住宅販売件数 年率換算件数
・ 23:00 米国 5月 新築住宅販売件数 前月比
・ 01:00 英国 ポーゼン英中銀金融政策委員会(MPC)委員講演
※経済指標の発表予定は予告なく変更になることがあります。

2011年6月22日 (水)

6/22 本日の戦略-本日は米FOMC-

おはようございます。昨日、1か月ぶりに整形外科に行きました。なかなか手首の治りが遅いのですが、先生曰く、ここまで堅い(動かない)と治るまでは1年くらいかかるかもしれないねとのことでした。

■変化率から見た前日の通貨の強弱

ユーロ>NZドル>ポンド>豪ドル>円>ドル
※ ">" の左側の通貨が右側の通貨より強いことを示しています。

■本日の見通し
本日は米国のFOMCです。注目点は下記の3つと考えています。
①QE2の6月末での終了
②償還を迎えた債券の再投資による緩和的な政策
③FRBによる米国の成長見通しの引き下げ

基本的にはFOMCではサプライズはないと思われ、成長見通しの引き下げも日本の震災によるサプライチェーンの分断や、コモディティ価格の上昇などが背景にあることから、市場の予想通りとなるのではないでしょうか。ただ、その後もバーナンキ米FRB議長による定例記者会見では緩和状態が維持されることを表明すると思われます。このため、成長見通しの下方修正に対して、市場の予想以上の修正が入った場合にはドルが売られて、80円を割り込む可能性もあります。

注目していたギリシャのパパンドレウ政権の信任投票が行われ、結果は155対143で信任されたことから、一つのヤマは越え、次の緊縮財政政策の採決、実行に焦点が移ることから、6月末または7月月初まではユーロが重くなると思われます。ユーロ/ドルは1.42-1.44ドルの範囲で動くのではないでしょうか。

昨日は公表された豪準備銀行(RBA)の議事録は必要以上に悪く捉えられた可能性があります。昨日も書きましたがスティーブンスRBA総裁の発言と同様に7月のCPI発表を待って8月の金融政策で判断したとの考えだと思います。欧州のリスク懸念が後退すれば、リスク・オンの動きから豪ドルが買われる可能性が高まります。

■USDJPY 日足(一目均衡表、ボリンジャーバンド、パラボリック、MACD) USDJPY source: Uedaharlowfx

ドル/円は非常に狭いレンジの動きが2日間続いており、統計的にもエネルギーが溜まりつつあると思います。チャート上ではパラボリック(79.82)と、ボリンジャーバンド(79.63)のー2σがサポートとみられ、これを下に抜けると下落が継続する可能性が高まります。一方、レジスタンは引き続き一目均衡表(日足)の雲の下限80.98円近辺となりそうです。

■日足からのテクニカルでの注目点(矢印はトレンドの方向を予想しています)
ユーロ/ドル 21日移動平均線を上抜け
ユーロ/ポンド 一目均衡表(日足)の雲を上抜け

■変動率からの予想レンジ 08:04→NYクローズ

Ccy 予想レンジ
USDJPY 79.84 ~ 80.44
EURJPY 114.81 ~ 116.23
GBPJPY 129.51 ~ 130.85
AUDJPY 84.42 ~ 85.46
NZDJPY 64.67 ~ 65.61
CADJPY 81.99 ~ 82.97
ZARJPY 11.80 ~ 11.97
NOKJPY 14.48 ~ 14.72
MXNJPY 6.72 ~ 6.81
HKDJPY 10.23 ~ 10.31
SGDJPY 64.74 ~ 65.35
EURUSD 1.4299 ~ 1.4490

■前日のサマリー
昨日の東京時間帯は朝方こそ、リスク・オンの流れからドル/円は80.35円、ユーロ/円も115.35円、ユーロ/ドルも1.4384ドルまで上昇しましたが、10時30分に公表された豪準備銀行(RBA)の議事録がハト派的とみなされたことから、豪ドルが対ドルで1.0531ドル、対円で84.81円まで下落、ドル/円も80.09円、ユーロ/円も114.65円、ユーロ/ドルは1.4303ドルへと下落しました。ロンドン時間では発表された独ZEW景況感調査が市場予想より悪化していたことで、それまでに1.4377ドル近辺へ戻していたユーロ/ドルが1.4315ドル、ユーロ/円が115.25円から114.80円へと下落しました。その後、メルケル独首相が「独、ポーランド両国は強く安定したユーロを望む」と発言したことなどから、ユーロが徐々に上昇して、NY時間にはギリシャでのパパンドレウ内閣の信任がされるだろうとの見方でユーロ/ドルは1.4423ドル、ユーロ/円は116.23円まで上昇しました。ドル/円はNY時間に一時80.05円まで下落したものの、ガイトナー米財務長官の「超党派の債務上限引き上げ交渉で大きな進展」と発言したことなどから、この日も80円割れを回避しました。
クローズはドル/円が80.18円、ユーロ/ドルが1.4408ドル、ユーロ/円は115.57円。

■株価(bloomberg.co.jp)

Index 引値 前日比
日経225 9459.66 105.34
FTSE100(英) 5775.31 81.92
DAX(独) 7285.51 135.30
NYダウ(米) 12190.01 109.63
S&P500(米) 1295.52 17.16
NASDAQ(米) 2687.26 57.60

■金利(bloomberg.co.jp)

Country 利回り 前日比
米10年債 2.98 0.03
日本10年債 1.130 0.005
英10年債 3.22 0.00
独10年債 2.98 0.02

■コモディティ価格

Commodities 引値 前日比
NY金(期近) 1546.40 4.40
NY原油(期近) 93.40 0.14

■本日の指標発表(FXミュージアムより)
6/22(水)
・ 07:45 NZ 1-3月期 四半期経常収支
・ 17:00 南ア 5月 消費者物価指数(CPI) 前月比
・ 17:00 南ア 5月 消費者物価指数(CPI) 前年同月比
・ 17:30 英国 英中銀金融政策委員会(MPC)議事要旨
・ 18:00 ユーロ圏 4月 製造業新規受注 前月比
・ 18:00 ユーロ圏 4月 製造業新規受注 前年同月比
・ 20:00 米国 MBA住宅ローン申請指数 前週比
・ 23:00 ユーロ圏 6月 消費者信頼感(速報値)
・ 23:00 米国 4月 住宅価格指数 前月比
01:30 米国 米連邦公開市場委員会(FOMC)、終了後政策金利発表
・ 01:30 ユーロ圏 トリシェ欧州中央銀行(ECB)総裁講演
・ 01:30 英国 キング・イングランド銀行(BOE)総裁講演
03:15 米国 バーナンキ米連邦準備理事会(FRB)議長定例記者会見
※経済指標の発表予定は予告なく変更になることがあります。

2011年6月21日 (火)

6/21 本日の戦略-ギリシャ信任投票がカギ-

おはようございます。本日、明日は中学に通う長女の初の中間テストです。問題を出してくれとのことだったので、教科書を見るとカラフルかつ体験学習などいろんな内容が書かれていますね。

■変化率から見た前日の通貨の強弱

ポンド>ユーロ>ドル>円>NZドル>豪ドル
※ ">" の左側の通貨が右側の通貨より強いことを示しています。

■本日の見通し
欧州委員会のレーン委員は、ユーロ圏の財務相らは「ウィーン・イニシアティブ」に沿った形でのギリシャ債のロールオーバーが、ギリシャ向けの新支援パッケージで民間の投資を関与させる最善の方法との見解でまとまったと述べいています。このため、市場には足許では確実に支援されるという見方が広がり、ユーロ/ドルは1.43ドルを回復したと思われます。ただ、本日はギリシャ国内でパパンドレウ新内閣の信任投票が行われる予定となっていることで、信任が得られなければ緊縮財政の法案の可決が難しくなることから、ユーロが売られやすくなると思います。

ドルは2日連続(週末を挟んで)で80.02円で下値が堅くなっています。ただ、戻りも80円台前半に留まり、上値も重そうです。市場ではあまりのレンジの狭さに蚊帳の外に置かれています。ただ、先週週末にもありましたが、中国が人民元のレンジ幅を拡大するような動きが出れば、ドル/円は80円を割り込んでいく可能性が高く、80円近辺での個人投資家の買いも多いことから、ストップロスを巻き込んだ下げには注意となります。

本日は10時30分に豪準備銀行(RBA)の金融政策での議事が公開されます。声明はどちらかというとハト派のトーンだったことから、豪ドルは政策発表後に売られた経緯もありますが、スティーブンスRBA総裁が7月の消費者物価指数に注目していると述べていることで、本日の内容が弱めのトーンだったとしても、豪ドルの下落は限定的となると思います。

■EURJPY 日足(一目均衡表、ストキャスティックススロー) EURJPY
source: Uedaharlowfx

ストキャスティックス(スロー)が20近辺でゴールんでクロスしている上に、5/16の安値の113.40円で安値が支えられています。一目均衡表でも遅行線が雲の下に抜けたものの、下離れせず雲に戻ってきています。ロウソク足も雲の中に入ってくるようであれば、116.30円近辺までは上昇する可能性があります。

■日足からのテクニカルでの注目点(矢印はトレンドの方向を予想しています)
ユーロ/ドル ストキャスティックス(スロー)がゴールデンクロス

■変動率からの予想レンジ 07:54→NYクローズ

Ccy 予想レンジ
USDJPY 79.90 ~ 80.50
EURJPY 114.02 ~ 115.46
GBPJPY 129.24 ~ 130.58
AUDJPY 84.34 ~ 85.37
NZDJPY 64.52 ~ 65.47
CADJPY 81.28 ~ 82.26
ZARJPY 11.69 ~ 11.85
NOKJPY 14.34 ~ 14.57
MXNJPY 6.67 ~ 6.76
HKDJPY 10.23 ~ 10.31
SGDJPY 64.58 ~ 65.19
EURUSD 1.4186 ~ 1.4378

■前日のサマリー
昨日の東京時間帯は、ドル/円は80円台前半で底堅い動きが続いたものの、上値も限られ80.10円近辺から80.25円近辺の動きとなりました。ユーロ/ドルはギリシャに関する懸念がくすぶるなかでユーロの戻りを売る動きから、1.43ドル近辺から1.4217ドルまで下落、ユーロ/円はドル/円と同じく狭いレンジ動きに終始ました。ロンドン時間に入るとドル/円がストップロスを巻き込んで80.02円まで下落したものの、80円を割り込まなかったことから反発、80.37円まで上昇しました。ユーロ/ドルも1.4191ドルまで下落したものの、欧州安定化メカニズム(ESM)についてユンケル議長が同意したことなどが伝わるとNY時間で1.4328ドルまで上昇、ユーロ/円も113.58円から115.00円まで一時上昇しました。ドル/円はNYダウが上昇したことで、80.31円まで上昇しました。
クローズはドル/円が80.23円、ユーロ/ドルが1.4301ドル、ユーロ/円は114.82円。

■株価(bloomberg.co.jp)

Index 引値 前日比
日経225 9354.32 2.92
FTSE100(英) 5693.39 -21.55
DAX(独) 7150.21 -13.84
NYダウ(米) 12080.38 76.02
S&P500(米) 1278.36 6.86
NASDAQ(米) 2629.66 13.18

■金利(bloomberg.co.jp)

Country 利回り 前日比
米10年債 2.96 0.01
日本10年債 1.125 0.005
英10年債 3.22 0.03
独10年債 2.96 0.01

■コモディティ価格

Commodities 引値 前日比
NY金(期近) 1542.00 2.90
NY原油(期近) 93.26 0.25

■本日の指標発表(FXミュージアムより)
6/21(火)
・ 10:30 豪 豪準備銀行(中央銀行)、金融政策会合議事要旨公表
・ 13:30 日本 4月 全産業活動指数 前月比
・ 16:00 南ア 5月 マネーサプライM3 前年同月比
・ 17:00 南ア 1-3月期 四半期経常収支
・ 17:10 フィッシャー英中銀(BOE)理事講演
18:00 ドイツ 6月 ZEW景況感調査(期待指数)
・ 18:00 ユーロ圏 6月 ZEW景況感調査
・ 19:00 南ア 4-6月期 四半期 南アフリカ経済研究所(BER)消費者信頼感指数
・ 21:30 カナダ 5月 景気先行指数 前月比
・ 21:30 カナダ 4月 小売売上高 前月比
・ 21:30 カナダ 4月 小売売上高(除自動車) 前月比
・ 23:00 米国 5月 中古住宅販売件数 前月比
23:00 米国 5月 中古住宅販売件数 年率換算件数
※経済指標の発表予定は予告なく変更になることがあります。

2011年6月20日 (月)

6/20 本日の戦略-足許ではギリシャの内政問題に注目-

おはようございます。本日は日経CNBCの為替電話リポートでした。今日はそれなりに話せた方だと思います。

■変化率から見た前日の通貨の強弱

NZドル>円>ユーロ>豪ドル>ポンド>ドル
※ ">" の左側の通貨が右側の通貨より強いことを示しています。

■本日の見通し
週末は仏独首脳会談からユーロ救済に向けての楽観的な見方が出て、ユーロが買い戻されましたが、内閣改造を行ったギリシャのパパンドレウ内閣の信任投票を21日(と思われる)に控えていることから、ギリシャ国内での不安要因が残るため、ユーロの上値も重くなると思われます。また、ギリシャへの融資の条件が緊縮財政案の可決・成立にあることで、これに向けてぎりぎりまで努力すると思います。このため、個人的にはギリシャのデフォルトはないと思っていますが、状況は予断を許さないところまで来ているようです。今週・来週が山場となるのではないかと思います。こうした中で本日もユーロ圏の要人の発言が予定されていることから、内容によってはユーロにとってネガティブ材料となる可能性があります。

ドルは週末にIMFが米成長見通しを引き下げたことで、米国の先行きに対する懸念が出ています。本日これまでは本邦の貿易収支が2カ月連続で赤字となり、市場予想より大きかったことなどから、やや円売りとなっていますが、全体の傾向としてはドル売りが継続していると思います。ただし、リスク・オンの動きにつながるような材料が欧州サイドから出てくるようであればドルは小幅ながら上昇すると思います。

■USDJPY 日足(ボリンジャーバンド、パラボリック、変化率) USDJPY source: Uedaharlowfx

ボリンジャーバンドのセンターラインで上値が2日連続で止められ下落してきています。変化率でもゼロライン近傍をうろうろしていましたが、少し下に離れてきていることから、パラボリックの79.77円を下に抜けてくるようだと、5/5の安値の79.57円を試し、ボリンジャーバンドの-2σの79.44円近辺がサポートとならなければ、その下の78円近辺まで下落するのではないかと思われます。

■日足からのテクニカルでの注目点(矢印はトレンドの方向を予想しています)
ドル/円 ストキャスティックス(スロー)がデッドクロス
ユーロ/ポンド 一目均衡表(日足)の基準線を上抜け、ストキャスティックス(スロー)がゴールデンクロス
南アランド/円 ストキャスティックス(スロー)がゴールデンクロス
豪ドル/米ドル ストキャスティックス(スロー)がデッドクロス
NZドル/米ドル 21日移動平均線を上抜け

■変動率からの予想レンジ 07:49→NYクローズ

Ccy予想レンジ
USDJPY79.68 ~ 80.30
EURJPY113.67 ~ 115.09
GBPJPY128.78 ~ 130.11
AUDJPY84.40 ~ 85.44
NZDJPY64.55 ~ 65.50
CADJPY81.06 ~ 82.04
ZARJPY11.71 ~ 11.88
NOKJPY14.37 ~ 14.60
MXNJPY6.65 ~ 6.73
HKDJPY10.20 ~ 10.28
SGDJPY64.62 ~ 65.24
EURUSD1.4200 ~ 1.4378

■前日のサマリー
週末の東京時間帯は仏独首脳会談を前に様子見気分が強く、ドル/円は80.50円近辺から80.65円近辺の小動きとなりましたが、ユーロ/ドルはポジションを閉じる動きが先行し、1.4223ドルから1.4128ドル、ユーロ/円は114.70円から113.85円へと下落しました。ロンドン時間では仏独首脳会談でドイツが歩み寄りを見せ、ウィーン・イニシアティブ方式のロールオーバーで救済に合意したことから市場には安心感が広がり、ユーロが徐々に上昇し、ユーロ/ドルは下落前の水準を超える1.4290ドル、ユーロ/円は114.80円まで上昇しました。ドル/円は80.20円近辺まで下落。NY時間には発表されたミシガン大米消費者信頼感指数が予想より悪く、米景気先行指数が予想より良いというミックスの状態となったものの、IMFが米国の成長見通しを引き下げたことや週末の中国人民元のバンド幅を拡大するとの噂などもあり、ドル/円は80.02円まで下落する一方、ユーロ/ドルは1.4339ドル上昇、ユーロ/円は114.80円手前で底格推移しました。
クローズはドル/円が80.02円、ユーロ/ドルが1.4300ドル、ユーロ/円は114.43円。

■株価(bloomberg.co.jp)

Index 引値 前日比
日経225 9351.40 -59.88
FTSE100(英) 5714.94 16.13
DAX(独) 7164.05 53.85
NYダウ(米) 12004.36 42.84
S&P500(米) 1271.50 3.86
NASDAQ(米) 2616.48 -7.22

■金利(bloomberg.co.jp)

Country 利回り 前日比
米10年債 2.94 0.02
日本10年債 1.120 0.000
英10年債 3.20 0.02
独10年債 2.96 0.04

■コモディティ価格

Commodities 引値 前日比
NY金(期近) 1539.10 9.20
NY原油(期近) 93.01 -1.94

■本日の指標発表(FXミュージアムより)
6/20(月)
・ 08:50 日本 5月 貿易統計(通関ベース)
・ 14:00 日本 4月 景気一致指数(CI)・改定値
・ 14:00 日本 4月 景気先行指数(CI)・改定値
・ 15:00 ドイツ 5月 生産者物価指数(PPI) 前月比
・ 17:00 ユーロ圏 4月 経常収支
・ 18:00 英国 ポーゼン英中銀金融政策委員会(MPC)委員講演
23:30 ユーロ圏 トリシェ欧州中央銀行(ECB)総裁議会証言
00:30 ユーロ圏 バイトマン独連銀総裁講演
・ 01:00 ユーロ圏 シュタルクECB理事講演

・ 23:00 米国 5月 景気先行指標総合指数 前月比
※経済指標の発表予定は予告なく変更になることがあります。

2011年6月19日 (日)

6/20の週の見通し -ギリシャのリスクは後退か-

こんばんは。ジェリー・アンダーソンSF特撮DVDコレクション【サンダーバード】シリーズを定期購入してしまいました。全プレのサンダーバード2号が楽しみです(2年後ですが)

■ドル/円 60分足 USDJPY ※チャートをクリックすると拡大します。

■ユーロ/ドル 60分足 EURUSD
※チャートをクリックすると拡大します。

■ユーロ/円 60分足 EURJPY チャートをクリックすると拡大します。

先週は中国の鉱工業生産高や鉱工業生産が市場予想より良かったことをきっかけとして、一時リスク・オフの動きとなり、ドル/円が週半ばには81.04円まで上昇、ユーロ/ドルは1.4497ドル、ユーロ/円は116.69円まで上昇しましたが、週半ばにはギリシャの懸念から格付け機関ムーディーズが仏大手3行の格付けを引き下げ方向で見直すと発表、パパンドレウ・ギリシャ首相が最大野党の新民主主義党との大連立を条件に辞任をしてもよいと述べたこと、ウェリンク・オランダ中銀総裁が「欧州の救済基金を2倍に増やすべき」と発言したことなどから、ユーロに対する懸念が高まり、ユーロ/ドルは1.4073ドル、ユーロ/円は113.50円まで下落しました。週末には独仏首脳会台が開催され、メルケル独首相は「ギリシャ問題での投資家関与ではECBと取り組む意向」、サルコジ仏大統領はギリシャ対応策ではECBとの間で「完全合意」が必要、民間部門に関して「解決策を見いだした」と発言したことで、ユーロを買い戻す動きとなり、ユーロ/ドルは1.4338ドル、ユーロ/円114.79円まで上昇しました。ドルは、NY連銀製造業景気指数、フィラデルフィア連銀指数、ミシガン大消費者信頼感指数が市場予想より悪化、住宅着工件数や景気先行指標総合指数は良かったもののドルのサポートとはならず、ドル安の流れの中で80.02円まで下落しました。

通貨別にみると、豪ドルがスティーブンス豪準備銀行(RBA)総裁が「物価抑制にはある段階での利上げが必要」「7月のCPI(消費者物価指数)重要」と発言したことから、8月の利上げの可能性が高まったとみなされ主要通貨に対して上昇し、そのほかでは、リスク回避の動きの高まりから「円」と「ドル」が主要通貨に対して上昇しました。

■週間騰落率(JPY) JPY
グラフをクリックすると拡大します。 ■週間騰落率(USD) USD
グラフをクリックすると拡大します。

■今週の見通し
パパンドレウ・ギリシャ首相は中期緊縮財政法案の可決に向け内閣改造を実施、エバンゲロス・ベニゼロス国防相を財務相に据えました。また、仏独首相はウィーンイニシアチブ(満期を迎えるギリシャ国債を保有している債権者に借り換えに応じてもらう内容)をベースとした民間部門の自発的参加を盛り込む追加支援を支持することに合意しました。このため、ギリシャのデフォルトのリスクは低下したとみられたことで週末はユーロが買い戻されています。20日にはユーロ圏財務相会合が開かれ欧州金融安定メカニズム( EFSM)について話し合われる予定です。また、21日にはギリシャでの中期緊縮財政法案の投票が予想され、これが可決すれば、24日のEUサミットを前にしてギリシャ問題もひとまず落ち着くものと思われます。このため、ムーディーズがイタリア国債の格下げを検討と発言していますが、悪材料出つくしからユーロが上昇するものと思います。

一方、ドルは週末にも中国が人民元の対米ドル変動幅を現在の0.5%から最大1.0%に拡大する見込みと報道されていたことから、ドル/円も80円近辺まで下落しています。週明けには80円を試す可能性がありますが、ギリシャ問題での進展がみられれば、リスク・オフの動きが出て上昇すると思われます。また、米FOMCが22日(日本時間23日)に発表され、量的緩和第2弾(QE2)が終了するとみられますが、量的緩和は継続されるとみられることから、これを持ってドルが上昇する流れにはならないと思います。

■今週の予想レンジ

Ccy Low(下)   High(上)
ドル/円 79.50 80.90
ユーロ/ドル 1.4100 1.4450
ユーロ/円 113.40 115.60
ポンド/円 127.70 131.50
豪ドル/円 84.00 86.30
NZドル/円 64.10 65.60
南アランド/円 11.65 11.90

■日、週、月、年騰落データ rate
※表をクリックすると拡大します。

■注目イベント 6/20(月)
・ 07:45 NZ 1-3月期 四半期製造業売上高 前期比
・ 08:01 英国 6月 ライトムーブ住宅価格 前月比
・ 08:50 日本 5月 貿易統計(通関ベース)
・ 14:00 日本 4月 景気一致指数(CI)・改定値
・ 14:00 日本 4月 景気先行指数(CI)・改定値
・ 15:00 ドイツ 5月 生産者物価指数(PPI) 前月比
・ 17:00 ユーロ圏 4月 経常収支
6/21(火)
・ 10:30 豪 豪準備銀行(中央銀行)、金融政策会合議事要旨公表
・ 13:30 日本 4月 全産業活動指数 前月比
・ 16:00 南ア 5月 マネーサプライM3 前年同月比
・ 17:00 南ア 1-3月期 四半期経常収支
18:00 ドイツ 6月 ZEW景況感調査(期待指数)
・ 18:00 ユーロ圏 6月 ZEW景況感調査
・ 19:00 南ア 4-6月期 四半期 南アフリカ経済研究所(BER)消費者信頼感指数
・ 21:30 カナダ 5月 景気先行指数 前月比
・ 21:30 カナダ 4月 小売売上高 前月比
・ 21:30 カナダ 4月 小売売上高(除自動車) 前月比
・ 23:00 米国 5月 中古住宅販売件数 前月比
23:00 米国 5月 中古住宅販売件数 年率換算件数
6/22(水)
・ 07:45 NZ 1-3月期 四半期経常収支
・ 17:00 南ア 5月 消費者物価指数(CPI) 前月比
・ 17:00 南ア 5月 消費者物価指数(CPI) 前年同月比
・ 17:30 英国 英中銀金融政策委員会(MPC)議事要旨
・ 18:00 ユーロ圏 4月 製造業新規受注 前月比
・ 18:00 ユーロ圏 4月 製造業新規受注 前年同月比
・ 20:00 米国 MBA住宅ローン申請指数 前週比
・ 23:00 ユーロ圏 6月 消費者信頼感(速報値)
・ 23:00 米国 4月 住宅価格指数 前月比
01:30 米国 米連邦公開市場委員会(FOMC)、終了後政策金利発表
6/23(木)
・ 06:45 NZ 1-3月期 四半期国内総生産(GDP) 前期比
・ 15:00 スイス 5月 貿易収支
・ 17:00 ユーロ圏 6月 製造業購買担当者景気指数(PMI、速報値)
・ 17:00 ユーロ圏 6月 サービス部門購買担当者景気指数(PMI、速報値)
・ 21:30 米国 前週分 新規失業保険申請件数
・ 23:00 米国 5月 新築住宅販売件数 年率換算件数
・ 23:00 米国 5月 新築住宅販売件数 前月比
6/24(金)
・ 08:50 日本 5月 企業向けサービス価格指数 前年同月比
17:00 ドイツ 6月 IFO企業景況感指数
21:30 米国 5月 耐久財受注 前月比
・ 21:30 米国 5月 耐久財受注・輸送用機器除く 前月比
・ 21:30 米国 1-3月期 四半期実質国内総生産(GDP、確定値) 前期比年率
経済指標の詳細はFXmuseumのFXカレンダーを参照してください。

2011年6月18日 (土)

シカゴ通貨先物非商業ポジション(6/14現在)

こんにちは。韓国軍がアシアナ航空の旅客機を北朝鮮機と間違えて発砲する事件が起きました。通常のルートから外れていなかったとのことですがコワイですね。

17日に発表された14日現在のシカゴIMMの非商業(投機)ポジションでは、円のネットポジションでロング(買)が増加、ドルのネットポジションではショート(売)が僅かに減少しています。ユーロはネットポジションでユーロが減少しました。豪ドルはネットポジションでロングが僅かに増加、ポンドのネットポジションはショートからロングに転換しています。。

円はロングポジションが約3,000コントラクト増加する一方、ショートは4,500コントラクト減少しました。ただ、ロング(円買い)が増加したものの、ドル/円の動きはドル高と逆の動きになりました。ただ、円のショートポジションは過去最低水準近くまで低下していることから、更にショートが減少するのは考えにくいと思われ、もしドル/円が80円を割り込んでいくようであればロングが積み上がっていくものと思います。ユーロは総取組で12万コントラクトとなっていて、ポジションの調整が進んでいることが伺われます。ドルは小動きとなっていますので、ユーロでのリスク回避の動向次第でロングが増加するか減少するかが決まると思われます。

■シカゴIMM非商業ポジション

項目 Net(ネット) Dif(増減) Long(買) Short(売) All(総取組)
JPY 24,768 7,137 38,618 13,850 52,468
EUR 49,894 -1,942 84,580 34,686 119,266
GBP 11,226 12,976 36,684 25,458 62,142
CHF 13,287 -3,578 25,555 12,268 37,823
CAD 18,855 5,333 33,746 14,891 48,637
AUD 67,670 2,465 79,616 11,946 91,562
NZD 19,218 3,214 23,520 4,302 27,822
MXN 24,768 7,137 38,618 13,850 52,468
source:CFTC

【USD】 USDsource:CFTC

ドルは16,430コントラクトのショート減少の253,081コントラクトのショートとなりました。
※ドルのポジションは円、ユーロをはじめ、メキシコペソまでを合計して算出しています。レートはFRBのメジャーカレンシーインデックスを使用しています。

【JPY】 JPY source:CFTC

円は7,137コントラクトのロング増加の24,768コントラクトのロングとなりました。

【EUR】 EUR source:CFTC

ユーロは1,942コントラクトのロング減少の49,894コントラクトのロングになりました。

【CAD】 CAD source:CFTC

カナダは5,333コントラクトのロング増加の18,855コントラクトのロングになりました。

【NZD】 NZD source:CFTC

NZドルは3,214コントラクトのロング増加の19,218コントラクトのロングとなりました。
他のIMM通貨先物のポジション動向は上田ハーローレポートのシカゴIMM非商業ポジションを参照してください。(20日更新)

2011年6月17日 (金)

6/17 本日の戦略-本日もユーロ主導か、仏独首脳会談に注目か-

おはようございます。昨日は某証券会社主催のセミナーに参加し、竹中平蔵氏、大前研一氏、寺島実郎氏の話しを聞いてきました。震災後の日本には厳しい目が向けられているようで、今後の日本の経済も変革を迫られることになりそうです。

■変化率から見た前日の通貨の強弱

円>ユーロ>ドル>豪ドル>NZドル>ポンド
※ ">" の左側の通貨が右側の通貨より強いことを示しています。

■本日の見通し
昨日もギリシャ問題でユーロ主導の動きとなりました。その中でも注目すべきはギリシャの2年債利回りが30%を超えたことから、ギリシャのデフォルトの可能性が徐々に市場に織り込まれてきているように感じます。ただし、デフォルトについてはほとんどの市場関係者がない(EUとIMFが融資する)と思っています。本日も仏独首脳会談(時間は未定)が開催されるようですし、次週には19-20日にユーロ圏財務相会合、23-24日にユーロ圏首脳会談が予定されていることから、態度を少し軟化させているドイツと合意ができれば足許で必要な120億ユーロの融資が実施されると思われ、昨日のIMF報道官の「ギリシャへの金融支援の完全実施は進んでいる」との発言にもあった通り、実施に向けて進むものと思われます。これが実施されるにはギリシャで更なる緊縮財政の実施が求められることから、ギリシャ政府内で合意に至れるかもカギとなります。本日はまだ不安定な状態ですので、要人発言やギリシャ国債の対独スプレッドなどに振り回される可能性があります。

ドルは昨日発表されたフィラデルフィア連銀製造業景気指数が市場予想よりも下振れし、一時ドル売りとなりました。雇用指数が4.1(前回22.1)、新規受注が-7.6(前回5.4)といずれも悪化しています。特にこの指標は米供給管理協会(ISM)との相関が高いことで知られており、製造業の減速傾向が示されていると思われ、内容的には決してドルが良くないということを示していると思います。一部では米景気の2番底を指摘する声も聞こえてきていますので、リスク回避以外でのドルの上昇の可能性は低いと思われます。また、本日はミシガン大学消費者信頼感指数の発表が予定されていることから、こちらもよくなければドルも売られることになりそうです。ただ、FRBでインフレターゲットの導入の議論が出ているようですので、これが導入された時には、一時的にドルが買われることになると思います。

■NZDJPY 日足(一目均衡表、MACD) Blog20110617_01 source: Uedaharlowfx

NZドルは昨日、一目均衡表(日足)の基準線を下抜けました。MACDでもデッドクロスしていることから、雲の中に入ってくるようだと下落が継続し、5/5の安値の62.53円近辺まで下落する可能性があります。ただ、現在は、雲では支えられていますし、遅行線が日々線(ロウソク足)の上を推移しています。遅行線は日々線と接近してきていることで、このレベルで推移すようようであれば、来週には下抜けてくることになります。

■日足からのテクニカルでの注目点(矢印はトレンドの方向を予想しています)
NZドル/円 一目均衡表(日足)の基準線を下抜け
カナダドル/円 21日移動平均線を上抜け(僅か)

■変動率からの予想レンジ 08:03→NYクローズ

Ccy 予想レンジ
USDJPY 80.29 ~ 80.92
EURJPY 113.72 ~ 115.15
GBPJPY 129.51 ~ 130.88
AUDJPY 84.53 ~ 85.58
NZDJPY 64.40 ~ 65.35
CADJPY 81.53 ~ 82.53
ZARJPY 11.67 ~ 11.83
NOKJPY 14.49 ~ 14.73
MXNJPY 6.67 ~ 6.75
HKDJPY 10.27 ~ 10.36
SGDJPY 64.63 ~ 65.26
EURUSD 1.4079 ~ 1.4274

■前日のサマリー
昨日の東京時間帯は欧州要人の会談を控えていたこともあり、様子見気分が強い中で、ドル/円は利益確定の売りや本邦輸出企業などからの売りが出て、ドル/円は一時80.80円近辺まで下落しましたが、ユーロ/ドル、ユーロ/円ともに狭いレンジの動きに終始しました。ロンドン時間には、ウェリンク・オランダ中銀総裁が「欧州の救済基金を2倍に増やすべき」と発言したことから、ユーロに対する懸念が高まり、ユーロ/ドルが1.4073ドル、ユーロ/円が113.51円、ドル/円も80.48円まで下落しました。NY時間帯では、発表された米住宅着工件数、建設許可件数、米新規失業保険申請件数が揃って市場予想を上回ったことで、ドル/円は80.94円まで上昇しました。その後、フィナンシャル・タイムズ(FT)にEUとIMFがギリシャ救済に合意との記事(内容はギリシャが更なる緊縮財政を実施した場合に合意)がでて、ユーロは買い戻されてクローズにかけては1.4224ドル、ユーロ/円は114.65円まで上昇、ドル/円は80.60円まで下落しました。
クローズはドル/円が80.62円、ユーロ/ドルが1.4200ドル、ユーロ/円は114.49円。

■株価(bloomberg.co.jp)

Index 引値 前日比
日経225 9411.28 -163.04
FTSE100(英) 5698.81 -43.74
DAX(独) 7110.20 -4.88
NYダウ(米) 11961.52 64.25
S&P500(米) 1267.64 2.22
NASDAQ(米) 2623.70 -7.76

■金利(bloomberg.co.jp)

Country 利回り 前日比
米10年債 2.93 -0.04
日本10年債 1.120 -0.045
英10年債 3.18 -0.06
独10年債 2.91 -0.04

■コモディティ価格

Commodities 引値 前日比
NY金(期近) 1529.90 3.70
NY原油(期近) 94.95 0.14

■本日の指標発表(FXミュージアムより)
6/17(金)
・ 09:00 ユーロ圏 トリシェ欧州中央銀行(ECB)総裁講演
・ 17:00 ユーロ圏 ノボトニー・オーストリア中銀総裁講演
・ 18:00 ユーロ圏 4月 建設支出 前月比
・ 18:00 ユーロ圏 4月 建設支出 前年同月比
・ 18:00 ユーロ圏 4月 貿易収支
・ 20:00 ユーロ圏 ビニスマギECB理事講演
・ 21:30 カナダ 4月 卸売売上高 前月比
22:55 米国 6月 ミシガン大学消費者態度指数・速報値
・ 23:00 米国 5月 景気先行指標総合指数 前月比
※経済指標の発表予定は予告なく変更になることがあります。

2011年6月16日 (木)

6/16 本日の戦略-主役はユーロ。要人の会談に注目-

おはようございます。生食肉の全国検査の結果を見ました。各県別を見ていましたら和歌山県が100%守られていなかったという驚きの結果でした。

■変化率から見た前日の通貨の強弱

ドル>円>豪ドル>ポンド>NZドル>ユーロ
※ ">" の左側の通貨が右側の通貨より強いことを示しています。

■本日の見通し
昨日は燻り続けているギリシャ問題でユーロが主要通貨に対して下落、リスク回避からドルが主要通貨に対して買われました。上の通貨の強弱を見ていただいても、順番として「ドル」「円」となっています。本日もギリシャを巡る動きでは、バイトマン独連銀総裁とユンケル・ルクセンブルグ首相の会談、メルケル独首相とドラギ伊中銀総裁の会談が行われる予定となっています。昨日もドイツ財務省報道官からは「ユーロ圏当局はギリシャ支援への民間関与で同意、方法で激論」、ジョイブレ独財務相は「ユーロ圏はギリシャについて20日の決定促す」と発言、ギリシャ債務の民間関与を巡ってのドイツとECBの駆け引きが行われるのではないかと思います。また、昨日はムーディーズがフランスの大手銀行3行の格下げの可能性を示唆していることで、金融機関に波及するとユーロの一段安となると思います。ただ、既にルクセンブルグ財務相が決定は7月にずれ込む見込みをしめしていることから、20日に決定に至った場合にはドルは買われることになると思います。

ドル/円は昨日は米消費者物価指数の上振れ(その前の日は生産者物価指数)の上振れを受け上昇しましたが、同時刻に発表されたNY連銀製造業景気指数では、新規受注指数が-3.61(前回17.19)、雇用指数が10.20(前回24.73)といずれも悪化していることから、本日23時に発表されるフィラデルフィア連銀景気指数(ISMと相関が高いといわれています)も下振れするようだと、米の景気の先行きにも不安が継続していることになります。このため、ドル/円の上値も重くなると思われますが、80円割れには本邦投資家のドル買いも支えの一つとなっているため、79円から81.50円のレンジから大きく外れることはないかと思います。

また、昨日はスティーブンス豪準備銀行(RBA)総裁が「物価抑制にはある段階での利上げが必要」「7月のCPI(消費者物価指数)重要」と発言したことで一時、豪ドルが買われました。また、ロシア中銀第1副総裁が「6月に為替市場で15億ドル購入にした」「秋に豪ドルの購入を開始する計画」と発言、豪ドル買いに意欲を見せましたが、原油価格などの下落から対円電お86円台は重くなっているようです。こちらも、対ドルでは目先、6/3の高値の1.0772ドルでピークをつけていると思われます。

■EURUSD 日足(一目均衡表、エンベロープ、MACD) EURUSD source: Uedaharlowfx

ユーロ/ドルは一目均衡表(日足)の雲の下、21日移動平均線を下に抜け下落しています。MACDもデッドクロスしており下落が継続しそうです。これまでは比較的きれいに21日移動平均線から上下に3%の乖離をつなげたエンベロープの中に入っているため、下値の目標も-3%となる1.3910ドル近辺ではないでしょうか。

■日足からのテクニカルでの注目点(矢印はトレンドの方向を予想しています)
ユーロ/ドル 21日移動平均線、一目均衡表(日足)の基準線、雲を下抜け
ポンド/ドル 21日移動平均線、一目均衡表(日足)の基準線、雲を下抜け
ユーロ/円 21日移動平均線、一目均衡表(日足)の雲を下抜け
ポンド/円 一目均衡表(日足)の雲を下抜け
NZドル/円 21日移動平均線を下抜け
カナダドル/円 21日移動平均線を下抜け
ユーロ/ポンド 21日移動平均線を下抜け
豪ドル/米ドル 21日移動平均線、一目均衡表(日足)の基準線を下抜け
NZドル/米ドル 21日移動平均線を下抜け

■変動率からの予想レンジ 08:10→NYクローズ

Ccy 予想レンジ
USDJPY 80.63 ~ 81.28
EURJPY 114.04 ~ 115.49
GBPJPY 130.37 ~ 131.79
AUDJPY 85.02 ~ 86.09
NZDJPY 64.85 ~ 65.81
CADJPY 82.11 ~ 83.12
ZARJPY 11.73 ~ 11.90
NOKJPY 14.46 ~ 14.69
MXNJPY 6.71 ~ 6.80
HKDJPY 10.32 ~ 10.41
SGDJPY 65.07 ~ 65.72
EURUSD 1.4056 ~ 1.4252

■前日のサマリー
昨日の東京時間帯は本邦輸入企業などからのドル買いでドル/円は80.60円近辺まで上昇したものの、80.40円から80.60円の得レンジとなりました。ユーロはギリシャへの懸念がくすぶり、ユーロ/ドルは1.44ドル台前半から1.4381ドル、ユーロ/円は116.40円近辺から115.72円へと下落しました。ロンドン時間では、格付け機関ムーディーズが仏の大手3行の格付けを引き下げ方向で見直すとのヘッドラインなどもあり、ユーロ/ドルは1.4294ドル、ユーロ/円は115.30円近辺へと下落しました。ドル/円はリスク回避の動きからドルが買われ80.76円まで上昇しました。NY時間には発表された米消費者物価指数が市場予想より上振れしていたことなどでドル/円はストップロスを巻き込んで一時81.06円まで上昇しました。ユーロは、ギリシャのパパンドレウ首相が最大野党の新民主主義党との大連立を条件に辞任をしてもよいと述べたことや、ムーディーズがポルトガル銀行のブラジル国内にある子会社をおそらく格下げ方向で見直しとしたことでユーロ/ドルは1.4156ドル、ユーロ/円は114.56円まで下落、ドル/円は一時80.59まで下落していたものの、リスク回避のドル買いから81.08円まで上昇しました。
クローズはドル/円が80.94円、ユーロ/ドルが1.4176ドル、ユーロ/円は114.76円。

■株価(bloomberg.co.jp)

Index 引値 前日比
日経225 9574.32 26.53
FTSE100(英) 5742.55 -60.58
DAX(独) 7115.08 -89.71
NYダウ(米) 11897.27 -178.84
S&P500(米) 1265.42 -22.45
NASDAQ(米) 2631.46 -47.26

■金利(bloomberg.co.jp)

Country 利回り 前日比
米10年債 2.97 -0.13
日本10年債 1.165 0.010
英10年債 3.23 -0.06
独10年債 2.95 -0.06

■コモディティ価格

Commodities 引値 前日比
NY金(期近) 1526.20 1.80
NY原油(期近) 94.81 -4.56

■本日の指標発表(FXミュージアムより)
6/16(木)
・ 16:15 スイス 1-3月期 四半期鉱工業生産 前期比
・ 16:15 スイス 1-3月期 四半期鉱工業生産 前年同期比
16:30 スイス スイス国立銀行3カ月物銀行間取引金利誘導目標中心値
・ 17:00 ユーロ圏 欧州中央銀行(ECB)月報
・ 17:30 英国 5月 小売売上高指数 前月比
・ 18:00 ユーロ圏 5月 消費者物価指数(HICP、改定値) 前年同月比
・ 19:00 ユーロ圏 ビニスマギ欧州中央銀行(ECB)理事講演
・ 21:30 カナダ 4月 対カナダ証券投資額
・ 21:30 米国 前週分 新規失業保険申請件数
・ 21:30 米国 5月 建設許可件数 年率換算件数
21:30 米国 5月 住宅着工件数 年率換算件数
・ 21:30 米国 1-3月期 四半期経常収支
21:50 ユーロ圏 バイトマン独連銀総裁とユンケル・ルクセンブルク首相が会談
23:00 米国 6月 フィラデルフィア連銀製造業景気指数
・ 23:00 米国 タルーロ米連邦準備理事会(FRB)理事議会証言
・ 01:00 ユーロ圏 メルケル・ドイツ首相とドラギ・イタリア中銀総裁が会談
01:30 ユーロ圏 メルシュ・ルクセンブルク中銀総裁講演
・ 02:10 米国 フィッシャー米ダラス連銀総裁講演
※経済指標の発表予定は予告なく変更になることがあります。

2011年6月15日 (水)

6/15 本日の戦略-米小売は悪くなかったが・・・。NY連銀指数に注目-

おはようございます。最近のマーケットは方向感がつかみにくく、レンジを下抜けしたと思えば戻ってくるという私にとっては厄介な状況です。特にリスク・オフは長続きしない状況のように思います。

■変化率から見た前日の通貨の強弱

豪ドル>NZドル>ユーロ>ドル>ポンド>円
※ ">" の左側の通貨が右側の通貨より強いことを示しています。

■本日の見通し
昨日は中国の経済指標(特に鉱工業生産)と米国の小売売上高が市場予想より良かったことで、市場はリスク・オンの動きとなりました。このため、資源国通貨の豪ドルやNZドルなどが買われる結果となっています。先週は中国の貿易収支から景気後退懸念になっていましたが、この流れが巻き戻されたようです。こうした動きは、市場が過度にグローバルが景気後退に対して神経質になっていたとみることができ、ギリシャ問題が燻り続いていることから、完全にリスク・オンにはなっていないように思います。本日の21時30分に発表されます、米消費者物価指数よりもNY連銀製造業景気指数の悪化が示された場合には、再びリスク・オフとなる可能性も捨てきれません。

ギリシャ問題は、朝方にルクセンブルク財務省が「ギリシャ支援での合意は7月にずれ込む公算」と発言、ユーロが1.44ドル台ではあるものの、弱含みでの推移となっています。また、ドラギ伊中央銀行総裁は「ECBは債務再編やヘアカットには反対」と発言、オランダのデヤーヘル財務相は「民間セクターが全体の20-30%を負担すべき」との認識を示し、特に何も決まっていないことから、週末に開催される会合が再び焦点となる可能性があります。しかしながら、昨日の動きを見ていると、ギリシャ問題も「デフォルト」懸念が行き過ぎていたため、これの修正(ユーロ買い)が出たものと思いますが、更にユーロを押し上げる材料には乏しいのではないかでしょうか。

■AUDJPY 日足(ボリンジャーバンド、パラボリク、スローストキャスティックス、MACD) Blog20110615_01 source: Uedaharlowfx

豪ドル/円は昨日大幅に上昇、ボリンジャーバンドの-2σからセンターライン近辺まで上昇してきています。このままセンターラインを上抜け、MACDがゴールデンクロスすると上昇が継続すると思います。この場合には、87円位がターゲットとなると思います。

■日足からのテクニカルでの注目点(矢印はトレンドの方向を予想しています)
ポンド/ドル ストキャスティックス(スロー)がゴールデンクロス
ユーロ/円 21日移動平均線を上抜け(僅か)
豪ドル/円 ストキャスティックス(スロー)がゴールデンクロス
ポンド/円 一目均衡表(日足)の雲の下から中へ
カナダドル/円 21日移動平均線を上抜け(僅か)
豪ドル/米ドル 21日移動平均線、一目均衡表(日足)の基準線を上抜け、ストキャスティックス(スロー)がゴールデンクロス

■変動率からの予想レンジ 08:11→NYクローズ

Ccy 予想レンジ
USDJPY 80.14 ~ 80.78
EURJPY 115.54 ~ 117.01
GBPJPY 131.03 ~ 132.45
AUDJPY 85.44 ~ 86.52
NZDJPY 65.38 ~ 66.36
CADJPY 82.55 ~ 83.55
ZARJPY 11.80 ~ 11.97
NOKJPY 14.75 ~ 14.99
MXNJPY 6.74 ~ 6.83
HKDJPY 10.27 ~ 10.36
SGDJPY 65.09 ~ 65.75
EURUSD 1.4348 ~ 1.4522

■前日のサマリー
昨日の東京時間帯は中国の経済指標待ちでドル/円は80円台前、ユーロ/円も115円台前半でさえない動きとなっていましたが、中国の小売売上高、鉱工業生産が市場予想より良かったことで、豪ドルやNZドルなど資源国通貨が買われ、ドル/円も80.37円まで、ユーロ/円は116.02円まで上昇、ユーロ/ドルもリスク懸念の後退で安値の1.4379ドルから1.4445ドルまで上昇しました。また、日銀の金融政策決定会合では、5000億円の新たな貸出枠の導入を発表しましたが影響は限定的となりました。ロンドン時間には、ドル/円は80.48円、ユーロ/ドルは1.4473ドル、ユーロ/円は116.44円まで上昇しましたが、中国人民銀行が預金準備率の0.50%引き上げ(20日から)を発表したことから、ドル/円は80.12円、ユーロ/円は115.62円、ユーロ/ドルは1.4425ドルまで下落しました。NY時間には発表された米小売売上高が市場予想を下回ったこと、米生産者物価指数が市場予想から上振れしたいてことで、悲観的だった米株にたいして資金が戻ってきたため、リスク・オンの様相となり、ドル/円は80.63円、ユーロ/円は116.69円、ユーロ/ドルは1.4498ドルまで上昇しました。その後は、日本時間の朝5時過ぎにブリュッセルでの緊急財務省会合後の会見が行われ、ジョイブレ財務相が「ギリシャに関して進展なし-結果出ていない」と発言、ルクセンブルク財務省は「ギリシャ支援での合意は7月にずれ込む公算」と発言、これを受けてユーロ/ドルは1.4435ドル、ユーロ/円は116.10円、ドル/円は80.41円まで一時下落しました。
クローズはドル/円が80.46円、ユーロ/ドルが1.4438ドル、ユーロ/円は116.21円。

■株価(bloomberg.co.jp)

Index 引値 前日比
日経225 9547.79 99.58
FTSE100(英) 5803.13 29.67
DAX(独) 7204.79 119.65
NYダウ(米) 12076.11 123.14
S&P500(米) 1287.87 16.04
NASDAQ(米) 2678.72 39.03

■金利(bloomberg.co.jp)

Country 利回り 前日比
米10年債 3.10 0.11
日本10年債 1.155 0.010
英10年債 3.29 0.04
独10年債 3.01 0.06

■コモディティ価格

Commodities 引値 前日比
NY金(期近) 1524.40 8.80
NY原油(期近) 99.37 2.07

■本日の指標発表(FXミュージアムより)
6/15(水)
・ 14:00 日本 金融経済月報(基本的見解)
・ 16:15 スイス 5月 生産者輸入価格 前月比
・ 17:30 英国 5月 失業保険申請件数
・ 17:30 英国 5月 失業率
・ 18:00 ユーロ圏 4月 鉱工業生産 前月比
・ 20:00 米国 MBA住宅ローン申請指数 前週比
・ 20:00 南ア 4月 小売売上高 前年同月比
・ 21:00 ユーロ圏 ビニスマギ欧州中央銀行(ECB)理事講演
・ 21:30 カナダ 4月 製造業出荷 前月比
・ 21:30 米国 5月 消費者物価指数(CPI) 前月比
・ 21:30 米国 5月 消費者物価指数(CPI) 前年同月比
21:30 米国 5月 消費者物価指数(CPIコア指数) 前月比
21:30 米国 6月 ニューヨーク連銀製造業景気指数
・ 22:00 米国 4月 対米証券投資(短期債除く)
・ 22:00 ユーロ圏 コンスタンシオECB副総裁講演
22:15 米国 5月 鉱工業生産 前月比
・ 22:15 米国 5月 設備稼働率
・ 23:00 米国 6月 NAHB住宅市場指数
・ 04:35 カナダ カーニー・カナダ中銀総裁講演
・ 04:45 英国 キング・イングランド銀行(BOE)総裁講演
※経済指標の発表予定は予告なく変更になることがあります。

2011年6月14日 (火)

6/14 本日の戦略-中国、米国の小売売上高に注意-

おはようございます。イタリアの原発再開の是非を問う国民投票で再開反対派が圧勝のようです。脱原発の機運が高まりそうですね。

■変化率から見た前日の通貨の強弱

ポンド>豪ドル>ユーロ>円>ドル>NZドル
※ ">" の左側の通貨が右側の通貨より強いことを示しています。

■本日の見通し
昨日は格付け機関のS&Pがギリシャの長期債信用格付けを3段階引き下げ、今後12-18か月以内に更に格下げする可能性を示唆しています。また、ギリシャに対しては債務再編が行われる可能性が強く、その場合は「デフォルト」と判断するとしています。ギリシャ問題に関しては本日(14日)にユーログループ財務相臨時会議が開かれることになり、20日のユーロ圏財務相会議を経て、24日のEUサミットで包括合意が必要となります。EU当局者とドイツの意見の食い違いがあることから、まとまるかどうか予断を許さないところです。仮にまとまらなければ、昨日サポートされた日足の一目均衡を下抜けて1.40ドルを割り込むことも考えられます。

本日はいくつか重要な経済指標が発表されます。午前11時には中国の消費者物価指数、鉱工業生産、小売売上高が予定されています。鉱工業生産や小売売上高が市場予想から下振れするようであれば、世界景気に対する懸念が出る可能性があるます。また、先週から今週にかけて中国は6月中に政策金利を引き上げる可能性があるとの報道が出ていることから、利上げとなると豪ドルやNZドルが売られると思われます。また、21時30分には米国の小売売上高の発表も予定されており、こちらが市場予想よりも下振れすると、バーナンキFRB議長、ダドリーNY連銀総裁、昨日のラッカー・リッチモンド地区連銀総裁の発言にもある通り、米経済の回復は質的に過去の例と異なることが判明するかもしれないとしており、これを裏付ける形となる可能性もあることから、ドルの下落が継続するかもしれません。

■GBPJPY 日足(一目均衡表、移動平均線、スローストキャスティックス) GBPJPY source: Uedaharlowfx

ポンド/円は一目均衡表(日足)の雲を挟んで推移していますが、先週金曜日に129.74円と5/13の安値の130.27円を下に抜けました。遅行線が雲の中に入ってきたことで、このまま雲の下に抜けるようであればがらなる下落となる可能性があります。ただ、ストキャスティックス(スロー)では、20以下でゴールデンクロスとなっていることから、このレベルで下げ止まると21日移動平均線の132.18円を上抜けると戻りにつながると思います。

■日足からのテクニカルでの注目点(矢印はトレンドの方向を予想しています)
ポンド/ドル 21日移動平均線、一目均衡表(日足)の基準線を上抜け、雲の下から中へ

■変動率からの予想レンジ 08:51→NYクローズ

Ccy 予想レンジ
USDJPY 79.88 ~ 80.53
EURJPY 114.89 ~ 116.38
GBPJPY 130.64 ~ 132.08
AUDJPY 84.44 ~ 85.52
NZDJPY 64.94 ~ 65.93
CADJPY 81.59 ~ 82.60
ZARJPY 11.69 ~ 11.87
NOKJPY 14.64 ~ 14.87
MXNJPY 6.68 ~ 6.77
HKDJPY 10.24 ~ 10.33
SGDJPY 64.57 ~ 65.22
EURUSD 1.4325 ~ 1.4496

■前日のサマリー
昨日の東京時間帯は本邦輸入企業のドル買いとの噂などから、ドル/円は朝方の80.30円近辺から80.70円まで、ユーロ/円は115.10円近辺から115.66円まで上昇、ユーロ/ドルは1.4320ドル近辺から1.4360ドル近辺のレンジの動きとなりました。日本時価の正午前にNZのクライストチャーチで2月の余震とみられる地震が発生しNZドルが下落しました。また、アジアの株価がマイナス圏で推移する中で円が買われ、ロンドン時間にはドル/円は80.24円まで下落、ユーロ/円は115.10円近辺から115.60円まで上昇。ユーロ/ドルはこちらも1.4325ドルから1.4392ドルへと上昇しました。NY時間には米10年債利回りが3%台を回復、米原油価格も下落したことで、ドル/円は一時80.47円まで上昇しましたが、ドル買いが続かず、トリシェECB総裁が「ユーロの離脱はいかなる政府にとっても前提とならない」等と発言したことなどからユーロ/ドルは1.4404ドル、ユーロ/円は115.62円まで戻したものの、格付け会社S&Pがギリシャの長期信用格付けを3段階引き下げ「CCC」とし、見通しを「ネガティブ」としたことから、ユーロ/ドルが1.3447ドル、ユーロ/円は115.03円まで下落しました。クローズにかけては米株価がプラス圏内で取引を終えたことなどで、リスクに対する懸念が後退して、ユーロ/ドルは1.4430ドル、ユーロ/円は115.76円まで上昇しました。
クローズはドル/円が80.22円、ユーロ/ドルが1.4411ドル、ユーロ/円は115.62円。

■株価(bloomberg.co.jp)

Index 引値 前日比
日経225 9448.21 -66.23
FTSE100(英) 5773.46 7.66
DAX(独) 7085.14 15.24
NYダウ(米) 11952.97 1.06
S&P500(米) 1271.83 0.85
NASDAQ(米) 2639.69 -4.04

■金利(bloomberg.co.jp)

Country 利回り 前日比
米10年債 2.98 0.02
日本10年債 1.145 0.005
英10年債 3.25 0.03
独10年債 2.96 0.00

■コモディティ価格

Commodities 引値 前日比
NY金(期近) 1515.60 -13.60
NY原油(期近) 97.30 -1.99

■本日の指標発表(FXミュージアムより)
6/14(火)
・ 10:30 豪 5月 NAB企業景況感指数
・ 11:00 中国 5月消費者物価指数
・ 11:00 中国 5月鉱工業生産
・ 11:00 中国 5月小売売上高
00:00 日本 日銀金融政策決定会合、終了後政策金利発表
・ 13:30 日本 4月 鉱工業生産・確報値 前月比
・ 15:30 日本 白川方明日銀総裁定例記者会見
・ 16:00 ユーロ圏 ノワイエ・フランス中銀総裁講演
・ 17:30 英国 5月 消費者物価指数(CPI) 前月比
17:30 英国 5月 消費者物価指数(CPI) 前年同月比
・ 17:30 英国 5月 小売物価指数(RPI) 前月比
・ 17:30 英国 5月 小売物価指数(RPI) 前年同月比
・ 18:00 ユーロ圏 ノボトニー・オーストリア中銀総裁講演
・ 19:00 南ア 4-6月期 四半期 南アフリカ経済研究所(BER)消費者信頼感指数
・ 21:30 カナダ 1-3月期 四半期設備稼働率
・ 21:30 米国 5月 卸売物価指数(PPI) 前月比
・ 21:30 米国 5月 卸売物価指数(PPIコア指数、食品・エネルギー除く) 前月比
21:30 米国 5月 小売売上高 前月比
・ 22:00 ユーロ圏 ドラギ・イタリア中銀総裁講演
・ 23:00 米国 4月 企業在庫 前月比
03:00 米国 バーナンキ米連邦準備理事会(FRB)議長講演
※経済指標の発表予定は予告なく変更になることがあります。

2011年6月13日 (月)

6/13 本日の戦略-明日の小売売上高待ちか-

おはようございます。本日もよろしくお願いします。

■変化率から見た前日の通貨の強弱

ドル>円>NZドル>豪ドル>ポンド>ユーロ
※ ">" の左側の通貨が右側の通貨より強いことを示しています。

■本日の見通し
本日これまでは本邦の機械受注(前年比)が-3.3%となったことから、やや円が売られているようです。先週末も仲値の終了までドルが買われて、その後下落したという経緯もあることから、本日も同じような動きとなることが予想されます。本日は特に重要な経済指標の発表もないことから、市場としては明日の米小売売上高の発表を待つことになると思われ、22時のトリシェECB総裁の発言や22時30分のラッカー・リッチモンド連銀総裁の発言で目新しいものが出てこないと、小動きになる可能性が高いと思います。チャート上では、ユーロ/ドルが一目均衡表(日足)の雲の下をうかがう展開、ドル/円は戻りが一目均衡表(日足)の雲の下限の80.98円近辺が戻りの目処となります。

■日足からのテクニカルでの注目点(矢印はトレンドの方向を予想しています)
ポンド/ドル 21日移動平均線、一目均衡表(日足)の基準線、雲を下抜け
ユーロ/円 21日移動平均線を下抜け

■変動率からの予想レンジ 08:37→NYクローズ

Ccy予想レンジ
USDJPY80.00 ~ 80.65
EURJPY114.50 ~ 116.01
GBPJPY129.53 ~ 130.98
AUDJPY83.98 ~ 85.08
NZDJPY65.53 ~ 66.54
CADJPY81.42 ~ 82.45
ZARJPY11.70 ~ 11.89
NOKJPY14.51 ~ 14.75
MXNJPY6.68 ~ 6.77
HKDJPY10.27 ~ 10.36
SGDJPY64.60 ~ 65.27
EURUSD1.4249 ~ 1.4430

■前日のサマリー
週末の東京時間帯は本邦仲値の9時55分に向けてドルが買われ、ドル/円は80.40円近辺へと上昇、ユーロ/えんも116.60円近辺から116.88円へと上昇、ユーロ/ドルも1.4552ドルまで上昇しました。しかし、仲値を過ぎると邦銀からのドル売りが観測され、ドル/円は80.03円まで下落、その後12時に発表された中国の収支が市場予想より下振れしたことから、ユーロが売られ、ユーロ/ドルは1.4465ドル、ユーロ/円は115.85円まで下落しました。ロンドン時間に入ると、ドイツの2011年の成長率予想が2.5%から3.1%に引き上げられたものの、影響は一時的となりました。NY時間では、米5月の輸入物価指数が市場予想に反して上昇したことやNYダウなどが下落したことから、リスク回避の動きとなり、ユーロ/ドルが1.4322ドル、ユーロ/円が114.94ドルまで下落、ドル/円はドルが買われ80.40円まで上昇しました。
クローズはドル/円が80.35円、ユーロ/ドルが1.4346ドル、ユーロ/円は115.26円。

■株価(bloomberg.co.jp)

Index 引値 前日比
日経225 9514.44 47.29
FTSE100(英) 5765.80 -90.54
DAX(独) 7069.90 -89.76
NYダウ(米) 11951.91 -172.45
S&P500(米) 1270.98 -18.02
NASDAQ(米) 2643.73 -41.14

■金利(bloomberg.co.jp)

Country 利回り 前日比
米10年債 2.97 -0.03
日本10年債 1.140 0.005
英10年債 3.22 -0.05
独10年債 2.96 -0.07

■コモディティ価格

Commodities 引値 前日比
NY金(期近) 1529.20 -13.50
NY原油(期近) 99.29 -2.64

■本日の指標発表(FXミュージアムより)
6/13(月)
・ 豪市場休場(女王誕生日)
・ スイス市場休場(聖霊降臨祭月曜日)
08:50 日本 4月 機械受注 前月比
22:00 ユーロ圏 トリシェ欧州中央銀行(ECB)総裁講演
・ 22:30 米国 ラッカー米リッチモンド連銀総裁講演
・ 03:00 英国 ウィール英中銀金融政策委員会(MPC)委員講演
※経済指標の発表予定は予告なく変更になることがあります。

2011年6月12日 (日)

6/13の週の見通し -リスク回避の動きが継続するか-

こんばんは。家の庭のアジサイの花もいくつかつぼみを付けています。そろそろ咲くころと思います。

■ドル/円 60分足
USDJPY ※チャートをクリックすると拡大します。

■ユーロ/ドル 60分足 EURUSD ※チャートをクリックすると拡大します。

■ユーロ/円 60分足 EURJPY チャートをクリックすると拡大します。

先週はドル/円が79円台後半から80円台前半での狭いレンジの動きとなりました。ユーロは7日のECB理事会後のトリシェECB総裁の"strong vigiliance (強い警戒)"という文言が含まれていたものの、ECBが2012年のインフレ見通しを下方修正したことから、ECBの利上げペースが鈍化するとの見方が広がり、金利動向待ちだった市場の焦点が再びギリシャ問題などに戻ったことでユーロ/ドルは週の前半に付けた1.4695ドルから1.4322ドル、ユーロ/円は同じく週前半に付けた117.88円から114.95円へと下落しました。また、先週は豪準備銀行(RBA)の政策金利発表では、政策金利を据え置き、中銀の声明でも5月の内容とほとんどかららなかったため、こちらも豪の利上げのペースが鈍化するとの見方で豪ドルが売られる一方で、NZ準備銀行(RBNZ)は政策金利を据え置いたものの、ボラード中銀総裁が「NZ経済は3月から改善した」「今後2年間で段階的な利上げが必要となるだろう」と強い内容の発言をしたことから、NZドルは上昇しました。

通貨別にみると、豪、NZ、英、ECBと政策金利は据え置いたものの、声明ではNZドルがタカ派だったことから、主要通貨に対して上昇、ユーロが一番弱い通貨となりました。ドルと円はほぼ同じで他の通貨に対して上昇しています。

■週間騰落率(JPY) JPYグラフをクリックすると拡大します。
USDグラフをクリックすると拡大します。

■今週の見通し
週末は中国の貿易収支が市場予想より悪かったことやFRBがストレステストの対象金融機関を資産500億ドル以上に拡大を計画していることなどでNYダウや金、原油などが下落し、リスク回避の動きからドルが主要通貨に対して買われました。今週も米株価の下落が続くようであれば、グローバルな景気後退の懸念が強まることから、ユーロや豪ドルの下落が継続する可能性が高まります。ギリシャ問題についても民間投資家の関与などを条件とするギリシャ追加支援を支持する決議案を採択したドイツと欧州当局の間で対立が深まってきていることで、こうしたこともリスク回避を加速させる可能性があります。

また、今週は14日に米小売売上高、15日に米消費者物価、NY連銀製造業計指数、16日には米住宅着工件数、フィラデルフィア連銀景気指数の発表が予定されています。バーナンキ米FRB議長は景気回復について「いら立たしいほど緩慢」と発言、ダドリーNY連銀総裁も米経済は2011年下期に回復の勢いを一部取り戻すものの、成長ペースは引き続き多くの人々にとって「苦痛なほど鈍い」と発言、FOMCのメンバー2人が同じような発言をしていることから、米の利上げまで時間がかかると思われることから、米の経済指標が少々の回復を見せたとしてもセンチメントの改善までには時間がかかると思います。このため、リスク回避の動きが一巡するとドルの下値も限られると思います。

中東では米国がシリア政府に対して「常軌を逸した暴力行為」と非難し、英仏独など欧州4カ国が国連安全保障理事会に提示した非難決議案への支持表明したことから、中東に対するリスクも懸念されます。

■今週の予想レンジ

Ccy Low(下)   High(上)
ドル/円 79.70 81.05
ユーロ/ドル 1.4150 1.4480
ユーロ/円 112.40 116.50
ポンド/円 127.70 132.40
豪ドル/円 83.40 86.10
NZドル/円 65.00 66.60
南アランド/円 11.65 12.10

■日、週、月、年騰落データ rate
※表をクリックすると拡大します。

■注目イベント 6/13(月)
08:50 日本 4月 機械受注 前月比
6/14(火)
・ 08:01 英国 5月 英王立公認不動産鑑定士協会(RICS)住宅価格指数
・ 08:50 日本 4-6月期 四半期法人企業景気予測調査・大企業業況判断指数(BSI)
・ 10:30 豪 5月 NAB企業景況感指数
00:00 日本 日銀金融政策決定会合、終了後政策金利発表
・ 13:30 日本 4月 鉱工業生産・確報値 前月比
・ 17:30 英国 5月 消費者物価指数(CPI) 前月比
17:30 英国 5月 消費者物価指数(CPI) 前年同月比
・ 17:30 英国 5月 小売物価指数(RPI) 前月比
・ 17:30 英国 5月 小売物価指数(RPI) 前年同月比
・ 19:00 南ア 4-6月期 四半期 南アフリカ経済研究所(BER)消費者信頼感指数
・ 21:30 カナダ 1-3月期 四半期設備稼働率
・ 21:30 米国 5月 卸売物価指数(PPI) 前月比
・ 21:30 米国 5月 卸売物価指数(PPIコア指数、食品・エネルギー除く) 前月比
21:30 米国 5月 小売売上高 前月比
・ 23:00 米国 4月 企業在庫 前月比
6/15(水)
・ 07:45 NZ 4月 小売売上高指数 前月比
・ 07:45 NZ 1-3月期 四半期小売売上高指数 前期比
・ 14:00 日本 金融経済月報(基本的見解)
・ 16:15 スイス 5月 生産者輸入価格 前月比
・ 17:30 英国 5月 失業保険申請件数
・ 17:30 英国 5月 失業率
・ 18:00 ユーロ圏 4月 鉱工業生産 前月比
・ 20:00 米国 MBA住宅ローン申請指数 前週比
・ 20:00 南ア 4月 小売売上高 前年同月比
・ 21:30 カナダ 4月 製造業出荷 前月比
・ 21:30 米国 5月 消費者物価指数(CPI) 前月比
・ 21:30 米国 5月 消費者物価指数(CPI) 前年同月比
21:30 米国 5月 消費者物価指数(CPIコア指数) 前月比
21:30 米国 6月 ニューヨーク連銀製造業景気指数
・ 22:00 米国 4月 対米証券投資(短期債除く)
22:15 米国 5月 鉱工業生産 前月比
・ 22:15 米国 5月 設備稼働率
・ 23:00 米国 6月 NAHB住宅市場指数
6/16(木)
・ 07:45 NZ 1-3月期 四半期製造業売上高 前期比
・ 16:15 スイス 1-3月期 四半期鉱工業生産 前期比
・ 16:15 スイス 1-3月期 四半期鉱工業生産 前年同期比
16:30 スイス スイス国立銀行3カ月物銀行間取引金利誘導目標中心値
・ 17:00 ユーロ圏 欧州中央銀行(ECB)月報
・ 17:30 英国 5月 小売売上高指数 前月比
・ 18:00 ユーロ圏 5月 消費者物価指数(HICP、改定値) 前年同月比
・ 21:30 カナダ 4月 対カナダ証券投資額
・ 21:30 米国 前週分 新規失業保険申請件数
・ 21:30 米国 5月 建設許可件数 年率換算件数
21:30 米国 5月 住宅着工件数 年率換算件数
・ 21:30 米国 1-3月期 四半期経常収支
23:00 米国 6月 フィラデルフィア連銀製造業景気指数
6/17(金)
・ 18:00 ユーロ圏 4月 建設支出 前月比
・ 18:00 ユーロ圏 4月 建設支出 前年同月比
・ 18:00 ユーロ圏 4月 貿易収支
・ 21:30 カナダ 4月 卸売売上高 前月比
22:55 米国 6月 ミシガン大学消費者態度指数・速報値
・ 23:00 米国 5月 景気先行指標総合指数 前月比
経済指標の詳細はFXmuseumのFXカレンダーを参照してください。

2011年6月11日 (土)

シカゴ通貨先物非商業ポジション(6/7現在)

こんにちは。IMF専務理事の立候補が11日午前0時で締め切られます。現在はラガルド仏財務相とカルステンス・メキシコ中央銀行総裁が有力候補のようですが、立候補者が4人以上であれば理事会内で3人に絞るようです。順当にいけばラガルド氏でしょうね。

10に発表された7日現在のシカゴIMMの非商業(投機)ポジションでは、円のネットポジションが、円ロング(買い)にわずか1週で転換、ドルのネットポジションはショートが増加、ユーロのネットポジションはロングが大幅増加しました。豪ドル、NZドルもネットポジションではロングが増加しています。

ユーロはネットのロングポジションが先週から比べて約3万コントラクト増加(金額にして55億ドルの減少)、となりましたが、ECB理事会後のユーロ下落で、ポジションは大幅に減少していると思われます。円はネットのロングが増加したものの、小動きが続いています。ポジションの動向からは、ユーロはまだ下落余地があると思われます。また、NZドルが対ドルで史上最高値を更新したことから、NZドルのロングポジションも溜まってきているようですので、こちらも調整が出る可能性があります。

■シカゴIMM非商業ポジション

項目 Net(ネット) Dif(増減) Long(買) Short(売) All(総取組)
JPY 17,631 19,279 35,883 18,252 54,135
EUR 51,836 29,866 96,555 44,719 141,274
GBP -1,750 79 33,554 35,304 68,858
CHF 16,865 -4,254 26,290 9,425 35,715
CAD 13,522 -12,880 32,631 19,109 51,740
AUD 65,205 5,190 78,547 13,342 91,889
NZD 16,004 280 23,573 7,569 31,142
MXN 17,631 19,279 35,883 18,252 54,135
ZAR 0 0 0 0 0
source:CFTC

【USD】 USD source:CFTC

ドルは19,490コントラクトのショート増加の269,511コントラクトのショートとなりました。
※ドルのポジションは円、ユーロをはじめ、メキシコペソまでを合計して算出しています。レートはFRBのメジャーカレンシーインデックスを使用しています。

【JPY】 JPY source:CFTC

円は19,279コントラクトのロング増加の17,631コントラクトのロングとなりました。

【EUR】 EUR source:CFTC

ユーロは29,866コントラクトのロング増加の51,836コントラクトのロングになりました。

【CAD】 CAD source:CFTC

カナダは12,880コントラクトのロング減少の13,522コントラクトのロングになりました。

【NZD】 NZD source:CFTC

NZドルは280コントラクトのロング増加の16,004コントラクトのロングとなりました。
他のIMM通貨先物のポジション動向は上田ハーローレポートのシカゴIMM非商業ポジションを参照してください。(13日更新)

2011年6月10日 (金)

6/10 本日の戦略-ドル/円は79.50円の攻防か-

おはようございます。昨日のドルの下攻め予想は完全に外してしまいました。中長期では下を見ていますので、仮に戻りがったとしてもそれほど強くはないと思います。

■変化率から見た前日の通貨の強弱

NZドル>豪ドル>ドル>ポンド>ユーロ>円
※ ">" の左側の通貨が右側の通貨より強いことを示しています。

■本日の見通し
昨日はトリシェECB総裁の発言で7月のECB理事会での利上げが示唆されました。ただ、一方ではECBのインフレ見通しで、2012年の上限を2.3%と下方修正したことで、市場は四半期に1回程度の継続的な利上げが年内で終わるのではないかとの見方になったようで、更に「民間投資家がギリシャ債のロールオーバーに合意したとしても、ECBはギリシャ債をロールオーバーしない」と発言したこともギリシャに対する懸念を連想させ、ユーロ売りの要因となったようです。ギリシャ支援につきましては、本日、ドイツ議会が条件付きとなりますが支援第2弾を可決するものとみられ、昨日ユンケル・ユーログループ議長が「ギリシャ支援プログラムの第2弾があるのは明らか」と発言している通り、進捗が見られればユーロの下値も堅くなるものと思われます。

また、本日は11時に中国の貿易収支の発表があります。市場予想は193億ドルの黒字となっていますが、市場予想より内容良ければ豪ドル、NZドルなどオセアニア通貨が買われる可能性があります。ただ、昨日の米国の貿易収支では輸入が減少(主に自動車と原油)していることで、下振れのリスクもあります。結果後の株価の動きに注目と思われ、株価上昇ならば円が売られやすくなり、ドル/円、クロス円の上昇につながると思います。

■USDJPY 日足(一目均衡表、パラボリック、スローストキャスティックス) USDJPY source: Uedaharlowfx

ドル/円はスローストキャスティックスが20以下でゴールデンクロスしたことから、短期的に上昇する可能性があります。一目均衡表(日足)のでは遅行線のところのロウソク足が切り上がっていることで雲の上に抜け出ることが難しいと思われ、トレンド全体としては下を向いていると思います。トレンドの転換としては一目均衡表の転換線の80.73円、雲の下限の80.84円、パラボリックの81.07円近辺となります。抜ければ5/19の高値の82.23円近辺までか。

■日足からのテクニカルでの注目点(矢印はトレンドの方向を予想しています)
ドル/円 ストキャスティックス(スロー)がゴールデンクロス
南アランド/円 一目均衡表(日足)の転換線が基準線を上抜け
NZドル/米ドル 年初来高値更新

■変動率からの予想レンジ 07:57→NYクローズ

Ccy 予想レンジ
USDJPY 80.00 ~ 80.66
EURJPY 115.76 ~ 117.31
GBPJPY 130.73 ~ 132.22
AUDJPY 84.68 ~ 85.83
NZDJPY 65.78 ~ 66.80
CADJPY 81.95 ~ 83.01
ZARJPY 11.78 ~ 11.97
NOKJPY 14.67 ~ 14.91
MXNJPY 6.74 ~ 6.83
HKDJPY 10.23 ~ 10.32
SGDJPY 64.86 ~ 65.54
EURUSD 1.4439 ~ 1.4590

■前日のサマリー
昨日の東京時間帯は朝方に発表されたRBNZ(豪準備銀行)のタカ派的なコメントを受け(政策金利は据置)、NZドルが買われたことなどから、ドル/円は79.84円から80.31円、ユーロ/円も116.49円から117.46円、ユーロ/ドルも1.4570ドル近辺から1.4632ドルまで上昇しました。ロンドン時間ではECBによる政策金利発表を前に小動きとなりました。英中銀(BOE)、ECBともに政策金利を据え置きとなったことで、為替市場への影響は限定的となりました。NY時間では発表された米新規失業保険申請件数が市場予想より下振れしたものの、米貿易収支の赤字額が大幅に減少していたことで、ドルが買われ、21時30分から始まったトリシェECB総裁の記者会見で、"Strong Vigilance"の文言を用いたものの、2012年のインフレ見通しが1.1%-2.3%となり従来の1.0%-2.4%から修正されていたことから、連続利上げの可能性が低いとの見方が市場に広がり、ユーロ/ドルは1.4655ドルから1.4478ドル、ユーロ/円は117.37円から115.93円まで下落、ドル/円は80.26円まで上昇しました。クローズにかけては米30年債の入札を受けて米長期金利が上昇、ドル/円は80.42円まで上昇しました。
クローズはドル/円が80.34円、ユーロ/ドルが1.4507ドル、ユーロ/円は116.55円。

■株価(bloomberg.co.jp)

Index 引値 前日比
日経225 9467.15 17.69
FTSE100(英) 5856.34 47.45
DAX(独) 7159.66 99.43
NYダウ(米) 12124.36 75.42
S&P500(米) 1289.00 9.44
NASDAQ(米) 2684.87 9.49

■金利(bloomberg.co.jp)

Country 利回り 前日比
米10年債 3.00 0.06
日本10年債 1.135 0.025
英10年債 3.27 -0.02
独10年債 3.03 -0.02

■コモディティ価格

Commodities 引値 前日比
NY金(期近) 1542.70 4.00
NY原油(期近) 101.93 1.19

■本日の指標発表(FXミュージアムより)
6/10(金)
・ 08:50 日本 5月 国内企業物価指数 前月比
・ 08:50 日本 5月 国内企業物価指数 前年同月比
・ 08:50 日本 4月 第三次産業活動指数 前月比
・ 15:00 ドイツ 5月 消費者物価指数(CPI、改定値) 前月比
・ 15:00 ドイツ 5月 卸売物価指数(WPI) 前月比
15:50 ユーロ圏 トリシェ欧州中央銀行(ECB)総裁講演
17:30 英国 4月 鉱工業生産指数 前月比
・ 17:30 英国 4月 製造業生産指数 前月比
・ 17:30 英国 5月 卸売物価指数(食品、エネルギー除くコアPPI) 前年同月比
・ 20:00 カナダ 5月 新規雇用者数
・ 20:00 カナダ 5月 失業率
・ 20:00 ユーロ圏 ゴンザレス・パラモECB理事講演
・ 21:30 カナダ 1-3月期 四半期労働生産性指数 前期比
・ 21:30 米国 5月 輸入物価指数 前月比
・ 21:30 米国 5月 輸出物価指数 前月比
22:00 米国 ダドリー米ニューヨーク連銀総裁講演
・ 03:00 米国 5月 月次財政収支
※経済指標の発表予定は予告なく変更になることがあります。

2011年6月 9日 (木)

6/9 本日の戦略-ドル/円は79.50円の攻防か-

おはようございます。昨日は長女のクラブで使うらしくて「牡丹」の折り紙を3つ(30分かかって)ほど作るのを手伝いました。

■変化率から見た前日の通貨の強弱

円>ドル>ポンド>NZドル>ユーロ>豪ドル
※ ">" の左側の通貨が右側の通貨より強いことを示しています。

■本日の見通し
昨日はOPEC総会で増産が合意に至らなかったため、原油価格が上昇しています。また、豪ドルなど資源国通貨も一時売られましたが、これまでのところは85円台を回復しています。本日朝方に開催されましたRBNZ(NZ準備銀行)の政策金利は2.5%のまま据え置かれましたが、声明文では「NZ経済は3月から改善した」「今後2年間で段階的な利上げが必要となるだろう」と強い内容になったため、NZドルは65.80円近辺まで上昇しています。ユーロやドルに不安の残る中で、比較的リスク要因が少ないこれらの通貨が選好される可能性があると思います。ただ、対円ではドルが弱含みの推移となっていることや連邦債務引き上げ問題では格付け機関フィッチが8月15日までの期限に債務上限を引き上げなければ「Watch Negative」にするとの見通しを出しています。ドル/円は本日も79.50円の攻防になる可能性があり、これを下抜けると79円を割り込む可能性もあります。

こうした中で、本日は英中銀(BOE)、欧州中銀(ECB)の政策金利の発表が予定されています。どちらも政策金利は据え置きとなると思いますが、ECBはトリシェECB総裁の記者会見で7月の利上げを示唆するとみられます。市場は既に来月利上げをある程度織り込んで動いているとみられることで、この発言での影響は限定的となと思いますし、仮に(Strong Vigilance)が用いられなかったときのリスクの方が怖いかもしれません。

■AUDJPY 日足(ボリンジャーバンド、パラボリック、MACD) AUDJPY source: Uedaharlowfx

チャートには含めていませんが、一目均衡表(日足)では上から雲の中に入っていることから、上値の重さが感じられることに加え、ボリンジャーバンドの幅拡大して、-2σの下に抜けました。また、パラボリックも売りに転換しており、5/5の安値の84.33円を下に抜けるようであれば、2/24の安値の81.90円近辺まで下落する可能性があります。

■日足からのテクニカルでの注目点(矢印はトレンドの方向を予想しています)
ユーロ/ドル 一目均衡表(日足)の雲の上から中へ
ユーロ/円 ストキャスティックス(スロー)がデッドクロス
ユーロ/ポンド ストキャスティックス(スロー)がデッドクロス
豪ドル/米ドル 21日移動平均線を下抜け

■変動率からの予想レンジ 08:00→NYクローズ

Ccy 予想レンジ
USDJPY 79.53 ~ 80.19
EURJPY 115.68 ~ 117.24
GBPJPY 130.26 ~ 131.74
AUDJPY 84.14 ~ 85.30
NZDJPY 64.61 ~ 65.59
CADJPY 80.94 ~ 82.00
ZARJPY 11.73 ~ 11.93
NOKJPY 14.64 ~ 14.89
MXNJPY 6.65 ~ 6.74
HKDJPY 10.20 ~ 10.29
SGDJPY 64.38 ~ 65.06
EURUSD 1.4528 ~ 1.4663

■前日のサマリー
昨日の東京時間帯は本邦9時55分の仲値を過ぎたあたりから、邦銀のドル売り(CTAファンドなどとの噂あり)により、ドル/円は80.20円近辺から79.75円まで下落、ユーロ/円も117.79円近辺から116.90円、ユーロ/ドルも1.4685ドル近辺から1.4643ドルまで下落しました。この売りが一巡するとドル/円は81.18円、ユーロ/円は117.56円、ユーロ/ドルも1.4785ドル近辺まで戻しましたが、ロンドン時間に入ると再び円とドルが買われる動きから、ドル/円は79.79円、ユーロ/円は116.51円、ユーロ/ドルは1.4615ドルへと下落しました。NY時間には注目されていたOPEC総会ではサウジアラビアなどが主張した増産では合意できず現状維持となりました。また、ユーロがギリシャ問題で関係者の話として同国支援には数カ月かかる見込みとの話が伝わり、ジョイブレ財務相も「ギリシャ支援第2弾については、債券保有者からの『かなり』の貢献が必要」とネガティブな発言が相次いだことで、ユーロ/ドルが1.4569ドル、ユーロ/円は116.30円へと下落しました。
クローズはドル/円が79.87円、ユーロ/ドルが1.4580ドル、ユーロ/円は116.47円。

■株価(bloomberg.co.jp)

Index 引値 前日比
日経225 9449.46 6.51
FTSE100(英) 5808.89 -55.76
DAX(独) 7060.23 -43.02
NYダウ(米) 12048.94 -21.87
S&P500(米) 1279.56 -5.38
NASDAQ(米) 2675.38 -26.18

■金利(bloomberg.co.jp)

Country 利回り 前日比
米10年債 2.94 -0.06
日本10年債 1.160 0.005
英10年債 3.29 -0.05
独10年債 3.05 -0.04

■コモディティ価格

Commodities 引値 前日比
NY金(期近) 1538.70 -5.30
NY原油(期近) 100.74 1.65

■本日の指標発表(FXミュージアムより)
6/9(木)
・ 08:50 日本 1-3月期 四半期実質国内総生産(GDP、改定値) 年率換算
・ 08:50 日本 1-3月期 四半期実質国内総生産(GDP、改定値) 前期比
・ 10:30 豪 5月 新規雇用者数
・ 10:30 豪 5月 失業率
・ 14:00 日本 5月 消費者態度指数・一般世帯
・ 17:00 米国 プロッサー米フィラデルフィア連銀総裁講演
・ 17:30 英国 4月 貿易収支
20:00 英国 イングランド銀行(BOE、英中央銀行)金利発表
20:45 ユーロ圏 欧州中央銀行(ECB)政策金利
・ 21:30 ユーロ圏 トリシェECB総裁定例記者会見
・ 21:30 カナダ 4月 新築住宅価格指数 前月比
・ 21:30 カナダ 4月 貿易収支
・ 21:30 米国 前週分 新規失業保険申請件数
21:30 米国 4月 貿易収支
・ 23:00 米国 4月 卸売在庫 前月比
・ 01:00 ユーロ圏 メルシュ・ルクセンブルク中銀総裁講演
・ 01:10 米国 イエレン米連邦準備理事会(FRB)副議長講演
・ 01:10 米国 ピアナルト米クリーブランド連銀総裁講演
・ 02:00 米国 米財務省30年債入札(130億ドル)
※経済指標の発表予定は予告なく変更になることがあります。

2011年6月 8日 (水)

6/8 本日の戦略-小動きながら上値の重さを感じる-

おはようございます。本日早朝(5時過ぎ)に古川さんの乗るソユーズが打ち上げられました。ちょうどNHKニュースでLive中継をしていましたので見ましたが、打ち上げの瞬間と、軌道に乗った報告だけでした。ちょっとさみしいですね。

■変化率から見た前日の通貨の強弱

ユーロ>NZドル>ポンド>豪ドル>円>ドル
※ ">" の左側の通貨が右側の通貨より強いことを示しています。

■本日の見通し
今週に入りドル/円、クロス円は手掛かりとなる材料がないことから、狭いレンジでの動きとなっています。本日も15時のドイツ貿易収支、18時のユーロ圏1-3月期GDP改定値以外の材料が見当たらないことから、小幅なレンジの動きとなることが予想されます。ただ、本日はOPEC総会で増産が決定される見込みとなっているため、増産が決定され、原油価格が低下するようであればドルが小幅上昇するのではないかと思います。

ユーロは、ギリシャ問題もEUとIMFの融資がほぼ決まっていることから、紙っ用は楽観的な見方をしています。明日のECB理事会を前に利上げ期待(利上げは8月と思われますが、トリシェコードでの"Strong Vigilance"待ち)で、底堅く推移しているように思います。ECBはギリシャや周辺国の債務問題と、インフレ警戒は別物と考えていると思いますが、仮にECBからタカ派的なコメントが聞かれない場合にはユーロの失望売りとなると思います。

■EURUSD 日足(ボリンジャーバンド、パラボリック、MACD) EURUSD source: Uedaharlowfx

ボリンジャーバンドはバンド幅が拡大しており、為替レートは+2σに沿って浄書していることから、上昇トレンドが継続しているように見えます。また、パラボリックも買いが継続しており、前回拡大しました3月上旬では約2月上昇が継続しました。既に5/4の高値の1.4938ドルと5/23の安値の1.3969ドルを100%としたフィボナッチの61.8%戻しを達成していることから、前出高値の1.4938ドルを目指してもおかしくないと思います。

■日足からのテクニカルでの注目点(矢印はトレンドの方向を予想しています)
ユーロ/円 一目均衡表(日足)の基準線を上抜け(日替わり)
ポンド/円 一目均衡表(日足)の転換線が基準線を上抜け
豪ドル/米ドル 一目均衡表(日足)の雲の上から中に

■変動率からの予想レンジ 07:48→NYクローズ

Ccy 予想レンジ
USDJPY 79.72 ~ 80.39
EURJPY 116.82 ~ 118.39
GBPJPY 130.95 ~ 132.42
AUDJPY 85.20 ~ 86.34
NZDJPY 65.21 ~ 66.18
CADJPY 81.55 ~ 82.60
ZARJPY 11.78 ~ 11.98
NOKJPY 14.86 ~ 15.11
MXNJPY 6.72 ~ 6.82
HKDJPY 10.22 ~ 10.31
SGDJPY 64.91 ~ 65.57
EURUSD 1.4646 ~ 1.4775

■前日のサマリー
昨日の東京時間帯は豪中銀の政策金利が据え置かれ(市場の予想通り)たものの、声明は5月時点の内容とほとんど変化がなかったことから、豪ドルが失望売りで下落、豪ドル/円は85.66円と50ポイント近く、豪ドル/ドルは1.0670ドルと80ポイント近く下落しました。ドル/円は日経225平均株価が堅調に推移したことから80.33円まで上昇、ユーロ/ドルも1.4564ドルから1.4643ドル、ユーロ/円も116.78円から117.54円へと上昇しました。ロンドン時間では、欧州の株価が上昇したことを背景にユーロが買われ、ユーロ/ドルは1.4683ドル、ユーロ/円は117.77円まで上昇、ドル/円は89.16円へと下落しました。NY時間に入ると、ラガルド仏財務相が「ギリシャの支援パッケージの規模はまだ決まっていない」との発言やバローゾ欧州委員長が「ギリシャはユーロ離脱の意思ない」と発言したことで、ユーロ/ドルは1.4696ドル、ユーロ/円は117.90円へと上昇、ドルはバーナンキ米FRB長官が「過去数週間、労働市場の勢いの鈍化を示す指標」「雇用情勢、正常からは程遠い」となどと発言したことかドルが下落して79.98円を一時付けました。
クローズはドル/円が80.07円、ユーロ/ドルが1.4688ドル、ユーロ/円は117.60円。

■株価(bloomberg.co.jp)

Index 引値 前日比
日経225 9442.95 62.60
FTSE100(英) 5864.65 1.49
DAX(独) 7103.25 18.68
NYダウ(米) 12070.81 -19.15
S&P500(米) 1284.94 -1.23
NASDAQ(米) 2701.56 -1.00

■金利(bloomberg.co.jp)

Country 利回り 前日比
米10年債 3.00 0.00
日本10年債 1.165 0.010
英10年債 3.33 0.06
独10年債 3.09 0.07

■コモディティ価格

Commodities 引値 前日比
NY金(期近) 1544.00 -3.20
NY原油(期近) 99.09 0.08

■本日の指標発表(FXミュージアムより)
6/8(水)
・ 08:50 日本 4月 国際収支・経常収支
08:50 日本 4月 国際収支・貿易収支
・ 09:30 米国 ダドリー米ニューヨーク連銀総裁講演
・ 10:30 豪 4月 住宅ローン件数 前月比
・ 14:00 日本 5月 景気ウオッチャー調査-現状判断DI
・ 14:00 その他 リプスキー国際通貨基金(IMF)専務理事代行講演
・ 14:45 スイス 5月 失業率
・ 15:00 ドイツ 4月 経常収支
・ 15:00 ドイツ 4月 貿易収支
・ 18:00 ユーロ圏 1-3月期 四半期域内総生産(GDP、改定値) 前期比
・ 18:00 ユーロ圏 1-3月期 四半期域内総生産(GDP、改定値) 前年同期比
・ 19:00 ドイツ 4月 鉱工業生産 前月比
・ 21:15 カナダ 5月 住宅着工件数
・ 01:00 ユーロ圏 レーン欧州委員講演
・ 02:00 米国 米財務省10年債入札(210億ドル)
・ 03:00 米国 米地区連銀経済報告(ベージュブック)
・ 03:20 米国 ホーニッグ米カンザスシティー連銀総裁講演
※経済指標の発表予定は予告なく変更になることがあります。

2011年6月 7日 (火)

6/7 本日の戦略-豪金利以外は株価主導か?-

おはようございます。先週の日曜日にショッピングセンターの道路を挟んだ向かいに床屋があり、そこに「冷やしシャンプーはじめました」とののぼりが立っていました。涼しそうですね。

■変化率から見た前日の通貨の強弱

円>ドル>豪ドル>NZドル>ポンド>ユーロ
※ ">" の左側の通貨が右側の通貨より強いことを示しています。

■本日の見通し
本日も欧米では主要な経済指標の発表がありません。18時のユーロ圏小売売上高、19時の独製造業新規受注ですが、方向性が出るまでには至らないと思います。昨日もNYダウ等が下落していることから、本日アジアの株式市場の下げ幅が大きくなると、リスク回避からの円が買われやすくなるのではないかと思います。引き続きドル/円、クロス円は下振れ注意です。

一方、本日13時30分には豪準備銀行(RBA)が政策金利を発表します。市場の予想は4.75%で据え置きとなっていて、先に発表された1-3月期GDPが市場予想を下回ったことから、早期の利上げの可能性は低いと思います。前回のRBAの声明では「現在の金融政策は適正」「豪ドル高はインフレ抑制の助けとなる」「貿易収支は強く成長している」「雇用市場は成長している」とその前の声明とほぼ同じようになっています。一部強めの声明を予想する向きもあり、インフレを警戒するような声明となった場合には豪ドルが一時的に買われることとなりますが、株価の動向によっては上値も一時的になるかもしれません。

■AUDJPY 日足(一目均衡表、パラボリック、変化率) AUDJPY source: Uedaharlowfx

豪ドル/円は一目均衡表(日足)の雲の中に入っています。ただ、雲の厚みがあることから簡単には雲の下に抜け出ることはできないと思いますが、パラボリックが84.78に位置していることから、これを下に抜けると5/5の安値の84.33円がターゲットになると思います。また、変化率を見るとゼロライン付近で動いていることで、下に抜けると下げにつながる可能性があります。

■日足からのテクニカルでの注目点(矢印はトレンドの方向を予想しています)
ポンド/ドル 一目均衡表(日足)の基準線を下抜け
ユーロ/円 一目均衡表(日足)の基準線を下抜け
ポンド/円 一目均衡表(日足)の雲を下抜け

■変動率からの予想レンジ 09:00→NYクローズ

Ccy 予想レンジ
USDJPY 79.75 ~ 80.44
EURJPY 115.91 ~ 117.52
GBPJPY 130.26 ~ 131.74
AUDJPY 85.15 ~ 86.36
NZDJPY 64.74 ~ 65.74
CADJPY 81.04 ~ 82.12
ZARJPY 11.66 ~ 11.86
NOKJPY 14.73 ~ 14.99
MXNJPY 6.73 ~ 6.83
HKDJPY 10.23 ~ 10.32
SGDJPY 64.75 ~ 65.45
EURUSD 1.4532 ~ 1.4656

■前日のサマリー
昨日の東京時間帯はアジアの主要な市場が休場だったことで、朝方は仲値に向けてのドル買いが見られた程度でドル/円は80.40円、ユーロ/円は117.50円近辺、ユーロ/ドルも1.4656ドルまでの上昇に留まりました。ロンドン時間では、欧州の株価が下落したことで、リスク回避の動きから円とドルが買われ、ドル/円は79.98円、ユーロ/ドルは1.46ドル近辺、ユーロ/円は115.87円まで下落しました。NY時間にはユンケル・ユーログループ議長が「ユーロは過大評価されている」と発言したことで、ユーロ/ドルが1.4557ドル、ユーロ/円が116.59円まで売られる場面が見られました。ドル/円は80円台前半での小動きとなりました。
クローズはドル/円が80.09円、ユーロ/ドルが1.4573ドル、ユーロ/円は116.73円。

■株価(bloomberg.co.jp)

Index 引値 前日比
日経225 9380.35 -111.86
FTSE100(英) 5863.16 8.15
DAX(独) 7084.57 -24.46
NYダウ(米) 12089.96 -61.30
S&P500(米) 1286.17 -13.99
NASDAQ(米) 2702.56 -30.22

■金利(bloomberg.co.jp)

Country 利回り 前日比
米10年債 3.00 0.01
日本10年債 1.155 0.015
英10年債 3.27 -0.02
独10年債 3.02 -0.03

■コモディティ価格

Commodities 引値 前日比
NY金(期近) 1547.20 4.80
NY原油(期近) 99.01 -1.21

■本日の指標発表(FXミュージアムより)
6/7(火)
・ 08:01 英国 5月 英小売連合(BRC)小売売上高調査 前年同月比
・ 08:50 日本 5月 外貨準備高
・ 13:00 米国 ホーニッグ米カンザスシティー連銀総裁講演
13:30 豪 豪準備銀行(中央銀行)、政策金利発表
・ 14:00 日本 4月 景気一致指数(CI)・速報値
・ 14:00 日本 4月 景気先行指数(CI)・速報値
・ 16:15 スイス 5月 消費者物価指数(CPI) 前月比
18:00 ユーロ圏 4月 小売売上高 前月比
・ 18:00 ユーロ圏 4月 小売売上高 前年同月比
・ 19:00 ドイツ 4月 製造業新規受注 前月比
・ 19:00 南ア 4-6月期 四半期 南アフリカ経済研究所(BER)企業信頼感指数
・ 01:30 米国 ロックハート米アトランタ連銀総裁講演
・ 02:00 米国 米財務省3年債入札(320億ドル)
・ 04:00 米国 4月 消費者信用残高 前月比
04:45 米国 バーナンキ米連邦準備理事会(FRB)議長講演
※経済指標の発表予定は予告なく変更になることがあります。

2011年6月 6日 (月)

6/6 本日の戦略-本日は材料少ないものの、ドル/円は80円割れリスクあり-

おはようございます。5日にポルトガルの選挙がおこなわれ、最大野党で中道右派の社会民主党が中道左派の与党社会党に勝利し、6年ぶりの政権交代が確実となりました。パソス・コエリョ社民党党首が新首相に就任する予定です。

■変化率から見た前日の通貨の強弱

ユーロ>円>豪ドル>ポンド>NZドル>ドル
※ ">" の左側の通貨が右側の通貨より強いことを示しています。

■本日の見通し
週末の雇用統計は市場に失望を与えるものとなり、米国の長期の景気に対する懸念が改めて露呈する結果となったようです。米10年債利回りも3%を割り込んでいることから、株価の調整などリスク要因が高まれば、円が買われることになる可能性があります。この場合は、週末に80.05円でサポートされましたが、5月5日の安値の79.57円が目標となると思われます。特に本日は米国発表の経済指標がないことから、一気に下値を試す可能性は低いと思いますが、トリシェECB総裁やガイトナー米財務長官の講演内容では下に抜ける可能性があります。

■ZARJPY 日足(一目均衡表、パラボリック、MACD) ZARJPY source: Uedaharlowfx

南アランド/円はMACDでは既にゴールデンクロスしており、パラボリックも買いが継続しています。6/3に12.02円まで上昇していますので、3/10高値の12.04円とほぼ面を合わせていることから、目先の調整の可能性があります。ただ、一目均衡表(日足)の遅行線が日々線に接近してきていることで、仮にここを抜けると雲の上限となる12.20円近辺まで上昇すると思われます。

■日足からのテクニカルでの注目点(矢印はトレンドの方向を予想しています)
ポンド/ドル 一目均衡表(日足)の基準線、雲を上抜け
ユーロ/円 一目均衡表(日足)の基準線を上抜け
ドル/スイス 年初来安値更新
ポンド/スイス 年初来安値更新

■変動率からの予想レンジ 08:45→NYクローズ

Ccy 予想レンジ
USDJPY 79.87 ~ 80.60
EURJPY 116.54 ~ 118.27
GBPJPY 131.03 ~ 132.55
AUDJPY 85.36 ~ 86.65
NZDJPY 64.98 ~ 66.02
CADJPY 81.50 ~ 82.64
ZARJPY 11.87 ~ 12.07
NOKJPY 14.92 ~ 15.19
MXNJPY 6.81 ~ 6.91
HKDJPY 10.26 ~ 10.36
SGDJPY 65.20 ~ 65.94
EURUSD 1.4602 ~ 1.4724

■前日のサマリー
週末の東京時間帯は米国の雇用統計が控えていることから、各通貨ともに全般的に動きが少なく、ドル/円は80.89円から80.64円、ユーロ/ドルは1.4518円から1.4463円、ユーロ/円は117.30円から116.67円まで下落しました。ロンドン時間も様子見気分が強く小動きとなりました。NY時間には発表された米国の雇用統計が市場予想を下回る内容となり、ドル/円は80.05円、ユーロ/円も115.92円、ユーロ/ドルも14451ドルまで下落しましたが、下落したところは利益確定の買いなどで上昇、ドル/円は80.66円まで戻しました。ユーロはEU、IMFによる検証が前向きな結果で完了との報告からギリシャに対する悲観的な見方が後退、ユンケル・ユーログループ議長が「ユーロ圏は新たなギリシャ支援計画を承認へ」と発言したことから、ユーロ/ドルが1.4641ドル、ユーロ/円が117.58円まで上昇しました。
クローズはドル/円が80.25円、ユーロ/ドルが1.4639ドル、ユーロ/円は117.48円。

■株価(bloomberg.co.jp)

Index 引値 前日比
日経225 9492.21 -62.83
FTSE100(英) 5855.01 7.09
DAX(独) 7109.03 34.91
NYダウ(米) 12151.26 -97.29
S&P500(米) 1300.16 -12.78
NASDAQ(米) 2732.78 -40.53

■金利(bloomberg.co.jp)

Country 利回り 前日比
米10年債 2.99 -0.04
日本10年債 1.140 0.000
英10年債 3.28 0.04
独10年債 3.06 0.07

■コモディティ価格

Commodities 引値 前日比
NY金(期近) 1542.40 9.70
NY原油(期近) 100.22 -0.18

■本日の指標発表(FXミュージアムより)
6/6(月)
・ 16:30 米国 プロッサー米フィラデルフィア連銀総裁講演
・ 17:00 ユーロ圏 コンスタンシオ欧州中央銀行(ECB)副総裁講演
・ 18:00 ユーロ圏 4月 卸売物価指数(PPI) 前月比
・ 18:00 ユーロ圏 4月 卸売物価指数(PPI) 前年同月比
・ 21:30 カナダ 4月 住宅建設許可件数 前月比
・ 23:00 カナダ 5月 Ivey購買部協会指数
01:00 ユーロ圏 トリシェECB総裁講演
02:15 米国 ガイトナー米財務長官講演
※経済指標の発表予定は予告なく変更になることがあります。

2011年6月 5日 (日)

6/6の週の見通し -ドル上昇の手掛かりに乏しい-

こんばんは。本日は春日部市のクリーンディでした。市民参加の一斉掃除の日ですが、毎年参加者は少ないです。今年はなぜか耐火金庫やブラウン管TVの壊れたものがありました。

■ドル/円 60分足 USDJPY ※チャートをクリックすると拡大します。

■ユーロ/ドル 60分足 EURUSD ※チャートをクリックすると拡大します。

■ユーロ/円 60分足 EURJPY チャートをクリックすると拡大します。

週初はロンドン(バンクホリデー)、米国(メモリアルデー)で休場となったことから、市場は手掛かりがなく小動きとなりました。31日にはWSJ(ウォール・ストリート・ジャール)電子版の"ドイツ・ギリシャ債務の早期再編要求撤回を検討"とのニュースに加え、格付け機関ムーディーズが「日本の格付けを引き下げる方向で見直す」と発言したことから、ギリシャに対する懸念が後退したことから、ドル/円は週初の80円台後半から81.77円まで上昇、ユーロ/円も117.79円まで上昇し、週の中では高値を付けました。その後も米国では連邦債務上限が米下院で否決されたり、ムーディーズが「米債務上限引き上げで、数週間以内に進展がなければ、米国債を引き下げ方向で見直す可能性」としたり、ドルに対してはネガティブな材料が続きました。3日の米国雇用統計では、非農業部門雇用者数が5.4万人増、失業率9.1%とどちらも市場予想より悪化していたことから、ドル/円は80.06円まで下落しました。ユーロはギリシャ関連でいろいろな発言がなされたものの、ユンケル議長が「ユーロ圏は新たなギリシャ支援計画を承認へ、欧州・IMFの検証結果はギリシャと欧州に『朗報』、ギリシャは民営化基金を創設へ」と発言、パパンドレウ首相も「ギリシャは責務を果たす、ギリシャ支援計画は成長と雇用を強化へ」と発言、ユーロ/ドルは1.4642ドルまで上昇しました。

通貨別にみると、懸念が和らいだユーロが円、ドルに対して上昇しています。また、引き続きスイスフランがドルとポンドに対しても上昇しています。

■週間騰落率(JPY) JPY グラフをクリックすると拡大します。

■週間騰落率(USD) USD グラフをクリックすると拡大します。

■今週の見通し
週末に発表された米国の雇用統計は市場の予想を下回り、QE3(量的緩和第3段)の言葉もマーケットには出てきたようです。来月の米FOMCでQE2を終了させる予定である中で、このような言葉が出てくる事態は、米国にとって回復への道のりが長いことが示されているようで、オバマ米大統領も「自動車産業だけでなく、米経済全体にとって、我々には依然として長い道のりが待ち受けている」とオハイオ州にあるクライスラーの工場で行った演説で強調しました。なかなか回復の兆しが見えてこない米国の住宅市場やエネルギー価格のの上昇による可処分所得の低下、雇用は増加しているものの、賃金の上昇が伴っていないなど、当面の間米国の低金利の状態が続くものと思われ、ドル/円においては5月5日に付けた安値の79.57円が完全に視野に入ってきているようです。このため、クロス円もなかなか上昇しにくいものと思います。豪ドルやNZドルも金融政策会合が開催されますが、GDPが下振れしていた豪ドルはすぐに利上げにつながるような内容となる可能性は低と思われます。

ユーロは週末にEU/ECB/IMFが連名で「ギリシャの債務問題の調査を終え、7月上旬にも既存の支援枠組みに基づく融資を実行する見込み」と発表しました。読売新聞の朝刊によると、EUとIMFによる追加融資は650億ユーロになる見通しで、20日のユーロ圏財務相会合までに詳細を詰める予定です。ギリシャは昨年5月にEUとIMFから2013年までに総額1100億ユーロの融資を受けることに合意しており、今回の融資はさらに上乗せされる形となります。EUは期限を2014年まで延長する案も浮上しているようです。こうした動きを秩序なき融資と懸念する声が一部にありますが、目先はギリシャの危機が先送りされる可能性が高くなったことでユーロが買われていると思われ、今週は9日のECB理事会後のトリシェECB総裁が「Strong vigilance(強い警戒)」を使う可能性があり、7月の利上げの可能性が高まればユーロが買われると思われますが、材料出尽くしとなる可能性もあります。

■今週の予想レンジ

Ccy Low(下)   High(上)
ドル/円 79.30 80.90
ユーロ/ドル 1.4550 1.4800
ユーロ/円 115.70 118.00
ポンド/円 130.30 133.20
豪ドル/円 85.30 86.80
NZドル/円 64.95 66.65
南アランド/円 11.70 12.10


■日、週、月、年騰落データ rate ※表をクリックすると拡大します。

■注目イベント 6/6(月)
・ 18:00 ユーロ圏 4月 卸売物価指数(PPI) 前月比
・ 18:00 ユーロ圏 4月 卸売物価指数(PPI) 前年同月比
・ 21:30 カナダ 4月 住宅建設許可件数 前月比
・ 23:00 カナダ 5月 Ivey購買部協会指数
6/7(火)
・ 08:01 英国 5月 英小売連合(BRC)小売売上高調査 前年同月比
・ 08:50 日本 5月 外貨準備高
13:30 豪 豪準備銀行(中央銀行)、政策金利発表
・ 14:00 日本 4月 景気一致指数(CI)・速報値
・ 14:00 日本 4月 景気先行指数(CI)・速報値
・ 16:15 スイス 5月 消費者物価指数(CPI) 前月比
18:00 ユーロ圏 4月 小売売上高 前月比
・ 18:00 ユーロ圏 4月 小売売上高 前年同月比
・ 19:00 ドイツ 4月 製造業新規受注 前月比
・ 19:00 南ア 4-6月期 四半期 南アフリカ経済研究所(BER)企業信頼感指数
・ 04:00 米国 4月 消費者信用残高 前月比
6/8(水)
・ 08:50 日本 5月 マネーストックM2 前年同月比
・ 08:50 日本 4月 国際収支・経常収支
08:50 日本 4月 国際収支・貿易収支
・ 10:30 豪 4月 住宅ローン件数 前月比
・ 14:00 日本 5月 景気ウオッチャー調査-現状判断DI
・ 14:45 スイス 5月 失業率
・ 15:00 ドイツ 4月 経常収支
・ 15:00 ドイツ 4月 貿易収支
・ 18:00 ユーロ圏 1-3月期 四半期域内総生産(GDP、改定値) 前期比
・ 18:00 ユーロ圏 1-3月期 四半期域内総生産(GDP、改定値) 前年同期比
・ 19:00 ドイツ 4月 鉱工業生産 前月比
・ 20:00 米国 MBA住宅ローン申請指数 前週比
・ 21:15 カナダ 5月 住宅着工件数
・ 03:00 米国 米地区連銀経済報告(ベージュブック)
6/9(木)
06:00 NZ ニュージーランド準備銀行(RBNZ、NZ中央銀行)政策金利
・ 08:50 日本 1-3月期 四半期実質国内総生産(GDP、改定値) 年率換算
・ 08:50 日本 1-3月期 四半期実質国内総生産(GDP、改定値) 前期比
・ 10:30 豪 5月 新規雇用者数
・ 10:30 豪 5月 失業率
・ 14:00 日本 5月 消費者態度指数・一般世帯
・ 17:30 英国 4月 貿易収支
20:00 英国 イングランド銀行(BOE、英中央銀行)金利発表
20:45 ユーロ圏 欧州中央銀行(ECB)政策金利
・ 21:30 カナダ 4月 新築住宅価格指数 前月比
・ 21:30 カナダ 4月 貿易収支
・ 21:30 米国 前週分 新規失業保険申請件数
21:30 米国 4月 貿易収支
・ 23:00 米国 4月 卸売在庫 前月比
6/10(金)
・ 08:50 日本 5月 国内企業物価指数 前月比
・ 08:50 日本 5月 国内企業物価指数 前年同月比
・ 08:50 日本 4月 第三次産業活動指数 前月比
・ 15:00 ドイツ 5月 消費者物価指数(CPI、改定値) 前月比
・ 15:00 ドイツ 5月 卸売物価指数(WPI) 前月比
・ 17:30 英国 4月 鉱工業生産指数 前月比
・ 17:30 英国 4月 製造業生産指数 前月比
・ 17:30 英国 5月 卸売物価指数(食品、エネルギー除くコアPPI) 前年同月比
・ 20:00 カナダ 5月 新規雇用者数
・ 20:00 カナダ 5月 失業率
・ 21:30 カナダ 1-3月期 四半期労働生産性指数 前期比
・ 21:30 米国 5月 輸入物価指数 前月比
・ 21:30 米国 5月 輸出物価指数 前月比
・ 03:00 米国 5月 月次財政収支
経済指標の詳細はFXmuseumのFXカレンダーを参照してください。

2011年6月 4日 (土)

シカゴ通貨先物非商業ポジション(5/31現在)

こんにちは。今日は良い天気ですね。中国では干ばつで洪湖(湖北省)が干上がってしまったようです。今年は米国では竜巻が多発、中国も干ばつと異常気象が続いていますね。

3日に発表された31日現在のシカゴIMMの非商業(投機)ポジションでは、円のネットポジションでは、円ロング(買い)だったものがショート(売り)に転換、ドルのネットポジションはショートが増加、ユーロのネットポジションが4週ぶりにロングが増加しました。豪ドルのネットポジションは2週連続でロングが増加、カナダドル、NZドルもネットポジションではロングが増加しています。

今週発表された非商業ポジションでは円のネットポジションが僅かながらショートに転じました。ただ、ほぼフラットな状態ですので、今週後半の動きを見ていますとロングが増加したように見えます。また、豪ドルやNZドル、ユーロも反転してロングが増加しているため、ポジションの調整が進んだようにも見えます。投機のポジションからは、これらのポジション調整がひとまず終わった可能性があり、ドルのショートポジションが積み上がる可能性があります。

■シカゴIMM非商業ポジション

項目 Net(ネット) Dif(増減) Long(買) Short(売) All(総取組)
JPY -1,648 -9,654 24,186 25,834 50,020
EUR 21,970 2,841 80,494 58,524 139,018
GBP -1,829 12,314 32,284 34,113 66,397
CHF 21,119 6,394 27,846 6,727 34,573
CAD 26,402 5,125 35,657 9,255 44,912
AUD 60,015 6,972 72,030 12,015 84,045
NZD 15,724 1,848 23,579 7,855 31,434
MXN -1,648 -9,654 24,186 25,834 50,020
source:CFTC

【USD】 USD source:CFTC

ドルは25,427コントラクトのショート増加の250,021コントラクトのショートとなりました。
※ドルのポジションは円、ユーロをはじめ、メキシコペソまでを合計して算出しています。レートはFRBのメジャーカレンシーインデックスを使用しています。

【JPY】 JPY source:CFTC

円は9,654コントラクトのロング減少の1,648コントラクトのショートとなりました。

【EUR】 EUR source:CFTC

ユーロは2,841コントラクトのロング増加の21,970コントラクトのロングになりました。

【CAD】 CAD source:CFTC

カナダは5,125コントラクトのロング増加の26,402コントラクトのロングになりました。

【NZD】 NZD source:CFTC

NZドルは1,848コントラクトのロング増加の15,724コントラクトのロングとなりました。
他のIMM通貨先物のポジション動向は上田ハーローレポートのシカゴIMM非商業ポジションを参照してください。(6日更新)

2011年6月 3日 (金)

6/3 本日の戦略-米悪材料ながら下げ渋り、米金利からはある程度織り込み済み?-

おはようございます。本日は恒例の米国雇用統計です。既にドル安の方向性が出ていると思われますが、果たして発表後に加速するか、材料出尽くしとなるかですね。

■変化率から見た前日の通貨の強弱

ユーロ>豪ドル>ポンド>NZドル>円>ドル
※ ">" の左側の通貨が右側の通貨より強いことを示しています。

■本日の見通し
ユーロはギリシャ関連の発言に振り回される展開となっていますが、方向としては新たなスキームでの支援、EU・IMFによる支援のいずれかが行われるのでは以下との期待から、過度に悲観的にはならず、概ねユーロのポジティブ(ユーロの上昇材料)となっているようです。ユンケル議長は「ギリシャに関する報告書は数日内にまとまる公算、ギリシャに関する最終結論は月内を目指す」と発言、焦点は6月24日(金)のEUサミットになるのではないかとみられます。まだまだギリシャを巡っては要人からの発言も出てくることと思いますので、材料による反応度合を見たいと思います。よい材料が出ても上昇しにくければ、一旦は調整の可能性が高いと思います。

ドルは昨日、格付け機関ムーディーズが米債務上限引き上げで、デフォルト回避なら、AAAの格付け維持としているものの、数週間以内に進展がなければ格下げ方向で見直すとしています。また、米ゴールドマン・サックスがNY司法当局から召喚状、バンク・オブ・アメリカ、ウエルズファーゴ、シティ・グループを格下げを視野に見直しとしています。これらのニュースにはあまり反応していませんが、本日21時30分に発表されます米国雇用統計の内容が悪いと、これらのネガティブ材料も相まってドルが下落する可能性が高くなりそうです。また、昨日は3%を回復した米10年債利回りですが、こちらも3%を割り込んでくるようだとドル安要因となります。

■USDJPY 日足(ボリンジャーバンド、パラボリック) USDJPY source: Uedaharlowfx

ドル/円はトレンド系のボリンジャーバンド、パラボリックを見ていますと、下に抜けたときのリスクが高いのがわかります。ボリンジャーバンドのセンターラインの下を推移していること、ボリンジャーバンドのバンド幅が狭いこと、パラボリックも売りに転換していることが挙げられます。また過去2日間が80円台後半でクローズしてることもあります。仮にボリンジャーバンドの-2σ(80.27)を下抜けした場合には、まずはストップロスを巻き込んで79円台ミドルまでの下げの可能性があります。

■日足からのテクニカルでの注目点(矢印はトレンドの方向を予想しています)
ユーロ/ドル 一目均衡表(日足)の基準線、雲を上抜け
ユーロ/ポンド 一目均衡表(日足)の基準線、雲を上抜け

■変動率からの予想レンジ 08:17→NYクローズ

Ccy 予想レンジ
USDJPY 80.50 ~ 81.22
EURJPY 116.27 ~ 118.00
GBPJPY 131.70 ~ 133.22
AUDJPY 85.56 ~ 86.86
NZDJPY 65.47 ~ 66.51
CADJPY 82.23 ~ 83.36
ZARJPY 11.87 ~ 12.07
NOKJPY 14.91 ~ 15.18
MXNJPY 6.86 ~ 6.96
HKDJPY 10.32 ~ 10.42
SGDJPY 65.21 ~ 65.94
EURUSD 1.4455 ~ 1.4570

■前日のサマリー
昨日の東京時間帯は菅内閣の不信任案の議決を控えて円がやや売られる場面が見られ、ドル/円は81.33円、ユーロ/円は116.74円まで上昇しましたが、長続きせずドル/円は81円割れ、ユーロ/円は116円台前半まで下落しました。ユーロ/ドルは1.4325ドル近辺から1.4375ドル近辺までじりじりと上昇しました。ロンドン時間に入ると欧州株価が弱含みに推移したものの、トリシェECB総裁がユーロ圏財務省の創設を呼び掛けたことなどからユーロ/ドルは1.4487ドル、ユーロ/円は117.14円まで上昇しました。ドル/円は80.70円近辺へと下落。NY時間には発表された米新規失業保険申請件数が市場予想より下振れしたこともあり、ドル/円が80.55円まで、ユーロ/円も116.45円まで下落しました。ユーロ/ドルもじりじりと1.4402ドルまで下落となりました。その後、ユーロ圏高官の発言とし「対ギリシャの新たな3か年調整計画で原則合意」「同計画には、2014年半ばまでの新たな国債資金調達を含む。割り当ては以前合意せず」「民間セクターは新たなギリシャ支援計画に参加、詳細は調整中」などと大手通信社が報じたことから、ユーロ/ドルが1.4515ドル、ユーロ/円が117.32円まで上昇しました。ただ、別の大手情報ベンダーが前出の発言内容を「EUが否定」と報じたことから、一時ユーロは売られましたが、その後は底堅く推移しました。ドル/円は格付け機関ムーディーズが米債務上限引き上げで、数週間以内に進展がなければ、米国債を引き下げ方向で見直す可能性」としたことから、ドル/円は80.80円まで下落しましたが、影響は限定的にとどまりました。
クローズはドル/円が80.86円、ユーロ/ドルが1.4487ドル、ユーロ/円は117.19円。

■株価(bloomberg.co.jp)

Index 引値 前日比
日経225 9555.04 -164.57
FTSE100(英) 5847.92 -80.69
DAX(独) 7074.12 -143.31
NYダウ(米) 12248.55 -41.59
S&P500(米) 1312.94 -1.61
NASDAQ(米) 2773.31 4.12

■金利(bloomberg.co.jp)

Country 利回り 前日比
米10年債 3.03 0.09
日本10年債 1.140 0.015
英10年債 3.24 0.00
独10年債 2.99 0.00

■コモディティ価格

Commodities 引値 前日比
NY金(期近) 1532.70 -10.50
NY原油(期近) 100.40 0.11

■本日の指標発表(FXミュージアムより)
6/3(金)
・ 07:45 NZ 4月 住宅建設許可件数 前月比
・ 17:00 ユーロ圏 5月 サービス部門購買担当者景気指数(PMI、改定値)
・ 17:30 英国 5月 サービス部門購買担当者景気指数(PMI)
21:30 米国 5月 非農業部門雇用者数変化 前月比
21:30 米国 5月 失業率
23:00 米国 5月 ISM非製造業景況指数(総合)
・ 01:30 米国 タルーロ米連邦準備理事会(FRB)理事講演
・ 04:30 米国 ローゼングレン米ボストン連銀総裁講演
※経済指標の発表予定は予告なく変更になることがあります。

2011年6月 2日 (木)

6/2 本日の戦略-明日の米雇用統計前にドルは下値を試すか-

おはようございます。クールビズをするまでもなく寒いです。政治も本日内閣不信任案の議決があります。どのような結果になるのでしょうか。お寒くならないことを願うばかりです。

■変化率から見た前日の通貨の強弱

円>ドル>ユーロ>豪ドル>ポンド>NZドル
※ ">" の左側の通貨が右側の通貨より強いことを示しています。

■本日の見通し
昨日は米ADP雇用調査が市場予想から大幅に下振れする3.8万人増に留まったことや米製造業ISMが53.5とこちらも景況感の悪化が示されたことから、米景気の先行きに対する懸念が出て、NYダウが大幅に下落、市場はリスク回避の動きを強め、「ドル」と「円」が買われました。株価の下落で債券が買われ、米長期金利が低下(債券価格が上昇すると利回りは低下)して、円が主要通貨に対して強含みました。本日は主要な経済指標として米新規失業保険申請件数の発表が21時30分に予定されています。本日の内容は明日の雇用統計に反映されないものの、内容が悪化していることが示されると、米景気の先行きに懸念が出てくると思われることで、クロス円を中心に下落が継続する可能性があります。チャート上では昨日の足の形が悪くなっている(大きな陰線が出ている)います。

ユーロはギリシャに対してのEUやIMF融資についての新聞報道などで一喜一憂しています。ただ、格付け機関ムーディーズはギリシャの格付けをを「B1」から「CAA1」に3段階引き下げ、見通しをネガティブとしています。ドイツ自由民主党(連立与党)は、IMFがギリシャへの次回支援分を実施しない場合、ドイツも同様に負担できないとの見解を示しており、先行きについては楽観できない状況となっています。昨日、パンガロス副首相は中期的財政プログラムの一環として実施される公的機関の統廃合計画で影響が及ぶのは75機関となると発表、同計画により年間27億ユーロが削減されるとしたものの、副首相府高官の話によると、2012-15年に削減される規模は6.5億ユーロに留まる模様です。また、6月の下旬に公表が予定されていた欧州金融機関のストレステストは銀行から新たなデータをとる必要があるとし、欧州銀行監督機構は公表が7月上旬にずれ込むとしています。このため、ギリシャ問題とストレステストの公表まではユーロの戻りは鈍くなると思われます。ユーロ/ドルは5/4の高値の1.4938ドルと5/23の安値の1.3969ドルの半値の1.4453ドル(6/1の高値が1.4458ドル)で止められたことで、一目均衡表の雲の下に抜けると再び1.40ドル割れを目指す可能性があります。

■ユーロ/円 日足(ボリンジャーバンド、パラボリック、ストキャスティックス) EURJPYsource: uedaharlowfx.jp

ユーロ/円はボリンジャーバンドのバンド幅が縮小してきています。現在はセンターラインの115.61円でサポートされたようですが、+2σが117.15円に位置していることで、これを上抜けし、バンド幅が拡大すれば4/11の高値の123.31円と5/16の安値の113.40円を100%としたフィボナッチ50.0%戻しの118.36円か61.8%戻しの119.53円近辺まで上昇する可能性がありますが、センターラインを維持できなければ前出安値の113.40円近辺を試すものと思います。

■本日のテクニカルでの注目点(矢印はトレンドの方向を予想しています)
ドル/円 21日移動平均線下抜け、一目均衡表(日足)の基準線、雲の下へ
ポンド/ドル 一目均衡表(日足)の基準線を下抜け、雲の上から中へ
豪ドル/円 21日移動平均線を下抜け、雲の上から中へ
ポンド/円 21日移動平均線、一目均衡表(日足)の基準線を下抜け
カナダドル/円 21日移動平均線を下抜け、雲の下へ
ドル/スイス 年初来高値更新
ユーロ/スイス 年初来高値更新
ポンド/スイス 年初来高値更新

■変動率からの予想レンジ 07:38→NYクローズ

Ccy 予想レンジ
USDJPY 80.56 ~ 81.27
EURJPY 115.03 ~ 116.72
GBPJPY 131.40 ~ 132.97
AUDJPY 85.16 ~ 86.47
NZDJPY 65.39 ~ 66.44
CADJPY 82.16 ~ 83.30
ZARJPY 11.70 ~ 11.89
NOKJPY 14.70 ~ 14.97
MXNJPY 6.82 ~ 6.92
HKDJPY 10.33 ~ 10.43
SGDJPY 64.92 ~ 65.67
EURUSD 1.4292 ~ 1.4400

■前日のサマリー
昨日の東京時間帯はドル/円の81円台ミドル近辺ではドル売り意欲が強く、米連ぷ債務上限引き上げに対して米下院が否決したとのことからの懸念などもあり一時81.15円まで下落しましたが、81円台前半での動きとなりました。ユーロ/ドルも1.44ドル台前半、ユーロ/円も117円台前半からミドルでの動きとなりました。ロンドン時間にはドイツの新聞で「6月末にIMFからギリシャへの支援がないことも考慮しなければならない」とのヘッドラインが流れ、ユーロ/ドルは1.4384ドルまで下落しましたが、「ギリシャの借り換えで投資家向けインセンティブを検討、ギリシャ借換え債で高クーポンや優先扱いを検討」とのニュースがでたことなどや米指標の悪化を受け1.4459ドルまで上昇、NY時間に入ると発表された米ADP雇用調査、米製造業ISMが下振れしたことからドルが下落、ロンドン時間に81.50円まで戻していたドル/円は80.66円、ユーロ/円は117円を割り込みました。クローズにかけてNYダウが200ドル超の下落となったことから、リスク・オフの流れとなりドルが買われたことで、ドル/円は81円手前まで上昇、ユーロ/円は1.4321ドル、ユーロ/円は115.88円まで下落しました。
クローズはドル/円が80.93円、ユーロ/ドルが1.4324ドル、ユーロ/円は115.98円。

■株価(bloomberg.co.jp)

Index 引値 前日比
日経225 9719.61 25.88
FTSE100(英) 5928.61 -61.38
DAX(独) 7217.43 -76.26
NYダウ(米) 12290.14 -279.65
S&P500(米) 1314.55 -30.65
NASDAQ(米) 2769.19 -66.11

■金利(bloomberg.co.jp)

Country 利回り 前日比
米10年債 2.94 -0.12
日本10年債 1.155 -0.010
英10年債 3.25 -0.04
独10年債 2.99 -0.03

■コモディティ価格

Commodities 引値 前日比
NY金(期近) 1543.20 6.40
NY原油(期近) 100.29 -2.41

■本日の指標発表(FXミュージアムより)
6/2(木)
10:30 豪 4月 貿易収支
10:30 豪 4月 小売売上高 前月比
・ 11:20 米国 ウィリアムズ米サンフランシスコ連銀総裁講演
・ 18:15 ユーロ圏 トリシェ欧州中央銀行(ECB)総裁講演
21:30 米国 前週分 新規失業保険申請件数
・ 21:30 米国 1-3月期 四半期非農業部門労働生産性・改定値 前期比
・ 23:00 米国 4月 製造業新規受注 前月比

ピボットポイントなどは山内俊哉のココに注目!もご覧ください

2011年6月 1日 (水)

6/1 本日の戦略-米ISMが悪化ならドル売りか-

おはようございます。史上最大の6億円の現金強奪事件の犯人1人が捕まったようです。日銀に見学に行けば1億円の現金を見ることができるようですが、その固まりが6つ。想像できませんね。

■変化率から見た前日の通貨の強弱

NZドル>ユーロ>ドル>ポンド>豪ドル>円
※ ">" の左側の通貨が右側の通貨より強いことを示しています。

■本日の見通し
昨日はドイツがギリシャに対して早期の債務再編要求を撤回とのWSJの記事やムーディーズが本邦の国債格付けを引き下げ方向で見直すとのニュースに円が主要通貨に対して全面的に売られる結果となりました。また、格付け機関フィッチは、「EUが来年の資金需要300億ユーロ賄うとともに、EUとIMFによって相当規模の新規資金がギリシャに提供され、EUはギリシャ債の期限延長を求めないだろう」としています。ギリシャへの救済策発表は6月20日(月)になるようです。現時点では債務再編(期限延長を含む)の可能性は低いと思われますが、ゼネストなどが予定されているとの報道もあったことから、ギリシャの政情不安などの不確定要因もあり、債務再編を巡る問題はまだリスクが残っていると思われます。チャートではユーロ/ドルは一目均衡表(日足)の雲を上抜けていますので、上昇が継続する可能性もありますが、基準線の1.4453ドルが昨日もレジスタンスとなったこと、遅行線が雲の下を推移していることからこのレベルで上値が抑えられると雲の中でレンジとなる可能性があります。

主要通貨に対して昨日売られた円ですが、野党が本日、菅内閣に対する不信任決議案を提出し、明日採決される公算が大きくなっています。民主党内でも造反組の票が読めないことから、政局の行方はなお流動的ですが、仮に不信任案が可決(造反が81人以上)された場合には内閣総辞職か衆議院の解散総選挙となり、次の内閣の布陣によっては政策が遅れることになりそうです。このため、本来であれば円売り材料となると思われます。ただ、昨日は円売り材料が重なったと思われることから、短期的に円売り材料が出にくいと思わるため、本日円が買われる(ドル/円、クロス円が下落する)ようでしたら、しばらくは上値が重くなるのではないかと思います。

また、本日は10時30分に豪1-3月期GDP(予想はマイナス成長)、米ADP雇用調査(予想は17.5万人増)、米製造業ISM(予想は57.2)の予定があります。いずれも予想を下回るようでしたら、下落する可能性がありますが、豪は貿易収支や小売売上高、米国は雇用統計が明日以降に控えていることから、大きくは崩れていかないと思われます。

■NZDJPY 日足(一目均衡表、移動平均線、ストキャスティックス、乖離率) NZDJPY source: Uedaharlowfx

昨日年初来高値を更新しましたNZドル/円は21日移動平均線からの乖離率が+3%を超え、ストキャスティックス(スロー)も80以上で張り付きとなっています。一目均衡表(日足)でも遅行線がロウソク足の上を推移するなど上昇トレンドが継続しているように見えます。ただ、オシレーター系では高値圏が継続していることに加え、チャートのパターンで大きな陽線の後に比較的大きな陰線が出現すると調整が出る確率が高いことから、本日のロウソク足の形に注目したいと思います。調整めどは基準線の64.95円近辺から雲の上限の65.35円近辺ではないかと思います。

■日足からのテクニカルでの注目点(矢印はトレンドの方向を予想しています)
ユーロ/ドル 21日移動平均線、一目均衡表(日足)の雲を上抜け
ドル/円 21日移動平均線上抜け、一目均衡表(日足)の雲下から中へ
豪ドル/円 21日移動平均線を上抜け
ポンド/円 一目均衡表(日足)の雲の上へ
NZドル/円 年初来高値更新
カナダドル/円 21日移動平均線上抜け、一目均衡表(日足)の雲下から中へ
南アランド/円 21日移動平均線上抜け、一目均衡表(日足)の雲下から中へ
NZドル/米ドル 年初来高値更新
ドル/スイス ストキャスティックス(スロー)がゴールデンクロス

■変動率からの予想レンジ 07:54→NYクローズ

Ccy 予想レンジ
USDJPY 81.15 ~ 81.86
EURJPY 116.43 ~ 118.10
GBPJPY 133.30 ~ 134.84
AUDJPY 86.24 ~ 87.52
NZDJPY 66.63 ~ 67.67
CADJPY 83.51 ~ 84.64
ZARJPY 11.82 ~ 12.02
NOKJPY 15.00 ~ 15.26
MXNJPY 6.96 ~ 7.06
HKDJPY 10.41 ~ 10.50
SGDJPY 65.73 ~ 66.46
EURUSD 1.4358 ~ 1.4470

■前日のサマリー
昨日の東京時間帯は朝方にWSJ(ウォール・ストリート・ジャール)電子版の"ドイツ・ギリシャ債務の早期再編要求撤回を検討"とのニュースで、ユーロに対するポジティブな見方から、ユーロ/ドルが1.4406ドル、ユーロ/円は117.28円まで上昇、ドル/円は発表された本邦の鉱工業生産が市場予想より悪くなかったことで80.71円まで一時下落した後、格付け機関ムーディーズが"日本の格付けを引き下げる方向で見直す"と発言したことから、81.51円まで上昇しました。ロンドン時間帯でも円売りとリスク選好の姿勢は変わらず、ドル/円は81円台後半で小動きとなりましたが、一時81.77円まで上昇、ユーロ/ドルも1.4424ドルまで上昇、ユーロ/円も117.80円まで上昇しましたが、全般的には小動きとなりました。NY時間にはシカゴPMI、CB消費者信頼感指数がともに市場予想を下回ったことから、ドル/円は81.18円まで下落、シェフラー独国会議員が「ギリシャはユーロから離脱すべき」と発言したことで、ユーロ/ドルも1.4360ドル、ユーロ/円も116.74円まで下落しましたが、格付け機関フィッチが「フランスの『AAA』格付けを確認、債務増大には警告」「ギリシャはおそらくEUの支援獲得へ、デフォルト回避の公算」などと発表したことやNYダウが100ドル超の上昇となったことから、ドル/円は81円台ミドル、ユーロ/ドルは1.44ドル近辺、ユーロ/円は117.40円近辺まで上昇しました。
クローズはドル/円が81.49円、ユーロ/ドルが1.4393ドル、ユーロ/円は117.33円。

■株価(bloomberg.co.jp)

Index 引値 前日比
日経225 9693.73 188.76
FTSE100(英) 5989.99 51.12
DAX(独) 7293.69 133.39
NYダウ(米) 12569.79 128.21
S&P500(米) 1345.20 14.10
NASDAQ(米) 2835.30 38.44

■金利(bloomberg.co.jp)

Country 利回り 前日比
米10年債 3.06 -0.01
日本10年債 1.165 0.035
英10年債 3.29 0.02
独10年債 3.02 0.04

■コモディティ価格

Commodities 引値 前日比
NY金(期近) 1536.80 -0.50
NY原油(期近) 102.70 2.11

■本日の指標発表(FXミュージアムより)
6/1(水)
10:30 豪 1-3月期 四半期国内総生産(GDP) 前期比
・ 10:30 豪 1-3月期 四半期国内総生産(GDP) 前年同期比
・ 16:15 スイス 4月 実質小売売上高 前年同月比
・ 16:30 スイス 5月 SVME購買部協会景気指数
・ 17:00 ユーロ圏 5月 製造業購買担当者景気指数(PMI、改定値)
17:30 英国 5月 製造業購買担当者景気指数(PMI)
・ 17:30 英国 4月 消費者信用残高
・ 20:30 米国 5月 チャレンジャー人員削減数 前年比
21:15 米国 5月 ADP雇用統計 前月比
22:00 ユーロ圏 トリシェ欧州中央銀行(ECB)総裁講演
・ 23:00 米国 4月 建設支出 前月比
23:00 米国 5月 ISM製造業景況指数
・ 23:00 米国 ガイトナー米財務長官議会証言
・ 01:25 米国 ピアナルト米クリーブランド連銀総裁講演
・ 02:35 英国 タッカー・イングランド銀行(BOE)副総裁講演
※経済指標の発表予定は予告なく変更になることがあります。

2011年5月31日 (火)

5/31 本日の戦略-リスク許容度Upならドル売りと円売りに回帰-

おはようございます。あと1日残していますが5月も終わりです。5月は月初に大型連休があるせいか後半が長く感じてしまいます。明日からは衣替えですね。

■変化率から見た前日の通貨の強弱

ドル>円>ユーロ>豪ドル>ポンド>NZドル
※ ">" の左側の通貨が右側の通貨より強いことを示しています。

■本日の見通し
昨日はギリシャを巡る発言で、アイルランド財務相が「ギリシャは大きな困難に直面している」と発言、ビニスマギECB理事が「ギリシャの債務再編は死刑宣告になろう」「債務再編ならギリシャの銀行の破たんを引き起こそう」「ECBはギリシャ債を約450億ユーロ保有」「ギリシャの債務再編なら影響抑制できない」と英FT紙とのインタビューで発言しました。ただ、これらの内容は特に目新しいことではなく市場では材料視されませんでした。また、先ほどWSJ電子版で"ドイツがギリシャを救済へ"という記事が出て、ユーロ/ドルは1.4350ドルへと上昇しました。ドイツによる救済がなされれば、今週中にもギリシャに対するIMFとEUの融資の是非決定を前に、不安が後退するものと思われますので、ユーロは底堅く推移する可能性が高まります。

また、昨日は米S&Pが東京電力の長期信用格付けを一気に「BBB」から「B+」へ5段階引き下げました。本日8時50分に本邦鉱工業生産の発表がされますが、これらを受けて株価が下落するようだと円買いにつながる可能性があります。ただ、逆に本邦の金融機関への不安が出るようだと円売りの材料ともなりえます。

もう一つ注目すべきは、NZドルが1985年の管理相場制度の廃止以来の最高値を更新しました。キーNY首相は政府が非常に高い為替相場を懸念していると明らかにしています。今後もボラードRBNZ総裁がNZドル高に懸念を示すと思われますが、先週発表された中国のSWFによる同国国債の購入観測なども生きていることで、この基調はしばらく続くのではないかと思っています。

■USDJPY 日足(一目均衡表、パラボリック、MACD) USDJPY source: Uedaharlowfx

小幅に上昇しましたが一目均衡表(日足)の雲の中には戻りきれていません。パラボリックも売りに転換していますし、遅行線もロウソク足の下を推移していること、MACDもデッドクロスの可能性がある(位置的には下落の確率は低いかもしれませんが)ことから、雲から大きく下に離れる可能性があります。サポートは遅行線と雲が重なる80.25円か80.04円近辺とみられますので、ここを下に抜けると79.57円の下抜けを試しにくると思います。

■日足からのテクニカルでの注目点(矢印はトレンドの方向を予想しています)
ユーロ/スイス ストキャスティックス(スロー)がゴールデンクロス
ポンド/スイス ストキャスティックス(スロー)がゴールデンクロス

■変動率からの予想レンジ 07:46→NYクローズ

Ccy 予想レンジ
USDJPY 80.57 ~ 81.25
EURJPY 114.62 ~ 116.21
GBPJPY 132.54 ~ 134.02
AUDJPY 85.77 ~ 87.01
NZDJPY 65.57 ~ 66.55
CADJPY 82.18 ~ 83.24
ZARJPY 11.55 ~ 11.73
NOKJPY 14.74 ~ 14.99
MXNJPY 6.88 ~ 6.98
HKDJPY 10.34 ~ 10.43
SGDJPY 65.13 ~ 65.82
EURUSD 1.4235 ~ 1.4350

■前日のサマリー
昨日の東京時間帯は週明けのロンドン、NY市場が休場となり市場に手掛かりが少なかったことで、ドル/円は東京時間帯に仲値にかけての買いとみられる動きから80.95円まで上昇したものの、80.76円までとの間で狭いレンジの動きとなり、ユーロ/ドルも1.4320ドル近辺から1.4260ドル近辺、ユーロ/円も115.65円近辺から115.20円近辺までのレンジの動きとなりました。ロンドン、NY時間も狭いレンジが続いたものの、本邦の政局をにらんで小沢前民主党幹事長が内閣不信任案同調を示唆したとみられたことで、ドル/円は80.99円、ユーロ/円は115.60円近辺まで上昇しました。
クローズはドル/円が80.92円、ユーロ/ドルが1.4278ドル、ユーロ/円は115.54円。

■株価(bloomberg.co.jp)

Index 引値 前日比
日経225 9504.97 -16.97
FTSE100(英) 5938.87 '-
DAX(独) 7160.30 -3.17
NYダウ(米) 12441.58 '-
S&P500(米) 1331.10 '-
NASDAQ(米) 2796.86 '-

■金利(bloomberg.co.jp)

Country 利回り 前日比
米10年債 3.07 -
日本10年債 1.130 0.000
英10年債 3.29 -
独10年債 2.97 -0.01

■コモディティ価格

Commodities 引値 前日比
NY金(期近) 1536.30 -
NY原油(期近) 100.59 -

■本日の指標発表(FXミュージアムより)
5/31(火)
08:50 日本 4月 鉱工業生産・速報値 前月比
・ 10:00 NZ 5月 NBNZ企業信頼感
10:30 豪 4月 住宅建設許可件数 前月比
・ 10:30 豪 1-3月期 経常収支
・ 10:30 日本 4月 毎月勤労統計調査-現金給与総額 前年同月比
・ 14:00 日本 4月 新設住宅着工戸数 前年同月比
・ 14:45 スイス 1-3月期 四半期国内総生産(GDP) 前期比
15:00 ドイツ 4月 小売売上高指数 前月比
・ 15:00 ドイツ 4月 小売売上高指数 前年同月比
16:55 ドイツ 5月 失業者数 前月比
・ 16:55 ドイツ 5月 失業率
・ 17:00 ユーロ圏 ドラギ・イタリア中銀総裁講演
18:00 ユーロ圏 5月 消費者物価指数(HICP、速報値) 前年同月比
・ 18:00 ユーロ圏 4月 失業率
・ 18:30 南ア 1-3月期 四半期国内総生産(GDP) 前期比年率
・ 18:30 南ア 1-3月期 四半期国内総生産(GDP) 前年同期比
・ 18:30 南ア 1-3月期 四半期経常収支
・ 19:00 日本 外国為替平衡操作の実施状況(介入実績)
・ 21:00 南ア 4月 貿易収支
・ 21:30 カナダ 4月 鉱工業製品価格 前月比
・ 21:30 カナダ 4月 原料価格指数 前月比
・ 22:00 カナダ カナダ銀行 政策金利
22:00 米国 3月 ケース・シラー米住宅価格指数
・ 22:00 米国 3月 ケース・シラー米住宅価格指数 前年同月比
・ 22:45 米国 5月 シカゴ購買部協会景気指数
・ 23:00 米国 5月 消費者信頼感指数(コンファレンス・ボード)
・ 01:00 ユーロ圏 ノボトニーオーストリア中銀総裁講演
※経済指標の発表予定は予告なく変更になることがあります。

2011年5月30日 (月)

5/30 本日の戦略-ロンドン、米国休場で手掛かり難-

おはようございます。フランスで開催されていましたG8サミットも終わり、原子力発電については新たな枠組みが見出せなかったようです。地球温暖化もそうですが、エネルギー問題も1カ国だけががんばれば何とかなるという問題はないので、各国の利害を超えたところで協調してほしいですね。

■変化率から見た前日の通貨の強弱

ユーロ>NZドル>ポンド>豪ドル>円>ドル
※ ">" の左側の通貨が右側の通貨より強いことを示しています。

■本日の見通し
週末はロンドン、NYが3連休前で市場参加者が少ない中でドル/円は81円を割り込んでクローズ、チャート上では日足の一目均衡表の雲を下に抜けた一方で、ユーロ/ドルは雲の中で下支えされました。本日はロンドン、NYと市場が休場となることから、週半ば1日の米ADP雇用調査か米供給管理協会(ISM)製造業景気指数の発表待ちではないかと思います。ただ、このところの米国の経済指標は新築住宅販売の一部を除く悪い内容が続いていることや原油価格が再び1バーレル=100ドルを超えてきていることから、ガソリン価格の上昇が懸念されることなどドルの戻りが重くなる要因が多いようです。これに対して、本邦の政局がらみで自民党など野党4党が内閣不信任案を提出する動きを見せていること、日銀が円高対策として金融緩和の可能性を示していることなどから、円高への一定の歯止めとなる可能性があります。

豪ドルやNZドルなどのオセアニア通貨は1日の中国の製造業PMI(購買担当者景気指数)がカギとなりそうです。いずれにしましても本日は米国の株式市場も休場ですので、動意がほとんどないのではないでしょうか。

■EURUSD 週足(ボリンジャーバンド、パラボリック、フィボナッチ、MACD) EURUSD source: Uedaharlowfx

上記にはユーロ/ドルが一目均衡表(日足)の雲に支えられていると書きましたが、先週末はパラボリックも買いに転換しています。ボリンジャーバンドが拡大から縮小に向かっていることや価格がセンターラインまで戻ってきていることで、このレベルを上に抜けると5/4の高値1.4938ドルと5/23の安値1.3969ドルを100%とした50.0%戻しの1.4451ドル、61.8%戻しの1.4566ドル近辺まで上昇の可能性があります。

■日足からのテクニカルでの注目点(矢印はトレンドの方向を予想しています)
ドル/円 21日移動平均線、一目均衡表(日足)の基準線、雲を下抜け
ドル/スイス 年初来安値更新
ユーロ/スイス 年初来安値更新
ポンド/スイス 年初来安値更新
豪ドル/米ドル 21日移動平均線を上抜け
NZドル/米ドル 年初来高値更新

■変動率からの予想レンジ 07:52→NYクローズ

Ccy 予想レンジ
USDJPY 80.45 ~ 81.16
EURJPY 114.61 ~ 116.25
GBPJPY 132.59 ~ 134.12
AUDJPY 85.81 ~ 87.09
NZDJPY 65.59 ~ 66.60
CADJPY 82.10 ~ 83.19
ZARJPY 11.55 ~ 11.74
NOKJPY 14.75 ~ 15.00
MXNJPY 6.89 ~ 6.99
HKDJPY 10.33 ~ 10.43
SGDJPY 65.00 ~ 65.72
EURUSD 1.4232 ~ 1.4373

■前日のサマリー
週末の東京時間帯はコモディティ価格が上昇したことなどから、豪ドルなど資源国通貨が上昇、ユーロ/ドルも朝方の1.4130ドル近辺から1.4278ドル、ユーロ/円は114.70円近辺から115.70円へと上昇する一方で、ドル/円は81.35円近辺から80.90円へと下落しました。ロンドン時間に入ると、ベルギーに本拠を置く金融グループのデグシアに対して、ベルギー当局が株の売買停止とのヘッドラインが出たことから、ユーロ/ドルは1.4184ドル、ユーロ/円は114.95円、ドル/円は80.83円まで下落しました。しかし、ウエリンクECB理事が「来月、ギリシャはIMFから融資を受け取ることを確信している」と発言、リプスキーIMF理事も「ギリシャの計画には債務再編成はない」「ギリシャの次の融資に対する特別な日付はない」と発言したことなどからユーロが反発し、ユーロ/ドルは1.4299ドル、ユーロ/円は115.99円へと上昇、ドル/円も81.30円まで戻しました。NY時間では発表された米ミシガン大学消費者信頼感指数確定値こそ良かったものの、1年後のインフレ期待が4.1に低下(速報4.6)したことや中古住宅販売制約件数が前月比で11.6%の大幅な低下となったことで、ドルが主要通貨対して下落、ドル/円は80.70円まで下落、ユーロ/ドルは1.4325ドル、ユーロ/円は115.66円まで上昇してクローズしました。
クローズはドル/円が80.83円、ユーロ/ドルが1.4297ドル、ユーロ/円は115.56円。

■株価(bloomberg.co.jp)

Index 引値 前日比
日経225 9521.94 -40.11
FTSE100(英) 5938.87 57.88
DAX(独) 7163.47 49.38
NYダウ(米) 12441.58 38.82
S&P500(米) 1331.10 5.41
NASDAQ(米) 2796.86 13.94

■金利(bloomberg.co.jp)

Country 利回り 前日比
米10年債 3.07 0.02
日本10年債 1.130 0.020
英10年債 3.29 -0.02
独10年債 2.98 -0.01

■コモディティ価格

Commodities 引値 前日比
NY金(期近) 1536.30 13.50
NY原油(期近) 100.59 0.36

■本日の指標発表(FXミュージアムより)
5/30(月)
・ 英国 市場休場(バンクホリデー)
・ 米国 市場休場(メモリアルデー)
・ 21:30 カナダ 1-3月期 四半期経常収支
・ 21:30 カナダ 3月 月次国内総生産(GDP) 前月比
・ 21:30 カナダ 1-3月期 四半期国内総生産(GDP) 前期比年率
※経済指標の発表予定は予告なく変更になることがあります。

2011年5月29日 (日)

5/30の週の見通し -ドルに注目の週となるか-

こんばんは。本日は家族の買い物のため、浦和のショッピングセンターへ行ってきました。天候が良くなかったせいか、駐車場はいっぱいでしたが、思ったほどは混んでいませんでした。

■ドル/円 60分足 USDJPY ※チャートをクリックすると拡大します。

■ユーロ/ドル 60分足 EURUSD ※チャートをクリックすると拡大します。

■ユーロ/円 60分足 EURJPY チャートをクリックすると拡大します。

週初はイタリア、スペインの国債の対独国債スプレッドが拡大したこと、格付け機関S&Pがイタリアの見通しを「ネガティブ」、格付け機関フィッチが、ベルギーの見通しを「ネガティブ」にしたことなどから、ユーロ/ドルは1.3996ドルまで下落、ユーロ/円も113.86円まで下落しました。一方のドル/円はリスク回避の動きからドルが買われ82円台前半まで上昇しました。その後は、ユーロ周辺国の国債と独国債のスプレッドが縮小したことやシュタルクECB理事の「必要ならば再び利上げをする用意がある」との発言したことから底堅く推移し、ユーロ/ドルが1.40ドル、ユーロ/円が116円を一時回復しましたが、週後半にユンケル・ユーログループ議長が「IMFはギリシャ向けの次回融資実施を拒む可能性がある」と発言、オランダのルッテ首相も「IMFによるギリシャ向けの次回融資がなければ、オランダも支援せず」と発言したことで、ユーロ/ドルが1.4067ドル、ユーロ/円が114.47円まで下落しました。ドル/円は木曜日に発表された米1-3月のGDP改定値と新規失業保険申請件数が市場予想から悪化したこと、週末に発表された米中古住宅販売製薬数が大きく下振れしたことを受けて、ドル/円は80.70円まで一時下落し、80円台後半でクローズしました。このドルの下落からユーロ/ドルは1.4307ドル、ユーロ/円は115.96円まで上昇しました。

先週はリスク回避が強まったこともあり、スイスフランが主要通貨に対して買われ、ドル/スイス、ユーロ/スイス、ポンド/スイスが年初来安値(スイスフランは高値)を更新しました。また、中国のSWFがNZ国債の購入の可能性を示したことで、NZドル/米ドルも年初来高値を更新しています。ドルは主要通貨に対して下落、円はポンドとNZドルに対して下落しましたが、他の主要通貨に対しては上昇しました。

■週間騰落率(JPY) JPY
グラフをクリックすると拡大します。 ■週間騰落率(USD) USD
グラフをクリックすると拡大します。

■今週の見通し
先週末は、ギリシャへのIMFの次回融資を巡って、パパンドレウ・ギリシャ首相は「EUとIMFの融資獲得に必要な追加健全化計画の合意を目指した野党党首との緊急協議は物別れに終わり合意に至らず」と発言、新民主主義党のサマラス党首は「経済を台無しにし、社会を荒廃させる政策には同意しない」と発言しています。ただ、レーン欧州委員会委員(経済・通貨問題担当)は「EUとIMFの支援プログラムへの支持をめぐる与野党間の合意に向けた取り組みは続く」と電子メールで声明を出しています。市場では「IMFは、ギリシャへの次回融資を実行するだろう」との見方を示していて、足許では最悪のシナリオは回避されるのではないかと思っているのではないでしょうか。IMFの次回融資についてのタイムリミットが近づいていることやドイツ、ルクセンブルグに加え、フランスまで債務再編の可能性について言及しだしたことでまだ予断は許さない状況といえそうです。

こうした中で月末、月初を迎えることになります。最大の焦点は6月3日(金)の米国の雇用統計になります。新規失業保険申請件数が悪化していたことや先月発表された失業率が上昇していたこと、平均時給が+0.1%に留まっていることなどから、雇用の増加に対して賃金が伴っていないとみられることに加えて、フィラデルフィア連銀指数、NY連銀指数、リッチモンド連銀指数が相次いで下振れしていることなどから、米供給管理協会(ISM)製造業、非製造業景気指数も下振れする可能性があります。このため、米国の6月で予定通りQE2が終了するものの、利上げの時期が当初の予定より後ろにずれるとの懸念が出ているようです。また、連邦債務の上限問題もまだまだ楽観できる段階でないなどの不安材料も残っています。チャートでも一目均衡表(日足)の雲の下に抜け出たことから、ドルの下落が継続し、ドル/円では5/5の安値の79.57円が視野に入って来ているのではないかと思います。

■今週の予想レンジ

Ccy Low(下)   High(上)
ドル/円 79.60 82.20 ユーロ/ドル 1.4120 1.4450 ユーロ/円 113.90 116.50 ポンド/円 131.50 135.05 豪ドル/円 85.40 88.10 NZドル/円 64.60 68.50 南アランド/円 11.50 11.80


■日、週、月、年騰落データ Rate
※表をクリックすると拡大します。

■注目イベント 5/30(月)
・ 07:45 NZ 4月 貿易収支
・ 21:30 カナダ 1-3月期 四半期経常収支
・ 21:30 カナダ 3月 月次国内総生産(GDP) 前月比
・ 21:30 カナダ 1-3月期 四半期国内総生産(GDP) 前期比年率
5/31(火)
・ 07:45 NZ 4月 住宅建設許可件数 前月比
・ 08:30 日本 4月 有効求人倍率
・ 08:30 日本 4月 失業率
・ 08:30 日本 4月 全世帯家計調査・消費支出 前年同月比
・ 08:50 日本 4月 鉱工業生産・速報値 前月比
・ 10:00 NZ 5月 NBNZ企業信頼感
・ 10:30 豪 4月 住宅建設許可件数 前月比
・ 10:30 豪 1-3月期 経常収支
・ 10:30 日本 4月 毎月勤労統計調査-現金給与総額 前年同月比
・ 14:00 日本 4月 新設住宅着工戸数 前年同月比
・ 14:45 スイス 1-3月期 四半期国内総生産(GDP) 前期比
15:00 ドイツ 4月 小売売上高指数 前月比
・ 15:00 ドイツ 4月 小売売上高指数 前年同月比
16:55 ドイツ 5月 失業者数 前月比
・ 16:55 ドイツ 5月 失業率
18:00 ユーロ圏 5月 消費者物価指数(HICP、速報値) 前年同月比
・ 18:00 ユーロ圏 4月 失業率
・ 18:30 南ア 1-3月期 四半期国内総生産(GDP) 前期比年率
・ 18:30 南ア 1-3月期 四半期国内総生産(GDP) 前年同期比
・ 18:30 南ア 1-3月期 四半期経常収支
・ 21:00 南ア 4月 貿易収支
・ 21:30 カナダ 4月 鉱工業製品価格 前月比
・ 21:30 カナダ 4月 原料価格指数 前月比
・ 22:00 カナダ カナダ銀行 政策金利
22:00 米国 3月 ケース・シラー米住宅価格指数
・ 22:00 米国 3月 ケース・シラー米住宅価格指数 前年同月比
・ 22:45 米国 5月 シカゴ購買部協会景気指数
・ 23:00 米国 5月 消費者信頼感指数(コンファレンス・ボード)
6/1(水)
10:30 豪 1-3月期 四半期国内総生産(GDP) 前期比
・ 10:30 豪 1-3月期 四半期国内総生産(GDP) 前年同期比
・ 16:15 スイス 4月 実質小売売上高 前年同月比
・ 16:30 スイス 5月 SVME購買部協会景気指数
・ 17:00 ユーロ圏 5月 製造業購買担当者景気指数(PMI、改定値)
17:30 英国 5月 製造業購買担当者景気指数(PMI)
・ 17:30 英国 4月 消費者信用残高
・ 17:30 英国 4月 マネーサプライM4 前月比
・ 17:30 英国 4月 マネーサプライM4 前年同月比
・ 20:00 米国 MBA住宅ローン申請指数 前週比
・ 20:30 米国 5月 チャレンジャー人員削減数 前年比
21:15 米国 5月 ADP雇用統計 前月比
・ 23:00 米国 4月 建設支出 前月比
23:00 米国 5月 ISM製造業景況指数
6/2(木)
10:30 豪 4月 貿易収支
10:30 豪 4月 小売売上高 前月比
・ 21:30 米国 前週分 新規失業保険申請件数
・ 21:30 米国 1-3月期 四半期非農業部門労働生産性・改定値 前期比
・ 23:00 米国 4月 製造業新規受注 前月比
6/3(金)
・ 07:45 NZ 4月 住宅建設許可件数 前月比
・ 17:00 ユーロ圏 5月 サービス部門購買担当者景気指数(PMI、改定値)
・ 17:30 英国 5月 サービス部門購買担当者景気指数(PMI)
21:30 米国 5月 非農業部門雇用者数変化 前月比
21:30 米国 5月 失業率
23:00 米国 5月 ISM非製造業景況指数(総合)
経済指標の詳細はFXmuseumのFXカレンダーを参照してください。

2011年5月28日 (土)

5/28 シカゴ通貨先物非商業ポジション

こんにちは。今日は朝から病院に行ってきました。受けつけ開始1時間前につきましたが、すでに数人並んでいました。天候が悪くても混みぐあいにはあまり関係がないですね。

27日に発表された24日現在のシカゴIMMの非商業(投機)ポジションでは、ドルのネットショート(売)ポジションは約4万コントラクトの減少、ユーロのネットでは3週連続でロングが減少しました。円のネットではロングが減少、豪ドルは7週ぶりにネットでロングが小幅増加しました。

今週発表された非商業ポジションで目立ったのはユーロのネットのロングの減少です。ユーロロングのピーク時の99,516コントラクト(1コントラクト=125,000ユーロ)が約1カ月で19,129コントラクトへと減少しています。ただ、ロングポジションは128,460から75,182と約5万コントラクトの減少に留まる一方で、ショートポジションが28,944から56,053と約3万コントラクト増加したということです。直近半年間を見るとショートポジションは、ほぼ上限に近いのに対し、ロングポジションはまだ調整余地があるといえそうです。円はネットのロングポジションが減少し、ほぼフラットな状態といえそうです。週後半にドルが下落したことから、ネットでのショートの転換の可能性は低く、しばらくは円ロングの状態が続くのではないカと思われます。

■シカゴIMM非商業ポジション

項目 Net(ネット) Dif(増減) Long(買) Short(売) All(総取組)
JPY 8,006 -7,367 32,188 24,182 56,370
EUR 19,129 -22,516 75,182 56,053 131,235
GBP -14,143 -13,215 28,090 42,233 70,323
CHF 14,725 -936 23,088 8,363 31,451
CAD 21,277 -5,014 31,219 9,942 41,161
AUD 53,043 2,124 63,002 9,959 72,961
NZD 13,876 1,252 23,234 9,358 32,592
MXN 8,006 -7,367 32,188 24,182 56,370
source:CFTC

【USD】 USDsource:CFTC

ドルは41,903コントラクトのショート減少の224,594コントラクトのショートとなりました。
※ドルのポジションは円、ユーロをはじめ、メキシコペソまでを合計して算出しています。レートはFRBのメジャーカレンシーインデックスを使用しています。

【JPY】 JPYsource:CFTC

円は7,367コントラクトのロング減少の8,006コントラクトのロングとなりました。

【EUR】 EURsource:CFTC

ユーロは22,516コントラクトのロング減少の19,129コントラクトのロングになりました。

【CAD】 CADsource:CFTC

カナダは5,014コントラクトのロング減少の21,277コントラクトのロングになりました。

【NZD】 NZDsource:CFTC

NZドルは1,252コントラクトのロング増加の13,876コントラクトのロングとなりました。
他のIMM通貨先物のポジション動向は上田ハーローレポートのシカゴIMM非商業ポジションを参照してください。(30日更新)

2011年5月27日 (金)

5/27 本日の戦略-4週連続週末でのユーロ下落は難しそう-

おはようございます。5月下旬ですが、台風がこの週末に接近してくるようです。被災地からはそれて欲しいですね。

■変化率から見た前日の通貨の強弱

NZドル>豪ドル>円>ポンド>ユーロ>ドル
※ ">" の左側の通貨が右側の通貨より強いことを示しています。

■本日の見通し
昨日は米国の1-3月期GDP改定値と米新規失業保険申請件数が期待外れとなり、ドル/円はストップロスを巻き込んで81円台前半まで下落しました。本日は米個人消費支出の発表が予定されていますので、こちら市場予想と同等もしくは良ければドルは多少買われると思います。ただ、週明けの月曜日がロンドン・米国の市場休場となっていることから、ポジション調整が主体となり積極的な動きは手控えれれると思われます。このため、81円を下抜けたときのリスクには注意となりそうです。

ユーロは本日週末で4週連続の週末下落の期待(?)が市場の一部にあるようです。ただ、昨日のユンケル・ユーログループ議長の発言から1,41ドルを割り込む水準まで下落(クローズは1.41ドルを回復)しましたので、この1.40ドルレベル近辺では底堅く推移するのではないかと予想しています。来月のEU・IMF審査が完了するまではこの問題が尾を引くと思われ、ユーロの戻りを押さえる可能性は高そうです。また、IMFが融資実施を拒むと「EUが不足分を補う見通しはほとんどない」と同議長が発言していますので、債務再編の可能性が高まることになります。

先ほど発表されました本邦の全国消費者物価指数は前年比で+0.3%、生鮮食料品を除くと+0.6%となっています。ただ、この物価上昇は東日本大震災の影響によるところが大きいとみられ、夏場に向けての省エネ、公共料金の値上げや消費税の引き上げ議論などからの消費マインドの低下の可能性やサプライチェーンの回復などにより、物価指数は低下してくるものと思われ、日銀の金融政策に与える影響はほとんどないと思います。

■NZDUSD 週足(パラボリック、ストキャスティックス、トレンドチャネル) NZDUSD
source: Uedaharlowfx

昨日のNZ地元紙の報道によりNZドルが買われ、本年5月2日の年初来高値と並ぶ水準までNZドルが上昇しました。週足を見ますと2009年10月19日の高値の0.7632ドル、2010年11月1日の高値の0.7974ドル、5月2日の高値の0.8120ドルと高値が切り上がっていますので、0.8120ドルの高値を更新すれば上昇トレンドが継続すると思われます。ただ、ロウソク足のパターンでは高値をつけた翌週に比較的大きな陰線となると調整する傾向があるのと、ストキャスティックス(スロー)では80以上でデッドクロスする可能性があることで、そうなった場合には、ダブル天井とも見えなくはないので、1月31日の高値の0.7824ドル近辺までの調整がありそうです。

■日足からのテクニカルでの注目点(矢印はトレンドの方向を予想しています)
ユーロ/ドル ストキャスティックス(スロー)がゴールデンクロス
ドル/円 一目均衡表(日足)の基準線を下抜け
ポンド/ドル 21日移動平均線を上抜け
ユーロ/円 一目均衡表(日足)の雲の下(僅か)
NZドル/円 一目均衡表(日足)の転換線が基準線を上抜け
カナダドル/円 一目均衡表(日足)の雲の下

■変動率からの予想レンジ 09:03→NYクローズ

Ccy 予想レンジ
USDJPY 80.90 ~ 81.66
EURJPY 113.99 ~ 115.66
GBPJPY 132.51 ~ 134.11
AUDJPY 85.75 ~ 87.06
NZDJPY 65.40 ~ 66.40
CADJPY 82.44 ~ 83.56
ZARJPY 11.56 ~ 11.75
NOKJPY 14.62 ~ 14.87
MXNJPY 6.88 ~ 6.98
HKDJPY 10.36 ~ 10.47
SGDJPY 65.01 ~ 65.75
EURUSD 1.4045 ~ 1.4216

■前日のサマリー
昨日の東京時間帯はアジアの株式市場が下げ幅を縮小、上昇に転じるとドルが売られる流れとなり、ドル/円は82.09円から81.67円へと下落、ユーロ/ドルは1.4070ドル近辺から1.4190ドル、ユーロ/円は115.40円近辺から115.05円へと上昇しました。ロンドン時間では、米経済指標待ちとなり、ドル/円は81.70-82.00円、ユーロ/ドルは1.4150-1.42ドルのレンジの動きとなりました。ユーロ/円は一時116.39円まで上昇し、この日の高値をつけました。NY時間には発表された米新規失業保険申請件数、米1-3月期GDP改定値がともに市場予想から悪化していたことで、ドルが売られ、ドル/円は81.50円近辺にあったストップロスを巻き込んで81.15円まで下落しました。一方のユーロはユンケル・ユーログループ議長が「IMFはギリシャ向けの次回融資実施を拒む可能性がある」と発言、オランダのルッテ首相も「IMFによるギリシャ向けの次回融資がなければ、オランダも支援せず」と発言したことなどで、ユーロ/ドルは1.4067ドル、ユーロ/円は114.49円まで下落しました。その後、米長期金利が低下したことなどからユーロ/ドルは1.4145ドル近辺、ユーロ/円は115円近辺へと戻しました。また、NZメディアが「中国のSWFは60億NZ$のニュージーンランド試算を購入する準備ができている」と報道、イングリッシュ・ニュージーランド財務相が「中国投資有限公司(CIC)がNZの債券に投資したとしても不思議ではない」と発言したことで、NZドルが主要通貨対して上昇しました。
クローズはドル/円が81.27円、ユーロ/ドルが1.4141ドル、ユーロ/円は114.93円。

■株価(bloomberg.co.jp)

Index 引値 前日比
日経225 9562.05 139.17
FTSE100(英) 5880.99 10.85
DAX(独) 7114.09 -56.85
NYダウ(米) 12402.76 8.10
S&P500(米) 1325.69 5.22
NASDAQ(米) 2782.92 21.54

■金利(bloomberg.co.jp)

Country 利回り 前日比
米10年債 3.06 -0.07
日本10年債 1.150 -0.025
英10年債 3.31 -0.01
独10年債 2.99 -0.05

■コモディティ価格

Commodities 引値 前日比
NY金(期近) 1522.80 -3.90
NY原油(期近) 100.23 -1.09

■本日の指標発表(FXミュージアムより)
5/27(金)
・ 08:01 英国 5月 GFK消費者信頼感調査
・ 08:30 日本 5月 東京都区部消費者物価指数(CPI、生鮮食料品除く) 前年同月比
・ 08:30 日本 4月 全国消費者物価指数(CPI) 前年同月比
・ 08:30 日本 4月 全国消費者物価指数(CPI、生鮮食料品除く) 前年同月比
・ 08:50 日本 4月 小売業販売額 前年同月比
・ 08:50 日本 4月 大型小売店(既存店)販売額 前年同月比
・ 15:00 英国 5月 ネーションワイド住宅価格 前月比
・ 17:00 ユーロ圏 4月 マネーサプライM3 前年同月比
・ 17:00 ユーロ圏 クラニェツ・スロベニア中銀総裁講演
・ 18:00 ユーロ圏 5月 消費者信頼感(確定値)
18:00 ユーロ圏 バイトマン独連銀総裁講演
・ 18:30 スイス 5月 KOF景気先行指数
・ 21:30 米国 4月 個人所得 前月比
21:30 米国 4月 個人消費支出(PCE) 前月比
・ 21:30 米国 4月 個人消費支出(PCEコア・デフレーター、食品・エネルギー除く) 前月比
・ 22:55 米国 5月 ミシガン大学消費者態度指数・確報値
23:00 米国 4月 住宅販売保留指数 前月比
※経済指標の発表予定は予告なく変更になることがあります。

2011年5月26日 (木)

5/26 本日の戦略-ドル円膠着、NR7だが動意はでるのか-

おはようございます。今年は家庭でも15%の省エネが求められていますので、熱中症の対策を考えないといけないですね。皆さんは対策はお済ですか。

■変化率から見た前日の通貨の強弱

ポンド>NZドル>ドル>円>ユーロ>豪ドル
※ ">" の左側の通貨が右側の通貨より強いことを示しています。

■本日の見通し
このところドル/円の値動きが少なく膠着状態となっています。本日は米国の1-3月GDP改定値、新規失業保険申請件数の発表が予定されていますが、ここでも動きがないようだと、次週月曜は米国がメモリアルデー、英国がスプリング・バンク・ホリデーとなり、欧米市場が休場となることから、ますます膠着感を強めることになりそうです。ドル/円は過去7日間で最も動きが少なかったというNR7が点灯していますので、これらの指標を受けてどちらかに動く可能性があります。昨日も書きましたが、一目均衡表(日足)では雲の上抜けと遅行線のロウソク足上抜けがかかっていますので、上に抜けたときは83円近辺までの上昇があるのではないでしょうか。

昨日も欧州ではいくつかの話題があり、シュタルクECB理事は「必要があればECBは利上げをする用意がある」と発言しています。一方では、ゴールドマンサックス・アセットマネジメントの債券共同責任者はギリシャ、アイルランド、ポルトガル、スペイン、イタリアの債券も回避していると発言、理由としてはソブリン債危機の感染懸念と警戒を強めています。ただ、一方では格付け機関フィッチは「ギリシャ問題でのドイツの銀行へのいかなる格付けの変更も予測していない」とコメントしています。本日もユーロ圏の要人の講演予定があることから、発言内容によっては振り回される可能性がありますが、プライスを見ていますと1.39ドル台後半ではサポートされています。ここは一目均衡表(日足)の雲の下限があるところですので、ここを下に抜けなければ戻ってくると思います。

また、昨日はポンドが主要通貨に対して上昇しましたが、センタンス英中銀金融政策委員が「インフレを容認し続ければ、将来的により大幅な政策調整が必要になる可能性が高まる」などと発言したことで、本日のタッカー英中銀副総裁の講演が注目されますが、同総裁はこれまで現状維持の票を投じていますので、目新しい発言がなければそれほど影響を与えることはないと思います。

■EURUSD 日足(一目均衡表、パラボリック、MACD) EURUSD source: Uedaharlowfx

上でも触れましたが、ユーロ/ドルはここ数日間の下値が一目均衡表(日足)の雲の下限でサポートされています。雲が本日切り上がってきていることから、1.4038ドルでサポートされるかが注目されるところです。ただ、遅行線はまだ雲の上を推移していることで、仮に下に抜けても1.3820ドル近辺が目先のサポートとなるとは思います。MACDを見ていますと、ゼロを下抜けてかなり下がっていますので、この近傍でゴールデンクロスすると戻りが期待できそうです。

■日足からのテクニカルでの注目点(矢印はトレンドの方向を予想しています)
ポンド/ドル 一目均衡表(日足)の雲の上
ポンド/円 21日移動平均線を上抜け
ユーロ/ポンド 21日移動平均線、一目均衡表(日足)の基準線を下抜け
南アランド/円 一目均衡表(日足)の雲の下

■変動率からの予想レンジ 07:57→NYクローズ

Ccy 予想レンジ
USDJPY 81.61 ~ 82.35
EURJPY 114.51 ~ 116.15
GBPJPY 132.59 ~ 134.18
AUDJPY 85.55 ~ 86.87
NZDJPY 64.89 ~ 65.87
CADJPY 83.21 ~ 84.32
ZARJPY 11.54 ~ 11.73
NOKJPY 14.62 ~ 14.87
MXNJPY 6.93 ~ 7.03
HKDJPY 10.46 ~ 10.56
SGDJPY 65.29 ~ 66.03
EURUSD 1.3985 ~ 1.4158

■前日のサマリー
昨日の東京時間帯はダウ先物が下落(背景に米銀5行が住宅差し押さえで訴訟を起こされる可能性がるとの報道)や海外企業による豪の資産売却の噂などでリスク回避の動きが出て、ドル/円は82.17円から80.80円、ユーロ/円は115.79円から114.70円、ユーロ/ドルは1.4105ドルから1.4016ドルへと下落しました。ロンドン時間ではユーロ/ドルが1.4011ドルまで下落しましたが、シュタルクECB理事の「必要ならば再び利上げをする用意がある」との発言にショートカバーから、ユーロ/ドルは1.4093ドル、ユーロ/円は115.72円、ドル/円も82.17円まで上昇しました。NY時間には発表された米耐久財受注が市場予想より下振れしていたものの、前月が上方修正されていたことで為替への影響は限定的となりましたが、ダマナキ欧州委員が「ギリシャ、ユーロ圏加盟継続の危機に直面、加盟維持危ぶまれる」などと発言したことで、ユーロ/ドルが1.4027ドル、ユーロ/円が115.04円、ドル/円は81.87円まで下落しましたが同委員の発言の影響力がほとんどないとの見方からユーロ/ドルは1.4118ドル、ユーロ/円は115.69円、ドル/円は82.05円まで戻しました。その後は、FHFA住宅価格指数が市場予想よりは良かったものの、原油価格が1バーレル=100ドルを超えてきたことなど強弱材料が混ざり方向感がないままドル/円は81円台後半、ユーロ/ドルは1.40ドル台後半、ユーロ/円は115円台ミドルでクローズしました。
クローズはドル/円が81.96円、ユーロ/ドルが1.4085ドル、ユーロ/円は115.44円。

■株価(bloomberg.co.jp)

Index 引値 前日比
日経225 9422.88 -54.29
FTSE100(英) 5870.14 11.73
DAX(独) 7170.94 20.28
NYダウ(米) 12394.66 38.45
S&P500(米) 1320.47 4.19
NASDAQ(米) 2761.38 15.22

■金利(bloomberg.co.jp)

Country 利回り 前日比
米10年債 3.13 0.02
日本10年債 1.125 -0.010
英10年債 3.32 -0.02
独10年債 3.05 -0.02

■コモディティ価格

Commodities 引値 前日比
NY金(期近) 1526.70 3.40
NY原油(期近) 101.32 1.73

■本日の指標発表(FXミュージアムより)
5/26(木) ・ 08:50 日本 4月 企業向けサービス価格指数 前年同月比
・ 10:30 豪 1-3月期 四半期民間設備投資 前期比
・ 15:00 スイス 4月 貿易収支
・ 15:00 ドイツ 4月 輸入物価指数 前月比
・ 15:00 ドイツ 4月 輸入物価指数 前年同月比
・ 18:15 ユーロ圏 ノボトニー・オーストリア中銀総裁講演
18:20 ユーロ圏 トリシェ欧州中央銀行(ECB)総裁講演
・ 20:20 英国 タッカー・イングランド銀行(BOE)副総裁講演
・ 18:30 南ア 4月 卸売物価指数(PPI) 前月比
・ 18:30 南ア 4月 卸売物価指数(PPI) 前年同月比
・ 21:00 ユーロ圏 ビニスマギECB理事講演
21:30 米国 1-3月期 四半期実質国内総生産(GDP、改定値) 前期比年率
21:30 米国 前週分 新規失業保険申請件数
・ 22:00 ユーロ圏 ゴンザレス・パラモECB理事講演
・ 02:00 米国 米財務省7年債入札(290億ドル)
※経済指標の発表予定は予告なく変更になることがあります。

2011年5月25日 (水)

5/25 本日の戦略-レンジの動き継続、方向感でるまでに時間必要か-

おはようございます。菅首相はG8サミットで太陽光発電の推進に舵を切るようですが、原子力が駄目だからという短絡的な結論になっていないことを願いたいです。農産物も地産地消が言われていますので、電気も大量発電での供給ではなく、地産地消にして送電ロスを軽減するのもありですね。

■変化率から見た前日の通貨の強弱

NZドル>豪ドル>ユーロ>ポンド>円>ドル
※ ">" の左側の通貨が右側の通貨より強いことを示しています。

■本日の見通し
先ほど発表されました本邦の通関貿易収支(季節調整済み)は4,694億円の赤字となりましたが、市場が予想していた6959.8億円の赤字よりは少なくなっています。5・10日と併せて、先週後半の高値の82.23円を昨日も超えられなかったことで、ドル/円についてはレンジの動きが継続するのではないかと思います。ただ、下値は81円台で確りしてきたことや一目均衡表(日足)の転換線が基準線を上に抜ける可能性があることで、前出の高値を抜けると3/11の高値の83.29円近辺まではあるかもしれません。チャート上はこのレベルがそこそこ重要なポイントとなっています。

昨日はコモディティの上昇、ユーロ周辺国とドイツの国債スプレッドが縮小したことなどリスク選好の動きとなり、主要通貨に対して「ドル」と「円」が売られる形となりました。先週も週初にユーロが下落、週半ばから後半にかけて上昇、週末に下落という流れとなり、なかなかリスク選好のマインドが浸透しにくいようです。ギリシャ問題も追加支援や債務再編の前に民営化と構造改革の開始が必要との論調に変わってきています。ただ、ギリシャ問題の根本的な解決には進んでおらず、同問題が欧州の銀行の格下げなどに及んだ場合にはユーロ安につながるリスクをはらんでいるといえそうです。NYダウも下げ幅を縮小しているものの、昨日のリッチモンド連銀指数にも見られるように米国の景気に対してのマインドが低下していることから、まだまだリスクに対しては警戒が必要な時期と思います。

本日は21時30分に米耐久財受注の発表が予定されていますが、東日本大震災によるサプライチェーンのダメージから自動車産業を中心に悪化している可能性が高いと思います。このため、多少の下振れがあったとしても市場は予想の範囲内と思われることから、上振れした場合にはドルが買われることになるのではないでしょうか。また、欧米の要人の講演も多数予定されていることから、ユーロ圏ではギリシャの問題、ECBによる利上げの可能性、米国では出口戦略についての発言があれば注目され、場合によっては振り回されるかもしれません。

■ZARJPY 日足(ボリンジャーバンド、パラボリック、MACD) ZARJPY
source: Uedaharlowfx

南アランド/円はMACDでゴールデンクロスする可能性が出ています。位置的にもマイナス圏内であり、ゴールデンクロスした場合には上昇の期待が持てそうです。目先の目標は4/28の12.43円となります。ただ、ボリンジャーバンドを見るとレジスタンスがセンターラインの11.87円、パラボリックでも11.88円となっていることから、ここで押さえられると再び-2σ(標準偏差2倍)に向かって下がっていく可能性が高まります。

■日足からのテクニカルでの注目点(矢印はトレンドの方向を予想しています)
NZドル/米ドル 21日移動平均線、一目均衡表(日足)の基準線を上抜け

■変動率からの予想レンジ 08:35→NYクローズ

Ccy予想レンジ
USDJPY81.59 ~ 82.35
EURJPY114.61 ~ 116.25
GBPJPY131.79 ~ 133.35
AUDJPY85.77 ~ 87.08
NZDJPY64.70 ~ 65.67
CADJPY83.26 ~ 84.37
ZARJPY11.62 ~ 11.82
NOKJPY14.57 ~ 14.82
MXNJPY6.92 ~ 7.02
HKDJPY10.47 ~ 10.57
SGDJPY65.30 ~ 66.04
EURUSD1.4006 ~ 1.4172

■前日のサマリー
昨日の東京時間帯は早朝こそはリスク回避の継続で円とドルが買われる動きとなりましたが、方向感のない中でコモディティ価格が上昇したこともあり、ユーロ/ドルは1.4002ドルから1.4082ドル、ユーロ/円は114.72円から115.20円へと上昇、ドル/円は82.09円から81.75円まで下落しました。ロンドン時間帯には、独IFO景気動向指数が市場予想よりも良かったことから、ユーロが買われ、ユーロ/ドルは1.4117ドル、ユーロ/円は115.57円へと上昇、ドル/円は81.62円へと下落した後、米長期金利が上昇したこともあり81.96円まで上昇しました。NY時間では米住宅販売が市場予想を上回ったことやユーロ周辺国の国債と独国債のスプレッドが縮小したことで、ドル/円は82.21円、ユーロ/ドルは1.4133ドル、ユーロ/円は116.18円まで上昇しましたが、米長期金利が急低下したことで、ドル/円は811.82円、ユーロ/円は115.36円、ユーロ/ドルは1.4083ドルまで下落しましたが、クローズにかけては小幅戻りを見せました。
クローズはドル/円が81.94円、ユーロ/ドルが1.4097ドル、ユーロ/円は115.51円。

■株価(bloomberg.co.jp)

Index 引値 前日比
日経225 9477.17 16.54
FTSE100(英) 5858.41 22.52
DAX(独) 7150.66 29.14
NYダウ(米) 12356.21 -25.05
S&P500(米) 1316.28 -1.09
NASDAQ(米) 2746.16 -12.74

■金利(bloomberg.co.jp)

Country 利回り 前日比
米10年債 3.11 -0.02
日本10年債 1.135 0.000
英10年債 3.30 -0.04
独10年債 3.01 -0.04

■コモディティ価格

Commodities 引値 前日比
NY金(期近) 1523.30 7.90
NY原油(期近) 99.59 1.89

■本日の指標発表(FXミュージアムより)
5/25(水)
・ 08:50 日本 4月 貿易統計(通関ベース)
・ 08:50 日本 日銀・金融政策決定会合議事要旨
・ 12:30 日本 白川方明日銀総裁講演
・ 15:00 ドイツ 6月 GFK消費者信頼感調査
・ 17:30 英国 1-3月期 四半期国内総生産(GDP、改定値) 前期比
・ 17:30 英国 1-3月期 四半期国内総生産(GDP、改定値) 前年同期比
・ 20:00 米国 MBA住宅ローン申請指数 前週比
・ 21:00 ユーロ圏 ドラギ・イタリア中銀総裁講演
・ 21:00 ユーロ圏 リーカネン・フィンランド中銀総裁講演
・ 21:00 ユーロ圏 シュタルク欧州中央銀行(ECB)理事講演
・ 21:20 米国 ガイトナー米財務長官講演
・ 21:30 米国 4月 耐久財受注 前月比
・ 21:30 米国 4月 耐久財受注・輸送用機器除く 前月比
・ 21:40 英国 センタンス英中銀金融政策委員会(MPC)委員講演
・ 23:00 米国 3月 住宅価格指数 前月比
・ 23:00 米国 1-3月期 四半期住宅価格指数 前期比
・ 01:40 ユーロ圏 コスタ・ポルトガル中銀総裁講演
・ 02:00 米国 米財務省5年債入札(350億ドル)
・ 02:30 米国 コチャラコタ米ミネアポリス連銀総裁講演
※経済指標の発表予定は予告なく変更になることがあります。

2011年5月24日 (火)

5/24 本日の戦略-英の金融機関に懸念、欧州のリスク継続か-

おはようございます。スカイツリーのクレーンが撤去されるようですね。375メートル(東京タワーよりもまだ高いです)まで下げてから、解体して地上に下ろすそうです。最後のクレーンが撤去されるのをみたいですね。

■変化率から見た前日の通貨の強弱

ドル>円>ポンド>NZドル>ユーロ>豪ドル
※ ">" の左側の通貨が右側の通貨より強いことを示しています。

■本日の見通し
昨日も格付け会社によるイタリア、ベルギーの見通しの引き下げが発表されましたが、既に市場ではユーロ売りが先行していたこともあり、1.39ドル台後半(日足一目均衡表の雲の下限)で支えられ戻しました。ギリシャ問題については欧州委員会のレーン委員(経済・通貨担当)が、数日または数週間以内に「2012年以降の資金確保の方法や資金手当てのためにギリシャが自らとる措置について決定されるだろう」と発言しています。期間的に幅あるため、どのタイミングで発表されるか不当英ですが、「パートナーや債券国を納得させるための新たな行動を取らなければならない」としていることで、決定の内容によっては懸念が高まる可能性があります。また、ビニスマギECB専務理事は「インフレ加速のリスクをECBは注視している」と述べていますが政策当局者は「インフレ期待を過剰解釈しないように」との見解を示しました。このため、6月ECB理事会で、7月の利上げを示唆する可能性については不透明と思われ、ユーロの戻りが限定的となると思われます。また、英国の銀行の格下げの噂が市場では出ているようで、こうしたリスク要因は欧州通貨を重くすると思います。

週末、昨日と米国の株価が下落する中でドル/円では「円」が買われていません。米10年債利回りも低下傾向となっていますので、金利低下との相関関係も一時的に崩れているようです。背景には週末のS&Pによる仏の金融機関の格下げ等の影響で、欧州の金融機関がドル資金を取りにくくなっているのではとの見方があります。ただ、一方では昨日も商品価格が下落、株価も弱含みが続いていることで、クロス円では円が買われやすい地合いが続いていることや82.50円近辺ではドル売りオーダーがあるというの噂もありますので、ドル/円でのドルの戻りは鈍いものと思われます。本日は米国の新築住宅販売件数や米地区連銀総裁の発言が控えていることから、積極的にドルが買われる局面にはないと思います。

■AUDJPY 日足(一目均衡表、パラボリック、ストキャスティックス、変化率)AUDJPY
source: Uedaharlowfx

豪ドル/円はストキャスティックス(スロー)が80以下ながらデッドクロスしていることに加え、一目均衡表(日足)の遅行線(緑の線)もロウソク足で止められています。パラボリック(ピンクの点)もレジスタンスとなったようで、目先の上値の重さが感じられます。サポートは一目均衡表の雲の上限85.18円となり、雲が厚いことから雲の中に一時的に入ったとしても5/5の安値の84.33円近辺ではサポートされるように思います。

■日足からのテクニカルでの注目点(矢印はトレンドの方向を予想しています)
ポンド/ドル 一目均衡表(日足)の雲の下へ
ユーロ/円 ストキャスティックス(スロー)がデッドクロス
豪ドル/円 ストキャスティックス(スロー)がデッドクロス

■変動率からの予想レンジ 08:19→NYクローズ

Ccy 予想レンジ
USDJPY 81.66 ~ 82.41
EURJPY 114.27 ~ 115.88
GBPJPY 131.39 ~ 132.91
AUDJPY 85.38 ~ 86.65
NZDJPY 64.27 ~ 65.20
CADJPY 83.22 ~ 84.33
ZARJPY 11.56 ~ 11.75
NOKJPY 14.49 ~ 14.74
MXNJPY 6.89 ~ 6.99
HKDJPY 10.47 ~ 10.57
SGDJPY 65.23 ~ 65.96
EURUSD 1.3955 ~ 1.4116

■前日のサマリー
昨日の東京時間帯は週末のスペインの地方選挙で与党の社会労働党が敗北したことから、ユーロに対する懸念が高まり、リスク回避からドルが買われる展開となりました。ドル/円は朝方の81.60円近辺から82.03円まで上昇する一方で、ユーロ/ドルは1.4145ドル近辺から1.4041ドルまで下落、ユーロ/円は115.60円近辺から114.92円まで下落しました。ロンドン時間に入るとユーロ圏のPMI(購買担当者景気指数)が低買いしていたことやイタリア、スペインの国債の対独国債スプレッドが拡大したこと、格付け機関S&Pがイタリアの見通しを「ネガティブ」としたことで、ユーロが1.3968ドル、ユーロ/円は113.87円まで下落、ドル/円もリスク回避の円買いとなり81.32円まで一時下げました。ただ、ユーロが急激に下落したことで短期の利喰いの買い戻しから反発、、ロンドン時間終盤にはユーロ/ドルは1.4040ドル、ユーロ/円は114.96円、ドル/円も81.91円まで戻しました。NY時間にはNYダウが急落してオープンしたこともあり、再びリスク回避のドル買いとなったことや格付け機関フィッチが、ベルギーの見通しを「ネガティブ」にしたことで、ユーロ/ドルは1.3996ドル、ユーロ/円は114.42円まで下落したものの、ビニスマギECB専務理事が「ECBは金融機関の適正な担保に対して流動性を供給」などと発言したことで、リスク回避の動きが後退して、ユーロ/ドルは1.4069ドル、ユーロ/円は115.33円、ドル/円は82.04円まで戻しました。
クローズはドル/円が82.00円、ユーロ/ドルが1.4044ドル、ユーロ/円は115.16円。

■株価(bloomberg.co.jp)

Index 引値 前日比
日経225 9460.63 -146.45
FTSE100(英) 5835.89 -112.60
DAX(独) 7121.52 -145.30
NYダウ(米) 12381.26 -130.78
S&P500(米) 1317.37 -15.90
NASDAQ(米) 2758.90 -44.42

■金利(bloomberg.co.jp)

Country 利回り 前日比
米10年債 3.13 -0.02
日本10年債 1.135 0.005
英10年債 3.30 -0.04
独10年債 3.01 -0.04

■コモディティ価格

Commodities 引値 前日比
NY金(期近) 1515.40 6.50
NY原油(期近) 97.70 -1.79

■本日の指標発表(FXミュージアムより)
5/24(火)
・ 15:00 ドイツ 1-3月期 国内総生産(GDP、改定値) 前期比
・ 15:00 ドイツ 1-3月期 国内総生産(GDP、改定値) 前年同期比
・ 15:00 米国 ローゼングレン米ボストン連銀総裁講演(ロシア)
17:00 ドイツ 5月 IFO企業景況感指数
・ 18:00 ユーロ圏 3月 製造業新規受注 前月比
・ 18:00 ユーロ圏 3月 製造業新規受注 前年同月比
・ 21:25 米国 デューク米連邦準備委員会(FRB)理事講演
・ 22:50 米国 ホーニッグ米カンザスシティー連銀総裁講演
・ 22:50 米国 プロッサー米フィラデルフィア連銀総裁講演
23:00 米国 4月 新築住宅販売件数 年率換算件数
・ 23:00 米国 4月 新築住宅販売件数 前月比
・ 23:00 米国 5月 リッチモンド連銀製造業指数
02:00 米国 米財務省2年債入札(350億ドル)
・ 02:20 米国 ブラード米セントルイス連銀総裁講演
※経済指標の発表予定は予告なく変更になることがあります。

2011年5月23日 (月)

5/23 本日の戦略-ユーロのネガティブ材料払しょくは難しい-

おはようございます。本日はこの後9時15分過ぎに日経CNBCの為替電話レポートへの出演予定です。約2分の持ち時間なのでいつも短いと感じてしまいます。

■変化率から見た前日の通貨の強弱

NZドル>ドル>ポンド>豪ドル>円>ユーロ
※ ">" の左側の通貨が右側の通貨より強いことを示しています。

■本日の見通し
22日に行われましたスペインの地方選挙ではサパテロ首相率いる与党の社会労働党(与党)が敗北、同首相も「地方選挙で敗北したのは明白」と発言しています。ただ、同首相は任期を全うしたい考えであり、直ちに政局が混乱する可能性は低そうです。ただ、選挙前から言われていました与党敗北による地方政権委譲から隠し債務が明らかになる可能性があり、今後数週間はこうした懸念がユーロに付きまとうことから、ユーロの下落が継続する可能性があります。また、本日はオルドネス・スペイン中銀総裁講演が18時30分にあり、地方債務には触れないと思いますが注目されます。

本日はユーロ圏のPMI(購買担当者景気指数)の発表があるのみで、大きな経済指標の発表予定はありません。また、要人の発言もいくつかは予定されていますが、先週立て続けに浮上したユーロ圏の懸念を払しょくするには至らないと思います。先週末はリスク回避からドルが買われましたが、円がそれほど強くなかったことで、株価が続落した場合には円が買われやすくなるのではないかと思います。米国の経済指標もこのところ悪い内容が続いていることで、消極的な中では円が選好される可能性があります。

■EURJPY 日足(ボリンジャーバンド、パラボリック、MACD) EURJPY
source: Uedaharlowfx

ユーロ/円はボリンジャーバンドのミッドライン(中心線)が戻りの上値を抑えているようです。パラボリックは「買い」にトレンド転換し、MACDもマイナス圏でゴールデンクロスする可能性がありますが、4/11のアカネの123.31円、4/28の高値の121.82円と高値が切り下がってきていることで、中期的な流れでは下降トレンドが継続しているように見えます。このままパラボリックのサポートとなる113.55円を下に抜けるとボリンジャーバンドもバンド幅が拡大することから、2/28の安値の111.96円から2/4の安値の110.79円近辺を目指す可能性が高まります。

■日足からのテクニカルでの注目点(矢印はトレンドの方向を予想しています)
ユーロ/ドル 一目均衡表(日足)の雲の上から中へ
ドル/円 一目均衡表(日足)の基準線を上抜け、ストキャスティックス(スロー)がデッドクロス(強弱ミックス)
NZドル/円 21日移動平均線、一目均衡表(日足)の基準線を上抜け
ユーロ/ポンド 一目均衡表(日足)の雲の上から中へ
NZドル/米ドル 21日移動平均線、一目均衡表(日足)の基準線を上抜け

■変動率からの予想レンジ 07:54→NYクローズ

Ccy 予想レンジ
USDJPY 81.32 ~ 82.08
EURJPY 114.79 ~ 116.40
GBPJPY 131.87 ~ 133.38
AUDJPY 86.40 ~ 87.66
NZDJPY 64.53 ~ 65.46
CADJPY 83.23 ~ 84.34
ZARJPY 11.69 ~ 11.88
NOKJPY 14.60 ~ 14.84
MXNJPY 6.94 ~ 7.04
HKDJPY 10.45 ~ 10.56
SGDJPY 65.60 ~ 66.32
EURUSD 1.4093 ~ 1.4234

■前日のサマリー
週末の東京時間帯は5・10日の仲値不足観測があったものの、市場の予想とは別に小動きにとどまりました。また、日銀の政策決定会合が行われたものの、一部で予想されていた追加緩和策は発表されず、こちらも材料となりませんでした。ドル/円はは81.62円から81.77円、ユーロ/円は116.75円から117.19円、ユーロ/ドルは1.4294ドルから1.4337ドルの狭いレンジの動きとなりました。ロンドン時間では22日に実施されるスペインの地方選挙で隠し債務が明らかになる可能性があるとのWSJの観測記事などからユーロが売られ、ユーロ/ドルは1.4345ドルから1.4212ドル、ユーロ/円は117.17円から116.14円まで下落、ドル/円は81.87円から81.49円まで下落しました。NY時間に入るとドル/スイスフランが急落したことなどで一時市場が混乱したものの、その後はノルウェーがギリシャ向け資金援助を中断すると発表したこと、格付け機関フィッチがギリシャの格付けを3段階引き下げ「B+」としたこと、期限を延長した場合にデフォルト相当とするとコメントしたことなどで、ユーロが下落し、ユーロ/ドルは1.4133ドル、ユーロ/円は115.55円まで下落しました。ドル/円は一時、ユーロの下落からの欧米の株価の下落につれ81.52円まで下落しましたが、リス回避のドル買いで81.70円近辺でクローズしました。
クローズはドル/円が81.68円、ユーロ/ドルが1.4156ドル、ユーロ/円は115.66円。

■株価(bloomberg.co.jp)

Index 引値 前日比
日経225 9607.08 -13.74
FTSE100(英) 5948.49 -7.50
DAX(独) 7266.82 -91.41
NYダウ(米) 12512.04 -93.28
S&P500(米) 1333.27 -10.33
NASDAQ(米) 2803.32 -19.99

■金利(bloomberg.co.jp)

Country 利回り 前日比
米10年債 3.15 -0.03
日本10年債 1.130 -0.025
英10年債 3.34 -0.05
独10年債 3.05 -0.06

■コモディティ価格

Commodities 引値 前日比
NY金(期近) 1508.90 16.50
NY原油(期近) 99.49 1.05

■本日の指標発表(FXミュージアムより)
5/23(月)
・ 14:00 日本 3月 景気一致指数(CI)・改定値
・ 14:00 日本 3月 景気先行指数(CI)・改定値
16:00 ユーロ圏 バイトマン独連銀総裁講演
・ 17:00 ユーロ圏 5月 製造業購買担当者景気指数(PMI、速報値)
・ 17:00 ユーロ圏 5月 サービス部門購買担当者景気指数(PMI、速報値)
・ 17:50 ユーロ圏 トゥンペルグゲレル欧州中央銀行(ECB)専務理事講演
18:30 ユーロ圏 オルドネス・スペイン中銀総裁講演
・ 21:30 英国 タッカー・イングランド銀行(BOE)副総裁講演
・ 22:00 ユーロ圏 ビニスマギECB理事講演
※経済指標の発表予定は予告なく変更になることがあります。

2011年5月22日 (日)

5/23の週の見通し -手掛かり材料少なくレンジの動きとなるか-

こんばんは。宮城県塩竈市にある離島、浦戸諸島で漁業支援プロジェクトです。うらと海の子再生プロジェクト漁業再生のための一助となればと思い申し込みました。

■ドル/円 60分足 USDJPY
※チャートをクリックすると拡大します。

■ユーロ/ドル 60分足 EURUSD
※チャートをクリックすると拡大します。

■ユーロ/円 60分足 EURJPY
※チャートをクリックすると拡大します。

週初はストロスカーンIMF専務理事がホテル従業員への暴行疑惑で逮捕されたことから、早朝にユーロ売りが進み、ユーロ/ドルは1.4048ドル、ユーロ/円も113.40円まで下落、リスク回避の高まりでドル/円も80.70円まで下落しました。ただ、本邦企業による海外企業のM&Aに絡む円売りの噂で円売りとなり、週半ばにはドル/円が82.23円まで上昇しました。ユーロ/ドルはユンケル・ユーログループ議長が「ソフトなギリシャ債務再編の可能性」との見方を示したことなどユーロの弱含みの材料が出たものの、欧米の株価が堅調に推移したことなどから、週後半にかけてユーロ/ドルは1.4345ドル、ユーロ/円は117.22円まで上昇しました。しかしながら、週末には格付け機関フィッチがギリシャの格付けを「B+」に格下げ、ノルウェーがギリシャへの援助支払いを中止とのニュースなどからユーロが下落して、ユーロ/ドルは1.4129ドル、ユーロ/円は115.52円まで下落、ドル/円は81.70円でクローズしました。

週を通してみると株価が堅調に推移したことなどを背景に、円は主要通貨に対して売られ、豪ドル、NZドル、南アに対して大きく下落しました。ドルも同様に資源国に対して下落しています。

■週間騰落率(JPY) JPY
※グラフをクリックすると拡大します。 ■週間騰落率(USD) USD
※グラフをクリックすると拡大します。

■今週の見通し
先週末もユーロが下落し、これで3週連続の下落となりました。主な理由を下に記します。
・ハンガリー政府と銀行が、「スイスフラン建てのモーゲージ(抵当権付き住宅ローンの返済をCHF/HUF=180.00に固定することで合意した」とのニュース
・ワイトマン独連銀総裁が「ギリシャ国債は、償還期限延長されれば、ECB担保として受け入れ不可能に」と発言したこと
・ノルウェーがギリシャに対する4200万ドルの融資を中止したこと
・格付け機関フィッチがギリシャの格付けを「B+」に3段階引き下げたこと
・格付け期間S&Pが仏金融大手クレディ・アグリコールの長期格付けを「AA-」から「A+」、短期格付けを「A-1」じゃら「A-1」へ1段階引き下げたこと
また、22日のスペインの地方選挙で政権与党の社会労働党(党首=サパテロ首相)が一部の地方で敗北する可能性があり、その結果、自治体が抱える多額の「隠れ債務」の存在が明らかになる可能性が指摘されています。選挙は17地域のうち13の地域と8,000余りの市町村で実施されます。もし「隠れ債務」の存在が今後数週間で明らかになれば、スペインに対する懸念が高まることで、ユーロ/ドルで1.40ドルを割り込む可能性も高まります。

ただ、今週は重要な経済指標の発表が少なく、独IFO景気動向指数(24日17時)、米耐久財受注(25日21時30分)、米1-3月期GDP改定値(26日21時30分)となります。ユーロ圏で新たな材料が出てこないと、方向感の持てないまま、各通貨とものにレンジの動きとなる可能性が高まります。全体としてはユーロが弱含みとなる可能性が高いことで、ドルが底堅い動きを予想しますが、クロス円も特に売られる材料が見つからないことで、株価などが下落しない限りはクロス円はしっかりした動きとなると思います。

■今週の予想レンジ

Ccy Low(下)   High(上)
ドル/円 80.90 82.60
ユーロ/ドル 1.3970 1.4235
ユーロ/円 113.40 116.50
ポンド/円 130.20 133.70
豪ドル/円 85.40 88.10
NZドル/円 63.90 66.60
南アランド/円 11.70 11.95


■日、週、月、年騰落データ Rate
※表をクリックすると拡大します。

■注目イベント 5/23(月)
・ 14:00 日本 3月 景気一致指数(CI)・改定値
・ 14:00 日本 3月 景気先行指数(CI)・改定値
・ 17:00 ユーロ圏 5月 製造業購買担当者景気指数(PMI、速報値)
・ 17:00 ユーロ圏 5月 サービス部門購買担当者景気指数(PMI、速報値)
5/24(火)
・ 15:00 ドイツ 1-3月期 国内総生産(GDP、改定値) 前期比
・ 15:00 ドイツ 1-3月期 国内総生産(GDP、改定値) 前年同期比
17:00 ドイツ 5月 IFO企業景況感指数
・ 18:00 ユーロ圏 3月 製造業新規受注 前月比
・ 18:00 ユーロ圏 3月 製造業新規受注 前年同月比
23:00 米国 4月 新築住宅販売件数 年率換算件数
・ 23:00 米国 4月 新築住宅販売件数 前月比
・ 23:00 米国 5月 リッチモンド連銀製造業指数
5/25(水)
・ 08:50 日本 4月 貿易統計(通関ベース)
・ 15:00 ドイツ 6月 GFK消費者信頼感調査
・ 17:30 英国 1-3月期 四半期国内総生産(GDP、改定値) 前期比
・ 17:30 英国 1-3月期 四半期国内総生産(GDP、改定値) 前年同期比
・ 20:00 米国 MBA住宅ローン申請指数 前週比
21:30 米国 4月 耐久財受注 前月比
・ 21:30 米国 4月 耐久財受注・輸送用機器除く 前月比
・ 23:00 米国 3月 住宅価格指数 前月比
・ 23:00 米国 1-3月期 四半期住宅価格指数 前期比
5/26(木)
・ 08:50 日本 4月 企業向けサービス価格指数 前年同月比
・ 10:30 豪 1-3月期 四半期民間設備投資 前期比
・ 15:00 スイス 4月 貿易収支
・ 15:00 ドイツ 4月 輸入物価指数 前月比
・ 15:00 ドイツ 4月 輸入物価指数 前年同月比
・ 18:30 南ア 4月 卸売物価指数(PPI) 前月比
・ 18:30 南ア 4月 卸売物価指数(PPI) 前年同月比
・ 21:30 米国 1-3月期 四半期実質国内総生産(GDP、改定値) 前期比年率
21:30 米国 前週分 新規失業保険申請件数
5/27(金)
・ 未定 ドイツ 5月 消費者物価指数(CPI、速報値) 前月比
・ 08:01 英国 5月 GFK消費者信頼感調査
・ 08:30 日本 5月 東京都区部消費者物価指数(CPI、生鮮食料品除く) 前年同月比
・ 08:30 日本 4月 全国消費者物価指数(CPI) 前年同月比
・ 08:30 日本 4月 全国消費者物価指数(CPI、生鮮食料品除く) 前年同月比
・ 08:50 日本 4月 小売業販売額 前年同月比
・ 08:50 日本 4月 大型小売店(既存店)販売額 前年同月比
・ 15:00 英国 5月 ネーションワイド住宅価格 前月比
・ 17:00 ユーロ圏 4月 マネーサプライM3 前年同月比
・ 18:00 ユーロ圏 5月 消費者信頼感(確定値)
・ 18:30 スイス 5月 KOF景気先行指数
・ 21:30 米国 4月 個人所得 前月比
21:30 米国 4月 個人消費支出(PCE) 前月比
21:30 米国 4月 個人消費支出(PCEコア・デフレーター、食品・エネルギー除く) 前月比
・ 22:55 米国 5月 ミシガン大学消費者態度指数・確報値
・ 23:00 米国 4月 住宅販売保留指数 前月比
経済指標の詳細はFXmuseumのFXカレンダーを参照してください。

2011年5月21日 (土)

5/21 シカゴ通貨先物非商業ポジション

こんにちは。今日は長女の通う中学校の体育祭でした。しかし、暑かったですね。

20日に発表された17日現在のシカゴIMMの投機ポジションでは、ドルのネットショート(売)ポジションは約7万コントラクトの減少、円ネットは2週連続でロングが増加、ユーロネットは2週連続でロングが減少しました。カナダドルのネットロングが1万コントラクトの減少、豪ドルのネットは6週連続でロングが減少となっています。

ユーロのネットロングは2週連続で減少、数量にして約6万コントラクト、金額にして174億ドルが買い戻されたことになります。ユーロ圏での弱い材料が出たことが原因ですので、この要因が後退すれば急激に解消されたロングの巻き戻しの可能性があります。また、円以外のポンドやカナダドル、豪ドルなどでもドルが買い戻されました。このため、ドルのネットショートも1月下旬の水準まで解消されており、ショートが増加する可能性があります。

■シカゴIMM非商業ポジション

項目 Net(ネット) Dif(増減) Long(買) Short(売) All(総取組)
JPY 15,373 2,319 38,016 22,643 60,659
EUR 41,645 -19,802 89,941 48,296 138,237
GBP -928 -19,046 30,327 31,255 61,582
CHF 15,661 -675 24,409 8,748 33,157
CAD 26,291 -10,912 36,008 9,717 45,725
AUD 50,919 -9,402 61,179 10,260 71,439
NZD 12,624 -1,090 22,518 9,894 32,412
MXN 15,373 2,319 38,016 22,643 60,659
source:CFTC

【USD】 USD
source:CFTC

ドルは71,761コントラクトのショート減少の266,497コントラクトのショートとなりました。
※ドルのポジションは円、ユーロをはじめ、メキシコペソまでを合計して算出しています。レートはFRBのメジャーカレンシーインデックスを使用しています。

【JPY】 JPY
source:CFTC

円は2,319コントラクトのロング増加の15,373コントラクトのロングとなりました。

【EUR】 EUR
source:CFTC

ユーロは19,802コントラクトのロング減少の41,645コントラクトのロングになりました。

【CAD】 CAD
source:CFTC

カナダは10,912コントラクトのロング減少の26,291コントラクトのロングになりました。

【NZD】 NZD
source:CFTC

NZドルは1,090コントラクトのロング減少の12,624コントラクトのロングとなりました。
他のIMM通貨先物のポジション動向は上田ハーローレポートのシカゴIMM非商業ポジションを参照してください。(23日更新)

2011年5月20日 (金)

5/20 本日の戦略-週末と材料難からドル円は調整が出やすいか-

おはようございます。本日もよろしくお願いします。

■変化率から見た前日の通貨の強弱

ユーロ>ポンド>豪ドル>NZドル>円>ドル
※ ">" の左側の通貨が右側の通貨より強いことを示しています。

■本日の見通し
本日は5・10日であり、仲値にかけてドルが買われる可能性がありますが、日銀の金融政策決定会合が開催されますので、現状維持となるとドルが小幅売られるのではないかと思います。昨日発表された本邦の1-3月実質GDPが前期比年率で3.7%のマイナス成長となったことで、一部では日銀の緩和策期待の思惑があるようです。ただ、未曾有の東日本大震災を受け、在庫がGDPの大きな押し下げ要因となっていることから、復興の進捗による在庫の回復が既に織り込まれているとみられるため、日銀が追加緩和に踏み切る可能性は極めて低いものと考えます。また、プライスで見ても、82円台を回復しましたが、米経済指標の悪化を受け81円台に押し戻されたことで、心理的にも上値が重くなっていると思われます。

ストロスカーンIMF専務理事が「無実を証明することに注ぎたい」と辞意を表明し、辞任しました。欧州サイドでは専務理事を欧州から排出したい考えで、ラガルド仏財務相やトリシェECB総裁が候補に挙がっています。一方では新興国が候補を擁立する動きを見せていることやアジアも域内からの候補選出を促すなど不透明となっています。現在のところはリプスキー筆頭副専務理が引き継ぐこととなっていますが、欧州周辺国での債務危機が懸念されるなかで欧州以外から仮に選出されるようだと、ユーロにとってはマイナス要因となる可能性があります。ただ、足許では米国の経済指標が悪化していることやギリシャの債務再編の可能性が否定されていることで戻り基調が続いています。チャート上のポイントとなる55日移動平均線の1.43ドルを回復してきたことで、パラボリックが買い転換(1.4371ドル)すると上昇が継続すると思われます。

■AUDJPY 日足(一目均衡表、パラボリック、55日移動平均線、MACD)
AUDJPY

source: Uedaharlowfx



豪ドル/円は一目均衡表(日足)の雲にきれいにサポートされています。55日移動平均線も一時下抜けたもののすぐに回復してきていることで、底堅さが感じられます。MACDではゼロ近傍ですがゴールデンクロスする可能性があり、パラボリックも87.64円まで下がってきていますので、買い転換する可能性が高くなっています。懸念としては4/11の高値の90.01円、4/28の高値の89.58円を結んだレジスタンスラインと5/5の安値の84.33円と5/13の安値の84.90円を結んだサポートラインで三角保合いとなっているため、下に抜けると下方トレンドが継続する可能性があることです。

■日足からのテクニカルでの注目点(矢印はトレンドの方向を予想しています)
ポンド/ドル 一目均衡表(日足)の雲の上(日替わり)
豪ドル/円 一目均衡表(日足)の基準線を上抜け(僅か)

■変動率からの予想レンジ 08:56→NYクローズ

Ccy予想レンジ
USDJPY81.29 ~ 82.05
EURJPY115.48 ~ 117.13
GBPJPY131.23 ~ 132.73
AUDJPY86.08 ~ 87.38
NZDJPY63.86 ~ 64.81
CADJPY83.57 ~ 84.70
ZARJPY11.65 ~ 11.84
NOKJPY14.59 ~ 14.84
MXNJPY6.89 ~ 6.99
HKDJPY10.42 ~ 10.53
SGDJPY65.44 ~ 66.17
EURUSD1.4178 ~ 1.4335

■前日のサマリー
昨日の東京時間帯は朝方発表された本邦1-3月期GDPが市場予想より下振れしたことから、ドル/円は一時81.80円近辺まで上昇したものの、材料出尽くし感から81.52円まで下落、ユーロ/ドルは1.42ドル台ミドルから1.4308ドル、ユーロ/円は116.40円から116.65円でのレンジとなりました。ロンドン時間に入ると序盤は欧州株価が軟調となったことから、ユーロが売られ、ユーロ/ドルは1.4207ドル、ユーロ/円が116.20円まで下落、ドル/円は81円後半へと上昇しました。スペインの10年債、30年債の入札が無難にこなされたことで、欧州株価が上昇、リスク・オンの動きでドル/円は80.95円、ユーロ/円は117.13円、ユーロ/ドルは1.4296ドルまで一時上昇しました。NY時間では発表された米新規失業保険申請件数が40.9万件(予想42万件)と回復傾向を見せたことから、ドル/円が82.23円まで上昇、ユーロ/ドルは1.4220ドルへと下落しました。その後、23時に発表された米中古住宅販売、フィラデルフィア連銀製造業指数、CB景気先行指数がいずれも市場予想から下振れしたことで、ドル/円は81.47円まで下落、ユーロ/ドルは1.4326ドルまで上昇、ユーロ/円は117.25円→116.27円→117.11円→116.61円と動きが荒くなりました。
クローズはドル/円が81.58円、ユーロ/ドルが1.4305ドル、ユーロ/円は116.76円。

■株価(bloomberg.co.jp)

Index 引値 前日比
日経225 9620.82 -41.26
FTSE100(英) 5955.99 32.50
DAX(独) 7358.23 54.70
NYダウ(米) 12605.32 45.14
S&P500(米) 1343.60 2.92
NASDAQ(米) 2823.31 8.31

■金利(bloomberg.co.jp)

Country 利回り 前日比
米10年債 3.17 -0.01
日本10年債 1.155 -0.005
英10年債 3.39 0.01
独10年債 3.11 -0.01

■コモディティ価格

Commodities 引値 前日比
NY金(期近) 1492.40 -3.40
NY原油(期近) 98.44 -1.66

■本日の指標発表(FXミュージアムより)
5/20(金)
未定 日本 日銀金融政策決定会合、終了後政策金利発表
・ 13:30 日本 3月 全産業活動指数 前月比
・ 15:00 ドイツ 4月 生産者物価指数(PPI) 前月比
15:30 日本 白川方明日銀総裁定例記者会見
・ 16:30 ユーロ圏 メルシュ・ルクセンブルク中銀総裁講演
・ 17:00 ユーロ圏 3月 経常収支
・ 20:00 カナダ 4月 消費者物価指数(CPI) 前月比
・ 20:00 カナダ 4月 消費者物価指数(CPI) 前年同月比
・ 20:00 カナダ 4月 消費者物価指数(CPIコア) 前月比
・ 20:00 カナダ 4月 消費者物価指数(CPIコア) 前年同月比
21:00 米国 ダドリー米ニューヨーク連銀総裁講演
・ 21:30 カナダ 3月 小売売上高 前月比
・ 21:30 カナダ 3月 小売売上高(除自動車) 前月比
22:45 ユーロ圏 バイトマン独連銀総裁講演
・ 23:00 ユーロ圏 5月 消費者信頼感(速報値)
※経済指標の発表予定は予告なく変更になることがあります。

2011年5月19日 (木)

5/19 本日の戦略-目先のドル/円目標は82.50円近辺か-

おはようございます。一昨日に大手牛丼3社の値下げのニュースをやっていました。例年は4月に値下げをするはずが、今回は震災の影響もあり、5月に延期したとのことです。しかし採算がとれるのでしょうか。

■変化率から見た前日の通貨の強弱

NZドル>ユーロ>豪ドル>ドル>ポンド>円
※ ">" の左側の通貨が右側の通貨より強いことを示しています。

■本日の見通し
本日8時50分には本邦の1-3月期GDPが発表され、(物価変動を調整した)実質GDPは前期比年率で3.7%減となり、市場予想より悪化していました。予想以上に東日本大震災後の自粛等の影響が大きかったと思われ、福島第1原子力発電所の影響や復興の進捗状況によっては4-6月のGDPもマイナス成長の幅が大きくなることが予想されます。これまでのところは円売りの影響も限定されていますが、ロンドン時間以降の海外でGDPの弱さが材料視される可能性があります。

昨日は米FOMC議事録では、金融政策の正常化は住宅ローン担保証券(MBS)の再投資をやめることで一致しているようです。その後に、短期金利の誘導目標を引き上げ(大多数)、帆湯している資産の売却(過半数)という工程になるとの道筋が示されたように思います。ただ、時期についての明言は避けていることから、少なくとも新たな決定まではあと2~3回(12週~18週)時間が必要と思われます。これを受けてこれまで低下していた10年債利回りなども上昇に転じており、ドル買いの要因となったことや原油価格の上昇などからのNYダウの上昇もリスク選好につながり、円が主要通貨に対して下落しているものと思われます。豪ドルなども4大銀行の格下げがあったものの、確りしていることで、ひとまず戻り基調と思われます。

ただ、本日は、米国の新規失業保険申請件数(21時30分)やISMと相関の高いフィラデルフィア連銀製造業景気指数(23時)の発表が予定されていることに加え、トリシェECB総裁やダドリーNY連銀総裁などの講演が多数予定されていることから、欧州サイドからはギリシャ債務再編問題に関するネガティブコメント、米国サイドからは出口戦略(利上げ)期待に対する沈静発言がでると、再びリスク回避となる可能性が残っています。

■USDJPY 日足(一目均衡表、パラボリック、フィボナッチ、MACD) USDJPY
source: Uedaharlowfx

ドル/円はMACDもゴールデンクロスし、パラボリックでの上昇トレンドをサポートしました。一目均衡表(日足)でも昨日は雲の中を維持したことで、基準線の81.75円を上に抜けてクローズすれば雲の上限とフィボナッチ38.2%戻しの82.50円近辺まで上昇する可能性があります。

■日足からのテクニカルでの注目点(矢印はトレンドの方向を予想しています)
ポンド/ドル 一目均衡表(日足)の雲の下
ドル/スイス 一目均衡表(日足)の転換線が基準線を上抜け
ユーロ/ポンド 一目均衡表(日足)の雲の上

■変動率からの予想レンジ 08:56→NYクローズ

Ccy 予想レンジ
USDJPY 81.29 ~ 82.05
EURJPY 115.48 ~ 117.13
GBPJPY 131.23 ~ 132.73
AUDJPY 86.08 ~ 87.38
NZDJPY 63.86 ~ 64.81
CADJPY 83.57 ~ 84.70
ZARJPY 11.65 ~ 11.84
NOKJPY 14.59 ~ 14.84
MXNJPY 6.89 ~ 6.99
HKDJPY 10.42 ~ 10.53
SGDJPY 65.44 ~ 66.17
EURUSD 1.4178 ~ 1.4335

■前日のサマリー
昨日の東京時間帯は本邦企業のM&Aに絡む材料出尽くし感から利益先行の売りとなり、ドル/円は81円台ミドルから80.97円、ユーロ/円は116.40円近辺から115.65円まで下落、ユーロ/ドルは1.4230ドル近辺から1.4287ドルまで上昇しました。ロンドン時間には豪の銀行格下げ(下記参照)を受け、リスク回避の動きからドル/円は80.94円まで一時下落、ユーロはシュタルクECB専務理事が「ギリシャの債務再編は金融部門に打撃」と警告したことなどから、ユーロ/ドルは1.4220ドル近辺、ユーロ/円は115.30円近辺へと下落しました。NY時間には目立った材料がないものの、米長期金利が上昇に転じたことで、ユーロ/ドルは1.4195ドル、ユーロ/円は115.22円まで下落しました。その後のFOMC議事録で「政策正常化への第一歩はMBS再投資の終了」「過半数のメンバーは資産売却前に利上げを選択」「出口戦略の討議は引き締め接近を意味せず」との内容となっていたことから、アクションとしてはドル買いとなり、またNYダウも上昇したことからリスク回避の巻き戻しとなり、ドル/円は81.73円、1.4283ドルまで上昇、ユーロ/円も116.37円まで上昇しました。クローズにかけてはユーロ/ドルでファンド系からの売りが出て1.4211ドルまで下落しましたが1.4150ドル近辺に戻してクローズしました。

豪ドルがロンドン時間に格付け機関ムーディーズが豪の4大銀行を「AA2」に格下げ、見通しは「安定的」としたことで朝方の86.70円近辺から下落、NY時間には85.74円をつけました。クローズは86.78円。
クローズはドル/円が81.66円、ユーロ/ドルが1.4247ドル、ユーロ/円は116.32円。

■株価(bloomberg.co.jp)

Index 引値 前日比
日経225 9662.08 95.06
FTSE100(英) 5923.49 62.49
DAX(独) 7303.53 46.88
NYダウ(米) 12560.18 80.60
S&P500(米) 1340.68 11.70
NASDAQ(米) 2815.00 31.79

■金利(bloomberg.co.jp)

Country 利回り 前日比
米10年債 3.18 0.06
日本10年債 1.160 0.000
英10年債 3.38 0.02
独10年債 3.12 0.03

■コモディティ価格

Commodities 引値 前日比
NY金(期近) 1495.80 15.80
NY原油(期近) 100.10 3.19

■本日の指標発表(FXミュージアムより)
5/19(木)
・ 13:30 日本 3月 鉱工業生産・確報値 前月比
17:30 英国 4月 小売売上高指数 前月比
・ 19:15 英国 タッカー・イングランド銀行(BOE)副総裁講演
・ 20:20 英国 ビーン・BOE副総裁講演
・ 21:30 米国 前週分 新規失業保険申請件数
21:30 米国 ダドリー米ニューヨーク連銀総裁講演
22:00 ユーロ圏 トリシェ欧州中央銀行(ECB)総裁講演
・ 22:00 ユーロ圏 トゥンペルグゲレルECB専務理事講演
・ 23:00 米国 4月 中古住宅販売件数 前月比
23:00 米国 4月 中古住宅販売件数 年率換算件数
・ 23:00 米国 4月 景気先行指標総合指数 前月比
・ 23:00 米国 5月 フィラデルフィア連銀製造業景気指数
・ 23:35 カナダ カーニー・カナダ中銀総裁講演
・ 02:30 米国 フィッシャー米ダラス連銀総裁講演
・ 02:40 米国 エバンズ米シカゴ連銀総裁講演
※経済指標の発表予定は予告なく変更になることがあります。

2011年5月18日 (水)

5/18 本日の戦略-チャート上からはドルの戻りの可能性も-

おはようございます。今年は節電からスーパークールビスが注目されています。無地であればTシャツでもOKというところもあるとか。通勤を考えるとその方がありがたいですね。

■変化率から見た前日の通貨の強弱

豪ドル>NZドル>ユーロ>ポンド>ドル>円
※ ">" の左側の通貨が右側の通貨より強いことを示しています。

■本日の見通し
昨日は市場の反応が一時的となりましたが、ユンケル・ユーログループ議長が「ギリシャ債務再編の可能性」があることを示唆しました。同議長は「ギリシャ債のソフトな債務再編を進めることが可能か見極める必要がある」ただ、「ギリシャ債の大規模な債務再編には断固反対」と付け加えています。また、債務再編については「ギリシャ債の債務減免を伴わない期限延長と同義」と説明しました。これまで欧州の当局では2013年半ばの恒久的なメカニズムができるまでは債権保有者に負担を負わせないとしていましたので、仮に債務減免を伴わない期間延長であっても、債務再編が前倒しで実施されると周辺国への影響が懸念され、債務問題でのユーロの信頼が再び揺らぐ可能性があります。そのときに、懸念されるのがスペインの債務問題ということになりそうです。昨日のスペインの12カ月、18カ月の政府債の入札は好調だったものの、リスクが高まると資金調達のコストがあがり、将来的にはスパイラル的に悪化する可能性も否定できません。こうした意味では本日の欧州の要人の講演(発言)内容は注目されそうです。

昨日は米住宅着工件数が大幅な下振れ、鉱工業生産も下振れとなり、米長期金利が低下、NYダウも3日連続の下落となりましたが、円が主要通貨に対しては弱含みました。一説には本邦企業による外国企業のM&A絡みのフローがでたのではというのがありました。全体を通してみると81円台を維持していることや、テクニカルのレジスタンスポイントを回復していることなどから、上値が重たいながら戻り基調となるのではないかと思います。ただ、チャート上では82円台後半がひとつの節目となる(一目均衡表の雲の上限、4月27日の高値)となると思われます。本日は米FOMCの議事公表が注目されると思いますが、6月のQE2終了に向けての規定路線となると思われますので、それほど大きな反応はないと思われます。

■EURUSD 日足(一目均衡表、パラボリック、変化率) EURUSD
source: Uedaharlowfx

ユーロ/ドルは5/16に1.4048ドルの安値をつけ一目均衡表(日足)の雲の上に抜け出てきました。変化率(21日)でもゼロ近辺へと近づき、上に抜けてくる可能性が出てきました。直近安値の1.4048ドルを下に抜けなければトレンドが転換する可能性が高いと思われ、一目均衡表(日足)の基準線の1.45ドル近辺までの上昇の可能性があると思います。

■日足からのテクニカルでの注目点(矢印はトレンドの方向を予想しています)
ユーロ/ドル ストキャスティックス(スロー)がゴールデンクロス、一目均衡表(日足)の雲の上
ドル/円 21日移動平均線を上抜け、一目均衡表(日足)の雲の下から中へ
ポンド/ドル ストキャスティックス(スロー)がゴールデンクロス
ユーロ/円 一目均衡表(日足)の雲の下から中へ
豪ドル/円 ストキャスティックス(スロー)がゴールデンクロス
ポンド/円 ストキャスティックス(スロー)がゴールデンクロス、一目均衡表(日足)の雲の下から中へ
NZドル/円 一目均衡表(日足)の雲の上
カナダドル/円 一目均衡表(日足)の雲の下から中へ

■変動率からの予想レンジ 09:31→NYクローズ

Ccy 予想レンジ
USDJPY 81.00 ~ 81.77
EURJPY 114.94 ~ 116.68
GBPJPY 131.45 ~ 133.01
AUDJPY 85.77 ~ 87.10
NZDJPY 63.29 ~ 64.28
CADJPY 83.08 ~ 84.25
ZARJPY 11.58 ~ 11.77
NOKJPY 14.45 ~ 14.71
MXNJPY 6.85 ~ 6.96
HKDJPY 10.39 ~ 10.49
SGDJPY 64.93 ~ 65.67
EURUSD 1.4127 ~ 1.4320

■前日のサマリー
昨日はの東京時間帯は本邦の仲値でのドル買い観測などからドル/円はじりじりと上昇、午後には本邦企業(武田薬品、東芝)による海外企業のM&A絡みでの円売りとの噂もあり、ドル/円は朝方の80.75円近辺から81.46円、ユーロ/円は朝方の114.30円近辺から115.54円近辺へと上昇、ユーロ/ドルはドルが上昇したことで一旦1.4130ドルまで下落後1.4193ドルまで上昇しました。ロンドン時間帯には英消費者物価指数(前年比)が4.5%となったことで、英の利上げ期待の高まりでポンドが買われました。また、独ZEW景況感調査が市場予想から下振れしたことやユンケル・EUグループ議長が「ソフトなギリシャ債務再編の可能性」との見方を示したことでユーロは上下に動き、1.4135ドルから1.4225ドルと振り回されました。ユーロ/円は115.20円から116.23円、ドル/円は81.77円まで上昇。NY時間は住宅着工件数、許可件数、鉱工業生産のいずれもが市場予想から下振れしたことで、ダウ先などが下落、リスク回避からドル/円は81.26円、ユーロ/円が114.93円、ユーロ/ドルは1.4123円まで下落しました。クローズにかけては下落していたNYダウなどが下げ幅を縮小したことから、リスク回避が後退し、ユーロ/ドルは1.42ドル台前半、ユーロ/円は116円手前まで戻しました。
クローズはドル/円が81.39円、ユーロ/ドルが1.4234ドル、ユーロ/円は115.89円。

■株価(bloomberg.co.jp)

Index 引値 前日比
日経225 9567.02 8.72
FTSE100(英) 5861.00 -62.69
DAX(独) 7256.65 -130.89
NYダウ(米) 12479.58 -68.79
S&P500(米) 1328.98 -0.49
NASDAQ(米) 2783.21 0.90

■金利(bloomberg.co.jp)

Country 利回り 前日比
米10年債 3.12 -0.03
日本10年債 1.160 0.020
英10年債 3.36 -0.02
独10年債 3.09 -0.02

■コモディティ価格

Commodities 引値 前日比
NY金(期近) 1480.00 -10.60
NY原油(期近) 96.91 -0.46

■本日の指標発表(FXミュージアムより)
5/18(水)
・ 16:00 ユーロ圏 シュタルク欧州中央銀行(ECB)理事講演
・ 16:00 ユーロ圏 ビニスマギECB理事講演
・ 17:30 英国 英中銀金融政策委員会(MPC)議事要旨
17:30 英国 4月 失業保険申請件数
17:30 英国 4月 失業率
・ 18:00 ユーロ圏 3月 建設支出 前月比
・ 18:00 ユーロ圏 3月 建設支出 前年同月比
・ 18:30 ユーロ圏 コンスタンシオECB副総裁講演
・ 20:00 米国 MBA住宅ローン申請指数 前週比
・ 21:30 カナダ 4月 景気先行指数 前月比
・ 21:30 カナダ 3月 卸売売上高 前月比
03:00 米国 米連邦公開市場委員会(FOMC)議事要旨
※経済指標の発表予定は予告なく変更になることがあります。

2011年5月17日 (火)

5/17 本日の戦略-ユーロの売り材料も目先出尽くしか-

おはようございます。脱原発から発電と送電を分離する案や東西で分かれている周波数を統一する案などが出ているようです。こういう国家の根幹をなすことは、長期ビジョンを持って決めて欲しいと思います。

■変化率から見た前日の通貨の強弱

ユーロ>円>ポンド>ドル>豪ドル>NZドル
※ ">" の左側の通貨が右側の通貨より強いことを示しています。

■本日の見通し
昨日のドル/円は上下40銭以内での狭いレンジの動きとなりました。このため、過去7日間で最も変動がないNR7となっていることやチャート上でも一目均衡表(日足)の雲の下限あたりをうろうろしていることから、雲の中に戻れなければ下方向を試すのではないかと思います。手掛かりとなる経済指標としては、独ZEW景況感調査(18時)、米住宅着工件数、建設許可件数(21時30分)、米鉱工業生産(22時15分)となると思われ、独やユーロ圏の1-3月GDPが良かったことを考えると、ZEWが上振れする可能性とそれの伴うユーロ高(ドル安)の可能性があると思われます。その他はユーロ圏のEU財務相理事会となります。

昨日のEU財務相会合はポルトガルへの780億ユーロの救済策を承認しました。支援については全会一致。内容としては欧州金融安定ファシリティー(EFSF)が260億ユーロ、欧州金融安定化メカニズム(EFSM)が260億ユーロ、IMFが260億ユーロとなっています。期間3年間となっています。ギリシャの救済問題に関しては決定は下されていず、債務再編問題についても決定はされていません。このため、ギリシャ問題はしばらくユーロの弱含みの要因となると思いますが、一方では、ノボトニー・オーストリア中銀総裁は「ECBは金融政策の正常化に時間をかけ過ぎるべきではなく、また利上げ幅には議論の余地がある」との見解を示していることから、この問題が鎮静化してくるとECBへの利上げ期待からユーロが買われやすくなると思われます。

本日は英国での消費者物価指数の発表が予定されています。英国の消費者物価指数は中央銀行(BOE)がターゲットとしている2.0%を大幅に上回っていることで、いつ引き締めが行われてもおかしくない状態ですので、予想より上振れするようであればポンド買いからユーロの下落の可能性もあります(ユーロ/ポンドでユーロが売られる)。ただ、ポーゼン英金融政策委員(ハト派)の講演が19時に予定されていることから、英景気に対する弱気な見方が示されるとポンド売りにつながると思われます。

■NZDJPY 日足(一目均衡表、ストキャスティックス、フィボナッチ) NZDJPY source: Uedaharlowfx

最近、あまり人気のないNZドル/円ですが、目先のサポートとなる一目均衡表(日足)の雲の上限(62.70円)と3/17の安値の54.86円と4/6の高値の66.66円を100%としたフィボナッチの38.2%押しとなる62.15円に接近しています。また、5/5の安値の62.53円にも近く、サポートが集中しているところを下に抜けてしまうと下落が継続する可能性が高くなります。下抜けた場合には雲の下限と、前出フィボナッチ50%押しとなる60.76円か銅フィボナッチの61.8%押しとなる59.36円近辺が下落の目処となりそうです。

■日足からのテクニカルでの注目点(矢印はトレンドの方向を予想しています)
NZドル/円 一目均衡表(日足)の雲の上から中
ドル/スイス ストキャスティックス(スロー)がデッドクロス
カナダドル/円 一目均衡表(日足)の雲を下抜け

■変動率からの予想レンジ 07:41→NYクローズ

Ccy 予想レンジ
USDJPY 80.37 ~ 81.13
EURJPY 113.37 ~ 115.08
GBPJPY 129.94 ~ 131.45
AUDJPY 84.51 ~ 85.81
NZDJPY 62.38 ~ 63.33
CADJPY 82.10 ~ 83.24
ZARJPY 11.41 ~ 11.60
NOKJPY 14.32 ~ 14.57
MXNJPY 6.79 ~ 6.89
HKDJPY 10.32 ~ 10.42
SGDJPY 64.16 ~ 64.88
EURUSD 1.4037 ~ 1.4237

■前日のサマリー
昨日はEU非公式財務相会合待ちの様相となり、ユーロが主導する流れとなりました。東京時間帯早朝はストロスカーンIMF専務理事が逮捕(ホテルの女性従業員に対する性的 暴行容疑)されたことで、メルケル独首相との会談が予定されていたこともあり、ユーロの対するネガティブ材料と捉えられたことなどから、ユーロ/円が113.41円、ユーロ/ドルが1.4049ドル、ドル/円も80.63円まで下落しました。ただ、更にユーロを売る材料に乏しく、売りが一巡するとドル/円は81.07円まで上昇、ユーロ/円も114.26円、ユーロ/ドルも1.4114ドルまで上昇しました。ロンドン時間では、ユーロ圏貿易黒字が市場予想より上振れしていたことなどから、ユーロ/ドルが1.4148ドル、ユーロ/円が114.55ドルまで上昇しましたが、「ユーロ圏内で国債デフォルトなら状況は最悪」「銀行システムも崩壊」と発言したことから、ユーロ/ドルが1.4092ドル、ユーロ/円が113.81円、ドル/円が80.72円まで下落しました。NY時間にはNY連銀製造業景気指数が市場予想より下振れしていた物の影響は限定的で、メルケル独首相が「2013年以前の債務再編は、ユーロ圏への信頼を著しく傷つける」などと発言したことから、ユーロが買い戻され、ユーロ/ドルは1.4245ドル、ユーロ/円は115.23円まで上昇、ドル/円は80.71円まで下落しましたが、クローズにかけては原油価格などが下落したこともあり、リスク回避の動きからユーロ/ドルは1.42ドル、ユーロ/円は115円を維持できませんでした。
クローズはドル/円が80.78円、ユーロ/ドルが1.4155ドル、ユーロ/円は114.36円。

■株価(bloomberg.co.jp)

Index 引値 前日比
日経225 9558.30 -90.47
FTSE100(英) 5923.69 -2.18
DAX(独) 7387.54 -15.77
NYダウ(米) 12548.37 -47.38
S&P500(米) 1329.47 -8.30
NASDAQ(米) 2782.31 -46.16

■金利(bloomberg.co.jp)

Country 利回り 前日比
米10年債 3.15 -0.02
日本10年債 1.140 0.015
英10年債 3.38 0.02
独10年債 3.11 0.04

■コモディティ価格

Commodities 引値 前日比
NY金(期近) 1490.60 -3.00
NY原油(期近) 97.37 -2.28

■本日の指標発表(FXミュージアムより)
5/17(火)
・ 10:30 豪 豪準備銀行(中央銀行)、金融政策会合議事要旨公表
・ 17:00 南ア 4月 消費者物価指数(CPI) 前月比
・ 17:00 南ア 4月 消費者物価指数(CPI) 前年同月比
・ 17:30 英国 4月 消費者物価指数(CPI) 前月比
・ 17:30 英国 4月 消費者物価指数(CPI) 前年同月比
・ 17:30 英国 4月 小売物価指数(RPI) 前月比
・ 17:30 英国 4月 小売物価指数(RPI) 前年同月比
・ 18:00 ユーロ圏 5月 ZEW景況感調査
18:00 ドイツ 5月 ZEW景況感調査(期待指数)
・ 19:00 英国 ポーゼン英中銀金融政策委員会(MPC)委員講演
・ 20:00 南ア 3月 小売売上高 前年同月比
・ 21:30 カナダ 3月 対カナダ証券投資額
・ 21:30 米国 4月 建設許可件数 前月比
21:30 米国 4月 建設許可件数 年率換算件数
・ 21:30 米国 4月 住宅着工件数 前月比
21:30 米国 4月 住宅着工件数 年率換算件数
・ 22:15 米国 4月 設備稼働率
22:15 米国 4月 鉱工業生産 前月比
※経済指標の発表予定は予告なく変更になることがあります。

2011年5月16日 (月)

5/16 本日の戦略-EU財務相非公式会合の結果次第-

おはようございます。そろそろ夏のキャンプの計画を立てようかと思っていますが、今年はテントを張るのも厳しそうなので常設テントがあるキャンプ場か、ログハウスがあるところを探していて、いくつか候補ができました。行ってみてよければ報告します。

■変化率から見た前日の通貨の強弱

円>ドル>ポンド>ユーロ>豪ドル>NZドル
※ ">" の左側の通貨が右側の通貨より強いことを示しています。

■本日の見通し
週末はギリシャの債務再編(まだ決定したわけではない)に対する懸念から、ユーロの調整が一段と強まりました。本日16日(時間は未定)は、非公式のEU財務相会合が開かれます。ここでは、ポルトガルへの支援アイルランドの返済金利引き下げ問題ギリシャ救済についての3点が話し合われるものと思われます。ドイツは、来月のIMFとEUによるギリシャの歳出削減状況の審査を待つとメルケル独首相等が表明していることから、ギリシャ問題に対する新たな進展はないと思われ、アイルランドの返済金利引き下げが実施されればポジティブなサプライズとなり、ユーロが反転する可能性があります。ただ、これまでの状況を見ている限り、現状からは大きく改善すると思われず、ギリシャへの追加支援などのリスクやギリシャのユーロ脱退などの噂が再び出てくる可能性があり、次の大きなイベントして考えられるIMFとEUによるギリシャの歳出削減状況の審査(前出)か、ユーロ圏の金融機関のストレステスト結果発表までは、ユーロの弱含み状態が継続すると思われます。

一方、ドル/円はリスク回避の動きから、週末のNY時間帯にはドルが買われましたが、81円台に載せきれなかったことで、株価の下落からの円買いが継続する可能性があります。今週は19日・20日に日銀の金融政策決定会合の予定があり、ここでの追加緩和の期待があるため、円高への一定の歯止めの効果はあると思いますが、ユーロに対するリスクから株価が下落する可能性もあることから、一時的に80円を割り込む円高局面には警戒が必要と思います。本日は、21時30分にNY連銀製造業景気指数、22時にバーナンキ米FRB議長の講演が予定されていますが、ユーロ圏の非公式会合に注目が集まっているため、これらの発表や講演は余程のインパクトがない限りあまり材料視されないと思います。

■EURUSD 日足(一目均衡表、パラボリック、MACD) EURUSD
source: Uedaharlowfx

ユーロ/ドルはトレンドを表すパラボリックで下降が継続している状態を示しています。MACDでもようやくMACD(移動平均の差)がゼロラインを下に抜けたにすぎません。一目均衡表(日足)では雲の中に入ってきていることに加え、遅行線も日々線を下に抜けています。直近のサポートとみられる3/7の高値の1.4035ドルを下に抜けると、一目均衡表(日足)の雲の下限となる1.3974ドルが次のサポートとなりますが、ここを下に抜けてしまうと更に下落に拍車がかかり、2/2の高値の1.3860ドルか2/14の安値の1.3428ドルと5/4の高値の1.4938ドルを100%としたフィボナッチ76.4%押しとなる1.3780ドル近辺まで下落する可能性が高まります。売られ過ぎに対する過熱感もそろそろ出てきていますので、戻りを待って売ってもよいと思います。

■日足からのテクニカルでの注目点(矢印はトレンドの方向を予想しています)
ユーロ/ドル 一目均衡表(日足)の雲の上から中
ユーロ/円 一目均衡表(日足)の下抜け
ポンド/円 一目均衡表(日足)の下抜け
ドル/スイス 一目均衡表(日足)の基準線を上抜け
ユーロ/ポンド 一目均衡表(日足)の雲の上から中
NZドル/米ドル 一目均衡表(日足)の基準線を下抜け

■変動率からの予想レンジ 07:38→NYクローズ

Ccy 予想レンジ
USDJPY 80.42 ~ 81.20
EURJPY 112.98 ~ 114.70
GBPJPY 129.97 ~ 131.49
AUDJPY 84.65 ~ 85.95
NZDJPY 62.90 ~ 63.87
CADJPY 82.66 ~ 83.82
ZARJPY 11.40 ~ 11.59
NOKJPY 14.36 ~ 14.62
MXNJPY 6.82 ~ 6.92
HKDJPY 10.33 ~ 10.44
SGDJPY 64.50 ~ 65.24
EURUSD 1.3969 ~ 1.4182

■前日のサマリー
週末の東京時間帯は、日経225平均株価が上昇したことで、ドル/円は一時81.09円まで上昇しましたが、東京電力への債券放棄に関する発言を枝野官房長官が行ったことから銀行株主導で日経225平均株価が下落に転じたことやタリバンがパキスタンの治安部隊訓練施設への自爆テロ(ビンラディン容疑者殺害への報復との声明)を行ったことから、リスク回避の動きとなり、ドル/円は一時80.45円まで下落しました。ユーロ/円も115円台前半から114.35円まで下落、ユーロ/ドルは1.42ドル台後半から1.4367ドルへと上昇。ロンドン時間では発表された独1-3月期GDPとユーロ圏1-3月GDPがともに市場予想より上振れしたことで、ユーロ/ドルは1.4340ドル、ユーロ/円は115.53円へと上昇する一方、ドル/円は80.34円まで下落しました。しかし、「ギリシャは深刻な状況に直面、支援が必要」とレーン欧州委員が発言したことから、欧州株価が軟調に推移したことでユーロが下落、NY時間には米消費者物価指数の発表前にドルが買われてドル/円は80.98円まで上昇、結果は市場予想と変わらなかっことで80.48円まで下落、ミシガン大消費者信頼感指数が予想より上ブレしたことや、ユーロでギリシャでの債務再編(まだ決定したわけではない)がアイルランドへも影響を及ぼすとの懸念からユーロが売られたこと、米株価が下落したことなどからドル買いとなり、ドル/円は80.93円まで上昇、ユーロ/ドルは1.4065ドル、ユーロ/円は113.51円まで下落しました。クローズにかけてはやや戻したもののユーロは安値圏でクローズしています。
クローズはドル/円が80.86円、ユーロ/ドルが1.4104ドル、ユーロ/円は114.03円。

■株価(bloomberg.co.jp)

Index 引値 前日比
日経225 9648.77 -67.88
FTSE100(英) 5925.87 -19.09
DAX(独) 7403.31 -40.64
NYダウ(米) 12595.75 -100.17
S&P500(米) 1337.77 -10.88
NASDAQ(米) 2828.47 -34.57

■金利(bloomberg.co.jp)

Country 利回り 前日比
米10年債 3.17 -0.05
日本10年債 1.125 0.000
英10年債 3.36 -0.01
独10年債 3.07 -0.03

■コモディティ価格

Commodities 引値 前日比
NY金(期近) 1493.60 -13.20
NY原油(期近) 99.65 0.68

■本日の指標発表(FXミュージアムより)
5/16(月)
08:50 日本 3月 機械受注 前月比
・ 08:50 日本 4月 国内企業物価指数 前月比
・ 08:50 日本 4月 国内企業物価指数 前年同月比
・ 10:30 豪 3月 住宅ローン件数 前月比
・ 14:00 日本 4月 消費者態度指数・一般世帯
・ 18:00 ユーロ圏 4月 消費者物価指数(HICP、改定値) 前年同月比
・ 18:00 ユーロ圏 3月 貿易収支
・ 21:30 カナダ 3月 製造業出荷 前月比
21:30 米国 5月 ニューヨーク連銀製造業景気指数
・ 22:00 米国 3月 対米証券投資(短期債除く)
22:00 米国 バーナンキ米連邦準備理事会(FRB)議長講演
・ 23:00 米国 5月 NAHB住宅市場指数
・ 01:45 カナダ カーニー・カナダ中銀総裁講演
※経済指標の発表予定は予告なく変更になることがあります。

2011年5月15日 (日)

5/16の週の見通し -ユーロのリスク継続の分岐点となる週?-

こんばんは。5月も中旬となり日中はかなり暑くなってきましたね。体が慣れるように徐々に暑くなってほしいですね。

■ドル/円 60分足
USDJPY
※チャートをクリックすると拡大します。

■ユーロ/ドル 60分足
EURUSD
※チャートをクリックすると拡大します。

■ユーロ/円 60分足
EURJPY
チャートをクリックすると拡大します。

本邦の大型連休明けとなった先週は、週を通してみると、格付け機関S&Pがギリシャの格付けを2段階引き下げたことや週後半には同国の債務再編問題がアイルランドへも波及するとの見方から、ユーロへのリスクが高まったことなどで、ドルと円が主要通貨に対して買われました。ドル/円は80円台前半から81円台前半までの狭いレンジ、ユーロ/ドルは1.44ドル台前半から1.40ドル台後半まで下落後、1.41ドル近辺まで戻し、ユーロ/円は116円台後半から113円台ミドルまで下落、114円近辺でクローズしました。また、CMEが原油先物の証拠金を引き上げたことなどからコモディティ価格も弱含みとなり、豪ドルやNZドル、カナダドルなど資源国通貨も下落しました。

週末CFTCから発表された10日(火)現在の通貨先物の非商業ポジションでは円がネットショート(売り)からロング(買い)に転換し、ドルのネットショートが減少しています。ユーロもネットロングが大幅に減少となり、5月第一週から始まったリスク回避の動きが続いていることを示しているようです。特に本邦の震災から投機筋が円ショート(売り)を積み上げていたものがほぼ解消されていると思われます。

■週間騰落率(JPY)
JPY
グラフをクリックすると拡大します。 ■週間騰落率(USD)
USD
グラフをクリックすると拡大します。

■今週の見通し
先週週末はギリシャのリスク再編問題がアイルランドへ波及するとの懸念が高まり、今週16日に開催されるユーロ圏財務相会合やEU財務相理事会でのギリシャ債務再編問題への内容が不透明との見方で、ユーロが1.40ドル台まで下落、その他の資源国通貨なども調整となったことで、週初もこの動きが継続すると思います。シュタルクECB専務理事は「ギリシャが債務支払い不能に陥っている誤った前提に基づいている」とし「債務再編が当該国およびユーロ圏全体に及ぼす甚大なマイナス影響を過小評価すべきではない」と発言しています。このため、ユーロ圏財務相会合などではギリシャ債務再編までには踏み込まず、来月のIMF・EU・ECBの審査を待つ可能性がある一方で、独ディ・ヴェルト紙では「EU・IMFはギリシャ債務再編で合意の用意、ECBとフランスは反対」を見出しとする記事を掲載しています。独財務省はコメントを控えていますが、仮に債務再編に合意をし、民間投資家へ影響が及んだ場合には更なるユーロの下落につながるものと思われます。

今週は流れを大きく変えるような経済指標の発表は予定されていません。注目されるものとしてはNY連銀製造業景気指数(16日21:30)、独ZEW景況感調査(17日18:00)、米建設許可件数、米住宅着工件数(17日21:30)、米鉱工業生産(17日22:15)、米新規失業保険申請件数(19日21:30)、米中古住宅販売、フィラデルフィア連銀指数(19日23:00)、日銀金融政策決定会合(20日未定)となります。特にユーロの調整局面が続いていることで、独ZEWの内容が悪ければユーロ/ドルでの1.40ドル割れの可能性があります。また、新規失業保険申請件数が40万件を超えた状態となっていることで、米国の金利低下が継続する可能性があり、ドル/円でのドルの上値の重さが継続するかもしれません。

他の経済指標では豪住宅ローン(16日10:30)、豪準備銀行(RBA)議事録公表(17日10:30)、英消費者物価指数(17日17:30)、英失業率、失業保険申請件数(18日17:30)があり、英消費者物価指数これらの悪化は更なるクロス円の下落につながると思われます。

■今週の予想レンジ

Ccy Low(下)   High(上)
ドル/円 79.90 81.40
ユーロ/ドル 1.3950 1.4250
ユーロ/円 111.95 115.50
ポンド/円 129.50 133.00
豪ドル/円 84.30 86.60
NZドル/円 62.50 64.00
南アランド/円 11.10 11.70


■日、週、月、年騰落データ
Data
※表をクリックすると拡大します。

■注目イベント 5/16(月)
08:50 日本 3月 機械受注 前月比
・ 08:50 日本 4月 国内企業物価指数 前月比
・ 08:50 日本 4月 国内企業物価指数 前年同月比
・ 10:30 豪 3月 住宅ローン件数 前月比
・ 14:00 日本 4月 消費者態度指数・一般世帯
・ 18:00 ユーロ圏 4月 消費者物価指数(HICP、改定値) 前年同月比
・ 18:00 ユーロ圏 3月 貿易収支
・ 21:30 カナダ 3月 製造業出荷 前月比
21:30 米国 5月 ニューヨーク連銀製造業景気指数
・ 22:00 米国 3月 対米証券投資(短期債除く)
・ 23:00 米国 5月 NAHB住宅市場指数
5/17(火)
・ 10:30 豪 豪準備銀行(中央銀行)、金融政策会合議事要旨公表
・ 17:00 南ア 4月 消費者物価指数(CPI) 前月比
・ 17:00 南ア 4月 消費者物価指数(CPI) 前年同月比
・ 17:30 英国 4月 消費者物価指数(CPI) 前月比
・ 17:30 英国 4月 消費者物価指数(CPI) 前年同月比
・ 17:30 英国 4月 小売物価指数(RPI) 前月比
・ 17:30 英国 4月 小売物価指数(RPI) 前年同月比
・ 18:00 ユーロ圏 5月 ZEW景況感調査
18:00 ドイツ 5月 ZEW景況感調査(期待指数)
・ 20:00 南ア 3月 小売売上高 前年同月比
・ 21:30 カナダ 3月 対カナダ証券投資額
・ 21:30 米国 4月 建設許可件数 前月比
21:30 米国 4月 建設許可件数 年率換算件数
・ 21:30 米国 4月 住宅着工件数 前月比
21:30 米国 4月 住宅着工件数 年率換算件数
・ 22:15 米国 4月 設備稼働率
22:15 米国 4月 鉱工業生産 前月比
5/18(水)
・ 07:45 NZ 1-3月期 四半期卸売物価指数(PPI) 前期比
・ 08:50 日本 3月 第三次産業活動指数 前月比
・ 17:30 英国 英中銀金融政策委員会(MPC)議事要旨
17:30 英国 4月 失業保険申請件数
17:30 英国 4月 失業率
・ 18:00 ユーロ圏 3月 建設支出 前月比
・ 18:00 ユーロ圏 3月 建設支出 前年同月比
・ 20:00 米国 MBA住宅ローン申請指数 前週比
・ 21:30 カナダ 4月 景気先行指数 前月比
・ 21:30 カナダ 3月 卸売売上高 前月比
03:00 米国 米連邦公開市場委員会(FOMC)議事要旨
5/19(木)
08:50 日本 1-3月期 四半期実質国内総生産(GDP、速報値) 前期比
08:50 日本 1-3月期 四半期実質国内総生産(GDP、速報値) 年率換算
・ 13:30 日本 3月 鉱工業生産・確報値 前月比
17:30 英国 4月 小売売上高指数 前月比
・ 21:30 米国 前週分 新規失業保険申請件数
・ 23:00 米国 4月 中古住宅販売件数 前月比
23:00 米国 4月 中古住宅販売件数 年率換算件数
・ 23:00 米国 4月 景気先行指標総合指数 前月比
・ 23:00 米国 5月 フィラデルフィア連銀製造業景気指数
5/20(金)
00:00 日本 日銀金融政策決定会合、終了後政策金利発表
・ 13:30 日本 3月 全産業活動指数 前月比
・ 15:00 ドイツ 4月 生産者物価指数(PPI) 前月比
・ 17:00 ユーロ圏 3月 経常収支
・ 20:00 カナダ 4月 消費者物価指数(CPI) 前月比
・ 20:00 カナダ 4月 消費者物価指数(CPI) 前年同月比
・ 20:00 カナダ 4月 消費者物価指数(CPIコア) 前月比
・ 20:00 カナダ 4月 消費者物価指数(CPIコア) 前年同月比
・ 21:30 カナダ 3月 小売売上高 前月比
・ 21:30 カナダ 3月 小売売上高(除自動車) 前月比
・ 23:00 ユーロ圏 5月 消費者信頼感(速報値)
経済指標の詳細はFXmuseumのFXカレンダーを参照してください。

2011年5月14日 (土)

5/14 シカゴ通貨先物非商業ポジション

こんにちは。昨日はあまりの頭痛のひどさに半日で早退してしまいました。本日もまだ少し残っていますが、昨日よりはましになりました。数か月に1度くらいのペースでこうした頭痛に見舞われるようです。

13日に発表された10日現在のシカゴIMMの投機ポジションでは、ドルのネットショート(売)ポジションは約5.5万コントラクトの減少、円ネットはショートからロングへ転換、ユーロネットのロングは約4万コントラクト減少しました。カナダドルのネットロングが1.6万コントラクトの減少、豪ドルも1.3万コントラクトの減少となっています。

一時1ドル=79円台まで進んだ円高で本邦の震災から円安を見込んでいた投機筋の円ショート(売り)ポジションはほぼ解消されたように思います。また、ギリシャの債務再編問題や離脱節(すぐに否定)が出たユーロはネットのロングが約4万コントラクト減少、金額にすると68.6億ドルが買い戻されたことになります。ドル買いは2008年のリーマンショック以降では数週間(最長で8週間)しか続いたことがないため、余程の強いドル買い材料が出てこないとすぐにドル売りに転換する可能性が高いと思います。

■シカゴIMM非商業ポジション

項目 Net(ネット) Dif(増減) Long(買) Short(売) All(総取組)
JPY 13,054 31,873 36,100 23,046 59,146
EUR 61,447 -38,069 98,054 36,607 134,661
GBP 18,118 -12,689 41,368 23,250 64,618
CHF 16,336 -2,045 27,905 11,569 39,474
CAD 37,203 -16,838 42,698 5,495 48,193
AUD 60,321 -13,100 72,871 12,550 85,421
NZD 13,714 914 22,828 9,114 31,942
MXN 13,054 31,873 36,100 23,046 59,146
source:CFTC

【USD】 USD
source:CFTC

ドルは56,149コントラクトのショート減少の338,258コントラクトのショートとなりました。
※ドルのポジションは円、ユーロをはじめ、メキシコペソまでを合計して算出しています。レートはFRBのメジャーカレンシーインデックスを使用しています。

【JPY】 JPY
source:CFTC

円は31,873コントラクトのロング増加の13,054コントラクトのロングとなりました。

【EUR】 EUR
source:CFTC

ユーロは38,069コントラクトのロング減少の61,447コントラクトのロングになりました。

【CAD】 CAD
source:CFTC

カナダは16,838コントラクトのロング減少の37,203コントラクトのロングになりました。

【NZD】 NZD
source:CFTC

NZドルは914コントラクトのロング増加の13,714コントラクトのロングとなりました。
他のIMM通貨先物のポジション動向は上田ハーローレポートのシカゴIMM非商業ポジションを参照してください。(16日更新)

2011年5月13日 (金)

5/13 本日の戦略-ユーロ圏での指標、要人発言に注意-

おはようございます。福島原発1号機がメルトダウンしていることが昨日わかりました。だんだんと悪化しているようで、関係者の方の必死の努力もあるのでしょうが、事態の収拾がつくのか心配です。

■変化率から見た前日の通貨の強弱

NZドル>ユーロ>円>ドル>豪ドル>ポンド
※ ">" の左側の通貨が右側の通貨より強いことを示しています。

■本日の見通し
昨日は、中国のが預金準備率を0.5%引き上げましたが、既に市場では消費者物価指数の高止まりを背景とした引き締めが行われると予想していたため、反応は限定的となりました。ただ、食品価格は11.5%の上昇と国民の生活を圧迫してきていることから、政策金利の引き上げが近いうちに行われる可能性がありそうです。政策金利の引き上げは豪ドルやNZドルにとってはネガティブ(売り)材料となると思われます。

本日は欧州サイドで経済指標や要人の発言が多数予定されています。このところギリシャ問題からのユーロ弱含みが続いていますが、独1-3月期GDPやユーロ圏1-3月期GDPの速報値が発表されます。また、トリシェECBの講演も予定されています。昨日もクーン・ベルギー中銀総がECBによる利上げの可能性について発言していることなどを考えると、GDPが市場予想より上振れすると利上げ期待が高まり、ユーロが買われる可能性が高いと思います。また、本日21時30分に米国の消費者物価指数の発表が予定されています。生産者物価指数が上振れしていたことで、消費者物価指数の上振れの可能性もあります。米金利上昇 = ドル買いとなると思います。

■EURJPY 日足(一目均衡表、パラボリック、変化率) EURJPY
source: Uedaharlowfx

ユーロ/円は一目均衡表(日足)の雲の下限でかろうじて支えられているようです。パラボリックでは下降トレンドが継続中、21日の変化率(ROC)でも-5%前後で推移していますので、雲を下抜けすると3/17の安値の106.71円と4/11高値の123.31円を100%としたフィボナッチ61.8%押しの113.05円近辺まで下落する可能性があります。ただ、過去の変化率を見るとそろそろ反発してもいい水準と思われます。

■日足からのテクニカルでの注目点(矢印はトレンドの方向を予想しています)
ドル/円 一目均衡表(日足)の雲の下
ユーロ/ポンド 一目均衡表(日足)の雲を上抜け、ストキャスティックス(スロー)がゴールデンクロス
豪ドル/米ドル 一目均衡表(日足)の基準線を下抜け
NZドル/米ドル 一目均衡表(日足)の基準線を上抜け

■変動率からの予想レンジ 08:11→NYクローズ

Ccy 予想レンジ
USDJPY 80.49 ~ 81.27
EURJPY 114.30 ~ 116.00
GBPJPY 131.03 ~ 132.55
AUDJPY 85.66 ~ 86.97
NZDJPY 63.79 ~ 64.77
CADJPY 83.39 ~ 84.54
ZARJPY 11.59 ~ 11.79
NOKJPY 14.53 ~ 14.79
MXNJPY 6.86 ~ 6.97
HKDJPY 10.33 ~ 10.43
SGDJPY 64.95 ~ 65.68
EURUSD 1.4101 ~ 1.4320

■前日のサマリー
昨日の東京時間帯は、10時30分に発表された豪の新規雇用者数が市場予想から下振れしていたことで、豪ドルが下落する一方、ドルが上昇したことから、81円台前半で推移していたドル/円は81.34円まで上昇しました。ユーロ/円は115円台前半から115.60円まで連れ高、ユーロ/ドルは1.42ドル台前半のレンジの動きとなりました。ロンドン時間には、発表されたユーロ圏の鉱工業生産指数が市場予想より下振れしたことなどから欧州の株価が下落、リスク回避の動きでユーロ/ドルが1.4123ドル、ユーロ/円が114.18円、ドル/円も80.73円まで下落しました。NY時間には発表された米小売売上高が市場予想より下振れ、米新規失業保険申請件数が増加していたものの、米生産者物価指数が市場予想より上振れしていたこと、プロッサー米フィラデルフィア連銀総裁が「緩和策の解除、近い将来必要になる公算大」と発言したことなどで、ドル/円は81.17円まで上昇しました。ユーロ/ドルはまとまったユーロ売りがあるとのマーケットの噂があり、戻りが鈍かったところに、クーン・ベルギー中銀総(ECB理事)の「物価上昇圧力は強まっている」「ECBは、4月の利上げが1回限りのものではないと明確に示唆」と発言したことなどから、ユーロ買いとなり、ユーロ/ドルは1.4277ドル、ユーロ/円は115.56円まで上昇、ドル/円は81円手前まで戻してクローズしました。
クローズはドル/円が80.91円、ユーロ/ドルが1.4244ドル、ユーロ/円は115.29円。

■株価(bloomberg.co.jp)

Index 引値 前日比
日経225 9716.65 -147.61
FTSE100(英) 5944.96 -31.04
DAX(独) 7443.95 -51.10
NYダウ(米) 12695.92 65.89
S&P500(米) 1348.65 6.57
NASDAQ(米) 2863.04 17.98

■金利(bloomberg.co.jp)

Country 利回り 前日比
米10年債 3.22 0.06
日本10年債 1.125 -0.007
英10年債 3.37 -0.06
独10年債 3.11 -0.02

■コモディティ価格

Commodities 引値 前日比
NY金(期近) 1506.80 5.40
NY原油(期近) 98.97 0.76

■本日の指標発表(FXミュージアムより)
5/13(金)
15:00 ドイツ 1-3月期 国内総生産(GDP、速報値) 前期比
・ 15:00 ドイツ 1-3月期 国内総生産(GDP、速報値) 前年同期比
・ 16:15 スイス 4月 生産者輸入価格 前月比
・ 16:50 ユーロ圏 オルドネス・スペイン中銀総裁講演
17:00 ユーロ圏 トリシェ欧州中央銀行(ECB)総裁講演
・ 17:00 ユーロ圏 トゥンペルグゲレルECB専務理事講演
・ 18:00 ユーロ圏 1-3月期 四半期域内総生産(GDP、速報値) 前期比
・ 18:00 ユーロ圏 1-3月期 四半期域内総生産(GDP、速報値) 前年同期比
・ 18:00 ユーロ圏 ビニスマギECB理事講演
21:30 米国 4月 消費者物価指数(CPI) 前月比
・ 21:30 米国 4月 消費者物価指数(CPI) 前年同月比
・ 21:30 米国 4月 消費者物価指数(CPIコア指数) 前月比
22:55 米国 5月 ミシガン大学消費者態度指数・速報値
・ 01:30 ユーロ圏 シュタルクECB理事講演
※経済指標の発表予定は予告なく変更になることがあります。

2011年5月12日 (木)

5/12 本日の戦略-米小売下振れならリスク回避継続と思われる-

おはようございます。

■変化率から見た前日の通貨の強弱

ドル>ポンド>円>NZドル>豪ドル>ユーロ
※ ">" の左側の通貨が右側の通貨より強いことを示しています。

■本日の見通し
昨日は、中国の経済指標が発表され、鉱工業生産が+13.4%、小売売上高が+17.1%となり、ともに市場予想を下回った上、消費者物価指数は+5.3%と上昇していましたが、指標へのファーストアクションはほぼ無反応でした。ただ、これらの指標は、中国の貿易統計で世界経済の後退への懸念が和らぎかけたものが引き戻したとみられ、NY市場ではCMEのガソリン市場でサーキットブレイカーが発動したことなどをきっかけとして、原油価格が5ドル超、金価格1500ドルを割り込むなどコモディティ価格が下落、リスク回避の動きにつながりました。今週に入り、リスク選好ムードになりかけていたところですが、再び市場は不安定な動きとなっているように思います。こうした中で、ドル/円ではドルが米金利低下しているにもかかわらず上昇しています。先行とみられるドル/スイスも上昇しており、リスク回避が継続するのであればドルが底堅い動きをすると思われます。

■CBO米10年債利回り 10years T/N
source: Yahoo! finance

本日21時30分には米小売売上高の発表が予定されていることから、予想より悪化すると米国の景気に対しての不安感が浮上すると思われ、株価が下落すると思われます。ただ、株価の下落はリスク回避の動きにつながることから、ドルと円が買われる流れと思います。また、22時30分にはバーナンキ米FRB議長の議会証言が予定されていますが、こちらは、先のFOMC後の記者会見から大きく変わることはないと思われ、米雇用統計での失業率悪化(8.8%→9.0%)からの金融緩和継続の流れに変更がない場合には、米金利低下からドル/円でのドルの戻りは鈍くなることが予想されます。また、豪は10時30分に雇用(失業率、新規雇用者数)の発表が予定されていますので、ここの内容が悪くなると豪ドルが売られると思います。

■USDJPY 日足(一目均衡表、パラボリック、MACD) USDJPY
source: Uedaharlowfx

ドル/円はストキャスティックス(スロー)が既にゴールデンクロスし、パラボリックが上昇トレンドへ転換、MACDがゴールデンクロス間近となっています。一目均衡表(日足)の雲の下限付近で推移していることや雲の厚みが増すことから上昇したとしても雲の上限の82.20円か、基準線の82.50円近辺までに留まるのではないかと思います。戻りが小さければ再び80円割りとなる可能性が高くなります。

■日足からのテクニカルでの注目点(矢印はトレンドの方向を予想しています)
ユーロ/円 一目均衡表(日足)の雲の上から中
豪ドル/円 一目均衡表(日足)の基準線を下抜け(1日で)
ドル/スイス 21日移動平均線を上抜け
カナダドル/円 一目均衡表(日足)の雲の上から中
ユーロ/ポンド 一目均衡表(日足)の雲の上から中
豪ドル/米ドル 一目均衡表(日足)の雲の上から中

■変動率からの予想レンジ 07:47→NYクローズ

Ccy 予想レンジ
USDJPY 80.58 ~ 81.39
EURJPY 113.97 ~ 115.70
GBPJPY 131.59 ~ 133.15
AUDJPY 85.93 ~ 87.27
NZDJPY 63.33 ~ 64.31
CADJPY 83.51 ~ 84.70
ZARJPY 11.63 ~ 11.83
NOKJPY 14.51 ~ 14.77
MXNJPY 6.86 ~ 6.97
HKDJPY 10.34 ~ 10.45
SGDJPY 65.11 ~ 65.86
EURUSD 1.3999 ~ 1.4265

■前日のサマリー
昨日の東京時間帯は、中国の小売売上高の発表があったものの、市場の反応は限定的でドル/円は81円を挟んでの小動き、ユーロ/ドルは1.44ドル台前半から1.4383ドルまで下の小幅下落、ユーロ/円は116.70円近辺から116.35円近辺での小動きにとどまりました。ロンドン時間に入ると発表された英インフレレポートで「インフレ率が今年5%に達する可能性は大きい」や英キング中銀総裁が「高水準の消費者物価指数がインフレ期待を押し上げるリスク」と発言したことなどを背景にユーロ/ポンドでユーロが売られたことやリスク回避ムードの中でドル/円は80.62円、ユーロ/ドルは1.4367ドル、ユーロ/円は115.93円まで下落しました。NY時間に入ると金や原油などコモディティ価格が下落したことをきっかけにリスク回避の動きからドルと円が買われ、ドル/円は一時81.33円まで上昇しましたが、米株価が下落、米10年債利回りが3.16%に低下すると、ドル/円は80.69円まで下落しました。ユーロ/ドルはクローズにかけてスペインでの地震もあり1.4172ドル、ユーロ/円は114.57円まで下落しました。ドル/円はクローズにかけて買われ81円近辺まで戻しました。
クローズはドル/円が81.03円、ユーロ/ドルが1.4189ドル、ユーロ/円は115.00円。

■株価(bloomberg.co.jp)

Index 引値 前日比
日経225 9864.26 45.50
FTSE100(英) 5976.00 -42.89
DAX(独) 7495.05 -6.47
NYダウ(米) 12630.03 -130.33
S&P500(米) 1342.08 -15.08
NASDAQ(米) 2845.06 -26.83

■金利(bloomberg.co.jp)

Country 利回り 前日比
米10年債 3.16 -0.06
日本10年債 1.129 -0.016
英10年債 3.43 0.06
独10年債 3.13 0.01

■コモディティ価格

Commodities 引値 前日比
NY金(期近) 1501.40 -15.50
NY原油(期近) 98.21 -5.67

■本日の指標発表(FXミュージアムより)
5/12(木)
・ 08:50 日本 4月 マネーストックM2 前年同月比
・ 08:50 日本 3月 国際収支・経常収支
・ 08:50 日本 3月 国際収支・貿易収支
10:30 豪 4月 新規雇用者数
10:30 豪 4月 失業率
・ 14:00 日本 4月 景気ウオッチャー調査-現状判断DI
・ 16:30 ユーロ圏 ユンケル・ルクセンブルク首相講演
・ 17:00 ユーロ圏 欧州中央銀行(ECB)月報
・ 17:30 英国 3月 鉱工業生産指数 前月比
・ 17:30 英国 3月 製造業生産指数 前月比
・ 18:00 ユーロ圏 3月 鉱工業生産 前月比
・ 18:30 ユーロ圏 ゴンザレス・パラモ欧州中央銀行(ECB)理事講演
・ 21:30 カナダ 3月 新築住宅価格指数 前月比
・ 21:30 米国 前週分 新規失業保険申請件数
・ 21:30 米国 4月 卸売物価指数(PPI) 前月比
・ 21:30 米国 4月 卸売物価指数(PPIコア指数、食品・エネルギー除く) 前月比
・ 21:30 米国 4月 小売売上高 前月比
・ 21:30 米国 プロッサー米フィラデルフィア連銀総裁講演
・ 22:15 南ア 南アフリカ準備銀行(中央銀行)政策金利
・ 22:30 米国 バーナンキ米連邦準備理事会(FRB)議長議会証言
・ 23:00 米国 3月 企業在庫 前月比
・ 02:00 米国 米財務省30年債(160億ドル)入札
※経済指標の発表予定は予告なく変更になることがあります。

2011年5月11日 (水)

5/11 本日の戦略-リスク選好継続は中国の経済指標次第か-

おはようございます。東日本大震災から2カ月、私事で恐縮ですが、骨折しました右手首もゆっくりですが回復に向かっているようです。ただ、朝方も緊急地震速報が出たりと地震についてはまだまだ予断を許さない状況ですので、気を緩めないようにしたいものです。

■変化率から見た前日の通貨の強弱

豪ドル>ユーロ>ドル>ポンド>NZドル>円
※ ">" の左側の通貨が右側の通貨より強いことを示しています。

■本日の見通し
昨日はCMEが原油先物取引の証拠金を引き上げたことや金の証拠金を引き上げるとの噂(こちらは後に否定)にコモディティ価格が一時緩み、資源国通貨が下落、IMFから最大20%過大評価されているとされたNZドルが弱含みとなったものの、中国の貿易収支で輸出が単独で過去最大となったことから、世界経済の減速懸念が後退したことで、円とドルが売られることになりましたが、米長期金利が上昇したことで円が主要通貨に対して一番売られました。本日これまでは81円台に戻していますが、本日も11時に中国の鉱工業生産、消費者物価指数、小売売上高など主要な指標の発表があることから、これらが市場予想より良い場合には、世界経済の減速懸念がさらに後退するものと思われ、クロス円の上昇につながると思います。リスクが低下傾向となっているのはVIX指数からも読み取れます。

■投資家恐怖心理指数(VIX) VIX
source: Yahoo! finance

ギリシャ問題は昨日、メルケル独首相がギリシャ政府が更なる金融支援を必要としているかどうか判断するのは時期尚早だと発言、来月のIMFやEU、ECBによる審査結果を待つと述べています。支援の前に「大胆な改革」がギリシャに求められることとなるため、ギリシャでのストなどの政治的不安が高まったり、ギリシャのユーロ離脱などの噂が再度浮上する可能性があり、ユーロの下落の火種は消えていないように思います。

■AUDJPY 日足(移動平均線) AUDJPY
source: Uedaharlowfx

2日連続で豪ドル/円ですが、ストキャスティックス(スロー)がゴールデンクロス、一目均衡表(日足)の転換線、基準線を上に抜けてきています。昨日は21日移動平均線で押さえられましたが、本日これ(87.65円)を抜けるかに注目です。一方、5日移動平均線がサポートとみられますので、この86.58円を下に抜けると89日移動平均線の84.35円近辺を目指してくる可能性が出てきます。

■日足からのテクニカルでの注目点(矢印はトレンドの方向を予想しています)
ドル/円 一目均衡表(日足)の雲の下から中へ
ポンド/ドル ストキャスティックス(スロー)がゴールデンクロス
豪ドル/円 一目均衡表(日足)の基準線を上抜け

■変動率からの予想レンジ 07:46→NYクローズ

Ccy 予想レンジ
USDJPY 80.39 ~ 81.20
EURJPY 115.51 ~ 117.22
GBPJPY 131.44 ~ 132.97
AUDJPY 86.88 ~ 88.20
NZDJPY 63.69 ~ 64.67
CADJPY 83.80 ~ 84.96
ZARJPY 11.86 ~ 12.06
NOKJPY 14.74 ~ 15.01
MXNJPY 6.90 ~ 7.01
HKDJPY 10.32 ~ 10.43
SGDJPY 65.23 ~ 65.97
EURUSD 1.4251 ~ 1.4483

■前日のサマリー
昨日の東京時間帯は、ドル/円は80.17円まで下落したものの、CMEが原油先物の証拠金を引き上げるとの発表したことなどから、ユーロ/ドルは1.4360ドル近辺から1.4270ドルまで下落、ユーロ/円も115.30円近辺から114.77円まで下落、ドル/円は80.55円まで上昇しました。ロンドン時間には「来月にもギリシャ支援で総額600億ユーロの新支援策がまとまる見通し」と報じられたことから1.4379ドル、ユーロ/円は116.22円、ドル/円も80.88円まで上昇したものの、金の証拠金が引き上げれられるとの市場の噂から、ユーロ/ドルが1.4325ドルまで下落、ドル/円も80円台ミドル、ユーロ/円も115円台ミドルまで下落しました。NY時間には欧米の株価が堅調に推移したことから、ユーロ/ドルが1.4496ドル、ユーロ/円が116.08円まで上昇、ドル/円は80.54円まで下落しました。その後、米輸入物価指数が市場予想より上振れしたことやレーン欧州委員会委員が「(ギリシャの債務再編)選択肢にはない」と発言したものの、メルケル独首相が「ギリシャ向け一段の支援は決定しない、IMFやEU、ECBが来月実施する審査結果が出るまで」と発言したことで、ユーロ/ドルが1.4320ドル、ユーロ/円が115.45円まで下落、ドル/円は80.70円近辺へと上昇しました。クローズにかけてはNYダウが堅調に推移していることなどを背景にリスク選好となり、ドル/円は80.90円、ユーロ/円は116.55円、ユーロ/ドルは1.4413ドルまで上昇しました。
クローズはドル/円が80.85円、ユーロ/ドルが1.4406ドル、ユーロ/円は116.50円。

■株価(bloomberg.co.jp)

Index 引値 前日比
日経225 9818.76 24.38
FTSE100(英) 6018.89 76.20
DAX(独) 7501.52 91.00
NYダウ(米) 12760.36 75.68
S&P500(米) 1357.16 10.87
NASDAQ(米) 2871.89 28.64

■金利(bloomberg.co.jp)

Country 利回り 前日比
米10年債 3.21 0.05
日本10年債 1.145 -0.005
英10年債 3.38 0.02
独10年債 3.12 0.02

■コモディティ価格

Commodities 引値 前日比
NY金(期近) 1516.90 13.70
NY原油(期近) 103.88 1.33

■本日の指標発表(FXミュージアムより)
5/11(水)
・ 08:50 日本 4月 外貨準備高
・ 14:00 日本 3月 景気一致指数(CI)・速報値
・ 14:00 日本 3月 景気先行指数(CI)・速報値
・ 15:00 ドイツ 4月 消費者物価指数(CPI、改定値) 前月比
・ 15:00 ドイツ 4月 卸売物価指数(WPI) 前月比
・ 16:00 ユーロ圏 メルシュ・ルクセンブルク中銀総裁講演
17:30 英国 3月 貿易収支
・ 18:30 英国 英中銀イングランド銀行、四半期ごとの物価報告(インフレリポート)
・ 18:45 ユーロ圏 ビニスマギ欧州中央銀行(ECB)理事講演
・ 19:30 ユーロ圏 シュタルクECB理事講演
・ 20:00 米国 MBA住宅ローン申請指数 前週比
・ 21:30 カナダ 3月 貿易収支
21:30 米国 3月 貿易収支
・ 00:15 ユーロ圏 オルファニデス・キプロス中銀総裁講演
・ 01:15 米国 ロックハート米アトランタ連銀総裁講演
・ 02:00 米国 コチャラコタ米ミネアポリス連銀総裁講演
・ 02:00 米国 ピアナルト米クリーブランド連銀総裁講演
・ 02:00 米国 米財務省10年債(240億ドル)入札
・ 03:00 米国 4月 月次財政収支
※経済指標の発表予定は予告なく変更になることがあります。

2011年5月10日 (火)

5/10 本日の戦略-豪、中国の貿易収支に注目-

おはようございます。中部電力の浜岡原子力発電所の運転が停止されることが決まり、東電への電力供給がストップされることになりました。朝の地下鉄は蒸し暑く、夏が乗り切れるか心配です。

■変化率から見た前日の通貨の強弱

豪ドル>NZドル>円>ユーロ>ポンド>ドル
※ ">" の左側の通貨が右側の通貨より強いことを示しています。

■本日の見通し
昨日は格付け会社S&Pがギリシャの格付けを2段階引き下げ「B」とし、見通しは「ネガティブ」のままとしたことや、別の格付け期間ムーディーズも引き下げ方向で検討すると発表したことからギリシャに対するリスク高まりユーロが売られました。格下げは昨年4月から4回目であり、債務期限の延長が盛り込まれた場合には民間投資家に損失が及ぶ可能性があるとS&Pは指摘しています。これまで市場で一部織り込まれていたギリシャの債務再編は民間投資家への損失が及ばない形だったことから、懸念が高まったものと思われます。ギリシャの債務再編が実施された場合には、アイルランドなど他の債務国の資金調達への影響が出ることも予想されることから、今後の動向次第によってはユーロの弱含みが続く可能性がありますが、根っこの部分ではドル安が継続していることで、影響がギリシャにとどまればユーロは底堅く推移すると思っています。投資家恐怖心理指数(VIX)も昨日は-6.74%とリスク許容度が増加していることで、主要通貨に対してドル売りが再開されているようです。本日予定されていますデューク米連邦準備委員会(FRB)理事の講演、ラッカー米リッチモンド地区連銀総裁の講演、米3年債入札により引き続き金利低下傾向となれば、ドルの弱含みが続きそうです。
■投資家恐怖心理指数(VIX) VIX
source: Yahoo! finance

本日も欧米では主要な経済指標の発表予定がありません。このため、個別では10時30分の豪の貿易収支が注目されると思います。先週のスワン豪財務相のタカ派的な発言もあり、貿易黒字が予想以上に大きいようであれば豪ドルが買われる可能性があります。ただ、11時には中国の貿易収支の発表が予定されているため、こちらが悪ければ豪ドルが売られる可能性があり、豪ドルは振り回されるかもしれません。チャートをみると、一目均衡表(日足)の遅行線が日々線の下を推移していることや、先週金曜日の戻り、昨日の戻りが基準線で止められていることから上値が重く感じられます。ストキャスティックス(スロー)ではゴールデンクロスしているものの、パラボリックでは下落トレンド継続中であることから、どちらかというと下落の可能性が高いと思われます。
■AUDJPY 日足(一目均衡表、パラボリック、MACD) AUDJPY
source: Uedaharlowfx

■日足からのテクニカルでの注目点(矢印はトレンドの方向を予想しています)
豪ドル/円 ストキャスティックス(スロー)がゴールデンクロス
ポンド/円 ストキャスティックス(スロー)がゴールデンクロス
南アランド/円 ストキャスティックス(スロー)がゴールデンクロス
豪ドル/米ドル ストキャスティックス(スロー)がゴールデンクロス
NZドル/米ドル ストキャスティックス(スロー)がゴールデンクロス

■変動率からの予想レンジ 07:35→NYクローズ

Ccy予想レンジ
USDJPY79.87 ~ 80.67
EURJPY114.47 ~ 116.15
GBPJPY130.89 ~ 132.43
AUDJPY86.09 ~ 87.38
NZDJPY63.33 ~ 64.29
CADJPY82.84 ~ 83.97
ZARJPY11.83 ~ 12.02
NOKJPY14.52 ~ 14.77
MXNJPY6.82 ~ 6.92
HKDJPY10.25 ~ 10.36
SGDJPY64.85 ~ 65.59
EURUSD1.4212 ~ 1.4445

■前日のサマリー
昨日の東京時間帯では、日経225平均株価が軟調に推移したものの、アジア株式市場が堅調となったことで、円とドルを売る動きが見られ、ドル/円は80.78円、ユーロ/ドルは1.44ドルちょうど近辺、ユーロ/円は116.30円近辺まで上昇したものの、上値が重くロンドン時間帯にはドルが売られたことで、ユーロ/ドルが一時1.4443ドル、ユーロ/円が116.48円まで上昇、ドル/円は80円台ミドル近辺から80.83円まで上昇しました。その後、格付け機関S&Pがギリシャの格付けを2段階引き下げ「B」とし、見通しも「ネガティブ」のままとしたことから、債務再編を含むリスク懸念からユーロが売られ、NY時間には別の格付け機関ムーディーズもギリシャの格付けを引き下げ方向で検討とのコメントが出ると、ユーロ/度rは1.4254ドル、ユーロ/円は115.04円まで下落、ドル/円は一時80.76円まで上昇しました。クローズにかけては米株式市場が堅調に推移する一方、原油価格が一時6ドル超の上昇を見せたこと、米金利が低下したことなどを背景にドル売りとなり、ドル/円は80.19円まで下落、ユーロ/ドルは1.4368ドルまで上昇、ユーロ/円は115円台前半でのレンジとなりました。
クローズはドル/円が80.33円、ユーロ/ドルが1.4362ドル、ユーロ/円は115.42円。

■株価(bloomberg.co.jp)

Index 引値 前日比
日経225 9794.38 -64.82
FTSE100(英) 5942.69 -34.08
DAX(独) 7410.52 -81.73
NYダウ(米) 12684.68 45.94
S&P500(米) 1346.29 6.09
NASDAQ(米) 2843.25 15.69

■金利(bloomberg.co.jp)

Country 利回り 前日比
米10年債 3.16 0.01
日本10年債 1.150 0.001
英10年債 3.36 -0.02
独10年債 3.10 -0.07

■コモディティ価格

Commodities 引値 前日比
NY金(期近) 1503.20 11.60
NY原油(期近) 102.55 5.37

■コモディティ価格

Commodities 引値 前日比
NY金(期近) 1491.60 10.20
NY原油(期近) 97.18 -2.62

■本日の指標発表(FXミュージアムより)
5/10(火)
・ 08:01 英国 4月 英小売連合(BRC)小売売上高調査 前年同月比
・ 08:01 英国 4月 英王立公認不動産鑑定士協会(RICS)住宅価格指数
10:30 豪 3月 貿易収支
・ 10:30 豪 4月 NAB企業景況感指数
・ 14:45 スイス 4月 スイスSECO消費者信頼感指数
・ 16:15 スイス 4月 消費者物価指数(CPI) 前月比
・ 18:00 ユーロ圏 ビニスマギ欧州中央銀行(ECB)理事講演
・ 21:30 米国 4月 輸入物価指数 前月比
・ 21:30 米国 4月 輸出物価指数 前月比
・ 22:30 米国 デューク米連邦準備委員会(FRB)理事講演
・ 23:00 米国 3月 卸売在庫 前月比
・ 01:45 米国 ラッカー米リッチモンド連銀総裁講演
02:00 米国 米財務省3年債(320億ドル)入札
・ 03:00 英国 タッカー・イングランド銀行(BOE)副総裁講演
※経済指標の発表予定は予告なく変更になることがあります。

2011年5月 9日 (月)

5/9 本日の戦略-ギリシャ離脱の可能性は低く、ユーロの下げはいったん収束か-

おはようございます。昨日は母の日でしたが、我が家の状況では長女がカーネーションをプレゼントしている一方で、長男は(小遣いもないらしく)気持ちだけのようでした。

■変化率から見た前日の通貨の強弱

豪ドル>NZドル>ドル>ポンド>円>ユーロ
※ ">" の左側の通貨が右側の通貨より強いことを示しています。

■本日の見通し
先週末の独シュピーゲル誌の報道(ギリシャがユーロ離脱)に関しては、ユンケル・ユーログループ議長を筆頭に否定発言が相次ぎ、本日これまでもユーロが戻りの傾向を見せています。ただ、6日には同誌が指摘した緊急会合がルクセンブルグで開かれており、ギリシャの債務再編につながる可能性が高まるものと思われます。ギリシャのユーロ離脱の可能性は以前から何回か浮上していて、特に独世論がギリシャ救済に関しては否定的な見解を出していることから、最終的にユーロへの影響がほとんどないと判断された時には離脱の可能性は高まると個人的には思います。ただ、これにはかなりの時間的な経過と財政再建計画の進捗状況など多角的かつ段階的な経過が必要と思います。

一方、ドルは週末発表された米雇用統計で、非農業部門雇用者数が24.4万人の増加、民間部門雇用者数が26.8万人の増加と強い内容となりましたが、平均時給が0.1%に留まり、失業率も9.0%に上昇したことから見かけほど強くないとの見方があります。また、ダドリー米NY連銀総裁が「回復は緩やかなものに留まっており、完全雇用と物価安定という金融政策の2つの責務を果たすまでにはなおも相当長い道のりがある」と指摘しています。このため、しばらくは米金融緩和策が続くとみられ、ドルの戻りは押さえられると思います。先週のユーロや資源国通貨の下落はリスク回避の一時的な動きとみられ、株価の動向によって、リスクが選好されると再びドルが売られることとなると思います。

■日足からのテクニカルでの注目点(矢印はトレンドの方向を予想しています)
ユーロ/ドル 一目均衡表(日足)の基準線を下抜け
NZドル/円 ストキャスティックス(スロー)がゴールデンクロス
カナダドル/円 ストキャスティックス(スロー)がゴールデンクロス
ユーロ/ポンド 21日移動平均線を下抜け
豪ドル/米ドル 21日移動平均線、一目均衡表(日足)の基準線を上抜け
NZドル/米ドル 一目均衡表(日足)の基準線を上抜け

■変動率からの予想レンジ 07:33→NYクローズ

Ccy 予想レンジ
USDJPY 80.02 ~ 80.83
EURJPY 114.47 ~ 116.16
GBPJPY 130.94 ~ 132.51
AUDJPY 85.39 ~ 86.70
NZDJPY 63.01 ~ 64.01
CADJPY 82.57 ~ 83.72
ZARJPY 11.90 ~ 12.10
NOKJPY 14.40 ~ 14.66
MXNJPY 6.84 ~ 6.94
HKDJPY 10.29 ~ 10.40
SGDJPY 64.52 ~ 65.26
EURUSD 1.4203 ~ 1.4422

■前日のサマリー
週末の東京時間帯は5日のNY市場でドル/円が一時79円台ミドルまで下落したことを受けて、本邦財務省・日銀による介入警戒が出たことや、連休明けでの本邦輸入企業からのドル買いなども加わり、ドル/円は80円台後半、ユーロ/円は117円台前半、ユーロ/ドルも1.45ドル台ミドルまで上昇しました。また、午前中に四半期報告では、「ある時点より高い金利が必要なる見通し」との内容であったことやスワン財務相も「中長期での経済の力強さを示している」と発言、これを受けて豪ドルが買われました。ロンドン時間では、米雇用統計を前にしたポジション調整などからドル/円は80.65円から80.21円へと下落、ユーロ/ドルは1.45ドル台後半から1.4518ドル、ユーロ/円も117.60円から116.38円へと下落しました。NY時間に入ると米雇用統計の非農業部門雇用者数が24.4万人と市場予想から上振れしたことから、ドル/円は80.95円、ユーロ/円は117.57円へと上昇、ユーロ/円は1.4457ドルまで下落後1.4575ドルまで上昇しました。その後、米長期金利が低下したことからドル/円は80円台前半へと下落、ユーロ/ドルは「ギリシャがユーロを離脱し独自通貨を再導入する可能性」と独シュピーゲル誌(電子版)が報じたことで、ユーロは1.4315ドル、ユーロ/円は115.24円まで大幅に下落、ドル/円は80.25円まで連れ安となりました。クローズにかけてはドル/円が80円台ミドル近辺に戻す一方、ユーロや安値圏でクローズしました。
クローズはドル/円が80.50円、ユーロ/ドルが1.4342ドル、ユーロ/円は115.46円。

■株価(bloomberg.co.jp)

Index 引値 前日比
日経225 9859.20 -145.00
FTSE100(英) 5976.77 56.79
DAX(独) 7492.25 115.29
NYダウ(米) 12638.74 54.57
S&P500(米) 1340.20 5.10
NASDAQ(米) 2827.56 12.84

■金利(bloomberg.co.jp)

Country 利回り 前日比
米10年債 3.15 0.00
日本10年債 1.149 -0.060
英10年債 3.38 0.00
独10年債 3.17 -0.05

■コモディティ価格

Commodities 引値 前日比
NY金(期近) 1491.60 10.20
NY原油(期近) 97.18 -2.62

■本日の指標発表(FXミュージアムより)
5/9(月)
・ 08:50 日本 日銀・金融政策決定会合議事要旨
・ 15:00 ドイツ 3月 経常収支
・ 15:00 ドイツ 3月 貿易収支
・ 21:15 カナダ 4月 住宅着工件数
※経済指標の発表予定は予告なく変更になることがあります。

2011年5月 8日 (日)

5/9の週の見通し -ユーロの懸念継続、他はリスク回避動向次第-

こんにちは。本日はとっても良い天気でしたね。家の前の田んぼも大方田植えが終わりました。今回の東日本大震災で塩害以外にも作付ができなかった農家の方がたくさんいらっしゃいますので、どんな側面での支援ができるかを考えたいと思います。

■ドル/円 60分足 USDJPY
※チャートをクリックすると拡大します。

■ユーロ/ドル 60分足 EURUSD
※チャートをクリックすると拡大します。

■ユーロ/円 60分足 EURJPY
チャートをクリックすると拡大します。

先週は週初にアルカイダ指導者のウサマ・ビンラビン容疑者が殺害されたことでドルが買われ、ドル/円は一時81.69円まで上昇しましたが、本邦の大型連休中にアジア株などが軟調に推移、金や原油といった商品価格が下落したことなどで、全般的にリスク回避の動きとなり、野田財務相が「円高(は)、ドル安が主因、3月の円高と異なる」と発言したことから、本邦財務省・日銀による介入の可能性が低いとみられ、5日には再び80円を割り込み、一時79.57円まで下落しました。6日の米雇用統計では非農業部門雇用者数が24.4万人増と市場予想を大幅に上回った(失業率は9.0%へ悪化)ことから、80.93円まで戻したものの、戻りが鈍く80円台ミドルでクローズしました。

一方、ユーロ/ドルは1.4763ドルまで下落しましたが、ユンケル・ユーログループ議長が「ユーロ高を懸念していない」などと発言したことやユーロ圏の生産者物価指数、消費者物価指数が上昇したこと、米アドバイザリーレポートがECBがタカ派的なスタンスをとるとの内容との噂などから、豪ドルやNZドルなど資源国通貨などが調整入りする中で、ユーロは堅調推移、ポルトガルEU・IMFからの支援に合意したことから4日には1.4938ドルまで一時上昇しましたが、ECB理事会では政策金利が1.25%で据え置かれ、トリシェECB総裁も記者会見で「物価動向、注意深く監視(Monitoring Very Closely)」との発言に留まったことから、6月の利上げ観測も後退、更に6日には独シュピーゲル誌が「ギリシャはユーロ圏から脱退して、自国通貨に戻ることを検討」と報じたことから、1.4315ドルまで下落しました。

■週間騰落率(JPY) JPY
グラフをクリックすると拡大します。 ■週間騰落率(USD) USD
グラフをクリックすると拡大します。

■今週の見通し
先週週末の独シュピーゲル誌の記事Top-Okonom fordert Euro-Aus fur Griechenlandは、ユンケル・ユーログループ議長の「ギリシャのユーロ圏離脱については、協議していない。債務再編の可能性についても、排除している。」また、ギリシャの財務相も、「ギリシャがユーロ圏にとどまるかどうか、議題に上ったり、協議されたりしたことは、絶対にない」と否定発言しているものの、ギリシャの債務再編問題は避けられない状況であり、ドイツの一部議員からはギリシャがユーロ圏を離脱するのが望ましいとの発言が出るなど、ギリシャをめぐる不透明感がしばらくは続きそうで、今月16日のEUグループの会合まではユーロの弱含みが継続する可能性があります。

円は先週5日に対ドルで3月18日以来の1ドル=80円割れとなりました。翌6日には米雇用統計が上振れしたことから80円を回復していますし、原油価格は1バーレル=97.18ドルと100ドルを割り込んでいます。このため、週明けに株価が上昇するようであれば、リスク選好となり、円が売られる可能性があります。特に先週に大幅な調整を見せた豪ドルやNZドルは資源価格も上昇に転じるようであれば、戻りにつながる可能性があります。

こうした意味で今週の経済指標では、独貿易収支(9日)、ユーロ圏鉱工業生産(12日)、独1-3月期GDP速報値、ユーロ圏1-3月期GDP速報値(13日)の内容が悪い場合にはユーロの弱含みの状況が続くと思われます。一方、米貿易収支(11日)、米生産者物価指数(12日)、米消費者物価指数、ミシガン大米消費者信頼感指数(13日)の内容悪化の場合は米の長期金利低下観測などからドルが売られやすくなると思います。また、日本の貿易収支の発表(12日)が予定されていることで、予想以上に黒字額が減少している場合には短期的な円売りにつながる可能性があります。これ以外では豪貿易収支(9日)、豪失業率、豪新規雇用者数(11日)に予定されていることから、雇用の内容が良ければ利上げ時期の前倒し観測が浮上することも考えられます。

■今週の予想レンジ

Ccy Low(下)   High(上)
ドル/円 79.00 81.70
ユーロ/ドル 1.4240 1.4500
ユーロ/円 113.20 117.80
ポンド/円 129.40 133.00
豪ドル/円 84.30 87.20
NZドル/円 62.50 64.50
南アランド/円 11.70 12.30


■注目イベント 5/9(月)
・ 08:50 日本 日銀・金融政策決定会合議事要旨
・ 15:00 ドイツ 3月 経常収支
・ 15:00 ドイツ 3月 貿易収支
・ 21:15 カナダ 4月 住宅着工件数
5/10(火)
・ 08:01 英国 4月 英小売連合(BRC)小売売上高調査 前年同月比
・ 08:01 英国 4月 英王立公認不動産鑑定士協会(RICS)住宅価格指数
10:30 豪 3月 貿易収支
・ 10:30 豪 4月 NAB企業景況感指数
・ 14:45 スイス 4月 スイスSECO消費者信頼感指数
・ 16:15 スイス 4月 消費者物価指数(CPI) 前月比
・ 21:30 米国 4月 輸入物価指数 前月比
・ 21:30 米国 4月 輸出物価指数 前月比
・ 23:00 米国 3月 卸売在庫 前月比
・ 02:00 米国 米財務省3年債(320億ドル)入札
5/11(水)
・ 08:50 日本 4月 外貨準備高
・ 14:00 日本 3月 景気一致指数(CI)・速報値
・ 14:00 日本 3月 景気先行指数(CI)・速報値
・ 15:00 ドイツ 4月 消費者物価指数(CPI、改定値) 前月比
・ 15:00 ドイツ 4月 卸売物価指数(WPI) 前月比
17:30 英国 3月 貿易収支
・ 18:30 英国 英中銀イングランド銀行、四半期ごとの物価報告(インフレリポート)
・ 20:00 米国 MBA住宅ローン申請指数 前週比
・ 21:30 カナダ 3月 貿易収支
21:30 米国 3月 貿易収支
・ 02:00 米国 米財務省10年債(240億ドル)入札
・ 03:00 米国 4月 月次財政収支
5/12(木)
・ 08:50 日本 4月 マネーストックM2 前年同月比
・ 08:50 日本 3月 国際収支・経常収支
・ 08:50 日本 3月 国際収支・貿易収支
10:30 豪 4月 新規雇用者数
10:30 豪 4月 失業率
・ 14:00 日本 4月 景気ウオッチャー調査-現状判断DI
・ 17:00 ユーロ圏 欧州中央銀行(ECB)月報
・ 17:30 英国 3月 鉱工業生産指数 前月比
・ 17:30 英国 3月 製造業生産指数 前月比
・ 18:00 ユーロ圏 3月 鉱工業生産 前月比
・ 21:30 カナダ 3月 新築住宅価格指数 前月比
・ 21:30 米国 前週分 新規失業保険申請件数
・ 21:30 米国 4月 卸売物価指数(PPI) 前月比
・ 21:30 米国 4月 卸売物価指数(PPIコア指数、食品・エネルギー除く) 前月比
・ 21:30 米国 4月 小売売上高 前月比
・ 22:15 南ア 南アフリカ準備銀行(中央銀行)政策金利
・ 23:00 米国 3月 企業在庫 前月比
・ 02:00 米国 米財務省30年債(160億ドル)入札
5/13(金)
・ 07:45 NZ 3月 小売売上高指数 前月比
15:00 ドイツ 1-3月期 国内総生産(GDP、速報値) 前期比
・ 15:00 ドイツ 1-3月期 国内総生産(GDP、速報値) 前年同期比
・ 16:15 スイス 4月 生産者輸入価格 前月比
・ 18:00 ユーロ圏 1-3月期 四半期域内総生産(GDP、速報値) 前期比
・ 18:00 ユーロ圏 1-3月期 四半期域内総生産(GDP、速報値) 前年同期比
21:30 米国 4月 消費者物価指数(CPI) 前月比
・ 21:30 米国 4月 消費者物価指数(CPI) 前年同月比
・ 21:30 米国 4月 消費者物価指数(CPIコア指数) 前月比
22:55 米国 5月 ミシガン大学消費者態度指数・速報値
経済指標の詳細はFXmuseumのFXカレンダーを参照してください。

2011年5月 7日 (土)

5/7 シカゴ通貨先物非商業ポジション

こんにちは。昨日は菅総理が浜岡原子力発電所の運転停止を発表しました。夏場の電力不足も心配ですし、電力不足からの景気停滞や更なる負担増も懸念材料ですね。

6日に発表された3日現在のシカゴIMMの投機ポジションでは、ドルのネットショート(売)ポジションは約40万コントラクトと過去最高レベルに近づいています。円ネットショートは2週連続で約1.6万コントラクトの減少、ユーロネットのロングは約10万コントラクトへと増加、金が20万コントラクトを割り込み、原油も過去最高の約26万コントラクトから1.5万コントラクトの減少となっています。豪ドルは4週連続で年とのロングが減少しています。

IMMポジションは3日現在で、4日、5日と資源国を中心にポジション調整が出たことから、ユーロや豪ドルなどこれまでネットでロング積み上がっていたポジションの解消が出たものと思います。特にユーロは2007年7月10日以来となる99,516コントラクトまでポジションが増加、1週間で約3万コントラクト増加したことから、かなりの過熱感があったものと思われます。円は円高が進む中でのネットのショートポジションが減少しています。80円を一時割り込んだことでポジションとしてはほぼフラット状態ではないかと推測しています。金や原油のネットのロングポジションも行きすぎの修正となっているようですので、今週の減少分で調整されたかどうかと思われ、調整トレンドとなるかは次週の状況を見て判断したいと思います。

■シカゴIMM非商業ポジション

項目 Net(ネット) Dif(増減) Long(買) Short(売) All(総取組)
JPY -18,819 18,178 19,779 38,598 58,377
EUR 99,516 31,237 128,460 28,944 157,404
GBP 30,807 -2,776 59,735 28,928 88,663
CHF 18,381 540 28,551 10,170 38,721
CAD 54,041 -5,022 59,863 5,822 65,685
AUD 73,421 -7,446 87,326 13,905 101,231
NZD 12,800 1,343 22,522 9,722 32,244
MXN -18,819 18,178 19,779 38,598 58,377
source:CFTC

【USD】 USD
source:CFTC

ドルは28,508コントラクトのショート増加の394,407コントラクトのショートとなりました。
※ドルのポジションは円、ユーロをはじめ、メキシコペソまでを合計して算出しています。レートはFRBのメジャーカレンシーインデックスを使用しています。

【JPY】 JPY
source:CFTC

円は18,178コントラクトのショート減少の18,819コントラクトのショートとなりました。

【EUR】 EUR
source:CFTC

ユーロは31,237コントラクトのロング増加の99,516コントラクトのロングになりました。

【CAD】 CAD
source:CFTC

カナダは5,022コントラクトのロング減少の54,041コントラクトのロングになりました。

【NZD】 NZD
source:CFTC

NZドルは1,343コントラクトのロング増加の12,800コントラクトのロングとなりました。
他のIMM通貨先物のポジション動向は上田ハーローレポートのシカゴIMM非商業ポジションを参照してください。(9日更新)

2011年5月 6日 (金)

5/6 本日の戦略-米雇用統計悪化はある程度織り込み済みと思われる-

おはようございます。4日ぶりに会社でコメントを書いていますが、GW前にIE9にアップデートしたためか、本日はPCの起動に時間がかかりました。IE9はFirefoxより早いような記述で、確かに起動時間は早くなったように感じました。ブラウザの感じもなんとなく似てきたような。

■変化率から見た前日の通貨の強弱

円>ドル>ポンド>NZドル>豪ドル>ユーロ
※ ">" の左側の通貨が右側の通貨より強いことを示しています。

■本日の見通し
本日は、市場が注目しています米国の雇用統計が21時30分に発表されます。これまで順調に回復傾向を見せてきたとみられていました米国の雇用ですが、毎週発表されます米新規失業保険申請件数は4週続けて40万件を上回っています。昨日は47.4万件とNY州の季節調整がうまくいっていないことやオレゴン州で新しい緊急保険が導入されたこと等を加味したとしても弱い内容となっていることから、市場はすでにやや弱めを織り込んでいると思われます。先月27日のバーナンキ米FRB議長の会見でも雇用が懸念されていたことから、しばらくは緩和政策の継続と思われ、余程悪い内容でなければドル/円は80円を維持するのではないかと思います。昨日はリスク回避とユーロの失速、資源国通貨の大幅調整などから、主要通貨に対して「ドル」は「円」の次に買われていますので、米雇用統計が良ければ株価が上昇し「円」と「ドル」が売られることとなると思っています。この場合もドル/円は80円を維持できるのではないかとみています。

また、昨日は野田財務相が「最近ドルが弱含んでおり、日本市場も閉まっている。(協調介入を実施した)3月18日とは状況が違う」「いずれにせよマーケットの動向を注意深く見守っていきたい」と発言するにとどまっています。前回3月18日の協調介入はラガルド仏財務相による働きかけだったことで、本邦以外からの牽制発言が出る可能性があります(ただし、円に言及するとは限りません)が、個人的な見解としてはG7からの単独介入に対しての同意は得られる可能性があるが、協調はあり得ないといったところです。また、FRBやECBなどと密接?に情報を交換している可能性がありますので、本日の米国の雇用統計前に動く可能性は低いのではないでしょうか。

テクニカル分析では、21日移動平均線から-3%以上乖離した通貨ペアがユーロ/円、豪ドル/円、ポンド/円、NZドル/円、カナダドル/円、南アランド/円となっています。短期的な売られ過ぎの状態となっていますが、下降トレンド(パラボリックや一目均衡表の遅行線)とみられることで、2回目の-3%以上の乖離を待って仕掛けと思われます。

■ユーロ/円 日足(一目均衡表、パラボリック、乖離率)
EURJPY
source: uedaharlowfx

■日足からのテクニカルでの注目点(矢印はトレンドの方向を予想しています)
ユーロ/ドル 21日移動平均線を下抜け
ドル/円 一目均衡表(日足)の雲を下抜け
ポンド/円 21日移動平均線を下抜け
NZドル/円 一目均衡表(日足)の転換線が基準線を下抜け
豪ドル/米ドル 21日移動平均線、一目均衡表(日足)の基準線を下抜け
NZドル/米ドル 一目均衡表(日足)の基準線を下抜け

■変動率からの予想レンジ 08:37→NYクローズ

Ccy 予想レンジ
USDJPY 79.59 ~ 80.38
EURJPY 115.42 ~ 117.11
GBPJPY 130.29 ~ 131.84
AUDJPY 83.94 ~ 85.20
NZDJPY 62.18 ~ 63.16
CADJPY 82.12 ~ 83.23
ZARJPY 11.76 ~ 11.95
NOKJPY 14.45 ~ 14.70
MXNJPY 6.73 ~ 6.83
HKDJPY 10.21 ~ 10.32
SGDJPY 64.05 ~ 64.76
EURUSD 1.4435 ~ 1.4620

■前日のサマリー
昨日はアジアの株式市場(特にインド)が下落すると、リスク回避の動きから円が買われる展開となり、ドル/円は80.60円近辺から80.34円まで下落しました。ユーロ/ドルは1.48ドル台前半から1.4875ドルまで上昇、ユーロ/円は119円台前半から119.76円まで上昇しました。ロンドン時間では、発表された独製造業受注が市場予想+0.4%のところ-0.4%と下振れしたことや野田財務相が「円高(は)、ドル安が主因、3月の円高と異なる」と発言したことから、ユーロ/円が119.60円近辺から117.97円、ドル/円も80.00円近辺から79.57円、ユーロ/ドルも1.49ドル近辺から1.4818ドルへと下落しました。NY時間帯には発表された米新規失業保険申請件数が大幅に増加(47.4万件)となっていたことからドル/円が一時79.64円まで下落する場面が見られましたが、トリシェECB総裁が「物価動向、注意深く監視(Monitoring Very Closely)」発言、一部で高まっていた6月利上げへの期待が冷やされた格好となりユーロが下落したため、クローズにかけては80円を回復し一時80.35円をつけました。ユーロ/ドルは1.48ドルミドル近辺から1.4510ドルまで大幅に下落、ユーロ/円は118円近辺から116.15円とこちらも大幅に下落してほぼ安値圏でクローズしました。
クローズはドル/円が80.06円、ユーロ/ドルが1.4535ドル、ユーロ/円は116.37円。

■株価(bloomberg.co.jp)

Index 引値 前日比
日経225 10004.20 -
FTSE100(英) 5919.98 -64.09
DAX(独) 7376.96 3.03
NYダウ(米) 12584.17 -139.41
S&P500(米) 1335.10 -12.22
NASDAQ(米) 2814.72 -13.51

■金利(bloomberg.co.jp)

Country 利回り 前日比
米10年債 3.15 -0.07
日本10年債 1.209 -
英10年債 3.38 0.01
独10年債 3.21 -0.08

■コモディティ価格

Commodities 引値 前日比
NY金(期近) 1481.40 -33.90
NY原油(期近) 99.80 -9.44

■本日の指標発表(FXミュージアムより)
5/6(金)
・ 14:45 スイス 4月 失業率
・ 17:30 英国 4月 卸売物価指数(食品、エネルギー除くコアPPI) 前年同月比
18:30 英国 キング・イングランド銀行(BOE)総裁講演
・ 19:00 ドイツ 3月 鉱工業生産 前月比
・ 20:00 カナダ 4月 新規雇用者数
・ 20:00 カナダ 4月 失業率
・ 20:30 米国 イエレン米連邦準備理事会(FRB)副議長講演
21:30 米国 4月 非農業部門雇用者数変化 前月比
21:30 米国 4月 失業率
・ 22:00 カナダ カーニー・カナダ中銀総裁講演
23:00 米国 ダドリー米ニューヨーク連銀総裁講演
・ 00:45 米国 ブラード米セントルイス連銀総裁講演
・ 04:00 米国 3月 消費者信用残高 前月比
※経済指標の発表予定は予告なく変更になることがあります。

2011年5月 5日 (木)

5/5 本日の戦略-ユーロは当面の天井が近いと思われる-

おはようございます。本日は子供の日です。GWも最終日となります。ニュースを見ていますと、このGWをきっかけに自粛を緩和する動きが出ているようです。高速道路の渋滞も大変そうですが、こうした連休でのレジャーが経済効果を高めそうですね。

■変化率から見た前日の通貨の強弱

円>ユーロ>ポンド>ドル>豪ドル>NZドル
※ ">" の左側の通貨が右側の通貨より強いことを示しています。

■本日の見通し
昨日は米非製造業ISMが市場予想を大幅に下回る結果となり、米国のみならず世界景気に対する懸念が出て、資源需要の低下観測からコモディティ価格が下落、豪ドルやNZドルなどが大幅に下落しました。米商品先物市場で上場されるCRB指数も4月上旬ころの水準まで低下しています(下のグラフ参照願います)。このため、リスク回避の動きで主要通貨の中では「円」が買われる一方、ドルは利上げ観測の高い欧州通貨に対しては下落したものの、資源国通貨に対しては上昇しています。引き続き、ユーロやスイスフランでドルは年初来最安値を更新していることから、本日のECB理事会後のトリシェECB総裁の記者会見(21時30分)の内容次第では、ドルの一段安の可能性があります。ただ、一方では、ラガルド仏財務相が「我々は力強いドルを好み、望んでいる」「欧州のインフレ上昇は少しだ」と発言、欧州要人からのユーロ高牽制発言が出始めていることや高値を更新しているものの、ユーロ/ドルは十字線の形が続き、団子天井(4月上旬は騙しになりましたが)を再び形成する可能性があることで、ユーロが調整入りする可能性が高いのではないでしょうか。

■CRB指数
CRB index

source: Jefferies & Company, Inc.

■ユーロ/ドル 日足(一目均衡表、21日移動平均線、変化率)
EURUSD

source: uedaharlowfx.jp

また、本日は英中銀(BOE)の金融政策委員会(MPC)が開催されます。年初は5月の委員会で利上げが予想されていましたが、1-3月期GDP速報値の内容や、直近2回のMPC議事録の内容からは今回の利上げの可能性は低いと思います。市場では10%位が今月の利上げを予想、25%位が来月(6月)での利上げを予想していることで、今回利上げを見送ったとしてもそれほど失望感は広がらならないと思います。

昨日は、ドル/円が一時80.50円を割り込みました。ドル/円での円高が進んでいることで、本邦財務省・日銀による介入に対する警戒も出始めていると思いますが、3月18日にG7の合意を得ての介入はユーロ高が進んでいることなどから、難しいのではないのでしょうか。個人的には3月17日の円急騰は特殊な要因が重なったものと思われますので、1995年4月19日の円の最高値の79.75円を更新したときに本邦が単独で介入を行う可能性があると思っていますので、過度に介入期待を持たないほうがよいのではないでしょうか。また、明日は米国の雇用統計です。本日は21時30分に米新規失業保険申請件数の発表が予定されています。市場の予想は41万件ですが、3週連続で雇用の善し悪しの分岐点となる40万件を上回っていることで、米雇用の悪化に対する警戒も出てきていますので、市場予想より大幅に悪化した場合には、長期金利の低下や緩和政策の長期化が連想され、ドル売りにつながる可能性が高くなります。

■本日のテクニカルでの注目点(矢印はトレンドの方向を予想しています)
ユーロ/ドル 年初来高値更新
ドル/円 ストキャスティックス(スロー)がゴールデンクロス(ただし、下落トレンド中)
ユーロ/円 一目均衡表(日足)の基準線を下抜け
豪ドル/円 一目均衡表(日足)の基準線を下抜け
ドル/スイス 年初来安値更新
NZドル/米ドル 21日移動平均線を下抜け

■変動率からの予想レンジ 08:41→NYクローズ

Ccy 予想レンジ
USDJPY 80.15 ~ 80.93
EURJPY 118.68 ~ 120.31
GBPJPY 132.08 ~ 133.67
AUDJPY 85.92 ~ 87.14
NZDJPY 63.09 ~ 64.05
CADJPY 83.39 ~ 84.48
ZARJPY 11.95 ~ 12.14
NOKJPY 14.99 ~ 15.24
MXNJPY 6.82 ~ 6.92
HKDJPY 10.29 ~ 10.40
SGDJPY 65.05 ~ 65.75
EURUSD 1.4781 ~ 1.4907

■前日のサマリー
昨日の東京時間帯は本邦はみどりの日で休場、序盤はドルの買い戻しなどでドル/円は81.11円まで上昇しましたが、アジア株価の下落などでリスク回避の動きとなり80.82円まで下落、ユーロ/円も120.26円から119.48円へ下落、ユーロ/ドルも1.4839ドルから1.4775ドルへと下落しました。しかし、更に「ドル」と「円」を買う材料にも乏しく売りが一巡した後にはドル/円は狭いレンジの動き、ユーロ/ドル、ユーロ/円は朝方のレベルまで戻しました。ロンドン時間に入ると、「ポルトガルがEUとIMFとの間で期間3年の金融支援で合意」が好感され、ユーロ/ドルは1.4879ドル、ユーロ/円は120.73円まで上昇、ドル/円も81円台前半での動きとなりました。NY時間では発表された米ADP雇用調査が市場予想を下回る17.9万人増となったほか、米供給管理協会(ISM)非製造業景気指数が市場予想57.5のところ52.8と大幅に下振れしていたことから、米長期金利が低下、NYダウも下落したことからリスク回避の「円買い」となり、ドル/円は80.43円、ユーロ/円は119.26円まで下落、ユーロ/ドルは1.4938ドルと年初来高値を更新した後に1.4825ドルまで下落しました。また、この日は著名な投資家のジョージ・ソロス氏がほとんどの金・銀を売却と報じられたことで金や原油などのコモディティ価格も下落の要因となり、資源国通貨としての豪ドルなどが大幅に下落していました。
クローズはドル/円が80.58円、ユーロ/ドルが1.4823ドル、ユーロ/円は119.51円。

■株価(bloomberg.co.jp)

Index 引値 前日比
日経225 10004.20 -
FTSE100(英) 5984.07 -98.81
DAX(独) 7373.93 -126.77
NYダウ(米) 12723.58 -83.93
S&P500(米) 1347.32 -9.30
NASDAQ(米) 2828.23 -13.39

■金利(bloomberg.co.jp)

Country 利回り 前日比
米10年債 3.22 -0.03
日本10年債 1.209 -
英10年債 3.38 -0.04
独10年債 3.29 0.02

■コモディティ価格

Commodities 引値 前日比
NY金(期近) 1515.30 -25.10
NY原油(期近) 109.24 -1.81

■本日の指標発表(FXミュージアムより)
5/5(木)
・ 10:30 豪 3月 住宅建設許可件数 前月比
・ 10:30 豪 3月 小売売上高 前月比
・ 17:30 英国 4月 サービス部門購買担当者景気指数(PMI)
・ 19:00 ドイツ 3月 製造業新規受注 前月比
20:00 英国 イングランド銀行(BOE、英中央銀行)金利発表
20:45 ユーロ圏 欧州中央銀行(ECB)政策金利
・ 21:30 カナダ 3月 住宅建設許可件数 前月比
・ 21:30 米国 前週分 新規失業保険申請件数
・ 21:30 米国 1-3月期 四半期非農業部門労働生産性・速報値 前期比
21:30 ユーロ圏 トリシェECB総裁定例記者会見
22:30 米国 バーナンキ米連邦準備理事会(FRB)議長講演
・ 23:00 カナダ 4月 Ivey購買部協会指数
・ 02:15 米国 コチャラコタ米ミネアポリス連銀総裁講演

ピボットポイントなどは山内俊哉のココに注目!もご覧ください

2011年5月 4日 (水)

5/4 本日の戦略-ADP雇用調査悪化ならドル売り回帰?-

おはようございます。昨日は夕方に雨が降り出してびっくりしました。一転して本日は晴天となり絶好の行楽日和のようですね。

■変化率から見た前日の通貨の強弱

円>ドル>ユーロ>豪ドル>NZドル>ポンド
※ ">" の左側の通貨が右側の通貨より強いことを示しています。

■本日の見通し
昨日はインド中銀が政策金利であるレポレートを6.75%から7.25%に引き上げた(市場予想は0.25%の引き上げ)ことで、新興国のインフレに対するリスクが浮上し、全般的にリスク回避の動きとなりました。リスク許容度を表すといわれるVIX(投資家恐怖心理指数)も16.70(+4.44%)上昇しています。

■VIX(投資家恐怖心理指数)

VIX

source:Yahoo! finance

このため、ドルと円が主要通貨の中では買われ、新興国に対するリスクから、金や原油などのコモディティ価格が下落、豪ドルなど資源国通貨売りとなりました。豪ドルは先に発表された中国製造業PMIが低下していることも要因としてあげられます。米主要企業の1-3月期決算もほとんど終わっていることから、調整ムードが先行する可能性があり、また、オサマ・ビンラディン容疑者の殺害で、米国とパキスタン情勢が悪化していることや、同容疑者の出身国のイエメンでも報復の機運が高まっているとみられることで、テロへの警戒からドルと円を見たときには円が選好されているのではないかと思われます。特に地政学的なリスクのときに買われるスイスフランが上昇(ドル/スイスでドルが下落)していることからもうかがわれます。本日は週末の米雇用統計の前哨戦となる民間の給与計算会社ADP雇用調査の発表があります。調整が入っているとはいえ、ドル売りセンチメントが残っていますので、ADPが下振れした場合にはドル安になる可能性があります。

一方、テクニカル分析からは豪ドル/円が21日移動平均線を下抜けてきました。4/11の高値の90.01円と4/28の高値の89.58円でダブルトップ(下のチャートパターンを参照)のようになっています。このため、早期に21日移動平均線を回復できないと、3/17の安値の74.69円と4/11の高値の90.01円を100%としたフィボナッチの23.6%押しとなる86.38円か、4/18の安値の85.99円、55日移動平均線の85.10円近辺まで下落する可能性が高くなります。

■AUDJPY 日足(21日,55日,89日,200日移動平均線、フィボナッチ)
AUDJPY source: uedaharlowfx

■チャートパターン(下げトレンド)
pattern

■本日のテクニカルでの注目点(矢印はトレンドの方向を予想しています)
ユーロ/円 21日移動平均線を下抜け
豪ドル/円 21日移動平均線を下抜け

■変動率からの予想レンジ 08:36→NYクローズ

Ccy 予想レンジ
USDJPY 80.51 ~ 81.28
EURJPY 119.13 ~ 120.73
GBPJPY 132.58 ~ 134.15
AUDJPY 87.10 ~ 88.29
NZDJPY 64.06 ~ 65.00
CADJPY 84.33 ~ 85.41
ZARJPY 12.07 ~ 12.25
NOKJPY 15.17 ~ 15.42
MXNJPY 6.91 ~ 7.00
HKDJPY 10.33 ~ 10.44
SGDJPY 65.50 ~ 66.19
EURUSD 1.4788 ~ 1.4903

■前日のサマリー
昨日の東京時間帯は本邦が憲法記念日で休場だったものの、リスク回避の流れから「ドル」と「円」を買う動きで、ユーロ/ドルや豪ドル/米ドルのドルストレートやユーロ/円、豪ドル/円などのクロス円の通貨がポジション調整で下落、ユーロ/円は120円台前半から119.77円、ユーロ/ドルが1.48ドル台前半から1.4771ドルまで下落、ドル/円は81円台前半で上値の重い動きとなり、一時80.90円まで下落しました。その後、ユーロ/円は120.23円、ユーロ/ドルは1.4844ドルまで戻す動きが見られました。ロンドン時間にはユーロ圏生産者物価指数が発表され、前年同期比で6.7%となったことなどからユーロが買われたものの、反応は限定的でユーロ/ドルは1.47ドル台後半で推移、ドル/円は80.70円、ユーロ/円は119.21円まで下落しました。NY時間では米アドバイザリーレポートがECBの金融政策についてタカ派的な内容であったことなどを手掛かりにユーロが買われ、ユーロ/ドルは1.4889ドル、ユーロ/円は120.59円まで上昇、ドル/円も発表された米製造業受注が良かったことなどから81.06円まで上昇しました。クローズにかけては原油価格や貴金属(金、銀)などが下落、再びリスク回避の動きとなり、ユーロ/ドルが1.48ドル台前半、ユーロ/円は120円割れまで下落しました。
クローズはドル/円が80.93円、ユーロ/ドルが1.4822ドル、ユーロ/円は119.95円。

■株価(bloomberg.co.jp)

Index 引値 前日比
日経225 10004.20 154.46
FTSE100(英) 6082.88 12.98
DAX(独) 7500.70 -26.94
NYダウ(米) 12807.51 0.15
S&P500(米) 1356.62 -4.60
NASDAQ(米) 2841.62 -22.46

■金利(bloomberg.co.jp)

Country 利回り 前日比
米10年債 3.25 -0.01
日本10年債 1.209 -
英10年債 3.42 0.02
独10年債 3.28 0.01

■コモディティ価格

Commodities 引値 前日比
NY金(期近) 1540.40 0.70
NY原油(期近) 111.05 -0.41

■本日の指標発表(FXミュージアムより)
5/4(水)
・ 15:00 英国 4月 ネーションワイド住宅価格 前月比
・ 17:00 ユーロ圏 4月 サービス部門購買担当者景気指数(PMI、改定値)
・ 17:30 英国 3月 消費者信用残高
・ 17:30 英国 3月 マネーサプライM4 前月比
・ 17:30 英国 3月 マネーサプライM4 前年同月比
・ 18:00 ユーロ圏 3月 小売売上高 前月比
・ 18:00 ユーロ圏 3月 小売売上高 前年同月比
・ 20:00 米国 MBA住宅ローン申請指数 前週比
・ 20:30 米国 4月 チャレンジャー人員削減数 前年比
・ 21:00 米国 ローゼングレン米ボストン連銀総裁講演
21:15 米国 4月 ADP雇用統計 前月比
23:00 米国 4月 ISM非製造業景況指数(総合)
・ 04:30 米国 ウィリアムズ米サンフランシスコ連銀総裁講演
・ 05:00 米国 フィッシャー米ダラス連銀総裁講演

ピボットポイントなどは山内俊哉のココに注目!もご覧ください

2011年5月 3日 (火)

5/3 本日の戦略-ドルストレートでの調整が先行か-

おはようございます。本日からGW後半です。朝から農家の方の田植えが忙しいようです。

■変化率から見た前日の通貨の強弱

ユーロ>ドル>円>豪ドル>ポンド>NZドル
※ ">" の左側の通貨が右側の通貨より強いことを示しています。

■本日の見通し
昨日は米ISM製造業景気指数が市場予想を上回ったものの、ドル買いへの反応はほとんど見られませんでした。特に先行指標と見られる新規受注指数は61.7と前回の63.3から低下、雇用指数も62.7と前回の63.0から低下となっています。このため、全体が上昇しても市場の反応は鈍かったものと思われます。本日は欧米での注目となる経済指標の発表が行われないことから、ドル売りのポジション調整が続くかどうかではないかと思われます。特に昨日対ドルで1.01ドルを一時超えた豪ドルは、本日の豪準備銀行(RBA)の金融政策の発表があるものの、4.75%の政策金利は据え置かれると予想されることなどから、これを前にしたポジション調整などが出ているとみられることで、声明でもハト派的な内容となった場合には更なる調整につながる可能性があります。

また、ドル売りのポジション調整が出ている背景として、懸念されいていた米連邦債務の上限に対して、ガイトナー米財務長官が「米債務は遅くても今月16日に上限到達へ、緊急措置などで8月2日まで借り入れが可能に」と発言したことから、足許での米国債のデフォルトの可能性がなくなったとみなされたこともあると思います。今週は木曜日のECB理事会と金曜日の米雇用統計が市場の注目となっていることで、それまではポジション調整を含めたレンジの動きが予想され、トレンドは出てこないと思われます。

■本日のテクニカルでの注目点(矢印はトレンドの方向を予想しています)
ユーロ/ドル 年初来高値更新
ユーロ/円 21日移動平均線を上抜け(僅か)
豪ドル/円 ストキャスティックス(スロー)がデッドクロス
豪ドル/米ドル 年初来高値更新
NZドル/米ドル 年初来高値更新

■変動率からの予想レンジ 08:52→NYクローズ

Ccy 予想レンジ
USDJPY 80.79 ~ 81.61
EURJPY 119.64 ~ 121.29
GBPJPY 134.51 ~ 136.12
AUDJPY 88.22 ~ 89.45
NZDJPY 64.96 ~ 65.93
CADJPY 84.82 ~ 85.96
ZARJPY 12.13 ~ 12.32
NOKJPY 15.32 ~ 15.57
MXNJPY 6.95 ~ 7.05
HKDJPY 10.38 ~ 10.49
SGDJPY 66.05 ~ 66.76
EURUSD 1.4789 ~ 1.4908

■前日のサマリー
昨日の東京時間帯には、朝方にドルの下値を試す動きから、ドル/円は80.99円まで一時下落しましたが、シンガポールなどが休場で参加者も少なかったことから戻し、国際テロ組織アルカイダの指導者ウサマ・ビンラディン容疑者が殺害されたとの報道を受け、ドル買いとなり、ドル/円は81.69円まで上昇、ユーロ/ドルは1.48ドル台前半から1.4763ドルまで下落、ユーロ/円は120.71円まで上昇しました。しかし、同容疑者が殺害されてもテロの懸念が後退したわけではないことから、このニュースでの買いが一巡するとドルはじりじりと下落、欧州時間帯(ロンドン市場はバンクホリデーのため休場)には、発表された独製造業PMI、ユーロ圏製造業PMI(ともに確定値)が前回を上回っていたことでドル/円は81円台前半で推移、ユーロ/ドルは1.48ドル台ミドルへ上昇、ユーロ/円は121.01円まで一時上昇しました。NY時間帯には、発表された米ISM(米供給管理協会)製造業景気指数が60.4となったものの、市場の反応はほとんどなく、米株価が堅調に推移したやユンケル議長が「(ユーロ高は)懸念事項ではない」などと発言したことでドル売りが継続し、ドル/円は81.04円まで下落、ユーロ/ドルは1.4901ドルへと上昇、ユーロ/ドルは120円台ミドルを挟んでの小動きとなりました。クローズにかけては株価が下げ幅を縮小したこともあり、ややドルが買い戻されました。
クローズはドル/円が81.19円、ユーロ/ドルが1.4826ドル、ユーロ/円は120.41円。

■株価(bloomberg.co.jp)

Index 引値 前日比
日経225 10004.20 154.46
FTSE100(英) 6069.90 1.74
DAX(独) 7527.64 13.18
NYダウ(米) 12807.36 -3.18
S&P500(米) 1361.22 -2.39
NASDAQ(米) 2864.08 -9.46

■金利(bloomberg.co.jp)

Country 利回り 前日比
米10年債 3.28 -0.01
日本10年債 1.209 -0.006
英10年債 3.45 0.02
独10年債 3.24 0.01

■コモディティ価格

Commodities 引値 前日比
NY金(期近) 1557.10 0.70
NY原油(期近) 113.52 -0.41

■本日の指標発表(FXミュージアムより)
5/3(火)
13:30 豪 豪準備銀行(中央銀行)、政策金利発表
・ 17:30 英国 4月 製造業購買担当者景気指数(PMI)
・ 18:00 ユーロ圏 3月 卸売物価指数(PPI) 前月比
・ 18:00 ユーロ圏 3月 卸売物価指数(PPI) 前年同月比
・ 21:30 米国 ホーニッグ米カンザスシティー連銀総裁講演
・ 23:00 米国 3月 製造業新規受注 前月比

ピボットポイントなどは山内俊哉のココに注目!もご覧ください

2011年5月 1日 (日)

5/1 シカゴ通貨先物非商業ポジション

こんばんは。昨日・本日とバスツアーで埼玉県の秩父の芝桜公園と長野県の善光寺に行ってきました。今週の見通しは明日の朝に書きたいと思います。

29日に発表された26日現在のシカゴIMMの投機ポジションでは、ドルのネットショート(売)ポジションは4週連続増加、円ネットショートは約1.6万コントラクトの減少、ユーロネットのロングは増加、カナダドルのネットポジションは約5000コントラクトの減少、NZドルのネットポジションは6週連続でロングが増加しています。

ドルはドル安の流れが継続していることで、ネットポジションでもショートが増加しています。円はネットロングの減少分からは1.5円程度の円高規模と思われます。豪ドルは3週連続のネットポジションでロングが減少しているものの、年初来高値を更新しています。これは投機とあまり関係のない資金(リアルマネーなど長期の資金)が豪ドルに入ってきているようです。ポジション動向からは、きっかけがあればドル売りのポジションの巻き戻しの可能性が高いことを示していると思われます。

■シカゴIMM非商業ポジション

項目 Net(ネット) Dif(増減) Long(買) Short(売) All(総取組)
JPY -36,997 15,986 14,063 51,060 65,123
EUR 68,279 6,084 105,683 37,404 143,087
GBP 33,583 3,408 56,867 23,284 80,151
CHF 17,841 467 27,549 9,708 37,257
CAD 59,063 -5,972 61,493 2,430 63,923
AUD 80,867 -4,094 88,675 7,808 96,483
NZD 11,457 2,118 19,205 7,748 26,953
MXN -36,997 15,986 14,063 51,060 65,123
source:CFTC

【USD】 USD
source:CFTC

ドルは15,674コントラクトのショート増加の365,899コントラクトのショートとなりました。
※ドルのポジションは円、ユーロをはじめ、メキシコペソまでを合計して算出しています。レートはFRBのメジャーカレンシーインデックスを使用しています。

【JPY】 JPY
source:CFTC

円は15,986コントラクトのショート減少の36,997コントラクトのショートとなりました。

【EUR】 EUR
source:CFTC

ユーロは6,084コントラクトのロング増加の68,279コントラクトのロングになりました。

【CAD】 CAD
source:CFTC

カナダは5,972コントラクトのロング減少の61,493コントラクトのロングになりました。

【NZD】 NZD
source:CFTC

NZドルは2,118コントラクトのロング増加の11,457コントラクトのロングとなりました。
他のIMM通貨先物のポジション動向は上田ハーローレポートのシカゴIMM非商業ポジションを参照してください。(2日更新)

2011年4月29日 (金)

4/29 本日の戦略-ユーロ圏消費者物価指数に注目-

おはようございます。本日から大型連休スタートですね。新聞によりますと被災地ボランティアに13万人行かれるそうです。けがをしていなければ行きたかったのですが。別の形で貢献するしかないですね。

■変化率から見た前日の通貨の強弱

円>豪ドル>ユーロ>ポンド>ドル>NZドル
※ ">" の左側の通貨が右側の通貨より強いことを示しています。

■本日の見通し
作治発表された米国の1-3月期GDPは市場予想を下回る1.8%の成長となりました。政府の支出が5.2%減と大幅に減少したことから大きな要因で、個人消費は2.7%と予想の2.0%を上回っています。ただ、米国の政府と議会が「ねじれ」となっていて2011年度予算(2010年10月から2011年9月)が当初の政府予算案から385億ドルを削減させられて合意したことで、高速鉄道網整備計画など幅広い分野で予算が削減されているため、4-6月期以降も成長に対しては厳しい状況が続くことが考えられます。こうした中で、米新規失業保険申請件数の悪化に見られるように、雇用の回復が鈍いようであれば、個人消費の低迷につながる可能性があり、金融緩和状態が続くことになりそうです。また、高止まりしている原油価格などが個人消費にブレーキをかける可能性もあり、米経済にとっては非常にデリケートな時期に直面していると思われます。こうした中でインターコンチネンタル取引所のドル指数は2008年7月以来の低水準となっています。市場ではドル売り圧力が強いものの、かなりドルが売り込まれている(連日のユーロ/ドル、ポンド/ドル、豪ドル/米ドルでの年初来高値更新)ことから、更なる悪い材料が出てもドルが下げ渋るようであれば、そろそろ反転する可能性があると思っています。

本日はユーロ圏で消費者物価指数速報値の発表が予定されています。市場の予想は前年比2.7%です。消費者物価指数が高止まりしているようであれば、欧州中央銀行(ECB)の利上げ観測につながる(利上げ予想は7月)ことから、ユーロが堅調に推移すると思われます。また、ギリシャの債務再編問題はユンケル議長が「選択肢ではない」と発言しているものの、市場は再編は避けられないとすでに織り込んでいることから、反応はしていません。ユーロ圏では更に悪い材料が出てこないとユーロ売りには繋がりにくいと思います。

■本日のテクニカルでの注目点(矢印はトレンドの方向を予想しています)
ユーロ/ドル 年初来高値更新
ポンド/ドル 年初来高値更新
豪ドル/米ドル 年初来高値更新
ポンド/円 21日移動平均線を下抜け
NZドル/円 21日移動平均線を下抜け
カナダドル/円 一目均衡表(日足)の基準線を下抜け
南アランド/円 21日移動平均線を下抜け

■変動率からの予想レンジ 08:50→NYクローズ

Ccy 予想レンジ
USDJPY 81.11 ~ 81.95
EURJPY 120.06 ~ 121.73
GBPJPY 134.83 ~ 136.51
AUDJPY 88.42 ~ 89.70
NZDJPY 64.88 ~ 65.90
CADJPY 85.17 ~ 86.34
ZARJPY 12.22 ~ 12.41
NOKJPY 15.39 ~ 15.65
MXNJPY 6.96 ~ 7.06
HKDJPY 10.42 ~ 10.53
SGDJPY 66.06 ~ 66.78
EURUSD 1.4786 ~ 1.4901

■前日のサマリー
昨日の東京時間帯には、バーナンキ米FRB議長の記者会見などを受け、米国の金融緩和状態が継続するとの見方や連休入りする本邦輸出企業などのドル売り観測からドル/円は82円台前半から81.61円まで下落する一方で、ユーロ/ドルは1.47ドル台後半から1.4880ドルと年初来の高値を更新、ユーロ/円は121.82円まで上昇しました。また、早朝に金融政策が発表されたNZドルは、ボラードRBNZ総裁が「NZドル高は歓迎されない。経済見通しは非常に不透明」などと発言したこともあり、NZドル/円は66円台前半から65円台前半まで下落しました。ロンドン時間に入ると発表された独失業率が7.1%と市場予想より若干の悪化が見られたことなどで、ややドルの買い戻しとなり、ドル/円は81.85円まで上昇、ユーロ/ドルは1.4783ドルへと下落、ユーロ/円は120.69円まで下落しました。NY時間には、発表された米1-3月期GDP速報値が1.8%の成長に留まった(予想は2.0%)こと、同時に発表された米新規失業保険申請件数が42.9万件と悪化したことなどでドルが売られ、ドル/円は81.40円、ユーロ/円は120.39円まで下落、ユーロ/ドルは1.4850ドルまで回復しました。その後、金価格や原油価格などが一時大幅に下落したことでドル買いとなりましたが、コモディティ価格が戻ったことや米金利が低下したことなどを背景にドル売りが継続し、ドル/円は81円台ミドルへ下落、ユーロ/ドルは1.48ドル台を回復しました。
クローズはドル/円が81.51円、ユーロ/ドルが1.4818ドル、ユーロ/円は120.81円。

■株価(bloomberg.co.jp)

Index 引値 前日比
日経225 9849.74 157.90
FTSE100(英) 6069.90 1.74
DAX(独) 7475.22 70.27
NYダウ(米) 12763.31 72.35
S&P500(米) 1360.48 4.82
NASDAQ(米) 2872.53 2.65

■金利(bloomberg.co.jp)

Country 利回り 前日比
米10年債 3.31 -0.05
日本10年債 1.215 -0.010
英10年債 3.48 -0.09
独10年債 3.26 -0.07

■コモディティ価格

Commodities 引値 前日比
NY金(期近) 1531.20 14.10
NY原油(期近) 112.86 0.10

■本日の指標発表(FXミュージアムより)
4/29(金)
・ 英国 市場休場(ロイヤルウエディング)
・ 15:00 南ア 3月 マネーサプライM3 前年同月比
15:00 ドイツ 3月 小売売上高指数 前月比
・ 15:00 ドイツ 3月 小売売上高指数 前年同月比
・ 17:00 ユーロ圏 3月 マネーサプライM3 前年同月比
18:00 ユーロ圏 4月 消費者物価指数(HICP、速報値) 前年同月比
・ 18:00 ユーロ圏 4月 消費者信頼感(確定値)
・ 18:00 ユーロ圏 3月 失業率
・ 18:30 スイス 4月 KOF景気先行指数
・ 20:30 米国 キャタピラー、第1四半期決算
・ 21:00 南ア 3月 貿易収支
・ 21:30 カナダ 2月 月次国内総生産(GDP) 前月比
・ 21:30 カナダ 2月 四半期国内総生産(GDP) 前期比年率
・ 21:30 米国 3月 個人消費支出(PCE) 前月比
21:30 米国 3月 個人消費支出(PCEコア・デフレーター、食品・エネルギー除く) 前月比
・ 21:30 米国 3月 個人所得 前月比
・ 21:40 米国 ブラード米セントルイス連銀総裁講演
・ 22:45 米国 4月 シカゴ購買部協会景気指数
・ 22:55 米国 4月 ミシガン大学消費者態度指数・確報値
・ 01:30 米国 バーナンキ米連邦準備理事会(FRB)議長講演

ポンド関連は別Blogのポンド一本勝負もご覧ください

2011年4月28日 (木)

4/28 本日の戦略-ドル安の方向性変わらず-

おはようございます。本日朝は暖かいですね。明日からいよいよGWですね。最長10連休となる方も多いのではないでしょうか。

■変化率から見た前日の通貨の強弱

ユーロ>ポンド>豪ドル>NZドル>ドル>円
※ ">" の左側の通貨が右側の通貨より強いことを示しています。

■本日の見通し
昨日のバーナンキ米FRB議長の定例記者会見での注目は「行動の前に少なくとも数回の会合があるだろう」と「長期失業、戦後最悪の状況」「長期失業は、非常に深刻な懸念」としている点と思われます。昨日発表された失業率の見通しでは2011年の失業率を8.8%-9.0%から8.4%-8.7%へ修正、2012年を7.6%-7.9%としています。また、2011年の成長見通しを3.4%-3.9%から3.1%-3.3%へ下方修正、2012年、2013年も下方修正していることから、インフレ期待が抑えられた上昇であれば、長期にわたって低金利が続くことが予想されます。このため、ドル安の流れが転換するには至りませんでしたし、リスク回避などから一時的なドル安の修正は起こる可能性がありますが、大きな流れが変わる可能性は低いと思います。ドル/円もドル弱含みでの方向に変化はないと思われます。

豪ドルは対ドルで1.08ドルを超えてきています。昨日発表された消費者物価指数が3.3%と市場夜をう相輪待っていることに加え、洪水被害のあったクィーンズランド州での復興需要も物価を押し上げていることから、利上げ期待につながっていると思われます。オシレータ系のテクニカル分析(RSIやストキャスティックス)では過熱感が続いていていつ反落してもおかしくない状況ですが、商品価格(金や原油)の上昇も下支えとなっていて、多少の調整はあるかもしれませんが下落トレンド入りの可能性は低いと思います。

また、本日は日銀の金融政策決定会合が開催されます。本日の会合では展望レポートの採択と東日本大震災の被災地の金融機関を対象とした長めの資金供給オペなどが検討されます。ポイントは2011年の成長見通しが下方修正されることに対して、2012年の見通しがどのように示されるかだと思います。回復が鈍いようだと円売りのつながるのではないかと予想しています。米国では1-3月期のGDP速報値が発表されます。予想では全かよりも下振れしているとみられており、昨日のFRBの見通しでもGDPは下方修正されていることから余程の悪化でなければドル売りへの影響は限定的と見ています。引き続きドル/円は81.10円がサポートか。

■日足からのテクニカルでの注目点(矢印はトレンドの方向を予想しています)
ユーロ/ドル 年初来高値更新
ポンド/ドル 年初来高値更新
ドル/スイスフラン 年初来安値更新
豪ドル/米ドル 年初来高値更新
NZドル/米ドル 年初来高値更新
ユーロ/円 21日移動平均線を上抜け
ポンド/円 21日移動平均線、一目均衡表(日足)の基準線を上抜け
カナダドル/円 一目均衡表(日足)の基準線を上抜け
南アランド/円 21日移動平均線、一目均衡表(日足)の基準線を上抜け

■変動率からの予想レンジ 08:13→NYクローズ

Ccy予想レンジ
USDJPY81.75 ~ 82.59
EURJPY120.72 ~ 122.41
GBPJPY135.84 ~ 137.54
AUDJPY88.68 ~ 89.99
NZDJPY65.86 ~ 66.90
CADJPY85.95 ~ 87.15
ZARJPY12.31 ~ 12.51
NOKJPY15.43 ~ 15.69
MXNJPY7.04 ~ 7.15
HKDJPY10.49 ~ 10.61
SGDJPY66.46 ~ 67.19
EURUSD1.4752 ~ 1.4865

■前日のサマリー
昨日の東京時間帯はドル売りの流れが継続し、ドル/円は81.25円金p年まで下落、ユーロ/ドルは1.4710ドル近辺へ上昇、ユーロ/円は119円台後半での動きとなりました。ドル売りが一巡すると、米公開市場委員会(FOMC)、バーナンキ米FRB議長の定例記者会見が予定されていたことで、ロンドン時間からNY時間の前半にかけてはドルの買い戻しの動きが継続し、ドル/円は82円台ミドル、ユーロ/円は121円台まで上昇、ユーロ/ドルは1.46ドル台ミドルから後半での動きとなりました。FOMCでは6000億ドルの米国債購入を継続通り6月まで継続としたことで、ドル一瞬買われて82.82円の高値、ユーロ/ドルは1.4630ドルの安値を付けました。しかし、バーナンキ米FRB議長の記者経験では、出口政策について明確に示さなかったこともあり、ドル売りの流れに回帰し、ドル/円は82.02円まで下落、ユーロ/ドルは1.4796ドルまで上昇、ユーロ/円も121.45円まで上昇しました。
クローズはドル/円が82.12円、ユーロ/ドルが1.4784ドル、ユーロ/円は121.44円。

■株価(bloomberg.co.jp)

Index 引値 前日比
日経225 9691.84 133.15
FTSE100(英) 6068.16 -1.20
DAX(独) 7404.95 48.44
NYダウ(米) 12690.96 95.59
S&P500(米) 1355.66 8.42
NASDAQ(米) 2869.88 22.34

■金利(bloomberg.co.jp)

Country 利回り 前日比
米10年債 3.36 0.05
日本10年債 1.225 0.000
英10年債 3.57 0.09
独10年債 3.29 0.04

■コモディティ価格

Commodities 引値 前日比
NY金(期近) 1517.10 13.60
NY原油(期近) 112.76 0.55

■本日の指標発表(FXミュージアムより)
4/28(木)
・ 08:30 日本 4月 東京都区部消費者物価指数(CPI、生鮮食料品除く) 前年同月比
・ 08:30 日本 3月 全国消費者物価指数(CPI) 前年同月比
・ 08:30 日本 3月 全国消費者物価指数(CPI、生鮮食料品除く) 前年同月比
・ 08:30 日本 3月 有効求人倍率
・ 08:30 日本 3月 失業率
・ 08:30 日本 3月 全世帯家計調査・消費支出 前年同月比
08:50 日本 3月 鉱工業生産・速報値 前月比
未定 日本 日銀金融政策決定会合、終了後政策金利発表
・ 14:00 日本 3月 新設住宅着工戸数 前年同月比
・ 15:00 ドイツ 3月 輸入物価指数 前月比
・ 15:00 ドイツ 3月 輸入物価指数 前年同月比
16:55 ドイツ 4月 失業者数 前月比
16:55 ドイツ 4月 失業率
・ 18:30 南ア 3月 卸売物価指数(PPI) 前月比
・ 18:30 南ア 3月 卸売物価指数(PPI) 前年同月比
21:30 米国 1-3月期 四半期実質国内総生産(GDP、速報値) 前期比年率
・ 21:30 米国 前週分 新規失業保険申請件数
・ 21:30 デューク米連邦準備委員会(FRB)理事講演
・ 21:30 ウィリアムズ米サンフランシスコ連銀総裁講演
・ 23:00 米国 3月 住宅販売保留指数 前月比
・ 02:00 米財務省7年債入札(290億ドル)
※経済指標の発表予定は予告なく変更になることがあります。

2011年4月27日 (水)

4/27 本日の戦略-バーナンキ発言から一時的な材料出尽くしとなるか-

おはようございます。手の骨折も昨日で病院通いが最後かと思いましたが、また3週間後に行くことになりました。骨はくっついてきているが関節間が狭いので、動くようになるには少し時間がかかるとのことでした。

■変化率から見た前日の通貨の強弱

NZドル>豪ドル>ユーロ>円>ドル>ポンド
※ ">" の左側の通貨が右側の通貨より強いことを示しています。

■本日の見通し
本日は、ほとんどのコメントでバーナンキ米FRB議長の記者会見に注目というような内容が書かれていると思います。既に世界経済が不透明感を増していることから、緩和姿勢を継続する内容となるとの見方が大勢を占めています。昨日の動きを見ていてもドル安が市場のコンセンサスとなっているようにさえ見えます。公開市場委員会(FOMC)では、6000億ドルの国債買いれが予定通り6月で終了することが盛り込まれる(表現方法はいろいろといわれていますが)ことが確実と見られていて、ここは予想通りになると思います。このため、同議長の発言はかなりハト派(量的緩和継続が強いトーン)にならない限りは、一時的な材料出尽くしからのドルの買い戻しの可能性もあります(あくまでも一時的)。ただ、同議長が記者会見で態度を明確に示せない場合には、ドル売りが継続されると思われ、81円割れを試す可能性もあります。

また、本日はこの後、豪第1四半期の消費者物価指数の発表が予定されています。本日これまでに豪ドルは米ドルに対して上昇し、1.08ドルを上に抜けています。市場は豪準備銀行が8月にも利上げを行うとみており、物価の上昇率が高ければ、これの前倒しの可能性もあります。チャートからは1.08ドルを超えても過熱感が見えない(RSIやストキャスティックスは上位貼り月となっているが、21日移動平均線からの乖離率はそれほどでもない)ことで、上昇余地はまだあると思われます。株価の急落などのリスクがない限りは、調整があったとしても小幅にとどまると思います。

その他では、英国が1-3月期のGDP速報値の発表予定があります。今週29日にはロイヤル・ウエディングが行われることで、こうした消費センチメントに支えられ、景気回復の傾向が見えれば、昨日主要通貨に対して一番弱かったポンドが上昇する可能性があります。

■日足からのテクニカルでの注目点(矢印はトレンドの方向を予想しています)
ユーロ/ドル 年初来高値更新
ドル/スイスフラン 年初来安値更新
豪ドル/米ドル 年初来高値更新
NZドル/米ドル 年初来高値更新
ポンド/円 一目均衡表(日足)の転換線が基準線を下抜け

■変動率からの予想レンジ 09:03→NYクローズ

Ccy 予想レンジ
USDJPY 81.17 ~ 81.96
EURJPY 118.68 ~ 120.29
GBPJPY 133.69 ~ 135.29
AUDJPY 87.33 ~ 88.59
NZDJPY 65.24 ~ 66.26
CADJPY 85.15 ~ 86.33
ZARJPY 12.07 ~ 12.26
NOKJPY 15.18 ~ 15.43
MXNJPY 6.96 ~ 7.07
HKDJPY 10.41 ~ 10.52
SGDJPY 65.86 ~ 66.55
EURUSD 1.4609 ~ 1.4717

■前日のサマリー
昨日の東京時間帯は朝方にドル/円の81.50円以下にあるといわれていたストップロスを試す動きから81.56円まで下落したものの、ユーロ売りが強まったことで、ドル/円は81.97円まで上昇、ユーロ/ドルは1.4494ドルまで下落、ユーロ/円は119円台ミドルから118.50円まで下落後118円台後半での推移となりました。ロンドン時間帯は連休明けの欧州勢がドル売りで参入したこともあり、ユーロ/ドルが1.4653ドル、ユーロ/円が119.82円まで上昇しました。ドル/円は81円台後半でのレンジの取引。NY時間には発表されたS&P/ケースシラー住宅価格指数が前年比マイナスとなったことでドルが弱含みとなりましたが、CB消費者信頼感指数が良かったことからドルの下値は限定的となり、米系リアルマネーのドル買いからドル/円は81.94円まで上昇しました。ただ、米金利が低下したことなどから、ドル/円は81.48円まで下落しこの近辺でクローズしました。ユーロはユーロ周辺諸国とギリシャ、ポルトガル、アイルランドの対独国債スプレッドが拡大したことなどから1.46ドル台ミドルでの上値が重くなりましたが、1.46ドル台前半での推移、ユーロ/円は一時119.90円まで上昇したものの、ドル/円の下落につれ119円台前半でクローズしました。
クローズはドル/円が81.53円、ユーロ/ドルが1.4640ドル、ユーロ/円は119.39円。

■株価(bloomberg.co.jp)

Index 引値 前日比
日経225 9558.69 -113.27
FTSE100(英) 6069.36 51.06
DAX(独) 7356.51 61.02
NYダウ(米) 12595.37 115.49
S&P500(米) 1347.24 11.99
NASDAQ(米) 2847.54 21.66

■金利(bloomberg.co.jp)

Country 利回り 前日比
米10年債 3.31 -0.06
日本10年債 1.225 -0.010
英10年債 3.48 -0.04
独10年債 3.25 -0.01

■コモディティ価格

Commodities 引値 前日比
NY金(期近) 1503.50 -5.60
NY原油(期近) 112.21 -0.07

■本日の指標発表(FXミュージアムより)
4/27(水)
・ 00:00 ドイツ 4月 消費者物価指数(CPI、速報値) 前月比
・ 08:50 日本 3月 小売業販売額 前年同月比
・ 08:50 日本 3月 大型小売店(既存店)販売額 前年同月比
10:30 豪 1-3月期 四半期消費者物価(CPI) 前期比
・ 10:30 豪 1-3月期 四半期消費者物価(CPI) 前年同期比
・ 12:00 NZ 4月 NBNZ企業信頼感
・ 15:00 ドイツ 5月 GFK消費者信頼感調査
・ 17:00 ユーロ圏 オルファニデス・キプロス中銀総裁講演
17:30 英国 1-3月期 四半期国内総生産(GDP、速報値) 前期比
・ 17:30 英国 1-3月期 四半期国内総生産(GDP、速報値) 前年同期比
・ 18:00 ユーロ圏 2月 製造業新規受注 前月比
・ 18:00 ユーロ圏 2月 製造業新規受注 前年同月比
・ 20:00 米国 MBA住宅ローン申請指数 前週比
21:30 米国 3月 耐久財受注 前月比
・ 21:30 米国 3月 耐久財受注・輸送用機器除く 前月比
01:30 米国 米連邦公開市場委員会(FOMC)、終了後政策金利発表
03:15 米国 バーナンキ米連邦準備理事会(FRB)議長定例記者会見
※経済指標の発表予定は予告なく変更になることがあります。

2011年4月26日 (火)

4/26 本日の戦略-欧州勢次第だが、クロス円の重さがうかがえる-

おはようございます。震災の影響から東日本のみならず、全国的に観光産業に2次被害が出ているようです。少しでも消費に貢献できればとGW中に1日だけですがバス旅行に行ってきます。

■変化率から見た前日の通貨の強弱

ユーロ>円>ドル>ポンド>豪ドル>NZドル
※ ">" の左側の通貨が右側の通貨より強いことを示しています。

■本日の見通し
昨日は欧州勢がイースター休暇中であったことで、市場参加者も限られる中、シリア情勢(治安部隊が戦車でデモ隊を鎮圧)が悪化したことなどで、リスク回避の動きが強まり、ドル/円は81.67円まで下落しています。インターバンクでは、81.50円割れにストップロスが並んでいるといわれていることで、このレベルを割り込むと次のサポートとなる81.10円近辺まで下落する可能性があります。本日は、22時にS&P/ケースシラー住宅価格指数の発表、2時に米2年債の入札が予定されていることで、82円を回復できない場合には81円割れを試しにくる可能性があります。また、昨日の動きからはクロス円の重さも感じられますので、ドルの戻りが鈍くなるのではないかとみています。こうした意味では休暇明けの欧州勢の動き(欧州の株価)が重要となってくると思います。

市場では、明日の米公開市場委員会(FOMC)とバーナンキ米FRB議長の記者会見に注目しています。そのため、本日はポジション調整が主体の動きとなると思います。ただ、市場のセンチメントとして、6000億ドルの国債買い入れプログラムは6月で終了すると声明には盛り込まれると予想が大勢で、同議長の記者会見では緩和状態が継続されるのではないかとの見方が強くなっているように思います。このため、ドル売り圧力が継続すると思われ、ドル買いに反転する糸口(材料)がつかみにくくなっています。リスク回避的な短期的な動きでのドルの反発の可能性は残るもののトレンドの転換にはまだ時間がかかるものと思われます。

■日足からのテクニカルでの注目点(矢印はトレンドの方向を予想しています)
ドル/円 一目均衡表(日足)の転換線が基準線を下抜け
ドル/スイスフラン 年初来安値更新
豪ドル/米ドル 年初来高値更新

■変動率からの予想レンジ 08:08→NYクローズ

Ccy 予想レンジ
USDJPY 81.45 ~ 82.25
EURJPY 118.60 ~ 120.19
GBPJPY 134.30 ~ 135.90
AUDJPY 87.14 ~ 88.40
NZDJPY 64.94 ~ 65.97
CADJPY 85.20 ~ 86.37
ZARJPY 12.02 ~ 12.21
NOKJPY 15.13 ~ 15.38
MXNJPY 6.96 ~ 7.07
HKDJPY 10.45 ~ 10.56
SGDJPY 65.87 ~ 66.56
EURUSD 1.4556 ~ 1.4650

■前日のサマリー
昨日の東京時間帯は5・10日での仲値不足(ドル不足)観測もあり、ドル/円はストップロスをつけて一時82.43円まで、ユーロ/円も120.04円まで上昇する場面が見られましたが、欧州等がイースター休暇中であり、買いが一巡すると82.10円まで下落しました。ユーロ/ドルは1.4606ドルへと一時上昇後、1.4526ドルまで下落。ロンドン時間帯は特に目立った材料がないものの、ユーロ/豪ドルでのユーロ買いが見られ、これに連れユーロ/ドルは1.4628ドルへと上昇、ドル/円は81.90円まで下落、ユーロ/円は119.60円~119.80円の狭いレンジでの推移となりました。NY時間には、発表された米新築住宅販売件数が市場予想を上回る30万戸となったことで、ドル/円は82.10円まで上昇しましたが、中東シリアで治安部隊がデモ隊を戦車で鎮圧、死傷者が多数出たことなどからリスク回避の動きとなり、ユーロ/ドルが1.4539ドル、ユーロ/円が119.15円まで下落しました。ただ、市場参加者が限られることから、クローズにかけては戻し、ユーロ/ドルは1.45ドルミドル近辺、ユーロ/円は119円台ミドルへ戻した後、119.08円まで下落、ドル/円は81.67円まで下落しました。
クローズはドル/円が81.80円、ユーロ/ドルが1.4576ドル、ユーロ/円は119.29円。

■株価(bloomberg.co.jp)

Index 引値 前日比
日経225 9671.96 -
FTSE100(英) 6018.30 -
DAX(独) 7295.49 -
NYダウ(米) 12479.88 -26.11
S&P500(米) 1335.25 -2.13
NASDAQ(米) 2825.88 5.72

■金利(bloomberg.co.jp)

Country 利回り 前日比
米10年債 3.36 -0.03
日本10年債 1.220 -0.015
英10年債 3.52 -
独10年債 3.26 -

■コモディティ価格

Commodities 引値 前日比
NY金(期近) 1509.10 5.30
NY原油(期近) 112.28 -0.01

■本日の指標発表(FXミュージアムより)
4/26(火)
・ 00:00 豪 市場休場(イースターチューズデー)
・ 15:00 スイス 3月 貿易収支
・ 20:00 米国 フォード・モーター第1四半期決算
・ 21:00 ユーロ圏 ゴンザレス・パラモ欧州中央銀行(ECB)理事講演
・ 21:50 英国 センタンス英中銀金融政策委員会(MPC)委員講演
・ 22:00 米国 2月 ケース・シラー米住宅価格指数
22:00 米国 2月 ケース・シラー米住宅価格指数 前年同月比
・ 23:00 米国 4月 消費者信頼感指数(コンファレンス・ボード)
・ 23:00 米国 4月 リッチモンド連銀製造業指数
02:00 米国 米財務省2年債入札(350億ドル)
※経済指標の発表予定は予告なく変更になることがあります。

2011年4月25日 (月)

4/25 本日の戦略-本日も市場参加者少なく小動きが続きそう-

おはようございます。

■変化率から見た前日の通貨の強弱

NZドル>ユーロ>ドル>豪ドル>ポンド>円
※ ">" の左側の通貨が右側の通貨より強いことを示しています。

■本日の見通し
本日もキリスト教の主要国がイースター・マンデー(豪はアンザックデー)で休場となっていることで、取引参加者が限られていることから、レンジ内の動きが予想されます。実質の週明けは明日26日(火)のロンドン時間になるとみられます。週末は中東のシリアで反政府デモが続き、デモ隊と治安部隊が衝突、2日間で120人を超える死者が出ているものの、イエメンではサレハ大統領が1か月以内の退陣を受け入れたことで、事態が収拾に向かうのであれば、リスク選好のセンチメントになると思われることから、ドルの弱含みが継続すると思われます。

今週は特に27日(水)に米国の公開市場委員会(FOMC)など重要な経済指標が集中していることもあり、それまでに先週構築したと思われるドルショートのポジションを閉じる動きが出てくるか、バーナンキ米FRB議長の記者会見後にポジションを閉じる動きが出るかに注目したいと思います。ただ、市場は今月5日の同議長の発言で、ハト派とみられる同議長のインフレに対する見方に変化が出てきたとするストラテジストやアナリストもいることから、同会見でハト派色が後退するとドル買いにつながる可能性があります。4月5日の発言の一部は以下の通り
「商品価格は消費者物価に影響を与える」
「インフレ期待は落ち着いている」
「インフレ上昇は一時的なものだろう」
「インフレ動向には極めて慎重な監視が必要」

■日足からのテクニカルでの注目点(矢印はトレンドの方向を予想しています)
ドル/円 一目均衡表(日足)の基準線を下抜け(ただし、基準線切り上がり)

■変動率からの予想レンジ 07:34→NYクローズ

Ccy 予想レンジ
USDJPY 81.60 ~ 82.38
EURJPY 118.57 ~ 120.18
GBPJPY 134.61 ~ 136.22
AUDJPY 87.47 ~ 88.73
NZDJPY 65.31 ~ 66.36
CADJPY 85.34 ~ 86.52
ZARJPY 12.11 ~ 12.29
NOKJPY 15.14 ~ 15.39
MXNJPY 6.99 ~ 7.10
HKDJPY 10.49 ~ 10.60
SGDJPY 66.06 ~ 66.73
EURUSD 1.4488 ~ 1.4630

■前日のサマリー
週末の東京時間帯は事実上、欧米がイースター休暇(米国は為替のみ取引あり)となっていることもあり、実需主体の動きが中心となり、本邦仲値にかけてドル/円は82円手前まで上昇しましたが上値が重く、81.66円まで下落、ユーロ/円も118.84円へと連れ安となりました。ユーロ/ドルは1.4570ドル近辺へと上昇。その後は手掛かりにも乏しく、ロンドン時間帯にユーロ/ドルが1.4589ドル、ユーロ/円が119.72円、ドル/円が82.10円まで上昇したものの、トレンドが出るには至らず、NY時間帯も終始小動きとなりました。
クローズはドル/円が81.95円、ユーロ/ドルが1.4553ドル、ユーロ/円は119.27円。

■株価(bloomberg.co.jp)

Index 引値 前日比
日経225 9682.21 -3.56
FTSE100(英) 6018.30 -
DAX(独) 7295.49 -
NYダウ(米) 12505.99 -
S&P500(米) 1337.38 -
NASDAQ(米) 2820.16 -

■金利(bloomberg.co.jp)

Country 利回り 前日比
米10年債 3.40 -
日本10年債 1.220 -0.015
英10年債 3.52 -
独10年債 3.26 -

■コモディティ価格

Commodities 引値 前日比
NY金(期近) 1503.80 -
NY原油(期近) 112.29 -

■本日の指標発表(FXミュージアムより)
4/25(月)
・ 豪 市場休場(アンザックデー)
・ 英国 市場休場(イースターマンデー)
・ ドイツ 市場休場(イースターマンデー)
・ ユーロ圏 市場休場(イースターマンデー)
・ 08:50 日本 3月 企業向けサービス価格指数 前年同月比
・ 23:00 米国 3月 新築住宅販売件数 前月比
・ 23:00 米国 3月 新築住宅販売件数 年率換算件数
※経済指標の発表予定は予告なく変更になることがあります。

2011年4月24日 (日)

4/25の週の見通し -27日のFOMCとバーナンキFRB議長発言に注目-

こんばんは。本日は春日部市の「藤まつり」に行ってきました。ただ、あまり見るものがなくて、イベントとしてはちょっと物足りない感じです。

■ドル/円 60分足 USDJPY
※チャートをクリックすると拡大します。

■ユーロ/ドル 60分足 EURUSD
※チャートをクリックすると拡大します。

■ユーロ/円 60分足 EURJPY
チャートをクリックすると拡大します。

先週は週初にギリシャの債務再編問題が再浮上し、米WSJ(ウォール・ストリート・ジャーナル)がギリシャ政府がEUやIMFに債務再編を要請との記事が出たことでユーロが売られ、一時1.4157ドルまで下落しましたが、ギリシャ政府が否定したこと、同日に格付け機関米S&Pが米国の国債の格付け見通しを「ネガティブ」に下方修正したことから、ドル売りユーロ買いとなり、ユーロ/ドルは週後半に年初来高値を更新する1.4648ドルまで上昇、1.45ドル台前半でクローズしました。ドルは週初こそ、米国債の見通し引き下げの影響から株価が下落したことで上昇しましたが、この話題が一巡すると欧米の株価が上昇に転じたことや住宅関連指標は回復傾向となったものの、米新規失業保険申請件数が悪化したこと、米供給管理協会(ISM)指数と相関が高いといわれるフィラデルフィア連銀製造業指数が大幅悪化していたことからの米景気悪化懸念でドルは主要通貨に対して下落、ドル/円は一時81.58円まで下落しました。ユーロ以外でも豪ドル、NZドル、カナダドル、スイスフランが年初来高値を更新しました。

■週間騰落率(JPY) JPY
グラフをクリックすると拡大します。 ■週間騰落率(USD) USD
グラフをクリックすると拡大します。

■今週の見通し
先週は米景気減速懸念やS&Pによる米国債の初の格下げ(長期見通しを「安定的」から「ネガティブ」へ引き下げ)などを受け、アジアなどソブリン系がドルからユーロへ資金をシフトする動きなどで、ユーロは年初来高値を更新、他の通貨でも全般的にドルが売られました。投資家の心理を表すといわれるVIX指数では15を下回る水準となっていて、投資家心理は極度に楽観的となっているようで、これもドルがファンディング通貨(低金利のため資金調達通貨となること)として、売られる要因となっているように見えます。今週はイースターマンデー明けとなる26日(火)が実質のスタートとなりますが、27日には米国の公開市場委員会(FOMC)が開催され、バーナンキ米FRB議長の年4回の定例記者会見の第1回目となり、6000億ドルの国債買い入れ終了後の、金融政策の方向性に対してある程度の方向性を示すと思われます。同議長はどちらかというとハト派とみられることで、ハト派的な色彩が強くなればドル売りが継続すると思われます。また、同日は米耐久財受注、28日は米1-3月期GDP速報値の発表が予定されていることで、米景気の減速傾向が見られてもドル売りにつながる可能性があります。

一方、ユーロもギリシャ債務再編問題に対する懸念が残り、同国国債の利回りが上昇(価格は下落)の傾向が続いています。また、ポルトガルの債務の問題も残っていますが、スペインは昨年5月に1票差で可決した財政再建法案(2010年、2011年と150億ユーロの財政赤字を削減する法案)を2010年は達成、公的部門の対GDP比は9.2%となっています。このため、これまでのところスペインへは債務問題が波及する様子は見えません。ただ、先週はイースター前でのポジション調整やドルの弱い材料が出たことで、ユーロが買われた経緯があることから、こうしたポジションの巻き戻しが起こった時にはユーロの調整が出てくるものと思います。

その他としては、英国の1-3月期GDP速報値(27日)、豪では四半期消費者物価指数の発表が予定されています。英では景気減速懸念からのポンド安の可能性、豪では先に発表された生産者物価指数の上昇からの早期利上げ観測につながる可能性(豪ドル高)があります。

■今週の予想レンジ

Ccy Low(下)   High(上)
ドル/円 81.10 82.90
ユーロ/ドル 1.4310 1.4650
ユーロ/円 116.90 120.70
ポンド/円 133.50 137.05
豪ドル/円 86.00 89.20
NZドル/円 64.30 66.30
南アランド/円 11.90 12.45


■注目イベント 4/25(月)
・ 08:50 日本 3月 企業向けサービス価格指数 前年同月比
・ 23:00 米国 3月 新築住宅販売件数 前月比
・ 23:00 米国 3月 新築住宅販売件数 年率換算件数
4/26(火)
・ 15:00 スイス 3月 貿易収支
・ 22:00 米国 2月 ケース・シラー米住宅価格指数
22:00 米国 2月 ケース・シラー米住宅価格指数 前年同月比
・ 23:00 米国 4月 消費者信頼感指数(コンファレンス・ボード)
・ 23:00 米国 4月 リッチモンド連銀製造業指数
4/27(水)
・ 00:00 ドイツ 4月 消費者物価指数(CPI、速報値) 前月比
・ 08:50 日本 3月 小売業販売額 前年同月比
・ 08:50 日本 3月 大型小売店(既存店)販売額 前年同月比
10:30 豪 1-3月期 四半期消費者物価(CPI) 前期比
・ 10:30 豪 1-3月期 四半期消費者物価(CPI) 前年同期比
・ 12:00 NZ 4月 NBNZ企業信頼感
・ 15:00 ドイツ 5月 GFK消費者信頼感調査
17:30 英国 1-3月期 四半期国内総生産(GDP、速報値) 前期比
・ 17:30 英国 1-3月期 四半期国内総生産(GDP、速報値) 前年同期比
・ 18:00 ユーロ圏 2月 製造業新規受注 前月比
・ 18:00 ユーロ圏 2月 製造業新規受注 前年同月比
・ 20:00 米国 MBA住宅ローン申請指数 前週比
21:30 米国 3月 耐久財受注 前月比
・ 21:30 米国 3月 耐久財受注・輸送用機器除く 前月比
01:30 米国 米連邦公開市場委員会(FOMC)、終了後政策金利発表
4/28(木)
06:00 NZ ニュージーランド準備銀行(RBNZ、NZ中央銀行)政策金利
・ 08:01 英国 4月 GFK消費者信頼感調査
・ 08:30 日本 4月 東京都区部消費者物価指数(CPI、生鮮食料品除く) 前年同月比
・ 08:30 日本 3月 全国消費者物価指数(CPI) 前年同月比
・ 08:30 日本 3月 全国消費者物価指数(CPI、生鮮食料品除く) 前年同月比
・ 08:30 日本 3月 有効求人倍率
・ 08:30 日本 3月 失業率
・ 08:30 日本 3月 全世帯家計調査・消費支出 前年同月比
08:50 日本 3月 鉱工業生産・速報値 前月比
未定 日本 日銀金融政策決定会合、終了後政策金利発表
・ 14:00 日本 3月 新設住宅着工戸数 前年同月比
・ 15:00 ドイツ 3月 輸入物価指数 前月比
・ 15:00 ドイツ 3月 輸入物価指数 前年同月比
16:55 ドイツ 4月 失業者数 前月比
16:55 ドイツ 4月 失業率
・ 18:30 南ア 3月 卸売物価指数(PPI) 前月比
・ 18:30 南ア 3月 卸売物価指数(PPI) 前年同月比
21:30 米国 1-3月期 四半期実質国内総生産(GDP、速報値) 前期比年率
・ 21:30 米国 前週分 新規失業保険申請件数
・ 23:00 米国 3月 住宅販売保留指数 前月比
4/29(金)
・ 07:45 NZ 3月 住宅建設許可件数 前月比
・ 07:45 NZ 3月 貿易収支
・ 15:00 南ア 3月 マネーサプライM3 前年同月比
15:00 ドイツ 3月 小売売上高指数 前月比
・ 15:00 ドイツ 3月 小売売上高指数 前年同月比
・ 17:00 ユーロ圏 3月 マネーサプライM3 前年同月比
18:00 ユーロ圏 4月 消費者物価指数(HICP、速報値) 前年同月比
・ 18:00 ユーロ圏 4月 消費者信頼感(確定値)
・ 18:00 ユーロ圏 3月 失業率
・ 18:30 スイス 4月 KOF景気先行指数
・ 21:00 南ア 3月 貿易収支
・ 21:30 カナダ 2月 月次国内総生産(GDP) 前月比
・ 21:30 カナダ 2月 四半期国内総生産(GDP) 前期比年率
・ 21:30 米国 3月 個人消費支出(PCE) 前月比
21:30 米国 3月 個人消費支出(PCEコア・デフレーター、食品・エネルギー除く) 前月比
・ 21:30 米国 3月 個人所得 前月比
・ 22:45 米国 4月 シカゴ購買部協会景気指数
・ 22:55 米国 4月 ミシガン大学消費者態度指数・確報値
経済指標の詳細はFXmuseumのFXカレンダーを参照してください。

2011年4月23日 (土)

4/23 シカゴ通貨先物非商業ポジション

こんにちは。今日まとまった横殴りの雨が降っています。出かける用事もないのでゆっくり本でも読んでいます。

22日に発表された19日現在のシカゴIMMの投機ポジションでは、ドルのショート(売)ポジションは小幅増加、円ショートはほとんど変わらず、ユーロのロングは小幅減少、カナダドルは先週減少しました分がそのまま増加し元に戻り、NZドルは5週連続でロングが増加しています。

円は円高が進んだものの、ショートポジション、ロングポジションともほぼ同数のポジションを閉じる動きとなったため、ネットポジションではほとんど増減はありませんでした。ドルはネットポジションが増加し、過去の水準からみてもドルのショートポジションの巻き戻しが起こってもおかしくないと思います。ユーロや豪ドルのネットロングポジションも少量のポジション調整に留まっているようです。

■シカゴIMM非商業ポジション

項目 Net(ネット) Dif(増減) Long(買) Short(売) All(総取組)
JPY -52,983 -106 12,935 65,918 78,853
EUR 62,195 -2,790 102,686 40,491 143,177
GBP 30,175 3,504 50,572 20,397 70,969
CHF 17,374 2,717 27,271 9,897 37,168
CAD 65,035 1,294 67,489 2,454 69,943
AUD 84,961 -5,690 91,589 6,628 98,217
NZD 9,339 3,003 17,722 8,383 26,105
MXN -52,983 -106 12,935 65,918 78,853
source:CFTC

【USD】 USD
source:CFTC

ドルは11,215コントラクトのショート増加の350,225コントラクトのショートとなりました。
※ドルのポジションは円、ユーロをはじめ、メキシコペソまでを合計して算出しています。レートはFRBのメジャーカレンシーインデックスを使用しています。

【JPY】 JPY
source:CFTC

円は106コントラクトのショート増加の52,983コントラクトのショートとなりました。

【EUR】 EUR
source:CFTC

ユーロは2,790コントラクトのロング減少の62,195コントラクトのロングになりました。

【CAD】 CAD
source:CFTC

カナダは1,294コントラクトのロング増加の65,035コントラクトのロングになりました。

【NZD】 NZD
source:CFTC

NZドルは3,003コントラクトのロング増加の9,339コントラクトのロングとなりました。
他のIMM通貨先物のポジション動向は上田ハーローレポートのシカゴIMM非商業ポジションを参照してください。(25日更新)

2011年4月22日 (金)

4/22 本日の戦略-本日は主要市場休場だがドル安傾向続きそう-

おはようございます。朝からマーケットが薄くて昨年のクリスマス同様、動きにくくなっているようです。

■変化率から見た前日の通貨の強弱

円>ポンド>豪ドル>NZドル>ユーロ>ドル
※ ">" の左側の通貨が右側の通貨より強いことを示しています。

■本日の見通し
本日はイースター前のグッド・フライデーでキリスト教の主な国は休場となっています。米国は為替こそオープンしていますが、株式・債券市場は休場となっており、このタイミングであえてリスクを取る必要性もないと思われるため、実需中心の取引が予想され、各通貨とも狭いレンジの動きになることが予想されます。

ただ、全体感としてはドル売りが継続しており、昨日もユーロ、ポンド、スイスフラン、豪ドル、NZドルが年初来高値を更新しています。ドルインデックス(ここではNY商品取引所のものを使用します)でもドルの下落傾向が顕著となっています。昨日の米新規失業保険申請件数でも、2週連続で雇用の分岐の40万件を上回ったことで、雇用の改善が後退するようだと、米国の出口戦略に対して遅れる見方が強くなることや燻り続けている米連邦債務上限の引き上げに対する懸念(引き上げられないと米国債のデフォルトの可能性が高まる)から、イースター休暇明け後もドルの弱含みが続きそうです。

一方、ユーロは宋哲・中国駐EU大使がユーロ諸国のソブリン債を買い増す考えを示したことで、ユーロにとってはポジティブな材料と思います。ただ、昨日もギリシャ、ポルトガルの債券が下落(利回りは上昇)していますし、ギリシャの債務再編の可能性も依然として残っています。トリシェECB総裁も「今月の利上げは必ずしも一連の利上げの始まりではない」との認識を示していることで、利上げ期待が後退するとユーロも反転下落につながると思います(これはしばらく先と思います)。

■ドルインデックスDollar index
※チャートをクリックすると拡大します。

また、昨日も本邦千葉県北東部で震度5弱の地震が発生、影響は長く続かないものの、リスク回避の動きにつながっているようです。今後もM8クラスの地震発生の可能性が言われているだけに、今後も相場以外でも注意してください。

■日足からのテクニカルでの注目点(矢印はトレンドの方向を予想しています)
ユーロ/ドル 年初来高値更新
ポンド/ドル 年初来高値更新
ドル/スイス 年初来安値更新
カナダドル/円 21日移動平均線を下抜け
豪ドル/米ドル 年初来高値更新
NZドル/米ドル 年初来高値更新

■変動率からの予想レンジ 07:55→NYクローズ

Ccy 予想レンジ
USDJPY 81.48 ~ 82.25
EURJPY 118.33 ~ 119.95
GBPJPY 134.45 ~ 136.10
AUDJPY 87.38 ~ 88.67
NZDJPY 65.04 ~ 66.09
CADJPY 85.34 ~ 86.51
ZARJPY 12.07 ~ 12.26
NOKJPY 15.13 ~ 15.38
MXNJPY 6.97 ~ 7.08
HKDJPY 10.46 ~ 10.57
SGDJPY 65.95 ~ 66.62
EURUSD 1.4468 ~ 1.4625

■前日のサマリー
昨日の東京時間帯は株価が堅調に推移する中で、リスク選好嗜好の高まりから、ドルが売られる流れとなり、ドル/円は朝がg他の82円台ミドルから82円を割り込み81.86円まで下落、ユーロ/ドルは1.4515どる近辺から上昇を続け1.46ドルを上抜けました。ユーロ/円は119円ミドルから120円のレンジとなりました。ロンドン時間では、ユーロ買いが更に加速し1.4649ドルと年初来高値を更新、ユーロ/円も120.26円まで上昇しました。ドル/円は82.17円から81.87円のレンジ。NY時間には発表された米新規失業保険申請件数が40.3万件と2週連続で40万件を上回ったことやその後発表されたフィラデルフィア連銀製造業指数が18.5とサプライズな低下を示したことでドルが売られ、ドル/円は81.61円まで一時下落しました。ユーロ/ドルはポーゼン英中銀(BOE)金融政策委員会委員の「インフレ期待の低下は、良いニュース」「英第14半期GDPは大半の予想より弱いだろう」と発言を受け、ポンドが下落し、連れてユーロも利益確定の売りなどで下落しました。宋哲・中国駐EU大使が「新たにまたユーロ圏ソブリン債を購入する可能性がある」と話しましたが、影響は一時的にとどまり、ユーロ/ドルは1.4532ドルまで下落、ユーロ/円も118.64円まで下落しました。クローズにかけてはNYダウが堅調に推移していたこともあり、ドル/円は81.85円近辺、ユーロ/ドルは1.4560ドル近辺、ユーロ/円は119.15円近辺まで戻しました。
クローズはドル/円が81.83円、ユーロ/ドルが1.4549ドル、ユーロ/円は119.07円。

■株価(bloomberg.co.jp)

Index 引値 前日比
日経225 9685.77 78.95
FTSE100(英) 6018.30 -3.96
DAX(独) 7295.49 46.30
NYダウ(米) 12505.99 52.45
S&P500(米) 1337.38 7.02
NASDAQ(米) 2820.16 17.65

■金利(bloomberg.co.jp)

Country 利回り 前日比
米10年債 3.40 -0.01
日本10年債 1.235 0.000
英10年債 3.52 -0.05
独10年債 3.26 -0.04

■コモディティ価格

Commodities 引値 前日比
NY金(期近) 1503.80 4.90
NY原油(期近) 112.29 0.84

■本日の指標発表(FXミュージアムより)
4/22(金)
・ 00:00 NZ 市場休場(グッドフライデー)
・ 00:00 豪 市場休場(グッドフライデー)
・ 00:00 カナダ 市場休場(グッドフライデー)
・ 00:00 スイス 市場休場(グッドフライデー)
・ 00:00 英国 市場休場(グッドフライデー)
・ 00:00 ユーロ圏 市場休場(グッドフライデー)
・ 00:00 南ア 市場休場(グッドフライデー)
・ 23:15 英国 ポーゼン英中銀金融政策委員会(MPC)委員講演
※経済指標の発表予定は予告なく変更になることがあります。

2011年4月21日 (木)

4/21 本日の戦略-イースター休暇前の実質の最終日-

おはようございます。自宅で太陽光発電を取り入れています関係からか、昨日東電からレターが届きました。内容は引き続き発電にご協力くださいというもので、名称が○○○○(個人名)太陽光発電所となっていて、ちょっとおもしろかったです。

■変化率から見た前日の通貨の強弱

豪ドル>ユーロ>NZドル>ポンド>円>ドル
※ ">" の左側の通貨が右側の通貨より強いことを示しています。

■本日の見通し
昨日はスペイン国債入札結果が好感され、ユーロ/ドルは年初来高値を更新する1.4548ドルまで一時上昇しました。ただ、ギリシャ政府筋は否定しているものの、ギリシャ債務再編は不可避との見方が広がっています。ギリシャの公的債務残高が2011年年末にはGDP比150%に達する可能性があり、日本と違い持続可能とは思えないことで、何らかの債務再編はお粉割ると思います。この場合、民間投資家まで債務の減免(ヘアカット)が及んだ場合には影響が予想付かないだけにユーロの下落要因となりますが、現時点ではそこまで踏む込む可能性は低そうです。先週から今週にかけてドイツからはギリシャの債務再編の可能性の話しが再三聞かれることで、近いうちに何らかの債務再編が行わるのではないかと思われます。これによるユーロ下落は一時的と思います。

また昨日は欧米など株価が堅調に推移したこともあり、リスク・オンの典型的流れとなりました。ファンディング通貨としての「ドル」と「円」が売られています。市場センチメントは米1-3月の企業決算が好調であることから、リスク・オフ(リスク回避)になっても長続きしない傾向にあり、クロス円は押し目買いスタンスとなっているようです。ユーロ/ドル、豪ドル/米ドル、NZドル/米ドルでは年初来高値を更新していることで、ドルの弱含みの流れが続きそうです。明日からは米国なども実質のイースター休暇入りとなることから、本日のフローはポジション調整が主体となると思われ、各通貨ともに上値が重くなると思います。本日は米新規失業保険申請件数(21時30分)、フィラデルフィア連銀指数(23時)が予定されていますので、これらが良ければドル売りポジションの解消につながる可能性があります。

チャート上では下記を参照いただきたいのですが、いつくかの通貨でストキャスティックス(スロー)がゴールデンクロしています。このため、短期的には戻りにつながる可能性があります。

また、ドル/円は82円割れでのストップロスがあると予想されますので、82円が切れたときには81.50円近辺まで下落するのではないかと思います。

■日足からのテクニカルでの注目点(矢印はトレンドの方向を予想しています)
ユーロ/ドル 年初来高値更新
ドル/円 ストキャスティックス(スロー)がゴールデンクロス
ユーロ/ポンド 21日移動平均線上抜け、ストキャスティックス(スロー)がゴールデンクロス
豪ドル/円 ストキャスティックス(スロー)がゴールデンクロス
ポンド/円 ストキャスティックス(スロー)がゴールデンクロス
カナダドル/円 ストキャスティックス(スロー)がゴールデンクロス
ユーロ/ポンド 21日移動平均線上抜け
豪ドル/米ドル 年初来高値更新
NZドル/米ドル 年初来高値更新

■変動率からの予想レンジ 07:42→NYクローズ

Ccy 予想レンジ
USDJPY 82.21 ~ 82.97
EURJPY 119.15 ~ 120.74
GBPJPY 134.71 ~ 136.36
AUDJPY 87.90 ~ 89.18
NZDJPY 65.42 ~ 66.49
CADJPY 86.13 ~ 87.30
ZARJPY 12.09 ~ 12.28
NOKJPY 15.27 ~ 15.52
MXNJPY 7.04 ~ 7.14
HKDJPY 10.55 ~ 10.65
SGDJPY 66.37 ~ 67.04
EURUSD 1.4427 ~ 1.4592

■前日のサマリー
昨日の東京時間帯は日経225平均株価を含むアジア株式が堅調に推移する中で、リスク・オンの流れからドル/円は朝方の82円台ミドルから83.10円、ユーロ/円は118円台前半から119.67円まで上昇、ユーロ/ドルも1.43ドルミドルから1.4414ドルへと上昇しました。ロンドン時間に入るとスペインの10年債、13年債の入札が実施され、それぞれ24.9億ユーロ、9.1億ユーロが調達できたことを好感してユーロが買われ、ユーロ/ドルはストップロスをつけて1.4548ドル、ユーロ/円は120.39円まで上昇、ドル/円はじりじりと下落して82.67円をつけました。NY時間にはドル売りが先行し一時82.25円まで下落、ユーロ/円も119.25円まで連れ安となりました。その後、米中古住宅販売件数が発表され、市場予想より良かったことで、ドル/円は82.60円近辺に戻しました。ユーロ/ドルは1.45ドル台前半での推移、ユーロ/円も一時119.36円まで下落したものの、119円台後半での動きとなりました。
クローズはドル/円が82.57円、ユーロ/ドルが1.4331ドル、ユーロ/円は118.31円。

■株価(bloomberg.co.jp)

Index 引値 前日比
日経225 9606.82 165.79
FTSE100(英) 6022.26 125.39
DAX(独) 7249.19 209.88
NYダウ(米) 12453.54 186.79
S&P500(米) 1330.36 17.74
NASDAQ(米) 2802.51 57.54

■金利(bloomberg.co.jp)

Country 利回り 前日比
米10年債 3.41 0.05
日本10年債 1.235 -0.010
英10年債 3.57 0.02
独10年債 3.30 0.03

■コモディティ価格

Commodities 引値 前日比
NY金(期近) 1498.90 3.80
NY原油(期近) 111.45 3.30

■本日の指標発表(FXミュージアムより)
4/21(木)
・ 10:30 豪 1-3月期 四半期卸売物価指数(PPI) 前期比
・ 10:30 豪 1-3月期 四半期卸売物価指数(PPI) 前年同期比
・ 10:30 日本 西村清彦日銀副総裁講演
・ 14:00 日本 2月 景気一致指数(CI)・改定値
・ 14:00 日本 2月 景気先行指数(CI)・改定値
17:00 ドイツ 4月 IFO企業景況感指数
・ 17:30 英国 3月 小売売上高指数 前月比
・ 20:15 米国 モルガン・スタンレー第1四半期決算
・ 21:30 カナダ 2月 小売売上高 前月比
・ 21:30 カナダ 2月 小売売上高(除自動車) 前月比
21:30 米国 前週分 新規失業保険申請件数
・ 23:00 米国 2月 住宅価格指数 前月比
・ 23:00 米国 3月 景気先行指標総合指数 前月比
・ 23:00 米国 4月 フィラデルフィア連銀製造業景気指数
※経済指標の発表予定は予告なく変更になることがあります。

2011年4月20日 (水)

4/20 本日の戦略-ドル円のポジション調整の中での戻りは限定的か-

おはようございます。昨日、ようやく正式に右手首のギブスが外れました。恐怖感があることと手首の関節が固くなっていることあり、これからリハビリ頑張ります。

■変化率から見た前日の通貨の強弱

ユーロ>ポンド>豪ドル>円>ドル>NZドル
※ ">" の左側の通貨が右側の通貨より強いことを示しています。

■本日の見通し
昨日は、ギリシャが13週ものの証券入札を実施しました。市場から16億2500億ユーロを調達しましたが、調達コストは4.1%と前回実施の3.85%からは上昇しています。また、債務再編の警戒から2年国債利回りは20.72%となっています。ドイツではギリシャの債務再編は避けられないとみており、昨日はほとんどこの問題が無視され、ユーロは反発しましたが、仮に債務再編となった場合には、他の債務国への波及状況をみながらとなりますが、ユーロの下落は避けられないのではないかと思います。

本日はこの後8時50分の本邦3月の貿易統計(通関ベース)が注目されています。東日本大震災で本邦の貿易黒字が大幅に減少するとの見方から、ドル売り圧力が弱まるとの思惑が先行しているようです。市場の予想以上に黒字額が減少していれば、短期的な円売りにつながると思われます。その後も継続的に輸出が減少するかどうかは、製造拠点の海外移転や部品調達の海外を含めての多様化、海外の技術力の向上などがカギを握ると思われます。こうした海外シフトが進むようであれば、長期的な円安の要因となると思われますが、震災を受けての原材料などの輸入も減少していることが考えられるため、影響は限定的となるのではないかと思います。

ドルは、昨日発表された米住宅着工件数と、建設許可件数が増加(前月も上方修正)されていたことで、ファーストアクションとしてはドルが買われましたが、対前年をみると13.4%の減少となっていることで、それほど明るい兆しとも言えないと市場が冷静に見た可能性があります。プライスアクションだけをみると、82.30円近辺で下げ止まったことで、下値が堅そうにも見えますが、戻りも82.76円と83円には届いていないことで、協調介入の可能性を睨みながらの下攻めとなる可能性が高いのではないでしょうか。チャートでも特に目立った反転シグナルは出ていないことや、週末の休暇を控えて新たな円売りポジションを取る可能性が少ない(今週はポジション調整が主と思われる)ため、戻りは限定的と思います。

■日足からのテクニカルでの注目点(矢印はトレンドの方向を予想しています)
ユーロ/ドル 21日移動平均線を上抜け(1日で回復)
カナダドル/円 21日移動平均線を上抜け、ストキャスティックス(スロー)がゴールデンクロス
ユーロ/ポンド 一目均衡表(日足)の基準線を上抜け(1日で回復)

■変動率からの予想レンジ 07:51→NYクローズ

Ccy 予想レンジ
USDJPY 82.26 ~ 83.00
EURJPY 117.61 ~ 119.12
GBPJPY 133.96 ~ 135.61
AUDJPY 86.40 ~ 87.66
NZDJPY 64.69 ~ 65.74
CADJPY 85.85 ~ 87.04
ZARJPY 11.98 ~ 12.17
NOKJPY 15.08 ~ 15.32
MXNJPY 6.99 ~ 7.09
HKDJPY 10.55 ~ 10.65
SGDJPY 66.10 ~ 66.77
EURUSD 1.4228 ~ 1.4395

■前日のサマリー
昨日の東京時間帯は日経225平均株価が軟調に推移したことから、ドル/円は83円台前半、ユーロ/円も117円台前半まで下落したものの、仲値に向けたドル買い等からドル/円は83.70円、ユーロ/円は117.72円まで戻す場面が見られました。ただ、戻りは鈍く仲値終了後は再び下落しました。ユーロ/ドルも1.42ドル台ミドルから1.4206ドルまで下落しました。ロンドン時間には、欧州の株価が堅調に推移したこともあり、リスク・オンの流れとなり、独高官から「儀r社の債務再編はもはや避けられない」との発言もありましたが、こちらは材料視されず、ユーロ/ドルが1.4317ドル、ユーロ/円は118.30円近辺、ドル/円は82.70円近辺まで回復しました。NY市場は発表された米3月住宅着工件数、建設許可件数がともに市場予想より良かったことで、ドル/円は82.76円、ユーロ/円は118.38円まで上昇しましたが、米長期金利などが低下傾向を示したことでドル売りとなり、ドル/円は一時82.37円、ユーロ/円は117.76円まで下落、ユーロ/ドルは1.4353ドルまで上昇しました。クローズにかけては好調な米インテルなどの企業決算を受けてリスク選好ムードとなり、ドル/円は82.60円近辺、ユーロ/円は118.45円まで上昇しました。
クローズはドル/円が82.57円、ユーロ/ドルが1.4331ドル、ユーロ/円は118.31円。

■株価(bloomberg.co.jp)

Index 引値 前日比
日経225 9441.03 -115.62
FTSE100(英) 5896.87 26.79
DAX(独) 7039.31 12.46
NYダウ(米) 12266.75 65.16
S&P500(米) 1312.62 7.48
NASDAQ(米) 2744.97 9.59

■金利(bloomberg.co.jp)

Country 利回り 前日比
米10年債 3.36 -0.01
日本10年債 1.245 -0.002
英10年債 3.55 0.00
独10年債 3.27 -0.10

■コモディティ価格

Commodities 引値 前日比
NY金(期近) 1495.10 2.20
NY原油(期近) 108.15 1.03

■本日の指標発表(FXミュージアムより)
4/20(水)
08:50 日本 3月 貿易統計(通関ベース)
・ 08:50 日本 2月 第三次産業活動指数 前月比
・ 10:30 豪 1-3月期 四半期輸出物価指数 前期比
・ 10:30 豪 1-3月期 四半期輸入物価指数 前期比
・ 15:00 ドイツ 3月 生産者物価指数(PPI) 前月比
・ 17:00 南ア 3月 消費者物価指数(CPI) 前月比
・ 17:00 南ア 3月 消費者物価指数(CPI) 前年同月比
・ 17:30 英国 英中銀金融政策委員会(MPC)議事要旨
・ 20:00 南ア 2月 小売売上高 前年同月比
・ 20:00 米国 MBA住宅ローン申請指数 前週比
・ 21:00 ウェルズ・ファーゴ第1四半期決算
・ 21:00 AT&T第1四半期決算
・ 23:00 米国 3月 中古住宅販売件数 前月比
23:00 米国 3月 中古住宅販売件数 年率換算件数
・ 23:15 ポーゼン英中銀金融政策委員会(MPC)委員講演
・ 05:00 アメリカン・エキスプレス第1四半期決算
・ 05:00 アップル第1四半期決算
※経済指標の発表予定は予告なく変更になることがあります。

2011年4月19日 (火)

4/19 本日の戦略-戻り鈍ければ更なる下落も-

おはようございます。東北地方では本日降雪の予報が出ているところもありました。昨年の冷害も記憶に新しいところですが、せめて一過性であって欲しいです。

■変化率から見た前日の通貨の強弱

円>ドル>ポンド>豪ドル>NZドル>ユーロ
※ ">" の左側の通貨が右側の通貨より強いことを示しています。

■本日の見通し
ついに格付け機関S&Pが米国債の格付け見通しを「ネガティブ」に格下げしました。財政問題や政治(議会と政府)が日本と同様に「ねじれ」であることが主な理由のようです。「ネガティブ」は向こう2年以内に格付けが引き下げられる確率が約3分の1とされています。今後、ムーディーズなど他の格付け機関が追随する可能性もあり、「AAA」を急激に失うとは考えにくいですが、ドルの弱含みの要因となると思われます。ただし、昨日の安値が82.19円と3/18のG7協調介入で上昇した高値(82.00)とほぼ同レベルであることから、介入警戒がそろそろ出るレベルでもあることから、この近辺で底堅く推移するものと思います。

一方のユーロもギリシャの債務再編問題がくすぶり続けていることや格付け機関ムーディーズがアイルランドの銀行5行の長期預金格付けをジャンク級に格下げしたことなどで、1.41ドル台ミドルまで下落しました。アイルランドのケニー首相は「デフォルトにはならない、EUに支援融資での柔軟性を期待」と発言しました。欧州の要因に加え、米国の要因が加わったことで、ポジション調整が継続する可能性があることや、格付け会社(一部)が米国債の格付け見通しを引き下げたことで、仏や英の格付けを引き下げる可能性も出てくることで、更なる下落につながる可能性も否定できません。チャートでは3/7の高値の1.4035ドル辺りがターゲットか。

本日は豪準備銀行(RBA)議事録(タカ派的なコメントはないと思われます)、ユーロ圏で購買担当者景気指数(PMI)速報値、カナダの消費者物価指数の発表が予定されています。また、金融機関の企業決算も予定されていて、NYダウが反発してくるようであれば、ドル/円やクロス円が買われる展開となると思います。ただ、足許のテクニカルではドル/円などが21日移動平均線を下回っており、他の分析でも下方トレンドが出ていることから、戻りが鈍いようだと更なる下落につながるかもしれません。

■日足からのテクニカルでの注目点(矢印はトレンドの方向を予想しています)
ユーロ/ドル 21日移動平均線を下抜け
ドル/円 21日移動平均線を下抜け
ユーロ/円 21日移動平均線を下抜け
ポンド/円 21日移動平均線を下抜け
カナダドル/円 21日移動平均線を下抜け
ユーロ/ポンド 21日移動平均線、一目均衡表(日足)の基準線を下抜け
南アランド/円 21日移動平均線を下抜け

■変動率からの予想レンジ 08:28→NYクローズ

Ccy 予想レンジ
USDJPY 82.33 ~ 83.21
EURJPY 116.95 ~ 118.64
GBPJPY 133.68 ~ 135.54
AUDJPY 86.34 ~ 87.77
NZDJPY 64.96 ~ 66.14
CADJPY 85.18 ~ 86.47
ZARJPY 11.96 ~ 12.17
NOKJPY 14.95 ~ 15.22
MXNJPY 6.95 ~ 7.06
HKDJPY 10.56 ~ 10.68
SGDJPY 65.98 ~ 66.76
EURUSD 1.4124 ~ 1.4298

■前日のサマリー
昨日の東京時間帯は週末に引き上げられた中国の預金準備率のニュースには為替市場の反応が限定的となったものの、じりじりと円が買われる展開となり、ドル/円は83.25円近辺から82.86円、ユーロ/円も119.80円近辺から118.94円へと下落、ユーロ/ドルも1.4420ドル近辺から1.4350ドルへと下落しました。ロンドン時間にはギリシャの債務再編問題が再燃、米WSJ(ウォール・ストリート・ジャーナル紙)がギリシャ政府がEUやIMF債務再編を要請との記事が出たことや独政府筋が「ギリシャ、債務返済なしで夏を切り抜けないと予想」と発言したことアンドから1.4262ドルまで下落、ユーロ/円も118.23円まで下落しました。ドル/円も82.65円まで連れ安となりました。NY時間には格付け機関S&Pが米国債の格付け見通しを「ネガティブ」に下方修正したことから、リスク回避の動きでドル/円は82.19円、ユーロ/円は116.49円へと下落、ユーロ/ドルは1.4351ドルへと上昇後、1.4156ドルへ下落しました。クローズにかけては一時約2%急落したNYダウが下げ幅を縮小してきたことなどから、ドル/円は82.71円、ユーロ/円は117.77円、ユーロ/ドルは1.4247ドルまで戻しました。
クローズはドル/円が82.63円、ユーロ/ドルが1.4232ドル、ユーロ/円は117.63円。

■株価(bloomberg.co.jp)

Index 引値 前日比
日経225 9556.65 -34.87
FTSE100(英) 5870.08 -125.93
DAX(独) 7026.85 -151.44
NYダウ(米) 12201.59 -140.24
S&P500(米) 1305.14 -14.54
NASDAQ(米) 2735.38 -29.27

■金利(bloomberg.co.jp)

Country 利回り 前日比
米10年債 3.37 -0.03
日本10年債 1.260 -0.029
英10年債 3.55 -0.04
独10年債 3.25 -0.13

■コモディティ価格

Commodities 引値 前日比
NY金(期近) 1492.90 6.90
NY原油(期近) 107.12 -2.54

■本日の指標発表(FXミュージアムより)
4/19(火)
・ 10:30 豪 豪準備銀行(中央銀行)、金融政策会合議事要旨公表
・ 14:00 日本 3月 消費者態度指数・一般世帯
・ 17:00 ユーロ圏 2月 経常収支
・ 17:00 ユーロ圏 4月 製造業購買担当者景気指数(PMI、速報値)
・ 17:00 ユーロ圏 4月 サービス部門購買担当者景気指数(PMI、速報値)
・ 18:00 ユーロ圏 2月 建設支出 前月比
・ 18:00 ユーロ圏 2月 建設支出 前年同月比
・ 19:30 米国 バンク・オブ・ニューヨーク・メロン第1四半期決算
・ 20:00 カナダ 3月 消費者物価指数(CPI) 前月比
・ 20:00 カナダ 3月 消費者物価指数(CPI) 前年同月比
・ 20:00 カナダ 3月 消費者物価指数(CPIコア) 前月比
・ 20:00 カナダ 3月 消費者物価指数(CPIコア) 前年同月比
21:00 米国 ゴールドマン・サックス第1四半期決算
・ 21:30 カナダ 3月 景気先行指数 前月比
・ 21:30 カナダ 2月 卸売売上高 前月比
・ 21:30 米国 3月 建設許可件数 前月比
・ 21:30 米国 3月 建設許可件数 年率換算件数
・ 21:30 米国 3月 住宅着工件数 前月比
21:30 米国 3月 住宅着工件数 年率換算件数
・ 21:30 英国 ビーン・イングランド銀行(英中銀、BOE)副総裁講演
・ 05:00 米国 インテル、第1四半期決算
・ 05:00 米国 ヤフー第1四半期決算
・ 05:30 米国 IBM第1四半期決算
※経済指標の発表予定は予告なく変更になることがあります。

2011年4月18日 (月)

4/18 本日の戦略-材料少なく、調整ムード継続か-

おはようございます。先週後半から、手首を少しずつ動かしています。力が入らないので自力ではなかなかうまく動かせませんが、指を動かす筋肉や関節などが実によくできていると実感しています。

■変化率から見た前日の通貨の強弱

NZドル>円>豪ドル>ドル>ポンド>ユーロ
※ ">" の左側の通貨が右側の通貨より強いことを示しています。

■本日の見通し
昨日発表された中国の預金準備率0.5%の引き上げはこれまでのところ為替市場(特にオセアニア通貨など)への影響が限定的となっています。ただ、預金準備率の引き上げは市中に出回る資金量の減少につながることから、中国の不動産市場や株価の動向には注意が必要となり、今後も消費者物価指数が上昇していくようであれば政策金利の引き上げの可能性も高まることで、資源価格の上昇などからここ数週間上昇傾向が続いています豪ドルやNZドルの調整の可能性が出てきます。



本日は朝方にNZ消費者物価指数の発表があり、前期比で0.8%と市場予想より下振れしています。ただ、それ以外では米NAHB住宅市場指数以外では目立った経済指標の発表が予定されていないことから、フィッシャー米ダラス連銀総裁、ロックハート米アトランタ連銀総裁の討論会参加での発言、プラード米セントルイス連銀総裁の発言が次週の米FOMCを前にして気になるところです。ただ、欧州などでは週末にイースターの連休を控えていることもあり、ポジションの調整が出やすい環境であることを考えると新たに円やドルのショートポジションを積み上げていくのは考えにくいところです。

■日足からのテクニカルでの注目点(矢印はトレンドの方向を予想しています)
NZドル/米ドル 年初来高値更新

■変動率からの予想レンジ 07:34→NYクローズ

Ccy 予想レンジ
USDJPY 82.67 ~ 83.66
EURJPY 119.14 ~ 120.93
GBPJPY 134.75 ~ 136.74
AUDJPY 87.17 ~ 88.71
NZDJPY 65.94 ~ 67.20
CADJPY 86.01 ~ 87.37
ZARJPY 12.10 ~ 12.34
NOKJPY 15.34 ~ 15.61
MXNJPY 7.05 ~ 7.17
HKDJPY 10.61 ~ 10.75
SGDJPY 66.50 ~ 67.34
EURUSD 1.4364 ~ 1.4502

■前日のサマリー
週末の東京時間帯は発表された中国の経済指標は事前リークもあり、発表直後は為替市場の反応はありませんでした。しかしながら上海総合株価指数が弱含みで推移したこともあり、ドル/円は午前中の高値の83.76円から83.16円、ユーロ/円は121.41円から120.02円へと下落、ユーロ/ドルも1.4502ドルから1.4451ドルへと下落しました。ロンドン時間には、ギリシャの債務再編問題など、欧州周辺国での債務問題が蒸し返され、レンジながらユーロが弱含みに推移、ユーロ/ドルは1.4501ドルから1.4441ドルの動き、ユーロ/円は120.68円から120.05円の動きとなりました。ドル/円は一時82.95円まで下落したものの、83.44円まで切り返しました。NY時間には発表された米消費者物価指数が市場予想とほぼ同じ内容となったものの、FRBが注目しているコア(食料品およびエネルギーを除いたもの)が小幅ながら下振れしたことでドル/円は83.03円まで下落、83円台前半での推移となりました。ユーロ/ドルは格付機関ムーディーズはアイルランドの国債格付けを「Baa3」へ2段階引き下げ、見通しも「ネガティブ」のままとしたことで、ユーロ/ドルが1.4390ドル、ユーロ/円が119.69円まで下落しました。しかし、ギリシャ政府関係者からギリシャは債務編成しないとのコメントが出されたことやドイツ政府筋からギリシャの債務編成の発言は市場が誤解しているとの発言などが出されたことで、ユーロ/ドルは1.44ドル台前半へと戻しました。
クローズはドル/円が83.08円、ユーロ/ドルが1.4428ドル、ユーロ/円は119.87円。

■株価(bloomberg.co.jp)

Index 引値 前日比
日経225 9591.52 -62.40
FTSE100(英) 5996.01 32.21
DAX(独) 7178.29 31.73
NYダウ(米) 12341.83 56.68
S&P500(米) 1319.68 5.16
NASDAQ(米) 2764.65 4.43

■金利(bloomberg.co.jp)

Country 利回り 前日比
米10年債 3.41 -0.09
日本10年債 1.289 -0.008
英10年債 3.60 -0.09
独10年債 3.38 -0.05

■コモディティ価格

Commodities 引値 前日比
NY金(期近) 1486.00 13.60
NY原油(期近) 109.66 1.55

■本日の指標発表(FXミュージアムより)
4/18(月)
・ 未定 ドイツ 3月 卸売物価指数(WPI) 前月比
・ 21:00 米国 シティ・グループ第1四半期決算
・ 21:30 カナダ 2月 対カナダ証券投資額
・ 23:00 ユーロ圏 4月 消費者信頼感(速報値)
・ 23:00 米国 4月 NAHB住宅市場指数
・ 23:30 米国 フィッシャー米ダラス連銀総裁、ロックハート米アトランタ連銀総裁討論会に参加
・ 01:00 米国 ブラード米セントルイス連銀総裁講演
※経済指標の発表予定は予告なく変更になることがあります。

2011年4月17日 (日)

4/18の週の見通し

こんばんは。今週からNZDJPYとZARJPYの予想レンジを加えてみました。また、中国が預金準備率の引き上げを発表しています。

■ドル/円 60分足 USDJPY
※チャートをクリックすると拡大します。

■ユーロ/ドル 60分足 EURUSD
※チャートをクリックすると拡大します。

■ユーロ/円 60分足 EURJPY
チャートをクリックすると拡大します。

先週は本邦の東日本大震災の余震とみられる大きな地震により福島第1原子力発電所で原子炉の冷却機能が一時ストップしたことや日本政府が同原発事故を国際原子力事象評価レベル「7」に引き上げたことから全般的なリスク回避ムードとなり、米国で発表された小売売上高が良かったものの、影響は限定的で主要通貨に対して円が買われました。また、欧州でギリシャの債務再編の可能性(ギリシャ政府などにより否定)の報道がなされたことから、ユーロが主要通貨に対して下落。英国では、発表された消費者物価指数が市場予想より下振れしたことで5月の利上げ予想が後退したポンドも下落となりました。ドルは週末に発表された食品とエネルギーを除く消費者物価指数市が弱かったことから、4月26-27日に行われる米FOMCでの文言変更の可能性の後退からドルも弱含みとなりました。

■週間騰落率(JPY) JPY
グラフをクリックすると拡大します。 ■週間騰落率(USD) USD
グラフをクリックすると拡大します。

■今週の見通し
4月14-15日にワシントンで行われたG20財務相・中央銀行総裁会合では、東日本大震災を受けた日本については「悲劇的な出来事の後での日本の人々との連帯意識、必要とされる如何なる協力も提供する用意があること」、為替については「為替レートの無秩序な動きや継続したファンダメンタルズからの乖離を回避するための協調の強化」との内容が盛り込まれました。他の内容は財務省の「20か国財務大臣・中央銀行総裁会議声明(仮訳)」をさんしょうしてください。市場では、協調介入でドル/円は底堅いとの見方があります。市場は協調介入レベルを探ることになると思いますが、3月18日にG7の協調介入によって高値を付けた82円が一つの目安となるのではないかと思います。チャートでは、MACDがデッドクロスしていることで、下落トレンドが更に追認された形となっています。



本日、中国人民銀行は預金準備率を21日から0.5%引き上げることを発表し、同準備率は20.5%となりました。昨年11月以来7度目の引き上げとなり、消費者物価指数の上昇に歯止めがかからず、経済の過熱感に警戒を示しています。この金融政策の引き締めで効果がない場合には、政策金利を引き上げてくる可能性もあることから、豪ドルやNZドルなどオセアニア通貨には調整の可能性があります。

ユーロは週末にギリシャのパパンドレウ首相が「ギリシャは債務を再編しない」「ギリシャ政府は一段の財政緊縮策と資産売却を合わせて760億ユーロ規模の追加措置」と発言、パパコンスタンティヌ財務相は「財政赤字のGDP比率が15年までに1%付近と今年の目標である7.4%から低下する」と発言しています。また、ドイツ政府筋は「ギリシャの債務再編は大災害になるわけではない」との認識を示しています。ユーロ圏では独などの購買担当者景気指数速報値や独IFO景気動向指数の発表が予定されていますので、これが良ければ再び1.45ドルへ上昇すると思われますが、週末にはイースターを控えていることで、ポジション調整が出やすくなるのではないでしょうか。

その他では米国の住宅着工件数や中古住宅販売件数など住宅関連の経済指標が発表されます。住宅関連指標はなかなか改善の傾向が見えないことで、市場予想より内容が悪ければドルの上値が重くなることが予想されます。

■今週の予想レンジ

Ccy Low(下)   High(上)
ドル/円 81.10 84.20
ユーロ/ドル 1.4230 1.4510
ユーロ/円 116.90 121.30
ポンド/円 133.50 137.60
豪ドル/円 84.60 88.40
NZドル/円 64.30 68.00
南アランド/円 11.70 12.40


■注目イベント 4/18(月)
・ 未定 ドイツ 3月 卸売物価指数(WPI) 前月比
07:45 NZ 1-3月期 四半期消費者物価(CPI) 前期比
・ 08:01 英国 4月 ライトムーブ住宅価格 前月比
・ 21:30 カナダ 2月 対カナダ証券投資額
・ 23:00 ユーロ圏 4月 消費者信頼感(速報値)
・ 23:00 米国 4月 NAHB住宅市場指数
4/19(火)
・ 10:30 豪 豪準備銀行(中央銀行)、金融政策会合議事要旨公表
・ 14:00 日本 3月 消費者態度指数・一般世帯
・ 17:00 ユーロ圏 2月 経常収支
・ 17:00 ユーロ圏 4月 製造業購買担当者景気指数(PMI、速報値)
・ 17:00 ユーロ圏 4月 サービス部門購買担当者景気指数(PMI、速報値)
・ 18:00 ユーロ圏 2月 建設支出 前月比
・ 18:00 ユーロ圏 2月 建設支出 前年同月比
・ 20:00 カナダ 3月 消費者物価指数(CPI) 前月比
・ 20:00 カナダ 3月 消費者物価指数(CPI) 前年同月比
・ 20:00 カナダ 3月 消費者物価指数(CPIコア) 前月比
・ 20:00 カナダ 3月 消費者物価指数(CPIコア) 前年同月比
・ 21:30 カナダ 3月 景気先行指数 前月比
・ 21:30 カナダ 2月 卸売売上高 前月比
・ 21:30 米国 3月 建設許可件数 前月比
・ 21:30 米国 3月 建設許可件数 年率換算件数
・ 21:30 米国 3月 住宅着工件数 前月比
21:30 米国 3月 住宅着工件数 年率換算件数
4/20(水)
・ 08:50 日本 3月 貿易統計(通関ベース)
・ 08:50 日本 2月 第三次産業活動指数 前月比
・ 10:30 豪 1-3月期 四半期輸出物価指数 前期比
・ 10:30 豪 1-3月期 四半期輸入物価指数 前期比
・ 15:00 ドイツ 3月 生産者物価指数(PPI) 前月比
・ 17:00 南ア 3月 消費者物価指数(CPI) 前月比
・ 17:00 南ア 3月 消費者物価指数(CPI) 前年同月比
・ 17:30 英国 英中銀金融政策委員会(MPC)議事要旨
・ 20:00 南ア 2月 小売売上高 前年同月比
・ 20:00 米国 MBA住宅ローン申請指数 前週比
・ 23:00 米国 3月 中古住宅販売件数 前月比
23:00 米国 3月 中古住宅販売件数 年率換算件数
4/21(木)
・ 10:30 豪 1-3月期 四半期卸売物価指数(PPI) 前期比
・ 10:30 豪 1-3月期 四半期卸売物価指数(PPI) 前年同期比
・ 14:00 日本 2月 景気一致指数(CI)・改定値
・ 14:00 日本 2月 景気先行指数(CI)・改定値
17:00 ドイツ 4月 IFO企業景況感指数
・ 17:30 英国 3月 小売売上高指数 前月比
・ 21:30 カナダ 2月 小売売上高 前月比
・ 21:30 カナダ 2月 小売売上高(除自動車) 前月比
21:30 米国 前週分 新規失業保険申請件数
・ 23:00 米国 2月 住宅価格指数 前月比
・ 23:00 米国 3月 景気先行指標総合指数 前月比
・ 23:00 米国 4月 フィラデルフィア連銀製造業景気指数
4/22(金)
・ NZ 市場休場(グッドフライデー)
・ 豪 市場休場(グッドフライデー)
・ カナダ 市場休場(グッドフライデー)
・ スイス 市場休場(グッドフライデー)
・ 英国 市場休場(グッドフライデー)
・ ユーロ圏 市場休場(グッドフライデー)
・ 南ア 市場休場(グッドフライデー)
経済指標の詳細はFXmuseumのFXカレンダーを参照してください。

2011年4月16日 (土)

4/16 シカゴ通貨先物非商業ポジション

こんばんは。今日は非常によい天気で暖かったです。ソメイヨシノはすでに葉桜になっていますが、しだれ桜がとてもきれいです。

15日に発表された12日現在のシカゴIMMの投機ポジションでは、ドルのショート(売)ポジションはほぼ変わらずでした。円ショートに、ユーロのロングは増加、カナダドルはロングが小幅減少、NZドルはロングが増加しています。

ドルはネットポジションが増加しましたがドル/円ではドルが下落とポジションの増加と価格の動きが逆となっています。投機筋により約14億ドルの円売りが増加したものの、これはすべて吸収されたことになります。このため、引き続き円ショートポジションの巻き戻しからの円高リスクが伴います。

■シカゴIMM非商業ポジション

項目 Net(ネット) Dif(増減) Long(買) Short(売) All(総取組)
JPY -52,877 -9,646 14,183 67,060 81,243
EUR 64,985 5,128 105,425 40,440 145,865
GBP 26,671 -5,743 53,423 26,752 80,175
CHF 14,657 3,814 22,272 7,615 29,887
CAD 63,741 -1,289 66,354 2,613 68,967
AUD 90,651 -287 97,153 6,502 103,655
NZD 6,336 3,641 14,233 7,897 22,130
MXN -52,877 -9,646 14,183 67,060 81,243
source:CFTC

【USD】 USD
source:CFTC

ドルは1,402コントラクトのショート増加の339,010コントラクトのショートとなりました。
※ドルのポジションは円、ユーロをはじめ、メキシコペソまでを合計して算出しています。レートはFRBのメジャーカレンシーインデックスを使用しています。

【JPY】 JPY
source:CFTC

円は9,646コントラクトのショート増加の52,877コントラクトのショートとなりました。

【EUR】 EUR
source:CFTC

ユーロは5,128コントラクトのロング増加の64,985コントラクトのロングになりました。

【CAD】 CAD
source:CFTC

カナダは1,289コントラクトのロング減少の63,741コントラクトのロングになりました。

【NZD】 NZD
source:CFTC

NZドルは3,641コントラクトのロング増加の6,336コントラクトのロングとなりました。
他のIMM通貨先物のポジション動向は上田ハーローレポートのシカゴIMM非商業ポジションを参照してください。(18日更新)

2011年4月15日 (金)

4/15 本日の戦略-中国・米の指標によるが戻り鈍ければ調整続く-

おはようございます。朝のNHKのニュースをみていましたら、夏に電気をなるべく使わない省エネのノウハウが紹介されていました。石油ショックを克服した日本は、更なる省エネ大国になるかもしれないと思いました。

■変化率から見た前日の通貨の強弱

NZドル>ポンド>円>豪ドル>ユーロ>ドル
※ ">" の左側の通貨が右側の通貨より強いことを示しています。

■本日の見通し
昨日はリスク回避の動きと米新規失業保険申請件数が40万件を超えてきた(継続的に超えるかは今後の注目)ことで、ドル/円は82.95円まで下落、総じて見ると主要通貨に対してドルが売られる流れとなりました。83円台に戻していますが、市場では84円台の重さを感じて下落している流れが継続していることから、21時30分の米消費者物価指数、22時15分のミシガン大消費者信頼感数が下振れするようだと、21日移動平均線となる82.80円近辺を再度目指す可能性があります。ただ、野田財務相は本日開催されるG7財務相・中央銀行総裁会合で協調介入の継続を求める考えを明らかにしていることで、G7で同意が得られた場合には、介入目処を80円~81円近辺では底堅く推移する可能性があります。

ユーロはギリシャ債務再編問題がクローズアップされ、ユーロ周辺諸国の債券が売られ(利回りは上昇)、ユーロ/ドルで1.44ドルを一時割り込みましたが、ペタロティス政府報道官がギリシャが債務再編を検討していないことを表明、レーン欧州委員会委員も否定したことから落ち着きを取り戻し、ビニスマギECB専務理事が「デフレリスクが後退する中、現在の金利水準の正当性は薄まっている」、ゴンザレスパラモECB専務理事は「成長へのリスクは均衡し、インフレリスクは上向きである」と発言、ECBの月報でも「ユーロ圏のインフレ率の動向を非常に注意深く監視していく」としており、インフレ警戒が強いことが示されたため、追加利上げへの期待などでユーロ/ドルは1.45ドルを回復しています。当面ユーロ周辺国での債務問題でのユーロの下落は一時的なものに留まると思われ、下落したところは拾われると思います。ただ、1.45ドル台では売り圧力が強いことがうかがわれ、ドルの下落か連続利上げの期待が高まらない限りは一段高は難しいのではないでしょうか。

本日はこの後、中国の主要な経済指標の発表が予定されています。GDPや鉱工業生産の伸びが鈍化し、小売りや物価指数が上昇している場合には引き締め観測が高まるものと思われます。中国の株価が調整色を強めると豪ドルやNZドルが売られる可能性があり、欧州の株価への波及するとリスク回避の動きから円が買われやすくなると思われます。

■日足からのテクニカルでの注目点(矢印はトレンドの方向を予想しています)
NZドル/米ドル 年初来高値更新

■変動率からの予想レンジ 07:33→NYクローズ

Ccy 予想レンジ
USDJPY 83.04 ~ 84.07
EURJPY 120.14 ~ 122.00
GBPJPY 135.63 ~ 137.69
AUDJPY 87.34 ~ 88.97
NZDJPY 65.73 ~ 67.05
CADJPY 86.25 ~ 87.69
ZARJPY 12.05 ~ 12.30
NOKJPY 15.32 ~ 15.61
MXNJPY 7.03 ~ 7.16
HKDJPY 10.65 ~ 10.79
SGDJPY 66.60 ~ 67.48
EURUSD 1.4437 ~ 1.4558

■前日のサマリー
昨日の東京時間帯はアジアの株価が下落したことから、リスク回避の動きでドル/円が83円台後半からストップロスをつけ83.20円、ユーロ/円は121円台前半から120.19円、ユーロ/ドルは1.44ドル台ミドルから1.4407ドルへと下落しましたが、午後からは日経平均株価などが戻ったことで、ドル/円は83.69円、ユーロ/円は121.36円へ反発、ユーロ/ドルは1.4513ドルまで上昇しました。ロンドン時間に入るとギリシャ債務再編問題やポルトガルなどの債券が下落(利回りは上昇)したことなどでユーロが売られ、ユーロ/ドルが1.4365ドルまで下落、ユーロ/円は119.27円、ドル/円も83.00円と連れ安となりました。NY時間に入ると発表された米新規失業保険申請件数が41.2万件へ増加(雇用の分水嶺の40万件を超えた)ことが嫌気され、ドル/円は82.95円まで下落しましたが、同時に発表された生産者物価指数(食料品とエネルギーを除くコア)が上振れしていたことで、すぐに83円台を回復、野田財務相が「G7で、為替介入での協調体制の継続を求める」と発言したことで、83.48円まで戻しました。ユーロはレーン欧州委員会委員が「欧州経済が依然として脆弱であるため、ギリシャの債務再編は選択肢として考えていない」と発言したことや要人から相次ぐインフレへの警戒発言が続いたことで、ユーロ/ドルは1.4503ドル、ユーロ/円は121.00円まで上昇しました。
クローズはドル/円が83.48円、ユーロ/ドルが1.4485ドル、ユーロ/円は120.93円。

■株価(bloomberg.co.jp)

Index 引値 前日比
日経225 9653.92 12.74
FTSE100(英) 5963.80 -46.64
DAX(独) 7146.56 -31.41
NYダウ(米) 12285.15 14.16
S&P500(米) 1314.52 0.11
NASDAQ(米) 2760.22 -1.30

■金利(bloomberg.co.jp)

Country 利回り 前日比
米10年債 3.50 0.04
日本10年債 1.297 -0.023
英10年債 3.69 -0.02
独10年債 3.43 -0.01

■コモディティ価格

Commodities 引値 前日比
NY金(期近) 1472.40 16.80
NY原油(期近) 108.11 1.00

■本日の指標発表(FXミュージアムより)
4/15(金)
11:00 中国1-3月期 中国GDP
11:00 中国3月 中国消費者物価指数
・ 11:00 中国3月 中国卸売物価指数
・ 11:00 中国3月 中国鉱工業生産
・ 11:00 中国3月 中国小売売上高
・ 13:30 日本 2月 鉱工業生産・確報値 前月比
・ 18:00 ユーロ圏 3月 消費者物価指数(HICP、改定値) 前年同月比
・ 18:00 ユーロ圏 2月 貿易収支
・ 20:00 米国 バンク・オブ・アメリカ(BOA)第1四半期決算発表
・ 21:00 ユーロ圏 ウェーバー独連銀総裁講演
・ 21:30 米国 3月 消費者物価指数(CPI) 前月比
21:30 米国 3月 消費者物価指数(CPI) 前年同月比
・ 21:30 米国 3月 消費者物価指数(CPIコア指数) 前月比
21:30 米国 4月 ニューヨーク連銀製造業景気指数
・ 22:00 米国 2月 対米証券投資(短期債除く)
・ 22:15 米国 3月 設備稼働率
・ 22:15 米国 3月 鉱工業生産 前月比
22:55 米国 4月 ミシガン大学消費者態度指数・速報値
・ 23:00 ユーロ圏 コンスタンシオECB副総裁講演
・ 00:15 米国 エバンズ米シカゴ連銀総裁講演
・ 02:30 米国 ホーニッグ米カンザスシティー連銀総裁講演
※経済指標の発表予定は予告なく変更になることがあります。

2011年4月14日 (木)

4/14 本日の戦略-足許の材料不足から狭いレンジでの動き続く?-

おはようございます。昨日の仙台空港復活のニュースはうれしいですね。まだ一部とはいえ、インフラが戻ってくるとだんだん復興へ向けての期待が持てるようになりますし、日本の再生力の強さが伺われます。

■変化率から見た前日の通貨の強弱

NZドル>豪ドル>ポンド>ドル>ユーロ>円
※ ">" の左側の通貨が右側の通貨より強いことを示しています。

■本日の見通し
昨日はユーロ周辺国の資金調達への懸念(IMF)とギリシャ債務問題の再編があれば50~70%のヘアカット(債務減免)の必要がある(S&P)が出たことで、ドラギ・イタリア中銀総裁が「先週の利上げ後もECBの政策金利は依然として非常に緩和的」、クーン・ベルギー中銀総裁も「先週のECBの利上げは単発の決定として捉えるべきではない」と発言したものの、市場の反応は限定的にとどまっています。強弱材料がミックスとなったことで、どちらにも動きづらくなっています。ただ、ジョイブレ独財務相は6月に公表される分析でギリシャの財政が持続不可能であるとされた場合、追加措置を講じる必要があるとの認識を示したことで、先行きに懸念が残ったと考えられることから、足許の材料不足でユーロの上値も限定的になるのではないかと思います。

一方、米地区連銀報告(ベージュブック)では、「経済活動は全般に引き続き改善されている」「多くの地区で、景気拡大は緩やかながら、広範囲に普及」と米国の経済が改善傾向を示している内容となっています。また、「商品相場上昇で、価格圧力が増している」としており、物価が上昇していることへの警官が出ていることがうかがわれます。6月末までの国債買い入れは計画通り行われると思いますが、それ以降のQE3の可能性はこの報告をみている限りかなり低くなったとみています。このため、明日の消費者物価指数が市場予想より上振れするようであれば、ドルが買われると思います。本日はガイトナー米財務長官の議会証言、デュークFRB理事、コチャラコタ米ミネアポリス連銀総裁、プロッサー米フィラデルフィア連銀総裁、タルローFRB理事の講演が予定されていることから、これらの発言に振り回される可能性があります。経済指標では21時30分の米新規失業保険申請件数が注目され、雇用の改善が見られればドル買いにつながると思っています。ただ、チャートでは昨日の戻り高値も84円台前半で留まっていることで、200日移動平均線の83.44円を下に抜けると下げが継続すると思われます。

本日、明日とワシントンでG20財務相・中央銀行総裁会合が開催されます。経常黒字の対GDP比など数値目標の議論がなされるとは思いますが、貿易黒字を抱える新興国の同意を得るのは難しいことから、この会合受けての為替市場への影響は限定的と思われます。むしろ役割を終えていたと思われていたG7が本邦の震災後の円高局面で「協調介入」という形ながら機能したことを考えると、まだまだ、市場へのインパクトはG7と思います。

■日足からのテクニカルでの注目点(矢印はトレンドの方向を予想しています)
NZドル/米ドル 年初来高値更新

■変動率からの予想レンジ 08:28→NYクローズ

Ccy 予想レンジ
USDJPY 83.38 ~ 84.43
EURJPY 120.25 ~ 122.15
GBPJPY 135.42 ~ 137.58
AUDJPY 87.31 ~ 89.05
NZDJPY 65.62 ~ 66.97
CADJPY 86.43 ~ 87.96
ZARJPY 12.16 ~ 12.43
NOKJPY 15.21 ~ 15.50
MXNJPY 7.04 ~ 7.17
HKDJPY 10.70 ~ 10.85
SGDJPY 66.29 ~ 67.21
EURUSD 1.4391 ~ 1.4512

■前日のサマリー
昨日の東京時間帯は日経225平均株価が反発したこともあり、ドル/円は朝方につけた安値の83.50円から84.20円まで上昇、ユーロ/円も120.81円の安値から121.99円まで上昇しました。ただ、買いが一巡するとドル/円は84円割れ、ユーロ/円も121円台前半まで弱含みました。ユーロ/ドルは朝方の1.4495ドルから1.4455ドルまで弱含みましたが狭いレンジの取引となりました。ロンドン時間にかけては欧州の株価も上昇したことで、ドル/円は83.85円~84.15円、ユーロ/円は121.52円から122.16円、ユーロ/ドルは1.4482ドルから1.4521ドルまでのレンジに留まりました。NY時間には発表された米小売売上高(除く自動車)が良かったことで、ドルが一時買われ84.22円まで上昇する場面が見られましたが、格付け機関S&Pは「ギリシャは債務再編で50-70%の減免が必要にも」と独のツァイト紙が報じたことやIMFは財政が脆弱な一部のユーロ諸国の銀行と政府による資金調達が世界の金融システムに差し迫ったなんだいとの見解を示したことなど、ユーロに弱い材料が出て、ユーロ/ドルは1.4114ドル、ユーロ/円は120.78円まで下落、ドル/円も83.57円まで下落しました。
クローズはドル/円が83.83円、ユーロ/ドルが1.4441ドル、ユーロ/円は121.07円。

■株価(bloomberg.co.jp)

Index 引値 前日比
日経225 9641.18 85.92
FTSE100(英) 6010.44 45.97
DAX(独) 7177.97 75.06
NYダウ(米) 12270.99 7.41
S&P500(米) 1314.41 0.25
NASDAQ(米) 2761.52 16.73

■金利(bloomberg.co.jp)

Country 利回り 前日比
米10年債 3.46 -0.03
日本10年債 1.320 -0.014
英10年債 3.71 0.01
独10年債 3.43 -0.01

■コモディティ価格

Commodities 引値 前日比
NY金(期近) 1455.60 2.00
NY原油(期近) 107.11 0.86

■本日の指標発表(FXミュージアムより)
4/14(木)
・ 07:45 NZ2月 小売売上高指数 前月比
・ 17:00 ユーロ圏 欧州中央銀行(ECB)月報
・ 21:30 カナダ 2月 製造業出荷 前月比
21:30 米国 前週分 新規失業保険申請件数
・ 21:30 米国 3月 卸売物価指数(PPI) 前月比
・ 21:30 米国 3月 卸売物価指数(PPIコア指数、食品・エネルギー除く) 前月比
21:30 米国 ガイトナー米財務長官議会証言
・ 22:00 米国 デューク米連邦準備委員会(FRB)理事講演
・ 22:20 米国 コチャラコタ米ミネアポリス連銀総裁講演
・ 01:30 米国 プロッサー米フィラデルフィア連銀総裁講演
・ 02:00 米国 米財務省30年債入札(130億ドル)
・ 02:15 米国 タルーロ米FRB理事議会証言
※経済指標の発表予定は予告なく変更になることがあります。

2011年4月13日 (水)

4/13 本日の戦略-テクニカル分析上では調整継続のように見えるが-

おはようございます。本日は寒かったですね。昨日病院に行って腕のレントゲンを撮るためギブスを外しました。これまで1カ月近くギブスがあったので、いざ取ってみると頼りなく感じました。

■変化率から見た前日の通貨の強弱

円>NZドル>ユーロ>ドル>ポンド>豪ドル
※ ">" の左側の通貨が右側の通貨より強いことを示しています。

■本日の見通し
昨日の動きは、投機筋などのリスク回避の円売りポジションを閉じる動きと思われます。このため、ドル/円のみならず、クロス円全般が一時下落しました。特にポジション調整が大きかったのは、商品市場で金が14.50ドル安(1トロイオンス=1453.60ドル)、原油が3.67ドル安(1バーレル=106.25ドル)となっています。本日は21時30分に米小売売上高の発表が予定されていますので、市場予想より良ければ米国の家計のバランスシートの調整が終わりつつあるとの見方につながってくることも考えられることから、ドル買いの材料になってくると思います。

昨日は日経平均株価が1.69%下落して、欧米の株価も弱含みとなりました。これが本日も継続するか、また、原油や金価格の下落も継続するかにかかってきますが、本邦の余震が続いていることなど不確定な要因が多いことから、なかなか楽観的な見通しにはなりにくいのではないかと思います。また、三本新値足やパラボリックなどいくつかのテクニカル分析ではクロス円全般で売りのシグナルが出ているものもあり、ダマシとなる可能性がありますが、これまでの過熱感などを考えると調整がしばらく出てもおかしくない状況と思います。15日の中国やアメリカの経済指標発表までは方向感を持って動きにくいのではないでしょうか。

■日足からのテクニカルでの注目点(矢印はトレンドの方向を予想しています)
ドル/円 一目均衡表(日足)の転換線を下抜け
豪ドル/円 一目均衡表(日足)の転換線を下抜け
ポンド/円 一目均衡表(日足)の転換線を下抜け
カナダドル/円 一目均衡表(日足)の転換線を下抜け
豪ドル/米ドル 一目均衡表(日足)の転換線を下抜け
ユーロ/ドル 年初来高値更新

■変動率からの予想レンジ 08:46→NYクローズ

Ccy予想レンジ
USDJPY83.05 ~ 84.15
EURJPY120.06 ~ 122.00
GBPJPY134.79 ~ 136.99
AUDJPY86.37 ~ 88.12
NZDJPY64.82 ~ 66.17
CADJPY86.02 ~ 87.58
ZARJPY12.21 ~ 12.47
NOKJPY15.12 ~ 15.42
MXNJPY6.96 ~ 7.09
HKDJPY10.65 ~ 10.81
SGDJPY66.05 ~ 67.01
EURUSD1.4434 ~ 1.4545

■前日のサマリー
昨日の東京時間帯は朝方の大きな余震に続き、日本政府が福島第1原発事故を国債減力事象評価レベル「7」に引き上げたことから、円売りのポジションを解消する動きとなり、ドル/円はストップロスを巻き込んで83.47円、ユーロ/円が120.16円へと下落。同時にドル売りのポジションを解消する動きもでて、ユーロ/ドルも1.4376ドルまで下落しました。ロンドン時間には温家宝・中国首相がサパティロ・スペイン首相と会談で「中国はスペインの貯蓄銀行業界に投資する、スペインの国債購入も続ける」と発言したことから、ユーロ/ドルが1.4481ドル、ユーロ/円が122.14円へ上昇、ドル/円も84.43円まで戻しました。NY時間には発表された米貿易赤字額が小幅減少していたものの、金や原油などの商品市場の下落などから、NYダウも100ドル強の下落となり、リスク回避の動きとなり、ドル/円は83.52円、ユーロ/円は120円台後半まで下落、ユーロ/ドルは一時1.4520ドルの高値をつけた後、1.44ドル台後半へと下落しました。
クローズはドル/円が83.55円、ユーロ/ドルが1.4474ドル、ユーロ/円は120.95円。

■株価(bloomberg.co.jp)
















Index 引値 前日比
日経225 9555.26 -164.44
FTSE100(英) 5964.47 -88.97
DAX(独) 7102.91 -101.95
NYダウ(米) 12263.58 -117.53
S&P500(米) 1314.16 -10.30
NASDAQ(米) 2744.79 -26.72

■金利(bloomberg.co.jp)












Country 利回り 前日比
米10年債 3.49 -0.10
日本10年債 1.334 0.002
英10年債 3.70 -0.11
独10年債 3.44 -0.05

■コモディティ価格








Commodities 引値 前日比
NY金(期近) 1453.60 -14.50
NY原油(期近) 106.25 -3.67

■本日の指標発表(FXミュージアムより)
4/13(水)
・ 15:00 ドイツ 3月 生産者物価指数(PPI) 前月比
・ 16:15 スイス3月 生産者輸入価格 前月比
17:30 英国 3月 失業保険申請件数
17:30 英国 3月 失業率
・ 18:00 ユーロ圏 2月 鉱工業生産 前月比
・ 20:00 米国 MBA住宅ローン申請指数 前週比
・ 21:00 ユーロ圏 メルシュ・ルクセンブルク中銀総裁講演
21:30 米国 3月 小売売上高 前月比
・ 23:00 米国 2月 企業在庫 前月比
・ 23:30 カーニー・カナダ中銀総裁講演
・ 02:00 米国 米財務省10年債入札(210億ドル)
・ 02:00 ユーロ圏 シュタルク欧州中央銀行(ECB)理事講演
・ 02:00 ユーロ圏 トゥンペルグゲレル欧州中央銀行(ECB)専務理事講演
・ 02:00 スティーブンスRBA総裁講演
・ 03:00 米国 米地区連銀経済報告(ベージュブック)
※経済指標の発表予定は予告なく変更になることがあります。

2011年4月12日 (火)

4/12 本日の戦略-本邦地震リスクから利益確定の売り先行-

おはようございます。昨日夕方の大きな地震は帰宅時間と重なったこともあり、大変な混雑となりました。ただ、被災地のことを考えると、一刻も早く余震がおさまって欲しいです。

■変化率から見た前日の通貨の強弱

円>ドル>ポンド>ユーロ>NZドル>豪ドル
※ ">" の左側の通貨が右側の通貨より強いことを示しています。

■本日の見通し
3月11日の東日本大震災が発生してからちょうど1カ月となった昨日に余震とみられる強い地震があり、本日も朝方に強い地震が発生、リスク回避の動きから「ドル」と「円」が買われています。ただ、これらは短期的なプライスアクションのようですので、被害状況などが明らかになり、福島第1原発などへの影響がないと判明すれば、「ドル売り」と「円売り」に戻ると思われます。しばらくはマーケットだけではなく、身の安全確保のためにも強い地震には注意してください。

昨日は、足許の材料が少ない中で、本邦の地震の影響もあり、利益を確定する動きが出たものと思われます。ユーロはウエーバー独連銀総裁が「ユーロは信頼できる通貨だ」と述べると同時に「通貨危機は起きていないが、個別国の債務危機はある」と発言、また、「民間債権者も将来の危機ではコスト負担」と発言し、これもポジション調整の要因となったように思います。現状では更にユーロを買っていく強い材料が出てこないと1.44ドル台から上に抜けるには苦しいように思います。本日18時のZEW景況感調査の結果が良くてもやや力不足ではないかと思います。

ポンドは17時30分に英国の消費者物価指数の発表が予定されています。既に中銀(BOE)のターゲットとなる前年比2.0%を2倍以上となる4%台となっています。市場では5月の0.25%の利上げを織り込んでいることから、同指数が高止まりしてもポンドが買われるとは思いませんが、仮に5%に近い水準になると0.50%の利上げや0.25%ずつの連続利上げが予想されることとなり、そうなった場合にはポンド買われることとなりそうです。

ドルは21時30分に米貿易収支の発表、午前2時に米3年債入札(320億ドル)が予定されています。また、ホーニッグ、タルロー、フィッシャーと地区連銀総裁やFRB理事の発言が予定されています。昨日、イエレンFRB副議長は「食品価格とエネルギー価格の上昇は一時的であり、金融緩和の変更を正当化するものではない」との認識を示しています。議長、副議長が緩和継続に近い考え方を示していることで、4月26-27日の米FOMCでの声明の変更の可能性は低くなっていると思われ、ドルの弱含みが継続する可能性が高いと思いますが、引き続きFRBメンバーからの発言には注意です。

■日足からのテクニカルでの注目点(矢印はトレンドの方向を予想しています)
ポンド/ドル ストキャスティックス(スロー)がデッドクロス
ユーロ/円 年初来高値更新(陰線引け)
豪ドル/円 年初来高値更新(陰線引け)
豪ドル/米ドル ストキャスティックス(スロー)がデッドクロス
NZドル/米ドル ストキャスティックス(スロー)がデッドクロス

■変動率からの予想レンジ 07:45→NYクローズ

Ccy予想レンジ
USDJPY84.06 ~ 85.19
EURJPY121.21 ~ 123.17
GBPJPY137.19 ~ 139.44
AUDJPY87.95 ~ 89.69
NZDJPY65.35 ~ 66.68
CADJPY87.71 ~ 89.28
ZARJPY12.47 ~ 12.74
NOKJPY15.35 ~ 15.65
MXNJPY7.10 ~ 7.24
HKDJPY10.79 ~ 10.95
SGDJPY66.87 ~ 67.83
EURUSD1.4391 ~ 1.4505

■前日のサマリー
昨日の東京時間帯は米暫定予算の延長が決まり米政府機関の閉鎖の懸念がなくなったことから、ドルを買い戻す動き他強まり、ドル/円は85.14円、ユーロ/ドルは1.4483ドル、ユーロ/円は123.28円まで上昇しました。しかし、本邦の仲値のドル買いが一巡すると、ドル/円は84.63円、ユーロ/円は122.36円、ユーロ/ドルも1.4441ドルへと下落しました。ロンドン時間には福島で余震とみられる強い地震があり、福島第1原発の冷却機関が一時ストップしたことなどを受け、ドル/円は84.54円、ユーロ/円は122.20円へと下落しました。ユーロ/ドルは1.4450ドルを挟んでの狭いレンジでの動き。NY時間には米系ファンドなどの利益確定とみられるユーロ売りから、ユーロ/ドルは1.4221ドル、ユーロ/円は122.03円まで下落、ドル/円も84.51円の安値をつけ、全般的に利益確定の売りが先行する形となりました。
クローズはドル/円が84.57円、ユーロ/ドルが1.4433ドル、ユーロ/円は122.10円。

■株価(bloomberg.co.jp)
















Index 引値 前日比
日経225 9719.70 -48.38
FTSE100(英) 6053.44 -2.31
DAX(独) 7204.86 -12.16
NYダウ(米) 12381.11 1.06
S&P500(米) 1324.46 -3.71
NASDAQ(米) 2771.51 -8.91

■金利(bloomberg.co.jp)












Country 利回り 前日比
米10年債 3.59 0.01
日本10年債 1.332 0.002
英10年債 3.81 0.00
独10年債 3.49 0.01

■コモディティ価格








Commodities 引値 前日比
NY金(期近) 1468.10 -6.00
NY原油(期近) 109.92 -2.87

■本日の指標発表(FXミュージアムより)
4/12(火)
・ 10:30 豪 3月 NAB企業景況感指数
15:00 ドイツ 3月 消費者物価指数(CPI、改定値) 前月比
・ 17:30 英国 2月 貿易収支
・ 17:30 英国 3月 消費者物価指数(CPI) 前月比
17:30 英国 3月 消費者物価指数(CPI) 前年同月比
・ 17:30 英国 3月 小売物価指数(RPI) 前月比
・ 17:30 英国 3月 小売物価指数(RPI) 前年同月比
18:00 ドイツ 4月 ZEW景況感調査(期待指数)
・ 18:00 ユーロ圏 4月 ZEW景況感調査
・ 19:15 米国 ダドリー米ニューヨーク連銀総裁講演
・ 19:40 ユーロ圏 シュタルク欧州中央銀行(ECB)理事講演
・ 21:30 カナダ 2月 新築住宅価格指数 前月比
・ 21:30 米国 3月 輸入物価指数 前月比
・ 21:30 米国 3月 輸出物価指数 前月比
21:30 米国 2月 貿易収支
・ 21:30 カナダ 2月 貿易収支
22:00 カナダ カナダ銀行 政策金利
・ 22:15 米国 ホーニッグ米カンザスシティー連銀総裁講演
・ 02:00 米国 米財務省3年債入札(320億ドル)
・ 03:00 米国 3月 月次財政収支
・ 03:45 米国 タルーロ米連邦準備理事会(FRB)理事議会証言
・ 03:50 米国 フィッシャー米ダラス連銀総裁講演
※経済指標の発表予定は予告なく変更になることがあります。

2011年4月11日 (月)

4/11 本日の戦略-米政府閉鎖懸念後退で緩やか円安継続?-

おはようございます。朝の通勤時間帯も暖かくなってきましたので、少し我慢すればスプリングコートを着なくても大丈夫になりました。1枚着ないだけでかなり身軽です。

■変化率から見た前日の通貨の強弱

ユーロ>豪ドル>NZドル>ポンド>円>ドル
※ ">" の左側の通貨が右側の通貨より強いことを示しています。

■本日の見通し
本日これまでは、週末ぎりぎりで予算案(暫定措置)が可決したことで、足許の懸念が後退したとみなされ、ドル/円は85円を回復しています。また、クロス円もしっかりした動きとなっているようです。本日は、ダドリーNY連銀総裁(東京で講演)、イエレンFRB副議長の講演が予定されていますが、両氏はともにハト派(緩和的)であることから、内容からはドルが上昇する発言につながるとは思いにくいです。また、昨日も書きました通り、連邦債務が上限に達する可能性(遅くとも5月16日)があることから、こうした懸念が払しょくできないと4月下旬のFOMCでの声明変更が仮にあったとしてもドル買いにはつながりにくいと思われます。ドル/円では金利差拡大や米国債のデフォルトによる影響が大きいことが予想され、ドル買い(円売り)となると思いますが、ファーストアクションがどちらに動くかは今の段階では予測がしにくいです。

先週末、EU関係筋は欧州のコモディティ市場に持ち高規制を導入する可能性を示していることなどから、原油価格の下落などから、リスク回避のドル売りと円売りのポジション解消(ドル買いと円買いの流れ)が出てくる可能性があります。また、中国人民銀行の李稲葵し、夏しが追加利上げの可能性を発言していることで、更に引き締めが強まるようだと、オセアニア通貨の下落につながる可能性があります。

■日足からのテクニカルでの注目点(矢印はトレンドの方向を予想しています)
ユーロ/ドル 年初来高値更新
ポンド/ドル 年初来高値更新
ユーロ/円 年初来高値更新
豪ドル/円 年初来高値更新
ポンド/円 年初来高値更新
カナダドル/円 年初来高値更新
南アランド/円 年初来高値更新
豪ドル/米ドル 年初来高値更新
NZドル/米ドル 年初来高値更新
米ドル/スイス 21日移動平均線、一目均衡表(日足)を下抜け

■変動率からの予想レンジ 07:54→NYクローズ

Ccy 予想レンジ
USDJPY 84.24 ~ 85.37
EURJPY 121.78 ~ 123.74
GBPJPY 137.82 ~ 140.07
AUDJPY 88.77 ~ 90.51
NZDJPY 65.77 ~ 67.09
CADJPY 87.97 ~ 89.54
ZARJPY 12.61 ~ 12.88
NOKJPY 15.56 ~ 15.87
MXNJPY 7.14 ~ 7.28
HKDJPY 10.83 ~ 10.99
SGDJPY 66.96 ~ 67.92
EURUSD 1.4432 ~ 1.4548

■前日のサマリー
週末の東京時間帯はアジアの株価が堅調に推移したことなどや本邦実需とみられるまとまったドル買いが見られたことで、ドル/円は85.39円、ユーロ/円は122.62円まで上昇、ユーロ/ドルも1.4405ドルまで上昇するなど、「ドル」と「円」が売られる流れとなりました。しかし、ドル/円では本邦実需の買いが一巡すると85円近辺まで下落しました。ロンドン時間には、目立った材料のない中でユーロがじりじりと上昇、対ドルで1.4422ドル、対円でも122.98円へと上昇、ドル/円も85.30円近辺での動きとなりました。NY時間にはロックハート米アトランタ連銀総裁が「商品相場の上昇は減速する可能性が高い」「ECBの行動は特にFRBに影響しない」と発言したことやボエナー共和党下院院内総務が「予算案を協議中、合意はまだ」と発言したことから、米連邦政府機関閉鎖懸念からドルが売られ、ドル/円は一時84.68円まで下落、ユーロ/ドルは1.4489ドルへと上昇、ユーロ/円は123.09円の高値をつけた後、一時122.29円まで下落しました。
クローズはドル/円が84.74円、ユーロ/ドルが1.4476ドル、ユーロ/円は122.68円。

■株価(bloomberg.co.jp)

Index 引値 前日比
日経225 9768.08 177.15
FTSE100(英) 6055.75 48.38
DAX(独) 7217.02 38.24
NYダウ(米) 12380.05 -29.44
S&P500(米) 1328.17 -5.34
NASDAQ(米) 2780.42 -15.72

■金利(bloomberg.co.jp)

Country 利回り 前日比
米10年債 3.58 0.03
日本10年債 1.330 0.010
英10年債 3.81 0.06
独10年債 3.48 0.06

■コモディティ価格

Commodities 引値 前日比
NY金(期近) 1474.10 14.80
NY原油(期近) 112.79 2.49

■本日の指標発表(FXミュージアムより)
4/11(月)
・ 08:50 日本 2月 機械受注 前月比
・ 18:00 白川方明日銀総裁講演
・ 18:15 ダドリー米ニューヨーク連銀総裁講演
00:30 ウェーバー独連銀総裁講演
・ 01:15 イエレン米連邦準備理事会(FRB)副議長講演
※経済指標の発表予定は予告なく変更になることがあります。

2011年4月10日 (日)

4/12の週の見通し

こんばんは。東京都知事が石原慎太郎氏の4選となりました。速報が午後8時過ぎに早々と出たことには驚きました。

■ドル/円 60分足
USDJPY
※チャートをクリックすると拡大します。

■ユーロ/ドル 60分足
EURUSD
※チャートをクリックすると拡大します。

■ユーロ/円 60分足
EURJPY
チャートをクリックすると拡大します。

先週は欧州中央銀行(ECB)が政策金利を0.25%引き上げて1.25%ととし、その後のトリシェECB総裁の定例記者会見でも連続利上げこそ明言は避けましたが、今後も緩やかなペースで利上げが行われる可能性があることが示され、ユーロは主要通貨に対して上昇し、週末はユーロ/ドルが1.4483ドル、ユーロ/円が123.06円と年初来高値を更新しました。また、豪準備銀行(RBA)、英中銀(BOE)は伴に政策金利を据え置きましたが、豪では発表された雇用者数が市場予想よりも強い伸びを示したことから、8月の利上げの前倒し期待から、対ドルで1.0580ドル、対円で89.91円まで上昇しました。一方の日銀は政策金利と資産買い入れ額の据え置きを決定しましたが、3月11日の発生した東日本大震災の対応として1兆円規模の被災地金融機関向けの低利融資を決定、震災復興に向けた支援のための長めの資金供給オペと担保適格要件の緩和について検討を行うように議長が指示を行ったことで、緩和的な状況が続くとの見方から円が主要通貨に対して下落、ポンド/円、NZドル/円、カナダドル/円、南アランド/円でも年初来高値を更新しました。ドルは地区連銀総裁らの米国の金融政策に対する発言のトーンがややハト派的と見られたことなどで、欧米の金利差拡大からドルも主要通貨に対して売られました。

■週間騰落率(JPY)
JPY
グラフをクリックすると拡大します。

■週間騰落率(USD)
USD
グラフをクリックすると拡大します。

■今週の見通し
先週末は米与野党の予算をめぐる対立で米政府機関の一部が閉鎖に追い込まれるという懸念でドルが売られて、ドル/円は85円を割り込みました。2011年会計年度予算案(2010年10月~2011年9月)の予算案は、暫定予算の期限切れまで残り1時間で決着(暫定予算を6日間延長する法律が成立し、本予算も成立する見込み)しましたが、米連邦政府の総債務残高の上限を引き上げる法案の審議という難題が残っています。遅くとも5月16日までに、総債務残高が14兆2940億円(法定上限)に達するため、この前に上限を引き上げる法案が可決されないと米国債の追加発行ができなくなるため、米国債のデフォルトになる可能性があります。足許の懸念が和らいだことで、焦点は米国の4月下旬の米FOMCでの声明変更の可能性に戻ると思われます。

こうした状況下で、今週は米国の小売売上高(13日)、米国の消費者物価指数(15日)が注目されると思います。消費者物価指数(下のグラフを参照してください)は上昇傾向にあり、全体で前年比2.1%、FRBが注目しているコア(食品およびエネルギー除く)でも前年比1.1%に達しており、更に上昇しているようであれば、利上げ期待が高まりドルが買われると思われます。

一方、ユーロは12日(火)の独消費者物価指数、独ZEW景況感調査が鍵となりそうですが、先週すでに利上げを行っていることから、ユーロ独自の材料で動く可能性は低と思います。また、今週12日に金融政策の発表が予定されているカナダは、据え置きが予想されていることから、原油高が継続する場合にはカナダドルは底堅い動きとなると思います。ただ、クロス円全般に言えることですが、テクニカル分析ではかなり過熱感が出ていることで、日々のレポートでも指摘しています通り、調整入りする可能性が常にあります。

■消費者物価指数推移
CPI
グラフをクリックすると拡大します。
source:米労働省統計局

■今週の予想レンジ

Ccy Low(下)   High(上)
ドル/円 83.30 85.70
ユーロ/ドル 1.4250 1.4610
ユーロ/円 119.00 125.10
ポンド/円 135.50 145.90
豪ドル/円 88.40 90.80


■注目イベント 4/11(月)
・ 08:50 日本 2月 機械受注 前月比
4/12(火)
・ 08:01 英国 3月 英小売連合(BRC)小売売上高調査 前年同月比
・ 08:01 英国 3月 英王立公認不動産鑑定士協会(RICS)住宅価格指数
・ 08:50 日本 3月 マネーストックM2 前年同月比
・ 10:30 豪 3月 NAB企業景況感指数
15:00 ドイツ 3月 消費者物価指数(CPI、改定値) 前月比
・ 17:30 英国 2月 貿易収支
・ 17:30 英国 3月 消費者物価指数(CPI) 前月比
17:30 英国 3月 消費者物価指数(CPI) 前年同月比
・ 17:30 英国 3月 小売物価指数(RPI) 前月比
・ 17:30 英国 3月 小売物価指数(RPI) 前年同月比
18:00 ドイツ 4月 ZEW景況感調査(期待指数)
・ 18:00 ユーロ圏 4月 ZEW景況感調査
・ 21:30 カナダ 2月 新築住宅価格指数 前月比
・ 21:30 米国 3月 輸入物価指数 前月比
・ 21:30 米国 3月 輸出物価指数 前月比
21:30 米国 2月 貿易収支
・ 21:30 カナダ 2月 貿易収支
22:00 カナダ カナダ銀行 政策金利
・ 03:00 米国 3月 月次財政収支
4/13(水)
・ 08:50 日本 3月 国内企業物価指数 前月比
・ 08:50 日本 3月 国内企業物価指数 前年同月比
・ 15:00 ドイツ 3月 生産者物価指数(PPI) 前月比
・ 16:15 スイス3月 生産者輸入価格 前月比
17:30 英国 3月 失業保険申請件数
・ 17:30 英国 3月 失業率
・ 18:00 ユーロ圏 2月 鉱工業生産 前月比
・ 20:00 米国 MBA住宅ローン申請指数 前週比
21:30 米国 3月 小売売上高 前月比
・ 23:00 米国 2月 企業在庫 前月比
・ 03:00 米国 米地区連銀経済報告(ベージュブック)
4/14(木)
・ 07:45 NZ2月 小売売上高指数 前月比
・ 17:00 ユーロ圏 欧州中央銀行(ECB)月報
・ 21:30 カナダ 2月 製造業出荷 前月比
・ 21:30 米国 前週分 新規失業保険申請件数
・ 21:30 米国 3月 卸売物価指数(PPI) 前月比
・ 21:30 米国 3月 卸売物価指数(PPIコア指数、食品・エネルギー除く) 前月比
4/15(金)
・ 13:30 日本 2月 鉱工業生産・確報値 前月比
・ 18:00 ユーロ圏 3月 消費者物価指数(HICP、改定値) 前年同月比
・ 18:00 ユーロ圏 2月 貿易収支
・ 21:30 米国 3月 消費者物価指数(CPI) 前月比
21:30 米国 3月 消費者物価指数(CPI) 前年同月比
・ 21:30 米国 3月 消費者物価指数(CPIコア指数) 前月比
21:30 米国 4月 ニューヨーク連銀製造業景気指数
・ 22:00 米国 2月 対米証券投資(短期債除く)
・ 22:15 米国 3月 設備稼働率
・ 22:15 米国 3月 鉱工業生産 前月比
22:55 米国 4月 ミシガン大学消費者態度指数・速報値
経済指標の詳細はFXmuseumのFXカレンダーを参照してください。

2011年4月 9日 (土)

4/9 シカゴ通貨先物非商業ポジション

こんばんは。今日のニュースにも出ていましたが、学校給食が正常に戻るには時間がかかるそうで、子供たちが通う学校でも、毎日ではないらしいですが、弁当持参の日があるようです。

8日に発表された5日現在のシカゴIMMの投機ポジションでは、ドルのショート(売)ポジションは4週間ぶりに増加。円はショートに転換かつショートが大幅んに増加、ユーロのロングも増加しています。カナダドル、NZドルもともにロングが増加しています。

円がショートに転換し、ネットでも約4万コントラクトと大幅に増加しています。この水準は昨年5月とほぼ同じです。急激にショートが増加したことや、過去の水準から見ると円売り圧力が弱まるものと思います。また、豪ドルはネットロングで9万コントラクトを超え過去最高水準に達しています。ポンド、NZドルも大幅増となっています。これらの通貨ではポジションの巻き戻りのリスクがあります。

■シカゴIMM非商業ポジション

項目 Net(ネット) Dif(増減) Long(買) Short(売) All(総取組)
JPY -43,231 -50,283 16,516 59,747 76,263
EUR 59,857 3,227 99,405 39,548 138,953
GBP 32,414 31,671 53,796 21,382 75,178
CHF 10,843 -8,114 21,588 10,745 32,333
CAD 65,030 13,785 68,876 3,846 72,722
AUD 90,938 5,373 99,390 8,452 107,842
NZD 2,695 2,456 10,129 7,434 17,563
MXN -43,231 -50,283 16,516 59,747 76,263
source:CFTC

【USD】
USD
source:CFTC

ドルは29,102コントラクトのショート増加の337,608コントラクトのショートとなりました。
※ドルのポジションは円、ユーロをはじめ、メキシコペソまでを合計して算出しています。レートはFRBのメジャーカレンシーインデックスを使用しています。

【JPY】
JPY
source:CFTC

円は50,283コントラクトのショート増加の43,231コントラクトのショートとなりました。

【EUR】
Blog20110408_03
source:CFTC

ユーロは3,227コントラクトのロング増加の59,857コントラクトのロングになりました。

【CAD】
CAD
source:CFTC

カナダは13,785コントラクトのロング増加の65,030コントラクトのロングになりました。

【NZD】
NZD
source:CFTC

NZドルは2,456コントラクトのロング増加の2,695コントラクトのロングとなりました。
他のIMM通貨先物のポジション動向は上田ハーローレポートのシカゴIMM非商業ポジションを参照してください。(11日更新)

2011年4月 8日 (金)

4/8 本日の戦略-昨日のイベントをこなし週末のポジション調整先行か-

おはようございます。昨夜はまた大きな地震がありましたね。皆様ご無事だったでしょうか。本日は長女の中学校の入学式です。

■変化率から見た前日の通貨の強弱

円>豪ドル>ドル>ポンド>ユーロ>NZドル
※ ">" の左側の通貨が右側の通貨より強いことを示しています。

■本日の見通し
昨日は本邦宮城県沖で発生したM7.4、震度6強の地震により、原発のリスクが固まったことなどでNYダウが下落、リスク回避の円買いとなりました。昨日の動きから見てとれることは、本邦の地震に限らず、リスク回避の傾向となればポジションがアンワインド(巻き戻し)されるということで、特にここ2週間で売られています「円」と「ドル」は要注意な水準です。本日、米商品先物取引委員会(CFTC)が発表するIMMのポジション動向は注目したいと思います。円のネットショートが3万コントラクトくらいと予想していますが、溜まっているようでしたら、更なる円安はなかなか難しいかもしれません。

昨日は豪の失業率の失業率が4.9%、新規雇用者数が37,800人増加と市場予想と比べても強い内容となりました。これを受けて豪ドルは対ドルで年初来の高値を更新しました。2月の貿易収支が悪かったものの、雇用が強かったことで、この傾向が続くと市場が持っている利上げ予想の前倒しの可能性が高まり、楽観的なセンチメントが市場に続けば、豪ドルの一段高につかなると思います。

ECBは市場の予想通り政策金利を0.25%引き上げました。トリシェECB総裁の定例記者会見では"strong vigilance"(強い警戒)から、"very close monitoring"(注視)という文言に変更されました。ただ、物価の二次的な上昇に対して"extreme alert"(極端に注意を怠らない)と発言しています。市場が予想していた通り、緩やかなペースでの利上げのスタンスに変更はなく、年内にあと0.50%(四半期ごとに2回)の利上げがあり得ることから、ユーロがそれほど崩れていませんし、ポルトガルの支援要請にもかかわらず、スペインには波及していかないことも下支え要因となっていますので、本日のロックハート米アトランタ連銀総裁、フィッシャー米ダラス連銀総裁の発言に目新しいことがなければユーロは底堅い動きをすると思われます。

■日足からのテクニカルでの注目点(矢印はトレンドの方向を予想しています)
豪ドル/米ドル 年初来高値更新

■変動率からの予想レンジ 07:46→NYクローズ

Ccy予想レンジ
USDJPY84.41 ~ 85.52
EURJPY120.57 ~ 122.45
GBPJPY137.54 ~ 139.75
AUDJPY88.09 ~ 89.78
NZDJPY65.54 ~ 66.85
CADJPY87.86 ~ 89.41
ZARJPY12.56 ~ 12.82
NOKJPY15.37 ~ 15.67
MXNJPY7.12 ~ 7.26
HKDJPY10.84 ~ 11.00
SGDJPY66.91 ~ 67.85
EURUSD1.4246 ~ 1.4371

■前日のサマリー
昨日の東京時間帯は日銀の金融政策決定会合などのイベントを控えていたものの、85円台まで上昇していたドルの利益確定の売りが出て、ドル/円は85.11円、ユーロ/円は122円台前半から121.70円、ユーロ/ドルは1.43ドル台前半から1.4296ドルまで下落しました。ロンドン時間には発表された独鉱工業生産指数が市場予想より上振れしたことで、1.4266ドルまで下落していたユーロ/ドルが1.43ドルを回復、ドル/円も84.91円から85円台前半、ユーロ/円も121.18円から121円台後半へそれぞれ回復しました。その後、ECB理事会で政策金利の0.25%の引き上げが発表され、市場の予想通りであったことから、発表後にユーロ売られました。NY時間にはトリシェECB総裁が「今回が一連の連続行動は考えていない」との発言にユーロ/ドルは1.4243ドルまで一時下落しました。また、昨夜23時40分頃、宮城県沖でM7.4の地震が発生したことで、津波や原発への不安感からリスク回避の動きとなり、ドル/円は84.60円、ユーロ/円は120.76円まで一時下落しましたが、津波警報が解除されたことや、福島第1、第2原発、女川原発などで地震による被害が出ていないことで、不安が徐々に解消されたこともあり、ドル/円は85円近辺、ユーロ/円は121円台後半、ユーロ/ドルは1.43ドル台前半へと戻しました。
クローズはドル/円が84.90円、ユーロ/ドルが1.4306ドル、ユーロ/円は121.46円。

■株価(bloomberg.co.jp)
















Index 引値 前日比
日経225 9590.93 6.56
FTSE100(英) 6007.37 -33.76
DAX(独) 7178.78 -36.33
NYダウ(米) 12409.49 -17.26
S&P500(米) 1333.51 -2.03
NASDAQ(米) 2796.14 -3.68

■金利(bloomberg.co.jp)












Country 利回り 前日比
米10年債 3.55 0.00
日本10年債 1.320 0.018
英10年債 3.75 -0.01
独10年債 3.42 -0.01

■コモディティ価格








Commodities 引値 前日比
NY金(期近) 1459.30 0.80
NY原油(期近) 110.30 1.47

■本日の指標発表(FXミュージアムより)
4/8(金)
・ 08:50 日本 2月 国際収支・経常収支
・ 08:50 日本 2月 国際収支・貿易収支
・ 14:00 日本 3月 景気ウオッチャー調査-現状判断DI
・ 14:45 スイス 3月 失業率
・ 15:00 ドイツ 2月 経常収支
15:00 ドイツ 2月 貿易収支
・ 15:00 ユーロ圏 トゥンペルグゲレル欧州中央銀行(ECB)専務理事講演
・ 17:30 英国 3月 卸売物価指数(食品、エネルギー除くコアPPI) 前年同月比
・ 20:00 カナダ 3月 新規雇用者数
・ 20:00 カナダ 3月 失業率
・ 21:00 米国 ロックハート米アトランタ連銀総裁講演
・ 21:15 カナダ 3月 住宅着工件数
・ 23:00 米国 2月 卸売在庫 前月比
・ 23:15 米国 フィッシャー米ダラス連銀総裁講演
※経済指標の発表予定は予告なく変更になることがあります。

2011年4月 7日 (木)

4/7 本日の戦略-ユーロ上昇継続はトリシェ発言次第か-

おはようございます。本日はなぜかすこぶる体調が悪いようです。花粉症?かもしれません。

■変化率から見た前日の通貨の強弱

NZドル>豪ドル>ユーロ>ポンド>ドル>円
※ ">" の左側の通貨が右側の通貨より強いことを示しています。

■本日の見通し
本日は、市場が注目していますECB理事会(20時45分)とトリシェECB総裁定例記者会見(21時30分)が予定されています。これに先立ち、日銀の金融政策決定会合(12時30分過ぎに発表されると思われます)、白川日銀総裁の定例記者会見(15時30分)が、予定されていて、英国でも20時に中銀(BOE)金融政策委員会の発表も予定されています。特にBOEについては市場予想は据え置きとなっていますが、消費者物価指数の水準から見るとどのタイミングでも利上げを行ってもおかしくないことで、本日の利上げの可能性もあります。仮に利上げを行ったときには、ポンドが買われることとなると思います。

昨日はソクラテス・ポルトガル首相がEUに金融支援を要請しました。ギリシャ、アイルランドに続き、ユーロ周辺諸国では3か国目になります。この支援要請が悪材料出尽くしとの見方もありますが、こうした弱い材料を無視して上昇してきているユーロに対する下落リスクは高まっていると思います。こうした意味では冒頭にも書きましたが、本日のトリシェECB総裁の発言が最大のキーとなると思います。

また、本日は豪の雇用統計(失業率、就業者数)がの発表予定があり、先に発表された貿易収支が赤字となっていたことから、仮にこれらの数字が予想より悪いと豪ドルは調整の可能性があります。米国でも週間の新規失業保険申請件数の発表が予定されており、足許の数字が悪化しているようであれば、ドル売りの要因となりそうです。いずれにしても円売りに過熱感が見られることで、どの地点で調整が起こってもおかしくないとみています。

■日足からのテクニカルでの注目点(矢印はトレンドの方向を予想しています)
ドル/円 年初来高値更新
ユーロ/円 年初来高値更新
豪ドル/円 年初来高値更新
ポンド/円 年初来高値更新
NZドル/円 年初来高値更新
カナダドル/円 年初来高値更新
南アランド/円 年初来高値更新
ユーロ/ドル 年初来高値更新
豪ドル/米ドル 年初来高値更新

■変動率からの予想レンジ 08:01→NYクローズ

Ccy 予想レンジ
USDJPY 85.03 ~ 86.13
EURJPY 121.64 ~ 123.48
GBPJPY 138.59 ~ 140.77
AUDJPY 88.48 ~ 90.13
NZDJPY 66.10 ~ 67.40
CADJPY 88.30 ~ 89.83
ZARJPY 12.64 ~ 12.90
NOKJPY 15.50 ~ 15.79
MXNJPY 7.14 ~ 7.28
HKDJPY 10.91 ~ 11.06
SGDJPY 67.40 ~ 68.33
EURUSD 1.4284 ~ 1.4393

■前日のサマリー
昨日の東京時間帯は円売りの流れが継続し、ドル/円は85円手前にあったオプションの防戦売りをこなし85円台に上昇、短期勢の買いに一時85.53円まで上昇しました。ユーロ/円も120円台後半から121.91円、ユーロ/ドルも1.42ドル台前半から1.4282ドルまで上昇しました。ロンドン時間には、英鉱工業生産が市場予想に反して前月比マイナスとなったことから下落し、ドル/円も一時84.84円、ユーロ/円は121.29円まで下落したものの影響は一時的となりました。ユーロ/ドルは独の製造業受注が市場予想より良かった子で、1.4317ドルまで上昇しました。NY時間にはユンケルEUグループ議長が「ユーロは過大評価されている」との発言やポルトガル政府が支援要請を行ったものの、市場の反応は限定的となり、ユーロ/ドルは1.4273ドルまでの下落に留まりました。クローズにかけては、ドル/円が85.49円、ユーロ/円が122.62円まで上昇し、しびなな高値圏で推移、ユーロ/ドルも1.4350ドルまで上昇し、1.43ドル台を維持しています。
クローズはドル/円が85.48円、ユーロ/ドルが1.4328ドル、ユーロ/円は122.47円。

■株価(bloomberg.co.jp)

Index 引値 前日比
日経225 9584.37 -31.18
FTSE100(英) 6041.13 34.07
DAX(独) 7215.11 39.80
NYダウ(米) 12426.75 32.85
S&P500(米) 1335.54 2.91
NASDAQ(米) 2799.82 8.63

■金利(bloomberg.co.jp)

Country 利回り 前日比
米10年債 3.55 0.07
日本10年債 1.302 0.024
英10年債 3.76 0.00
独10年債 3.43 0.04

■コモディティ価格

Commodities 引値 前日比
NY金(期近) 1458.50 6.00
NY原油(期近) 108.83 0.49

■本日の指標発表(FXミュージアムより)
4/7(木)
・ 08:50 日本 3月 外貨準備高
10:30 豪 3月 新規雇用者数
10:30 豪 3月 失業率
00:00 日本 日銀金融政策決定会合、終了後政策金利発表
15:30 日本 白川方明日銀総裁定例記者会見
・ 16:45 米国 ピアナルト米クリーブランド連銀総裁講演
・ 19:00 ドイツ 2月 鉱工業生産 前月比
20:00 英国 イングランド銀行(BOE、英中央銀行)金利発表
20:45 ユーロ圏 欧州中央銀行(ECB)政策金利
・ 21:20 米国 ラッカー米リッチモンド連銀総裁講演
21:30 ユーロ圏 トリシェECB総裁定例記者会見
・ 21:30 カナダ 2月 住宅建設許可件数 前月比
・ 21:30 米国 前週分 新規失業保険申請件数
・ 04:00 米国 2月 消費者信用残高 前月比
※経済指標の発表予定は予告なく変更になることがあります。

2011年4月 6日 (水)

4/6 本日の戦略-日本との金利差相場が継続-

おはようございます。病院通いも早3週間が経過しました。まだ時間がかかりそうですが、うまくいけば次週にギブスは外せそうです。

■変化率から見た前日の通貨の強弱

ポンド>NZドル>ユーロ>ドル>豪ドル>円
※ ">" の左側の通貨が右側の通貨より強いことを示しています。

■本日の見通し
昨日発表された米FOMC議事録では、これまでタカ派の委員が発言している内容が含まれ、FOMC内部で意見が分かれていることが明らかになりました。一方、米の著名なアドバイザリーレポートでもECBは金利の緩やかな正常化を反映させる声明に変更するだろうと述べ、米欧と日本の金融政策スタンスの違いから円が主要通貨に対して売られる流れが継続しました。7日には日銀の金融政策決定会合とECB理事会が予定されていることで、ここでの両中銀の声明に注目となり、市場が織り込んでいる内容以下となった場合には短期的な相場の転換となると思われます。また、本日朝方につけたドル/円の85円台は移動平均乖離率から見ても3.5%を超えてきていることから、かなり過熱感のある水準と思われます。判断目安としてはボリンジャーバンドの2σか3σが現在の拡大から縮小に転じるところと思われます。下のチャート参照してください。

こうした欧米の利上げ期待ムードの中で、リスク要因を探すとすれば、やはり欧州周辺国の債務危機になります。ポルトガルの国債利回りが高止まりしており、来週15日に45億ユーロの償還を同国が迎えるため、ECBの利上げという目先の材料をこなしてしまうと、市場はある程度織り込んでいるとはいえ、支援要請という形になれば、楽観的なムードが冷やされる可能性があります。また、こちらも1バーレル=108ドル台で高止まりしている原油価格や昨日も引き締めが行われた中国の動向になります。どこかの市場でポジションのアンワインド(巻き戻し)が起これば、全体を冷やす可能性がありますので、こうした一方方向に相場が動いているときには注意です。

■ドル/円 日足(ボリンジャーバンド)
USDJPY

■日足からのテクニカルでの注目点(矢印はトレンドの方向を予想しています)
ドル/円 年初来高値更新
ユーロ/円 年初来高値更新
豪ドル/円 年初来高値更新
ポンド/円 年初来高値更新
NZドル/円 年初来高値更新
カナダドル/円 年初来高値更新
南アランド/円 年初来高値更新
ポンド/ドル 一目均衡表(日足)の基準線を上抜け

■変動率からの予想レンジ 08:25→NYクローズ

Ccy 予想レンジ
USDJPY 84.38 ~ 85.46
EURJPY 119.80 ~ 121.57
GBPJPY 137.24 ~ 139.38
AUDJPY 86.86 ~ 88.44
NZDJPY 64.65 ~ 65.88
CADJPY 87.36 ~ 88.85
ZARJPY 12.47 ~ 12.72
NOKJPY 15.33 ~ 15.61
MXNJPY 7.08 ~ 7.22
HKDJPY 10.83 ~ 10.98
SGDJPY 66.87 ~ 67.78
EURUSD 1.4166 ~ 1.4280

■前日のサマリー
昨日の東京時間帯は8時15分から行われたバーナンキ米FRB議長の講演で、金融政策等には特に言及がなかったものの、質疑応答で「インフレの動向を注視する必要がある」「インフレに対する楽観的な見通しが外れた場合にはFRBは行動を起こす」との内容が伝わるとドル買いとなり、ドル/円は84.49円まで上昇しました。しかし、84.50円の売りなどに上値を押さえられ、84円台前半での推移となりました。ユーロ/ドルは朝方に1.4233ドルまで上昇したものの、じりじりと1.4172ドルまで下落、ユーロ/円は119円台後半での動きに留まりました。ロンドン時間には中国人民銀行(中央銀行)が1年物の貸出金利と預金金利をともに0.25%ずつ引き上げたことで、ドル/円は84.17円、ユーロ/ドルは1.4159ドル、ユーロ/円は119.36円へと下落しましたが、影響は一時的となりました。NY時間には米長期金利が上昇したことで84.50円から上の売りをこなし84.70円へ上昇、ユーロ/ドルは1.4151ドル、ユーロ/円は119.33円へと下落しました。クローズにかけては米非製造業ISMが市場予想から下振れして一時下落したものの、米著名なアドバイザリーレポートが欧州中銀が7日に0.25%政策金利を引き上げた後、「金利の緩やかな正常化の機会を提供するだろう」と声明を変更するという内容だったとの噂が流れ、ユーロ/ドルは1.4246ドルへと上昇、ドル/円は3時に発表された米FOMC議事録で「メンバーの数名は、インフレ予測のリスクは、やや上振れ方向に移動したと指摘」「メンバー数名は、一段と強い回復、インフレ加速、インフレ期待上昇で債券買いいれペース、規模の抑制が必要な可能性と指摘」と意見が割れたことが明らかになると、米金利上昇期待から84.88円へと上昇しました。
クローズはドル/円が84.84円、ユーロ/ドルが1.4219ドル、ユーロ/円は120.65円。

■株価(bloomberg.co.jp)

Index 引値 前日比
日経225 9615.55 -103.34
FTSE100(英) 6007.06 -9.92
DAX(独) 7175.31 -0.02
NYダウ(米) 12393.90 -6.13
S&P500(米) 1332.63 -0.24
NASDAQ(米) 2791.19 2.00

■金利(bloomberg.co.jp)

Country 利回り 前日比
米10年債 3.48 0.06
日本10年債 1.278 -0.023
英10年債 3.76 0.05
独10年債 3.39 0.02

■コモディティ価格

Commodities 引値 前日比
NY金(期近) 1452.50 19.50
NY原油(期近) 108.34 -0.13

■本日の指標発表(FXミュージアムより)
4/6(水)
・ 10:30 豪 2月 住宅ローン件数 前月比
・ 14:00 日本 2月 景気一致指数(CI)・速報値
・ 14:00 日本 2月 景気先行指数(CI)・速報値
・ 16:15 スイス 3月 消費者物価指数(CPI) 前月比
・ 17:30 英国 2月 鉱工業生産指数 前月比
・ 17:30 英国 2月 製造業生産指数 前月比
・ 18:00 ユーロ圏 10-12月期 四半期域内総生産(GDP、確定値) 前期比
・ 18:00 ユーロ圏 10-12月期 四半期域内総生産(GDP、確定値) 前年同期比
・ 19:00 ドイツ 2月 製造業新規受注 前月比
・ 20:00 米国 ロックハート米アトランタ連銀総裁講演
・ 20:00 米国 MBA住宅ローン申請指数 前週比
・ 23:00 カナダ 3月 Ivey購買部協会指数
※経済指標の発表予定は予告なく変更になることがあります。

2011年4月 5日 (火)

4/5 本日の戦略-豪ドルがクロス円上昇の牽引役となるか-

おはようございます。今朝の冷え込みにはびっくりしました。近所の車には霜、畑には霜柱がたっていました(それほど大きくはなかったですが)。

■変化率から見た前日の通貨の強弱

ポンド>NZドル>ドル>円>ユーロ>豪ドル
※ ">" の左側の通貨が右側の通貨より強いことを示しています。

■本日の見通し
8時15分に予定されていたバーナンキ米FRB議長の講演では景気見通しや金融政策の話しは出なかったようです。昨日はエバンズ米シカゴ連銀総裁が「金融当局による6000億ドルの米国債購入は適切な規模かもしれない」との認識を示しています。同総裁は昨年の夏は景気減速を懸念していたと述べたことや「景気は引き続き改善している」「状況は昨年の秋以降、着実に進展している」と発言するなど、QE3に向かう可能性は低いことを伺わせました。本日もコチャラコタ米ミネアポリス連銀総裁講演、ロックハート米アトランタ連銀総裁講演プロッサー米フィラデルフィア連銀総裁講演の講演が日本時間の深夜に控えていることから、発言の内容によって米国の金利が動くことが予想されます。また、3時にはFOMC議事録の公表が予定されていることで、最近のタカ派、ハト派の発言と照らし合わせ4月26-27日に開催される米FOMCに向けて、文言の修正の可能性が高まるようだとドルが買われるものと思います。

この後、10時30分に豪2月の貿易収支、13時30分に豪準備銀行(RBA)の政策金利の発表が予定されています。豪準備銀行は消費者物価指数が横ばいとなっていることで政策金利を据え置くものと思いますが、原油価格など物価の上昇の懸念もあるため、声明にこうしたことが盛り込まれた場合には5月もしくは6月の利上げ期待につながり、豪ドルが買われる可能性があります。

市場では最近、北アフリカおよび中東のリスクがなかなか報じられなくなっていますが、昨日はイエメンで大統領官邸に更新しようとしていたデモ隊に警察が実弾や催涙ガスを発射、400人以上が負傷しています。また、英国発エジプト行きの旅客機が爆弾脅迫を受けアテネに緊急着陸するなど懸念が出ています。イランのアフマディネジャド大統領は原油価格が今後1バーレル=150ドルに達するなどと発言、国際的な指標となるWTIも1バーレル=108ドル台へと上昇してきています。株価が堅調に推移する一方で、足許ではリスクが徐々に高まってきているように感じます。

■日足からのテクニカルでの注目点(矢印はトレンドの方向を予想しています)
ポンド/ドル 21日移動平均線を上抜け(僅か)

■変動率からの予想レンジ 08:09→NYクローズ

Ccy 予想レンジ
USDJPY 83.58 ~ 84.66
EURJPY 118.67 ~ 120.40
GBPJPY 134.56 ~ 136.60
AUDJPY 86.33 ~ 87.89
NZDJPY 64.01 ~ 65.21
CADJPY 86.24 ~ 87.69
ZARJPY 12.37 ~ 12.62
NOKJPY 15.16 ~ 15.43
MXNJPY 7.02 ~ 7.15
HKDJPY 10.73 ~ 10.88
SGDJPY 66.26 ~ 67.16
EURUSD 1.4171 ~ 1.4280

■前日のサマリー
昨日の東京時間帯は朝方に円が売られ、ドル/円は一時84.40円、ユーロ/円は120.06円まで上昇、ユーロ/ドルも1.4269ドルまで買われたものの、さらに上値を追う材料に乏しく買いが一巡すると小動きとなりました。ロンドン時間にはユーロ圏2月の生産者物価指数が発表され、市場予想よりやや下振れしていたことで、ユーロ/ドルが1.4193ドル、ユーロ/円が119.19円まで下落、ドル/円も83.95円まで下落しました。ただ、この売りも続かず、ドル/円は84円台前半、ユーロ/ドルは1.42ドル台後半、ユーロ/円も119円台後半へと戻しました。NY時間にはロックハート米アトランタ連銀総裁は「米国の景気回復の基調は一層しっかりしてきた」「米景気回復には深刻な不均衡が存在する、個人消費は慎重なスタンスが続くだろう」と発言、トリシェECB総裁は「物価安定はECBの政策のかじ取りの指針、ユーロ圏は経済統合を強化する必要がある」と発言しました。米長期金利などが低下したことで、ドル/円は83.85円まで下落、ユーロ/ドルは1.4251ドルまで上昇する場面も見られましたが、トレンドが出るには至らず、クローズにかけてはユーロ/ドルが1.42ドル台前半、ドル/円は84円台前半、ユーロ/円は119円台前半からミドル超えまでの範囲での動きとなりました。
クローズはドル/円が84.05円、ユーロ/ドルが1.4218ドル、ユーロ/円は119.51円。

■株価(bloomberg.co.jp)

Index 引値 前日比
日経225 9718.89 10.50
FTSE100(英) 6016.98 7.06
DAX(独) 7175.33 -4.48
NYダウ(米) 12400.03 23.31
S&P500(米) 1332.87 0.46
NASDAQ(米) 2789.19 -0.41

■金利(bloomberg.co.jp)

Country 利回り 前日比
米10年債 3.42 -0.02
日本10年債 1.301 0.006
英10年債 3.72 0.00
独10年債 3.37 0.00

■コモディティ価格

Commodities 引値 前日比
NY金(期近) 1433.00 4.90
NY原油(期近) 108.47 0.53

■本日の指標発表(FXミュージアムより)
4/5(火)
10:30 豪 2月 貿易収支
13:30 豪 豪準備銀行(中央銀行)、政策金利発表
・ 16:30 ユーロ圏 オルドネス・スペイン中銀総裁講演
・ 17:00 ユーロ圏 3月 サービス部門購買担当者景気指数(PMI、改定値)
・ 17:30 英国 3月 サービス部門購買担当者景気指数(PMI)
・ 18:00 ユーロ圏 2月 小売売上高 前月比
・ 18:00 ユーロ圏 2月 小売売上高 前年同月比
・ 23:00 米国 ガイトナー米財務長官議会証言
23:00 米国 3月 ISM非製造業景況指数(総合)
・ 01:45 米国 コチャラコタ米ミネアポリス連銀総裁講演
・ 01:45 米国 ロックハート米アトランタ連銀総裁講演
・ 02:00 米国 プロッサー米フィラデルフィア連銀総裁講演
・ 03:00 米国 米連邦公開市場委員会(FOMC)議事要旨
※経済指標の発表予定は予告なく変更になることがあります。

2011年4月 4日 (月)

4/4 本日の戦略-円売りは乖離率から見ると調整の可能性あり-

おはようございます。ソフトバンクの孫氏の100億円の義援金にはびっくりしました。額、行為は大いに尊敬します。孫氏ならば産業や雇用でも援助ができるのではないかとも思ってしまいました。

■変化率から見た前日の通貨の強弱

NZドル>豪ドル>ポンド>ユーロ>ドル>円
※ ">" の左側の通貨が右側の通貨より強いことを示しています。

■本日の見通し
昨日の見通しでも書きましたが、クロス円で21日移動平均線からの乖離率が拡大しています。過去の例からは+3%を超えてくると相場も行きすぎに近いことから、ドル/円以外では調整の可能性があると思います。本日朝方にはユーロ/円が一時120.06円、ポンド/円が136.00円、豪ドル/円が87.67円まで上昇しています。その後は上昇につながる材料が出ていないこともあり伸び悩んでいるようです。本日はハト派(利上げに消極的)のエバンズ米シカゴ連銀総裁の講演が予定されていることで、先週末のダドリーNY連銀総裁に続き、利上げに消極的な発言が出てくるようであれば、主要通貨に対してドルが売られることとなります。ただ、これを受けてNYダウが上昇するようであればクロス円は底堅く推移すると思います。

一方のユーロは格付け機関フィッチがポルトガルの格付けを「BBB-」に3段階格下げしましたが、米国の利上げ観測後退から、ユーロ/ドルは1.4246ドルまで上昇、今週7日の0.25%の利上げを完全に織り込んだ形となっています。トリシェECB総裁の前回のECB理事会以降の一貫した利上げ示唆発言からも、4月の利上げは確実と思いますが、市場は四半期ごとの利上げを見込んでおり、こうした予想の裏付けがトリシェECB総裁の理事会後の記者会見で聞かれるかどうかに注目となります。本日はユーロ圏の生産者物価指数の発表が予定されていますので、こちらも上昇しているようならユーロの支援材料と思われます。

現在、市場は円売りにバイアスが傾いていると思います。背景には株価の堅調推移があり、本邦の期末(年度末)が終わったことも影響していると思います。チャートでは日足で一目均衡表の雲を上抜けていることや遅行線も雲を上に抜けていることで、短期的なトレンドは上向きのように見えます。ただ、週足をみると、遅行線が日々線とほぼ同値であり、雲の下を推移していることで、こちらはまだトレンドの転換とはいえないと思います。(下のチャート参照)

■ドル/円週足 (一目均衡表) USDJPY

■日足からのテクニカルでの注目点(矢印はトレンドの方向を予想しています)
ポンド/ドル 一目均衡表(日足)の雲の上へ(1日で)
ユーロ/円 年初来高値更新
ポンド/円 年初来高値更新
豪ドル/円 年初来高値更新
NZドル/円 年初来高値更新

■変動率からの予想レンジ 09:21→NYクローズ

Ccy 予想レンジ
USDJPY 83.55 ~ 84.63
EURJPY 118.68 ~ 120.48
GBPJPY 134.33 ~ 136.38
AUDJPY 86.54 ~ 88.09
NZDJPY 63.97 ~ 65.18
CADJPY 86.49 ~ 87.95
ZARJPY 12.38 ~ 12.63
NOKJPY 15.16 ~ 15.43
MXNJPY 7.03 ~ 7.17
HKDJPY 10.73 ~ 10.88
SGDJPY 66.25 ~ 67.17
EURUSD 1.4182 ~ 1.4291

■前日のサマリー
週末の東京時間帯はクロス円が上昇した流れを引き継いで、ドル/円は83円台前半から83.75円、ユーロ/円は117円台後半から118.67円へと上昇、ユーロ/ドルは1.41ドル台後半での推移となりました。ロンドン時間帯は米国の雇用統計待ちで各通貨とも小動きとなりました。注目の米雇用統計は失業率が0.1ポイント改善の8.8%、非農業部門雇用者数が市場予想より良い21.6万人増となったことで、ドル/円はストップロスをつけて84.73円まで一時上昇、ユーロ/ドルは1.4062ドルまで下落、ユーロ/円は119.20円近辺へと上昇しました。その後、米製造業ISMが発表されたものの、市場予想とほぼ同じ内容となり、影響は限定的となりました。しかし、ダドリーNY連銀総裁が景気回復について「なお弱い」、雇用と物価安定について「達成から程遠い」との認識を示したことで、市場に出ていた政策金利引き上げ期待がしぼみ、ドル/円は83.97円まで下落、一方のユーロ/ドルは1.4246ドルへと上昇、ユーロ/円は119.80円をつけ119.46円へと下落しました。
クローズはドル/円が84.01円、ユーロ/ドルが1.4226ドル、ユーロ/円は119.52円。

■株価(bloomberg.co.jp)

Index 引値 前日比
日経225 9708.39 -46.71
FTSE100(英) 6009.92 101.16
DAX(独) 7179.81 138.50
NYダウ(米) 12376.72 56.99
S&P500(米) 1332.41 6.58
NASDAQ(米) 2789.60 8.53

■金利(bloomberg.co.jp)

Country 利回り 前日比
米10年債 3.44 -0.03
日本10年債 1.295 0.036
英10年債 3.72 0.03
独10年債 3.37 0.02

■コモディティ価格

Commodities 引値 前日比
NY金(期近) 1428.10 -10.80
NY原油(期近) 107.94 1.22

■本日の指標発表(FXミュージアムより)
・ 18:00 ユーロ圏 2月 卸売物価指数(PPI) 前月比
・ 18:00 ユーロ圏 2月 卸売物価指数(PPI) 前年同月比
・ 19:30 米国 ドラギ・イタリア中銀総裁講演
・ 22:05 米国 ロックハート米アトランタ連銀総裁講演
・ 22:30 米国 エバンズ米シカゴ連銀総裁講演
※経済指標の発表予定は予告なく変更になることがあります。

2011年4月 3日 (日)

4/4の週の見通し

こんばんは。近くの公園の桜もちらほらと咲き始めました。ニュースでも都内の桜が3分咲きとうニュースを見ました。「春」という言葉からイメージされる通りに、「日本」も希望を持っていきたいですね。

■ドル/円 60分足
USDJPY
※チャートをクリックすると拡大します。

■ユーロ/ドル 60分足
EURUSD
※チャートをクリックすると拡大します。

■ユーロ/円 60分足
EURJPY
チャートをクリックすると拡大します。

先週は本邦の期末を控えた週であったが、本邦機関投資家のドル買いやクロス円主導での円売りから、円が主要通貨に対して大幅に下落、ドル/円、ユーロ/円、ポンド/円、豪ドル/円、カナダドル/円で年初来高値を更新しました。ユーロは格付け機関S&Pがポルトガル、ギリシャの国債の格付けを下げたものの、影響は一時的で、週後半には連続利上げの期待が高まったことやドルの出口戦略の期待がやや後退したことで、ユーロ/ドルが1.42ドル台へ上昇、ユーロ/円も119円台へと上昇してクローズしています。ドルは米国の出口戦略への期待が高まったことで、円とスイスフランに対しては上昇しましたが、他の通貨に対しては下落しています。特に週末はべ国の雇用統計が市場予想を上回ったこともあり、リスク・オンの動きから豪ドルやNZドルが上昇しました。

■週間騰落率(JPY)

JPY

グラフをクリックすると拡大します。

■週間騰落率(USD)

USD

グラフをクリックすると拡大します。


■今週の見通し

ユーロ圏ではギリシャ、ポルトガルが格下げされたり、アイルランド当局が同国の銀行が240億ユーロの資本調達の必要があるなどの悪材料が出たものの、今週7日で予定されているECB理事会で0.25%の政策金利の引き上げがほぼ確実視されるため、ユーロは上昇しました。また、市場では年内に0.75%(今回の0.25%利上げも含む)の政策金利の引き上げを見込んでいます。このため、21時30分のトリシェECB総裁の定例記者会見の内容が重要となります。同総裁が連続した利上げに対して懐疑的な発言をするようであればユーロ上昇のトレンドが転換する可能性があります。



また、このほかにも5日(火)の13時30分に豪準備銀行(RBA)の政策金利(市場は据え置きを予想)、7日(木)の午後には日銀(BOJ)の政策金利(市場は据え置きを予想)、20時には英中銀(BOE)の政策金利(市場は5月の利上げを予想)の発表予定があります。豪は消費者物価指数が前年比で2.7%と依然高率であることや最近の原油価格などの上昇などにより今回は利上げを見送ったとしても声明で利上げを示唆する可能性があります。ただ、豪ドルが対ドル、対円で上昇していることに加え、本邦の震災で対日輸出の減少の可能性があるなど同国の景気減速につながる懸念もあることから、慎重な見方を示すと豪ドルが一時的に調整につながる可能性があります。一方の、英中銀はこちらもインフレターゲットを大幅に上回っていることで利上げ期待が高いものの、今回見送ったとしても5月の利上げに期待がつながることで、ポンドが調整したとしてもそれほど深い調整にはならないと思います。



円はリスク・オンの流れから先週は主要通貨に対して下落していますが、各通貨ペアの移動平均線からのかい離率をみると、ユーロ/円で4.152%、豪ドル/円で5.544%、NZドル/円で6.328%、カナダドル/円で4.186%、南アランド/円で5.899%に達しています。また、スローストキャスティックスでも90以上でデッドクロスしたものもあることから、調整の下げが出るかもしれません。

■今週の予想レンジ



















Ccy Low(下) High(上)
ドル/円 82.40 85.70
ユーロ/ドル 1.3850 1.4610
ユーロ/円 115.90 121.70
ポンド/円 132.90 136.90
豪ドル/円 84.50 89.20


■注目イベント 4/4(月)
・ 08:50 日本 3月 マネタリーベース 前年同月比
・ 18:00 ユーロ圏 2月 卸売物価指数(PPI) 前月比
・ 18:00 ユーロ圏 2月 卸売物価指数(PPI) 前年同月比
4/5(火)
10:30 豪 2月 貿易収支
13:30 豪 豪準備銀行(中央銀行)、政策金利発表
・ 17:00 ユーロ圏 3月 サービス部門購買担当者景気指数(PMI、改定値)
・ 17:30 英国 3月 サービス部門購買担当者景気指数(PMI)
・ 18:00 ユーロ圏 2月 小売売上高 前月比
・ 18:00 ユーロ圏 2月 小売売上高 前年同月比
23:00 米国 3月 ISM非製造業景況指数(総合)
・ 03:00 米国 米連邦公開市場委員会(FOMC)議事要旨
4/6(水)
・ 10:30 豪 2月 住宅ローン件数 前月比
・ 14:00 日本 2月 景気一致指数(CI)・速報値
・ 14:00 日本 2月 景気先行指数(CI)・速報値
・ 16:15 スイス 3月 消費者物価指数(CPI) 前月比
・ 17:30 英国 2月 鉱工業生産指数 前月比
・ 17:30 英国 2月 製造業生産指数 前月比
・ 18:00 ユーロ圏 10-12月期 四半期域内総生産(GDP、確定値) 前期比
・ 18:00 ユーロ圏 10-12月期 四半期域内総生産(GDP、確定値) 前年同期比
・ 19:00 ドイツ 2月 製造業新規受注 前月比
・ 20:00 米国 MBA住宅ローン申請指数 前週比
・ 23:00 カナダ 3月 Ivey購買部協会指数
4/7(木)
・ 08:50 日本 3月 外貨準備高
10:30 豪 3月 新規雇用者数
10:30 豪 3月 失業率
00:00 日本 日銀金融政策決定会合、終了後政策金利発表
・ 19:00 ドイツ 2月 鉱工業生産 前月比
20:00 英国 イングランド銀行(BOE、英中央銀行)金利発表
20:45 ユーロ圏 欧州中央銀行(ECB)政策金利
・ 21:30 カナダ 2月 住宅建設許可件数 前月比
・ 21:30 米国 前週分 新規失業保険申請件数
・ 04:00 米国 2月 消費者信用残高 前月比
4/8(金)
・ 08:50 日本 2月 国際収支・経常収支
・ 08:50 日本 2月 国際収支・貿易収支
・ 14:00 日本 3月 景気ウオッチャー調査-現状判断DI
・ 14:45 スイス 3月 失業率
・ 15:00 ドイツ 2月 経常収支
・ 15:00 ドイツ 2月 貿易収支
・ 17:30 英国 3月 卸売物価指数(食品、エネルギー除くコアPPI) 前年同月比
・ 20:00 カナダ 3月 新規雇用者数
・ 20:00 カナダ 3月 失業率
・ 21:15 カナダ 3月 住宅着工件数
・ 23:00 米国 2月 卸売在庫 前月比
経済指標の詳細はFXmuseumのFXカレンダーを参照してください。

2011年4月 2日 (土)

4/2 シカゴ通貨先物非商業ポジション

こんにちは。昨夜は米雇用統計を受け、ドル/円も84円台後半まで上昇しましたね。素直に驚きました。ただ、円以外の主要通貨では下落しています。円は全面安となりましたね。

1日に発表された29日現在のシカゴIMMの投機ポジションでは、ドルのショート(売)ポジションは約31万コントラクト。円のロング(買)はほぼフラット、ユーロのロングが5万コントラクトを超えています。カナダドルはロングが増加、NZドルはロングに転換しています。

円のロングが大幅に減少しています。内訳をみるとロングが1.7万コントラクトの減少、ショートが1.3万コントラクトの増加と、どちらかというとロングが切らされています。今週は円安が進んだためネットポジションでもショートに転換したと思われます。直近では2月15日にショートに転換したことがありますが、このときは2週間後にはロングに戻っていることで、今回はネットショートの状態が長く続くかに注目です。また、豪ドルのロオングポジションが約3万コントラクト増加し8.5万コントラクトのネットロングとなっています。これは2006年12月以来の水準で、過去の最高水準にほぼ匹敵していますので、ロングポジションの調整が出やすい環境と思います。

■シカゴIMM非商業ポジション

項目 Net(ネット) Dif(増減) Long(買) Short(売) All(総取組)
JPY 7,052 -27,473 37,737 30,685 68,422
EUR 56,630 8,277 93,031 36,401 129,432
GBP 743 -28,981 30,077 29,334 59,411
CHF 18,957 -2,344 24,184 5,227 29,411
CAD 51,245 5,268 52,886 1,641 54,527
AUD 85,565 33,831 91,791 6,226 98,017
NZD 239 1,721 6,598 6,359 12,957
MXN 7,052 -27,473 37,737 30,685 68,422
source:CFTC

【USD】
USD
source:CFTC

ドルは9,174コントラクトのショート減少の308,506コントラクトのショートとなりました。
※ドルのポジションは円、ユーロをはじめ、メキシコペソまでを合計して算出しています。レートはFRBのメジャーカレンシーインデックスを使用しています。

【JPY】
JPY
source:CFTC

円は27,473コントラクトのロング減少の7,052コントラクトのロングとなりました。

【EUR】
EUR
source:CFTC

ユーロは8,277コントラクトのロング増加の56,630コントラクトのロングになりました。

【CAD】
CAD
source:CFTC

カナダは5,268コントラクトのロング増加の51,245コントラクトのロングになりました。

【NZD】
NZD
source:CFTC

NZドルは1,721コントラクトのロング増加の239コントラクトのロングとなりました。
他のIMM通貨先物のポジション動向は上田ハーローレポートのシカゴIMM非商業ポジションを参照してください。(4日更新)

2011年4月 1日 (金)

4/1 本日の戦略-米雇用次第だが、ユーロ周辺国リスクにも注意-

おはようございます。3月11日の震災から3週間が経過しました。福島第1原発は関係者の必死の努力にもかかわらず長期化の様相となってしまいました。これを機に省エネやクリーンなエネルギー開発に向かうことも考えないといけませんね。

■変化率から見た前日の通貨の強弱

ユーロ>ドル>豪ドル>NZドル>円>ポンド
※ ">" の左側の通貨が右側の通貨より強いことを示しています。

■本日の見通し
昨日はアイルランドでの弱材料が出たものの、ユーロは対ドルで1.41ドル台ミドルで底堅く推移しています。アイルランド当局はアイルランド銀行は52億ユーロ、アライド・アイリッシュ銀行は133億ユーロの資本調達が必要とし、4行に対して合計240億ユーロの資本調達を命じたことで株価は下落しました。ECB消息筋は「アイルランドの銀行支援のための新たな流動性ファシリティの計画を来週木曜日にアナウンスしない」と発言しています。来週木曜日とはECB理事会を指しています。また、ポルトガルの国債も下落(利回りは上昇)を続けており、利上げ期待とは裏腹にユーロ周辺国でのリスクが高まっているように思います。

米国ではピアナルト米クリーブランド連銀総裁は6000億ドルの米国債購入は6月に予定通り終了すると見込んでいると発言、その後については景気見通しの展開次第でQE3もありえるとの見方を示しました。ラッカー米リッチモンド連銀総裁は米FOMCが6000億ドルの米国債購入の圧縮を検討すべきとの見解を示しています。コチャラコタ米ミネアポリス連銀総裁はFF金利が2011年遅くまでに0.75%の上昇する必要がある可能性があると発言しています。市場参加者の大半はECBが4月に利上げに踏み切ると予想しており、年内0.75%の利上げがあるとの見方も出ています。昨日のコチャラコタ総裁の発言は米国がECBと同じく年末には0.75%の利上げの可能性があることを示しましたが、利上げのスピードは米国の方が早い可能性があることを示しています。このため、こうした内容が市場に織り込まれてくるとドル高に反応しやすくなると思いますので、年後半にはユーロ安、ドル高になっていく可能性があります。

昨日、本邦財務省から3月の外国為替平衡操作額(介入額)が発表されました。介入額は6925億円で、昨年9月の菅総理就任直後の介入額が2兆1千億円であったことから、約3分の1の資金で同程度の効果(約3円の上昇)を得られたことで、G7協調介入の効果の高さが実証されたようです。引き続き市場には円高局面での介入警戒が伴うことで、G7での方針転換がなければ、仮に本邦の財務省・日銀による単独介入であったとしても一定の効果を上げるものと思います。

また、本日は日本時間21時30分(サマータイムにより1時間早くなっています)に米国雇用統計が発表されます。米新規失業保険申請件数やISMなどの雇用指数をみている限りにおいては雇用の改善が継続しているとみられます。先に発表されているADP雇用調査はあまりあてにされなくなっているとみられ、市場予想の19万人増から大幅な下振れがあると地区連銀理事らのタカ派的発言が抑えられることから、ドルの下落につながるものと思います。これとは別にこの後10時に発表される中国のPMIにも注目となります。景気の過熱傾向が強ければ引き締め観測から豪ドルなどが下げにつながる可能性があると思われます。

■日足からのテクニカルでの注目点(矢印はトレンドの方向を予想しています)
ポンド/ドル 一目均衡表(日足)の雲の上から中へ
豪ドル/円 年初来高値更新
豪ドル/米ドル 年初来高値更新

■変動率からの予想レンジ 08:07→NYクローズ

Ccy 予想レンジ
USDJPY 82.63 ~ 83.66
EURJPY 116.83 ~ 118.54
GBPJPY 132.18 ~ 134.13
AUDJPY 85.09 ~ 86.57
NZDJPY 62.73 ~ 63.88
CADJPY 84.95 ~ 86.31
ZARJPY 12.09 ~ 12.33
NOKJPY 14.85 ~ 15.11
MXNJPY 6.88 ~ 7.01
HKDJPY 10.60 ~ 10.74
SGDJPY 65.52 ~ 66.38
EURUSD 1.4106 ~ 1.4220

■前日のサマリー
昨日の東京時間帯は仲値にかけて月末での実需のドル買いの思惑から、ドル/円は83.18円、ユーロ/円も117.54円まで上昇し、仲値(9:55)が終わると輸出企業などの売りに押されてドル/円は82.57円、ユーロ/円は116.75円へと下落、ユーロ/ドルは1.4116ドルから1.4168ドルへと上昇しました。ロンドン時間には発表されたユーロ圏のCPIが市場予想より上振れしていたことから、4月のECB理事会での利上げ期待が高まり、ユーロ/ドルが1.4233ドル、ユーロ/円が117.90円まで上昇する一方、ドル/円は82.93円までの戻りに留まりました。NY時間には発表された米新規失業保険申請件数が市場予想より若干悪かったものの、シカゴPMIが良かったことでドルがしっかりした動きとなり、アイルランド当局が同国の4大銀行に対して240億ユーロの追加資金の調達を命じたことやECB消息筋が「ECBは、アイルランドの銀行支援のための新たな流動性ファシリティの計画を、来週木曜日にアナウンスしない」と発言したことで、ユーロ/ドルは1.4164ドルまで下落、その後、ロンドンフィキシングで買われ1.4211ドルまで上昇したものの、クローズにかけては下落しました。ドル/円はピアナルト米クリーブランド連銀総裁が「経済見通しはQE2の6月完遂を正当化」と発言し一時弱含みとなりましたが、コチャラコタ米ミネアポリス連銀総裁が「今年の後半に0.75%の利上げもありうる」と発言したことで、ドル/円は83.23円まで上昇、ユーロ/ドルも117.99円の高値を付けました。
クローズはドル/円が83.10円、ユーロ/ドルが1.4154ドル、ユーロ/円は117.66円。

■株価(bloomberg.co.jp)

Index 引値 前日比
日経225 9755.10 46.31
FTSE100(英) 5908.76 -39.54
DAX(独) 7041.31 -15.84
NYダウ(米) 12319.73 -30.88
S&P500(米) 1325.83 -2.43
NASDAQ(米) 2781.07 4.28

■金利(bloomberg.co.jp)

Country 利回り 前日比
米10年債 3.47 0.04
日本10年債 1.259 0.019
英10年債 3.69 0.02
独10年債 3.35 0.02

■コモディティ価格

Commodities 引値 前日比
NY金(期近) 1438.90 15.10
NY原油(期近) 106.72 2.45

■本日の指標発表(FXミュージアムより)
4/1(金)
・ 06:45 NZ 10-12月期 四半期製造業売上高 前期比
・ 08:50 日本 1-3月期 日銀短観・四半期大企業製造業業況判断
08:50 日本 1-3月期 日銀短観・四半期大企業製造業先行き
・ 08:50 日本 1-3月期 日銀短観・四半期大企業全産業設備投資 前年度比
・ 16:15 スイス 2月 実質小売売上高 前年同月比
・ 16:30 スイス 3月 SVME購買部協会景気指数
・ 17:00 ユーロ圏 3月 製造業購買担当者景気指数(PMI、改定値)
・ 17:30 英国 3月 製造業購買担当者景気指数(PMI)
・ 18:00 ユーロ圏 2月 失業率
・ 21:15 米国 プロッサー米フィラデルフィア連銀総裁講演
21:30 米国 3月 非農業部門雇用者数変化 前月比
21:30 米国 3月 失業率
・ 22:00 米国 フィッシャー米ダラス連銀総裁講演
・ 23:00 米国 2月 建設支出 前月比
23:00 米国 3月 ISM製造業景況指数
・ 23:00 米国 ダドリー米ニューヨーク連銀総裁講演
・ 23:40 ユーロ圏 ビニスマギ欧州中央銀行(ECB)理事講演
※経済指標の発表予定は予告なく変更になることがあります。

2011年3月31日 (木)

3/31 本日の戦略-ロンドン8時、16時のフィキシングに注意-

おはようございます。近くの公園の桜のつぼみも膨らんできて開花待ちの状態です。東北関東大震災で花見のイベントを中止するところが多いようですが、宴会はともかくとして沈滞ムードの中で、花(桜)だけでも楽しみたいですし、植物の強さに元気づけられてほしいと思います。

■変化率から見た前日の通貨の強弱

NZドル>ポンド>豪ドル>ユーロ>ドル>円
※ ">" の左側の通貨が右側の通貨より強いことを示しています。

■本日の見通し
本日は月末となり、本邦のレパトリ(本国への資金還流)の思惑が強い中で、これまでのところはドル買いが先行しています。昨日もプラード米セントルイス連銀総裁(投票権なし)は「6000億ドルの米国債購入を1000億ドル圧縮すれば、世界で大きな相違はないが『重要なシグナル』を送ることになる」と発言、また、ホーニッグ米カンザスシティ連銀総裁(投票権なし)も「金利を短い期間に1%へ引き上げるべき」とタカ派的な発言を行い、全体的に出口戦略の方向へ舵が向き始めているように見えます。このため、クロス円の上昇にも後押しされているものの、ドル/円は上向きのバイアスがかかっているのではないかとみられます。ただ、スローストキャスティックスなどオシレータ系のテクニカル分析では、買われ過ぎの水準にあることから、週末の米雇用統計などを受け、短期的な調整(下げ)が出る可能性があります。

ユーロは昨日のビニスマギECB専務理事の発言(下記サマリー参照)から、段階的な利上げへの期待が高まりました。この4月に0.25%の利上げを行うとすると、4半期ごとに行ったとして0.75%の利上げの可能性があり、こうした内容がトリシェECB総裁の発言(任期の問題もありますが)で示されるようであれば、目先はユーロの上昇が継続する可能性が高まります。本日はユーロ圏の消費者物価指数速報値(18時)の発表が予定されていることから、物価指数が市場予想より上昇した場合にはユーロが1.42ドル台へと上昇していくものとおもいます。

昨日は、イタリアの通信社ANSAがIMF(国際通貨基金)の草稿を引用し日本、米国の成長率を下方修正する一方、ユーロ圏の成長率を上方修正しています。
日本 1.6% → 1.4%
米国 3.0% → 2.8%
ユーロ圏 1.5% → 1.6%
世界 4.4%(変更なし)
特に為替市場に対しての影響はみられていませんが、予想通りであれば長期的にユーロ高の要因となると思われます。

本日は月まで発表される経済指標の数も多いことやユーロフィキシング(論語ン午前8時)、ロンドンフィキシング(ロンドン午後4時)などの値決め時間には思わぬ動きとなる可能性がありますので注意してください。

■日足からのテクニカルでの注目点(矢印はトレンドの方向を予想しています)
ドル/円 一目均衡表(日足)の転換線が基準線を上抜け、雲の上へ
ポンド/ドル 一目均衡表(日足)の雲の上へ
ユーロ/円 年初来高値更新
豪ドル/円 年初来高値更新
ポンド/円 一目均衡表(日足)の転換線が基準線を上抜け
NZドル/円 一目均衡表(日足)の雲の上へ
カナダドル/円 年初来高値更新
豪ドル/米ドル 年初来高値更新
NZドル/米ドル 一目均衡表(日足)の転換線が基準線を上抜け、雲の上へ

■変動率からの予想レンジ 08:08→NYクローズ

Ccy 予想レンジ
USDJPY 82.41 ~ 83.43
EURJPY 116.25 ~ 117.94
GBPJPY 132.24 ~ 134.17
AUDJPY 84.85 ~ 86.32
NZDJPY 62.62 ~ 63.77
CADJPY 84.70 ~ 86.05
ZARJPY 11.97 ~ 12.21
NOKJPY 14.70 ~ 14.96
MXNJPY 6.86 ~ 6.99
HKDJPY 10.56 ~ 10.70
SGDJPY 65.28 ~ 66.13
EURUSD 1.4070 ~ 1.4186

■前日のサマリー
昨日の東京時間帯は日経225平均株価などアジア株が堅調に推移する中で、クロス円に押し上げられる形でドル/円も朝方の82円台ミドルから83.01円へと上昇、ユーロ/円も116円台前半から116.95へと上昇、ユーロ/ドルはドル高の流れで1.4128ドルから1.4070ドルまで下落しました。ロンドン時間でも欧州株価が軒並み堅調な動きとなったことでドル/円は83.13円、ユーロ/円は117.28円へと高値を伸ばしました。ユーロ/ドルは1.4059ドルまで下落。NY時間には発表されたADP雇用調査が20.1万人増(予想21万人の増加)と下振れしたことを受け、米長期金利が低下、ドル/円も82.77円まで下落しました。ユーロ/ドルはビニスマギECB専務理事が「当局はまず、段階的に金利を引き上げていく」と発言したことで、1.4052ドルから1.4148ドルまで反発し1.41ドル台前半でクローズ、ユーロ/円は一時117円台前半でクローズしています。
クローズはドル/円が82.87円、ユーロ/ドルが1.4123ドル、ユーロ/円は117.07円。

■株価(bloomberg.co.jp)

Index 引値 前日比
日経225 9708.79 249.71
FTSE100(英) 5948.30 16.13
DAX(独) 7057.15 122.71
NYダウ(米) 12350.61 71.60
S&P500(米) 1328.26 8.82
NASDAQ(米) 2776.79 19.90

■金利(bloomberg.co.jp)

Country 利回り 前日比
米10年債 3.44 -0.05
日本10年債 1.240 0.015
英10年債 3.67 0.04
独10年債 3.34 0.01

■コモディティ価格

Commodities 引値 前日比
NY金(期近) 1423.80 7.60
NY原油(期近) 104.27 -0.52

■本日の指標発表(FXミュージアムより)
3/31(木)
・ 08:01 英国 3月 GFK消費者信頼感調査
・ 09:30 豪 2月 住宅建設許可件数 前月比
09:30 豪 2月 小売売上高 前月比
・ 10:15 ユーロ圏 トリシェ欧州中央銀行(ECB)総裁公開討論会出席
・ 10:30 日本 2月 毎月勤労統計調査-現金給与総額 前年同月比
・ 10:30 日本 2月 毎月勤労統計調査-現金給与総額 前年同月比
・ 11:00 NZ 3月 NBNZ企業信頼感
・ 11:00 NZ 3月 NBNZ企業信頼感
・ 14:00 日本 2月 新設住宅着工戸数 前年同月比
・ 15:00 英国 3月 ネーションワイド住宅価格 前月比
・ 16:55 ドイツ 3月 失業者数 前月比
16:55 ドイツ 3月 失業率
・ 18:00 ユーロ圏 3月 消費者物価指数(HICP、速報値) 前年同月比
・ 18:30 南ア 2月 卸売物価指数(PPI) 前月比
・ 18:30 南ア 2月 卸売物価指数(PPI) 前年同月比
・ 19:15 英国 マイルズ英中銀金融政策委員会(MPC)委員講演
・ 21:30 カナダ 1月 月次国内総生産(GDP) 前月比
・ 21:30 米国 前週分 新規失業保険申請件数
・ 22:45 米国 3月 シカゴ購買部協会景気指数
・ 23:00 米国 2月 製造業新規受注 前月比
・ 23:30 米国 ラッカー米リッチモンド連銀総裁講演
・ 01:30 米国 タルーロ米連邦準備理事会(FRB)理事講演
・ 03:05 米国 ピアナルト米クリーブランド連銀総裁講演
※経済指標の発表予定は予告なく変更になることがあります。

2011年3月30日 (水)

3/30 本日の戦略-ADPよりも複数の地区連銀総裁講演に注目-

おはようございます。昨日の病院でようやく手にギブスが巻かれました(これまではたんに固定)。これで少しは動きやすくなりました。

■変化率から見た前日の通貨の強弱

NZドル>豪ドル>ユーロ>ポンド>ドル>円
※ ">" の左側の通貨が右側の通貨より強いことを示しています。

■本日の見通し
昨日のブラード米セントルイス連銀総裁の「米QE2の規模、6000億ドルを若干下回る可能性」「部経済が強ければQE2を縮小を始める時期である」「財政状況にかかわらず金融政策の変更は可能」との発言等を受け、米国の出口戦略対する期待が高まったことで、4月のECB理事会でユーロの利上げがほぼ確実視されていることと、本邦の東北関東大震災に見舞われている本邦との金利差が注目されたため、円が主要通貨に対して売られやすくなっています。また、円を除く主要通貨に対してドルが売られたことから、クロス円が上昇しました。NYダウも堅調に推移したため、リスク選好のセンチメントとなっているとみられ、クロス円が上昇しやすい地合いが継続すると思います。また、ドル/円はG7協調介入時の高値の82円を上に抜け、82円台ミドルまで上昇しています。日足の一目均衡表では雲が82.75-80円に位置していることで、ここを超えれば83円台が見えてくると思われます。こうした中で、本日は21時15分に米ADP雇用調査が発表されます。過去4カ月連続でNFP(非農業部門雇用者数)との相関が低かった(方向はあっていたが)ため、仮に良い数字が出ても影響は限定的、悪い数字が出ても同様となると思っています。むしろ、投票権はなくなりましたが、ホーニッグ米カンザスシティ連銀総裁が日本時間2時30分から講演を行うことから、タカ派的な発言が出ると現在の市場センチメントからはドルが買われやすくなるのではないかと思います。

昨日は格付け機関米S&Pがポルトガルとギリシャの国債の格付けをそれぞれ1段階、2段階引き下げました。ただ、市場では既に格下げは織り込まれていたため、実施が材料出尽くしとなったようです。国債の利回りスプレッドでみるとスペインはそれほど拡大していませんので、市場はスペインのリスクを織り込んでいないとみています。このため、今後スペインにリスクが飛び火するとユーロの下落につながると思いますが、現時点では次週に予定されているECB理事会での利上げ期待の方が勝っていると思います。このため、ユーロの方向性はECB理事会後のトリシェECB総裁の記者会見の内容で、追加利上げに向けて示唆があるかどうかにかかっていると思われます。

豪ドルとNZドルが堅調に推移しています。豪ドル/円も昨日年緒来高値を更新するなどトレンドが上向いているようですが、豪ドル/円とNZドル/円は21日移動平均線から+3%以上乖離してきています。グランビルの法則からは買われ過ぎの水準に入ってきていますので、調整的な動きは出やすくなると思います。オシレーター系のテクニカル分析(RSIやストキャスティックス)などの数値に注意しながら、高値買いには気をつけたいものです。

■日足からのテクニカルでの注目点(矢印はトレンドの方向を予想しています)
豪ドル/円 年初来高値更新
ドル/スイス 21日移動平均線、一目均衡表(日足)の基準線を上抜け(1日で)
カナダドル/円 一目均衡表(日足)の雲の上へ

■変動率からの予想レンジ 08:22→NYクローズ

Ccy 予想レンジ
USDJPY 82.01 ~ 83.00
EURJPY 115.50 ~ 117.20
GBPJPY 131.00 ~ 132.93
AUDJPY 84.10 ~ 85.55
NZDJPY 61.82 ~ 62.92
CADJPY 83.98 ~ 85.30
ZARJPY 11.86 ~ 12.09
NOKJPY 14.59 ~ 14.84
MXNJPY 6.80 ~ 6.92
HKDJPY 10.50 ~ 10.64
SGDJPY 64.98 ~ 65.83
EURUSD 1.4047 ~ 1.4176

■前日のサマリー
昨日の東京時間帯はスポット取引(直物取引=受渡日が2日後)が月末にあたることから、本邦企業の円売りなどに押されドル/円は一時81.55円まで下落したものの、81.50円割れには回オーダーがまとまっているとの噂もあり切り返しました。ユーロ/円も言う知事114.82円まで連れ安となりましたが、115.30円近辺へと上昇、ユーロ/ドルも一時1.4061ドルまで下落後、1.4133ドルまで上昇しました。ロンドン時間には円売りの流れが継続したことで、」ドル/円は82.23円、ユーロ/円は115.74円まで上昇、ユーロ/ドルは1.4149ドルまで上昇したものの、ブラード米セントルイス連銀総裁の「米QE2の規模、6000億ドルの規模若干下回る可能性」等の発言からドルが買われたことで、NY時間にかけて下落し、格付け機関米S&Pがギリシャ国債の格付けを「BBB-」へ2段階、ポルトガル国債格付けを「BBB-」へ1段階引き下げ見通しはネガティブとしたことで、1.4047ドルまで下落、ドル/円は82.47円、ユーロ/円は116.37円へと上昇しました。クローズにかけてはNYダウが上昇したこともあり、ユーロ/ドルが1.41ドル台を回復しました。
クローズはドル/円が82.46円、ユーロ/ドルが1.4110ドル、ユーロ/円は116.33円。

■株価(bloomberg.co.jp)

Index 引値 前日比
日経225 9459.08 -19.45
FTSE100(英) 5932.17 27.68
DAX(独) 6934.44 -4.19
NYダウ(米) 12279.01 81.13
S&P500(米) 1319.44 9.25
NASDAQ(米) 2756.89 26.21

■金利(bloomberg.co.jp)

Country 利回り 前日比
米10年債 3.49 0.06
日本10年債 1.235 -0.015
英10年債 3.63 0.03
独10年債 3.33 0.04

■コモディティ価格

Commodities 引値 前日比
NY金(期近) 1416.20 -3.70
NY原油(期近) 104.79 0.81

■本日の指標発表(FXミュージアムより)
3/30(水)
・ 06:45 NZ 2月 住宅建設許可件数 前月比
・ 08:50 日本 2月 鉱工業生産・速報値 前月比
・ 14:00 南ア 2月 マネーサプライM3 前年同月比
・ 17:30 ユーロ圏 ビニスマギ欧州中央銀行(ECB)理事講演
・ 18:00 ユーロ圏 3月 消費者信頼感(確定値)
・ 18:30 スイス 3月 KOF景気先行指数
・ 20:00 米国 MBA住宅ローン申請指数 前週比
・ 20:30 米国 3月 チャレンジャー人員削減数 前年比
21:15 米国 3月 ADP雇用統計 前月比
・ 21:30 カナダ 2月 鉱工業製品価格 前月比
・ 21:30 カナダ 2月 原料価格指数 前月比
・ 22:30 米国 フィッシャー英金融政策委員会(MPC)委員講演
・ 02:00 米国 米財務省7年債入札(290億ドル)
02:30 米国 ホーニッグ米カンザスシティー連銀総裁講演
・ 03:00 米国 ラッカー米リッチモンド連銀総裁講演
・ 05:00 米国 ブラード米セントルイス連銀総裁講演
※経済指標の発表予定は予告なく変更になることがあります。

2011年3月29日 (火)

3/29 本日の戦略-本邦期末を控えてドル、クロス円重いか-

おはようございます。本日からようやく春の気候になるようです。このため、電力消費も抑えられ、震災以来初の平日に計画停電が全く実施されない見込みとなっています。ただ、状況に安心せず節電協力は継続したいと思います。

■変化率から見た前日の通貨の強弱

ドル>ユーロ>豪ドル>ポンド>NZドル>円
※ ">" の左側の通貨が右側の通貨より強いことを示しています。

■本日の見通し
昨日は株価が軟調に推移する中で、円が主要通貨に対して売られるというこれまでとは逆の動きとなりました。また、豪ドルも対ドルでは年初来高値を更新するなどリスク選好時に上昇する動きとは異なりました。この状態が続くかどうか、しばらく動向を見極める必要がありそうです。

ユーロはトリシェECB総裁がタカ派(利上げ姿勢)的な発言を繰り返した一方で、格付け機関S&Pはポルトガルの格付けの再引き下げを検討しているようです。このため、ポルトガルによるEU支援要請のリスクがあるため、利上げの可能性が高まった状態でも高値が限定的となっています。ただ、ポルトガルに関しては市場で支援要請の可能性もある程度は織り込んでいることから、スペインに飛び火するかが最大の関心事と思われます。スペインに波及するとEFSF(欧州金融安定ファシリティー)での救済は難しくなることから、ユーロに対する不安が高まるため、大きな下落につながる可能性があります。本日23時にはメルシュ・ルクセンブルク中銀総裁講演が予定されていることから、ここでもタカ派的な発言が行われると短期的にユーロが買われると思われます。

ドル/円は本邦の年度末(期末)を迎えていることから、82円台ミドル近辺までは輸出企業などのドル売りオーダーが並んでいるとみられることで、引き続きドルの上値が重い状態が続いているのではないかと思います。このため、クロス円全般も押さえられるのではないかと思います。また、先週末にプロッサー米フィラデルフィア連銀総裁がタカ派的なコメントを行ったことでドルが買われましたが、昨日、エバンズ米シカゴ連銀総裁は「FRBは6月までに6000億ドルの米国債を購入する計画が変化することはないだろう」との認識を明らかにしています。バーナンキ米FRB議長も後者(エバンズ発言)を支持しているとみられることから、4月米FOMCでは大きな変化はないと思われますが、6月以降の政策については引き締め圧力が周囲からは強くなっているように見えます。明日の米ADP雇用調査(米雇用統計との相関は低いとみられていますが)待ちといったところではないでしょうか。

■日足からのテクニカルでの注目点(矢印はトレンドの方向を予想しています)
ドル/円 21日移動平均線を上抜け
ポンド/円 一目均衡表(日足)の雲の下から中へ
ドル/スイス 21日移動平均線、一目均衡表(日足)の基準線を下抜け
カナダドル/円 21日移動平均線を上抜け

■変動率からの予想レンジ 08:06→NYクローズ

Ccy 予想レンジ
USDJPY 81.23 ~ 82.18
EURJPY 114.17 ~ 115.83
GBPJPY 129.60 ~ 131.49
AUDJPY 82.93 ~ 84.32
NZDJPY 60.82 ~ 61.87
CADJPY 82.89 ~ 84.15
ZARJPY 11.72 ~ 11.95
NOKJPY 14.43 ~ 14.69
MXNJPY 6.72 ~ 6.84
HKDJPY 10.39 ~ 10.52
SGDJPY 64.27 ~ 65.09
EURUSD 1.4018 ~ 1.4148

■前日のサマリー
昨日の東京時間帯は日経平均株価などが軟調に推移したものの、本邦の生損保などがドル買っている(ヘッジ玉の利喰いとの噂もあり)との市場の噂などもあり、ドル/円は朝方の81.30円近辺から81.85円、ユーロ/円は114.20円近辺から115.03円、ユーロ/ドルは1.4020ドル近辺から1.4069ドルまでそれぞれ上昇しました。ロンドン時間は目立った動きもなく、株価も軟調推移のため小動きとなりました。NY時間には格付け機関S&Pがポルトガルそ更に格下げする可能性を示唆したことで、ユーロ/ドルが1.4026ドル、ユーロ/円が114.57円まで下落する場面が見られましたが、トリシェECB総裁が「ユーロ圏のインフレ率は、ECBの目標水準を継続的に上回っている」と発言したことなどから、4月7日に開催されるECB理事会での利上げの可能性が高まったとして、ユーロ/ドルは1.4116ドル、ユーロ/円は115.31円まで上昇しました。ドル/円は81.60円近辺から81.80円近辺での小動き。クローズにかけては米2年債入札が応札倍率3.16倍、最高落札利回り0.789%となったことで、前回より内容はよいものの過去4回よりは明らかに内容が悪かったことで、米金利が上昇、ユーロが1.40ドル台後半へと下落しました。
クローズはドル/円が81.68円、ユーロ/ドルが1.4083ドル、ユーロ/円は115.01円。

■株価(bloomberg.co.jp)

Index 引値 前日比
日経225 9478.53 -57.60
FTSE100(英) 5904.49 3.73
DAX(独) 6938.63 -7.73
NYダウ(米) 12197.88 -22.71
S&P500(米) 1310.19 -3.61
NASDAQ(米) 2730.68 -12.38

■金利(bloomberg.co.jp)

Country 利回り 前日比
米10年債 3.43 -0.01
日本10年債 1.250 0.020
英10年債 3.60 -0.01
独10年債 3.29 0.01

■コモディティ価格

Commodities 引値 前日比
NY金(期近) 1419.90 -6.30
NY原油(期近) 103.98 -1.42

■本日の指標発表(FXミュージアムより)
3/29(火)
08:30 日本 2月 失業率
・ 08:30 日本 2月 有効求人倍率
・ 08:30 日本 2月 全世帯家計調査・消費支出 前年同月比
・ 08:50 日本 2月 大型小売店(既存店)販売額 前年同月比
・ 08:50 日本 2月 小売業販売額 前年同月比
・ 15:00 ドイツ 4月 GFK消費者信頼感調査
・ 17:30 英国 10-12月期 四半期経常収支
・ 17:30 英国 10-12月期 四半期国内総生産(GDP、確定値) 前期比
・ 17:30 英国 10-12月期 四半期国内総生産(GDP、確定値) 前年同期比
・ 17:30 英国 2月 消費者信用残高
・ 17:30 英国 2月 マネーサプライM4 前月比
・ 17:30 英国 2月 マネーサプライM4 前年同月比
・ 19:00 米国 ブラード米セントルイス連銀総裁講演
・ 21:00 南ア 2月 貿易収支
22:00 米国 1月 ケース・シラー米住宅価格指数
・ 22:00 米国 1月 ケース・シラー米住宅価格指数 前年同月比
・ 23:00 米国 3月 消費者信頼感指数(コンファレンス・ボード)
・ 23:00 ユーロ圏 メルシュ・ルクセンブルク中銀総裁講演
・ 00:00 英国 ウィール英中銀金融政策委員会(MPC)委員講演
02:00 米国 米財務省5年債入札(350億ドル)
※経済指標の発表予定は予告なく変更になることがあります。

2011年3月28日 (月)

3/28 本日の戦略-米金利上昇観測からドル底堅い?-

おはようございます。まだ右手に力が入らないので、左手で字を書く練習をしてみました。漢字もひらがなも難しいのですが、アルファベットもなかなか難しいです。特に「S」「U」は難しいです。ひらがなも「ま」行などは書きにくいですね。

■変化率から見た前日の通貨の強弱

NZドル>ドル>豪ドル>円>ポンド>ユーロ
※ ">" の左側の通貨が右側の通貨より強いことを示しています。

■本日の見通し
週末のマーケットではプロッサー米フィラデルフィア連銀総裁のタカ派(「政策当局は近い将来出口政策が必要だ」など)的な発言を行ったことでドルが買われましたが、フィッシャー米ダラス連銀総裁が「われわれは十分やった。現在はやり過ぎになるリスクがある」と発言、同総裁はFOMCの投票権を有しています。このため、次回4月26-27日に開催される米FOMCでの文言の修正の可能性が高まったことやユーロ圏ではLCHクリアネットがポルトガル債を担保的確資産から除外したことなどでユーロ(ポルトガルの支援要請リスクが高まったこと)に対するリスク回避的な動きからドルが買い戻されたようです。また、リビアに対する飛行禁止区域の指揮権をNATO(北大西洋条約機構)にすることに米国が合意したこと(米財政赤字悪化懸念が後退)もドルにはプラスとなったようです。

こうしたことから、今週週末に発表されます米雇用統計まではドルが底堅い動きをすると思われます。ただ、ドル/円に関しては3月末の本邦期末要因から、実需に戻りが押さえられるとの見方が多く、82円台から82.50円にかけては上値が重くなることが予想されます。スポット取引では29日(受渡日が31日)が実質の月末となりますが、31日には財務省が発表する外国為替平衡操作(市場介入)状況の金額に注目が集まるものと思います。仮に介入額が少なければ(市場では1兆円未満といわれています)、市場介入が成功したとみなされ、ドルが底堅い動きとなるのではないでしょうか。また、週末のカナダ議会では下院でハーパー政権への内閣不信任案が可決されたことから、5月にも総選挙の可能性が出てきたことで、カナダドルにとってはややマイナス要因と思われます。

こうした状況から、本日は米PCEデフレーターや個人所得、個人支出などの経済指標と米2年債入札状況が注目されるものと思いますが、ユーロ圏に対してリスク回避の調整的な動きが続いていることから、21日移動平均線の1.3973ドル、一目均衡表(日足)の基準線の1.3887ドル近辺が目処となると思います。

■日足からのテクニカルでの注目点(矢印はトレンドの方向を予想しています)
ポンド/ドル 一目均衡表(日足)の雲の上から中へ
豪ドル/円 一目均衡表(日足)の雲の上へ
ポンド/円 一目均衡表(日足)の下へ
ドル/スイス 一目均衡表(日足)の基準線の上抜け
南アランド/円 一目均衡表(日足)の雲の上へ

■変動率からの予想レンジ 07:40→NYクローズ

Ccy 予想レンジ
USDJPY 80.87 ~ 81.84
EURJPY 113.71 ~ 115.38
GBPJPY 129.34 ~ 131.29
AUDJPY 82.71 ~ 84.10
NZDJPY 60.77 ~ 61.82
CADJPY 82.20 ~ 83.45
ZARJPY 11.70 ~ 11.93
NOKJPY 14.38 ~ 14.64
MXNJPY 6.71 ~ 6.83
HKDJPY 10.36 ~ 10.50
SGDJPY 64.04 ~ 64.87
EURUSD 1.4017 ~ 1.4149

■前日のサマリー
週末の東京時間帯は目立った材料がなく、完全に動意がない状態でドル/円は81円を挟んで上下10銭以内の小動き、ユーロ/ドルも1.41ドル台後半、ユーロ/円も114円台後半での小動きとなりました。ロンドン時間帯には北アフリカ、中東のリスクがやや後退したなどの見方からリスク選好の動きとなり、ドル/円は81.37円、ユーロ/円は115.22円まで上昇、ユーロ/ドルは1.4194ドルまで上昇後1.4140ドルへと下落しました。NY時間には格付け機関S&Pが日本の保険9社を格付け見通しを「ネガティブ」へ反抗したことから一時円買いに振れ、ドル/円は80.87円まで下落、ユーロ/円も114.50円まで下落しましたが、米10-12月期GDPの確定値が上方修正されたことやプロッサー米フィラデルフィア連銀総裁が「政策当局は近い将来出口政策が必要に」などと発言したことからドルが買われ、ドル/円は81.49円まで上昇、ユーロ/ドルは1.4058ドルへと下落、ユーロ/円は114.84円へ上昇後114.50円へと下落しました。
クローズはドル/円が81.36円、ユーロ/ドルが1.4084ドル、ユーロ/円は114.60円。

■株価(bloomberg.co.jp)

Index 引値 前日比
日経225 9536.13 101.12
FTSE100(英) 5900.76 19.89
DAX(独) 6946.36 12.78
NYダウ(米) 12220.59 50.03
S&P500(米) 1313.80 4.14
NASDAQ(米) 2743.06 6.64

■金利(bloomberg.co.jp)

Country 利回り 前日比
米10年債 3.44 0.04
日本10年債 1.230 0.015
英10年債 3.61 0.03
独10年債 3.28 0.04

■コモディティ価格

Commodities 引値 前日比
NY金(期近) 1426.20 -8.70
NY原油(期近) 105.40 -0.20

■本日の指標発表(FXミュージアムより)
3/28(月)
・ 21:30 米国 2月 個人所得 前月比
・ 21:30 米国 2月 個人消費支出(PCE) 前月比
・ 21:30 米国 2月 個人消費支出(PCEコア・デフレーター、食品・エネルギー除く) 前月比
・ 23:00 米国 2月 住宅販売保留指数 前月比
・ 01:00 米国 ビニスマギ欧州中央銀行(ECB)理事講演
・ 01:40 米国 ロックハート米アトランタ連銀総裁講演
02:00 米国 米財務省2年債入札(350億ドル)
・ 04:40 米国 エバンズ米シカゴ連銀総裁講演
※経済指標の発表予定は予告なく変更になることがあります。

2011年3月27日 (日)

3/28の週の見通し

こんにちは。昨日は歯のクリーニングに行ってきました。右手が使えないので歯磨きがうまくできません。歯科衛生士の人は右上がうまく磨けていないとおっしゃっていましたが、自分では左上が磨けていないと思っていました。

■ドル/円 60分足 USDJPY
※チャートをクリックすると拡大します。

■ユーロ/ドル 60分足 EURUSD
※チャートをクリックすると拡大します。

■ユーロ/円 60分足 EURJPY
※チャートをクリックすると拡大します。

先週は、ドル/円がG7の協調介入に対する警戒と本邦実需によるドル売りオーダーに対する観測などから狭いレンジ二の動きに終始しましたが、週末にFOMCで投票権を持つプロッサー米フィラデルフィア連銀総裁が「政策当局は近い将来出口政策が必要に、米経済は勢いを付けており、経済基盤は強固だ」などと発言を行ったことから米の金利引き上げへの関心が高まりドルが買い戻れされました。ユーロは週前半にトリシェECB総裁のタカ派的な発言からユーロ/ドルは1.42ドル台前半まで上昇したものの、格付け機関によるポルトガルのソブリン格付けの引き下げやスペインの銀行30行の格付けが引き下げられたことから、ユーロが売られ、週後半にはLCHクリアネットがポルトガル債を担保適格資産から除外したことも重しとなり、1.40ドル台ミドルまで下落しました。また、ポンドが英中銀金融政策委員会(MPC)議事録の公表を受け、内容が前回と変化がなかったことへの失望から下落するなど、全体としては利上げムードが先行していた欧州通貨に対しての調整が目立った週となりました。

それに対して、豪ドルやNZドルが日本の原発の状況が一進一退ながらも更なる悪化につながらなかったこともあり、NYダウなど株価が堅調に推移したこともあり、安全資産としての位置付けから主要通貨に対し上昇しました。

■週間騰落率(JPY) JPY
グラフをクリックすると拡大します。 ■週間騰落率(USD) USD
グラフをクリックすると拡大します。

■今週の見通し
今週は月末・月初の週にあたり経済指標も多くなります。英中銀(BOE)や欧州中銀(ECB)の理事会などは来週となりますが、米国の雇用統計や米供給管理協会(ISM)の製造業景気指数は1日に予定されています。また、S&P/ケースシラー住宅価格指数は29日、ADP雇用調査(このところ連続で雇用統計とは逆の数字となり、相関が低くなっています)が30日の発表予定となっています。週末のプロッサー米フィラデルフィア連銀総裁のタカ派(もともと金融緩和には反対の姿勢を表明している)発言もありドルが買われましたが、これが継続するかは投票権を持つエバンズ米シカゴ連銀総裁、フィッシャー米ダラス連銀総裁、コチャラコタ米ミネアポリス連銀総裁などが同じようにタカ派的な発言を行うかにかかってくるものと思われます。いずれにせよ米雇用は新規失業保険申請件数からも改善傾向がみられることで、失業率が8%台を維持できるか(前回は8.9%)、非農業部門雇用者数が増加するか(6か月連続の増加となるか)が市場の関心となるでしょう。

一方のユーロは24、25日で開催されたEUサミットではEFSF(欧州金融安定化ファシリティー)の4400億ユーロに同意したものの、2500億ユーロからの増額手段は決定されていません。また、ESM(欧州安定化メカニズム)でも支援は厳しい条件に基づくとしています。週末もポルトガルの2年債の利回りが7%を超え、LCHクリアネット(欧州の生産・決算期間)が「ポルトガル債はもはや対象ではない」と発言するなど、ポルトガルがEUへの支援要請をする可能性が高くなっています。このため、次はスペインという構図ができていて、スペインが危機的な状況に陥るとユーロ域内で占めるGDPの割合も高いため、ユーロの大幅な下落の可能性が高くなります。4月以降にはスペインも国債の大量償還を控えていることから、こうした懸念の高まりが出るか注意を怠らないようにしたいところです。

また、先週主要通貨に対して上昇した豪ドルやNZドルもいくつかの重要な経済指標の発表を控えています。NZ貿易収支(29日)、NZ住宅建設許可件数、豪住宅許可件数、豪小売売上高(30日)がありますが、1日には中国の製造業PMI(購買担当者景気指数)の発表も予定されていることから、これらの指標とともに、リスク選好状況が続くようであれば一段の上昇につながると思いますが、豪ドル/米ドルでは年初来高値を1.2091ドルまで伸ばしていることで、高値に対する警戒は伴います。

■今週の予想レンジ

Ccy Low(下)   High(上)
ドル/円 79.50 82.50
ユーロ/ドル 1.3980 1.4250
ユーロ/円 113.90 115.90
ポンド/円 128.00 133.00
豪ドル/円 82.10 84.50


■注目イベント 3/28(月)
・ 21:30 usd 2月 個人所得 前月比
・ 21:30 usd 2月 個人消費支出(PCE) 前月比
・ 21:30 usd 2月 個人消費支出(PCEコア・デフレーター、食品・エネルギー除く) 前月比
・ 23:00 usd 2月 住宅販売保留指数 前月比
3/29(火)
・ 06:45 nzd 2月 貿易収支
・ 06:45 nzd 10-12月期 四半期製造業売上高 前期比
08:30 jpy 2月 失業率
・ 08:30 jpy 2月 有効求人倍率
・ 08:30 jpy 2月 全世帯家計調査・消費支出 前年同月比
・ 08:50 jpy 2月 大型小売店(既存店)販売額 前年同月比
・ 08:50 jpy 2月 小売業販売額 前年同月比
・ 15:00 dem 4月 GFK消費者信頼感調査
・ 15:45 frf 2月 消費支出 前月比
・ 17:30 gbp 10-12月期 四半期経常収支
・ 17:30 gbp 10-12月期 四半期国内総生産(GDP、確定値) 前期比
・ 17:30 gbp 10-12月期 四半期国内総生産(GDP、確定値) 前年同期比
・ 17:30 gbp 2月 消費者信用残高
・ 17:30 gbp 2月 マネーサプライM4 前月比
・ 17:30 gbp 2月 マネーサプライM4 前年同月比
・ 21:00 zar 2月 貿易収支
22:00 usd 1月 ケース・シラー米住宅価格指数
・ 22:00 usd 1月 ケース・シラー米住宅価格指数 前年同月比
・ 23:00 usd 3月 消費者信頼感指数(コンファレンス・ボード)
3/30(水)
・ 06:45 nzd 2月 住宅建設許可件数 前月比
・ 08:50 jpy 2月 鉱工業生産・速報値 前月比
・ 14:00 zar 2月 マネーサプライM3 前年同月比
・ 18:00 eur 3月 消費者信頼感(確定値)
・ 18:30 chf 3月 KOF景気先行指数
・ 20:00 usd MBA住宅ローン申請指数 前週比
・ 20:30 usd 3月 チャレンジャー人員削減数 前年比
21:15 usd 3月 ADP雇用統計 前月比
・ 21:30 cad 2月 鉱工業製品価格 前月比
・ 21:30 cad 2月 原料価格指数 前月比
3/31(木)
・ 08:01 gbp 3月 GFK消費者信頼感調査
・ 09:30 aud 2月 住宅建設許可件数 前月比
09:30 aud 2月 小売売上高 前月比
・ 10:30 jpy 2月 毎月勤労統計調査-現金給与総額 前年同月比
・ 10:30 jpy 2月 毎月勤労統計調査-現金給与総額 前年同月比
・ 11:00 nzd 3月 NBNZ企業信頼感
・ 11:00 nzd 3月 NBNZ企業信頼感
・ 14:00 jpy 2月 新設住宅着工戸数 前年同月比
・ 15:00 gbp 3月 ネーションワイド住宅価格 前月比
・ 15:45 frf 2月 卸売物価指数(PPI) 前月比
・ 16:55 dem 3月 失業者数 前月比
16:55 dem 3月 失業率
・ 18:00 eur 3月 消費者物価指数(HICP、速報値) 前年同月比
・ 18:30 zar 2月 卸売物価指数(PPI) 前月比
・ 18:30 zar 2月 卸売物価指数(PPI) 前年同月比
・ 21:30 cad 1月 月次国内総生産(GDP) 前月比
・ 21:30 usd 前週分 新規失業保険申請件数
・ 22:45 usd 3月 シカゴ購買部協会景気指数
・ 23:00 usd 2月 製造業新規受注 前月比
4/1(金)
・ 06:45 nzd 10-12月期 四半期製造業売上高 前期比
・ 08:50 jpy 1-3月期 日銀短観・四半期大企業製造業業況判断
08:50 jpy 1-3月期 日銀短観・四半期大企業製造業先行き
・ 08:50 jpy 1-3月期 日銀短観・四半期大企業全産業設備投資 前年度比
・ 16:15 chf 2月 実質小売売上高 前年同月比
・ 16:30 chf 3月 SVME購買部協会景気指数
・ 17:00 eur 3月 製造業購買担当者景気指数(PMI、改定値)
・ 17:30 gbp 3月 製造業購買担当者景気指数(PMI)
・ 18:00 eur 2月 失業率
21:30 usd 3月 非農業部門雇用者数変化 前月比
21:30 usd 3月 失業率
・ 23:00 usd 2月 建設支出 前月比
23:00 usd 3月 ISM製造業景況指数
経済指標の詳細はFXmuseumのFXカレンダーを参照してください。

2011年3月26日 (土)

3/26 シカゴ通貨先物非商業ポジション

こんにちは。今日は北風がすごく強いですね。桜の開花予想が出る一方で、未だに冬の寒さです。早く春の気候になってほしいですね。

22日に発表された15日現在のシカゴIMMの投機ポジションでは、ドルのショート(売)ポジションは約3万コントラクト減少して30万コントラクトを割り込みました。円のロング(買)、ユーロのロングが小幅増加、カナダドルはロングが減少、NZドルはショートが2週連続となっています。

18日のG7財務相・中央銀行総裁会合で決め実施された円売り介入ですが、円ロングは前週と変わらず、円ショートのポジションが閉じられた結果、円ロングが小幅ながら増加となっています。一方、ドルショートは2週連続減少して、減少も単純計算で10万コントラクト超となりました。ドルのショートポジションの解消が進んでいるようですが、メキシコペソ(約3.5万)、カナダドル(約1万)、スイスフラン(約0.5万)コントラクトの減少となっていて、主要通貨に対してはむしろドルショートが増えていますので、なかなかドル買いセンチメントには繋がりそうにもありません。

■シカゴIMM非商業ポジション

項目 Net(ネット) Dif(増減) Long(買) Short(売) All(総取組)
JPY 34,525 4,295 52,484 17,959 70,443
EUR 48,353 2,037 81,574 33,221 114,795
GBP 29,724 29,949 53,348 23,624 76,972
CHF 21,301 -6,339 24,883 3,582 28,465
CAD 45,977 -11,014 49,722 3,745 53,467
AUD 51,734 3,783 59,626 7,892 67,518
NZD -1,482 1,327 6,005 7,487 13,492
MXN 34,525 4,295 52,484 17,959 70,443
source:CFTC

【USD】
USD
source:CFTC

ドルは31,290コントラクトのショート減少の296,379コントラクトのショートとなりました。
※ドルのポジションは円、ユーロをはじめ、メキシコペソまでを合計して算出しています。レートはFRBのメジャーカレンシーインデックスを使用しています。

【JPY】
JPY
source:CFTC

円は4,295コントラクトのロング増加の34,525コントラクトのロングとなりました。

【EUR】
EUR
source:CFTC

ユーロは2,037コントラクトのロング増加の48,353コントラクトのロングになりました。

【CAD】
CAD
source:CFTC

カナダは11,014コントラクトのロング減少の45,977コントラクトのロングになりました。

【NZD】
NZD
source:CFTC

NZドルは1,327コントラクトのロング増加の1,482コントラクトのショートとなりました。
他のIMM通貨先物のポジション動向は上田ハーローレポートのシカゴIMM非商業ポジションを参照してください。(28日更新)

2011年3月25日 (金)

3/25 本日の戦略-週末控えポジション調整先行か-

おはようございます。東北関東大震災で電力需要に対して供給が追い付かないことで、今夏も計画停電が実施される可能性が高いのですが、九州電力でも点検停止中の原子力発電所の運転再開があやしく、九州も計画停電を実施するかもという記事が出ていました。

■変化率から見た前日の通貨の強弱

NZドル>豪ドル>ユーロ>ドル>円>ポンド
※ ">" の左側の通貨が右側の通貨より強いことを示しています。

■本日の見通し
昨日は格付け機関フィッチによるポルトガルのダウングレード「A-」にも関わらずユーロは上昇しました。ポルトガルが支援要請すれば不透明感がなくなるとの見方も市場には出たようです。格付け機関ムーディーズがスペインの銀行30行の比較的返済順位の高い債券の格付けを1~4段階引き下げています。格下げされた銀行の大半はカハ(貯蓄銀行)となっています。ただ、これまでのところは市場に先に格下げの可能性があることがルーマーとして流れていたことで、市場の反応は限定的のようです。本日18時には独IFO景気動向指数の発表が予定されていることで、事前の市場予想では前回より悪化が予想されていますが、さらに下振れした場合にはユーロが調整色を強める可能性があります。

ドル/円は3日連続のNR7(過去7日間で値動きが最も狭い日)となっています。統計的には相場が動くエネルギーが溜まっているとみられますが、下はG7の協調介入への警戒(80.50円が防衛ラインとの見方も市場の一部に出ている)、上は本邦輸出企業やレパトリ玉などの実需の売りが82.50円以上にあるとも言われていることで、大きく走る状況ではないとみられますが、G7効果もだんだん薄くなってきていることで、特に下振れには注意と思います。

NZドルはクライストチャーチで発生した地震の影響で一時売られましたが、昨日発表されたGDPが上振れしたことや、欧米の株価が堅調に推移していることから、欧州の債務懸念、米国の直近足許での住宅、耐久財受注などの悪化などが嫌気され、NZドル、豪ドルが選好されやすくなっているのではないかと思われますが、世界的に不透明な状況ということもあり、積極的に買い上がっていく(ついていく)のはリスクと思います。

■日足からのテクニカルでの注目点(矢印はトレンドの方向を予想しています)
ポンド/ドル 21日移動平均線、一目均衡表(日足)の基準線を下抜け
豪ドル/円 21日移動平均線を上抜け、一目均衡表(日足)の雲の下から中へ
NZドル/円 21日移動平均線を上抜け

■変動率からの予想レンジ 08:32→NYクローズ

Ccy 予想レンジ
USDJPY 80.45 ~ 81.41
EURJPY 113.86 ~ 115.54
GBPJPY 129.41 ~ 131.38
AUDJPY 81.91 ~ 83.27
NZDJPY 60.04 ~ 61.08
CADJPY 82.32 ~ 83.58
ZARJPY 11.60 ~ 11.83
NOKJPY 14.41 ~ 14.66
MXNJPY 6.68 ~ 6.80
HKDJPY 10.29 ~ 10.43
SGDJPY 63.77 ~ 64.61
EURUSD 1.4120 ~ 1.4243

■前日のサマリー
昨日の東京時間帯は朝方発表されたNZ10-12月期GDPが市場予想に反しプラス成長となったことから、NZドルが主要通貨に対して上昇しましたが、ドル/円は81円を挟んでの狭い動き、ユーロ/ドルは1.41ドルを挟んでの動き、ユーロ/円は114円を挟んでの狭い動きとなりました。ロンドン時間では格付け機関ムーディーズがスペインの銀行30行の格付けを1段階以上引き下げるとのヘッドラインが出たことで、ユーロ/ドルは1.4054ドルへと下落、ユーロ/円は113.56円、ドル/円も80.76円まで下落しましたが、欧州の株価が上昇したことでリスク選好の動きとなり、ドル/円は81.05円、1.4136ドル、ユーロ/円は114.48円まで上昇しました。NY市場は発表された米耐久財受注が市場予想から下振れし、マイナスとなったものの、新規失業保険申請件数が38.2万件となり、強弱ミックスとなりました。その後、格付け機関フィッチがポルトガルの格付けを「A-」に引き下げたものの、影響は限定的となり、むしろ悪材料出尽くしとの見方もあり、ユーロ/ドルは1.4220ドル、ユーロ/円は114.97円まで上昇、ドル/円は80.81円まで下落しました。
クローズはドル/円が80.95円、ユーロ/ドルが1.4172ドル、ユーロ/円は114.74円。

■株価(bloomberg.co.jp)

Index 引値 前日比
日経225 9435.01 -14.46
FTSE100(英) 5880.87 84.99
DAX(独) 6933.58 129.13
NYダウ(米) 12170.56 84.54
S&P500(米) 1309.66 12.12
NASDAQ(米) 2736.42 38.12

■金利(bloomberg.co.jp)

Country 利回り 前日比
米10年債 3.40 0.05
日本10年債 1.215 -0.010
英10年債 3.58 0.03
独10年債 3.24 0.01

■コモディティ価格

Commodities 引値 前日比
NY金(期近) 1434.90 -3.10
NY原油(期近) 105.60 -0.15

■本日の指標発表(FXミュージアムより)
3/25(金)
・ 08:30 日本 3月 東京都区部消費者物価指数(CPI、生鮮食料品除く) 前年同月比
08:30 日本 2月 全国消費者物価指数(CPI) 前年同月比
・ 08:30 日本 2月 全国消費者物価指数(CPI、生鮮食料品除く) 前年同月比
・ 08:50 日本 2月 企業向けサービス価格指数 前年同月比
・ 16:00 独 4月 GFK消費者信頼感調査
・ 16:00 独 2月 輸入物価指数 前月比
・ 16:00 独 2月 輸入物価指数 前年同月比
・ 18:00 ユーロ圏 2月 マネーサプライM3 前年同月比
・ 18:00 米国 コチャラコタ米ミネアポリス連銀総裁講演
18:00 独 3月 IFO企業景況感指数
21:30 米国 10-12月期 四半期実質国内総生産(GDP、確定値) 前期比年率
・ 21:30 米国 エバンズ米シカゴ連銀総裁講演
・ 22:15 米国 ロックハート米アトランタ連銀総裁講演
・ 22:55 米国 3月 ミシガン大学消費者態度指数・確報値
・ 01:15 米国 プロッサー米フィラデルフィア連銀総裁講演
・ 05:15 ユーロ圏 ゴンザレス・パラモ欧州中央銀行(ECB)理事講演
※経済指標の発表予定は予告なく変更になることがあります。

2011年3月24日 (木)

3/24 本日の戦略-EUサミット前に懸念浮上、不安は継続するか-

おはようございます。昨日は長女の小学校の卒業式でした。計画停電対象地区(幸いにも昨日は停電しなかったそうです)で来賓あいさつなどが割愛される短縮スケジュールだったそうです。

■変化率から見た前日の通貨の強弱

豪ドル>円>NZドル>ドル>ユーロ>ポンド
※ ">" の左側の通貨が右側の通貨より強いことを示しています。

■本日の見通し
昨日はユンケル・ユーログループ議長が「欧米、G7は必要とあれば円高是正で行動の用意」と発言したものの、影響は限定的となっています。市場ではG7による介入に関して警戒はしているものの、押し上げてくる気配はないことから、下に動いたときの介入レベルを警戒しているものと思います。このため、再び欧州に財政問題のリスクが浮上(蒸し返された)したことで、リスク回避からの円高に動きやすい地合いとなり、介入と綱引きの様相になりつつあるのではないかと思います。本日は米国で新規失業保険申請件数や耐久財受注の発表も予定されていることで、これらの内容が良ければ短期的にはドルが買われると思っています。

ユーロは本日から2日間の日程でEUサミットが開催されます。ただ、昨日早々に独の当局者がEFSF(欧州金融安定ファシリティー)の4400億ユーロの拡大計画の詳細は6月に決定と発表しています。このため、EUサミットへの関心度は薄れたと思います。一方、独メルケル首相はアイルランドの支援融資の金利引き下げについて協議していく余地があると発言、ドイツ・EU諸国がこれを認めるかが焦点となる可能性があります。また、ソクラテス首相が辞任したポルトガルでは、シルバ大統領が25日に議会に議席を持つ各党と会談する予定ですが、野党は緊縮財政に対して否定していることで、このままの状態で野党が政権を取ったとしてもポルトガルが支援要請する可能性が高くなりユーロは売られやすくなると思います。本日はドイツやユーロ圏で製造業、サービス業のPMI(購買担当者景気指数)が発表されることで、これらの内容も悪化しているとユーロの調整が続くかもしれません。

昨日、オズボーン英財務相が2011年の英GDP予想を1.7%(改定前2.1%)、2012年の英GDP予想を2.5%(改定前2.6%)にそれぞれ下方修正したことなども加わり、ポンドは下落しました。市場はMPC議事録の内容がもう少しタカ派的(利上げ賛成が4人など)を予想していたことから、肩透かしを食った感じではないでしょうか。本日は英国で小売売上高の発表が予定されていますので、前年比で4.4%まで物価が上昇していることを踏まえると、小売りが悪化している可能性があります(ただ、ロイヤル・ウエディングという特殊要因がありますが)。このため、小売りで失速が見られると利上げ観測の後退観測などが出てポンドは売られやすくなると思います。

■日足からのテクニカルでの注目点(矢印はトレンドの方向を予想しています)
ポンド/ドル ストキャスティックス(スロー)がデッドクロス
ポンド/円 21日移動平均線を下抜け

■変動率からの予想レンジ 08:03→NYクローズ

Ccy 予想レンジ
USDJPY 80.37 ~ 81.36
EURJPY 113.05 ~ 114.74
GBPJPY 130.21 ~ 132.22
AUDJPY 81.14 ~ 82.53
NZDJPY 59.25 ~ 60.33
CADJPY 81.68 ~ 82.96
ZARJPY 11.49 ~ 11.72
NOKJPY 14.25 ~ 14.50
MXNJPY 6.62 ~ 6.74
HKDJPY 10.27 ~ 10.41
SGDJPY 63.46 ~ 64.32
EURUSD 1.4031 ~ 1.4147

■前日のサマリー
昨日の東京時間帯は特に目立った材料はない中で、東京の金町浄水場(葛飾区)で乳児の暫定基準値の2倍を超える放射能が検出されたことから、日経225平均株価が下落、ドル/円は81円台前半から80.80円、115円手前から114.45円まで下落、ユーロ/ドルは1.41ドル台後半での小動きとなりました。ロンドン時間にはドル売りが先行し、ドル/円が80.70円、ユーロ/円が114.23円まで下落、ユーロ/ドルは1.4215ドルまで上昇する場面が見られましたが、ユーロ圏の鉱工業生産が市場予想より悪かったことに加え、発表された英中銀金融政策委員会(MPC)議事録が公開され、6対3で現状維持となったことが明らかになると市場は失望からユーロやポンドを売る動きにつながりました。NY時間には発表された新築住宅販売件数が市場予想を下回ったことでドル/円が再び81.06円から80.80円まで下落しましたが、ポルトガル政府が財政再建に向けた緊縮財政策が野党によって否決され、ソクラテス首相が辞表を提出、ポルトガルがEU支援要請に動くとの思惑などからユーロが売られて、ユーロ/ドルは1.4085ドル、ユーロ/円は113.86円まで下落しました。
クローズはドル/円が80.89円、ユーロ/ドルが1.4082ドル、ユーロ/円は113.97円。

■株価(bloomberg.co.jp)

Index 引値 前日比
日経225 9449.47 -158.85
FTSE100(英) 5795.88 33.17
DAX(独) 6804.45 23.48
NYダウ(米) 12086.02 67.39
S&P500(米) 1297.54 3.77
NASDAQ(米) 2698.30 14.43

■金利(bloomberg.co.jp)

Country 利回り 前日比
米10年債 3.35 0.02
日本10年債 1.225 -0.030
英10年債 3.55 -0.05
独10年債 3.23 -0.02

■コモディティ価格

Commodities 引値 前日比
NY金(期近) 1438.00 10.40
NY原油(期近) 105.75 0.78

■本日の指標発表(FXミュージアムより)
3/24(木)
06:45 NZ 10-12月期 四半期国内総生産(GDP) 前期比
・ 08:50 日本 2月 貿易統計(通関ベース)
・ 13:00 南ア 10-12月期 四半期経常収支
・ 18:00 ユーロ圏 3月 製造業購買担当者景気指数(PMI、速報値)
・ 18:00 ユーロ圏 3月 サービス部門購買担当者景気指数(PMI、速報値)
・ 18:00 英国 デール英中銀金融政策委員会(MPC)委員講演
・ 18:30 英国 2月 小売売上高指数 前月比
21:30 米国 2月 耐久財受注 前月比
・ 21:30 米国 2月 耐久財受注・輸送用機器除く 前月比
21:30 米国 前週分 新規失業保険申請件数
22:15 南ア 3月 南アフリカ準備銀行(中央銀行)政策金利

※経済指標の発表予定は予告なく変更になることがあります。

2011年3月23日 (水)

3/23 本日の戦略-リスクセンチメントなら豪ドルなど強い-

おはようございます。昨日は連休明けということもあり、病院はすごく混んでいました。右手首は少しずつ骨がついているようでこのまま経過観察ということになりました。しかし、手首が15度くらい曲がった状態で固定されているので、このままでいいのか?という素朴な疑問もあります。

■変化率から見た前日の通貨の強弱

NZドル>豪ドル>ポンド>円>ドル>ユーロ
※ ">" の左側の通貨が右側の通貨より強いことを示しています。

■本日の見通し
昨日はいくつかの要因からユーロが主要通貨に対して下落しました。シュタルクECB専務理事は東北関東大震災により経済の不透明感が高まったとして、4月の利上げは確信できないと述べています。また、アライド・アイリッシュ銀行が債務利払い期日を延期するのではないかとの見方が浮上し、これが周辺国(アイルランド、ギリシャ、ポルトガル債など)の国債大幅下落を招きました。メルケル独首相はEMSに関して、「ユーロ圏財務相会合で合意した内容ついて更なる交渉を強く求めている」こをと明らかにしています。ポルトガル議会が本日緊縮財政について採決を行います。これまで東北関東大震災にもかかわらずトリシェECB総裁はタカ派発言を繰り返していたことで、市場も4月のECB理事会の利上げは既定路線と捉えていましたが、昨日のシュタルクECB理事の発言によって、一部の市場参加者の不安を呼び、これらが周辺国の債務問題に目を向けたと思われます。ただ、これが新たなテーマとして継続するかは4月5日のECB理事会以降ではないかと思いますので、現在は短期的な調整と思っています。

また、シュタルクECB理事は今後の介入については日本次第、G7は必要な支援の用意があるとと発言しています。今回のG7財務相・中央銀行総裁会議もフランスからの提案(フランスは本年議長国)と野田財務相の発言にあるように、G7の合意に変更は見られないことから、現状では円高に向かいにくい環境といえそうです。 ちなみに、18日の介入額は1兆円に満たない小額だったとの予想が一部で出ているようです。小額効果はやはり「G7協調」ですね。

一方、昨日発表されました英国の消費者物価指数は前年比4.4%と予想を上回る上昇となり、インフレターゲットの2%から2倍以上の水準に達しています。このため、英中銀(BOE)の利上げ待ったなしとの見方からポンドが買われているようです。福島第1原発も以前として危機的状況ながら通電するなど危機回避に向けて進んでいることで、リスクセンチメントが後退すれば豪ドルやNZドルなどの上昇が継続する可能性が高そうです。

■日足からのテクニカルでの注目点(矢印はトレンドの方向を予想しています)
ポンド/円 21日移動平均線を上抜け
NZドル/米ドル 21日移動平均線、一目均衡表(日足)の基準線を上抜け

■変動率からの予想レンジ 08:45→NYクローズ

Ccy 予想レンジ
USDJPY 80.43 ~ 81.41
EURJPY 114.02 ~ 115.69
GBPJPY 131.37 ~ 133.34
AUDJPY 80.98 ~ 82.35
NZDJPY 59.27 ~ 60.34
CADJPY 81.80 ~ 83.08
ZARJPY 11.56 ~ 11.79
NOKJPY 14.37 ~ 14.62
MXNJPY 6.64 ~ 6.76
HKDJPY 10.29 ~ 10.43
SGDJPY 63.61 ~ 64.46
EURUSD 1.4137 ~ 1.4257

■前日のサマリー
昨日は本邦の連休明けの仲値不足観測からドル/円は81.23円、ユーロ/円は115.48円まで上昇しましたが、日経225平均株価が大幅な上昇になったものの、ドルの上値が重くなり、ドル/円が80.85円、ユーロ/円が115.00円まで下落しました。ユーロ/ドルは1.42ドル近辺からじりじりと上昇し1.4234ドルまで上昇しました。ロンドン時間序盤は欧州の株価が堅調に推移したこともあり、リスク選好の動きからドル/円が81.14円、ユーロ/円が115.54円まで上昇したものの、シュタルクECB理事が「4月の利上げが格言できず」と発言したことからユーロが下落、NY時間にかけてアイルランド債、ギリシャ債、ポルトガル債が相次ぎ大幅下落となったことから、ユーロ/ドルが1.4179ドル、ユーロ/円が114.83円、ドル/円も80.88円まで下落しました。クローズにかけてはアライド・アイリッシュ銀行が債務利払いを期日通り実施すると発表したことから、ユーロ/ドルは1.4218ドルを一時回復しましたが、1.42ドルを割り込んでクローズ、ドル/円は81円割れでクローズしました。
クローズはドル/円が80.94円、ユーロ/ドルが1.4192ドル、ユーロ/円は114.91円。

■株価(bloomberg.co.jp)

Index 引値 前日比
日経225 9608.32 401.57
FTSE100(英) 5762.71 -23.38
DAX(独) 6780.97 -35.15
NYダウ(米) 12018.63 -17.90
S&P500(米) 1293.77 -4.61
NASDAQ(米) 2683.87 -8.22

■金利(bloomberg.co.jp)

Country 利回り 前日比
米10年債 3.33 0.00
日本10年債 1.255 0.035
英10年債 3.60 0.07
独10年債 3.25 0.02

■コモディティ価格

Commodities 引値 前日比
NY金(期近) 1427.60 1.20
NY原油(期近) 104.00 1.67

■本日の指標発表(FXミュージアムより)
3/23(水)
・ 06:45 NZ 10-12月期 四半期経常収支 前期比
・ 17:00 南ア 2月 消費者物価指数(CPI) 前月比
・ 17:00 南ア 2月 消費者物価指数(CPI) 前年同月比
17:30 ユーロ圏 ウェーバー独連銀総裁講演
・ 18:30 英国 英中銀金融政策委員会(MPC)議事要旨
・ 19:00 ユーロ圏 1月 製造業新規受注 前月比
・ 19:00 ユーロ圏 1月 製造業新規受注 前年同月比
・ 20:00 米国 MBA住宅ローン申請指数 前週比
・ 20:00 米国 フィッシャー米ダラス連銀総裁講演
23:00 米国 2月 新築住宅販売件数 年率換算件数
・ 23:00 米国 2月 新築住宅販売件数 前月比
・ 00:00 ユーロ圏 3月 消費者信頼感(速報値)
01:00 米国 バーナンキ米連邦準備理事会(FRB)議長講演
※経済指標の発表予定は予告なく変更になることがあります。

2011年3月22日 (火)

3/22 本日の戦略-ドル/円は介入警戒継続、ユーロはタカ派発言続く-

おはようございます。この3連休で風邪をひいてしまいました。春分の日も過ぎ3月下旬なのに厳しい寒さが続きます。皆様もお気をつけてください。

■変化率から見た前日の通貨の強弱

豪ドル>NZドル>ポンド>ユーロ>ドル>円
※ ">" の左側の通貨が右側の通貨より強いことを示しています。

■本日の見通し
本邦の祝日だったものの、週末行ったG7の協調介入の効果が継続し、円は主要通貨に対して下落しています。特にドルに対しての介入効果がいつまで続くのかに市場は注目しているものと思われます。この東北関東大震災で日本の景気見通しを下方修正(当然ですが)しているところが多く、GDPを-4%から-12%程度までまちまちではありますが、いずれもマイナス成長が予想されています。このため、レパトリ観測の円高が一巡した後には円が下落すると予想する人たちが多くなっています。ただ、個人的には通常であれば5月頃から外もの投信が活発になりやすいのですが、復興資金需要などからこうした投信には資金が回りにくくなることも考えらえ、加えて外国人観光客の減少などで日本の景気が悪化した場合には更に海外資産の還流につながる可能性も残ることから、市場が期待している90-95円程度の円安水準には届かないのではないかと思っています。また、本邦の景気減速で影響を強く受けるのが豪ドルとなります。豪の輸出トップ中国のように見えますが、対日がトップでGDPに占める割合も約3%となっています。昨日はNYダウも大幅上昇となりリスク選好ムードとなっていますが、日本の消費が低迷し、中国が引き締めに動いた場合には深い調整があるかもしれません。

昨日米財務省が発表した1420億ドル政府保有のMBS(住宅ローン担保証券)を1か月あたり最大100億ドル程度売却すると発表していますが、市場では出口戦略ではなく、財務省の手元流動性を高める(連邦債務の上限が近い)ものとの見られています。昨日はこれの影響から米金利が上昇して一時ドル高にはなりましたが、利上げ期待が高いユーロとポンドに比べるとまだ米国ではQE3の可能性も残ることから、これらの通貨に対してのドルの弱含みが続く可能性があります。

ユーロはトリシェECB総裁が18日に続きタカ派的なコメントを出したことで、4月への利上げとその後の金利引き上げについても市場は織り込みつつあります。今週24日、25日とEUサミットが開催されることから、EFSF(欧州金融安定ファシリティー)の増額が承認されるか不確実な要素も伴いますが、年初来の高値を更新してきていることで、一段の高値を試す可能性があります。先週末に発表されたシカゴ通貨先物のユーロのロングポジションはドルベースで86億ドルと2月22日の水準とほぼ同じです(3月8日は114億ドル)。このため、までユーロの上昇余地が残っているとも言えそうです。

■日足からのテクニカルでの注目点(矢印はトレンドの方向を予想しています)
ポンド/円 一目均衡表(日足)の雲の上
NZドル/円 一目均衡表(日足)の基準線を上抜け
豪ドル/米ドル 一目均衡表(日足)の雲の上

■変動率からの予想レンジ 08:25→NYクローズ

Ccy 予想レンジ
USDJPY 80.48 ~ 81.47
EURJPY 114.31 ~ 116.01
GBPJPY 131.01 ~ 132.98
AUDJPY 80.72 ~ 82.06
NZDJPY 58.95 ~ 59.99
CADJPY 82.10 ~ 83.39
ZARJPY 11.47 ~ 11.70
NOKJPY 14.47 ~ 14.72
MXNJPY 6.65 ~ 6.77
HKDJPY 10.29 ~ 10.43
SGDJPY 63.53 ~ 64.38
EURUSD 1.4148 ~ 1.4291

■前日のサマリー
昨日は東京市場が休場だったものの、G7の協調介入に対しての懸念が残り、ドル/円は80円台後半、ユーロ/円は114円台後半での底堅い動きとなり、ユーロ/ドルも1.41ドル台ミドルまでの約50ポイントの下落に留まりました。ロンドン時間では福島第1原発の状況に対して「危機状況を脱する光明が見えてきた」と菅首相がが発言するなど、落ち着きを取り戻してきたこともあり、欧州の株価が上昇し、リスク嗜好の動きなどからドル/円は81.32円、ユーロ/円は115.19円まで上昇、ユーロ/ドルは1.4146ドルまで一時下落しました。NY時間にはドル/円は80.93円、ユーロ/ドルは1.4139ドルまで下落(協調介入警戒に対しての失望とみられる)しましたが、米財務省が1420億ドルの政府保有MBSを今月から売却と発表したことで米金利が上昇、ドル/円は81.30円へと上昇しました。ユーロはトリシェECB総裁が「インフレは上昇しつつある。物価見通しへのリスクは上方向」などと発言したことから、ストップロスをつけて1.4240ドル、ユーロ/円は115.41円まで上昇、ドル/円は80.94円まで下落しました。
クローズはドル/円が81.00円、ユーロ/ドルが1.4222ドル、ユーロ/円は115.21円。

■株価(bloomberg.co.jp)

Index 引値 前日比
日経225 9206.75 244.08
FTSE100(英) 5786.09 67.96
DAX(独) 6816.12 151.72
NYダウ(米) 12036.53 178.01
S&P500(米) 1298.38 19.18
NASDAQ(米) 2692.09 48.42

■金利(bloomberg.co.jp)

Country 利回り 前日比
米10年債 3.33 0.06
日本10年債 1.230 -
英10年債 3.52 0.02
独10年債 3.23 0.05

■コモディティ価格

Commodities 引値 前日比
NY金(期近) 1426.40 10.30
NY原油(期近) 102.33 1.26

■本日の指標発表(FXミュージアムより)
3/22(火)
・ 13:30 日本 1月 全産業活動指数 前月比
・ 16:00 スイス 2月 貿易収支
・ 17:00 南ア 10-12月期 四半期経常収支
18:30 英国 2月 消費者物価指数(CPI) 前月比
・ 18:30 英国 2月 消費者物価指数(CPI) 前年同月比
・ 18:30 英国 2月 小売物価指数(RPI) 前月比
・ 18:30 英国 2月 小売物価指数(RPI) 前年同月比
・ 20:35 米国 フィッシャー米ダラス連銀総裁講演
・ 21:00 米国 ピアナルト米クリーブランド連銀総裁講演
21:30 米国 ガイトナー米財務長官講演
・ 21:30 カナダ 2月 景気先行指数 前月比
・ 21:30 カナダ 1月 小売売上高 前月比
・ 21:30 カナダ 1月 小売売上高(除自動車) 前月比
・ 23:00 米国 1月 住宅価格指数 前月比
・ 23:00 米国 3月 リッチモンド連銀製造業指数
・ 23:45 ユーロ圏 クーン・ベルギー中銀総裁講演
※経済指標の発表予定は予告なく変更になることがあります。

2011年3月21日 (月)

3/21 本日の戦略-リビア情勢と継続介入があるかに注目-

おはようございます。今週は長女の小学校の卒業式が予定されています。被災地域では避難所になっていて卒業式ができない学校もあるようで心が痛みます。報道ではボランティアを手伝う子供たちの姿に感心するともに1日も早く普通の生活に戻れるよう願うばかりです。

■変化率から見た前日の通貨の強弱

NZドル>豪ドル>ユーロ>ポンド>ドル>円
※ ">" の左側の通貨が右側の通貨より強いことを示しています。

■本日の見通し
週末の協調介入はFRB、独連銀、仏中銀、英中銀、ECB中銀がそれぞれ介入したと発表したものの、サイズ(数量)が期待したほど大きくなかったようです。ドル/円は82円に乗せることができなかったため、ヘッジファンドなどの戻り売りに重くなり、ドルは80円台ミドルまで下落しています。再び80円台前半に迫った場合や仮に割れた場合に追加介入が出てくるかも注目です。また、トリシェECB総裁のタカ派的な発言もあったために、ユーロが対ドルで1.41ドル台後半まで上昇したこともドルを弱含みとしているようです。本日もトリシェECB総裁の講演(23時)が予定されていますが、週末の発言と変わることはないとみられます。一方、米国では中古住宅販売件数の発表が23時に予定されていて、前回は前月比で2.7%、前年比で5.3%増加しています。住宅着工との関連は低いとみられることで、増加するようであればドルが買われる要因となると思います。

リビア情勢は、フランスの潜水艦からトマホーク(巡航ミサイル)がさらに追加で発射されたものの、これまでのところは為替に大きな動きはありません。本邦の福島第1原子力発電所のトラブルが鎮静化の方向に向かっていることなどから手掛かりが少なくなっていると思われます。原油価格が高止まりながら小動きとなれば今週24、25日に開催されますEUサミットでEFSF(欧州金融安定ファシリティー)の増額が承認される可能性が高いことから、主要通貨に対してはユーロが上昇しやすい地合いが継続すると思われます。また、イエメン、シリア、バーレーンなど中東地域も緊張が継続していることで、これらの不安定要因は短期的なドル買いとなりそうです。

■本日のテクニカルでの注目点(矢印はトレンドの方向を予想しています)
ポンド/ドル 21日移動平均線、一目均衡表(日足)を上抜け
豪ドル/円 一目均衡表(日足)の基準線を上抜け、ストキャスティックス(スロー)がゴールデンクロス
ポンド/円 一目均衡表(日足)の雲の下から中へ
ドル/スイス ストキャスティックス(スロー)がゴールデンクロス
南アランド/円 ストキャスティックス(スロー)がゴールデンクロス、一目均衡表(日足)の雲の下から中へ
豪ドル/米ドル 一目均衡表(日足)の基準線を上抜け、雲の下から中へ

■変動率からの予想レンジ 08:49→NYクローズ

Ccy 予想レンジ
USDJPY 80.16 ~ 81.14
EURJPY 113.52 ~ 115.18
GBPJPY 129.94 ~ 131.85
AUDJPY 79.61 ~ 80.90
NZDJPY 58.42 ~ 59.42
CADJPY 81.24 ~ 82.48
ZARJPY 11.40 ~ 11.63
NOKJPY 14.35 ~ 14.60
MXNJPY 6.61 ~ 6.73
HKDJPY 10.26 ~ 10.40
SGDJPY 62.92 ~ 63.74
EURUSD 1.4099 ~ 1.4249

■前日のサマリー
週末の東京時間帯には、同日早朝に行われたG7財務相・中央銀行総裁会議で協調介入が合意されたことから、9時に介入に踏み切り、ドル/円は79円台前半から81円台ミドル、ユーロ/円は110円台前半から114円手前まで上昇、ユーロ/ドルも1.39ドル台から1.40ドル台ミドルへと上昇しました。ロンドン時間には協調介入の効果が継続し、ドル/円は位置81.95円まで、ユーロ/円は115.54円まで上昇しましたが、さらに押し上げるような介入が見られなかったことで、NY時間にかけてはヘッジファンドなどの売りが散見され、ドル/円は80.53円、ユーロ/円は114.18円まで下落しました。ユーロ/ドルはトリシェECB総裁が"strong vigiliance"を何ら撤回しないと発言したことから、4月のECB理事会の利上げがほぼ確実とみられ、1.4184ドルまで一時上昇しました。
クローズはドル/円が80.69円、ユーロ/ドルが1.4180ドル、ユーロ/円は114.42円。

■株価(bloomberg.co.jp)

Index 引値 前日比
日経225 9206.75 244.08
FTSE100(英) 5718.13 22.02
DAX(独) 6664.40 7.52
NYダウ(米) 11858.52 83.93
S&P500(米) 1279.20 5.48
NASDAQ(米) 2643.67 7.62

■金利(bloomberg.co.jp)

Country 利回り 前日比
米10年債 3.27 0.01
日本10年債 1.220 0.009
英10年債 3.51 -0.04
独10年債 3.19 0.02

■コモディティ価格

Commodities 引値 前日比
NY金(期近) 1416.10 11.90
NY原油(期近) 101.07 -0.35

■本日の指標発表(FXミュージアムより)
3/21(月)
・ 09:01 英国 3月 ライトムーブ住宅価格 前月比
・ 17:00 ユーロ圏 メルシュ・ルクセンブルク中銀総裁講演
・ 23:00 米国 2月 中古住宅販売件数 前月比
23:00 米国 2月 中古住宅販売件数 年率換算件数
・ 23:00 ユーロ圏 トゥンペルグゲレルECB専務理事講演
23:00 ユーロ圏 トリシェECB総裁講演

ポンド関連は別Blogのポンド一本勝負もご覧ください

2011年3月20日 (日)

3/21の週の見通し

こんばんは。東北関東大震災発生から10日、農産物から基準超す放射能が検出されたとのことですが、今後も検査を続けていただき変な風評被害が広がらないことを祈るばかりです。

■ドル/円 60分足 USDJPY
※チャートをクリックすると拡大します。

■ユーロ/ドル 60分足 EURUSD
※チャートをクリックすると拡大します。

■ユーロ/円 60分足 EURJPY
チャートをクリックすると拡大します。

先週は、本邦の東北関東大震災の甚大な被害が発生し、福島第1原子力発電所で水素爆発や放射線漏れなど一時深刻な状況となったことから、日経平均株価などが大幅に下落し、世界的にも株価の下げにつながったこと、生保や損保会社が保険金支払いのため、海外資産の売却へ動くのではないかとの思惑、本邦の復興資金確保のためのリパトリの思惑、各国からの義援金の円転などの思惑などから、主要通貨に対して円が主要通貨に対して買われる展開となりました。16日には、円が1995年4月19日に付けた最高値の79.75円を更新したことから、17日のシドニー・上リントン市場で一時76.25円まで下落、ユーロ/円も106.50円の安値を付けましたが、本邦財務相・日銀による介入警戒感からドル/円は78円台後半まで戻しました。18日の東京開始前に電話によるG7財務省・中央銀行総裁会議が開催され、米国・英国・カナダ及び欧州中銀とともに協調介入を行うことに合意しました。そして、午前9時にドル買い/円売り介入を行い、78円台後半から81円台後半へとドルが上昇しました、欧米での介入は行われた模様であるものの、更なる押し上げにはつながらず、ドル/円は80円台後半でクローズしました。ユーロはトリシェECB総裁が「ECBの金融政策に新たに付け加えることはない」と週末に発言したことから、4月の利上げ志向に変化がないとみなされ1.42ドル台へ上昇後、1.41ドル台後半でクローズしています。

円は利上げ観測が高いユーロに対して下落していますが、他の主要通貨に対しては上昇。ドルは原油価格が一時1バーレル=100ドルを割り込んだことで豪ドル、NZドルに対して上昇しましたが、他の通貨に対しては下落しました。

■週間騰落率(JPY) グラフをクリックすると拡大します。 JPY
■週間騰落率(USD) グラフをクリックすると拡大します。 USD

■今週の見通し
18日行われた協調介入では円は一時81円台後半に押し上げられましたが、クローズは80円台後半となっています。G7財務相・中央銀行総裁会議の声明では「2011年3月18日に、日本とともに為替市場における協調介入に参加する。我々が長らく述べてきたとおり、為替レートの過度の変動や無秩序な動きは、経済及び金融の安定に対して悪影響を与える。我々は、為替市場をよく注視し、適切に協力する」としており、G7として例えば「80円」などのレベル感を持っているのか、それとも水準を見ながら適宜判断するのか今後の介入が継続するのかを市場は探りながらドルの下値を試しにくる可能性があります。

先週発表された米国の住宅着工件数は前月比-8.2%、前年同月比-20.5%と大幅な悪化となりました。今週も中古住宅販売件数(21日)、新築住宅販売件数(23日)の発表が予定されています。これらの住宅指標の回復が鈍いようであれば、雇用の改善が少しずつ進んでいる米国の景気回復が腰折れになる可能性があり、FRBがQE3に踏み切る可能性も出てくると思われます。また、米耐久財受注(24日)にも注目となり、経済指標の悪化はドル売り要因となると思います。

米・英・仏が国連安保理の飛行禁止区域設定決議と軍事力行使を受けて、海と空からミサイル110発以上を発射し軍事拠点を攻撃しました。この「オデッセイの夜明け」作戦でリビア国営テレビによると48人が死亡したとのことです。この軍事行動の長期化とパイプラインを含む石油施設へのダメージが出た場合には、原油価格がさらに場することが考えられ、これらもドル安の要因となることが想像に難くありません。しばらくはスイスフランや円が買われやすい状況となると思いますが、協調介入からの円高に歯止めがかかった場合にはクロス円が上昇することになります。ただ、この攻撃により、原油価格の上昇からの株価が下落した場合には、一時的にドル買いにつながる可能性があります。

■今週の予想レンジ

Ccy Low(下)   High(上)
ドル/円 78.00 82.70
ユーロ/ドル 1.3810 1.4320
ユーロ/円 113.40 119.00
ポンド/円 129.80 132.40
豪ドル/円 81.70 82.30


■注目イベント 3/21(月)
・ 09:01 英国 3月 ライトムーブ住宅価格 前月比
・ 23:00 米国 2月 中古住宅販売件数 前月比
23:00 米国 2月 中古住宅販売件数 年率換算件数
3/22(火)
・ 13:30 日本 1月 全産業活動指数 前月比
・ 16:00 スイス 2月 貿易収支
・ 17:00 南ア 10-12月期 四半期経常収支
18:30 英国 2月 消費者物価指数(CPI) 前月比
・ 18:30 英国 2月 消費者物価指数(CPI) 前年同月比
・ 18:30 英国 2月 小売物価指数(RPI) 前月比
・ 18:30 英国 2月 小売物価指数(RPI) 前年同月比
・ 21:30 カナダ 2月 景気先行指数 前月比
・ 21:30 カナダ 1月 小売売上高 前月比
・ 21:30 カナダ 1月 小売売上高(除自動車) 前月比
・ 23:00 米国 1月 住宅価格指数 前月比
・ 23:00 米国 3月 リッチモンド連銀製造業指数
3/23(水)
・ 06:45 NZ 10-12月期 四半期経常収支 前期比
・ 17:00 南ア 2月 消費者物価指数(CPI) 前月比
・ 17:00 南ア 2月 消費者物価指数(CPI) 前年同月比
・ 18:30 英国 英中銀金融政策委員会(MPC)議事要旨
・ 19:00 ユーロ圏 1月 製造業新規受注 前月比
・ 19:00 ユーロ圏 1月 製造業新規受注 前年同月比
・ 20:00 米国 MBA住宅ローン申請指数 前週比
・ 23:00 米国 2月 新築住宅販売件数 年率換算件数
・ 23:00 米国 2月 新築住宅販売件数 前月比
・ 00:00 ユーロ圏 3月 消費者信頼感(速報値)
3/24(木)
06:45 NZ 10-12月期 四半期国内総生産(GDP) 前期比
・ 08:50 日本 2月 貿易統計(通関ベース)
・ 13:00 南ア 10-12月期 四半期経常収支
・ 18:00 ユーロ圏 3月 製造業購買担当者景気指数(PMI、速報値)
・ 18:00 ユーロ圏 3月 サービス部門購買担当者景気指数(PMI、速報値)
・ 18:30 英国 2月 小売売上高指数 前月比
21:30 米国 2月 耐久財受注 前月比
・ 21:30 米国 2月 耐久財受注・輸送用機器除く 前月比
・ 21:30 米国 前週分 新規失業保険申請件数
22:15 南ア 3月 南アフリカ準備銀行(中央銀行)政策金利
3/25(金)
・ 08:30 日本 3月 東京都区部消費者物価指数(CPI、生鮮食料品除く) 前年同月比
08:30 日本 2月 全国消費者物価指数(CPI) 前年同月比
・ 08:30 日本 2月 全国消費者物価指数(CPI、生鮮食料品除く) 前年同月比
・ 08:50 日本 2月 企業向けサービス価格指数 前年同月比
・ 16:00 独 4月 GFK消費者信頼感調査
・ 16:00 独 2月 輸入物価指数 前月比
・ 16:00 独 2月 輸入物価指数 前年同月比
・ 18:00 ユーロ圏 2月 マネーサプライM3 前年同月比
18:00 独 3月 IFO企業景況感指数
21:30 米国 10-12月期 四半期実質国内総生産(GDP、確定値) 前期比年率
・ 22:55 米国 3月 ミシガン大学消費者態度指数・確報値
経済指標の詳細はFXmuseumのFXカレンダーを参照してください。

2011年3月19日 (土)

3/19 シカゴ通貨先物非商業ポジション

こんばんは。東北関東大震災から1週間が過ぎました。牡鹿半島(宮城県)が5.3mも東に動いていたそうで驚きました。福島第1原発も落ち着いてきているようですので、危険な現場で作業されている方に感謝です。それに比べ義援金詐欺も出てきているようで怒りを感じます。

18日に発表された15日現在のシカゴIMMの投機ポジションでは、ドルのショート(売)ポジションは約7.5万コントラクト減少、円のロング(買)が増加、ユーロはロングが減少、カナダドルはロングが2万コントラクト減少、NZドルはロングからショートに転換しています。

週末18日に米、英、カナダ、欧州が協調介入を行ったことで、円のポジション状況に大きな変化があったかもしれませんが、15日と18日のクローズレートがほぼ同じ水準にあることから、3万コントラクトのロングの残には変化がないかもしれません。ドルは約7.5万コントラクトのショートポジションが減少しましたが、まだ約32万コントラクトと多くのショートポジションが残っていて、ポジション解消からドルが上昇するリスクは継続しています。

■シカゴIMM非商業ポジション

項目 Net(ネット) Dif(増減) Long(買) Short(売) All(総取組)
JPY 30,230 13,574 52,603 22,373 74,976
EUR 46,316 -15,978 86,506 40,190 126,696
GBP -225 -34,131 28,580 28,805 57,385
CHF 27,640 3,979 32,295 4,655 36,950
CAD 56,991 -20,553 60,789 3,798 64,587
AUD 47,951 -25,744 56,352 8,401 64,753
NZD -2,809 -7,155 7,277 10,086 17,363
MXN 30,230 13,574 52,603 22,373 74,976
source:CFTC

【USD】
USDsource:CFTC

ドルは77,598コントラクトのショート減少の327,669コントラクトのショートとなりました。
※ドルのポジションは円、ユーロをはじめ、メキシコペソまでを合計して算出しています。レートはFRBのメジャーカレンシーインデックスを使用しています。

【JPY】
JPYsource:CFTC

円は13,574コントラクトのロング増加の30,230コントラクトのロングとなりました。

【EUR】
EURsource:CFTC

ユーロは15,978コントラクトのロング減少の46,316コントラクトのロングになりました。

【CAD】
CADsource:CFTC

カナダは20,553コントラクトのロング減少の56,991コントラクトのロングになりました。

【NZD】
NZDsource:CFTC

NZドルは7,155コントラクトのロング減少の2,809コントラクトのショートに転換しました。
他のIMM通貨先物のポジション動向は上田ハーローレポートのシカゴIMM非商業ポジションを参照してください。(21日更新)

2011年3月18日 (金)

3/18 本日の戦略-リビア緊迫に注意、介入の陰で-

おはようございます。G7合意から介入までのスピードが速かったですね。親から許可をもらった子供がおもちゃを買う行動(嬉々として)のように思いました。ただ、このスピード感はやはり準備をしていたとしか思えません。福島第1原発で必死で作業されている方々や、災害救助、避難所で活動されている方々などが持てるものを発揮して頑張ってくれているという強さに感謝です。

■変化率から見た前日の通貨の強弱

ユーロ>円>ポンド>ドル>豪ドル>NZドル
※ ">" の左側の通貨が右側の通貨より強いことを示しています。

■本日の見通し
昨日は朝方の円急騰の混乱の後は比較的静かな動きとなりました。G7電話会議を巡る思惑で海外時間も多少動いたものの、これまで手掛かりとしていた福島第1原子力発電所も状況にほとんど変化がなかったことで、目先の手掛かりを失ったようです。コメントを書いているときにどうも本邦の財務省・日銀より円売り介入を実施、G7も強調して介入することに合意しており、円高への一定の歯止めがかかるものと思います。また、介入効果を最大限発揮するためアナウンスをおこなっているようですし、ECB、FRBがこれに続くのかにも注目したいと思っています。これまでのところ財務省のホームページでのG7内容の公表がされていませんが、詳細を待ちたいと思います。

ただ、昨日はガダフィ・リビア大佐が「投降しないものには容赦しないと最後通告」を行っていることから、リビア情勢の悪化する可能性があります。一方、国連安保理は「市民を守るためあらゆる必要な措置を講じる」と飛行禁止区域を承認し、数時間以内に軍事行動を起こす可能性があり、新たな衝突に発展する可能性が高まっています。NY原油先物(WTI)も3ドル強上昇し、再び101ドル台まで上昇していることから、これが株価下落につながる恐れがあり、これがドル安につながる懸念があります。

ユーロは昨日スペインの10年、30年国債の入札が無難(前回よりも倍率が良かった)にこなされたことで、1.40ドル台ミドルまで上昇しています。ただ、本日はユーロ圏での主要な経済指標の発表がないことから、夜中(日本時間1:00)のトリシェECB総裁の発言で4月のECB理事会に向けてタカ派的な発言が出てくると、対ドルで1.41ドルを上抜けてくるものと思います。対円では介入の効果もあり、現在(9:30時点)で113円台後半に位置していますが、ユーロの強含みが続けば114円台は回復してくると思われます。

■日足からのテクニカルでの注目点(矢印はトレンドの方向を予想しています)
年初来安値更新した通貨ペア多数

■変動率からの予想レンジ 08:00→NYクローズ

Ccy 予想レンジ
USDJPY 78.34 ~ 79.18
EURJPY 109.72 ~ 111.13
GBPJPY 126.20 ~ 127.86
AUDJPY 76.55 ~ 77.62
NZDJPY 56.01 ~ 56.84
CADJPY 79.37 ~ 80.45
ZARJPY 10.95 ~ 11.14
NOKJPY 13.78 ~ 13.99
MXNJPY 6.41 ~ 6.52
HKDJPY 10.01 ~ 10.13
SGDJPY 61.27 ~ 61.95
EURUSD 1.3938 ~ 1.4083

■前日のサマリー
昨日は円がドルに対して1995年4月19日以来の高値を更新したことから、早朝のシドニー・ウエリントン時間にストップロスを巻き込んで大幅に下落、ドル/円は76.25円、ユーロ/円は106.50円の安値を一時付けました。その後は、本邦に財務省・日銀から円売り介入が入るのではないかとの思惑などで下落前に水準まで戻す場面が見られました。ユーロ/ドルはこの下げから1.3968ドルへと上昇しましたが、ドル/円などが買い戻すと、1.3878ドルまで下落しました。ロンドン時間にはスペインの10年と30年の国債入札で41億ユーロが調達できたことが好感され、ユーロ/ドルは1.4053ドルへと上昇、ユーロ/円も110.76円まで戻しました。ドル/円はG7電話会議でも具体的なことが出ないのではないかとの思惑から78.26円まで下落しました。NY時間では発表された新規失業保険申請件数が38.5万件と減少傾向が示されたことや「円相場で、円売り介入の用意はできている」との財務省の発言を、DJ(ダウ・ジョーンズ)が報じたことなどからドル/円は79.35円まで上昇したものの、戻りは鈍く79円を割り込んでクローズ、ユーロ/ドルは米株価などが大幅な反発となったことで1.4043ドルまで上昇し、1.40ドル台をほぼ維持しました。
クローズはドル/円が78.87円、ユーロ/ドルが1.4018ドル、ユーロ/円は110.59円。

■株価(bloomberg.co.jp)

Index 引値 前日比
日経225 8962.67 -131.05
FTSE100(英) 5696.11 97.88
DAX(独) 6656.88 143.04
NYダウ(米) 11774.59 161.29
S&P500(米) 1273.72 16.84
NASDAQ(米) 2636.05 19.23

■金利(bloomberg.co.jp)

Country 利回り 前日比
米10年債 3.26 0.09
日本10年債 1.230 0.005
英10年債 3.54 0.07
独10年債 3.17 0.08

■コモディティ価格

Commodities 引値 前日比
NY金(期近) 1404.20 8.10
NY原油(期近) 101.42 3.44

■本日の指標発表(FXミュージアムより)
3/18(金)
・ 08:50 日本 日銀・金融政策決定会合議事要旨
・ 16:00 独 2月 生産者物価指数(PPI) 前月比
・ 17:15 スイス 2月 生産者輸入価格 前月比
・ 18:00 ユーロ圏 1月 経常収支
・ 19:00 ユーロ圏 1月 貿易収支
・ 19:30 ユーロ圏 トゥンペルグゲレル欧州中央銀行(ECB)専務理事講演
・ 20:00 カナダ 2月 消費者物価指数(CPI) 前月比
・ 20:00 カナダ 2月 消費者物価指数(CPI) 前年同月比
・ 20:00 カナダ 2月 消費者物価指数(CPIコア) 前月比
・ 20:00 カナダ 2月 消費者物価指数(CPIコア) 前年同月比
・ 23:00 ユーロ圏 ショイブレ独財務相講演
01:00 ユーロ圏 トリシェECB総裁講演
※経済指標の発表予定は予告なく変更になることがあります。

2011年3月17日 (木)

3/17 本日の戦略-財務省、日銀は動くか-

こんにちは。2日連続で午後になってしまいました。本日朝は通勤中にドル/円が円の史上最高値を更新、一気に76円台前半まで上昇していて、到着した途端に「えっ!」ていう感覚でした。非常事態だけに「何でもあり」ですが、市場が薄い時間といえ、一気にそこまでいくとは思っていませんでした。

■変化率から見た前日の通貨の強弱

円>ドル>ポンド>NZドル>ユーロ>豪ドル
※ ">" の左側の通貨が右側の通貨より強いことを示しています。

■本日の見通し
本日早朝にドル/円をはじめとしてクロス円全体が急激な円高となり、ドル/円は一時76.25円まで円の最高値を更新しました。昨年来、円の最高値の79.75円の下に置いてあったストップロスと、NYクローズでの定期的な値洗いによる本邦個人投資家のロスカットも下げを誘発した一因となったと思います。ただ、NYクローズ後でシドニー・ウエリントン市場でマーケット薄い時間帯であったことやドル/円で76.25円、ユーロ/円で106.50円まで下落した値幅を考えると、行き過ぎたように思います。これまでのところ、下落前の水準となるドル/円は79円台ミドル、ユーロ/円は110円台ミドルまで戻していますが、このレベルから上は重そうですので、このレベルで定着するともう一度下値を試す可能性があります。

これに対して、本邦財務省、日銀が介入に踏み切る確率が高いと個人的には思っています。日本への資金面での対応を協議するためG7電話会合が開かれる可能性があります。このときに為替問題も協議されると思われ、日本の現状から考えると、少なくとも日本の単独介入は正当化(容認)されると思います。また、介入した資金を吸収しない非不胎化介入をすることによって、資金供給を増やすことができますので、現タイミングは効果的と思います。

福島第1原発関連の事故は、世界的に景気を低迷させる可能性があり、市場はこれを先取りしている可能性が高そうです。地球温暖化防止の観点から、クリーンなエネルギーとして原発が注目され、中東でも原子力発電所の建設が進んでいます(アプダビで韓国が初の原発を受注したニュースは記憶に新しい)。また、中国も原発の建設を10基以上計画しているようです。今回の事故でこうした原発開発の流れが停止もしくは停滞となると関連ビジネスを含めた景気後退や電力不足を補うために原油や天然ガスが上昇する可能性があり、原油の不足を補うためのバイオエタノールのために食糧が不足するという事態を引き起こすという連鎖につながるかもしれません。特に原油高は米国の景気を低迷させる可能性があり、ドル安に結びやすい環境が続くことになりそうです。

本日は、米国の消費者物価指数、新規失業保険申請件数、鉱工業生産の発表が予定されていますが、昨日発表された住宅着工が予想より大幅に下振れしたこともあり、こうした経済指標悪化もドル安の要因となると思います。

■日足からのテクニカルでの注目点(矢印はトレンドの方向を予想しています)
ユーロ/円 一目均衡表(日足)の雲の上から中へ
ポンド/円 一目均衡表(日足)の雲の下
ノルウェークローネ/円 一目均衡表(日足)の雲の上から中へ
豪ドル/米ドル 一目均衡表(日足)の雲の下

■変動率からの予想レンジ 07:53→NYクローズ

Ccy 予想レンジ
USDJPY 79.17 ~ 79.90
EURJPY 109.88 ~ 111.14
GBPJPY 126.62 ~ 128.15
AUDJPY 77.68 ~ 78.63
NZDJPY 57.46 ~ 58.19
CADJPY 79.69 ~ 80.66
ZARJPY 11.10 ~ 11.27
NOKJPY 13.89 ~ 14.09
MXNJPY 6.44 ~ 6.54
HKDJPY 10.12 ~ 10.22
SGDJPY 61.74 ~ 62.35
EURUSD 1.3795 ~ 1.3956

■前日のサマリー
昨日の東京時間帯は日経225平均株価が反発したことで、ドル/円は81.18円、ユーロ/円は113.48円まで上昇しましたが、その後は伸び悩み、ロンドン時間に入るとポルトガルが格下げされたことなどからユーロ/ドルが1.3927ドル、ユーロ/円が112.30円まで下落、ドル/円も80.62円の安値を付けました。NY時間に入ると日本の状況について電話会議の実施の可能性がるとジョイブレ独財務相が発言したものの、EUのエッティンガー委員が「東電の福島第1原発は事実上、制御不可能となている。今後、数時間以内に、大惨事が発生する可能性がある」との発言が、スイス政府は「東京、横浜、東北地方のスイス人に、悲惨韓国」、英外務省は「東京周辺と東京以北に住む英国人に、退避検討を勧告」、にオンの米市民に、東電福島第1原発半径80Km圏内からの退避を予防措置で勧告」したことを発表しました。米株価の下落などからリスク回避としなり、米国債が買われ米金利が低下したことから、ドル/円は1995年4月につけた79.75円の最高値を更新し、79.56円まで下落、ユーロ/円も110.59円、ユーロ/ドルも1.3867ドルまで下落しました。
クローズはドル/円が79.57円、ユーロ/ドルが1.3895ドル、ユーロ/円は110.58円。

■株価(bloomberg.co.jp)

Index 引値 前日比
日経225 9093.72 488.57
FTSE100(英) 5598.23 -97.05
DAX(独) 6513.84 -133.82
NYダウ(米) 11613.30 -242.12
S&P500(米) 1256.88 -24.99
NASDAQ(米) 2616.82 -50.51

■金利(bloomberg.co.jp)

Country 利回り 前日比
米10年債 3.17 -0.13
日本10年債 1.230 0.005
英10年債 3.48 -0.05
独10年債 3.09 -0.05

■コモディティ価格

Commodities 引値 前日比
NY金(期近) 1396.10 3.30
NY原油(期近) 97.98 0.80

■本日の指標発表(FXミュージアムより)
3/17(木)
・ 08:50 日本 1月 第三次産業活動指数 前月比
・ 17:15 スイス 10-12月期 四半期鉱工業生産 前期比
・ 17:15 スイス 10-12月期 四半期鉱工業生産 前年同期比
・ 17:30 スイス スイス国立銀行3カ月物銀行間取引金利誘導目標中心値
・ 19:00 ユーロ圏 1月 建設支出 前月比
・ 19:00 ユーロ圏 1月 建設支出 前年同月比
・ 21:30 カナダ 1月 対カナダ証券投資額
・ 21:30 カナダ 1月 卸売売上高 前月比
21:30 米国 2月 消費者物価指数(CPI) 前月比
・ 21:30 米国 2月 消費者物価指数(CPI) 前年同月比
・ 21:30 米国 2月 消費者物価指数(CPIコア指数) 前月比
21:30 米国 前週分 新規失業保険申請件数
・ 22:15 米国 2月 設備稼働率
・ 22:15 米国 2月 鉱工業生産 前月比
・ 23:00 米国 2月 景気先行指標総合指数 前月比
・ 23:00 米国 3月 フィラデルフィア連銀製造業景気指数
※経済指標の発表予定は予告なく変更になることがあります。

2011年3月16日 (水)

3/16 本日の戦略-株価下落、中東などリスク回避要因継続か-

こんにちは。更新が遅くなりすみません。病院の結果は、毎週検査で様子を見て、そのまま治るようであれば手術はなしとのことで、一応ほっとしています。しかし、想定外の地震により原子力発電所が悲惨な状況となってしまいました。対策本部も不眠不休でご苦労されていると思います。少しでも早く対策が効果を発揮するよう願うばかりです。

■変化率から見た前日の通貨の強弱

円>ユーロ>ドル>ポンド>NZドル>豪ドル
※ ">" の左側の通貨が右側の通貨より強いことを示しています。

■本日の見通し
本邦での東日本大震災から福島第1原子力発電所が深刻な状況を迎えていることで、日経225平均株価が大幅に下落、世界的にも株価の下落が継続していて「円」が買われやすい状況が継続しているようです。豪ドル/円も昨年11月以来となる79円台前半、ポンド/円も本年1月以来となる129円台前半まで下落しており、クロス円の下落からもドル/円が1995年4月19日の79.75円の円の最高値を更新する可能性があります。

国内にいますと、地震関連のニュースが主となっていますが、中東でも緊張状態が続いていて、特にバーレーンが非常事態宣言を発令、GCC(湾岸協力会議)派遣軍が同国に入っていることやリビアでも政府軍が優勢にたっていて、反体制派が不利となっています。一時的に株価の下落から原油価格も下落していますが、需給のひっ迫から原油高になればドルが売られやすい環境となると思いますし、昨日の米FOMCでも予定通り6月までは6000億ドルの国債買い入れプログラムを継続することを全員一致で決めたことや、一部で出ていた"extended period"が修正されなかったことで、米金利が上昇しない環境が続くと、こちらからもドルが重くなるものと思われます。

ユーロは格付け機関ムーディーズが長期国債の格付けを「A1」から「A3」に格下げしました。ただ、先週週末のEUサミットでEFSF(欧州金融安定ファシリティー)での増額合意に向けて前向きとなったことや昨日のEU財務相会合でも具体策を次回21日のユーログループの会合に合意に至り、2013年にEMS(欧州安定メカニズム)に引き継がれる見通しとなっています。このため、18日に発表される欧州の金融機関に対するストレステストの詳細でそれほど厳しい内容にならない場合はユーロが買われやすくなるともいますが、来月に入るとポルトガルやスペインの国債償還が予定されていますので、ユーロの1.40ドル以上の上値は限定的となるのではないでしょうか。

■日足からのテクニカルでの注目点(矢印はトレンドの方向を予想しています)
ポンド/ドル 一目均衡表(日足)の基準線を下抜け
ユーロ/円 21日移動平均線、一目均衡表(日足)の基準線を下抜け
ポンド/円 一目均衡表(日足)の雲の上から中へ
南アランド/円 21日移動平均線、一目均衡表(日足)の雲を下抜け
豪ドル/米ドル 一目均衡表(日足)の基準線を下抜け、雲の上から中へ

■変動率からの予想レンジ 08:23→NYクローズ

Ccy 予想レンジ
USDJPY 80.32 ~ 81.00
EURJPY 112.33 ~ 113.52
GBPJPY 128.94 ~ 130.38
AUDJPY 79.44 ~ 80.30
NZDJPY 58.59 ~ 59.28
CADJPY 81.37 ~ 82.27
ZARJPY 11.46 ~ 11.62
NOKJPY 14.12 ~ 14.31
MXNJPY 6.65 ~ 6.74
HKDJPY 10.26 ~ 10.36
SGDJPY 62.59 ~ 63.15
EURUSD 1.3911 ~ 1.4058

■前日のサマリー
昨日の東京時間帯早朝は5・10日ということもあり、ドル/円は81.94円まで上昇しました。しかし、福島第1原子力発電所4号機で水素爆発が発生したとの報を受け、一瞬82.05円まで上昇したものの、日経225平均株価が急落したことなどから、えすく回避の円買いの動きとなり、ドル円は81.22円まで下落。ユーロ/円も朝方の114.65円から113.20円、ユーロ/ドルも1.40ドルから1.3892ドルまで下落しました。ロンドン時間には発表された独3月ZEW景況感調査が14.1と市場予想より悪かったことでユーロ/ドルが1.3855ドル、ユーロ/円が113.82円へと下落、ドル/円も81.30円近辺まで下落しています。NY時間には、バーレーンで非常事態宣言が発令されたこともリスク回避の動きにつながり、NY連銀製造業景気指数がよかったものの、円が買われる動きとなり、ドル円は80.74円、ユーロ/円は111.97円まで下落しました。その後はNYダウが下落幅を縮小したことでユーロ/ドルはクローズにかけて1.4013ドルまで上昇、ユーロ/円も113.28円まで戻しました。ドル/円は一時81.20円まで上昇したものの、80円台後半でクローズしています。
クローズはドル/円が81.60円、ユーロ/ドルが1.3988ドル、ユーロ/円は114.20円。

■株価(bloomberg.co.jp)

Index 引値 前日比
日経225 8605.15 -1015.34
FTSE100(英) 5695.28 -79.96
DAX(独) 6647.66 -218.97
NYダウ(米) 11855.42 -137.74
S&P500(米) 1281.87 -14.52
NASDAQ(米) 2667.33 -33.64

■金利(bloomberg.co.jp)

Country 利回り 前日比
米10年債 3.30 -0.05
日本10年債 1.225 0.015
英10年債 3.52 -0.04
独10年債 3.13 -0.09

■コモディティ価格

Commodities 引値 前日比
NY金(期近) 1392.80 -32.10
NY原油(期近) 97.18 -4.01

■本日の指標発表(FXミュージアムより)
3/16(水)
・ 08:50 日本 1-3月期 四半期法人企業景気予測調査・大企業業況判断指数(BSI)
18:30 英国 2月 失業保険申請件数
18:30 英国 2月 失業率
・ 19:00 ユーロ圏 2月 消費者物価指数(HICP、改定値) 前年同月比
・ 20:00 米国 MBA住宅ローン申請指数 前週比
・ 20:00 zar 1月 小売売上高 前年同月比
・ 21:30 カナダ 1月 製造業出荷 前月比
・ 21:30 米国 2月 建設許可件数 前月比
21:30 米国 2月 住宅着工件数 前月比
21:30 米国 2月 建設許可件数 年率換算件数
・ 21:30 米国 2月 住宅着工件数 年率換算件数
・ 21:30 米国 2月 卸売物価指数(PPI) 前月比
・ 21:30 米国 2月 卸売物価指数(PPIコア指数、食品・エネルギー除く) 前月比
・ 21:30 米国 10-12月期 四半期経常収支
・ 03:00 米国 ガイトナー米財務長官下院銀行委員会で証言

※経済指標の発表予定は予告なく変更になることがあります。

2011年3月15日 (火)

3/15 本日の戦略-米FOMCで文言変更の可能性が示されればドル上昇か-

おはようございます。本日は午後から病院へ行ってきます。簡易版ですみませんがご了承お願いします。

■変化率から見た前日の通貨の強弱

ユーロ>ポンド>円>ドル>豪ドル>NZドル
※ ">" の左側の通貨が右側の通貨より強いことを示しています。

■本日の見通し
本邦の未曾有の大震災から、朝方、80円台後半まで円買いが進みましたが一時的なものに留まりました。ただ、3月期末であることや、震災からのレパトリ観測は強く残っていて、先行きの円高懸念はあります。昨日、日銀が15兆円の緊急資金供給オペ、資産買い入れ基金の増額への効果もあり、クローズは81円台後半となっています。このため、ひとまず円買いの勢いはなくなっているように思いますが、欧米の株価の下落が続くようであれば、リスクを回避する動きから、円が買われやすい地合いが継続すことになります。

本日は1日の日程ですが、米FOMCが開催されます。4月のFOMCがメインとなりますが、"extended priod" の変更の可能性が示されると、ドルが買われやすくなると思います。また、本日はNY連銀製造業景気指数の発表が予定されています。これらの指標も内容が良ければドル買いのサポートになります。

■日足からのテクニカルでの注目点(矢印はトレンドの方向を予想しています)
ユーロ/ドル ストキャスティックス(スロー)がゴールデンクロス(ただし40以上で)
ポンド/ドル 一目均衡表(日足)の基準線を上抜け

■変動率からの予想レンジ 07:54→NYクローズ

Ccy 予想レンジ
USDJPY 81.27 ~ 81.92
EURJPY 113.64 ~ 114.75
GBPJPY 131.27 ~ 132.63
AUDJPY 82.00 ~ 82.75
NZDJPY 59.94 ~ 60.58
CADJPY 83.41 ~ 84.25
ZARJPY 11.85 ~ 12.00
NOKJPY 14.45 ~ 14.63
MXNJPY 6.78 ~ 6.86
HKDJPY 10.39 ~ 10.49
SGDJPY 64.13 ~ 64.63
EURUSD 1.3910 ~ 1.4051

■前日のサマリー
昨日の東京時間帯早朝は11日に発生した東日本大震災でのレパトリ(資金還流)観測から、円が買われドル/円は80.60円、ユーロ/円は112.60円まで下落しましたが、すぐに82.46円、114.85円へ戻しました。日経225平均株価も10,000円を割り込む水準まで下落しましたが、円買いにはつながりませんでした。ユーロ/ドルは1.39ドル台後半から1.3917ドルまで下落しましたが。ロンドン時間帯は、週末に開催されたEUサミットで、救済措置が拡充したことを受け、ポルトガル、スペインなどの国債スプレッドが縮小したことなどからユーロが買われ、1.3981ドル、114.68円まで上昇しました。NY時間には、バーレーン政府施設の防護に約千人を派兵したことなどから、リスク回避の動きからからユーロ/ドルは1.3944ドルまで下落、ドル/円は81.54円まで下落しました。ユーロ/円は114円台前半で小動き、ユーロ/ドルは米金利が低下したことから、1.4003ドルまで上昇あひました。
クローズはドル/円が81.60円、ユーロ/ドルが1.3988ドル、ユーロ/円は114.20円。

■株価(bloomberg.co.jp)

Index 引値 前日比
日経225 9620.49 -633.94
FTSE100(英) 5775.24 -53.43
DAX(独) 6866.63 -114.86
NYダウ(米) 11993.16 -51.24
S&P500(米) 1296.39 -7.89
NASDAQ(米) 2700.97 -14.64

■金利(bloomberg.co.jp)

Country 利回り 前日比
米10年債 3.36 -0.05
日本10年債 1.210 -0.076
英10年債 3.57 0.02
独10年債 3.22 0.01

■コモディティ価格

Commodities 引値 前日比
NY金(期近) 1424.90 3.10
NY原油(期近) 101.19 0.03

■本日の指標発表(FXミュージアムより)
3/15(火)
・ 09:30 豪 豪準備銀行(中央銀行)、金融政策会合議事要旨公表
・ 19:00 ユーロ圏 3月 ZEW景況感調査
19:00 独 3月 ZEW景況感調査(期待指数)
・ 21:30 カナダ 10-12月期 四半期労働生産性指数 前期比
21:30 米国 3月 ニューヨーク連銀製造業景気指数
・ 21:30 米国 2月 輸入物価指数 前月比
・ 21:30 米国 2月 輸出物価指数 前月比
・ 22:00 米国 1月 対米証券投資(短期債除く)
・ 23:00 米国 3月 NAHB住宅市場指数
・ 23:00 米国 ガイトナー米財務長官上院銀行委員会で証言
・ 02:00 ユーロ圏 トゥンペルグゲレルECB専務理事講演
03:15 米国 米連邦公開市場委員会(FOMC)、終了後政策金利発表
※経済指標の発表予定は予告なく変更になることがあります。

2011年3月13日 (日)

3/14の週の見通し

こんばんは。東日本大震災の被害の大きさをNEWS映像で見る度に心が痛みます。行方不明の皆様の無事を心よりお祈りいたします。被災されている皆様へ現在直接支援することはできませんが、できる限りのことはしたいと思っています。

■ドル/円 60分足
USDJPY
※チャートをクリックすると拡大します。

■ユーロ/ドル 60分足
EURUSD
※チャートをクリックすると拡大します。

■ユーロ/円 60分足
EURJPY
チャートをクリックすると拡大します。

先週は原油価格が下落したことや格付け機関ムーディーズがギリシャの格付けを「B1」に一気に3段階引き下げたことなどを背景にユーロが下落しました。更に米アドバイザリーレポートで、15日の米FOMCで "extended period"の文言修正の可能性が指摘されていたとの噂が流れたこと、ポルトガル国債入札は無難に濃さなれたものの、サウジアラビアで警官隊がデモ隊に向けて発表したなどリスク回避の動きが強まったこと、週末には円高も加わり、ユーロ/ドルは一時1.3752ドルまで下落しましたが、クローズにかけては1.38ドルを回復しました。ドル/円は小動きが続いたものの、週末に発生した東北・関東大震災によって一時83.30円まで円が売られたものの、復興資金のレパトリ(本邦への資金還流)観測から、円が一時81.65円まで買われ82円を割り込んだままクローズしています。また、10日の英中銀金融政策委員会で英中銀(BOE)が政策金利(0.5%)、資産買い入れプログラム(2000億ポンド)を据え置いたことから、利上げを期待していた市場参加者の失望からポンドが売られる場面が見られました。また、NZ準備銀行は政策金利を0.5%引き下げ2.5%としたものの、震災復興のための一時的な措置との発言があり、NZドルの下落は一時的な物に留まりました。

■週間騰落率(JPY)
JPY
グラフをクリックすると拡大します。

■週間騰落率(USD)
USD
グラフをクリックすると拡大します。

■今週の見通し
週末は本邦の東日本大震災で円が一時的に売られたものの、海外時間では復興資金のために本邦へ資金を還流するレパトリエーションが起こるとの思惑から円が買われました。この土日で本邦の被害状況が次第に明らかになってきていることで、週明けの東京市場が円安に反応する可能性が高いと思われます。ただ、本邦政府が震災の対応に追われていることで、一部の投機筋が円高を仕掛けてくる可能性も排除できません(許しがたいことでもありますが)。1995年4月に円が79.75円の最高値を付けた時は同年1月17日に阪神淡路大震災が起こった年でもありました。

今週15日には米FOMCが開催されます。今回は1日のみの日程ですので、大きな政策変更はないと思われますが、米雇用などの経済指標は足許では回復傾向を続けていることで、当分の間("extended period")という文言の修正への期待も一部からは出ているようです。このため、仮に文言修正がなされれば、ドルが買われると思いますが、先のバーナンキ米FRB議長の議会証言からは、予定通り6000億ドルの資産買い入れは継続するとみられます。リスク回避以外ではなかなかドル高にはなりにくい環境にあることから、ドルの弱含みの状況が続くと思われます。ただ、昨日のシカゴIMMポジションのところでも書きましたが、ドルのショートポジションが溜まっていることからこれの解消の可能性(ドル高)もあります。FOMC以外でも米住宅着工件数、建設許可件数(16日)、消費者物価指数、鉱工業生産、新規失業保険申請件数(17日)が予定されていて、米金利先行きに上昇期待が高まるかどうかに注目となります。

一方、ユーロは独ZEW景況感調査(15日)の発表が予定されていますが、他には主な経済指標の予定はありません。先週はギリシャ、スペインが格下げされたものの、ユーロの下落は限定的になりました。今週は18日に今後行われます銀行のストレステストの詳細が発表される予定であることから、内容がより厳格的となると、金融機関へのリスクが高まることが考えられることから、ロングポジションの溜まっているユーロの調整から、ユーロの下落の可能性があります。

■今週の予想レンジ

Ccy Low(下)   High(上)
ドル/円 81.00 83.50
ユーロ/ドル 1.3730 1.4000
ユーロ/円 111.90 115.00
ポンド/円 129.50 132.50
豪ドル/円 81.70 84.00


■注目イベント 3/14(月)
・ 06:45 NZ 1月 小売売上高指数 前月比
・ 00:00 日本 日銀金融政策決定会合、終了後政策金利発表
・ 13:30 日本 1月 鉱工業生産・確報値 前月比
・ 14:00 日本 2月 消費者態度指数・一般世帯
・ 19:00 ユーロ圏 1月 鉱工業生産 前月比
・ 21:30 カナダ 10-12月期 四半期設備稼働率
3/15(火)
・ 09:30 豪 豪準備銀行(中央銀行)、金融政策会合議事要旨公表
・ 19:00 ユーロ圏 3月 ZEW景況感調査
19:00 独 3月 ZEW景況感調査(期待指数)
・ 21:30 カナダ 10-12月期 四半期労働生産性指数 前期比
21:30 米国 3月 ニューヨーク連銀製造業景気指数
・ 21:30 米国 2月 輸入物価指数 前月比
・ 21:30 米国 2月 輸出物価指数 前月比
・ 22:00 米国 1月 対米証券投資(短期債除く)
・ 23:00 米国 3月 NAHB住宅市場指数
03:15 米国 米連邦公開市場委員会(FOMC)、終了後政策金利発表
3/16(水)
・ 08:50 日本 1-3月期 四半期法人企業景気予測調査・大企業業況判断指数(BSI)
18:30 英国 2月 失業保険申請件数
18:30 英国 2月 失業率
・ 19:00 ユーロ圏 2月 消費者物価指数(HICP、改定値) 前年同月比
・ 20:00 米国 MBA住宅ローン申請指数 前週比
・ 20:00 zar 1月 小売売上高 前年同月比
・ 21:30 カナダ 1月 製造業出荷 前月比
・ 21:30 米国 2月 建設許可件数 前月比
21:30 米国 2月 住宅着工件数 前月比
21:30 米国 2月 建設許可件数 年率換算件数
・ 21:30 米国 2月 住宅着工件数 年率換算件数
・ 21:30 米国 2月 卸売物価指数(PPI) 前月比
・ 21:30 米国 2月 卸売物価指数(PPIコア指数、食品・エネルギー除く) 前月比
・ 21:30 米国 10-12月期 四半期経常収支
3/17(木)
・ 08:50 日本 1月 第三次産業活動指数 前月比
・ 17:15 スイス 10-12月期 四半期鉱工業生産 前期比
・ 17:15 スイス 10-12月期 四半期鉱工業生産 前年同期比
・ 17:30 スイス スイス国立銀行3カ月物銀行間取引金利誘導目標中心値
・ 19:00 ユーロ圏 1月 建設支出 前月比
・ 19:00 ユーロ圏 1月 建設支出 前年同月比
・ 21:30 カナダ 1月 対カナダ証券投資額
・ 21:30 カナダ 1月 卸売売上高 前月比
21:30 米国 2月 消費者物価指数(CPI) 前月比
・ 21:30 米国 2月 消費者物価指数(CPI) 前年同月比
・ 21:30 米国 2月 消費者物価指数(CPIコア指数) 前月比
21:30 米国 前週分 新規失業保険申請件数
・ 22:15 米国 2月 設備稼働率
・ 22:15 米国 2月 鉱工業生産 前月比
・ 23:00 米国 2月 景気先行指標総合指数 前月比
・ 23:00 米国 3月 フィラデルフィア連銀製造業景気指数
3/18(金)
・ 08:50 日本 日銀・金融政策決定会合議事要旨
・ 16:00 独 2月 生産者物価指数(PPI) 前月比
・ 17:15 スイス 2月 生産者輸入価格 前月比
・ 18:00 ユーロ圏 1月 経常収支
・ 19:00 ユーロ圏 1月 貿易収支
・ 20:00 カナダ 2月 消費者物価指数(CPI) 前月比
・ 20:00 カナダ 2月 消費者物価指数(CPI) 前年同月比
・ 20:00 カナダ 2月 消費者物価指数(CPIコア) 前月比
・ 20:00 カナダ 2月 消費者物価指数(CPIコア) 前年同月比
経済指標の詳細はFXmuseumのFXカレンダーを参照してください。

2011年3月12日 (土)

3/12 シカゴ通貨先物非商業ポジション

こんばんは。東日本大震災に関する情報をまとめたFacebookのページが下記にまとめられているようです。災害にあわれた方の無事をお祈りするとともに1日も早い復興を願っています。
http://www.facebook.com/0311earthquake.info

11日に発表された8日現在のシカゴIMMの投機ポジションでは、ドルのショート(売)がさらに増加し過去最大の40万コントラクトとなりました。円のロング(買)は減少、ユーロはロングが増加、カナダドルもロング増加、NZドルは4週連続でロングが減少しています。

ドルのショートポジションの増加が継続しています。ドルのショートポジションがさらに増加し過去最高を更新しました。ドルは円など一部通貨を除いてまんべんなく売られたようです。週末は東日本大震災で、レパトリ(日本に資金を戻す)観測から円が買われたことで、円ロングが増加した可能性があります。また、ドルショートが溜まってきていることで、リスク回避からのポジションの巻き戻しが起こると一気に為替が動く(ドル高)に可能性があります。

■シカゴIMM非商業ポジション

項目 Net(ネット) Dif(増減) Long(買) Short(売) All(総取組)
JPY 16,656 -24,618 43,205 26,549 69,754
EUR 62,294 10,986 98,171 35,877 134,048
GBP 33,906 8,097 54,967 21,061 76,028
CHF 23,661 5,644 30,841 7,180 38,021
CAD 77,544 4,717 81,253 3,709 84,962
AUD 73,695 1,842 80,756 7,061 87,817
NZD 4,346 -3,065 13,467 9,121 22,588
MXN 16,656 -24,618 43,205 26,549 69,754
source:CFTC

【USD】
USD
source:CFTC

ドルは19,566コントラクトのショート減少の405,267コントラクトのショートとなりました。
※ドルのポジションは円、ユーロをはじめ、メキシコペソまでを合計して算出しています。レートはFRBのメジャーカレンシーインデックスを使用しています。

【JPY】
JPY
source:CFTC

円は24,618コントラクトのロング減少の16,656コントラクトのロングとなりました。

【EUR】
EUR
source:CFTC

ユーロは10,986コントラクトのロング増加の62,294コントラクトのロングになりました。

【CAD】
CAD
source:CFTC

カナダは4,717コントラクトのロング増加の77,544コントラクトのロングになりました。

【NZD】
NZD
source:CFTC

NZドルは3,065コントラクトのロング減少の4,346コントラクトのロングになりました。
他のIMM通貨先物のポジション動向は上田ハーローレポートのシカゴIMM非商業ポジションを参照してください。(14日更新)

2011年3月11日 (金)

3/11 本日の戦略-中東デモと原油価格に引き続き注意-

おはようございます。昨日はかなり英中銀(BOE)のサプライズ利上げに期待していましたが、サプライズがなくてすみません。経済を考えると利上げができる状況ではありませんが、中銀の所管の物価の安定だけをみるとやはり利上げせざるを得ないのではないでしょうか。

■変化率から見た前日の通貨の強弱

ドル>NZドル>円>ユーロ>ポンド>豪ドル
※ ">" の左側の通貨が右側の通貨より強いことを示しています。

■本日の見通し
サウジアラビアでの警官隊のデモ隊への発砲からリスク回避の動きが強まりましたが、背景には溜まっていたユーロロング(買い)ポジションを解消する動きが続いているように見えます。中東や北部アフリカでの緊張の高まりに反して原油価格が下落しているという逆行現象も気になるところです(3月8日にヌアイミ資源相から原油増産を表明したばかり)。本日もサウジアラビアでデモの可能性があることから、
引き続き市場は中東情勢を気にしているようです。デモが拡大するようであればドル買いが継続するとみています。

その一方で、ユーロの債務問題も少しずつですが注目し始めているように思います。ムーディーズは昨日スペインを1段階格下げし、見通しを「ネガティブ」としています。スペイン銀行は国内銀行システムの資本不足が12金融機関で150億ユーロと発表、政府概算の200億ユーロを下回っていますが、18日にストレステストの詳細が公表され、厳格な内容となったときに、さらに資本不足が深刻化する可能性もあります。また、独政府当局者はは欧州金融安定ファシリティー(EFSF)拡大については本日のEUグループサミットで決定される可能性は低いと発言しています。メルシュ・ルクセンブルク中銀総裁はEFSFの機能拡充と規模の拡大を必要と発言、今後のドイツの発言や動向によっては、ユーロ圏のリスクが高まると思います。

昨日はリスク回避から「ドル」が主要通貨に対して上昇しましたが、その一方では弱い豪の雇用、政策金利を据え置いた英国など独自の材料も目立ちました。特に豪では、中国の貿易収支が予想に反して赤字となったことも売り要因として作用したように思います。本日も11時に中国の消費者物価指数や鉱工業生産などの発表が予定されていることで、中国の引き締め傾向が強まるのであれば、豪ドルの調整につながりやすくなると思います。

■豪ドル/円 日足(一目均衡表、トレンドライン)
AUDJPY
※チャートをクリックすると拡大します。

昨日比較的大きな下げとなった豪ドルは一目均衡表の転換線と基準線を下に抜けました。本日は日々線(ロウソク足)に接近していて、これを下に抜けると調整につながる可能背がい高くなります。調整めどは1月31日の安値の81.00円と2月24日の安値の81.90円を結んだトレンドラインの82.50円近辺(一目均衡表の雲もその付近)と思われます。

■日足からのテクニカルでの注目点(矢印はトレンドの方向を予想しています)
ドル/円 一目均衡表(日足)の雲を上抜け
ポンド/ドル 21日移動平均線、一目均衡表(日足)の基準線を下抜け
ポンド/円 21日移動平均線を下抜け
豪ドル/円 21日移動平均線、一目均衡表(日足)の基準線を下抜け
豪ドル/米ドル 21日移動平均線、一目均衡表(日足)の基準線を下抜け、雲の上から中へ
NZドル/米ドル 年初来安値更新

■変動率からの予想レンジ 08:00→NYクローズ

Ccy 予想レンジ
USDJPY 82.74 ~ 83.31
EURJPY 114.02 ~ 115.02
GBPJPY 132.65 ~ 133.88
AUDJPY 82.66 ~ 83.34
NZDJPY 60.65 ~ 61.24
CADJPY 84.68 ~ 85.44
ZARJPY 11.87 ~ 12.01
NOKJPY 14.57 ~ 14.73
MXNJPY 6.85 ~ 6.93
HKDJPY 10.58 ~ 10.66
SGDJPY 65.01 ~ 65.45
EURUSD 1.3727 ~ 1.3854

■前日のサマリー
昨日の東京時間帯は発表された豪の新規雇用者数が予想に反し1.01万人減少したことや中国の貿易収支が予想に反して73億ドルの赤字となったこと受け下落、終日弱含みの推移となりました。また、アジアの株式市場が軟調に推移したことでリスク回避の動きが強まり、ユーロ/ドルが1.3920ドル近辺から1.3864ドル、ユーロ/円が115.20円近辺から114.82円まで下落しました。ロンドン時間には、格付け会社ムーディーズがスペインの格付けを「Aa1」から「Aa2」へ1段階引き下げ、見通しをネガティブにしたことから、ユーロ/ドルは1.3804ドル、ユーロ/円は114.33円まで下落、それまで82円台後半で小動きを続けていたドル/円は82.98円まで上昇しました。また、注目されていた英中銀(BOE)金融政策委員会(MPC)では、政策金利が0.5%、資産買い入れプログラムが2000億ポンドで据え置かれたことから、一部利上げを期待していた向きの失望が出てポンドは下落しました。NY時間には原油価格が下落したことなどを受け、ドル/円が83.17円まで上昇しましたが、発表された米新規失業保険申請件数が市場予想より悪かったことなどから83円を割り込みましたが、サウジアラビアで警官隊がデモ隊に向けて発砲したことが伝わると米国債が買われ、米長期金利は低下したものの、NYダウなどが大幅な下落となり、リスク回避の「ドル買い」と「円買い」から、ユーロ/ドルは1.3775ドル、ユーロ/円は114.20円まで一時下落、そのまま安値圏でクローズしました。ドル/円は83円を挟んでの小動きとなりました。
クローズはドル/円が82.97円、ユーロ/ドルが1.3793ドル、ユーロ/円は114.46円。

■株価(bloomberg.co.jp)

Index 引値 前日比
日経225 10434.38 -155.12
FTSE100(英) 5845.29 -92.01
DAX(独) 7063.09 -68.71
NYダウ(米) 11984.61 -228.48
S&P500(米) 1295.11 -24.91
NASDAQ(米) 2701.02 -50.70

■金利(bloomberg.co.jp)

Country 利回り 前日比
米10年債 3.36 -0.11
日本10年債 1.308 0.003
英10年債 3.59 -0.07
独10年債 3.25 -0.04

■コモディティ価格

Commodities 引値 前日比
NY金(期近) 1412.50 -17.10
NY原油(期近) 102.70 -1.68

■本日の指標発表(FXミュージアムより)
3/11(金)
・ 11:00 中国 2月中国消費者物価指数(CPI)
・ 11:00 中国 2月中国卸売物価指数(PPI)
・ 11:00 中国 2月中国鉱工業生産
・ 11:00 中国 2月中国小売売上高
・ 16:00 独 2月 消費者物価指数(CPI、改定値) 前月比
・ 16:00 独 2月 卸売物価指数(WPI) 前月比
・ 16:45 frf 1月 経常収支
・ 18:30 英国 2月 卸売物価指数(食品、エネルギー除くコアPPI) 前年同月比
・ 21:00 カナダ 2月 新規雇用者数
・ 21:00 カナダ 2月 失業率
22:30 米国 2月 小売売上高 前月比
23:55 米国 3月 ミシガン大学消費者態度指数・速報値
・ 00:00 米国 1月 企業在庫 前月比
※経済指標の発表予定は予告なく変更になることがあります。

2011年3月10日 (木)

3/10 本日の戦略-BOEでのサプライズあるか-

おはようございます。宮城の三陸沖でM5クラスの地震が続いていますね。本日3時過ぎの地震で目が覚めてしまいました。NZの地震もそうですが、地球が活動期に入っているのでしょうか。

■変化率から見た前日の通貨の強弱

ポンド>豪ドル>ドル>ユーロ>円>NZドル
※ ">" の左側の通貨が右側の通貨より強いことを示しています。

■本日の見通し
本日は英中銀金融政策委員会(MPC)で、政策金利の引き上げがあるかに注目されます。市場の予想は据置ですが、前回は利上げ票に3人の委員が投じていることもあり、今回2人の委員が更に利上げに投じれば、0.25%の政策金利の引き上げが行われます。英の
消費者物価指数は前年同期比で4.0%と中銀がターゲットとしている2.0%の2倍の水準に達していることや中東・北アフリカ情勢からの原油価格高止まりも長期化しそうな懸念もあります。英中銀はECBやFRBのように事前にメッセージを発することが少なく、サプライズ的な利上げを行ってくる可能性が高く、事実過去も市場予想に反する行動(市場の読みが浅いと言ってしまえばそれまでですが)をすることが、他の国の中央銀行に比べて多いので、リスクは上向きと捉えておいてもよいのではないかと思っています。仮に利上げを行っても、本日早朝のRBNZのように、今回限りというような声明にはならないと思います。

昨日、イタリアやポルトガルの国債利回りが急上昇し、ユーロが一時下落しましたが、ポルトガルの10年債入札が無難にこなされ(結果はサマリーを参照お願いします)、ユーロは反発しました。ただ、来週以降はユーロではイベントが多数予定されていて、債務問題は引き続き綱渡りの状態が続くと思われます。主なイベントはEU財務相会合(14日)、ストレステストの詳細発表(18日)、EUサミット(24、25日)となります。特に18日に公表されるストレステストは、欧州銀行監督機構(EBA)の責任者エンリア氏が昨年よりも厳しい内容となることを示唆していることで、銀行のリスク面に目が向くと溜まっているユーロポジションを解消する動きに出てもおかしくはありません。また、仏政府当局者の「EUサミットではポルトガル救済を協議しない」との発言や「ギリシャの債務再編を行わない」との発言も気になるところで、2月の臨時EUサミットに続き3月も何も決まらないとなると、4月以降の南欧諸国の国債償還を前に懸念が高まることになると思います。

また、本日はこの後、9時30分に豪の失業率、新規雇用者数など雇用関係の経済指標が発表されます。実質賃金の上昇にもかかわらず、企業の積極雇用の姿勢は変わらないと、昨日ロウ豪準備銀行(RBA)総裁補が発言しており、同時に中央銀行にできる最大の貢献はインフレを低水準で安定させることと発言していることで、強い雇用内容となった場合には来月5日の金融政策で政策金利の引き上げ期待も高まると思われ、豪ドルが買われやすくなると思いますが、明日11日に中国の消費者物価指数の発表を控えていることで、上昇も限定的になるかもしれません。

■ユーロ/ポンド 日足(一目均衡表、ストキャスティックススロー)
EURGBP
※チャートをクリックすると拡大します。

0.86ポンド台に上昇すると上値が押さえられるユーロ/ポンドですが、今回も3/7と3/8に0.8634ポンドで上値が押さえられています。一目均衡表の遅行線は雲を上に抜けられず、ストキャスティックス(スロー)もデッドクロスしています。このため、短期的には下落方向になるのではないかと思います。調整目処は転換線の0.8546ポンド、基準線の0.8494ポンド近辺とみていますが、本日発表される英中銀の政策金利次第では、雲の下抜けの0.8477ポンドを下に抜けてくるかもしれません。

■日足からのテクニカルでの注目点(矢印はトレンドの方向を予想しています)
ドル/円 21日移動平均線を上抜け
ポンド/ドル 21日移動平均線を上抜け(1日で回復)
ポンド/円 21日移動平均線を上抜け、一目均衡表(日足)の転換線が基準線を下抜け(基準線の切り上がりによる)
ユーロ/ポンド ストキャスティックス(スロー)がデッドクロス(80以上で)
NZドル/米ドル 年初来安値更新

■変動率からの予想レンジ 07:50→NYクローズ

Ccy 予想レンジ
USDJPY 82.46 ~ 83.04
EURJPY 114.62 ~ 115.62
GBPJPY 133.46 ~ 134.70
AUDJPY 83.24 ~ 83.91
NZDJPY 60.59 ~ 61.18
CADJPY 85.07 ~ 85.84
ZARJPY 11.94 ~ 12.09
NOKJPY 14.74 ~ 14.90
MXNJPY 6.86 ~ 6.94
HKDJPY 10.55 ~ 10.64
SGDJPY 65.03 ~ 65.48
EURUSD 1.3858 ~ 1.3971

■前日のサマリー
昨日の東京時間帯は原油価格の小幅下落から日経225平均株価などがしっかりした動きとなったことで、ドル/円は82円台後半で底堅い動きとなり一時82.93円まで上昇しました。ユーロ/円は115円を挟んで小動き、ユーロ/ドルはドルの上昇から、1.3873ドルまで下落しました。ロンドン時間にはポルトガルの国債入札を前にユーロのポジションを閉じる動きからユーロ/ドルは1.3855ドル、ユーロ/円が114.76円へと下落、ドル/円もリスク回避傾向から82.75円へと下落しました。同国債入札は平均落札利回りが5.993%、応札倍率が1.6倍と前回(4.086%、1.9倍)と比べ利回り(借入コスト)が上昇しましたが、国債入札を無事終えたことでユーロは買い戻され、ユーロ/ドルが1.3942ドル、ユーロ/円は115.26円へ上昇、ドル/円は82.65円まで下落しました。NY時間には原油が下落したことなどでドル/円が82.87円まで上昇する場面が見られましたが米10年債の入札を受け金利が低下したことから、ドル/円は82.58円まで下落しましたが、クローズにかけては買い戻されました。ユーロ/ドルは3月24、25日に開催されるEUサミットでポルトガル救済を協議しない(仏関係者)、ギリシャ債務の再編を協議しない(当局者)とネガティブなコメントが出たことから、ユーロ/ドルが1.3885ドル、ユーロ/円は114.87円まで一時下落しました。
クローズはドル/円が82.71円、ユーロ/ドルが1.3905ドル、ユーロ/円は115.04円。

■株価(bloomberg.co.jp)

Index 引値 前日比
日経225 10589.50 64.31
FTSE100(英) 5937.30 -37.46
DAX(独) 7131.80 -32.95
NYダウ(米) 12213.09 -1.29
S&P500(米) 1320.02 -1.80
NASDAQ(米) 2751.72 -14.05

■金利(bloomberg.co.jp)

Country 利回り 前日比
米10年債 3.47 -0.08
日本10年債 1.305 0.000
英10年債 3.66 -0.01
独10年債 3.29 -0.02

■コモディティ価格

Commodities 引値 前日比
NY金(期近) 1429.60 2.40
NY原油(期近) 104.60 -0.64

■本日の指標発表(FXミュージアムより)
3/10(木)
・ 08:50 日本 10-12月期 四半期実質国内総生産(GDP、改定値) 年率換算
・ 08:50 日本 10-12月期 四半期実質国内総生産(GDP、改定値) 前期比
・ 08:50 日本 2月 国内企業物価指数 前月比
・ 08:50 日本 2月 国内企業物価指数 前年同月比
09:30 豪 2月 新規雇用者数
09:30 豪 2月 失業率
・ 16:00 独 1月 経常収支
・ 16:00 独 1月 貿易収支
・ 18:00 ユーロ圏 3月 欧州中央銀行(ECB)月報
・ 18:30 英国 1月 鉱工業生産指数 前月比
・ 18:30 英国 1月 製造業生産指数 前月比
21:00 英国 イングランド銀行(BOE、英中央銀行)金利発表
22:30 米国 前週分 新規失業保険申請件数
・ 22:30 米国 1月 貿易収支
・ 22:30 カナダ 1月 貿易収支
・ 00:00 ユーロ圏 ゴンザレス・パラモECB理事講演
・ 00:00 ユーロ圏 メルシュ・ルクセンブルク中銀総裁講演
・ 00:00 ユーロ圏 ウェーバー独連銀総裁講演
・ 03:00 米国 米財務省30年債入札(130億ドル)
・ 04:00 米国 2月米月次財政収支
※経済指標の発表予定は予告なく変更になることがあります。

2011年3月 9日 (水)

3/9 本日の戦略-ギリシャ国債の対独スプレッド拡大には警戒-

おはようございます。来日していますベトナムのグエン・スアン・フック官房長官が日本の新幹線方式を利用した南北高速鉄道を導入する計画に修正する意向を示しました。英国では日立が鉄道車両を大量受注するなど、日本の鉄道技術が評価され始めていて嬉しい傾向です。早く世界の3大鉄道会社シーメンス、アルストム、ボンバルディアに食い込みたいですね。

■変化率から見た前日の通貨の強弱

NZドル>ドル>豪ドル>ユーロ>ポンド>円
※ ">" の左側の通貨が右側の通貨より強いことを示しています。

■本日の見通し
昨日はサウジアラビアのヌアイミ資源相から原油増産の意向が示され、WTIが反落、NY株価が上昇し、リスク回避として買われていた「円」が主要通貨に対して売られる結果となりました。また、長期化の様相を見せていた、リビア情勢もNATO(北大西洋条約機構)が人道的な支援の立場から軍事的介入を示唆したことで、一時的な混乱は避けられないにしろ、解決が早まることが期待され、これも原油価格の下げにつながったのではないかと思います。市場全体は、引き続き原油の価格動向に関心があるものとみられ、OPEC諸国が増産に踏み切れるかが焦点となってくると思われます。新たな問題が発生しなければ、原油価格も1バーレル=100ドルを割り込んでくると思います。この場合は「ドル高」「円安」「ユーロ安」の流れになると思います。

格付け機関ムーディーズから一気に3ノッチ格付けが引き下げられたギリシャは対独国債利回りスプレッドが拡大、10年債の利回りスプレッドは10%弱と本年1月の水準まで上昇してきています(ギリシャ10年債利回りは過去最高の12.78%まで上昇)。3月24、25日はEUサミットが開催される予定であり、2月5日に行われた臨時のEUサミットでは欧州金融安定ファシリティー(EFSF)の実質的規模の拡大については何も決まっていず、このままギリシャの国債が売られ続けた場合には、ユーロが売られる可能性が高くなります。
先週末に発表されたシカゴ通貨先物の3月1日現在のユーロのロングポジションは51,308コントラクトとなり、1日のNYクローズの1.3775ドルで計算しますと約88.3億ドルのユーロロングが存在することになります。目安として10億ドルで100ポイント変化と考えますと、全てロングポジションが解消された場合には1.30ドル近辺までユーロが下落することになります。現在は市場がユーロ圏の債務問題に再び目を向けるかは不透明です。

他の通貨では、日本時間明日早朝にNZ準備銀行(RBNZ)の金融政策発表があります。既に市場は0.25%の利下げを織り込んでいます。ただ、市場はその先の利下げまではそれほど織り込んでおらず、その後のNZ準備銀行の声明で更に先行きにネガティブな発言がなされると、NZドルが更に下落するものと思われます。チャート的には昨日反発していますが、年初来安値を更新していることでもあり、下方へのリスクを持ってい置いた方がよいと思います。

■南アランド/円 週足(一目均衡表、トレンドライン)
ZARJPY
※チャートをクリックすると拡大します。

日足で一目均衡表の雲の上に出てきた南アらんどですが、週足でも雲の上に抜け出ています(チャート参照)。週足遅行線も雲の上を推移していることで、上昇が継続する可能性が高いといえそうです。目標としましては、4月上旬の高値の13.06円と1月上旬の高値の12.40円を結んだトレンドラインの12.30円近辺ではないかと思います。

■日足からのテクニカルでの注目点(矢印はトレンドの方向を予想しています)
ドル/円 一目均衡表(日足)の基準線を上抜け(わずか)
ポンド/ドル 21日移動平均線を下抜け(わずか)
豪ドル/円 一目均衡表(日足)の転換線が基準線を下抜け(基準線が切り上がったため)

■変動率からの予想レンジ 07:53→NYクローズ

Ccy 予想レンジ
USDJPY 82.39 ~ 82.97
EURJPY 114.48 ~ 115.50
GBPJPY 133.00 ~ 134.25
AUDJPY 83.12 ~ 83.80
NZDJPY 60.76 ~ 61.35
CADJPY 84.74 ~ 85.52
ZARJPY 11.90 ~ 12.03
NOKJPY 14.70 ~ 14.86
MXNJPY 6.81 ~ 6.89
HKDJPY 10.53 ~ 10.62
SGDJPY 65.01 ~ 65.46
EURUSD 1.3857 ~ 1.3968

■前日のサマリー
昨日の東京時間帯は特に目立った材料がないことから、ドル/円は82円台前半でのもみ合い、ユーロ/ドルも1.39ドル台後半でのもみ合い、ユーロ/円は114円台後半から115円台前半での動きに留まりました。ロンドン時間帯では、ECBのノボトニー氏から「ECB総裁の『強い警戒(strong vibilance)』、金利変更の暗号」との発言したものの、格下げされたギリシャとドイツの国債スプレッドが広がったことでユーロが下落、ドルが上昇する流れとなり、ドル/円は82.62円まで上昇、ユーロ/ドルは1.3980ドル近辺から1.3912ドル、ユーロ/円は115.20円近辺から114.77円まで下落しました。NY時間にはクウェートやサウジアラビアなどOPECからの原油増産期待で、原油価格が下落したことなどを背景にドルが上昇、米著名なアドバイザリーレポートで"extended priod(当面の間)"の文言が修正されるという趣旨のルーマーが流れたことで、ドル/円は82.86円まで上昇、ユーロ/ドルは1.3862ドル、ユーロ/円は114.55円まで下落後114.94円まで反発しました。クローズにかけては手掛かりに欠け、ユーロ/ドルは1.39ドル近辺まで回復してクローズしました。
クローズはドル/円が82.64円、ユーロ/ドルが1.3901ドル、ユーロ/円は114.90円。

■株価(bloomberg.co.jp)

Index 引値 前日比
日経225 10525.19 20.17
FTSE100(英) 5974.76 0.98
DAX(独) 7164.75 2.82
NYダウ(米) 12214.38 124.35
S&P500(米) 1321.82 11.69
NASDAQ(米) 2765.77 20.14

■金利(bloomberg.co.jp)

Country 利回り 前日比
米10年債 3.55 0.03
日本10年債 1.305 0.025
英10年債 3.67 0.04
独10年債 3.30 0.03

■コモディティ価格

Commodities 引値 前日比
NY金(期近) 1427.20 -7.30
NY原油(期近) 105.02 -0.42

■本日の指標発表(FXミュージアムより)
3/9(水)
・ 08:50 日本 1月 機械受注 前月比 
・ 09:30 豪 1月 住宅ローン件数 前月比
・ 17:15 スイス 2月 消費者物価指数(CPI) 前月比
・ 18:30 英国 1月 貿易収支
・ 21:00 独 1月 鉱工業生産 前月比
・ 21:00 米国 MBA住宅ローン申請指数 前週比
・ 21:00 豪 スティーブンス豪準備銀行(RBA)総裁講演
・ 22:30 カナダ 1月 新築住宅価格指数 前月比
・ 00:00 米国 1月 卸売在庫 前月比
3/10(木)
・ 03:00 米国 米財務省10年債入札(210億ドル)
・ 03:30 米国 ガイトナー米財務長官議会証言
05:00 NZ ニュージーランド準備銀行(RBNZ、NZ中央銀行)政策金利
※経済指標の発表予定は予告なく変更になることがあります。

2011年3月 8日 (火)

3/8 本日の戦略-原油価格と株価が主導、中東リスクに注意か-

おはようございます。本日は霧がでて幻想的な雰囲気でした。昨日は都内でも雪が降りましたが、梅が咲いたり、だんだん春が近付いているようですね。

■変化率から見た前日の通貨の強弱

円>ドル>ユーロ>NZドル>豪ドル>ポンド
※ ">" の左側の通貨が右側の通貨より強いことを示しています。

■本日の見通し
昨日は原油価格が一時106ドル台に上昇したことで、株価が下落、リスク回避からの「ドル買い」「円買い」となりました。「ガダフィ大佐の出国交渉」のニュースなどがメディアによって報じられるなど、リビア情勢は混とんとしています。中東はイランでのデモの懸念もあり、こうした不安定な状況が継続すると原油価格が更に上昇する可能性があります。リビアは日量165万バーレルの産出国ですが、イランは日量421万バーレルと2倍以上ですし、原油輸出の約4割が通過するホルムズ海峡(サウジアラビアとイランに挟まれている)があることから、もしここが通過できないとなると、原油価格が急騰し、株価が急落、リスク回避の動きが一気に強まることになります。そうなると当初のアクションとしては「ドル高」「円高」「スイスフラン高」の流れとなり「豪ドル安」「ユーロ安」につながると思われます。ただ、現在のところ、イランやサウジアラビアの情勢がそこまでは緊迫していない(報道がなされていない)ようです。

また、昨日は
ギリシャの格付けが格付け機関ムーディーズによって一気に3段階引き下げられましたが、ユーロ周辺国の国債スプレッドは拡大せず、ユーロへの影響は限定的となりました。また、ロックハート米アトランタ連銀総裁が米景気が再び減速する恐れがあるとして、QE3を排除すべきではないとの認識を示しています。先週のバーナンキ米FRB議長の議会証言を踏襲したにすぎませんが、6月で6000億ドルの国債買い入れプログラムが終了したとしても、すぐに利上げのバイアスに転じる可能性が引くとみられることで、年3回から4回の利上げ期待があるユーロがしばらく底堅く推移するものと思います。

今週10日に金融政策委員会が予定されているポンドは、オズボーン財務相が昨日、センタンス委員の後任にブロードベンド氏を任命することを明らかにしました。ただ、これを受けて市場では前回の0.50%の利上げ票を投じたセンタンス委員がMPCから外れることへの失望からポンドが下落しました。ブロードベンド氏の就任は6月1日。同氏は英国経済に強気の見方をしています。センタンス委員の在任中の4月もしくは5月にも利上げの可能性は残ることで、ポンドの下げは一時的ではないかと思います。

■豪ドル/円 日足(一目均衡表、ストキャスティックス、モメンタム)
AUDJPY
※チャートをクリックすると拡大します。

株価下落からリスク回避の動きで上値が重くなっている豪ドルは、一目均衡表では基準線が切り上がったことで、転換線が基準線の下に抜けています。また、ストキャスティックススローでは%Kスローが%Dスローに接近していて、60台ではあるもののデッドクロスする可能性が出てきています。モメンタムも0ラインを下回ってきていて、これらをみると調整入りしそうに見えます。一目均衡表の遅行線が日々線(ロウソク足)の上を推移しているものの、ロウソク足が切り上がっていることで、個々の下に抜け出てくると、雲の上限の82.50円近辺から2月24日安値の81.90円近辺までの下落はあります。

■日足からのテクニカルでの注目点(矢印はトレンドの方向を予想しています)
豪ドル/円 21日移動平均線を下抜け
ポンド/円 21日移動平均線を下抜け
NZドル/円 年初来安値を更新

■変動率からの予想レンジ 08:05→NYクローズ

Ccy 予想レンジ
USDJPY 81.94 ~ 82.54
EURJPY 114.41 ~ 115.46
GBPJPY 132.59 ~ 133.90
AUDJPY 82.82 ~ 83.52
NZDJPY 60.21 ~ 60.79
CADJPY 84.14 ~ 84.93
ZARJPY 11.84 ~ 11.99
NOKJPY 14.70 ~ 14.86
MXNJPY 6.75 ~ 6.83
HKDJPY 10.48 ~ 10.57
SGDJPY 64.75 ~ 65.22
EURUSD 1.3934 ~ 1.4035

■前日のサマリー
昨日の東京時間帯は原油高からアジアの株価が軟調に推移したことで、リスク回避の円買いが進み、ドル/円は狭いレンジながら82.39円から82.15円へ下落、ユーロ/円も115.25円から114.81円へと下落、ユーロ/ドルも1.40ドル近辺から1.3562ドルまで下落しました。ロンドン時間には、格付け機関ムーディーズがギリシャの各tsけを一気に3段階引き下げ「B1」、見通しを「ネガティブ」としたことで、ユーロの売りが強まり、ユーロ/ドルは1.3956ドル、ユーロ/円は114.56円まで下落、ドル/円も82.04円をつけました。しかし、(中東勢の買いとの噂もあり)すぐに反発して、ユーロ/ドルは1.4036ドル、ユーロ/円は115.21円をつけ、ドル/円は81.95円へと続落しました。NY時間には「ガダフィ大佐が反政府側と出国で交渉」などの噂などから、原油価格が上下し、為替もリスク回避の動きからドル/円が82.26-81.99-82.31-82.25円と上下に動き、ユーロ/ドルは1.3990-1.4015-1.3957ドルとドル買いとなりました。ユーロ/円は114.95-115.21-114.70-115.00-114.90円となりました。
クローズはドル/円が82.21円、ユーロ/ドルが1.3966ドル、ユーロ/円は114.84円。

■株価(bloomberg.co.jp)

Index 引値 前日比
日経225 10505.02 -188.64
FTSE100(英) 5973.78 -16.61
DAX(独) 7161.93 -16.97
NYダウ(米) 12090.03 -79.85
S&P500(米) 1310.13 -11.02
NASDAQ(米) 2745.63 -39.04

■金利(bloomberg.co.jp)

Country 利回り 前日比
米10年債 3.51 0.02
日本10年債 1.280 -0.025
英10年債 3.63 0.01
独10年債 3.27 0.00

■コモディティ価格

Commodities 引値 前日比
NY金(期近) 1434.50 5.90
NY原油(期近) 105.44 1.02

■本日の指標発表(FXミュージアムより)
3/8(火)
・ 08:50 日本 2月 マネーストックM2 前年同月比
・ 08:50 日本 1月 国際収支・経常収支
・ 08:50 日本 1月 国際収支・貿易収支
・ 09:01 英国 2月 英小売連合(BRC)小売売上高調査 前年同月比
・ 09:01 英国 2月 英王立公認不動産鑑定士協会(RICS)住宅価格指数
・ 09:30 豪 2月 NAB企業景況感指数
・ 14:00 日本 2月 景気ウオッチャー調査-現状判断DI
・ 15:45 スイス 2月 失業率
18:00 ユーロ圏 ノボトニー・オーストリア中銀総裁講演
・ 19:00 南ア 1-3月期 四半期 南アフリカ経済研究所(BER)企業信頼感指数
19:00 ユーロ圏 ウェーバー独連銀総裁講演
・ 20:00 独 1月 製造業新規受注 前月比
・ 22:15 カナダ 2月 住宅着工件数
・ 01:00 日本 白川方明日銀総裁講演
03:00 米国 米財務省3年債入札(320億ドル)
※経済指標の発表予定は予告なく変更になることがあります。

2011年3月 7日 (月)

3/7 本日の戦略-本邦政治絡みでは円売り要因だが・・・-

おはようございます。本日は寒いですね。前原外務大臣が辞任と、だんだんと人材がいなくなってしまっている菅政権です。外務大臣のポストは領土の問題やAll Japanでの新幹線や原発の売りこみなど重要なことを含んでいますので、適材を早く当てて欲しいですね。

■変化率から見た前日の通貨の強弱

円>ユーロ>ドル>豪ドル>ポンド>NZドル
※ ">" の左側の通貨が右側の通貨より強いことを示しています。

■本日の見通し
この週末に前原外務大臣が政治資金規正法が禁止している外国人からの献金を受けていた問題で外務大臣を辞任することを表明しました。いよいよ菅政権も末期的な状態になってきたことで、日本の政治が混迷度合いを高めるものと思われ、これらは円の売り要因となると思われる一方で、混迷状態での投機的な円高の仕掛け(介入がしにくいとみなした場合には)があるかもしれません。特に原油高から株価が軟調に推移した場合にはこうした動きが出てくる可能性があります。

週末の米雇用統計も一部、時間給賃金が市場予想を下回っていたのがマイナス要因といえそうですが、総じてみれば、失業率の改善、非農業部門雇用者数の増加とよい内容と思われます。この雇用統計を受けてもドル/円の高値が83円にワンタッチ(一瞬乗せた)程度で終わってしまったことで、ドルの上値の重さが感じられます(豪ドル、NZドルなどでは上昇)。これは4月の利上げの可能性が高まっているユーロ、今週利上げの可能性がある英国など欧州諸国と比べ、バーナンキ米FRB議長の議会証言などから、米の量的緩和が6月まで継続される可能性が高いことに加え、米国の金利の引き上げの時間軸に変化が見られないことが、ドルを重くしていると思われます。

本日は、トリシェECB総裁の講演が予定されていますが、目立った経済指標の発表が少ないことから、原油価格や株価の動向が為替相場に影響を与える可能性が高いと思われます。先週末の豪ドルの下落はMSCI(モルガン・スタンレー・キャピタル・ インターナショナル)がリバランスで豪の株価の比率を下げるとの市場の噂が流れたようです。原油価格の上昇は豪ドルにプラスに作用すると思われますが、株価の下落が大きいとリスク回避の動きからポジションを閉じる動きにつながる可能性があり、あまり高値追いをするのは得策ではないと思います。

■ポンド/ドル 日足(一目均衡表、フィボナッチ)
Blog20110307_01
※チャートをクリックすると拡大します。

今週、金融政策委員会が開かれるポンドですが、対ドルでは年初来の高値を3月2日に1.6341ドルまで更新し、現在も1.62ドル台に留まっています。昨年12月28日の安値の1.5346ドルと本年1月18日の高値の1.6056ドルを100%としたフィボナッチから138.2%と161.8%のラインを加えてみました。138.2%が1.6328ドルと3月2日の高値とほぼ同値となっています。161.8%は1.6496ドルとなります。一目均衡表の転換線の1.6186ドル、基準線の1.6081ドル近辺でサポートされれば1.65ドル近辺まで上昇する可能性が高まります。ただ、個々が切れると1.6341ドルが当面の高値となりそうです。

■日足からのテクニカルでの注目点(矢印はトレンドの方向を予想しています)
ユーロ/スイス 21日移動平均線、一目均衡表(日足)の基準線を下抜け

■変動率からの予想レンジ 07:58→NYクローズ

Ccy予想レンジ
USDJPY81.95 ~ 82.57
EURJPY114.49 ~ 115.58
GBPJPY133.13 ~ 134.46
AUDJPY83.06 ~ 83.77
NZDJPY60.37 ~ 60.94
CADJPY84.28 ~ 85.08
ZARJPY11.83 ~ 11.99
NOKJPY14.67 ~ 14.83
MXNJPY6.79 ~ 6.87
HKDJPY10.50 ~ 10.59
SGDJPY64.72 ~ 65.20
EURUSD1.3948 ~ 1.4049

■前日のサマリー
週末の東京時間帯は米国の雇用統計待ちからアジアの株価が全般的に上昇したものの、ドル/円は82円台前半、ユーロ1.39ドル台後半、ユーロ/円は114円台後半から115円台前半の小動きに終始ました。ロンドン時間には欧州の株価も堅調に推移したことで、リスク投資選好の円売りとなり、クロス円を中心にじりじりと上昇、ユーロ/円は115.60円近辺、ドル/円は82.70円近辺まで上昇、ユーロ/ドルも1.3978ドルまで上昇しました。NY時間は発表された米国の雇用統計で非農業部門雇用者数が19.2万人増に留まった(予想は19.5万人増)ものの、失業率は0.1ポイント改善の8.9%となったことで、ヘッドラインを受け、ドル/円は83.01円、ユーロ/円は115.92円へと上昇、ユーロ/ドルは1.3950ドルへと下落しました。しかし、米金利が反落したこともあり、ドル/円は82.55円、ユーロ/円は115.30円へと反落、ユーロ/ドルは1.4002ドルへと上昇しました。その後も落ち着かず上下に動きましたが、クローズにかけては原油価格が上昇したことなどからドルら弱含みとなり、ドル/円は82.22円、ユーロ/円は114.87円まで下落、ユーロ/ドルは1.4009ドルまで高値を伸ばしましたが、1.3980ドル近辺でクローズしました。
クローズはドル/円が82.22円、ユーロ/ドルが1.3982ドル、ユーロ/円は114.96円。

■株価(bloomberg.co.jp)

Index 引値 前日比
日経225 10693.66 107.64
FTSE100(英) 5990.39 -14.70
DAX(独) 7178.90 -47.06
NYダウ(米) 12169.88 -88.32
S&P500(米) 1321.15 -9.82
NASDAQ(米) 2784.67 -14.07

■金利(bloomberg.co.jp)

Country 利回り 前日比
米10年債 3.49 -0.07
日本10年債 1.305 0.010
英10年債 3.63 -0.09
独10年債 3.27 -0.05

■コモディティ価格

Commodities 引値 前日比
NY金(期近) 1428.60 12.20
NY原油(期近) 104.42 2.51

■本日の指標発表(FXミュージアムより)
3/7(月)
・ 08:50 日本 2月 外貨準備高
・ 14:00 日本 1月 景気一致指数(CI)・速報値
・ 14:00 日本 1月 景気先行指数(CI)・速報値
21:00 ユーロ圏 トリシェ欧州中央銀行(ECB)総裁講演
・ 22:00 米国 ロックハート米アトランタ連銀総裁講演
・ 22:30 カナダ 1月 住宅建設許可件数 前月比
・ 23:15 米国 フィッシャー米ダラス連銀総裁講演
・ 05:00 米国 1月 消費者信用残高 前月比
※経済指標の発表予定は予告なく変更になることがあります。

2011年3月 6日 (日)

3/7の週の見通し

こんばんは。本日はこの春、中学生になる娘のベッドを買いに久喜まで行きました。圏央道の工事もかなり進んでいてここが完成すると、今後の工事の進捗にもよりますが、東名や中央道に行くにも便利になりますので、早く完成することに期待しています。

■ドル/円 60分足
USDJPY
※チャートをクリックすると拡大します。

■ユーロ/ドル 60分足
EURUSD
※チャートをクリックすると拡大します。

■ユーロ/円 60分足
EURJPY
チャートをクリックすると拡大します。

先週は3日に開催されたECB理事会では、政策金利が据え置かれたものの、インフレに警戒に軸足を移した"strong vigilance"文言に修正されたことやトリシェECB総裁が4月の利上げの可能性が高いことに言及したことで、ユーロが主要通貨に対して上昇、ユーロ/円は昨年11月5日以来の115円台を付けました。また、ユーロ/ドルも昨年11月8日以来の1.40ドルを一時超えました。ドル/円はリスク回避ムードが一時高まったことから、81円台ミドルまで下落しましたが、本邦年金の買いなどから底堅くなり、週後半には「円」がファンディング通貨(キャリートレードでの借入通貨)とみなされたことで82円台を回復、米雇用統計の発表を受け、一時83円台を付けたものの、週末の株価の下落などから82円台前半でクローズしています。このため、円はNZを除く主要通貨に対して下落、ドルもNZドルと円以外では主要通貨に対して下落しています。

NZドルは南部のクライストチャーチでの地震の被害とともにキーNY首相が「利下げを歓迎する」意味の発言を行ったことなどで下落し、年初来安値を更新するなど下落が続いています。

■週間騰落率(JPY)
JPY
グラフをクリックすると拡大します。

■週間騰落率(USD)
USD
グラフをクリックすると拡大します。

■今週の見通し
先週のECB理事会4月の利上げがほぼ確実となったことで、10日に予定されている英中銀(BOE)の金融政策委員会(MPC)での利上げの期待値が高まっています。先月の議事録では4対3(利上げ主張)対1(量的緩和主張)となり、新たに利上げ賛成が1人増えたことで、あと2人が賛成に回れば0.25%の政策金利引き上げとなります。過去の英中銀の金融政策はサプライズが多く、今回もサプライズとなる可能性があり、
利上げを行えばポンドは買われると思われます。前回の議事録からはセンタンス委員が0.50%の利上げ主張、デール委員とウイール委員が0.25%の利上げの主張です。

今週は米国で貿易収支(10日)、小売売上高(11日)、ミシガン大消費者信頼感指数の発表が予定されています。週末に発表された米雇用統計は失業率が8.9%の小幅改善、非農業部門雇用者数は19.2万人増とほぼ市場の予想通りの内容となりました。発表直後こそはドル買いに反応したものの、NYダウなどが下落したことや米国の長期金利が低下したことでドル売りとなっています。このため、上記に書きましたが英国が利上げをした場合には、ドルが売られやすくなるものと思います。円に関しては株価の下落が継続するようであればリスク回避の円買いとなる可能性がありますが、金利差が強く意識されれば円が売られるものと思われ、クロス円では円が下落しやすい地合いが継続するものと予想しています。

その他ではNZドルが10日早朝にRBNZ(NZ準備銀行)による政策金利の発表が予定されています。市場はすでに0.25%の利上げを織り込んでいますので、継続して利下げの可能性があるか、中銀の声明に注目となりそうです。また、11日には豪の失業率、新規雇用者数の発表が予定されていることから、これが良ければ豪ドルも買われることになりそうです。現時点では、利上げの可能性が高い(期待値が高い)通貨が買われやすく、利下げの可能性の高いNZドルが売られやすく、株価などが落ち着いていれば、ファンディング通貨としての円売りも出やすいと思います。

■今週の予想レンジ

Ccy Low(下) High(上)
ドル/円 81.10 83.10
ユーロ/ドル 1.3860 1.4200
ユーロ/円 113.90 116.00
ポンド/円 132.60 135.50
豪ドル/円 82.70 84.30

■注目イベント 3/7(月)
・ 06:45 NZ  1月 住宅建設許可件数 前月比 
・ 08:50 日本 2月 外貨準備高
・ 14:00 日本 1月 景気一致指数(CI)・速報値
・ 14:00 日本 1月 景気先行指数(CI)・速報値
・ 22:30 カナダ 1月 住宅建設許可件数 前月比
・ 05:00 米国 1月 消費者信用残高 前月比
3/8(火)
・ 06:45 NZ 10-12月期 四半期製造業売上高 前期比
・ 08:50 日本 2月 マネーストックM2 前年同月比
・ 08:50 日本 1月 国際収支・経常収支
・ 08:50 日本 1月 国際収支・貿易収支
・ 09:01 英国 2月 英小売連合(BRC)小売売上高調査 前年同月比
・ 09:01 英国 2月 英王立公認不動産鑑定士協会(RICS)住宅価格指数
・ 09:30 豪 2月 NAB企業景況感指数
・ 14:00 日本 2月 景気ウオッチャー調査-現状判断DI
・ 15:45 スイス 2月 失業率
・ 20:00 独 1月 製造業新規受注 前月比
・ 22:15 カナダ 2月 住宅着工件数
3/9(水)
・ 08:50 日本 1月 機械受注 前月比
・ 09:30 豪 1月 住宅ローン件数 前月比
17:15 スイス 2月 消費者物価指数(CPI) 前月比
・ 18:30 英国 1月 貿易収支
・ 21:00 独 1月 鉱工業生産 前月比
・ 21:00 米国 MBA住宅ローン申請指数 前週比
・ 22:30 カナダ 1月 新築住宅価格指数 前月比
・ 00:00 米国 1月 卸売在庫 前月比
3/10(木)
05:00 NZ ニュージーランド準備銀行(RBNZ、NZ中央銀行)政策金利
・ 08:50 日本 10-12月期 四半期実質国内総生産(GDP、改定値) 年率換算
・ 08:50 日本 10-12月期 四半期実質国内総生産(GDP、改定値) 前期比
・ 08:50 日本 2月 国内企業物価指数 前月比
・ 08:50 日本 2月 国内企業物価指数 前年同月比
・ 08:50 日本 前週分 対外対内証券売買契約等の状況(対内株式)
・ 08:50 日本 前週分 対外対内証券売買契約等の状況(対外中長期債)
10:30 豪 2月 新規雇用者数
10:30 豪 2月 失業率
・ 17:00 独 1月 経常収支
・ 17:00 独 1月 貿易収支
・ 18:00 ユーロ圏 3月 欧州中央銀行(ECB)月報
・ 18:30 英国 1月 鉱工業生産指数 前月比
・ 18:30 英国 1月 製造業生産指数 前月比
21:00 英国 イングランド銀行(BOE、英中央銀行)金利発表
・ 22:30 米国 前週分 新規失業保険申請件数
22:30 米国 1月 貿易収支
・ 04:00 米国 2月 月次財政収支
3/11(金)
・ 16:00 独 2月 卸売物価指数(WPI) 前月比
・ 17:00 独 2月 消費者物価指数(CPI、改定値) 前月比
・ 18:30 英国 2月 卸売物価指数(食品、エネルギー除くコアPPI) 前年同月比
・ 21:00 カナダ 2月 新規雇用者数
・ 21:00 カナダ 2月 失業率
22:30 米国 2月 小売売上高 前月比
23:55 米国 3月 ミシガン大学消費者態度指数・速報値
・ 00:00 米国 1月 企業在庫 前月比
経済指標の詳細はFXmuseumのFXカレンダーを参照してください。

2011年3月 5日 (土)

3/5 シカゴ通貨先物非商業ポジション

こんにちは。天気予報では寒さが緩むとのことです。ちっとウォーキングを兼ねて図書館まで行ってきます。

4日に発表された1日現在のシカゴIMMの投機ポジションでは、ドルのショート(売)が大幅増となり過去最大の38万コントラクトとなりました。円はショートからロング(買)へ転換、ユーロはロングが増加、カナダドルはロングが増加、NZドルは3週連続でロングが小幅減少しています。

ドルのショートポジションが大幅増加しています。ショート増加の最大の要因はドル/円で円ロングが約7万コントラクトの大幅増加したことといえそうです。ポンド、メキシコペソ、NZドル以外でもドルが売られ、単純計算で約38万コントラクトのショートとこれまでの最高343,263コントラクト(昨年10月5日)のショートを更新しました。このときのドルインデックスが78.01、今回が77.13とドル安が進んでいます。ドルインデックスは昨年11月に75.63まで下落していますので、下落余地はあるといえますが、ポジション残とドルインデックスの位置関係から、ドルショートがそろそろ飽和に近いと言えるのではないでしょうか。

■シカゴIMM非商業ポジション

項目 Net(ネット) Dif(増減) Long(買) Short(売) All(総取組)
JPY 41,274 69,020 62,396 21,122 83,518
EUR 51,308 5,710 83,104 31,796 114,900
GBP 25,809 -10,200 52,122 26,313 78,435
CHF 18,017 5,726 29,218 11,201 40,419
CAD 72,827 4,479 78,365 5,538 83,903
AUD 71,853 5,789 80,398 8,545 88,943
NZD 7,411 -690 15,326 7,915 23,241
MXN 41,274 69,020 62,396 21,122 83,518
source:CFTC

■シカゴIMM非商業ポジション
【USD】
USD
source:CFTC

ドルは62,760コントラクトのショート減少の385,701コントラクトのショートとなりました。
※ドルのポジションは円、ユーロをはじめ、メキシコペソまでを合計して算出しています。レートはFRBのメジャーカレンシーインデックスを使用しています。

【JPY】
JPY
source:CFTC

円は60,020コントラクトのロング増加の41,274コントラクトのロングとなりました。

【EUR】
EUR
source:CFTC

ユーロは5,710コントラクトのロング増加の51,308コントラクトのロングになりました。

【CAD】
CAD
source:CFTC

カナダは4,479コントラクトのロング増加の72,827コントラクトのロングになりました。

【NZD】
NZD
source:CFTC

NZドルは690コントラクトのロング減少の7,411コントラクトのロングになりました。
他のIMM通貨先物のポジション動向は上田ハーローレポートのシカゴIMM非商業ポジションを参照してください。(21日更新)

2011年3月 4日 (金)

3/4 本日の戦略-米雇用統計は上振れリスクに警戒-

おはようございます。リビア情勢の混迷の長期化が気になりますね。日本もガソリン価格などの上昇がニュースで流れるようになってきました。

■変化率から見た前日の通貨の強弱

ユーロ>ドル>豪ドル>NZドル>ポンド>円
※ ">" の左側の通貨が右側の通貨より強いことを示しています。

■本日の見通し
昨日のはトリシェECB総裁が"strong vigilance"(強い警戒)の文言を用い市場が予想していた"appropriate"(適切な)より強い文言となったことと、4月の利上げを示唆したことでユーロが上に抜けました。ただ、同時に同総裁は「一連の利上げが始まるという認識ではない」「大幅な金利変更を予想するのは適切ではない」と発言しています。
来月の利上げはこれで織り込まれたと思われ、市場はさらに利上げが継続するかを消費者物価指数をみながら探ることになります。ユーロ圏では依然としてくすぶり続けているPIGSなどの債務問題が残っていますので、ECBの利上げとともにこうした問題(金利の引き上げによる債務国の借入コストの増加)などに関心が移ると、ユーロが下落に反転すると思われます。本日はEUの臨時首脳会議やノワイエ仏中銀総裁など多数の要人の講演(本日の指標発表を参照願います)が予定されていますので、発言で直ちにユーロが下落するとは思いませんが、今後も予測する上で発言内容は注意しておいた方がよいでしょう。

本日は既に皆さんがコメントで書かれている通り米国の雇用統計が最大のイベントです。昨日発表されました米新規失業保険申請件数(今回発表される雇用統計の集計範囲には含まれません)は36.8万件と大幅な改善をしてきています。2週連続で雇用の分岐点となる40万人を下回っていることや失業保険継続受給者数も377万件とこちらも1年前に比べ100万件近く減少しています。また、米供給管理協会(ISM)の雇用指数も製造業で64.5(前月比+2.8)、サービス業で55.6(前月比+1.1)とこちらもセンチメントが改善してきていることをうかがわせます。過去3回期待を外したADPも増加していることで、
本日の雇用統計では市場予想が19.6万人増となっていますが、上振れのリスクに注意した方がよいのではないでしょうか。発表前にドル/円が82円台を維持しているようであれば、83円台への上昇可能性もあると思います。

■ユーロ/円 日足(ボリンジャーバンド、MACD)
EURJPY
※チャートをクリックすると拡大します。

昨日大幅上昇したユーロ/円はボリンジャーバンドの+2σ(標準偏差2倍)を突き抜けています。ボリンジャーバンドはバンドを抜けたところ(標準偏差から外れたところ)の逆張り指標としてとらえられがちですが、バンド幅が狭い時は順張り(抜けた方向についていく)指標ともなっています。昨年9月中旬頃にその傾向が見られます。今回もMACDが位置的には高いながらもゴールデンクロスしていることで昨年10月7日の高値の115.66円を上に抜けると上昇に弾みがつくのではないでしょうか。目標の推測はつけにくいのですが、昨年8月24日の安値の105.43円から高値の115.66円までの値幅の約10円を今年の1月10日の安値の108.83円に加えた118円台を試すかもしれません。

■日足からのテクニカルでの注目点(矢印はトレンドの方向を予想しています)
ポンド/円 21日移動平均線上抜け

■変動率からの予想レンジ 08:06→NYクローズ

Ccy 予想レンジ
USDJPY 82.17 ~ 82.78
EURJPY 114.66 ~ 115.74
GBPJPY 133.59 ~ 134.90
AUDJPY 83.28 ~ 83.97
NZDJPY 60.71 ~ 61.29
CADJPY 84.47 ~ 85.27
ZARJPY 11.81 ~ 11.97
NOKJPY 14.71 ~ 14.87
MXNJPY 6.79 ~ 6.87
HKDJPY 10.52 ~ 10.61
SGDJPY 64.80 ~ 65.28
EURUSD 1.3920 ~ 1.4032

■前日のサマリー
昨日の東京時間帯は手掛かりに欠け、各通貨とも狭いレンジの動きとなりました。ただ、午後にリビアのガダフィ大佐がベネズエラのチャベス大統領が示した和平案を受けいたとの報道が伝わったことで、リスク先行から「円」と「ドル」が売られることになりました。ドル/円は81.77円~81.93円、ユーロ/ドルは1.3847ドル~1.3876ドル、ユーロ/円は113.30円~113.64円。ロンドン時間はECB理事会を前にポジション調整などからユーロ/ドルが1.3833ドル、ユーロ/円が113.10円、ドル/円が81.73円まで下落しました。NY時間にはECB理事会で政策金利が据え置かれたことで市場はトリシェECB総裁の記者会見待ちとなりました。22時30分に発表された米新規失業保険申請件数は市場予想より大幅によい36.8万件となったことでドル/円は82.38円まで上昇、トリシェECB総裁がインフレを表示に警戒すべき(strong vigilance)と発言、さらに「警戒」とは来月金利が上昇する可能性を示すと発言したことでユーロが買われ、ユーロ/ドルは1.3976ドル、ユーロ/円は114.85円まで上昇しました。その後、原油価格が小幅ながら下落したことなどからドル/円は82.53円まで上昇、ユーロ/ドルは1.3925ドルまで下落しましたが、クローズにかけては「円」が主要通貨に対して下落しました。
クローズはドル/円が82.43円、ユーロ/ドルが1.3965ドル、ユーロ/円は115.13円。

■株価(bloomberg.co.jp)

Index 引値 前日比
日経225 10586.02 93.64
FTSE100(英) 6005.09 90.20
DAX(独) 7225.96 44.84
NYダウ(米) 12258.20 191.40
S&P500(米) 1330.97 22.53
NASDAQ(米) 2798.74 50.67

■金利(bloomberg.co.jp)

Country 利回り 前日比
米10年債 3.56 0.09
日本10年債 1.295 0.019
英10年債 3.71 0.08
独10年債 3.32 0.13

■コモディティ価格

Commodities 引値 前日比
NY金(期近) 1416.40 -21.90
NY原油(期近) 101.91 -0.32

■本日の指標発表(FXミュージアムより)
3/4(金)
・ 16:45 ユーロ圏 ノワイエ・フランス中銀総裁講演
・ 17:00 ユーロ圏 ウェーバー独連銀総裁講演
・ 19:15 ユーロ圏 ビニスマギ欧州中央銀行(ECB)理事講演
・ 19:15 ユーロ圏 ドラギ・イタリア中銀総裁講演
・ 20:50 ユーロ圏 ゴンザレス・パラモECB理事講演
・ 22:00 ユーロ圏 オルファニデス・キプロス中銀総裁講演
22:30 米国 2月 非農業部門雇用者数変化 前月比
22:30 米国 2月 失業率
・ 00:00 カナダ 2月 Ivey購買部協会指数
・ 00:00 米国 1月 製造業新規受注 前月比
・ 00:00 米国 イエレン米連邦準備理事会(FRB)副議長講演
・ 00:25 ユーロ圏 トリシェECB総裁講演
・ 02:10 ユーロ圏 ノワイエ・フランス中銀総裁講演
※経済指標の発表予定は予告なく変更になることがあります。

2011年3月 3日 (木)

3/3 本日の戦略-ECB理事会で"Vigilant"の文言があるか-

おはようございます。本日は霜柱をみました。寒い日が続き、周りでも風邪をひいている人も多いようです。正常な判断をするためにも体調には気をつけてください。

■変化率から見た前日の通貨の強弱

ユーロ>ポンド>豪ドル>ドル>円>NZドル
※ ">" の左側の通貨が右側の通貨より強いことを示しています。

■本日の見通し
昨日のADP雇用調査は前月、市場予想より強い内容となったものの、過去3か月が雇用統計とは相関が低かったことで、市場の反応も冷めたものとなりました。中東上の性の不安から原油が100ドルを突破してきていることで、ドルが弱含みに推移したものの、株価は小幅高、金利も上昇と市場全体の方向感がなくなっているようです。上下どちらにも思惑があり、バーナンキ米FRB議長の昨日の議会証言でも「資産購入、金融緩和策、適切な時期に解除が必要」と今後の政策を判断するヒントとなるような内容はなく、完全に膠着状態に陥って、
市場は本日のECB理事会、明日の米国の雇用統計で何かを見いだせないかと期待している状態のようです。

こうした中で、本日のECB理事会ですが、先週には要人が揃ってインフレ警戒にバイアスを傾けた発言をしたことから、政策金利の変更はないものの、中期的な物価安定に対するリスクが上向きにシフトしているなどの文言の変更がなされるのではないかと予想している市場参加者が多いようです。文言としては
利上げを示唆するVigilantが使われるかどうかであろうと思われ、この単語が使われるのであればユーロは早期利上げ期待から上昇すると思いますし、これが含まれていなければ(材料出尽くし)失望からユーロが売られると思われます。ただ、メルシュ・ルクセンブルク中銀総裁(タカ派的発言をした1人)が23時45分から講演を行う予定であれ、ここでタカ派的な発言が繰り返されるとユーロの上昇につながる可能性があります。

その他は24時の米非製造業ISMが注目されると思います。リビア情勢は政府(ガダフィ大佐)側が暫定政府側に対して巻き返しを図っており、長期化の様相を見せ始めたことで、さらに原油価格を押し上げるようであれば、これまでの動きからドル安にバイアスがかかりやすくなると思われます。また、産油国の通貨である英ポンド(現在は輸入国)、カナダドル、ノルウェークローネ、メキシコペソなどに加え、石炭供給国の豪ドルなども買われやすくなるのではないかと思います。

■NZドル/円 日足(一目均衡表、ストキャスティックス、乖離率)
NZDJPY
※チャートをクリックすると拡大します。

一昨日取り上げましたNZドルですが、戻りが一目均衡表の基準線に達せず反落、2月24日の安値の60.84円を下抜けしました。また、ストキャスティックススローも20以下ながらデッドクロスしています。21日移動平均線も下向きになっていることであり、乖離率が-3%手前で留まっていますが、強い下落トレンドが出た場合には、後者2つのオシレーター系分析指標が役に立たなくなります。昨日の安値の60.46円が昨年10月21日の60.44円とほぼ面を合わせていることで、ここで下げ止まれば反発の可能性もありますが、これを下抜けると昨年8月31日の安値の58.43円が見えてきます。

■日足からのテクニカルでの注目点(矢印はトレンドの方向を予想しています)
ポンド/円 21日移動平均線上抜け

■変動率からの予想レンジ 08:25→NYクローズ

Ccy 予想レンジ
USDJPY 81.57 ~ 82.17
EURJPY 113.02 ~ 114.03
GBPJPY 133.08 ~ 134.37
AUDJPY 82.88 ~ 83.58
NZDJPY 60.47 ~ 61.06
CADJPY 83.78 ~ 84.56
ZARJPY 11.79 ~ 11.95
NOKJPY 14.64 ~ 14.80
MXNJPY 6.69 ~ 6.77
HKDJPY 10.44 ~ 10.53
SGDJPY 64.28 ~ 64.74
EURUSD 1.3815 ~ 1.3931

■前日のサマリー
昨日の東京時間帯は「政策金利が引き下げられれば歓迎する。2011年度上期のリセッションの可能性は否定しない」と発言したことなどから、NZドルが下落しましたが、ドル/円は81.83円から81.96円までの狭いレンジの動きに留まりました。ユーロ/ドルはアジアの株価が官庁に推移したこともあり、1.3781ドルから1.3744ドル、ユーロ/円は112.92円~112.54円まで下落しました。ロンドン時間にはユーロ圏の生産者物価指数が上昇したことなどでユーロ/ドルが1.3843ドル、ユーロ/円は113.40円まで上昇、ドル/円は一時82.12円まで上昇したものの上値の重い展開となりました。NY時間ではADP雇用調査で21.7万人の増加となったことで81.13円の高値をつけましたが、WTI(NY原油)が1バーレル=100ドルを突破したことなどからドルが弱含みに推移し、ドル/円は81.57円へ下落、ユーロ/円は1.3890ドル、ユーロ/円は113.58円の高値をつけました。
クローズはドル/円が81.85円、ユーロ/ドルが1.3862ドル、ユーロ/円は113.49円。

■株価(bloomberg.co.jp)

Index 引値 前日比
日経225 10492.38 -261.65
FTSE100(英) 5914.89 -20.87
DAX(独) 7181.12 -42.18
NYダウ(米) 12066.80 8.78
S&P500(米) 1308.44 2.11
NASDAQ(米) 2748.07 10.66

■金利(bloomberg.co.jp)

Country 利回り 前日比
米10年債 3.47 0.08
日本10年債 1.276 -0.004
英10年債 3.63 0.01
独10年債 3.19 0.02

■コモディティ価格

Commodities 引値 前日比
NY金(期近) 1437.70 6.50
NY原油(期近) 102.23 2.60

■本日の指標発表(FXミュージアムより)
3/3(木)
・ 09:30 豪 1月 住宅建設許可件数 前月比
09:30 豪 1月 貿易収支
10:00 米国 バーナンキ米連邦準備理事会(FRB)議長講演
・ 17:15 スイス 1月 実質小売売上高 前年同月比
・ 18:00 ユーロ圏 2月 サービス部門購買担当者景気指数(PMI、改定値)
・ 18:30 英国 2月 サービス部門購買担当者景気指数(PMI)
・ 19:00 ユーロ圏 10-12月期 四半期域内総生産(GDP、改定値) 前期比
・ 19:00 ユーロ圏 10-12月期 四半期域内総生産(GDP、改定値) 前年同期比
19:00 ユーロ圏 1月 小売売上高 前月比
・ 19:00 ユーロ圏 1月 小売売上高 前年同月比
21:45 ユーロ圏 欧州中央銀行(ECB)政策金利
・ 22:00 英国 ビーン・イングランド銀行(BOE)副総裁講演
・ 22:30 米国 前週分 新規失業保険申請件数
・ 22:30 米国 10-12月期 四半期非農業部門労働生産性・改定値 前期比
22:30 ユーロ圏 トリシェECB総裁定例記者会見
・ 23:45 ユーロ圏 メルシュ・ルクセンブルク中銀総裁講演
00:00 米国 2月 ISM非製造業景況指数(総合)
・ 01:10 米国 コチャラコタ米ミネアポリス連銀総裁講演
・ 02:15 米国 ロックハート米アトランタ連銀総裁講演
※経済指標の発表予定は予告なく変更になることがあります。

2011年3月 2日 (水)

3/2 本日の戦略-ADP雇用調査に4度目の正直はあるか-

おはようございます。これから会議に入ってしまいますので、すみませんがテクニカルはお休みさせてください。

■変化率から見た前日の通貨の強弱

ポンド>ドル>円>ユーロ>豪ドル>NZドル
※ ">" の左側の通貨が右側の通貨より強いことを示しています。

■本日の見通し
イランでのデモで、首都テヘランでデモ隊と治安部隊が衝突したことで、リスク回避から一時的にドルが買われました。ただ、市場では中東や北アフリカの混乱の影響範囲は限定的にとどまるとの見方で、エジプトのときのようなリスク回避のドル買い一辺倒にはなりませんでした。情勢に新たな変化が見られない限りは市場の反応も限定的となると思われ、緩やかなドルの戻り傾向とともに、明日のECB理事会などのファンダメンタルズ材料に関心が戻ってくるものと思われます。

昨日のバーナンキ米FRB議長の委員会での証言では、雇用の伸びが比較的弱いままで、失業率が依然として高水準であることを強調し、出口戦略を急ぐ方向の発言はありませんでした。本日も下院金融政策委員会で証言が予定されていますが、昨日の内容が繰り返されるものと思われ、発言自体では上にも下にも動かないと思います。このため、本日は22時15分に発表されますADP雇用調査が注目されるとみています。現在、市場予想は18万人増(前回は18.7万人増)となっています。ただ、
過去3回はADPが良くてNFP(非農業部門雇用者数が悪い)という傾向が続いていることから、悪ければドル売りに大きく反応、良くてもそれほどドル買いにはつながらないと予想しています。ドル/円は82円台、ユーロ/ドルは1.38ドル台が重くなっているようで、明日のECB理事会、明後日の米国雇用統計までは上下に動きづらい展開と思われます。

もう一つ昨日の動きの中で気になるのは、NYダウの大幅な下落にもかかわらず、リスク回避の「円買い」の動きが限定的にとどまっていることです。
WTI(NY原油)が1バーレル=100ドルを突破してくるようであれば、株価続落の可能性があり、そうなると円高に圧力がかかるものと見ています。

■日足からのテクニカルでの注目点(矢印はトレンドの方向を予想しています)
ユーロ/円 21日移動平均線下抜け(日替わり)
ユーロ/ポンド 一目均衡表(日足)の雲を下抜け

■変動率からの予想レンジ 09:00→NYクローズ

Ccy 予想レンジ
USDJPY 81.58 ~ 82.17
EURJPY 112.29 ~ 113.31
GBPJPY 132.61 ~ 133.94
AUDJPY 82.63 ~ 83.34
NZDJPY 60.84 ~ 61.41
CADJPY 83.63 ~ 84.43
ZARJPY 11.60 ~ 11.75
NOKJPY 14.53 ~ 14.70
MXNJPY 6.68 ~ 6.76
HKDJPY 10.45 ~ 10.54
SGDJPY 64.06 ~ 64.53
EURUSD 1.3734 ~ 1.3845

■前日のサマリー
昨日の東京時間帯はアジアの株価が上昇したことなどから、リスク選好の「円売り」となり、クロス円全般が上昇、ドル/円は朝方の81.75円近辺から82.24円、ユーロ/円は朝方の112.90円近辺から113.59円まで上昇、ユーロ/円は1.38ドル前半での小動きとなりました。ロンドン時間にはユーロ/ドルが一時1.3785ドルまで下落する場面が見られましたが、独失業率の改善などから1.3855ドルまで上昇、ユーロ/円も113.30円~113.73円まで上昇しました。その後、イランでのデモやサウジアラビアでの原油増産への不信感などがでて、リスク回避の「円買い」と「ドル買い」の動きとなり、ドル/円は81.97円、ユーロ/ドルは1.3805ドル、ユーロ/円は113.19円まで下落しました。NY時間ではメジャーなレポートでユーロにタカ派的な内容が含まれていたことで1.3852ドルまで上昇しました。一方、中東に対する懸念がくすぶり続け、原油安、株安からリスク回避の「ドル買い」となりドル/円は82.22円、ユーロ/円は113.69円まで上昇しましたが、クローズにかけては株価の下落で「円買い」となり、ドル/円は81.80円近辺、ユーロ/ドルは1.37ドル台後半、ユーロ/円は112円台後半まで下落しました。
クローズはドル/円が81.85円、ユーロ/ドルが1.3775ドル、ユーロ/円は112.75円。

■株価(bloomberg.co.jp)

Index 引値 前日比
日経225 10754.03 129.94
FTSE100(英) 5935.76 -58.25
DAX(独) 7223.30 -49.02
NYダウ(米) 12058.02 -168.32
S&P500(米) 1306.33 -20.89
NASDAQ(米) 2737.41 -44.86

■金利(bloomberg.co.jp)

Country 利回り 前日比
米10年債 3.39 -0.03
日本10年債 1.280 0.017
英10年債 3.62 0.02
独10年債 3.18 0.01

■コモディティ価格

Commodities 引値 前日比
NY金(期近) 1431.20 21.30
NY原油(期近) 99.63 2.66

■本日の指標発表(FXミュージアムより)
3/3(木)
09:30 豪 10-12月期 四半期国内総生産(GDP) 前期比
・ 09:30 豪 10-12月期 四半期国内総生産(GDP) 前年同期比
16:00 ドイツ 1月 小売売上高指数 前月比
・ 16:00 ドイツ 1月 小売売上高指数 前年同月比
・ 19:00 ユーロ圏 1月 卸売物価指数(PPI) 前月比
・ 19:00 ユーロ圏 1月 卸売物価指数(PPI) 前年同月比
・ 21:00 米国 MBA住宅ローン申請指数 前週比
・ 21:30 米国 2月 チャレンジャー人員削減数 前年比
・ 22:00 米国 ホーニッグ米カンザスシティー連銀総裁講演
22:15 米国 2月 ADP雇用統計 前月比
・ 22:30 カナダ 1月 鉱工業製品価格 前月比
・ 22:30 カナダ 1月 原料価格指数 前月比
・ 00:00 米国 バーナンキ米連邦準備理事会(FRB)議長議会証言
・ 04:00 米国 米地区連銀経済報告(ベージュブック)
・ 04:15 米国 ロックハート米アトランタ連銀総裁質疑応答参加
※経済指標の発表予定は予告なく変更になることがあります。

2011年3月 1日 (火)

3/1 本日の戦略-バーナンキ米FRB議長の議会証言に注意-

おはようございます。本日から3月ですね。3月と言えば為替市場では本邦期末からの円高説が毎年でてきますね。

■変化率から見た前日の通貨の強弱

NZドル>ドル>ポンド>ユーロ>円>豪ドル
※ ">" の左側の通貨が右側の通貨より強いことを示しています。

■本日の見通し
ドル/円は引き続き方向感がないものの、高値が81.98円と82円に届かずに終わっています。月末という要因があったとはいえ、戻りの重さが気にかかります。本日は
12時30分には豪準備銀行(RBA)の政策金利(据え置きを予想しているが声明では利上げへのトーンが強くなる可能性あり)、23時にはカナダ中銀(BOC)の政策金利発表(据え置きを予想しているが昨日発表された10-12月期のGDPが強かったこともあり、トーン変更に期待ありか)が予定されています。最近の原油価格の高騰もこれらの通貨を底堅くしている要因でもありますので、底堅く推移するのではないかと思います。このあと10時に中国の製造業PMIの発表も予定されていることから、これらが良ければさらに底堅くなると思います。

また、米国では24時に米供給管理協会(ISM)製造業景気指数の発表が予定されています。前月の60.8から更に景況感がよくなればドルが週末の米雇用統計に向けて底堅く推移すると思います。一方、同
24時にバーナンキ米FRB議長が上院銀行委員会で証言を予定しています。市場は6000億ドルの資産買い入れの早期終了などを織り込み始めているようですが、雇用の回復が鈍いことから、同議長がQE3などをほのめかす発言を行う可能性も否定できません。昨日は、プラード米セントルイス連銀総裁は「ドル安が米経済を一時的に支援している」と発言、資産買い入れプログラムを見直すべきとしながらも、一段の実施を排除すべきではないとの見解を示しています。このため、米国はドル安を望んでいるとも取ることができ、引き続きドルの上値が重いことを伺わせます。

■NZドル/円 日足(一目均衡表、ストキャスティックス、乖離率)
Blog20110301_01
※チャートをクリックすると拡大します。

クライストチャーチで発生した大規模な地震の影響もあり先週大幅に下落したNZドルですが、2月24日の安値の60.84円で目先のボトムを形成したのではないかと思います。21日移動平均線からの乖離率では一時-3%を超えたものの戻ってきています。また、ストキャスティックス(スロー)も売られ過ぎの水準となる20以下でゴールデンクロスしています。一目均衡表では特に反転を表す内容ではありませんが、戻りのレジスタンが転換線62.27円か基準線の62.53円近辺であることを示しています。

■日足からのテクニカルでの注目点(矢印はトレンドの方向を予想しています)
ユーロ/円 21日移動平均線、一目均衡表(日足)の基準線を上抜け(1日で回復)
豪ドル/円 21日移動平均線を上抜け
ポンド/円 一目均衡表(日足)の基準線を上抜け
ユーロ/ポンド 一目均衡表(日足)の基準線を下抜け、ストキャスティックス(スロー)がデッドクロス

■変動率からの予想レンジ 08:19→NYクローズ

Ccy 予想レンジ
USDJPY 81.46 ~ 82.07
EURJPY 112.35 ~ 113.43
GBPJPY 132.30 ~ 133.68
AUDJPY 82.96 ~ 83.67
NZDJPY 61.19 ~ 61.76
CADJPY 83.77 ~ 84.59
ZARJPY 11.63 ~ 11.79
NOKJPY 14.52 ~ 14.69
MXNJPY 6.69 ~ 6.76
HKDJPY 10.44 ~ 10.53
SGDJPY 64.05 ~ 64.54
EURUSD 1.3741 ~ 1.3874

■前日のサマリー
昨日の東京時間帯は週末のユーロ安の流れを受けて、ユーロ/ドルが1.3712ドル、ユーロ/円が111.95円まで下落しました。日経225平均株価が100円を超える上昇となったことから、リスク資産選好の動きとなり、ユーロ/ドルは1.37ドル台後半、ユーロ/円も112円台ミドル手前まで戻しました。ロンドン時間は欧州の株価が堅調に推移し、長期金利が上昇したことなどから、「円」と「ドル」が売られる動きとなり、ドル/円は81.96円、ユーロ/円は113.35円、ユーロ/ドルは1.3849ドルまで上昇しました。NY時間には発表された米シカゴPMIが市場予想より良かったものの、中古住宅販売制約指数(前月比)が市場予想に反してマイナスとなったことからミックスとなり、ドル/円は81円台後半で推移(高値81.98円まで)、その後は米株価が上げ幅を縮小したこともあり、ドル/円は81.74円、ユーロ/ドルは1.3780ドル、ユーロ/円は112.80円まで下落しました。
クローズはドル/円が81.77円、ユーロ/ドルが1.3805ドル、ユーロ/円は112.90円。

■株価(bloomberg.co.jp)

Index 引値 前日比
日経225 10624.09 97.33
FTSE100(英) 5994.01 -7.19
DAX(独) 7272.32 87.15
NYダウ(米) 12226.34 95.89
S&P500(米) 1327.22 7.34
NASDAQ(米) 2782.27 1.22

■金利(bloomberg.co.jp)

Country 利回り 前日比
米10年債 3.42 0.01
日本10年債 1.263 0.008
英10年債 3.60 -0.01
独10年債 3.17 0.02

■コモディティ価格

Commodities 引値 前日比
NY金(期近) 1409.90 0.60
NY原油(期近) 96.97 -0.91

■本日の指標発表(FXミュージアムより)
・ 3/1(火) 
・ 08:30 日本 1月 有効求人倍率
・ 08:30 日本 1月 失業率
・ 08:30 日本 1月 全世帯家計調査・消費支出 前年同月比
・ 09:30 豪 10-12月期 経常収支
・ 09:30 豪 1月 小売売上高 前月比
・ 10:30 日本 1月 毎月勤労統計調査-現金給与総額 前年同月比
・ 12:30 豪 豪準備銀行(中央銀行)、政策金利発表
・ 15:45 スイス 10-12月期 四半期国内総生産(GDP) 前期比
・ 16:00 英国 2月 ネーションワイド住宅価格 前月比
・ 17:30 スイス 2月 SVME購買部協会景気指数
・ 17:55 ドイツ 2月 失業者数 前月比
17:55 ドイツ 2月 失業率
・ 18:00 ユーロ圏 2月 製造業購買担当者景気指数(PMI、改定値)
・ 18:30 英国 2月 製造業購買担当者景気指数(PMI)
・ 18:30 英国 1月 消費者信用残高
・ 19:00 ユーロ圏 2月 消費者物価指数(HICP、速報値) 前年同月比
・ 19:00 ユーロ圏 1月 失業率
23:00 カナダ銀行(BOC)政策金利
・ 00:00 米国 1月 建設支出 前月比
00:00 米国 2月 ISM製造業景況指数
・ 00:00 米国 バーナンキ米連邦準備理事会(FRB)議長委員会証言
※経済指標の発表予定は予告なく変更になることがあります。

2011年2月28日 (月)

2/28 本日の戦略-月末の実需絡みの円買いに注意か-

おはようございます。古くは中国の科挙の試験からあの手この手でカンニングが行われていましたが、大学入試でインターネットを使ってというところまで来ましたか。道具は正しく使ってほしいです。

■変化率から見た前日の通貨の強弱

豪ドル>NZドル>円>ドル>ポンド>ユーロ
※ ">" の左側の通貨が右側の通貨より強いことを示しています。

■本日の見通し
リビア情勢は首都決戦に向けてガダフィ大佐が準備を進めていることと、同国北東部に暫定政権を樹立する動きが出ていることから、最終局面が近く、現政権からの離反者などが今後も出てくると思われ、現政権が打倒されるまでそれほど時間がかからないと思われます(専門家ではないので詳しいことはわかりませんが)。政権打倒直後は原油価格も下落に転じると思われますが、その後の政権運営がスムーズにいかない場合には再び原油価格の上昇という流れになりそうで、そうなるとドルの弱含みが継続することになると思われます。この場合はリスク回避通貨としての「スイスフラン」と「円」が選好されると思います。

本日は月末ということもあり、経済指標の発表が多数予定されています。ドル/円は先週金曜日の戻り高値が82.07円に留まっていることと、NY時間帯の高値は81.66円ということもあり、82円台もだんだんと遠くなっているように見えます。月末での実需のドル売りの可能性があることや3月に入っての本邦からのレパトリの思惑などもあり、引き続きドル/円の上値が重くなると思われます。81円をきってくるようであれば、1995年4月19日の円の最高値の79.75円を試す展開が訪れる確率が高くなると思っています。

■ユーロ/円 日足(一目均衡表、ストキャスティックス、乖離率)
Blog20110228_01
※チャートをクリックすると拡大します。

一目均衡表の転換線、基準線を下抜けし目先は先週22日の114.24円が高値となったように見えます。本日このままクローズするようであれば遅行線が日々線を下抜けすることになり、遅行線が雲の中に入ってくると下落が継続する可能性がさらに高まります。ストキャスティックス(スロー)では%Kスローが20以下になっているものの、%Dスローは35近辺にあり、ゴールデンクロスするまでにはまだ時間がかかりそうです。また、21日移動平均線からの乖離率は-0.51%と一般的に売られ過ぎの目安となる-3%までにまだ余裕があります。このため、2月4日の安値の110.79円近辺を試すと思います。

■日足からのテクニカルでの注目点(矢印はトレンドの方向を予想しています)
ユーロ/円 21日移動平均線、一目均衡表(日足)の基準線を下抜け
豪ドル/円 一目均衡表(日足)基準線を上抜け
カナダドル/円 21移動平均線を上抜け

■変動率からの予想レンジ 07:54→NYクローズ

Ccy 予想レンジ
USDJPY 81.38 ~ 82.03
EURJPY 111.77 ~ 112.85
GBPJPY 131.00 ~ 132.36
AUDJPY 82.78 ~ 83.50
NZDJPY 60.99 ~ 61.59
CADJPY 83.13 ~ 83.96
ZARJPY 11.57 ~ 11.73
NOKJPY 14.40 ~ 14.57
MXNJPY 6.68 ~ 6.76
HKDJPY 10.43 ~ 10.52
SGDJPY 63.95 ~ 64.46
EURUSD 1.3682 ~ 1.3813

■前日のサマリー
週末の東京時間帯は朝方にドル/円は81.83円まで下落したものの5・10日ということもあり、仲値にかけて82.07円まで上昇しましたが、82円台では売りに押されました。ユーロ/円もドル/円に連れる形となり、113.45円まで上昇したのちは113円台前半での小幅な動きとなりました。ユーロ/ドルも1.38ドル台での小幅な推移でした。ロンドン時間には、欧州の株価が上昇したことや英10-12月期GDP改定値で下方修正されたことなどからユーロの調整となり、ユーロ/ドルは1.3773ドルまで下落、ユーロ/円は113.39円から112.75円、ドル/円は82.04円~81.90円近辺まで下落となりました。NY時間にはECBのノボトニー氏が「金利をバブル資産対策に使うのは問題」などとはつげんしたことから、ユーロ/ドルが1.3724ドル、ユーロ/円も112.25円まで下落、ドル/円は発表された米10-12月期GDP改定値が市場予想より下振れしたことで81.66円まで下落しましたが、その後のミシガン大消費者信頼感指数確定値が速報値を大幅に上回ったことで81.84円まで戻しましたが戻りも鈍く81円だ後半でクローズ、ユーロはクローズにかけて米国の株価も堅調に推移したことで下値からはやや上昇しました。
クローズはドル/円が81.69円、ユーロ/ドルが1.3747ドル、ユーロ/円は112.31円。

■株価(bloomberg.co.jp)

Index 引値 前日比
日経225 10526.76 74.05
FTSE100(英) 6001.20 81.22
DAX(独) 7185.17 54.67
NYダウ(米) 12130.45 61.95
S&P500(米) 1319.88 13.78
NASDAQ(米) 2781.05 43.15

■金利(bloomberg.co.jp)

Country 利回り 前日比
米10年債 3.41 -0.04
日本10年債 1.255 0.020
英10年債 3.61 -0.01
独10年債 3.15 0.02

■コモディティ価格

Commodities 引値 前日比
NY金(期近) 1409.30 -6.50
NY原油(期近) 97.88 0.60

■本日の指標発表(FXミュージアムより)
2/28(月)
・ 06:45 NZ  1月 住宅建設許可件数 前月比 
・ 06:45 NZ 1月 貿易収支
08:50 日本 1月 鉱工業生産・速報値 前月比
・ 11:00 NZ 2月 NBNZ企業信頼感
・ 14:00 日本 1月 新設住宅着工戸数 前年同月比
・ 16:00 ドイツ 1月 輸入物価指数 前月比
・ 16:00 ドイツ 1月 輸入物価指数 前年同月比
・ 19:00 ユーロ圏 1月 消費者物価指数(HICP、改定値) 前年同月比
・ 19:00 日本 2月 外国為替平衡操作の実施状況(介入実績)
・ 21:00 南ア 1月 貿易収支
・ 22:30 カナダ 10-12月期 四半期経常収支
・ 22:30 カナダ 12月 月次国内総生産(GDP) 前月比
・ 22:30 カナダ 10-12月期 四半期国内総生産(GDP) 前期比年率
・ 22:30 米国 1月 個人消費支出(PCE) 前月比
・ 22:30 米国 1月 個人消費支出(PCEコア・デフレーター、食品・エネルギー除く) 前月比
・ 22:30 米国 1月 個人所得 前月比
・ 23:45 米国 2月 シカゴ購買部協会景気指数
・ 00:00 米国 1月 住宅販売保留指数 前月比
※経済指標の発表予定は予告なく変更になることがあります。

2011年2月27日 (日)

2/28の週の見通し

こんばんは。ショッピングセンターへ献血に行ったのですが、かなりの人出で驚きました。気候が良かったためでしょうか。

■ドル/円 60分足
USDJPY
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■ユーロ/ドル 60分足
EURUSD
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■ユーロ/円 60分足
EURJPY
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先週はリビアのデモ拡大による政情不安から原油価格が上昇し株価が下落、米プレジデント・デー明けの米国でも株価の下落が継続したことから、リスク回避のための米国債買い(米金利の低下)や、円、スイスフランが買われる展開となり、ドルが主要通貨に対して下落しました。このため、ドル/円は83円台前半からじりじりと下落し、週後半には一時81.62円まで下落しました。一方、ユーロは週序盤の原油上昇からのリスク回避のドル買いにより、ユーロ/ドルが1.3526ドルまで下落しました。しかし、ルシュ・ルクセンブルク中銀総裁が「(ECB理事会で)物価安定のリスクが上向きにあると大半のメンバーが判断しても驚かない」「金融政策スタンスの再調整が必要となるのは必至」と発言したほか、ウェリンク・オランダ中銀総裁も「今後数か月にECBが現在の1%から引き上げる」ことを示唆、トリシェECB総裁が「ユーロ圏の物価安定を維持するため必要な決定を行う」、ウエーバー独連銀総裁が「金利の動きは上昇しかない」と発言したことなど、ユーロ圏の要人から相次いでタカ派的な発言が行われたことで、ユーロ/ドルは1.3837ドルまで上昇しましたが、ユーロ/円は週序盤に114.24円まで上昇した後はドル/円に引きずられ週後半は112.28円まで下落しました。NZドルは22日にクライストチャーチで発生したM6.3の地震による被害から大幅に下落しました。ポンドは23日公表された英中銀(BOE)金融政策委員会議事録で、「センタンス委員が0.50%の利上げを、ウィール、 デール委員が0.25%の利上げを主張」 「ポーゼン委員が500億ポンドの資産買取額増額を主張」と利上げを主張した委員が1人増えたことで、ポンド/ドルが1.6271ドルまで上昇しましたが、週末に発表された10-12月GDPの改定値が市場予想から下振れしたことで一時1.6031ドルまで下落しました。

■週間騰落率(JPY)
JPY
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■週間騰落率(USD)
USD
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■今週の見通し
今週は月末月初にあたるため、経済指標が数多く発表されます。注目度の高いものから見ると、ユーロ圏の要人から相次いでタカ派発言がなされていることで、3月3日(木)のECB理事会とトリシェECB総裁の記者会見。次は週末4日に予定されています米国の雇用統計、その前哨戦となる2日(水)のADP雇用調査になると思います。また、そのほかにも1日の米製造業ISM景況指数、2日の独小売売上高、3日の10-12月のユーロ圏GDP改定値などの発表が予定されています。市場では3日のECB理事会では利上げの可能性は極めて低いと思っていますが、インフレ警戒に非標準的手段について新たな決定への期待が高まっていることで、仮にインフレ警戒のトーンが高まるのみに留まった場合には、失望からユーロが売られる可能性が高くなります。そうなると、先週発表された米新規失業保険申請件数が再び40万件を割り込み、雇用の回復傾向がみられている米国の雇用統計次第となりますが、これが良ければ米国の出口政策に向けての期待が高まるものとみられドルが買われやすい地合いとなるのではないかと思います。

リビア情勢は反政府勢力が首都の一部の地区を封鎖するなど、いよいよ首都決戦に向けて緊迫の度合いが高まってきました。ガダフィ大佐は住民に対して政府の窓口で、銃などの武器に加えて、カダフィ支持派を示すバッジなどを配たようですし、アブドルジャリル前司法書記(法相)同国東部で暫定政府の樹立に着手したようです。ガダフィ大佐側に不利な状況が積み重なっていることで、リビアの現体制の崩壊が近いと思われ、崩壊した場合にはこれまでの「スイスフラン」「円」「米国債」の買いの巻き戻しとなる可能性がかなり高いと思います。ただ、その後も主権や勢力争いなどで国内が混乱するようでしたら、「スイスフラン」「円」「米国債」が再び買われることになるでしょう。

そのほかの通貨では、豪で3月1日(火)に準備銀行による政策金利、2日(水)に10-12月期GDP、3日(木)に貿易収支、住宅建設許可件数の発表が予定されていることで、政策金利は4.75%のまま据え置かれると思われますが、声明の内容や経済指標で強い結果が示されると豪ドルが買われるものと思われます。

■今週の予想レンジ

Ccy Low(下) High(上)
ドル/円 80.50 82.50
ユーロ/ドル 1.3430 1.3860
ユーロ/円 110.80 114.30
ポンド/円 129.80 133.40
豪ドル/円 81.90 84.30

■注目イベント 2/28(月)
・ 06:45 NZ  1月 住宅建設許可件数 前月比 
・ 06:45 NZ 1月 貿易収支
08:50 日本 1月 鉱工業生産・速報値 前月比
・ 11:00 NZ 2月 NBNZ企業信頼感
・ 14:00 日本 1月 新設住宅着工戸数 前年同月比
・ 16:00 ドイツ 1月 輸入物価指数 前月比
・ 16:00 ドイツ 1月 輸入物価指数 前年同月比
・ 19:00 ユーロ圏 1月 消費者物価指数(HICP、改定値) 前年同月比
・ 19:00 日本 2月 外国為替平衡操作の実施状況(介入実績)
・ 21:00 南ア 1月 貿易収支
・ 22:30 カナダ 10-12月期 四半期経常収支
・ 22:30 カナダ 12月 月次国内総生産(GDP) 前月比
・ 22:30 カナダ 10-12月期 四半期国内総生産(GDP) 前期比年率
・ 22:30 米国 1月 個人消費支出(PCE) 前月比
・ 22:30 米国 1月 個人消費支出(PCEコア・デフレーター、食品・エネルギー除く) 前月比
・ 22:30 米国 1月 個人所得 前月比
・ 23:45 米国 2月 シカゴ購買部協会景気指数
・ 00:00 米国 1月 住宅販売保留指数 前月比
・ 3/1(火) 
・ 08:30 日本 1月 有効求人倍率
・ 08:30 日本 1月 失業率
・ 08:30 日本 1月 全世帯家計調査・消費支出 前年同月比
・ 09:30 豪 10-12月期 経常収支
・ 09:30 豪 1月 小売売上高 前月比
・ 10:30 日本 1月 毎月勤労統計調査-現金給与総額 前年同月比
・ 12:30 豪 豪準備銀行(中央銀行)、政策金利発表
・ 15:45 スイス 10-12月期 四半期国内総生産(GDP) 前期比
・ 16:00 英国 2月 ネーションワイド住宅価格 前月比
・ 17:30 スイス 2月 SVME購買部協会景気指数
・ 17:55 ドイツ 2月 失業者数 前月比
17:55 ドイツ 2月 失業率
・ 18:00 ユーロ圏 2月 製造業購買担当者景気指数(PMI、改定値)
・ 18:30 英国 2月 製造業購買担当者景気指数(PMI)
・ 18:30 英国 1月 消費者信用残高
・ 19:00 ユーロ圏 2月 消費者物価指数(HICP、速報値) 前年同月比
・ 19:00 ユーロ圏 1月 失業率
23:00 カナダ カナダ銀行 政策金利
・ 00:00 米国 1月 建設支出 前月比
00:00 米国 2月 ISM製造業景況指数
・ 3/2(水) 
09:30 豪 10-12月期 四半期国内総生産(GDP) 前期比
・ 09:30 豪 10-12月期 四半期国内総生産(GDP) 前年同期比
16:00 ドイツ 1月 小売売上高指数 前月比
・ 16:00 ドイツ 1月 小売売上高指数 前年同月比
・ 19:00 ユーロ圏 1月 卸売物価指数(PPI) 前月比
・ 19:00 ユーロ圏 1月 卸売物価指数(PPI) 前年同月比
・ 21:00 米国 MBA住宅ローン申請指数 前週比
・ 21:30 米国 2月 チャレンジャー人員削減数 前年比
22:15 米国 2月 ADP雇用統計 前月比
・ 22:30 カナダ 1月 鉱工業製品価格 前月比
・ 22:30 カナダ 1月 原料価格指数 前月比
・ 04:00 米国 米地区連銀経済報告(ベージュブック)
・ 3/3(木) 
・ 09:30 豪 1月 住宅建設許可件数 前月比
09:30 豪 1月 貿易収支
・ 17:15 スイス 1月 実質小売売上高 前年同月比
・ 18:00 ユーロ圏 2月 サービス部門購買担当者景気指数(PMI、改定値)
・ 18:30 英国 2月 サービス部門購買担当者景気指数(PMI)
・ 19:00 ユーロ圏 10-12月期 四半期域内総生産(GDP、改定値) 前期比
・ 19:00 ユーロ圏 10-12月期 四半期域内総生産(GDP、改定値) 前年同期比
19:00 ユーロ圏 1月 小売売上高 前月比
・ 19:00 ユーロ圏 1月 小売売上高 前年同月比
21:45 ユーロ圏 欧州中央銀行(ECB)政策金利
・ 22:30 米国 前週分 新規失業保険申請件数
・ 22:30 米国 10-12月期 四半期非農業部門労働生産性・改定値 前期比
00:00 米国 2月 ISM非製造業景況指数(総合)
・ 3/4(金) 
22:30 米国 2月 非農業部門雇用者数変化 前月比
22:30 米国 2月 失業率
・ 00:00 カナダ 2月 Ivey購買部協会指数
・ 00:00 米国 1月 製造業新規受注 前月比
経済指標の詳細はFXmuseumのFXカレンダーを参照してください。

2011年2月26日 (土)

2/26 シカゴ通貨先物非商業ポジション

こんばんは。ついにNTTdocomoがSIMMロックが解除できる携帯電話を発売するようですね。

25日に発表された22日現在のシカゴIMMの投機ポジションでは、ドルのショート(売)が小幅減となり約32万コントラクトとなりました。円はショートが増加、ユーロは3週間ぶりにロング(買)が増加し約4.5万コントラクトとなりまっています。カナダドル、NZドルはロングが小幅減少しています。

ドルのショートポジションは小幅減少したものの、まだ約32万コントラクトのショートがあり、ポジション解消が進んでいる様子は見えません。円はショートが増加したものの、円は上昇していることから、投機筋の円売りに対して、実需の円買いが多かったものと推測されます。また、ユーロのロングポジションが4.5万コントラクトに達していて昨年10月の水準となっています。昨年の10月の4.8万コントラクトがピークとなり、その後のユーロの調整につながっていることから、そろそろユーロのロングポジションには注意が必要ではないでしょうか。

■シカゴIMM非商業ポジション

項目 Net(ネット) Dif(増減) Long(買) Short(売) All(総取組)
JPY -27,746 -9,198 23,457 51,203 74,660
EUR 45,598 13,134 77,454 31,856 109,310
GBP 36,009 -16,563 53,097 17,088 70,185
CHF 12,291 1,773 18,326 6,035 24,361
CAD 68,348 -3,742 72,774 4,426 77,200
AUD 66,064 550 72,726 6,662 79,388
NZD 8,101 -1,709 15,975 7,874 23,849
MXN -27,746 -9,198 23,457 51,203 74,660
source:CFTC

■シカゴIMM非商業ポジション
【USD】
USD
source:CFTC

ドルは10,575コントラクトのショート減少の333,516コントラクトのショートとなりました。
※ドルのポジションは円、ユーロをはじめ、メキシコペソまでを合計して算出しています。レートはFRBのメジャーカレンシーインデックスを使用しています。

【JPY】
JPY
source:CFTC

円は9,198コントラクトのショート増加の22,746コントラクトのショートとなりました。

【EUR】
EUR
source:CFTC

ユーロは13,134コントラクトのロング増加の45,598コントラクトのロングになりました。

【CAD】
CAD
source:CFTC

カナダは3,742コントラクトのロング減少の68,348コントラクトのロングになりました。

【NZD】
NZD
source:CFTC

NZドルは1,709コントラクトのロング減少の8,101コントラクトのロングになりました。
他のIMM通貨先物のポジション動向は上田ハーローレポートのシカゴIMM非商業ポジションを参照してください。(21日更新)



2011年2月25日 (金)

2/25 本日の戦略-リビア関連のルーマーには注意(ドル高要因か)-

おはようございます。本日は一部では5月の連休と同じくらいの気温へ上昇するようです。ほぼ3月とはいえ、冬が確実に短くなっているようですね。

■変化率から見た前日の通貨の強弱

円>豪ドル>ユーロ>NZドル>ドル>ポンド
※ ">" の左側の通貨が右側の通貨より強いことを示しています。

■本日の見通し
昨日もウエーバー独連銀総裁からタカ派的なコメントが出たことで、3月3日のECBへの期待感がさらに高まったようです。NY原油先物(WTI)は昨日下落しているものの、90ドル台後半で推移していることもユーロにとっては支援となっているようです(ユーロと原油価格の相関は比較的高い)。ポンドはロンドン時間帯から英国債が大きく買われた(利回りは低下)ことから、ポンドが主要通貨に対しては一番下落しました。2番目はドル。ドル/スイスフランも史上最高値を更新するなど、リスク回避のスイスフラン買いが顕著になっているようです。
リビア情勢も首都決戦間近(反政府勢力が西50キロで治安部隊と激しい衝突)とみられますので、これからデマや噂で市場が振り回されそうです。ただ、方向としては原油安につながるとみられることで、いずれはユーロ、スイスフラン、円が売られると思われ、ドルが買い戻される(米国債売りから米金利上昇)の流れとなると思います。

本日は22時30分に米10-12月期のGDP改定値、23時55分にミシガン大消費者信頼感指数確定値の発表が予定されています。ただ、どちらも速報ではないので、内容が市場予想通りであればインパクトはないものとみています。一方、ユーロ圏では
ノボトニー・オーストリア中銀総裁の講演が予定されていることで、ここでもタカ派的な発言が出るようであれば、ユーロの一段高の可能性があります。ただ、市場全体は上に書きましたが、リビア情勢に目が向いていることで、それしだいによってはユーロの上値も限定的となる可能性があります。短期的には月末にかけてのドル/円では本邦実需のドル売り圧力が継続していることでドル安バイアス継続とみます。他の通貨でもドル安バイアスが継続していると思われますが、リビア情勢次第となり、方向感のない展開と思われます。

■ポンド/円 日足(一目均衡表、ストキャスティックス)
GBPJPY
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2月18日に135.48円の高値をつけた後に下落しています。昨日は転換線と基準線を下に抜け、大きな陰線となりました。チャートではよくない形となりましたが、遅行線が日々線(ロウソク足)でサポートされる可能性がありますし、昨日の安値の131.52円は昨年12月30日につけた安値の125.50円と前出高値の135.48円を100%としたフィボナッチ38.2%押の131.65円に近いところに位置しています。加えて期間9,3,3のストキャスティックススローでも%Kスローが20を割り込んでいることから、位置的にも売られ過ぎの領域に入っています。ただ、これらのサポートを下抜けてしまうと更に下落が続くこととなり、雲の上限の130.50円近辺までの下落の可能性もあります。

■日足からのテクニカルでの注目点(矢印はトレンドの方向を予想しています)
ポンド/円 21日移動平均線、一目均衡表(日足)の基準線を下抜け
ユーロ/ポンド 一目均衡表(日足)の基準線のを上抜け
ポンド/スイス 一目均衡表(日足)の雲を下抜け
豪ドル/米ドル 21日移動平均線を上抜け

■変動率からの予想レンジ 08:26→NYクローズ

Ccy 予想レンジ
USDJPY 81.57 ~ 82.23
EURJPY 112.47 ~ 113.54
GBPJPY 131.56 ~ 132.94
AUDJPY 82.26 ~ 82.96
NZDJPY 60.84 ~ 61.44
CADJPY 82.94 ~ 83.78
ZARJPY 11.49 ~ 11.65
NOKJPY 14.49 ~ 14.65
MXNJPY 6.67 ~ 6.75
HKDJPY 10.44 ~ 10.53
SGDJPY 63.85 ~ 64.37
EURUSD 1.3736 ~ 1.3866

■前日のサマリー
昨日の東京時間帯はドル/スイスフランが史上最高値を更新したこともあり、ドルが主要通貨に対して売られる展開となりました。また、本邦輸出企業のドル売りにドル/円は2月9日以来となる82円を割り込み81.96円まで下落、ユーロ/円も112.81円へと連れ安となり、ユーロ/ドルは1.3785ドルまで上昇しました。ロンドン時間にはリビア情勢が緊迫化する中、欧州の株価が軟調に推移したこともあり、ユーロ/ドルが1.3702ドルまで下落、ドル/円もリスク回避から81.81円、ユーロ/円も112.19円まで下落、クロス円全般で円が買われました。その後、ユーロ圏景況感指数が市場予想を上回ったことなどで、ユーロ/ドルは1.3808ドルまで上昇、ユーロ/円も112.95円まで戻しました。NY時間には発表された米新規失業保険申請件数が再び40万件を割り込んでいたことから、耐久財受注の弱さを打ち消し、ドル/円は81.86円まで戻しました。その後、米新築販売件数が市場予想を下回ったことやウエーバー独連銀総裁が「金利の動きは上昇しかない」と発言したことでユーロ/ドルは1.3822ドルまで上昇、ドル/円は81.62円まで下落、ユーロ/円は113.04円まで上昇後112.56円へと下落しました。取引終盤にかけてはリビアのガダフィ大佐が国外脱出などの噂も出て、ドル/円は82円手前、ユーロ/円は113.17円へと上昇、ユーロ/ドルは1.38ドル近辺まで下落しました。
クローズはドル/円が81.88円、ユーロ/ドルが1.3799ドル、ユーロ/円は113.00円。

■株価(bloomberg.co.jp)

Index 引値 前日比
日経225 10452.71 -126.39
FTSE100(英) 5919.98 -3.55
DAX(独) 7130.50 -64.10
NYダウ(米) 12068.50 -37.28
S&P500(米) 1306.10 -1.30
NASDAQ(米) 2737.90 14.91

■金利(bloomberg.co.jp)

Country 利回り 前日比
米10年債 3.45 -0.04
日本10年債 1.235 -0.020
英10年債 3.62 -0.05
独10年債 3.13 -0.01

■コモディティ価格

Commodities 引値 前日比
NY金(期近) 1415.80 1.80
NY原油(期近) 97.28 -0.82

■本日の指標発表(FXミュージアムより)
2/25(金)
・ 13:00 英国 ポーゼン英中銀金融政策委員会(MPC)委員講演
・ 18:00 ユーロ圏 1月 マネーサプライM3 前年同月比
・ 18:30 英国 10-12月期 四半期国内総生産(GDP、改定値) 前期比
18:30 英国 10-12月期 四半期国内総生産(GDP、改定値) 前年同期比
・ 19:30 スイス 2月 KOF景気先行指数
・ 21:00 ユーロ圏 ノボトニー・オーストリア中銀総裁講演
22:30 米国 10-12月期 四半期実質国内総生産(GDP、改定値) 前期比年率
・ 23:55 米国 2月 ミシガン大学消費者態度指数・確報値
・ 00:15 米国 ラッカー米リッチモンド連銀総裁講演
※経済指標の発表予定は予告なく変更になることがあります。

2011年2月24日 (木)

2/24 本日の戦略-市場は金利動向に注目しているようだ-

おはようございます。世界的に株式市場の合併が続いていますね。ただ、東京証券取引所は蚊帳の外なんでしょうか。言語やシステムの問題なのか、それとも市場規模に妙味がないのか。単に私のアンテナに引っかかってこないのだけなのかもしれませんが、さみしいですね。

■変化率から見た前日の通貨の強弱

ユーロ>ポンド>豪ドル>円>ドル>NZドル
※ ">" の左側の通貨が右側の通貨より強いことを示しています。

■本日の見通し
昨日はリビア情勢の緊迫状態が継続し、欧米の株価が続落したにもかかわらずドルが弱含みの推移となりました。これは、リスク回避の資金が米国債に向かったため、米金利が低下(国債価格の上昇すると利回りは低下)して、その結果ドルが売られたようです。こうした動きをみていますと、
トレーダーなどは金利動向に注目しているといえそうです。コモディティ価格の上昇もあり、英国(昨日のMPCの議事録でも利上げ賛成者が増加した)、ユーロ圏(トリシェECB総裁が物価安定のため必要な決定を行うと表明した)などが比較的買われやすくなっていることと、産油国のカナダ、ノルウェーなどが買われていることで、こうした資源国の通貨が選好されているのではないかと思います。

ドル/円だけをみると円高になっているように見えますが、主要通貨のクロス円をみると地震で被害のあったNZドルを除くとドルが主要通貨に対して下落していることがわかります。本日もリビア情勢などから原油高が継続する可能性があり、株価の続落も考えられますが、日本の政局の混迷やフィッチによる国債の格付けの引き下げの可能性が残っていることを考えると、円も買いにくい地合いと思われます。こうしたことから、
スイスフランや米国債が選好されやすいのではないでしょうか。

短期的には、ユーロ/ドルがチャート上も押し目完了のような形になっていますし、トリシェ総裁の発言もあり、来月3日のECB理事会に向けて利上げ期待(利上げは実施しないと思っていますが、文言の修正等の可能性はあり)でもユーロが買われやすい環境にあるのではないかと思います。また、本日はウィール委員(タカ派と目される)、センタンス委員(タカ派と目される)両委員の講演が予定されていますので、ポンドは買いのバイアスがかかりやすいものと見ています。ドルは22時30分の米新規失業保険申請件数が注目されると思われます。更に新築住宅販売も24時に発表が予定されていることで、昨日はほとんど無視された住宅関連指標も足許では回復傾向が見えており、リビア情勢などが膠着化していた場合にはドル買いの材料となる可能性があります。ただ、ドル/円に関しては月末応答日(月末に受け渡しのある)の取引最終日が本日であり、実需関係のドル売りも83円を回復していないことから下がってきていると言われていることから、戻りの重さと下を試す動きとなる可能性が高そうです。

■ドル/円 日足(一目均衡表、モメンタム、トレンドライン)
USDJPY
※チャートをクリックすると拡大します。

21日移動平均線、一目均衡表の基準線を下に抜けて下落しました。チャートの形が非常に悪くなっていて、遅行線が雲の下と日々線(ロウソク足)の下に抜け出る可能性が高くなったことで、チャートからは下落が継続しそうです。仮に戻ったとしても雲の下限82.71円や上限82.86円金値pんがレジスタンスとなりそうです。目先の下落めどは1月19日の安値の81.86円となりますが、1月3日の安値の80.92円と2月4日の安値の81.12円を結んだトレンドラインの81.22円近辺も一つの目処となります。

■日足からのテクニカルでの注目点(矢印はトレンドの方向を予想しています)
ユーロ/ドル 一目均衡表(日足)の転換線が基準線を下抜け(ただし基準線は上向き)
ドル/円 21日移動平均線、一目均衡表(日足)の基準線を下抜け
ユーロ/ポンド 一目均衡表(日足)の雲を上抜け
南アランド/円 一目均衡表(日足)の基準線を上抜け

■変動率からの予想レンジ 08:21→NYクローズ

Ccy 予想レンジ
USDJPY 82.20 ~ 82.85
EURJPY 112.93 ~ 113.98
GBPJPY 133.13 ~ 134.53
AUDJPY 82.33 ~ 83.04
NZDJPY 61.18 ~ 61.78
CADJPY 82.97 ~ 83.84
ZARJPY 11.50 ~ 11.66
NOKJPY 14.56 ~ 14.72
MXNJPY 6.70 ~ 6.78
HKDJPY 10.52 ~ 10.61
SGDJPY 64.35 ~ 64.85
EURUSD 1.3687 ~ 1.3813

■前日のサマリー
昨日の東京時間帯は朝方はNZの地震による非常事態宣言などによりクロス円が下落したことでドル/円は82.67円まで下落したものの、仲値にかけてのドル買い観測から82.89円まで上昇しました。しかし、リビア情勢などからの株価軟調などにより82.52円まで一時下落しました。ユーロ/ドルはドルの弱含みで1.36ドル台後半から1.37ドル台へと上昇、1.37ドルを挟んでのもみ合い、ユーロ/円は仲値にかけてのドル買いに連れ113.59円まで上昇したものの、夕方には113.03円まで下落しました。ロンドン時間帯は、発表された英中銀(BOE)金融政策委員会議事録で利上げへの賛成票が1票増え、3対5対1(利上げ3、据置1、緩和1)となったことから、ポンドが買われたことやトリシェECB総裁が「ユーロ圏の物価安定を維持するため必要な決定を行う」と表明したことで、ユーロ/ドルは1.3744ドル、ユーロ/円は113.83円へと上昇、ドル/円も欧州株の下げ幅が限定的となったため82.86円まで上昇しました。NY時間にはリビア情勢不安や「サウジアラビアにデモ拡大か」との市場の噂などから欧米の株価が下落する中、リスク回避の円買いに振れ、発表された米中古住宅販売件数が市場予想から上振れしたものの、ドル/円は82.32円、ユーロ/円も113.18円まで連れ安となり、ユーロ/ドルは一時1.3787ドルまで上昇しました。その後、米5年債の入札後に米金利が反発(それまで低下していた)したことやプロッサー米フィラデルフィア連銀総裁が国債購入計画の早期終了が必要な事態もあるとコメントしたことでドルが買い戻され、ドル/円は82.64円、ユーロ/円は113.63円まで戻し、ユーロ/ドルは1.3733ドルまで下落しました。
クローズはドル/円が82.50円、ユーロ/ドルが1.3747ドル、ユーロ/円は113.43円。

■株価(bloomberg.co.jp)

Index 引値 前日比
日経225 10579.10 -85.60
FTSE100(英) 5923.53 -73.23
DAX(独) 7194.60 -123.75
NYダウ(米) 12105.78 -107.01
S&P500(米) 1307.40 -8.04
NASDAQ(米) 2722.99 -33.43

■金利(bloomberg.co.jp)

Country 利回り 前日比
米10年債 3.49 0.03
日本10年債 1.255 -0.022
英10年債 3.66 -0.01
独10年債 3.14 -0.01

■コモディティ価格

Commodities 引値 前日比
NY金(期近) 1414.00 12.90
NY原油(期近) 98.10 2.68

■本日の指標発表(FXミュージアムより)
2/24(木)
・ 09:30 豪10-12月期 四半期民間設備投資 前期比
・ 16:00 ドイツ10-12月期 国内総生産(GDP、改定値) 前期比
・ 16:00 ドイツ10-12月期 国内総生産(GDP、改定値) 前年同期比
・ 18:30 南ア1月 卸売物価指数(PPI) 前月比
・ 18:30 南ア1月 卸売物価指数(PPI) 前年同月比
・ 19:00 ユーロ圏2月 消費者信頼感(確定値)
22:30 米国1月 耐久財受注 前月比
・ 22:30 米国1月 耐久財受注・輸送用機器除く 前月比
・ 22:30 米国前週分 新規失業保険申請件数
・ 22:30 米国ブラード米セントルイス連銀総裁講演
・ 未定 ドイツ2月 消費者物価指数(CPI、速報値) 前月比
・ 00:00 米国10-12月期 四半期住宅価格指数 前期比
・ 00:00 米国12月 住宅価格指数 前月比
・ 00:00 米国1月 新築住宅販売件数 前月比
00:00 米国1月 新築住宅販売件数 年率換算件数
・ 00:30 英国ウィール英中銀金融政策委員会(MPC)委員講演
03:00 米国米財務省7年債入札(290億ドル)
・ 03:30 英国センタンス英中銀金融政策委員会(MPC)委員講演
・ 04:30 ユーロ圏コスタ・ポルトガル中銀総裁講演
※経済指標の発表予定は予告なく変更になることがあります。

2011年2月23日 (水)

2/23 本日の戦略-リビア情勢次第だがリスク回避の円高は続かない?-

おはようございます。昨日のNZの地震はTwitterでフォロー(#nzquake)していましたが、被害が大きいですね。邦人も被害に巻き込まれているようで心配です。安否確認が早くなされるといいです。

■変化率から見た前日の通貨の強弱

円>ドル>ユーロ>ポンド>豪ドル>NZドル
※ ">" の左側の通貨が右側の通貨より強いことを示しています。

■本日の見通し
昨日はリビア情勢の緊迫化から、原油が大幅に上昇、これらを嫌気して欧米の株価が下落、リスク回避から円が主要通貨に対して買われる動きとなりました。また、冒頭き書きましたNZの地震からNZドルが大幅に下落、ユーロ圏の要人からタカ派的(利上げに積極的)な発言が続いたことで、ユーロは3月3日のECB理事会でのECBの政策変更の可能性から買われています。

リビア情勢ですが、ガダフィ大佐が強硬姿勢を強調したものの、むしろ情勢が悪化しているようです。報道をみている皆様の方が詳しいと思いますが、ほぼ末期的な状態と思われ、側近が裏切りガダフィ大佐が拘束されるか、ベネズエラ亡命(対米路線でチャベス大統領とは懇意と思われます)が近いのではないでしょうか。どのようかな形にしろ、
リビア情勢が落ち着けば原油価格が挙げどまる事が予想され、そうなると円高の傾向もおさまると思われますので、リスク回避からの円高はそれほど長続きしないと思います。格付け機関も昨日ムーディーズが見通しを「ネガティブ」としたことで、残るフィッチも同じような見解を出してくる可能性があります。本邦の菅政権も末期的な状況にあることから、内閣総辞職や衆議院の解散総選挙の可能性があり、こうした内政の混乱は格付けの引き下げの要因となりそうです。

ユーロはメルシュ・ルクセンブルグ中銀総裁、ウェリンク・オランダ中銀総裁が揃ってタカ派的な発言をしています。ただ、メルシュ総裁も時間軸については言及しておらず、3月3日のECB理事会でトーンを変えてくるかは微妙なところでもあります。ギリシャは国内銀行向が年内に約550億ユーロの資金を調達する必要があるとプロポボラス総裁が見解を示唆しています。ドイツのメルケル首相はEU連合がギリシャ支援の延長を検討していると述べましたが、ギリシャ支援の金利引き下げを含めてまだ決定していないと強調していることで、ユーロ周辺国に対するリスクは残っており、ポルトガルやペインの国債が大量償還を迎える3月、4月に向けてECBへの利上げ期待だけでユーロを買い進めてよいのか疑問が残ります。短期的には株価続落がなければ1.35ドル台では底堅く推移し、1.37ドル台では上値が重くなることと思います。ドル/円は昨日82円台をみたことで、月末にかけて本邦輸出の売りが下がってくることや3月の本邦期末に向けてのレパトリ観測などで、じりじりと円が買われる可能性があると思います。

■ユーロ/ドル 日足(一目均衡表、モメンタム)
Blog20110223_01
※チャートをクリックすると拡大します。

昨日は一目均衡表の遅行線が雲の上限でサポートされました。ただ、基準線がきり上がったため、転換線を上抜けし、デッドクロス状態となりました。昨日のロウソク足だけをみると下に長い影(ヒゲ)が出ていることから、転換線、基準線に支えられたといえそうですが、本日の戻りが鈍いようであれば、モメンタムがゼロを割り込む可能性もあり、そうなると遅行線が雲と日々線(ロウソク足)に接近していることもあり、調整の流れが継続する可能性があります。目処としましては本年1月4日の高値の1.3432ドル、2月14日の安値の1.3428ドルを結んだライン(ネック)と思われ、雲のねじれも近いことから、ここを切れると更に下げが大きくなるかもしれません。

■日足からのテクニカルでの注目点(矢印はトレンドの方向を予想しています)
ドル/円 一目均衡表(日足)の雲の上から中へ
豪ドル/円 21日移動平均線、一目均衡表(日足)の基準線を下抜け
NZドル/円 21日移動平均線、一目均衡表(日足)の雲を下抜け
ポンド/スイス 21日移動平均線、一目均衡表(日足)の基準線を下抜け、雲の上から中へ
豪ドル/米ドル 21日移動平均線、一目均衡表(日足)の基準線を下抜け
NZドル/米ドル 一目均衡表(日足)の雲の下へ

■変動率からの予想レンジ 08:07→NYクローズ

Ccy 予想レンジ
USDJPY 82.47 ~ 83.13
EURJPY 112.44 ~ 113.49
GBPJPY 132.91 ~ 134.28
AUDJPY 82.32 ~ 83.02
NZDJPY 61.46 ~ 62.04
CADJPY 83.15 ~ 84.00
ZARJPY 11.45 ~ 11.60
NOKJPY 14.48 ~ 14.64
MXNJPY 6.75 ~ 6.83
HKDJPY 10.56 ~ 10.65
SGDJPY 64.38 ~ 64.87
EURUSD 1.3585 ~ 1.3709

■前日のサマリー
昨日の東京時間帯は朝方にリビア情勢の緊迫化を受けドルが買われ、ドル/円は83.56円まで一時上昇、ユーロ/円も114円に一時乗せましたが、欧州系銀行のミスヒット(注文間違い)との噂もあり、すぐに上昇前の水準に戻りました。その後は、株価が全般的に下落したことなどから、リス回避のドル買いと円買いの動きとなり、ドル/円は82.84円までドルが下落、ユーロ/ドルは1.3563ドル、ユーロ/円は112.87円へと下落しました。しかし、格付け機関ムーディーズが日本国債の格付け見通しを「ネガティブ」に引き下げたことから、円が83円台ミドル近辺まで売られました。ロンドン時間には、メルシュ・ルクセンブルク中銀総裁が「(ECB理事会で)物価安定のリスクが上向きにあると大半のメンバーが判断しても驚かない」「金融政策スタンスの再調整が必要となるのは必至」と発言したほか、ウェリンク・オランダ中銀総裁も「今後数か月にECBが現在の1%から引き上げる」ことを示唆したことなどから、ユーロへの期待が高まり1.3525ドルから1.3680ドル近辺へ上昇、ユーロ/円も112.24円から113.88円まで上昇しました。ドル/円は82.79円へと下落。NY時間は発表された米S&P/ケースシラー住宅価格指数は下落していたものの、消費者信頼感指数が市場予想より大幅に上振れ、リッチモンド連銀指数も上振れしていたことで、ドル/円は83.25円まで上昇sる場面が見られましたが、ユーロに対する期待が継続し、ユーロ/ドルは1.3704ドル、ユーロ/円は113.92円まで上昇しました。しかし、リビア情勢が不安定でガダフィ大佐が「最後の地の一滴が落ちるまで戦う」とTV演説で述べるなどしたため、リスク回避から米株価が大幅下落となり、円が主要通貨に対して買われ、ドル/円は82.58円、ユーロ/円は112.87円まで一時下落、ユーロ/ドルも1.3649ドルまで連れ安となりました。
クローズはドル/円が82.76円、ユーロ/ドルが1.3648ドル、ユーロ/円は112.96円。

■株価(bloomberg.co.jp)

Index 引値 前日比
日経225 10664.70 -192.83
FTSE100(英) 5996.76 -18.04
DAX(独) 7318.35 -3.46
NYダウ(米) 12212.79 -178.46
S&P500(米) 1315.44 -27.57
NASDAQ(米) 2756.42 -77.53

■金利(bloomberg.co.jp)

Country 利回り 前日比
米10年債 3.45 -0.13
日本10年債 1.277 -0.038
英10年債 3.68 -0.05
独10年債 3.14 -0.04

■コモディティ価格

Commodities 引値 前日比
NY金(期近) 1401.10 12.50
NY原油(期近) 93.57 7.37

■本日の指標発表(FXミュージアムより)
2/23(水)
・ 08:50 日本1月 企業向けサービス価格指数 前年同月比
・ 08:50 日本1月 貿易統計(通関ベース)
・ 17:15 スイス1月 生産者輸入価格 前月比
・ 18:30 英国英中銀金融政策委員会(MPC)議事要旨
・ 19:00 ユーロ圏12月 製造業新規受注 前月比
・ 19:00 ユーロ圏12月 製造業新規受注 前年同月比
・ 21:00 米国MBA住宅ローン申請指数 前週比
00:00 米国1月 中古住宅販売件数 前月比
・ 00:00 米国1月 中古住宅販売件数 年率換算件数
・ 02:00 ユーロ圏トリシェ欧州中央銀行(ECB)総裁講演
・ 02:15 ユーロ圏ウェーバー独連銀総裁講演
・ 02:30 米国ホーニッグ米カンザスシティー連銀総裁講演
・ 03:00 米国米財務省5年債入札(350億ドル)
・ 03:30 米国プロッサー米フィラデルフィア連銀総裁講演
・ 03:30 英国マイルズ英中銀金融政策委員会(MPC)委員会委員講演
※経済指標の発表予定は予告なく変更になることがあります。

2011年2月22日 (火)

2/22 本日の戦略-アラブ情勢と株価動向がカギ-

おはようございます。本日朝は霜で一面真っ白でした。

■変化率から見た前日の通貨の強弱

NZドル>ドル>円>ユーロ>ポンド>豪ドル
※ ">" の左側の通貨が右側の通貨より強いことを示しています。

■本日の見通し
本日朝方にリビアのガダフィ大佐がベネズエラに向かっているとのニュースが流れた(ベネズエラの高官は否定)ことで一時的にリスク回避から一時的にドルが買われる場面が見られましたが、影響は一時的となりました。リビアもOPEC加盟国であり、ドバイ原油が1バーレル100ドルを超えてきています(クローズは103.84ドルで前日比5.49ドル高)。このため、アラブ諸国の混乱が短期的にはリスク回避からのスイスフラン高、ドル高の要因となる(株価が下落すれば円高の要因ともなる)と思われますが、この混乱が長引くと米景気に与える影響も大きくなる可能性があり、中長期ではドル安の要因と個人的には見ています。アラブ諸国の民主化デモは、ジプチにも波及しています。一方、昨日の報道でもありましたが、中国にも波及しており、中国内での拡大の可能性や中国政府の対応により緊張感が高まるようであれば、関係の深い豪ドル、NZドルが下落する可能性が高くなります。

本日は米国も休場明けとなり、市場参加者が戻ってきます。23時にはS&P/ケースシラー住宅価格指数の発表や3時には米2年債(350億ドル)の入札が予定されています。これらの指標にも注目ですが、原油価格が上昇している中での米国の株価にも注目されます。株価の下落は債券の上昇要因(金利の低下要因)となることから、アラブ諸国の緊張の高まりから米国債への逃避が重なった場合には、金利低下からのドル売りにつながる可能性があります。リスク回避のドル買いか金利低下のドル売りかどちらに市場が反応するのかの度合はリビア情勢の緊迫度合いではないでしょうか。

ユーロに関しては引き続き弱い材料が出ています。ウエーバー独連銀総裁は「ユーロ圏債務国にとって最も苦しいポイントはこれより後にやってくる」などと発言、またドイツ連銀は「EFSFによる国債購入案は債券保有者と政府の責任を軽減するだけである」と反対を表明しています。さらに「EFSFが国債買戻しをおこなうために低利で融資をする案」につていも異議を唱えています。一方、スペインでは中銀がカハ(貯蓄銀行)が抱える融資残高の約38%(1000億ユーロ)が問題資産になる可能性があると見解を示しています。このため、カハが自己資本比率を引き上げる必要があり、オルドニエス・スペイン銀行総裁は自己資本比率基準を引き上げる法令が断固として必要であると述べています。水面下では不安を抱えているだけに、ユーロの上昇も限定的になるのではないでしょうか。短期的には1.37ドル台では重そう。

■ドル/円 日足(一目均衡表、モメンタム、フィボナッチ)
USDJPY
※チャートをクリックすると拡大します。

ドル/円は一目均衡表の遅行線が雲に接近してきました。雲の中に入るようであれば、しばらく上値の重い展開が続くと思われます。ただ、日々線(ロウソク足)も加工していることでもあり、これを下に抜けてさらに弱含みとなる可能性は低そうです。一方、モメンタムをみるとゼロに接近してきていることもあり、これを割り込む(=21日移動平均線を下抜けるのとほぼ同じ)と下落の可能性が大きくなります。これらを総合的に考えると、直近サポートが2/4の安値の81.12円と2/16の高値の83.97円を結んだフィボナッチ38.2%押しの82.88円、次が同50%押し(=一目均衡表の基準線)の82.54円となります。

■日足からのテクニカルでの注目点(矢印はトレンドの方向を予想しています)
特になし

■変動率からの予想レンジ 08:17→NYクローズ

Ccy 予想レンジ
USDJPY 82.84 ~ 83.49
EURJPY 113.24 ~ 114.24
GBPJPY 134.30 ~ 135.63
AUDJPY 83.62 ~ 84.28
NZDJPY 63.22 ~ 63.74
CADJPY 84.19 ~ 85.01
ZARJPY 11.53 ~ 11.69
NOKJPY 14.57 ~ 14.73
MXNJPY 6.81 ~ 6.89
HKDJPY 10.62 ~ 10.71
SGDJPY 64.97 ~ 65.44
EURUSD 1.3638 ~ 1.3744

■前日のサマリー
昨日の東京時間帯は週末のG20財務相・中央銀行総裁会合で為替に影響を与える内容が見られなかったことから小動きとに終始、ドル/円は83円台前半の上下20銭以内の動きに留まり。ユーロ/ドルは朝方に1.3712ドルまで上昇したものの、利益確定の売りなどから1.3666ドル、ユーロ/円は113.96円から同じく利益改定の売りなどで113.63円まで下落しました。ロンドン時間は緊迫化するアフリカの民主化デモの情勢から、株式市場が軟調に推移、独IFO企業景況感指数が市場予想を上回り、ユーロ/ドルが1.3710ドルまで上昇したものの更に高値を追う展開とはなりませんでした。その後もドイツ連銀が欧州救済制度の国債購入に異議を唱えたことやスペイン銀行(中銀)が広告の貯蓄銀行(カハ)が抱える投融資残高の2170億ユーロのうち1000億ユーロが問題を抱える可能性があるとの見解を示したことで、ユーロが弱含みとなりました。NY時間はプレジデント・デーで市場が休場となったことから、市場参加者が限られる中で欧州の株価のう下落が嫌気され、ユーロ/ドルが一時1.3647ドル、ユーロ/円が113.57円まで下落、ドル/円が83.27円まで上昇しましたが、総じてレンジ内の動きとなりました。
クローズはドル/円が83.13円、ユーロ/ドルが1.3676ドル、ユーロ/円は113.70円。

■株価(bloomberg.co.jp)

Index 引値 前日比
日経225 10857.53 14.73
FTSE100(英) 6014.80 -68.19
DAX(独) 7321.81 -105.00
NYダウ(米) 12391.25 -
S&P500(米) 1343.01 -
NASDAQ(米) 2833.95 -

■金利(bloomberg.co.jp)

Country 利回り 前日比
米10年債 3.59 0.01
日本10年債 1.315 0.003
英10年債 3.73 -0.07
独10年債 3.18 -0.07

■コモディティ価格

Commodities 引値 前日比
NY金(期近) 1388.60 -
NY原油(期近) 86.20 -

■本日の指標発表(FXミュージアムより)
2/22(火)
・ 08:50 日本日銀・金融政策決定会合議事要旨
・ 16:00 スイス1月 貿易収支
・ 16:00 ドイツ3月 GFK消費者信頼感調査
・ 18:30 南ア10-12月期 四半期国内総生産(GDP) 前期比年率
・ 18:30 南ア10-12月期 四半期国内総生産(GDP) 前年同期比
・ 22:30 カナダ12月 小売売上高 前月比
・ 22:30 カナダ12月 小売売上高(除自動車) 前月比
23:00 米国12月 ケース・シラー米住宅価格指数
・ 23:00 米国12月 ケース・シラー米住宅価格指数 前年同月比
・ 00:00 米国2月 消費者信頼感指数(コンファレンス・ボード)
・ 00:00 米国2月 リッチモンド連銀製造業指数
・ 02:00 米国ポーゼン英中銀金融政策委員会(MPC)委員講演
・ 03:00 米国コチャラコタ米ミネアポリス連銀総裁講演
・ 03:00 米国米財務省2年債入札(350億ドル)
※経済指標の発表予定は予告なく変更になることがあります。

2011年2月21日 (月)

2/21 本日の戦略-米休場、独指標内容ではユーロ高か-

おはようございます。日ロの関係悪化やシー・シェパードによる捕鯨の妨害など日本を取り巻く環境が厳しさを増していますが、国内事情は足許の政局ばかりに目が向いてお寒い限りのようです。

■変化率から見た前日の通貨の強弱

ユーロ>NZドル>豪ドル>ポンド>円>ドル
※ ">" の左側の通貨が右側の通貨より強いことを示しています。

■本日の見通し
週末開催されましたG20財務相・中央銀行総裁会合は昨日のコメントで書きましたが、不均衡是正に向けて為替レートや経常黒字には言及していない(合意を得るために中国へ配慮した形)ことから、これまでのところ影響は限定的であり、どの通貨も一方的な動きには至っていません。また、中国が週末に24日から預金準備率を50bp(1bp=0.01%)引き上げると発表しましたが、これを受けての豪ドルの弱含みも見られていません。

ただ、バーレーン、リビアなどのデモが拡大を続ける中で、中国でも「中国ジャスミン革命」を訴え、共産党一党氏派からの脱却のためのデモを呼び掛ける動きも出ていることから、
中国が混乱するようであれば、オセアニア通貨などが弱含む可能性もありますので、こうした政情不安には注意する必要があります。また、こうした状況が続くとスイスフランが買われやすくなり、また、ポジション解消の動きではドルが買い戻される可能性が高まります。

本日は米国がプレジデント・デーのため、株式市場などが休場となっています。このため、市場としては
欧州勢が主体となると思われ、18時に発表される独IFO景気動向指数やユーロ圏の製造業PMI、サービス業PMIの内容が良ければユーロが買われることになると思われます。ドル/円も83円台をきってくるとシカゴのIMMポジションでも示されている通り、円に対してはドルが買い超していることから、短期の投機筋のストップもあるとみられ、サポートと思われる82円台前半で止まるかが注目点となると思われます。

■ユーロ/ドル 週足(一目均衡表)
EURUSD_week
※チャートをクリックすると拡大します。

ユーロ/ドルは日足では21日移動平均線を上に抜けてきていますが、週足をみると上昇は継続する可能性がありますが、本格的に上昇するにはまだ時間がかかる可能性があります。実勢レートは先週も雲の上限で支えられたものの、2/2の高値の1.3860ドルを超えていません。昨年9月中旬から11月上旬にかけて週足の遅行線が雲の上抜けに失敗していることから、再び雲の中から上を試しに行くと思われますが、現在雲の下限は1.3987ドルにあり、これが下がってくるまでには1か月近くの時間が必要であることで、ここで上値が抑えられるとユーロの下落圧力が強まるものと思われます。

■日足からのテクニカルでの注目点(矢印はトレンドの方向を予想しています)
ユーロ/ドル 21移動平均線を上抜け
南アランド/円 一目均衡表(日足)の基準線を上抜け

■変動率からの予想レンジ 07:59→NYクローズ

Ccy 予想レンジ
USDJPY 82.79 ~ 83.47
EURJPY 113.27 ~ 114.32
GBPJPY 134.42 ~ 135.79
AUDJPY 83.99 ~ 84.65
NZDJPY 63.02 ~ 63.55
CADJPY 83.89 ~ 84.74
ZARJPY 11.53 ~ 11.70
NOKJPY 14.59 ~ 14.75
MXNJPY 6.85 ~ 6.94
HKDJPY 10.62 ~ 10.72
SGDJPY 65.01 ~ 65.51
EURUSD 1.3651 ~ 1.3763

■前日のサマリー
週末の東京時間帯はG20財務相・中央銀行総裁会合を控えていることで、様子見気分が強く各通貨ともに小動きとなり、ドル/円は83.25円近辺から83.40円、ユーロ/ドルは1.3595ドル近辺から1.3625ドル近辺、ユーロ/円は113.50円近辺から113.20円近辺となりました。ロンドン時間に入ると、ECBの翌日物融資が160億ユーロに増加したことなどを背景としてユーロが弱含みとなり、ユーロ/ドルが1.3545ドル、ユーロ/円が112.94円まで下落、ドル/円は83.48円まで上昇しました。NY時間に入るとビニスマギECB理事が「ECBは、物価上昇力の高まりで、利上げの可能性も」「ECBは必要とあれば先手を打つことが可能」などと発言したことで、ECBによる早期の利上げ期待からユーロ/ドルは1.3647ドル、ユーロ/円は113.80円まで上昇しました。その後、ECBがポルトガル国債を追加購入との関係筋の発言からユーロ/ドルが1.3610ドルまで下落すると、ドル/円も83.21円、ユーロ/円も113.34円まで下落しました。取引終盤にかけてエジプト軍関係者が「イラン海軍軍艦2隻のスエズ運河航行を許可した」と発表したことから、リスク嗜好となり、ドルが売られたことで、ドル/円は83.03円へと下落、ユーロ/ドルは1.3716ドル、113.93円まで上昇しました。
クローズはドル/円が83.07円、ユーロ/ドルが1.3694ドル、ユーロ/円は113.73円。

■株価(bloomberg.co.jp)

Index 引値 前日比
日経225 10842.80 6.16
FTSE100(英) 6082.99 -4.39
DAX(独) 7426.81 21.30
NYダウ(米) 12391.25 73.11
S&P500(米) 1343.01 2.58
NASDAQ(米) 2833.95 2.37

■金利(bloomberg.co.jp)

Country 利回り 前日比
米10年債 3.58 0.01
日本10年債 1.312 -0.033
英10年債 3.80 0.05
独10年債 3.25 0.07

■コモディティ価格

Commodities 引値 前日比
NY金(期近) 1388.60 3.50
NY原油(期近) 86.20 -0.16

■本日の指標発表(FXミュージアムより)
2/21(月)
・ 13:30 日本12月 全産業活動指数 前月比
18:00 ドイツ2月 IFO企業景況感指数
・ 18:00 ユーロ圏2月 製造業購買担当者景気指数(PMI、速報値)
・ 18:00 ユーロ圏2月 サービス部門購買担当者景気指数(PMI、速報値)
※経済指標の発表予定は予告なく変更になることがあります。

2011年2月20日 (日)

2/21の週の見通し

こんばんは。今日は初めてLED電球というものを買ってつけてみました。蛍光灯型と少し明りの質が違う(明りが強い)ように見えます。今後は切れたところから順次変えていく予定です。

■ドル/円 60分足
USDJPY
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■ユーロ/ドル 60分足
EURUSD
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■ユーロ/円 60分足
EURJPY
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先週は週初にドイツのウエストLB銀行の再編問題が難航とのニュースにユーロが対ドルで1.3428ドル、対円で112.08円の安値を付けましたが、週の後半にかけて世界的に株価が上昇してことなどを背景にリスクを志向する動きからユーロはじりじりと上昇、週末(18日)にはビーニスマギECB理事が商品価格の上昇、影響は不可避で物価期待の抑制維持が課題とし、ECBはっ必要とあれば先手を打つことが可能と発言したことから、早期の利上げ期待観測からユーロ/ドルが1.3713ドル、ユーロ/円は113.91円まで上昇し高値でクローズしています。ドル/円は週前半にユーロにネガティブな材料が出たことや米小売売上高などの経済指標の期待値が高まり、ストップロスを巻き込んで84円手前まで上昇しましたが、オプション(ダブル・ノータッチ・オプションとの噂もあり)の防戦売りから84円台が重くなり、バーナンキ米FRB議長や米FOMC議事録の内容などから週末にかけてはドル売りのバイアスがかかり、ドル/円は83円台前半まで下落しています。このため、ドルは主要通貨に対して下落、円は金利上昇の可能性が高い通貨(EUR、AUD、GBP)に対して下落、ドル、NZドル、カナダドルに対して上昇するなどまちまちとなりました。

■週間騰落率(JPY)
JPY
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■週間騰落率(USD)
USD
グラフをクリックすると拡大します。

■今週の見通し
週末にパリで開催されたG20財務相・中央銀行総裁会合では不均衡是正のため、下記の2つの指針・ガイドラインに合意しています。
(i)公的債務と財政赤字、民間貯蓄率と民間債務
(ii)為替・財政・金融・その他の政策を十分に考慮しつつ、貿易収支、投資所得及び対外移転のネットフローから構成される対外バランス

また、為替ではガイトナー米財務長官が中国人民元に対して「依然として過小評価されたままだ」と発言、深刻国も市場原理に即性政策をとるよう、各国の為替政策に関する強い規範を設けるべきと主張しました。ただ、昨年10月に韓国・慶州で開催されたG20の「競争的切り下げ回避」という文言を削除したことから、全体的にはトーンが弱まり、市場の捉え方次第ですが、米国のドル安誘導と捉えた場合にはドルが緩やかに下落する可能性があります。

更に今回のG20財務相・中央銀行総裁会合では、一次産品価格高騰の影響を調査する調査部会を設置することで合意しています。フランスが提唱していた取引規制では合意に至っていませんが、チュニジアやエジプトのデモなどが食品価格の高騰との見方が高まっていることで、投機マネーの流入などに規制がかかるようであれば、一時的なミニクラッシュ(株式や債券市場)などのリスクがあります。現時点では発生する確率は低いと思いますが、リスク回避の動きは「ドル」と「円」の上昇につながると思います。

今週は米国で住宅関連(S&P/ケースシラー住宅価格指数、中古住宅販売件数、新築住宅販売件数)の経済指標が多数発表されます。また、耐久財受注、GDP改定値、ミシガン大消費者信頼感指数確定値も発表が予定されています。ドルに下落バイアスがかかっていることから、これらの指標の内容が悪ければドルが売られる可能性が高まります。また、ビニスマギECB理事の発言からECBの早期の利上げ観測が高まったユーロは独IFO景気動向指数の発表、独GDPの改定値の発表、ユーロ圏の製造業、サービス業のPMIの発表が予定されていることで、これらの内容が良ければユーロの上昇が継続する可能性が高まります。

■今週の予想レンジ

Ccy Low(下) High(上)
ドル/円 81.90 84.00
ユーロ/ドル 1.3430 1.3860
ユーロ/円 111.80 114.90
ポンド/円 134.00 137.70
豪ドル/円 82.70 85.30

■注目イベント 2/21(月)
・ 09:01 英国  2月 ライトムーブ住宅価格 前月比 
・ 13:30 日本 12月 全産業活動指数 前月比
18:00 ドイツ 2月 IFO企業景況感指数
・ 18:00 ユーロ圏 2月 製造業購買担当者景気指数(PMI、速報値)
・ 18:00 ユーロ圏 2月 サービス部門購買担当者景気指数(PMI、速報値)
2/22(火)
・ 08:50 日本 日銀・金融政策決定会合議事要旨
・ 16:00 スイス 1月 貿易収支
・ 16:00 ドイツ 3月 GFK消費者信頼感調査
18:30 南ア 10-12月期 四半期国内総生産(GDP) 前期比年率
・ 18:30 南ア 10-12月期 四半期国内総生産(GDP) 前年同期比
・ 22:30 カナダ 12月 小売売上高 前月比
・ 22:30 カナダ 12月 小売売上高(除自動車) 前月比
23:00 米国 12月 ケース・シラー米住宅価格指数
・ 23:00 米国 12月 ケース・シラー米住宅価格指数 前年同月比
・ 00:00 米国 2月 消費者信頼感指数(コンファレンス・ボード)
・ 00:00 米国 2月 リッチモンド連銀製造業指数
2/23(水)
・ 08:50 日本 1月 企業向けサービス価格指数 前年同月比
・ 08:50 日本 1月 貿易統計(通関ベース)
・ 17:15 スイス 1月 生産者輸入価格 前月比
18:30 英国 英中銀金融政策委員会(MPC)議事要旨
・ 19:00 ユーロ圏 12月 製造業新規受注 前月比
・ 19:00 ユーロ圏 12月 製造業新規受注 前年同月比
・ 21:00 米国 MBA住宅ローン申請指数 前週比
・ 00:00 米国 1月 中古住宅販売件数 前月比
00:00 米国 1月 中古住宅販売件数 年率換算件数
2/24(木)
・ 08:50 日本 前週分 対外対内証券売買契約等の状況(対内株式)
・ 08:50 日本 前週分 対外対内証券売買契約等の状況(対外中長期債)
・ 09:30 豪 10-12月期 四半期民間設備投資 前期比
・ 16:00 ドイツ 10-12月期 国内総生産(GDP、改定値) 前期比
・ 16:00 ドイツ 10-12月期 国内総生産(GDP、改定値) 前年同期比
・ 18:30 南ア 1月 卸売物価指数(PPI) 前月比
・ 18:30 南ア 1月 卸売物価指数(PPI) 前年同月比
・ 19:00 ユーロ圏 2月 消費者信頼感(確定値)
22:30 米国 1月 耐久財受注 前月比
・ 22:30 米国 1月 耐久財受注・輸送用機器除く 前月比
・ 22:30 米国 前週分 新規失業保険申請件数
・ 00:00 米国 10-12月期 四半期住宅価格指数 前期比
・ 00:00 米国 12月 住宅価格指数 前月比
・ 00:00 米国 1月 新築住宅販売件数 前月比
00:00 米国 1月 新築住宅販売件数 年率換算件数
2/25(金)
・ 08:30 日本 2月 東京都区部消費者物価指数(CPI、生鮮食料品除く) 前年同月比
・ 08:30 日本 1月 全国消費者物価指数(CPI) 前年同月比
・ 08:30 日本 1月 全国消費者物価指数(CPI、生鮮食料品除く) 前年同月比
・ 09:01 英国 2月 GFK消費者信頼感調査
・ 18:00 ユーロ圏 1月 マネーサプライM3 前年同月比
18:30 英国 10-12月期 四半期国内総生産(GDP、改定値) 前期比
・ 18:30 英国 10-12月期 四半期国内総生産(GDP、改定値) 前年同期比
・ 19:30 スイス 2月 KOF景気先行指数
22:30 米国 10-12月期 四半期実質国内総生産(GDP、改定値) 前期比年率
23:55 米国 2月 ミシガン大学消費者態度指数・確報値
経済指標の詳細はFXmuseumのFXカレンダーを参照してください。

2011年2月19日 (土)

2/19 シカゴ通貨先物非商業ポジション

こんにちは。昨日開催されたG20では不均衡是正のため、外貨準備と実効為替レートの指標を盛り込むことで合意に達する可能性があることを野田財務相が示しています。中国の反対でコミットはどうなるかは不透明ですが、もし合意至った場合は、週明けの市場がドル安に反応する可能性が高まります。

18日に発表された15日現在のシカゴIMMの投機ポジションでは、ドルのショート(売)が小幅増となり33万コントラクトを維持しています。円はロング(買い)からショートへ転換、ユーロは2週連続でロングが小幅減少しました。カナダドルはロングが大幅増加、NZドルはロングが小幅増加しています。

ポジション動向からは5週連続でドルのショートポジションが増加しています。円に対してはドルのロングが大幅に増加したものの、カナダドル、ポンドが大幅に増加したことで、全体的にドルがショートとなっているようです。ただ、ドルのショートポジションは33万コントラクト以上を維持している期間は短いことから、ポジションからは更なるショートポジションの積み上げ(ドル売り)が継続しにくい環境にあるといえそうです。

■シカゴIMM非商業ポジション

項目 Net(ネット) Dif(増減) Long(買) Short(売) All(総取組)
JPY -18,548 -55,279 24,389 42,937 67,326
EUR 32,464 -2,270 63,395 30,931 94,326
GBP 52,572 28,097 68,885 16,313 85,198
CHF 10,518 2,337 17,467 6,949 24,416
CAD 72,090 32,300 77,018 4,928 81,946
AUD 65,514 -6,465 70,847 5,333 76,180
NZD 9,810 -1,047 18,018 8,208 26,226
MXN -18,548 -55,279 24,389 42,937 67,326
source:CFTC

■シカゴIMM非商業ポジション
【USD】
USD
source:CFTC

ドルは2,957コントラクトのショート増加の333,516コントラクトのショートとなりました。
※ドルのポジションは円、ユーロをはじめ、メキシコペソまでを合計して算出しています。レートはFRBのメジャーカレンシーインデックスを使用しています。

【JPY】
JPY
source:CFTC

円は55,279コントラクトのロング減少の18,548コントラクトのショートとなりました。

【EUR】
EUR
source:CFTC

ユーロは2,270コントラクトのロング減少の32,464コントラクトのロングになりました。

【CAD】
CAD
source:CFTC

カナダは32,300コントラクトのロング増加の72,090コントラクトのロングになりました。

【NZD】
NZD
source:CFTC

NZドルは1,047コントラクトのロング減少の9,810コントラクトのロングになりました。
他のIMM通貨先物のポジション動向は上田ハーローレポートのシカゴIMM非商業ポジションを参照してください。(21日更新)

2011年2月18日 (金)

2/18 本日の戦略-G20を前に動きづらいか-

おはようございます。また中東の政情が不安定になってきました。原油高、食糧高とインフレが懸念されます。

■変化率から見た前日の通貨の強弱

豪ドル>NZドル>ポンド>円>ユーロ>ドル
※ ">" の左側の通貨が右側の通貨より強いことを示しています。

■本日の見通し
昨日はイランの軍艦2隻がスエズ運河を通過しシリアに向かうとの地政学的リスクに米国債が買われたことから主要通貨に対してドルが下落しました。イスラエル側はエジプト国防省の「(通過の事前承認の)連絡がない」としています。これに対してイラン側はエジプト関係者に2隻の航路を確保するよう連絡ずみと国営プレスTVが報じたようです。これを受けて原油が上昇したものの、NYダウも上昇したことから、ドル売りのバイアスのみがかかったように思われます。本日と明日はG20財務相・中央銀行総裁会合が開催される予定であり、数値目標の議論が再び出ていることで、中国人民元に上昇圧力などがかかるようだと、ドル安と円高(急激ではないと思われるが)に進む可能性があります。

ドル/円は昨日83.15円まで下落、米消費者物価指数の一部通信社によるミス配信での高値も83.76円に留まり、ドルの上値が重たくなった感があります。こうした中で84円台の売りオーダー観測などフローや市場心理では84円を試しに行きにくいと思います。同時に83円台も底堅くなっていることから、週末と国際会議前ということで、ポジション調整が主体となり、小動きが継続するのではないかと思いますが、中東リスクがくすぶる中では、逆に83円割れを試しに行くことも考えられます。

通貨間、市場間の動きはばらばらであり、各投資家ともに方向感が出ない中で、手が出しにくくなっている感があります。全体的方向性が薄い中では、目先の指標や発言に振り回される動きが続きそうですが、整理して考えると、米は低金利がしばらく継続(バイアス↓)、ユーロはインフレリスクあり(バイアス→)、英は足許でインフレ傾向(バイアス↑)、豪も利上げの可能性があり(バイアス↑)という状況と思われますので、ドルストレートでのドル売りが可能性としては一番高いと思います。

■ドル/円 日足
USDJPY
※チャートをクリックすると拡大します。

ドル/円はストキャスティックス(スロー)が80以上でデッドクロスしています。チャートをみても2/16の高値の83.97円がて目先の天井になった可能性があります。ただし、一目均衡表の雲の上を推移していることや3役好転(雲の上、転換線が基準線の上、遅行線が日々線の上)の状態にあることで、押し目を形成後に再び上昇に向かう可能性が高いといえそうです。目処として遅行線の82.90円、転換線の82.88円(重なっているので強いサポートか)、基準線の82.54円、雲の下限の82.52円(こちらも重なっているで強いサポートか)で支えられるかどうかがポイントとなります。

■日足からのテクニカルでの注目点(矢印はトレンドの方向を予想しています)
ユーロ/ドル 一目均衡表(日足)の雲の上
ドル/円 ストキャスティックス(スロー)がデッドクロス
NZドル/円 一目均衡表(日足)の転換線が基準線を上抜け
ドル/円 21日移動平均線を下抜け、一目均衡表(日足)の雲を下抜け

■変動率からの予想レンジ 08:34→NYクローズ

Ccy 予想レンジ
USDJPY 83.00 ~ 83.70
EURJPY 112.90 ~ 113.94
GBPJPY 134.10 ~ 135.49
AUDJPY 83.97 ~ 84.65
NZDJPY 62.92 ~ 63.47
CADJPY 84.23 ~ 85.09
ZARJPY 11.51 ~ 11.69
NOKJPY 14.52 ~ 14.68
MXNJPY 6.87 ~ 6.96
HKDJPY 10.64 ~ 10.74
SGDJPY 65.04 ~ 65.55
EURUSD 1.3556 ~ 1.3678

■前日のサマリー
昨日の東京時間帯もドル/円は狭いレンジの動きに終始、本邦輸出のドル売りが頭を押さえて83.70円から83.50円近辺でのレンジが継続、ユーロ/ドルはドルが軟調に推移したこともあり、ユーロ/ドルが1.3555ドル近辺から1.3610ドル近辺へ上昇、ユーロ/円は113.40円近辺から113.68円まで上昇しましたが、ロンドン時間序盤にはユーロ/ドルが1.3552ドル、ユーロ/円は113.29円へと下落しました。その後、ムーディーズが独大手のコメルツ銀行を格下げする可能性があるとのコメントを出したことから、ユーロ/ドルが1.3537ドル、ユーロ/円が113.09円まで下落しましたが、方向感が出ず1.35ドル台後半、113円台ミドルへと戻しました。NY時間には発表された米消費者物価指数が市場予想より上振れしたものの、同時に発表された米新規失業保険申請件数が再び40万件を超えてきたことから、ドルが売られ、さらにイラン海軍がスエズ運河に艦艇2隻を派遣(国営プレスTV)したとのニュースを受け、リスク回避からの米国債買いとなり、米金利が低下したことで、ドル/円は83.15円は下落、ユーロ/ドルは1.3620ドルまで上昇、ユーロ/円は113.05円から113円ミドルの間で上下しました。
クローズはドル/円が83.30円、ユーロ/ドルが1.3607ドル、ユーロ/円は113.35円。

■株価(bloomberg.co.jp)

Index 引値 前日比
日経225 10836.64 28.35
FTSE100(英) 6087.38 2.11
DAX(独) 7405.51 -8.79
NYダウ(米) 12318.14 29.97
S&P500(米) 1340.43 4.11
NASDAQ(米) 2831.58 6.02

■金利(bloomberg.co.jp)

Country 利回り 前日比
米10年債 3.57 -0.05
日本10年債 1.345 -0.010
英10年債 3.76 -0.05
独10年債 3.18 -0.05

■コモディティ価格

Commodities 引値 前日比
NY金(期近) 1385.10 10.00
NY原油(期近) 86.36 1.37

■本日の指標発表(FXミュージアムより)
2/18(金)
・ 08:50 日本 日銀・金融政策決定会合議事要旨
・ 16:00 ドイツ 1月 生産者物価指数(PPI) 前月比
・ 16:00 ドイツ 1月 生産者物価指数(PPI) 前月比
・ 18:30 英国 1月 小売売上高指数 前月比
・ 21:00 カナダ 1月 消費者物価指数(CPI) 前月比
・ 21:00 カナダ 1月 消費者物価指数(CPI) 前年同月比
・ 21:00 カナダ 1月 消費者物価指数(CPIコア) 前月比
・ 21:00 カナダ 1月 消費者物価指数(CPIコア) 前年同月比
・ 22:00 米国 バーナンキ米連邦準備理事会(FRB)議長討論会参加
・ 23:45 米国 ガイトナー米財務長官討論会に参加
・ 03:30 英国 タッカー・イングランド銀行(BOE)副総裁講演
※経済指標の発表予定は予告なく変更になることがあります。

2011年2月17日 (木)

2/17 本日の戦略-米消費者物価指数、新規失業保険申請件数に注目-

おはようございます。本日はチャート部分を省略させていただきました。すみません。

■変化率から見た前日の通貨の強弱

豪ドル>ユーロ>NZドル>円>ドル>ポンド
※ ">" の左側の通貨が右側の通貨より強いことを示しています。

■本日の見通し
エジプトのムバラク大統領が辞任したことで落ち着きを取り戻しつつあった中東情勢ですが、リビア、バーレーン、イランで民主化デモが続いています。また、昨日のイラン軍艦2隻が16日にシリアに向けスエズ運河を通過する予定とのイスラエル外相の発言のニュースから原油価格が上昇、リスク回避の米国債買い → 米長期金利低下 → ドル売りという流れとなったようです。中東情勢が悪化した場合の市場の反応は原油高からのドル下落(ユーロ上昇)と捉えておいた方がよさそうです。ただ、その後に艦艇がフリゲート艦(船団の護衛が主な任務)と補給艦であったことが判明し、脅威のレベルとしては低い方に位置されるとのことで、リスク回避の動きも一時的なものとなりました。ただ、イランとイラクはイランの核開発をめぐって対立が激化していることもあり、親イスラエルのエジプトも今後の政権がこの路線を踏襲するかは不透明であることから、デモの継続と地政学的なリスクは引き続き残ることになりそうです。

昨日公表された米FOMC議事録では、2011年の米国のGDP実質成長率を3.4%-3.9%(修正前は3.0%-3.6%)に上方修正、失業率は昨年11月の8.9%-9.1%から8.8%-9.0%へ小幅下方修正しています。また、「2-3人は強い指標が出たら、買い取りペースや規模の圧縮検討が適当と見解」「コアインフレは、今後2-3年、緩やかな上昇傾向と予想」「経済見通しの氏向きリスクは後退、景気、インフレ見通しにほぼ変化なし」との内容になっています。昨日の住宅着工の大幅な上昇も天候不順の中であり、こうした経済指標の上ブレが続くのであれば6月での資産買い入れプログラムの終了が視野に入ってくると思われ、早ければ3月のFOMCでこうした議論が出てくる可能性が高くなります。上記で書きました中東のリスクが後退すれば中長期的にはドルは上昇の可能性が高いのではないかと思います。

一方、ポンドは昨日の英中銀(BOE)の四半期インフレレポートで「11年前半に物価は大きく上昇する」とし、「12年にインフレが緩和するとの見方は理にかなっている」としています。このため、英中銀が本年の前半もしくは中ごろに政策金利の引き上げに踏み切る可能性が高そうです。ただ、インフレレポートからは利上げの継続の可能性は低く、また、英景気が短期的には減速する見通しを示していることから、市場が利上げへの期待を取るか、景気減速を取るかによって変わりますが、金利上昇期待からポンドが買われやすい地合いが継続すると思われ、利上げ後の経済指標をみて、ポンドが下落に転じるのではないかと思います。

短期的な動きでは、ドル/円が引き続き84円手前でのオプション防戦売りに上値が押さえられる公算が高いものの、本日は22時30分に米消費者部うか指数、新規失業保険申請件数の発表が予定されていることもあり、これらが後押しして3度目の正直となるかどうかです。その後は、バーナンキ米FRB議長やガイトナー米財務長官の米予算委員会での議会証言などが予定されていることから、ドルの上値が押さえられる可能性が高そうです。

■日足からのテクニカルでの注目点(矢印はトレンドの方向を予想しています)
豪ドル/米ドル 21移動平均線、一目均衡表(日足)の雲の上抜け(どちらも僅か)

■変動率からの予想レンジ 08:08→NYクローズ

Ccy 予想レンジ
USDJPY 83.35 ~ 84.05
EURJPY 113.06 ~ 114.14
GBPJPY 134.03 ~ 135.45
AUDJPY 83.56 ~ 84.25
NZDJPY 62.82 ~ 63.37
CADJPY 84.58 ~ 85.44
ZARJPY 11.40 ~ 11.57
NOKJPY 14.52 ~ 14.68
MXNJPY 6.86 ~ 6.95
HKDJPY 10.67 ~ 10.77
SGDJPY 65.18 ~ 65.70
EURUSD 1.3491 ~ 1.3642

■前日のサマリー
昨日の東京時間帯はドルが軟調に推移し、ユーロ/ドルが1.3480ドル近辺から1.3540ドル近辺へ上昇、ユーロ/円は112.95円近辺から113.38円まで上昇しました。ドル/円は84円のオプションの防戦売りなどが意識され83円台後半での小動きにとどまりました。ロンドン時間には、独ウエストLBの再編計画がEU委員会へ提出されたとの報道があり、ユーロ/ドルが1.3571ドル、ユーロ/円が113.54円まで上昇する場面が見られました。ドル/円は小動き。NY時間には発表された米住宅着工件数が市場予想を大幅に上回る前月比15%増となったことからドル/円は83.98円まで上昇、ユーロ/ドルは1.3462ドル、ユーロ/円は11.96円まで下落しました。その後、米の鉱工業生産が市場予想を下回り前月比マイナスとなったことが嫌気され、さらにイスラエル政府が「イラン船籍の軍艦2隻がスエズ運河を航行を計画、これに対応する可能性がある」と発言したことから、リスク回避の動きで米国債が買われ、米長期金利低下、ドル売りとなりドル/円は83.53円まで下落、ユーロ/ドルは1.3589ドル、ユーロ/円は113.65円へと上昇しました。午前4時には米FOMC議事録が公表され、米成長見通しを引き上げたものの、雇用市場になお失望との内容だったことで、ドル/円は83.49円まで一時下落しました。クローズにかけてドル/円は83円台ミドルを回復、ユーロ/ドルは1.35ドルミドルを挟みましたが後半での取引、ユーロ/円は113円台ミドルを挟んでの動きとなりました。
クローズはドル/円が83.65円、ユーロ/ドルが1.3566ドル、ユーロ/円は113.50円。

■株価(bloomberg.co.jp)

Index 引値 前日比
日経225 10808.29 61.62
FTSE100(英) 6085.27 48.19
DAX(独) 7414.30 14.26
NYダウ(米) 12288.17 61.53
S&P500(米) 1336.32 8.31
NASDAQ(米) 2825.56 21.21

■金利(bloomberg.co.jp)

Country 利回り 前日比
米10年債 3.62 0.02
日本10年債 1.354 0.044
英10年債 3.81 -0.04
独10年債 3.23 -0.05

■コモディティ価格

Commodities 引値 前日比
NY金(期近) 1375.10 1.00
NY原油(期近) 84.99 0.67

■本日の指標発表(FXミュージアムより)
2/17(木)
・ 18:00 ユーロ圏 12月 経常収支
・ 19:00 ユーロ圏 12月 建設支出 前月比
・ 19:00 ユーロ圏 12月 建設支出 前年同月比
・ 22:30 カナダ 12月 卸売売上高 前月比
22:30 米国 1月 消費者物価指数(CPI) 前月比
22:30 米国 1月 消費者物価指数(CPI) 前年同月比
・ 22:30 米国 1月 消費者物価指数(CPIコア指数) 前月比
・ 22:30 米国 前週分 新規失業保険申請件数
・ 00:00 米国 1月 景気先行指標総合指数 前月比
・ 00:00 米国 2月 フィラデルフィア連銀製造業景気指数
・ 00:00 ユーロ圏 2月 消費者信頼感(速報値)
00:00 米国 バーナンキ米連邦準備理事会(FRB)議長議会証言
00:00 米国 ガイトナー米財務長官議会証言
・ 00:00 米国 ラスキンFRB理事議会証言
・ 02:00 米国 ロックハート米アトランタ連銀総裁講演
・ 02:30 米国 エバンズ米シカゴ連銀総裁講演
・ 03:10 米国 フィッシャー米ダラス連銀総裁講演
※経済指標の発表予定は予告なく変更になることがあります。

2011年2月16日 (水)

2/16 本日の戦略-ドル円オプションの防戦売りこなせるか-

おはようございます。ようやく風邪が治りかけてきました。

■変化率から見た前日の通貨の強弱

ポンド>ドル>ユーロ>円>NZドル>豪ドル
※ ">" の左側の通貨が右側の通貨より強いことを示しています。

■本日の見通し
昨日はドル/円が年初来の高値(83.70円)を上に抜けて、83.93円まで上昇しました。市場では84円のオプションの防戦売りがあるといわれていますが、83.70円近辺で下げ止まるようであれば、ドル/円の84円突破の可能性が高まります。本日は住宅着工件数などの米国の指標の発表予定もあることから、これらが後押しになる可能性もありますので、
チャート上の次のレジスタンスは昨年12月25日の高値の84.50円となります。

ユーロはドスサントス・ポルトガル財務相がユーロ圏の救済基金のシステムの改革の遅れは新たな市場の問題を引き起こすとの見解を示し、ドイツやオーストリアとの意見が対利子つしていることが浮き彫りとなりました。これに対してジョイブレ独財務相は「電光石火の速さで行動することができる」と発言しています。先週の緊急のEUサミットに続き、財務相会合でも意見がまとまらなかったことで、3月24日、25日のEUサミットでも合意は期待薄と思われます。ドイツと周辺国の国債スプレッドがじわりじわりと拡大していることもあり、ユーロの調整が続く可能性を否定はできません。

昨日もポンドが主要通貨に対して上昇しました。発表された消費者物価指数は市場予想と同じだったことで、ポンドが失望売りから一時下落したものの、キング英中銀総裁がオズボーン財務相に充てた書簡(インフレターゲットから1%以上外れた状態で金融政策を据え置いた場合には、中銀総裁は財務相に対して説明の義務が生じる)の中で「インフレ率は今後数か月で4%-5%に上昇する見込み」「必要ならばリスクバランス均衡に向け金融政策を調整する決意がある」と触れていたことが明らかになると利上げ観測からポンドが買われました。本日は英国で失業率(社会保障受給ベース)、失業保険申請件数の発表が予定されていますが、さらに19時30分には
英中銀が4半期インフレレポートを公表することから、利上げに警戒が高い内容だった場合にはポンドが買われる可能性があります。

■ドル/スイスフラン 日足
Blog20110216_01
※チャートをクリックすると拡大します。

ドル/スイスフランはストキャスティックス(スロー)が80以上でデッドクロスしました。過去を見ましても80以上でデッドクロスしたときの下落の確率は高いようです。また、一目均衡表でも実勢レートが雲の中に入ってきています。遅行線も日々線(ロウソク足)で押さえられているようであり、しばらく下落が継続しそうに見えます。目標は2月2日の安値の0.9328スイスフランと2月11日の高値を100%としたヒボナッチの38.2%押し(=転換線近辺)の0.9608スイスフラン、同50%押し(=基準線)の0.9553スイスフラン近辺となります。

■日足からのテクニカルでの注目点(矢印はトレンドの方向を予想しています)
ドル/スイス ストキャスティックス(スロー)がデッドクロス、一目均衡表(日足)の雲の上から中へ
豪ドル/米ドル 21日移動平均線を下抜け、一目均衡表(日足)の雲の上から中へ

■変動率からの予想レンジ 08:17→NYクローズ

Ccy 予想レンジ
USDJPY 83.45 ~ 84.16
EURJPY 112.46 ~ 113.56
GBPJPY 134.47 ~ 135.86
AUDJPY 83.13 ~ 83.81
NZDJPY 62.68 ~ 63.23
CADJPY 84.22 ~ 85.09
ZARJPY 11.29 ~ 11.46
NOKJPY 14.30 ~ 14.45
MXNJPY 6.81 ~ 6.90
HKDJPY 10.68 ~ 10.78
SGDJPY 65.13 ~ 65.66
EURUSD 1.3411 ~ 1.3554

■前日のサマリー
昨日の東京時間帯は5・10日での仲値に向けてのドル不足観測からドル/円は83.44円まで上昇、ユーロ/ドルは1.3480ドルまで下落しましたが、ドル買い一巡後は、本邦輸出企業のドル売りや米国債の償還に絡む利金の円買いの憶測などから、ドルがじりじりと下落しドル/円は83.19円まで下落、ユーロ/円は1.35ドル台を回復しました。午前11時には中国の消費者物価指数が発表されましたが、事前にリークされていたこともあり、発表後の反応はほぼ限定的となりました。東京時間週万にかけてはドルがじりじりと83.56円まで上昇、ユーロ/ドルは1.35ドル台前半のレンジ、ユーロ/円は112.95円まで上昇しました。ロンドン時間では、欧州勢がユーロ売りで参入したこともあり、ユーロ/ドルは1.3460ドル、ユーロ/円は112.51円まで下落しましたがすぐに反発し1.3543ドル、113.15円へと上昇しました。その後発表された独ZEW景況感調査が市場予想を下回るとユーロ売りとなりユーロ/ドルが1.3499ドル、ユーロ/円が112.81円まで下落しましたが、こちらも影響は限定的ですぐに下落前の水準まで戻りました。ドル/円は83.50円を挟んで上下に10銭程度の狭いレンジの動きとなりました。NY時間には米経済指標に対する期待からドル/円はストップロスをつけて83.93円まで上昇しましたが、米小売売上高が市場予想より弱く、NY連銀製造業景気指数が予想より上振れしたものの、ドル/円は83.59円まで下落しました。ユーロ/ドルは1.3484ドル、ユーロ/円は133.37円まで上昇しました。その後はドル/円、ユーロ/円ともに狭いレンジの動きとなり、ユーロ/ドルもじりじりと1.3476ドルまで下押しされました。
クローズはドル/円が83.76円、ユーロ/ドルが1.3483ドル、ユーロ/円は112.95円。

■株価(bloomberg.co.jp)

Index 引値 前日比
日経225 10746.67 21.13
FTSE100(英) 6037.08 -23.01
DAX(独) 7400.04 3.41
NYダウ(米) 12226.64 -41.55
S&P500(米) 1328.01 -4.31
NASDAQ(米) 2804.35 -12.83

■金利(bloomberg.co.jp)

Country 利回り 前日比
米10年債 3.60 -0.02
日本10年債 1.310 -0.003
英10年債 3.85 0.01
独10年債 3.28 -0.01

■コモディティ価格

Commodities 引値 前日比
NY金(期近) 1374.10 9.00
NY原油(期近) 84.32 -0.49

■本日の指標発表(FXミュージアムより)
2/16(水)
・ 08:50 日本 12月 第三次産業活動指数 前月比
・ 14:00 日本 2月 金融経済月報(基本的見解)
・ 17:00 南ア 1月 消費者物価指数(CPI) 前月比
・ 17:00 南ア 1月 消費者物価指数(CPI) 前年同月比
・ 17:15 ユーロ圏 メルシュ・ルクセンブルク中銀総裁講演
・ 18:30 英国 1月 失業保険申請件数
・ 18:30 英国 1月 失業率
19:30 英国 英中銀イングランド銀行、四半期インフレリポート
・ 20:00 南ア 12月 小売売上高 前年同月比
・ 21:00 米国 MBA住宅ローン申請指数 前週比
・ 22:30 カナダ 1月 景気先行指数 前月比
・ 22:30 カナダ 12月 対カナダ証券投資額
・ 22:30 カナダ 12月 製造業出荷 前月比
・ 22:30 米国 1月 住宅着工件数 前月比
22:30 米国 1月 住宅着工件数 年率換算件数
・ 22:30 米国 1月 建設許可件数 前月比
22:30 米国 1月 建設許可件数 年率換算件数
・ 22:30 米国 1月 卸売物価指数(PPI) 前月比
・ 22:30 米国 1月 卸売物価指数(PPIコア指数、食品・エネルギー除く) 前月比
・ 23:15 米国 1月 鉱工業生産 前月比
・ 23:15 米国 1月 設備稼働率
・ 04:00 米国 米連邦公開市場委員会(FOMC)議事要旨
※経済指標の発表予定は予告なく変更になることがあります。

2011年2月15日 (火)

2/15 本日の戦略-中国CPIと米国の経済指標がカギ-

おはようございます。昨日は帰りから既に雪でした。朝はしっかり積もっていて一面銀世界。これが毎日続いている地方の方の大変さに少しは触れられたかもしれません。

■変化率から見た前日の通貨の強弱

ポンド>円>豪ドル>ドル>NZドル>ユーロ
※ ">" の左側の通貨が右側の通貨より強いことを示しています。

■本日の見通し
昨日も欧州時間に入りユーロ安の流れとなりました。独ウエストLB銀行の再編(独バイエルン州立銀行との合併が一時検討されていました)の取り組みが難航し、関係筋によると分割案を15日に欧州委員会へ提出する見通しとなりました。ただ、アルムニア欧州委員会委員(競争政策担当)はこれに反対する可能性があり、反対されるとウエストLBが大会的な縮小に追い込まれることから、南欧のソブリン問題に加えて新たな火種を抱えることになります。こうしたことが嫌気され多様であり、同行分割案が賛成された場合には、売られていたユーロの買い戻しにつながる可能性があります。

こうした中で本日はアジア時間帯から経済指標の発表予定が多くあります。まず9時30分に豪準備銀行(RBA)の1日の金融政策決定会合の議事公表(既にスティーブンスRBA総裁が発言している内容と大差はないと思われます)、11時に中国の消費者物価指数(CPI)、生産者物価指数(PPI)があり、これらが市場予想より宇和ブレした場合には更なる引き締め観測につながる可能性があり、豪ドルなど資源国通貨が売られやすくなるものと思われます。12時~13時頃までには日銀の金融政策決定会合(現状維持と思われます)、19時は10-12月期ユーロ圏GDP、独ZEW景況感調査、22時30分には米小売売上高、NY連銀製造業景気指数などがあります。特に米既在指標が回復傾向がより鮮明となってきていることで、米系指標が強い場合にはドルが買われやすくなる傾向があると思っています。

その他では18時30分に英の消費者物価指数の発表予定があります。英は英中銀がターゲットとしているインフレ率(前年比で+2%)を10カ月以上上回っていることから、利上げの可能性が高まっていることで、消費者物価指数が更に上昇するようであれば、次の政策変更は「利上げ」との見方が市場に強くなり、ポンドが買われやすい地合いになると思われます。

■ポンド/円 日足
GBPJPY
※チャートをクリックすると拡大します。

先週後半にポンド/円は昨年11月19日の高値の134.21円を上に抜けましたが、昇給時となっています。チャートのパテーんでは昨年の11月30日の安値の129.31円を左肩、同じく12月30日の安値をヘッド、本年1月26日の安値の129.52円を右肩とした逆ヘッド・アンド・ショルダーとみることができます。この場合、前出のヘッド安値と昨年12月30日の高値133.04円と本年1月18日の高値の132.46円を結んだラインまでの値幅の7.3円を加えた140.10円近辺がターゲットとなる可能性があります。ただし、週足では緩やかな下降トレンドから中立(揉み合い)状態となっています。

■日足からのテクニカルでの注目点(矢印はトレンドの方向を予想しています)
特になし

■変動率からの予想レンジ 08:03→NYクローズ

Ccy 予想レンジ
USDJPY 82.99 ~ 83.70
EURJPY 111.86 ~ 112.95
GBPJPY 133.02 ~ 134.37
AUDJPY 83.18 ~ 83.89
NZDJPY 62.72 ~ 63.28
CADJPY 83.80 ~ 84.67
ZARJPY 11.33 ~ 11.50
NOKJPY 14.21 ~ 14.36
MXNJPY 6.84 ~ 6.93
HKDJPY 10.63 ~ 10.73
SGDJPY 64.78 ~ 65.30
EURUSD 1.3419 ~ 1.3560

■前日のサマリー
昨日の週末の東京時間帯は本邦の10-12月期GDPがマイナス成長ながら、市場予想よりは良かったことや本邦輸出企業のドル売りが断続的に持ち込まれ、ドル/円は83円台で上値の重い展開となり、早朝の83.50円近辺から83.14円まで下落、ユーロ/円は112.80円から112.48円まで下落、ユーロ/ドルは1.3503ドルをつけた後に1.3555ドルへと上昇しました。ロンドン時間には独ウエストLB銀行の再編の取り組みが難航とのヘッドラインが流れ、ユーロが主要通貨に対して下落、ユーロ/ドルは1.3560ドル近辺から1.3449ドル、ユーロ/円は112.75円近辺から112.09円まで下落しました。ドル/円は83.43円まで小幅上昇となりました。NY時間帯序盤には、ユーロ安の流れを引き継ぎ1.3428ドルまで下落したことで、ドル/円は83.50円まで上昇しましたが、ユーロ/ポンドでユーロに大口の買い戻しが入ったことなどでユーロ/ドルは1.3506ドル、ユーロ/円が112.40円まで一時戻す場面が見られ、ドル/円は82.23円までお下げる場面が見られました。
クローズはドル/円が83.31円、ユーロ/ドルが1.3487ドル、ユーロ/円は112.37円。

■株価(bloomberg.co.jp)

Index 引値 前日比
日経225 10725.54 119.89
FTSE100(英) 6060.09 -2.81
DAX(独) 7396.63 25.43
NYダウ(米) 12268.19 -5.07
S&P500(米) 1332.32 3.17
NASDAQ(米) 2817.18 7.74

■金利(bloomberg.co.jp)

Country 利回り 前日比
米10年債 3.62 -0.01
日本10年債 1.313 -0.002
英10年債 3.83 -0.03
独10年債 3.29 0.00

■コモディティ価格

Commodities 引値 前日比
NY金(期近) 1365.10 4.70
NY原油(期近) 84.81 -0.77

■本日の指標発表(FXミュージアムより)
2/15(火)
・ 09:30 豪 1月 NAB企業景況感指数
・ 09:30 豪 豪準備銀行(RBA)金融政策会合議事要旨公表
・ 00:00 日本 日銀金融政策決定会合
16:00 ドイツ 10-12月期GDP速報値前期比
・ 16:00 ドイツ 10-12月期GDP速報値前年同期比
・ 18:30 英国 1月 消費者物価指数(CPI) 前月比
18:30 英国 1月 消費者物価指数(CPI) 前年同月比
・ 18:30 英国 1月 小売物価指数(RPI) 前月比
・ 18:30 英国 1月 小売物価指数(RPI) 前年同月比
19:00 ドイツ 2月 ZEW景況感調査(期待指数)
・ 19:00 ユーロ圏 2月 ZEW景況感調査
・ 19:00 ユーロ圏 12月 貿易収支
19:00 ユーロ圏 10-12月期GDP速報値前期比
・ 19:00 ユーロ圏 10-12月期GDP速報値前年同期比
・ 22:30 米国 2月 NY連銀製造業景気指数
・ 22:30 米国 1月 輸入物価指数 前月比
・ 22:30 米国 1月 輸出物価指数 前月比
22:30 米国 1月 小売売上高 前月比
・ 23:00 米国 12月 対米証券投資(短期債除く)
・ 00:00 米国 12月 企業在庫 前月比
・ 00:00 米国 2月 NAHB住宅市場指数
※経済指標の発表予定は予告なく変更になることがあります。

2011年2月14日 (月)

2/14 本日の戦略-リアルマネーのドル買い意欲は米経済指標次第-

おはようございます。本日はSt.バレンタインデーですね。小六の長女は友達と交換するとかで、チョコレートを型にいれてつくっていました。

■変化率から見た前日の通貨の強弱

ドル>豪ドル>円>ユーロ>NZドル>ポンド
※ ">" の左側の通貨が右側の通貨より強いことを示しています。

■本日の見通し
昨日も書きましたが、エジプト情勢は比較的落ち着いてきているようですが、周辺国のアルジェリアやイエメンでも反政府デモが発生しているため、株価の下落などにつながるようであればスイスフランや円が買われやすい地合いになると思われます。ただ、今のところは影響が不透明なことから市場では特にこれらの動きに反応をしていないようです。

先週木曜日に発表されました米新規失業保険申請件数が改善を示したことを背景にドルの買い戻しの動きが続いています。米系や欧州系のリアルマネー(年金や投信など比較的長期の運用を目的とした投資家)のドル買いとユーロ売りの動きがみられることからドル安とユーロ高の調整の動きが続きやすいのではないかと思います。今週は欧米での経済指標発表が多数予定されていることや中国も含めて消費者物価指数の発表も予定されているため、各国・地域の金利動向が注目されると思われ、特に米国の金利正常化や先高観が出てくると、こうしたドル安是正に動きに拍車がかかる可能性があります。

先ほど8時50分に本邦の10-12月期のGDPの発表がありました。前期比年率で-1.1%と市場予想よりは良かったのですが、マイナス成長は市場の予想の範囲内であり、先に発表された英国のようにプラス成長予想で結果がマイナス成長というようなサプライズもないことから、市場はじりじりと円高の反応を示していますが、海外での再評価(円高)につながるように見えません。内閣府は2010年のGDPは中国が日本を上回ったと発表したものの、こちらも既に織り込まれており、円を売る動きにはつながっていません。

■カナダドル/円 週足(一目均衡表)
CADJPY_Weekly
※チャートをクリックすると拡大します。

先週後半に大幅に上昇したカナダドル/円ですが、週足でみると一目均衡表の雲の下限に到達しています。雲の中に入ってくると更に上昇につながる可能性がありますが、遅行線をみていますと、雲の中を推移していて雲がきり上がっていきます。このため、88円近辺がレジスタンスとなると思いますので、これを上に抜けられなければ下落してくるのではないでしょうか。

■日足からのテクニカルでの注目点(矢印はトレンドの方向を予想しています)
ユーロ/ドル 21日移動平均線を下抜け
カナダドル/円 一目均衡表(日足)の転換線が基準線上抜け
豪ドル/米ドル 一目均衡表(日足)の雲の上から中へ
NZドル/米ドル 一目均衡表(日足)の雲を下抜け

■変動率からの予想レンジ 08:04→NYクローズ

Ccy 予想レンジ
USDJPY 83.13 ~ 83.84
EURJPY 112.53 ~ 113.69
GBPJPY 132.93 ~ 134.31
AUDJPY 83.24 ~ 83.95
NZDJPY 63.12 ~ 63.70
CADJPY 83.94 ~ 84.83
ZARJPY 11.35 ~ 11.52
NOKJPY 14.18 ~ 14.33
MXNJPY 6.86 ~ 6.95
HKDJPY 10.65 ~ 10.75
SGDJPY 64.84 ~ 65.37
EURUSD 1.3481 ~ 1.3629

■前日のサマリー
週末の東京時間帯は本邦が建国記念の日で休場となったこともあり、全体的に円高圧力が低下している中、スティーブンス豪準備銀行(RBA)総裁の「雇用の成長ペースは少し減少している」などの発言から豪ドルが弱含みとなったことで、ドル/円も83.40円近辺から83.25円近辺まで下落、ユーロ/ドルは1.3620ドル近辺へ上昇した後1.3560ドル近辺、ユーロ/円は113.40円近辺へと上昇した後113.10円近辺へと下落しました。しかし、売りが一巡するとドルの買い戻し傾向が継続しドル/円は83.52円へと上昇する一方で、ユーロ/ドルは1.3552ドルへと下落、ユーロ/円は1113.36円へ回復後、113.20円近辺へと押されました。ロンドン時間にはギリシャ債が急落したことでユーロが売られユーロ/ドルは1.3509ドル、ユーロ/円は112.84円へと下落しました。ドル/円は83.68円へと上昇。NY時間には発表された米貿易収支、ミシガン大消費者物価指数ともに市場予想とほぼ同じとなったことで材料視はされなかったものの、米長期金利が低下したことからドル/円は83.31円まで下落、ユーロ/ドルは1.3572ドル、ユーロ/円は113.22円まで上昇しました。クローズにかけてはムバラク・エジプト大統領が辞任したことで原油価格が下落した(原油価格とユーロは比較的相関性が高い)ことなどでユーロ/ドルが1.3497ドル、ユーロ/円は112.80円まで下落、ドル/円は83.61円まで上昇しました。
クローズはドル/円が83.45円、ユーロ/ドルが1.3546ドル、ユーロ/円は113.03円。

■株価(bloomberg.co.jp)

Index 引値 前日比
日経225 10605.65 -12.18
FTSE100(英) 6062.90 42.89
DAX(独) 7371.20 30.92
NYダウ(米) 12273.26 43.97
S&P500(米) 1329.15 7.28
NASDAQ(米) 2809.44 18.99

■金利(bloomberg.co.jp)

Country 利回り 前日比
米10年債 3.63 -0.06
日本10年債 1.315 0.002
英10年債 3.86 -0.02
独10年債 3.29 -0.01

■コモディティ価格

Commodities 引値 前日比
NY金(期近) 1360.40 -2.10
NY原油(期近) 85.58 -1.15

■本日の指標発表(FXミュージアムより)
2/14(月)
・ 06:45 NZ 12月 小売売上高指数 前月比
08:50 日本 10-12月期GDP速報値年率換算
・ 08:50 日本 10-12月期GDP速報値前期比
・ 09:30 豪 12月 住宅ローン件数 前月比
・ 19:00 ユーロ圏 12月 鉱工業生産 前月比
・ 00:00 米国 ダドリー米NY連銀総裁講演
※経済指標の発表予定は予告なく変更になることがあります。

2011年2月13日 (日)

2/14の週の見通し

こんばんは。今日は久しぶりに天気が良かったのですが、明日からはまた悪くなりそうですね。

■ドル/円 60分足
USDJPY
※チャートをクリックすると拡大します。

■ユーロ/ドル 60分足
EURUSD
※チャートをクリックすると拡大します。

■ユーロ/円 60分足
EURJPY
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先週は中国人民銀行(PBOC)が連休最終日となる8日に1年物の貸出金利、預金金利を伴に0.25%引き下げたことから、一時豪ドルが売られたことから円高に振れ、ドル/円は81.78円へドルが下落しましたが、欧米の株式市場が上昇したことや連休明けの上海総合株価指数が小幅の下げに留まったことなどから、円高は一時的となりました。その後はリスク嗜好のユーロ買いなどが継続したことやバーナンキ米FRB議長の議会証言で「経済成長が加速してもしばらくは高い失業率が続く」「インフレ率は物価安定水準を継続的に下回る可能性が高い」などと発言したことから、米国の金利が低下したことを手掛かりに、ユーロ/ドルは1.3743ドル、ユーロ/円も113.23円へと上昇しました。週後半は11日に発表された米新規失業保険申請件数が雇用の分岐点となる40万件を下回る38.3万人となったことなどでドルが買われ、ユーロのなどのポジション長伊勢の流れも加わり、ドル/円は83.67円へと上昇、ユーロ/ドルは1.3499ドル、ユーロ/円は112.77円まで下落しました。

ポンドは11日の英中銀(BOE)金融政策委員会で政策金利の0.25%の利上げを予想する向きもいたため、全般的にしっかりした動きとなりましたが、政策金利が現行のまま据え置かれたことから失望売りが出たことや週末のポジション調整などから1.5963ドルまで一時下落しました。

ドルが主要通貨に対して買われ、円が主要通貨に対して売られたというはっきりした動きとなりました。

■週間騰落率(JPY)
JPY
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■週間騰落率(USD)
USD
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■今週の見通し
エジプト情勢は先週週末にムバラク・エジプト大統領が辞任し、騒ぎが落ち着いてきたこともあり、原油価格等は下落しています。ただ、アルジェリアやイエメンなどで大統領辞任を求める数千人規模のデモが起こっていることなどから、周辺国への波及度合いによっては「スイスフラン」や「円」が買買われる可能性があります。ジェトロ(日本貿易振興機構)のデータによるとアルジェリアは天然ガスが世界第4位の輸出量、原油が世界第6位の生産量となっています。

今週は14日(月)に本邦10-12月期のGDP速報値の発表が予定されています。事前の予想では年率換算で2.0%のマイナス成長の予想となっています。エコカー減税の終了などの小売不振で減速の可能性が高いことが前から示されていたことで、
英国のGDP発表時(事前のプラス成長に対してマイナス成長となった)のようなサプライズからの円安には繋がりにくいと思いますが、予想より下振れした場合には、15日の日銀金融政策決定会合や白川日銀総裁の定例記者会見が注目される可能性があります(ただ、市場は本邦の政策金利が変更される可能性はゼロに近いと予想しています。筆者も同じ)。このため、GDP悪化での円売りも限定的となっるのではないかと思います。

GDPは日本のほかにも独の速報値、仏の速報値、ユーロ圏の速報値も発表が予定されています。ユーロ圏をけん引する独のGDPが市場予想より悪い場合には、先週後半からのユーロの調整が続くものと思われ、ユーロ/ドルで1.34ドル近辺までの下落の可能性がありそうです。また、先週木曜日発表された米新規失業保険申請件数が予想以上の改善を示していたことで、米経済指標の改善が米の金利高(6月のQE2終了と将来の政策金利引き上げ)を連想させることから、15日のNY連銀製造業景気指数、小売売上高、16日の住宅着工件数、建設許可件数、17日の米消費者物価指数に注目が集まるものと思われます。また、メンバーが変わって初めてのFOMCの議事録が公開されることから、日本時間17日午前4時のFOMC議事録公開も注目されるものと思われ、一部でもタカ派的な内容が含まれていた場合にはドルが買われるのではないかと思います。チャート上のポイントでは週足の一目均衡表の遅行線が実勢レート(週足のロウソク足)となる85.30円近辺までの上昇の可能性があります。

■今週の予想レンジ

Ccy Low(下) High(上)
ドル/円 82.30 84.50
ユーロ/ドル 1.3370 1.3680
ユーロ/円 111.20 114.00
ポンド/円 132.50 135.10
豪ドル/円 82.60 84.30

■注目イベント 2/14(月)
・ 06:45 NZ 12月 小売売上高指数 前月比
08:50 日本 10-12月期GDP速報値年率換算
・ 08:50 日本 10-12月期GDP速報値前期比
・ 09:30 豪 12月 住宅ローン件数 前月比
・ 19:00 ユーロ圏 12月 鉱工業生産 前月比
2/15(火)
・ 09:30 豪 1月 NAB企業景況感指数
・ 09:30 豪 豪準備銀行(RBA)金融政策会合議事要旨公表
・ 00:00 日本 日銀金融政策決定会合
16:00 ドイツ 10-12月期GDP速報値前期比
・ 16:00 ドイツ 10-12月期GDP速報値前年同期比
・ 18:30 英国 1月 消費者物価指数(CPI) 前月比
18:30 英国 1月 消費者物価指数(CPI) 前年同月比
・ 18:30 英国 1月 小売物価指数(RPI) 前月比
・ 18:30 英国 1月 小売物価指数(RPI) 前年同月比
19:00 ドイツ 2月 ZEW景況感調査(期待指数)
・ 19:00 ユーロ圏 2月 ZEW景況感調査
・ 19:00 ユーロ圏 12月 貿易収支
19:00 ユーロ圏 10-12月期GDP速報値前期比
・ 19:00 ユーロ圏 10-12月期GDP速報値前年同期比
・ 22:30 米国 2月 NY連銀製造業景気指数
・ 22:30 米国 1月 輸入物価指数 前月比
・ 22:30 米国 1月 輸出物価指数 前月比
22:30 米国 1月 小売売上高 前月比
・ 23:00 米国 12月 対米証券投資(短期債除く)
・ 00:00 米国 12月 企業在庫 前月比
・ 00:00 米国 2月 NAHB住宅市場指数
2/16(水)
・ 08:50 日本 12月 第三次産業活動指数 前月比
・ 14:00 日本 2月 金融経済月報(基本的見解)
・ 17:00 南ア 1月 消費者物価指数(CPI) 前月比
・ 17:00 南ア 1月 消費者物価指数(CPI) 前年同月比
・ 18:30 英国 1月 失業保険申請件数
・ 18:30 英国 1月 失業率
19:30 英国 英中銀イングランド銀行、四半期インフレリポート
・ 20:00 南ア 12月 小売売上高 前年同月比
・ 21:00 米国 MBA住宅ローン申請指数 前週比
・ 22:30 カナダ 1月 景気先行指数 前月比
・ 22:30 カナダ 12月 対カナダ証券投資額
・ 22:30 カナダ 12月 製造業出荷 前月比
・ 22:30 米国 1月 住宅着工件数 前月比
22:30 米国 1月 住宅着工件数 年率換算件数
・ 22:30 米国 1月 建設許可件数 前月比
22:30 米国 1月 建設許可件数 年率換算件数
・ 22:30 米国 1月 卸売物価指数(PPI) 前月比
・ 22:30 米国 1月 卸売物価指数(PPIコア指数、食品・エネルギー除く) 前月比
・ 23:15 米国 1月 鉱工業生産 前月比
・ 23:15 米国 1月 設備稼働率
・ 04:00 米国 米連邦公開市場委員会(FOMC)議事要旨
2/17(木)
・ 06:45 NZ 10-12月期 四半期卸売物価指数(PPI) 前期比
・ 08:50 日本 前週分 対外対内証券売買契約等の状況(対内株式)
・ 08:50 日本 前週分 対外対内証券売買契約等の状況(対外中長期債)
・ 18:00 ユーロ圏 12月 経常収支
・ 19:00 ユーロ圏 12月 建設支出 前月比
・ 19:00 ユーロ圏 12月 建設支出 前年同月比
・ 22:30 カナダ 12月 卸売売上高 前月比
22:30 米国 1月 消費者物価指数(CPI) 前月比
22:30 米国 1月 消費者物価指数(CPI) 前年同月比
・ 22:30 米国 1月 消費者物価指数(CPIコア指数) 前月比
・ 22:30 米国 前週分 新規失業保険申請件数
・ 00:00 米国 1月 景気先行指標総合指数 前月比
・ 00:00 米国 2月 フィラデルフィア連銀製造業景気指数
・ 00:00 ユーロ圏 2月 消費者信頼感(速報値)
2/18(金)
・ 08:50 日本 日銀・金融政策決定会合議事要旨
・ 16:00 ドイツ 1月 生産者物価指数(PPI) 前月比
・ 16:00 ドイツ 1月 生産者物価指数(PPI) 前月比
・ 18:30 英国 1月 小売売上高指数 前月比
・ 21:00 カナダ 1月 消費者物価指数(CPI) 前月比
・ 21:00 カナダ 1月 消費者物価指数(CPI) 前年同月比
・ 21:00 カナダ 1月 消費者物価指数(CPIコア) 前月比
・ 21:00 カナダ 1月 消費者物価指数(CPIコア) 前年同月比
経済指標の詳細はFXmuseumのFXカレンダーを参照してください。

2011年2月12日 (土)

2/12 シカゴ通貨先物非商業ポジション

こんにちは。ついにムバラク・エジプト大統領が退陣しました。SNSの力恐るべしですね。

11日に発表された8日現在のシカゴIMMの投機ポジションでは、ドルのショート(売)が増加し33万コントラクトを超えました。円は約5,000コントラクトのロング増加、ユーロは逆に5,000コントラクトのロングが減少しました。カナダドルはロングが増加、NZドルはロングが小幅増加しています。

ポジション動向からはドル売りが続いたように見えますが、週後半にはポジション調整とみられるドル買いとなったことやユーロ/ドルが1.37ドル台から1.35ドルを一時割り込む水準まで下落したことなどを考えると、ドルのショートは減少している可能性があります。ただ、全体とし見ると、まだドルのショートポジションが多いと思われ、こうしたポジション調整の動きが継続するかもしれません。

■シカゴIMM非商業ポジション

項目 Net(ネット) Dif(増減) Long(買) Short(売) All(総取組)
JPY 36,731 5,250 56,607 19,876 76,483
EUR 34,734 -5,200 73,502 38,768 112,270
GBP 24,475 1,816 49,204 24,729 73,933
CHF 8,181 -2,260 22,686 14,505 37,191
CAD 39,790 5,976 72,899 33,109 106,008
AUD 71,979 11,902 85,741 13,762 99,503
NZD 10,857 587 20,804 9,947 30,751
MXN 36,731 5,250 56,607 19,876 76,483
source:CFTC

■シカゴIMM非商業ポジション
【USD】
USD
source:CFTC

ドルは18,766コントラクトのショート増加の330,559コントラクトのショートとなりました。
※ドルのポジションは円、ユーロをはじめ、メキシコペソまでを合計して算出しています。レートはFRBのメジャーカレンシーインデックスを使用しています。

【JPY】
JPY
source:CFTC

円は5,250コントラクトのロング増加の36,731コントラクトのロングとなりました。

【EUR】
EUR
source:CFTC

ユーロは5,200コントラクトのロング減少の34,734コントラクトのロングになりました。

【CAD】
CAD
source:CFTC

カナダは5,976コントラクトのロング増加の39,790コントラクトのロングになりました。

【NZD】
NZD
source:CFTC

NZドルは587コントラクトのロング増加の10,857コントラクトのロングになりました。
他のIMM通貨先物のポジション動向は上田ハーローレポートのシカゴIMM非商業ポジションを参照してください。(14日更新)

2011年2月11日 (金)

2/11 本日の戦略-ポジション動向からドル/円の84円台は難しいか-

おはようございます。本日は関東地方で雪です。自宅の周辺もうっすらと積もっています。途中まで書きかけていたコメントが途中でクラッシュ(PC)してしまい、1日に2回書いたような気分です。

■変化率から見た前日の通貨の強弱

ドル>ポンド>豪ドル>ユーロ>NZドル>円
※ ">" の左側の通貨が右側の通貨より強いことを示しています。

■本日の見通し
昨日は新規失業保険申請件数が40万件を下回ったことで、雇用が改善(雇用状況の良い悪いの分岐点が40万件との説がある)しているとみられたことからドルが買われ、ドル/円は83円台前半へと上昇、テクニカル上のポイントとなっていた一目均衡表(日足)の雲を上に抜けました。本日これまでも83円台で底堅く推移していることもあり、昨日出ていた15日の米国債償還に伴う利金のドル売りも83円台に上昇したことでこなされた(一部は83.50円以上にもあると思いますが)ことから、
ドル売りの圧力は弱まることが考えられます。ただ、シカゴのIMM通貨先物ポジション状況で、円ロング(ドル売り/円買い)のポジションは先週末発表されたところで3.8万コントラクト(下のグラフ参照してください)ですので、ドルの上昇も限られるのではないかと思います。84円を超えられるかどうかは本日発表の米貿易収支、ミシガン大消費者信頼感指数の結果がカギを握ると思われます。

【JPY】
JPY
source:CFTC

一方、ユーロは昨日に
リアルマネー系(年金や投信など比較的長期の運用を目的とした投資家)の売りが見られたことで、1.37ドルから上昇する余地が限られるのではないかと思います。タカ派と見られていたウエーバー独連銀総裁がECB総裁に就任する可能性がないことが報道されたことも今後のECBの政策に不透明感が増す要因となると思われます。ドイツかフランスからECB総裁が選出されるという暗黙の了解(?)があると言われていますが、一方では、大陸のエゴという批判もある(EU大統領が選出された計などを見ても明らか)ことから、次期ECB総裁が誰になるかの憶測などでもユーロが動く可能性があり、春にはスペインやポルトガルの国債償還を控えていることからもユーロは買いにくくなってくるのではないでしょうか。

■本日のテクニカルでの注目点(矢印はトレンドの方向を予想しています)
ユーロ/ドル 一目均衡表(日足)の雲の上から中
ドル/円 一目均衡表(日足)の基準線、雲を上抜け
カナダドル/円 21日移動平均線、一目均衡表(日足)の基準線を上抜け
NZドル/米ドル 21日移動平均線、一目均衡表(日足)の基準線を下抜け

■変動率からの予想レンジ 11:07→NYクローズ

Ccy 予想レンジ
USDJPY 82.88 ~ 83.60
EURJPY 112.68 ~ 113.86
GBPJPY 133.37 ~ 134.78
AUDJPY 83.18 ~ 83.93
NZDJPY 63.29 ~ 63.86
CADJPY 83.14 ~ 84.02
ZARJPY 11.33 ~ 11.50
NOKJPY 14.21 ~ 14.36
MXNJPY 6.82 ~ 6.91
HKDJPY 10.62 ~ 10.72
SGDJPY 64.85 ~ 65.38
EURUSD 1.3537 ~ 1.3690

■前日のサマリー
昨日の東京時間は本邦の5・10日に当たり、仲値にかけてのドル買いから、ドル/円は82円台前半からミドルを超えて後半まで上昇、ユーロ/ドルは1.3735ドル近辺から1.37ドル近辺へと下落、ユーロ/円は113.24円から112.90円近辺まで下落しました。ロンド時間にはブラジルレアルの下落などもあり、全般的にドルを買い戻す動きとなり、ドル/円は82.80円まで上昇、ユーロ/ドルは1.3615ドル、ユーロ/円は112.62円まで下落しました。また、この日発表された英中銀(BOE)の金融政策委員会では政策金利が0.5%、資産買い入れプログラムが2000億ドルのまま据え置かれました。このため、中銀からのアナウンスはありませんでした。NY時間には発表された米新規失業保険申請件数が38.3万人、失業保険継続受給者数が388.8万件と大幅な回復となったことでドルが買われ、ドル/円は83.17円まで上昇、ユーロ/ドルは1.3577ドル、ユーロ/円は112.90円近辺まで戻っていましたが、112.70円近辺まで下落しました。その後、ムバラク・エジプト大統領が今夜辞任というニュースが流れたことや米30年債の応札がやや不調だったことから、ドルが一時売られたものの、低下した米長期金利が上昇するとドル/円は83.37円、ユーロ/円は113.41円へと上昇、ユーロ/ドルは1.36ドル台へと下落しました。
クローズはドル/円が83.22円、ユーロ/ドルが1.3600ドル、ユーロ/円は113.17円。

■株価(bloomberg.co.jp)

Index 引値 前日比
日経225 10605.65 -12.18
FTSE100(英) 6020.01 -32.28
DAX(独) 7340.28 19.38
NYダウ(米) 12229.29 -10.60
S&P500(米) 1321.87 0.99
NASDAQ(米) 2790.45 1.38

■金利(bloomberg.co.jp)

Country 利回り 前日比
米10年債 3.69 0.05
日本10年債 1.313 -0.022
英10年債 3.88 0.01
独10年債 3.30 -0.01

■コモディティ価格

Commodities 引値 前日比
NY金(期近) 1362.50 -3.00
NY原油(期近) 86.73 0.02

■本日の指標発表(FXミュージアムより)
2/11(金)
・ 16:00 ドイツ 1月 消費者物価指数(CPI、改定値) 前月比
・ 18:30 英国 1月 卸売物価指数(食品、エネルギー除くコアPPI) 前年同月比
・ 20:15 ユーロ圏ウェーバー独連銀総裁講演
・ 20:15 ユーロ圏ノワイエ・フランス中銀総裁講演
・ 20:15 ユーロ圏ショイブレ独財務相講演
・ 20:15 ユーロ圏ラガルド仏経済財務雇用相講演
・ 22:30 カナダ 12月 貿易収支
22:30 米国 12月 貿易収支
23:55 米国 2月 ミシガン大学消費者態度指数・速報値
・ 02:30 ユーロ圏トリシェ欧州中央銀行(ECB)総裁講演

ポンド関連は別Blogのポンド一本勝負もご覧ください

2011年2月10日 (木)

2/10 本日の戦略-中国貿易統計、英中銀MPCに注目-

おはようございます。本日もよろしくお願いします。

■変化率から見た前日の通貨の強弱

ユーロ>ポンド>ドル>円>豪ドル>NZドル
※ ">" の左側の通貨が右側の通貨より強いことを示しています。

■本日の見通し
昨日のバーナンキ米FRB議長の議会証言は、先週の講演とほぼ同じ内容となりました。同議長は自然失業率を5~6%とみていること、6000億ドルの米国債の買い入れは政策金利の0.75%の利下げと同等の効果を有するとの見方示しています。一方、ガイトナー米財務長官は「失業率の低下は、望ましいペースよりも緩やかになる」「米国は依然として困難な経済問題に直面、現状から脱するまでの道のりは長い」「米国の債務不履行は考えられない。デフォルトを回避するため、米議会は債務上限引き上げを承認するだろう」と発言し内容的にはややハト派的に受け取れます。また、懸念されていた米10年債の入札が好調だったこともあり、独と米の金利差が縮小、これがユーロ買いにつながったようです。本日は英国で
中銀(BOE)金融政策委員会(MPC)が開催され、金融政策が発表されます。一部市場の参加者は今回のMPCで0.25%の利上げもありうるとの見方を示しており、利上げがなされた場合にはポンドが買われる可能性が高いと思われます。また、ポンドの上昇からドルが下落するようであればユーロもつれ高となると思われます。

ドル/円は昨日下方向をみていましたが、逆に底堅い動きとなり、安値も82.20円に留まりました。82.50円を上に抜けたものの、米国債の償還に伴う利金の円転の噂などが残っており、本邦輸出企業の売りオーダー等も考えると83円台に乗せるのは苦しいかもしれません。チャートでは僅かに21日移動平均線を上抜け(ほぼ同値)したものの、一目均衡表(日足)では引き続き雲の下限でレジスタンスにあっているようです。本日は米新規失業保険申請件数や30年債の入札が予定されていますので、これらを受けてこのレジスタンスを超えられるようであれば、しばらく上昇が続く可能性があります。

また、本日はこの後すぐに発表されますが、豪の失業率、就業者数、11時に発表される中国の貿易収支などがアジア時間の材料となると思われます。ただ、豪ドル/円はストキャスティックス(スロー)でデッドクロスが出ていることから、下落する可能性が高いとみています。

■カナダドル/円 日足(一目均衡表、ストキャスティックス、フィボナッチ)
Blog20110210_01
※チャートをクリックすると拡大します。

カナダドル/円はスローストキャスティックスでデッドクロスしました。ただ、70近辺なので精度としてはいましとつです。一目均衡表(日足)では遅行線が日々線(ロウソク足)を下抜けたものの、実勢レートでは雲の上限、転換線がサポートとして機能しているようです。仮に、雲の中や転換線を下抜けて場合には下げが継続すると思われ、前回サポートとなった雲の下限の81.40円近辺を試すのではないでしょうか。

■日足からのテクニカルでの注目点(矢印はトレンドの方向を予想しています)
ユーロ/ドル 一目均衡表(日足)の雲の上
ドル/円 21日移動平均線を上抜け(僅か)
豪ドル/円 ストキャスティックス(スロー)がデッドクロス
ドル/スイス 一目均衡表(日足)の雲の下
カナダドル/円 ストキャスティックス(スロー)がデッドクロス

■変動率からの予想レンジ 08:20→NYクローズ

Ccy 予想レンジ
USDJPY 82.01 ~ 82.72
EURJPY 112.61 ~ 113.81
GBPJPY 132.02 ~ 133.40
AUDJPY 82.94 ~ 83.68
NZDJPY 63.28 ~ 63.86
CADJPY 82.40 ~ 83.27
ZARJPY 11.29 ~ 11.46
NOKJPY 14.23 ~ 14.38
MXNJPY 6.75 ~ 6.84
HKDJPY 10.52 ~ 10.62
SGDJPY 64.37 ~ 64.91
EURUSD 1.3659 ~ 1.3824

■前日のサマリー
昨日の東京時間帯は休場明けの上海総合株価指数が下落してスタートしたものの、その後は底堅い動きとなったことで、リスク嗜好の「ドル売り」と「円売り」からドル/円は朝方の82円台前半から82.57円、ユーロ/ドルは1.3615ドル近辺から1.3653ドル、ユーロ/円は112.10円近辺から112.60円まで上昇しました。ロンドン時間には、ウエーバー独連銀総裁が次期ECB総裁線から外れる見込みとの報道でユーロ/ドルは1.3610ドル、ユーロ/円は112.75円近辺から112.38円まで下落する一方、ドル/円は82.60円近辺での小動きとなりました。NY時間はバーナンキ米FRB議長が下院の予算委員会で「経済成長が加速してもしばらくは高い失業率が続く」「インフレ率は物価安定水準を継続的に下回る可能性が高い」等と発言、これにより、ドル/円は82.27円まで下落、ユーロ/ドルはストップロスを巻き込んで1.3721ドルへ上昇、ユーロ/円は113.13円まで上昇しました。その後は、ウエーバー独連銀総裁が今夏に辞任という地元紙の報道に再びユーロ/ドルが1.3668ドル、ユーロ/円は112.85円近辺へと下落、ドル/円はバーナンキFRB議長の「QE2は一時的措置であり、いずれ解除される」「米FRBのバランスシートとマネーサプライは正常化へ」と発言したこともあり、82.65円まで上昇しました。しかし、米10円債入札が応札倍率3.23倍と好調だったことから米長期金利が低下し、ドル/円は82.20円まで下落、ユーロ/ドルは1.3745ドル、ユーロ/円は113.21円まで上昇しました。
クローズはドル/円が82.35円、ユーロ/ドルが1.3731ドル、ユーロ/円は113.08円。

■株価(bloomberg.co.jp)

Index 引値 前日比
日経225 10617.83 -18.15
FTSE100(英) 6052.29 -39.04
DAX(独) 7320.90 -2.34
NYダウ(米) 12239.89 6.74
S&P500(米) 1320.88 -3.69
NASDAQ(米) 2789.07 -7.98

■金利(bloomberg.co.jp)

Country 利回り 前日比
米10年債 3.65 -0.09
日本10年債 1.335 0.014
英10年債 3.87 0.03
独10年債 3.30 0.05

■コモディティ価格

Commodities 引値 前日比
NY金(期近) 1365.50 1.40
NY原油(期近) 86.71 -0.23

■本日の指標発表(FXミュージアムより)
2/10(木)
・ 08:50 日本 12月 機械受注 前月比
・ 08:50 日本 1月 国内企業物価指数 前月比
・ 08:50 日本 1月 国内企業物価指数 前年同月比
09:30 豪 1月 新規雇用者数
09:30 豪 1月 失業率
・ 15:45 スイス 1月 スイスSECO消費者信頼感指数
・ 17:15 スイス 1月 消費者物価指数(CPI) 前月比
・ 18:00 ユーロ圏2月 欧州中央銀行(ECB)月報
18:30 英国 12月 鉱工業生産指数 前月比
・ 18:30 英国 12月 製造業生産指数 前月比
・ 19:30 ユーロ圏ビニスマギ欧州中央銀行(ECB)理事講演
21:00 英国 イングランド銀行(BOE、英中央銀行)金利発表
・ 21:00 ユーロ圏ウェーバー独連銀総裁講演
・ 21:00 ユーロ圏ノボトニー・オーストリア中銀総裁講演
・ 22:30 カナダ 12月 新築住宅価格指数 前月比
22:30 米国 前週分 新規失業保険申請件数
・ 00:00 米国 12月 卸売在庫 前月比
・ 02:45 米国 ロックハート米アトランタ連銀総裁講演
・ 03:00 米国 米財務省30年債入札(160億ドル)
・ 04:00 米国 1月 月次財政収支
※経済指標の発表予定は予告なく変更になることがあります。

2011年2月 9日 (水)

2/9 本日の戦略-中国利上げからアジア株の動向に注意か-

おはようございます。関東地方は久しぶりの雨です。随分と長いこと傘を使っていなかったなと思いました。

■変化率から見た前日の通貨の強弱

NZドル>ユーロ>豪ドル>ドル>円>ポンド
※ ">" の左側の通貨が右側の通貨より強いことを示しています。

■本日の見通し
昨日の中国の政策金利引き上げ(1年物貸出金利、1年物預金金利の0.25%引き上げ)を実施しました。多くの市場関係者が中国の旧正月(春節)を前後に実施の予想をしていたことで、発表直後こそはサプライズで豪ドルなどが売られましたが、欧米の株価は逆に堅調な動きとなり、為替市場への影響はほとんどありませんでした。今回の利上げの背景はインフレ吉アを抑制し、景気の過熱を防ぐためと考えられますが、個人的には次週パリで開催されるG20で中国人民元に対しての米やブラジルの圧力が高まってきていることから、これをかわす狙いがあるものと思います。現に昨年10月の利上げも韓国の慶州で開催されたG20の前でした。
この利上げを受けての上海総合株価指数の動きに注目となり、株価が下落するようであればリスク回避の動きが強まり、「ドル」と「円」が買われることになりそうです。また、長期的には中国の経済指標(PMIや小売売上高など)をみなければなりませんが、景気の後退の兆候が見えてくると、資源国通貨を中心に売られる可能性が出てきます(市場はあと1回ないし2回の利上げをみているため、影響はまだ先と思います)。

また、昨日は米3年債の入札で応札結果が不調と受け取られ、米10年債利回りが3.73%台へと上昇しました。ただ、これを受けてもドル/円は82.43円までの上昇に留まり、いかに82.50円以上のドル売りが厚いかをうかがわせる動きとなりました。次週15日には米国債の償還も控えていることで、実需のドル売りを背景に83円台が遠くなりそうです。チャート上でも一目均衡表(日足)の雲の下限に接近しているものの、なかなか雲の中にも入れず、21日移動平均線へ接近していますが、こちらも本日上抜けトライといったところです。本日の
バーナンキ米FRB議長の下院での議会証言(緩和方向は変わらずと思います)や10年債の入札での米金利の変化には注目となると思います。引き続きドル/円は米金利主導の動きとなっていますので、金利低下となると82円割れの可能性は高くなります。この場合、前回のサポートとなったドル/円は81.30円近辺まで下落するのではないかと思います。

■ユーロ/円 日足(一目均衡表、ストキャスティックス、フィボナッチ)
EURJPY
※チャートをクリックすると拡大します。

ユーロ/円は遅行線が雲の上に抜け出たのに加え、ストキャスティックススロー(9,3,3)でもゴールデンクロスが出現しました。本年1月10日の安値の106.83円と1月27日の高値の113.98円を100%としたフィボナッチでは50%押しの後に切り返しています。このため、このストキャスティックススローのゴールデンクロスは上昇のサポートとなるとみられます。目先のレジスタンスとなる転換線を上抜ければ前出の高値の113.98円が目標となります。

■日足からのテクニカルでの注目点(矢印はトレンドの方向を予想しています)
ユーロ/円 ストキャスティックス(スロー)がゴールデンクロス
21日移動平均線、一目均衡表(日足)の基準線を上抜け 21日移動平均線、一目均衡表(日足)の基準線を上抜け
ドル/スイス 一目均衡表(日足)の雲の下から中へ
カナダドル/円 21日移動平均線、一目均衡表(日足)の基準線を下抜け

■変動率からの予想レンジ 07:53→NYクローズ

Ccy 予想レンジ
USDJPY 81.99 ~ 82.70
EURJPY 111.73 ~ 112.91
GBPJPY 131.73 ~ 133.12
AUDJPY 83.14 ~ 83.91
NZDJPY 63.49 ~ 64.08
CADJPY 82.27 ~ 83.16
ZARJPY 11.31 ~ 11.48
NOKJPY 14.18 ~ 14.33
MXNJPY 6.76 ~ 6.85
HKDJPY 10.50 ~ 10.60
SGDJPY 64.37 ~ 64.93
EURUSD 1.3541 ~ 1.3712

■前日のサマリー
昨日の東京時間帯は日経225平均株価などが堅調となったことで、リスク嗜好から「ドル」と「円」が売られる動きとなり、ユーロが主導する形でじりじりとドルが弱含み、ドル/円は82.37円から82.21円まで下落、ユーロ/ドルは1.3573ドルから1.3636ドル、ユーロ/円は111.73円から1112.15円まで上昇しました。ロンドンじかに入ると中国人民銀行(PBOC)が1年物貸出金利を0.25%引き上げたことから、豪ドルが下落、これがドル/円にも波及して81.99円まで下落、ユーロ/ドルは1.3593ドル、ユーロ/円は111.59円まで下落しました。NY時間も中国利上げの影響を引きずり、ドル/円はストップロスを巻き込んで一時81.77円まで下落、ユーロ/ドルは1.3689ドル、ユーロ/円は112円台前半へと上昇しました。その後、3時に実施された米3年債の入札が、応札3.01倍と前回の3.06倍を下回る低調な結果となったことで、米金利が上昇、米10年債利回りは3.73%まで上昇したことから、ドル/円は82.43円まで上昇、ユーロ/ドルは1.3620ドルへと下落、ユーロ/円は112.35円まで上昇するも112.20円近辺まで下落しました。
クローズはドル/円が82.34円、ユーロ/ドルが1.3621ドル、ユーロ/円は112.20円。

■株価(bloomberg.co.jp)

Index 引値 前日比
日経225 10635.98 43.94
FTSE100(英) 6091.33 40.30
DAX(独) 7323.24 39.62
NYダウ(米) 12233.15 71.52
S&P500(米) 1324.57 5.52
NASDAQ(米) 2797.05 13.06

■金利(bloomberg.co.jp)

Country 利回り 前日比
米10年債 3.74 0.11
日本10年債 1.321 0.026
英10年債 3.83 0.01
独10年債 3.25 0.00

■コモディティ価格

Commodities 引値 前日比
NY金(期近) 1364.10 15.90
NY原油(期近) 86.94 -0.54

■本日の指標発表(FXミュージアムより)
2/9(水)
・ 14:00 日本 1月 消費者態度指数・一般世帯
・ 16:00 ドイツ 12月 経常収支
16:00 ドイツ 12月 貿易収支
・ 18:30 英国 12月 貿易収支
・ 21:00 米国 MBA住宅ローン申請指数 前週比
00:00 バーナンキ米連邦準備理事会(FRB)議長下院で証言
03:00 米財務省10年債入札(240億ドル)
・ 03:00 ビニスマギ欧州中央銀行(ECB)理事講演
※経済指標の発表予定は予告なく変更になることがあります。

2011年2月 8日 (火)

2/8 本日の戦略-ドル円は蚊帳の外、ただ、ポンド主導からのユーロの動きに注意か-

おはようございます。昨日は米国のスーパーボウルでした。最近は市場のボラも低調なので、余計にこうしたイベントがあると動かなくなりますね。

■変化率から見た前日の通貨の強弱

ドル>ポンド>豪ドル>NZドル>ユーロ>円
※ ">" の左側の通貨が右側の通貨より強いことを示しています。

■本日の見通し
本日もアジア時間は中国が休場となることから、手掛かり難で小動きになることが予想されます。昨日のドル/円は上下20銭(0.20円)のレンジに留まり、やる気が見えません。海外市場でも高値が82.48円と82.50円にタッチもできず、このレベルから上に売りオーダーが並んでいることを伺わせる動きとなりました。インターバンクでは82.50円~83.20円くらいまでは売りオーダーがあり、83.40円を超えてこないとストップロスが無いようです。このため、82円台ミドルでは上値が重くなりそうです。本日は米国の経済指標発表がなく、米3年債(320億ドル)入札と、ロックハート米アトランタ連銀総裁、フィッシャー米ダラス連銀総裁の講演が予定されていますが、市場は明日9日のバーナンキ米FRB議長の下院予算委員会での議会証言を待っていますので、
3年債の応札状況に波乱がない限りは影響はほとんどないものと思われます。

昨日は、メルシュ・ルクセンブルグ中銀総裁(ECB理事)が、「流動性支援措置を解除する前にでもインフレ抑制に向けて利上げは可能である」と発言、ウエーバー独連銀総裁も「金融政策に物価安定以外のタスクを追加することは間違い」と発言していることで、発言後ややユーロ買いにつながったようです。ただ、ギリシャでRMBS(住宅ローン債権担保証券)のパフォーマンスが足許悪化し始めているとフィッチがコメントしてしていることから、
新たな材料が出てこないと再びユーロの悪さが注目される可能性があり、ポンドが英サンデー・タイムズが報じた影のMPC(ieaが有識者を集めて、金融政策を決めている=実行力なし)で、5-4と利上げ期待が高まっているだけに、木曜日の英中銀(BOE)の金融政策発表まではポンドが底堅い動きをする可能性が高そうです。また、昨日発表された豪小売売上高をみると市場予想から下振れしていることに加え、年末年始の洪水やハリケーンの影響から、小売りが戻るには少し時間がかかる可能性があります。

■ドル/円 日足(トレンドライン、一目均衡表)
USDJPY
※チャートをクリックすると拡大します。

ドル/円は82円台前半での推移となっていて、再び雲の下限に接近しています。雲の厚みがなくなってきていることや、ねじれ(先行スパン1と2がクロスしているポイント)に近付いていることで、雲を上に抜ける可能性もあります。ただ、日々線(ロウソク足)の上を推移している遅行線が雲の下に抜け出る可能性高いことから、仮に上昇するとしても更に日柄が必要になるのではないかと思います。更に上昇するとすると、昨年12月15日の高値の84.50円と本年1月27日の高値の83.19円を結んだトレンドラインが82.80円を超えていかなければなりません。

■日足からのテクニカルでの注目点(矢印はトレンドの方向を予想しています)
特になし

■変動率からの予想レンジ 08:10→NYクローズ

Ccy 予想レンジ
USDJPY 81.96 ~ 82.68
EURJPY 111.28 ~ 112.50
GBPJPY 132.01 ~ 133.39
AUDJPY 82.98 ~ 83.76
NZDJPY 63.02 ~ 63.61
CADJPY 82.61 ~ 83.52
ZARJPY 11.24 ~ 11.41
NOKJPY 14.15 ~ 14.31
MXNJPY 6.77 ~ 6.86
HKDJPY 10.50 ~ 10.61
SGDJPY 64.36 ~ 64.92
EURUSD 1.3498 ~ 1.3664

■前日のサマリー
昨日の東京時間帯はエジプトの情勢が現政府とムスリム同胞団など野党勢力が対話するなど進展したことを好感し、株価が上昇する中でリスク嗜好の動きとなり、ユーロ/ドルが1.3571ドルから1.3624ドル、ユーロ/円は111.57円から112.01円まで上昇、ドル/円は82.16円~82.28円の狭いレンジの動きとなりました。ロンドン時間には、格付け機関フィッチが「ギリシャの住宅ローン債券担保証券、悪化の兆し」などとコメント出したことや独製造業新規受注指数が市場予想より下振れしたことなどからユーロが売られ、ユーロ/ドルが1.3533ドル、ユーロ/円が111.50円まで下落、ドル/円は82.48円まで上昇しました。NY時間にはウエーバー独連銀総裁が「安定成長協定強化が緊急に必要」「決定された改革措置は十分に野心的ではない」「各国政府は迅速かつ大胆な赤字削減が必要」などと発言したものの、市場への影響は限定的で、米金利が上昇し、独(短期)債券利回りが低下したことなどから、ユーロ/ドルは1.3508ドル、ユーロ/円は111.23円まで下落、ドル/円は82.20円近辺から82.45円へと上昇しました。取引終盤にかけてはメルシュECB理事が「危機対応から脱却せずに利上げすることは可能、インフレ圧力は強まった」と発言し、これが利上げ期待につながり、ユーロ/ドルは1.36ドルちょうど、ユーロ/円は111.90円まで上昇、ドル/円は82.30円近辺へと下落しました。
クローズはドル/円が82.31円、ユーロ/ドルが1.3578ドル、ユーロ/円は111.81円。

■株価(bloomberg.co.jp)

Index 引値 前日比
日経225 10592.04 48.52
FTSE100(英) 6051.03 53.65
DAX(独) 7283.62 67.41
NYダウ(米) 12161.63 69.48
S&P500(米) 1319.05 8.18
NASDAQ(米) 2783.99 14.69

■金利(bloomberg.co.jp)

Country 利回り 前日比
米10年債 3.63 -0.01
日本10年債 1.295 0.004
英10年債 3.83 0.01
独10年債 3.25 -0.01

■コモディティ価格

Commodities 引値 前日比
NY金(期近) 1348.20 -0.80
NY原油(期近) 87.48 -1.55

■本日の指標発表(FXミュージアムより)
2/8(火)
・ 15:45 スイス 1月 失業率
20:00 ドイツ 12月 鉱工業生産 前月比
・ 22:15 カナダ 1月 住宅着工件数
・ 03:00 ロックハート米アトランタ連銀総裁講演
・ 03:30 フィッシャー米ダラス連銀総裁講演
※経済指標の発表予定は予告なく変更になることがあります。

2011年2月 7日 (月)

2/7 本日の戦略-方向感出にくく、材料が少ないことから小動きか-

おはようございます。角界も八百長問題で大変ですね。これまでも噂が出ては消えていましたが、通信記録(メール)が復元されてはどうしようもないですね。この際、全てをクリアにして再起をしてほしいですね。

■変化率から見た前日の通貨の強弱

ドル>豪ドル>ポンド>ユーロ>NZドル>円
※ ">" の左側の通貨が右側の通貨より強いことを示しています。

■本日の見通し
本日も中国などが休場となることから、東京時間帯は動意が少なくなることが予想されます。先週に米雇用統計や長期金利の上昇を受け、ドル/円が82.47円まで上昇していますが、82円台ミドルから83円にかけては本邦のドル売りも厚いと思われ、83円台に乗せられるかが今後の方向感をみる上でのポイントとなる(個人的には米国債の償還もありますので、抜けきれないと思います)と思われます。また、米財務省は4日に半期為替報告書を公表しましたが、中国を「為替操作国」とは認定しませんでした。日本については9月の介入に言及しましたが、数日間で円が上昇したとしています。これについては特に為替相場への影響を与えるものではありません。

今週は週前半には重要な経済指標の発表が予定されていないことから、比較的先週後半のユーロ売りとドル買いの動き(調整の動き)が続く可能性があります。本日は20時に独製造業新規受注、23時にウエーバー独連銀総裁の講演が予定されているものの、インパクトを与える材料にはなりにくいと思います。といいますのも、先週末に開催された臨時のユーロ圏首脳会談で決定は成されなかったものの、メルケル独首相が「EUには安定的なユーロに向けて大きな進展がある」「ドイツとフランスはより緊密な政策協調を促す」と発言、サルコジ仏大統領も「独仏は連携して行動をとる」「独仏はユーロ圏経済の改善を望む」と発言しており、ユーロ圏に不安を生じさせる内容となっていません。これまで「ユーロ圏の中期的インフレ見通しに対するリスクは依然幅広く均衡しているが上昇する可能性も」などとタカ派的な発言を同総裁はしていますので、さらに踏み込んだ発言をしないようであれば、市場は材料視しないと思います。このため、ユーロ/ドルの戻りは1.36ドル台では鈍くなる可能性が高いと思っています。

■南アランド/円 週足(トレンドチャネル、フィボナッチ)
ZARJPY
※チャートをクリックすると拡大します。

南アランド/円は年初来の騰落率では一番下落しています。南ア準備銀行(SARB)による南アランド売りなども下落の一因となっていますが、2009年6月下旬からのレンジとなる110円台後半から112円台後半のレンジの下限を試しそうなレベルまで下落しています。昨年4月に続き本年1月もに上抜けに失敗していることから下に来ていますので、昨年5月の安値の10.95円を下に抜け、110.50円を割り込んでくると下げが加速する可能性があります。フィボナッチでみると2008年10月上旬の安値の7.69円から昨年4月上旬の13.06円を100%としたフィボナッチの61.8%押しとなる9.75円がターゲットとなる可能性があります。

■日足からのテクニカルでの注目点(矢印はトレンドの方向を予想しています)
ユーロ/円 一目均衡表(日足)の雲の上へ
カナダドル/円 21日移動平均線、一目均衡表(日足)の基準線を上抜け
豪ドル/米ドル 一目均衡表(日足)の転換線が基準線を上抜け

■変動率からの予想レンジ 08:11→NYクローズ

Ccy 予想レンジ
USDJPY 81.83 ~ 82.55
EURJPY 111.07 ~ 112.32
GBPJPY 131.77 ~ 133.15
AUDJPY 82.90 ~ 83.68
NZDJPY 62.94 ~ 63.53
CADJPY 82.72 ~ 83.63
ZARJPY 11.22 ~ 11.39
NOKJPY 14.19 ~ 14.36
MXNJPY 6.80 ~ 6.89
HKDJPY 10.50 ~ 10.60
SGDJPY 64.20 ~ 64.78
EURUSD 1.3514 ~ 1.3671

■前日のサマリー
週末の東京時間帯は中国や香港などが旧正月で市場参加者が少ないことから、市場の手掛かりとなる材料が少なく、米国の雇用統計待ちからロンドン時間まで狭いレンジでの小動きが続きました。ドル/円は81.50円~81.68円、ユーロ/ドルは1.3617ドル~1.3643ドル、ユーロ/円は111.08円~111.33円のレンジに留まりました。注目の米雇用統計は非農業部門雇用者数が3.6万人減少となり、市場予想(14.5万人増)から大幅に下振れしたことで、ドル/円は81.10円まで下落後、81.95円まで反発、ユーロ/ドルは1.3680ドルへ上昇後、1.3567ドルへと下落、ユーロ/円も111.53円へ上昇後、110.85円まで下落しました。ヘッドラインは弱かったものの、大雪などの天候不順が雇用を押し下げたとみなされたこと、2カ月連続で失業率が大幅に改善されたこと、米10年債利回りが3.65%まで上昇したことで、ドル/円は82.47円まで上昇、ユーロ/ドルは1.3543ドル、ユーロ/円は110.77円まで下落しました。
クローズはドル/円が82.19円、ユーロ/ドルが1.3586ドル、ユーロ/円は111.65円。

■株価(bloomberg.co.jp)

Index 引値 前日比
日経225 10543.52 112.16
FTSE100(英) 5997.38 14.04
DAX(独) 7216.21 22.53
NYダウ(米) 12092.15 29.89
S&P500(米) 1310.87 3.77
NASDAQ(米) 2769.30 15.42

■金利(bloomberg.co.jp)

Country 利回り 前日比
米10年債 3.64 0.09
日本10年債 1.291 0.041
英10年債 3.82 0.04
独10年債 3.26 0.04

■コモディティ価格

Commodities 引値 前日比
NY金(期近) 1349.00 -4.00
NY原油(期近) 89.03 -1.51

■本日の指標発表(FXミュージアムより)
2/7(月)
・ 08:50 日本  1月 外貨準備高 
09:30 豪 12月 小売売上高 前月比
・ 14:00 日本 12月 景気一致指数(CI)・速報値
・ 14:00 日本 12月 景気先行指数(CI)・速報値
・ 20:00 ドイツ 12月 製造業新規受注 前月比
・ 22:30 カナダ 12月 住宅建設許可件数 前月比
・ 23:00 ユーロ圏ウェーバー独連銀総裁講演
・ 02:15 ユーロ圏メルシュ・ルクセンブルク中銀総裁講演
・ 05:00 米国 12月 消費者信用残高 前月比
※経済指標の発表予定は予告なく変更になることがあります。

2011年2月 6日 (日)

2/7の週の見通し

こんばんは。今日は8km程歩きました。気候が良かったせいかもしれませんが、公園では風景をスケッチしている人たちがいました。

■ドル/円 60分足
USDJPY
※チャートをクリックすると拡大します。

■ユーロ/ドル 60分足
EURUSD
※チャートをクリックすると拡大します。

■ユーロ/円 60分足
EURJPY
チャートをクリックすると拡大します。

先週はエジプトの首都カイロなどで発生した大規模なデモからリスク回避の「スイスフラン」買いと「円」買いで31日の月曜日の朝にはユーロ/ドルが1.3569ドル、ユーロ/円が111.38円へと下落、ドル/円も81.92円まで下落しましたが、ムバラク・エジプト大統領が9月の大統領選には立候補しないことを表明し、市場が落ち着きを取り戻し、欧米の株価が上昇したため、再びリスク嗜好となり、ドルや円が売られる流れとなりました。ユーロ圏では独の失業者数が92年11月以来の低い水準となったことや景況感(PMI)の回復、消費者物価指数(HCPI)の上昇などでECBによる早期利上げのへの期待感から、2日にはユーロ/ドルが1.3860ドル、ユーロ/円が112.89円まで上昇、ドル/円は81.31円まで下落しました。しかし、4日のECB理事会後のトリシェECB総裁の定例記者会見では、「インフレに短期的な上向き圧力が見られる」としたものの「インフレ期待はしっかり抑制されている」「中期的に物価は安定して推移する見通し」と発言、これが市場の失望を呼び、ユーロ/ドルは週末にかけて1.3542ドル、ユーロ/円は110.79円へと下落、ドル/円は82.41円へと上昇しました。

豪ドルは1日に行われた豪準備銀行(RBA)の金融政策決定会合で、政策金利は据え置いたものの、「現在の金融政策は適切」「洪水からの復興需要がインフレに多大な影響を与える可能性低い」「洪水の影響については引き続き評価中」と声明を出したことから、洪水の被害で利上げのペースが後退すると予想していた一部の参加者の予想を裏切り、豪ドルは週の後半にかけて上昇し、対ドルは1月19日以来のパリティ(1ドル=1豪ドル)を超え、対円でも1月10日以来の83円台を回復しました。

通貨別では、エジプトの政情不安から資源関連通貨となる豪ドル、カナダドル、ポンドが上昇する一方、南アランドが売られています。

■週間騰落率(JPY)
JPY
チャートをクリックすると拡大します。

■週間騰落率(USD)
USD
チャートをクリックすると拡大します。

■今週の見通し
先週週末に発表された米雇用統計は、非農業部門雇用者数が3.6万人の増加に留まったものの、失業率は前回に続き0.4ポイント改善の9.0%となりました。失業率